JPH11240194A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11240194A
JPH11240194A JP4588898A JP4588898A JPH11240194A JP H11240194 A JPH11240194 A JP H11240194A JP 4588898 A JP4588898 A JP 4588898A JP 4588898 A JP4588898 A JP 4588898A JP H11240194 A JPH11240194 A JP H11240194A
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electrode
control
image forming
potential
toner
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JP4588898A
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Shiro Wakahara
史郎 若原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電圧を制御電極に印加することなく、顕像
剤の飛翔制御を十分に行うことができ、良好な画像形成
を行うことができるようにする。 【解決手段】 制御電極26にはゲート29の周囲であ
ってトナー担持体22側に第1帯状電極27a及び対向
電極25側に第3帯状電極27c、両帯状電極27a,
27c間に第2帯状電極27bを配置している。第3帯
状電極27cは第1帯状電極27aとほぼ同形であって
ゲート29に対して第1帯状電極27aと同じ位置に配
置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル複写機
およびファクシミリ装置の印字部や、ディジタルプリン
タ、プロッタ等に適用され、顕像剤を飛翔させることに
より記録媒体上に画像を形成する画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像信号を紙等の記録媒体上に可
視像として出力する画像形成装置として、例えば特開平
7−186436号公報や特開平8−99433号公報
のように荷電粒子に電界を作用させて電気力によって飛
翔させ、飛翔路に配置した複数の通過孔を含む制御電極
に印加する電位を変化させて記録媒体に荷電粒子を付着
させることにより、画像を該記録媒体上に直接形成する
画像形成装置が提案されている。
【0003】上記の従来技術においては、上記顕像剤の
飛翔制御に使用する制御電極の構成及び制御方法につい
て記載されている。これらの従来技術では、制御電極と
してX−Yマトリックスによる制御電極について記述さ
れている。特に特開平7−186436号公報では、制
御電極としてX−Yマトリックス電極及びシールド電極
からなる三層構造の制御電極について記述されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に代表さ
れる様なタイプの画像形成装置では、荷電粒子のゲート
通過を制御する制御手段が使用されている。上記の従来
技術のようなタイプの画像形成装置は上記ゲートと担持
体の間に形成される電界制御によってトナーの飛翔可否
を制御し、対向電極によって形成された強電界によって
記録媒体である用紙表面にトナーを到達させて画像を形
成している。
【0005】上記のような画像形成装置において、制御
電極は互いに交差する二つの電極群(X−Yマトリック
ス)によってマトリックス制御する構成となっている。
このような構成では、二つの電極群の両方に対してトナ
ーが飛翔する電位を印加した場合にのみトナー飛翔が得
られる。例えば、制御電極の担持体側に配置された電極
に対してトナーを飛翔させる電位(以後オン電位)を印
加し、反対側に配置された電極にトナーを飛翔させない
電位(オフ電位)を印加した場合は、トナーは飛翔を開
始しない。同様に担持体側の電極にオフ電位、反対側の
電極にはオン電位を印加した場合も同様にトナーは飛翔
を開始しない。
【0006】しかし、上記の様な装置でこのようなマト
リックス制御を行う場合、二つの電極群に同じ電位を印
加したのでは対向電極側に配置された電極群による電界
が小さくなる上に、担持体上のトナーから見た対向電極
側に配置された電極が担持体側に配置された電極群によ
って隠れる。そのため、対向電極側に配置された電極群
からの電界が担持体上のトナーに十分に及ばず、十分な
制御が行えない。従って、十分な制御を行うには、担持
体側の電極に付与する電位より対向電極側に配置された
電極に付与する電位をより高圧とする必要がある。しか
し、印加する電位が大きくなると電位の切り替えに必要
なドライバーの耐圧に高耐圧が必要となる上に、電源が
複数必要となる。または、他の電源からの分圧手段又は
昇圧手段が必要となって、電源及び電位の切り換え手段
のコストアップは免れない。
【0007】このために特開平7−186436号公報
のように担持体側の電極群の開口部より対向電極側の電
極群の開口部を小さくする構成の制御電極が検討されて
いる。このような構成では対向電極側の電極群による電
界を担持体上のトナーに十分に及ぼすことができるの
で、対向電極側の電極群に印加する電位を担持体側の電
極群に印加する電位に近付けること、若しくは等しくす
ることが可能である。しかし、実際は対向電極側の電極
にオフ電位、担持体側の電極群にオン電位を印加した場
合はトナーの飛翔を良好に阻止することができるが、逆
に担持体側の電極群にオフ電位、対向電極側の電極にオ
ン電位を印加した場合はトナーの飛翔を十分に阻止する
ことができず、顕像剤が僅かに飛翔して漏れトナーが生
じ、カブリが発生し画像劣化を招来する。この場合に印
加する電位を大きくすると上記のようなコストアップを
招来する。
【0008】本発明の目的は、高電圧を制御電極に印加
することなく、顕像剤の飛翔制御を十分に行うことがで
き、良好な画像形成を行うことができる画像形成を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、顕像剤を担持
する担持体と、該担持体に対向配置された対向電極と、
上記担持体と上記対向電極との間に電位差を発生させる
電圧を供給する電源手段と、上記担持体と上記対向電極
との間に配置された基板に顕像剤の通過部となる開口部
を形成する複数個のゲートと該ゲートを囲む開口部を有
する電極群とを設けた制御電極と、該制御電極の各電極
に複数の電位状態を与える制御手段とを具備し、上記制
御手段によって上記ゲートの対応する電極に所定の電位
を印加することにより、上記担持体に担持された顕像剤
の上記ゲート通過を制御して、上記対向電極に搬送され
た記録媒体表面に画像を形成する画像形成装置である。
【0010】そして、請求項1の発明は、上記電極群
が、上記担持体から上記対向電極の方向に、少なくとも
第1電極群、第2電極群及び第3電極群をこの順に配置
した構成であり、上記制御手段が、上記第3電極群に行
う電位制御を上記第1電極群に対して行う電位制御に同
期させることを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の画像形
成装置であって、上記第2電極群の開口径は、第1電極
群が有する開口径よりも小さいことを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、請求項1記載の画像形
成装置であって、上記第3電極群の開口径は、第2電極
群が有する開口径よりも小さいことを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項1記載の画像形
成装置であって、上記制御手段が、上記第3電極群に対
して印加する電位を上記第1電極群又は上記第2電極群
に印加する電位と等しくすることを特徴とする。
【0014】請求項5の発明は、請求項1、2又は3記
載の画像形成装置であって、上記制御手段は、上記第3
電極群に印加する電位を変化させるタイミングを、上記
第1電極群の電位変化のタイミングに一致させることを
特徴とする。
【0015】請求項6の発明は、請求項1、2又は3記
載の画像形成装置であって、上記制御手段は、上記第3
電極群に印加する電位を変化させるタイミングを、上記
第1電極群の電位変化のタイミングに対して所定量ずら
したことを特徴とする。
【0016】請求項7の発明は、請求項1ないし6記載
の画像形成装置であって、上記各電極群の開口径は、上
記顕像剤の飛翔を均一化するよう設定されることを特徴
とする。
【0017】請求項8の発明は、請求項1ないし7記載
の画像形成装置であって、上記制御手段は、上記各電極
群に対し上記顕像剤の飛翔を均一化するよう制御するこ
とを特徴とする。
【0018】請求項9の発明は、請求項1ないし9記載
の画像形成装置であって、異なる複数の上記顕像剤ごと
に上記制御電極及び上記制御手段を配し、各顕像剤ごと
に電極群の開口径と制御内容を設定したことを特徴とす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る画
像形成装置の全体的構成を示す概略断面図であり、図2
は、この画像形成装置の主要部分の概略断面図である。
尚、以下の説明においては、負帯電のトナーに対応する
構成を備えた画像形成装置について詳述するが、正帯電
のトナーを使用する場合には、それに応じて適宜各印加
電圧の極性を設定すればよい。
【0020】この画像形成装置は、トナー供給部2と印
刷部3とを有する画像形成部1を備えている。この画像
形成部1は、画像信号に応じた画像を、顕像剤としての
トナーを使用して記録媒体である用紙上に顕像化するも
のである。つまり、本画像形成装置は、トナーを飛翔さ
せて用紙に付着させると共に、上記トナーの飛翔を画像
信号に基づいて制御することにより紙上に画像を直接形
成するものである。
【0021】上記画像形成部1への用紙の入紙側には、
給紙装置10が設けられている。給紙装置10は、記録
媒体としての用紙5を収容する用紙カセット4、この用
紙カセット4から用紙5を送り出すピックアップローラ
6、供給された用紙5をガイドする給紙ガイド7からな
る。また、給紙装置10は、用紙5が供給されたことを
検出する給紙センサ(図示せず)を備えている。上記の
ピックアップローラ6は、図示しない駆動装置によって
回転駆動される。
【0022】また、画像形成部1からの用紙の出紙側に
は、画像形成部1にて用紙5上に形成されたトナー像を
加熱および加圧することにより用紙5に定着させる定着
部11が設けられている。定着部11は、加熱ローラ1
2、ヒータ13、加圧ローラ14、温度センサ15、お
よび、温度制御回路80からなる。加熱ローラ12は例
えば厚さ2mmのアルミニウム管からなる。ヒータ13
は、例えばハロゲンランプからなり、加熱ローラ12に
内蔵されている。加圧ローラ14は、例えばシリコーン
樹脂からなる。そして、互いに対向して設けられた上記
加熱ローラ12および加圧ローラ14には、用紙5を挟
んで加圧することができるように、それぞれの軸の両端
に図示しないスプリング等によって例えば2kgの荷重が
加えられている。温度センサ15は、加熱ローラ12表
面の温度を測定する。温度制御回路80は、主制御部に
よって制御されており、温度センサ15の測定結果に基
づいてヒータ13のON/OFF等を制御し、加熱ロー
ラ12表面の温度を例えば150℃に保持する。また、
定着部11は、用紙5が排出されたことを検出する排紙
センサ(図示せず)を備えている。
【0023】尚、加熱ローラ12、ヒータ13、加圧ロ
ーラ14等の材質は、特に限定されるものではない。ま
た、加熱ローラ12表面の温度は、特に限定されるもの
ではない。さらに、定着部11は、用紙5を加熱若しく
は加圧することによりトナー像を定着させる構成となっ
ていてもよい。また、図示しないが、定着部11からの
用紙の出紙側には、定着部11で処理された用紙5を排
紙トレイ上に排出する排紙ローラ、および排出された用
紙5を受ける排紙トレイが設けられている。上記の加熱
ローラ12、加圧ローラ14、および排紙ローラは、図
示しない駆動装置によって回転駆動される。
【0024】画像形成部1のトナー供給部2は、顕像剤
としてのトナー21が収容されているトナー収容槽2
0、トナー21を担持する円筒状の担持体(スリーブ)
としてのトナー担持体22、および、トナー収容槽20
が内部に設けられ、トナー21を帯電させると共に、ト
ナー担持体22の外周面に担持されるトナー層の厚さを
規制するドクターブレード23からなる。ドクターブレ
ード23は、トナー担持体22の回転方向における制御
電極26の上流側に、トナー担持体22の外周面からの
距離が例えば60μmとなるように設けられている。ト
ナー21は、例えば平均粒径が10μmの非磁性トナー
であり、ドクターブレード23により、例えば帯電量が
−10μC/gとなるように電荷が付与されている。
尚、ドクターブレード23とトナー担持体22との距離
は、特に限定されるものではない。またトナー21の平
均粒径や帯電量等は、特に限定されるものではない。
【0025】トナー担持体22は、図示しない駆動装置
によって駆動され、図中、矢印A方向に例えばその表面
での速度が80mm/secで回転するとともに、トナー担持
体22は接地されている。尚、トナー担持体22の回転
速度は、特に限定されるものではない。また、トナー担
持体22は、磁気力や電気力、または、電気力および磁
気力により担持する構成となっていてもよい。
【0026】顕像形成部1の印刷部3は、例えば厚さ1
mmのアルミニウム板からなり、トナー担持体22の外周
面と対向する対向電極25と、該対向電極25に高圧を
供給する高圧電源30と、上記トナー担持体22との間
に設けられた制御電極26と、除電ブラシ28と除電ブ
ラシ28に除電電位を与える除電電源17と、用紙5を
帯電させる帯電ブラシ8と、該帯電ブラシ8に帯電電位
を与える帯電電源18と、誘電体ベルト24と、該誘電
体ベルト24を支持する支持部材16a,16bとクリ
ーナーブレード19を備えている。
【0027】上記の対向電極25は、トナー担持体22
の外周面からの距離が例えば1.1mmとなるように設け
られている。誘電体ベルト24はポリフッ化ビニリデン
(PVDF)を基材とし、体積抵抗率で1010Ω・cm、
厚さが75μmである。該誘電体ベルト24は図示しな
い駆動装置によって駆動され、図中矢印方向に例えばそ
の表面での速度が30mm/secで回転する。また、対向電
極25には、高圧電源(制御手段)30により、例えば
2.3kVの高圧が印加されている。つまり、対向電極2
5とトナー担持体22との間には、高圧電源部30から
印加される高圧により、トナー担持体22に担持された
トナー21を対向電極25方向に飛翔させるのに必要な
電界が付与されている。
【0028】上記除電ブラシ28は誘電体ベルト24の
回転方向における制御電極26下流側に該誘電体ベルト
24に圧接するようにして設けられている。除電ブラシ
28は除電電源17によって除電電位2.5kVが印加さ
れ、誘電体ベルト24表面に存在する不要電荷を除電す
る。
【0029】上記のクリーニングブレード19は、例え
ば、紙詰まり(ペーパージャム)等の不測の事態が生じ
て誘電体ベルト24表面にトナー21が付着した場合
に、このトナー21を除去して、用紙裏面が該トナー2
1によって汚染されることを防止する。尚、対向電極2
5の材質は、特に限定されるものではない。また、対向
電極25とトナー担持体22との距離は、特に限定され
るものではない。さらに、対向電極25の回転速度や、
印加される電圧は、特に限定されるものではない。
【0030】また、図示しないが、本画像形成装置は、
制御回路として画像形成装置全体を制御する主制御部
と、得られた画像データを印刷すべき画像データの形式
に変換する画像処理部と、変換された該画像データを記
憶する画像メモリと、画像処理部から得られた画像デー
タを制御電極26に与えるべき画像データに変換する画
像形成制御ユニットとを備えている。
【0031】上記の制御電極26は、対向電極25と対
向して2次元的に広がっており、トナー担持体22から
対向電極25方向へのトナーが通過可能な構造となって
いる。そして、この制御電極26に供給される電位によ
り、トナー担持体22表面に付与された電界が変化し、
トナー担持体22から対向電極25へのトナー21の飛
翔が制御される。
【0032】上記の制御電極26は、トナー担持体22
の外周面からの距離が例えば100μmとなるように設
けられており、図示しない支持部材により固定されてい
る。図3に示すように、制御電極26は、絶縁性の基板
26a、高圧ドライバ(図示せず)、および、各々独立
した帯状の導電体であって第1の電極群としての帯状電
極(ゲート電極)27aと第2の電極群としての帯状電
極27b、第3の電極群としての帯状電極27cからな
っている。但し、図3はトナー担持体22側から見た図
であるので、帯状電極27cは非常に見にくく、従って
図では省略している。基板26aは、例えばポリイミド
樹脂からなり、厚さ25μmに形成されている。また、
基板26aには、後述するゲート29となるべき孔が形
成されている。帯状電極(ゲート電極)27a〜27c
は、例えば厚さ18μmの銅箔からなり、上記孔の周り
に設けられており、所定の配列に従って配置されてい
る。上記基板26aの対向電極25側に所定の配列に従
って配置されている。また、各孔の開口部は、例えば直
径160μmに形成されており、トナー担持体22から
対向電極25へ飛翔するトナー21の通過部となってい
る。以下、この通過部をゲート29と称することとす
る。
【0033】尚、制御電極26とトナー担持体22との
距離は、特に限定されるものではない。また、各帯状電
極27に対してトナー担持体22側に配置された帯状電
極27a〜27cには直径2000μmの開口部が設け
られている。
【0034】ゲート29の大きさや、基板26aおよび
帯状電極27a〜27cの材質や厚さ等は、特に限定さ
れるものではない。上記のゲート29、即ち帯状電極2
7a〜27cに形成された孔は、例えば2560個形成
されており、各帯状電極27a〜27cは、給電線41
及び高圧ドライバー(図示せず)を介して、制御電源部
31に電気的に接続されている。尚、帯状電極27a〜
27cの個数は、特に限定されるものではない。
【0035】また、帯状電極27a〜27cの表面およ
び給電線41表面は、厚さ30μmの絶縁体層で覆われ
ており、これにより、帯状電極27a〜27c同士の絶
縁性、給電線41同士の絶縁性、および、互いに接続さ
れていない帯状電極27a〜27cと給電線41との間
の絶縁性及び上記トナー担持体22や対向電極25との
絶縁が確保されている。
【0036】制御電極26の帯状電極27a〜27cに
は、制御電源部(制御手段)31により画像信号に応じ
たパルス、即ち、電圧が印加される。つまり、制御電源
部31は、帯状電極27a〜27cに対し、トナー担持
体22に担持されたトナー21を対向電極25方向に通
過させる場合(以後ON電位)には、例えば150Vを
印加し、通過させない場合(以後OFF電位)には、例
えば−200Vを印加するようになっている。
【0037】このように、制御電極26への付与電位を
画像信号に応じて制御し、対向電極25におけるトナー
担持体22との対向面側に用紙5を配すると、用紙5の
表面に画像信号に応じたトナー像が形成される。尚、制
御電源部31は、図示しない画像形成制御ユニットから
送られてくる制御電極制御信号によって制御されてい
る。
【0038】上記の画像形成装置はコンピューターやワ
ードプロセッサの出力用としてのプリンタとして使用可
能なほかに、デジタルコピーの印字部分にも使用可能で
あって、以下はデジタルコピーの印字部分として使用し
た場合の画像形成動作を図4を使用して行う。図4は、
画像形成装置としてのディジタル複写機の印字動作を示
すフローチャートである。
【0039】先ず、使用者が画像読取部(符号なし)に
複写すべき原稿を載置してコピースタートボタン(図示
なし)を操作すると、この画像読取部は原稿から画像を
読み取る動作を開始する(ステップS1)。画像読取部
により原稿の画像を読み取って得られる画像データは、
画像処理部(図示なし)で画像処理され(ステップS
2)、画像メモリ(図示なし)に記憶される(ステップ
S3)。この画像データはさらに画像形成制御ユニット
(図示なし)に転送され(ステップS4)、制御電極制
御信号に変換される(ステップS5)。
【0040】また、画像形成制御ユニットは、所定量の
制御電極制御信号を得ると(ステップS6;YES)、
図示しない駆動装置を制御して、画像形成部1のトナー
担持体22(スリーブ)の回転を開始させ(ステップS
8)、制御電極の帯状電極に−200Vを印加する(ス
テップS9)。対向電極25と帯電ブラシ14と除電ブ
ラシ32とにそれぞれ所定の電圧を印加し、誘電体ベル
ト24を駆動する(ステップS10)。所望の制御電極
信号でない場合(ステップS6;NO)、このフローが
中断され、エラー表示が行われる(ステップS7)。
【0041】次に、上記駆動装置により給紙装置10の
ピックアップローラ6を回転駆動させ(ステップS1
1)、用紙カセット4内の用紙5が画像形成部1の方向
へ送り出されると共に、正常な給紙状態であることが給
紙センサにて検出される(ステップS12)。ピックア
ップローラ6によって送り出された用紙5は、帯電ブラ
シ8と帯電電源18によって帯電電位として1.2kV
が印加されている。用紙5は、帯電ブラシ8と支持部材
16aの電位差による電荷を供給され静電気的に吸着さ
れたまま画像形成部1の印刷部3における誘電体ベルト
24の制御電極26との対向面側に搬送される。尚、制
御電極制御信号の上記設定値は、画像形成装置の構成等
によって異なる。
【0042】さて、給紙センサによる検出の結果、給紙
が正常に行われていなかった場合、(ステップS12;
NO)、このフローが中断され、エラー表示が行われる
(ステップS13)。また、用紙の給紙が正常に行われ
た場合(ステップS12;YES)、画像形成制御ユニ
ットが上記の制御電極制御信号を制御電極部31に供給
する。この制御電極制御信号の供給は、上記の帯電ブラ
シ8による印刷部3への用紙5の供給に同期したタイミ
ングで行われる。制御電源部31は、上記の制御電極制
御信号に基づいて、制御電極の各帯状電極27a〜27
cに印加する高圧を制御する(ステップS14)。つま
り、制御電極部31から適宜所定の帯状電極27a〜2
7cに150Vもしくは−200Vの電位が印加され、
制御電極26付近の電界が制御される。すなわち、制御
電極26のゲート29において、画像データに応じてト
ナー担持体22から対向電極25へのトナー21の飛翔
の阻止とその解除とが適宜行われる。これにより、用紙
5にトナー像を形成する(印字する)。対向電極25表
面の誘電体ベルト24から剥離されて定着部11に搬送
されたのちに、この定着部11でトナー像が用紙5に定
着される。
【0043】トナー像が定着された用紙5は、排紙ロー
ラにて紙トレイ上に排出される。印字(画像形成の動
作)が終了していなければ(ステップS15;NO)、
ステップS11に戻る。また、正常に排紙されたことを
排紙センサが検出し、印字(画像形成の動作)が終了し
たと判断されると(ステップS15;YES)、上述の
ステップS1に戻って、次の原稿の読み取り動作に移
る。
【0044】以上の画像形成動作により、用紙5上に良
好な画像が形成される。本画像形成装置は、用紙5上に
画像を直接形成するので、従来の画像形成装置で用いら
れている感光体や誘電体ドラム等の顕像体が不要となっ
ている。従って、顕像体から用紙5に画像を転写する転
写動作が省略されるので、画像の劣化を生じない。この
ため、装置の信頼性が向上する。また、装置の構成が簡
単化されると共に、部品点数が削減されるので、小型化
および低廉化が可能となっている。
【0045】さて、上記の実施形態である画像形成装置
をコンピューターの出力端末機の印字部分として使用す
る場合も、デジタルコピーの印字部分として使用する場
合も、処理する画像信号およびそのやり取りに相違があ
るものの、画像形成動作方法そのものはなんら相違点を
有しない。
【0046】前記したように、トナー担持体22は接地
されており、一方、対向電極25と支持部材16aは
2.3kV、帯電ブラシ8にはl.2kVの高圧が印加
されている。従って、帯電ブラシ8と支持部材16aの
間の電位差によって帯電ブラシ8と誘電体ベルト24の
間に搬送された用紙5の表面にはマイナスの電荷が供給
される。マイナスの電荷が供給されると該電荷の静電気
力によって用紙5は誘電体ベルト24に吸着されたま
ま、誘電体ベルト24の移動によってゲート29の直下
に移動する。誘電体ベルト24表面の電荷はゲート29
の直下に到達するまでに時間減衰して対向電極25の電
位との兼ね合いから表面電位は2kVとなる。
【0047】この状態で、トナー担持体22に担持され
たトナー21を対向電極25方向に通過させるべく、制
御電源部31により、制御電極26の帯状電極27a〜
27cに対して150Vの電圧を印加し、トナー21が
ゲート29を通過させない場合は−200Vの電位を印
加する。このように用紙5を誘電体ベルト24に吸着し
た状態で用紙5表面に画像を直接形成する。
【0048】尚、上記の説明においては、トナー21を
通過させるべく制御電極26の帯状電極27a〜27c
に付与する電位が、150Vの場合を一例に拳げたが、
該電位は、トナー21の所望した飛翔制御を行えるな
ら、特に限定されるものではない。同様に対向電極25
の印加電位と帯電ブラシ8に印加する電位及びゲート2
9直下での用紙5の表面電位もトナー21の所望した飛
翔制御を行えるなら、特に限定されるものではない。ま
た、トナー21の通過を阻止すべく制御電極26の帯状
電極27a〜27cに付与する電位は、本発明の請求範
囲を逸脱しない限りにおいて特に限定されるものではな
い。
【0049】上記実施形態における制御電極26の制御
方法について説明を加える。図5に制御電極26の断面
図(図3のA−AA断面)を示す。図5では便宜上給電
線41他を省略して帯状電極27a〜27c及び基板2
6aだけを示す。図5のように制御電極26にはゲート
29の周囲であってトナー担持体22側に第1帯状電極
27a及び対向電極25側に第3帯状電極27c、両帯
状電極27a,27c間に第2帯状電極27bを配置し
ている。すなわち、トナー担持体22から対向電極25
の方向に第1帯状電極27a、第2帯状電極27b及び
第3帯状電極27cをこの順に制御電極に配置してい
る。第3帯状電極27cは第1帯状電極27aとほぼ同
形であってゲート29に対して第1帯状電極27aと同
じ位置に配置されており、従って図3のようにトナー担
持体22側からの図では殆ど見ることができない。
【0050】このような構成の制御電極26を使用し
て、例えば図3のゲート29−nに対してのみトナー2
1を飛翔させて印字を行う場合を例にとって説明する。
図6は、各電極に印加する電位制御のタイミングチャー
トである。図6のように第2帯状電極27bに順次オン
電位をスキャンしていく一方、第1帯状電極27aと2
7cには、ゲート29−nが配置されている第2帯状電
極27b−3のオン電位の印加されるタイミングに同期
してオン電位が印加されている。このとき第3帯状電極
27cには第1帯状電極27aと同じタイミングで同電
位が付与されている。図7に、各電極の電位とトナー2
1の飛翔制御状態を示す。
【0051】本実施形態では、使用する帯状電極27a
〜27cの開口部径を等しく、かつ印加する電位を等し
くする構成である。しかし、使用するトナー21の物性
値や制御電極26とトナー担持体22の位置関係やゲー
ト29の大きさや印加するオン電位の印加時間等の装置
特性によっては、各帯状電極の開口部径や印加する電位
を等しくできない。
【0052】例えば、上記の従来技術のような第1帯状
電極27aと27bに相当する電極からなる制御電極2
6では、図8の表のようにトナー21の飛翔制御が不十
分となる場合が、装置の構成上発生しうる。例えば、ト
ナー担持体22上のトナー21が付与される電界が、第
2帯状電極27bの影響を大きく受ける場合は、第1帯
状電極27aにオフ電位を付与する。そして、第2帯状
電極27bにオン電位を付与した場合、第1帯状電極2
7aからのトナー21の飛翔を阻止する電界が不十分で
あるために、トナー21の飛翔が継続して発生してしま
う。そのため、所望の画像形成ができなかったり、トナ
ー21の飛翔制御が十分でなくトナー21飛翔を阻止し
たい場合でも微量のトナー21が飛翔を続けたりして、
漏れトナー21となって画像全体にカブリを生じる。
【0053】この漏れトナーについて詳しく説明する。
図9は、帯状電極によるトナーの飛翔の制御を示す説明
図である。トナー担持体22上のある一点であるP点に
対して、帯状電極27a,27bから受ける電界をE
a,Ebとし、トナー担持体22に垂直な方向の電界成
分をEal,Eblとする。第2帯状電極27bからの
電界成分Eblの方が第1帯状電極27aからのEal
より大きく第2帯状電極27bの影響を大きく受けるこ
とが解かる。このような場合は、第1帯状電極27aに
付与する電位を大きくすることが必要であるが、電位の
切り替えに必要な高圧ドライバーの耐圧の関係上、良好
な飛翔制御に必要な電位を使用できない。
【0054】さらに、トナー担持体22上の任意のトナ
ー21に付与される電界に対する第1及び第2帯状電極
27a,27bの影響を等しくすることは、制御電極2
6の位置及び付与する電圧値に対して、非常に高精度を
必要として現実的でない。
【0055】また、このような不具合に対して、例えば
特開平7−186436号公報のように、別途シールド
電極を配置する構成が考えられる。シールド電極では構
成によっては、確かに、上記のようなどちらか一方の電
極に対してオン電位を付与し、他方にオフ電位を付与し
た場合には、所望のトナー21の飛翔制御が可能であっ
て、トナー21の飛翔阻止が良好に得られる。しかし、
トナー21の飛翔を行う場合に、トナー21の飛翔が十
分に起きない等の新たな不具合が発生する。
【0056】ところが、本実施形態のような構成では、
第3帯状電極27cを新たに配置するので、これらの電
極に同電位を供給しても、トナー21の飛翔を防止する
電界を付与できる。例えば、トナー担持体22上のトナ
ー21に付与される電界が第2帯状電極27bの影響を
大きく受ける場合であって、第2帯状電極27bにオン
電位が付与された状態でも、第3帯状電極27cによっ
てトナー21の飛翔を阻止する電界を付与できる。従っ
て、トナー21の飛翔を効果的に阻止でき、トナー21
の飛翔制御に対して、常に良好な飛翔制御が得られる。
【0057】さらに本実施形態において、第3帯状電極
27cに印加する電位は第1帯状電極27aと全くおな
じ電位を使用している。本実施形態の制御では、第3帯
状電極27cに印加する電位を切り替える切り換え手段
や制御回路が一切不要で、電源に関するコストアップが
全く発生しない。
【0058】また、図9に示した単純なX−Yマトリッ
クスによる構成に対して、さらに低い電位を付与する構
成がある。図10に示すように、対向電極25側に配置
された第2帯状電極27bの開口部径を、トナー担持体
22側の第1帯状電極27aよりも小さくする構成であ
る。このような構成では、第2帯状電極27bによる電
界がより効率的にトナー担持体22上に担持されたトナ
ー21に付与される。そのため、制御に必要な電位が図
9のような構成に比較すると低くなる一方、図9に記載
の不具合が一層顕著になる。従って、制御に必要な電位
を或る程度以下に抑えることができない。
【0059】このような場合には、図11のように本発
明を施した制御電極26の構成が使用できる。図11
は、図5のように帯状電極27a〜27cを配置し、さ
らに第2帯状電極27bの開口部径を、トナー担持体2
2側の第1帯状電極27aよりも小さくする構成であ
る。但し、第3帯状電極27cは開口部径が第1帯状電
極27aとは異なって、第2帯状電極27bと同じ開口
部径を有する。この場合にも、図6と同様に第1帯状電
極27aと同じタイミングで電位を第3帯状電極27c
に印加することによって、トナー21の良好な飛翔制御
が可能である。
【0060】さらに装置の諸特性によっては、図11の
ような構成では十分な制御が得られない場合がある。こ
の場合には図12のような構成が効果的である。図12
では第3帯状電極27cの開口部径を第2帯状電極27
bよりさらに小さくしている。図12のような構成で
は、第3帯状電極27cによる電界がより効果的に作用
するので、図11のような構成に比較してより良好な画
像形成動作が可能である。
【0061】上記実施形態では、第3帯状電極27cに
印加する電位は、帯状電極27a,27bと同電位によ
って制御している。しかし、ツェナーダイオード等によ
って容易に異なった電位を付与することができるなら
ば、または装置構成要素の内の他の電源から容易に異な
った電位を供給できるならば、第3帯状電極27cに印
加する電位を帯状電極27a,27bとは異なった電位
を供給できる。これは、良好なトナー21の飛翔制御に
対してはより望ましく、例えば図9のような単純なX−
Yマトリックスによる制御に比較しすると遥に効果的と
なる。
【0062】さらに上記実施形態では、第3帯状電極2
7cに印加する電位は、第1帯状電極27aと同じタイ
ミングで切り替えられている。しかし、これに限定され
ず、切り替えのタイミングを第1帯状電極27aに対し
て遅らせる、または速める等の種々の制御が可能であっ
て、装置の特性、例えば使用するトナー21の特性など
によって適宜設定すればよい。
【0063】図13のように第1帯状電極27aに印加
する電位の切り替え時に発生する過渡応答が問題となる
場合がある。図13のように切り替え時に発生するオー
バーシュートが発生すると、必要以上の電界が第1帯状
電極27aと第3帯状電極27cによって作用するの
で、良好なトナー21飛翔が困難となるばかりか帯状電
極27a,27cの両方での電界が必要以上に大きくな
る。そのため、トナー担持体22や他の部材間では放電
が発生して望ましくない。この場合は、同図のように電
位の切り替えタイミングをずらせるような制御が望まし
い。タイミングをずらした場合は、オーバーシュート時
に発生する強電界が緩和されて、上記のような不具合が
発生しない。また図13の他にタイミングを速くする制
御も可能である。
【0064】このように種々の特性値によって、図13
のようにタイミングを遅らせる、または早める制御が可
能である。さらに図13では、オン電位への切り替え時
とオフ電位の切り替え時の両方においてタイミングをず
らせているが、オフ電位への切り替え時又はオン電位の
切り替え時のみに限定してタイミングをずらせるような
制御も可能である。このようなタイミング制御は上記の
ような過渡状態に対する対策以外にトナー21の飛翔の
タイムラグの補正等にも好適に対応でき、必要な制御が
得られるように適宜設定すればよい。
【0065】また、上記実施形態では、第2帯状電極2
7bに対して対向電極25側に配置された第3帯状電極
27cの形状は、第1帯状電極27aと同形状である場
合を例に挙げているが、所望の制御が可能であるなら
ば、これに限定されず種々の形状が可能である。例え
ば、第3帯状電極27cによって制御電極26の静電容
量が変化して電位の切り替え時に発生する突入電流が問
題となる場合は、電極の長さや幅を小さくすることが望
ましい。逆に制御電極26の強度を大きくしたい場合で
あって、新たに配置した第3帯状電極27cによる静電
容量の影響が少ない制御電極26の構成の場合は、第3
帯状電極27cの幅や長さを、または厚みを大きくする
ことも可能である。
【0066】また、上記実施形態では第3帯状電極27
cの開口部径を総て等しくしているが、これに限定され
ず、開口部径を異なるようにする方が良い場合がある。
例えば、上記実施形態のようなトナー担持体22が曲率
をもち、制御電極26との距離が各ゲート29に対して
異なる場合であって、ゲート29までの距離が不均一で
あることによって飛翔するトナー21量が不均一になる
場合は、第3帯状電極27cの開口部径を変えることに
よってトナー21び飛翔量の均一化を図ってもよい。図
l4のように、トナー担持体22との距離が小さいゲー
ト29では、開口部径を小さくする等の構成が効果的で
ある。この他に、このようなゲート29が配置された第
3帯状電極27cに印加する電位を他の電極とは異なっ
た値にする或いは電位のパルス幅を変える等が考えら
れ、適宜装置の特性値によって使用するのが望ましい。
【0067】さらに、このような飛翔トナー21の均一
化は、第3帯状電極27cだけによるのではなく、第1
帯状電極27aや27bに対しても開口部径や印加電位
及び印加時間や印加タイミング等によって制御し、該制
御と第3帯状電極27cによる制御を併用するのがより
好適である。例えば、図15に示すように、ゲート29
がトナー担持体22に近い場合は第2帯状電極27bの
径を大きくし、第3帯状電極27cの開口部径を小さく
する一方、トナー担持体22からの距離が大きい場合は
第2帯状電極27bの開口部径を小さく第3帯状電極2
7cの開口部径を大きくする。これらの制御の組み合わ
せは、これに限定されず種々の組み合わせを装置の特性
によって決定するのがよい。
【0068】さらに、上記の例は、トナー担持体22と
ゲート29の距離に由来するトナー21飛翔の不均一性
の補正の為の制御であるが、トナー21飛翔の不均一性
はこれに限定されず、例えばトナー担持体22の移動方
向下流側で発生し飛翔量が低下する傾向があり、この場
合にも図13に代表されるような制御が好適である。ま
た、上記の各実施形態では第一から第三の電極群に相当
する帯状電極27a〜27cのみを有する構成である
が、これに限定されず、例えば対向電極側やトナー担持
体22側に電極板からなるシールド電極を配置するよう
な構成でもよい。
【0069】上記実施形態は、白黒の画像形成装置の場
合を例に挙げて説明したが、カラー画像形成装置の場合
にも本発明が適用できる。カラー画像形成装置は、例え
ば複数のトナー供給部と印刷部を備えた画像形成部l
a、1b、lc、ldを配して、それぞれのトナー供給
部にカラートナー、例えばイエロー、マゼンダ、シア
ン、ブラックを使用したカラー画像形成装置を形成して
もよい。図16では、イエロー、マゼンダ、シアン、ブ
ラックにそれぞれ対応した画像形成部la、lb、l
c、ldを配置しており、それぞれカラーの画像データ
に基づいてカラー画像形成が行われる。その他の構成要
素は図2と同じ構成とする。この構成であれば、上記の
ようにトナーを良好に制御できるので、所望の色再現と
良好なカラー画像形成が得られる。
【0070】さらに図16のような画像形成装置、即ち
複数種のトナーを有する場合において、個々のトナー2
1は夫々違った特性を持ちうる。従って、個々のトナー
21に対して、例えば個々の画像形成部に対して、夫々
のトナー21に所望のトナー21飛翔を与えるように制
御を行うのが合理的である。この制御においては、総て
の画像形成部に対して同じ制御電極26の形態を使用す
る構成は寧ろ望ましくない。例えば、画像形成部ldで
は上記の如く第1帯状電極27aの開口部径が200μ
mである一方、他の画像形成部例えば画像形成部lbで
は220μm、画像形成部lcではl90μmのように
複数の画像形成部で使用する制御電極26が夫々異なる
電極の形状を有する場合がある。この他に電極パターン
そのものが異なるなど、制御電極26の構成が各制御電
極26で異なることは、個々の画像形成部で使用するト
ナー21の特性を十分に発揮する必要から不合理ではな
い。このような場合は各画像形成部に於ける制御電極2
6に対して、上記のような種々の調整方法を適宜使用し
て、各制御電極26に良好な制御が得られるようにする
のがよい。更に、その制御電極26の形態として上記の
種々の実施形態の形態を使用すると同時に、個々の制御
電極26に対して行う制御が夫々の制御電極26によっ
て異なるような構成が最も好適である。このような構成
では各色のトナー21の特性を損なうことがなく良好な
画像形成が可能となる。
【0071】一方使用する各色のトナー21の特性が非
常に類似する、或いは所望の制御に使用する電位等にか
なりのマージンがある場合は、各色に対する画像形成部
で使用する制御電極26及び制御電位を総て、或いは一
部を同じとする場合が望ましく、使用する電源や制御電
極26に対する部品点数削減と小型化・コストダウン・
信頼性の向上が可能となる。
【0072】尚、本実施形態においては、顕像剤がトナ
ーである場合を例に挙げて説明したが、顕像剤はインク
等であってもよい。さらに、トナー供給部2の構成を、
イオンフロー法を適用した構成とすることも可能であ
る。つまり、画像形成部は、コロナ帯電器等のイオン源
を備えた構成となっていてもよい。この場合において
も、上記と同様の作用・効果を奏することができる。ま
た、本実施形態においては、顕像剤がトナーである場合
を例に挙げて説明したが、顕像剤はインク等であっても
よい。
【0073】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、第1電極群と
第2電極群によるトナー飛翔制御が十分に行なえない場
合であっても第3電極群による制御が可能で、より低い
制御電位での所望の良好な飛翔制御が可能となる。
【0074】請求項2の構成によれば、第2電極群によ
る電界の影響が非常に強い場合であってトナー飛翔制御
が十分に行なえない場合でも、第3電極群による制御に
よって低い制御電位での所望の良好な飛翔制御が可能と
なる。
【0075】請求項3の構成によれば、第2の電極群に
よる電界の影響が非常に強い場合であってトナー飛翔制
御が十分に行なえない場合でも、第3電極群による制御
によってより低い制御電位での所望の良好な飛翔制御が
可能となる。
【0076】請求項4の構成によれば、第3電極群に印
加する電位として第1または第2電極群に使用する電位
と等しいので、別途電源を必要とせず電源のコストアッ
プが発生しない。
【0077】請求項5の構成によれば、第3電極群に印
加する電位を第1電極群の電位の切り替えと同時に行う
ので、第1電極群に対する電位の切り替え時に使用する
トリガーを活用でき、別途パルス制御を必要としない。
従って電位の切り替えに対してのコストアップを最小限
に抑えることができる。
【0078】請求項6の構成によれば、第3電極群に印
加する電位を第1電極群に付与する電位の切り替え時か
ら所定量だけずらせて制御するので、切り替え時に発生
する種々の不具合を容易に回避でき良好なトナー飛翔制
御が可能である。
【0079】請求項7の構成によれば、各電極群の開口
部径の大きさを、各ゲ−トから飛翔するトナー量の均一
化を図るよう設定するので、任意のゲートに対して常に
一定量のトナーが飛翔して良好な画像形成が可能とな
る。
【0080】請求項8の構成によれば、各電極群に付与
する電位制御を各ゲートから飛翔するトナー量の均一化
を図るように設定するので、任意のゲートに対して常に
一定量のトナーが飛翔して良好な面像形成が可能とな
る。
【0081】請求項9の構成によれば、複数の顕像剤の
異なる特性に応じて適正な制御電極を使用するまたは夫
々のトナーの特性に応じた制御を行うので、各トナーの
特性を十分に活用できる良好なカラー画像形成装置が実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の全体的構成を示す
概略断面図である。
【図2】本画像形成装置の主要部分の概略断面図であ
る。
【図3】本画像形成装置の制御電極を示す構成図であ
る。
【図4】本画像形成装置の印字動作を示すフローチャー
トである。
【図5】制御電極を示す断面図である。
【図6】各電極に印加する電位制御のタイミングチャー
トである。
【図7】各電極の電位とトナーの飛翔制御を示す説明図
である。
【図8】各電極の電位とトナーの飛翔制御と飛翔状態を
示す説明図である。
【図9】帯状電極によるトナーの飛翔の制御を示す説明
図である。
【図10】従来の制御電極の断面図である。
【図11】本発明に係る制御電極の他の実施形態を示す
断面図である。
【図12】本発明に係る制御電極のさらに他の実施形態
を示す断面図である。
【図13】各電極に印加する他の電位制御のタイミング
チャートである。
【図14】本発明に係る制御電極のさらに他の実施形態
を示す断面図である。
【図15】本発明に係る制御電極のさらに他の実施形態
を示す断面図である。
【図16】カラー画像形成装置の主要部分の概略断面図
である。
【符号の説明】
5 用紙 21 トナー 22 トナー担持体 25 対向電極 26 制御電極 26a 基板 27a 第1帯状電極 27b 第2帯状電極 27c 第3帯状電極 29 ゲート 31 制御電源部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顕像剤を担持する担持体と、該担持体に
    対向配置された対向電極と、上記担持体と上記対向電極
    との間に電位差を発生させる電圧を供給する電源手段
    と、上記担持体と上記対向電極との間に配置された基板
    に顕像剤の通過部となる開口部を形成する複数個のゲー
    トと該ゲートを囲む開口部を有する電極群とを設けた制
    御電極と、該制御電極の各電極に複数の電位状態を与え
    る制御手段とを具備し、上記制御手段によって上記ゲー
    トの対応する電極に所定の電位を印加することにより、
    上記担持体に担持された顕像剤の上記ゲート通過を制御
    して、上記対向電極に搬送された記録媒体表面に画像を
    形成する画像形成装置において、 上記電極群は、上記担持体から上記対向電極の方向に、
    少なくとも第1電極群、第2電極群及び第3電極群をこ
    の順に配置した構成であり、 上記制御手段は、上記第3電極群に行う電位制御を上記
    第1電極群に対して行う電位制御に同期させることを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記第2電極群の開口径は、第1電極群
    が有する開口径よりも小さいことを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記第3電極群の開口径は、第2電極群
    が有する開口径よりも小さいことを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記第3電極群に対し
    て印加する電位を、上記第1電極群又は上記第2電極群
    に印加する電位と等しくすることを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記第3電極群に印加
    する電位を変化させるタイミングを、上記第1電極群の
    電位変化のタイミングに一致させることを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、上記第3電極群に印加
    する電位を変化させるタイミングを、上記第1電極群の
    電位変化のタイミングに対して所定量ずらしたことを特
    徴とする請求項1、2又は3記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 上記各電極群の開口径は、上記顕像剤の
    飛翔を均一化するよう設定されることを特徴とする請求
    項1ないし6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段は、上記各電極群に対し上
    記顕像剤の飛翔を均一化するよう制御することを特徴と
    する請求項1ないし7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 異なる複数の上記顕像剤ごとに上記制御
    電極及び上記制御手段を配し、各顕像剤ごとに電極群の
    開口径と制御内容を設定したことを特徴とする請求項1
    ないし9記載の画像形成装置。
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