JPH11199536A - ベンズアルデヒド類の製造方法 - Google Patents
ベンズアルデヒド類の製造方法Info
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- JPH11199536A JPH11199536A JP147798A JP147798A JPH11199536A JP H11199536 A JPH11199536 A JP H11199536A JP 147798 A JP147798 A JP 147798A JP 147798 A JP147798 A JP 147798A JP H11199536 A JPH11199536 A JP H11199536A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/42—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by hydrolysis
- C07C45/43—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by hydrolysis of >CX2 groups, X being halogen
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 金属塩類触媒を用いずにベンザルハロゲン化
物類と水を混合及び加熱した際の加水分解速度を向上さ
せる方法を提供する。 【解決手段】 置換又は無置換のベンザルハロゲン化物
類を加水分解して対応する一般式2のベンズアルデヒド
類を製造する方法において、水及び/又はベンザルハロ
ゲン化物類に親和性のある触媒の存在下で加水分解す
る。 (Xはハロゲン原子を示し、Yはハロゲン原子、アルキ
ル基、ニトロ基又はフェノキシ基を示す。またnは0〜
5を示す)
物類と水を混合及び加熱した際の加水分解速度を向上さ
せる方法を提供する。 【解決手段】 置換又は無置換のベンザルハロゲン化物
類を加水分解して対応する一般式2のベンズアルデヒド
類を製造する方法において、水及び/又はベンザルハロ
ゲン化物類に親和性のある触媒の存在下で加水分解す
る。 (Xはハロゲン原子を示し、Yはハロゲン原子、アルキ
ル基、ニトロ基又はフェノキシ基を示す。またnは0〜
5を示す)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医薬、農薬、染料、
香料その他有機合成原料として有用なベンズアルデヒド
類の製造方法に関するものである。
香料その他有機合成原料として有用なベンズアルデヒド
類の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベンザルハロゲン化物類を単に水と混合
し、加熱するだけでは、ベンズアルデヒド類への加水分
解速度は遅いため、従来種々の金属塩類触媒を用いてベ
ンザルハロゲン化物類を加水分解し、ベンズアルデヒド
類を製造する方法が知られている。例えば、 (1)塩化第一銅又は塩化第二銅の存在化、ベンザルク
ロリドを加水分解してベンズアルデヒドを製造する方法
(特公昭46−7927号公報参照)。 (2)鉄塩の水溶液をベンザルクロリド類に添加し加水
分解して、ベンズアルデヒド類を製造する方法(特公昭
48−693号公報参照)。 (3)無水塩化亜鉛の存在下、ベンザルクロリド類を加
水分解し、ベンズアルデヒド類を製造する方法(特公昭
38−766号号公報参照)。
し、加熱するだけでは、ベンズアルデヒド類への加水分
解速度は遅いため、従来種々の金属塩類触媒を用いてベ
ンザルハロゲン化物類を加水分解し、ベンズアルデヒド
類を製造する方法が知られている。例えば、 (1)塩化第一銅又は塩化第二銅の存在化、ベンザルク
ロリドを加水分解してベンズアルデヒドを製造する方法
(特公昭46−7927号公報参照)。 (2)鉄塩の水溶液をベンザルクロリド類に添加し加水
分解して、ベンズアルデヒド類を製造する方法(特公昭
48−693号公報参照)。 (3)無水塩化亜鉛の存在下、ベンザルクロリド類を加
水分解し、ベンズアルデヒド類を製造する方法(特公昭
38−766号号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来方法は以下の欠点を有しており工業的に適した方
法ではない。即ち、(1)の塩化第一銅又は塩化第二銅
を使用する方法は、触媒の使用量を増加したり反応温度
を高くした場合、分解物を副生する。(2)の鉄塩を触
媒として使用する方法は、副反応として鉄塩触媒がフリ
ーデルクラフツ触媒として作用し樹脂化を起こす可能性
を有している。(3)の無水塩化亜鉛を触媒として使用
する方法は、触媒として使用する無水塩化亜鉛が有機化
合物の脱水剤として用いられるほど極めて吸湿性が強い
ため、工業的に取り扱いが容易でない。また、上記
(1)、(2)及び(3)のいずれの方法も、副生ハロ
ゲン化水素ガスの発生を伴うため、ベンザルハロゲン化
物類及びベンズアルデヒド類の融点が高い場合、排ガス
ライン内で結晶化し閉塞する可能性を有している。そし
て設備的にも、副生ハロゲン化水素ガスを吸収させる設
備が必要である。
の従来方法は以下の欠点を有しており工業的に適した方
法ではない。即ち、(1)の塩化第一銅又は塩化第二銅
を使用する方法は、触媒の使用量を増加したり反応温度
を高くした場合、分解物を副生する。(2)の鉄塩を触
媒として使用する方法は、副反応として鉄塩触媒がフリ
ーデルクラフツ触媒として作用し樹脂化を起こす可能性
を有している。(3)の無水塩化亜鉛を触媒として使用
する方法は、触媒として使用する無水塩化亜鉛が有機化
合物の脱水剤として用いられるほど極めて吸湿性が強い
ため、工業的に取り扱いが容易でない。また、上記
(1)、(2)及び(3)のいずれの方法も、副生ハロ
ゲン化水素ガスの発生を伴うため、ベンザルハロゲン化
物類及びベンズアルデヒド類の融点が高い場合、排ガス
ライン内で結晶化し閉塞する可能性を有している。そし
て設備的にも、副生ハロゲン化水素ガスを吸収させる設
備が必要である。
【0004】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、金属塩類触媒を用いずにベンザル
ハロゲン化物類と水を混合及び加熱した際の加水分解速
度を向上させる方法を提供することである。
であり、その目的は、金属塩類触媒を用いずにベンザル
ハロゲン化物類と水を混合及び加熱した際の加水分解速
度を向上させる方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべくベンズアルデヒド類の工業的合成法につい
て検討した。その結果、有機スルホン酸化合物とその塩
類、ポリオキシアルキレングリコール類とその誘導体、
アルコキシアルコール類、第4級アンモニゥム塩類等
の、水及び/又はベンザルハロゲン化物類に親和性のあ
る触媒を存在させることにより、加水分解速度を上昇さ
せることができることを見出した。更に副生したハロゲ
ン化水素の一部又は全てを共存する水に吸収させること
により工業的に簡便な合成ができることを見出し本発明
を完成するに至った。
を解決すべくベンズアルデヒド類の工業的合成法につい
て検討した。その結果、有機スルホン酸化合物とその塩
類、ポリオキシアルキレングリコール類とその誘導体、
アルコキシアルコール類、第4級アンモニゥム塩類等
の、水及び/又はベンザルハロゲン化物類に親和性のあ
る触媒を存在させることにより、加水分解速度を上昇さ
せることができることを見出した。更に副生したハロゲ
ン化水素の一部又は全てを共存する水に吸収させること
により工業的に簡便な合成ができることを見出し本発明
を完成するに至った。
【0006】即ち本発明は、置換又は無置換のベンザル
ハロゲン化物類を加水分解して対応するベンズアルデヒ
ド類を製造する方法において、水及び/又はベンザルハ
ロゲン化物類に親和性のある触媒の存在下で加水分解反
応を行うことを特徴とするベンズアルデヒド類の製造方
法である。
ハロゲン化物類を加水分解して対応するベンズアルデヒ
ド類を製造する方法において、水及び/又はベンザルハ
ロゲン化物類に親和性のある触媒の存在下で加水分解反
応を行うことを特徴とするベンズアルデヒド類の製造方
法である。
【0007】以下に本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明の方法で用いられるベンザルハロゲ
ン化物類としては、特に限定するものではないが、下記
一般式(1)
ン化物類としては、特に限定するものではないが、下記
一般式(1)
【0009】
【化3】
【0010】で表されるベンザルハロゲン化物類が好適
なものとして例示される。式中、Xはフッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等のハロゲン原子を表し、Yはハロゲン原
子、アルキル基、ニトロ基、フェノキシ基等の置換基を
表し、nは0〜5の整数を表す。
なものとして例示される。式中、Xはフッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等のハロゲン原子を表し、Yはハロゲン原
子、アルキル基、ニトロ基、フェノキシ基等の置換基を
表し、nは0〜5の整数を表す。
【0011】上記一般式(1)で表されるベンザルハロ
ゲン化物類としては、具体的には、ベンザルクロライ
ド、ベンザルブロマイド、o−,m−又はp−クロロベ
ンザルクロライド、o−,m−又はp−ブロモベンザル
クロライド、o−,m−又はp−フルオロベンザルクロ
ライド、o−,m−又はp−クロロベンザルブロマイ
ド、o−,m−又はp−ブロモベンザルブロマイド、o
−,m−又はp−フルオロベンザルブロマイド、2,4
−ジブロモベンザルブロマイド、2,6−ジブロモベン
ザルブロマイド、2,4,6−トリクロロベンザルクロ
ライド、α,α,α,α−テトラブロモ−o−キシレ
ン、α,α,α,α−テトラブロモ−m−キシレン、
α,α,α,α−テトラブロモ−p−キシレン、o−,
m−又はp−ニトロベンザルクロライド、o−,m−又
はp−ニトロベンザルブロマイド、o−,m−又はp−
フェノキシベンザルクロライド、o−,m−又はp−フ
ェノキシベンザルブロマイド、o−,m−又はp−メト
キシベンザルクロライド、o−,m−又はp−メトキシ
ベンザルブロマイド、o−,m−又はp−シアノベンザ
ルクロライド、o−,m−又はp−シアノベンザルブロ
マイド、o−,m−又はp−メチルベンザルクロライ
ド、o−,m−又はp−メチルベンザルブロマイド、o
−,m−又はp−ブチルベンザルクロライド、o−,m
−又はp−ブチルベンザルブロマイド等が例示される。
ゲン化物類としては、具体的には、ベンザルクロライ
ド、ベンザルブロマイド、o−,m−又はp−クロロベ
ンザルクロライド、o−,m−又はp−ブロモベンザル
クロライド、o−,m−又はp−フルオロベンザルクロ
ライド、o−,m−又はp−クロロベンザルブロマイ
ド、o−,m−又はp−ブロモベンザルブロマイド、o
−,m−又はp−フルオロベンザルブロマイド、2,4
−ジブロモベンザルブロマイド、2,6−ジブロモベン
ザルブロマイド、2,4,6−トリクロロベンザルクロ
ライド、α,α,α,α−テトラブロモ−o−キシレ
ン、α,α,α,α−テトラブロモ−m−キシレン、
α,α,α,α−テトラブロモ−p−キシレン、o−,
m−又はp−ニトロベンザルクロライド、o−,m−又
はp−ニトロベンザルブロマイド、o−,m−又はp−
フェノキシベンザルクロライド、o−,m−又はp−フ
ェノキシベンザルブロマイド、o−,m−又はp−メト
キシベンザルクロライド、o−,m−又はp−メトキシ
ベンザルブロマイド、o−,m−又はp−シアノベンザ
ルクロライド、o−,m−又はp−シアノベンザルブロ
マイド、o−,m−又はp−メチルベンザルクロライ
ド、o−,m−又はp−メチルベンザルブロマイド、o
−,m−又はp−ブチルベンザルクロライド、o−,m
−又はp−ブチルベンザルブロマイド等が例示される。
【0012】本発明において用いられる触媒は、水及び
/又はベンザルハロゲン化物類に親和性を有するもので
あれば特に限定するものではないが、例えば、有機スル
ホン酸化合物とその塩類、ポリオキシアルキレングリコ
ール類とその誘導体、アルコキシアルコール類、第4級
アンモニゥム塩類等が挙げられる。
/又はベンザルハロゲン化物類に親和性を有するもので
あれば特に限定するものではないが、例えば、有機スル
ホン酸化合物とその塩類、ポリオキシアルキレングリコ
ール類とその誘導体、アルコキシアルコール類、第4級
アンモニゥム塩類等が挙げられる。
【0013】有機スルホン酸化合物とその塩類の具体例
としては、トルエンスルホン酸、ポリスチレンスルホン
酸、トルエンスルホン酸ナトリウム、ポリスチレンスル
ホン酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム等を挙げる
ことができる。ポリオキシアルキレングリコール類とそ
の誘導体の具体例としては、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール等を挙げることができる。ア
ルコキシアルコール類の具体例としては、メチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ等を挙げることができる。第4
級アンモニゥム塩類の具体例としては、テトラブチルア
ンモニゥムブロマイド、セチルトリメチルアンモニゥム
ブロマイド等を挙げることができる。これらのうち特に
好ましいのは、トルエンスルホン酸である。
としては、トルエンスルホン酸、ポリスチレンスルホン
酸、トルエンスルホン酸ナトリウム、ポリスチレンスル
ホン酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム等を挙げる
ことができる。ポリオキシアルキレングリコール類とそ
の誘導体の具体例としては、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール等を挙げることができる。ア
ルコキシアルコール類の具体例としては、メチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ等を挙げることができる。第4
級アンモニゥム塩類の具体例としては、テトラブチルア
ンモニゥムブロマイド、セチルトリメチルアンモニゥム
ブロマイド等を挙げることができる。これらのうち特に
好ましいのは、トルエンスルホン酸である。
【0014】これらの水及び/又はベンザルハロゲン化
物類に親和性のある触媒は、単独でも2種以上混合して
使っても良く、その添加量は、増量させることにより加
水分解速度が上昇するので多い方が良いが、好ましくは
原料のベンザルハロゲン化物類1モルに対して0.1〜
50.0モル%、さらに好ましくは0.1〜30.0モ
ル%の割合である。
物類に親和性のある触媒は、単独でも2種以上混合して
使っても良く、その添加量は、増量させることにより加
水分解速度が上昇するので多い方が良いが、好ましくは
原料のベンザルハロゲン化物類1モルに対して0.1〜
50.0モル%、さらに好ましくは0.1〜30.0モ
ル%の割合である。
【0015】加水分解反応は、加圧又は常圧のどちらで
実施してもよく、反応温度60℃〜160℃の温度範囲
で実施するのが好ましい。さらに好ましくは80℃〜1
60℃の温度範囲である。
実施してもよく、反応温度60℃〜160℃の温度範囲
で実施するのが好ましい。さらに好ましくは80℃〜1
60℃の温度範囲である。
【0016】本発明の方法は、ベンザルハロゲン化物類
を溶解する不活性溶媒存在下又は無溶媒下で実施するこ
とができる。このような不活性溶媒としては、トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、ジク
ロロベンゼン、エチルベンゼン、ニトロベンゼン等が挙
げられる。これらの中でもクロロベンゼンの使用が好ま
しい。
を溶解する不活性溶媒存在下又は無溶媒下で実施するこ
とができる。このような不活性溶媒としては、トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、ジク
ロロベンゼン、エチルベンゼン、ニトロベンゼン等が挙
げられる。これらの中でもクロロベンゼンの使用が好ま
しい。
【0017】加水分解反応時に共存させる水量は、副生
するハロゲン化水素を全て吸収させる水量が好ましく、
さらに好ましくは原料のベンザルハロゲン化物類1モル
に対して150g〜300gの割合である。副生ハロゲ
ン化水素ガスを吸収させる設備を有している場合は、副
生ハロゲン化水素ガスを共存する水に全て吸収させる必
要はない。
するハロゲン化水素を全て吸収させる水量が好ましく、
さらに好ましくは原料のベンザルハロゲン化物類1モル
に対して150g〜300gの割合である。副生ハロゲ
ン化水素ガスを吸収させる設備を有している場合は、副
生ハロゲン化水素ガスを共存する水に全て吸収させる必
要はない。
【0018】本発明に用いる原料は、純粋なベンザルハ
ロゲン化物類は勿論のこと、トルエン類を臭素化しベン
ザルハロゲン化物類を製造する際に副生するベンジルハ
ロゲン化物類又はベンゾトリハロゲン化物類を含むベン
ザルハロゲン化物類も使用可能である。
ロゲン化物類は勿論のこと、トルエン類を臭素化しベン
ザルハロゲン化物類を製造する際に副生するベンジルハ
ロゲン化物類又はベンゾトリハロゲン化物類を含むベン
ザルハロゲン化物類も使用可能である。
【0019】本反応は、窒素雰囲気下又は窒素置換をし
ない条件下のいずれでも進行するが、一般に生成したベ
ンズアルデヒド類が酸化されやすいので好ましくは窒素
雰囲気で行うのがよい。
ない条件下のいずれでも進行するが、一般に生成したベ
ンズアルデヒド類が酸化されやすいので好ましくは窒素
雰囲気で行うのがよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の方法によれば、ベンズアルデヒ
ド類の製造が、ベントコンデンサーを閉塞することな
く、副生ハロゲン化水素ガスを吸収させる設備なしに簡
便に製造できるので、ベンズアルデヒド類の工業的製造
法として有用である。
ド類の製造が、ベントコンデンサーを閉塞することな
く、副生ハロゲン化水素ガスを吸収させる設備なしに簡
便に製造できるので、ベンズアルデヒド類の工業的製造
法として有用である。
【0021】
【実施例】次に本発明を実施例によって詳細に説明する
が、本発明はこの実施例によって限定されるものではな
い。なお、以下の実施例及び比較例における反応生成物
の分析はガスクロマトグラフィー法で行ったものであ
る。
が、本発明はこの実施例によって限定されるものではな
い。なお、以下の実施例及び比較例における反応生成物
の分析はガスクロマトグラフィー法で行ったものであ
る。
【0022】実施例1 O−ブロモベンザルブロマイド 146.9gにp−ト
ルエンスルホン酸・1水和物 8.6g、水 80.5
gを加え、攪拌条件下、沸点状態で23時間反応させ
た。反応後有機層を分液及び水洗を行い分析したとこ
ろ、O−ブロモベンズアルデヒドの収量は77.3g
(収率93.5%)であった。この反応中にベントコン
デンサーの閉塞は全く見られなかった。
ルエンスルホン酸・1水和物 8.6g、水 80.5
gを加え、攪拌条件下、沸点状態で23時間反応させ
た。反応後有機層を分液及び水洗を行い分析したとこ
ろ、O−ブロモベンズアルデヒドの収量は77.3g
(収率93.5%)であった。この反応中にベントコン
デンサーの閉塞は全く見られなかった。
【0023】実施例2 O−ブロモベンザルブロマイド 148.2g、ポリエ
チレングリコール 11.8g、水 100.2gを加
え、攪拌条件下、沸点状態で23時間反応させた。反応
後有機層を分液及び水洗を行い分析したところ、O−ブ
ロモベンズアルデヒドの収量は76.3g(収率91.
5%)であった。この反応中にベントコンデンサーの閉
塞は全く見られなかった。
チレングリコール 11.8g、水 100.2gを加
え、攪拌条件下、沸点状態で23時間反応させた。反応
後有機層を分液及び水洗を行い分析したところ、O−ブ
ロモベンズアルデヒドの収量は76.3g(収率91.
5%)であった。この反応中にベントコンデンサーの閉
塞は全く見られなかった。
【0024】実施例3 O−ブロモベンザルブロマイド 145.7g、メチル
セロソルブ 14.6g、水 100.3gを加え、攪
拌条件下、沸点状態で23時間反応させた。反応後有機
層を分液及び水洗を行い分析したところ、O−ブロモベ
ンズアルデヒドの収量は72.8g(収率88.8%)
であった。この反応中にベントコンデンサーの閉塞は全
く見られなかった。
セロソルブ 14.6g、水 100.3gを加え、攪
拌条件下、沸点状態で23時間反応させた。反応後有機
層を分液及び水洗を行い分析したところ、O−ブロモベ
ンズアルデヒドの収量は72.8g(収率88.8%)
であった。この反応中にベントコンデンサーの閉塞は全
く見られなかった。
【0025】実施例4 O−ブロモベンザルブロマイド 147.3g、ポリス
チレンスルホン酸ナトリウム 9.3g、水 100.
1gを加え、攪拌条件下、沸点状態で23時間反応させ
た。反応後有機層を分液及び水洗を行い分析したとこ
ろ、O−ブロモベンズアルデヒドの収量は74.4g
(収率89.8%)であった。この反応中にベントコン
デンサーの閉塞は全く見られなかった。
チレンスルホン酸ナトリウム 9.3g、水 100.
1gを加え、攪拌条件下、沸点状態で23時間反応させ
た。反応後有機層を分液及び水洗を行い分析したとこ
ろ、O−ブロモベンズアルデヒドの収量は74.4g
(収率89.8%)であった。この反応中にベントコン
デンサーの閉塞は全く見られなかった。
【0026】実施例5 p−ブロモベンザルブロマイド 81.1g、p−トル
エンスルホン酸・1水和物 4.8g、クロロベンゼン
50.0g、水 56.3gを加え、攪拌条件下、沸
点状態で21時間反応させた。反応後有機層を分液及び
水洗を行い分析したところ、p−ブロモベンズアルデヒ
ドの収量は40.9g(収率89.7%)であった。こ
の反応中にベントコンデンサーの閉塞は全く見られなか
った。
エンスルホン酸・1水和物 4.8g、クロロベンゼン
50.0g、水 56.3gを加え、攪拌条件下、沸
点状態で21時間反応させた。反応後有機層を分液及び
水洗を行い分析したところ、p−ブロモベンズアルデヒ
ドの収量は40.9g(収率89.7%)であった。こ
の反応中にベントコンデンサーの閉塞は全く見られなか
った。
【0027】実施例6 p−ニトロベンザルブロマイド 132.7g、p−ト
ルエンスルホン酸・1水和物 17.1g、水 80.
2gを加え、攪拌条件下、沸点状態で23時間反応させ
た。反応後有機層を分液及び水洗を行い分析したとこ
ろ、p−ニトロベンズアルデヒドの収量は61.5g
(収率90.5%)であった。この反応中にベントコン
デンサーの閉塞は全く見られなかった。
ルエンスルホン酸・1水和物 17.1g、水 80.
2gを加え、攪拌条件下、沸点状態で23時間反応させ
た。反応後有機層を分液及び水洗を行い分析したとこ
ろ、p−ニトロベンズアルデヒドの収量は61.5g
(収率90.5%)であった。この反応中にベントコン
デンサーの閉塞は全く見られなかった。
【0028】実施例7 m−フェノキシベンザルブロマイド 153.9g、テ
トラブチルアンモニゥムブロマイド 9.2g、水 8
9.0gを加え、攪拌条件下、沸点状態で23時間反応
させた。反応後有機層を分液及び水洗を行い分析したと
ころ、m−フェノキシベンズアルデヒドの収量は79.
9g(収率89.6%)であった。この反応中にベント
コンデンサーの閉塞は全く見られなかった。
トラブチルアンモニゥムブロマイド 9.2g、水 8
9.0gを加え、攪拌条件下、沸点状態で23時間反応
させた。反応後有機層を分液及び水洗を行い分析したと
ころ、m−フェノキシベンズアルデヒドの収量は79.
9g(収率89.6%)であった。この反応中にベント
コンデンサーの閉塞は全く見られなかった。
【0029】実施例8 p−t−ブチルベンザルブロマイド 137.5g、p
−トルエンスルホン酸・1水和物 8.5g、水 8
1.2gを加え、攪拌条件下、沸点状態で23時間反応
させた。反応後有機層を分液及び水洗を行い分析したと
ころ、p−t−ブチルベンズアルデヒドの収量は67.
1g(収率92.1%)であった。この反応中にベント
コンデンサーの閉塞は全く見られなかった。
−トルエンスルホン酸・1水和物 8.5g、水 8
1.2gを加え、攪拌条件下、沸点状態で23時間反応
させた。反応後有機層を分液及び水洗を行い分析したと
ころ、p−t−ブチルベンズアルデヒドの収量は67.
1g(収率92.1%)であった。この反応中にベント
コンデンサーの閉塞は全く見られなかった。
【0030】実施例9 O−クロロベンザルクロライド 88.2gにp−トル
エンスルホン酸・1水和物 8.7g、水 80.9g
を加え、攪拌条件下、沸点状態で23時間反応させた。
反応後有機層を分液及び水洗を行い分析したところ、O
−クロロベンズアルデヒドの収量は58.3g(収率9
2.0%)であった。この反応中にベントコンデンサー
の閉塞は全く見られなかった。
エンスルホン酸・1水和物 8.7g、水 80.9g
を加え、攪拌条件下、沸点状態で23時間反応させた。
反応後有機層を分液及び水洗を行い分析したところ、O
−クロロベンズアルデヒドの収量は58.3g(収率9
2.0%)であった。この反応中にベントコンデンサー
の閉塞は全く見られなかった。
【0031】実施例10 加水分解速度を比較するため、p−トルエンスルホン酸
・1水和物の添加量を表1に示すように変化させ、反応
時間を9時間とした以外は実施例1と同様に反応を行っ
た。結果を表1に示す。
・1水和物の添加量を表1に示すように変化させ、反応
時間を9時間とした以外は実施例1と同様に反応を行っ
た。結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】実施例11 加水分解速度を比較するため、ポリエチレングリコール
の添加量を表2に示すように変化させ、反応時間を9時
間とした以外は実施例2と同様に反応を行った。結果を
表2に示す。
の添加量を表2に示すように変化させ、反応時間を9時
間とした以外は実施例2と同様に反応を行った。結果を
表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】比較例1 O−ブロモベンザルブロマイド 147.5gに水 8
1.8gを加え、攪拌条件下、沸点状態で9時間反応さ
せた。反応後有機層を分液及び水洗を行い分析したとこ
ろ、O−ブロモベンズアルデヒドの収量は17.4g
(収率21.0%)であった。この反応中にベントコン
デンサーの閉塞は全く見られなかった。
1.8gを加え、攪拌条件下、沸点状態で9時間反応さ
せた。反応後有機層を分液及び水洗を行い分析したとこ
ろ、O−ブロモベンズアルデヒドの収量は17.4g
(収率21.0%)であった。この反応中にベントコン
デンサーの閉塞は全く見られなかった。
【0036】比較例2 O−ブロモベンザルブロマイド 147.3gに、反応
温度120〜130℃で4wt%塩化鉄水溶液 10.
1gを2時間かけて滴下し加水分解反応させた。反応後
有機層を分液及び水洗を行い分析したところO−ブロモ
ベンズアルデヒドの収量は77.0g(収率92.9
%)であった。4wt%塩化鉄水溶液滴下開始1時間後
からベントコンデンサーに結晶が付着し、反応終了時は
殆ど閉塞していた。
温度120〜130℃で4wt%塩化鉄水溶液 10.
1gを2時間かけて滴下し加水分解反応させた。反応後
有機層を分液及び水洗を行い分析したところO−ブロモ
ベンズアルデヒドの収量は77.0g(収率92.9
%)であった。4wt%塩化鉄水溶液滴下開始1時間後
からベントコンデンサーに結晶が付着し、反応終了時は
殆ど閉塞していた。
【0037】比較例3 p−ブロモベンザルブロマイド 147.5gに、反応
温度120〜130℃で4wt%塩化鉄水溶液 10.
3gを2時間かけて滴下し加水分解反応させた。反応後
有機層を分液及び水洗を行い分析したところp−ブロモ
ベンズアルデヒドの収量は74.6g(収率89.9
%)であった。4wt%塩化鉄水溶液滴下開始直後から
ベントコンデンサーに結晶が付着し、反応終了時は殆ど
閉塞していた。
温度120〜130℃で4wt%塩化鉄水溶液 10.
3gを2時間かけて滴下し加水分解反応させた。反応後
有機層を分液及び水洗を行い分析したところp−ブロモ
ベンズアルデヒドの収量は74.6g(収率89.9
%)であった。4wt%塩化鉄水溶液滴下開始直後から
ベントコンデンサーに結晶が付着し、反応終了時は殆ど
閉塞していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 45/80 C07C 45/80 47/542 47/542 47/55 47/55 47/575 47/575 201/12 201/12 205/44 205/44 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300
Claims (6)
- 【請求項1】 置換又は無置換のベンザルハロゲン化物
類を加水分解して対応するベンズアルデヒド類を製造す
る方法において、水及び/又はベンザルハロゲン化物類
に親和性のある触媒の存在下で加水分解反応を行うこと
を特徴とするベンズアルデヒド類の製造方法。 - 【請求項2】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、Xはハロゲン原子を示し、Yはハロゲン原子、
アルキル基、ニトロ基又はフェノキシ基を示す。またn
は0〜5を示す)で表されるベンザルハロゲン化物類を
加水分解し、下記一般式(2) 【化2】 (式中、Y及びnは前記と同一の意味を示す)で表され
るベンズアルデヒド類を製造することを特徴とする請求
項1に記載のベンズアルデヒド類の製造方法。 - 【請求項3】 水及び/又はベンザルハロゲン化物類に
親和性のある触媒が、有機スルホン酸化合物とその塩
類、ポリオキシアルキレングリコール類とその誘導体、
アルコキシアルコール類及び第4級アンモニゥム塩類か
らなる群より選ばれる1種又は2種以上であることを特
徴とする請求項1又は請求項2に記載のベンズアルデヒ
ド類の製造方法。 - 【請求項4】 加水分解反応を、加圧又は常圧下、反応
温度60〜160℃で行うことを特徴とする請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載のベンズアルデヒド類の製
造方法。 - 【請求項5】 加水分解反応を、ベンザルハロゲン化物
類を溶解する不活性溶媒存在下又は無溶媒下で行うこと
を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
ベンズアルデヒド類の製造方法。 - 【請求項6】 加水分解反応で副生するハロゲン化水素
の一部又は全てを、共存する水に吸収させることを特徴
とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のベンズ
アルデヒド類の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP147798A JPH11199536A (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | ベンズアルデヒド類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP147798A JPH11199536A (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | ベンズアルデヒド類の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11199536A true JPH11199536A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11502542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP147798A Pending JPH11199536A (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | ベンズアルデヒド類の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11199536A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007186440A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Nippon Steel Chem Co Ltd | 芳香族クロロメチル化合物の加水分解方法 |
| CN103635453A (zh) * | 2011-06-27 | 2014-03-12 | 住友化学株式会社 | 2—(芳氧基甲基)苯甲醛化合物的制备方法 |
-
1998
- 1998-01-07 JP JP147798A patent/JPH11199536A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007186440A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Nippon Steel Chem Co Ltd | 芳香族クロロメチル化合物の加水分解方法 |
| CN103635453A (zh) * | 2011-06-27 | 2014-03-12 | 住友化学株式会社 | 2—(芳氧基甲基)苯甲醛化合物的制备方法 |
| US9000225B2 (en) | 2011-06-27 | 2015-04-07 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Method for producing 2-(aryloxymethyl) benzaldehyde compound |
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