JPH1123824A - カラーフィルターの製造方法とこれに用いるカラーフィルター用現像液 - Google Patents

カラーフィルターの製造方法とこれに用いるカラーフィルター用現像液

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JPH1123824A
JPH1123824A JP17227597A JP17227597A JPH1123824A JP H1123824 A JPH1123824 A JP H1123824A JP 17227597 A JP17227597 A JP 17227597A JP 17227597 A JP17227597 A JP 17227597A JP H1123824 A JPH1123824 A JP H1123824A
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color filter
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color
nonionic surfactant
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Yoichi Otsuka
洋一 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体撮像素子、および液晶表示素子における
現像残渣、パターンの剥離の問題を改善する。 【解決手段】 有機アルカリ系現像液にノニオン系の界
面活性剤が添加し、現像工程には、少なくとも2回以上
の現像処理を行い、その2回目以降の現像処理におい
て、少なくとも1回の有機アルカリ系現像液にノニオン
系の界面活性剤が添加された現像液を用いて現像処理を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電荷結合素
子いわゆるCCD(チャージ・カプルド・デバイス)に
よる固体撮像素子、および液晶表示素子(LCD)等に
適用するカラーフィルターの製造方法とこれに用いるカ
ラーフィルター用現像液に係わる。
【0002】
【従来の技術】例えば、CCDによる固体撮像素子、液
晶表示素子等においては、これらを構成するカラーフィ
ルターは、露光、現像処理によって、パターン形成が行
われる。
【0003】例えばCCD型カラー固体撮像素子の例
を、その受光部の概略断面図を示す図1を参照して説明
する。この例では、n型の半導体基体1の一主面側にp
型の第1のウエル領域2が形成され、その受光部の形成
領域に光電変換素子例えばフォトダイオードを構成する
n型の不純物導入領域3が形成され、その表面にp型の
高濃度の正電荷蓄積領域4が形成された受光部5が形成
される。この受光部は、半導体基体1上に、水平および
垂直方向に沿ってそれぞれ多数配列形成される。そし
て、例えば共通の垂直方向に配列された受光部5に隣り
合ってCCD構成による垂直シフトレジスタが形成され
る。この垂直シフトレジスタは、第2のp型ウエル領域
7上に、n型の転送領域8が形成され、これの上にSi
2 等の絶縁層9を介して転送電極10が形成される。
この転送電極10は、垂直方向に相互に絶縁された複数
組の転送電極が配置されてなり、各組の転送電極間にク
ロック電圧が印加されて、各受光部5からその受光量に
応じて発生した電荷を引出し、これを垂直方向に順次転
送するようになされている。半導体基体1の、電荷の授
受が回避されるべき部分には、p型の高濃度チャネルス
トップ領域14が形成される。
【0004】また、この固体撮像素子の上面には、受光
部5上に受光窓11wが開口されたAl層等よりなる遮
光膜11がほぼ全面的に被着形成される。更に、この遮
光膜11上に、光透過性の平坦化膜12が全面的に被着
形成され、この平坦化膜12上に、カラーフィルター1
3が形成される。
【0005】このカラーフィルター13は、例えば図2
にその配置パターンの一例を示すように、例えば赤のフ
ィルター素体R、緑のフィルター素体Gおよび青のフィ
ルター素体Bがモザイク状にそれぞれ対応する受光部5
上に配置されて成る。
【0006】このカラーフィルター13は、例えば顔料
分散型フォトレジストによって形成する。このカラーフ
ィルター13は、顔料分散型フォトレジストを公知のフ
ォトレジスト法で、各色スピンコートによるレジストコ
ート後、露光、現像処理を行うことによって形成するこ
とができる。
【0007】このカラーフィルター13の形成において
は、図3に示すように、現像不良によって、カラーフィ
ルター素体R、G、Bのパターンの近傍やこれら素体間
において現像残渣15を生じ、これが最終的に得られる
カラーフィルターを用いた固体撮像素子および液晶表示
素子においては、画像欠陥の原因となり、歩留りを低下
させる。
【0008】この残渣を取り除くためには、カラーフィ
ルター13の作製工程において、純水洗浄を行うことに
よって除去する方法が採られていた。(表1)に従来に
おけるカラーフィルターの一例の現像処理および洗浄工
程を示す。
【0009】
【表1】
【0010】(表1)に示すように、工程1において、
基板を高速回転させ、1秒間の現像液吐出を行って、基
板全体に現像液を行き渡らせる。ここに基板とは、カラ
ーフィルター13を形成する例えば前述した平坦化膜1
2が形成された固体撮像素子基板、あるいはガラス基板
等の基板である。この現像液には、無機現像液として
は、例えば富士フィルムオーリン社製CD等や、有機現
像液としては、例えば富士フィルムオーリン社製CD2
000等を適用することができる。
【0011】次に、工程2において現像液を吐出させた
状態で基板の回転数を30rpmに落として、3秒間保
持し、その後、工程3において現像液の吐出を停止し
て、60秒間の放置によって現像する。
【0012】この現像処理後、工程4において、基板を
50rpm回転として、純水を用いて40秒間のリンス
洗浄を行うが、このリンス洗浄は、純水に窒素ガスを混
入させたスプレー洗浄による。さらに工程5において5
00rpmで20秒間、純水を加圧して吹きつけること
によって洗浄を行い、物理的に残渣を除去する。
【0013】上述した方法によって、残渣を除去する工
程を経た後、工程6において、基板を3000rpmの
高速回転を15秒間行って、純水を振り切るいわゆるス
ピンドライ工程を行う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(表1)に示したようにカラーフィルター13の作製工
程において、その現像処理後に残渣を除去するために純
水をスプレーしたり、加圧して吹きつけたりすると、カ
ラーフィルター13と、図1において示した下地膜の平
坦化膜12との密着性が悪化して、カラーフィルター1
3が剥離する場合がある。
【0015】特に固体撮像素子においては、カラーフィ
ルター13のパターン寸法が液晶表示素子の場合よりも
さらに微細であるため、カラーフィルター13の剥離の
影響は、さらに深刻である。
【0016】そこで、本発明においては、現像処理後の
現像液の残渣の除去を効果的に行うことができ、残渣除
去工程におけるカラーフィルターの剥離を効果的に回避
することのできる現像液およびこれを用いたカラーフィ
ルターの製造方法を提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のカラーフィルタ
ー用現像液は、有機アルカリ系現像液にノニオン系の界
面活性剤が添加したものとする。
【0018】また、本発明のカラーフィルターの製造方
法としては、カラーフィルターの形成面に、カラーフォ
トレジストを塗布する工程と、カラーフォトレジストの
塗布膜に、パターン露光を行う露光工程と、現像工程と
を有し、現像工程には、少なくとも2回以上の現像処理
を行うこととし、その2回目以降の現像処理において、
少なくとも1回の有機アルカリ系現像液にノニオン系の
界面活性剤が添加された現像液を用いて現像処理を行う
ものとする。
【0019】本発明によれば、カラーフィルターの形成
工程において、カラーフォトレジストの現像処理後に、
現像液の残渣の除去を効果的に行うことができた。
【0020】また、本発明のカラーフィルター用の現像
液を用いてカラーフィルターを形成することによって、
カラーフィルターの現像液の残渣除去工程におけるカラ
ーフィルターの剥離を効果的に回避することができた。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明は、固体撮像素子、および液晶表示
素子を構成する顔料系カラーフィルターを顔料分散型フ
ォトレジストで形成する際に、特に現像残渣、パターン
の剥離の問題を改善するための、カラーフィルター用現
像液とこれを用いたカラーフィルターの製造方法に関す
るものである。
【0022】次に、本発明を前述したCCD型固体撮像
素子に適用する場合の例を説明するが、本発明はこの例
に限定されるものではなく、液晶表示素子にも適用する
ことができる。
【0023】例えばCCD型カラー固体撮像素子の例
を、その受光部の概略断面図を示す図1を参照して説明
する。この例では、n型の半導体基体1の一主面側にp
型の第1のウエル領域2が形成され、その受光部の形成
領域に光電変換素子例えばフォトダイオードを構成する
n型の不純物導入領域3が形成され、その表面にp型の
高濃度の正電荷蓄積領域4が形成された受光部5が形成
される。この受光部は、半導体基体1上に、水平および
垂直方向に沿ってそれぞれ多数配列形成される。そし
て、例えば共通の垂直方向に配列された受光部5に隣り
合ってCCD構成による垂直シフトレジスタが形成され
る。この垂直シフトレジスタは、第2のp型ウエル領域
7上に、n型の転送領域8が形成され、これの上にSi
2 等の絶縁層9を介して転送電極10が形成される。
この転送電極10は、垂直方向に相互に絶縁された複数
組の転送電極が配置されてなり、各組の転送電極間にク
ロック電圧が印加されて、各受光部5からその受光量に
応じて発生した電荷を引出し、これを垂直方向に順次転
送するようになされている。半導体基体1の、電荷の授
受が回避されるべき部分には、p型の高濃度チャネルス
トップ領域14が形成される。
【0024】また、この固体撮像素子の上面には、受光
部5上に受光窓11wが開口されたAl層等よりなる遮
光膜11がほぼ全面的に被着形成される。更に、この遮
光膜11上に、光透過性の平坦化膜12が全面的に被着
形成される。この平坦化膜12は、プラズマSiNを公
知の減圧CVD法により成膜したり、熱硬化型アクリル
樹脂、例えばオプトマーSS2211S(日本合成ゴム
社製)や、ポリイミド樹脂、例えばPIQ−2200
(日立化成工業株式会社製)を適用することができる。
【0025】透明平坦化膜12は、表面処理を行ったの
ち、この上にカラーフォトレジストによってカラーフィ
ルターを形成する。上述した熱硬化型アクリル樹脂や、
ポリイミド樹脂等の有機膜に関しては、カラーフォトレ
ジスト塗布前に公知のドライアッシャーによりアッシン
グ処理を行う。すなわち表面を10〜30nm程度アッ
シング除去する。これによりカラーフィルターの現像性
を改善することができる。
【0026】このアッシング条件について以下に示す。 使用アッシング装置 :枚葉式マイクロ波アッシング装置 パワー :500W O2 (酸素ガス流量):200SCCM ステージ温度 :120℃ 圧力 :135Pa アッシング時間 :10sec(アクリル樹脂) 20sec(ポリイミド樹脂)
【0027】カラーフィルター13は、例えば図2にそ
の配置パターンの一例を示すように、例えば赤のフィル
ター素体R、緑のフィルター素体Gおよび青のフィルタ
ー素体Bがモザイク状にそれぞれ対応する受光部5上に
配置されて成る。
【0028】このカラーフィルター13は、例えば顔料
分散型フォトレジストによって形成する。これらのカラ
ーフィルター13を構成する顔料分散型フォトレジスト
には、例えば、G(緑)にはCG−6030L(富士フ
ィルムオーリン株式会社製)、R(赤)にはCR−62
00L、B(青)には、CB−6030Lをそれぞれ適
用することができる。
【0029】これらのカラーフィルター13は、顔料分
散型フォトレジストを用いてフォトレジスト法によって
形成する。それぞれの色を形成するフォトレジストの順
序は問わないが、公知のレジストコーターによるスピン
塗布によりカラーレジスト膜を形成する。
【0030】このとき、レジストコートの前処理とし
て、平坦化膜12として無機膜であるプラズマSiNを
用いた場合には、HMDS(ヘキサメチルジシラザン)
ベーパーによる処理を、常圧下で60℃に加熱したホッ
トプレート上において60sec行う。一方、平坦化膜
12として有機膜である熱硬化型アクリル樹脂や、ポリ
イミド樹脂を用いた場合には、この処理は、必要に応じ
て省略することができる。
【0031】平坦化膜12上にスピンコーターによりカ
ラーレジスト膜を塗布形成した後、公知のホットプレー
トによるベーク処理を例えば90℃で60秒間行う。こ
のベーク処理後のカラーレジスト膜の厚さは、例えば
1.5μm程度となる。
【0032】次に、露光処理として、例えば公知の縮小
型露光装置(ステッパー)で、露光波長をi線(365
nm)としてカラーレジストの露光を行う。
【0033】上述のように、各色スピンコートによるレ
ジストコート、露光処理を行った後、カラーレジストの
現像処理を行う。本発明においては、特にこの現像処理
において、有機アルカリ系現像液にノニオン系の界面活
性剤が添加されたカラーフィ1ター用現像液を用いる。
【0034】このカラーフィルター用現像液としては、
例えば体積比で0.01〜3(%)、好ましくは0.5
(%)程度の濃度のテトラメチルアンモニウムハイドロ
オキサイドの水溶液に、ノニオン系の界面活性剤を、テ
トラメチルアンモニウムハイドロオキサイドの水溶液に
対し、例えば体積比で0.01〜5(%)、好ましくは
0.25(%)程度含有したものを用いることができ
る。
【0035】図4にカラーフィルターの現像処理および
洗浄処理を行う現像処理装置の概略図を示す。この現像
処理装置は、現像および洗浄等がなされる処理室90を
有する。この処理室90には被処理体92、すなわち例
えば図1で説明した撮像素子が形成され平坦化膜12が
形成された半導体基板1、あるいはガラス基板等の、カ
ラーフィルターを形成する基板92が載置されて、これ
を回転することができるようにした回転基台91が配置
される。この処理室90には、その底部に後述する各処
理液、すなわち現像液、洗浄液等を排出する排出口が設
けられる。
【0036】また、第1および第2のタンク61および
62が設けられ、これらタンク61と62に、それぞれ
第1の現像液61aと第2の現像液62aが収容され
る。これら第1および第2のタンク61および62に
は、それぞれ窒素ガス供給部63からの窒素ガスが、フ
ィルター63および64を通じてバルブ65および66
によりその流量が制御されて供給され、窒素ガスにより
加圧された各現像液61aおよび62aが、処理室90
の上部に配置された第1および第2の現像液吐出ノズル
81および82に、第1および第2の現像液供給管71
および72により、それぞれフィルター73および74
を介して、バルブ75および76でその流量が制御され
て供給されるようになされる。
【0037】また、その処理室90の上方に、第1およ
び第2の純水吐出ノズル101および102が配置さ
れ、第1の純水吐出ノズル101には、純水供給部10
0からの純水がフィルター105を介して、バルブ10
6によって制御されて供給されると共に、窒素ガス供給
部63からの窒素ガスがフィルター107を介して、バ
ルブ108によって制御されて供給されるようになされ
る。
【0038】また、第2の純水吐出ノズル102にも、
純水供給部100からの純水がフィルター109を介し
て、バルブ110によって制御されて供給される。
【0039】更に、処理室90の下方いに被処理体92
の下面に対して純水の吹きつけを行う第3の純水吐出ノ
ズル103を配置して、これに純水供給部100からの
純水がフィルター111を介して、バルブ112によっ
て制御されて供給される。
【0040】図4において示した現像処理装置を用い
て、カラーフィルターの現像処理および洗浄処理の工程
について以下に説明する。
【0041】(表2)に本発明におけるカラーフィルタ
ーの一例の現像処理および洗浄工程を示す。
【0042】
【表2】
【0043】(表2)に示すように、工程1において、
例えば第1の現像液61aを第1の現像液吐出ノズル8
1から吐出させ、被処理基板92上に送り込む。このと
き、回転基台91により被処理基板92を、例えば10
00rpmで1秒間高速回転させ、被処理体全体に現像
液を行き渡らせる。
【0044】次に、工程2において第1の現像液61a
を吐出させた状態で、被処理体92の回転数を例えば3
0rpmに落として3秒間保持し、その後、工程3にお
いて現像液の吐出を停止して、30秒間の放置によって
現像する。
【0045】この現像処理後、工程4において、第2回
目の現像処理を行う。この工程4においては、図4にお
いて示した第2の現像液62aを第2の現像液吐出ノズ
ル82から吐出させ、被処理基板92上に送り込む。こ
のとき、回転基台91により被処理体92を、例えば1
000rpmで2秒間高速回転させ、被処理体全体に現
像液を行き渡らせるようにする。
【0046】なお、本発明においては、この第2回目の
現像処理を行う工程4においては、必ず本発明に係る現
像液、すなわち有機アルカリ系現像液にノニオン系の界
面活性剤が添加されたカラーフィルター用現像液を用い
る。
【0047】このカラーフィルター用現像液は、例えば
体積比で0.01〜3(%)、好ましくは0.5(%)
の濃度のテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド
の水溶液に、ノニオン系の界面活性剤を、テトラメチル
アンモニウムハイドロオキサイドの水溶液に対し、例え
ば体積比で0.01〜5(%)含有したものを適用する
ことができる。
【0048】カラーフィルター用現像液に含有されてい
るノニオン系の界面活性剤には、例えばポリエチレン2
級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、ア
ルキルアミンオキサイド等を単一で、もしくは混合して
適用することができる。次に、工程5において、現像液
の吐出を停止して、30秒間の放置により現像する。
【0049】次に、工程6において、回転基台91によ
り被処理基板92を、例えば50rpmで回転させて4
0秒間純水にてリンス洗浄を行う。この工程5において
は、図4において示した第1の純水吐出ノズル101か
ら純水を窒素ガスとともに被処理体92上にスプレーし
て洗浄を行う。また、同時に第3の純水吐出ノズル10
3から被処理体92の裏面に純水を吐出させて洗浄を行
う。
【0050】さらに工程7において、回転基台91によ
り被処理体92を、例えば500rpmで回転させて2
0秒間洗浄を行う。この工程6においては、第1の純水
吐出ノズル101からの純水の供給を停止し、これの代
わりに第2の純水吐出ノズル102から、純水を加圧し
て被処理基板92上に吐出して洗浄を行う。
【0051】上述したように第2回目の現像処理後に洗
浄を行った後、純水の供給を停止し、その後の工程8に
おいて、被処理基板92を回転基台91により例えば3
000rpmで15秒間高速回転させて純水を振り切
る、いわゆるスピンドライを行う。
【0052】上述した実施例においては、現像処理を2
回に分けて行う場合について説明したが、本発明は、こ
の例に限定されるものではなく、3回以上現像処理を行
う場合にも適用することができる。なおこの場合には、
2回目以降の現像処理においては、少なくとも1回、本
発明による有機アルカリ系現像液にノニオン系の界面活
性剤が添加された現像液による現像処理を行うものとす
る。又、後述する現像液濃度と界面活性剤濃度により、
(表2)に示した各工程における時間、回転数等のパラ
メータは適性値に設定する。
【0053】上述したように、カラーフィルターの形成
面に、カラーフォトレジストを塗布し、カラーフォトレ
ジストの塗布膜に、パターン露光を行った後、現像を行
う場合に、少なくとも2回以上の現像処理を行い、その
2回目以降の現像処理において、少なくとも1回の、有
機アルカリ系現像液にノニオン系の界面活性剤が添加さ
れた現像液による現像処理を行ってカラーフィルターを
製造した場合における最終的に得られるカラーフィルタ
ーの状態について図5に示す。
【0054】図5に示すように、カラーフィルター素体
R、G、Bのパターンの近傍やこれら素体間における現
像残渣15は、従来方法によってカラーフィルターの形
成を行った場合の状態図の図3に比較して著しく減少し
たことがわかる。
【0055】次に、本発明の有機アルカリ系現像液にノ
ニオン系の界面活性剤が添加されたカラーフィルター用
現像液について、有機アルカリ系現像液にテトラメチル
ハイドロオキサイドの水溶液を適用した場合に、テトラ
メチルアンモニウムハイドロオキサイドの水溶液の濃度
(体積比)(%)とカラーフィルター13のテストパタ
ーンの剥離の状態との関係について以下に説明する。
【0056】図6にカラーフィルターのテストパターン
30の配置図を示す。このテストパターン30の縦横の
配列ピッチは例えば14(mm)×14(mm)とす
る。また、図6に示したフィルターのテストパターンの
拡大図40を図7に示し、さらにこの図7に示すカラー
フィルターのテストパターンの拡大図を図8に示す。図
8に示すように、カラーフィルターのテストパターンの
最小パターンは、例えば7(μm)×7(μm)とす
る。
【0057】カラーフィルター用現像液のテトラメチル
アンモニウムハイドロオキサイドの水溶液の濃度(%)
を変化させて、各濃度におけるカラーフィルターのテス
トパターンの剥離した個数をG(緑)、R(赤)、B
(青)のそれぞれのカラーフィルターについて測定し
た。これらの測定結果を図9に示す。
【0058】なお、この場合、テストパターンの下地と
なる平坦化膜として、オプトマーSS2211S(日本
合成ゴム社製)を用い、その他の各種製造条件について
は、上述した実施例と同様にする。
【0059】カラーフィルターに使用するカラーフォト
レジストの色によって下地の平坦化膜との密着性が異な
るが、図9に示すように、テトラメチルアンモニウムハ
イドロオキサイド(TMAH)の水溶液の濃度が、体積
比で0.01〜3%であると、カラーフィルターの剥離
が殆ど生じることがなく、良好な状態のカラーフィルタ
ーを製造することができることがわかる。
【0060】また、本発明のカラーフィルター用現像液
の、有機アルカリ系現像液に含有されるノニオン系界面
活性剤の濃度(体積比)(%)と、最終的に得られるカ
ラーフィルターの近傍の残渣の状態との関係について以
下に説明する。なお、この場合、ノニオン系界面活性剤
にはNCW−601A(和光純薬工業株式会社製)を用
いるものとした。
【0061】カラーフィルター用現像液の有機アルカリ
系現像液に含有されるノニオン系界面活性剤の濃度
(%)を変化させて、各濃度におけるカラーフィルター
の近傍の0.3μm以上の残渣の密度を、上述したと同
様のカラーフィルターのパターンについて測定した。こ
れらの測定結果を図10に示す。
【0062】図10に示すように、有機アルカリ系現像
液に含有されるノニオン系界面活性剤の濃度(%)が体
積比で0.01(%)以上であると、カラーフィルター
の近傍の残渣の密度を著しく低減させることができるこ
とがわかる。一方、ノニオン系の界面活性剤の濃度
(%)が高くなり、5%を越えた濃度になると、現像液
を洗浄する工程において界面活性剤を完全に除去するこ
とが困難になる。よって、ノニオン系の界面活性剤の濃
度は、体積比で5%以下とすることが好ましい。
【0063】上述した実施例においては、現像工程を2
回行う場合について説明したが、特に液晶表示素子のカ
ラーフィルターを形成する場合においては、本願発明の
現像液を用いれば、この現像処理を1回だけ行うことに
よっても、最終的に現像液の残渣を効果的に除去するこ
とができた。
【0064】
【発明の効果】本発明の固体撮像素子、および液晶表示
素子等を構成するカラーフィルター用の現像液によれ
ば、カラーフィルターの形成工程において、カラーフォ
トレジストの現像処理後に、現像液の残渣の除去を効果
的に行うことができるようになった。
【0065】また、本発明のカラーフィルター用の現像
液を用いてカラーフィルターを形成することによって、
カラーフィルターの現像液の残渣除去工程におけるカラ
ーフィルターの剥離を効果的に回避することができた。
【0066】また、カラーフィルターの現像液の残渣の
低減、カラーフィルターの剥離を回避することにより、
このカラーフィルターが用いられて成る固体撮像素子、
および液晶表示素子等の歩留りの向上、画質の向上を図
ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】固体撮像素子の受光部の概略断面図を示す。
【図2】カラーフィルターの構成の一例の平面図を示
す。
【図3】従来方法においてカラーフィルターを作製した
場合のカラーフィルターのパターンと残渣の状態図を示
す。
【図4】カラーフィルターの現像処理および洗浄処理を
行う装置の概略図を示す。
【図5】本発明方法においてカラーフィルターを作製し
た場合のカラーフィルターのパターンと残渣の状態図を
示す。
【図6】カラーフィルターのテストパターンを示す。
【図7】カラーフィルターのテストパターンの拡大図を
示す。
【図8】カラーフィルターの最小テストパターンの拡大
図を示す。
【図9】トリメチルアンモニウムハイドライドの濃度と
カラーフィルターのテストパターンの剥離の個数との関
係を示す。
【図10】現像液中の界面活性剤の濃度とカラーフィル
ターのテストパターンの残渣密度との関係を示す。
【符号の説明】
1 半導体基体、2 第1のウエル領域、3 不純物導
入領域、4 正電荷蓄積領域、5 受光部、6 垂直シ
フトレジスタ、7 第2のウエル領域、8 転送領域、
9 絶縁層、10 転送電極、11 遮光膜、12 平
坦化膜、13カラーフィルター、14 チャネルストッ
プ領域、30,40,50 カラーフィルターパター
ン、61 第1のタンク、61a 第1の現像液、62
第2のタンク、62a 第2の現像液、63,64,
73,74,105,107,109,111 フィル
ター、65,66,75,76,106,108,11
0,112 バルブ、71 第1の現像液供給管、72
第2の現像液供給管、81 第1の現像液吐出ノズ
ル、82 第2の現像液吐出ノズル、90 処理室、9
1 回転基台、92 被処理基板、100 純水供給
部、101 第1の純水吐出ノズル、102 第2の純
水吐出ノズル、103 第3の純水吐出ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機アルカリ系現像液にノニオン系の界
    面活性剤が添加されたカラーフィルター用現像液。
  2. 【請求項2】 上記有機アルカリ系現像液として、体積
    比で0.01〜3%の濃度のテトラメチルアンモニウム
    ハイドロオキサイドの水溶液を用い、 上記ノニオン系の界面活性剤の濃度が、テトラメチルア
    ンモニウムハイドロオキサイドの水溶液に対し、体積比
    で0.01〜5%であることを特徴とする請求項1に記
    載のカラーフィルター用現像液。
  3. 【請求項3】 カラーフィルターの形成面に、カラーフ
    ォトレジストを塗布する工程と、 該カラーフォトレジストの塗布膜に、パターン露光を行
    う露光工程と、 現像工程とを有し、 該現像工程は、少なくとも2回以上の現像処理を行い、
    その2回目以降の現像処理において、少なくとも1回の
    有機アルカリ系現像液にノニオン系の界面活性剤が添加
    された現像液による現像処理を行うことを特徴とするカ
    ラーフィルターの製造方法。
JP17227597A 1997-06-27 1997-06-27 カラーフィルターの製造方法とこれに用いるカラーフィルター用現像液 Abandoned JPH1123824A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100483371B1 (ko) * 2001-10-10 2005-04-15 주식회사 아담스테크놀로지 포토레지스트용 수계 현상액
KR100832290B1 (ko) * 2001-10-31 2008-05-26 엘지디스플레이 주식회사 표시소자의 컬러필터기판 제조방법

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