JPH1123953A - 焦点検出装置を備えた顕微鏡および変位計測装置 - Google Patents
焦点検出装置を備えた顕微鏡および変位計測装置Info
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- JPH1123953A JPH1123953A JP9179759A JP17975997A JPH1123953A JP H1123953 A JPH1123953 A JP H1123953A JP 9179759 A JP9179759 A JP 9179759A JP 17975997 A JP17975997 A JP 17975997A JP H1123953 A JPH1123953 A JP H1123953A
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- light
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Abstract
(57)【要約】
【課題】合焦検出可能な範囲が広く、しかも、フォーカ
スエラー信号の形状が焦点位置を中心として正側と負側
で対称な焦点検出手段を備えた顕微鏡を提供する。 【解決手段】差動ビームサイズ方式の焦点検出手段を備
えた顕微鏡において、焦点検出手段の第1検出部18
を、集光光学系16の焦点20よりも距離L1だけ集光
光学系16から離れた位置に配置し、第2検出部19を
集光光学系16の焦点21よりも距離L2だけ集光光学
系16に近い位置に配置する。このとき、L1とL2
は、集光光学系16による光束の収束点の非対称な変位
に合わせて、L1≠L2に設定する。
スエラー信号の形状が焦点位置を中心として正側と負側
で対称な焦点検出手段を備えた顕微鏡を提供する。 【解決手段】差動ビームサイズ方式の焦点検出手段を備
えた顕微鏡において、焦点検出手段の第1検出部18
を、集光光学系16の焦点20よりも距離L1だけ集光
光学系16から離れた位置に配置し、第2検出部19を
集光光学系16の焦点21よりも距離L2だけ集光光学
系16に近い位置に配置する。このとき、L1とL2
は、集光光学系16による光束の収束点の非対称な変位
に合わせて、L1≠L2に設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動焦点合わせ
のために焦点検出装置を備えた顕微鏡、ならびに、非接
触で被測定物の表面の変位を検出する変位計測装置に関
する。
のために焦点検出装置を備えた顕微鏡、ならびに、非接
触で被測定物の表面の変位を検出する変位計測装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、焦点検出方法としては、例えば、
差動ビームサイズ方式と呼ばれる方法が知られている。
差動ビームサイズ方式と呼ばれる方法が知られている。
【0003】図10は、従来の落射照明型の顕微鏡の焦
点検出に差動ビームサイズ方式の焦点検出装置を用いた
場合の顕微鏡と焦点検出装置の概略構成のブロック図で
ある。図10の装置は、顕微鏡の観察光学系と照明光学
系、ならびに、オートフォーカス光学系とから構成され
ている。
点検出に差動ビームサイズ方式の焦点検出装置を用いた
場合の顕微鏡と焦点検出装置の概略構成のブロック図で
ある。図10の装置は、顕微鏡の観察光学系と照明光学
系、ならびに、オートフォーカス光学系とから構成され
ている。
【0004】顕微鏡の観察光学系は、第1対物レンズ1
02と、第2対物レンズ103と、俯視プリズム104
と、接眼レンズ105とを有する。第1対物レンズ10
2と第2対物レンズ103との間には光軸101に沿っ
て平行光路が形成されている。この平行光路にはダイク
ロイックミラー107と、ビームスプリッタ108と
が、光軸101に対してそれぞれ45度の角度で設置さ
れている。ダイクロイックミラー107は赤外光を反射
し可視光を透過する特性を有する。
02と、第2対物レンズ103と、俯視プリズム104
と、接眼レンズ105とを有する。第1対物レンズ10
2と第2対物レンズ103との間には光軸101に沿っ
て平行光路が形成されている。この平行光路にはダイク
ロイックミラー107と、ビームスプリッタ108と
が、光軸101に対してそれぞれ45度の角度で設置さ
れている。ダイクロイックミラー107は赤外光を反射
し可視光を透過する特性を有する。
【0005】顕微鏡の照明光学系は、可視光線を出射す
る照明光源110と集光レンズ111とを有し、照明光
束はビームスプリッタ108によって反射され、上記の
平行光路に導かれる。
る照明光源110と集光レンズ111とを有し、照明光
束はビームスプリッタ108によって反射され、上記の
平行光路に導かれる。
【0006】オートフォーカス光学系は、赤外光を出射
する光源113と、コリメータレンズ114と、ビーム
スプリッタ115と、集光レンズ116と、ビームスプ
リッタ117と、第1の光検出器118と、第2の光検
出器119を有する。第1の光検出器118は、ビーム
スプリッタ117を透過した光束が収束する収束点12
0近傍に配置されている。一方、第2の光検出器119
は、ビームスプリッタ117で反射された光束が収束す
る収束点120近傍に配置されている。第1の光検出器
118と集光レンズ116との距離は、集光レンズ11
6の焦点距離よりもL0だけ長く、第2の光検出器11
9と集光レンズ116との距離は、集光レンズの焦点距
離よりもL0だけ短く設定されている。
する光源113と、コリメータレンズ114と、ビーム
スプリッタ115と、集光レンズ116と、ビームスプ
リッタ117と、第1の光検出器118と、第2の光検
出器119を有する。第1の光検出器118は、ビーム
スプリッタ117を透過した光束が収束する収束点12
0近傍に配置されている。一方、第2の光検出器119
は、ビームスプリッタ117で反射された光束が収束す
る収束点120近傍に配置されている。第1の光検出器
118と集光レンズ116との距離は、集光レンズ11
6の焦点距離よりもL0だけ長く、第2の光検出器11
9と集光レンズ116との距離は、集光レンズの焦点距
離よりもL0だけ短く設定されている。
【0007】第1の光検出器118の光検出部と第2の
光検出器119の光検出部は、図11に示すようにそれ
ぞれ中央部に円形の光検出部118a、119aと、こ
れを取り囲む光検出部118b、119bとを有してい
る。また、これらの光検出部118a、118b、11
9a、119bは、演算増幅器129、130に接続さ
れ、演算増幅器129、130は演算増幅器131に接
続されている。
光検出器119の光検出部は、図11に示すようにそれ
ぞれ中央部に円形の光検出部118a、119aと、こ
れを取り囲む光検出部118b、119bとを有してい
る。また、これらの光検出部118a、118b、11
9a、119bは、演算増幅器129、130に接続さ
れ、演算増幅器129、130は演算増幅器131に接
続されている。
【0008】演算増幅器129、130、131は、制
御装置126内に配置される。被検物体124は、光軸
101方向に移動可能な移動ステージ125に搭載され
ている。制御装置126は、移動ステージ125の動作
を制御する。
御装置126内に配置される。被検物体124は、光軸
101方向に移動可能な移動ステージ125に搭載され
ている。制御装置126は、移動ステージ125の動作
を制御する。
【0009】図10の構成において、光源113から出
射し、コリメータレンズ114を通った光束は、ビーム
スプリッタ115によって反射され、さらにダイクロイ
ックミラー107によって反射され、対物レンズ102
へ入射し、被検物体124上で結像する。被検物体12
4の被検面123からの反射光束は対物レンズ102を
通過し、ダイクロイックミラー107によって反射さ
れ、ビームスプリッタ115を透過し、ビームスプリッ
タ117へ入射する。
射し、コリメータレンズ114を通った光束は、ビーム
スプリッタ115によって反射され、さらにダイクロイ
ックミラー107によって反射され、対物レンズ102
へ入射し、被検物体124上で結像する。被検物体12
4の被検面123からの反射光束は対物レンズ102を
通過し、ダイクロイックミラー107によって反射さ
れ、ビームスプリッタ115を透過し、ビームスプリッ
タ117へ入射する。
【0010】光検出器118、119上には、ビームス
プリッタ117で分割された第1及び第2の光線束によ
って、図11に示すように、光スポット132及び13
3が夫々形成される。第1の光検出器118上に形成さ
れる光スポット132は、対物レンズ102と被検物体
124とが離間すれば大きくなり、接近すれば小さくな
る。一方、第2の光検出器119上に形成される光スポ
ット133は、光スポット132とは逆に、対物レンズ
102と被検物体124とが離間すれば小さくなり、接
近すれば大きくなる。双方の光検出器118、119の
検出信号から演算増幅器129、130、131によ
り、(|118a|−|118b|)−(|119a|
−|119b|)を求めて、この信号をフォーカスエラ
ー信号とすれば、S字特性をもつフォーカスエラー信号
が得られる。ただし、|118a|、|118b|、|
119a|、|119b|は、それぞれ、光検出部11
8a、光検出部118b、光検出部119a、光検出部
119bの出力である。
プリッタ117で分割された第1及び第2の光線束によ
って、図11に示すように、光スポット132及び13
3が夫々形成される。第1の光検出器118上に形成さ
れる光スポット132は、対物レンズ102と被検物体
124とが離間すれば大きくなり、接近すれば小さくな
る。一方、第2の光検出器119上に形成される光スポ
ット133は、光スポット132とは逆に、対物レンズ
102と被検物体124とが離間すれば小さくなり、接
近すれば大きくなる。双方の光検出器118、119の
検出信号から演算増幅器129、130、131によ
り、(|118a|−|118b|)−(|119a|
−|119b|)を求めて、この信号をフォーカスエラ
ー信号とすれば、S字特性をもつフォーカスエラー信号
が得られる。ただし、|118a|、|118b|、|
119a|、|119b|は、それぞれ、光検出部11
8a、光検出部118b、光検出部119a、光検出部
119bの出力である。
【0011】よって、フォーカスエラー信号が正のとき
は前ピン状態、負のときは後ピン状態、零のときは合焦
状態と判断することが可能である。このフォーカスエラ
ー信号から被検面の位置を判断して、制御装置126に
より移動ステージ125を上下させ自動的に合焦状態に
位置合わせをすることが可能である。
は前ピン状態、負のときは後ピン状態、零のときは合焦
状態と判断することが可能である。このフォーカスエラ
ー信号から被検面の位置を判断して、制御装置126に
より移動ステージ125を上下させ自動的に合焦状態に
位置合わせをすることが可能である。
【0012】また、このフォーカスエラー信号から被検
物体124の変位量を計測することもできる。
物体124の変位量を計測することもできる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述の焦点検出装置付
き顕微鏡において、被検物体124の様々な表面形状の
観察を可能にするために、オートフォーカス光学系の焦
点検出可能な範囲を広げることが望まれる。焦点検出可
能範囲は、図10のL0が大きいほど広くなるため、焦
点検出範囲を広げるためには、L0を大きくする必要が
ある。しかしながら、L0を大きくすると、従来、図3
(b)のようにフォーカスエラー信号の形状が非対称に
なり、焦点検出範囲が正側と負側とで異なってしまうと
いう問題点があった。
き顕微鏡において、被検物体124の様々な表面形状の
観察を可能にするために、オートフォーカス光学系の焦
点検出可能な範囲を広げることが望まれる。焦点検出可
能範囲は、図10のL0が大きいほど広くなるため、焦
点検出範囲を広げるためには、L0を大きくする必要が
ある。しかしながら、L0を大きくすると、従来、図3
(b)のようにフォーカスエラー信号の形状が非対称に
なり、焦点検出範囲が正側と負側とで異なってしまうと
いう問題点があった。
【0014】本発明はこの問題点を解決し、焦点検出可
能な範囲が広く、しかも、フォーカスエラー信号の形状
が焦点位置を中心として正側と負側で対称な焦点検出手
段を備えた顕微鏡を提供することを目的とする。
能な範囲が広く、しかも、フォーカスエラー信号の形状
が焦点位置を中心として正側と負側で対称な焦点検出手
段を備えた顕微鏡を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明によれば以下のような焦点検出手段を備えた
顕微鏡が提供される。
め、本発明によれば以下のような焦点検出手段を備えた
顕微鏡が提供される。
【0016】すなわち、被検物体を搭載するためのステ
ージと、前記被検物体を観察するための対物レンズを含
む観察光学系と、前記対物レンズの焦点位置からの前記
被検物体の位置ずれを検出する焦点検出手段とを有し、
前記焦点検出手段は、前記対物レンズを通して前記被検
物体に照明光を照射するための照明光学系と、前記被検
物体からの前記照明光の反射光束を収束するための集光
光学系と、前記反射光束を第1および第2光束に分割す
るための分割部と、前記第1および第2光束をそれぞれ
検出するための第1および第2検出部と、前記第1およ
び第2検出部の検出結果を演算することにより、フォー
カスエラー信号を求める演算手段とを有し、前記第1お
よび第2検出部は、それぞれ、前記第1および第2光束
のうち、光軸部分の光束を検出するための第1検出領
域、その外側の光束の検出するための第2検出領域を有
し、前記演算手段は、前記第1および第2の検出部につ
いて、それぞれ、前記第1検出領域の出力と第2検出領
域の出力との差分をそれぞれ求め、さらに、前記第1検
出部の差分結果と第2検出部の差分結果との差を求める
手段であり、前記第1検出部は、前記集光光学系の焦点
位置よりも前記集光光学系からL1だけ離れた位置に配
置され、前記第2検出部は、前記集光光学系の焦点位置
よりもL2だけ前記集光光学系に近い位置に配置され、
前記L1は、前記L2とは等しくない距離に設定されて
いることを特徴とする焦点検出手段を備えた顕微鏡であ
る。
ージと、前記被検物体を観察するための対物レンズを含
む観察光学系と、前記対物レンズの焦点位置からの前記
被検物体の位置ずれを検出する焦点検出手段とを有し、
前記焦点検出手段は、前記対物レンズを通して前記被検
物体に照明光を照射するための照明光学系と、前記被検
物体からの前記照明光の反射光束を収束するための集光
光学系と、前記反射光束を第1および第2光束に分割す
るための分割部と、前記第1および第2光束をそれぞれ
検出するための第1および第2検出部と、前記第1およ
び第2検出部の検出結果を演算することにより、フォー
カスエラー信号を求める演算手段とを有し、前記第1お
よび第2検出部は、それぞれ、前記第1および第2光束
のうち、光軸部分の光束を検出するための第1検出領
域、その外側の光束の検出するための第2検出領域を有
し、前記演算手段は、前記第1および第2の検出部につ
いて、それぞれ、前記第1検出領域の出力と第2検出領
域の出力との差分をそれぞれ求め、さらに、前記第1検
出部の差分結果と第2検出部の差分結果との差を求める
手段であり、前記第1検出部は、前記集光光学系の焦点
位置よりも前記集光光学系からL1だけ離れた位置に配
置され、前記第2検出部は、前記集光光学系の焦点位置
よりもL2だけ前記集光光学系に近い位置に配置され、
前記L1は、前記L2とは等しくない距離に設定されて
いることを特徴とする焦点検出手段を備えた顕微鏡であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0018】発明者は、差動ビームサイズ方式の焦点検
出装置において、焦点検出可能範囲を広げるために光検
出器と集光レンズの焦点との距離L0を広げると、フォ
ーカスエラー信号が図3(b)のように非対称になる原
因を検討した。その結果、以下のようなことがわかっ
た。
出装置において、焦点検出可能範囲を広げるために光検
出器と集光レンズの焦点との距離L0を広げると、フォ
ーカスエラー信号が図3(b)のように非対称になる原
因を検討した。その結果、以下のようなことがわかっ
た。
【0019】図1のような構成の焦点検出装置付きの顕
微鏡において、対物レンズ2と被検面23との距離を
a、対物レンズ2の被検面23側の光の収束点と共役
な、集光レンズ16側の光の収束点と対物レンズ2との
距離をb、集光レンズ16と収束点20、21との距離
をc、対物レンズ2と集光レンズ16との間の距離をL
3、対物レンズ2および集光レンズ16の焦点距離をそ
れぞれf1、f2とすると、これらは図12のような位
置関係に表すことができる。また、a,b,c,L3,
f1,f2は、レンズの公式から下記(数1)、(数
2)のような関係になる。さらに、(数1)、(数2)
より、cは、(数3)のように表すことができる。
微鏡において、対物レンズ2と被検面23との距離を
a、対物レンズ2の被検面23側の光の収束点と共役
な、集光レンズ16側の光の収束点と対物レンズ2との
距離をb、集光レンズ16と収束点20、21との距離
をc、対物レンズ2と集光レンズ16との間の距離をL
3、対物レンズ2および集光レンズ16の焦点距離をそ
れぞれf1、f2とすると、これらは図12のような位
置関係に表すことができる。また、a,b,c,L3,
f1,f2は、レンズの公式から下記(数1)、(数
2)のような関係になる。さらに、(数1)、(数2)
より、cは、(数3)のように表すことができる。
【0020】
【数1】
【0021】
【数2】
【0022】
【数3】
【0023】数3をグラフに表すと図4のようになる。
ただし、図4は、f1=20mm、f2=40mm、L
3=180mm、対物レンズ2の瞳径を12mmとして
いる。また、図4では、横軸aの目盛りはa=f1の位
置を0として、縦軸の目盛りはc=f2の位置を0とし
て表している。図4からわかるように、被検面23が焦
点距離f1の近傍にある場合(例えば±250μm)に
は、aとcとの関係がほぼ直線関係にある。このため、
被検面23が焦点距離f1の近傍にある場合には、aが
焦点距離f1よりも正の方向にずれても、負の方向にず
れても、cの焦点距離f2からのずれ量はほぼ等しい
(約±2mm)。ところが、被検面23が焦点距離f1
から大きくずれると(例えば±1000μm)には、a
が負の方向にずれた場合にはcのずれ量が5mmである
のに対し、正の方向にずれた場合にはcのずれ量が−2
0mmにも達し、図4のグラフのカーブを無視できなく
なる。このようにcのずれ量が正負方向について非対称
になるということは、図1において集光レンズの収束点
20、21の変位が焦点位置の正負方向で非対称になる
ことを意味する。このため、従来のように光検出器1
8、19を焦点位置に対して対称に配置した場合、実際
の収束点20、21の変位が焦点位置に対して非対称で
あるため、検出器の出力も非対称になり、フォーカスエ
ラー信号が図3(b)のように非対称になると考えられ
る。
ただし、図4は、f1=20mm、f2=40mm、L
3=180mm、対物レンズ2の瞳径を12mmとして
いる。また、図4では、横軸aの目盛りはa=f1の位
置を0として、縦軸の目盛りはc=f2の位置を0とし
て表している。図4からわかるように、被検面23が焦
点距離f1の近傍にある場合(例えば±250μm)に
は、aとcとの関係がほぼ直線関係にある。このため、
被検面23が焦点距離f1の近傍にある場合には、aが
焦点距離f1よりも正の方向にずれても、負の方向にず
れても、cの焦点距離f2からのずれ量はほぼ等しい
(約±2mm)。ところが、被検面23が焦点距離f1
から大きくずれると(例えば±1000μm)には、a
が負の方向にずれた場合にはcのずれ量が5mmである
のに対し、正の方向にずれた場合にはcのずれ量が−2
0mmにも達し、図4のグラフのカーブを無視できなく
なる。このようにcのずれ量が正負方向について非対称
になるということは、図1において集光レンズの収束点
20、21の変位が焦点位置の正負方向で非対称になる
ことを意味する。このため、従来のように光検出器1
8、19を焦点位置に対して対称に配置した場合、実際
の収束点20、21の変位が焦点位置に対して非対称で
あるため、検出器の出力も非対称になり、フォーカスエ
ラー信号が図3(b)のように非対称になると考えられ
る。
【0024】そこで、本実施の形態では、このcのずれ
量の非対称性を考慮することにより、合焦検出可能な範
囲が広く、しかも、フォーカスエラー信号の形状が焦点
位置を中心として正側と負側で対称な焦点検出手段を備
えた顕微鏡を提供する。
量の非対称性を考慮することにより、合焦検出可能な範
囲が広く、しかも、フォーカスエラー信号の形状が焦点
位置を中心として正側と負側で対称な焦点検出手段を備
えた顕微鏡を提供する。
【0025】まず、本発明の第1の実施の形態による焦
点検出装置付き顕微鏡について、図1を用いて説明す
る。図1の顕微鏡は、観察光学系と照明光学系とオート
フォーカス光学系とから構成されている。
点検出装置付き顕微鏡について、図1を用いて説明す
る。図1の顕微鏡は、観察光学系と照明光学系とオート
フォーカス光学系とから構成されている。
【0026】観察光学系は第1対物レンズ2と、第2対
物レンズ3と、俯視プリズム4と、接眼レンズ5とを有
する。第1対物レンズ2と第2対物レンズ3との間には
光軸1に沿って平行光路が形成されている。この平行光
路には、ダイクロイックミラー7と、ビームスプリッタ
8とが、平行光路の光軸1に対してそれぞれ45度の角
度で設置されている。ダイクロイックミラー7は、赤外
光を反射し可視光を透過する特性を有する。
物レンズ3と、俯視プリズム4と、接眼レンズ5とを有
する。第1対物レンズ2と第2対物レンズ3との間には
光軸1に沿って平行光路が形成されている。この平行光
路には、ダイクロイックミラー7と、ビームスプリッタ
8とが、平行光路の光軸1に対してそれぞれ45度の角
度で設置されている。ダイクロイックミラー7は、赤外
光を反射し可視光を透過する特性を有する。
【0027】照明光学系は、可視光線を出射する照明光
源10と集光レンズ11とを有する。照明光学系から出
射された照明光束は、ビームスプリッタ8によって反射
され、上記の平行光路に導かれる。
源10と集光レンズ11とを有する。照明光学系から出
射された照明光束は、ビームスプリッタ8によって反射
され、上記の平行光路に導かれる。
【0028】オートフォーカス光学系は、赤外光を出射
する光源13と、コリメータレンズ14と、ビームスプ
リッタ15と、集光レンズ16と、ビームスプリッタ1
7と、第1の光検出器18と、第2の光検出器19とを
有する。光源13には、赤外光を出射する発光ダイオー
ドを用いた。第1の光検出器18は、集光レンズ16の
焦点距離f2よりもL1だけ離間した位置に設置されて
いる。一方、第2の光検出器19は、集光レンズ16の
焦点距離f2よりも集光レンズ16にL2だけ近接した
位置に設置されている。収束点20、21は、被検物体
24からの反射光が集光レンズ16によって収束される
点である。L1およびL2の値の決定方法については後
述する。
する光源13と、コリメータレンズ14と、ビームスプ
リッタ15と、集光レンズ16と、ビームスプリッタ1
7と、第1の光検出器18と、第2の光検出器19とを
有する。光源13には、赤外光を出射する発光ダイオー
ドを用いた。第1の光検出器18は、集光レンズ16の
焦点距離f2よりもL1だけ離間した位置に設置されて
いる。一方、第2の光検出器19は、集光レンズ16の
焦点距離f2よりも集光レンズ16にL2だけ近接した
位置に設置されている。収束点20、21は、被検物体
24からの反射光が集光レンズ16によって収束される
点である。L1およびL2の値の決定方法については後
述する。
【0029】第1の光検出器18の光検出部と第2の光
検出器19の光検出部は、それぞれ図2に示すように中
央部に円形の光検出部18a、19aを有している。そ
の外側には光検出部18a、19aを取り囲む光検出器
18b、19bが形成されている。中央部の円形の光検
出部18aの径および光検出部19aの径は、それらの
比が、距離L1と距離L2との比と等しくなるように定
められている。
検出器19の光検出部は、それぞれ図2に示すように中
央部に円形の光検出部18a、19aを有している。そ
の外側には光検出部18a、19aを取り囲む光検出器
18b、19bが形成されている。中央部の円形の光検
出部18aの径および光検出部19aの径は、それらの
比が、距離L1と距離L2との比と等しくなるように定
められている。
【0030】光検出部18a、18bならびに光検出部
19a、19bのそれぞれの光検出領域は、半導体基板
に不純物をドープすることにより形成されている。図2
では、隣接する光検出部同士が、互いに接するように描
いているが、実際には、隣接する光検出部の間には、光
を検知しない不感領域が形成されている。これにより、
隣接する光検出部同士を隔絶している。
19a、19bのそれぞれの光検出領域は、半導体基板
に不純物をドープすることにより形成されている。図2
では、隣接する光検出部同士が、互いに接するように描
いているが、実際には、隣接する光検出部の間には、光
を検知しない不感領域が形成されている。これにより、
隣接する光検出部同士を隔絶している。
【0031】光検出部18a、18b、19a、19b
は、演算増幅器29、30に接続され、演算増幅器2
9、30は演算増幅器31に接続されている。演算増幅
器29、30、31は、入力された2つの信号を差分す
る増幅器である。
は、演算増幅器29、30に接続され、演算増幅器2
9、30は演算増幅器31に接続されている。演算増幅
器29、30、31は、入力された2つの信号を差分す
る増幅器である。
【0032】演算増幅器29は、光検出部18aの出力
と、光検出部18bの出力とを差分する。演算増幅器3
0は、光検出部19aの出力と、光検出部19bの出力
とを差分する。演算増幅器31は演算増幅器29の出力
と演算増幅器30の出力とを差分する。光検出器18
a、18b、19a、19bのそれぞれの出力を|18
a|、|18b|、|19a|、|19b|と表した場
合、演算増幅器31の出力は(|18a|−|18b
|)−(|19a|−|19b|)と表すことができ
る。
と、光検出部18bの出力とを差分する。演算増幅器3
0は、光検出部19aの出力と、光検出部19bの出力
とを差分する。演算増幅器31は演算増幅器29の出力
と演算増幅器30の出力とを差分する。光検出器18
a、18b、19a、19bのそれぞれの出力を|18
a|、|18b|、|19a|、|19b|と表した場
合、演算増幅器31の出力は(|18a|−|18b
|)−(|19a|−|19b|)と表すことができ
る。
【0033】なお、演算増幅器29、30、31は、制
御装置26内に配置される。被検物体24は、光軸1方
向に移動可能な移動ステージ25に搭載される。制御装
置26は、移動ステージ25の動作を制御する。
御装置26内に配置される。被検物体24は、光軸1方
向に移動可能な移動ステージ25に搭載される。制御装
置26は、移動ステージ25の動作を制御する。
【0034】つぎに、図1の焦点検出装置付き顕微鏡の
各部の動作について説明する。
各部の動作について説明する。
【0035】光源13から出射し、コリメータレンズ1
4を通った光束は、ビームスプリッタ15によって反射
され、さらにダイクロイックミラー7によって反射さ
れ、対物レンズ2へ入射し、被検物体24上で結像す
る。被検物体24の被検面23からの反射光束は対物レ
ンズ2を通過し、ダイクロイックミラー7によって反射
され、ビームスプリッタ15を通過し、集光レンズ16
を通過し、ビームスプリッタ17へ入射する。
4を通った光束は、ビームスプリッタ15によって反射
され、さらにダイクロイックミラー7によって反射さ
れ、対物レンズ2へ入射し、被検物体24上で結像す
る。被検物体24の被検面23からの反射光束は対物レ
ンズ2を通過し、ダイクロイックミラー7によって反射
され、ビームスプリッタ15を通過し、集光レンズ16
を通過し、ビームスプリッタ17へ入射する。
【0036】光検出器18、19上には、ビームスプリ
ッタ17で分割された第1及び第2の光線束によって、
図2に示すように、光スポット37及び38が夫々形成
される。第1の光検出器18上に形成される光スポット
37のスポット径は、対物レンズ2と被検物体24とが
離間すると大きくなり、接近すると小さくなる。一方、
第2の光検出器19上に形成される光スポット38のス
ポット径は、光スポット37とは逆に、対物レンズ2と
被検物体24とが離間すると小さくなり、接近すると大
きくなる。よって、演算増幅器31の出力(|18a|
−|18b|)−(|19a|−|19b|)は、被検
面の移動につれ、図3(a)のようにS字曲線となり、
S字特性をもつフォーカスエラー信号が得られる。
ッタ17で分割された第1及び第2の光線束によって、
図2に示すように、光スポット37及び38が夫々形成
される。第1の光検出器18上に形成される光スポット
37のスポット径は、対物レンズ2と被検物体24とが
離間すると大きくなり、接近すると小さくなる。一方、
第2の光検出器19上に形成される光スポット38のス
ポット径は、光スポット37とは逆に、対物レンズ2と
被検物体24とが離間すると小さくなり、接近すると大
きくなる。よって、演算増幅器31の出力(|18a|
−|18b|)−(|19a|−|19b|)は、被検
面の移動につれ、図3(a)のようにS字曲線となり、
S字特性をもつフォーカスエラー信号が得られる。
【0037】ここで、L1およびL2の値の決定方法に
ついて具体的に説明する。本実施の形態では、被検面2
3の焦点検出可能範囲として、焦点を中心に正方向およ
び負方向にそれぞれ710μmずつ対称に確保すること
ができるようにL1、L2を決定する。なお図4のグラ
フの条件と同じく、物レンズ2の焦点距離f1は、20
mm、集光レンズ16の焦点距離f2は、40mm、対
物レンズ2と集光レンズ16の間の距離L3は、180
mm、対物レンズ2の瞳径は、12mmである。
ついて具体的に説明する。本実施の形態では、被検面2
3の焦点検出可能範囲として、焦点を中心に正方向およ
び負方向にそれぞれ710μmずつ対称に確保すること
ができるようにL1、L2を決定する。なお図4のグラ
フの条件と同じく、物レンズ2の焦点距離f1は、20
mm、集光レンズ16の焦点距離f2は、40mm、対
物レンズ2と集光レンズ16の間の距離L3は、180
mm、対物レンズ2の瞳径は、12mmである。
【0038】まず、収束点20、21cの位置cと、被
検面23の位置aとの関係を数3を用いて求める。本実
施の形態の条件では、cとaとの関係は、図4のグラフ
のようになる。ただし、横軸aの目盛りはa=f1の位
置を0として、縦軸の目盛りはc=f2の位置を0とし
て表している。ここでは、上述のように被検面23の焦
点検出可能範囲として、正方向および負方向にそれぞれ
710μmずつ確保するのであるから、図4のグラフに
おいて被検面23の位置aがf1−710μm、f1+
710μmの時の収束点20、21の位置cの求める
と、aがf1+710μmのときcはf2−10000
μmに変位し、aがf1−710μmのときcはf2+
4000μmに変位することがわかる。このことから収
束点20、21は、焦点f2を中心に非対称に変位する
ことがわかる。
検面23の位置aとの関係を数3を用いて求める。本実
施の形態の条件では、cとaとの関係は、図4のグラフ
のようになる。ただし、横軸aの目盛りはa=f1の位
置を0として、縦軸の目盛りはc=f2の位置を0とし
て表している。ここでは、上述のように被検面23の焦
点検出可能範囲として、正方向および負方向にそれぞれ
710μmずつ確保するのであるから、図4のグラフに
おいて被検面23の位置aがf1−710μm、f1+
710μmの時の収束点20、21の位置cの求める
と、aがf1+710μmのときcはf2−10000
μmに変位し、aがf1−710μmのときcはf2+
4000μmに変位することがわかる。このことから収
束点20、21は、焦点f2を中心に非対称に変位する
ことがわかる。
【0039】演算増幅器31の出力は、上述した通り
(|18a|−|18b|)−(|19a|−|19b
|)であるから、それぞれの第1および第2の光検出器
18、19に入射する光スポットのビーム径が最も小さ
くなる時に、演算増幅器31の出力(フォーカスエラー
信号)はピーク値付近となる。よって、第1の光検出器
18を、被検面23がf1−710μmのときの収束点
20の位置(f2+4000μm)に配置し、第2の光
検出器19を被検面23がf1+710μmのときの収
束点21の位置(f2−10000μm)に配置する。
すなわち、本実施の形態では、集光レンズ16の焦点距
離f2よりも距離L1=4000μmだけ離れた位置に
第1の光検出器18を配置し、集光レンズ16の焦点距
離f2よりも距離L2=10000μmだけ集光レンズ
16よりの位置に第2の光検出器19を配置するように
設定した。
(|18a|−|18b|)−(|19a|−|19b
|)であるから、それぞれの第1および第2の光検出器
18、19に入射する光スポットのビーム径が最も小さ
くなる時に、演算増幅器31の出力(フォーカスエラー
信号)はピーク値付近となる。よって、第1の光検出器
18を、被検面23がf1−710μmのときの収束点
20の位置(f2+4000μm)に配置し、第2の光
検出器19を被検面23がf1+710μmのときの収
束点21の位置(f2−10000μm)に配置する。
すなわち、本実施の形態では、集光レンズ16の焦点距
離f2よりも距離L1=4000μmだけ離れた位置に
第1の光検出器18を配置し、集光レンズ16の焦点距
離f2よりも距離L2=10000μmだけ集光レンズ
16よりの位置に第2の光検出器19を配置するように
設定した。
【0040】また、このようにL1とL2とを等しくな
い値に設定しているため、集光レンズ16の焦点と第1
および第2の光検出器18、19との距離が非対称であ
り、第1および第2の光検出器18、19上の光スポッ
トの大きさに差が生じる。そこで、本実施の形態では、
光検出部18aの寸法と光検出部19aの寸法の比を、
距離L1と距離L2の比と等しくさせ、これにより、収
束点20、21が焦点距離f2にある場合に、(|18
a|−|18b|)−(|19a|−|19b|)の値
が0になるようにした具体的には、光検出器18の光検
出部18aを直径694μmφの円形、光検出器19の
光検出部19aを直径1742μmφの円形とし、光検
出部18aの寸法と光検出部19aの寸法の比を、距離
L1と距離L2の比と等しくさせた。また、光検出部1
8b、19bの外形は6000μm×6000μmとし
た。
い値に設定しているため、集光レンズ16の焦点と第1
および第2の光検出器18、19との距離が非対称であ
り、第1および第2の光検出器18、19上の光スポッ
トの大きさに差が生じる。そこで、本実施の形態では、
光検出部18aの寸法と光検出部19aの寸法の比を、
距離L1と距離L2の比と等しくさせ、これにより、収
束点20、21が焦点距離f2にある場合に、(|18
a|−|18b|)−(|19a|−|19b|)の値
が0になるようにした具体的には、光検出器18の光検
出部18aを直径694μmφの円形、光検出器19の
光検出部19aを直径1742μmφの円形とし、光検
出部18aの寸法と光検出部19aの寸法の比を、距離
L1と距離L2の比と等しくさせた。また、光検出部1
8b、19bの外形は6000μm×6000μmとし
た。
【0041】このように、L1、L2を収束点の変位の
非対称性に合わせて非対称に設定するとともに、光検出
部18a,18bの大きさをL1、L2に比例して設定
することにより、図3(a)のように、被検面23の焦
点検出可能範囲を±710μm程度ずつの広い範囲で確
保することができ、しかも焦点位置の正側と負側で対称
な形状のフォーカスエラー信号を得ることができた。
非対称性に合わせて非対称に設定するとともに、光検出
部18a,18bの大きさをL1、L2に比例して設定
することにより、図3(a)のように、被検面23の焦
点検出可能範囲を±710μm程度ずつの広い範囲で確
保することができ、しかも焦点位置の正側と負側で対称
な形状のフォーカスエラー信号を得ることができた。
【0042】よって、図1の装置では、図3(a)のフ
ォーカスエラー信号が正のときは前ピン状態、負のとき
は後ピン状態、零のときは合焦状態と判断することが可
能である。この差動信号から被検面の位置を判断して、
制御装置26により移動ステージ25を上下させ自動的
に合焦状態に位置合わせをすることが可能である。この
状態で、照明光源10から被検物体24に照射された光
を観察光学系により観察することにより、合焦状態で被
検物体24の像を観察することができる。また、フォー
カスエラー信号の大きさから、被検物体24の変位量を
精度良く計測することもできる。
ォーカスエラー信号が正のときは前ピン状態、負のとき
は後ピン状態、零のときは合焦状態と判断することが可
能である。この差動信号から被検面の位置を判断して、
制御装置26により移動ステージ25を上下させ自動的
に合焦状態に位置合わせをすることが可能である。この
状態で、照明光源10から被検物体24に照射された光
を観察光学系により観察することにより、合焦状態で被
検物体24の像を観察することができる。また、フォー
カスエラー信号の大きさから、被検物体24の変位量を
精度良く計測することもできる。
【0043】一方、上記構成において、従来の構成のよ
うに、収束点20と光検出器18の間の距離L1を60
00μm、収束点21と光検出器19の間の距離L2を
6000μmとして、距離L1とL2を等しくさせると
ともに、光検出器18の光検出部18aの寸法を104
8μmφ、光検出部18bの寸法を6000μm×60
00μm、光検出器19の光検出部19aの寸法を10
48μmφ、光検出部19bの寸法を6000μm×6
000μmとした場合に、顕微鏡の対物レンズ2に焦点
距離20mm、瞳径12mmの対物レンズを用いた場合
は、フォーカスエラー信号は図3(b)のようになる。
うに、収束点20と光検出器18の間の距離L1を60
00μm、収束点21と光検出器19の間の距離L2を
6000μmとして、距離L1とL2を等しくさせると
ともに、光検出器18の光検出部18aの寸法を104
8μmφ、光検出部18bの寸法を6000μm×60
00μm、光検出器19の光検出部19aの寸法を10
48μmφ、光検出部19bの寸法を6000μm×6
000μmとした場合に、顕微鏡の対物レンズ2に焦点
距離20mm、瞳径12mmの対物レンズを用いた場合
は、フォーカスエラー信号は図3(b)のようになる。
【0044】図3(b)のフォーカスエラー信号は焦点
位置の正側と負側で合焦検出可能範囲が異なり、非対称
な形状である。よって、同じ大きさのフォーカスエラー
信号であっても正側と負側では被検面の焦点からのずれ
量が異なり、合焦制御が難しくなる。また、フォーカス
エラー信号の大きさから、被検物体24の変位量を検出
する場合にも、フォーカスエラー信号の非対称性を考慮
しなければならない。
位置の正側と負側で合焦検出可能範囲が異なり、非対称
な形状である。よって、同じ大きさのフォーカスエラー
信号であっても正側と負側では被検面の焦点からのずれ
量が異なり、合焦制御が難しくなる。また、フォーカス
エラー信号の大きさから、被検物体24の変位量を検出
する場合にも、フォーカスエラー信号の非対称性を考慮
しなければならない。
【0045】なお、上述の第1の実施の形態では、焦点
検出範囲として±710μmの範囲を提供するためのL
1、L2の値を設定したが、L1、L2は上述の値に限
定されるものではなく、所望する焦点検出範囲から図4
のようなcとaと関係を用いて決定したL1、L2の値
を用いることができる。具体的には、第1の実施例のよ
うに正方向および負方向にそれぞれ所望するaの値を取
り、対応するcの値にL1、L2を設定すればよい。ま
た、L1、L2を決定するためのcの値としては、厳密
に図4の曲線上の点でなくてもよく、図4の曲線の近傍
の値を用いることもできる。
検出範囲として±710μmの範囲を提供するためのL
1、L2の値を設定したが、L1、L2は上述の値に限
定されるものではなく、所望する焦点検出範囲から図4
のようなcとaと関係を用いて決定したL1、L2の値
を用いることができる。具体的には、第1の実施例のよ
うに正方向および負方向にそれぞれ所望するaの値を取
り、対応するcの値にL1、L2を設定すればよい。ま
た、L1、L2を決定するためのcの値としては、厳密
に図4の曲線上の点でなくてもよく、図4の曲線の近傍
の値を用いることもできる。
【0046】なお、上述してきた第1の実施の形態にお
いてダイクロイックミラー7とビームスプリッタ15の
間に四分の一波長板を設置し、光源13を直線偏光の光
を出射する光源とし、ビームスプリッタ15を偏光ビー
ムスプリッタとする構成にすることにより、被検面23
で反射した光をすべて光検出器18、19で検出するこ
とができ、光検出器18、19の受光光量が増えるた
め、低反射率の試料でもより高感度でフォーカスエラー
信号を得ることができる。
いてダイクロイックミラー7とビームスプリッタ15の
間に四分の一波長板を設置し、光源13を直線偏光の光
を出射する光源とし、ビームスプリッタ15を偏光ビー
ムスプリッタとする構成にすることにより、被検面23
で反射した光をすべて光検出器18、19で検出するこ
とができ、光検出器18、19の受光光量が増えるた
め、低反射率の試料でもより高感度でフォーカスエラー
信号を得ることができる。
【0047】つぎに、本発明の第2の実施の形態による
焦点検出装置付き顕微鏡について、図5を用いて説明す
る。
焦点検出装置付き顕微鏡について、図5を用いて説明す
る。
【0048】図5の構成は、第1の実施の形態の図1の
構成とほぼ同じであるが、光源13とコリメータレンズ
14の間に、スリット80を配置していることと、光検
出部形態が図1とは異なる。
構成とほぼ同じであるが、光源13とコリメータレンズ
14の間に、スリット80を配置していることと、光検
出部形態が図1とは異なる。
【0049】図5の構成のオートフォーカス光学系は、
赤外光を出射する光源13と、スリット80と、コリメ
ータレンズ14と、ビームスプリッタ15と、集光レン
ズ16と、ビームスプリッタ17と、第1の光検出器8
1と、第2の光検出器82を有する。光源13には発光
ダイオードを用いた。図7にスリット80を正面から見
た図を示す。第1の光検出器81は、集光レンズ16の
焦点距離f2よりもL1だけ離間して設置されている。
一方、第2の光検出器82は、集光レンズ16の焦点距
離f2よりもL2だけ集光レンズ16に近い位置に設置
されている。
赤外光を出射する光源13と、スリット80と、コリメ
ータレンズ14と、ビームスプリッタ15と、集光レン
ズ16と、ビームスプリッタ17と、第1の光検出器8
1と、第2の光検出器82を有する。光源13には発光
ダイオードを用いた。図7にスリット80を正面から見
た図を示す。第1の光検出器81は、集光レンズ16の
焦点距離f2よりもL1だけ離間して設置されている。
一方、第2の光検出器82は、集光レンズ16の焦点距
離f2よりもL2だけ集光レンズ16に近い位置に設置
されている。
【0050】また、第1の光検出器81の光検出部と第
2の光検出器82の光検出部は、図6に示すように、上
下方向を3分割した形状であり、光検出部81a,82
aが、それぞれ光検出部81b、81cおよび82b、
82cにより上下方向から挟まれた構成である。
2の光検出器82の光検出部は、図6に示すように、上
下方向を3分割した形状であり、光検出部81a,82
aが、それぞれ光検出部81b、81cおよび82b、
82cにより上下方向から挟まれた構成である。
【0051】これらの光検出部81b、81c、82
b、82cは、演算増幅器83、84に接続され、光検
出部81a、82a、演算増幅器83、84は、演算増
幅器85、86に接続され、演算増幅器85、86は演
算増幅器87に接続されている。演算増幅器83、84
は、入力された2つの信号を加算する増幅器であり、演
算増幅器85、86、87は、入力された2つの信号を
差分する増幅器である。
b、82cは、演算増幅器83、84に接続され、光検
出部81a、82a、演算増幅器83、84は、演算増
幅器85、86に接続され、演算増幅器85、86は演
算増幅器87に接続されている。演算増幅器83、84
は、入力された2つの信号を加算する増幅器であり、演
算増幅器85、86、87は、入力された2つの信号を
差分する増幅器である。
【0052】演算増幅器83は、光検出部81bの出力
と、光検出部81cの出力とを加算する。演算増幅器8
4は、光検出部82bの出力と、光検出部82cの出力
を加算する。演算増幅器85は、光検出部81aの出力
と、演算増幅器83の出力とを差分する。演算増幅器8
6は、光検出部82aの出力と、演算増幅器84の出力
とを差分する。演算増幅器87は演算増幅器85の出力
と演算増幅器86の出力とを差分する。
と、光検出部81cの出力とを加算する。演算増幅器8
4は、光検出部82bの出力と、光検出部82cの出力
を加算する。演算増幅器85は、光検出部81aの出力
と、演算増幅器83の出力とを差分する。演算増幅器8
6は、光検出部82aの出力と、演算増幅器84の出力
とを差分する。演算増幅器87は演算増幅器85の出力
と演算増幅器86の出力とを差分する。
【0053】よって、光検出部81a、81b、81
c、82a、82b、82cのそれぞれの出力を|81
a|、|81b|、|81c|、|82a|、|82b
|、|82c|と表した場合、演算増幅器87も出力は
(|81a|−(|81b|+|81c|))−(|8
2a|−(|82b|+|82c|))と表すことがで
きる。
c、82a、82b、82cのそれぞれの出力を|81
a|、|81b|、|81c|、|82a|、|82b
|、|82c|と表した場合、演算増幅器87も出力は
(|81a|−(|81b|+|81c|))−(|8
2a|−(|82b|+|82c|))と表すことがで
きる。
【0054】なお、演算増幅器83、84、85、8
6、87は、制御装置26内に配置される。
6、87は、制御装置26内に配置される。
【0055】第2の実施の形態の図5の構成では、線状
のスリット像が被検面23上に結像する。すなわち、光
源13から出射した光の一部はスリット80を通過し、
コリメータレンズ14を通った光束は、ビームスプリッ
タ15によって反射され、さらにダイクロイックミラー
7によって反射され、対物レンズ2へ入射し、制御装置
26によって光軸1方向に移動可能な移動ステージ25
上に置かれた被検物体24の被検面23上にスリット像
を結像する。被検物体24の被検面23からの反射光束
は対物レンズ2を通過し、ダイクロイックミラー7によ
って反射され、ビームスプリッタ15を透過し、集光レ
ンズ16を通過し、ビームスプリッタ17へ入射する。
そして、光検出器81、82上には、ビームスプリッタ
17で分割された第1及び第2の光線束によって、スリ
ット像が夫々形成される。このとき、スリット80の向
きは、光検出器81、82上のスリット像の長手方向
が、光検出器81、82の幅方向と平行になるように配
置されている。
のスリット像が被検面23上に結像する。すなわち、光
源13から出射した光の一部はスリット80を通過し、
コリメータレンズ14を通った光束は、ビームスプリッ
タ15によって反射され、さらにダイクロイックミラー
7によって反射され、対物レンズ2へ入射し、制御装置
26によって光軸1方向に移動可能な移動ステージ25
上に置かれた被検物体24の被検面23上にスリット像
を結像する。被検物体24の被検面23からの反射光束
は対物レンズ2を通過し、ダイクロイックミラー7によ
って反射され、ビームスプリッタ15を透過し、集光レ
ンズ16を通過し、ビームスプリッタ17へ入射する。
そして、光検出器81、82上には、ビームスプリッタ
17で分割された第1及び第2の光線束によって、スリ
ット像が夫々形成される。このとき、スリット80の向
きは、光検出器81、82上のスリット像の長手方向
が、光検出器81、82の幅方向と平行になるように配
置されている。
【0056】焦点検出の方法は第1の実施の形態と同様
であるので説明を省略する。
であるので説明を省略する。
【0057】第2の実施の形態において、以下のような
条件で装置を作製し、実験を行い、フォーカスエラー信
号が得られた。
条件で装置を作製し、実験を行い、フォーカスエラー信
号が得られた。
【0058】集光レンズ16の焦点距離を40mm、対
物レンズ2と集光レンズ16の間の距離L3を180m
mとした。L1は4000μm、L2は10000μm
とし、距離L1とL2とを等しくない値に設定した。ま
た、光検出器81の光検出部81aの寸法を図6の上下
方向の長さ170μm、幅6000μm、光検出部81
b、81cの寸法を上下方向の長さ2915μm、幅6
000μm、光検出器82の光検出器82aの寸法を上
下方向の長さ432μm、幅6000μm、光検出部8
2b、82cの寸法を上下方向の長さ2784μm、幅
6000μmとし、光検出部81aの上下方向の長さと
光検出部82aの上下方向の長さとの比を、距離L1と
距離L2の比と等しくさせた。
物レンズ2と集光レンズ16の間の距離L3を180m
mとした。L1は4000μm、L2は10000μm
とし、距離L1とL2とを等しくない値に設定した。ま
た、光検出器81の光検出部81aの寸法を図6の上下
方向の長さ170μm、幅6000μm、光検出部81
b、81cの寸法を上下方向の長さ2915μm、幅6
000μm、光検出器82の光検出器82aの寸法を上
下方向の長さ432μm、幅6000μm、光検出部8
2b、82cの寸法を上下方向の長さ2784μm、幅
6000μmとし、光検出部81aの上下方向の長さと
光検出部82aの上下方向の長さとの比を、距離L1と
距離L2の比と等しくさせた。
【0059】この時に顕微鏡の対物レンズ2に焦点距離
20mm、瞳径12mmの対物レンズを用いた場合のフ
ォーカスエラー信号を図8(a)に示す。なお、図8
(a)において横軸は被検物面23の位置で焦点位置を
0とし、縦軸はフォーカスエラー信号の強度を示す。
20mm、瞳径12mmの対物レンズを用いた場合のフ
ォーカスエラー信号を図8(a)に示す。なお、図8
(a)において横軸は被検物面23の位置で焦点位置を
0とし、縦軸はフォーカスエラー信号の強度を示す。
【0060】一方、上記構成において、従来のように、
L1を6000μm、L2を6000μmとし、距離L
1とL2を等しくさせ、光検出器81の光検出部81a
の寸法を上下方向の長さ262μm、幅6000μm、
光検出部81b、81cの寸歩を上下方向の長さ286
9μm、幅6000μm、光検出器82の光検出部82
aの寸法を上下方向の長さ262μm、幅6000μ
m、光検出部82b、82cの寸法を上下方向の長さ2
869μm、幅6000μmとして、光検出器81a,
82aの上下方向の長さを等しくさせた場合の、フォー
カスエラー信号を図8(b)に示す。なお、対物レンズ
2に焦点距離20mm、瞳径12mmの対物レンズを用
いた。
L1を6000μm、L2を6000μmとし、距離L
1とL2を等しくさせ、光検出器81の光検出部81a
の寸法を上下方向の長さ262μm、幅6000μm、
光検出部81b、81cの寸歩を上下方向の長さ286
9μm、幅6000μm、光検出器82の光検出部82
aの寸法を上下方向の長さ262μm、幅6000μ
m、光検出部82b、82cの寸法を上下方向の長さ2
869μm、幅6000μmとして、光検出器81a,
82aの上下方向の長さを等しくさせた場合の、フォー
カスエラー信号を図8(b)に示す。なお、対物レンズ
2に焦点距離20mm、瞳径12mmの対物レンズを用
いた。
【0061】図8(b)のフォーカスエラー信号は焦点
位置の正側と負側で合焦範囲が異なり、非対称な形状で
あるが、図8(a)のフォーカスエラー信号は焦点位置
の正側と負側で合焦範囲が同じであり、対称な形状にな
っていることがわかる。
位置の正側と負側で合焦範囲が異なり、非対称な形状で
あるが、図8(a)のフォーカスエラー信号は焦点位置
の正側と負側で合焦範囲が同じであり、対称な形状にな
っていることがわかる。
【0062】前記のL1を4000μm、L2を100
00μmとした理由は第1の実施の形態の場合と同じで
あるので説明は省略する。
00μmとした理由は第1の実施の形態の場合と同じで
あるので説明は省略する。
【0063】第2の実施の形態の図5では、被検物体2
4の被検面23上に、一方向に長い線状の像を照射する
ため、線状の像の一部が、被検面の段差部にかかって
も、他の部分において正常なフォーカスエラー信号を得
ることができる。よって、被検面23に段差がある場合
にも、フォーカスエラー信号は段差の影響を受けにくく
なるため、段差のある被検物体24を観察する顕微鏡の
オートフォーカス光学系として適している。
4の被検面23上に、一方向に長い線状の像を照射する
ため、線状の像の一部が、被検面の段差部にかかって
も、他の部分において正常なフォーカスエラー信号を得
ることができる。よって、被検面23に段差がある場合
にも、フォーカスエラー信号は段差の影響を受けにくく
なるため、段差のある被検物体24を観察する顕微鏡の
オートフォーカス光学系として適している。
【0064】また、図5の構成においては、スリット8
0によって線状の像を形成しているが、光源13から出
射した光をシリンドカルレンズで集光することにより、
図5のスリット80の位置に線状の像を結像する構成と
することによっても、同様の効果が得られる。この場合
はスリット80が不要となる。
0によって線状の像を形成しているが、光源13から出
射した光をシリンドカルレンズで集光することにより、
図5のスリット80の位置に線状の像を結像する構成と
することによっても、同様の効果が得られる。この場合
はスリット80が不要となる。
【0065】つぎに、本発明の第3の実施の形態につい
て図9を用いて説明する。第3の実施の形態は、変位計
測装置について本発明を用いた実施の形態である。
て図9を用いて説明する。第3の実施の形態は、変位計
測装置について本発明を用いた実施の形態である。
【0066】第3の実施の形態の図9の変位計測装置
は、第1の実施の形態の焦点検出装置付き顕微鏡から照
明光学系、観察光学系、ダイクロイックミラー7、およ
び、ステージ25を除去したものである。その他の構成
は第1の実施の形態の焦点検出装置と同じである。
は、第1の実施の形態の焦点検出装置付き顕微鏡から照
明光学系、観察光学系、ダイクロイックミラー7、およ
び、ステージ25を除去したものである。その他の構成
は第1の実施の形態の焦点検出装置と同じである。
【0067】なお、図9では図1と同様の部品について
同じ番号をつけた。
同じ番号をつけた。
【0068】図9の変位計測装置では、被検物体24の
被検面23の光軸1方向についての変位量をフォーカス
エラー信号の大きさから計測することができる。各部の
動作は第1の実施の形態の焦点検出の動作と同じである
ので説明を省略する。
被検面23の光軸1方向についての変位量をフォーカス
エラー信号の大きさから計測することができる。各部の
動作は第1の実施の形態の焦点検出の動作と同じである
ので説明を省略する。
【0069】図9の変位計測装置は、図1の顕微鏡のオ
ートフォーカス光学系と同じく、対称な形状のフォーカ
スエラー信号が得られるため、精度良く変位を検出する
ことができる。
ートフォーカス光学系と同じく、対称な形状のフォーカ
スエラー信号が得られるため、精度良く変位を検出する
ことができる。
【0070】なお、上述してきた第1、2、3の各実施
の形態では光源13に発光ダイオードを用いたが、半導
体レーザを用いることもできる。
の形態では光源13に発光ダイオードを用いたが、半導
体レーザを用いることもできる。
【0071】また、光源13として赤外光を出射する光
源を用いるとしたが、可視光光源を用いることもでき
る。可視光光源を用いる場合は、ダイクロイックミラー
の代わりにビームスプリッタを用いる。
源を用いるとしたが、可視光光源を用いることもでき
る。可視光光源を用いる場合は、ダイクロイックミラー
の代わりにビームスプリッタを用いる。
【0072】また、光検出器18、19等としては、第
1の実施の形態では半導体基板に不純物をドープさせる
ことにより検出領域を形成したものを用いると述べた
が、光検出器18、19等にCCDを用いることもでき
る。その場合は、適当な信号処理回路が必要になる。
1の実施の形態では半導体基板に不純物をドープさせる
ことにより検出領域を形成したものを用いると述べた
が、光検出器18、19等にCCDを用いることもでき
る。その場合は、適当な信号処理回路が必要になる。
【0073】なお、上述の第1の実施の形態では、光ス
ポットの形状が円形であったので、光検出部18aの径
と光検出部19aの径との比を、L1とL2との比に等
しく設定したが、光検出部の形状は光スポット径に合わ
せて自由に設定することができる。この場合は、光検出
部18aの受光面の面積と、光検出部18bの受光面の
面積との比が、L1とL2との比に等しくなるように設
定する。
ポットの形状が円形であったので、光検出部18aの径
と光検出部19aの径との比を、L1とL2との比に等
しく設定したが、光検出部の形状は光スポット径に合わ
せて自由に設定することができる。この場合は、光検出
部18aの受光面の面積と、光検出部18bの受光面の
面積との比が、L1とL2との比に等しくなるように設
定する。
【0074】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、合焦検出
可能な範囲が広く、しかも、フォーカスエラー信号の形
状が焦点位置を中心として正側と負側で対称な焦点検出
手段を備えた顕微鏡を提供することができる。
可能な範囲が広く、しかも、フォーカスエラー信号の形
状が焦点位置を中心として正側と負側で対称な焦点検出
手段を備えた顕微鏡を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態による焦点検出装置
付き顕微鏡の概略構成を示すブロック図である。
付き顕微鏡の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による焦点検出装置
付き顕微鏡の光検出器の光検出部の構成を示すブロック
図である。
付き顕微鏡の光検出器の光検出部の構成を示すブロック
図である。
【図3】(a)本発明の第1の実施の形態による焦点検
出装置付き顕微鏡で得られたフォーカスエラー信号を示
すグラフである。 (b)第1の実施の形態による焦点検出装置付き顕微鏡
でL1、L2を従来の設定にした場合のフォーカスエラ
ー信号を示すグラフである。
出装置付き顕微鏡で得られたフォーカスエラー信号を示
すグラフである。 (b)第1の実施の形態による焦点検出装置付き顕微鏡
でL1、L2を従来の設定にした場合のフォーカスエラ
ー信号を示すグラフである。
【図4】本発明の第1の実施の形態による焦点検出装置
付き顕微鏡の被検面の位置と集光レンズの収束点の位置
の関係を示すグラフである。
付き顕微鏡の被検面の位置と集光レンズの収束点の位置
の関係を示すグラフである。
【図5】本発明の第2の実施の形態による焦点検出装置
付き顕微鏡の概略構成を示すブロック図である。
付き顕微鏡の概略構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態による焦点検出装置
付き顕微鏡の光検出器の光検出部の構成を示すブロック
図である。
付き顕微鏡の光検出器の光検出部の構成を示すブロック
図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態による焦点検出装置
付き顕微鏡に用いられているスリットの正面図である。
付き顕微鏡に用いられているスリットの正面図である。
【図8】(a)本発明の第2の実施の形態による焦点検
出装置付き顕微鏡で得られたフォーカスエラー信号を示
すグラフである。 (b)第2の実施の形態による焦点検出装置付き顕微鏡
でL1、L2を従来の設定にした場合のフォーカスエラ
ー信号を示すグラフである。
出装置付き顕微鏡で得られたフォーカスエラー信号を示
すグラフである。 (b)第2の実施の形態による焦点検出装置付き顕微鏡
でL1、L2を従来の設定にした場合のフォーカスエラ
ー信号を示すグラフである。
【図9】本発明の第3の実施の形態による変位計測装置
の概略構成を示すブロック図である。
の概略構成を示すブロック図である。
【図10】従来の焦点検出装置付き顕微鏡の概略構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図11】従来の焦点検出装置付き顕微鏡の光検出器の
光検出部の構成を示すブロック図である。
光検出部の構成を示すブロック図である。
【図12】図1の焦点検出装置付き顕微鏡の被検面2
3、対物レンズ2、集光レンズ16、収束点20、21
の位置関係を示す説明図。
3、対物レンズ2、集光レンズ16、収束点20、21
の位置関係を示す説明図。
2、102 対物レンズ 7、107 ダイクロイックミラー 13、113 光源 14、114 コリメータレンズ 16、116 集光レンズ 15、17、115、117 ビームスプリッタ 18、19、81、82、118、119 光検出器 18a、18b、19a、19b、81a、81b、8
1c、82a、82b、82c、118a、118b、
119a、119b 光検出部 23、123 被検面 24、124 被検物体 25、125 ステージ 26、126 制御手段 29、30、31、83、84、85、86、87、1
29、130、131 演算増幅器 37、38、132、133 光スポット 80 スリット
1c、82a、82b、82c、118a、118b、
119a、119b 光検出部 23、123 被検面 24、124 被検物体 25、125 ステージ 26、126 制御手段 29、30、31、83、84、85、86、87、1
29、130、131 演算増幅器 37、38、132、133 光スポット 80 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03B 3/00 A
Claims (6)
- 【請求項1】被検物体を搭載するためのステージと、前
記被検物体を観察するための対物レンズを含む観察光学
系と、前記対物レンズの焦点位置からの前記被検物体の
位置ずれを検出する焦点検出手段とを有し、 前記焦点検出手段は、前記対物レンズを通して前記被検
物体に照明光を照射するための照明光学系と、前記被検
物体からの前記照明光の反射光束を収束するための集光
光学系と、前記反射光束を第1および第2光束に分割す
るための分割部と、前記第1および第2光束をそれぞれ
検出するための第1および第2検出部と、前記第1およ
び第2検出部の検出結果を演算することにより、フォー
カスエラー信号を求める演算手段とを有し、 前記第1および第2検出部は、それぞれ、前記第1およ
び第2光束のうち、光軸部分の光束を検出するための第
1検出領域、その外側の光束の検出するための第2検出
領域を有し、 前記演算手段は、前記第1および第2の検出部につい
て、それぞれ、前記第1検出領域の出力と第2検出領域
の出力との差分をそれぞれ求め、さらに、前記第1検出
部の差分結果と第2検出部の差分結果との差を求める手
段であり、 前記第1検出部は、前記集光光学系の焦点位置よりも前
記集光光学系からL1だけ離れた位置に配置され、前記
第2検出部は、前記集光光学系の焦点位置よりもL2だ
け前記集光光学系に近い位置に配置され、 前記L1は、前記L2とは等しくない距離に設定されて
いることを特徴とする焦点検出手段を備えた顕微鏡。 - 【請求項2】請求項1に記載の焦点検出手段を備えた顕
微鏡において、前記第1検出部の第1検出領域の面積
と、第2検出部の第1検出領域の面積との比は、前記L
1とL2との比と等しいことを特徴とする焦点検出手段
を備えた顕微鏡。 - 【請求項3】請求項1に記載の焦点検出手段を備えた顕
微鏡において、前記対物レンズの焦点距離をf1とした
場合、前記第1検出部は、前記被検物体がf1−A(た
だし、AはA>0の任意の値)の位置に位置するとき
に、前記集光光学系が前記第1光束を収束する収束点の
位置に配置され、前記第2検出部は、前記被検物体がf
1+Aの位置に位置するときに、前記集光光学系が前記
第2光束を収束する収束点の位置に配置されていること
を特徴とする焦点検出手段を備えた顕微鏡。 - 【請求項4】請求項1に記載の焦点検出手段を備えた顕
微鏡において、前記対物レンズと前記被検物体との距離
をa、前記集光光学系とその収束点との距離をc、予め
求めておいたcとaとの関係をc=G(a)、前記対物レ
ンズの焦点距離をf1、前記集光光学系の焦点距離をf
2とした場合、前記L1、L2は、 f2+L1=G(f1−A)、 f2−L2=G(f1+A)、 ただしAはA>0の任意
の値 を満たす値に設定されていることを特徴とする焦点検出
手段を備えた顕微鏡。 - 【請求項5】請求項1に記載の焦点検出手段を備えた顕
微鏡において、前記照明光学系は、前記被検物体上の光
スポットの形状が線状になる光を照射し、 前記第1および第2検出部は、前記第1領域の形状が線
状であることを特徴とする焦点検出手段を備えた顕微
鏡。 - 【請求項6】被検物体に対向する位置に配置された対物
レンズと、前記対物レンズを通して前記被検物体に照明
光を照射するための照明光学系と、前記被検物体からの
前記照明光の反射光束を収束するための集光光学系と、
前記反射光束を第1および第2光束に分割するための分
割部と、前記第1および第2光束をそれぞれ検出するた
めの第1および第2検出部と、前記第1および第2検出
部の検出結果を演算することにより、フォーカスエラー
信号を求める演算手段とを有し、 前記第1および第2検出部は、それぞれ、前記第1およ
び第2光束のうち、光軸部分の光束を検出するための第
1検出領域、その外側の光束の検出するための第2検出
領域を有し、 前記演算手段は、前記第1および第2の検出部につい
て、それぞれ、前記第1検出領域の出力と第2検出領域
の出力との差分をそれぞれ求め、さらに、前記第1検出
部の差分結果と第2検出部の差分結果との差を求める手
段であり、 前記第1検出部は、前記集光光学系の焦点位置よりも前
記集光光学系からL1だけ離れた位置に配置され、前記
第2検出部は、前記集光光学系の焦点位置よりもL2だ
け前記集光光学系に近い位置に配置され、 前記L1は、前記L2とは等しくない距離に設定されて
いることを特徴とする変位計測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9179759A JPH1123953A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 焦点検出装置を備えた顕微鏡および変位計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9179759A JPH1123953A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 焦点検出装置を備えた顕微鏡および変位計測装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1123953A true JPH1123953A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16071393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9179759A Pending JPH1123953A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 焦点検出装置を備えた顕微鏡および変位計測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1123953A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001124530A (ja) * | 1999-10-27 | 2001-05-11 | Hitachi Ltd | 立体形状検出方法及び装置、並びに検査方法及び装置 |
| JP2008233342A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Advanced Mask Inspection Technology Kk | 高さ検出装置 |
| JP2012002670A (ja) * | 2010-06-17 | 2012-01-05 | Toshiba Corp | 高さ検出装置 |
| WO2024183011A1 (zh) * | 2023-03-08 | 2024-09-12 | 深圳华大生命科学研究院 | 对焦方法和系统 |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP9179759A patent/JPH1123953A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001124530A (ja) * | 1999-10-27 | 2001-05-11 | Hitachi Ltd | 立体形状検出方法及び装置、並びに検査方法及び装置 |
| JP2008233342A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Advanced Mask Inspection Technology Kk | 高さ検出装置 |
| JP2012002670A (ja) * | 2010-06-17 | 2012-01-05 | Toshiba Corp | 高さ検出装置 |
| WO2024183011A1 (zh) * | 2023-03-08 | 2024-09-12 | 深圳华大生命科学研究院 | 对焦方法和系统 |
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