JPH11214702A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH11214702A JPH11214702A JP28605198A JP28605198A JPH11214702A JP H11214702 A JPH11214702 A JP H11214702A JP 28605198 A JP28605198 A JP 28605198A JP 28605198 A JP28605198 A JP 28605198A JP H11214702 A JPH11214702 A JP H11214702A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 絶縁不良の発生がない、特性の良好な半導体
装置とその製造方法の提供。 【解決手段】 ケイ素を含有する基体23上に、アルミ
ニウム若しくはアルミニウム合金又はCu若しくはCu
合金中にケイ素を0.01原子%以上1原子%以下の含
有率で含有してなる導電層を有することを特徴とする半
導体装置。アルミニウム若しくはアルミニウム合金又は
Cu若しくはCu合金はからなるターゲット21を用
い、該ターゲット21に直流電力か第1の交流電力の少
なくともいずれか一方を印加するとともに、該ターゲッ
ト21に対し対向配置された基体23に第2の交流電力
を印加するスパッタ成膜法によりケイ素を含有した基体
23上にアルミニウム若しくはアルミニウム合金又はC
u若しくはCu合金膜を成膜することによって上記導電
層を形成することを特徴とする上記半導体装置の製造方
法。
装置とその製造方法の提供。 【解決手段】 ケイ素を含有する基体23上に、アルミ
ニウム若しくはアルミニウム合金又はCu若しくはCu
合金中にケイ素を0.01原子%以上1原子%以下の含
有率で含有してなる導電層を有することを特徴とする半
導体装置。アルミニウム若しくはアルミニウム合金又は
Cu若しくはCu合金はからなるターゲット21を用
い、該ターゲット21に直流電力か第1の交流電力の少
なくともいずれか一方を印加するとともに、該ターゲッ
ト21に対し対向配置された基体23に第2の交流電力
を印加するスパッタ成膜法によりケイ素を含有した基体
23上にアルミニウム若しくはアルミニウム合金又はC
u若しくはCu合金膜を成膜することによって上記導電
層を形成することを特徴とする上記半導体装置の製造方
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
(TFT)基板や半導体集積装置などの半導体装置とそ
の製造方法に係わり、詳しくは、絶縁不良の発生がな
い、特性の良好な半導体装置とその製造方法、特に、半
導体装置に備えられる導電層がアルミニウムまたはアル
ミニウム合金から構成されている場合には、該導電層に
ヒロックが発生するのを低減できる半導体装置とその製
造方法、導電層が銅または銅合金から構成されている場
合には、該導電層と下地膜との密着性を向上でき、しか
もレジスト剥離液耐性を向上できる半導体装置とその製
造方法に関する。
(TFT)基板や半導体集積装置などの半導体装置とそ
の製造方法に係わり、詳しくは、絶縁不良の発生がな
い、特性の良好な半導体装置とその製造方法、特に、半
導体装置に備えられる導電層がアルミニウムまたはアル
ミニウム合金から構成されている場合には、該導電層に
ヒロックが発生するのを低減できる半導体装置とその製
造方法、導電層が銅または銅合金から構成されている場
合には、該導電層と下地膜との密着性を向上でき、しか
もレジスト剥離液耐性を向上できる半導体装置とその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、導電層を有する半導体装置とし
ては、薄膜トランジスタ(TFT)基板や、半導体集積
装置などが知られている。図1は、一般的なTFT基板
の要部を示す断面図である。このTFT基板は、ガラス
基体1上に、ゲート電極2、窒化ケイ素からなるゲート
絶縁層3、a(アモルファス)−Siからなる半導体層
4、n型a−Siからなる層5が設けられ、さらにこの
層5上にソース電極6、ドレイン電極7が設けられ、さ
らにこれらの上に窒化ケイ素からなるパッシベーション
膜(図示略)が設けられることにより概略構成されてい
る。上記ゲート電極2、ソース電極6、ドレイン電極7
は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などからなる
導電層である。
ては、薄膜トランジスタ(TFT)基板や、半導体集積
装置などが知られている。図1は、一般的なTFT基板
の要部を示す断面図である。このTFT基板は、ガラス
基体1上に、ゲート電極2、窒化ケイ素からなるゲート
絶縁層3、a(アモルファス)−Siからなる半導体層
4、n型a−Siからなる層5が設けられ、さらにこの
層5上にソース電極6、ドレイン電極7が設けられ、さ
らにこれらの上に窒化ケイ素からなるパッシベーション
膜(図示略)が設けられることにより概略構成されてい
る。上記ゲート電極2、ソース電極6、ドレイン電極7
は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などからなる
導電層である。
【0003】従来、この種のTFT基板を製造する方法
としては、アルミニウムまたはアルミニウム合金からな
るターゲットを用い、該ターゲットに直流電力か交流電
力の少なくともどちらか一方を印加する通常のスパッタ
法などの薄膜形成手段によりガラス基体1上にゲート電
極2を形成した後、CVD法などの薄膜形成手段により
ゲート絶縁層3、半導体層4を形成し、ついでこれらの
上に上述のスパッタ法などによりn型a−Si層5、ソ
ース電極6およびドレイン電極7を形成し、ついで形成
したソース電極6およびドレイン電極7をマスクして、
n型a−Si層5の一部を除去してn型a−Si層5を
分割した後、CVD法などによりパッシベーション膜
(図示略)を形成することにより、TFT基板が得られ
る。
としては、アルミニウムまたはアルミニウム合金からな
るターゲットを用い、該ターゲットに直流電力か交流電
力の少なくともどちらか一方を印加する通常のスパッタ
法などの薄膜形成手段によりガラス基体1上にゲート電
極2を形成した後、CVD法などの薄膜形成手段により
ゲート絶縁層3、半導体層4を形成し、ついでこれらの
上に上述のスパッタ法などによりn型a−Si層5、ソ
ース電極6およびドレイン電極7を形成し、ついで形成
したソース電極6およびドレイン電極7をマスクして、
n型a−Si層5の一部を除去してn型a−Si層5を
分割した後、CVD法などによりパッシベーション膜
(図示略)を形成することにより、TFT基板が得られ
る。
【0004】図2は、半導体集積装置を構成する一般的
なMOSトランジスタを示す斜視図である。このMOS
トランジスタは、p型シリコン基体41上に、窒化ケイ
素またはSiO2からなるゲート絶縁層43を介してn
型の不純物(例えばリン)をドープした多結晶シリコン
からなるゲート電極42が設けられ、該ゲート電極42
の両側の素子分離絶縁層43aにそれぞれコンタクト孔
44が形成され、さらにこれらコンタクト孔44の下方
に位置するp型シリコン基体41にソース拡散領域4
5、ドレイン拡散領域46が設けられ、上記ゲート電極
42上に絶縁層43bが設けられ、上記コンタクト孔4
4内および素子分離絶縁層43a上にソース電極47、
ドレイン電極48が設けられ、さらにこれらの上にパッ
シベーション膜(図示略)が設けられることにより概略
構成されている。
なMOSトランジスタを示す斜視図である。このMOS
トランジスタは、p型シリコン基体41上に、窒化ケイ
素またはSiO2からなるゲート絶縁層43を介してn
型の不純物(例えばリン)をドープした多結晶シリコン
からなるゲート電極42が設けられ、該ゲート電極42
の両側の素子分離絶縁層43aにそれぞれコンタクト孔
44が形成され、さらにこれらコンタクト孔44の下方
に位置するp型シリコン基体41にソース拡散領域4
5、ドレイン拡散領域46が設けられ、上記ゲート電極
42上に絶縁層43bが設けられ、上記コンタクト孔4
4内および素子分離絶縁層43a上にソース電極47、
ドレイン電極48が設けられ、さらにこれらの上にパッ
シベーション膜(図示略)が設けられることにより概略
構成されている。
【0005】従来、この種の半導体集積装置を製造する
方法としては、p型シリコン基体41の表面の酸化膜を
エッチングして穴を開けてから、n型の不純物をイオン
打ち込み後、熱処理してソース拡散領域45とドレイン
拡散領域46を形成し、ついでCVD法などにより窒化
ケイ素またはSiO2を堆積してゲート絶縁層43と素
子分離絶縁層43aを形成し、ついで多結晶シリコン層
を堆積させた後、リソグラフィ法によりゲート形成位置
以外の場所の多結晶シリコン層を除去してゲート電極4
2を形成し、さらに該ゲート電極42およびゲート絶縁
層43上にCVD法などにより窒化ケイ素またはSiO
2を堆積して絶縁層43bを形成した後、リソグラフィ
法により素子分離絶縁層43aにコンタクト孔44を形
成し、ついでスパッタ法などによりアルミニウムまたは
アルミニウム合金を蒸着し、リソグラフィ法により蒸着
膜の不要部分を除去してソース電極47およびドレイン
電極48を形成した後、CVD法などによりパッシベー
ション膜を形成することにより、半導体集積装置が得ら
れる。ところで、近年、半導体装置の高集積化や高速化
に伴い、導電層の抵抗による信号伝達の遅延の問題が顕
在化されており、このような問題を解決するために導電
層を構成する材料としてアルミニウムまたはアルミニウ
ム合金より低抵抗の銅または銅合金が使用されるように
なってきている。銅又は銅合金からなる導電層の形成方
法は、導電層をアルミニウムまたはアルミニウム合金か
ら構成する場合と同様に通常のスパッタ法により形成さ
れている。
方法としては、p型シリコン基体41の表面の酸化膜を
エッチングして穴を開けてから、n型の不純物をイオン
打ち込み後、熱処理してソース拡散領域45とドレイン
拡散領域46を形成し、ついでCVD法などにより窒化
ケイ素またはSiO2を堆積してゲート絶縁層43と素
子分離絶縁層43aを形成し、ついで多結晶シリコン層
を堆積させた後、リソグラフィ法によりゲート形成位置
以外の場所の多結晶シリコン層を除去してゲート電極4
2を形成し、さらに該ゲート電極42およびゲート絶縁
層43上にCVD法などにより窒化ケイ素またはSiO
2を堆積して絶縁層43bを形成した後、リソグラフィ
法により素子分離絶縁層43aにコンタクト孔44を形
成し、ついでスパッタ法などによりアルミニウムまたは
アルミニウム合金を蒸着し、リソグラフィ法により蒸着
膜の不要部分を除去してソース電極47およびドレイン
電極48を形成した後、CVD法などによりパッシベー
ション膜を形成することにより、半導体集積装置が得ら
れる。ところで、近年、半導体装置の高集積化や高速化
に伴い、導電層の抵抗による信号伝達の遅延の問題が顕
在化されており、このような問題を解決するために導電
層を構成する材料としてアルミニウムまたはアルミニウ
ム合金より低抵抗の銅または銅合金が使用されるように
なってきている。銅又は銅合金からなる導電層の形成方
法は、導電層をアルミニウムまたはアルミニウム合金か
ら構成する場合と同様に通常のスパッタ法により形成さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の半
導体装置の製造方法においては、直流電力か交流電力の
少なくともどちらか一方をターゲットのみに印加する通
常のスパッタ法により、アルミニウムまたはアルミニウ
ム合金からなる導電層を形成する場合、導電層に結晶の
異常成長による針状突起、いわゆるヒロックが多数生じ
てしまうため、この導電層上に絶縁層を形成すると、上
記ヒロックに起因して絶縁層に破れが生じ、絶縁不良が
起こるという問題があった。また、銅または銅合金から
なる導電層を形成する場合、導電層はエッチング工程で
使用されるレジスト剥離液により損傷を受け易く、損傷
を受けた導電層上に絶縁層を形成すると、良好な絶縁層
が形成されず、絶縁耐圧不良が生じるという問題があっ
た。さらに、銅又は銅合金からなる導電層は、ガラス基
板などの下地膜との密着性が不十分で、剥離が生じるこ
とがあった。
導体装置の製造方法においては、直流電力か交流電力の
少なくともどちらか一方をターゲットのみに印加する通
常のスパッタ法により、アルミニウムまたはアルミニウ
ム合金からなる導電層を形成する場合、導電層に結晶の
異常成長による針状突起、いわゆるヒロックが多数生じ
てしまうため、この導電層上に絶縁層を形成すると、上
記ヒロックに起因して絶縁層に破れが生じ、絶縁不良が
起こるという問題があった。また、銅または銅合金から
なる導電層を形成する場合、導電層はエッチング工程で
使用されるレジスト剥離液により損傷を受け易く、損傷
を受けた導電層上に絶縁層を形成すると、良好な絶縁層
が形成されず、絶縁耐圧不良が生じるという問題があっ
た。さらに、銅又は銅合金からなる導電層は、ガラス基
板などの下地膜との密着性が不十分で、剥離が生じるこ
とがあった。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、絶縁不良の発生がない、特性の良好な半導体
装置とその製造方法を提供することを目的とする。ま
た、特に、導電層をアルミニウムまたはアルミニウム合
金から構成する場合には、該導電層にヒロックが発生す
るのを低減できる半導体装置とその製造方法を提供する
ことを目的とする。また、導電層を銅または銅合金から
構成する場合には、該導電層と下地膜との密着性を向上
でき、しかもレジスト剥離液耐性を向上できる半導体装
置とその製造方法を提供することを目的とする。
たもので、絶縁不良の発生がない、特性の良好な半導体
装置とその製造方法を提供することを目的とする。ま
た、特に、導電層をアルミニウムまたはアルミニウム合
金から構成する場合には、該導電層にヒロックが発生す
るのを低減できる半導体装置とその製造方法を提供する
ことを目的とする。また、導電層を銅または銅合金から
構成する場合には、該導電層と下地膜との密着性を向上
でき、しかもレジスト剥離液耐性を向上できる半導体装
置とその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、アルミニウ
ムまたはアルミニウム合金からなる導電層にヒロックの
発生を低減すべく、種々の検討及び実験を重ねた結果、
上記導電層中にSiを特定の範囲の含有率で含有させる
ことにより、ヒロックを低減できることを究明した。導
電層中にSiを含有させる手段としては、アルミニウム
またはアルミニウム合金中にケイ素を添加したターゲッ
トが備えられたスパッタ装置を用いて成膜する方法が考
えられるが、Al−Si系ターゲットを組成を制御して
作製するのは困難であるため、この方法は適用できな
い。そこで、本発明者らは、さらに、種々の検討及び実
験を重ねた結果、アルミニウムまたはアルミニウム合金
からなるターゲットを用い、該ターゲットに直流電力か
第1の交流電力の少なくともどちらか一方を印加すると
ともに、該ターゲットに対し対向配置された基体に第2
の交流電力を印加するスパッタ成膜法により成膜を行う
ことにより、ターゲットのみならず、基体側にもスパッ
タリング作用が生じ、基体に印加された第2の交流電力
によりケイ素を含有する基体中のケイ素がスパッタされ
てアルミニウムまたはアルミニウム合金膜中に入るた
め、該ケイ素によりアルミニウムまたはアルミニウム合
金の結晶粒度が制御されて、ヒロックを制御できること
を究明し、本発明を完成したのである。
ムまたはアルミニウム合金からなる導電層にヒロックの
発生を低減すべく、種々の検討及び実験を重ねた結果、
上記導電層中にSiを特定の範囲の含有率で含有させる
ことにより、ヒロックを低減できることを究明した。導
電層中にSiを含有させる手段としては、アルミニウム
またはアルミニウム合金中にケイ素を添加したターゲッ
トが備えられたスパッタ装置を用いて成膜する方法が考
えられるが、Al−Si系ターゲットを組成を制御して
作製するのは困難であるため、この方法は適用できな
い。そこで、本発明者らは、さらに、種々の検討及び実
験を重ねた結果、アルミニウムまたはアルミニウム合金
からなるターゲットを用い、該ターゲットに直流電力か
第1の交流電力の少なくともどちらか一方を印加すると
ともに、該ターゲットに対し対向配置された基体に第2
の交流電力を印加するスパッタ成膜法により成膜を行う
ことにより、ターゲットのみならず、基体側にもスパッ
タリング作用が生じ、基体に印加された第2の交流電力
によりケイ素を含有する基体中のケイ素がスパッタされ
てアルミニウムまたはアルミニウム合金膜中に入るた
め、該ケイ素によりアルミニウムまたはアルミニウム合
金の結晶粒度が制御されて、ヒロックを制御できること
を究明し、本発明を完成したのである。
【0009】また、本発明者は、銅または銅合金からな
る導電層の剥離や、レジスト剥離液等により損傷を受け
るのを防止すべく、種々の検討及び実験を重ねた結果、
上記導電層中にSiを特定の範囲の含有率で含有させる
ことにより、下地膜との密着性の向上ならびにレジスト
剥離液耐性を向上できることを究明した。 導電層中に
Siを含有させる手段としては、銅または銅合金からな
るターゲットを用い、該ターゲットに直流電力か第1の
交流電力の少なくともどちらか一方を印加するととも
に、該ターゲットに対し対向配置された基体に第2の交
流電力を印加するスパッタ成膜法により成膜を行うこと
により、ターゲットのみならず、基体側にもスパッタリ
ング作用が生じ、基体に印加された第2の交流電力によ
りケイ素を含有する基体中のケイ素がスパッタされて銅
または銅合金膜中に入るため、下地膜との密着性の向上
ならびにレジスト剥離液耐性を向上できることを究明
し、本発明を完成したのである。
る導電層の剥離や、レジスト剥離液等により損傷を受け
るのを防止すべく、種々の検討及び実験を重ねた結果、
上記導電層中にSiを特定の範囲の含有率で含有させる
ことにより、下地膜との密着性の向上ならびにレジスト
剥離液耐性を向上できることを究明した。 導電層中に
Siを含有させる手段としては、銅または銅合金からな
るターゲットを用い、該ターゲットに直流電力か第1の
交流電力の少なくともどちらか一方を印加するととも
に、該ターゲットに対し対向配置された基体に第2の交
流電力を印加するスパッタ成膜法により成膜を行うこと
により、ターゲットのみならず、基体側にもスパッタリ
ング作用が生じ、基体に印加された第2の交流電力によ
りケイ素を含有する基体中のケイ素がスパッタされて銅
または銅合金膜中に入るため、下地膜との密着性の向上
ならびにレジスト剥離液耐性を向上できることを究明
し、本発明を完成したのである。
【0010】すなわち、本発明は、ケイ素を含有する基
体上に、アルミニウムまたはアルミニウム合金中にケイ
素を0.01原子%以上1原子%以下の含有率で含有し
てなる導電層を有することを特徴とする半導体装置を上
記課題の解決手段とした。上記半導体装置において、上
記導電層中のケイ素の含有率が0.01原子%未満であ
ると、ヒロックの発生防止効果が小さくなってしまい、
この導電層上に形成される絶縁層に破れが生じてしま
い、一方、ケイ素の含有率が1原子%を超えると、ヒロ
ックの発生防止効果の増大は期待できず、また、抵抗が
大きくなり、導電性が悪くなってしまう。上述のような
構成の本発明の半導体装置においては、上記導電層中の
ケイ素の含有率が、ヒロックの発生数および大きさをよ
り小さくでき、しかも、良好な導電性が得られる点で、
0.02原子%以上0.2原子%以下の範囲とされるこ
とが好ましい。本発明の半導体装置によれば、導電層を
なすアルミニウムまたはアルミニウム合金膜中にケイ素
が0.01原子%以上1原子%以下含有されたことによ
り、導電層の導電性を良好にしたままで該導電層にヒロ
ックが発生するのを低減でき、上記導電層上に形成され
る絶縁層にヒロックに起因する破れが生じることを防止
できるので、絶縁不良の発生がない、特性の良好な半導
体装置を提供できる。
体上に、アルミニウムまたはアルミニウム合金中にケイ
素を0.01原子%以上1原子%以下の含有率で含有し
てなる導電層を有することを特徴とする半導体装置を上
記課題の解決手段とした。上記半導体装置において、上
記導電層中のケイ素の含有率が0.01原子%未満であ
ると、ヒロックの発生防止効果が小さくなってしまい、
この導電層上に形成される絶縁層に破れが生じてしま
い、一方、ケイ素の含有率が1原子%を超えると、ヒロ
ックの発生防止効果の増大は期待できず、また、抵抗が
大きくなり、導電性が悪くなってしまう。上述のような
構成の本発明の半導体装置においては、上記導電層中の
ケイ素の含有率が、ヒロックの発生数および大きさをよ
り小さくでき、しかも、良好な導電性が得られる点で、
0.02原子%以上0.2原子%以下の範囲とされるこ
とが好ましい。本発明の半導体装置によれば、導電層を
なすアルミニウムまたはアルミニウム合金膜中にケイ素
が0.01原子%以上1原子%以下含有されたことによ
り、導電層の導電性を良好にしたままで該導電層にヒロ
ックが発生するのを低減でき、上記導電層上に形成され
る絶縁層にヒロックに起因する破れが生じることを防止
できるので、絶縁不良の発生がない、特性の良好な半導
体装置を提供できる。
【0011】本発明は、アルミニウムまたはアルミニウ
ム合金からなるターゲットを用い、該ターゲットに直流
電力か第1の交流電力の少なくともどちらか一方を印加
するとともに、該ターゲットに対し対向配置された基体
に第2の交流電力を印加するスパッタ成膜法によりケイ
素を含有した基体上にアルミニウムまたはアルミニウム
合金膜を成膜することによって上記導電層を形成するこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法を上記課題の解決
手段とした。このような構成の本発明の半導体装置の製
造方法においては、上記基体に印加する電力を0.5k
W/m2ないし10kW/m2とすることが好ましい。上
記基体に印加する電力が0.5kW/m2未満である
と、得られる導電層中のSiの含有率が少なくなりすぎ
て、ヒロックの発生防止効果が小さくなってしまい、一
方、印加する電力が10kW/m2を超えると、ヒロッ
クの発生防止効果の増大は期待できず、また、得られる
導電層中のSiの含有率が多くなりすぎて、電気抵抗が
大きくなり、導電性が悪くなってしまうからである。
ム合金からなるターゲットを用い、該ターゲットに直流
電力か第1の交流電力の少なくともどちらか一方を印加
するとともに、該ターゲットに対し対向配置された基体
に第2の交流電力を印加するスパッタ成膜法によりケイ
素を含有した基体上にアルミニウムまたはアルミニウム
合金膜を成膜することによって上記導電層を形成するこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法を上記課題の解決
手段とした。このような構成の本発明の半導体装置の製
造方法においては、上記基体に印加する電力を0.5k
W/m2ないし10kW/m2とすることが好ましい。上
記基体に印加する電力が0.5kW/m2未満である
と、得られる導電層中のSiの含有率が少なくなりすぎ
て、ヒロックの発生防止効果が小さくなってしまい、一
方、印加する電力が10kW/m2を超えると、ヒロッ
クの発生防止効果の増大は期待できず、また、得られる
導電層中のSiの含有率が多くなりすぎて、電気抵抗が
大きくなり、導電性が悪くなってしまうからである。
【0012】本発明の半導体装置の製造方法にあって
は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるター
ゲットに直流電力か第1の交流電力の少なくともどちら
か一方を印加するとともに、ターゲットに対し対向配置
されたケイ素を含有する基体に第2の交流電力を印加す
ることにより、上記ケイ素を含有した基体上にアルミニ
ウムまたはアルミニウム合金膜を成膜すると、上記基体
に印加された第2の交流電力により該基体中のケイ素が
スパッタされてアルミニウムまたはアルミニウム合金膜
中に入るため、該ケイ素によりアルミニウムまたはアル
ミニウム合金の結晶粒度が制御されて、ヒロックを制御
できる。
は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるター
ゲットに直流電力か第1の交流電力の少なくともどちら
か一方を印加するとともに、ターゲットに対し対向配置
されたケイ素を含有する基体に第2の交流電力を印加す
ることにより、上記ケイ素を含有した基体上にアルミニ
ウムまたはアルミニウム合金膜を成膜すると、上記基体
に印加された第2の交流電力により該基体中のケイ素が
スパッタされてアルミニウムまたはアルミニウム合金膜
中に入るため、該ケイ素によりアルミニウムまたはアル
ミニウム合金の結晶粒度が制御されて、ヒロックを制御
できる。
【0013】また、本発明は、ケイ素を含有する基体上
に、銅または銅合金中にケイ素を0.01原子%以上1
原子%以下の含有率で含有してなる導電層を有すること
を特徴とする半導体装置を上記課題の解決手段とした。
上記半導体装置において、上記導電層中のケイ素の含有
率が0.01原子%未満であると、導電層のレジスト剥
離液耐性が低下したり、絶縁耐圧不良が生じてしまい、
また、下地膜との密着性が低下してしまう。一方、ケイ
素の含有率が1原子%を超えると、導電層のレジスト剥
離液耐性が低下し、絶縁耐圧不良が生じてしまい、ま
た、得られる導電層中のSiの含有率が多くなり、これ
に伴って電気抵抗が大きくなり、低抵抗の銅又は銅合金
からなる導電層を用いることによる動作速度の向上は期
待できない。上述のような構成の本発明の半導体装置に
おいては、上記導電層中のケイ素の含有率が、0.02
原子%以上0.2原子%以下の範囲とされることが下地
膜との密着性を向上でき、しかも、レジスト剥離液耐性
を向上でき、さらに電気抵抗が大きくならない点で好ま
しい。本発明の半導体装置によれば、導電層をなす銅ま
たは銅合金膜中にケイ素が0.01原子%以上1原子%
以下含有されたことにより、導電層と下地膜との密着性
を向上でき、しかもレジスト剥離液耐性を向上でき、ま
た、導電層をアルミニウムまたはアルミニウム合金から
構成した場合よりも動作速度を向上でき、従って断線不
良や絶縁耐圧不良の発生がない、特性の良好な半導体装
置を提供できる。
に、銅または銅合金中にケイ素を0.01原子%以上1
原子%以下の含有率で含有してなる導電層を有すること
を特徴とする半導体装置を上記課題の解決手段とした。
上記半導体装置において、上記導電層中のケイ素の含有
率が0.01原子%未満であると、導電層のレジスト剥
離液耐性が低下したり、絶縁耐圧不良が生じてしまい、
また、下地膜との密着性が低下してしまう。一方、ケイ
素の含有率が1原子%を超えると、導電層のレジスト剥
離液耐性が低下し、絶縁耐圧不良が生じてしまい、ま
た、得られる導電層中のSiの含有率が多くなり、これ
に伴って電気抵抗が大きくなり、低抵抗の銅又は銅合金
からなる導電層を用いることによる動作速度の向上は期
待できない。上述のような構成の本発明の半導体装置に
おいては、上記導電層中のケイ素の含有率が、0.02
原子%以上0.2原子%以下の範囲とされることが下地
膜との密着性を向上でき、しかも、レジスト剥離液耐性
を向上でき、さらに電気抵抗が大きくならない点で好ま
しい。本発明の半導体装置によれば、導電層をなす銅ま
たは銅合金膜中にケイ素が0.01原子%以上1原子%
以下含有されたことにより、導電層と下地膜との密着性
を向上でき、しかもレジスト剥離液耐性を向上でき、ま
た、導電層をアルミニウムまたはアルミニウム合金から
構成した場合よりも動作速度を向上でき、従って断線不
良や絶縁耐圧不良の発生がない、特性の良好な半導体装
置を提供できる。
【0014】また、本発明は、銅または銅合金からなる
ターゲットを用い、該ターゲットに直流電力か第1の交
流電力の少なくともどちらか一方を印加するとともに、
該ターゲットに対し対向配置された基体に第2の交流電
力を印加するスパッタ成膜法によりケイ素を含有した基
体上に銅または銅合金膜を成膜することによって前記導
電層を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法
を上記課題の解決手段とした。このような構成の本発明
の半導体装置の製造方法においては、上記基体に印加す
る電力を0.5kW/m2ないし10kW /m2とする
ことが好ましい。上記基体に印加する電力が0.5kW
/m2未満であると、得られる導電層中のSiの含有率
が少なくなりすぎて、下地膜との密着性が低下したり、
導電層のレジスト剥離液耐性が低下したりして、断線不
良や絶縁耐圧不良が生じてしまう。一方、印加する電力
が10kW/m2を超えると、導電層のレジスト剥離液
耐性が低下し、絶縁耐圧不良が生じてしまい、また、得
られる導電層中のSiの含有率が多くなり、これに伴っ
て電気抵抗が大きくなり、低抵抗の銅又は銅合金からな
る導電層を用いることによる動作速度の向上は期待でき
ないからである。
ターゲットを用い、該ターゲットに直流電力か第1の交
流電力の少なくともどちらか一方を印加するとともに、
該ターゲットに対し対向配置された基体に第2の交流電
力を印加するスパッタ成膜法によりケイ素を含有した基
体上に銅または銅合金膜を成膜することによって前記導
電層を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法
を上記課題の解決手段とした。このような構成の本発明
の半導体装置の製造方法においては、上記基体に印加す
る電力を0.5kW/m2ないし10kW /m2とする
ことが好ましい。上記基体に印加する電力が0.5kW
/m2未満であると、得られる導電層中のSiの含有率
が少なくなりすぎて、下地膜との密着性が低下したり、
導電層のレジスト剥離液耐性が低下したりして、断線不
良や絶縁耐圧不良が生じてしまう。一方、印加する電力
が10kW/m2を超えると、導電層のレジスト剥離液
耐性が低下し、絶縁耐圧不良が生じてしまい、また、得
られる導電層中のSiの含有率が多くなり、これに伴っ
て電気抵抗が大きくなり、低抵抗の銅又は銅合金からな
る導電層を用いることによる動作速度の向上は期待でき
ないからである。
【0015】本発明の半導体装置の製造方法にあって
は、銅または銅合金からなるターゲットに直流電力か第
1の交流電力の少なくともどちらか一方を印加するとと
もに、ターゲットに対し対向配置されたケイ素を含有す
る基体に第2の交流電力を印加することにより、上記ケ
イ素を含有した基体上に銅または銅合金膜を成膜する
と、上記基体に印加された第2の交流電力により該基体
中のケイ素がスパッタされて銅または銅合金膜中に入る
ため、導電層と下地膜との密着性を向上でき、しかもレ
ジスト剥離液耐性を向上でき、また、導電層をアルミニ
ウムまたはアルミニウム合金から構成した場合よりも動
作速度を向上でき、従って断線不良や絶縁耐圧不良の発
生がない、特性の良好な半導体装置を製造できる。本発
明においては、上記半導体装置が薄膜トランジスタ基板
であることを特徴とするものであってもよい。本発明に
おいては、上記半導体装置が半導体集積装置であること
を特徴とするものであってもよい。
は、銅または銅合金からなるターゲットに直流電力か第
1の交流電力の少なくともどちらか一方を印加するとと
もに、ターゲットに対し対向配置されたケイ素を含有す
る基体に第2の交流電力を印加することにより、上記ケ
イ素を含有した基体上に銅または銅合金膜を成膜する
と、上記基体に印加された第2の交流電力により該基体
中のケイ素がスパッタされて銅または銅合金膜中に入る
ため、導電層と下地膜との密着性を向上でき、しかもレ
ジスト剥離液耐性を向上でき、また、導電層をアルミニ
ウムまたはアルミニウム合金から構成した場合よりも動
作速度を向上でき、従って断線不良や絶縁耐圧不良の発
生がない、特性の良好な半導体装置を製造できる。本発
明においては、上記半導体装置が薄膜トランジスタ基板
であることを特徴とするものであってもよい。本発明に
おいては、上記半導体装置が半導体集積装置であること
を特徴とするものであってもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の半導体装置および
その製造方法の一実施形態について説明する。図3は、
本発明の半導体装置の製造方法に好適に用いられる薄膜
の製造装置の成膜室を示す概略構成図であり、図4は、
薄膜の製造装置の全体構成を示す平面図であり、図5
は、図4に示す薄膜の製造装置の一部を拡大した側面図
である。図3は、減圧可能な成膜室10を示し、この成
膜室10は、図4に示すように搬送室11の側部にゲー
トバルブ12を介して接続されている。上記搬送室11
の周囲には成膜室10の他に、ロータ゛ー室13とアン
ロータ゛ー室14とストッカーチャンバ15がそれぞれ
搬送室11を囲むように接続され、搬送室11とその周
囲の各室との間にはそれぞれゲートバルブ16、17、
18が設けられている。以上の説明のように、成膜室1
0と搬送室11とロータ゛室13とアンロータ゛ー室1
4とストッカーチャンバ15により薄膜の製造装置A’
が構成されている。
その製造方法の一実施形態について説明する。図3は、
本発明の半導体装置の製造方法に好適に用いられる薄膜
の製造装置の成膜室を示す概略構成図であり、図4は、
薄膜の製造装置の全体構成を示す平面図であり、図5
は、図4に示す薄膜の製造装置の一部を拡大した側面図
である。図3は、減圧可能な成膜室10を示し、この成
膜室10は、図4に示すように搬送室11の側部にゲー
トバルブ12を介して接続されている。上記搬送室11
の周囲には成膜室10の他に、ロータ゛ー室13とアン
ロータ゛ー室14とストッカーチャンバ15がそれぞれ
搬送室11を囲むように接続され、搬送室11とその周
囲の各室との間にはそれぞれゲートバルブ16、17、
18が設けられている。以上の説明のように、成膜室1
0と搬送室11とロータ゛室13とアンロータ゛ー室1
4とストッカーチャンバ15により薄膜の製造装置A’
が構成されている。
【0017】上記成膜室10は、図3に示すように、そ
の上部に第1の電極20が設けられ、第1の電極20の
底面にターゲット21が着脱自在に装着されているとと
もに、成膜室10の底部には第2の電極22が設けら
れ、第2の電極22の上面にケイ素を含有する基体23
が着脱自在に装着されている。上記ターゲット21をな
す材料としては、ゲート電極などの導電層を形成する場
合、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金のう
ちから選択される材料が用いられ、n型a−Si層を形
成する場合、n型a−Si生成用のPドープSiが用い
られる。上記基体23としては、薄膜トランジスタ基板
を製造する場合にはガラス基体1を好適に用いることが
でき、半導体集積装置を製造する場合にはシリコン基体
41を好適に用いることができる。なお、上記ターゲッ
ト21の装着には静電チャックなどの通常知られたター
ゲット装着機構を用いることができる。上記第1の電極
20は、導電性材料からなる母体20aとこの母体20
aの表面に形成された保護層20bとから構成されてい
る。この保護層20bは、塩素系などの腐食性ガスのプ
ラズマに曝されても腐食しずらいような酸化膜、窒化膜
あるいはフッ化膜などからなり、具体的には、Si
O2、Si3N4、Al2O3、Cr2O3、AlNなどから
なる。
の上部に第1の電極20が設けられ、第1の電極20の
底面にターゲット21が着脱自在に装着されているとと
もに、成膜室10の底部には第2の電極22が設けら
れ、第2の電極22の上面にケイ素を含有する基体23
が着脱自在に装着されている。上記ターゲット21をな
す材料としては、ゲート電極などの導電層を形成する場
合、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金のう
ちから選択される材料が用いられ、n型a−Si層を形
成する場合、n型a−Si生成用のPドープSiが用い
られる。上記基体23としては、薄膜トランジスタ基板
を製造する場合にはガラス基体1を好適に用いることが
でき、半導体集積装置を製造する場合にはシリコン基体
41を好適に用いることができる。なお、上記ターゲッ
ト21の装着には静電チャックなどの通常知られたター
ゲット装着機構を用いることができる。上記第1の電極
20は、導電性材料からなる母体20aとこの母体20
aの表面に形成された保護層20bとから構成されてい
る。この保護層20bは、塩素系などの腐食性ガスのプ
ラズマに曝されても腐食しずらいような酸化膜、窒化膜
あるいはフッ化膜などからなり、具体的には、Si
O2、Si3N4、Al2O3、Cr2O3、AlNなどから
なる。
【0018】そして、上記第1の電極20には第1の交
流電源25が接続されるとともに、第1の電極20と第
1の交流電源25との間には整合回路26が組み込まれ
ていて、この整合回路26は高周波電力の反射波をゼロ
にする作用を奏する。また、第1の電極20には、イン
ピーダンス調整用のローパスフィルタなどのバンドパス
フィルタ27を介して直流電源28が接続されている。
このバンドパスフィルタ27は、直流電源28に高周波
が乗らないように回路のインピーダンスを無限大に調整
するものである。更に、上記第2の電極22にも第2の
交流電源30が接続されるとともに、第2の電極22と
第2の交流電源30の間には上記整合回路26と同様の
作用を奏する整合回路31が組み込まれている。なお、
上記成膜室10には、真空引き用およびガス排気用の排
気ユニット10a、成膜室10内への反応ガス供給機構
10b等を含んでいるが図3では説明の簡略化のために
これらを簡略化して記載した。
流電源25が接続されるとともに、第1の電極20と第
1の交流電源25との間には整合回路26が組み込まれ
ていて、この整合回路26は高周波電力の反射波をゼロ
にする作用を奏する。また、第1の電極20には、イン
ピーダンス調整用のローパスフィルタなどのバンドパス
フィルタ27を介して直流電源28が接続されている。
このバンドパスフィルタ27は、直流電源28に高周波
が乗らないように回路のインピーダンスを無限大に調整
するものである。更に、上記第2の電極22にも第2の
交流電源30が接続されるとともに、第2の電極22と
第2の交流電源30の間には上記整合回路26と同様の
作用を奏する整合回路31が組み込まれている。なお、
上記成膜室10には、真空引き用およびガス排気用の排
気ユニット10a、成膜室10内への反応ガス供給機構
10b等を含んでいるが図3では説明の簡略化のために
これらを簡略化して記載した。
【0019】次に、上記搬送室11には、リンク式の搬
送機構(マジックハンド)33が設けられ、この搬送機
構33は搬送室11の中心部に立設された支軸34を支
点として回動自在に設けられ、ストッカーチャンバ15
に配置されているカセット35からターゲット21を取
り出して必要に応じて成膜室10に搬送し、成膜室10
の第1の電極20にターゲット21を装着できるように
なっている。なお、上記カセット35にはダミーターゲ
ット37も収納されていて、必要に応じてダミーターゲ
ット37も成膜室10に搬送できるようになっている。
送機構(マジックハンド)33が設けられ、この搬送機
構33は搬送室11の中心部に立設された支軸34を支
点として回動自在に設けられ、ストッカーチャンバ15
に配置されているカセット35からターゲット21を取
り出して必要に応じて成膜室10に搬送し、成膜室10
の第1の電極20にターゲット21を装着できるように
なっている。なお、上記カセット35にはダミーターゲ
ット37も収納されていて、必要に応じてダミーターゲ
ット37も成膜室10に搬送できるようになっている。
【0020】次に、本発明の半導体装置の製造方法を図
1に示したようなTFT基板の製造方法に適用した一実
施形態について説明する。図3乃至図5に示す薄膜の製
造装置は、1つの成膜室10で1つ以上の薄膜(例え
ば、ゲート電極をなす導電層と、ゲート絶縁層と、a−
Si層と、n型a−Si層、ソース電極をなす導電層
と、ドレイン電極をなす導電層)を連続成膜することが
できる装置である。即ち、成膜室10において、CVD
成膜(ゲート絶縁層・a−Si層)とスパッタ成膜(n
型a−Si層・ゲート電極・ソース電極・ドレイン電極
の成膜)を電源を切り替えることにより行なうことがで
きる。まず、成膜室10と搬送室11とストッカーチャ
ンバ15を減圧したならば、ゲートバルブ12と18を
開放して搬送機構33によりダミーターゲット37を成
膜室10の第1の電極20に、ガラス基体23を第2の
電極22に装着する。この状態からゲートバルブ12を
閉じたならば、以下の工程に準じて基体23上にゲート
電極2などの薄膜を順次形成する。
1に示したようなTFT基板の製造方法に適用した一実
施形態について説明する。図3乃至図5に示す薄膜の製
造装置は、1つの成膜室10で1つ以上の薄膜(例え
ば、ゲート電極をなす導電層と、ゲート絶縁層と、a−
Si層と、n型a−Si層、ソース電極をなす導電層
と、ドレイン電極をなす導電層)を連続成膜することが
できる装置である。即ち、成膜室10において、CVD
成膜(ゲート絶縁層・a−Si層)とスパッタ成膜(n
型a−Si層・ゲート電極・ソース電極・ドレイン電極
の成膜)を電源を切り替えることにより行なうことがで
きる。まず、成膜室10と搬送室11とストッカーチャ
ンバ15を減圧したならば、ゲートバルブ12と18を
開放して搬送機構33によりダミーターゲット37を成
膜室10の第1の電極20に、ガラス基体23を第2の
電極22に装着する。この状態からゲートバルブ12を
閉じたならば、以下の工程に準じて基体23上にゲート
電極2などの薄膜を順次形成する。
【0021】基体23のクリーニング工程 ガラス基体23の表面や成膜室10の内壁面の異物や不
純物あるいは酸化被膜などを除去する目的で成膜室10
をAr+H2混合ガス雰囲気とし、第1の電極20にS
i、SiO2などからなるダミーターゲット37を上記
の如く装着し、第2の電極22にガラス基体23を装着
し、第1の交流電源25から第1の電極20に周波数2
00MHz程度の高周波を供給し、第1の電極20の負
荷電位をフローティングしてプラズマクリーニングを行
なう。このプラズマクリーニングの場合は、第1の電極
20に装着されたダミーターゲット37をスパッタしな
いように、供給する周波数を大きく設定し、ダミーター
ゲット37にかかるイオンエネルギーを小さくする。例
えば、ガラス基体23にかかるイオンエネルギーを10
〜20eVになるように第2の電極22にかかる電力を
調整する。
純物あるいは酸化被膜などを除去する目的で成膜室10
をAr+H2混合ガス雰囲気とし、第1の電極20にS
i、SiO2などからなるダミーターゲット37を上記
の如く装着し、第2の電極22にガラス基体23を装着
し、第1の交流電源25から第1の電極20に周波数2
00MHz程度の高周波を供給し、第1の電極20の負
荷電位をフローティングしてプラズマクリーニングを行
なう。このプラズマクリーニングの場合は、第1の電極
20に装着されたダミーターゲット37をスパッタしな
いように、供給する周波数を大きく設定し、ダミーター
ゲット37にかかるイオンエネルギーを小さくする。例
えば、ガラス基体23にかかるイオンエネルギーを10
〜20eVになるように第2の電極22にかかる電力を
調整する。
【0022】ゲート電極(アルミニウム若しくはアル
ミニウム合金または銅若しくは銅合金膜)2のスパッタ
成膜工程 成膜室10をArガス雰囲気とし、第1の電極20にア
ルミニウム若しくはアルミニウム合金または銅若しくは
銅合金からなるターゲット21を装着し、直流電源28
か第1の交流電源25の少なくともどちらか一方を作動
させて第1の電力(直流電力と交流電力のうち少なくと
もどちらか一方)をターゲット21に印加するとともに
第2の交流電源30を作動させて第2の交流電力をガラ
ス基体23に印加するスパッタ法により、導電層のスパ
ッタ成膜を行なう。この工程では、第一のターゲット2
1に印加する電力を10kW/m2〜30kW/m2程度
とする。また、ガラス基体23に印加する電力を0.5
kW/m2ないし10kW/m2とすることが好ましい。
ターゲット21としてアルミニウム若しくはアルミニウ
ム合金からなるものを用いた場合、ガラス基体23に印
加する電力が0.5kW/m2未満であると、得られる
ゲート電極2中のSiの含有率が少なくなりすぎて、ヒ
ロックの発生防止効果が小さくなってしまい、一方、印
加する電力が10kW/m2を超えると、ヒロックの発
生防止効果の増大は期待できず、また、得られるゲート
電極2中のSiの含有率が多くなりすぎて、抵抗が大き
くなり、導電性が悪くなってしまうからである。
ミニウム合金または銅若しくは銅合金膜)2のスパッタ
成膜工程 成膜室10をArガス雰囲気とし、第1の電極20にア
ルミニウム若しくはアルミニウム合金または銅若しくは
銅合金からなるターゲット21を装着し、直流電源28
か第1の交流電源25の少なくともどちらか一方を作動
させて第1の電力(直流電力と交流電力のうち少なくと
もどちらか一方)をターゲット21に印加するとともに
第2の交流電源30を作動させて第2の交流電力をガラ
ス基体23に印加するスパッタ法により、導電層のスパ
ッタ成膜を行なう。この工程では、第一のターゲット2
1に印加する電力を10kW/m2〜30kW/m2程度
とする。また、ガラス基体23に印加する電力を0.5
kW/m2ないし10kW/m2とすることが好ましい。
ターゲット21としてアルミニウム若しくはアルミニウ
ム合金からなるものを用いた場合、ガラス基体23に印
加する電力が0.5kW/m2未満であると、得られる
ゲート電極2中のSiの含有率が少なくなりすぎて、ヒ
ロックの発生防止効果が小さくなってしまい、一方、印
加する電力が10kW/m2を超えると、ヒロックの発
生防止効果の増大は期待できず、また、得られるゲート
電極2中のSiの含有率が多くなりすぎて、抵抗が大き
くなり、導電性が悪くなってしまうからである。
【0023】ターゲット21として銅若しくは銅合金か
らなるものを用いた場合、ガラス基体23に印加する電
力が0.5kW/m2未満であると、下地膜のガラス基
体23との密着性が低下したり、得られるゲート電極2
中のSiの含有率が少なくなりすぎて、ゲート電極2の
レジスト剥離液耐性が低下したり、断線不良や絶縁耐圧
不良が生じてしまう。一方、印加する電力が10kW/
m2を超えると、ゲート電極2のレジスト剥離液耐性が
低下し、絶縁耐圧不良が生じてしまい、また、得られる
ゲート電極2中のSiの含有率が多くなり、これに伴っ
て電気抵抗が大きくなり、低抵抗の銅又は銅合金からな
るゲート電極2を用いることによる動作速度の向上は期
待できないからである。
らなるものを用いた場合、ガラス基体23に印加する電
力が0.5kW/m2未満であると、下地膜のガラス基
体23との密着性が低下したり、得られるゲート電極2
中のSiの含有率が少なくなりすぎて、ゲート電極2の
レジスト剥離液耐性が低下したり、断線不良や絶縁耐圧
不良が生じてしまう。一方、印加する電力が10kW/
m2を超えると、ゲート電極2のレジスト剥離液耐性が
低下し、絶縁耐圧不良が生じてしまい、また、得られる
ゲート電極2中のSiの含有率が多くなり、これに伴っ
て電気抵抗が大きくなり、低抵抗の銅又は銅合金からな
るゲート電極2を用いることによる動作速度の向上は期
待できないからである。
【0024】このようにして得られたゲート電極2が、
従来の通常のスパッタ法により得られたものと異なると
ころは、アルミニウム若しくはアルミニウム合金または
銅若しくは銅合金膜中にケイ素が0.01原子%以上1
原子%以下含有されている点である。ゲート電極2がア
ルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる場合のゲ
ート電極2中のケイ素の含有率が0.01原子%未満で
あると、ヒロックの発生防止効果が小さくなってしま
い、後工程においてこのゲート電極2上に形成されるゲ
ート絶縁層3に破れが生じてしまう。ゲート電極2中の
ケイ素の含有率が1原子%を超えると、ヒロックの発生
防止効果の増大は期待できず、また、抵抗が大きくな
り、導電性が低下してしまう。アルミニウム若しくはア
ルミニウム合金からなるゲート電極2中のケイ素の含有
率は、ヒロックの発生数および大きさを小さくでき、し
かも、導電性がさほど劣化しない点で、0.02原子%
以上0.2原子%以下の範囲とすることが好ましい。
従来の通常のスパッタ法により得られたものと異なると
ころは、アルミニウム若しくはアルミニウム合金または
銅若しくは銅合金膜中にケイ素が0.01原子%以上1
原子%以下含有されている点である。ゲート電極2がア
ルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる場合のゲ
ート電極2中のケイ素の含有率が0.01原子%未満で
あると、ヒロックの発生防止効果が小さくなってしま
い、後工程においてこのゲート電極2上に形成されるゲ
ート絶縁層3に破れが生じてしまう。ゲート電極2中の
ケイ素の含有率が1原子%を超えると、ヒロックの発生
防止効果の増大は期待できず、また、抵抗が大きくな
り、導電性が低下してしまう。アルミニウム若しくはア
ルミニウム合金からなるゲート電極2中のケイ素の含有
率は、ヒロックの発生数および大きさを小さくでき、し
かも、導電性がさほど劣化しない点で、0.02原子%
以上0.2原子%以下の範囲とすることが好ましい。
【0025】ゲート電極2が銅若しくは銅合金からなる
場合のゲート電極2中のケイ素の含有率が0.01原子
%未満であると、ゲート電極2のレジスト剥離液耐性が
低下したり、絶縁耐圧不良が生じてしまい、また、ガラ
ス基体23との密着性が低下してしまう。一方、ケイ素
の含有率が1原子%を超えると、ゲート電極2のレジス
ト剥離液耐性が低下し、絶縁耐圧不良が生じてしまい、
また、得られるゲート電極2中のSiの含有率が多くな
り、これに伴って電気抵抗が大きくなり、低抵抗の銅又
は銅合金からなるゲート電極2を用いることによる動作
速度の向上は期待できない。銅若しくは銅合金からなる
ゲート電極2中のケイ素の含有率は、0.02原子%以
上0.2原子%以下の範囲とされることがガラス基体2
3との密着性を向上でき、しかも、レジスト剥離液耐性
を向上でき、さらには、導電性がさほど劣化しない点で
好ましい。
場合のゲート電極2中のケイ素の含有率が0.01原子
%未満であると、ゲート電極2のレジスト剥離液耐性が
低下したり、絶縁耐圧不良が生じてしまい、また、ガラ
ス基体23との密着性が低下してしまう。一方、ケイ素
の含有率が1原子%を超えると、ゲート電極2のレジス
ト剥離液耐性が低下し、絶縁耐圧不良が生じてしまい、
また、得られるゲート電極2中のSiの含有率が多くな
り、これに伴って電気抵抗が大きくなり、低抵抗の銅又
は銅合金からなるゲート電極2を用いることによる動作
速度の向上は期待できない。銅若しくは銅合金からなる
ゲート電極2中のケイ素の含有率は、0.02原子%以
上0.2原子%以下の範囲とされることがガラス基体2
3との密着性を向上でき、しかも、レジスト剥離液耐性
を向上でき、さらには、導電性がさほど劣化しない点で
好ましい。
【0026】ゲート絶縁層(窒化ケイ素膜)3のCV
D成膜工程 成膜室10をSiH4+NH3+N2混合ガス雰囲気と
し、第1の電極20にダミーターゲット37を装着し、
第1の交流電源25から第1の電極20に周波数200
MHzの高周波を供給し、負荷電位をフローティングし
てプラズマを発生させて窒化ケイ素膜を基体23上に堆
積させるCVD成膜を行なう。このCVD成膜の場合
は、第1の電極20に装着されたダミーターゲット37
をスパッタしないように供給する周波数を大きく設定
し、第1の電極20にかかるイオンエネルギーを小さく
するとともに、第2の電極22に高周波電力を供給し、
基体23にかかるイオンエネルギーを制御する。
D成膜工程 成膜室10をSiH4+NH3+N2混合ガス雰囲気と
し、第1の電極20にダミーターゲット37を装着し、
第1の交流電源25から第1の電極20に周波数200
MHzの高周波を供給し、負荷電位をフローティングし
てプラズマを発生させて窒化ケイ素膜を基体23上に堆
積させるCVD成膜を行なう。このCVD成膜の場合
は、第1の電極20に装着されたダミーターゲット37
をスパッタしないように供給する周波数を大きく設定
し、第1の電極20にかかるイオンエネルギーを小さく
するとともに、第2の電極22に高周波電力を供給し、
基体23にかかるイオンエネルギーを制御する。
【0027】基体クリーニング工程 成膜室10をAr+H2混合ガス雰囲気とし、ダミータ
ーゲット37はそのままとして、第1の交流電源25か
ら第1の電極20に周波数200MHz程度の高周波を
供給し、負荷電位をフローティングすることにより、ゲ
ート絶縁層3が形成された第1の基体23のプラズマク
リーニングを行なう。このプラズマクリーニングの場合
は、電極20に装着されたダミーターゲット37をスパ
ッタしないように供給する周波数を大きく設定し、第1
の電極20にかかるイオンエネルギーを小さくする。
ーゲット37はそのままとして、第1の交流電源25か
ら第1の電極20に周波数200MHz程度の高周波を
供給し、負荷電位をフローティングすることにより、ゲ
ート絶縁層3が形成された第1の基体23のプラズマク
リーニングを行なう。このプラズマクリーニングの場合
は、電極20に装着されたダミーターゲット37をスパ
ッタしないように供給する周波数を大きく設定し、第1
の電極20にかかるイオンエネルギーを小さくする。
【0028】半導体層(a−Si層)4のCVD成膜
工程 成膜室10をSiH4+H2混合ガス雰囲気とし、第1の
電極20にダミーターゲット37を装着したままで第1
の交流電源25から第1の電極20に周波数200MH
z程度の高周波を供給し、更に、第2の交流電源30か
ら第2の電極22に高周波電力を供給し、ガラス基体2
3にかかるイオンエネルギーを制御してa−Si層の成
膜を行なう。
工程 成膜室10をSiH4+H2混合ガス雰囲気とし、第1の
電極20にダミーターゲット37を装着したままで第1
の交流電源25から第1の電極20に周波数200MH
z程度の高周波を供給し、更に、第2の交流電源30か
ら第2の電極22に高周波電力を供給し、ガラス基体2
3にかかるイオンエネルギーを制御してa−Si層の成
膜を行なう。
【0029】n型a−Si層5のスパッタ成膜工程 成膜室10をArガス雰囲気とし、第1の電極20にn
型a−Si生成用のPドープSiからなるターゲット2
1を装着し、第1の交流電源25から第1の電極20に
周波数13.6MHz程度の高周波を供給し、更に直流
電源28から負荷す る負荷電位を−200Vにしてス
パッタリングを行ない、n型a−Si膜の成膜を行な
う。この工程では、ターゲット36にかかるイオンエネ
ルギーを大きくする必要がある。このため、供給する高
周波の周波数を13.56MHz程度とす る。
型a−Si生成用のPドープSiからなるターゲット2
1を装着し、第1の交流電源25から第1の電極20に
周波数13.6MHz程度の高周波を供給し、更に直流
電源28から負荷す る負荷電位を−200Vにしてス
パッタリングを行ない、n型a−Si膜の成膜を行な
う。この工程では、ターゲット36にかかるイオンエネ
ルギーを大きくする必要がある。このため、供給する高
周波の周波数を13.56MHz程度とす る。
【0030】ソース電極6及びドレイン電極7(アル
ミニウム若しくはアルミニウム合金又は銅若しくは銅合
金膜)のスパッタ成膜工程 成膜室10をArガス雰囲気とし、第1の電極20にア
ルミニウム若しくはアルミニウム合金又は銅若しくは銅
合金からなるターゲット21を装着し、直流電源28か
第1の交流電源25の少なくともどちらか一方を作動さ
せて第1の電力をターゲット21に印加するとともに第
2の交流電源30を作動させて第2の交流電力をガラス
基体23に印加するスパッタ法により、アルミニウム若
しくはアルミニウム合金又は銅若しくは銅合金膜のスパ
ッタ成膜を行なう。この工程では、第一のターゲット2
1に印加する電力を10kW/m2〜30kW/m2程度
とする。また、ガラス基体23に印加する電力は、上述
のゲート電極2を成膜する場合とほぼ同様の理由から
0.5kW/m2ないし10kW/m2とすることが好ま
しい。
ミニウム若しくはアルミニウム合金又は銅若しくは銅合
金膜)のスパッタ成膜工程 成膜室10をArガス雰囲気とし、第1の電極20にア
ルミニウム若しくはアルミニウム合金又は銅若しくは銅
合金からなるターゲット21を装着し、直流電源28か
第1の交流電源25の少なくともどちらか一方を作動さ
せて第1の電力をターゲット21に印加するとともに第
2の交流電源30を作動させて第2の交流電力をガラス
基体23に印加するスパッタ法により、アルミニウム若
しくはアルミニウム合金又は銅若しくは銅合金膜のスパ
ッタ成膜を行なう。この工程では、第一のターゲット2
1に印加する電力を10kW/m2〜30kW/m2程度
とする。また、ガラス基体23に印加する電力は、上述
のゲート電極2を成膜する場合とほぼ同様の理由から
0.5kW/m2ないし10kW/m2とすることが好ま
しい。
【0031】このようにして得られたソース電極6およ
びドレイン電極7が、従来の通常のスパッタ法により得
られたものと異なるところは、アルミニウム若しくはア
ルミニウム合金又は銅若しくは銅合金膜中にケイ素が
0.01原子%以上1原子%以下含有されている点であ
る。ソース電極6およびドレイン電極7がアルミニウム
若しくはアルミニウム合金からなる場合の電極中のケイ
素の含有率が0.01原子%未満であると、ヒロックの
発生防止効果が小さくなってしまい、後工程においてこ
れらの上に形成されるパッシベーション膜に破れが生じ
てしまう。ソース電極6並びにドレイン電極7中のケイ
素の含有率がそれぞれ1原子%を超えると、ヒロックの
発生防止効果の増大は期待できず、また、抵抗が大きく
なり、導電性が低下してまう。アルミニウム若しくはア
ルミニウム合金からなるソース電極6並びにドレイン電
極7中のケイ素の含有率は、ヒロックの発生数および大
きさをより小さくでき、しかも、導電性がさほど劣化し
ない点で、それぞれ0.02原子%以上0.2原子%以
下の範囲とすることが好ましい。
びドレイン電極7が、従来の通常のスパッタ法により得
られたものと異なるところは、アルミニウム若しくはア
ルミニウム合金又は銅若しくは銅合金膜中にケイ素が
0.01原子%以上1原子%以下含有されている点であ
る。ソース電極6およびドレイン電極7がアルミニウム
若しくはアルミニウム合金からなる場合の電極中のケイ
素の含有率が0.01原子%未満であると、ヒロックの
発生防止効果が小さくなってしまい、後工程においてこ
れらの上に形成されるパッシベーション膜に破れが生じ
てしまう。ソース電極6並びにドレイン電極7中のケイ
素の含有率がそれぞれ1原子%を超えると、ヒロックの
発生防止効果の増大は期待できず、また、抵抗が大きく
なり、導電性が低下してまう。アルミニウム若しくはア
ルミニウム合金からなるソース電極6並びにドレイン電
極7中のケイ素の含有率は、ヒロックの発生数および大
きさをより小さくでき、しかも、導電性がさほど劣化し
ない点で、それぞれ0.02原子%以上0.2原子%以
下の範囲とすることが好ましい。
【0032】ソース電極6及びドレイン電極7が銅若し
くは銅合金からなる場合の電極中のケイ素の含有率が
0.01原子%未満であると、ソース電極6やドレイン
電極7のレジスト剥離液耐性が低下したり、絶縁耐圧不
良が生じてしまい、また、下地膜との密着性が低下して
しまう。一方、ケイ素の含有率が1原子%を超えると、
ソース電極6やドレイン電極7のレジスト剥離液耐性が
低下し、絶縁耐圧不良が生じてしまい、また、得られる
ソース電極6やドレイン電極7中のSiの含有率が多く
なり、これに伴って電気抵抗が大きくなり、低抵抗の銅
又は銅合金からなるソース電極6及びドレイン電極7を
用いることによる動作速度の向上は期待できない。銅若
しくは銅合金からなるソース電極6及びドレイン電極7
中のケイ素の含有率は、それぞれ0.02原子%以上
0.2原子%以下の範囲とされることが下地膜との密着
性を向上でき、しかも、レジスト剥離液耐性を向上で
き、さらには導電性がさほど劣化しない点で好ましい。
くは銅合金からなる場合の電極中のケイ素の含有率が
0.01原子%未満であると、ソース電極6やドレイン
電極7のレジスト剥離液耐性が低下したり、絶縁耐圧不
良が生じてしまい、また、下地膜との密着性が低下して
しまう。一方、ケイ素の含有率が1原子%を超えると、
ソース電極6やドレイン電極7のレジスト剥離液耐性が
低下し、絶縁耐圧不良が生じてしまい、また、得られる
ソース電極6やドレイン電極7中のSiの含有率が多く
なり、これに伴って電気抵抗が大きくなり、低抵抗の銅
又は銅合金からなるソース電極6及びドレイン電極7を
用いることによる動作速度の向上は期待できない。銅若
しくは銅合金からなるソース電極6及びドレイン電極7
中のケイ素の含有率は、それぞれ0.02原子%以上
0.2原子%以下の範囲とされることが下地膜との密着
性を向上でき、しかも、レジスト剥離液耐性を向上で
き、さらには導電性がさほど劣化しない点で好ましい。
【0033】なお、上述のスパッタ成膜時には、ターゲ
ット21のスパッタリング効率を上げる目的で直流電源
28から−100V以下の電位をかけることが好まし
い。これに対して上記のCVD成膜においては、ダミー
ターゲット37をスパッタする必要はないので、−10
0V以下の電位を負荷する必要はない。
ット21のスパッタリング効率を上げる目的で直流電源
28から−100V以下の電位をかけることが好まし
い。これに対して上記のCVD成膜においては、ダミー
ターゲット37をスパッタする必要はないので、−10
0V以下の電位を負荷する必要はない。
【0034】ついで、形成したソース電極6およびドレ
イン電極7をマスクして、n型a−Si層5の一部を除
去してn型a−Si層5を分割した後、CVD法などに
より窒化ケイ素からなるパッシベーション膜(図示略)
を形成することにより、図1と同様のTFT基板が得ら
れる。
イン電極7をマスクして、n型a−Si層5の一部を除
去してn型a−Si層5を分割した後、CVD法などに
より窒化ケイ素からなるパッシベーション膜(図示略)
を形成することにより、図1と同様のTFT基板が得ら
れる。
【0035】実施形態のTFT基板において、導電層で
あるゲート電極2とソース電極6とドレイン電極7のそ
れぞれをなすアルミニウム若しくはアルミニウム合金膜
中にケイ素が0.01原子%以上1原子%以下含有され
た場合にあっては、導電層の導電性を良好にしたままで
ゲート電極2とソース電極6とドレイン電極7にヒロッ
クが発生するのを低減でき、これら電極上に形成された
ゲート絶縁層3やパッシベーション膜などの絶縁層にヒ
ロックに起因する破れが生じることを防止できるので、
絶縁不良の発生がない、特性の良好なものである。ま
た、導電層であるゲート電極2とソース電極6とドレイ
ン電極7のそれぞれをなす銅若しくは銅合金膜中にケイ
素が0.01原子%以上1原子%以下含有された場合に
あっては、導電層と下地膜との密着性を向上でき、しか
もレジスト剥離液耐性を向上でき、また、導電層をアル
ミニウムまたはアルミニウム合金から構成した場合より
も動作速度を向上でき、従って断線不良や絶縁耐圧不良
の発生がない、特性の優れた半導体装置を提供できる。
あるゲート電極2とソース電極6とドレイン電極7のそ
れぞれをなすアルミニウム若しくはアルミニウム合金膜
中にケイ素が0.01原子%以上1原子%以下含有され
た場合にあっては、導電層の導電性を良好にしたままで
ゲート電極2とソース電極6とドレイン電極7にヒロッ
クが発生するのを低減でき、これら電極上に形成された
ゲート絶縁層3やパッシベーション膜などの絶縁層にヒ
ロックに起因する破れが生じることを防止できるので、
絶縁不良の発生がない、特性の良好なものである。ま
た、導電層であるゲート電極2とソース電極6とドレイ
ン電極7のそれぞれをなす銅若しくは銅合金膜中にケイ
素が0.01原子%以上1原子%以下含有された場合に
あっては、導電層と下地膜との密着性を向上でき、しか
もレジスト剥離液耐性を向上でき、また、導電層をアル
ミニウムまたはアルミニウム合金から構成した場合より
も動作速度を向上でき、従って断線不良や絶縁耐圧不良
の発生がない、特性の優れた半導体装置を提供できる。
【0036】上記実施形態においては、本発明の半導体
装置およびその製造方法をTFT基板およびその製造方
法に適用した場合について説明したが、アルミニウム若
しくはアルミニウム合金又は銅若しくは銅合金からなる
導電層を有する半導体集積装置やその製造方法に適用す
ることができる。例えば、図2に示すようなMOSトラ
ンジスタにおいては、ソース電極47、ドレイン電極4
8をなすアルミニウム若しくはアルミニウム合金又は銅
若しくは銅合金膜中にそれぞれケイ素を0.01原子%
以上1原子%以下の含有率で含有されるようにしてもよ
い。これらのソース電極47、ドレイン電極48などの
導電層は、ガラス基板に代えてシリコン基板を用いる以
外は上述のスパッタ成膜法と同様にして形成することが
できる。このようなMOSトランジスタを備えた半導体
集積装置において、導電層であるソース電極47、ドレ
イン電極48をなすアルミニウムまたはアルミニウム合
金膜中にそれぞれケイ素が0.01原子%以上1原子%
以下含有された場合にあっては、導電層の導電性を良好
にしたままでソース電極47、ドレイン電極48にヒロ
ックが発生するのを低減でき、これら電極上に形成され
たゲート絶縁層43やパッシベーション膜などの絶縁層
にヒロックに起因する破れが生じることを防止できるの
で、絶縁不良の発生がない、特性の良好なものである。
装置およびその製造方法をTFT基板およびその製造方
法に適用した場合について説明したが、アルミニウム若
しくはアルミニウム合金又は銅若しくは銅合金からなる
導電層を有する半導体集積装置やその製造方法に適用す
ることができる。例えば、図2に示すようなMOSトラ
ンジスタにおいては、ソース電極47、ドレイン電極4
8をなすアルミニウム若しくはアルミニウム合金又は銅
若しくは銅合金膜中にそれぞれケイ素を0.01原子%
以上1原子%以下の含有率で含有されるようにしてもよ
い。これらのソース電極47、ドレイン電極48などの
導電層は、ガラス基板に代えてシリコン基板を用いる以
外は上述のスパッタ成膜法と同様にして形成することが
できる。このようなMOSトランジスタを備えた半導体
集積装置において、導電層であるソース電極47、ドレ
イン電極48をなすアルミニウムまたはアルミニウム合
金膜中にそれぞれケイ素が0.01原子%以上1原子%
以下含有された場合にあっては、導電層の導電性を良好
にしたままでソース電極47、ドレイン電極48にヒロ
ックが発生するのを低減でき、これら電極上に形成され
たゲート絶縁層43やパッシベーション膜などの絶縁層
にヒロックに起因する破れが生じることを防止できるの
で、絶縁不良の発生がない、特性の良好なものである。
【0037】また、上記のMOSトランジスタを備えた
半導体集積装置において、導電層であるソース電極4
7、ドレイン電極48をなす銅または銅合金膜中にそれ
ぞれケイ素が0.01原子%以上1原子%以下含有され
た場合にあっては、ソース電極47やドレイン電極48
と、下地膜との密着性を向上でき、しかもレジスト剥離
液耐性を向上でき、また、導電層をアルミニウムまたは
アルミニウム合金から構成した場合よりも動作速度を向
上でき、従って断線不良や絶縁耐圧不良の発生がない、
特性の良好な半導体装置を提供できる。
半導体集積装置において、導電層であるソース電極4
7、ドレイン電極48をなす銅または銅合金膜中にそれ
ぞれケイ素が0.01原子%以上1原子%以下含有され
た場合にあっては、ソース電極47やドレイン電極48
と、下地膜との密着性を向上でき、しかもレジスト剥離
液耐性を向上でき、また、導電層をアルミニウムまたは
アルミニウム合金から構成した場合よりも動作速度を向
上でき、従って断線不良や絶縁耐圧不良の発生がない、
特性の良好な半導体装置を提供できる。
【0038】
【実施例】(実施例1)図3ないし図5に示した薄膜の
製造装置を用い、純度が99.9999%のアルミニウ
ムからなるターゲット21に直流電力か第1の交流電力
の少なくともどちらか一方を印加するとともに、該ター
ゲット21に対し対向配置されたガラス基体23に第2
の交流電力を印加するスパッタ成膜法によりガラス基体
23上に1000オングストロームのアルミニウム膜を
成膜することにより、導電層を形成した。ここでの成膜
条件は、直径314mmの円形のターゲット21に印加
する電力を20kW/m2、1辺が6インチの正方形状
のガラス基体23に印加する電力を1.25kW/m2
に設定した。ここでターゲット21、ガラス基体23に
印加する電力は、電力密度で規定したものであり、それ
ぞれ、第1の電極20の面積0.1m2、第2の電極2
2の面積0.04m2でそれぞれの印加電力(W)を割
ったものである。
製造装置を用い、純度が99.9999%のアルミニウ
ムからなるターゲット21に直流電力か第1の交流電力
の少なくともどちらか一方を印加するとともに、該ター
ゲット21に対し対向配置されたガラス基体23に第2
の交流電力を印加するスパッタ成膜法によりガラス基体
23上に1000オングストロームのアルミニウム膜を
成膜することにより、導電層を形成した。ここでの成膜
条件は、直径314mmの円形のターゲット21に印加
する電力を20kW/m2、1辺が6インチの正方形状
のガラス基体23に印加する電力を1.25kW/m2
に設定した。ここでターゲット21、ガラス基体23に
印加する電力は、電力密度で規定したものであり、それ
ぞれ、第1の電極20の面積0.1m2、第2の電極2
2の面積0.04m2でそれぞれの印加電力(W)を割
ったものである。
【0039】(比較例1)図3ないし図5に示した薄膜
の製造装置を用い、純度が99.9999%のアルミニ
ウムからなるターゲット21に直流電力を印加する通常
のDCスパッタ成膜法により、1辺6インチのガラス基
体23上にアルミニウム膜を成膜することにより、導電
層を形成した。ここでの成膜条件は、ターゲット21に
印加する電力を20kW/m2に設定した。
の製造装置を用い、純度が99.9999%のアルミニ
ウムからなるターゲット21に直流電力を印加する通常
のDCスパッタ成膜法により、1辺6インチのガラス基
体23上にアルミニウム膜を成膜することにより、導電
層を形成した。ここでの成膜条件は、ターゲット21に
印加する電力を20kW/m2に設定した。
【0040】図6に、実施例1で得られたアルミニウム
膜中の成分についてSIMS分析法(二次イオン質量分
析法)により調べた結果を示す。また、図7に比較例1
で得られたアルミニウム膜中の成分についてSIMS分
析法により調べた結果を示す。なお、図6、図7中、2
8Si+、30Si+、40Ar+Ca、56Fe+S
i2、54Al2+、42Ca+SiSi2、58Ni+
Si2、62Ni+SiO2 、36Ar+は、検出され
る二次イオンとその質量数を表す。なお、SIMS分析
による28Si+(質量数28のSi+)の強度(濃
度)が1×102以下の範囲は、28Si+が含有され
ていないものとみなされる(グラウンドレベル)。図6
〜図7に示した結果から明らかなように比較例1で得ら
れたアルミニウム膜中の28Si+の濃度はノイズレベ
ルの1×102程度であり、アルミニウム膜 中にSiが
殆ど含有されていないことがわかる。これに対して実施
例1で得られたアルミニウム膜中の28Si+の濃度は
5×102程度であり、アルミニウム膜 中に明らかにS
iが含有されていることがわかる。
膜中の成分についてSIMS分析法(二次イオン質量分
析法)により調べた結果を示す。また、図7に比較例1
で得られたアルミニウム膜中の成分についてSIMS分
析法により調べた結果を示す。なお、図6、図7中、2
8Si+、30Si+、40Ar+Ca、56Fe+S
i2、54Al2+、42Ca+SiSi2、58Ni+
Si2、62Ni+SiO2 、36Ar+は、検出され
る二次イオンとその質量数を表す。なお、SIMS分析
による28Si+(質量数28のSi+)の強度(濃
度)が1×102以下の範囲は、28Si+が含有され
ていないものとみなされる(グラウンドレベル)。図6
〜図7に示した結果から明らかなように比較例1で得ら
れたアルミニウム膜中の28Si+の濃度はノイズレベ
ルの1×102程度であり、アルミニウム膜 中にSiが
殆ど含有されていないことがわかる。これに対して実施
例1で得られたアルミニウム膜中の28Si+の濃度は
5×102程度であり、アルミニウム膜 中に明らかにS
iが含有されていることがわかる。
【0041】基体にかける電力を変更する以外は実施例
1と同様にしてガラス基体23上にアルミニウム膜を成
膜したときの、アルミニウム膜中のSiの含有率と、ヒ
ロックの発生数と、抵抗値と、アルミニウムの結晶の粒
度のガラス基体にかける電力依存性を調べた結果を図8
に示す。図8に示した結果から明らかなようにガラス基
体にかける電力を大きくするにつれてアルミニウムの結
晶の粒度が小さくなっており、また、アルミニウム膜の
抵抗値も大きくなっており、アルミニウム膜中のSiの
含有率も多くなっていることがわかる。また、ガラス基
体にかける電力が30W(0.75kW/m2)〜20
0W(5.0kW/m2)の範囲では、Siの含有率が
0.02at%〜0.2at%となって おり、また、
このときのヒロックの発生数は2×105個/cm2以下
と少なくなっており、抵抗値も導電性に殆ど影響のない
3.6Ω・cm以下であることがわかる。
1と同様にしてガラス基体23上にアルミニウム膜を成
膜したときの、アルミニウム膜中のSiの含有率と、ヒ
ロックの発生数と、抵抗値と、アルミニウムの結晶の粒
度のガラス基体にかける電力依存性を調べた結果を図8
に示す。図8に示した結果から明らかなようにガラス基
体にかける電力を大きくするにつれてアルミニウムの結
晶の粒度が小さくなっており、また、アルミニウム膜の
抵抗値も大きくなっており、アルミニウム膜中のSiの
含有率も多くなっていることがわかる。また、ガラス基
体にかける電力が30W(0.75kW/m2)〜20
0W(5.0kW/m2)の範囲では、Siの含有率が
0.02at%〜0.2at%となって おり、また、
このときのヒロックの発生数は2×105個/cm2以下
と少なくなっており、抵抗値も導電性に殆ど影響のない
3.6Ω・cm以下であることがわかる。
【0042】(実施例2)ターゲット21として銅から
なるものを用いた以外は、実施例1と同様にしてガラス
基体23上にCu膜を成膜することにより導電層を形成
し、試料とした。ここでの成膜条件は、直径314mm
の円形のターゲット21に印加する電力を20kW/m
2、1辺6インチの正方形状のガラス基体23に印加す
る電力を5.0kW/m2に設定した。ついで、導電層
の表面にフォトレジストを塗布した後、有機アミン系レ
ジスト剥離液(東京応化工業株式会社製の剥離液#10
6に5分間浸漬し、これらを剥離液から取り出し、リン
ス洗浄、乾燥させた。レジスト剥離液浸漬前と浸漬後の
実施例2の導電層の状態を原子力間顕微鏡(AFM)に
より観察した。その結果を図9から図10に示す。図9
は、レジスト剥離液浸漬前の実施例2の導電層表面の金
属組織を示す写真であり、図10はレジスト剥離液浸漬
後の実施例2の導電層表面の金属組織を示す写真であ
る。
なるものを用いた以外は、実施例1と同様にしてガラス
基体23上にCu膜を成膜することにより導電層を形成
し、試料とした。ここでの成膜条件は、直径314mm
の円形のターゲット21に印加する電力を20kW/m
2、1辺6インチの正方形状のガラス基体23に印加す
る電力を5.0kW/m2に設定した。ついで、導電層
の表面にフォトレジストを塗布した後、有機アミン系レ
ジスト剥離液(東京応化工業株式会社製の剥離液#10
6に5分間浸漬し、これらを剥離液から取り出し、リン
ス洗浄、乾燥させた。レジスト剥離液浸漬前と浸漬後の
実施例2の導電層の状態を原子力間顕微鏡(AFM)に
より観察した。その結果を図9から図10に示す。図9
は、レジスト剥離液浸漬前の実施例2の導電層表面の金
属組織を示す写真であり、図10はレジスト剥離液浸漬
後の実施例2の導電層表面の金属組織を示す写真であ
る。
【0043】(比較例2)ターゲット21としてCuか
らなるものを用いた以外は、比較例1と同様にしてガラ
ス基体23上にCu膜を成膜することにより、導電層を
形成した。ここでの成膜条件は、ターゲット21に印加
する電力を20kW/m2に設定した。ついで、導電層
の表面にフォトレジストを塗布した後、有機アミン系レ
ジスト剥離液(東京応化工業株式会社製の剥離液#10
6に5分間浸漬し、これらを剥離液から取り出し、リン
ス洗浄、乾燥させた。
らなるものを用いた以外は、比較例1と同様にしてガラ
ス基体23上にCu膜を成膜することにより、導電層を
形成した。ここでの成膜条件は、ターゲット21に印加
する電力を20kW/m2に設定した。ついで、導電層
の表面にフォトレジストを塗布した後、有機アミン系レ
ジスト剥離液(東京応化工業株式会社製の剥離液#10
6に5分間浸漬し、これらを剥離液から取り出し、リン
ス洗浄、乾燥させた。
【0044】レジスト剥離液浸漬前後の比較例2の導電
層表面の状態を原子力間顕微鏡(AFM)により観察し
た。その結果を図11から図12に示す。図11は、レ
ジスト剥離液浸漬前の比較例2の導電層表面の金属組織
を示す写真であり、図12はレジスト剥離液浸漬後の比
較例2の導電層表面の金属組織を示す写真である。図9
乃至図12に示した結果から明らかなように比較例2の
ものは、レジスト剥離液浸漬前後の導電層表面の状態が
大きく変化しており、レジスト剥離液により大きなダメ
ージを受けていることがわかる。これに対して実施例2
のものは、レジスト剥離液浸漬前後の導電層表面の状態
があまり変化しておらず、比較例2のものに比べてレジ
スト剥離液耐性が優れていることがわかる。
層表面の状態を原子力間顕微鏡(AFM)により観察し
た。その結果を図11から図12に示す。図11は、レ
ジスト剥離液浸漬前の比較例2の導電層表面の金属組織
を示す写真であり、図12はレジスト剥離液浸漬後の比
較例2の導電層表面の金属組織を示す写真である。図9
乃至図12に示した結果から明らかなように比較例2の
ものは、レジスト剥離液浸漬前後の導電層表面の状態が
大きく変化しており、レジスト剥離液により大きなダメ
ージを受けていることがわかる。これに対して実施例2
のものは、レジスト剥離液浸漬前後の導電層表面の状態
があまり変化しておらず、比較例2のものに比べてレジ
スト剥離液耐性が優れていることがわかる。
【0045】(実験例)ターゲット21として銅からな
るものを用いた以外は、実施例1と同様にしてガラス基
体23上にCu膜を成膜することにより導電層を形成
し、試料とした。ここでの成膜条件は、厚さ1000オ
ングストローム、直径314mmの円形のターゲット2
1に印加する電力を20kW/m2と一定とし、また、
1辺6インチの正方形状のガラス基体23に印加する電
力は0〜15kW/m2の範囲で変更した。図13に、
ガラス基体に印加する電力と、試料のCu膜中のSi濃
度との関係をSIMS分析法(二次イオン質量分析法)
により調べた結果を示す。図13に示した結果から明ら
かなようにガラス基体23に印加する電力を0kW/m
2とした場合は、Cu膜(比較例3)中のSi濃度はノ
イズレベルの1018cm-3程度であり、Cu膜中にSi
が殆ど含有されていないことがわかる。これに対してガ
ラス基体23に印加する電力を1.25〜5.0kW/
m2とした場合は、Cu膜(実施例3〜4)中のSi濃
度は約4×1018cm-3以上であり、Cu膜中に明らか
にSiが含有されており、また、印加電力を大きくする
ことにより、Cu膜中のSi濃度が大きいことが分か
る。
るものを用いた以外は、実施例1と同様にしてガラス基
体23上にCu膜を成膜することにより導電層を形成
し、試料とした。ここでの成膜条件は、厚さ1000オ
ングストローム、直径314mmの円形のターゲット2
1に印加する電力を20kW/m2と一定とし、また、
1辺6インチの正方形状のガラス基体23に印加する電
力は0〜15kW/m2の範囲で変更した。図13に、
ガラス基体に印加する電力と、試料のCu膜中のSi濃
度との関係をSIMS分析法(二次イオン質量分析法)
により調べた結果を示す。図13に示した結果から明ら
かなようにガラス基体23に印加する電力を0kW/m
2とした場合は、Cu膜(比較例3)中のSi濃度はノ
イズレベルの1018cm-3程度であり、Cu膜中にSi
が殆ど含有されていないことがわかる。これに対してガ
ラス基体23に印加する電力を1.25〜5.0kW/
m2とした場合は、Cu膜(実施例3〜4)中のSi濃
度は約4×1018cm-3以上であり、Cu膜中に明らか
にSiが含有されており、また、印加電力を大きくする
ことにより、Cu膜中のSi濃度が大きいことが分か
る。
【0046】また、得られた試料のレジスト剥離液に対
するレジスト剥離液耐性と、絶縁耐圧と、Cu膜の下地
との密着性について評価した。ここでのレジスト剥離液
耐性は、試料のCu膜の表面にフォトレジストを塗布し
た後、有機アミン系レジスト剥離液(東京応化工業株式
会社製の剥離液#106に5分間浸漬し、ついで、試料
を剥離液から取り出し、リンス洗浄、乾燥した後のCu
膜表面を原子力間顕微鏡(AFM)により観察した。そ
の結果を下記表1に示す。表1のレジスト剥離液耐性の
欄の◎は、剥離液によりダメージを受けなかったもの、
○は配線幅(5μm)の範囲内での小さなダメージを受
けたもの、×は配線幅(5μm)を超える大きいダメー
ジを受けたものを表す。また、絶縁耐圧については、上
述の方法と同様にして作製した1000オングストロー
ムのCu膜上に3000オングストロームのSiNxか
らなる絶縁層をCVD法により形成したものを試料(1
mm角)とし、該試料の絶縁層上に電極を配置し、該電
極と上記Cu膜間に電圧を印加し、絶縁破壊したときの
電圧を層間絶縁膜(SiNxからなる絶縁層)の耐圧値
した。その結果を下記表1に合わせて示す。表1の絶縁
耐圧の欄の○は、耐圧値が200V以上であり、絶縁耐
圧が良好であるもの、×は耐圧値が150V未満であ
り、絶縁耐圧が不良であるものを表す。また、Cu膜の
下地との密着性は、Cu膜と下地のガラス基体との密着
性について調べた。その結果を表1に合わせて示す。表
1の下地との密着性の欄の○は、Cu膜とガラス基体と
の密着性が良好であり、実用上問題のなかったもの、×
はCu膜とガラス基体との密着性が不良であり、実用上
問題のあったものを示す。なお、ガラス基体23に印加
する電圧を0〜15kW/m2の範囲で変化させたとき
のCu膜中のSi含有量(原子%)と、Cu膜の比抵抗
を表1に合わせて示す。
するレジスト剥離液耐性と、絶縁耐圧と、Cu膜の下地
との密着性について評価した。ここでのレジスト剥離液
耐性は、試料のCu膜の表面にフォトレジストを塗布し
た後、有機アミン系レジスト剥離液(東京応化工業株式
会社製の剥離液#106に5分間浸漬し、ついで、試料
を剥離液から取り出し、リンス洗浄、乾燥した後のCu
膜表面を原子力間顕微鏡(AFM)により観察した。そ
の結果を下記表1に示す。表1のレジスト剥離液耐性の
欄の◎は、剥離液によりダメージを受けなかったもの、
○は配線幅(5μm)の範囲内での小さなダメージを受
けたもの、×は配線幅(5μm)を超える大きいダメー
ジを受けたものを表す。また、絶縁耐圧については、上
述の方法と同様にして作製した1000オングストロー
ムのCu膜上に3000オングストロームのSiNxか
らなる絶縁層をCVD法により形成したものを試料(1
mm角)とし、該試料の絶縁層上に電極を配置し、該電
極と上記Cu膜間に電圧を印加し、絶縁破壊したときの
電圧を層間絶縁膜(SiNxからなる絶縁層)の耐圧値
した。その結果を下記表1に合わせて示す。表1の絶縁
耐圧の欄の○は、耐圧値が200V以上であり、絶縁耐
圧が良好であるもの、×は耐圧値が150V未満であ
り、絶縁耐圧が不良であるものを表す。また、Cu膜の
下地との密着性は、Cu膜と下地のガラス基体との密着
性について調べた。その結果を表1に合わせて示す。表
1の下地との密着性の欄の○は、Cu膜とガラス基体と
の密着性が良好であり、実用上問題のなかったもの、×
はCu膜とガラス基体との密着性が不良であり、実用上
問題のあったものを示す。なお、ガラス基体23に印加
する電圧を0〜15kW/m2の範囲で変化させたとき
のCu膜中のSi含有量(原子%)と、Cu膜の比抵抗
を表1に合わせて示す。
【0047】
【表1】
【0048】表1に示した結果からガラス基体に印加す
る電圧が0.00kW/m2とするとCu膜中にSiが
殆ど含まれておらず、レジスト剥離耐性および絶縁耐圧
が不良であることがわかる。また、ガラス基体に印加す
る電圧が15kW/m2とするとCu膜中のSiが3.
0原子%と多く含まれており、レジスト剥離耐性および
絶縁耐性が不良であることがわかる。これに対してガラ
ス基体に印加する電圧が0.05から10kW/m2と
すると、Cu膜中にSiが0.01から1原子%含有さ
れており、レジスト剥離液耐性および絶縁耐圧が良好で
あり、特にガラス基体に印加する電圧が0.75から
5.00kW/m2とすると、レジスト剥離液耐性が優
れていることがわかる。
る電圧が0.00kW/m2とするとCu膜中にSiが
殆ど含まれておらず、レジスト剥離耐性および絶縁耐圧
が不良であることがわかる。また、ガラス基体に印加す
る電圧が15kW/m2とするとCu膜中のSiが3.
0原子%と多く含まれており、レジスト剥離耐性および
絶縁耐性が不良であることがわかる。これに対してガラ
ス基体に印加する電圧が0.05から10kW/m2と
すると、Cu膜中にSiが0.01から1原子%含有さ
れており、レジスト剥離液耐性および絶縁耐圧が良好で
あり、特にガラス基体に印加する電圧が0.75から
5.00kW/m2とすると、レジスト剥離液耐性が優
れていることがわかる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
にあっては、導電層をなすアルミニウム若しくはアルミ
ニウム合金又はCu若しくはCu合金中にケイ素が0.
01原子%以上1原子%以下含有されたことにより、絶
縁不良の発生がない、特性の良好な半導体装置を提供で
きるという利点がある。また、特に、導電層をなすアル
ミニウム若しくはアルミニウム合金中にケイ素が0.0
1原子%以上1原子%以下含有された場合にあっては、
導電層の導電性を良好にしたままで該導電層にヒロック
が発生するのを低減でき、上記導電層上に形成される絶
縁層にヒロックに起因する破れが生じることを防止でき
るので、絶縁不良の発生がない、特性の良好な半導体装
置を提供できるという利点がある。また、特に、導電層
をなす銅若しくは銅合金膜中にケイ素が0.01原子%
以上1原子%以下含有された場合にあっては、導電層と
下地膜との密着性を向上でき、しかもレジスト剥離液耐
性を向上でき、また、導電層をアルミニウムまたはアル
ミニウム合金から構成した場合よりも動作速度を向上で
き、従って断線不良や絶縁耐圧不良の発生がない、特性
の優れた半導体装置を提供できる。
にあっては、導電層をなすアルミニウム若しくはアルミ
ニウム合金又はCu若しくはCu合金中にケイ素が0.
01原子%以上1原子%以下含有されたことにより、絶
縁不良の発生がない、特性の良好な半導体装置を提供で
きるという利点がある。また、特に、導電層をなすアル
ミニウム若しくはアルミニウム合金中にケイ素が0.0
1原子%以上1原子%以下含有された場合にあっては、
導電層の導電性を良好にしたままで該導電層にヒロック
が発生するのを低減でき、上記導電層上に形成される絶
縁層にヒロックに起因する破れが生じることを防止でき
るので、絶縁不良の発生がない、特性の良好な半導体装
置を提供できるという利点がある。また、特に、導電層
をなす銅若しくは銅合金膜中にケイ素が0.01原子%
以上1原子%以下含有された場合にあっては、導電層と
下地膜との密着性を向上でき、しかもレジスト剥離液耐
性を向上でき、また、導電層をアルミニウムまたはアル
ミニウム合金から構成した場合よりも動作速度を向上で
き、従って断線不良や絶縁耐圧不良の発生がない、特性
の優れた半導体装置を提供できる。
【0050】本発明の半導体装置の製造方法にあって
は、アルミニウム若しくはアルミニウム合金又はCu若
しくはCu合金からなるターゲットに直流電力か第1の
交流電力の少なくともいずれか一方を印加するととも
に、ターゲットに対し対向配置されたケイ素を含有する
基体に第2の交流電力を印加して、上記ケイ素を含有す
る基体上にアルミニウム若しくはアルミニウム合金膜又
はCu若しくはCu合金膜を成膜すると、上記ケイ素を
含有する基体に印加された第2の交流電力により該基体
中のケイ素がスパッタされてアルミニウム若しくはアル
ミニウム合金又はCu若しくはCu合金膜中に入る。従
って、ケイ素を含有する基体上にアルミニウム若しくは
アルミニウム合金膜を成膜した場合には、該膜に入った
ケイ素によりアルミニウム若しくはアルミニウム合金の
結晶粒度が制御されて、ヒロックを制御できる。また、
ケイ素を含有する基体上にCu若しくはCu合金膜を成
膜した場合には、導電層と下地膜との密着性を向上で
き、しかもレジスト剥離液耐性を向上でき、また、導電
層をアルミニウムまたはアルミニウム合金から構成した
場合よりも動作速度を向上でき、従って断線不良や絶縁
耐圧不良の発生がない、特性の良好な半導体装置を製造
できる。
は、アルミニウム若しくはアルミニウム合金又はCu若
しくはCu合金からなるターゲットに直流電力か第1の
交流電力の少なくともいずれか一方を印加するととも
に、ターゲットに対し対向配置されたケイ素を含有する
基体に第2の交流電力を印加して、上記ケイ素を含有す
る基体上にアルミニウム若しくはアルミニウム合金膜又
はCu若しくはCu合金膜を成膜すると、上記ケイ素を
含有する基体に印加された第2の交流電力により該基体
中のケイ素がスパッタされてアルミニウム若しくはアル
ミニウム合金又はCu若しくはCu合金膜中に入る。従
って、ケイ素を含有する基体上にアルミニウム若しくは
アルミニウム合金膜を成膜した場合には、該膜に入った
ケイ素によりアルミニウム若しくはアルミニウム合金の
結晶粒度が制御されて、ヒロックを制御できる。また、
ケイ素を含有する基体上にCu若しくはCu合金膜を成
膜した場合には、導電層と下地膜との密着性を向上で
き、しかもレジスト剥離液耐性を向上でき、また、導電
層をアルミニウムまたはアルミニウム合金から構成した
場合よりも動作速度を向上でき、従って断線不良や絶縁
耐圧不良の発生がない、特性の良好な半導体装置を製造
できる。
【図1】 本発明の半導体装置が適用される薄膜トラン
ジスタ基板の要部を示す断面図である。
ジスタ基板の要部を示す断面図である。
【図2】 本発明の半導体装置が適用される半導体集積
装置を構成するMOSトランジスタの断面を含む要部を
示す斜視図である。
装置を構成するMOSトランジスタの断面を含む要部を
示す斜視図である。
【図3】 本発明の半導体装置の製造方法に好適に用い
られる薄膜の製造装置の成膜室を示す構成図である。
られる薄膜の製造装置の成膜室を示す構成図である。
【図4】 本発明の半導体装置の製造方法に好適に用い
られる薄膜の製造装置の全体構成を示す平面図である。
られる薄膜の製造装置の全体構成を示す平面図である。
【図5】 図4に示す薄膜の製造装置の一部を拡大した
側面図である。
側面図である。
【図6】 実施例1で得られたアルミニウム膜中の成分
についてSIMS分析法により調べた結果を示すグラフ
である。
についてSIMS分析法により調べた結果を示すグラフ
である。
【図7】 比較例1で得られたアルミニウム膜中の成分
についてSIMS分析法により調べた結果を示すグラフ
である。
についてSIMS分析法により調べた結果を示すグラフ
である。
【図8】 アルミニウム膜中のSiの含有率と、ヒロッ
クの発生数と、抵抗値と、アルミニウムの結晶の粒度の
ガラス基体にかける電力依存性を示すグラフである。
クの発生数と、抵抗値と、アルミニウムの結晶の粒度の
ガラス基体にかける電力依存性を示すグラフである。
【図9】 レジスト剥離液浸漬前の実施例2の導電層表
面の金属組織を示す写真である。
面の金属組織を示す写真である。
【図10】 レジスト剥離液浸漬後の実施例2の導電層
表面の金属組織を示す写真である。
表面の金属組織を示す写真である。
【図11】 レジスト剥離液浸漬前の比較例2の導電層
表面の金属組織を示す写真である。
表面の金属組織を示す写真である。
【図12】 レジスト剥離液浸漬後の比較例2の導電層
表面の金属組織を示す写真である。
表面の金属組織を示す写真である。
【図13】 ガラス基体に印加する電力と、試料のCu
膜中のSi濃度との関係をSIMS分析法(二次イオン
質量分析法)により調べた結果を示すグラフである。
膜中のSi濃度との関係をSIMS分析法(二次イオン
質量分析法)により調べた結果を示すグラフである。
1・・・ガラス基体(ケイ素を含有する基体)、2・・・ゲー
ト電極(導電層)、6・・・ソース電極(導電層)、7・・・
ドレイン電極(導電層)、20・・・第1の電極、21・・・
ターゲット、22・・・第2の電極、23・・・ケイ素を含有
する基体、25・・・第1の交流電源、30・・・第2の交流
電源、41・・・シリコン基体(ケイ素を含有 する基
体)、42・・・ゲート電極(導電層)、47・・・ソース電
極(導電層)、48・・・ドレイン電極(導電層)。
ト電極(導電層)、6・・・ソース電極(導電層)、7・・・
ドレイン電極(導電層)、20・・・第1の電極、21・・・
ターゲット、22・・・第2の電極、23・・・ケイ素を含有
する基体、25・・・第1の交流電源、30・・・第2の交流
電源、41・・・シリコン基体(ケイ素を含有 する基
体)、42・・・ゲート電極(導電層)、47・・・ソース電
極(導電層)、48・・・ドレイン電極(導電層)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/3205 H01L 21/88 N 29/78 616V (72)発明者 山本 健二 宮城県仙台市泉区明通三丁目31番地 株式 会社フロンテック内
Claims (10)
- 【請求項1】 ケイ素を含有する基体上に、アルミニウ
ムまたはアルミニウム合金中にケイ素を0.01原子%
以上1原子%以下の含有率で含有してなる導電層を有す
ることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記導電層中のケイ素の含有率が0.0
2原子%以上0.2原子%以下の範囲であることを特徴
とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 アルミニウムまたはアルミニウム合金か
らなるターゲットを用い、該ターゲットに直流電力か第
1の交流電力の少なくともどちらか一方を印加するとと
もに、該ターゲットに対し対向配置された基体に第2の
交流電力を印加するスパッタ成膜法によりケイ素を含有
した基体上にアルミニウムまたはアルミニウム合金膜を
成膜することによって前記導電層を形成することを特徴
とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記基体に印加する電力を0.5kW/
m2ないし10kW/m2とすることを特徴とする請求項
3に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 ケイ素を含有する基体上に、銅または銅
合金中にケイ素を0.01原子%以上1原子%以下の含
有率で含有してなる導電層を有することを特徴とする半
導体装置。 - 【請求項6】 前記導電層中のケイ素の含有率が0.0
2原子%以上0.2原子%以下の範囲であることを特徴
とする請求項5に記載の半導体装置。 - 【請求項7】 銅または銅合金からなるターゲットを用
い、該ターゲットに直流電流か第1の交流電力の少なく
ともどちらか一方を印加するとともに、該ターゲットに
対し対向配置された基体に第2の交流電力を印加するス
パッタ成膜法によりケイ素を含有した基体上に銅または
銅合金膜を成膜することによって前記導電層を形成する
ことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項8】 前記基体に印加する電力を0.5kW/
m2ないし10kW/m2とすることを特徴とする請求項
7に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記半導体装置が薄膜トランジスタ基板
であることを特徴とする請求項1又は5に記載の半導体
装置。 - 【請求項10】 前記半導体装置が半導体集積装置であ
ることを特徴とする請求項1又は5に記載の半導体装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28605198A JP3616724B2 (ja) | 1997-09-25 | 1998-09-22 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27972997 | 1997-09-25 | ||
| JP9-279729 | 1997-09-25 | ||
| JP28605198A JP3616724B2 (ja) | 1997-09-25 | 1998-09-22 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11214702A true JPH11214702A (ja) | 1999-08-06 |
| JP3616724B2 JP3616724B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=26553464
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28605198A Expired - Fee Related JP3616724B2 (ja) | 1997-09-25 | 1998-09-22 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3616724B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG85232A1 (en) * | 2000-03-02 | 2001-12-19 | Applied Materials Inc | Method of enhancing hardness of sputter deposited copper films |
| US6432819B1 (en) | 1999-09-27 | 2002-08-13 | Applied Materials, Inc. | Method and apparatus of forming a sputtered doped seed layer |
| WO2012043806A1 (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-05 | 株式会社神戸製鋼所 | 配線構造および表示装置 |
| WO2012063588A1 (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-18 | 株式会社神戸製鋼所 | 配線構造 |
-
1998
- 1998-09-22 JP JP28605198A patent/JP3616724B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6432819B1 (en) | 1999-09-27 | 2002-08-13 | Applied Materials, Inc. | Method and apparatus of forming a sputtered doped seed layer |
| SG85232A1 (en) * | 2000-03-02 | 2001-12-19 | Applied Materials Inc | Method of enhancing hardness of sputter deposited copper films |
| WO2012043806A1 (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-05 | 株式会社神戸製鋼所 | 配線構造および表示装置 |
| JP2012094853A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-05-17 | Kobe Steel Ltd | 配線構造 |
| WO2012063588A1 (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-18 | 株式会社神戸製鋼所 | 配線構造 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3616724B2 (ja) | 2005-02-02 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |