JPH11213324A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JPH11213324A JPH11213324A JP19880498A JP19880498A JPH11213324A JP H11213324 A JPH11213324 A JP H11213324A JP 19880498 A JP19880498 A JP 19880498A JP 19880498 A JP19880498 A JP 19880498A JP H11213324 A JPH11213324 A JP H11213324A
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- magnetic
- gap
- magnetic head
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、トラック幅端部の形状による突き
合わせの不十分な部分を削減し、変動の少ない高いヘッ
ド効率を有するようにした、磁気ヘッドを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 磁気記録媒体が接触する摺動面に配置さ
れた磁気コアのギャップ13が、この磁気記録媒体のト
ラック幅TWに対応するトラック幅規制溝14,15に
よって、所定の幅となるように、規制されている、磁気
ヘッド10において、上記トラック幅規制溝の端部にお
ける上記摺動面に垂直な面に対する角度が、このトラッ
ク幅規制溝のこの摺動面からの深さに応じて変化するよ
うに、加工された加工溝14a,15a,25を備えて
いる磁気ヘッド10。
合わせの不十分な部分を削減し、変動の少ない高いヘッ
ド効率を有するようにした、磁気ヘッドを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 磁気記録媒体が接触する摺動面に配置さ
れた磁気コアのギャップ13が、この磁気記録媒体のト
ラック幅TWに対応するトラック幅規制溝14,15に
よって、所定の幅となるように、規制されている、磁気
ヘッド10において、上記トラック幅規制溝の端部にお
ける上記摺動面に垂直な面に対する角度が、このトラッ
ク幅規制溝のこの摺動面からの深さに応じて変化するよ
うに、加工された加工溝14a,15a,25を備えて
いる磁気ヘッド10。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダ(VTR)やデジタルオーディオテープレコーダ
(DAT)あるいはコンピュータ等のデータ記録再生の
ために、磁気テープ等の磁気記録媒体に対してデータの
記録再生するための磁気ヘッドに関し、特に所謂ヘリカ
ルスキャン方式の磁気ヘッドに関するものである。
ーダ(VTR)やデジタルオーディオテープレコーダ
(DAT)あるいはコンピュータ等のデータ記録再生の
ために、磁気テープ等の磁気記録媒体に対してデータの
記録再生するための磁気ヘッドに関し、特に所謂ヘリカ
ルスキャン方式の磁気ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような磁気ヘッドは、例えば
図12に示すように、構成されている。図12におい
て、磁気ヘッド1は、互いに接合された二つのコア半体
2,3から成る磁気コアを含んでいる。
図12に示すように、構成されている。図12におい
て、磁気ヘッド1は、互いに接合された二つのコア半体
2,3から成る磁気コアを含んでいる。
【0003】コア半体2,3は、それぞれフェライト等
の磁性材料から構成されていると共に、互いに接合され
るべき接合面のうち、少なくとも表面(磁気記録媒体に
対する接触面)寄りの所謂ギャップ形成面には、ギャッ
プ4を画成するようになっている。また、各コア半体
2,3は、その接合面に、コイルとして巻回される巻線
を受容し且つギャップ4のデプスを規制するための巻線
溝2a,3aを備えている。そして、この巻線溝2a,
3aにより画成された巻線窓を通して、コア半体2また
は3の少なくとも一方、例えばコア半体2に対してコイ
ル(図示せず)が巻回されている。
の磁性材料から構成されていると共に、互いに接合され
るべき接合面のうち、少なくとも表面(磁気記録媒体に
対する接触面)寄りの所謂ギャップ形成面には、ギャッ
プ4を画成するようになっている。また、各コア半体
2,3は、その接合面に、コイルとして巻回される巻線
を受容し且つギャップ4のデプスを規制するための巻線
溝2a,3aを備えている。そして、この巻線溝2a,
3aにより画成された巻線窓を通して、コア半体2また
は3の少なくとも一方、例えばコア半体2に対してコイ
ル(図示せず)が巻回されている。
【0004】ここで、上記ギャップ4は、図13にて矢
印Tで示す磁気テープのトラック方向(走行方向)に関
して傾斜したアジマス角を備えるように、形成されてい
ると共に、そのトラック幅方向に関して所定のトラック
幅Twを有するように、コア半体2,3の側縁に形成さ
れたトラック幅規制溝5,6により、規制されている。
印Tで示す磁気テープのトラック方向(走行方向)に関
して傾斜したアジマス角を備えるように、形成されてい
ると共に、そのトラック幅方向に関して所定のトラック
幅Twを有するように、コア半体2,3の側縁に形成さ
れたトラック幅規制溝5,6により、規制されている。
【0005】さらに、各コア半体2,3は、図12及び
図13に示すように、その少なくともギャップ形成面
に、図示の場合、ギャップ形成面及びトラック幅規制溝
5,6の内面に、金属磁性膜7,8を備えている。図示
の場合、各コア半体2,3は、トラック幅規制溝5,6
の形成後に、ギャップ形成面及びトラック幅規制溝5,
6の内面に、金属磁性膜7,8が形成され、その後、接
合ガラス9が封入されることにより、コア半体2,3が
互いに接合されるようになっている。
図13に示すように、その少なくともギャップ形成面
に、図示の場合、ギャップ形成面及びトラック幅規制溝
5,6の内面に、金属磁性膜7,8を備えている。図示
の場合、各コア半体2,3は、トラック幅規制溝5,6
の形成後に、ギャップ形成面及びトラック幅規制溝5,
6の内面に、金属磁性膜7,8が形成され、その後、接
合ガラス9が封入されることにより、コア半体2,3が
互いに接合されるようになっている。
【0006】このように構成された磁気ヘッド1によれ
ば、記録時には、図示しない磁気テープが、磁気ヘッド
1の表面(テープ摺動面)1aに沿って、矢印T方向に
摺動すると共に、外部から磁気ヘッド1のコア半体2に
巻回されたコイルに対して駆動電流が導入されることに
より、この駆動電流に対応した磁界がコイルに発生す
る。そして、このコイルに発生した磁界が、コア半体
2,3の巻線溝2a,3aの周りを磁路として循環し
て、ギャップ4を通過することにより、磁気テープに対
して所望のデータの磁気記録が行なわれる。また、再生
時には、摺動する磁気テープに記録された磁気信号に基
づいて、ギャップ4からコア半体2,3を循環する磁界
が発生し、この磁界に基づいて、コイルに信号電流が発
生する。そして、このコイルに発生した信号電流が、外
部に取り出され、適宜に処理されることより、磁気テー
プに記録されたデータが再生されることになる。
ば、記録時には、図示しない磁気テープが、磁気ヘッド
1の表面(テープ摺動面)1aに沿って、矢印T方向に
摺動すると共に、外部から磁気ヘッド1のコア半体2に
巻回されたコイルに対して駆動電流が導入されることに
より、この駆動電流に対応した磁界がコイルに発生す
る。そして、このコイルに発生した磁界が、コア半体
2,3の巻線溝2a,3aの周りを磁路として循環し
て、ギャップ4を通過することにより、磁気テープに対
して所望のデータの磁気記録が行なわれる。また、再生
時には、摺動する磁気テープに記録された磁気信号に基
づいて、ギャップ4からコア半体2,3を循環する磁界
が発生し、この磁界に基づいて、コイルに信号電流が発
生する。そして、このコイルに発生した信号電流が、外
部に取り出され、適宜に処理されることより、磁気テー
プに記録されたデータが再生されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記磁気ヘ
ッド1においては、ギャップ4がアジマス角を有するこ
とにより、所謂アジマス記録を採用していることから、
記録信号の高密度化に際して、磁気テープ上に記録パタ
ーン間の隙間、所謂ガードバンドを設けない記録方式に
なっている。しかしながら、上記磁気ヘッド1において
は、図14に示すように、ギャップ4のトラック幅Tw
の両端におけるコア半体2,3のトラック幅規制溝5,
6の金属磁性膜7,8の角部に欠落部分が発生してしま
う場合がある。そして、この欠落部分により、ギャップ
4に関してコア半体2,3の突き合わせが不十分な部分
が生ずることになってしまう。
ッド1においては、ギャップ4がアジマス角を有するこ
とにより、所謂アジマス記録を採用していることから、
記録信号の高密度化に際して、磁気テープ上に記録パタ
ーン間の隙間、所謂ガードバンドを設けない記録方式に
なっている。しかしながら、上記磁気ヘッド1において
は、図14に示すように、ギャップ4のトラック幅Tw
の両端におけるコア半体2,3のトラック幅規制溝5,
6の金属磁性膜7,8の角部に欠落部分が発生してしま
う場合がある。そして、この欠落部分により、ギャップ
4に関してコア半体2,3の突き合わせが不十分な部分
が生ずることになってしまう。
【0008】従って、ギャップ4により新たな磁気記録
パターンAが記録される際に、コア半体2,3が完全に
突き合わされている部分(本来のギャップ4の部分)
は、正常な磁気記録パターンA1が記録されるが、上記
突き合わせの不十分な部分4aは、図14に示すよう
に、信号としては記録されず磁気記録パターンBを消去
しただけの領域B1が形成されてしまう。すなわち、磁
気記録パターンAの両端部、特に次に重ね記録のされな
い磁気記録パターンB側の端部の領域B1である。
パターンAが記録される際に、コア半体2,3が完全に
突き合わされている部分(本来のギャップ4の部分)
は、正常な磁気記録パターンA1が記録されるが、上記
突き合わせの不十分な部分4aは、図14に示すよう
に、信号としては記録されず磁気記録パターンBを消去
しただけの領域B1が形成されてしまう。すなわち、磁
気記録パターンAの両端部、特に次に重ね記録のされな
い磁気記録パターンB側の端部の領域B1である。
【0009】この領域B1は、無記録状態の部分とな
り、磁気ヘッド1のギャップ4のトラック幅Tw端部の
形状に対応して、一定の幅を有することになる。このた
め、近年の記録信号の高密度化に伴って、トラック幅の
狭小化によって、実際のトラック幅Twに対する無記録
状態の部分の比率が高くなってしまい、本来のトラック
幅Twの狭小によってのみ生ずる以上に、出力が減少
し、且つノイズが増大することになり、記録信号の高密
度化に対する障害の一因になっているという問題があっ
た。
り、磁気ヘッド1のギャップ4のトラック幅Tw端部の
形状に対応して、一定の幅を有することになる。このた
め、近年の記録信号の高密度化に伴って、トラック幅の
狭小化によって、実際のトラック幅Twに対する無記録
状態の部分の比率が高くなってしまい、本来のトラック
幅Twの狭小によってのみ生ずる以上に、出力が減少
し、且つノイズが増大することになり、記録信号の高密
度化に対する障害の一因になっているという問題があっ
た。
【0010】これに対して、図15に示すように、ギャ
ップ4のトラック幅Tw端部の突き合わせが不十分な部
分を、切断線Cで切除して、図16に示すように、磁気
テープに対する当たりを確保するために、この切除部分
に対して、接合ガラス9aを埋め込んだ磁気ヘッドも既
に作られている。
ップ4のトラック幅Tw端部の突き合わせが不十分な部
分を、切断線Cで切除して、図16に示すように、磁気
テープに対する当たりを確保するために、この切除部分
に対して、接合ガラス9aを埋め込んだ磁気ヘッドも既
に作られている。
【0011】しかしながら、このような構成の磁気ヘッ
ドにおいては、テープ摺動面1aの摺動方向に平行な切
断作業が行なわれることから、ギャップ4のギャップ面
とその近傍にて、ギャップ4近傍部のギャップ4に平行
な面の面積比が近い割合になる。このため、ギャップ面
への磁束の集中効果が低くなってしまい、磁気ヘッドの
電磁変換効率が悪化してしまうという問題があった。
ドにおいては、テープ摺動面1aの摺動方向に平行な切
断作業が行なわれることから、ギャップ4のギャップ面
とその近傍にて、ギャップ4近傍部のギャップ4に平行
な面の面積比が近い割合になる。このため、ギャップ面
への磁束の集中効果が低くなってしまい、磁気ヘッドの
電磁変換効率が悪化してしまうという問題があった。
【0012】さらに、使用によるテープ摺動面1aの摩
耗に伴って、ギャップ4のデプスが減少すると、ギャッ
プ面の面積がゼロに近くなるため、上記面積比が大きく
なってしまい、デプスの減少による効率の変化が大きく
なってしまうので、磁気ヘッドに接続する電気回路を出
力変動に対応して設計することが困難であるという問題
があった。
耗に伴って、ギャップ4のデプスが減少すると、ギャッ
プ面の面積がゼロに近くなるため、上記面積比が大きく
なってしまい、デプスの減少による効率の変化が大きく
なってしまうので、磁気ヘッドに接続する電気回路を出
力変動に対応して設計することが困難であるという問題
があった。
【0013】本発明は、以上の点に鑑み、トラック幅端
部の形状による突き合わせの不十分な部分を削減し、変
動の少ない高いヘッド効率を有するようにした、磁気ヘ
ッドを提供することを目的としている。
部の形状による突き合わせの不十分な部分を削減し、変
動の少ない高いヘッド効率を有するようにした、磁気ヘ
ッドを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、磁気記録媒体が接触する摺動面に配置された磁気
コアのギャップが、この磁気記録媒体のトラック幅に対
応するトラック幅規制溝によって、所定の幅となるよう
に、規制されている、磁気ヘッドにおいて、上記トラッ
ク幅規制溝の端部における上記摺動面に垂直な面に対す
る角度が、このトラック幅規制溝のこの摺動面からの深
さに応じて変化するように、加工された加工溝を備えて
いることを特徴とする、磁気ヘッドにより、達成され
る。
れば、磁気記録媒体が接触する摺動面に配置された磁気
コアのギャップが、この磁気記録媒体のトラック幅に対
応するトラック幅規制溝によって、所定の幅となるよう
に、規制されている、磁気ヘッドにおいて、上記トラッ
ク幅規制溝の端部における上記摺動面に垂直な面に対す
る角度が、このトラック幅規制溝のこの摺動面からの深
さに応じて変化するように、加工された加工溝を備えて
いることを特徴とする、磁気ヘッドにより、達成され
る。
【0015】上記構成によれば、トラック幅規制溝のト
ラック幅端部に加工溝が形成されることによって、トラ
ック幅端部の突き合わせが不十分な部分が切除されるこ
とになり、ギャップにおけるトラック幅端部が正確に規
制されるので、トラック幅の外側部分による磁束の影響
が確実に排除される。従って、トラック幅端部の突き合
わせ不十分な部分がないことから、記録時に前のトラッ
クによって記録された記録パターンの一部の上に無信号
部分が記録されるようなことはない。これにより、記録
信号の高密度化においても、出力の減少やノイズの増大
が抑制されることになり、ヘッド効率が向上することに
なる。また、トラック幅規制溝の加工溝が、摺動面から
の深さに応じて、摺動面に垂直な面に対する角度が変化
するように形成されるため、使用によるこの摺動面の摩
耗に伴う深さの減少によるヘッド効率の変動が抑制され
るので、磁気ヘッドに接続される電気回路の設計が容易
に行なわれ得ることになる。
ラック幅端部に加工溝が形成されることによって、トラ
ック幅端部の突き合わせが不十分な部分が切除されるこ
とになり、ギャップにおけるトラック幅端部が正確に規
制されるので、トラック幅の外側部分による磁束の影響
が確実に排除される。従って、トラック幅端部の突き合
わせ不十分な部分がないことから、記録時に前のトラッ
クによって記録された記録パターンの一部の上に無信号
部分が記録されるようなことはない。これにより、記録
信号の高密度化においても、出力の減少やノイズの増大
が抑制されることになり、ヘッド効率が向上することに
なる。また、トラック幅規制溝の加工溝が、摺動面から
の深さに応じて、摺動面に垂直な面に対する角度が変化
するように形成されるため、使用によるこの摺動面の摩
耗に伴う深さの減少によるヘッド効率の変動が抑制され
るので、磁気ヘッドに接続される電気回路の設計が容易
に行なわれ得ることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図11を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例で
あるから、技術的に好ましい種々の限定が付されている
が、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を
限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られる
ものではない。
を図1乃至図11を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例で
あるから、技術的に好ましい種々の限定が付されている
が、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を
限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られる
ものではない。
【0017】図1は、本発明による磁気ヘッドの一実施
形態を示している。図1において、磁気ヘッド10は、
互いに接合された二つのコア半体11及び12から成る
磁気コアを含んでいる。
形態を示している。図1において、磁気ヘッド10は、
互いに接合された二つのコア半体11及び12から成る
磁気コアを含んでいる。
【0018】コア半体11,12は、それぞれMn−Z
n系フェライトやNi−Zn系フェライト等の酸化物磁
性材料から構成されていると共に、互いに接合されるべ
き接合面のうち、少なくとも表面(磁気記録媒体に対す
る接触面)寄りの所謂ギャップ形成面に、ギャップ13
を画成するようになっている。また、各コア半体11,
12は、その接合面に、コイルとして巻回される巻線を
受容し且つギャップ13のデプス(深さ)を規制するた
めの巻線溝11a,12aを備えている。そして、この
巻線溝11a,12aにより画成された巻線窓を通し
て、コア半体11または12の少なくとも一方、例えば
コア半体11に対してコイル(図示せず)が巻回されて
いる。
n系フェライトやNi−Zn系フェライト等の酸化物磁
性材料から構成されていると共に、互いに接合されるべ
き接合面のうち、少なくとも表面(磁気記録媒体に対す
る接触面)寄りの所謂ギャップ形成面に、ギャップ13
を画成するようになっている。また、各コア半体11,
12は、その接合面に、コイルとして巻回される巻線を
受容し且つギャップ13のデプス(深さ)を規制するた
めの巻線溝11a,12aを備えている。そして、この
巻線溝11a,12aにより画成された巻線窓を通し
て、コア半体11または12の少なくとも一方、例えば
コア半体11に対してコイル(図示せず)が巻回されて
いる。
【0019】ここで、上記ギャップ13は、図2にて矢
印Tで示す磁気記録媒体である例えば磁気テープのトラ
ック方向(走行方向)に関して傾斜したアジマス角を備
えるように、形成されていると共に、そのトラック幅方
向に関して所定のトラック幅Twを有するように、コア
半体11,12の側縁に形成されたトラック幅規制溝1
4,15により、規制されている。このトラック幅規制
溝14,15は、ギャップ13の両端縁からそれぞれ円
弧状に形成されている。
印Tで示す磁気記録媒体である例えば磁気テープのトラ
ック方向(走行方向)に関して傾斜したアジマス角を備
えるように、形成されていると共に、そのトラック幅方
向に関して所定のトラック幅Twを有するように、コア
半体11,12の側縁に形成されたトラック幅規制溝1
4,15により、規制されている。このトラック幅規制
溝14,15は、ギャップ13の両端縁からそれぞれ円
弧状に形成されている。
【0020】さらに、各コア半体11,12は、図1及
び図2に示すように、そのギャップ形成面及びトラック
幅規制溝14,15の内面に、金属磁性膜16,17を
備えている。図示の場合、各コア半体11,12は、ト
ラック幅規制溝14,15の形成後に、ギャップ形成面
及びトラック幅規制溝14,15の内面に、金属磁性膜
16,17が形成され、その後トラック幅規制溝14,
15内に接合ガラス18が封入されることにより、コア
半体11,12が互いに接合されるようになっている。
び図2に示すように、そのギャップ形成面及びトラック
幅規制溝14,15の内面に、金属磁性膜16,17を
備えている。図示の場合、各コア半体11,12は、ト
ラック幅規制溝14,15の形成後に、ギャップ形成面
及びトラック幅規制溝14,15の内面に、金属磁性膜
16,17が形成され、その後トラック幅規制溝14,
15内に接合ガラス18が封入されることにより、コア
半体11,12が互いに接合されるようになっている。
【0021】以上の構成は、図12及び図13に示した
従来の磁気ヘッド1とほぼ同様の構成であるが、本発明
の実施の形態による磁気ヘッド10においては、上記ト
ラック幅規制溝14,15が、以下のように構成されて
いる。即ち、上記磁気コアの各コア半体11,12に
は、トラック幅規制溝14,15が形成されている。ま
た、ギャップ13の両端部には、後述するような形状を
有する加工溝14a,15aが設けられ、これら加工溝
14a,15a内には接合ガラス18が封入されてい
る。
従来の磁気ヘッド1とほぼ同様の構成であるが、本発明
の実施の形態による磁気ヘッド10においては、上記ト
ラック幅規制溝14,15が、以下のように構成されて
いる。即ち、上記磁気コアの各コア半体11,12に
は、トラック幅規制溝14,15が形成されている。ま
た、ギャップ13の両端部には、後述するような形状を
有する加工溝14a,15aが設けられ、これら加工溝
14a,15a内には接合ガラス18が封入されてい
る。
【0022】このような構成の磁気ヘッド10は、製造
に際して、以下に示すように製造される。
に際して、以下に示すように製造される。
【0023】先づ、図3(A)に示すように、例えばM
n−Zn系フェライトやNi−Zn系フェライト等の酸
化物磁性材料から成る基板20が、板状に形成され。こ
の基板20は、例えば長さ34.5mm,幅2.5m
m,厚さ1mm程度の寸法に選定されている。
n−Zn系フェライトやNi−Zn系フェライト等の酸
化物磁性材料から成る基板20が、板状に形成され。こ
の基板20は、例えば長さ34.5mm,幅2.5m
m,厚さ1mm程度の寸法に選定されている。
【0024】続いて、この基板20は、図3(B)に示
すように、その上面(主面)の幅方向にトラック幅Tw
となるフェライト断面が10μmだけ残るように、トラ
ック幅規制溝21が形成される。ここで、上記トラック
幅規制溝21は、基板20の主面に接する部分での側面
の角度が、一般的には45度乃至82度程度であるが、
90度であってもよい。また、上記トラック幅規制溝2
1は、その深さが例えば200乃至300μmであり、
断面形状がU字形またはV字形であるが、多角形状であ
ってもよい。
すように、その上面(主面)の幅方向にトラック幅Tw
となるフェライト断面が10μmだけ残るように、トラ
ック幅規制溝21が形成される。ここで、上記トラック
幅規制溝21は、基板20の主面に接する部分での側面
の角度が、一般的には45度乃至82度程度であるが、
90度であってもよい。また、上記トラック幅規制溝2
1は、その深さが例えば200乃至300μmであり、
断面形状がU字形またはV字形であるが、多角形状であ
ってもよい。
【0025】次に、基板20は、図3(C)に示すよう
に、その主面の長手方向に沿って、コイル巻線を受容し
且つギャップのデプスを規制するための巻線溝22が形
成され、主面が、表面粗度20乃至100Åとなるよう
に、表面研磨される。
に、その主面の長手方向に沿って、コイル巻線を受容し
且つギャップのデプスを規制するための巻線溝22が形
成され、主面が、表面粗度20乃至100Åとなるよう
に、表面研磨される。
【0026】その後、図3(D)に示すように、基板2
0は、軟磁性層23がスパッタリング等によって、例え
ば厚さ4μm程度に形成される。この軟磁性層23は、
例えばセンダスト,FeRuGaSi,FeTaNであ
り、あるいは類似の軟磁性層として、Taの代わりに、
Zr,Hf,Nb,Tiから成る群から少なくとも一種
類以上選択された金属が使用可能であり、またNの代わ
りに、同様の磁歪の熱処理依存が得られるCまたはBが
使用可能である。
0は、軟磁性層23がスパッタリング等によって、例え
ば厚さ4μm程度に形成される。この軟磁性層23は、
例えばセンダスト,FeRuGaSi,FeTaNであ
り、あるいは類似の軟磁性層として、Taの代わりに、
Zr,Hf,Nb,Tiから成る群から少なくとも一種
類以上選択された金属が使用可能であり、またNの代わ
りに、同様の磁歪の熱処理依存が得られるCまたはBが
使用可能である。
【0027】次に、基板20は、図4(E)に示すよう
に、規定のギャップ長の約半分の厚さのSiO2 から成
るギャップ膜24が形成される。その後、基板20は、
図4(F)に示すように、手前のギャップ研磨面側か
ら、巻線溝22の前側の所謂フロントギャップ部に対し
て、加工溝25が形成される。
に、規定のギャップ長の約半分の厚さのSiO2 から成
るギャップ膜24が形成される。その後、基板20は、
図4(F)に示すように、手前のギャップ研磨面側か
ら、巻線溝22の前側の所謂フロントギャップ部に対し
て、加工溝25が形成される。
【0028】ここで、この加工溝25は、例えばFIB
(収束イオンビーム)装置等の微細加工可能な装置によ
って、図5にて矢印で示すように、トラック幅規制溝2
1の端部に沿ってビームの入射角度を連続的に変化させ
ながら、加工される。これにより、フロントギャップ部
に露出する加工溝25の加工断面の位置が、トラック幅
端部に一直線に沿うように、さらにフロントギャップ部
の深さであるデプスによってイオンビームの基板20に
垂直な方向に対する角度を、図6に示すように、即ちデ
プス上部では角度a,デプス下部では角度bとなるよう
に、変更するようにして、加工が行なわれる。
(収束イオンビーム)装置等の微細加工可能な装置によ
って、図5にて矢印で示すように、トラック幅規制溝2
1の端部に沿ってビームの入射角度を連続的に変化させ
ながら、加工される。これにより、フロントギャップ部
に露出する加工溝25の加工断面の位置が、トラック幅
端部に一直線に沿うように、さらにフロントギャップ部
の深さであるデプスによってイオンビームの基板20に
垂直な方向に対する角度を、図6に示すように、即ちデ
プス上部では角度a,デプス下部では角度bとなるよう
に、変更するようにして、加工が行なわれる。
【0029】そして、フロントギャップ部のデプス20
μmの位置では、図7に示すように、基板20に対し
て、基板20のギャップ形成面の鉛直方向とトラック幅
を含む面内にて、磁気テープのフォーマットによって決
まるアジマス分だけずらして軸から角度a、例えば20
乃至30度だけ、加工溝25がトラック幅の外側にギャ
ップ形成面から離れるに従って広がるように加工され
る。また、フロントギャップ部のデプス1μmの位置で
は、図8に示すように、基板20に対して、基板20の
ギャップ形成面の鉛直方向とトラック幅を含む面内に
て、上記軸から角度b、例えば0乃至5度だけ、加工溝
25がトラック幅の外側にギャップ形成面から離れるに
従って広がるように加工される。尚、上記加工溝25
は、例えばその深さ15μm,幅3μmに選定されてい
る。
μmの位置では、図7に示すように、基板20に対し
て、基板20のギャップ形成面の鉛直方向とトラック幅
を含む面内にて、磁気テープのフォーマットによって決
まるアジマス分だけずらして軸から角度a、例えば20
乃至30度だけ、加工溝25がトラック幅の外側にギャ
ップ形成面から離れるに従って広がるように加工され
る。また、フロントギャップ部のデプス1μmの位置で
は、図8に示すように、基板20に対して、基板20の
ギャップ形成面の鉛直方向とトラック幅を含む面内に
て、上記軸から角度b、例えば0乃至5度だけ、加工溝
25がトラック幅の外側にギャップ形成面から離れるに
従って広がるように加工される。尚、上記加工溝25
は、例えばその深さ15μm,幅3μmに選定されてい
る。
【0030】ここで、上記加工溝25は、ギャップ面に
金属磁性膜23が形成されている場合には、図9に示す
ように、加工溝25の加工前のトラック幅端部からの加
工溝25の侵入深さdが、金属磁性膜23の膜厚D以下
であることが望ましい。これにより、ギャップへの磁束
伝達の際に、磁気ヘッド側面の金属磁性膜23即ちトラ
ック幅規制溝21内の金属磁性膜23が磁路として作用
するようになり、ヘッド効率が向上する。
金属磁性膜23が形成されている場合には、図9に示す
ように、加工溝25の加工前のトラック幅端部からの加
工溝25の侵入深さdが、金属磁性膜23の膜厚D以下
であることが望ましい。これにより、ギャップへの磁束
伝達の際に、磁気ヘッド側面の金属磁性膜23即ちトラ
ック幅規制溝21内の金属磁性膜23が磁路として作用
するようになり、ヘッド効率が向上する。
【0031】そして、以上のように構成された二つの基
板20が、図4(G)に示すように、二つのコア半体ブ
ロックとして、ギャップスペーサを介して、互いに主面
が接するように重ねられ、トラック合わせされた後、接
合ガラス26等の非磁性材により例えば550℃で1時
間加熱されて、接合ガラス26が溶融されることによ
り、トラック幅規制溝21が接合ガラス26により充填
されて、二つの基板20が互いに接合される。その後、
磁気テープに対接する面が円筒研削されて、フロントデ
プスが加工溝25の範囲である例えば20μmとなるよ
うに、円筒状に整形される。最後に、所定のチップ厚及
びチップ長となるように、図4(G)にて点線図示した
切断線に沿って、長手方向に関して各トラック幅規制溝
21毎に、例えばスライシングによって切断加工され、
図1に示した磁気ヘッド10が完成する。
板20が、図4(G)に示すように、二つのコア半体ブ
ロックとして、ギャップスペーサを介して、互いに主面
が接するように重ねられ、トラック合わせされた後、接
合ガラス26等の非磁性材により例えば550℃で1時
間加熱されて、接合ガラス26が溶融されることによ
り、トラック幅規制溝21が接合ガラス26により充填
されて、二つの基板20が互いに接合される。その後、
磁気テープに対接する面が円筒研削されて、フロントデ
プスが加工溝25の範囲である例えば20μmとなるよ
うに、円筒状に整形される。最後に、所定のチップ厚及
びチップ長となるように、図4(G)にて点線図示した
切断線に沿って、長手方向に関して各トラック幅規制溝
21毎に、例えばスライシングによって切断加工され、
図1に示した磁気ヘッド10が完成する。
【0032】本発明実施形態による磁気ヘッド10は、
以上のように構成されており、記録時には、図示しない
磁気テープが、磁気ヘッド10の表面に沿って、矢印T
方向に摺動すると共に、外部から磁気ヘッド10のコア
半体11に巻回されたコイル(図示せず)に対して駆動
電流が導入されることにより、この駆動電流に対応した
磁界がコイルに発生する。そして、このコイルに発生し
た磁界が、コア半体11,12の巻線溝11a,12a
の周りを磁路として循環し、ギャップ13を通過するこ
とにより、磁気テープに対して所望のデータの磁気記録
が行なわれる。
以上のように構成されており、記録時には、図示しない
磁気テープが、磁気ヘッド10の表面に沿って、矢印T
方向に摺動すると共に、外部から磁気ヘッド10のコア
半体11に巻回されたコイル(図示せず)に対して駆動
電流が導入されることにより、この駆動電流に対応した
磁界がコイルに発生する。そして、このコイルに発生し
た磁界が、コア半体11,12の巻線溝11a,12a
の周りを磁路として循環し、ギャップ13を通過するこ
とにより、磁気テープに対して所望のデータの磁気記録
が行なわれる。
【0033】また、再生時には、摺動する磁気テープに
記録された磁気信号に基づいて、ギャップ13からコア
半体11,12を循環する磁界が発生し、この磁界に基
づいて、コイルに信号電流が発生する。そして、このコ
イルに発生した信号電流が、外部に取り出され、適宜に
処理されることより、磁気テープに記録されたデータが
再生されることになる。
記録された磁気信号に基づいて、ギャップ13からコア
半体11,12を循環する磁界が発生し、この磁界に基
づいて、コイルに信号電流が発生する。そして、このコ
イルに発生した信号電流が、外部に取り出され、適宜に
処理されることより、磁気テープに記録されたデータが
再生されることになる。
【0034】ここで、上述した磁気ヘッド10に関し
て、ギャップ13の両端部に加工溝14a,15aが形
成されていることにより、ギャップ13のトラック幅端
部の突き合わせが不十分な部分が加工溝14a,15a
によって切除されることになる。従って、ギャップ13
におけるトラック幅端部が正確に規制されるので、トラ
ック幅の外側部分による磁束の影響が確実に排除され
る。従って、トラック幅端部の突き合わせ不十分な部分
がないことから、図12及び図13に示した従来の磁気
ヘッド1の場合のように、記録時に前のトラックによっ
て記録された記録パターンの一部の上に無信号部分が記
録されるようなことはない。かくして、磁気記録方式に
おける記録信号の高密度化においても、出力の減少やノ
イズの増大が抑制されることになり、ヘッド効率が向上
することになる。
て、ギャップ13の両端部に加工溝14a,15aが形
成されていることにより、ギャップ13のトラック幅端
部の突き合わせが不十分な部分が加工溝14a,15a
によって切除されることになる。従って、ギャップ13
におけるトラック幅端部が正確に規制されるので、トラ
ック幅の外側部分による磁束の影響が確実に排除され
る。従って、トラック幅端部の突き合わせ不十分な部分
がないことから、図12及び図13に示した従来の磁気
ヘッド1の場合のように、記録時に前のトラックによっ
て記録された記録パターンの一部の上に無信号部分が記
録されるようなことはない。かくして、磁気記録方式に
おける記録信号の高密度化においても、出力の減少やノ
イズの増大が抑制されることになり、ヘッド効率が向上
することになる。
【0035】また、上記加工溝14a,15aが、テー
プ摺動面10aからの深さ(デプス)に対して、デプス
が減少するにつれて、テープ摺動方向に垂直な面に対す
る角度がaからbへと小さくなるように、形成されてい
ることにより、テープ摺動方向に垂直な面に対するトラ
ック幅規制溝14,15のトラック幅端部における角部
の角度が、デプスの減少に対応して変化することにな
る。従って、使用によるテープ摺動面の摩耗に伴って、
デプスの減少によるヘッド効率の変動が抑制されるの
で、磁気ヘッドに接続される電気回路の設計が容易に行
なわれ得ることになる。
プ摺動面10aからの深さ(デプス)に対して、デプス
が減少するにつれて、テープ摺動方向に垂直な面に対す
る角度がaからbへと小さくなるように、形成されてい
ることにより、テープ摺動方向に垂直な面に対するトラ
ック幅規制溝14,15のトラック幅端部における角部
の角度が、デプスの減少に対応して変化することにな
る。従って、使用によるテープ摺動面の摩耗に伴って、
デプスの減少によるヘッド効率の変動が抑制されるの
で、磁気ヘッドに接続される電気回路の設計が容易に行
なわれ得ることになる。
【0036】上述した実施形態においては、加工溝14
a,15a,25は、コア半体11,12を構成するコ
ア半体ブロックが互いに接合される前に、図4(F)に
示すように、形成するようになっているが、これに限ら
ず、図10に示すように、コア半体11,12が互いに
トラック合わせして接合された後、テープ摺動面側か
ら、加工溝14a,15aが形成されるようにしてもよ
いことは明らかである。この場合、加工溝を加工するた
めのイオンビームは、ギャップ13の端部で垂直な入射
となるようにすると共に、ギャップ13から離れるに従
って、トラックの外側方向からトラック幅の内側に向く
ように、移動される。
a,15a,25は、コア半体11,12を構成するコ
ア半体ブロックが互いに接合される前に、図4(F)に
示すように、形成するようになっているが、これに限ら
ず、図10に示すように、コア半体11,12が互いに
トラック合わせして接合された後、テープ摺動面側か
ら、加工溝14a,15aが形成されるようにしてもよ
いことは明らかである。この場合、加工溝を加工するた
めのイオンビームは、ギャップ13の端部で垂直な入射
となるようにすると共に、ギャップ13から離れるに従
って、トラックの外側方向からトラック幅の内側に向く
ように、移動される。
【0037】また、上述した実施形態においては、加工
溝14a,15a,25は、加工のためのイオンビーム
の入射角を、アジマスを考慮して、最終的に得られる磁
気ヘッド10のテープ摺動面10aにおいて、加工溝が
テープ摺動方向を対称軸として、トラック幅の両側に同
じ角度a,aまたはb,bになるように、設定されてい
るが、これに限らず、例えば図11に示すように、基板
20の主面に垂直な面、即ちギャップ13に平行な面を
基準として、イオンビームの入射角を設定するようにし
てもよいことは明らかである。
溝14a,15a,25は、加工のためのイオンビーム
の入射角を、アジマスを考慮して、最終的に得られる磁
気ヘッド10のテープ摺動面10aにおいて、加工溝が
テープ摺動方向を対称軸として、トラック幅の両側に同
じ角度a,aまたはb,bになるように、設定されてい
るが、これに限らず、例えば図11に示すように、基板
20の主面に垂直な面、即ちギャップ13に平行な面を
基準として、イオンビームの入射角を設定するようにし
てもよいことは明らかである。
【0038】さらに、上述した実施形態においては、ギ
ャップ13を画成するコア半体11,12のギャップ形
成面に、ギャップと平行な軟磁性膜23から成る金属磁
性膜16,17を備えている場合について説明したが、
これに限らず、ギャップと非平行な軟磁性膜を備えた、
所謂TSS型メタルインギャップ構造の磁気ヘッドにつ
いても、あるいは金属磁性膜16,17のない磁気ヘッ
ドについても、本発明を適用し得ることは明らかであ
る。
ャップ13を画成するコア半体11,12のギャップ形
成面に、ギャップと平行な軟磁性膜23から成る金属磁
性膜16,17を備えている場合について説明したが、
これに限らず、ギャップと非平行な軟磁性膜を備えた、
所謂TSS型メタルインギャップ構造の磁気ヘッドにつ
いても、あるいは金属磁性膜16,17のない磁気ヘッ
ドについても、本発明を適用し得ることは明らかであ
る。
【0039】また、上述した実施形態においては、ギャ
ップ13のトラック幅端部の両端に、加工溝14a,1
5aを形成した場合について説明したが、これに限ら
ず、記録時に、前の記録パターンに対して隣接する側の
トラック幅端部のみに、加工溝14a,15aを形成す
るようにしてもよい。
ップ13のトラック幅端部の両端に、加工溝14a,1
5aを形成した場合について説明したが、これに限ら
ず、記録時に、前の記録パターンに対して隣接する側の
トラック幅端部のみに、加工溝14a,15aを形成す
るようにしてもよい。
【0040】さらにまた、上述した実施形態において
は、ギャップ13がアジマス角を有する磁気ヘッド10
について説明したが、これに限らず、アジマス角が0度
である磁気ヘッドについても、本発明を適用し得ること
は明らかである。
は、ギャップ13がアジマス角を有する磁気ヘッド10
について説明したが、これに限らず、アジマス角が0度
である磁気ヘッドについても、本発明を適用し得ること
は明らかである。
【0041】以上述べたように、本発明の実施の形態に
よれば、ギャップ13の両端部に加工溝14a,15
a,25が形成されることによって、ギャップ13のト
ラック幅端部の突き合わせが不十分な部分が切除される
ことになり、ギャップ13におけるトラック幅端部が正
確に規制されるので、トラック幅TWの外側部分による
磁束の影響が確実に排除される。従って、トラック幅端
部の突き合わせ不十分な部分がないことから、記録時に
前のトラックによって記録された記録パターンの一部の
上に無信号部分が記録されるようなことはない。これに
より、記録信号の高密度化においても、出力の減少やノ
イズの増大が抑制されることになり、ヘッド効率が向上
することになる。
よれば、ギャップ13の両端部に加工溝14a,15
a,25が形成されることによって、ギャップ13のト
ラック幅端部の突き合わせが不十分な部分が切除される
ことになり、ギャップ13におけるトラック幅端部が正
確に規制されるので、トラック幅TWの外側部分による
磁束の影響が確実に排除される。従って、トラック幅端
部の突き合わせ不十分な部分がないことから、記録時に
前のトラックによって記録された記録パターンの一部の
上に無信号部分が記録されるようなことはない。これに
より、記録信号の高密度化においても、出力の減少やノ
イズの増大が抑制されることになり、ヘッド効率が向上
することになる。
【0042】また、ギャップ13の両端部の加工溝14
a,15a,25が、テープ摺動面10aからの深さ
(デプス)に対して、デプスが減少するにつれて、テー
プ摺動方向に垂直な面に対する角度が小さくなるよう
に、形成されることにより、トラック幅規制溝14,1
5の角度がデプスに対応して変化するので、加工溝14
a,15a,25によってトラック幅方向での磁束集中
が妨げられることになる。そして、デプスの減少と共に
磁束集中によってヘッド効率が高くなることと相まっ
て、デプスの減少によるヘッド効率の変動が抑制される
ので、ヘッド効率がほぼ一定に保持され得ることにな
り、磁気ヘッドに接続される電気回路の設計が容易に行
なわれ得ることになる。
a,15a,25が、テープ摺動面10aからの深さ
(デプス)に対して、デプスが減少するにつれて、テー
プ摺動方向に垂直な面に対する角度が小さくなるよう
に、形成されることにより、トラック幅規制溝14,1
5の角度がデプスに対応して変化するので、加工溝14
a,15a,25によってトラック幅方向での磁束集中
が妨げられることになる。そして、デプスの減少と共に
磁束集中によってヘッド効率が高くなることと相まっ
て、デプスの減少によるヘッド効率の変動が抑制される
ので、ヘッド効率がほぼ一定に保持され得ることにな
り、磁気ヘッドに接続される電気回路の設計が容易に行
なわれ得ることになる。
【0043】
【発明の効果】かくして、本発明によれば、トラック幅
端部の形状による突き合わせの不十分な部分を削減し、
変動の少ない高いヘッド効率を有するようにした、磁気
ヘッドを提供することができる。
端部の形状による突き合わせの不十分な部分を削減し、
変動の少ない高いヘッド効率を有するようにした、磁気
ヘッドを提供することができる。
【図1】本発明による磁気ヘッドの一実施形態の全体構
成を示す概略斜視図である。
成を示す概略斜視図である。
【図2】図1の磁気ヘッドのテープ摺動面を示す部分拡
大図である。
大図である。
【図3】図1の磁気ヘッドの製造工程を順次に示す工程
図である。
図である。
【図4】図1の磁気ヘッドの製造工程を順次に示す工程
図である。
図である。
【図5】図1の磁気ヘッドにおけるトラック幅規制溝の
端部をビームで加工する状態を示す要部拡大斜視図であ
る。
端部をビームで加工する状態を示す要部拡大斜視図であ
る。
【図6】図1の磁気ヘッドにおける加工溝の加工角度の
相違を示す要部拡大斜視図である。
相違を示す要部拡大斜視図である。
【図7】図6のトラック幅端部のデプス上部における断
面図である。
面図である。
【図8】図6のトラック幅端部のデプス下部における断
面図である。
面図である。
【図9】図6のトラック幅端部と加工溝との関係を示す
部分拡大断面図である。
部分拡大断面図である。
【図10】図6のトラック幅端部における加工溝の他の
形成例を示す要部拡大斜視図である。
形成例を示す要部拡大斜視図である。
【図11】図6のトラック幅端部における加工溝のさら
に他の形成例を示す要部拡大断面図である。
に他の形成例を示す要部拡大断面図である。
【図12】従来の磁気ヘッドの一例の全体構成を示す概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図13】図12の磁気ヘッドにおけるテープ摺動面の
部分拡大図である。
部分拡大図である。
【図14】図12の磁気ヘッドにおける無記録部分を示
す部分拡大図である。
す部分拡大図である。
【図15】図12の磁気ヘッドにおけるヘッド突き合わ
せ不十分な部分を切除した状態を示すテープ摺動面の部
分拡大図である。
せ不十分な部分を切除した状態を示すテープ摺動面の部
分拡大図である。
【図16】図15の磁気ヘッドにおける切除部分に接合
ガラスを埋め込んだ状態を示すテープ摺動面の部分拡大
図である。
ガラスを埋め込んだ状態を示すテープ摺動面の部分拡大
図である。
10・・・磁気ヘッド、11,12・・・コア半体、1
1a,12a、22・・・巻線溝、13・・・ギャッ
プ、14,15、21・・・トラック幅規制溝、14
a,15a、25・・・加工溝、16,17・・・金属
磁性膜、20・・・基板、23・・・軟磁性膜(金属磁
性膜)、24・・・ギャップ膜、18、26・・・接合
ガラス、10a・・・テープ摺動面。
1a,12a、22・・・巻線溝、13・・・ギャッ
プ、14,15、21・・・トラック幅規制溝、14
a,15a、25・・・加工溝、16,17・・・金属
磁性膜、20・・・基板、23・・・軟磁性膜(金属磁
性膜)、24・・・ギャップ膜、18、26・・・接合
ガラス、10a・・・テープ摺動面。
Claims (3)
- 【請求項1】 磁気記録媒体が接触する摺動面に配置さ
れた磁気コアのギャップが、この磁気記録媒体のトラッ
ク幅に対応するトラック幅規制溝によって、所定の幅と
なるように、規制されている、磁気ヘッドにおいて、 上記トラック幅規制溝の端部における上記摺動面に垂直
な面に対する角度が、このトラック幅規制溝のこの摺動
面からの深さに応じて変化するように、加工された加工
溝を備えていることを特徴とする、磁気ヘッド。 - 【請求項2】 上記トラック幅規制溝の加工溝が、コア
半体を接合した磁気コアに対して、加工されることを特
徴とする、請求項1に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項3】 さらに、上記磁気コアのギャップ形成面
の何れか一方に金属磁性膜が形成されていて、上記トラ
ック幅規制溝の加工溝が、トラック幅端部における金属
磁性膜の膜厚以下で加工されることを特徴とする、請求
項1に記載の磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19880498A JPH11213324A (ja) | 1997-11-20 | 1998-07-14 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31951797 | 1997-11-20 | ||
| JP9-319517 | 1997-11-20 | ||
| JP19880498A JPH11213324A (ja) | 1997-11-20 | 1998-07-14 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11213324A true JPH11213324A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=26511183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19880498A Pending JPH11213324A (ja) | 1997-11-20 | 1998-07-14 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11213324A (ja) |
-
1998
- 1998-07-14 JP JP19880498A patent/JPH11213324A/ja active Pending
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