JPH11240693A - V/f制御インバータ駆動巻上機 - Google Patents

V/f制御インバータ駆動巻上機

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JPH11240693A
JPH11240693A JP4396098A JP4396098A JPH11240693A JP H11240693 A JPH11240693 A JP H11240693A JP 4396098 A JP4396098 A JP 4396098A JP 4396098 A JP4396098 A JP 4396098A JP H11240693 A JPH11240693 A JP H11240693A
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JP
Japan
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frequency
induction motor
rotation speed
output
control inverter
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JP4396098A
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Inventor
Kazumasa Saito
和正 齋藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻き上げ時であっても巻き下げ時であって
も、また、荷重が変わろうが、荷物を同じ速度で移動さ
せる。 【解決手段】 操作者が望んだ動作速度に応じて予め定
められている基本周波数33を、インバータ回路7から
誘導電動機4に供給される電力の出力周波数の指令値と
して出力する基本周波数出力部13と、誘導電動機4の
実回転数を検出するエンコーダ8と、基本周波数に対応
した誘導電動機4の同期回転数とエンコーダ8で検出さ
れた実回転数との偏差を求め、この偏差がなくなる補正
周波数を出力周波数の指令値としてインバータ回路7に
出力する補正周波数出力部14と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻き上げ及び巻き
下げ動作を行うための誘導電動機と、各種出力周波数の
電力を該誘導電動機に供給するインバータ回路と、を備
えているV/F制御インバータ駆動巻上機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、V/F制御インバータ駆動巻上機
は、トルクの出にくい低速領域において、巻き上げと巻
き下げで同一の周波数指示を行うと、重荷重が加わった
場合に誘導電動機のスリップにより速度に差が生じ、そ
れをを是正するために、巻き上げと巻き下げとでそれぞ
れ独立の速度パラメータを持たせ、巻き上げと巻き下げ
で違う周波数を指示することにより、見掛け上の運転速
度を合わせている。
【0003】ここで、図6を用いて具体的に従来のV/
F制御インバータ駆動巻上機について説明する。
【0004】この巻上機は、荷物等を掛けるロードブロ
ック1と、ロードブロック1を吊り下げるためのワイヤ
2と、このワイヤ2が巻き付くドラム3と、このドラム
3を回転させる誘導電動機4と、誘導電動機4の回転数
を落とす減速機5と、誘導電動機4の回転を止めるブレ
ーキ6と、誘導電動機4を任意の回転数で駆動させるイ
ンバータ回路7と、このインバータ回路7を制御する制
御回路10と、操作者が操作する操作パネル20と、を
備えている。操作パネル20には、巻き上げを指示する
巻上ボタン21と、巻き下げを指示する巻下ボタン22
と、動作設定ボリューム23とが設けられている。
【0005】この従来技術において、例えば、操作パネ
ル20の速度設定ボリューム23で誘導電動機4の動作
速度が6Hz相当に設定されており、このときに操作パ
ネル20の巻上ボタン21を押したとする。すると、操
作パネル20からは、動作方向が「上」で基本周波数が
「6Hz」の操作指令30が制御回路10へ出力され
る。制御回路10は、この操作指令30に対応して、予
め設定されている7Hzの周波数指令値を選択し、これ
をインバータ回路7へ運転指令31として与える。な
お、この7Hzの周波数は、一例で、定格荷重を巻き上
げる場合に誘導電動機4がトルク不足でスリップし、6
Hz相当で回転する周波数である。インバータ回路7
は、与えられた運転指令31に対応した、7Hzの出力
周波数の電力を誘導電動機4に供給すると同時に、ブレ
ーキ6を開放する。この結果、誘導電動機4のステータ
には、7Hz相当の回転磁界が形成されるが、ローター
は、スリップにより6Hz相当で回転する。
【0006】また、操作者が操作パネル20の巻下ボタ
ン22を押したとすると、操作パネル20からは、動作
方向が「下」で基本周波数が「6Hz」の操作指令30
が制御回路10へ出力される。制御回路10は、この操
作指令30に対応して、予め設定されている5Hzの周
波数指令値を選択し、これをインバータ回路7へ運転指
令31として与える。なお、この5Hzの周波数は、一
例で、定格荷重を巻き下げる場合に誘導電動機4がトル
ク不足で負の方向にスリップし、6Hz相当で回転する
周波数である。インバータ回路7は、与えられた運転指
令31に対応した、5Hzの出力周波数の電力を誘導電
動機4に供給すると同時に、ブレーキ6を開放する。こ
の結果、誘導電動機4のステータには、5Hz相当の回
転磁界が形成されるが、ローターは、負の方向のスリッ
プにより6Hz相当で回転する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術では、
定格荷重に対する誘導電動機のスリップを考慮している
ため、巻き上げ時と巻き下げ時で速度の差は少ないもの
の、軽荷重に対しては、誘導電動機のスリップが少なく
なるので、巻き上げ時と巻き下げ時で速度に大きな差が
生じる。また、同一方向の運転でも、荷重の違いで誘導
電動機のスリップが変化するので、荷重に応じて速度が
変わってしまう。このように、荷重に応じて速度が変わ
ってしまうと、例えば、巻上機を二台使用して共吊り作
業を行った場合に、荷重のアンバランスが生じると、二
台の速度に差が生じて、吊り荷が傾いてしまう。
【0008】すなわち、従来技術では、荷重の違いで、
巻き上げ又は巻き下げ速度が異なるという問題点があ
る。さらに、従来技術では、各々の速度を決定するため
に、機器毎の調整が必要で有り大変煩わしいという問題
点もある。
【0009】そこで、本発明の目的は、特に調整を必要
とせず、荷重に左右されずに、定まった速度での運転が
可能なV/F制御インバータ駆動巻上機を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
のV/F制御インバータ駆動巻上機は、巻き上げ及び巻
き下げ動作を行うための誘導電動機と、各種出力周波数
の電力を該誘導電動機に供給するインバータ回路と、を
備えているV/F制御インバータ駆動巻上機において、
操作者が望んだ巻き上げ又は巻き下げの動作速度に応じ
て予め定められている基本周波数を、前記出力周波数の
指令値として前記インバータ回路に出力する基本周波数
出力手段と、前記誘導電動機が起動してから加速が終了
して動作速度が安定したと見做される動作安定状態を把
握する動作安定把握手段と、前記誘導電動機の実回転数
を検出する回転数検出手段と、前記動作安定把握手段に
より前記動作安定状態が把握されると、前記基本周波数
に対応した前記誘導電動機の同期回転数と、前記回転数
検出手段で検出された前記実回転数との偏差を求め、該
偏差がなくなる補正周波数を前記出力周波数の指令値と
して前記インバータ回路に出力する補正周波数出力手段
と、を備えていることを特徴とするものである。
【0011】ここで、以上のV/F制御インバータ駆動
巻上機において、前記動作安定把握手段は、前記インバ
ータ回路からの前記出力周波数を検出する出力周波数検
出手段と、該出力周波数検出手段で検出された該出力周
波数が前記基本周波数と同じくなると、前記動作安定状
態になったとする出力・基本周波数比較手段と、を有す
るものであってもよい。また、前記動作安定把握手段
は、前記回転数検出手段で検出された前記誘導電動機の
実回転数の単位時間当たりの変化量が予め定められた値
以下になると、前記動作安定状態になったとする実回転
数安定判断手段を有するものであってもよい。さらに、
前記動作安定把握手段は、前記誘導電動機が起動してか
ら前記動作安定状態になった想定されるまでの、予め定
められた安定化時間を計測する安定化時間計測手段を有
するものであってもよい。
【0012】また、以上のいずれかのV/F制御インバ
ータ駆動巻上機において、前記補正周波数出力手段は、
前記基本周波数に対応した前記誘導電動機の同期回転数
と前記回転数検出手段で検出された前記実回転数との偏
差が、該基本周波数に対して予め定められた正常偏差範
囲を超えると、前記インバータ回路に対して該誘電動機
の停止指令を出力するものであってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るV/F制御イ
ンバータ駆動巻上機の一実施形態について、図面を用い
て説明する。
【0014】本実施形態のV/F制御インバータ駆動巻
上機は、図1に示すように、従来技術と同様、ロードブ
ロック1とワイヤ2とドラム3と誘導電動機4と減速機
5とブレーキ6とインバータ回路7と制御回路10aと
操作パネル20と、を備えている。さらに、本実施形態
では、誘導電動機4の実回転数を検出するエンコーダ
(回転数検出手段)8と、インバータ回路7から誘導電
動機7へ供給される電力の出力周波数を検出する周波数
検出器(出力周波数検出手段)9とを有している。
【0015】制御回路10aは、操作パネル20からの
操作指令30に含まれている誘導電動機4の動作速度に
応じた基本周波数を出力する基本周波数出力部13と、
出力周波数検出器9で検出されたインバータ回路7から
の出力周波数と基本周波数とを比較する出力・基本周波
数比較部15と、エンコーダ8で検出された誘導電動機
4の実回転数に基づいて補正周波数を出力する補正周波
数出力部14と、ブレーキー等を制御する周辺制御部1
2と、これらを制御する主制御部16と、を有してい
る。この制御回路10aからインバータ回路7への運転
指令31aには、周辺制御部12から出力される起動・
停止指令32と、基本周波数出力部13から出力される
基本周波数指令33と、補正周波数出力部14から出力
される補正周波数指令34と、誘導電動機4の回転方向
等が含まれている。
【0016】操作パネル20は、巻上ボタン21又は巻
下ボタン22が押されると、制御回路10aへ操作指令
30を出力する。巻上ボタン21及び巻下ボタン22の
オンは、速度設定ボリューム23で設定されている誘導
電動機4の動作速度での起動を意味し、これらのボタン
21,22のオフは、停止を意味している。したがっ
て、操作指令30には、起動・停止、巻き上げか巻下げ
か、誘導電動機4の動作速度等が含まれている。
【0017】次に、本実施形態のV/F制御インバータ
駆動巻上機の制御回路10aの処理動作について、図2
のフローチャートに従って説明する。
【0018】制御回路10の主制御部16は、操作指令
30が入力したか否かの判断をし(ステップ1)、操作指
令30が入力していなければ入力するまで待ち、操作指
令30が入力すればステップ2に進む。ステップ2で
は、主制御部16が、この操作指令30に「起動」又は
「停止」のいずれの情報を含むかを判断し、「停止」を
含む場合にはステップ3に進んで、周辺制御部12から
インバータ回路7へ停止指令32が送信される。インバ
ータ回路7は、誘導電動機4及びブレーキ6への電力供
給を断ち、ブレーキ6が誘導電動機4に制動力を加え
る。また、ステップ2の判断において、操作指令30が
「起動」の情報が含まれていると判断した場合には、ス
テップ4に進んで、補正周波数出力部14がインバータ
回路7へ補正周波数指令34を送信したか否かの判断を
し、補正周波数指令34を送信していれば再び操作指令
30が入力するまで待ち、補正周波数指令34を送信し
ていなければステップ5に進む。
【0019】ステップ5では、基本周波数出力部13が
インバータ回路7へ基本周波数指令33を送信すると共
に、周辺制御部12がインバータ回路7へ起動指令32
を送信する。インバータ回路7が基本周波数指令33と
共に起動指令32を受信すると、ブレーキ6へ電力を供
給して、誘導電動機4を駆動可能に開放すると共に、基
本周波数と同じ周波数(出力周波数)の電力を誘導電動
機4に供給する。
【0020】ここで、以下の説明の簡略化のために、操
作パネル20の速度設定ボリューム23で、4極の誘導
電動機4の動作速度が6Hz相当に設定されており、こ
のときに操作者が操作パネル20の巻上ボタン21を押
したとする。すると、以上の処理のうち、ステップ1、
ステップ2、ステップ4、ステップ5の処理が実行され
る。ステップ5では、操作指令30に含まれている動作
速度(6Hz相当)に対応した6Hzの基本周波数指令
33及び起動指令32がインバータ回路7へ送信され、
図3(a)に示すように、ブレーキ6が誘導電動機4を
開放すると共に、誘導電動機4が駆動し始める。
【0021】ステップ6では、出力・基本周波数比較部
15が、周波数検出器9で検出された周波数、つまり、
インバータ回路7から誘導電動機4へ供給される電力の
出力周波数と、基本周波数とが一致したか否かを判断す
る。出力周波数が基本周波数に至っていない場合には、
誘導電動機4が未だ加速中であるとして、出力周波数が
基本周波数に一致するまで待ち、出力周波数が基本周波
数に一致すると、加速が終了して動作安定状態になった
判断してステップ7に進む。この動作安定状態は、図3
(a)のA領域で、誘導電動機4が150rpmで安定
していることを示している。
【0022】ステップ7では、補正周波数出力部14
が、基本周波数に対する同期回転数と、エンコーダ8で
検出された誘導電動機4の実回転数との偏差を求める。
【0023】具体的には、基本周波数6Hzに対する同
期回転数は、 (120×6Hz)/4極=180rpm となる。
【0024】また、エンコーダ8で検出された実回転数
は、150rpmであるから、同期回転数と実回転数と
の偏差は、 180rpm−150rpm=30rpm となる。なお、同期回転数と実回転数とに偏差が生じる
のは、誘導電動機4がスリップしているからである。
【0025】補正周波数出力部14は、同期回転数と実
回転数との偏差を求めると、ステップ8で、この偏差が
正常範囲内か否かを判断する。この偏差正常範囲は、基
本周波数ごとに決められている。例えば、基本周波数が
6Hzの場合には、+1Hz〜−6Hz相当の同期回転
数、つまり、+30rpm〜−180rpmが正常範囲
である。また、基本周波数が12Hzの場合には、+1
Hz〜−12Hz相当の同期回転数、つまり、+30r
pm〜−360rpmが正常範囲である。偏差が正常範
囲内でなければ、ステップ10に進んで、補正周波数出
力部14が周辺制御部12を介してインバータ回路7へ
停止指令32を送信して、誘導電動機4を止める。ここ
の例では、基本周波数が6Hzのときの偏差が+30r
pmで、この基本周波数に対して定まっている偏差正常
範囲(+30rpm〜−180rpm)内に収まってい
るので、ステップ9に進む。
【0026】ステップ9では、補正周波数出力部14が
偏差0になるような補正周波数34を求め、これをイン
バータ回路7へ送信する。
【0027】具体的には、まず、偏差30rpmに対応
した周波数を以下のように逆算する。
【0028】(4極×30rpm)/120=1Hz そして、以下のように、この周波数1Hzに基本周波数
6Hzを加算して、補正周波数7Hzを求める。
【0029】6Hz+1Hz=7Hz 求められた補正周波数7Hzは、インバータ回路7へ送
信されて、図3(a)に示すように、誘導電送機4が実
回転数150rpmから加速し、基本周波数6Hzに対
する同期回転数と同じ180rpm(同図(a)のB領
域)になる。
【0030】この実施形態では、ステップ4の処理で理
解できるように、一度、補正周波数指令34を送信した
後は、新たな操作指令30が入力するまで、再度、補正
周波数を送信することはない。
【0031】次に、操作パネル20の速度設定ボリュー
ム23で、4極の誘導電動機4の動作速度が6Hz相当
に設定されており、このときに操作者が操作パネル20
の巻下ボタン22を押した場合について説明する。この
場合、巻上ボタン21を押した際とまったく同様に、制
御回路10が、ステップ1,2,4,5の処理を実行
し、誘導電動機4もまったく同様に動作する。しかしな
がら、巻き下げの場合、誘導電動機4のスリップが負に
なるため、ステップ6で、基本周波数と出力周波数とが
一致したと判断したとき、つまり誘導電動機4が動作安
定状態(図3(b)のC領域)になったときの実回転数
は、210rpmとなる。
【0032】ステップ7では、補正周波数出力部14
が、基本周波数6Hzに対する同期回転数180rpm
と、エンコーダ8で検出された実回転数210rpmと
の偏差を以下のように求める。
【0033】 180rpm−210rpm=−30rpm この偏差−30rpmは、6Hzの基本回転数に対する
偏差正常範囲(+30rpm〜−180rpm)内に収
まっているので、ステップ8を経てステップ9に進む。
【0034】ステップ9では、まず、偏差(−)30rp
mに対応した周波数を以下のように逆算する。
【0035】 (4極×(−30rpm))/120=−1Hz そして、以下のように、この周波数(−)1Hzに基本周
波数6Hzを加算して、補正周波数5Hzを求める。
【0036】6Hz+(−)1Hz=5Hz 求められた補正周波数5Hzは、インバータ回路7へ送
信されて、図3(b)に示すように、誘導電送機4が実
回転数210rpmから減速し、基本周波数6Hzに対
する同期回転数と同じ180rpm(同図(b)のD領
域)になる。
【0037】以上のように、この実施形態では、誘導電
動機4は、基本周波数に対する同期回転数と実回転数と
が一致するように制御されるので、巻き上げ時であって
も巻き下げ時であっても、また、荷重が変わろうが、操
作指令30に含まれている動作速度に対応した基本周波
数に対する同期回転数で、実際に回転することになる。
【0038】以上のような基本周波数の補正処理は、基
本周波数が6Hzの場合にのみ有効ではなく、出力トル
クの出にくい低速領域の全ての速度に対して有効であ
る。また、補正周波数は、荷重を少なくとも保持できる
周波数を下限値として設けることが安全上必要である。
【0039】なお、以上の実施形態では、動作安定把握
手段を周波数検出器9と出力・基本周波数比較部15と
を有して構成したが、この動作安定把握手段を、例え
ば、図4や図5に示すように構成してもよい。
【0040】すなわち、動作安定把握手段は、図4に示
すように、エンコーダ8で検出された誘導電動機4の実
回転数の単位時間当たりの変化量が予め定められた値以
下になると、動作安定状態になったとする実回転数安定
判断部16で構成してもよい。
【0041】また、動作安定把握手段は、図5に示すよ
うに、誘導電動機4が起動してから動作安定状態になっ
た想定されるまでの、予め定められた安定化時間を計測
する安定化時間計測部(タイマ)17で構成してもよ
い。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、誘導電動機は、基本周
波数に対する同期回転数と実回転数とが一致するように
制御されるので、巻き上げ時であっても巻き下げ時であ
っても、また、荷重が変わろうが、操作指令として指定
した動作速度に対応した基本周波数に対する同期回転数
で、実際に回転することになる。このため、二台による
共吊り運転で、荷重のアンバランスによる吊り荷の傾き
を防止することができ、安全性を向上させることができ
る。また、機器ごとの煩わしい速度調整をする必要がな
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるV/F制御インバー
タ駆動巻上機の機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態である制御回路の処理動作
を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態であるV/F制御インバー
タ駆動巻上機のタイムチャートである。
【図4】本発明の他の実施形態である制御回路の機能ブ
ロック図である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態である制御回路の
機能ブロック図である。
【図6】従来のV/F制御インバータ駆動巻上機の機能
ブロック図である。
【符号の説明】
1…ロードブロック、2…ワイヤ、3…ドラム、4…誘
導電動機、5…減速機、6…ブレーキ、7…インバータ
回路、8…エンコーダ、9…周波数検出器、10,10
a,10b,10c…制御回路、13…基本周波数出力
部、14…補正周波数出力部、15…出力・基本周波数
比較部、16…実回転数安定判断部、17…安定化時間
計測部、20…操作パネル、21…巻上ボタン、22…
巻下ボタン、23…動作設定ボリューム、30…操作指
令、31,31a…運転指令、32…起動・停止指令、
33…基本周波数指令、34…補正周波数指令。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻き上げ及び巻き下げ動作を行うための誘
    導電動機と、各種出力周波数の電力を該誘導電動機に供
    給するインバータ回路と、を備えているV/F制御イン
    バータ駆動巻上機において、 操作者が望んだ巻き上げ又は巻き下げの動作速度に応じ
    て予め定められている基本周波数を、前記出力周波数の
    指令値として前記インバータ回路に出力する基本周波数
    出力手段と、 前記誘導電動機が起動してから加速が終了して動作速度
    が安定したと見做される動作安定状態を把握する動作安
    定把握手段と、 前記誘導電動機の実回転数を検出する回転数検出手段
    と、 前記動作安定把握手段により前記動作安定状態が把握さ
    れると、前記基本周波数に対応した前記誘導電動機の同
    期回転数と、前記回転数検出手段で検出された前記実回
    転数との偏差を求め、該偏差がなくなる補正周波数を前
    記出力周波数の指令値として前記インバータ回路に出力
    する補正周波数出力手段と、 を備えていることを特徴とするV/F制御インバータ駆
    動巻上機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のV/F制御インバータ駆
    動巻上機において、 前記動作安定把握手段は、前記インバータ回路からの前
    記出力周波数を検出する出力周波数検出手段と、該出力
    周波数検出手段で検出された該出力周波数が前記基本周
    波数と同じくなると、前記動作安定状態になったとする
    出力・基本周波数比較手段と、を有することを特徴とす
    るV/F制御インバータ駆動巻上機。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のV/F制御インバータ駆
    動巻上機において、 前記動作安定把握手段は、前記回転数検出手段で検出さ
    れた前記誘導電動機の実回転数の単位時間当たりの変化
    量が予め定められた値以下になると、前記動作安定状態
    になったとする実回転数安定判断手段を有することを特
    徴とするV/F制御インバータ駆動巻上機。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のV/F制御インバータ駆
    動巻上機において、 前記動作安定把握手段は、前記誘導電動機が起動してか
    ら前記動作安定状態になった想定されるまでの、予め定
    められた安定化時間を計測する安定化時間計測手段を有
    することを特徴とするV/F制御インバータ駆動巻上
    機。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載のV/F制
    御インバータ駆動巻上機において、 前記補正周波数出力手段は、前記基本周波数に対応した
    前記誘導電動機の同期回転数と前記回転数検出手段で検
    出された前記実回転数との偏差が、該基本周波数に対し
    て予め定められた正常偏差範囲を超えると、前記インバ
    ータ回路に対して該誘電動機の停止指令を出力すること
    を特徴とするV/F制御インバータ駆動巻上機。
JP4396098A 1998-02-25 1998-02-25 V/f制御インバータ駆動巻上機 Pending JPH11240693A (ja)

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JP (1) JPH11240693A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005022856A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Yaskawa Electric Corp インバータ制御クレーン・ホイストの軽負荷増速制御方法
JP2007070017A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Mitsubishi Electric Corp 可変速巻上装置

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