JPH11217849A - 運転室付き建設機械 - Google Patents

運転室付き建設機械

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Publication number
JPH11217849A
JPH11217849A JP32127098A JP32127098A JPH11217849A JP H11217849 A JPH11217849 A JP H11217849A JP 32127098 A JP32127098 A JP 32127098A JP 32127098 A JP32127098 A JP 32127098A JP H11217849 A JPH11217849 A JP H11217849A
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JP
Japan
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cab
frame
laminated rubber
vibration
construction machine
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Application number
JP32127098A
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English (en)
Inventor
Takeshi Higuchi
武史 樋口
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム側の振動によってキャブが大きく揺
れるのを防止して、運転室内の居住性を向上する。 【解決手段】 防振マウント12を、上下方向の振動に
対する剛性が大きく、水平方向の振動に対する剛性が小
さくなる円筒状の積層ゴム13等によって構成してい
る。従って、ベッドフレーム側に前後方向または左右方
向の振動が生じた場合でも、積層ゴム13を水平方向に
撓ませることによりキャブに振動が伝達されるのを抑制
でき、キャブのピッチング、ローリング等の大きな揺れ
を防止して、運転室内の居住性を向上することができ
る。また、積層ゴム13を円筒状に形成することによ
り、キャブを大きな支持面積で支持することができ、キ
ャブを円滑に並進運動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等の運転室付き建設機械に関し、特
に、建設機械のフレーム上に運転室を画成するキャブを
防振状態で支持した運転室付き建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等
の運転室付き建設機械としては、建設機械のフレームに
設けられた支持プレートと、前記フレームの支持プレー
ト上に配設され運転室を画成するキャブと、前記フレー
ムの支持プレートとキャブとの間に設けられ前記キャブ
をフレームに対して弾性的に支持する複数の防振マウン
トとを備えたものが知られている(例えば特開平5−1
25745号公報等)。
【0003】そして、この種の従来技術による運転室付
き建設機械では、キャブの床板の四隅に防振マウントと
して液体封入式ゴムマウントを配設し、各液体封入式ゴ
ムマウントによってキャブをフレーム上に防振状態で支
持する構成としている。
【0004】このように構成された従来技術による運転
室付き建設機械では、走行時に発生する振動、土砂の掘
削作業時に発生する掘削反力による振動等によってフレ
ームが振動すると、この振動を液体封入式ゴムマウント
の上下方向の撓みによって吸収し、これらの振動が直接
的にキャブに伝わるのを抑制している。これにより、キ
ャブ内でのオペレータの居住性を良好にし、操作レバー
等の操作性を向上させている。
【0005】ところで、油圧ショベルのうち、例えば鉱
山における露天掘り等の大量の土砂を掘削する作業に用
いられる大型の油圧ショベルでは、故障時の修理作業に
多大な時間を浪費して生産性が低下するのを避けるた
め、通常、キャブ内における居住性の向上よりも機械の
耐久性を高めることが優先される傾向にあり、キャブ内
の居住性について充分な配慮がなされていないのが現状
である。
【0006】特に、旋回体の底部を構成するメインフレ
ーム上に上下方向に伸長するベッドフレームが設けら
れ、このベッドフレーム上にキャブが配設されたハイマ
ウントキャブ式の油圧ショベルでは、ベッドフレームを
設けた分だけキャブが走行体から上方に大きく離間する
ことになり、走行時や掘削作業時の振動がベッドフレー
ムを通じてキャブに伝わることにより、キャブが大きく
振動してしまうという問題がある。
【0007】そして、大型の油圧ショベルでは、ローダ
バケットを用いた水平掘削作業を行うことが多いため、
掘削作業時にキャブに前後方向あるいは左右方向(水平
方向)の振動が伝わり易い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術による運転室付き建設機械では、防振マウントとし
て液体封入式ゴムマウントを用いており、この液体封入
式ゴムマウントは、一般的に上下方向の剛性を小さくす
ることによって振動を吸収するものであり、水平方向
(前後方向、左右方向)の剛性は大きくなっている。
【0009】このため、掘削作業時においてベッドフレ
ームに前後方向の振動が発生した場合には、防振マウン
トは水平方向の振動に対する剛性が大きいため、この前
後方向の振動を吸収することができず、例えば図14に
示すように、ベッドフレーム101が前後方向(矢印A
方向)に振動すると、キャブ102がベッドフレーム1
01上で矢印Bで示すように前後方向の揺動(ピッチン
グ)による大きな揺れを生じてしまい、キャブ102内
の居住性の悪化や操作レバー等の操作性の低下を招くと
いう問題がある。また、ベッドフレーム101が左右方
向に振動した場合には、キャブ102が左右方向の揺動
(ローリング)による大きな揺れを生じてしまうという
問題がある。
【0010】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
なされたもので、本発明の目的は、フレーム側の振動に
よってキャブが大きく揺れるのを防止して、運転室内の
居住性等を向上できるようにした運転室付き建設機械を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による運転室付き
建設機械は、建設機械のフレームに設けられた支持プレ
ートと、前記フレームの支持プレート上に配設され運転
室を画成するキャブと、前記フレームの支持プレートと
キャブとの間に設けられ前記キャブをフレームに対して
弾性的に支持する複数の防振マウントとを備えている。
【0012】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記各防振マ
ウントは中空構造をなし、軸方向両端側が前記フレーム
の支持プレートとキャブとに固定される筒状の積層ゴム
により構成し、前記積層ゴムは上下方向の振動に対する
剛性を大きくし、水平方向の振動に対する剛性を小さく
したことにある。
【0013】このように構成したことにより、フレーム
に前後方向または左右方向の振動が生じると、この前後
方向または左右方向の振動に対して積層ゴムが水平方向
に大きく撓み、キャブに振動が伝わるのを防止する。ま
た、積層ゴムによって上下方向への撓みが抑えられるこ
とにより、キャブは水平方向に平行に変位する並進運動
を生じるようになるから、ピッチングやローリングによ
る大きな揺れが防止される。
【0014】さらに、積層ゴムを中空構造をなす筒状に
形成することにより、この筒状の積層ゴムによってキャ
ブを大きな支持面積で安定して支持することができ、キ
ャブを円滑に並進運動させることができる。
【0015】請求項2の発明は、筒状をなす積層ゴムの
内周側には、キャブの上方変位によって積層ゴムに軸方
向の引っ張り荷重が働くのを規制する軸方向変位規制部
材を設けたことにある。
【0016】これにより、筒状の積層ゴム内周側に形成
される空間を利用して軸方向変位規制部材を配設するこ
とができる。そして、キャブが上方変位しようとした場
合には、軸方向変位規制部材によって積層ゴムに引っ張
り荷重が働くのを規制することができる。
【0017】請求項3の発明は、軸方向変位規制部材
は、上端側がキャブ側に固定され、下端側がフレームの
支持プレートから軸方向下向きに突出した突出体と、前
記突出体の下端側に設けられ、積層ゴムに引っ張り荷重
が働くのを規制するストッパとから構成したことにあ
る。
【0018】このように構成したことにより、フレーム
に対してキャブが上向きに大きく変位しようとした場合
には、突出体の下端側に設けられたストッパによって積
層ゴムに引っ張り荷重が働くのを規制することができ
る。
【0019】また、請求項4の発明が採用する構成の特
徴は、各防振マウントは、フレームの支持プレートとキ
ャブとの間に圧縮方向の初期荷重を付与した状態で取付
けられる筒状の上側積層ゴムと、上端側がキャブに固定
され、下端側が前記上側積層ゴム及び支持プレートを軸
方向に貫通して下向きに突出した突出体と、支持プレー
トの下側に位置して前記突出体を径方向外側から取り囲
み、支持プレートと突出体の下端側との間に圧縮方向の
初期荷重が付与された状態で取付けられる筒状の下側積
層ゴムとから構成したことにある。
【0020】このように構成したことにより、フレーム
に前後方向または左右方向の振動が生じると、この前後
方向または左右方向の振動に対して上側積層ゴムと下側
積層ゴムが水平方向に大きく撓み、キャブに振動が伝わ
るのを防止する。また、上側積層ゴムと下側積層ゴムと
によって上下方向への撓みが抑えられることにより、キ
ャブは水平方向に平行に変位する並進運動を生じるよう
になるから、ピッチングやローリングによる大きな揺れ
が防止される。
【0021】また、上側積層ゴム、下側積層ゴムを中空
構造をなす筒状に形成することにより、この筒状をなす
各積層ゴムによってキャブを大きな支持面積で安定して
支持することができ、キャブを円滑に並進運動させるこ
とができる。
【0022】さらに、キャブが上下方向に振動を生じた
場合には、いずれかの積層ゴムへの圧縮荷重が初期状態
よりも大きく働くようになり、他方の積層ゴムは弾性に
よって延びを生じるだけであるから、積層ゴムに引っ張
り荷重が働くのを規制することができ、積層ゴムの破損
を防止することができる。
【0023】請求項5の発明は、積層ゴムの内周側に
は、キャブがフレームに対して水平方向に相対変位する
のを一定の範囲内で規制する水平方向変位規制部材を設
けたことにある。
【0024】これにより、フレームに対してキャブが水
平方向に大きく変位しようとした場合には、水平方向変
位規制部材によってキャブの変位を規制することがで
き、大きな変位による積層ゴムの過剰な撓みを防止する
ことができる。
【0025】請求項6の発明は、フレームの支持プレー
トには、積層ゴムの内周側に位置して突出体を径方向外
側から取り囲み、キャブがフレームに対して水平方向に
大きく変位するのを前記突出体に当接して規制する水平
方向変位規制部材を設けたことにある。
【0026】これにより、突出体を水平方向ストッパの
相手側部材として利用することができる。そして、フレ
ームに対してキャブが水平方向に大きく変位しようとし
た場合には、水平方向ストッパが突出体に当接してキャ
ブの変位を規制するから、大きな変位による積層ゴムの
過剰な撓みを防止することができる。
【0027】請求項7の発明は、フレームとキャブとの
間には、水平方向に延びてフレームとキャブとを連結
し、キャブの振動を減衰するオイルダンパを設けたこと
にある。
【0028】このように構成したことにより、キャブの
振動によって撓みを生じた積層ゴムが、復元するときの
弾性力によって残留振動を生じた場合には、この残留振
動をオイルダンパによって減衰することができ、残留振
動による共振現象を抑制することができる。しかも、キ
ャブの振動の多くは水平方向に生じるから、水平方向に
延びるように配設したオイルダンパによってこの水平方
向の振動を効率良く減衰することができる。
【0029】請求項8の発明は、積層ゴムは、上下方向
に一定の間隔をもって複数枚の薄鋼環状板を平行多段に
配置したゴム筒により構成したことにある。
【0030】これにより、上下方向の振動に対しては、
各薄鋼環状板によって剛性を大きくすることができ、ま
た、水平方向の振動に対しては、各薄鋼環状板間のゴム
筒を変形させて剛性を小さくし、大きく撓ませることが
できる。
【0031】請求項9の発明は、フレームは、旋回体の
底部を構成するメインフレームであり、キャブは各防振
マウントを介してメインフレーム上に支持する構成とし
たことにある。
【0032】このように構成したことにより、走行時や
掘削作業時にメインフレームが振動したときに、このメ
インフレームの振動がキャブに伝わるのを各防振マウン
トによって抑えることができる。
【0033】請求項10の発明は、フレームは、旋回体
の底部を構成するメインフレームと、メインフレームに
上下方向に伸長して設けられたベッドフレームとからな
り、キャブは各防振マウントを介してベッドフレーム上
に支持する構成としたことにある。
【0034】このように構成したことにより、フレーム
の振動がベッドフレームを通じてキャブに伝わるのを各
防振マウントによって抑え、キャブがベッドフレーム上
で大きく振動するのを抑えることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
運転室付き建設機械として、ハイキャブ型油圧ショベル
と呼ばれる大型の油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし
図13に従って詳細に説明する。
【0036】まず、図1ないし図8に本発明の第1の実
施の形態を示すに、1は油圧ショベルの下部走行体、2
は下部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体
で、この上部旋回体2は、上部旋回体2の底部を構成す
るメインフレーム3と、メインフレーム3上に設けられ
た機械室4と、メインフレーム3上の前側に設けられた
ベッドフレーム5と、このベッドフレーム5上に搭載さ
れ、後述するキャブ9によって囲まれた運転室6と、前
記機械室4の後側に位置してメインフレーム3の後部に
取付けられたカウンタウェイト7とから大略構成され、
前記メインフレーム3の前部には、土砂の掘削作業等を
行なうためのローダバケット式の作業装置8が俯仰動可
能に取付けられている。
【0037】ここで、ベッドフレーム5は、メインフレ
ーム3上に上下方向に伸長して設けられ、図2及び図3
に示す如く、上部が開口した箱形状に形成され、その開
口側には支持プレートとしての枠板状の運転室設置板5
Aがほぼ水平状態になるように固着されている。また、
運転室設置板5Aには、四隅に位置して後述する防振マ
ウント12のスペーサ筒17等が貫通する貫通穴5Bが
形成され、上面側には、図4に示すように、前側寄りの
左右位置と左側寄りの前後位置の4箇所に後述するオイ
ルダンパ23,25が取付けられる取付ブラケット5
C,5C,…が固着されている。
【0038】9はベッドフレーム5上に設けられ内部に
運転室6を画成するキャブで、このキャブ9は、例えば
薄肉の鋼板にプレス加工を施して各部を溶接することに
より、上面部9A、前面部9B、後面部9C及び左右の
側面部9D,9D(片方のみ図示)によって箱形状に形
成され、下面側には床板用ブラケット9E,9Eが設け
られている。また、前記各床板用ブラケット9Eには床
板10が取付けられ、この床板10の下面側には、ベッ
ドフレーム5側の取付ブラケット5Cに対応してオイル
ダンパ23,25が取付けられる取付ブラケット10A
が設けられている。
【0039】さらに、前記床板10の下面側には、厚肉
な円板状の取付座11(図5中に1個のみ図示)が溶接
等の固着手段によって固着され、この取付座11には運
転室設置板5Aの各貫通穴5Bに対応し、後述する固定
ボルト18のねじ部18Aが螺合するねじ穴11Aが形
成されている。また、キャブ9の内部には、オペレータ
が着席する座席、作業装置8を操作するための操作レバ
ー等(いずれも図示せず)が配設される。
【0040】12,12…はキャブ9の床板10とベッ
ドフレーム5との間に位置して床板10の四隅にそれぞ
れ配設された防振マウントで、各防振マウント12は、
後述する積層ゴム13、下側フランジ14、上側フラン
ジ16、スペーサ筒17、軸方向ストッパ20、水平方
向ストッパ21等から構成されている。
【0041】13はベッドフレーム5の運転室設置板5
Aと床板10に固着された取付座11との間に設けられ
た積層ゴムで、この積層ゴム13は、図6に示すよう
に、弾性を有するゴム材料からなるゴム筒13Aと、ゴ
ム筒13A内に一定の間隔をもって上下方向に平行多段
に埋設された薄鋼環状板としての薄鋼環状円板13B,
13B,…とから構成されている。そして、積層ゴム1
3は、前記ゴム筒13Aの下端側が下側フランジ14に
対し、上端側が上側フランジ16に対し、それぞれ一体
成形、接着、溶着等の手段で固着されている。
【0042】ここで、積層ゴム13は、各薄鋼環状円板
13Bにより上下方向の振動(荷重)に対して大きな剛
性を有した状態でキャブ9をベッドフレーム5上に弾性
的に支持している。また、積層ゴム13は、各薄鋼環状
円板13B間のゴム筒13Aを撓ませるによって水平方
向(前後方向、左右方向)の振動に対する剛性が小さく
なっている。さらに、積層ゴム13を円筒状に形成する
ことにより、キャブ9を大きな支持面積で支持すること
ができるから、キャブ9の前後方向への揺動(以下、ピ
ッチングという)、左右方向への揺動(以下、ローリン
グという)、上下方向の変位(以下、バウンスという)
に対してキャブ9を安定して支持することができる。そ
して、キャブ9がベッドフレーム5に対して振動したと
きには、この振動を水平方向の並進運動へと変換し、ピ
ッチング、ローリング等の発生を抑えることができる。
【0043】14はベッドフレーム5の運転室設置板5
A側に取付けられた下側フランジで、この下側フランジ
14は、その中央に積層ゴム13の内径寸法よりも僅か
に小さく、運転室設置板5Aの貫通穴5Bとほぼ同径寸
法の挿通穴14Aを有する略菱形状の板体として形成さ
れている。そして、下側フランジ14は、2本のボルト
15,15によって運転室設置板5Aに固定され、その
上面側には積層ゴム13が一体的に固着されている。
【0044】16はキャブ9側に取付けられた上側フラ
ンジで、この上側フランジ16は、積層ゴム13の外径
寸法よりも僅かに大きな外形寸法を有する円板状に形成
され、内周側には筒状部16Aが下向きに突出して形成
され、下面側には積層ゴム13が一体的に固着されてい
る。
【0045】ここで、前記筒状部16Aは、その内径寸
法がスペーサ筒17の縮径段部17Aに対応して設定さ
れ、これにより、スペーサ筒17を固定ボルト18によ
ってキャブ9側に固定したときには、この縮径段部17
Aと取付座11との間に挟持された状態で固定される。
【0046】また、筒状部16Aは、組立時にスペーサ
筒17の縮径段部17Aを容易に挿入できるように案内
する働きを有している。しかも、スペーサ筒17の縮径
段部17Aを筒状部16Aに挿入するときに、スペーサ
筒17の端面が筒状部16Aに当接し、この筒状部16
Aに縮径段部17Aが挿入されていない状態、即ち組付
け不良が生じている状態では、筒状部16Aの軸方向寸
法の分だけスペーサ筒17、固定ボルト18等を運転室
設置板5Aから下方に大きく突出させることができる。
【0047】17は積層ゴム13の内周側に位置して上
下方向に伸長して設けられた突出体としてのスペーサ筒
で、このスペーサ筒17の上部外周側には縮径段部17
Aが形成され、縮径段部17Aには上側フランジ16の
筒状部16Aが嵌合する。また、18はスペーサ筒17
内に挿通された固定ボルトで、この固定ボルト18は先
端側のねじ部18Aが取付座11のねじ穴11Aに螺着
される。
【0048】そして、スペーサ筒17をキャブ9側に取
付ける場合には、その縮径段部17Aを上側フランジ1
6の筒状部16A内に挿入し、この状態で固定ボルト1
8のねじ部18Aを取付座11のねじ穴11Aに螺着
し、このねじ部18A先端にナット19を螺着する。こ
れにより、スペーサ筒17はキャブ9側に固定され、ま
た、上側フランジ16を介して積層ゴム13をキャブ9
側に位置決め状態に固定する。さらに、スペーサ筒17
は、その軸方向寸法を調整することにより、運転室設置
板5Aから突出した下端部に取付けられる軸方向ストッ
パ20の上下方向の位置を調整する機能を有している。
【0049】20は運転室設置板5Aの下側に位置して
スペーサ筒17の下端側に取付けられ、前記スペーサ筒
17等と共に軸方向変位規制部材を構成する軸方向スト
ッパで、この軸方向ストッパ20は、運転室設置板5A
の貫通穴5Bよりも大径に形成された高強度の円板体に
よって構成されている。
【0050】そして、軸方向ストッパ20は、運転室設
置板5Aとの間に隙間S1 をもって配設され、キャブ9
が上向きに大きく変位しようとしたときに、その外周側
を運転室設置板5Aに下側から当接させ、積層ゴム13
に過大な引っ張り荷重が働くのを防止するものである。
また、軸方向ストッパ20は、積層ゴム13が経年劣化
等によって破損した場合に、キャブ9をベッドフレーム
5上に抜止め状態に保持する働きを有している。
【0051】21は水平方向変位規制部材としての水平
方向ストッパで、この水平方向ストッパ21は、下側フ
ランジ14と同様の板体として形成され、水平方向スト
ッパ21の内周側には、積層ゴム13内に位置してスペ
ーサ筒17の外周側に所定の隙間S2 を有するストッパ
筒21Aが上向きに突設されている。また、ストッパ筒
21Aの内周面には、弾性を有するゴム材料からなる環
状の緩衝ゴム22が固着され、この緩衝ゴム22の内周
面は断面三角形状に突出し、これにより、スペーサ筒1
7に当接したときの衝撃を緩和している。
【0052】そして、水平方向ストッパ21は、そのス
トッパ筒21Aとスペーサ筒17との間で積層ゴム13
が図7に示す如く水平方向へと変位するときの最大変位
幅を前記隙間S2 の範囲で規制している。これにより、
キャブ9の大きな振動によって積層ゴム13が過大に撓
もうとしたときにストッパ筒21Aをスペーサ筒17に
当接させてキャブ9の振動を規制する。また、ストッパ
筒21Aとスペーサ筒17とが当接するときの衝撃は緩
衝ゴム22によって緩和される。
【0053】23,23はキャブ9側の床板10とベッ
ドフレーム5との間に設けられた2本の第1のオイルダ
ンパで、各第1のオイルダンパ23は、図4に示す如
く、内部にピストン(図示せず)が摺動可能に挿嵌され
たチューブ23Aと、基端側がチューブ23A内でピス
トンに連結され、先端側がチューブ23Aから突出した
ピストンロッド23Bと、前記チューブ23Aの基端側
に固着されたゴムブッシュ内蔵の取付アイ23Cと、前
記ピストンロッド23Bの先端側に固着されたゴムブッ
シュ内蔵の取付アイ23Dとから大略構成されている。
【0054】ここで、第1のオイルダンパ23は、チュ
ーブ23A側の取付アイ23Cが上下方向に延びる連結
ピン24を介してベッドフレーム5の取付ブラケット5
Cに水平方向に回動可能に取付けられ、ピストンロッド
23B側の取付アイ23Dが前記連結ピン24を介して
床板10の取付ブラケット10Aに水平方向に回動可能
に取付けられている。なお、第1のオイルダンパ23
は、取付アイ23C,23Dに内蔵されたゴムブッシュ
によって上下方向にも多少回動できるようになってい
る。
【0055】そして、各第1のオイルダンパ23は、キ
ャブ9の左右に位置して前後方向にほぼ水平に延びるよ
うに配置され、ベッドフレーム5とキャブ9とを前後方
向に連結している。これにより、第1のオイルダンパ2
3は、キャブ9に生じる前後方向の振動を減衰するもの
である。
【0056】25,25はキャブ9側の床板10とベッ
ドフレーム5との間に設けられた2本の第2のオイルダ
ンパで、各第2のオイルダンパ25は、前述した第1の
オイルダンパ23と同様に、チューブ25A、ピストン
ロッド25B、取付アイ25C,25D等によって構成
され、連結ピン24を介して取付ブラケット5C,10
Aに取付けられている。
【0057】そして、第2のオイルダンパ25,25
は、キャブ9の前後に位置して左右方向にほぼ水平に延
びるように配置され、ベッドフレーム5とキャブ9とを
左右方向に連結している。これにより、第2のオイルダ
ンパ25は、キャブ9に生じる左右方向の振動を減衰す
るものである。
【0058】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、以下、本実施の形態の特徴で
あるベッドフレーム5とキャブ9との間の防振作用につ
いて説明する。
【0059】まず、下部走行体1の走行時や作業装置8
による掘削作業時等に、例えば、メインフレーム3が前
後方向に振動すると、この振動はベッドフレーム5を介
して各防振マウント12の積層ゴム13に伝達され、積
層ゴム13の下側を図7中の矢示A方向に移動させる。
しかし、積層ゴム13は水平方向の振動に対して剛性が
小さく柔軟性をもって形成されているから、この振動に
対して矢示A方向に撓んでせん断変形を生じることによ
り、この振動をある程度許容することができる。これに
より、積層ゴム13は、図8に示すように、ベッドフレ
ーム5側の振動がキャブ9側に直接的に伝わるのを防止
し、ベッドフレーム5側の振動の大きさに比較してキャ
ブ9側の振動を小さく抑えることができる。
【0060】また、前後方向の振動がキャブ9側に伝達
された場合でも、積層ゴム13を上下方向に大きな剛性
を持ち、前後方向と左右方向に小さな剛性を持って形成
しているから、積層ゴム13によりキャブ9を上下方向
に支持してキャブ9の揺れを防止することができる。
【0061】このように、キャブ9は、前後方向の振動
に対し、前後方向に平行に変位する並進運動を生じる。
同様に、ベッドフレーム5が左右方向に振動を生じた場
合には、キャブ9が左右方向に平行に変位する並進運動
を生じるようになる。これにより、キャブ9は、従来技
術のようなピッチング、ローリング等の大きな揺れの発
生が防止される。
【0062】また、キャブ9にピッチング、ローリン
グ、バウンス等の大きな振動が生した場合には、軸方向
ストッパ20が隙間S1 の範囲でキャブ9の変位を抑
え、防振マウント12の積層ゴム13に引っ張り荷重が
働くのを防止する。しかも、積層ゴム13が経年劣化等
によって破損することがあっても、軸方向ストッパ20
をベッドフレーム5の運転室設置板5Aに係合させるこ
とができ、キャブ9をベッドフレーム5上に抜止め状態
に保持することができる。
【0063】さらに、積層ゴム13は、水平方向の剛性
が小さく柔軟性を持って形成されているから、振動の大
きさによっては前後方向あるいは左右方向に大きく撓も
うとする。しかし、この場合には、ベッドフレーム5側
に設けられた水平方向ストッパ21のストッパ筒21A
がキャブ9側に設けられたスペーサ筒17に緩衝ゴム2
2を介して当接するから、積層ゴム13の撓み量が隙間
S2 の範囲で規制され、積層ゴム13の過剰変形が防止
される。また、ストッパ筒21Aがスペーサ筒17に当
接するときの衝撃は緩衝ゴム22によって緩和される。
【0064】一方、積層ゴム13を撓ませて振動を吸収
した後には、積層ゴム13の復元力によって残留振動を
生じる。しかし、ベッドフレーム5とキャブ9との間に
は、ベッドフレーム5とキャブ9とを前後方向に連結す
る第1のオイルダンパ23と、ベッドフレーム5とキャ
ブ9とを左右方向に連結する第2のオイルダンパ25と
を配設しているから、このときの残留振動は各オイルダ
ンパ23,25によって減衰され、残留振動による共振
現象が抑制される。
【0065】従って、本実施の形態によれば、防振マウ
ント12を、上下方向の振動に対する剛性が大きく、水
平方向の振動に対する剛性が小さくなる積層ゴム13等
から構成しているから、この積層ゴム13によってキャ
ブ9にピッチング、ローリング等の大きな揺れが生じる
のを防止することができ、運転室6内でのオペレータの
居住性や操作レバー等の操作性等を向上することができ
る。
【0066】また、積層ゴム13は、ゴム筒13Aと、
このゴム筒13A内に一定の間隔をもって上下方向に平
行多段に埋設された薄鋼環状円板13Bとから構成して
いるから、ゴム筒13Aと各薄鋼環状円板13Bとによ
りキャブ9を支持することができ、前後方向の振動に対
しては、キャブ9を前後方向に並進運動させることがで
き、また、左右方向の振動に対しては、キャブ9を左右
方向に並進運動させることができる。これにより、運転
室6内の乗り心地を良好にすることができる。
【0067】しかも、積層ゴム13を円筒状に形成して
いるから、円筒状の積層ゴム13によってキャブ9を大
きな支持面積で支持することができ、ピッチング、ロー
リング等の大きな揺れを防止して、キャブ9を円滑に並
進運動させ、乗り心地をより一層良好にすることができ
る。
【0068】また、軸方向変位規制部材を構成するスペ
ーサ筒17を利用し、上側フランジ16を介して積層ゴ
ム13をキャブ9側に支持することができるから、上側
フランジ16を取付けるためのボルト等を省略すること
ができ、組立作業性等を向上することができる。
【0069】また、上側フランジ16には筒状部16A
を設けているから、組立時にスペーサ筒17の縮径段部
17Aを容易に挿入することができ、組立作業性を向上
することができる。しかも、筒状部16Aを軸方向に延
設することにより、スペーサ筒17の組付け不良が生じ
た場合には、スペーサ筒17、固定ボルト18等を運転
室設置板5Aから下方に大きく突出させ、この組付け不
良を作業者に認知させることができ、作業性、歩留まり
を向上することができる。
【0070】さらに、キャブ9が上向きに大きく変位し
た場合には、軸方向ストッパ20を運転室設置板5Aに
当接させることにより、キャブ9の変位を隙間S1 の範
囲で抑えることができる。これにより、積層ゴム13に
引っ張り荷重が働くのを防止することができる上に、も
しも、積層ゴム13が破損した場合でも、キャブ9をベ
ッドフレーム5上に保持することができる。
【0071】また、積層ゴム13が水平方向に大きなせ
ん断変形を生じるように撓んだ場合でも、積層ゴム13
の撓みを水平方向ストッパ21によって隙間S2 の範囲
で規制することができるから、積層ゴム13が過剰な撓
みによって破損するのを防止でき、寿命を延ばすことが
できる。
【0072】また、水平方向ストッパ21のストッパ筒
21A内周側に緩衝ゴム22を固着し、ストッパ筒21
Aとスペーサ筒17とが当接するときの衝撃を緩和する
ことができるから、このときの衝突音、振動、異常摩
耗、破損等を防止することができる。しかも、緩衝ゴム
22の内周側を断面三角形状としているから、当接時の
衝撃をより一層緩和することができる。
【0073】一方、ベッドフレーム5とキャブ9とを前
後方向に水平に連結する第1のオイルダンパ23と、左
右方向に水平に連結する第2のオイルダンパ25とを設
け、各オイルダンパ23,25によって積層ゴム13の
復元力による残留振動を減衰することができるから、こ
の残留振動による共振現象を抑制することができ、運転
室6の居住性等をより一層向上することができる。
【0074】また、各オイルダンパ23,25を、上下
方向に延びる連結ピン24を介して水平方向に大きく回
動できるように取付けているから、ベッドフレーム5と
キャブ9とが左右方向に相対変位した場合には、第1の
オイルダンパ23を取付アイ23C,23Dと連結ピン
24との間で左右方向に円滑に回動させることができ
る。また、ベッドフレーム5とキャブ9とが前後方向に
相対変位した場合には、第2のオイルダンパ25を取付
アイ25C,25Dと連結ピン24との間で前後方向に
円滑に回動させることができる。これにより、積層ゴム
13を水平方向に円滑に撓ませることができ、キャブ9
の振動を効率良く抑制することができる。さらに、各オ
イルダンパ23,25に無理な荷重が働くのを防止で
き、各オイルダンパ23,25の寿命を延ばすことがで
きる。
【0075】次に、図9及び図10は本発明の第2の実
施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、防振マウン
トを上側積層ゴム、下側積層ゴム等によって構成したこ
とにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実
施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。
【0076】31はベッドフレーム5とキャブ9との間
に配設された本実施の形態による防振マウントで、防振
マウント31は、後述する上側積層ゴム32、下側フラ
ンジ33,38、上側フランジ35,37、初期荷重付
与機構39、水平方向ストッパ44等から構成されてい
る。
【0077】32はベッドフレーム5の運転室設置板5
Aと床板10に固着された取付座11との間に設けられ
た上側積層ゴムで、この上側積層ゴム32は、第1の実
施の形態による積層ゴム13と同様に、弾性を有するゴ
ム材料からなるゴム筒32Aと、ゴム筒32A内に一定
の間隔をもって上下方向に平行多段に埋設された薄鋼環
状円板32B,32B,…とから構成されている。
【0078】33はベッドフレーム5の運転室設置板5
A側に取付けられた下側フランジで、この下側フランジ
33は、第1の実施の形態による下側フランジ14と同
様に、挿通穴33Aを有する略菱形状の板体として形成
されている。そして、下側フランジ33は、2本のボル
ト34,34によって運転室設置板5Aに固定され、そ
の上面側には上側積層ゴム32が一体的に固着されてい
る。
【0079】35は上側積層ゴム32の上側に設けられ
た上側フランジで、この上側フランジ35は、第1の実
施の形態による上側フランジ16とほぼ同様に、内周側
に筒状部35Aが下向きに突出した円板状に形成され、
下面側に上側積層ゴム32が一体的に固着されている。
しかし、上側フランジ35は、その筒状部35Aが後述
するスペーサ筒40に対して上下方向に移動可能となっ
ている点で第1の実施の形態による上側フランジ16と
相違している。
【0080】36はベッドフレーム5の運転室設置板5
Aの下面側に上側積層ゴム32と同軸に設けられた下側
積層ゴムで、この下側積層ゴム36は、前述した上側積
層ゴム32と同様に、ゴム筒36Aと上下方向に平行多
段に埋設された薄鋼環状円板36B,36B,…とから
構成されている。
【0081】37はベッドフレーム5の運転室設置板5
A側に取付けられた上側フランジで、この上側フランジ
33は、前述した下側フランジ33と同様に、挿通穴3
7Aを有する板体として形成されている。そして、上側
フランジ37は、ボルト34,34によって運転室設置
板5Aに固定され、その下面側には下側積層ゴム36が
一体的に固着されている。
【0082】38は下側積層ゴム36の下側に設けられ
た下側フランジで、この下側フランジ38は、前述した
上側フランジ35と同様に、内周側に筒状部38Aが上
向きに突出した円板状に形成され、上面側に下側積層ゴ
ム36が一体的に固着されている。
【0083】39はキャブ9側に取付けられた初期荷重
付与機構で、この初期荷重付与機構39は、積層ゴム3
2,36、運転室設置板5Aの内周側を軸方向に貫通し
て延びる突出体としてのスペーサ筒40と、下側積層ゴ
ム36から下方に突出してスペーサ筒40の下端側に設
けられ、下側フランジ38の下面に当接した押圧板41
と、この押圧板41、スペーサ筒40内に下側から挿入
され、先端側のねじ部42Aを取付座11のねじ穴11
Aに螺着することにより、押圧板41、スペーサ筒40
をキャブ9側に固定する固定ボルト42と、この固定ボ
ルト42のねじ部42A先端に螺着されたナット43と
から大略構成されている。
【0084】そして、初期荷重付与機構39は、取付座
11と押圧板41との間に積層ゴム32,36を挟むこ
とにより、この積層ゴム32,36に圧縮方向の初期荷
重を付与するものである。なお、このときに積層ゴム3
2,36に付与される圧縮方向の初期荷重の大きさは、
スペーサ筒40の軸方向寸法を調整することにより、適
宜に変更することができる。
【0085】44はベッドフレーム5側に設けられた本
実施の形態による水平方向ストッパで、この水平方向ス
トッパ44は、第1の実施の形態による水平方向ストッ
パ21と同様の板体として形成され、その内周側には、
スペーサ筒40との間に所定の間隔をもってストッパ筒
44Aが上向きに突設されている。また、ストッパ筒4
4Aの内周面には弾性を有するゴム材料からなる環状の
緩衝ゴム45が固着され、この緩衝ゴム45の内周面は
断面三角形状をなしている。
【0086】かくして、このように構成された本実施の
形態においても、前述した第1の実施の形態によるもの
とほぼ同等の作用効果を有しており、旋回フレーム3が
水平方向に振動した場合には、図10に示すように、各
積層ゴム32,36を撓ませることにより、キャブ9の
振動を抑制することができる。
【0087】また、本実施の形態では、ベッドフレーム
5の運転室設置板5Aを挟んで上側積層ゴム32と下側
積層ゴム36を配置し、キャブ9側に取付けられた初期
荷重付与機構39によって積層ゴム32,36に圧縮方
向の初期荷重を付与している。
【0088】これにより、キャブ9が上下方向に振動し
た場合には、積層ゴム32,36が初期荷重の分だけ延
びを生じるだけで、この積層ゴム32,36に引っ張り
荷重が働くのを防止することができる。さらに大きな振
動が積層ゴム32,36に働いた場合には、上側フラン
ジ35または下側フランジ38が軸方向に摺動して、積
層ゴム32,36に引っ張り荷重が働くのを防止する。
【0089】従って、本実施の形態によれば、キャブ9
が上下方向に大きく振動した場合でも、積層ゴム32,
36に引っ張り荷重が働くのを確実に防止することがで
きるから、積層ゴム32,36の耐久性を向上すること
ができ、寿命を延ばすことができる。
【0090】次に、図11は本発明の第3の実施の形態
を示すに、本実施の形態の特徴は、積層ゴムの上側と下
側に設けられるフランジを2部材によって構成したこと
にある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施
の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
【0091】51は本実施の形態による防振マウント、
52は積層ゴム13の下側に設けられた下側フランジ
で、この下側フランジ52は、積層ゴム13の下端面に
一体的に固着されたフランジ本体53と、このフランジ
本体53の外周側に設けられたフランジ押え板54とに
よって構成されている。また、前記フランジ押え板54
の内周側には、前記フランジ本体53の外周縁を位置決
め状態で固定する段部54Aが形成され、このフランジ
押え板54はボルト15,15によって運転室設置板5
Aに固定されている。
【0092】55は積層ゴム13の上側に設けられた上
側フランジで、この上側フランジ55は、積層ゴム13
の上端面に一体的に固着されたフランジ本体56と、こ
のフランジ本体56の内周側に設けられたフランジ押え
板57とによって構成され、前記フランジ押え板57の
外周側には、前記フランジ本体56の内周縁を位置決め
状態で固定する段部57Aが形成されている。
【0093】58は本実施の形態による突出体としての
スペーサ筒で、このスペーサ筒58は、前記第1の実施
の形態によるスペーサ筒17に比較して上側フランジ5
5のフランジ押え板57の厚さ寸法分だけ軸方向寸法が
短くなっている。そして、スペーサ筒58は、フランジ
押え板57を取付座11との間に挟んで固定するもので
ある。
【0094】かくして、このように構成された本実施の
形態においても、前述した第1の実施の形態によるもの
とほぼ同等の作用効果を得ることができる。
【0095】然るに、本実施の形態では、下側フランジ
52,上側フランジ55をフランジ本体53,56とフ
ランジ押え板54,57の2部材によって構成している
から、フランジ押え板54,57を複数種類用意するこ
とにより、フランジ本体53,56が固着された他の積
層ゴム13を選択して取付けることができる。これによ
り、様々な積層ゴムを汎用品として用いることができ、
コストの低減を図ることができる。
【0096】次に、図12及び図13は本発明の第4の
実施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、旋回体の
底部を構成するメインフレーム上に防振マウントを介し
てキャブを支持したことにある。なお、本実施の形態で
は、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一
の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0097】61は本実施の形態に適用されるメインフ
レームで、このメインフレーム61は、旋回装置(図示
せず)に取付けられるセンタフレーム62を有し、この
センタフレーム62の前部左側には、第1の実施の形態
によるベッドフレーム5に代えて、キャブ9を下側から
支持するキャブ支持部63が設けられている。
【0098】ここで、センタフレーム62は、厚肉の鋼
板からなる底板62Aと、底板62A上を前後方向に延
びる一対の縦板62B(一方のみ図示)とから構成され
ている。
【0099】また、キャブ支持部63は、センタフレー
ム62の前部から左右方向に延びた断面コ字状の横梁6
3Aと、横梁63Aの後側に位置して左右方向に延びた
断面L字状の後枠63Bと、横梁63Aと後枠63Bの
左端部に連結され前後方向に延びた左側の側枠63C
と、横梁63Aの右端側から側枠63Cと平行に前後方
向に延びた右側の側枠63Dと、側枠63C,63Dの
前端部を左右方向で連結する断面L字状の前枠63Eと
から大略構成されている。
【0100】また、キャブ支持部63の前部には前枠6
3Eと対向して左右方向に延びる前側の支持プレート6
4が設けられ、キャブ支持部63の後部には後枠63B
と対向して左右方向に延びる後側の支持プレート65が
設けられている。そして、支持プレート64とキャブ9
の床板10との間には、左右方向に離間して2個の防振
マウント12が設けられ、支持プレート65とキャブ9
の床板10との間には、左右方向に離間して2個の防振
マウント12が設けられており、これら4個の防振マウ
ント12を介してメインフレーム61上にキャブ9が弾
性的に支持される構成となっている。
【0101】そして、前側の支持プレート64の上面に
は3個の取付ブラケット64A,64A,…が固着して
設けられ、これら取付ブラケット64Aとキャブ9の床
板10下面に固着された取付ブラケット10Aとの間に
は、キャブ9の前後方向の振動を減衰する2本のオイル
ダンパ23,23と、キャブ9の左右方向の振動を減衰
する1本のオイルダンパ25とが設けられている。ま
た、後側の支持プレート65の上面には1個の取付ブラ
ケット65Aが固着して設けられ、この取付ブラケット
65Aと床板10下面に固着された取付ブラケット10
Aとの間には、キャブ9の左右方向の振動を減衰する1
本のオイルダンパ25が設けられている。
【0102】かくして、このように構成された本実施の
形態においても、メインフレーム61が前後方向あるい
は左右方向(水平方向)に振動したときには、防振マウ
ント12の積層ゴム13が、メインフレーム61とキャ
ブ9の床板10との間で水平方向に撓むことにより、メ
インフレーム61の振動がキャブ9に直接的に伝わるの
を防止し、キャブ9の振動を抑えることができる。
【0103】しかも、防振マウント12の積層ゴム13
は、上下方向の剛性が大きく水平方向の剛性が小さく形
成されているから、キャブ9は水平方向に平行に変位す
る並進運動を生じるようになる。このため、キャブ9が
ピッチングあるいはローリングを生じて大きく揺れるの
を抑えることができ、キャブ9内の居住性を向上させ、
操作レバー等の操作性を向上させることができる。
【0104】また、メインフレーム61の振動によって
キャブ9が水平方向に並進運動したときに、積層ゴム1
3の復元力によってキャブ9が水平方向に残留振動を生
じたとしても、メインフレーム61とキャブ9との間に
は、キャブ9の前後方向の振動を減衰するオイルダンパ
23と左右方向の振動を減衰するオイルダンパ25とが
設けられているから、キャブ9の残留振動をオイルダン
パ24,25によって減衰することができ、この残留振
動による共振現象を抑制することができる。
【0105】なお、第1の実施の形態では、固定ボルト
18によってキャブ9側に取付けられるスペーサ筒17
を利用し、上側フランジ16を介して積層ゴム13をキ
ャブ9側に支持した場合を例示したが、本発明はこれに
限らず、例えば、図5中に二点鎖線で示すように、上側
フランジ16をボルト61,61によってキャブ9側の
取付座11に固定する構成としてもよい。
【0106】また、各実施の形態では、積層ゴム13,
32,36を円筒状に形成した場合を例に挙げて説明し
たが、本発明はこれに限らず、例えば、積層ゴムを楕円
筒、長円筒、四角筒等の他の筒体として形成してもよ
い。
【0107】また、各実施の形態では、水平方向ストッ
パ21,44のストッパ筒21A,44Aに緩衝ゴム2
2,45を設けた場合を例示したが、これに替えて、緩
衝ゴムをスペーサ筒17,40,58に固着して設ける
構成としてもよい。
【0108】また、各実施の形態では、第1のオイルダ
ンパ23、第2のオイルダンパ25を2本ずつ設けた場
合を例示したが、第1のオイルダンパ、第2のオイルダ
ンパを1本または3本以上設けてもよい。
【0109】さらに、各実施の形態では、運転室付き建
設機械として油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本
発明はこれに限らず、例えばホイールローダ、油圧クレ
ーン等の他の運転室付き建設機械にも適用できるもので
ある。
【0110】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、フレームに前後方向または左右方向の振動が生じ
た場合には、この前後方向または左右方向の振動に対し
て積層ゴムを水平方向に大きく撓ませることにより、キ
ャブに振動が伝わるのを防止することができる。また、
積層ゴムによって上下方向への撓みを抑えることがで
き、キャブを水平方向に並進運動させることができる。
これにより、キャブにピッチングやローリングのような
大きな揺れが生じるのを防止することができ、キャブ内
でのオペレータの居住性や操作レバーの操作性等を向上
することができる。
【0111】さらに、積層ゴムを中空構造をなす筒状に
形成することにより、この筒状の積層ゴムによってキャ
ブを大きな支持面積で安定して支持することができるか
ら、キャブを円滑に並進運動させて、より一層乗り心地
を良好にすることができる。
【0112】請求項2の発明によれば、筒状の積層ゴム
内周側に形成される空間を利用して軸方向変位規制部材
を配設することができ、防振マウントの設置スペースを
有効に利用することができ、全体を小型化することがで
きる。そして、キャブが上方変位しようとした場合に
は、軸方向変位規制部材によって積層ゴムに引っ張り荷
重が働くのを規制することができ、積層ゴムの耐久性を
向上することができる。
【0113】請求項3の発明によれば、フレームに対し
てキャブが上向きに大きく変位しようとした場合には、
突出体の下端側に設けられたストッパによって積層ゴム
に引っ張り荷重が働くのを規制することができる。これ
により、積層ゴムの破損を防止して、耐久性を向上する
ことができる上に、もしも、積層ゴムが破損した場合で
も、キャブをフレーム上に保持することができ、信頼性
を高めることができる。
【0114】請求項4の発明によれば、フレームに前後
方向または左右方向の振動が生じた場合には、この前後
方向または左右方向の振動に対して上側積層ゴム、下側
積層ゴムを水平方向に大きく撓ませることにより、キャ
ブに振動が伝わるのを防止することができる。また、上
側積層ゴム、下側積層ゴムによって上下方向への撓みを
抑えることができ、キャブを水平方向に並進運動させる
ことができる。これにより、キャブにピッチングやロー
リングのような大きな揺れが生じるのを防止することが
でき、キャブ内でのオペレータの居住性や操作レバーの
操作性等を向上することができる。
【0115】さらに、上側積層ゴム、下側積層ゴムを中
空構造をなす筒状に形成することにより、これらの筒状
の積層ゴムによってキャブを大きな支持面積で安定して
支持することができるから、キャブを円滑に並進運動さ
せて、より一層乗り心地を良好にすることができる。
【0116】一方、キャブが上下方向に振動を生じた場
合には、いずれかの積層ゴムへの圧縮荷重が初期状態よ
りも大きく働くようになり、他方の積層ゴムは弾性によ
って延びを生じるだけであるから、積層ゴムに引っ張り
荷重が働くのを規制することができ、積層ゴムの破損を
防止して、信頼性を向上することができる。
【0117】請求項5の発明によれば、フレームに対し
てキャブが水平方向に大きく変位しようとした場合に
は、水平方向変位規制部材によってキャブの変位を規制
することができるから、大きな変位による積層ゴムの過
剰な撓みを防止することができ、積層ゴムの破損を防止
して、寿命を延ばすことができる。
【0118】請求項6の発明によれば、突出体を水平方
向変位規制部材の相手側部材として利用することがで
き、構成を簡略化することができる。また、フレームに
対してキャブが水平方向に大きく変位しようとした場合
には、水平方向変位規制部材を突出体に当接させてキャ
ブの変位を規制することができるから、大きな変位によ
る積層ゴムの過剰な撓みを防止することができ、積層ゴ
ムの破損を防止して、寿命を延ばすことができる。
【0119】請求項7の発明によれば、キャブの振動に
よって撓みを生じた積層ゴムが、復元するときの弾性力
によって残留振動を生じた場合には、この残留振動をオ
イルダンパによって減衰することができ、残留振動によ
る共振現象を抑制することができ、運転室内の居住性等
を向上することができる。しかも、キャブの振動の多く
は水平方向に生じるから、水平方向に延びるように配設
したオイルダンパによってこの水平方向の振動を効率良
く減衰して、より一層乗り心地を良好にすることができ
る。
【0120】請求項8の発明によれば、上下方向の振動
に対しては、各薄鋼環状板によって剛性を大きくするこ
とができ、また、水平方向の振動に対しては、各薄鋼環
状板間のゴム筒を変形させて剛性を小さくし、大きく撓
ませることができ、キャブを水平方向に並進運動させ
て、居住性を向上することができる。
【0121】請求項9の発明によれば、旋回体の底部を
構成するメインフレーム上に防振マウントを介してキャ
ブを支持する構成としたから、走行時、掘削作業時にメ
インフレームが振動したときに、このメインフレームの
振動がキャブに伝わるのを防振マウントによって抑える
ことができる。
【0122】請求項10の発明によれば、メインフレー
ム上に設けられたベッドフレーム上に防振マウントを介
してキャブを支持する構成としたから、走行時、掘削作
業時にメインフレームからの振動によってベッドフレー
ムが大きく振動したとしても、このベッドフレームの振
動がキャブに伝わるのを防振マウントによって抑えるこ
とができ、ベッドフレーム上にキャブが設けられた大型
の建設機械においても、運転室内の居住性を向上させ、
操作レバー等の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるローダバケッ
ト式の大型の油圧ショベルを示す全体図である。
【図2】第1の実施の形態による防振マウント、第1の
オイルダンパをベッドフレーム、キャブと共に拡大して
示す一部破断の外観図である。
【図3】防振マウント、第1のオイルダンパ、第2のオ
イルダンパ等を示す図2中の矢示 III−III 方向からみ
た断面図である。
【図4】オイルダンパを拡大して示す要部拡大断面図で
ある。
【図5】防振マウントを拡大して示す縦断面図である。
【図6】図5に示す防振マウントを矢示VI−VI方向から
みた横断面図である。
【図7】防振マウントの積層ゴムが水平方向に撓んだ状
態を示す図5と同様位置からみた縦断面図である。
【図8】ベッドフレームが前後方向に振動した状態を示
す動作説明図である。
【図9】第2の実施の形態による防振マウントを図5と
同様位置からみた縦断面図である。
【図10】防振マウントの上側積層ゴム、下側積層ゴム
が水平方向に撓んだ状態を示す縦断面図である。
【図11】第3の実施の形態による防振マウントを図5
と同様位置からみた縦断面図である。
【図12】第4の実施の形態による防振マウント、第1
のオイルダンパをメインフレーム、キャブと共に拡大し
て示す一部破断の外観図である。
【図13】防振マウント、第1のオイルダンパ、第2の
オイルダンパ等を示す図2中の矢示XIII−XIII方向から
みた断面図である。
【図14】従来技術によるキャブがピッチングを生じた
状態を示す動作説明図である。
【符号の説明】
2 上部旋回体(建設機械) 3,61 メインフレーム 5 ベッドフレーム 5A 運転室設置板(支持プレート) 6 運転室 9 キャブ 12,31,51 防振マウント 13 積層ゴム 13A,32A,36A ゴム筒 13B,32B,36B 薄鋼環状円板(薄鋼環状板) 17,40,58 スペーサ筒(突出体) 20 軸方向ストッパ(軸方向変位規制部材) 21,44 水平方向ストッパ(水平方向変位規制部
材) 23 第1のオイルダンパ 25 第2のオイルダンパ 32 上側積層ゴム 36 下側積層ゴム 64,65 支持プレート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械のフレームに設けられた支持プ
    レートと、前記フレームの支持プレート上に配設され運
    転室を画成するキャブと、前記フレームの支持プレート
    とキャブとの間に設けられ前記キャブをフレームに対し
    て弾性的に支持する複数の防振マウントとを備えてなる
    運転室付き建設機械において、 前記各防振マウントは中空構造をなし、軸方向両端側が
    前記フレームの支持プレートとキャブとに固定される筒
    状の積層ゴムにより構成し、前記積層ゴムは上下方向の
    振動に対する剛性を大きくし、水平方向の振動に対する
    剛性を小さくする構成としたことを特徴とする運転室付
    き建設機械。
  2. 【請求項2】 前記筒状をなす積層ゴムの内周側には、
    前記キャブの上方変位によって前記積層ゴムに軸方向の
    引っ張り荷重が働くのを規制する軸方向変位規制部材を
    設けてなる請求項1に記載の運転室付き建設機械。
  3. 【請求項3】 前記軸方向変位規制部材は、上端側が前
    記キャブ側に固定され、下端側が前記フレームの支持プ
    レートから軸方向下向きに突出した突出体と、前記突出
    体の下端側に設けられ、前記積層ゴムに引っ張り荷重が
    働くのを規制するストッパとから構成してなる請求項2
    に記載の運転室付き建設機械。
  4. 【請求項4】 建設機械のフレームに設けられた支持プ
    レートと、前記フレームの支持プレート上に配設され運
    転室を画成するキャブと、前記フレームの支持プレート
    とキャブとの間に設けられ前記キャブをフレームに対し
    て弾性的に支持する複数の防振マウントとを備えてなる
    運転室付き建設機械において、 前記各防振マウントは、前記フレームの支持プレートと
    キャブとの間に圧縮方向の初期荷重を付与した状態で取
    付けられる筒状の上側積層ゴムと、上端側が前記キャブ
    に固定され、下端側が前記上側積層ゴム及び支持プレー
    トを軸方向に貫通して下向きに突出した突出体と、前記
    支持プレートの下側に位置して前記突出体を径方向外側
    から取り囲み、前記支持プレートと突出体の下端側との
    間に圧縮方向の初期荷重が付与された状態で取付けられ
    る筒状の下側積層ゴムとから構成したことを特徴とする
    運転室付き建設機械。
  5. 【請求項5】 前記積層ゴムの内周側には、前記キャブ
    がフレームに対して水平方向に相対変位するのを一定の
    範囲内で規制する水平方向変位規制部材を設けてなる請
    求項1,2,3または4に記載の運転室付き建設機械。
  6. 【請求項6】 前記フレームの支持プレートには、前記
    積層ゴムの内周側に位置して前記突出体を径方向外側か
    ら取り囲み、前記キャブがフレームに対して水平方向に
    大きく変位するのを前記突出体に当接して規制する水平
    方向変位規制部材を設けてなる2,3または4に記載の
    運転室付き建設機械。
  7. 【請求項7】 前記フレームとキャブとの間には、水平
    方向に延びて前記フレームとキャブとを連結し、キャブ
    の振動を減衰するオイルダンパを設けてなる請求項1,
    2,3,4,5または6に記載の運転室付き建設機械。
  8. 【請求項8】 前記積層ゴムは、上下方向に一定の間隔
    をもって複数枚の薄鋼環状板を平行多段に配置したゴム
    筒により構成してなる請求項1,2,3,4,5,6ま
    たは7に記載の運転室付き建設機械。
  9. 【請求項9】 前記フレームは、旋回体の底部を構成す
    るメインフレームであり、前記キャブは前記各防振マウ
    ントを介して前記メインフレーム上に支持する構成とし
    てなる請求項1,2,3,4,5,6,7または8に記
    載の運転室付き建設機械。
  10. 【請求項10】 前記フレームは、旋回体の底部を構成
    するメインフレームと、前記メインフレームに上下方向
    に伸長して設けられたベッドフレームとからなり、前記
    キャブは前記各防振マウントを介して前記ベッドフレー
    ム上に支持する構成としてなる請求項1,2,3,4,
    5,6,7または8に記載の運転室付き建設機械。
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