JPH11213320A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JPH11213320A JPH11213320A JP1727398A JP1727398A JPH11213320A JP H11213320 A JPH11213320 A JP H11213320A JP 1727398 A JP1727398 A JP 1727398A JP 1727398 A JP1727398 A JP 1727398A JP H11213320 A JPH11213320 A JP H11213320A
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- magnetic
- magnetic head
- gap
- film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 チップ化のための切断加工における歩留まり
を向上させるようにした、磁気ヘッドを提供すること。 【解決手段】 磁気記録媒体に接触すべき摺動面26側
の一端にてギャップ23を構成し、且つギャップの下方
にて巻線窓21a,22aを形成するように、一対のコ
ア半体21,22を互いに突き合わせて接合した、磁性
材料から構成された磁気コアを含んでおり、上記ギャッ
プが、磁気コアの両側縁に設けられ且つ接触面にて側縁
に対して斜めに延びるトラック幅規制溝24,25によ
って、所定トラック幅Twとなるように、規制されてい
ると共に、上記各コア半体の接合面の上記巻線窓と摺動
面との間の領域に、段差が形成されていて、この段差内
に、高透磁率・磁束密度膜26が形成されている。
を向上させるようにした、磁気ヘッドを提供すること。 【解決手段】 磁気記録媒体に接触すべき摺動面26側
の一端にてギャップ23を構成し、且つギャップの下方
にて巻線窓21a,22aを形成するように、一対のコ
ア半体21,22を互いに突き合わせて接合した、磁性
材料から構成された磁気コアを含んでおり、上記ギャッ
プが、磁気コアの両側縁に設けられ且つ接触面にて側縁
に対して斜めに延びるトラック幅規制溝24,25によ
って、所定トラック幅Twとなるように、規制されてい
ると共に、上記各コア半体の接合面の上記巻線窓と摺動
面との間の領域に、段差が形成されていて、この段差内
に、高透磁率・磁束密度膜26が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダ(VTR)やデジタルオーディオテープレコーダ
(DAT)あるいはコンピュータ等のデータ記録再生の
ために、磁気テープ等の磁気記録媒体に対してデータの
記録再生するための磁気ヘッドに関し、特に所謂ヘリカ
ルスキャン方式の磁気ヘッドに関するものである。
ーダ(VTR)やデジタルオーディオテープレコーダ
(DAT)あるいはコンピュータ等のデータ記録再生の
ために、磁気テープ等の磁気記録媒体に対してデータの
記録再生するための磁気ヘッドに関し、特に所謂ヘリカ
ルスキャン方式の磁気ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような磁気ヘッドは、例えば
図15に示すように、構成されている。図15におい
て、磁気ヘッド1は、互いに接合された二つのコア半体
2及び3から成る磁気コアを含んでいる。
図15に示すように、構成されている。図15におい
て、磁気ヘッド1は、互いに接合された二つのコア半体
2及び3から成る磁気コアを含んでいる。
【0003】コア半体2,3は、それぞれフェライト等
の磁性材料から構成されている。この磁気コアの、少な
くとも表面(磁気記録媒体に対する接触面)寄りの所謂
ギャップ形成面にはギャップ4が形成されている。ま
た、各コア半体2,3は、その接合面側には、コイルと
して巻回される巻線を受容し且つギャップ4のデプスを
規制するための巻線溝2a,3aを備えている。そし
て、この巻線溝2a,3aにより形成された巻線窓を通
して、コア半体2または3の少なくとも一方、例えばコ
ア半体2に対してコイル(図示せず)が巻回されてい
る。
の磁性材料から構成されている。この磁気コアの、少な
くとも表面(磁気記録媒体に対する接触面)寄りの所謂
ギャップ形成面にはギャップ4が形成されている。ま
た、各コア半体2,3は、その接合面側には、コイルと
して巻回される巻線を受容し且つギャップ4のデプスを
規制するための巻線溝2a,3aを備えている。そし
て、この巻線溝2a,3aにより形成された巻線窓を通
して、コア半体2または3の少なくとも一方、例えばコ
ア半体2に対してコイル(図示せず)が巻回されてい
る。
【0004】ここで、上記ギャップ4は、そのトラック
幅方向に関して所定のトラック幅Twを有するように、
コア半体2,3の側縁に形成されたトラック幅規制溝
5,6により、規制されている。このトラック幅規制溝
5,6は、ギャップ4の両端縁からそれぞれデプス方向
に亘って円弧状に形成されている。
幅方向に関して所定のトラック幅Twを有するように、
コア半体2,3の側縁に形成されたトラック幅規制溝
5,6により、規制されている。このトラック幅規制溝
5,6は、ギャップ4の両端縁からそれぞれデプス方向
に亘って円弧状に形成されている。
【0005】さらに、各コア半体2,3は、図15に示
すように、そのギャップ形成面及び巻線溝2a,3aそ
してトラック幅規制溝5,6の内面に、高透磁率・磁束
密度膜としての金属磁性膜7及びギャップ膜8を備えて
いる。図示の場合、各コア半体2,3は、巻線溝2a,
3a及びトラック幅規制溝5,6の形成後に、ギャップ
形成面,巻線溝2a,3a及びトラック幅規制溝5,6
の内面に、金属磁性膜7,8が形成され、その後トラッ
ク幅規制溝5,6内に接合ガラス9が封入されることに
より、コア半体2,3が互いに接合されるようになって
いる。
すように、そのギャップ形成面及び巻線溝2a,3aそ
してトラック幅規制溝5,6の内面に、高透磁率・磁束
密度膜としての金属磁性膜7及びギャップ膜8を備えて
いる。図示の場合、各コア半体2,3は、巻線溝2a,
3a及びトラック幅規制溝5,6の形成後に、ギャップ
形成面,巻線溝2a,3a及びトラック幅規制溝5,6
の内面に、金属磁性膜7,8が形成され、その後トラッ
ク幅規制溝5,6内に接合ガラス9が封入されることに
より、コア半体2,3が互いに接合されるようになって
いる。
【0006】尚、図15に示した磁気ヘッド1において
は、その磁気記録媒体のための摺動面1aの当たり幅を
規制するための当たり幅規制溝1b,1cが、前記ギャ
ップ4の両端縁を挟むように、形成されている。
は、その磁気記録媒体のための摺動面1aの当たり幅を
規制するための当たり幅規制溝1b,1cが、前記ギャ
ップ4の両端縁を挟むように、形成されている。
【0007】このように構成された磁気ヘッド1によれ
ば、記録時には、例えば図示しない磁気テープが、磁気
ヘッド1の摺動面1aに沿って、矢印T方向に摺動する
と共に、外部から磁気ヘッド1のコア半体2に巻回され
たコイルに対して駆動電流が導入されることにより、こ
の駆動電流に対応した磁界がコイルに発生する。そし
て、このコイルに発生した磁界が、コア半体2,3の巻
線溝2a,3aの周りを磁路として循環して、ギャップ
4を通過することにより、磁気テープに対して所望のデ
ータの磁気記録が行なわれる。また、再生時には、摺動
する磁気テープに記録された磁気信号に基づいて、ギャ
ップ4からコア半体2,3を循環する磁界が発生し、こ
の磁界に基づいて、コイルに信号電流が発生する。そし
て、このコイルに発生した信号電流が、外部に取り出さ
れ、適宜に処理されることより、磁気テープに記録され
たデータが再生されることになる。
ば、記録時には、例えば図示しない磁気テープが、磁気
ヘッド1の摺動面1aに沿って、矢印T方向に摺動する
と共に、外部から磁気ヘッド1のコア半体2に巻回され
たコイルに対して駆動電流が導入されることにより、こ
の駆動電流に対応した磁界がコイルに発生する。そし
て、このコイルに発生した磁界が、コア半体2,3の巻
線溝2a,3aの周りを磁路として循環して、ギャップ
4を通過することにより、磁気テープに対して所望のデ
ータの磁気記録が行なわれる。また、再生時には、摺動
する磁気テープに記録された磁気信号に基づいて、ギャ
ップ4からコア半体2,3を循環する磁界が発生し、こ
の磁界に基づいて、コイルに信号電流が発生する。そし
て、このコイルに発生した信号電流が、外部に取り出さ
れ、適宜に処理されることより、磁気テープに記録され
たデータが再生されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の磁気ヘッド1は、製造に際して、以下のようにし
て製造される。先ず、図16に示すように、例えばフェ
ライトから成る板状の一対の基板10は、その上面(主
面)10aの長手方向に沿って、コイル巻線を受容し且
つギャップのデプスを規制するための巻線溝11(2
a,3a)が形成される。続いて、この基板10は、図
17に示すように、その上面(主面)の幅方向にトラッ
ク幅Twとなるフェライト断面が残るように、トラック
幅規制溝12(5,6)が形成される。ここで、基板1
0の主面10a及び巻線溝11及びトラック幅規制溝1
2の内面に、図17に示すように、高透磁率・磁束密度
膜としての金属磁性膜13が形成される。さらに、少な
くともギャップ4を形成する突き合わせ面の領域に、規
定のギャップ長の約半分の厚さのギャップ膜14が形成
される。つまり、各基板10,10の接合面全体に金属
磁性膜13が設けられている。
構成の磁気ヘッド1は、製造に際して、以下のようにし
て製造される。先ず、図16に示すように、例えばフェ
ライトから成る板状の一対の基板10は、その上面(主
面)10aの長手方向に沿って、コイル巻線を受容し且
つギャップのデプスを規制するための巻線溝11(2
a,3a)が形成される。続いて、この基板10は、図
17に示すように、その上面(主面)の幅方向にトラッ
ク幅Twとなるフェライト断面が残るように、トラック
幅規制溝12(5,6)が形成される。ここで、基板1
0の主面10a及び巻線溝11及びトラック幅規制溝1
2の内面に、図17に示すように、高透磁率・磁束密度
膜としての金属磁性膜13が形成される。さらに、少な
くともギャップ4を形成する突き合わせ面の領域に、規
定のギャップ長の約半分の厚さのギャップ膜14が形成
される。つまり、各基板10,10の接合面全体に金属
磁性膜13が設けられている。
【0009】このように構成された一対の基板10が、
図18に示すように、二つのコア半体ブロックとして、
ギャップスペーサを介して、互いに主面が接するように
重ねられ、トラック合わせされた後、接合ガラス15が
トラック幅規制溝12に充填されて、二つの基板10が
互いに接合される。その後、図19に示すように、磁気
テープに対接する面が円筒研削されて、摺動面16(1
a)が形成されると共に、この摺動面16の各トラック
幅規制溝12の間の領域に、当たり幅規制溝17(1
b,1c)が形成される。最後に、所定のチップ厚及び
チップ長となるように、長手方向に関して各トラック幅
規制溝12毎に、例えばスライシングによって切断加工
されることにより、図15に示した磁気ヘッド1が完成
する。
図18に示すように、二つのコア半体ブロックとして、
ギャップスペーサを介して、互いに主面が接するように
重ねられ、トラック合わせされた後、接合ガラス15が
トラック幅規制溝12に充填されて、二つの基板10が
互いに接合される。その後、図19に示すように、磁気
テープに対接する面が円筒研削されて、摺動面16(1
a)が形成されると共に、この摺動面16の各トラック
幅規制溝12の間の領域に、当たり幅規制溝17(1
b,1c)が形成される。最後に、所定のチップ厚及び
チップ長となるように、長手方向に関して各トラック幅
規制溝12毎に、例えばスライシングによって切断加工
されることにより、図15に示した磁気ヘッド1が完成
する。
【0010】しかしながら、このような構成の磁気ヘッ
ド1においては、コア半体2,3の接合面全体と巻線溝
2a,3a及びトラック幅規制溝5,6の内面全体に亘
って、金属磁性膜13が形成されている。このため、一
対のコア半体ブロックを互いに接合したコアブロックか
ら、切断加工によって磁気ヘッドをチップ化する際に、
切断用砥石(図示せず)が、コア半体ブロックを構成す
るフェライトから成る基板10と共に上記金属磁性膜1
3を切断加工することになり、金属磁性膜13の加工面
積が比較的大きい。従って、この金属磁性膜13の切断
加工の際に、切断用砥石がダメージを受けることにな
り、切断用砥石のダメージによって、切断加工された磁
気ヘッド1のチップが部分的に破損してしまうことにな
り、磁気ヘッド1の歩留まりが低下してしまうという問
題があった。さらに、当たり幅規制溝17の加工の際に
も、金属磁性膜13が加工されることから、同様に、加
工用砥石がダメージを受けることになる。
ド1においては、コア半体2,3の接合面全体と巻線溝
2a,3a及びトラック幅規制溝5,6の内面全体に亘
って、金属磁性膜13が形成されている。このため、一
対のコア半体ブロックを互いに接合したコアブロックか
ら、切断加工によって磁気ヘッドをチップ化する際に、
切断用砥石(図示せず)が、コア半体ブロックを構成す
るフェライトから成る基板10と共に上記金属磁性膜1
3を切断加工することになり、金属磁性膜13の加工面
積が比較的大きい。従って、この金属磁性膜13の切断
加工の際に、切断用砥石がダメージを受けることにな
り、切断用砥石のダメージによって、切断加工された磁
気ヘッド1のチップが部分的に破損してしまうことにな
り、磁気ヘッド1の歩留まりが低下してしまうという問
題があった。さらに、当たり幅規制溝17の加工の際に
も、金属磁性膜13が加工されることから、同様に、加
工用砥石がダメージを受けることになる。
【0011】これに対して、金属磁性膜13を成膜した
後、トラック幅規制溝12を形成する方法もあるが、こ
の場合には、トラック幅規制溝12の加工の際に、金属
磁性膜13を加工することになるため、加工用砥石がダ
メージを受けることになり、この加工用砥石のダメージ
によって摩耗が大きくなる。従って、トラック幅規制溝
12の加工精度が低下してしまい、トラック幅規制溝の
加工安定性が損なわれてしまうという問題があった。
後、トラック幅規制溝12を形成する方法もあるが、こ
の場合には、トラック幅規制溝12の加工の際に、金属
磁性膜13を加工することになるため、加工用砥石がダ
メージを受けることになり、この加工用砥石のダメージ
によって摩耗が大きくなる。従って、トラック幅規制溝
12の加工精度が低下してしまい、トラック幅規制溝の
加工安定性が損なわれてしまうという問題があった。
【0012】本発明は、以上の点に鑑み、チップ化のた
めの切断加工における歩留まりを向上させるようにし
た、磁気ヘッドを提供することを目的としている。
めの切断加工における歩留まりを向上させるようにし
た、磁気ヘッドを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、磁気記録媒体に接触すべき摺動面側の一端にてギ
ャップを構成し、且つギャップの下方にて巻線窓を形成
するように、一対のコア半体を互いに突き合わせて接合
した、磁性材料から構成された磁気コアを含んでおり、
上記ギャップが、磁気コアの両側縁に設けられたトラッ
ク幅規制溝によって、所定トラック幅となるように規制
されていると共に、上記各コア半体の接合面の上記巻線
窓と摺動面との間の領域に、段差が形成されていて、こ
の段差内に、高透磁率・磁束密度膜が形成されている磁
気ヘッドにより、達成される。
れば、磁気記録媒体に接触すべき摺動面側の一端にてギ
ャップを構成し、且つギャップの下方にて巻線窓を形成
するように、一対のコア半体を互いに突き合わせて接合
した、磁性材料から構成された磁気コアを含んでおり、
上記ギャップが、磁気コアの両側縁に設けられたトラッ
ク幅規制溝によって、所定トラック幅となるように規制
されていると共に、上記各コア半体の接合面の上記巻線
窓と摺動面との間の領域に、段差が形成されていて、こ
の段差内に、高透磁率・磁束密度膜が形成されている磁
気ヘッドにより、達成される。
【0014】上記構成によれば、高透磁率・磁束密度膜
が、各コア半体の接合面の巻線窓と摺動面との間の領域
に形成された段差内に形成されていることから、これら
接合面全体には形成されていない。このため、複数個の
磁気ヘッドが幅方向に連続して一体にコアブロックとし
て構成された後、各磁気ヘッド毎にチップ化のため切断
加工される際に、切断用砥石が、各コア半体の接合面の
摺動面寄りの領域のみに形成された高透磁率・磁束密度
膜を切断加工することになる。
が、各コア半体の接合面の巻線窓と摺動面との間の領域
に形成された段差内に形成されていることから、これら
接合面全体には形成されていない。このため、複数個の
磁気ヘッドが幅方向に連続して一体にコアブロックとし
て構成された後、各磁気ヘッド毎にチップ化のため切断
加工される際に、切断用砥石が、各コア半体の接合面の
摺動面寄りの領域のみに形成された高透磁率・磁束密度
膜を切断加工することになる。
【0015】従って、従来の接合面全体に高透磁率・磁
束密度膜が形成された磁気ヘッドの場合に比較して、切
断用砥石が切断加工すべき高透磁率・磁束密度膜の切断
面積が大幅に低減されることになる。これにより、切断
用砥石は、磁気ヘッドのチップ化のための切断加工にお
ける高透磁率・磁束密度膜の切断加工によって受けるダ
メージが大幅に減少する。
束密度膜が形成された磁気ヘッドの場合に比較して、切
断用砥石が切断加工すべき高透磁率・磁束密度膜の切断
面積が大幅に低減されることになる。これにより、切断
用砥石は、磁気ヘッドのチップ化のための切断加工にお
ける高透磁率・磁束密度膜の切断加工によって受けるダ
メージが大幅に減少する。
【0016】上記高透磁率・磁束密度膜が、各コア半体
の接合面に形成された段差内にのみ形成されている場合
には、トラック幅規制溝の内面に、高透磁率・磁束密度
膜が形成されていない。従って、磁気ヘッドの磁気記録
媒体の摺動面の当たり幅規制溝を加工する際に、加工用
砥石による高透磁率・磁束密度膜の加工が不要であるこ
とから、加工用砥石の高透磁率・磁束密度膜の加工によ
り受けるダメージが完全に排除されることになる。
の接合面に形成された段差内にのみ形成されている場合
には、トラック幅規制溝の内面に、高透磁率・磁束密度
膜が形成されていない。従って、磁気ヘッドの磁気記録
媒体の摺動面の当たり幅規制溝を加工する際に、加工用
砥石による高透磁率・磁束密度膜の加工が不要であるこ
とから、加工用砥石の高透磁率・磁束密度膜の加工によ
り受けるダメージが完全に排除されることになる。
【0017】上記高透磁率・磁束密度膜が、トラック幅
規制溝内にも形成されている場合には、各コア半体の接
合面にて、巻線溝から摺動面の領域に段差を形成して、
この段差内に高透磁率・磁束密度膜を形成することによ
り、従来とほぼ同様に磁気ヘッドが製造されると共に、
コア半体の接合面の一部領域にのみ高透磁率・磁束密度
膜が容易に形成されることになる。
規制溝内にも形成されている場合には、各コア半体の接
合面にて、巻線溝から摺動面の領域に段差を形成して、
この段差内に高透磁率・磁束密度膜を形成することによ
り、従来とほぼ同様に磁気ヘッドが製造されると共に、
コア半体の接合面の一部領域にのみ高透磁率・磁束密度
膜が容易に形成されることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図14を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例で
あるから、技術的に好ましい種々の限定が付されている
が、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を
限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られる
ものではない。
を図1乃至図14を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例で
あるから、技術的に好ましい種々の限定が付されている
が、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を
限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られる
ものではない。
【0019】図1は、本発明による磁気ヘッドの第一の
実施形態を示しており、図1(a)は磁気ヘッドの斜視
図、図1(b)bは、そのギャプ付近を拡大して示した
部分平面図である。図1において、磁気ヘッド20は、
互いに接合された二つのコア半体21及び22から成る
磁気コアを含んでいる。
実施形態を示しており、図1(a)は磁気ヘッドの斜視
図、図1(b)bは、そのギャプ付近を拡大して示した
部分平面図である。図1において、磁気ヘッド20は、
互いに接合された二つのコア半体21及び22から成る
磁気コアを含んでいる。
【0020】コア半体21,22は、それぞれフェライ
ト等の磁性材料から構成されていると共に、互いに接合
されるべき接合面のうち、少なくとも表面(磁気記録媒
体に対する接触面)寄りの所謂ギャップ形成面が、その
間に、ギャップ23を形成するようになっている。ま
た、各コア半体21,22は、その接合面に、コイルと
して巻回される巻線を受容し且つギャップ23のデプス
を規制するための巻線溝21a,22aを備えている。
そして、この巻線溝21a,22aにより形成された巻
線窓を通して、コア半体21または22の少なくとも一
方、例えばコア半体21に対してコイル(図示せず)が
巻回されている。
ト等の磁性材料から構成されていると共に、互いに接合
されるべき接合面のうち、少なくとも表面(磁気記録媒
体に対する接触面)寄りの所謂ギャップ形成面が、その
間に、ギャップ23を形成するようになっている。ま
た、各コア半体21,22は、その接合面に、コイルと
して巻回される巻線を受容し且つギャップ23のデプス
を規制するための巻線溝21a,22aを備えている。
そして、この巻線溝21a,22aにより形成された巻
線窓を通して、コア半体21または22の少なくとも一
方、例えばコア半体21に対してコイル(図示せず)が
巻回されている。
【0021】ここで、上記ギャップ23は、図1(b)
に示すように、そのトラック幅方向に関して所定のトラ
ック幅Twを有するように、コア半体21,22の側縁
に形成されたトラック幅規制溝24,25により、規制
されている。このトラック幅規制溝24,25は、ギャ
ップ23の両端縁からそれぞれデプス方向に亘って円弧
状に形成されている。
に示すように、そのトラック幅方向に関して所定のトラ
ック幅Twを有するように、コア半体21,22の側縁
に形成されたトラック幅規制溝24,25により、規制
されている。このトラック幅規制溝24,25は、ギャ
ップ23の両端縁からそれぞれデプス方向に亘って円弧
状に形成されている。
【0022】さらに、各コア半体21,22は、そのギ
ャップ形成面に、高透磁率・磁束密度膜としての金属磁
性膜26及びギャップ膜27を備えている。図示の場
合、各コア半体21,22は、後述するように、巻線溝
21a,22a及びトラック幅規制溝24,25の形成
後に、ギャップ形成面に、金属磁性膜26及びギャップ
膜27が形成され、その後トラック幅規制溝24,25
内に接合ガラス28が封入されることにより、コア半体
21,22が互いに接合されるようになっている。
ャップ形成面に、高透磁率・磁束密度膜としての金属磁
性膜26及びギャップ膜27を備えている。図示の場
合、各コア半体21,22は、後述するように、巻線溝
21a,22a及びトラック幅規制溝24,25の形成
後に、ギャップ形成面に、金属磁性膜26及びギャップ
膜27が形成され、その後トラック幅規制溝24,25
内に接合ガラス28が封入されることにより、コア半体
21,22が互いに接合されるようになっている。
【0023】尚、図1に示した磁気ヘッド20において
は、その磁気記録媒体のための摺動面(接触面)30a
の当たり幅を規制するための当たり幅規制溝30b,3
0cが、前記ギャップ23の両端縁を挟むように、形成
されている。
は、その磁気記録媒体のための摺動面(接触面)30a
の当たり幅を規制するための当たり幅規制溝30b,3
0cが、前記ギャップ23の両端縁を挟むように、形成
されている。
【0024】また、上記各コア半体21,22の接合面
には、後述するようにして、その巻線窓21a,22a
と摺動面10aとの間の領域に、金属磁性膜26の厚さ
にほぼ等しい深さの段差が30b,30b形成されてい
て、この段差内(段差上)に、高透磁率・磁束密度膜と
しての金属磁性膜26が形成されている
には、後述するようにして、その巻線窓21a,22a
と摺動面10aとの間の領域に、金属磁性膜26の厚さ
にほぼ等しい深さの段差が30b,30b形成されてい
て、この段差内(段差上)に、高透磁率・磁束密度膜と
しての金属磁性膜26が形成されている
【0025】このような構成の磁気ヘッド20は、製造
に際して、以下に示すように製造される。先ず、図2に
示すように、例えばフェライト等の磁性材料から成る板
状の一対の基板30,30に対して、その上面(主面)
30a,30aの長手方向に沿って、コイル巻線を受容
し且つギャップのデプスを規制するための巻線溝31,
31(21a,22a)が形成されると共に、この巻線
溝31,31と磁気記録媒体の摺動面となるべき端面と
の間の領域にて、各主面30aに段差30b,30bが
形成されている。この各段差30bの深さd,dは、後
述する金属磁性膜の厚さにほぼ等しく選定されている。
に際して、以下に示すように製造される。先ず、図2に
示すように、例えばフェライト等の磁性材料から成る板
状の一対の基板30,30に対して、その上面(主面)
30a,30aの長手方向に沿って、コイル巻線を受容
し且つギャップのデプスを規制するための巻線溝31,
31(21a,22a)が形成されると共に、この巻線
溝31,31と磁気記録媒体の摺動面となるべき端面と
の間の領域にて、各主面30aに段差30b,30bが
形成されている。この各段差30bの深さd,dは、後
述する金属磁性膜の厚さにほぼ等しく選定されている。
【0026】続いて、この基板30,30は、図3に示
すように、その主面30aの幅方向にトラック幅Twと
なるフェライト断面が残るように、2つのトラック幅規
制溝32,32(24,25)が形成される。ここで、
各基板30の各主面30a,30aに形成された段差3
0b内(図3の斜線の領域)に、図3に示すように、そ
れぞれ高透磁率・磁束密度膜としての金属磁性膜33,
33が形成され、さらに規定のギャップ長の約半分の厚
さのギャップ膜34が形成される。
すように、その主面30aの幅方向にトラック幅Twと
なるフェライト断面が残るように、2つのトラック幅規
制溝32,32(24,25)が形成される。ここで、
各基板30の各主面30a,30aに形成された段差3
0b内(図3の斜線の領域)に、図3に示すように、そ
れぞれ高透磁率・磁束密度膜としての金属磁性膜33,
33が形成され、さらに規定のギャップ長の約半分の厚
さのギャップ膜34が形成される。
【0027】このように構成された一対の基板30,3
0が、図3の矢印に示すように合わされて、図4に示す
ように、二つのコア半体ブロックとして、ギャップスペ
ーサを介して、互いに主面が接するように重ねられ、ト
ラック合わせされた後、接合ガラス35がトラック幅規
制溝32に充填されて、二つの基板30が互いに接合さ
れる。
0が、図3の矢印に示すように合わされて、図4に示す
ように、二つのコア半体ブロックとして、ギャップスペ
ーサを介して、互いに主面が接するように重ねられ、ト
ラック合わせされた後、接合ガラス35がトラック幅規
制溝32に充填されて、二つの基板30が互いに接合さ
れる。
【0028】その後、図5に示すように、磁気記録媒体
に対接する面が円筒研削されて、摺動面36(30a)
が形成されると共に、この摺動面36の各トラック幅規
制溝32の間の領域に、当たり幅規制溝37(30b,
30c)が形成される。
に対接する面が円筒研削されて、摺動面36(30a)
が形成されると共に、この摺動面36の各トラック幅規
制溝32の間の領域に、当たり幅規制溝37(30b,
30c)が形成される。
【0029】最後に、所定のチップ厚及びチップ長とな
るように、長手方向に関して各トラック幅規制溝32毎
に、例えばスライシングによって切断加工されることに
より、図1に示した磁気ヘッド20が完成する。
るように、長手方向に関して各トラック幅規制溝32毎
に、例えばスライシングによって切断加工されることに
より、図1に示した磁気ヘッド20が完成する。
【0030】本実施形態による磁気ヘッド20は、以上
のように構成されており、記録時には、図示しない磁気
テープが、磁気ヘッド20の摺動面20aに沿って摺動
すると共に、外部から磁気ヘッド20のコア半体21に
巻回されたコイル(図示せず)に対して駆動電流が導入
されることにより、この駆動電流に対応した磁界がコイ
ルに発生する。そして、このコイルに発生した磁界が、
コア半体21,22の巻線溝21a,22aの周りを磁
路として循環し、ギャップ23を通過することにより、
磁気テープに対して所望のデータの磁気記録が行なわれ
る。
のように構成されており、記録時には、図示しない磁気
テープが、磁気ヘッド20の摺動面20aに沿って摺動
すると共に、外部から磁気ヘッド20のコア半体21に
巻回されたコイル(図示せず)に対して駆動電流が導入
されることにより、この駆動電流に対応した磁界がコイ
ルに発生する。そして、このコイルに発生した磁界が、
コア半体21,22の巻線溝21a,22aの周りを磁
路として循環し、ギャップ23を通過することにより、
磁気テープに対して所望のデータの磁気記録が行なわれ
る。
【0031】また、再生時には、摺動する磁気テープに
記録された磁気信号に基づいて、ギャップ23からコア
半体21,22を循環する磁界が発生し、この磁界に基
づいて、コイルに信号電流が発生する。そして、このコ
イルに発生した信号電流が、外部に取り出され、適宜に
処理されることより、磁気テープに記録されたデータが
再生されることになる。
記録された磁気信号に基づいて、ギャップ23からコア
半体21,22を循環する磁界が発生し、この磁界に基
づいて、コイルに信号電流が発生する。そして、このコ
イルに発生した信号電流が、外部に取り出され、適宜に
処理されることより、磁気テープに記録されたデータが
再生されることになる。
【0032】ここで、本実施形態による磁気ヘッド20
においては、上記当たり幅規制溝37の加工は、例えば
加工用砥石を使用して行なわれるが、当たり幅規制溝3
7の加工領域には上記金属磁性膜33は存在しないこと
から、加工用砥石は金属磁性膜33の加工を行なわな
い。このため、加工用砥石の金属磁性膜33によるダメ
ージが完全に排除されることになる。
においては、上記当たり幅規制溝37の加工は、例えば
加工用砥石を使用して行なわれるが、当たり幅規制溝3
7の加工領域には上記金属磁性膜33は存在しないこと
から、加工用砥石は金属磁性膜33の加工を行なわな
い。このため、加工用砥石の金属磁性膜33によるダメ
ージが完全に排除されることになる。
【0033】さらに、磁気ヘッド20のチップ毎の切断
加工は、切断用砥石によって行なわれるが、その切断加
工面において、上記金属磁性膜33は、段部30b,3
0bの領域にのみ存在することから、図15に示した従
来の磁気ヘッド1の場合に比較して、金属磁性膜33の
切断面積が大幅に低減されることになる。このため、切
断用砥石は、磁気ヘッド20のチップ化のための切断加
工における金属磁性膜33の切断加工によって受けるダ
メージが大幅に減少する。かくして、切断用砥石による
切断加工における磁気ヘッド20のチップ破損が低減さ
れ、磁気ヘッド20の歩留まりが向上することになる。
加工は、切断用砥石によって行なわれるが、その切断加
工面において、上記金属磁性膜33は、段部30b,3
0bの領域にのみ存在することから、図15に示した従
来の磁気ヘッド1の場合に比較して、金属磁性膜33の
切断面積が大幅に低減されることになる。このため、切
断用砥石は、磁気ヘッド20のチップ化のための切断加
工における金属磁性膜33の切断加工によって受けるダ
メージが大幅に減少する。かくして、切断用砥石による
切断加工における磁気ヘッド20のチップ破損が低減さ
れ、磁気ヘッド20の歩留まりが向上することになる。
【0034】図7は、本発明による磁気ヘッドの第二の
実施形態を示している。図7において、磁気ヘッド40
は、図1に示した磁気ヘッド20とほぼ同様の構成であ
り、その摺動面30aに当たり幅規制溝30b,30c
が形成されていない点でのみ異なる構成になっている。
このような構成の磁気ヘッド40によれば、磁気ヘッド
20と同様に、作用すると共に、磁気ヘッド40のチッ
プ毎の切断の際に、上記金属磁性膜33が巻線溝31か
ら上方の領域にのみ存在することから、同様に従来の磁
気ヘッド1の場合に比較して、金属磁性膜33の切断面
積が大幅に低減されることになる。このため、切断用砥
石は、磁気ヘッド40のチップ化のための切断加工にお
ける金属磁性膜33の切断加工によって受けるダメージ
が大幅に減少する。かくして、切断用砥石による切断加
工における磁気ヘッド40のチップ破損が低減され、磁
気ヘッド40の歩留まりが向上することになる。
実施形態を示している。図7において、磁気ヘッド40
は、図1に示した磁気ヘッド20とほぼ同様の構成であ
り、その摺動面30aに当たり幅規制溝30b,30c
が形成されていない点でのみ異なる構成になっている。
このような構成の磁気ヘッド40によれば、磁気ヘッド
20と同様に、作用すると共に、磁気ヘッド40のチッ
プ毎の切断の際に、上記金属磁性膜33が巻線溝31か
ら上方の領域にのみ存在することから、同様に従来の磁
気ヘッド1の場合に比較して、金属磁性膜33の切断面
積が大幅に低減されることになる。このため、切断用砥
石は、磁気ヘッド40のチップ化のための切断加工にお
ける金属磁性膜33の切断加工によって受けるダメージ
が大幅に減少する。かくして、切断用砥石による切断加
工における磁気ヘッド40のチップ破損が低減され、磁
気ヘッド40の歩留まりが向上することになる。
【0035】図8は、本発明による磁気ヘッドの第三の
実施形態を示している。図8において、磁気ヘッド50
は、互いに接合された二つのコア半体51及び52から
成る磁気コアを含んでいる。
実施形態を示している。図8において、磁気ヘッド50
は、互いに接合された二つのコア半体51及び52から
成る磁気コアを含んでいる。
【0036】コア半体51,52は、それぞれフェライ
ト等の磁性材料から構成されていると共に、互いに接合
されるべき接合面のうち、少なくとも表面(磁気記録媒
体に対する接触面)寄りの所謂ギャップ形成面が、その
間に、ギャップ53を形成するようになっている。ま
た、各コア半体51,52は、その接合面に、コイルと
して巻回される巻線を受容し且つギャップ53のデプス
を規制するための巻線溝51a,52aを備えている。
そして、この巻線溝51a,52aにより形成された巻
線窓を通して、コア半体51または52の少なくとも一
方、例えばコア半体51に対してコイル(図示せず)が
巻回されている。
ト等の磁性材料から構成されていると共に、互いに接合
されるべき接合面のうち、少なくとも表面(磁気記録媒
体に対する接触面)寄りの所謂ギャップ形成面が、その
間に、ギャップ53を形成するようになっている。ま
た、各コア半体51,52は、その接合面に、コイルと
して巻回される巻線を受容し且つギャップ53のデプス
を規制するための巻線溝51a,52aを備えている。
そして、この巻線溝51a,52aにより形成された巻
線窓を通して、コア半体51または52の少なくとも一
方、例えばコア半体51に対してコイル(図示せず)が
巻回されている。
【0037】ここで、上記ギャップ53は、そのトラッ
ク幅方向に関して所定のトラック幅Twを有するよう
に、コア半体51,52の側縁に形成されたトラック幅
規制溝54,55により、規制されている。このトラッ
ク幅規制溝54,55は、ギャップ53の両端縁からそ
れぞれデプス方向に亘って円弧状に形成されている。
ク幅方向に関して所定のトラック幅Twを有するよう
に、コア半体51,52の側縁に形成されたトラック幅
規制溝54,55により、規制されている。このトラッ
ク幅規制溝54,55は、ギャップ53の両端縁からそ
れぞれデプス方向に亘って円弧状に形成されている。
【0038】さらに、各コア半体51,52は、そのギ
ャップ形成面に、高透磁率・磁束密度膜としての金属磁
性膜56及びギャップ膜57を備えている。図示の場
合、各コア半体51,52は、後述するように、巻線溝
51a,52a及びトラック幅規制溝54,55の形成
後に、ギャップ形成面及びトラック幅規制溝54,55
内に、金属磁性膜56,57が形成され、その後トラッ
ク幅規制溝54,55内に接合ガラス58が封入される
ことにより、コア半体51,52が互いに接合されるよ
うになっている。
ャップ形成面に、高透磁率・磁束密度膜としての金属磁
性膜56及びギャップ膜57を備えている。図示の場
合、各コア半体51,52は、後述するように、巻線溝
51a,52a及びトラック幅規制溝54,55の形成
後に、ギャップ形成面及びトラック幅規制溝54,55
内に、金属磁性膜56,57が形成され、その後トラッ
ク幅規制溝54,55内に接合ガラス58が封入される
ことにより、コア半体51,52が互いに接合されるよ
うになっている。
【0039】尚、図8に示した磁気ヘッド50において
は、その磁気記録媒体のための摺動面50aの当たり幅
を規制するための当たり幅規制溝50b,50cが、前
記ギャップ53の両端縁を挟むように、形成されてい
る。
は、その磁気記録媒体のための摺動面50aの当たり幅
を規制するための当たり幅規制溝50b,50cが、前
記ギャップ53の両端縁を挟むように、形成されてい
る。
【0040】上記磁気ヘッド50においては、上記金属
磁性膜56が、以下のように構成されている。即ち、上
記各コア半体51,52の接合面(対向面)に、その巻
線窓51a,52aと摺動面50aとの間の領域に、金
属磁性膜56の厚さにほぼ等しい深さの段差が形成され
ていて、接合面に関しては、この段差内に、高透磁率・
磁束密度膜としての金属磁性膜56が形成されている。
磁性膜56が、以下のように構成されている。即ち、上
記各コア半体51,52の接合面(対向面)に、その巻
線窓51a,52aと摺動面50aとの間の領域に、金
属磁性膜56の厚さにほぼ等しい深さの段差が形成され
ていて、接合面に関しては、この段差内に、高透磁率・
磁束密度膜としての金属磁性膜56が形成されている。
【0041】このような構成の磁気ヘッド50は、製造
に際して、以下に示すように製造される。先ず、図9に
示すように、例えばフェライトから成る板状の一対の基
板60は、その上面(主面)60aの長手方向に沿っ
て、コイル巻線を受容し且つギャップのデプスを規制す
るための巻線溝61(51a,52a)が形成されると
共に、この巻線溝61と磁気記録媒体の摺動面となるべ
き端面との間の領域にて、主面60aに段差60bが形
成されている。この段差60bの深さdは、後述する金
属磁性膜の厚さにほぼ等しく選定されている。
に際して、以下に示すように製造される。先ず、図9に
示すように、例えばフェライトから成る板状の一対の基
板60は、その上面(主面)60aの長手方向に沿っ
て、コイル巻線を受容し且つギャップのデプスを規制す
るための巻線溝61(51a,52a)が形成されると
共に、この巻線溝61と磁気記録媒体の摺動面となるべ
き端面との間の領域にて、主面60aに段差60bが形
成されている。この段差60bの深さdは、後述する金
属磁性膜の厚さにほぼ等しく選定されている。
【0042】ここで、各基板60の主面60aに形成さ
れた巻線溝61の内面と段差60b内の領域(図10の
斜線で示す領域)に、図10に示すように、高透磁率・
磁束密度膜としての金属磁性膜63が形成され、さらに
その上に、規定のギャップ長の約半分の厚さのギャップ
膜64が形成される。続いて、この基板60は、図10
に示すように、その主面60aの幅方向にトラック幅T
wとなるフェライト断面が残るように、トラック幅規制
溝62,62(54,55)が形成される。
れた巻線溝61の内面と段差60b内の領域(図10の
斜線で示す領域)に、図10に示すように、高透磁率・
磁束密度膜としての金属磁性膜63が形成され、さらに
その上に、規定のギャップ長の約半分の厚さのギャップ
膜64が形成される。続いて、この基板60は、図10
に示すように、その主面60aの幅方向にトラック幅T
wとなるフェライト断面が残るように、トラック幅規制
溝62,62(54,55)が形成される。
【0043】このように構成された一対の基板60が、
図11に示すように、二つのコア半体ブロックとして、
ギャップスペーサを介して、互いに主面が接するように
重ねられ、トラック合わせされた後、接合ガラス65が
トラック幅規制溝62に充填されて、二つの基板60が
互いに接合される。
図11に示すように、二つのコア半体ブロックとして、
ギャップスペーサを介して、互いに主面が接するように
重ねられ、トラック合わせされた後、接合ガラス65が
トラック幅規制溝62に充填されて、二つの基板60が
互いに接合される。
【0044】その後、図12に示すように、磁気記録媒
体に対接する面が円筒研削されて、摺動面66(50
a)が形成されると共に、この摺動面66の各トラック
幅規制溝62の間の領域に、当たり幅規制溝67(50
b,50c)が形成される。
体に対接する面が円筒研削されて、摺動面66(50
a)が形成されると共に、この摺動面66の各トラック
幅規制溝62の間の領域に、当たり幅規制溝67(50
b,50c)が形成される。
【0045】最後に、所定のチップ厚及びチップ長とな
るように、長手方向に関して各トラック幅規制溝62毎
に、例えばスライシングによって切断加工されることに
より、図8に示した磁気ヘッド50が完成する。
るように、長手方向に関して各トラック幅規制溝62毎
に、例えばスライシングによって切断加工されることに
より、図8に示した磁気ヘッド50が完成する。
【0046】このような構成の磁気ヘッド50によれ
ば、記録時には、図示しない磁気テープが、磁気ヘッド
50の摺動面50aに沿って摺動すると共に、外部から
磁気ヘッド50のコア半体51に巻回されたコイル(図
示せず)に対して駆動電流が導入されることにより、こ
の駆動電流に対応した磁界がコイルに発生する。そし
て、このコイルに発生した磁界が、コア半体51,52
の巻線溝51a,52aの周りを磁路として循環し、ギ
ャップ53を通過することにより、磁気テープに対して
所望のデータの磁気記録が行なわれる。
ば、記録時には、図示しない磁気テープが、磁気ヘッド
50の摺動面50aに沿って摺動すると共に、外部から
磁気ヘッド50のコア半体51に巻回されたコイル(図
示せず)に対して駆動電流が導入されることにより、こ
の駆動電流に対応した磁界がコイルに発生する。そし
て、このコイルに発生した磁界が、コア半体51,52
の巻線溝51a,52aの周りを磁路として循環し、ギ
ャップ53を通過することにより、磁気テープに対して
所望のデータの磁気記録が行なわれる。
【0047】また、再生時には、摺動する磁気テープに
記録された磁気信号に基づいて、ギャップ53からコア
半体51,52を循環する磁界が発生し、この磁界に基
づいて、コイルに信号電流が発生する。そして、このコ
イルに発生した信号電流が、外部に取り出され、適宜に
処理されることより、磁気テープに記録されたデータが
再生されることになる。
記録された磁気信号に基づいて、ギャップ53からコア
半体51,52を循環する磁界が発生し、この磁界に基
づいて、コイルに信号電流が発生する。そして、このコ
イルに発生した信号電流が、外部に取り出され、適宜に
処理されることより、磁気テープに記録されたデータが
再生されることになる。
【0048】ここで、本実施形態による磁気ヘッド50
においては、磁気ヘッド50のチップ毎の切断加工は、
切断用砥石によって行なわれるが、その切断加工面にお
いて、上記金属磁性膜63は、巻線溝61から上方の領
域にのみ存在することから、図15に示した従来の磁気
ヘッド1の場合に比較して、金属磁性膜63の切断面積
が大幅に低減されることになる。このため、切断用砥石
は、磁気ヘッド50のチップ化のための切断加工におけ
る金属磁性膜63の切断加工によって受けるダメージが
大幅に減少する。かくして、切断用砥石による切断加工
における磁気ヘッド50のチップ破損が低減され、磁気
ヘッド50の歩留まりが向上することになる。
においては、磁気ヘッド50のチップ毎の切断加工は、
切断用砥石によって行なわれるが、その切断加工面にお
いて、上記金属磁性膜63は、巻線溝61から上方の領
域にのみ存在することから、図15に示した従来の磁気
ヘッド1の場合に比較して、金属磁性膜63の切断面積
が大幅に低減されることになる。このため、切断用砥石
は、磁気ヘッド50のチップ化のための切断加工におけ
る金属磁性膜63の切断加工によって受けるダメージが
大幅に減少する。かくして、切断用砥石による切断加工
における磁気ヘッド50のチップ破損が低減され、磁気
ヘッド50の歩留まりが向上することになる。
【0049】図14は、本発明による磁気ヘッドの第四
の実施形態を示している。図14において、磁気ヘッド
70は、図8に示した磁気ヘッド50とほぼ同様の構成
であり、その摺動面50aに当たり幅規制溝50b,5
0cが形成されていない点でのみ異なる構成になってい
る。このような構成の磁気ヘッド70によれば、磁気ヘ
ッド50と同様に、作用すると共に、磁気ヘッド50の
チップ毎の切断の際に、上記金属磁性膜63が巻線溝6
1から上方の領域にのみ存在することから、同様に従来
の磁気ヘッド1の場合に比較して、金属磁性膜63の切
断面積が大幅に低減されることになる。このため、切断
用砥石は、磁気ヘッド70のチップ化のための切断加工
における金属磁性膜63の切断加工によって受けるダメ
ージが大幅に減少する。かくして、切断用砥石による切
断加工における磁気ヘッド70のチップ破損が低減さ
れ、磁気ヘッド70の歩留まりが向上することになる。
の実施形態を示している。図14において、磁気ヘッド
70は、図8に示した磁気ヘッド50とほぼ同様の構成
であり、その摺動面50aに当たり幅規制溝50b,5
0cが形成されていない点でのみ異なる構成になってい
る。このような構成の磁気ヘッド70によれば、磁気ヘ
ッド50と同様に、作用すると共に、磁気ヘッド50の
チップ毎の切断の際に、上記金属磁性膜63が巻線溝6
1から上方の領域にのみ存在することから、同様に従来
の磁気ヘッド1の場合に比較して、金属磁性膜63の切
断面積が大幅に低減されることになる。このため、切断
用砥石は、磁気ヘッド70のチップ化のための切断加工
における金属磁性膜63の切断加工によって受けるダメ
ージが大幅に減少する。かくして、切断用砥石による切
断加工における磁気ヘッド70のチップ破損が低減さ
れ、磁気ヘッド70の歩留まりが向上することになる。
【0050】上述した実施形態においては、トラック幅
規制溝32,62は、金属磁性膜33,63が形成され
る前に形成されるようになっているが、これに限らず、
金属磁性膜33,63が基板30,60の主面30a,
60aに形成された後に、トラック幅規制溝32,62
が形成されるようにしてもよいことは明らかである。
規制溝32,62は、金属磁性膜33,63が形成され
る前に形成されるようになっているが、これに限らず、
金属磁性膜33,63が基板30,60の主面30a,
60aに形成された後に、トラック幅規制溝32,62
が形成されるようにしてもよいことは明らかである。
【0051】また、上述した実施形態においては、ギャ
ップ23,53がアジマス角を有する磁気ヘッド20,
50について説明したが、これに限らず、アジマス角が
0度である磁気ヘッドについても、本発明を適用できる
ことは明らかである。
ップ23,53がアジマス角を有する磁気ヘッド20,
50について説明したが、これに限らず、アジマス角が
0度である磁気ヘッドについても、本発明を適用できる
ことは明らかである。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、チ
ップ化のための切断加工における歩留まりを向上させる
ようにした、磁気ヘッドを提供することができる。
ップ化のための切断加工における歩留まりを向上させる
ようにした、磁気ヘッドを提供することができる。
【図1】本発明による磁気ヘッドの第一の実施形態の全
体構成を示す概略斜視図である。
体構成を示す概略斜視図である。
【図2】図1の磁気ヘッドの製造工程における第一の工
程を示す概略斜視図である。
程を示す概略斜視図である。
【図3】図1の磁気ヘッドの製造工程における第二の工
程を示す概略斜視図である。
程を示す概略斜視図である。
【図4】図1の磁気ヘッドの製造工程における第三の工
程を示す概略斜視図である。
程を示す概略斜視図である。
【図5】図1の磁気ヘッドの製造工程における第四の工
程を示す概略斜視図である。
程を示す概略斜視図である。
【図6】図1の磁気ヘッドの製造工程における第五の工
程を示す概略斜視図である。
程を示す概略斜視図である。
【図7】本発明による磁気ヘッドの第二の実施形態の全
体構成を示す概略斜視図である。
体構成を示す概略斜視図である。
【図8】本発明による磁気ヘッドの第三の実施形態の全
体構成を示す概略斜視図である。
体構成を示す概略斜視図である。
【図9】図8の磁気ヘッドの製造工程における第一の工
程を示す概略斜視図である。
程を示す概略斜視図である。
【図10】図8の磁気ヘッドの製造工程における第二の
工程を示す概略斜視図である。
工程を示す概略斜視図である。
【図11】図8の磁気ヘッドの製造工程における第三の
工程を示す概略斜視図である。
工程を示す概略斜視図である。
【図12】図8の磁気ヘッドの製造工程における第四の
工程を示す概略斜視図である。
工程を示す概略斜視図である。
【図13】図8の磁気ヘッドの製造工程における第五の
工程を示す概略斜視図である。
工程を示す概略斜視図である。
【図14】本発明による磁気ヘッドの第四の実施形態の
全体構成を示す概略斜視図である。
全体構成を示す概略斜視図である。
【図15】従来の磁気ヘッドの一例の全体構成を示す概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図16】図15の磁気ヘッドの製造工程における第一
の工程を示す概略斜視図である。
の工程を示す概略斜視図である。
【図17】図15の磁気ヘッドの製造工程における第二
の工程を示す概略斜視図である。
の工程を示す概略斜視図である。
【図18】図15の磁気ヘッドの製造工程における第三
の工程を示す概略斜視図である。
の工程を示す概略斜視図である。
【図19】図15の磁気ヘッドの製造工程における第四
の工程を示す概略斜視図である。
の工程を示す概略斜視図である。
【図20】図15の磁気ヘッドの製造工程における第五
の工程を示す概略斜視図である。
の工程を示す概略斜視図である。
20,40・・・磁気ヘッド、21,22・・・コア半
体、21a,22a・・・巻線溝、23・・・ギャッ
プ、24,25・・・トラック幅規制溝、26・・・金
属磁性膜、27・・・ギャップ膜、28・・・接合ガラ
ス、30・・・基板、31・・・巻線溝、32・・・ト
ラック幅規制溝、33・・・金属磁性膜、34・・・ギ
ャップ膜、35・・・接合ガラス、36・・・摺動面、
37・・・当たり幅規制溝、50,70・・・磁気ヘッ
ド、51,52・・・コア半体、51a,52a・・・
巻線溝、53・・・ギャップ、54,55・・・トラッ
ク幅規制溝、56・・・金属磁性膜、57・・・ギャッ
プ膜、58・・・接合ガラス、60・・・基板、61・
・・巻線溝、62・・・トラック幅規制溝、63・・・
金属磁性膜、64・・・ギャップ膜、65・・・接合ガ
ラス、66・・・摺動面、67・・・当たり幅規制溝。
体、21a,22a・・・巻線溝、23・・・ギャッ
プ、24,25・・・トラック幅規制溝、26・・・金
属磁性膜、27・・・ギャップ膜、28・・・接合ガラ
ス、30・・・基板、31・・・巻線溝、32・・・ト
ラック幅規制溝、33・・・金属磁性膜、34・・・ギ
ャップ膜、35・・・接合ガラス、36・・・摺動面、
37・・・当たり幅規制溝、50,70・・・磁気ヘッ
ド、51,52・・・コア半体、51a,52a・・・
巻線溝、53・・・ギャップ、54,55・・・トラッ
ク幅規制溝、56・・・金属磁性膜、57・・・ギャッ
プ膜、58・・・接合ガラス、60・・・基板、61・
・・巻線溝、62・・・トラック幅規制溝、63・・・
金属磁性膜、64・・・ギャップ膜、65・・・接合ガ
ラス、66・・・摺動面、67・・・当たり幅規制溝。
Claims (3)
- 【請求項1】 磁気記録媒体に接触すべき摺動面側の一
端にてギャップを構成し、且つギャップの下方にて巻線
窓を形成するように、一対のコア半体を互いに突き合わ
せて接合した、磁性材料から構成された磁気コアを含ん
でおり、 上記ギャップが、磁気コアの両側縁に設けられたトラッ
ク幅規制溝によって、所定トラック幅となるように規制
されていると共に、 上記各コア半体の接合面の上記巻線窓と摺動面との間の
領域に、段差が形成されていて、この段差内に、高透磁
率・磁束密度膜が形成されていることを特徴とする磁気
ヘッド。 - 【請求項2】 上記高透磁率・磁束密度膜が、各コア半
体の接合面に形成された段差内にのみ形成されているこ
とを特徴とする、請求項1に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項3】 上記高透磁率・磁束密度膜が、トラック
幅規制溝内にも形成されていることを特徴とする、請求
項1に記載の磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1727398A JPH11213320A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1727398A JPH11213320A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11213320A true JPH11213320A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11939376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1727398A Pending JPH11213320A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11213320A (ja) |
-
1998
- 1998-01-29 JP JP1727398A patent/JPH11213320A/ja active Pending
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