JPH11217081A - パワーステアリングシステム - Google Patents

パワーステアリングシステム

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Publication number
JPH11217081A
JPH11217081A JP20127198A JP20127198A JPH11217081A JP H11217081 A JPH11217081 A JP H11217081A JP 20127198 A JP20127198 A JP 20127198A JP 20127198 A JP20127198 A JP 20127198A JP H11217081 A JPH11217081 A JP H11217081A
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JP
Japan
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bypass
cylinder
control
variable
flow rate
Prior art date
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Pending
Application number
JP20127198A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Suzuki
勝博 鈴木
Shinichi Hagihira
慎一 萩平
Masashi Takai
正史 高井
Shigeo Chiba
樹生 千葉
Ryoichi Nagasaka
良一 長坂
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/065Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by specially adapted means for varying pressurised fluid supply based on need, e.g. on-demand, variable assist
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/08Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by type of steering valve used
    • B62D5/083Rotary valves
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/86493Multi-way valve unit
    • Y10T137/86574Supply and exhaust
    • Y10T137/86638Rotary valve
    • Y10T137/86646Plug type
    • Y10T137/86654For plural lines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御流量が変化するときに、操舵フィーリン
グが悪くなることのないパワーステアリングシステムを
提供することである。 【解決手段】 バルブ機構Vは、制御流量Qを制御して
パワーシリンダCに分配供給するシリンダ制御バルブC
Vと、このシリンダ制御バルブCVと並列に接続するバ
イパス制御バルブBVとからなる。そして、上記バイパ
ス制御バルブBVは、通常は閉じているが、制御流量Q
が最低流量Q1からアシスト力に必要とされる流量Q2
増えるときに開いて、その制御流量の一部をタンクに戻
すようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、非操舵時に、バ
ルブ機構に供給する制御流量を少なくして、エネルギー
ロスを低減させることのできるパワーステアリングシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパワーステアリングシステムとし
ては、アシスト力を必要としない時に、バルブ機構側に
供給する制御流量を少なくする構成にしたものがある。
そのようなパワーステアリングシステムとしては、例え
ば、特開平8−192758号公報、特開平8ー268
304号公報、あるいは、特開平8−301132号公
報に開示されたものがあるが、その一例を図27に示
す。
【0003】図27に示すように、ポンプを、流量制御
機構1を介してバルブ機構Vに接続している。流量制御
機構1では、ポンプに可変絞り2を接続している。この
可変絞り2は、ノーマル状態で最小開度を保っている
が、その上流側の圧力が高くなると、スプリング3に抗
して切換わって開度を大きくするものである。さらに、
ポンプには、可変絞り2よりも上流側に、流量制御弁4
を接続している。この流量制御弁4は、可変絞り2前後
の圧力差に応じて切換わり、その圧力差を一定に保つも
のである。したがって、可変絞り2の開度が一定であれ
ば、そこを流れる流量は一定に保たれることになる。な
お、リリーフ弁5は、回路の最高圧を決定するためのも
のである。
【0004】上記流量制御機構1で制御された制御流量
は、バルブ機構V側に供給される。そして、バルブ機構
Vは、その制御流量を制御してパワーシリンダCに分配
供給する。このバルブ機構Vでは、例えば、ステアリン
グホイールを一方に切ると、可変絞り6a、6cの開度
が大きくなり、同時に、可変絞り6b、6dの開度が小
さくなる。逆に、ステアリングホイールを他方に切る
と、可変絞り6b、6dの開度が大きくなり、同時に、
可変絞り6a、6cの開度が小さくなる。
【0005】このようにしたパワーステアリングシステ
ムでは、非操舵時に、パワーシリンダCの負荷圧Pが低
くなっているので、可変絞り2の上流側の圧力も低く、
この可変絞り2は最小開度を保っている。したがって、
バルブ機構V側には、その最小開度で決められた最低流
量Q1のみが供給される(図28の領域a)。
【0006】それに対して、操舵時には、パワーシリン
ダCの負荷圧Pが高くなるので、所定圧P1に達したと
き、可変絞り2が切換わって、その開度を大きくする。
したがって、バルブ機構V側には、可変絞り2の開度に
応じて制御された流量Qが供給される(図28の領域
b)。そして、パワーシリンダCの負荷圧Pが設定圧P
2を超えた状態では、可変絞り2の開度が最大開度に保
たれ、バルブ機構V側には、アシスト力に必要とされる
流量Q2が供給されることになる(図28の領域c)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
パワーステアリングシステムでは、制御流量Qが最低流
量Q1からアシスト力に必要とされる流量Q2に変化する
領域(図28の領域b)で、その流量変化によりバルブ
機構Vでの圧力も変化してしまう。そのため、その瞬間
に急にアシスト力が発生するような状態となり、ドライ
バーがハンドルをとられる等の違和感を感じて、操舵フ
ィーリングが悪くなってしまうことがあった。この発明
の目的は、アシスト力が必要とされないときに、バルブ
機構側に供給する制御流量を少なくして、エネルギーロ
スを低減させることができ、しかも、その制御流量が変
化するときに、操舵フィーリングが悪くなることのない
パワーステアリングシステムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、ポンプと、
ポンプ吐出作動油を制御する流量制御機構と、流量制御
機構から供給される制御流量を制御して、パワーシリン
ダを作動するバルブ機構とを備え、上記流量制御機構
は、アシスト力が必要とされないときに、制御流量を最
低流量に保ち、アシスト力が必要とされるときに、その
制御流量を増やして、アシスト力に必要とされる流量に
保つ構成にしたパワーステアリングシステムを前提とす
る。そして、第1の発明は、上記バルブ機構は、制御流
量を制御してパワーシリンダに分配供給するシリンダ制
御バルブと、このシリンダ制御バルブと並列に接続する
バイパス制御バルブとからなり、上記バイパス制御バル
ブは、通常は閉じているが、制御流量が最低流量からア
シスト力に必要とされる流量に増えるときに開いて、そ
の制御流量の一部をタンクに戻す構成にした点に特徴を
有する。
【0009】第2の発明は、第1の発明において、バル
ブ機構を、スリーブとロータリースプールとを相対回転
自在に嵌合してなるロータリーバルブから構成し、ロー
タリースプールには、その径方向に対向させて配置した
一対のシリンダ供給凹部と、シリンダ供給凹部の両側に
配置した4つの戻り凹部とを形成し、また、スリーブに
は、その径方向に対向させて配置し、制御流量をシリン
ダ供給凹部に供給する一対のシリンダ入力ポートと、シ
リンダ入力ポートの一方の回転方向側に配置し、パワー
シリンダの第1圧力室に連通する一対の第1シリンダ制
御溝と、シリンダ入力ポートの他方の回転方向側に配置
し、パワーシリンダの第2圧力室に連通する一対の第2
シリンダ制御溝とを形成して、シリンダ供給凹部が第
1、2シリンダ制御溝に連通する過程、及び、第1、2
シリンダ制御溝が戻り凹部に連通する過程に、オープン
センタとしたシリンダ可変絞りを構成し、これらシリン
ダ可変絞りによって、シリンダ制御バルブを構成した点
に特徴を有する。
【0010】第3の発明は、第2の発明において、ロー
タリースプールには、シリンダ供給凹部とほぼ90度位
相をずらして配置した一対のバイパス連絡凹部を形成
し、また、スリーブには、シリンダ入力ポートを結ぶ線
を挟んで対称に配置するとともに、シリンダ入力ポート
に並列に接続し、しかも、戻り凹部から遮断した上流側
バイパス制御溝と、シリンダ入力ポートを結ぶ線を挟ん
で対称に配置するとともに、常に戻り凹部に連通する下
流側バイパス制御溝とを形成して、上流側バイパス制御
溝がバイパス連絡凹部に連通する過程に上流側バイパス
可変絞りを構成し、かつ、バイパス連絡凹部が下流側バ
イパス制御溝に連通する過程に下流側バイパス可変絞り
を構成し、これらバイパス可変絞りによってバイパス制
御バルブを構成するとともに、上流側バイパス可変絞り
を、オープンセンタあるいはクローズドセンタとし、下
流側バイパス可変絞りを、上流側バイパス可変絞りとは
逆にクローズドセンタあるいはオープンセンタとした点
に特徴を有する。
【0011】第4の発明は、第2の発明において、ロー
タリースプールには、シリンダ供給凹部とほぼ90度位
相をずらして配置した一対のバイパス供給凹部を形成
し、また、スリーブには、シリンダ入力ポートとほぼ9
0度位相をずらして配置し、シリンダ入力ポートに並列
に接続して、制御流量をバイパス供給凹部に供給する一
対のバイパス入力ポートと、バイパス入力ポートを挟ん
で配置したそれぞれ一対の第1、2バイパス制御溝とを
形成して、バイパス供給凹部が第1、2バイパス制御溝
に連通する過程に上流側バイパス可変絞りを構成し、か
つ、第1、2バイパス制御溝が戻り凹部に連通する過程
に下流側バイパス可変絞りを構成し、これらバイパス可
変絞りによってバイパス制御バルブを構成するととも
に、上流側バイパス可変絞りを、オープンセンタあるい
はクローズドセンタとし、下流側バイパス可変絞りを、
上流側バイパス可変絞りとは逆にクローズドセンタある
いはオープンセンタとした点に特徴を有する。
【0012】第5の発明は、第2の発明において、ロー
タリースプールには、シリンダ供給凹部とほぼ90度位
相をずらして配置した一対のバイパス供給凹部を形成
し、また、スリーブには、シリンダ入力ポートとほぼ9
0度位相をずらして配置し、シリンダ入力ポートに並列
に接続して、制御流量をバイパス供給凹部に供給する一
対のバイパス入力ポートと、バイパス入力ポートの一方
の回転方向側に配置し、パワーシリンダの第1圧力室に
連通する一対の第1バイパス制御溝と、バイパス入力ポ
ートの他方の回転方向側に配置し、パワーシリンダの第
2圧力室に連通する一対の第2バイパス制御溝とを形成
して、バイパス供給凹部が第1、2バイパス制御溝に連
通する過程に上流側バイパス可変絞りを構成し、かつ、
第1、2バイパス制御溝が戻り凹部に連通する過程に下
流側バイパス可変絞りを構成し、これらバイパス可変絞
りによってバイパス制御バルブを構成するとともに、上
流側バイパス可変絞りを、オープンセンタあるいはクロ
ーズドセンタとし、下流側バイパス可変絞りを、上流側
バイパス可変絞りとは逆にクローズドセンタあるいはオ
ープンセンタとした点に特徴を有する。
【0013】第6の発明は、第1の発明において、バル
ブ機構を、スリーブとロータリースプールとを相対回転
自在に嵌合してなるロータリーバルブから構成し、ロー
タリースプールは、その径方向に対向させて配置した一
対の第1供給凹部と、第1供給凹部とほぼ90度位相を
ずらして配置した一対の第2供給凹部と、第1、2供給
凹部に挟まれて位置し、径方向に対向させた一対のシリ
ンダ戻り凹部とを形成し、また、スリーブには、その径
方向に対向させて配置し、制御流量を第1供給凹部に供
給する一対の第1入力ポートと、第1入力ポートとほぼ
90度位相をずらして配置し、第1入力ポートに並列に
接続して、制御流量を第2供給凹部に供給する一対の第
2入力ポートと、第1入力ポートに対してシリンダ戻り
凹部側に配置し、パワーシリンダの第1圧力室に連通す
る一対の第1シリンダ制御溝と、第2入力ポートに対し
てシリンダ戻り凹部側に配置し、パワーシリンダの第2
圧力室に連通する一対の第2シリンダ制御溝とを形成し
て、第1、2供給凹部が第1、2シリンダ制御溝に連通
する過程、及び、第1、2シリンダ制御溝がシリンダ戻
り凹部に連通する過程に、オープンセンタとしたシリン
ダ可変絞りを構成し、これらシリンダ可変絞りによっ
て、シリンダ制御バルブを構成した点に特徴を有する。
【0014】第7の発明は、第6の発明において、ロー
タリースプールには、シリンダ戻り凹部とほぼ90度位
相をずらして配置した一対のバイパス戻り凹部を形成
し、また、スリーブには、第1入力ポートあるいは第2
入力ポートに対してバイパス戻り凹部側に配置した一対
のバイパス制御溝を形成して、第1供給凹部あるいは第
2供給凹部がバイパス制御溝に連通する過程に上流側バ
イパス可変絞りを構成し、かつ、バイパス制御溝がバイ
パス戻り凹部に連通する過程に下流側バイパス可変絞り
を構成し、これらバイパス可変絞りによってバイパス制
御バルブを構成するとともに、上流側バイパス可変絞り
のうち、一方をオープンセンタとし、他方をクローズド
センタとし、下流側バイパス可変絞りのうち、上流側バ
イパス可変絞りとは逆に、一方をクローズドセンタと
し、他方をオープンセンタとした点に特徴を有する。
【0015】第8の発明は、第6の発明において、ロー
タリースプールには、シリンダ戻り凹部とほぼ90度位
相をずらして配置した一対のバイパス戻り凹部を形成
し、また、スリーブには、第1入力ポートに対してバイ
パス戻り凹部側に配置した一対の第1バイパス制御溝
と、第2入力ポートに対してバイパス戻り凹部側に配置
した一対の第2バイパス制御溝とを形成して、第1、2
供給凹部が第1、2バイパス制御溝に連通する過程に上
流側バイパス可変絞りを構成し、かつ、第1、2バイパ
ス制御溝がバイパス戻り凹部に連通する過程に下流側バ
イパス可変絞りを構成し、これらバイパス可変絞りによ
ってバイパス制御バルブを構成するとともに、上流側バ
イパス可変絞りを、オープンセンタあるいはクローズド
センタとし、下流側バイパス可変絞りを、上流側バイパ
ス可変絞りとは逆にクローズドセンタあるいはオープン
センタとした点に特徴を有する。
【0016】第9の発明は、第6の発明において、ロー
タリースプールには、シリンダ戻り凹部とほぼ90度位
相をずらして配置した一対のバイパス戻り凹部を形成
し、また、スリーブには、第1入力ポートに対してバイ
パス戻り凹部側に配置し、パワーシリンダの第2圧力室
に連通する一対の第1バイパス制御溝と、第2入力ポー
トに対してバイパス戻り凹部側に配置し、パワーシリン
ダの第1圧力室に連通する一対の第2バイパス制御溝と
を形成して、第1、2供給凹部が第1、2バイパス制御
溝に連通する過程に上流側バイパス可変絞りを構成し、
かつ、第1、2バイパス制御溝がバイパス戻り凹部に連
通する過程に下流側バイパス可変絞りを構成し、これら
バイパス可変絞りによってバイパス制御バルブを構成す
るとともに、上流側バイパス可変絞りを、オープンセン
タあるいはクローズドセンタとし、下流側バイパス可変
絞りを、上流側バイパス可変絞りとは逆にクローズドセ
ンタあるいはオープンセンタとした点に特徴を有する。
【0017】第10の発明は、第1〜9の発明におい
て、流量制御機構は、パワーシリンダの負荷圧が所定圧
よりも低ければ、制御流量を最低流量に保つが、その負
荷圧が所定圧を超えたら、制御流量を増やすとともに、
設定圧に達してからは、アシスト力に必要とされる流量
に保つ構成にした点に特徴を有する。第11の発明は、
第1〜9の発明において、流量制御機構は、操舵角が中
立範囲にあれば、制御流量を最低流量に保つが、その操
舵角が中立範囲を超えたら、制御流量を増やすととも
に、設定角度に達してからは、アシスト力に必要とされ
る流量に保つ構成にした点に特徴を有する。第12の発
明は、第1〜9の発明において、流量制御機構は、操舵
トルクが小さければ、制御流量を最低流量に保つが、そ
の操舵トルクが所定トルクを超えたら、制御流量を増や
すとともに、設定トルクに達してからは、アシスト力に
必要とされる流量に保つ構成にした点に特徴を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜5に、この発明のパワース
テアリングシステムの第1実施例を示す。ただし、この
第1実施例では、流量制御機構1を上記従来例そのまま
として、バルブ機構Vの構成を変更しただけである。し
たがって、以下では、そのバルブ機構Vを中心に説明す
る。図1に示すように、ケーシング7には、両端に図示
しない車輪が連係するラック軸8を組み込んでいる。そ
して、このラック軸8のラック8aに、ピニオン軸9に
設けたピニオン9aをかみ合せている。さらに、ピニオ
ン軸9の基端側には、トーションバー10を介して入力
軸11を連結している。この入力軸11は、図示しない
ステアリングホイールに連係するものである。
【0019】上記ピニオン軸9の基端には、ピン12を
介してスリーブ13を組み付けている。したがって、ピ
ニオン軸9が回転すると、このスリーブ13も一体に回
転することになる。また、入力軸11の外周面には、一
体的にロータリースプール14を形成している。そし
て、これらスリーブ13とロータリースプール14とを
相対回転自在に嵌合して、バルブ機構Vとしてのロータ
リーバルブを構成している。
【0020】図2に示すように、ロータリースプール1
4には、その径方向に対向させて配置した一対のシリン
ダ供給凹部15を形成している。また、これらシリンダ
供給凹部15とほぼ90度位相をずらした位置に、一対
のバイパス連絡凹部18L、18Rを形成している。そ
して、シリンダ供給凹部15とバイパス連絡凹部18
L、18Rとに挟まれた位置に、4つの戻り凹部16を
形成している。これら戻り凹部16は、トーションバー
孔17を介してタンクに連通している。
【0021】一方、スリーブ13には、その径方向に対
向させて配置した一対のシリンダ入力ポート19を形成
している。そして、シリンダ入力ポート19を介して、
上記シリンダ供給凹部15に流量制御機構1から制御流
量Qを供給している。また、シリンダ入力ポート19を
挟んで第1、2シリンダ制御溝20、21を形成すると
ともに、第1シリンダ制御溝20をパワーシリンダCの
第1圧力室C1に、また、第2シリンダ制御溝21をパ
ワーシリンダCの第2圧力室C2に連通している。
【0022】さらに、スリーブ13の両側には、図面や
や下方に上流側バイパス制御溝22L、22Rを形成
し、これら上流側バイパス制御溝22L、22Rを、上
記シリンダ入力ポート19を結ぶ線を挟んで対称に配置
している。そして、これら上流側バイパス制御溝22
L、22Rを、上記シリンダ入力ポート19に並列に接
続している。ただし、ブロック部24L、24Rを形成
して、ロータリーバルブが作動したときにも、これら上
流側バイパス制御溝22L、22Rを戻り凹部16から
遮断するようにしている。
【0023】また、スリーブ13の両側には、図面やや
上方に下流側バイパス制御溝23L、23Rを形成し、
これら下流側バイパス制御溝23L、23Rを、上記シ
リンダ入力ポート19を結ぶ線を挟んで対称に配置して
いる。ただし、ロータリーバルブが図2に示す中立位置
にあるときにも、あるいは、いずれの方向に作動したと
きにも、これら下流側バイパス制御溝23L、23R
が、常に戻り凹部16に連通するようにしている。
【0024】このようにしたロータリーバルブでは、シ
リンダ供給凹部15が第1、2シリンダ制御溝20、2
1に連通する過程に、図3に示すように、それぞれ一対
の上流側シリンダ可変絞り25a、25bが構成され
る。そして、図4(a)に示すように、これら上流側シリ
ンダ可変絞り25a、25bをアンダラップさせてお
き、ロータリーバルブの中立状態で開いた状態にしてい
る。さらに、第1、2シリンダ制御溝20、21が戻り
凹部16に連通する過程に、図3に示すように、それぞ
れ一対の下流側シリンダ可変絞り25d、25cが構成
される。そして、図4(a)に示すように、これら下流側
シリンダ可変絞り25d、25cもアンダラップさせて
おき、ロータリーバルブの中立状態で開いた状態にして
いる。これらシリンダ可変絞り25a〜25dによっ
て、図5にも示すように、シリンダ制御バルブCVを構
成している。
【0025】一方、ロータリーバルブの図面右側では、
上流側バイパス制御溝22Rがバイパス連絡凹部18R
に連通する過程に、図3に示すように、上流側バイパス
可変絞り25eが構成される。そして、図4(b)に示す
ように、この上流側バイパス可変絞り25eをオーバー
ラップさせておき、ロータリーバルブの中立状態で閉じ
た状態にしている。さらに、バイパス連絡凹部18Rが
下流側バイパス制御溝23Rに連通する過程に、図3に
示すように、下流側バイパス可変絞り25gが構成され
る。そして、図4(c)に示すように、この下流側バイパ
ス可変絞り25gをアンダラップさせておき、ロータリ
ーバルブの中立状態で開いた状態にしている。
【0026】同様に、ロータリーバルブの図面左側で
は、上流側バイパス制御溝22Lがバイパス連絡凹部1
8Lに連通する過程に、図3に示すように、上流側バイ
パス可変絞り25fが構成される。そして、図4(b)に
示すように、この可変絞り25fをオーバーラップさせ
ておき、ロータリーバルブの中立状態で閉じた状態にし
ている。さらに、バイパス連絡凹部18Lが下流側バイ
パス制御溝23Lに連通する過程に、図3に示すよう
に、下流側バイパス可変絞り25hが構成される。そし
て、図4(c)に示すように、この下流側バイパス可変絞
り25hをアンダラップさせておき、ロータリーバルブ
の中立状態で開いた状態にしている。これらバイパス可
変絞り25e〜25hによって、図5にも示すように、
制御流量Qの一部をタンクに戻すバイパス制御バルブB
Vを構成している。
【0027】次に、この第1実施例のパワーステアリン
グシステムの作用を説明する。非操舵時にわずかにステ
アリングホイールを切った時は、パワーシリンダCの負
荷圧Pが0〜P1の範囲にある。したがって、上記従来
例で説明したように、流量制御機構1からは最低流量Q
1のみがロータリーバルブ側に供給される(図28の領
域a)。このとき、ロータリーバルブはほぼ中立状態に
あり、バイパス制御バルブBVでは、上流側バイパス可
変絞り25e、25fが閉じている。したがって、上記
最低流量Q1は、バイパス制御バルブBVのいずれの側
からも通過することができず、その全量が、シリンダ制
御バルブCVのシリンダ可変絞り25a〜25dを通過
してタンクに戻される。
【0028】ステアリングホイールを切り、相対的にス
リーブ13が図2、3の矢印k方向に回転すると、シリ
ンダ制御バルブCVの可変絞り25b、25dが閉じ始
めて、パワーシリンダCの負荷圧Pが所定圧P1に達す
るまで絞られる。このとき、図面右側では、上流側バイ
パス可変絞り25eが、図4(b)の一点鎖線に示すよう
に、まだ閉じた状態にあり、また、下流側バイパス可変
絞り25gが、図4(c)の一点鎖線に示すように、まだ
開いた状態にある。
【0029】また、図面左側では、上流側バイパス可変
絞り25fがずっと閉じた状態を保っている。したがっ
て、最低流量Q1のすべてが、シリンダ制御バルブCV
の上流側シリンダ可変絞り25aを介して、パワーシリ
ンダCの第1圧力室C1に流体が導かれ、かつ、下流側
シリンダ可変絞り25cを介して、第2圧力室C2の流
体が排出され、アシスト力を発揮することになる。
【0030】さらにステアリングホイールを切り、パワ
ーシリンダCの負荷圧Pが所定圧P1を超えれば、流量
制御機構1から供給される制御流量Qが増加する(図2
8の領域b)。このときも、上記のように、シリンダ制
御バルブCVの上流側シリンダ可変絞り25aを介し
て、パワーシリンダCの第1圧力室C1に流体が導か
れ、かつ、下流側シリンダ可変絞り25cを介して、第
2圧力室C2の流体が排出される。ただし、図面右側で
は、バイパス制御バルブBVの上流側バイパス可変絞り
25eが漸次開き始めるので、制御流量Qの一部が、上
流側バイパス制御溝22R→バイパス連絡凹部18R→
下流側バイパス制御溝23Rを介して、タンクに戻され
る。
【0031】つまり、制御流量Qが、最低流量Q1から
アシスト力に必要とされる流量Q2に増えるときに、そ
の一部をタンクに戻すので、パワーシリンダCの両圧力
室C1、C2の圧力差を緩やかに変化させることができ
る。したがって、流量が変化した瞬間でも、ドライバー
がハンドルをとられる等の違和感を感じることがなく、
操舵フィーリングを向上させることができる。
【0032】なお、ステアリングホイールを大きく切っ
て、パワーシリンダCの負荷圧Pが設定圧P2を超えた
状態(図28の領域c)では、漸次閉じ始めていた下流
側バイパス可変絞り25gが完全に閉じる。したがっ
て、バイパス制御バルブBVは再び閉じることになり、
アシスト力に必要とされる流量Q2すべてをシリンダ制
御バルブCVで制御することで、十分なアシスト力を得
ることができる。ステアリングホイールを逆方向に切っ
たときは、ロータリーバルブが逆方向に作動する。この
場合は、制御流量Qが最低流量Q1からアシスト力に必
要とされる流量Q2に増えるときに、バイパス可変絞り
25f、25hが、制御流量Qの一部をタンクに戻すこ
とになる。
【0033】この第1実施例では、上流側バイパス可変
絞り25e、25fをクローズドセンタとし、また、下
流側バイパス可変絞り25g、25hをオープンセンタ
としたが、反対に、上流側バイパス可変絞り25e、2
5fをオープンセンタとし、また、下流側バイパス可変
絞り25g、25hをクローズドセンタとしてもかまわ
ない。この場合、ロータリーバルブが矢印k方向に作動
するとき、バイパス可変絞り25f、25hが、バイパ
ス機能を発揮することになる。また、上流側バイパス制
御溝22L、22Rを図面のやや下方に、また、下流側
バイパス制御溝23L、23Rを図面のやや上方に位置
させたが、その位置関係を逆にしてもかまわない。
【0034】図6〜8に示す第2実施例は、上記第1実
施例とロータリーバルブの構成を変更したものである。
図6に示すように、ロータリースプール14には、その
径方向に対向させて配置した一対の第1供給凹部26を
形成している。また、第1供給凹部26とほぼ90度位
相をずらした位置には、一対の第2供給凹部27を形成
している。そして、これら第1、2供給凹部26、27
に挟まれた位置には、4つの戻り凹部を形成している。
この4つの戻り凹部のうち、互いに対向する一対の戻り
凹部をシリンダ戻り凹部28aとし、残りの一対の戻り
凹部をバイパス戻り凹部28bとしている。
【0035】一方、スリーブ13には、制御流量Qを第
1供給凹部26に供給する一対の第1入力ポート29
と、第1入力ポート29に並列に接続して、制御流量Q
を第2供給凹部27に供給する一対の第2入力ポート3
0と形成している。そして、第1入力ポート29に対し
てシリンダ戻り凹部28a側には、パワーシリンダCの
第1圧力室C1に連通する一対の第1シリンダ制御溝3
1を形成している。また、第2入力ポート30に対して
シリンダ戻り凹部28a側には、パワーシリンダCの第
2圧力室C2に連通する一対の第2シリンダ制御溝32
を形成している。さらに、第1入力ポート29に対して
バイパス戻り凹部28b側には、一対のバイパス制御溝
33L、33Rを形成している。
【0036】このようにしたロータリーバルブでは、第
1、2供給凹部26、27が第1、2シリンダ制御溝3
1、32に連通する過程に、図7に示すように、それぞ
れ一対の上流側シリンダ可変絞り25a、25bが構成
される。そして、第1実施例と同様、図4(a)に示すよ
うに、これら上流側シリンダ可変絞り25a、25bを
アンダラップさせておき、ロータリーバルブの中立状態
で開いた状態にしている。さらに、第1、2シリンダ制
御溝31、32がシリンダ戻り凹部28aに連通する過
程に、図7に示すように、それぞれ一対の下流側シリン
ダ可変絞り25d、25cが構成される。そして、第1
実施例と同様、図4(a)に示すように、これら下流側シ
リンダ可変絞り25d、25cもアンダラップさせてお
き、ロータリーバルブの中立状態で開いた状態にしてい
る。
【0037】一方、図面右側の第1供給凹部26が、バ
イパス制御溝33Rに連通する過程に、図7に示すよう
に、上流側バイパス可変絞り25eが構成される。そし
て、図4(c)に示すように、この上流側バイパス可変絞
り25eをアンダラップさせておき、ロータリーバルブ
の中立状態で開いた状態にしている。また、バイパス制
御溝33Rがバイパス戻り凹部28bに連通する過程
に、図7に示すように、下流側バイパス可変絞り25g
が構成される。そして、図4(b)に示すように、この下
流側バイパス可変絞り25gをオーバーラップさせてお
き、ロータリーバルブの中立状態で閉じた状態にしてい
る。
【0038】同様に、図面左側の第1供給凹部26が、
バイパス制御溝33Lに連通する過程に、図7に示すよ
うに、上流側バイパス可変絞り25fが構成される。そ
して、図4(b)に示すように、この上流側バイパス可変
絞り25fをオーバーラップさせておき、ロータリーバ
ルブの中立状態で閉じた状態にしている。また、バイパ
ス制御溝33Lがバイパス戻り凹部28bに連通する過
程に、図7に示すように、下流側バイパス可変絞り25
hが構成される。そして、図4(c)に示すように、この
下流側バイパス可変絞り25hをアンダラップさせてお
き、ロータリーバルブの中立状態で開いた状態にしてい
る。
【0039】次に、この第2実施例のパワーステアリン
グシステムの作用を説明する。ただし、基本的な作用に
ついては上記第1実施例とほぼ同じなので、以下では、
制御流量Qが、最低流量Q1からアシスト力に必要とさ
れる流量Q2に増えるときの作用について説明する。相
対的にスリーブ13が図6、7の矢印k方向に回転し
て、パワーシリンダCの負荷圧Pが所定圧P1を超えれ
ば、流量制御機構1から供給される制御流量Qが増加す
る(図28の領域b)。このとき、シリンダ制御バルブ
CVの上流側シリンダ可変絞り25aを介して、パワー
シリンダCの第1圧力室C1に流体が導かれ、かつ、下
流側シリンダ可変絞り25cを介して、第2圧力室C2
の流体が排出される。
【0040】ただし、図面右側では、バイパス制御バル
ブBVの下流側バイパス可変絞り25gが漸次開き始め
るので、制御流量Qの一部が、第1供給凹部26→バイ
パス制御溝33R→バイパス戻り凹部28bを介して、
タンクに戻される。つまり、制御流量Qが、最低流量Q
1からアシスト力に必要とされる流量Q2に増えるとき
に、その一部をタンクに戻すので、パワーシリンダCの
両圧力室C1、C2の圧力差を緩やかに変化させることが
できる。したがって、流量が変化した瞬間でも、ドライ
バーがハンドルをとられる等の違和感を感じることがな
く、操舵フィーリングを向上させることができる。
【0041】なお、ステアリングホイールを大きく切っ
て、パワーシリンダCの負荷圧Pが設定圧P2を超えた
状態(図28の領域c)では、漸次閉じ始めていた上流
側バイパス可変絞り25eが完全に閉じる。したがっ
て、バイパス制御バルブBVは再び閉じることになり、
アシスト力に必要とされる流量Q2すべてをシリンダ制
御バルブCVで制御することで、十分なアシスト力を得
ることができる。ステアリングホイールを逆方向に切っ
たときは、ロータリーバルブが逆方向に作動する。この
場合は、制御流量Qが最低流量Q1からアシスト力に必
要とされる流量Q2に増えるときに、可変絞り25f、
25hが、制御流量Qの一部をタンクに戻すことにな
る。
【0042】この第2実施例では、上流側バイパス可変
絞り25eをオープンセンタとし、また、上流側バイパ
ス可変絞り25fをクローズドセンタとしたが、その関
係を逆にしてもかまわない。ただし、その場合には、下
流側バイパス可変絞り25gをオープンセンタとし、ま
た、下流側バイパス可変絞り25hをクローズドセンタ
としなければならない。また、バイパス制御溝33L、
33Rを第1供給凹部26側に配置したが、第2供給凹
部27側に配置してもかまわない。
【0043】図9〜11に示す第3実施例は、上記第1
実施例で述べたロータリーバルブのうち、バイパス制御
バルブBVの構成を変更したものである。したがって、
以下では、このバイパス制御バルブBVを中心に説明す
るとともに、シリンダ制御バルブCVについての詳細な
説明は省略する。図9に示すように、ロータリースプー
ル14には、シリンダ供給凹部15とほぼ90度位相を
ずらした位置に一対のバイパス供給凹部34を形成して
いる。
【0044】一方、スリーブ13には、シリンダ入力ポ
ート19とほぼ90度位相をずらした位置に、一対のバ
イパス入力ポート35を形成している。そして、バイパ
ス入力ポート35をシリンダ入力ポート19に並列に接
続し、バイパス供給凹部34に制御流量Qを供給してい
る。そして、バイパス入力ポート35を挟んで配置した
第1、2バイパス制御溝36、37を形成している。
【0045】このようにしたロータリーバルブでは、バ
イパス供給凹部34が第1、2バイパス制御溝36、3
7に連通する過程に、図10に示すように、それぞれ一
対の可変絞り25e、25fが構成される。そして、図
4(c)に示すように、これら可変絞り25e、25fを
アンダラップさせておき、ロータリーバルブの中立状態
で開いた状態にしている。さらに、第1、2バイパス制
御溝36、37が戻り凹部16に連通する過程に、図1
0に示すように、それぞれ一対の可変絞り25g、25
hが構成される。そして、図4(b)に示すように、これ
ら可変絞り25g、25hをオーバラップさせておき、
ロータリーバルブの中立状態で閉じた状態にしている。
【0046】次に、この第3実施例のパワーステアリン
グシステムの作用を説明する。ただし、基本的な作用に
ついては上記第1実施例とほぼ同じなので、以下では、
制御流量Qが、最低流量Q1からアシスト力に必要とさ
れる流量Q2に増えるときの作用について説明する。相
対的にスリーブ13が図9、10の矢印k方向に回転し
て、パワーシリンダCの負荷圧Pが所定圧P1を超えれ
ば、流量制御機構1から供給される制御流量Qが増加す
る(図28の領域b)。このとき、シリンダ制御バルブ
CVの上流側シリンダ可変絞り25aを介して、パワー
シリンダCの第1圧力室C1に流体が導かれ、かつ、下
流側シリンダ可変絞り25cを介して、第2圧力室C2
の流体が排出される。
【0047】ただし、バイパス制御バルブBVの下流側
バイパス可変絞り25hが漸次開き始めるので、制御流
量Qの一部が、バイパス供給凹部34→第2バイパス制
御溝37→戻り凹部16を介して、タンクに戻される。
つまり、制御流量Qが、最低流量Q1からアシスト力に
必要とされる流量Q2に増えるときに、その一部をタン
クに戻すので、パワーシリンダCの両圧力室C1、C2
圧力差を緩やかに変化させることができる。したがっ
て、流量が変化した瞬間でも、ドライバーがハンドルを
とられる等の違和感を感じることがなく、操舵フィーリ
ングを向上させることができる。
【0048】なお、ステアリングホイールを大きく切っ
て、パワーシリンダCの負荷圧Pが設定圧P2を超えた
状態(図28の領域c)では、漸次閉じ始めていた上流
側バイパス可変絞り25fが完全に閉じる。したがっ
て、バイパス制御バルブBVは再び閉じることになり、
アシスト力に必要とされる流量Q2すべてをシリンダ制
御バルブCVで制御することで、十分なアシスト力を得
ることができる。ステアリングホイールを逆方向に切っ
たときは、ロータリーバルブが逆方向に相対回転する。
この場合、制御流量Qが最低流量Q1からアシスト力に
必要とされる流量Q2に増えるときに、可変絞り25
e、25gが、制御流量Qの一部をタンクに戻すことに
なる。
【0049】この第3実施例でも、上流側バイパス可変
絞り25e、25fをオープンセンタとし、また、下流
側バイパス可変絞り25g、25hをクローズドセンタ
としたが、反対に、上流側バイパス可変絞り25e、2
5fをクローズドセンタとし、また、下流側バイパス可
変絞り25g、25hをオープンセンタとしてもかまわ
ない。この場合、ロータリーバルブが矢印k方向に作動
するとき、バイパス可変絞り25e、25gが、バイパ
ス機能を発揮することになる。
【0050】図12〜14に示す第4実施例は、上記第
2実施例で述べたロータリーバルブのうち、バイパス制
御バルブBVの構成を変更したものである。したがっ
て、以下では、このバイパス制御バルブBVを中心に説
明するとともに、シリンダ制御バルブCVについての詳
細な説明は省略する。図12に示すように、スリーブ1
3には、第1入力ポート29に対してバイパス戻り凹部
28b側に、一対の第1バイパス制御溝38を形成して
いる。また、第2入力ポート30に対してバイパス戻り
凹部28b側に、一対の第2バイパス制御溝39を形成
している。
【0051】このようにしたロータリーバルブでは、第
1、2供給凹部26、27が第1、2バイパス制御溝3
8、39に連通する過程に、図13に示すように、それ
ぞれ一対の上流側バイパス可変絞り25e、25fが構
成される。そして、図4(c)に示すように、これら上流
側バイパス可変絞り25e、25fをアンダラップさせ
ておき、ロータリーバルブの中立状態で開いた状態にし
ている。さらに、第1、2バイパス制御溝38、39が
バイパス戻り凹部28bに連通する過程に、図13に示
すように、それぞれ一対の下流側バイパス可変絞り25
g、25hが構成される。そして、図4(b)に示すよう
に、これら下流側バイパス可変絞り25g、25hをオ
ーバラップさせておき、ロータリーバルブの中立状態で
閉じた状態にしている。
【0052】次に、この第4実施例のパワーステアリン
グシステムの作用を説明する。ただし、基本的な作用に
ついては上記第2実施例とほぼ同じなので、以下では、
制御流量Qが、最低流量Q1からアシスト力に必要とさ
れる流量Q2に増えるときの作用について説明する。相
対的にスリーブ13が図12、13の矢印k方向に回転
して、パワーシリンダCの負荷圧Pが所定圧P1を超え
れば、流量制御機構1から供給される制御流量Qが増加
する(図28の領域b)。このとき、シリンダ制御バル
ブCVの上流側シリンダ可変絞り25aを介して、パワ
ーシリンダCの第1圧力室C1に流体が導かれ、かつ、
下流側シリンダ可変絞り25cを介して、第2圧力室C
2の流体が排出される。
【0053】ただし、バイパス制御バルブBVの下流側
バイパス可変絞り25gが漸次開き始めるので、制御流
量Qの一部が、第1供給凹部26→第1バイパス制御溝
38→バイパス戻り凹部28bを介して、タンクに戻さ
れる。つまり、制御流量Qが、最低流量Q1からアシス
ト力に必要とされる流量Q2に増えるときに、その一部
をタンクに戻すので、パワーシリンダCの両圧力室
1、C2の圧力差を緩やかに変化させることができる。
したがって、流量が変化した瞬間でも、ドライバーがハ
ンドルをとられる等の違和感を感じることがなく、操舵
フィーリングを向上させることができる。
【0054】なお、ステアリングホイールを大きく切っ
て、パワーシリンダCの負荷圧Pが設定圧P2を超えた
状態(図28の領域c)では、漸次閉じ始めていた上流
側バイパス可変絞り25eが完全に閉じる。したがっ
て、バイパス制御バルブBVは再び閉じることになり、
アシスト力に必要とされる流量Q2すべてをシリンダ制
御バルブCVで制御することで、十分なアシスト力を得
ることができるステアリングホイールを逆方向に切った
ときは、ロータリーバルブが逆方向に相対回転する。こ
の場合、制御流量Qが最低流量Q1からアシスト力に必
要とされる流量Q2に増えるときに、可変絞り25f、
25hが、制御流量Qの一部をタンクに戻すことにな
る。
【0055】この第4実施例でも、上流側バイパス可変
絞り25e、25fをオープンセンタとし、また、下流
側バイパス可変絞り25g、25hをクローズドセンタ
としたが、反対に、上流側バイパス可変絞り25e、2
5fをクローズドセンタとし、また、下流側バイパス可
変絞り25g、25hをオープンセンタとしてもかまわ
ない。この場合、ロータリーバルブが矢印k方向に作動
するとき、バイパス可変絞り25f、25hが、バイパ
ス機能を発揮することになる。
【0056】図15〜17に示す第5実施例は、ロータ
リバルブの基本的な構成は上記第3実施例と同じである
が、シリンダ制御バルブCVだけでなく、バイパス制御
バルブBVにもパワーシリンダCを接続している。図1
5に示すように、スリーブ13には、バイパス入力ポー
ト35を挟んで配置した第1、2バイパス制御溝36、
37を形成するが、第1バイパス制御溝36をパワーシ
リンダCの第1圧力室C1に、また、第2バイパス制御
溝37をパワーシリンダCの第2圧力室C2にそれぞれ
接続している。
【0057】このようにしたロータリバルブでは、バイ
パス供給凹部34が第1、2バイパス制御溝36、37
に連通する過程に、図16に示すように、それぞれ一対
の可変絞り25e、25fが構成される。そして、ここ
では、上記第3実施例の図10に示すのとは逆に、これ
ら可変絞り25e、25fをオーバーラップさせてお
き、ロータリーバルブの中立状態で閉じた状態にしてい
る(図4(b)参照)。さらに、第1、2バイパス制御溝3
6、37が戻り凹部16に連通する過程に、図16に示
すように、それぞれ一対の可変絞り25g、25hが構
成される。そして、ここでは、上記第3実施例の図10
に示すのとは逆に、これら可変絞り25g、25hをア
ンダラップさせておき、ロータリーバルブの中立状態で
開いた状態にしている(図4(c)参照)。
【0058】次に、この第5実施例のパワーステアリン
グシステムの作用を説明する。ただし、基本的な作用に
ついては上記第3実施例とほぼ同じなので、以下では、
制御流量Qが、最低流量Q1からアシスト力に必要とさ
れる流量Q2に増えるときの作用について説明する。相
対的にスリーブ13が図15、16の矢印k方向に回転
して、パワーシリンダCの負荷圧Pが所定圧P1を超え
れば、流量制御機構1から供給される制御流量Qが増加
する(図28の領域b)。このとき、シリンダ制御バル
ブCVの上流側シリンダ可変絞り25aを介して、パワ
ーシリンダCの第1圧力室C1に流体が導かれ、かつ、
下流側シリンダ可変絞り25cを介して、第2圧力室C
2の流体が排出される。
【0059】ただし、バイパス制御バルブBVの上流側
バイパス可変絞り25eが漸次開き始めるので、制御流
量Qの一部が、バイパス供給凹部34→第1バイパス制
御溝36→戻り凹部16を介して、タンクに戻される。
しかも、制御流量Qが最低流量Q1からアシスト力に必
要とされる流量Q2に変化する間は、パワーシリンダC
の第1圧力室C1の圧力が、上記シリンダ制御バルブC
Vだけでなく、バイパス可変絞り25e、25gによっ
て制御されることになる。したがって、この第1圧力室
1の圧力変化をより細やかに制御することが可能とな
り、第1圧力室C1の圧力が急激に上昇するのを効果的
に抑えることができる。このように、制御流量Qが、最
低流量Q1からアシスト力に必要とされる流量Q2に増え
るときに、その一部をタンクに戻すとともに、パワーシ
リンダCの第1圧力室C1の圧力を制御するようにした
ので、パワーシリンダCの両圧力室C1、C2の圧力差を
緩やかに変化させることができる。したがって、流量が
変化した瞬間でも、ドライバーがハンドルをとられる等
の違和感を感じることがなく、操舵フィーリングを向上
させることができる。
【0060】なお、ステアリングホイールを大きく切っ
て、パワーシリンダCの負荷圧Pが設定圧P2を超えた
状態(図28の領域c)では、漸次閉じ始めていた下流
側バイパス可変絞り25gが完全に閉じる。したがっ
て、バイパス制御バルブBVは再び閉じることになり、
アシスト力に必要とされる流量Q2すべてをシリンダ制
御バルブCVで制御することで、十分なアシスト力を得
ることができる。ステアリングホイールを逆方向に切っ
たときは、ロータリーバルブが逆方向に相対回転する。
この場合、制御流量Qが最低流量Q1からアシスト力に
必要とされる流量Q2に増えるときに、可変絞り25
f、25hが、制御流量Qの一部をタンクに戻すととも
に、パワーシリンダCの第2圧力室C2の圧力を制御す
ることになる。もちろん、この第5実施例でも、上流側
バイパス可変絞り25e、25fをオープンセンタと
し、また、下流側バイパス可変絞り25g、25hをク
ローズドセンタとしてもかまわない。
【0061】図18〜20に示す第6実施例は、ロータ
リバルブの基本的な構成は上記第4実施例と同じである
が、シリンダ制御バルブCVだけでなく、バイパス制御
バルブBVにもパワーシリンダCを接続している。図1
8に示すように、スリーブ13には、第1入力ポート2
9に対してバイパス戻り凹部28b側に、一対の第1バ
イパス制御溝38を形成し、また、第2入力ポート30
に対してバイパス戻り凹部28b側に、一対の第2バイ
パス制御溝39を形成するが、第1バイパス制御溝38
をパワーシリンダCの第2圧力室C2に、また、第2バ
イパス制御溝39をパワーシリンダCの第1圧力室C1
にそれぞれ接続している。
【0062】このようにしたロータリーバルブでは、第
1、2供給凹部26、27が第1、2バイパス制御溝3
8、39に連通する過程に、図19に示すように、それ
ぞれ一対の上流側バイパス可変絞り25e、25fが構
成される。そして、ここでは、上記第4実施例の図13
に示すのとは逆に、これら可変絞り25e、25fをオ
ーバーラップさせておき、ロータリーバルブの中立状態
で閉じた状態にしている(図4(b)参照)。さらに、第
1、2バイパス制御溝38、39がバイパス戻り凹部2
8bに連通する過程に、図19に示すように、それぞれ
一対の下流側バイパス可変絞り25g、25hが構成さ
れる。そして、ここでは、上記第4実施例の図13に示
すのとは逆に、これら可変絞り25g、25hをアンダ
ラップさせておき、ロータリーバルブの中立状態で開い
た状態にしている(図4(c)参照)。
【0063】次に、この第6実施例のパワーステアリン
グシステムの作用を説明する。ただし、基本的な作用に
ついては上記第4実施例とほぼ同じなので、以下では、
制御流量Qが、最低流量Q1からアシスト力に必要とさ
れる流量Q2に増えるときの作用について説明する。相
対的にスリーブ13が図18、19の矢印k方向に回転
して、パワーシリンダCの負荷圧Pが所定圧P1を超え
れば、流量制御機構1から供給される制御流量Qが増加
する(図28の領域b)。このとき、シリンダ制御バル
ブCVの上流側シリンダ可変絞り25aを介して、パワ
ーシリンダCの第1圧力室C1に流体が導かれ、かつ、
下流側シリンダ可変絞り25cを介して、第2圧力室C
2の流体が排出される。
【0064】ただし、バイパス制御バルブBVの上流側
バイパス可変絞り25fが漸次開き始めるので、制御流
量Qの一部が、第2供給凹部27→第2バイパス制御溝
39→バイパス戻り凹部28bを介して、タンクに戻さ
れる。しかも、制御流量Qが最低流量Q1からアシスト
力に必要とされる流量Q2に変化する間は、パワーシリ
ンダCの第1圧力室C1の圧力が、上記シリンダ制御バ
ルブCVだけでなく、バイパス可変絞り25f、25h
によっても制御されることになる。したがって、この第
1圧力室C1の圧力変化をより細やかに制御することが
可能となり、第1圧力室C1の圧力が急激に上昇するの
を効果的に抑えることができる。このように、制御流量
Qが、最低流量Q1からアシスト力に必要とされる流量
2に増えるときに、その一部をタンクに戻すととも
に、パワーシリンダCの第1圧力室C1の圧力を制御す
るようにしたので、パワーシリンダCの両圧力室C1
2の圧力差を緩やかに変化させることができる。した
がって、流量が変化した瞬間でも、ドライバーがハンド
ルをとられる等の違和感を感じることがなく、操舵フィ
ーリングを向上させることができる。
【0065】なお、ステアリングホイールを大きく切っ
て、パワーシリンダCの負荷圧Pが設定圧P2を超えた
状態(図28の領域c)では、漸次閉じ始めていた下流
側バイパス可変絞り25hが完全に閉じる。したがっ
て、バイパス制御バルブBVは再び閉じることになり、
アシスト力に必要とされる流量Q2すべてをシリンダ1
制御バルブCVで制御することで、十分なアシスト力を
得ることができるステアリングホイールを逆方向に切っ
たときは、ロータリーバルブが逆方向に相対回転する。
この場合、制御流量Qが最低流量Q1からアシスト力に
必要とされる流量Q2に増えるときに、可変絞り25
e、25gが、制御流量Qの一部をタンクに戻すととも
に、パワーシリンダCの第2圧力室C2の圧力を制御す
ることになる。もちろん、この第6実施例でも、上流側
バイパス可変絞り25e、25fをオープンセンタと
し、また、下流側バイパス可変絞り25g、25hをク
ローズドセンタとしてもかまわない。
【0066】以上述べた第1〜6実施例では同一の流量
制御機構1を用いているが、流量制御機構1としては、
図28に示す特性を有するものであれば、どのようなタ
イプであってもよい。図21に示すタイプは、上記第1
〜6実施例とは逆に、可変絞り2の上流側でなく、下流
側の圧力によって、その開度を変える構成にしたもので
ある。図22に示すタイプは、ポンプに可変絞り40と
固定絞り41とを並列に接続したものである。このタイ
プでは、可変絞り40がノーマル位置で完全に閉じた状
態にあり、最低流量Q1が固定絞り41の開度で決めら
れる。そして、パワーシリンダCの負荷圧Pが上昇する
と、可変絞り40の開度が大きくなって、その開度と固
定絞り41の開度とによって決められた制御流量Qが、
バルブ機構V側に供給されることになる。このタイプで
も、図23に示すように、可変絞り40及び固定絞り4
1の下流側の圧力によって、可変絞り40の開度を変え
るようにしてもかまわない。
【0067】図24に示すタイプは、ポンプを、固定絞
り42を介してバルブ機構V側に接続している。そし
て、上記のように絞りの開度を調節するのではなく、流
量制御弁4の特性を変化させることで、この固定絞り4
2前後の圧力差を調節して、制御流量Qを変化させてい
る。つまり、流量制御弁4のパイロット室のうち、固定
絞り42の下流側に接続するパイロット室4aをタンク
に連通するとともに、その連通過程に、パワーシリンダ
Cの負荷圧Pに応じて作動する負荷感応弁43を介在さ
せている。負荷圧Pが低いときには、負荷感応弁43は
開いた状態にあり、パイロット室4aの圧力は、固定絞
り42の下流側圧力よりも低くなっている。したがっ
て、ポンプ吐出量の多くが流量制御弁4からタンクに戻
されることになり、最低流量Q1のみがバルブ機構V側
に供給される。それに対して、負荷圧Pが上昇すると、
負荷感応弁43が閉じていき、パイロット室4aには固
定絞り42の下流側の圧力が導かれる。したがって、バ
ルブ機構V側に供給される制御流量Qが増えることにな
る。そして、負荷圧Pが設定圧P2に達すると、負荷感
応弁43が完全に閉じるので、流量制御弁4は固定絞り
42前後の圧力差を一定に保つよう作動する。したがっ
て、その圧力差によって、バルブ機構V側に制御流量Q
が供給される。
【0068】図25に示すタイプでも、絞りの開度を調
整するのではなく、流量制御弁4の特性を調節してい
る。つまり、流量制御弁4のスプリングのイニシャル荷
重を変更できるアクチュエータ44を設け、このアクチ
ュエータ44を、パワーシリンダCの負荷圧Pに応じて
作動させている。負荷圧Pが低いときには、アクチュエ
ータ44は、流量制御弁4のスプリングのイニシャル荷
重を小さく保っている。したがって、固定絞り42前後
の圧力差が小さくなり、最低流量Q1のみがバルブ機構
V側に供給される。それに対して、負荷圧Pが上昇する
と、それに応じてアクチュエータ44が作動し、流量制
御弁4のスプリングのイニシャル荷重を大きくする。し
たがって、固定絞り42前後の圧力差が大きくなり、制
御流量Qが増えることになる。
【0069】図26に示すタイプは、ポンプをモータ4
5で駆動するとともに、このモータ45をコントローラ
ー46で制御するようにしたものである。コントローラ
ー46には、パワーシリンダCの負荷圧Pを信号として
入力している。そして、負荷圧Pが低いときには、モー
タ45に指令を出して、ポンプから最低流量Q1のみを
吐出させている。それに対して、負荷圧Pが上昇する
と、モータ45に指令を出して、ポンプの吐出量をアシ
スト力に必要とされる流量Q2まで増やしている。な
お、この図26に示すタイプでは、パワーシリンダCの
負荷圧Pが低いときに、ポンプを停止すれば、最低流量
1=0とすることも可能となる。
【0070】以上述べた実施例では、パワーシリンダC
の負荷圧Pを基準として、制御流量Qを変化させている
が、それ以外にも、操舵角ωや操舵トルクtを用いても
かまわない。例えば、図26に示したタイプの流量制御
機構1では、コントローラー46に、操舵角ωや操舵ト
ルクtを信号として入力すればよい。そして、図28に
も示すように、これら操舵角ωや操舵トルクtが、所定
角ω1あるいは所定トルクt1を超えたとき、制御流量Q
を増やすようにすれば、上記実施例と同じ効果を得るこ
とができる。
【0071】
【発明の効果】この発明によれば、アシスト力が必要と
されないとき、バルブ機構に供給する制御流量を最低流
量に保つので、エネルギーロスを低減させることができ
る。しかも、制御流量が、最低流量からアシスト力に必
要とされる流量に増えるときに、その一部をバイパス制
御バルブを介してタンクに戻すので、パワーシリンダの
両圧力室の圧力差を緩やかに変化させることができる。
したがって、流量が変化した瞬間でも、ドライバーがハ
ンドルをとられる等の違和感を感じることがなく、操舵
フィーリングを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例のパワーステアリングシ
ステムの断面図である。
【図2】第1実施例のパワーステアリングシステムにお
いて、バルブ機構Vを構成するロータリーバルブの断面
図である。
【図3】図2と同じロータリーバルブの断面図であり、
可変絞り25a〜25hの位置を示している。ただし、
見やすくするために、ハッチングを省略している。
【図4】ロータリーバルブの中立状態における可変絞り
25a〜25hの関係を示す図で、(a)が可変絞り25
a〜25dを示し、(b)が25f、25gを示し、(c)
が25e、25hを示す。
【図5】第1実施例のパワーステアリングシステムの回
路図である。
【図6】第2実施例のパワーステアリングシステムにお
いて、バルブ機構Vを構成するロータリーバルブの断面
図である。
【図7】図6と同じロータリーバルブの断面図であり、
可変絞り25a〜25hの位置を示している。ただし、
見やすくするために、ハッチングを省略している。
【図8】第2実施例のパワーステアリングシステムの回
路図である。
【図9】第3実施例のパワーステアリングシステムにお
いて、バルブ機構Vを構成するロータリーバルブの断面
図である。
【図10】図9と同じロータリーバルブの断面図であ
り、可変絞り25a〜25hの位置を示している。ただ
し、見やすくするために、ハッチングを省略している。
【図11】第3実施例のパワーステアリングシステムの
回路図である。
【図12】第4実施例のパワーステアリングシステムに
おいて、バルブ機構Vを構成するロータリーバルブの断
面図である。
【図13】図12と同じロータリーバルブの断面図であ
り、可変絞り25a〜25hの位置を示している。ただ
し、見やすくするために、ハッチングを省略している。
【図14】第4実施例のパワーステアリングシステムの
回路図である。
【図15】第5実施例のパワーステアリングシステムに
おいて、バルブ機構Vを構成するロータリーバルブの断
面図である。
【図16】図15と同じロータリーバルブの断面図であ
り、可変絞り25a〜25hの位置を示している。ただ
し、見やすくするために、ハッチングを省略している。
【図17】第5実施例のパワーステアリングシステムの
回路図である。
【図18】第6実施例のパワーステアリングシステムに
おいて、バルブ機構Vを構成するロータリーバルブの断
面図である。
【図19】図18と同じロータリーバルブの断面図であ
り、可変絞り25a〜25hの位置を示している。ただ
し、見やすくするために、ハッチングを省略している。
【図20】第6実施例のパワーステアリングシステムの
回路図である。
【図21】流量制御機構1のその他の例を示す図であ
る。
【図22】流量制御機構1のその他の例を示す図であ
る。
【図23】流量制御機構1のその他の例を示す図であ
る。
【図24】流量制御機構1のその他の例を示す図であ
る。
【図25】流量制御機構1のその他の例を示す図であ
る。
【図26】流量制御機構1のその他の例を示す図であ
る。
【図27】従来例のパワーステアリングシステムを示す
回路図である。
【図28】負荷圧P(あるいは、操舵角ω、操舵トルク
t)と制御流量Qとの関係を示す図である。
【符号の説明】
CV シリンダ制御バルブ BV バイパス制御バルブ 1 流量制御機構 13 スリーブ 14 ロータリースプール 15 シリンダ供給凹部 16 戻り凹部 18 バイパス連絡凹部 19 シリンダ入力ポート 20、31 第1シリンダ制御溝 21、32 第2シリンダ制御溝 22 上流側バイパス制御溝 23 下流側バイパス制御溝 25a、25b 上流側シリンダ可変絞り 25c、25d 下流側シリンダ可変絞り 25e、25f 上流側バイパス可変絞り 25g、25h 下流側バイパス可変絞り 26 第1供給凹部 27 第2供給凹部 28a シリンダ戻り凹部 28b バイパス戻り凹部 29 第1入力ポート 30 第2入力ポート 33 バイパス制御溝 34 バイパス供給凹部 35 バイパス入力ポート 36、38 第1バイパス制御溝 37、39 第2バイパス制御溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高井 正史 東京都港区浜松町2−4−1 世界貿易セ ンタービル カヤバ工業株式会社内 (72)発明者 千葉 樹生 東京都港区浜松町2−4−1 世界貿易セ ンタービル カヤバ工業株式会社内 (72)発明者 長坂 良一 東京都港区浜松町2−4−1 世界貿易セ ンタービル カヤバ工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプと、ポンプ吐出作動油を制御する
    流量制御機構と、流量制御機構から供給される制御流量
    を制御して、パワーシリンダを作動するバルブ機構とを
    備え、上記流量制御機構は、アシスト力が必要とされな
    いときに、制御流量を最低流量に保ち、アシスト力が必
    要とされるときに、その制御流量を増やして、アシスト
    力に必要とされる流量に保つ構成にしたパワーステアリ
    ングシステムにおいて、上記バルブ機構は、制御流量を
    制御してパワーシリンダに分配供給するシリンダ制御バ
    ルブと、このシリンダ制御バルブと並列に接続するバイ
    パス制御バルブとからなり、上記バイパス制御バルブ
    は、通常は閉じているが、制御流量が最低流量からアシ
    スト力に必要とされる流量に増えるときに開いて、その
    制御流量の一部をタンクに戻す構成にしたことを特徴と
    するパワーステアリングシステム。
  2. 【請求項2】 バルブ機構を、スリーブとロータリース
    プールとを相対回転自在に嵌合してなるロータリーバル
    ブから構成し、ロータリースプールには、その径方向に
    対向させて配置した一対のシリンダ供給凹部と、シリン
    ダ供給凹部の両側に配置した4つの戻り凹部とを形成
    し、また、スリーブには、その径方向に対向させて配置
    し、制御流量をシリンダ供給凹部に供給する一対のシリ
    ンダ入力ポートと、シリンダ入力ポートの一方の回転方
    向側に配置し、パワーシリンダの第1圧力室に連通する
    一対の第1シリンダ制御溝と、シリンダ入力ポートの他
    方の回転方向側に配置し、パワーシリンダの第2圧力室
    に連通する一対の第2シリンダ制御溝とを形成して、シ
    リンダ供給凹部が第1、2シリンダ制御溝に連通する過
    程、及び、第1、2シリンダ制御溝が戻り凹部に連通す
    る過程に、オープンセンタとしたシリンダ可変絞りを構
    成し、これらシリンダ可変絞りによって、シリンダ制御
    バルブを構成したことを特徴とする請求項1記載のパワ
    ーステアリングシステム。
  3. 【請求項3】 ロータリースプールには、シリンダ供給
    凹部とほぼ90度位相をずらして配置した一対のバイパ
    ス連絡凹部を形成し、また、スリーブには、シリンダ入
    力ポートを結ぶ線を挟んで対称に配置するとともに、シ
    リンダ入力ポートに並列に接続し、しかも、戻り凹部か
    ら遮断した上流側バイパス制御溝と、シリンダ入力ポー
    トを結ぶ線を挟んで対称に配置するとともに、常に戻り
    凹部に連通する下流側バイパス制御溝とを形成して、上
    流側バイパス制御溝がバイパス連絡凹部に連通する過程
    に上流側バイパス可変絞りを構成し、かつ、バイパス連
    絡凹部が下流側バイパス制御溝に連通する過程に下流側
    バイパス可変絞りを構成し、これらバイパス可変絞りに
    よってバイパス制御バルブを構成するとともに、上流側
    バイパス可変絞りを、オープンセンタあるいはクローズ
    ドセンタとし、下流側バイパス可変絞りを、上流側バイ
    パス可変絞りとは逆にクローズドセンタあるいはオープ
    ンセンタとしたことを特徴とする請求項2記載のパワー
    ステアリングシステム。
  4. 【請求項4】 ロータリースプールには、シリンダ供給
    凹部とほぼ90度位相をずらして配置した一対のバイパ
    ス供給凹部を形成し、また、スリーブには、シリンダ入
    力ポートとほぼ90度位相をずらして配置し、シリンダ
    入力ポートに並列に接続して、制御流量をバイパス供給
    凹部に供給する一対のバイパス入力ポートと、バイパス
    入力ポートを挟んで配置したそれぞれ一対の第1、2バ
    イパス制御溝とを形成して、バイパス供給凹部が第1、
    2バイパス制御溝に連通する過程に上流側バイパス可変
    絞りを構成し、かつ、第1、2バイパス制御溝が戻り凹
    部に連通する過程に下流側バイパス可変絞りを構成し、
    これらバイパス可変絞りによってバイパス制御バルブを
    構成するとともに、上流側バイパス可変絞りを、オープ
    ンセンタあるいはクローズドセンタとし、下流側バイパ
    ス可変絞りを、上流側バイパス可変絞りとは逆にクロー
    ズドセンタあるいはオープンセンタとしたことを特徴と
    する請求項2記載のパワーステアリングシステム。
  5. 【請求項5】 ロータリースプールには、シリンダ供給
    凹部とほぼ90度位相をずらして配置した一対のバイパ
    ス供給凹部を形成し、また、スリーブには、シリンダ入
    力ポートとほぼ90度位相をずらして配置し、シリンダ
    入力ポートに並列に接続して、制御流量をバイパス供給
    凹部に供給する一対のバイパス入力ポートと、バイパス
    入力ポートの一方の回転方向側に配置し、パワーシリン
    ダの第1圧力室に連通する一対の第1バイパス制御溝
    と、バイパス入力ポートの他方の回転方向側に配置し、
    パワーシリンダの第2圧力室に連通する一対の第2バイ
    パス制御溝とを形成して、バイパス供給凹部が第1、2
    バイパス制御溝に連通する過程に上流側バイパス可変絞
    りを構成し、かつ、第1、2バイパス制御溝が戻り凹部
    に連通する過程に下流側バイパス可変絞りを構成し、こ
    れらバイパス可変絞りによってバイパス制御バルブを構
    成するとともに、上流側バイパス可変絞りを、オープン
    センタあるいはクローズドセンタとし、下流側バイパス
    可変絞りを、上流側バイパス可変絞りとは逆にクローズ
    ドセンタあるいはオープンセンタとしたことを特徴とす
    る請求項2記載のパワーステアリングシステム。
  6. 【請求項6】 バルブ機構を、スリーブとロータリース
    プールとを相対回転自在に嵌合してなるロータリーバル
    ブから構成し、ロータリースプールは、その径方向に対
    向させて配置した一対の第1供給凹部と、第1供給凹部
    とほぼ90度位相をずらして配置した一対の第2供給凹
    部と、第1、2供給凹部に挟まれて位置し、径方向に対
    向させた一対のシリンダ戻り凹部とを形成し、また、ス
    リーブには、その径方向に対向させて配置し、制御流量
    を第1供給凹部に供給する一対の第1入力ポートと、第
    1入力ポートとほぼ90度位相をずらして配置し、第1
    入力ポートに並列に接続して、制御流量を第2供給凹部
    に供給する一対の第2入力ポートと、第1入力ポートに
    対してシリンダ戻り凹部側に配置し、パワーシリンダの
    第1圧力室に連通する一対の第1シリンダ制御溝と、第
    2入力ポートに対してシリンダ戻り凹部側に配置し、パ
    ワーシリンダの第2圧力室に連通する一対の第2シリン
    ダ制御溝とを形成して、第1、2供給凹部が第1、2シ
    リンダ制御溝に連通する過程、及び、第1、2シリンダ
    制御溝がシリンダ戻り凹部に連通する過程に、オープン
    センタとしたシリンダ可変絞りを構成し、これらシリン
    ダ可変絞りによって、シリンダ制御バルブを構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のパワーステアリングシス
    テム。
  7. 【請求項7】 ロータリースプールには、シリンダ戻り
    凹部とほぼ90度位相をずらして配置した一対のバイパ
    ス戻り凹部を形成し、また、スリーブには、第1入力ポ
    ートあるいは第2入力ポートに対してバイパス戻り凹部
    側に配置した一対のバイパス制御溝を形成して、第1供
    給凹部あるいは第2供給凹部がバイパス制御溝に連通す
    る過程に上流側バイパス可変絞りを構成し、かつ、バイ
    パス制御溝がバイパス戻り凹部に連通する過程に下流側
    バイパス可変絞りを構成し、これらバイパス可変絞りに
    よってバイパス制御バルブを構成するとともに、上流側
    バイパス可変絞りのうち、一方をオープンセンタとし、
    他方をクローズドセンタとし、下流側バイパス可変絞り
    のうち、上流側バイパス可変絞りとは逆に、一方をクロ
    ーズドセンタとし、他方をオープンセンタとしたことを
    特徴とする請求項6記載のパワーステアリングシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 ロータリースプールには、シリンダ戻り
    凹部とほぼ90度位相をずらして配置した一対のバイパ
    ス戻り凹部を形成し、また、スリーブには、第1入力ポ
    ートに対してバイパス戻り凹部側に配置した一対の第1
    バイパス制御溝と、第2入力ポートに対してバイパス戻
    り凹部側に配置した一対の第2バイパス制御溝とを形成
    して、第1、2供給凹部が第1、2バイパス制御溝に連
    通する過程に上流側バイパス可変絞りを構成し、かつ、
    第1、2バイパス制御溝がバイパス戻り凹部に連通する
    過程に下流側バイパス可変絞りを構成し、これらバイパ
    ス可変絞りによってバイパス制御バルブを構成するとと
    もに、上流側バイパス可変絞りを、オープンセンタある
    いはクローズドセンタとし、下流側バイパス可変絞り
    を、上流側バイパス可変絞りとは逆にクローズドセンタ
    あるいはオープンセンタとしたことを特徴とする請求項
    6記載のパワーステアリングシステム。
  9. 【請求項9】 ロータリースプールには、シリンダ戻り
    凹部とほぼ90度位相をずらして配置した一対のバイパ
    ス戻り凹部を形成し、また、スリーブには、第1入力ポ
    ートに対してバイパス戻り凹部側に配置し、パワーシリ
    ンダの第2圧力室に連通する一対の第1バイパス制御溝
    と、第2入力ポートに対してバイパス戻り凹部側に配置
    し、パワーシリンダの第1圧力室に連通する一対の第2
    バイパス制御溝とを形成して、第1、2供給凹部が第
    1、2バイパス制御溝に連通する過程に上流側バイパス
    可変絞りを構成し、かつ、第1、2バイパス制御溝がバ
    イパス戻り凹部に連通する過程に下流側バイパス可変絞
    りを構成し、これらバイパス可変絞りによってバイパス
    制御バルブを構成するとともに、上流側バイパス可変絞
    りを、オープンセンタあるいはクローズドセンタとし、
    下流側バイパス可変絞りを、上流側バイパス可変絞りと
    は逆にクローズドセンタあるいはオープンセンタとした
    ことを特徴とする請求項6記載のパワーステアリングシ
    ステム。
  10. 【請求項10】 流量制御機構は、パワーシリンダの負
    荷圧が所定圧よりも低ければ、制御流量を最低流量に保
    つが、その負荷圧が所定圧を超えたら、制御流量を増や
    すとともに、設定圧に達してからは、アシスト力に必要
    とされる流量に保つ構成にしたことを特徴とする請求項
    1〜9のいずれか一に記載のパワーステアリングシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 流量制御機構は、操舵角が中立範囲に
    あれば、制御流量を最低流量に保つが、その操舵角が中
    立範囲を超えたら、制御流量を増やすとともに、設定角
    度に達してからは、アシスト力に必要とされる流量に保
    つ構成にしたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか
    一に記載のパワーステアリングシステム。
  12. 【請求項12】 流量制御機構は、操舵トルクが小さけ
    れば、制御流量を最低流量に保つが、その操舵トルクが
    所定トルクを超えたら、制御流量を増やすとともに、設
    定トルクに達してからは、アシスト力に必要とされる流
    量に保つ構成にしたことを特徴とする請求項1〜9のい
    ずれか一に記載のパワーステアリングシステム。
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