JPH11222551A - ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物及び採血管用管体 - Google Patents

ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物及び採血管用管体

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JPH11222551A
JPH11222551A JP10025765A JP2576598A JPH11222551A JP H11222551 A JPH11222551 A JP H11222551A JP 10025765 A JP10025765 A JP 10025765A JP 2576598 A JP2576598 A JP 2576598A JP H11222551 A JPH11222551 A JP H11222551A
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JP
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polyethylene terephthalate
terephthalate resin
tube
blood collection
resin composition
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JP10025765A
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English (en)
Inventor
Tomitaro Hara
富太郎 原
Takeshi Nakachi
健 仲地
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Sekisui Chemical Co Ltd
Tokuyama Sekisui Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Tokuyama Sekisui Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスバリヤー性が高く、耐衝撃性等の機械的
強度に優れ、溶出物が少ない成形品を得ることができる
と共に、成形時の流動性が向上されたポリエチレンテレ
フタレート樹脂組成物、射出成形用ポリエチレンテレフ
タレート樹脂組成物、採血管用管体用ポリエチレンテレ
フタレート樹脂組成物、及び該組成物を用いて得られる
採血管用管体を提供する。 【解決手段】 極限粘度が0.65〜1.10であるポ
リエチレンテレフタレート樹脂Aと、極限粘度が0.5
0以上0.65未満であるポリエチレンテレフタレート
樹脂の少なくとも一種Bとの混合物であり、極限粘度が
0.55〜0.70であるポリエチレンテレフタレート
樹脂組成物。上記ポリエチレンテレフタレート樹脂組成
物を射出成形して得られる採血管用管体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、採血管用
管体のような管体を射出成形によって得るのに適したポ
リエチレンテレフタレート樹脂組成物、射出成形用ポリ
エチレンテレフタレート樹脂組成物、採血管用管体用ポ
リエチレンテレフタレート樹脂組成物及び採血管用管体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、血液検査を行うための採血に
際して、例えば、一端が開口し他端が閉塞する管状体か
らなる採血管用管体の開口部に栓体が気密状態に嵌合さ
れており、かつ該管体内部が減圧状態にされている真空
採血管が使用されている(例えば、特開昭62−227
316号公報)。
【0003】上記採血管用管体には、ガスバリヤー性が
高いこと、耐衝撃性等の機械的強度に優れること、溶出
物が少ないことなどの物理的及び化学的特性が要求さ
れ、素材としては、例えば、ポリエチレンテレフタレー
ト系樹脂等が用いられる(特開昭61−176327号
公報)。上記管体の製造は、通常、射出成形により行わ
れている。一般に、射出成形では樹脂の流動性が成形条
件に大きく影響するが、ポリエチレンテレフタレート系
樹脂は粘度が高いため成形時の流動性が低く、生産数の
増加のための多数個取り(1ショットで複数個の成形品
を得ること)を行い難いという問題がある。そこで、樹
脂の流動性の向上方法が種々提案されている。
【0004】樹脂の流動性向上のための提案としては、
ポリエチレンテレフタレート系樹脂の製造時にジエチレ
ングリコールなどの滑剤的な性質を示すモノマーを一部
添加する方法があるが、この場合は、得られた成形品を
血液と接触する用途に用いた際に、ジエチレングリコー
ル由来の有機物が血液中に溶出し、血液検査結果に影響
を与えることがあるという問題がある。
【0005】また、ポリエチレンテレフタレートとポリ
エチレンイソフタレート共重合体との混合物を用いる方
法(特開平2−45040号公報)も提案されている
が、この場合は、得られた成形品の耐衝撃強度が著しく
低下するという問題がある。
【0006】また、使用する樹脂の分子量を低くするこ
とも考えられるが、この場合は、樹脂が結晶化し易くな
り成形時に白化するという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的は、ガスバリヤ
ー性が高く、耐衝撃性等の機械的強度に優れ、溶出物が
少ない成形品を得ることができると共に、成形時の流動
性が向上されたポリエチレンテレフタレート樹脂組成
物、射出成形用ポリエチレンテレフタレート樹脂組成
物、採血管用管体用ポリエチレンテレフタレート樹脂組
成物、及び該組成物を用いて得られる採血管用管体を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物は、極限粘度が
0.65〜1.10であるポリエチレンテレフタレート
樹脂Aと、極限粘度が0.50以上0.65未満である
ポリエチレンテレフタレート樹脂の少なくとも一種Bと
の混合物であり、極限粘度が0.55〜0.70である
ことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2記載のポリエチレンテレ
フタレート樹脂組成物は、ポリエチレンテレフタレート
樹脂Aが共重合成分を0〜10mol%含み、ポリエチ
レンテレフタレート樹脂Bが共重合成分を0〜20mo
l%含み、混合物が共重合成分を0〜10mol%含む
ことを特徴とする請求項1記載のポリエチレンテレフタ
レート樹脂組成物である。
【0010】本発明の射出成形用ポリエチレンテレフタ
レート樹脂組成物は、請求項1又は2記載のポリエチレ
ンテレフタレート樹脂組成物からなることを特徴とす
る。
【0011】本発明の採血管用管体用ポリエチレンテレ
フタレート樹脂組成物は、請求項1〜3のいずれかに記
載のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物からなるこ
とを特徴とする。
【0012】本発明の採血管用管体は、請求項1〜4の
いずれかに記載のポリエチレンテレフタレート樹脂組成
物を射出成形して得られることを特徴とする。
【0013】以下、本発明を詳細に説明する。本発明者
らは、その成形品が採血管用管体(以下、管体という)
として要求される物性(ガスバリヤー性、耐衝撃性、低
溶出性)を満たしているが極限粘度が高いため成形時の
流動性が低いポリエチレンテレフタレート樹脂Aと、極
限粘度が低く成形時の流動性が高いポリエチレンテレフ
タレート樹脂Bとを配合し、その混合物の極限粘度が
0.55〜0.70である組成物が、管体として必要な
物性を維持していると共に、成形時の流動性が高いこと
を見いだし、本発明を完成させた。
【0014】本発明でいう極限粘度とは、溶媒の粘度を
η0 、濃度c(g/100ml)の溶液の粘度をηとし
たとき、(η−η0 )/η0 で表される比粘度ηspと濃
度cとの比ηsp/cを濃度0に外挿して求められる値を
いい、一般に〔η〕で表されるものである。本発明にお
いては、〔η〕は、パラキシレン中で25℃で測定され
たものを指し、この値を、以下、IV値ということにす
る。
【0015】本発明の組成物に用いられるポリエチレン
テレフタレート樹脂Aは、IV値が0.65〜1.10
に限定され、好ましくは0.65〜0.80である。ポ
リエチレンテレフタレート樹脂Aは、共重合成分を含ま
なくとも、含んでもよく、共重合成分濃度としては0〜
10mol%が好ましく、0.01〜10mol%がよ
り好ましく、0.01〜3mol%が特に好ましい。さ
らに、ポリエチレンテレフタレート樹脂Aは、ジエチレ
ングリコールをポリマー鎖中に含まなくとも、含んでも
よく、ジエチレングリコール濃度としては0〜2mol
%が好ましく、0.001〜2mol%がより好まし
く、0.01〜1mol%が特に好ましい。
【0016】本発明の組成物に用いられるポリエチレン
テレフタレート樹脂Bは、以下の条件を満たすポリエチ
レンテレフタレート樹脂から選ばれる少なくとも一種で
ある。すなわち、IV値が0.50以上0.65未満に
限定され、好ましくは0.55〜0.60である。この
ポリエチレンテレフタレート樹脂は、共重合成分を含ま
なくとも、含んでもよく、共重合成分濃度としては0〜
20mol%が好ましく、0.01〜20mol%がよ
り好ましく、0.01〜10mol%が特に好ましい。
さらに、このポリエチレンテレフタレート樹脂は、ジエ
チレングリコールをポリマー鎖中に含まなくとも、含ん
でもよく、ジエチレングリコール濃度としては0〜2m
ol%が好ましく、0.001〜2mol%がより好ま
しく、0.01〜1mol%が特に好ましい。
【0017】本発明の組成物は、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂Aとポリエチレンテレフタレート樹脂Bとの
混合物であるが、そのIV値は、分子量に依存するとこ
ろが大きく、IV値が小さくなると成形品に白化が生じ
易くなり、大きくなると成形時の流動性が低くなるの
で、0.55〜0.70に限定され、好ましくは0.6
0〜0.65である。この混合物は、共重合成分を含ま
なくとも、含んでもよく、共重合成分濃度としては0〜
10mol%が好ましく、0.01〜10mol%がよ
り好ましく、0.01〜3mol%が特に好ましい。さ
らに、この混合物は、ジエチレングリコールをポリマー
鎖中に含まなくとも、含んでもよく、ジエチレングリコ
ール濃度としては0〜2mol%が好ましく、0.00
1〜2mol%がより好ましく、0.01〜1.1mo
l%が特に好ましい。なお、混合物の場合、上記の共重
合成分濃度(又はジエチレングリコール濃度)とは、混
合物を構成する各成分の共重合成分の濃度(又はジエチ
レングリコール濃度)に、その各成分の混合物中の含有
率を乗じて得られる値の総和をいう。
【0018】本発明の組成物において、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂A、ポリエチレンテレフタレート樹脂
B及び混合物中の、共重合成分濃度が上記の好ましい範
囲を超えると、本発明の組成物を成形して得られる成形
品の耐衝撃強度が低下してくる。
【0019】上記共重合成分としては、テレフタル酸以
外のジカルボン酸又はエチレングリコール以外のグリコ
ールであれば、特に限定されるわけではないが、例え
ば、ジカルボン酸としては、イソフタル酸、ジフェニル
エーテル−4,4・ジカルボン酸、ナフタリン−1,4
又は2,6・ジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸;
シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ウンデ
カジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸;ヘキサヒド
ロテレフタル酸等の脂環族ジカルボン酸などが挙げら
れ、グリコールとしては、プロピレングリコール、1,
4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコールなどの脂
肪族グリコール;シクロヘキサンジメタノール等の脂環
族グリコール;ビスフェノール等の芳香族ジヒドロキシ
化合物などが挙げられる。
【0020】本発明の組成物において、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂A、ポリエチレンテレフタレート樹脂
B及び混合物中の、ジエチレングリコール濃度が上記の
好ましい範囲を超えると、本発明の組成物を成形して得
られる成形品を血液と接触する用途に使用すると、血液
中にジエチレングリコール由来の有機物が溶出し、血液
検査結果に影響を与えることがある。
【0021】本発明の組成物において、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂A及びポリエチレンテレフタレート樹
脂Bの配合割合は、得られた混合物の極限粘度が0.5
5〜0.70になるような割合であれば、特に限定され
ない。
【0022】本発明の射出成形用ポリエチレンテレフタ
レート樹脂組成物は、請求項1又は2記載のポリエチレ
ンテレフタレート樹脂組成物からなることを特徴とす
る。
【0023】本発明の採血管用管体用ポリエチレンテレ
フタレート樹脂組成物は、請求項1〜3のいずれかに記
載のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物からなるこ
とを特徴とする。
【0024】また、本発明の採血管用管体は、請求項1
〜4のいずれかに記載のポリエチレンテレフタレート樹
脂組成物を射出成形して得られることを特徴とする。
【0025】
【作用】本発明の組成物は、成形品が管体として要求さ
れる物性(ガスバリヤー性、耐衝撃性、低溶出性)を満
たしているが極限粘度が0.65〜1.10と高いため
成形時の流動性が低いポリエチレンテレフタレート樹脂
Aと、極限粘度が0.50以上0.65未満と低く成形
時の流動性が高いポリエチレンテレフタレート樹脂Bと
が配合され、その混合物の極限粘度が0.55〜0.7
0とされているので、管体として必要な上記の物性が維
持されると共に、成形時の流動性が高くなる。
【0026】本発明の組成物において、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂Aが共重合成分を0〜10mol%含
み、ポリエチレンテレフタレート樹脂Bが共重合成分を
0〜20mol%含み、混合物が共重合成分を0〜10
mol%含むようにされると、本発明の組成物を成形し
て得られる管体などの成形物の耐衝撃強度の低下が特に
少ない。
【0027】また、本発明の組成物と、従来の技術の項
で挙げたポリエチレンテレフタレートとポリエチレンイ
ソフタレート共重合体との混合物を用いた組成物(特開
平2−45040号公報記載のもの。ポリエチレンイソ
フタレート共重合体を配合することを特徴とし、その配
合量として5〜95重量%としている)との違いは、本
発明の組成物では、上記のように、特定の極限粘度範囲
のポリエチレンテレフタレート樹脂Aと、特定の極限粘
度範囲のポリエチレンテレフタレート樹脂Bとを配合し
特定の極限粘度範囲の組成物としている点にある。ま
た、本発明の組成物でも、請求項2記載のように、ポリ
エチレンイソフタレート共重合体が使用可能であるが、
通常、ポリエチレンイソフタレート共重合体を配合する
と耐衝撃強度が著しく低下するため、請求項2記載の発
明では共重合成分濃度を10mol%以下(好ましくは
3mol%以下)とし、耐衝撃強度の低下が比較的少な
い範囲に限定している(なお、テレフタレートとイソフ
タレートは置換基の位置が異なるだけで分子量は同一で
あるため、重量%とモル%は等しくなる)。
【0028】また、本発明の組成物と、従来の技術の項
で挙げた使用する樹脂の分子量を低くした組成物との違
いは、本発明の組成物では高分子量のポリエチレンテレ
フタレート樹脂(すなわち、IV値の高い樹脂)と低分
子量のポリエチレンテレフタレート樹脂(すなわち、I
V値の低い樹脂)とが混合されている点にあり、このた
め、本発明の組成物を成形すると、低分子量のポリエチ
レンテレフタレート樹脂単独で成形した際に発生する成
形品の白化が防止されている。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を説明す
る。以下の実施例及び比較例で使用したポリエチレンテ
レフタレート系樹脂は、表1に示した樹脂a、樹脂b、
樹脂c、樹脂d、樹脂e及び樹脂fであり、樹脂aと樹
脂eはポリエチレンテレフタレート樹脂Aに相当し、樹
脂b、樹脂c及び樹脂dはポリエチレンテレフタレート
樹脂Bに相当する。
【0030】
【表1】
【0031】(実施例1)ポリエチレンテレフタレート
樹脂Aとして樹脂a75重量%、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂Bとして樹脂b25重量%となるように混合
して、表2に示した通りのIV値、共重合成分濃度、ジ
エチレングリコール濃度のポリエチレンテレフタレート
樹脂組成物を得た。得られたポリエチレンテレフタレー
ト樹脂組成物を用い、住友重機社製350トン射出成形
機を用いて、外径16mm×長さ100mmの真空採血
管用管体を1ショット、32個取りで成形した。上記成
形時の成形性を評価し表2に示した。また、得られた真
空採血管用管体の耐衝撃強度を、JIS K 7211
に準じて測定し、50%破壊エネルギー(E50、単位
J)を表2に示した。
【0032】(比較例1)ポリエチレンテレフタレート
樹脂Aのみを用いた他は、実施例1と同様にして真空採
血管用管体を成形し、その成形性の評価、及び得られた
真空採血管用管体の耐衝撃強度を表2に示した。
【0033】(比較例2)ポリエチレンテレフタレート
樹脂Bのみを用いた他は、実施例1と同様にして真空採
血管用管体を成形し、その成形性の評価、及び得られた
真空採血管用管体の耐衝撃強度を表2に示した。
【0034】
【表2】
【0035】(実施例2)ポリエチレンテレフタレート
樹脂Aとして樹脂a75重量%、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂Bとして樹脂b15重量%及び樹脂c10重
量%となるように混合して、表3に示した通りのIV
値、共重合成分濃度、ジエチレングリコール濃度のポリ
エチレンテレフタレート樹脂組成物を得た。得られたポ
リエチレンテレフタレート樹脂組成物を用い、実施例1
と同様にして真空採血管用管体を成形し、その成形性の
評価、及び得られた真空採血管用管体の耐衝撃強度を表
3に示した。
【0036】(比較例3)ポリエチレンテレフタレート
樹脂Aのみを用いた他は、実施例2と同様にして真空採
血管用管体を成形し、その成形性の評価、及び得られた
真空採血管用管体の耐衝撃強度を表3に示した。
【0037】(比較例4)ポリエチレンテレフタレート
樹脂Bのうちの樹脂bのみを用いた(ポリエチレンテレ
フタレート樹脂Aも使用せず)他は、実施例2と同様に
して真空採血管用管体を成形し、その成形性の評価、及
び得られた真空採血管用管体の耐衝撃強度を表3に示し
た。
【0038】(比較例5)ポリエチレンテレフタレート
樹脂Bのうちの樹脂cのみを用いた(ポリエチレンテレ
フタレート樹脂Aも使用せず)他は、実施例2と同様に
して真空採血管用管体を成形し、その成形性の評価、及
び得られた真空採血管用管体の耐衝撃強度を表3に示し
た。
【0039】
【表3】
【0040】(実施例3)ポリエチレンテレフタレート
樹脂Aとして樹脂a90重量%、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂Bとして樹脂d10重量%となるように混合
して、表4に示した通りのIV値、共重合成分濃度、ジ
エチレングリコール濃度のポリエチレンテレフタレート
樹脂組成物を得た。得られたポリエチレンテレフタレー
ト樹脂組成物を用い、日立鋼機社製220トン射出成形
機を用いて、外径15mm×長さ75mmの真空採血管
用管体を1ショット、64個取りで成形した。上記成形
時の成形性を評価し表4に示した。また、得られた真空
採血管用管体の耐衝撃強度を、実施例1と同様にして測
定し、50%破壊エネルギー(E50、単位J)を表4
に示した。
【0041】(比較例6)ポリエチレンテレフタレート
樹脂Aのみを用いた他は、実施例3と同様にして真空採
血管用管体を成形し、その成形性の評価、及び得られた
真空採血管用管体の耐衝撃強度を表4に示した。
【0042】(比較例7)ポリエチレンテレフタレート
樹脂Bのみを用いた他は、実施例3と同様にして真空採
血管用管体を成形し、その成形性の評価、及び得られた
真空採血管用管体の耐衝撃強度を表4に示した。
【0043】
【表4】
【0044】(実施例4)ポリエチレンテレフタレート
樹脂Aとして樹脂e95重量%、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂Bとして樹脂c5重量%となるように混合し
て、表5に示した通りのIV値、共重合成分濃度、ジエ
チレングリコール濃度のポリエチレンテレフタレート樹
脂組成物を得た。得られたポリエチレンテレフタレート
樹脂組成物を用い、住友重機社製350トン射出成形機
を用いて、外径16mm×長さ100mmの採尿管用ス
ピッツを1ショット、24個取りで成形した。上記成形
時の成形性を評価し表5に示した。また、得られた採尿
管用スピッツの耐衝撃強度を、実施例1と同様にして測
定し、50%破壊エネルギー(E50、単位J)を表5
に示した。
【0045】(比較例8)ポリエチレンテレフタレート
樹脂Aのみを用いた他は、実施例4と同様にして採尿管
用スピッツを成形し、その成形性の評価、及び得られた
採尿管用スピッツの耐衝撃強度を表5に示した。
【0046】(比較例9)ポリエチレンテレフタレート
樹脂Bのみを用いた他は、実施例4と同様にして採尿管
用スピッツを成形し、その成形性の評価、及び得られた
採尿管用スピッツの耐衝撃強度を表5に示した。
【0047】
【表5】
【0048】(比較例10)ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂fを用い、日立鋼機社製220トン射出成形機を
用いて、外径15mm×長さ75mmの真空採血管用管
体を1ショット、64個取りで成形した。この真空採血
管用管体に健常人の血液3.6ccを採取し、これに抗
凝固剤として3.13重量%クエン酸ナトリウム水溶液
0.4ccを加え、凝固・線溶検査を行った。同様の試
験をシリコーン被覆したガラス管製真空採血管用管体に
おいても行い、それぞれの検査値を比較した。その結
果、樹脂f製採血管用管体ではジエチレングリコールの
溶出が認められた。
【0049】(比較例11)共重合成分としてイソフタ
ル酸が25mol%含まれるポリエチレンテレフタレー
ト樹脂(分子量:約35000。ジエチレングリコール
濃度:全グリコール成分に対し1mol%)を射出成形
することにより得られた採血管用管体を、実施例1と同
様の方法で耐衝撃試験したところ、耐衝撃強度は0.3
7Jであった。
【0050】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のポリエチレンテ
レフタレート樹脂組成物の構成は、上述の通りであり、
本発明の組成物によれば、ガスバリヤー性が高く、耐衝
撃性等の機械的強度に優れ、溶出物が少ない成形品を得
ることができると共に、成形時の流動性が向上されてい
るので成形品を生産性よく得ることができる。
【0051】本発明の請求項2記載のポリエチレンテレ
フタレート樹脂組成物の構成は、上述の通りであり、本
発明の組成物によれば、ガスバリヤー性が高く、耐衝撃
性等の機械的強度により一層優れ、溶出物が少ない成形
品を得ることができると共に、成形時の流動性が向上さ
れているので成形品を生産性よく得ることができる。
【0052】本発明の射出成形用ポリエチレンテレフタ
レート樹脂組成物の構成は、上述の通りであり、本発明
の組成物によれば、ガスバリヤー性が高く、耐衝撃性等
の機械的強度に優れ、溶出物が少ない射出成形品を得る
ことができると共に、成形時の流動性が向上されている
ので射出成形品を生産性よく得ることができる。
【0053】本発明の採血管用管体用ポリエチレンテレ
フタレート樹脂組成物の構成は、上述の通りであり、本
発明の組成物によれば、ガスバリヤー性が高く、耐衝撃
性等の機械的強度に優れ、溶出物が少ない採血管用管体
を得ることができると共に、成形時の流動性が向上され
ているので採血管用管体を生産性よく得ることができ
る。
【0054】本発明の採血管用管体の構成は、上述の通
りであり、本採血管用管体は、ガスバリヤー性が高く、
耐衝撃性等の機械的強度に優れ、溶出物が少ないもので
あると共に、射出成形により生産性よく得られるもので
ある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 23:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極限粘度が0.65〜1.10であるポ
    リエチレンテレフタレート樹脂Aと、極限粘度が0.5
    0以上0.65未満であるポリエチレンテレフタレート
    樹脂の少なくとも一種Bとの混合物であり、極限粘度が
    0.55〜0.70であることを特徴とするポリエチレ
    ンテレフタレート樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 ポリエチレンテレフタレート樹脂Aが共
    重合成分を0〜10mol%含み、ポリエチレンテレフ
    タレート樹脂Bが共重合成分を0〜20mol%含み、
    混合物が共重合成分を0〜10mol%含むことを特徴
    とする請求項1記載のポリエチレンテレフタレート樹脂
    組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のポリエチレンテレ
    フタレート樹脂組成物からなることを特徴とする射出成
    形用ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のポリエ
    チレンテレフタレート樹脂組成物からなることを特徴と
    する採血管用管体用ポリエチレンテレフタレート樹脂組
    成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のポリエ
    チレンテレフタレート樹脂組成物を射出成形して得られ
    ることを特徴とする採血管用管体。
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CN106078465A (zh) * 2016-06-20 2016-11-09 苏州鱼跃医疗科技有限公司 采血管用模具型芯、其抛光方法及采血管成型方法
JP2019521194A (ja) * 2016-04-11 2019-07-25 ディーエーケー アメリカス,リミティド ライアビリティ カンパニー 低減したガス透過性を備えるポリエステル容器及びフィルム

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