JPH11233439A - 単結晶基板、単結晶薄膜及びその製造方法 - Google Patents
単結晶基板、単結晶薄膜及びその製造方法Info
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- JPH11233439A JPH11233439A JP10030029A JP3002998A JPH11233439A JP H11233439 A JPH11233439 A JP H11233439A JP 10030029 A JP10030029 A JP 10030029A JP 3002998 A JP3002998 A JP 3002998A JP H11233439 A JPH11233439 A JP H11233439A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単結晶基板の表面状態を従来よりも飛躍的に
安定化させる。また、単結晶薄膜の薄膜化に伴い、膜全
体に対して界面/表面の領域が大きな割合を占めるよう
になり、これらの影響により膜自体の性質が変化し、不
安定になる。この薄膜化にともなう性質の変化を抑制す
る。 【解決手段】 ダイヤモンド型の単結晶基板や単結晶薄
膜の表面の主要部を(111)シャフルセット面とす
る。これにより、表面領域の弾性定数がバルクと変わら
ず、物理的、化学的性質が極めて安定になる。シャフル
セット面の形成は、STMやMBE法を用いることがで
きる。
安定化させる。また、単結晶薄膜の薄膜化に伴い、膜全
体に対して界面/表面の領域が大きな割合を占めるよう
になり、これらの影響により膜自体の性質が変化し、不
安定になる。この薄膜化にともなう性質の変化を抑制す
る。 【解決手段】 ダイヤモンド型の単結晶基板や単結晶薄
膜の表面の主要部を(111)シャフルセット面とす
る。これにより、表面領域の弾性定数がバルクと変わら
ず、物理的、化学的性質が極めて安定になる。シャフル
セット面の形成は、STMやMBE法を用いることがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単結晶基板、単結
晶薄膜及びそれらの製造方法に関する。より詳しくは、
本発明は、シリコンなどからなる単結晶の基板または薄
膜を備え高性能且つ高集積化が可能な半導体装置やマイ
クロ・マシンなどの単結晶基板、単結晶薄膜及びその製
造方法に関する。
晶薄膜及びそれらの製造方法に関する。より詳しくは、
本発明は、シリコンなどからなる単結晶の基板または薄
膜を備え高性能且つ高集積化が可能な半導体装置やマイ
クロ・マシンなどの単結晶基板、単結晶薄膜及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンなどのダイヤモンド型の結晶構
造を有する単結晶基板を備えた装置として、半導体装置
やマイクロ・マシンなどに関する研究開発が広範に進め
られ、実用化が図られている。例えば、シリコン基板の
上に形成された半導体集積回路などの半導体装置は、集
積度や諸特性の向上を目指してますますの微細化が図ら
れている。また、シリコン基板の上に種々の構造物を形
成した「マイクロ・マシン」は、半導体プロセスを応用
して微細化が図られている。本願明細書においては、こ
のような、単結晶基板を備えた半導体装置やマイクロ・
マシンなどを総称して、「単結晶基板装置」と称する。
一方、シリコンなどのダイヤモンド型の結晶構造を有す
る単結晶薄膜も、半導体素子やマイクロ・マシンなどに
広く用いられている。例えば、半導体装置においては、
膜厚が数100オングストローム以下のシリコン薄膜が
形成され、能動層或いは活性層などとして用いられるこ
とが多い。また、ピエゾ・アクチュエータやマイクロモ
ータなどのいわゆる「マイクロ・マシン」においても、
シリコンなどの単結晶の薄膜部分が必要とされることが
多く、微細化が容易な半導体プロセス技術を利用して広
範に研究開発が進められている。本願明細書において
は、このような単結晶薄膜を備えた半導体装置やマイク
ロ・マシンなどを総称して、「単結晶薄膜装置」と称す
る。
造を有する単結晶基板を備えた装置として、半導体装置
やマイクロ・マシンなどに関する研究開発が広範に進め
られ、実用化が図られている。例えば、シリコン基板の
上に形成された半導体集積回路などの半導体装置は、集
積度や諸特性の向上を目指してますますの微細化が図ら
れている。また、シリコン基板の上に種々の構造物を形
成した「マイクロ・マシン」は、半導体プロセスを応用
して微細化が図られている。本願明細書においては、こ
のような、単結晶基板を備えた半導体装置やマイクロ・
マシンなどを総称して、「単結晶基板装置」と称する。
一方、シリコンなどのダイヤモンド型の結晶構造を有す
る単結晶薄膜も、半導体素子やマイクロ・マシンなどに
広く用いられている。例えば、半導体装置においては、
膜厚が数100オングストローム以下のシリコン薄膜が
形成され、能動層或いは活性層などとして用いられるこ
とが多い。また、ピエゾ・アクチュエータやマイクロモ
ータなどのいわゆる「マイクロ・マシン」においても、
シリコンなどの単結晶の薄膜部分が必要とされることが
多く、微細化が容易な半導体プロセス技術を利用して広
範に研究開発が進められている。本願明細書において
は、このような単結晶薄膜を備えた半導体装置やマイク
ロ・マシンなどを総称して、「単結晶薄膜装置」と称す
る。
【0003】半導体装置やマイクロ・マシンの微細化に
伴って、単結晶基板の表面状態が従来よりも重要な位置
を占めるようになっている。また、用いられる単結晶薄
膜の膜厚の下限も数10オングストローム以下に達し、
ますますの薄膜化が進んでいる。薄膜化に伴って重要と
なってくるのは、膜の表面あるいは他の部材との界面の
性質である。すなわち薄膜が薄くなればなるほど膜全体
に対して表面あるいは界面の領域が大きな割合を占める
ようになり、これらの影響により膜自体の性質が変化し
てしまう。たとえば量子的効果により電子が薄膜を透過
するいわゆるトンネル酸化膜などはその一例である。ま
た、その薄膜そのものが性質の変化を起こさない場合で
も、その薄膜と隣接する基板あるいは他の薄膜との界面
の性質が変化してしまえば、薄膜は著しくその影響を受
けてしまう。
伴って、単結晶基板の表面状態が従来よりも重要な位置
を占めるようになっている。また、用いられる単結晶薄
膜の膜厚の下限も数10オングストローム以下に達し、
ますますの薄膜化が進んでいる。薄膜化に伴って重要と
なってくるのは、膜の表面あるいは他の部材との界面の
性質である。すなわち薄膜が薄くなればなるほど膜全体
に対して表面あるいは界面の領域が大きな割合を占める
ようになり、これらの影響により膜自体の性質が変化し
てしまう。たとえば量子的効果により電子が薄膜を透過
するいわゆるトンネル酸化膜などはその一例である。ま
た、その薄膜そのものが性質の変化を起こさない場合で
も、その薄膜と隣接する基板あるいは他の薄膜との界面
の性質が変化してしまえば、薄膜は著しくその影響を受
けてしまう。
【0004】つまり、薄膜化にともない、薄膜は従来の
厚い膜とは異なった性質を有することが予想される。こ
のような現象が生ずると、薄膜が構造的に不安定になっ
たり、本来の期待される性質を持つことができず、例え
ば、薄膜の割れや欠けが多発したり、電気的な信頼性が
低下することが考えられる。また、単結晶基板において
も、その表面の状態が重要であり、シリコン基板表面に
おける転位やその他の欠陥を極力抑制することが望まし
い。
厚い膜とは異なった性質を有することが予想される。こ
のような現象が生ずると、薄膜が構造的に不安定になっ
たり、本来の期待される性質を持つことができず、例え
ば、薄膜の割れや欠けが多発したり、電気的な信頼性が
低下することが考えられる。また、単結晶基板において
も、その表面の状態が重要であり、シリコン基板表面に
おける転位やその他の欠陥を極力抑制することが望まし
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、いわゆる
ダイヤモンド型の結晶構造を有する単結晶の(111)
面の表面構造を定量的に解析することにより、その表面
の原子配列と薄膜の物性との間に極めて密接かつ臨界的
な関係が存在することを知得するに至った。その結果、
従来の単結晶基板及び単結晶薄膜が有する構造上の課題
を定量的に認識した。以下、この認識に基づく課題につ
いて、シリコンを一例として例示しつつ詳細に説明す
る。
ダイヤモンド型の結晶構造を有する単結晶の(111)
面の表面構造を定量的に解析することにより、その表面
の原子配列と薄膜の物性との間に極めて密接かつ臨界的
な関係が存在することを知得するに至った。その結果、
従来の単結晶基板及び単結晶薄膜が有する構造上の課題
を定量的に認識した。以下、この認識に基づく課題につ
いて、シリコンを一例として例示しつつ詳細に説明す
る。
【0006】従来の(111)面を主面とする単結晶シ
リコンの表面には、いわゆる「グライドセット面」と
「シャフルセット面」とがランダムに混在して存在して
いた。そして従来は、これらの面に起因する薄膜の物性
は明確には明らかにされておらず、その表面状態を積極
的に制御するという発想は無かった。
リコンの表面には、いわゆる「グライドセット面」と
「シャフルセット面」とがランダムに混在して存在して
いた。そして従来は、これらの面に起因する薄膜の物性
は明確には明らかにされておらず、その表面状態を積極
的に制御するという発想は無かった。
【0007】図7は、グライドセット面を表面に有する
シリコン単結晶薄膜の断面結晶構造を表す模式図であ
る。ここで、シリコンの[111]方向には、同図に符
号Aで例示した原子面間隔の狭い原子間結合部分と、符
号Bで例示した原子面間隔の広い原子間結合部分とが存
在する。「グライドセット面」とは、これらの原子間結
合のうちで、符号Aに対応する狭い原子間結合を切断し
て表面に現れた面をいう。グライドセット面の最表面に
現れているそれぞれのシリコン原子は、四面体配位を有
する4本の結合手のうちのおよそ3本の結合が切断さ
れ、残る一本の結合手によって第2層目のシリコン原子
によって支持された状態になっている。従って、グライ
ドセット面を構成する表面のシリコン原子は、物理的に
も化学的にも不安定な状態にある。実際には、グライド
セット面においては、シリコン原子が再配列を起こし
て、さらに煩雑な配置関係を有し、不安定な構造になっ
ている場合が多い。
シリコン単結晶薄膜の断面結晶構造を表す模式図であ
る。ここで、シリコンの[111]方向には、同図に符
号Aで例示した原子面間隔の狭い原子間結合部分と、符
号Bで例示した原子面間隔の広い原子間結合部分とが存
在する。「グライドセット面」とは、これらの原子間結
合のうちで、符号Aに対応する狭い原子間結合を切断し
て表面に現れた面をいう。グライドセット面の最表面に
現れているそれぞれのシリコン原子は、四面体配位を有
する4本の結合手のうちのおよそ3本の結合が切断さ
れ、残る一本の結合手によって第2層目のシリコン原子
によって支持された状態になっている。従って、グライ
ドセット面を構成する表面のシリコン原子は、物理的に
も化学的にも不安定な状態にある。実際には、グライド
セット面においては、シリコン原子が再配列を起こし
て、さらに煩雑な配置関係を有し、不安定な構造になっ
ている場合が多い。
【0008】本発明者は、シリコンのグライドセット面
の表層の弾性的性質を考えるために、分子動力学の手法
を用いて表層の平均弾性定数を求めた。シミュレーショ
ンに用いたポテンシャルはTersoff(J.Ter
soff、Phys.Rev.B38(1988)、p
p.9902)が提案したモデルであり、弾性定数が実
験値と一致するようにフィッテングした。また、弾性定
数の算出にはMartin(J.W.Martin、
J.Phys.C8(1975)、pp.2858)が
提案し、Vitek(I.Alber,J.L.Bas
sani..、Phil.Trans.R.Soc.L
ond.A339(1992)、pp.555)らによ
っても適用が行われている方法を用いた。
の表層の弾性的性質を考えるために、分子動力学の手法
を用いて表層の平均弾性定数を求めた。シミュレーショ
ンに用いたポテンシャルはTersoff(J.Ter
soff、Phys.Rev.B38(1988)、p
p.9902)が提案したモデルであり、弾性定数が実
験値と一致するようにフィッテングした。また、弾性定
数の算出にはMartin(J.W.Martin、
J.Phys.C8(1975)、pp.2858)が
提案し、Vitek(I.Alber,J.L.Bas
sani..、Phil.Trans.R.Soc.L
ond.A339(1992)、pp.555)らによ
っても適用が行われている方法を用いた。
【0009】表面から4層部分(6A(オングストロー
ム))の、弾性的に重要と思われる表面層部分の面内平
均弾性定数(C11,C12,C66=C1212)を求めると、
式(1)のようになり(式中の値は規格化したものであ
る)、式(2)に示すバルクの値と比べて非常に小さく
なることがわかった(ただし、i、jは整数である)。
すなわち、グライドセット面の表面層は、バルクよりも
「軟らかい」ことが分かった。
ム))の、弾性的に重要と思われる表面層部分の面内平
均弾性定数(C11,C12,C66=C1212)を求めると、
式(1)のようになり(式中の値は規格化したものであ
る)、式(2)に示すバルクの値と比べて非常に小さく
なることがわかった(ただし、i、jは整数である)。
すなわち、グライドセット面の表面層は、バルクよりも
「軟らかい」ことが分かった。
【0010】
【数1】 表面の安定性を測る尺度としてYip(J.Wang、
J.Li、S.Yip..、Phys.Rev.B52
(1995)、pp.12627)らによっても用いら
れている弾性定数の行列式S=det(Cijkl)を計算
すると、S=0.046となる。バルクについての値は
S=0.374であるため、グライドセット面の表面層
は安定性が著しく低下し、構造的に不安定であることが
わかった。
J.Li、S.Yip..、Phys.Rev.B52
(1995)、pp.12627)らによっても用いら
れている弾性定数の行列式S=det(Cijkl)を計算
すると、S=0.046となる。バルクについての値は
S=0.374であるため、グライドセット面の表面層
は安定性が著しく低下し、構造的に不安定であることが
わかった。
【0011】このような不安定な表面上に薄膜を形成す
る場合、不安定な界面が形成され、形成される薄膜自身
も不安定になることは明らかである。
る場合、不安定な界面が形成され、形成される薄膜自身
も不安定になることは明らかである。
【0012】次に、表面に(111)グライドセット面
の自由表面を持つシリコン薄膜を考え、その薄膜化に伴
う薄膜全体の弾性定数の変化について検討した。
の自由表面を持つシリコン薄膜を考え、その薄膜化に伴
う薄膜全体の弾性定数の変化について検討した。
【0013】図8は、(111)グライドセット面を自
由表面に有するシリコン薄膜の膜厚と弾性定数との関係
を示すグラフ図である。同図に示したように、薄膜の膜
厚が薄くなるに従って、特に膜厚50A(オングストロ
ーム)以下で弾性定数の著しい低下が起ってしまう。こ
れらは前述した不安定な表面状態の影響である。安定化
の指標であるdet(Cijkl)を膜厚37.6A([1
11]方向における原子配列の4周期分の距離)のもの
について求めるとS=0.300となり、薄膜としての
安定性に欠けることが分かった。ここで、安定性の指標
を表す別のパラメータとして、次式により表されるχが
ある。
由表面に有するシリコン薄膜の膜厚と弾性定数との関係
を示すグラフ図である。同図に示したように、薄膜の膜
厚が薄くなるに従って、特に膜厚50A(オングストロ
ーム)以下で弾性定数の著しい低下が起ってしまう。こ
れらは前述した不安定な表面状態の影響である。安定化
の指標であるdet(Cijkl)を膜厚37.6A([1
11]方向における原子配列の4周期分の距離)のもの
について求めるとS=0.300となり、薄膜としての
安定性に欠けることが分かった。ここで、安定性の指標
を表す別のパラメータとして、次式により表されるχが
ある。
【0014】
【数2】 ここで、Cbulkは、バルクのシリコンの弾性定数であ
る。図3に示した各データ点について、上式のχを計算
した結果、膜厚9.41A([111]方向の原子配列
の1周期分の距離)でχ=0.36554、膜厚18.
8A(2周期分の距離)でχ=0.20474、膜厚3
7.6A(4周期分の距離)でχ=0.11764、膜
厚75.3A(8周期分の距離)でχ=0.07610
であることが分かった。
る。図3に示した各データ点について、上式のχを計算
した結果、膜厚9.41A([111]方向の原子配列
の1周期分の距離)でχ=0.36554、膜厚18.
8A(2周期分の距離)でχ=0.20474、膜厚3
7.6A(4周期分の距離)でχ=0.11764、膜
厚75.3A(8周期分の距離)でχ=0.07610
であることが分かった。
【0015】ここで、構造安定性の目安として、χ<1
なる条件が用いられることが多い。従って、(111)
グライドセット面を自由表面に有するシリコン薄膜にお
いては、膜厚が50Aよりも薄くなると、構造的に不安
定になり問題を生ずることが多いことが分かった。
なる条件が用いられることが多い。従って、(111)
グライドセット面を自由表面に有するシリコン薄膜にお
いては、膜厚が50Aよりも薄くなると、構造的に不安
定になり問題を生ずることが多いことが分かった。
【0016】以上説明したように、従来の(111)シ
リコンの表面にランダムに存在していたグライドセット
面は、物理的、化学的に不安定であり、弾性定数が低
く、表面において再配列を生じやすいものであった。そ
の結果として、従来の(111)シリコンの薄膜は、膜
厚を薄くするほどグライドセット面の影響が強く表れ、
薄膜自身の物理的、化学的性質が不安定になるという問
題があった。
リコンの表面にランダムに存在していたグライドセット
面は、物理的、化学的に不安定であり、弾性定数が低
く、表面において再配列を生じやすいものであった。そ
の結果として、従来の(111)シリコンの薄膜は、膜
厚を薄くするほどグライドセット面の影響が強く表れ、
薄膜自身の物理的、化学的性質が不安定になるという問
題があった。
【0017】本発明は、かかる課題の認識に基づいてな
されたものである。すなわち、その目的は、シリコンな
どのダイヤモンド型の結晶構造を有する単結晶基板また
は単結晶薄膜を備え、基板の表面状態を従来よりも大幅
に改善し、また、膜厚が極めて薄い単結晶薄膜において
も、従来よりも飛躍的に改善された物性を有する独特の
構成を開示する単結晶基板、単結晶薄膜、及びこれらの
製造方法を提供することにある。
されたものである。すなわち、その目的は、シリコンな
どのダイヤモンド型の結晶構造を有する単結晶基板また
は単結晶薄膜を備え、基板の表面状態を従来よりも大幅
に改善し、また、膜厚が極めて薄い単結晶薄膜において
も、従来よりも飛躍的に改善された物性を有する独特の
構成を開示する単結晶基板、単結晶薄膜、及びこれらの
製造方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明による
単結晶基板は、ダイヤモンド型の結晶構造の単結晶から
なる基板を備え、前記基板の少なくとも一部が実質的に
(111)シャフルセット面により構成されていること
を特徴とし、シャフルセット面が物理的、化学的に極め
て安定であり従来よりも高性能で高集積化が可能な半導
体装置やマイクロマシンが実現できる。
単結晶基板は、ダイヤモンド型の結晶構造の単結晶から
なる基板を備え、前記基板の少なくとも一部が実質的に
(111)シャフルセット面により構成されていること
を特徴とし、シャフルセット面が物理的、化学的に極め
て安定であり従来よりも高性能で高集積化が可能な半導
体装置やマイクロマシンが実現できる。
【0019】または、本発明による単結晶基板は、ダイ
ヤモンド型の結晶構造の単結晶からなる基板と、前記基
板に形成されたゲート酸化膜と、を備え、前記基板と、
前記ゲート酸化膜とが接触する少なくとも一部分が(1
11)シャフルセット面により構成されていることを特
徴とし、従来よりも安定でゲート耐圧の高いFETとし
ての単結晶基板を実現できる。
ヤモンド型の結晶構造の単結晶からなる基板と、前記基
板に形成されたゲート酸化膜と、を備え、前記基板と、
前記ゲート酸化膜とが接触する少なくとも一部分が(1
11)シャフルセット面により構成されていることを特
徴とし、従来よりも安定でゲート耐圧の高いFETとし
ての単結晶基板を実現できる。
【0020】または、本発明による単結晶基板は、ダイ
ヤモンド型の結晶構造の単結晶からなる基板と、前記基
板の主面に形成されたpn接合部と、を備え、前記基板
と、前記pn接合部とが接触する少なくとも一部分が
(111)シャフルセット面により構成されていること
を特徴とし、従来よりも安定で、高集積化が容易なバイ
ポーラ・トランジスタやダイオードなどの半導体装置を
実現できる。
ヤモンド型の結晶構造の単結晶からなる基板と、前記基
板の主面に形成されたpn接合部と、を備え、前記基板
と、前記pn接合部とが接触する少なくとも一部分が
(111)シャフルセット面により構成されていること
を特徴とし、従来よりも安定で、高集積化が容易なバイ
ポーラ・トランジスタやダイオードなどの半導体装置を
実現できる。
【0021】一方、本発明の単結晶薄膜は、(111)
面を両面に形成し、前記(111)面がシャフルセット
面からなるダイヤモンド型の単結晶からなることを特徴
とし、従来よりも物理的、化学的に安定で高集積化が容
易な単結晶薄膜装置を実現できる。
面を両面に形成し、前記(111)面がシャフルセット
面からなるダイヤモンド型の単結晶からなることを特徴
とし、従来よりも物理的、化学的に安定で高集積化が容
易な単結晶薄膜装置を実現できる。
【0022】ここで、前記単結晶薄膜の膜厚は、50オ
ングストローム以下としても、従来のような弾性定数の
低下が生ずることはなく、従来は困難であった微細化が
実現される。
ングストローム以下としても、従来のような弾性定数の
低下が生ずることはなく、従来は困難であった微細化が
実現される。
【0023】また、本発明の単結晶基板の製造方法は、
(111)面を表面に有するダイヤモンド型の結晶構造
を有する単結晶の基板の表面の少なくとも一部に、走査
トンネル顕微鏡を用いてシャフルセット面を形成する工
程を備えたことを特徴とする。
(111)面を表面に有するダイヤモンド型の結晶構造
を有する単結晶の基板の表面の少なくとも一部に、走査
トンネル顕微鏡を用いてシャフルセット面を形成する工
程を備えたことを特徴とする。
【0024】または、本発明の単結晶基板の製造方法
は、(111)面を表面に有するダイヤモンド型の結晶
構造を有する単結晶の基板の表面の少なくとも一部に、
分子線エピタキシャル法によりシャフルセット面を形成
する工程を備えたことを特徴とする。
は、(111)面を表面に有するダイヤモンド型の結晶
構造を有する単結晶の基板の表面の少なくとも一部に、
分子線エピタキシャル法によりシャフルセット面を形成
する工程を備えたことを特徴とする。
【0025】ここで、前記シャフルセット面に薄膜を堆
積する工程を備えたことにより、特性が改善され、高集
積化された単結晶基板を製造することができる。
積する工程を備えたことにより、特性が改善され、高集
積化された単結晶基板を製造することができる。
【0026】また、前記シャフルセット面にプレーナ状
のpn接合を形成する工程を備えたことにより、特性が
改善され、高集積化が容易な単結晶基板を製造すること
ができる。
のpn接合を形成する工程を備えたことにより、特性が
改善され、高集積化が容易な単結晶基板を製造すること
ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明は、(111)面を主面と
するダイヤモンド型の結晶構造を有する単結晶基板また
は、単結晶薄膜の表面の要部を「シャフルセット面」に
より構成することを特徴とする。すなわち、本発明者
は、ダイヤモンド型の結晶構造を有する単結晶の(11
1)面の表面構造を定量的に解析することにより、その
表面の原子配列と薄膜の物性との間に極めて密接かつ臨
界的な関係が存在することを知得するに至った。このよ
うな「シャフルセット面」を有する単結晶基板または単
結晶薄膜は、表面層領域の弾性定数が大きく機械的強度
に優れると共に、化学的にも安定で、電子素子を形成し
た場合においても電気的特性が良好且つ安定する。ま
た、単結晶薄膜の膜厚を極めて薄くした場合でも、構造
的な不安定性が効果的に抑制され、従来よりも膜厚が薄
く、且つ物理的化学的性質も優れた薄膜を実現すること
ができるようになる。
するダイヤモンド型の結晶構造を有する単結晶基板また
は、単結晶薄膜の表面の要部を「シャフルセット面」に
より構成することを特徴とする。すなわち、本発明者
は、ダイヤモンド型の結晶構造を有する単結晶の(11
1)面の表面構造を定量的に解析することにより、その
表面の原子配列と薄膜の物性との間に極めて密接かつ臨
界的な関係が存在することを知得するに至った。このよ
うな「シャフルセット面」を有する単結晶基板または単
結晶薄膜は、表面層領域の弾性定数が大きく機械的強度
に優れると共に、化学的にも安定で、電子素子を形成し
た場合においても電気的特性が良好且つ安定する。ま
た、単結晶薄膜の膜厚を極めて薄くした場合でも、構造
的な不安定性が効果的に抑制され、従来よりも膜厚が薄
く、且つ物理的化学的性質も優れた薄膜を実現すること
ができるようになる。
【0028】以下に、本発明の実施の形態について、ダ
イヤモンド型の結晶構造を有する物質の一例としてシリ
コンを例に挙げて従来例と比較しつつ説明する。
イヤモンド型の結晶構造を有する物質の一例としてシリ
コンを例に挙げて従来例と比較しつつ説明する。
【0029】図1は、シャフルセット面を表面に有する
シリコン単結晶薄膜の断面結晶構造を表す模式図であ
る。同図に示したように、「シャフルセット面」とは、
シリコンの[111]方向において原子面間隔の広い原
子間結合部分(符号B)を切断して表面に現れた面をい
う。面間距離が大きいシャフルセット面を表面に有する
シリコン基板の表面原子は図7に示したグライドセット
面のような再配列を起こさず、整然と配置して、安定な
構造になっている。すなわち、シャフルセット面の最表
面に現れているそれぞれのシリコン原子は、四面体配位
を有する4本の結合手のうちのおよそ1本の結合のみが
切断され、残る3本の結合手によって直下に位置する第
2層目のシリコン原子によって支持された状態になって
いる。従って、シャフルセット面を構成する表面のシリ
コン原子は、グライドセット面と比較して物理的にも化
学的にも安定な状態にある。さらに、周囲のシリコン原
子によって支持されているので、再配列を起こしにく
く、不安定な構造になりにくい場合が多い。
シリコン単結晶薄膜の断面結晶構造を表す模式図であ
る。同図に示したように、「シャフルセット面」とは、
シリコンの[111]方向において原子面間隔の広い原
子間結合部分(符号B)を切断して表面に現れた面をい
う。面間距離が大きいシャフルセット面を表面に有する
シリコン基板の表面原子は図7に示したグライドセット
面のような再配列を起こさず、整然と配置して、安定な
構造になっている。すなわち、シャフルセット面の最表
面に現れているそれぞれのシリコン原子は、四面体配位
を有する4本の結合手のうちのおよそ1本の結合のみが
切断され、残る3本の結合手によって直下に位置する第
2層目のシリコン原子によって支持された状態になって
いる。従って、シャフルセット面を構成する表面のシリ
コン原子は、グライドセット面と比較して物理的にも化
学的にも安定な状態にある。さらに、周囲のシリコン原
子によって支持されているので、再配列を起こしにく
く、不安定な構造になりにくい場合が多い。
【0030】本発明者は、シャフルセット面の表面層の
弾性定数をグライドセット面と同様な方法で検討した。
すなわち、表面から4層部分(6A)の、平均弾性定数
を求めると、式(3)のようになり、バルクの値(式
(2))と比べてほとんど変化しないことが分かった。
弾性定数をグライドセット面と同様な方法で検討した。
すなわち、表面から4層部分(6A)の、平均弾性定数
を求めると、式(3)のようになり、バルクの値(式
(2))と比べてほとんど変化しないことが分かった。
【0031】
【数3】 表面の安定性を測る尺度S=det(Cijkl)を計算す
ると、S=0.391となり、バルクのS=0.374
よりも大きくなり構造的に安定性が増していることが分
かった。このような安定な表面上に薄膜を形成する場
合、安定な界面が形成され、形成される薄膜自身もより
安定な物性を有することは明らかである。
ると、S=0.391となり、バルクのS=0.374
よりも大きくなり構造的に安定性が増していることが分
かった。このような安定な表面上に薄膜を形成する場
合、安定な界面が形成され、形成される薄膜自身もより
安定な物性を有することは明らかである。
【0032】すなわち、シリコンなどのダイヤモンド型
の単結晶基板の表面の要部を(111)シャフルセット
面により構成すれば、物理的、化学的に極めて安定な半
導体装置あるいはマイクロ・マシンを実現することがで
きる。ここで、単結晶基板の全面をシャフルセット面と
する必要は、必ずしもない。すなわち、半導体装置やマ
イクロ・マシンの要部となる部分の単結晶基板表面のみ
をシャフルセット面とすれば良い。例えば、FETやバ
イポーラ・トランジスタなどの半導体装置の場合には、
いわゆる活性領域となるゲート酸化膜の下部や、pn接
合部のみを(111)シャフルセット面とすれば足り
る。
の単結晶基板の表面の要部を(111)シャフルセット
面により構成すれば、物理的、化学的に極めて安定な半
導体装置あるいはマイクロ・マシンを実現することがで
きる。ここで、単結晶基板の全面をシャフルセット面と
する必要は、必ずしもない。すなわち、半導体装置やマ
イクロ・マシンの要部となる部分の単結晶基板表面のみ
をシャフルセット面とすれば良い。例えば、FETやバ
イポーラ・トランジスタなどの半導体装置の場合には、
いわゆる活性領域となるゲート酸化膜の下部や、pn接
合部のみを(111)シャフルセット面とすれば足り
る。
【0033】ここで、シャフルセット面とすべき表面
は、基板の自由表面に限定されない。例えば、単結晶基
板の上に薄膜やその他の部材が設けられているような半
導体装置において、これらの薄膜やその他の部材と基板
との界面の部分の基板表面を(111)シャフルセット
面とすれば、安定な界面を形成することができ、機械
的、電気的あるいは化学的な諸特性を改善することがで
きる。
は、基板の自由表面に限定されない。例えば、単結晶基
板の上に薄膜やその他の部材が設けられているような半
導体装置において、これらの薄膜やその他の部材と基板
との界面の部分の基板表面を(111)シャフルセット
面とすれば、安定な界面を形成することができ、機械
的、電気的あるいは化学的な諸特性を改善することがで
きる。
【0034】一方、ピエゾアクチュエータやマイクロモ
ータなどを含んだマイクロ・マシンの場合には、単結晶
基板の表面のうちで、アクチュエータやモータ部の要
部、例えば駆動部や摺動部などの表面の少なくとも一部
分を(111)シャフルセット面としても所定の効果を
得ることができる。すなわち、機械的強度や摩擦耐久性
などが改善され、従来よりも高速な動作が可能となり、
寿命が延びるとともに信頼性も向上する。
ータなどを含んだマイクロ・マシンの場合には、単結晶
基板の表面のうちで、アクチュエータやモータ部の要
部、例えば駆動部や摺動部などの表面の少なくとも一部
分を(111)シャフルセット面としても所定の効果を
得ることができる。すなわち、機械的強度や摩擦耐久性
などが改善され、従来よりも高速な動作が可能となり、
寿命が延びるとともに信頼性も向上する。
【0035】次に、本発明者は、両側に(111)シャ
フルセット面の自由表面を持つシリコン薄膜を考え、そ
の薄膜化に伴う膜全体の弾性定数の変化を調べた。図2
は、(111)シャフルセット面を自由表面に有するシ
リコン薄膜の膜厚と弾性定数との関係を示すグラフ図で
ある。ここで、弾性定数の計算は、それぞれ膜厚が9.
41A([111]方向における原子配列の1周期分の
距離)、18.8A(2周期分の距離)、37.6A
(4周期分の距離)、75.3A(8周期分の距離)の
4点について実施した。同図に示したように、シャフル
セット面を用いると薄膜の膜厚が薄くなっても弾性定数
は殆ど低下せず、構造的に極めて安定であることが分か
る。この薄膜の安定性は、前述の表面状態と安定性と同
意味である。安定化の指標であるdet(Cijkl)を膜
厚37.6A(4周期分の距離)について求めるとS=
0.384となり、グライドセット面を自由表面に有す
る薄膜と較べて安定性が高いことは勿論であるが、バル
クの値よりも高い。すなわち、シャフルセット面を有す
る薄膜は、バルクよりも構造的に安定になるといえる。
フルセット面の自由表面を持つシリコン薄膜を考え、そ
の薄膜化に伴う膜全体の弾性定数の変化を調べた。図2
は、(111)シャフルセット面を自由表面に有するシ
リコン薄膜の膜厚と弾性定数との関係を示すグラフ図で
ある。ここで、弾性定数の計算は、それぞれ膜厚が9.
41A([111]方向における原子配列の1周期分の
距離)、18.8A(2周期分の距離)、37.6A
(4周期分の距離)、75.3A(8周期分の距離)の
4点について実施した。同図に示したように、シャフル
セット面を用いると薄膜の膜厚が薄くなっても弾性定数
は殆ど低下せず、構造的に極めて安定であることが分か
る。この薄膜の安定性は、前述の表面状態と安定性と同
意味である。安定化の指標であるdet(Cijkl)を膜
厚37.6A(4周期分の距離)について求めるとS=
0.384となり、グライドセット面を自由表面に有す
る薄膜と較べて安定性が高いことは勿論であるが、バル
クの値よりも高い。すなわち、シャフルセット面を有す
る薄膜は、バルクよりも構造的に安定になるといえる。
【0036】本発明によれば、薄膜の表面を(111)
シャフルセット面とすることによって、薄膜化にともな
う構造の不安定化を回避することが出来、薄膜が本来期
待される性質を発揮する事が出来る。また、薄膜の割れ
や欠けが抑制され、電気的な信頼性が向上し、シリコン
薄膜の転位やその他の結晶欠陥を抑制することができ
る。さらに、本発明によれば、従来と異なり、薄膜の膜
厚が薄くなって構造的な安定性が維持される。従って、
本発明によれば、従来は困難であった超薄膜を用いた高
集積度、高性能の半導体装置やシリコン薄膜装置を実現
できるようになる。ここで、本発明は、上述したシリコ
ン単結晶に限定されるものではない。すなわち、本発明
者の検討において用いた原子間ポテンシャル(Ters
offらによる前述の文献)は、そのまま同じ性質の共
有結合を有する炭素、ゲルマニウムなどにも適用可能で
あり、ダイヤモンドやゲルマニウムあるいはシリコンと
ゲルマニウムの混晶からなる単結晶においてもほぼ同様
な結果が得られることは明らかである。さらに、GaA
sやInPなどの閃亜鉛鉱型の結晶構造を有する化合物
においても同様の効果を得ることができる。
シャフルセット面とすることによって、薄膜化にともな
う構造の不安定化を回避することが出来、薄膜が本来期
待される性質を発揮する事が出来る。また、薄膜の割れ
や欠けが抑制され、電気的な信頼性が向上し、シリコン
薄膜の転位やその他の結晶欠陥を抑制することができ
る。さらに、本発明によれば、従来と異なり、薄膜の膜
厚が薄くなって構造的な安定性が維持される。従って、
本発明によれば、従来は困難であった超薄膜を用いた高
集積度、高性能の半導体装置やシリコン薄膜装置を実現
できるようになる。ここで、本発明は、上述したシリコ
ン単結晶に限定されるものではない。すなわち、本発明
者の検討において用いた原子間ポテンシャル(Ters
offらによる前述の文献)は、そのまま同じ性質の共
有結合を有する炭素、ゲルマニウムなどにも適用可能で
あり、ダイヤモンドやゲルマニウムあるいはシリコンと
ゲルマニウムの混晶からなる単結晶においてもほぼ同様
な結果が得られることは明らかである。さらに、GaA
sやInPなどの閃亜鉛鉱型の結晶構造を有する化合物
においても同様の効果を得ることができる。
【0037】以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例
について説明する。
について説明する。
【0038】図3は、本発明の第1の実施例に係る単結
晶基板を用いた装置の概略構成を表す断面図である。す
なわち、同図に示した単結晶基板装置10は、いわゆる
CMOS型のFETであり、シリコン基板12の上に
は、素子分離用の酸化膜22が設けられ、pウェル領域
16が選択的に形成されている。分離された素子領域に
は、それぞれソース領域28とドレイン領域30とが形
成されている。ソース領域28とドレイン領域30との
間には、ゲート酸化膜24を介してゲート電極26が設
けられている。また、素子の表面は、層間絶縁膜32に
より覆われている。
晶基板を用いた装置の概略構成を表す断面図である。す
なわち、同図に示した単結晶基板装置10は、いわゆる
CMOS型のFETであり、シリコン基板12の上に
は、素子分離用の酸化膜22が設けられ、pウェル領域
16が選択的に形成されている。分離された素子領域に
は、それぞれソース領域28とドレイン領域30とが形
成されている。ソース領域28とドレイン領域30との
間には、ゲート酸化膜24を介してゲート電極26が設
けられている。また、素子の表面は、層間絶縁膜32に
より覆われている。
【0039】本発明によれば、例えば、シリコン基板1
2の表面のうちで、ゲート酸化膜24の下部の領域をシ
ャフルセット面とすることにより、シリコン基板12の
表面状態が安定し、ゲート酸化膜24との間で安定な界
面を形成する。その結果として、ゲート耐圧が高く、し
きい値が安定したCMOS型のFETを得ることができ
る。
2の表面のうちで、ゲート酸化膜24の下部の領域をシ
ャフルセット面とすることにより、シリコン基板12の
表面状態が安定し、ゲート酸化膜24との間で安定な界
面を形成する。その結果として、ゲート耐圧が高く、し
きい値が安定したCMOS型のFETを得ることができ
る。
【0040】次に、このCMOS型FETの製造方法に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0041】図4及び図5は、半導体装置10の要部製
造工程を表す工程断面図である。
造工程を表す工程断面図である。
【0042】すなわち、半導体装置10の製造にあたっ
ては、まず、リン(P)がドープされたnN型で面方位
が(111)面であるシリコン基板12上に熱酸化によ
ってシリコン熱酸化膜14を約1700A成長させる。
次に、図示しないフォトレジストを用いて、酸化膜上に
pウェルの領域となるパターンを形成する。パターニン
グされたフォトレジストをマスクにして、イオン注入法
により、ホウ素(B)をシリコン基板12内に打ち込
む。その後、フォトレジストを取り除き、ホウ素を熱拡
散させてpウェル層16を形成する。次に、CVD(C
hemical Vapor Deposition)
法により、酸化膜上にシリコン窒化膜18を形成し、フ
ォトレジスト20で素子分離領域のパターンを形成した
後にフォトレジストの開口部の窒化膜を取り除く。図4
は、この状態の断面構造を表す概略図である。
ては、まず、リン(P)がドープされたnN型で面方位
が(111)面であるシリコン基板12上に熱酸化によ
ってシリコン熱酸化膜14を約1700A成長させる。
次に、図示しないフォトレジストを用いて、酸化膜上に
pウェルの領域となるパターンを形成する。パターニン
グされたフォトレジストをマスクにして、イオン注入法
により、ホウ素(B)をシリコン基板12内に打ち込
む。その後、フォトレジストを取り除き、ホウ素を熱拡
散させてpウェル層16を形成する。次に、CVD(C
hemical Vapor Deposition)
法により、酸化膜上にシリコン窒化膜18を形成し、フ
ォトレジスト20で素子分離領域のパターンを形成した
後にフォトレジストの開口部の窒化膜を取り除く。図4
は、この状態の断面構造を表す概略図である。
【0043】次に、フォトレジスト20を取り除き、パ
ターニングされたシリコン窒化膜18をマスクにして約
1000℃で10000A程度の厚い酸化膜を選択的に
形成させ、図5に示したようにフィールド酸化膜22を
形成する。マスクとして利用した窒化膜18と、その下
の酸化膜14をエッチングにより除去し、フィールド酸
化膜22に囲まれた領域に酸化膜50AをCVD等によ
って堆積、または熱酸化によりゲート酸化膜24を形成
する。
ターニングされたシリコン窒化膜18をマスクにして約
1000℃で10000A程度の厚い酸化膜を選択的に
形成させ、図5に示したようにフィールド酸化膜22を
形成する。マスクとして利用した窒化膜18と、その下
の酸化膜14をエッチングにより除去し、フィールド酸
化膜22に囲まれた領域に酸化膜50AをCVD等によ
って堆積、または熱酸化によりゲート酸化膜24を形成
する。
【0044】この際、少なくともゲート酸化膜の直下の
みのシリコン基板12の表面12Aをシャフルセット面
となるようにする。シャフルセット面の形成方法として
は、例えば、STM(scanningtunneli
ng microscape:走査トンネル顕微鏡)な
どを利用した原子マニュピレータを用いることができ
る。すなわち、STMを用いれば、シリコン基板の表面
の原子をピックアップして、所定の位置に置くことがで
きる。従って、シリコン基板12の表面のうちのゲート
酸化膜を形成する部分において、表面のシリコン原子を
適宜ピックアップし、所定の格子点位置に配置し直すこ
とにより、安定なシャフルセット面を形成することがで
きる。
みのシリコン基板12の表面12Aをシャフルセット面
となるようにする。シャフルセット面の形成方法として
は、例えば、STM(scanningtunneli
ng microscape:走査トンネル顕微鏡)な
どを利用した原子マニュピレータを用いることができ
る。すなわち、STMを用いれば、シリコン基板の表面
の原子をピックアップして、所定の位置に置くことがで
きる。従って、シリコン基板12の表面のうちのゲート
酸化膜を形成する部分において、表面のシリコン原子を
適宜ピックアップし、所定の格子点位置に配置し直すこ
とにより、安定なシャフルセット面を形成することがで
きる。
【0045】また、MBE(molecular be
am epitaxy:分子線エピタキシー)法によ
り、(111)シリコン基板の表面に単原子層ずつシリ
コン原子を堆積して、安定なシャフルセット面を形成す
ることもできる。この際には、シリコン原子の供給速度
と、成長温度とのバランスを調節して、シリコン基板の
表面に供給されたシリコン原子が基板表面において十分
に拡散移動して、所定の格子点位置に安定に定着するよ
うな成長条件を選択することが望ましい。MBE法によ
れば、超高真空中においてシリコン基板の表面の汚染を
防止しながら単原子層ずつ制御してシリコン原子を堆積
することができる点で有利である。
am epitaxy:分子線エピタキシー)法によ
り、(111)シリコン基板の表面に単原子層ずつシリ
コン原子を堆積して、安定なシャフルセット面を形成す
ることもできる。この際には、シリコン原子の供給速度
と、成長温度とのバランスを調節して、シリコン基板の
表面に供給されたシリコン原子が基板表面において十分
に拡散移動して、所定の格子点位置に安定に定着するよ
うな成長条件を選択することが望ましい。MBE法によ
れば、超高真空中においてシリコン基板の表面の汚染を
防止しながら単原子層ずつ制御してシリコン原子を堆積
することができる点で有利である。
【0046】一方、CVD法などのその他の結晶成長方
法を用いても、シャフルセット面を形成することが可能
である。但し、前述したMBE法の場合と同様に、単原
子層ずつ堆積することが望ましく、また、シリコン原子
の供給速度と、成長温度とのバランスを調節して、シリ
コン基板の表面に供給されたシリコン原子が基板表面に
おいて十分に拡散移動して、所定の格子点位置に安定に
定着するような成長条件を選択することが望ましい。
法を用いても、シャフルセット面を形成することが可能
である。但し、前述したMBE法の場合と同様に、単原
子層ずつ堆積することが望ましく、また、シリコン原子
の供給速度と、成長温度とのバランスを調節して、シリ
コン基板の表面に供給されたシリコン原子が基板表面に
おいて十分に拡散移動して、所定の格子点位置に安定に
定着するような成長条件を選択することが望ましい。
【0047】その上に、CVD法によりポリシリコンを
成長形成し、パターニングしてゲート電極26を形成す
る。図5は、この状態の断面構造を表す概略図である。
成長形成し、パターニングしてゲート電極26を形成す
る。図5は、この状態の断面構造を表す概略図である。
【0048】次に、pウェル形成と同様な方法でpウェ
ル領域16にはヒ素(As)を、pウェル領域以外には
ホウ素をそれぞれイオン注入法によりシリコン基板12
に打ち込み、熱処理を施してソース領域28、ドレイン
領域30をそれぞれ形成する。これにより、FETトラ
ンジスタの各素子が形成される。その後、層間絶縁膜と
してBPSG(ボロン・リン・シリケート・ガラス)3
2を10000A程度CVD法で形成し、所定の電極及
び配線のパターニングを行い、図3に示したCMOS型
FET10が完成する。
ル領域16にはヒ素(As)を、pウェル領域以外には
ホウ素をそれぞれイオン注入法によりシリコン基板12
に打ち込み、熱処理を施してソース領域28、ドレイン
領域30をそれぞれ形成する。これにより、FETトラ
ンジスタの各素子が形成される。その後、層間絶縁膜と
してBPSG(ボロン・リン・シリケート・ガラス)3
2を10000A程度CVD法で形成し、所定の電極及
び配線のパターニングを行い、図3に示したCMOS型
FET10が完成する。
【0049】本実施例においては、ゲート酸化膜24直
下に、安定な界面を形成することによって高い電気的信
頼性が実現する。酸化膜24の下部以外は、必ずしもシ
ャフルセット表面である必要はない。本実施例によれ
ば、安定な界面が形成され、安走な酸化膜が形成され、
安定で信頼性が高い半導体装置が製造できる。熱酸化を
行う場合は、酸化反応するため、酸化後の実際の界面は
シャフルセット面ではなくなる場合もあるが、シリコン
の表面12Aが安定ならば、酸化反応のバラツキがなく
なり、安定した熱酸化膜と界面が得られ、その結果とし
て電気特性や信頼性も安定する。
下に、安定な界面を形成することによって高い電気的信
頼性が実現する。酸化膜24の下部以外は、必ずしもシ
ャフルセット表面である必要はない。本実施例によれ
ば、安定な界面が形成され、安走な酸化膜が形成され、
安定で信頼性が高い半導体装置が製造できる。熱酸化を
行う場合は、酸化反応するため、酸化後の実際の界面は
シャフルセット面ではなくなる場合もあるが、シリコン
の表面12Aが安定ならば、酸化反応のバラツキがなく
なり、安定した熱酸化膜と界面が得られ、その結果とし
て電気特性や信頼性も安定する。
【0050】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図6は、本発明の第2の実施例に係る単結晶基板
を用いた装置の概略説明図である。すなわち、同図は、
いわゆる「貼り合わせ基板」による半導体装置の製造方
法を表す概略図である。図示したように、(111)面
を主面としたシリコン基板40の上に50A程度の熱酸
化膜42を形成し、シリコン基板50と貼り合わせる。
この際に、シリコン基板50の裏面、すなわち貼り合わ
せ側の面を全面に渡ってシャフルセット面としておく。
その方法としては、例えば、前述したSTMやMBEな
どの方法を用いることができる。2枚の基板を貼り合わ
せた後に、適宜研磨することによって、極めて安定な貼
り合わせ界面を有し、密着性も高いSOI(silic
on on insulator)ウェーハを形成する
ことができる。この後に、このSOIウェーハ上に、F
ETやバイポーラ・トランジスタなどの種々の構造を形
成して、高性能な半導体装置としての単結晶基板装置を
実現することができる。また、このようなSOIウェー
ハを用いて、高性能なマイクロマシンとしての単結晶基
板装置を実現することもできる。
する。図6は、本発明の第2の実施例に係る単結晶基板
を用いた装置の概略説明図である。すなわち、同図は、
いわゆる「貼り合わせ基板」による半導体装置の製造方
法を表す概略図である。図示したように、(111)面
を主面としたシリコン基板40の上に50A程度の熱酸
化膜42を形成し、シリコン基板50と貼り合わせる。
この際に、シリコン基板50の裏面、すなわち貼り合わ
せ側の面を全面に渡ってシャフルセット面としておく。
その方法としては、例えば、前述したSTMやMBEな
どの方法を用いることができる。2枚の基板を貼り合わ
せた後に、適宜研磨することによって、極めて安定な貼
り合わせ界面を有し、密着性も高いSOI(silic
on on insulator)ウェーハを形成する
ことができる。この後に、このSOIウェーハ上に、F
ETやバイポーラ・トランジスタなどの種々の構造を形
成して、高性能な半導体装置としての単結晶基板装置を
実現することができる。また、このようなSOIウェー
ハを用いて、高性能なマイクロマシンとしての単結晶基
板装置を実現することもできる。
【0051】本発明は、これらの具体例に限定されるも
のではない。
のではない。
【0052】この他にも、例えば、バイポーラ型トラン
ジスタ、ダイオード、サイリスタ、その他これらを組み
合わせた集積回路素子などの種々の半導体装置につい
て、本発明は、同様に適用して、同様の効果を得ること
ができる。
ジスタ、ダイオード、サイリスタ、その他これらを組み
合わせた集積回路素子などの種々の半導体装置につい
て、本発明は、同様に適用して、同様の効果を得ること
ができる。
【0053】さらに、本発明は、ピエゾアクチュエータ
やマイクロモータなどのマイクロマシンが備えられたシ
リコン薄膜装置に同様に適用して、同様の効果を得るこ
とができる。特に、これらのシリコン薄膜装置において
は、近年、小型化が急速に進められており、極めて膜厚
の薄いシリコンなどの薄膜部分を有するマイクロマシン
が必要とされる場合が増えている。このような場合にお
いても、本発明によれば、(111)シャフルセット面
を自由表面として形成することにより、従来よりもはる
かに、機械的に強固で壊れにくく、化学的にも安定な薄
膜を組み込むことができるようになる。
やマイクロモータなどのマイクロマシンが備えられたシ
リコン薄膜装置に同様に適用して、同様の効果を得るこ
とができる。特に、これらのシリコン薄膜装置において
は、近年、小型化が急速に進められており、極めて膜厚
の薄いシリコンなどの薄膜部分を有するマイクロマシン
が必要とされる場合が増えている。このような場合にお
いても、本発明によれば、(111)シャフルセット面
を自由表面として形成することにより、従来よりもはる
かに、機械的に強固で壊れにくく、化学的にも安定な薄
膜を組み込むことができるようになる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、シリコンなどのダイヤ
モンド型の結晶の表面を(111)シャフルセット面と
することによって、安定な表面が形成され、物理的、化
学的な物性を大幅に改善することができる。具体的に
は、機械的な強度が改善され、表面の割れや欠け、ある
いは転位やその他の結晶欠陥の導入が抑制される。ま
た、化学的にも安定化し、この表面の上に形成した他の
層との界面の物性も安定なものとなる。従って、半導体
装置の特性が改善され、安定化し、信頼性も改善され
る。
モンド型の結晶の表面を(111)シャフルセット面と
することによって、安定な表面が形成され、物理的、化
学的な物性を大幅に改善することができる。具体的に
は、機械的な強度が改善され、表面の割れや欠け、ある
いは転位やその他の結晶欠陥の導入が抑制される。ま
た、化学的にも安定化し、この表面の上に形成した他の
層との界面の物性も安定なものとなる。従って、半導体
装置の特性が改善され、安定化し、信頼性も改善され
る。
【0055】また、本発明によれば、薄膜の物性も従来
よりも大幅に改善することができる。すなわち、薄膜化
による構造不安定を回避することが出来、物理的、化学
的な耐久性を従来よりも飛躍的に向上させることができ
る。具体的には、薄膜の割れや欠けを抑制し、電気的な
信頼性を改善し、さらに転位やその他の結晶欠陥の発生
を抑制することができる。
よりも大幅に改善することができる。すなわち、薄膜化
による構造不安定を回避することが出来、物理的、化学
的な耐久性を従来よりも飛躍的に向上させることができ
る。具体的には、薄膜の割れや欠けを抑制し、電気的な
信頼性を改善し、さらに転位やその他の結晶欠陥の発生
を抑制することができる。
【図1】シャフルセット面を表面に有するシリコン単結
晶薄膜の断面結晶構造を表す模式図である。
晶薄膜の断面結晶構造を表す模式図である。
【図2】(111)シャフルセット面を自由表面に有す
るシリコン薄膜の膜厚と弾性定数との関係を示すグラフ
図である
るシリコン薄膜の膜厚と弾性定数との関係を示すグラフ
図である
【図3】本発明の第1の実施例に係る単結晶基板を用い
た装置の概略構成を表す断面図である。
た装置の概略構成を表す断面図である。
【図4】半導体装置10の要部製造工程を表す工程断面
図である。
図である。
【図5】半導体装置10の要部製造工程を表す工程断面
図である。
図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る単結晶基板を用い
た装置の概略説明図である。
た装置の概略説明図である。
【図7】グライドセット面を表面に有するシリコン単結
晶薄膜の断面結晶構造を表す模式図である。
晶薄膜の断面結晶構造を表す模式図である。
【図8】(111)グライドセット面を自由表面に有す
るシリコン薄膜の膜厚と弾性定数との関係を示すグラフ
図である。
るシリコン薄膜の膜厚と弾性定数との関係を示すグラフ
図である。
10 単結晶基板装置 12 シリコン基板 12A シャフルセット面 14 酸化膜 16 Pウェル領域 18 窒化膜 20 レジスト 22 フィールド酸化膜 24 ゲート酸化膜 26 ゲート電極 28 ソース領域 30 ドレイン領域 32 酸化膜 40、50 シリコン基板
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 49/00 H01L 21/205 // H01L 21/205 27/12 B 27/12 29/78 301Q
Claims (9)
- 【請求項1】ダイヤモンド型の結晶構造の単結晶からな
る基板を備え、 前記基板の少なくとも一部が実質的に(111)シャフ
ルセット面により構成されていることを特徴とする単結
晶基板。 - 【請求項2】ダイヤモンド型の結晶構造の単結晶からな
る基板と、 前記基板に形成されたゲート酸化膜と、 を備え、 前記基板と前記ゲート酸化膜とが接触する少なくとも一
部分が(111)シャフルセット面により構成されてい
ることを特徴とする単結晶基板。 - 【請求項3】ダイヤモンド型の結晶構造の単結晶からな
る基板と、 前記基板に形成されたpn接合部と、 を備え、 前記基板と前記pn接合部とが接触する少なくとも一部
分が(111)シャフルセット面により構成されている
ことを特徴とする単結晶基板。 - 【請求項4】(111)面を両面に形成し、前記(11
1)面がシャフルセット面からなるダイヤモンド型の単
結晶からなることを特徴とする単結晶薄膜。 - 【請求項5】前記単結晶薄膜の膜厚は、50オングスト
ローム以下であることを特徴とする請求項4記載の単結
晶薄膜。 - 【請求項6】(111)面を表面に有するダイヤモンド
型の結晶構造を有する単結晶の基板の表面の少なくとも
一部に、走査トンネル顕微鏡を用いてシャフルセット面
を形成する工程を備えたことを特徴とする単結晶基板の
製造方法。 - 【請求項7】(111)面を表面に有するダイヤモンド
型の結晶構造を有する単結晶の基板の表面の少なくとも
一部に、分子線エピタキシャル法によりシャフルセット
面を形成する工程を備えたことを特徴とする単結晶基板
の製造方法。 - 【請求項8】前記シャフルセット面に薄膜を堆積する工
程を備えたことを特徴とする請求項6または7に記載の
単結晶基板の製造方法。 - 【請求項9】前記シャフルセット面にプレーナ状のpn
接合を形成する工程を備えたことを特徴とする請求項6
または7に記載の単結晶基板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10030029A JPH11233439A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 単結晶基板、単結晶薄膜及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10030029A JPH11233439A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 単結晶基板、単結晶薄膜及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11233439A true JPH11233439A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12292404
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10030029A Pending JPH11233439A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 単結晶基板、単結晶薄膜及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11233439A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100336943C (zh) * | 2003-12-26 | 2007-09-12 | 住友电气工业株式会社 | 金刚石单晶合成衬底及其制造方法 |
-
1998
- 1998-02-12 JP JP10030029A patent/JPH11233439A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100336943C (zh) * | 2003-12-26 | 2007-09-12 | 住友电气工业株式会社 | 金刚石单晶合成衬底及其制造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040709 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041029 |