JPH11197301A - 遊技球発射装置 - Google Patents

遊技球発射装置

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JPH11197301A
JPH11197301A JP705398A JP705398A JPH11197301A JP H11197301 A JPH11197301 A JP H11197301A JP 705398 A JP705398 A JP 705398A JP 705398 A JP705398 A JP 705398A JP H11197301 A JPH11197301 A JP H11197301A
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JP
Japan
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rack
adjustment
gear
ring
drive shaft
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JP705398A
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English (en)
Inventor
Shogo Fukushima
▲祥▼伍 福島
Kazunori Wada
員規 和田
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Fukushima Ltd
Original Assignee
Fukushima Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球発射装置においては、調節ギヤ、従動
ギヤ及び中継ギヤの取付位置と寸法がさまざまであるた
めの、設計及び製造面での負担を軽減する。 【解決手段】 遊技球発射装置10は、調節ギヤ112
と調節リング94とをラック部材122を介して接続す
る構造であるので、従来の中継ギヤ及び従動ギヤに該当
するギヤは不要である。機種等に応じて操作ダイヤル1
50の取付位置が変更され調節ギヤ112の位置の変更
が必要になる場合には、ガイドレール120の取付角度
を変更するだけでよい。調節ギヤ112と調節リング9
4の距離すなわちラック部材122の長さを長めにして
おけば、さまざまな長さのラック部材122を用意する
必要はなく、さまざまな調節ギヤ112の位置に合わせ
て、さまざまな寸法のギヤを用意したり、それらの取付
位置を変更する必要はなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機に装着
される遊技球発射装置の技術分野に属している。
【0002】
【従来の技術】普通、パチンコ機等の弾球遊技機は遊技
球を発射するための遊技球発射装置を備えている。遊技
球発射装置の構造はさまざまなものが提案され、また実
用化されているが、その一種として打球杵に前進力を与
える前進付勢手段として巻バネ(捻れコイルバネ)を使
用するものがある。この形式の遊技球発射装置は、ベー
ス板に垂直な方向に沿って該ベース板に連設された軸受
筒と、該軸受筒に保持される軸受と、該軸受により回転
自在に支持される駆動シャフトと、駆動シャフトに連結
され駆動シャフトを軸として前進及び後退揺動する打球
杵と、駆動シャフトに遊嵌された調節リングと、調節リ
ングの一方向への回転を規制するリングストッパと、駆
動シャフトに連結されて駆動シャフトと共回りするバネ
端保持部材と、調節リングをリングストッパ側に回転さ
せる方向の付勢力を発生する基底的な捻れ変形量を与え
られて、一方の端部を調節リングに保持され他方の端部
をバネ端保持部材に保持されて駆動シャフトに遊嵌さ
れ、打球杵の後退揺動に伴って捻れ変形量を増加して打
球杵を前進方向に付勢する巻バネと、操作ダイヤルの回
転変位量に応じて調節リングを回転させる変位伝達機構
と、巻バネの付勢力に抗して打球杵を後退変位させてか
ら解放する後退駆動機構とを備えるのが普通である。
【0003】従来、操作ダイヤルの回転変位量に応じて
調節リングを回転させる変位伝達機構は、操作ダイヤル
の回転軸によって回転される調節ギヤ、調節リングの外
周に設けられたギヤ部に歯合する従動ギヤ及びこれら調
節ギヤと従動ギヤの間に介在する中継ギヤから構成され
ていた。
【0004】このような変位伝達機構を備えることによ
り、操作ダイヤルの回転に応じて調節リングを回転さ
せ、調節リングに保持されている巻バネの一方の端部と
バネ端保持部材に保持されている他方の端部との相対位
置を変化させて、巻バネの捻れ変形量すなわち発射力の
強さを調節することができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、操作ダイヤ
ルの取付位置すなわちその回転軸の位置は弾球遊技機の
メーカーや機種によってさまざまであり一律ではなかっ
た。このため、回転軸に接続される調節ギヤの位置もさ
まざまになり、それに応じて例えば中継ギヤや従動ギヤ
のサイズや取付位置を変更する必要があった。つまり、
従来の遊技球発射装置においては、調節ギヤ、従動ギヤ
及び中継ギヤの取付位置と寸法がさまざまであり、設計
及び製造面での遊技球発射装置のメーカーの負担が大き
かった。
【0006】本発明は、このような遊技球発射装置の設
計及び製造面での負担を軽減することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載の遊技球発射装置は、
ベース板に垂直な方向に沿って該ベース板に連設された
軸受筒と、該軸受筒に保持される軸受と、該軸受により
回転自在に支持される駆動シャフトと、該駆動シャフト
に連結され該駆動シャフトを軸として前進及び後退揺動
する打球杵と、前記駆動シャフトに遊嵌された調節リン
グと、該調節リングの一方向への回転を規制するリング
ストッパと、前記駆動シャフトに連結されて該駆動シャ
フトと共回りするバネ端保持部材と、前記調節リングを
前記リングストッパ側に回転させる方向の付勢力を発生
する基底的な捻れ変形量を与えられて、一方の端部を前
記調節リングに保持され他方の端部を前記バネ端保持部
材に保持されて前記駆動シャフトに遊嵌され、前記打球
杵の後退揺動に伴って捻れ変形量を増加して前記打球杵
を前進方向に付勢する巻バネと、操作ダイヤルの回転変
位量に応じて前記調節リングを回転させる変位伝達機構
と、前記巻バネの付勢力に抗して前記打球杵を後退変位
させてから解放する後退駆動機構とを備える遊技球発射
装置において、前記変位伝達機構として、前記操作ダイ
ヤルの回転軸によって回転される調節ギヤと、該調節ギ
ヤに歯合する第1ラックと該第1ラックと平行となる方
向に沿って設けられ前記調節リングの外周に設けられた
ギヤ部に歯合する第2ラックとを有するラック部材と、
該ラック部材を第1ラックと第2ラックの配設方向に沿
って往復移動可能に保持するラック保持部材とを備えた
ことを特徴とする。
【0008】この遊技球発射装置では、例えば遊技者が
操作ダイヤルを回転操作すると、操作ダイヤルの回転軸
によって調節ギヤが回転される。調節ギヤが回転すると
これに歯合する第1ラックを介してラック保持部材に力
が作用し、ラック部材は平行移動し、ギヤ部が第2ラッ
クと歯合している調節リングが、ラック部材の平行移動
に伴って回転する。調節リングが回転すると、調節リン
グに保持されている巻バネの一方の端部とバネ端保持部
材に保持されている他方の端部との相対位置が変化し
て、巻バネの捻れ変形量が増加する。一方、操作ダイヤ
ルが戻されると、ラック部材が上記とは反対方向に平行
移動し、調節リングが戻るので巻バネの捻れ変形量が減
少する。ただし、リングストッパが調節リングの回転を
規制するので、巻バネの基底的な捻れ変形量が消滅する
ことはない。なお、ラック保持部材は、こうしたラック
部材の往復移動を可能にラック部材を保持している。
【0009】このように、調節ギヤと調節リングとをラ
ック部材を介して接続する構造であるので、従来の中継
ギヤ及び従動ギヤに該当するギヤは不要である。そし
て、弾球遊技機のメーカーや機種に応じて操作ダイヤル
の取付位置が変更され調節ギヤの位置の変更が必要にな
る場合には、ラック部材の往復移動方向すなわちラック
部材の取付角度を変更するだけでよい。また、調節ギヤ
と調節リングの距離すなわちラック部材の長さは、予め
こうした変更を見込んで長めにしておけば、さまざまな
長さのラック部材を用意する必要はない。よって、さま
ざまな弾球遊技機のメーカーや機種すなわちさまざまな
調節ギヤの位置に合わせて、さまざまな寸法のギヤを用
意したり、それらの取付位置を変更する必要はなくな
り、設計及び製造面での遊技球発射装置のメーカーの負
担は軽減される。
【0010】さらに、この請求項1記載の遊技球発射装
置において、請求項2記載のように、前記ラック部材と
ラック保持部材との一方に前記ラック部材の往復移動方
向に沿った案内溝を設け、他方には該案内溝を摺動する
凸部を設ければ、ラック部材は案内溝に沿って往復移動
することになり、ラック部材の移動経路を良好に安定さ
せることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面を参
照して説明することにより、発明の実施の形態を具体的
に説明する。
【0012】
【実施例】図1に示すように、本実施例の遊技球発射装
置10は、金属製のベース板12にて各部を支持する構
造である。ベース板12には、緩衝連結部材としての一
対のモータ支持ピン14が立設されている。図2に示す
ように、モータ支持ピン14は、一方の面にボルト16
が固着された金属板18の他方の面間にウレタンゴム製
の緩衝軸20をはさみ、金属板18と緩衝軸20とを加
硫接着したものである。図1に示すように、これらモー
タ支持ピン14は、一方のボルト16をベース板12に
貫通させてナット締めにて固定されている。駆動源とし
てのステッピングモータ22は、モータ支持ピン14の
他方のボルト16をボルト孔24に貫通させて袋ナット
26にて締め付けることで、ベース板12に取付けられ
ている。
【0013】このようにステッピングモータ22をベー
ス板12取付けた際には、ステッピングモータ22の出
力軸28に取付けられている駆動カム30が、アームピ
ン31を介してヒットアーム32に取付けられているア
ームローラ34に対応する位置になる。ステッピングモ
ータ22が稼働して駆動カム30が回動すると、駆動カ
ム30がアームローラ34に当接してこれを押圧してヒ
ットアーム32と共に打球杵36を後退側に揺動変位さ
せ、さらに駆動カム30が回動すると駆動カム30がア
ームローラ34から離脱して押圧力を解除するので、ヒ
ットアーム32および打球杵36は前進側に復帰可能と
なり、後述する巻バネ96の付勢力によって前進して、
その先端の打球バネ38にて図示しない発射レール上の
遊技球を打撃することになる。
【0014】図3に示すように、アームピン31は、頭
31a、支持軸31bおよび嵌着軸31cからなり、支
持軸31bをアームローラ34に貫通させ、嵌着軸31
cはヒットアーム32の先端に嵌着されている。従って
アームローラ34は、頭31aとヒットアーム32とに
よって軸方向の移動は規制されるが、支持軸31bを軸
として回転自在である。また、ヒットアーム32には、
後述する駆動シャフト72を貫通させる角穴32aが設
けられている。
【0015】図4に示すように、アームローラ34は、
焼結金属製のローラ本体34aとその外面に嵌合された
ウレタンゴム製の表層ゴム34bとからなっている。ロ
ーラ本体34aには溝34cが設けられ、この溝34c
に表層ゴム34bの凸条34dが係合されており、この
係合により表層ゴム34bの脱落を防止している。な
お、表層ゴム34bの厚みは、凸条34dを含んで0.
8mm、他の部分は0.3mmである。
【0016】図1に戻り、ベース板12には、打球杵3
6の前進位置を規定するとともに、打撃時の衝撃を吸収
するための上ストッパゴム40並びに下ストッパゴム4
2が取付けられ、また図示しない発射レール上に遊技球
を1球ずつ供給する発射球供給機構(図示しない)を駆
動するためのスライダ機構44が取付けられている。
【0017】図5に示すように、スライダ機構44は、
プラスチック製でベース板12に固定される筒状のケー
ス46を備えている。ケース46にはスライド孔46a
が設けられ、そのスライド孔46aにプラスチック製の
スライダ48が挿入されている。スライダ48は、スラ
イド孔46a内を摺動する基部48a及び筒内摺動部4
8b、基部48a側の端部に設けられたローラ軸48
c、筒内摺動部48bに連設する芯保持部48eからな
り、芯保持部48eには軸方向に沿った溝48fが設け
られている。
【0018】スライダ48は、芯保持部48eを圧縮バ
ネ50に挿通させた状態で、圧縮バネ50と共にスライ
ド孔46aに挿通されており、溝48fにはスライド孔
46a内に突出する一対の突起46bが挿通されてい
る。このため、スライダ48は、スライド孔46a内を
昇降往復可能であるが、溝48fに挿通された突起46
bによって回転は阻止される。また、突起46bは圧縮
バネ50がスライド孔46aから抜け出すのを阻んでい
る。
【0019】さらに、スライド孔46aから突出してい
る芯保持部48eの先端に設けられた孔48gにはロッ
ドピン52の端部が嵌入され、その上方からロッドピン
52の内側を貫通する座付きネジ54がネジ孔48hに
螺着されている。一方、ローラ軸48cにはローラ56
が回転自在に外嵌され、スリットワッシャ58がローラ
56の脱落を防いでいる。
【0020】図1に示すように、スライダ機構44は、
ローラ56を打球杵36の突上部36aに当接してお
り、圧縮バネ50はスライダ48を押し下げる方向に付
勢している。すなわち、ローラ56は、圧縮バネ50の
付勢力によって突上部36aに押し付けられていて、常
に突上部36aに接している。
【0021】図6及び図7に示すように、ベース板12
には軸受筒60が設けられ、軸受筒60内にはリングス
ペーサ62を挟んで、軸受としての一対のボールベアリ
ング64a、64bが挿入されている。また軸受筒60
には上下2箇所のスペーサ孔60aが設けられ、それぞ
れ軸受スペーサ66が差し込まれている。軸受スペーサ
66の外面は軸受筒60の外周面(円筒面)と整合する
曲面に形成されており、軸受スペーサ66をスペーサ孔
60aに挿入した際には軸受スペーサ66の外面は軸受
筒60の外周面と段差なく滑らかに連続する。また、軸
受スペーサ66の厚さ(軸受筒60の軸方向に沿った厚
さ)はリングスペーサ62の厚さと等しく、これらリン
グスペーサ62と軸受スペーサ66とにより両ボールベ
アリング64a、64bの間隔が保持されている。そし
て、軸受筒60には保持筒68が外嵌され、軸受スペー
サの脱落を防いでいる。なお、図6に示される保持筒6
8の鍔68bに設けられた切欠68aはリングストッパ
70を通すためのものである。
【0022】両ボールベアリング64a、64bおよび
リングスペーサ62を駆動シャフト72が回転自在に貫
通している。駆動シャフト72の基端部72aおよび先
端部72bは一部が削ぎ落とされ、互いに平行な一対の
平面が形成されている。駆動シャフト72に連結あるい
は保持される各部について、まず基端部72a側を説明
する。なお、以下の説明で参照する図7は、駆動シャフ
ト72の周辺の構造を明瞭に示すために、上ストッパゴ
ム40、下ストッパゴム42、スライダ機構44等の図
示は省略している。
【0023】図6及び図7に示すように、基端部72a
にはフランジ72cに接してヒットアーム32の角穴3
2aが外嵌されている。次に、基端部72aには、打球
杵36の突上部36aと脚36bとの間に形成されたシ
ャフト溝36cが係合されている。さらに、その打球杵
36を覆うように配されたアダプタ74の角穴74aが
基端部72aに外嵌されている。図6に示されるよう
に、このアダプタ74には角柱状の突起74bと半月状
の突起74cが設けられており、角柱状の突起74bは
シャフト溝36cに緩みなく挿通され、半月状の突起7
4cは脚36bの背面側に接し、脚36bは突起74
b、74cに挟まれた状態となっている。また、アダプ
タ74には位置決ピン74dが設けられており、この位
置決ピン74dは打球杵36のピン孔36dに嵌合して
いる。そして、図7に示すように、これらヒットアーム
32、打球杵36およびアダプタ74を、駆動シャフト
72のフランジ72cとで挟み付けるようにして、ナッ
ト76が締め付けられている。このため、ヒットアーム
32および打球杵36は、駆動シャフト72と共回りす
る。
【0024】また、駆動シャフト72の貫通孔72dに
は、図6に示されるように小判状の断面を有する摘取付
部78a、これとは反対側に設けられた調節カム78
b、摘取付部78aと調節カム78bとの間を連結する
軸部78cからなる調節シャフト78が回転自在に貫通
している(図7参照)。図7に示すように、この調節シ
ャフト78の摘取付部78aは駆動シャフト72の基端
部72aから突出し、バネ受80の孔80aおよび圧縮
コイルバネである予圧バネ82を貫通し、さらにラチェ
ット板84の係合孔84aを貫通し、ラチェットカバー
86の摘挿通孔86aを貫通して調節摘88の係合孔8
8aに係合している。
【0025】図6及び図7に示すように、ラチェットカ
バー86の摘挿通孔86aの周囲には放射状の歯山から
なる歯面86bが設けられ、ラチェット板84にも歯面
86bと対面する部分に同様の歯面84c(図6には示
されない)が設けられており、互いに歯合する構造であ
る。なお、これら歯面84c、86bを形成する歯山の
断面形状は山形である。また、ラチェットカバー86の
内壁に設けられた突起86cはラチェット板84の切欠
部84bに対応していて、突起86cが切欠部84b内
に納まる範囲で、ラチェットカバー86とラチェット板
84との相対回転が可能である。
【0026】図7に示すように、このラチェットカバー
86は、ラチェット板84および予圧バネ82を収容し
た状態で、ラチェットカバー86のビス孔86eおよび
バネ受80のビス孔80bを共通に貫き、アダプタ74
のネジ孔74eに螺合するビス90によって、アダプタ
74に取付けられている。また、調節摘88は、軸88
bをラチェットカバー86の摘挿通孔86aに挿通させ
ており、ビス92によって調節シャフト78の摘取付部
78aに螺着されている。なお、調節摘88とラチェッ
トカバー86との間には隙間があり、調節摘88を調節
シャフト78の軸方向に沿って移動させることができ
る。
【0027】このように組み付けられたとき、ラチェッ
ト板84は予圧バネ82によって付勢されてラチェット
カバー86に押し付けられ、ラチェットカバー86の歯
面86bとラチェット板84の歯面84cとの歯合によ
りラチェットカバー86との相対回転を阻まれており、
ラチェットカバー86とラチェット板84は調節シャフ
ト78を軸として、またラチェットカバー86が連結さ
れている駆動シャフト72を軸として共回りする。しか
し、調節摘88を設定以上の力で回せば、予圧バネ82
の付勢力に抗してラチェット板84の歯面84cとラチ
ェットカバー86の歯面86bの歯合位置を変化させ、
ラチェット板84を回転させてラチェットカバー86と
ラチェット板84との相対回転位置を変えることができ
る。
【0028】次に、駆動シャフト72の先端部72b側
の構造について、図6及び図7を参照して説明する。既
に説明したとおり、駆動シャフト72は軸受筒60内の
ボールベアリング64a、64bに保持され、駆動シャ
フト72の貫通孔72dを調節シャフト78が回転自在
に貫通し、軸受筒60には保持筒68が外嵌されてい
る。
【0029】軸受筒60には、ギヤ部94a、複数のバ
ネ溝94bおよびギヤ部94aに連続して設けられた回
転規制部94cを有する調節リング94が回動自在に外
嵌されている。なお、調節リング94の回転規制部94
cは、図6及び図9に示されるリングストッパ70に当
接し、それによって図6及び図9における時計回り方向
への回転を阻まれている。
【0030】また、軸受筒60には巻バネ96が遊嵌さ
れており、巻バネ96の一方の端部96aは図9に示さ
れるように調節リング94のバネ溝94bの一つに係止
されている。巻バネ96の他方の端部96bは、一対の
ナット98によって挟圧されて駆動シャフト72の先端
部72bに取付けられているトルクキャップ100の長
孔100aを貫通し、バネ端保持部材に該当するカム受
レバー102のバネ孔102aに貫通し、保持されてい
る。
【0031】なお、図7に示されるように、巻バネ96
は調節リング94とトルクキャップ100との間で圧縮
状態にされており、調節リング94を介して保持筒68
の鍔68bをベース板12に向けて押圧し、保持筒68
の軸方向の位置の変化を防止している。このため、保持
筒68と軸受筒60とを強く嵌合させる必要はない(緩
いはめ合わせで十分である)。
【0032】カム受レバー102は、軸孔102bをト
ルクキャップ100の一方のビス受100bに支持さ
れ、このビス受100bを中心にして揺動可能である。
また、カム受レバー102の中心部に設けられているカ
ム受孔102cには調節シャフト78の調節カム78b
が挿通されている。さらに、カム受レバー102は安全
キャップ104にカバーされており、安全キャップ10
4は、トルクキャップ100のビス受100b、100
cに螺合する2本のビス106により、トルクキャップ
100に連結されている。
【0033】なお、巻バネ96は、予め基底的な捻れ変
形が与えられて組み付けられており、調節リング94に
対しては回転規制部94cをリングストッパ70に押し
付ける方向の付勢力を及ぼし、カム受レバー102に対
してはこれと逆向きの付勢力を及ぼしている。ただし、
既述したように調節摘88を設定以上の力で回せば、ラ
チェット板84を回転させてラチェットカバー86とラ
チェット板84との相対回転位置を変えることができ、
それと共に図8に示されるように調節カム78bにてカ
ム受レバー102の揺動位置を変化させることができ
る。このとき、ラチェットカバー86を、図8における
時計回り方向(図8(c)参照)に揺動変位させれば巻
バネ96の基底的な捻れ変形量が増加し、図8における
反時計回り方向(図8(d)参照)に揺動変位させれば
巻バネ96の基底的な捻れ変形量が減少する。すなわ
ち、このような操作を行うことによって、巻バネ96の
基底的な捻れ変形量を強弱調節することができる。そし
て、カム受レバー102の揺動位置を所望の位置にして
(すなわち巻バネ96の基底的な捻れ変形量を所望の量
にして)、調節摘88に加えていた力を解除すれば、ラ
チェット板84とラチェットカバー86の歯合が復活さ
れラチェット板84とラチェットカバー86の相対回転
が不能になるので、カム受レバー102の揺動位置(巻
バネ96の基底的な捻れ変形量)はその状態で維持され
る。このようにして、巻バネ96の基底的な捻れ変形量
の調節を行える。
【0034】次に、遊技者が巻バネ96の捻れ変形量
(発射力の強弱)を調節するための機構について説明す
る。図6に示すように、ベース板12にはギヤ軸110
が設けられ、このギヤ軸110には調節ギヤ112が回
転自在に外嵌され、ギヤ軸110に螺合するビス114
にて調節ギヤ112の脱落が防止されている。また、調
節ギヤ112の3箇所の孔112aに脚116aを係合
してカップリング116が取付けられている。遊技球発
射装置10を弾球遊技機に装着した際には、図10に示
されるようにカップリング116の操作軸孔116bに
操作ダイヤル150の操作軸152が差し込まれ、遊技
者が操作ダイヤル150を回動操作すると調節ギヤ11
2が回動される。
【0035】一方、図6、図7および図9に示すよう
に、ベース板12には、2本のビス118によりラック
保持部材としてのガイドレール120が取付けられ、ガ
イドレール120とベース板12との間にはラック部材
122が保持されている。ラック部材122には、ガイ
ドレール120の案内溝120aに挿通される凸部に該
当する凸条122aが設けられており、ラック部材12
2は、凸条122aを案内溝120a内で摺動させてガ
イドレール120に沿って往復移動できる。ラック部材
122には、第1ラック122bと第2ラック122c
との2つのラック溝が設けられており、図9に示される
ように第1ラック122bは調節ギヤ112と歯合して
いる。また、図7に示されるように、第2ラック122
cは調節リング94のギヤ部94aと歯合している。し
たがって、上述したように調節ギヤ112が回動操作さ
れると、ラック部材122がガイドレール120に沿っ
て往復移動し、調節リング94が回動される。すると、
巻バネ96の捻れ変形量が変化する。
【0036】以上のような構成になる遊技球発射装置1
0では、ステッピングモータ22を稼働させて駆動カム
30を回動させると、駆動カム30がアームローラ34
に当接してこれを押圧してヒットアーム32と共に打球
杵36を後退側(図1における反時計回り方向、図6に
おける時計回り方向)に揺動変位させる。それに伴って
駆動シャフト72が回転し、駆動シャフト72連結され
ているトルクキャップ100、安全キャップ104、ア
ダプタ74等も共回りする。駆動シャフト72の回転
は、アダプタ74及びバネ受80を介してラチェットカ
バー86に伝達され、これを回転させる。すると、ラチ
ェットカバー86と歯合しているラチェット板84が回
転し、それによって調節シャフト78も回転する。この
ため、カム受レバー102がトルクキャップ100と共
に回転し、巻バネ96の捻れ変形量を増大させる。すな
わち、打球杵36を後退側に揺動変位させ巻バネ96の
捻れ変形量を増大させる。
【0037】さらに駆動カム30が回動すると駆動カム
30がアームローラ34から離脱して押圧力を解除する
ので、ヒットアーム32および打球杵36は前進側に復
帰可能となり、駆動シャフト72、調節シャフト78及
びこれらに連結されている各部が、巻バネ96の反発力
によって上記とは逆方向に戻り回転させられる。この戻
り回転に伴う打球杵36の前進揺動により、図示しない
発射レール上の遊技球を打撃することになる。
【0038】このとき、遊技者が図10に示される操作
ダイヤル150を回動操作して、調節ギヤ112を図9
及び図10における時計回り方向に回動させると、ラッ
ク部材122がガイドレール120に沿って右方向に移
動し調節リング94が反時計回りに回動されるので、ヒ
ットアーム32による駆動シャフト72の回転に伴う巻
バネ96の捻れ変形量が増加し、巻バネ96の反発力す
なわち打球杵36の打撃力が強められる。
【0039】また、遊技者が操作ダイヤル150を回動
量を減少させる側に操作すれば(操作ダイヤル150を
戻せば)、上述のようにして増加させた巻バネ96の捻
れ変形量を減少させることができる。すなわち、打球杵
36の打撃力は、(巻バネ96の基底的な変形量)+ヒ
ットアーム32の揺動変位に伴う駆動シャフト72の回
転による変形量)+(遊技者の操作による調節リング9
4の回動による変形量)に応じたものとなる。これらの
うち、巻バネ96の基底的な変形量は調節摘88の操作
によって調節できるが、これは遊技機メーカーあるいは
遊技店が調節するもので、遊技者が調節するわけではな
い。また、駆動シャフト72の回転による変形量はほぼ
一定である。結局、遊技者は操作ダイヤル150を操作
して所望の発射力に調節することになる。
【0040】なお、遊技者が操作ダイヤル150を解放
すれば、巻バネ96の反発力に抗して調節リング94を
回動させていた外力がなくなるわけで、その場合には、
調節リング94が巻バネ96の反発力によって戻り方向
に回転し、ラック部材122が引き戻され、調節ギヤ1
12が回転し、操作ダイヤル150は操作前の状態に戻
る。すなわち、操作ダイヤル150を復帰させるための
バネ手段等は不要である。
【0041】このように、本実施例の遊技球発射装置1
0は、調節ギヤ112と調節リング94とをラック部材
122を介して接続する構造であるので、従来の中継ギ
ヤ及び従動ギヤに該当するギヤは不要である。そして、
弾球遊技機のメーカーや機種に応じて操作ダイヤル15
0の取付位置が変更され調節ギヤ112の位置の変更が
必要になる場合には、ラック部材122の往復移動方向
すなわちガイドレール120の取付角度を変更するだけ
でよい。また、調節ギヤ112と調節リング94の距離
すなわちラック部材122の長さは、予めこうした変更
を見込んで長めにしておけば、さまざまな長さのラック
部材122を用意する必要はない。よって、さまざまな
弾球遊技機のメーカーや機種すなわちさまざまな調節ギ
ヤ112の位置に合わせて、さまざまな寸法のギヤを用
意したり、それらの取付位置を変更する必要はなくな
り、設計及び製造面での遊技球発射装置のメーカーの負
担は軽減される。
【0042】しかも、この遊技球発射装置10において
は、ガイドレール120に案内溝120aを設け、ラッ
ク部材122には案内溝120aに挿通される凸条12
2aが設けられており、ラック部材122は、凸条12
2aを案内溝120a内で摺動させてガイドレール12
0に沿って往復移動する。したがって、ラック部材12
2の移動経路は正確に案内溝120aに沿ったものとな
り極めて正確になる。
【0043】以上、実施例に従って、本発明の実施の形
態について説明したが、本発明はこの例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざま
に実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の遊技球発射装置のステッピングモー
タ側の斜視図である。
【図2】 実施例の遊技球発射装置で用いているモータ
支持ピンの斜視図である。
【図3】 実施例の遊技球発射装置におけるヒットアー
ム、アームローラおよびアームピンの位置関係を示す分
解斜視図である。
【図4】 アームローラの内部構造を示す断面図であ
る。
【図5】 実施例の遊技球発射装置で用いているスライ
ダ機構の分解斜視図である。
【図6】 実施例の遊技球発射装置の打球杵に付勢力を
及ぼすための構造を説明する分解斜視図である。
【図7】 実施例の遊技球発射装置の巻バネの周辺部の
構造を説明する部分断面図である。
【図8】 巻バネの基底的な変形量の調節の説明図であ
り、図8(a)は調節摘付近とカム受レバー付近の部分
断面図、図8(c)はカム受レバーが中立位置にある時
の説明図、図8(c)は巻バネの基底的な変形量を増加
させる方向にカム受レバーを揺動変位させた時の説明
図、図8(d)は巻バネの基底的な変形量を減少させる
方向にカム受レバーを揺動変位させた時の説明図であ
る。
【図9】 実施例の遊技球発射装置の巻バネ側の斜視図
である。
【図10】 実施例の遊技球発射装置と操作ダイヤルと
の接続関係を説明する斜視図である。
【符号の説明】
10…遊技球発射装置 12…ベース板 14…モ
ータ支持ピン 16…ボルト 18…金属板 20…緩衝軸 22…ステッピングモータ(後退駆動機構) 24…
ボルト孔 26…袋ナット 28…出力軸(後退駆動機構) 30…駆動カム(後退駆動機構) 31…アームピン 32…ヒットアーム 34…アームローラ 36…
打球杵 38…打球バネ 40…上ストッパゴム 42…下
ストッパゴム 44…スライダ機構 46…ケース 48…スライ
ダ 50…圧縮バネ 52…ロッドピン 54…座付き
ネジ 56…ローラ 58…スリットワッシャ 60…軸
受筒 62…リングスペーサ 64a、64b…ボールベア
リング(軸受) 66…軸受スペーサ 68…保持筒 70…リング
ストッパ 72…駆動シャフト 74…アダプタ 76…ナッ
ト 78…調節シャフト 80…バネ受 82…予圧バ
ネ 84…ラチェット板 86…ラチェットカバー 8
8…調節摘 90…ビス 92…ビス 94…調節リング 9
4a…ギヤ部 94b…バネ溝 94c…回転規制部 96…巻バ
ネ 96a…端部 96b…端部 98…ナット 100…トルクキャップ 102…カム受レバー(バ
ネ端保持部材) 102a…バネ孔 102b…軸孔 102c…カ
ム受孔 104…安全キャップ 106…ビス 110…ギ
ヤ軸 112…調節ギヤ 114…ビス 116…カップ
リング 118…ビス 120…ガイドレール(ラック保持部
材) 120a…案内溝 122…ラック部材 122a
…凸条(凸部) 122b…第1ラック 122c…第2ラック 1
50…操作ダイヤル 152…操作軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース板に垂直な方向に沿って該ベース
    板に連設された軸受筒と、該軸受筒に保持される軸受
    と、該軸受により回転自在に支持される駆動シャフト
    と、該駆動シャフトに連結され該駆動シャフトを軸とし
    て前進及び後退揺動する打球杵と、前記駆動シャフトに
    遊嵌された調節リングと、該調節リングの一方向への回
    転を規制するリングストッパと、前記駆動シャフトに連
    結されて該駆動シャフトと共回りするバネ端保持部材
    と、前記調節リングを前記リングストッパ側に回転させ
    る方向の付勢力を発生する基底的な捻れ変形量を与えら
    れて、一方の端部を前記調節リングに保持され他方の端
    部を前記バネ端保持部材に保持されて前記駆動シャフト
    に遊嵌され、前記打球杵の後退揺動に伴って捻れ変形量
    を増加して前記打球杵を前進方向に付勢する巻バネと、
    操作ダイヤルの回転変位量に応じて前記調節リングを回
    転させる変位伝達機構と、前記巻バネの付勢力に抗して
    前記打球杵を後退変位させてから解放する後退駆動機構
    とを備える遊技球発射装置において、 前記変位伝達機構として、 前記操作ダイヤルの回転軸によって回転される調節ギヤ
    と、 該調節ギヤに歯合する第1ラックと該第1ラックと平行
    となる方向に沿って設けられ前記調節リングの外周に設
    けられたギヤ部に歯合する第2ラックとを有するラック
    部材と、 該ラック部材を第1ラックと第2ラックの配設方向に沿
    って往復移動可能に保持するラック保持部材とを備えた
    ことを特徴とする遊技球発射装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技球発射装置におい
    て、 前記ラック部材とラック保持部材との一方に前記ラック
    部材の往復移動方向に沿った案内溝を設け、他方には該
    案内溝を摺動する凸部を設けたことを特徴とする遊技球
    発射装置。
JP705398A 1998-01-16 1998-01-16 遊技球発射装置 Pending JPH11197301A (ja)

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