JPH11241121A - カミソリ刃の熱処理方法 - Google Patents
カミソリ刃の熱処理方法Info
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- JPH11241121A JPH11241121A JP10179432A JP17943298A JPH11241121A JP H11241121 A JPH11241121 A JP H11241121A JP 10179432 A JP10179432 A JP 10179432A JP 17943298 A JP17943298 A JP 17943298A JP H11241121 A JPH11241121 A JP H11241121A
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Abstract
を、十分に高硬度に形成するとともに、このカミソリ刃
における両側片が十分な靭性を具備することができるカ
ミソリ刃の熱処理方法を提供すること。 【解決手段】 髭を切断するスリット1aを有したスリ
ット片1と、このスリット片1の両端部に立設される側
片2,2とを有する断面略コ字型に金属薄板を加工して
カミソリ刃材を形成し、このカミソリ刃材の両側片を保
治具3の間隔固定溝3aに差し込み保持させた状態で、
スリット片1の部分を加熱して、焼き入れ処理を施す。
Description
方法に関し、より詳しくは、電気かみそりに用いられる
ような、往復駆動されるカミソリ刃に特に好適な断面略
コ字型となっているカミソリ刃の熱処理方法に関する。
テンレス鋼などの焼き入れ可能な金属薄板を用いて、少
なくとも刃の部分に焼き入れによる硬化処理を施してい
るが、刃以外の部分は他の部品等への取り付けの点か
ら、硬度よりも靭性が必要になっている。
のカミソリ刃としてよく用いられている断面略コ字形の
カミソリ刃、すなわち刃の部分に該当するスリットを形
成したスリット片と、このスリット片の両端部に立設さ
れる側片とからなる断面略コ字型のカミソリ刃は、焼き
入れ処理によって高硬度に形成した後、焼戻し処理によ
って刃以外の部分に靭性を付与している。
図32に示されるようなカミソリ刃の熱処理方法が示さ
れている。このカミソリ刃の熱処理方法では、平板状の
カミソリ刃21における端部の刃21aの部分にのみレ
ーザを照射して加熱することによって焼き入れ処理を行
うにあたり、刃21aの部分以外は冷却板20の間に保
持して焼き入れを行っている。刃21aの部分以外には
焼き入れされないために、焼き入れ後の焼戻し処理が不
要となっている。
焼き入れと焼戻しとを行う従来例にあっては、焼戻し処
理によって刃の部分の硬度まで低下することがあり、刃
の部分を十分に高硬度に形成できないことがある。
では、刃21aの部分が空中に開放されているので、こ
の部分に種々の変形が焼き入れ工程で生じやすい。ま
た、この方法をスリット片と両側片とからなる略コ字型
形状のカミソリ刃に適用しようとすると、たとえば、両
側片を冷却板20に保持させた上で、レーザを上方から
照射するなどの構成が考えられる。このようにすれば、
スリット片の部分の変形を防止することができそうであ
る。しかしながら、このようにすると、冷却板20にも
スリット片におけるスリットから漏れるレーザを照射す
ることになり、冷却板を損傷する恐れがある点で問題が
ある。
ためになされたものであり、その目的は、略コ字型のカ
ミソリ刃におけるスリット片を十分に高硬度に形成する
とともに、このカミソリ刃における両側片が十分な靭性
を具備するものとすることができるカミソリ刃の熱処理
方法の提供にある。
項1記載の発明は、髭を切断するスリット1aを有した
スリット片1と、このスリット片1の両端部に立設され
る側片2とを有する断面略コ字型に金属薄板を加工して
カミソリ刃材を形成し、このカミソリ刃材の両側片2,
2を保治具3の間隔固定溝3aに差し込み保持させた状
態で、スリット片1の部分を加熱して、焼き入れ処理を
施すことを特徴として構成している。
両側片2,2を保治具3の間隔固定溝3aに保持してい
るので、スリット片1の形状が安定した状態に維持され
て変形が生じにくく、スリット片1にのみ焼き入れ処理
を適切に施すことができる。また、両側片2,2におい
ては焼き入れ時の加熱処理の影響を受けにくい。
明において、導電性を有する材質でスライドヘッド4を
形成し、このスライドヘッド4両端部をカミソリ刃材の
両側片2,2内側におけるスリット片1側に接触させる
とともに、スライドヘッド4を取り巻くようにカミソリ
刃材の外側に高周波加熱コイル5を配し、この高周波加
熱コイル5の発生する磁束6と、スライドヘッド4およ
びカミソリ刃材が形成する閉ループ8とが略直交するよ
うにして、スライドヘッド4および高周波加熱コイル5
を移動させながら、高周波加熱による焼き入れ処理をス
リット片1の略全体に施すことを特徴として構成してい
る。このようなカミソリ刃の熱処理方法では、スライド
ヘッド4と高周波加熱コイル5とを移動させることによ
って、スリット片1の略全体を焼き入れ処理することが
できる。また、スライドヘッド4両端部をカミソリ刃材
の両側片2,2内側におけるスリット片1側に接触させ
ることで、両側片2,2とスライドヘッド4とが電気的
に接続された閉ループ8を形成して、この閉ループ8と
高周波加熱コイル5の発生する磁束6とを略直交させて
いるので、閉ループ8に渦電流が発生しやすくなってお
り、この渦電流によってスリット片1が加熱されること
になる。
明において、高周波加熱コイル5の発生する磁束6に対
して、スリット片1の面が略垂直になるようにカミソリ
刃材を配置して、高周波加熱による焼き入れ処理を施す
ことを特徴として構成している。このようなカミソリ刃
の熱処理方法では、磁束6がスリット片1の面に略垂直
なので、スリット1aの周囲に形成される閉ループ8に
渦電流が発生し、スリット片1が加熱される。また、側
片2にはその厚み方向に渦電流が発生することになる
が、この渦電流は側片2の厚みが薄いために弱く、ほと
んど発熱に寄与することはない。
明において、カミソリ刃材の両側片2,2外側に、高周
波加熱コイル5と同方向の磁束を発生する打ち消しコイ
ル7を配し、高周波加熱コイル5に流す電流に対して逆
位相の電流を打ち消しコイル7に流して、高周波加熱に
よる焼き入れ処理を施すことを特徴として構成してい
る。このようなカミソリ刃の熱処理方法では、打ち消し
コイル7に高周波加熱コイル5と逆位相の電流を流すの
で、高周波加熱コイル5によって両側片2,2に発生す
る磁束が、打ち消しコイル7によって打ち消され、渦電
流を発生させる磁束はスリット片1にのみ作用する。
明において、スリット1aを覆い隠した状態に、導電性
の板材17をスリット片1に接触させて、高周波加熱に
よる焼き入れ処理を施すことを特徴として構成してい
る。このようなカミソリ刃の熱処理方法では、板材17
に渦電流が発生しやすいので、この板材17が発熱し、
この発熱によってスリット片1が加熱される。
明において、冷却時に、導電性の板材17を表裏に配し
てスリット片1を挟持加圧することを特徴として構成し
ている。このようなカミソリ刃の熱処理方法では、スリ
ット片1の反り等の変形が矯正される。
明において、導電性の板材17として磁歪素子板を用
い、この磁歪素子板を表裏に配してスリット片1を挟持
し、この状態で高周波加熱コイル5に高周波電流を流し
て加熱した後、これらの二枚の磁歪素子板が上下方向か
らスリット片1を押さえ込んだ状態として、冷却時に高
周波加熱コイル5に直流電流を流すことを特徴として構
成している。このようなカミソリ刃の熱処理方法では、
冷却時に高周波加熱コイル5に直流電流が流されること
によって、直流電流の強度に応じた一定強度の磁束が発
生する。この一定強度の磁束を板材17である磁歪素子
板が受けることによって、この磁歪素子板は押さえ込ま
れた方向に伸長しようとするので、スリット片1がこの
磁歪素子板によって圧縮され、反り等の歪みが矯正され
る。つまり、高周波加熱コイル5に流される直流電流の
強さを調整して、磁歪素子板による圧縮強度をコントロ
ールすることができる。
明において、スリット片1と両側片2,2との連結部に
電極板9をそれぞれ配して、スリット片1に対して一方
の電極板9から他方の電極板9へと通電することによっ
て加熱して、焼き入れ処理を施すことを特徴として構成
している。このようなカミソリ刃の熱処理方法では、ス
リット片1にのみ電流が流れて、スリット片1の部分が
加熱される。
明において、電極板9におけるカミソリ刃との接触部を
櫛歯状としておくことを特徴として構成している。この
ようなこのようなカミソリ刃の熱処理方法では、電極板
9とカミソリ刃との接触圧を安定させることができ、均
一な通電加熱を行うことができる。
発明において、カミソリ刃における電極板9との接触部
に突起を設けておくことを特徴として構成している。こ
のようなこのようなカミソリ刃の熱処理方法では、電極
板9とカミソリ刃との接触圧を安定させることができ、
均一な通電加熱を行うことができる。
のいずれかの項に記載の発明において、スリット片1を
上下から加圧することを特徴として構成している。焼き
入れと同時に反りの矯正を行うことができる。
発明において、スリット片1の表裏を電極板9,9で挟
持して通電加熱するとともに、少なくとも冷却時にスリ
ット片1を電極板9,9で加圧保持することを特徴とし
て構成している。このようなカミソリ刃の熱処理方法で
は、スリット片1にのみ電流が流れて、スリット片1の
部分が加熱される。また、冷却時においてスリット片1
が加圧保持されているので、反り等の歪みが矯正され
る。
の発明において、電極板9として圧電素子板を用い、冷
却時にこの圧電素子板に加圧用に制御された電圧をかけ
ることを特徴として構成している。このようなカミソリ
刃の熱処理方法では、冷却時に加圧用に制御された電圧
を受けて、圧電素子板が押さえ込まれた方向に伸長しよ
うとするので、スリット片1がこの圧電素子板によって
圧縮され、反り等の歪みが矯正される。つまり、圧電素
子板にかけられる電圧を調整して、加圧力をコントロー
ルすることができる。
のいずれかの項に記載の発明において、スリット片1の
温度を測定してこの温度測定値をもとに加熱動作をフィ
ードバック制御することを特徴として構成している。温
度管理を行うことで安定した焼き入れを行うことができ
る。
のいずれかの項に記載の発明において、印加電圧と電流
とから通電部の抵抗値を求めて、この抵抗値からスリッ
ト片1の温度を推定し、この温度推定値をもとに加熱動
作をフィードバック制御することを特徴として構成して
いる。温度測定手段を必要とすることなく、温度管理を
行って安定した焼き入れを行うことができる。
発明において、スリット片1と保治具3との間にレーザ
を遮る保護材10を入れた状態で、レーザをスリット片
1に照射して加熱することにより焼き入れ処理を施すこ
とを特徴として構成している。このようなカミソリ刃の
熱処理方法では、レーザが保護材10に遮られて、保治
具3に当たりにくくなっているので、保治具3がレーザ
によって損傷しにくくなっている。
の発明において、保護材10としてレーザの反射材を用
いることを特徴として構成している。このようなカミソ
リ刃の熱処理方法では、保護材10にて反射されたレー
ザがスリット片1の裏面に照射され、裏面側からも加熱
される。
発明において、レーザでスリット片1を融解させること
を特徴として構成している。いったん融解させてしまう
ために、スリット片1を高硬度のものとすることができ
る。
の発明において、レーザを照射して融解させる部分に少
なくともニッケルかクロムの粉末を加えることを特徴と
して構成している。融解によるクロムやニッケルの分離
を抑えることができるために錆びにくくすることができ
る。
発明において、スリット片にレーザの繰り返し照射を行
うことを特徴として構成している。レーザ照射の繰り返
し回数によって焼き入れ深さを簡便にかつ確実に調整す
ることができる。
発明において、スリット片の歪部や変形部をレーザ照射
で融解することを特徴として構成している。焼き入れと
同時に歪や反りの矯正を行うことができる。
発明において、スリット片の焼き入れ対象個所の近傍を
レーザ照射で融解させることを特徴として構成してい
る。スリット片を融解させるとはいえ、エッジとなる部
分の面粗さを小さくして切れ味をよくすることができ
る。
4,5,8,16または17のいずれかに記載の発明に
おいて、冷却時にスリット片1を、厚さ方向に一定時間
圧縮保持する工程を行うことを特徴として構成してい
る。このようなカミソリ刃の熱処理方法では、一定時間
の圧縮保持工程によって、焼き入れによる歪みなどが矯
正されたり、また、圧延されるなどして靭性が向上す
る。
のいずれかに記載の発明において、保治具3内に冷却装
置12を設け、この冷却装置12によって保治具3を冷
却してスリット片1を焼き入れ処理することを特徴とし
て構成している。このようなカミソリ刃の熱処理方法で
は、保治具3が冷却されることによって、側片2が熱処
理時の加熱の影響を受けにくくなっている。
リ刃の熱処理方法を、以下に添付図を参照して説明す
る。
の具体例を図1を参照して説明する。この図は同熱処理
方法を示す説明図であり、(A)はこの熱処理方法にて
製造されるカミソリ刃を斜視図として示し、(B)は保
治具3にカミソリ刃材をセットした状態を斜視図として
示している。
て製造されるカミソリ刃は、髭を切断するスリット1a
を有した長方形のスリット片1と、このスリット片1に
おける長辺の両端部に立設される側片2,2とを有する
断面略コ字型に金属薄板を加工して形成されている。金
属薄板としては、焼き入れ加工が可能な炭素鋼またはス
テンレス鋼などのような材質が好ましく用いられ、腐食
しにくく高硬度に焼き入れできる点でステンレス材が特
に好ましく用いられる。
刃Yであって、外刃Xと、この外刃Xの内側に略ピッタ
リと嵌まり込んで摺動する内刃Yとは、セットにして使
用される。スリット片1に形成されたスリット1aは略
長方形の透孔であり、その短い辺が一列に連なるよう
に、多数個がスリット片1の長手方向に並べて形成され
ている。このカミソリ刃は、通常、外刃Xが電気かみそ
りの本体側に固定され、内刃Yがスリット片1の長手方
向すなわちスリット1aの短辺方向に摺動し、スリット
1a内に入り込んだ髭を切断する。
駆動される三枚刃構成の電気かみそりなどに好適に用い
られ、長いくせ髭などもスリット1a内に入り込みやす
いので、確実に切断されて剃り残しがない点で優れてい
る。つまり、このようなカミソリ刃を中央に配し、その
両側に、内刃が突出した刃片の集合体である一般的なカ
ミソリ刃を配するのである。このような構成の電気かみ
そりであれば、両側に配される一般的なカミソリ刃で深
剃りができるので、剃り残しなく、かつきれいに髭剃り
を行うことができる点で優れている。
ナーが略直角に形成されているが、角がとれたU字型と
なった断面略コ字型のものであってもよく、また、スリ
ット1aの形状または配列も、種々変形されてもよいも
のである。
っては、スリット片1の部分は硬度が高いことが必要で
あり、側片2においては取り付け孔2aなどが形成され
て、電気かみそり本体に対する取り付け部となるので、
靭性を有することが必要になっている。また、両側片
2,2の間隔も取り付け精度を維持するために必要であ
り、スリット片1の平面度が高いことも切れ味と耐久性
の点から必要である。
理方法では、上記のスリット片1の硬化処理として、金
属薄板を上記のようなカミソリ刃の形状に加工してカミ
ソリ刃材を形成し、このカミソリ刃材の両側片2,2を
保治具3の間隔固定溝3aに差し込み保持させた状態
で、スリット片1の部分を加熱する。そして、一定の温
度に加熱した後、急速に冷却して焼き入れ処理を施すよ
うにしている。この場合の冷却は、エアー、窒素などの
冷却流体の吹き付けまたは塩浴もしくは油浴などの浸潰
などによって行うことができる。
3aの間隔は、略スリット刃1の幅、つまり側片2,2
の間隔に適合するように形成されている。また、このよ
うな保治具3は、セラミックス材などのような熱膨張率
の小さい材料を用いて形成されると、加熱による寸法変
化が少なく、焼き入れ処理における加熱時の寸法精度を
確保できるので特に好ましい。
2,2を保治具3の間隔固定溝3aに保持しているの
で、スリット片1の形状が安定した状態に維持されて変
形が生じにくく、スリット片1にのみ焼き入れ処理を適
切に施すことができる。また、両側片2,2は焼き入れ
時の加熱処理の影響を受けにくい。したがって、熱処理
による歪みを矯正するための焼戻し処理が不要になって
おり、略コ字型のカミソリ刃におけるスリット片1を、
十分に高硬度に、かつ歪みの少ない平面に形成すること
ができるとともに、このカミソリ刃における両側片2,
2が十分な靭性を具備し、間隔が一定に保たれて形状精
度の向上したものに形成される。
照して、この実施の形態のカミソリ刃の熱処理方法に係
る具体例を説明する。
す説明図であり、(A)または(B)に工程中の異なる
状態を斜視図として、(C)に断面図としてそれぞれ示
している。なお、(A)または(B)では、保治具3を
省略して描いている。この熱処理方法では、導電性を有
する材質でスライドヘッド4を形成し、このスライドヘ
ッド4両端部をカミソリ刃材の両側片2,2内側におけ
るスリット片1側に接触させるとともに、スライドヘッ
ド4を取り巻くようにカミソリ刃材の外側に高周波加熱
コイル5を配し、この高周波加熱コイル5の発生する磁
束6と、スライドヘッド4およびカミソリ刃材が形成す
る閉ループ8とが略直交するようにして、スライドヘッ
ド4および高周波加熱コイル5を移動させながら高周波
加熱による焼き入れ処理をスリット片1の略全体に施す
ようにしている。
平に配置された高周波加熱コイル5の中心部に、スライ
ドヘッド4を保持棒4aの下端に取り付けて設け、スラ
イドヘッド4両端部をカミソリ刃材の両側片2,2内側
におけるスリット片1側に接触させつつ、この図の場合
には、カミソリ刃材を下方から上方に移動させるように
している。このスライドヘッド4の材質としては、導電
性の良い銅が渦電流を発生させやすいのでより好まし
い。
て、この図に示すように、高周波加熱コイル5の発生す
る磁束6は垂直方向であり、(C)に示すような、スラ
イドヘッド4と、カミソリ刃材におけるスリット片1お
よび側片2の一部とが形成する閉ループ8は水平方向で
あるので、前記磁束6と直交している。
発生するが、この渦電流は前記閉ループ8に発生しやす
くなっており、この渦電流によってスリット片1が加熱
されることになる。そして、この場合、スライドヘッド
4をできるだけスリット片1に近接させることによっ
て、渦電流は側片2のスリット片1に極めて近い一部を
流れるのみとなるので、側片2はほとんど加熱されるこ
とがなく、スリット片1のみが選択的に加熱されること
になる。そして、スライドヘッド4と高周波加熱コイル
5とをカミソリ刃材に対して移動させることによって、
スリット片1の略全体を焼き入れ処理することができる
ものである。また、スライドヘッド4を用いることによ
って、よりよく渦電流が発生し確実に加熱することがで
きるようになっている。
体例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を斜
視図として、(B)にスリット片1の部分を平面図とし
てそれぞれ示している。この熱処理方法では、高周波加
熱コイル5の発生する磁束6に対して、スリット片1の
面が略垂直になるようにカミソリ刃材を配置して、高周
波加熱による焼き入れ処理を施している。
平方向に巻かれた高周波加熱コイル5の中心部に、スリ
ット片1が水平になるように配置するのである。このよ
うな配置によれば、(B)に示すように、磁束6がスリ
ット片1の面に垂直なので、スリット1aの周囲に形成
される閉ループ8に渦電流が発生して、スリット片1が
加熱される。また、側片2にはその厚み方向に渦電流が
発生することになるが、この渦電流は側片2の厚みが薄
いために弱く、ほとんど発熱に寄与することのないもの
になっている。したがって、スリット片1のみが選択的
に加熱されることになる。
ば、保治具3を固定し、この保治具3に対して、カミソ
リ刃材を水平方向に移動して供給するとともに、高周波
加熱コイル5を上下方向に移動自在とし、カミソリ刃材
が保治具3にセットされた状態で、高周波加熱コイル5
をカミソリ刃材の位置まで移動させ、高周波加熱を行う
ように構成することができる。
体例を示す説明図であり、(A)、(B)に工程途中の
状態を斜視図として、(C)に工程途中における加熱時
の状態を断面図としてそれぞれ示している。この熱処理
方法では、上記図3に示した方法において、カミソリ刃
材の両側片2,2外側に高周波加熱コイル5と同方向の
磁束を発生する打ち消しコイル7を配し、高周波加熱コ
イル5に流す電流に対して逆位相の電流を打ち消しコイ
ル7に流して、高周波加熱による焼き入れ処理を施して
いる。
断面コ字型の芯材7aの垂直部に巻かれている。また、
この打ち消しコイル7は、保治具3の両側に配置されて
おり、この芯材7aの開口部内に保治具3の端部を納め
るとともに、左右の打ち消しコイル7における芯材7a
開口部間に、スリット片1を水平状態としたカミソリ刃
材を保持できるようにしている。
ミソリ刃材を保持した状態で、高周波加熱を行うと、高
周波加熱コイル5と逆位相の電流が流される打ち消しコ
イル7による磁束が、両側片2,2に発生する高周波加
熱コイル5による磁束を打ちすために、渦電流を発生さ
せる磁束6はスリット片1にのみ作用する。したがっ
て、スリット片1のみが渦電流で選択的に加熱される。
体例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を斜
視図として、(B)に工程途中における加熱時の状態を
断面図として、また、(C)にカミソリ刃材の加熱温度
の経時変化をグラフ図としてそれぞれ示している。この
熱処理方法では、前記図3に示した方法において、スリ
ット1aを覆い隠した状態に、導電性の板材17をスリ
ット片1に接触させて、高周波加熱した後、冷却時に、
導電性の板村7を表裏に配してスリット片1を挟持加圧
している。この場合、導電性の板材17としては銅板を
用い、この銅板の上下にはプレス圧力を加えることがで
きるようになっている。高周波加熱時には加圧をほとん
ど行わず、冷却時に温度がある程度下がってから加圧を
行うように操作している。
ル5に電流を流しているときは、板材17に厚みがあっ
て渦電流が発生しやすいので、この板材17が有効に発
熱し、この発熱によってスリット片1が加熱される。
刃材を略コ字型に形成する加工によってスリット片1に
反り等の変形が発生していても、冷却時にスリット片1
を挟持加圧することによって、前記変形が矯正される。
また、カミソリ刃材としてステンレス材を用いている場
合には、オーステナイトからマルテンサイトへ変態する
前後の温度で、一定時間、冷却時の加圧を保持すると、
焼き入れ時の歪みも矯正されるのでより好ましい。
7として磁歪素子板を用い、この磁歪素子板を表裏に配
してスリット片1を挟持し、この状態で高周波加熱コイ
ル5に高周波電流を流して加熱した後、これらの二枚の
磁歪素子板を上下方向から押さえ込んだ状態として、冷
却時に高周波加熱コイル5に直流電流を流す方法も好ま
しい具体例の一つである。磁歪素子板はニッケル、フェ
ライトなどの材質で形成され、磁界をかけることによっ
て伸縮する性質を有している。
加熱コイル5に直流電流が流されることによって、一定
強度の磁束が発生する。この一定強度の磁束を板材17
である磁歪素子板が受けることによって、この磁歪素子
板は押さえ込まれた方向に伸長しようとするので、スリ
ット片1がこの磁歪素子板によって強力に圧縮され、反
り等の歪みが確実に矯正される。この場合、高周波加熱
コイルに流す直流電流の強さを調整して、磁歪素子板に
よる圧縮強度を自由にコントロールすることができ、適
切な強度の圧縮を容易に行うことができる利点がある。
の他の例を示しており、ここでは高周波加熱コイル5と
して、(A)に示すように、カミソリ刃材のスリット片
1の各スリット1a間の桟部に対応する大きさと形状の
ものを用いている。各高周波加熱コイル5に電流を流せ
ば、(B)に示すように、スリット片1の各スリット1
a間の桟部に渦電流が流れてスリット片1の加熱がなさ
れる。加熱が必要となる部分にのみ渦電流による加熱を
行うことができる。
体例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を斜
視図として、(B)に要部を平面図としてそれぞれ示し
ている。この熱処理方法では、スリット片1と両側片
2,2との連結部に電極板9,9をそれぞれ配して、ス
リット片1に対して一方の電極板9から他方の電極板9
へと通電することによって加熱して、焼き入れ処理を施
すことを特徴として構成している。
具3にカミソリ刃材を送ってセットする機構と、セット
されたカミソリ刃材のスリット片1を挟持するように電
極板9,9を移動させる機構とを具備している。また、
カミソリ刃材を送る方向と、電極板9,9を移動させる
方向とは直交するように形成されている。
スリット片1にのみ電流が流れるので、スリット片1の
部分を選択的に加熱することができる。また、このスリ
ット片1における導電路はスリット1aが存在するので
細くなっており、抵抗が大きいため効果的に加熱され、
この細い部分に対して焼き入れ処理を効率よく行うこと
ができる。
接触させる電極板9は、図8に示すように、櫛歯状とし
ておけば、電極板9とスリット片1との全体的な接触が
安定するために、桟部全体に均一に電流を流すことがで
きる。なお、櫛歯のピッチはスリット片1の桟部のピッ
チよりも大きくしておくのが好ましく、電極板9とスリ
ット片1との全体的な接触が安定する範囲内で櫛歯の数
を少なくしておくとよい。(B)は、桟部の間の1つ置
きの部分に電極板9の櫛歯の部分が当接するようにし
て、各桟部に均一に電流を流すことができるようにして
いる。
に示すように、スリット片1と両側片2,2との連結部
に複数個の突起1bを突設して、この突起1bが電極板
9に接触するようにしてもよい。図示例では、スリット
1a間の桟部と同じ位置に突起1bを設けているが、突
起1bが少ない方が電極板9とスリット片1との全体的
な接触が安定するために、桟部全体に均一に電流を流す
ことが可能な範囲で突起1bの数は少なくするのがよ
い。
片1に通電を行う場合、定電圧電源を用いるのがコスト
の点で有利であるが、スリット片1の温度が上昇して抵
抗値が高くなるとスリット片1に流れる電流が小さくな
るために、温度を高くすることができない。これを避け
るには電圧を高くするか、電極板9とスリット片1との
接触圧を高くして接触抵抗を小さくすることになるが、
これでは電圧を制御したり、接触圧を可変にする装置が
必要となって、装置全体のコストが高くなってしまう。
ねじ95で連結固定される高剛性の電極固定板94,9
4で両電極板9,9及びスリット片1を固定して電流を
流すのが好ましい。スリット片1に電流を流すことでス
リット片1の温度が上昇してその抵抗値が高くなって
も、スリット片1が温度上昇に伴って膨張するために、
電極板9とスリット片1との接触部の抵抗は小さくなる
ことから、電源に対する全体の抵抗値は温度上昇に拘わ
らず一定となり、従って所要の発熱量を確保することが
できる。
ローラ状のものを用いて、ばね90で両側から押しつ
け、ローラ状の電極板9を転がせつつ、各桟部に順次電
流を流すようにして加熱する。1つの桟部を加熱すれば
電流を止めてその桟部を冷却して焼き入れを行い、次に
電極板9を転がせて隣の桟部に通電して焼きを入れると
いうことを繰り返すわけである。
具体例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を
斜視図として、(B)に工程途中における加熱時の状態
を断面図として、また、(C)にカミソリ刃材の加熱温
度の経時変化をグラフ図としてそれぞれ示している。こ
の熱処理方法では、スリット片1の表裏を電極板9,9
で挟持して通電加熱するとともに、少なくとも冷却時に
スリット片1を電極板9,9で加圧保持するようにして
いる。
にのみ電流を流すことができるので、スリット片1の部
分を加熱することができる。また、冷却時においてスリ
ット片1が加圧保持されているので、反り等の歪みが矯
正される。カミソリ刃材としてステンレス材を用いてい
る場合には、オーステナイトからマルテンサイトへ変態
する前後の温度で、一定時間、冷却時の加圧を保持する
と、焼き入れ時の歪みも補正されるのでより好ましい。
素子板を用い、冷却時にこの圧電素子板に加圧用に制御
された電圧をかける方法も、好ましい具体例の一つであ
る。つまり、冷却時に加圧用に制御された電圧を受け
て、圧電素子板が押さえ込まれた方向に伸長しようとす
るので、スリット片1がこの圧電素子板によって強力に
圧縮され、反り等の歪みがより確実に矯正される。この
場合、圧電素子板にかける電圧を調整して、加圧力を自
在にコントロールすることができるので、歪みを矯正す
るに十分適切な強度の加圧を容易に行うことができる利
点がある。
具体例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を
斜視図として、(B)または(C)に断面図としてそれ
ぞれ示している。この熱処理方法では、スリット片1と
保治具3との間にレーザを遮る保護材10を入れた状態
で、レーザをスリット片1に照射して加熱することによ
り焼き入れ処理を施している。保護材10としては、レ
ーザ吸収性の悪い材料である銅または銀などのシートな
どを用いることができる。そして、表面を粗面化してレ
ーザを拡散させるように形成するとより好ましい。
材10としてレーザの反射材を用いてもよい。このよう
な反射材としては、表面平滑な銅などのシートが例示さ
れる。
ザが保護材10に遮られて、保治具3に直接当たりにく
くなっているので、保治具3がレーザによって損傷しに
くく、経済的である。また、保護材10にて反射された
レーザがスリット片1の裏面に照射される場合には、裏
面側からも加熱することができるために、熱処理を効率
よく行うことができる。
を上げた後に急冷して焼き入れを施すのではなく、図1
4に示すように、レーザ照射でスリット片1のスリット
1a間の桟部を融解させてしまってもよい。融解部Mと
その周辺で温度差が生じ、融解部Mの冷却速度が増大す
るために、レーザ照射による融解後の凝固時に焼き入れ
がなされることになる。この場合、レーザを走査するこ
とで各桟部を順次融解させていくことで、レーザが裏面
に貫通してもスリット片1そのものが形状変形してしま
うことはなく、スリット1aの形状がくずれることもな
い。なお、レーザとしてはCO2レーザやYAGレーザ
が好適であり、またレーザ照射時に不活性ガスを吹き付
けると、表面酸化による変色を防ぐことができる。
に示すように、刃先を構成することになるスリット1a
の縁のみを融解させてもよい。この場合、刃先を高硬度
にすると同時にスリット片1に靭性を持たせることがで
きる。
うに、桟部の表面のみを融解させるようにすれば、表面
のみが焼き入れされたものとなるために、やはり靭性を
確保することができる。また、この場合のレーザとして
は、CO2レーザやYAGレーザのほか、エキシマレー
ザーを好適に用いることができる。
融解させてしまう場合、図17に示すように、スリット
片1における融解させる部分に予めクロムまたはニッケ
ルまたはこの両者の粉末P(粒径はφ50μmが好まし
い)を薄く設置しておくとよい。レーザによってこれら
の粉末Pも同時に融解させるのである。スリット片1を
融解させる時、クロムまたは/およびニッケルの分離を
抑えることができるために、錆びにくくすることができ
る。粉末Pの状態で設置するのではなく、水やアルコー
ルといった溶液に粉末Pを混ぜて塗布するようにしても
よい。レーザとしては、CO2レーザやYAGレーザ、
エキシマレーザーを好適に用いることができ、また不活
性ガスを吹き付けながら融解させれば、表面酸化による
変色を防ぐことができる。
させて合金化を図ってもよい。レーザクラッディングや
レーザミキシングを行うのである。たとえばN2ガスを
吹き付けながらチタン粉末を同時に融解させることで、
TiNを形成することができる。
は、その後、スリット片1の表面は凹凸が生じることか
ら、研削によってスリット片1の表面を平にするのが好
ましい。図18はスリット1aの縁を融解させた後、5
〜100μmほど研削することで表面を平にして、刃先
のエッジを出しやすくしたものを示している。
9に示すように、桟部の中央部分のみを融解させ、熱伝
導によって桟部全体を高温とすることで行うようにして
もよい。この場合、レーザスポット径をコントロールす
ることで、桟部の中央部分のみが融解してスリット1a
の縁であるエッジ部分は融解させないようにする。エッ
ジ部分は融解させないために、融解させる際にエッジの
ダレを注意しなくてもよくなる。
う場合には、桟部へのレーザの照射を複数回繰り返すも
のとし、この繰り返し回数によって焼き入れ深さをコン
トロールするようにするのが好ましい。繰り返し入熱を
行うことにより、必要な焼き入れ深さを安定して得るこ
とができる。この場合、スリット片1が融解しないエネ
ルギー密度のレーザ照射を行うとともに入熱エネルギー
を調整することで、最表面層のみを昇温して焼き入れす
ることができ、そしてレーザ照射を繰り返す際の熱伝導
で深さ方向に焼き入れ領域を成長させることができる。
この場合、YAGレーザのQスイッチ発振を用いること
で、深さ方向の焼き入れ領域の微細管理が容易となる。
のレーザマーカ(繰り返し1kHz以上、パワー10W
以上、スキャン速度500mm/sec以下)を用いる
ことで、図20に示すように、レーザ照射1回目で焼き
入れ深さ約30μm(図中のイ)、レーザ照射2回目で
焼き入れ深さ約50μm(図中のロ)、レーザ照射3回
目で焼き入れ深さ約70μm(図中のハ)の焼き入れを
行うことができる(材質によって焼き入れ深さが異なっ
てくるのはもちろんであるが、約100μm程度の深さ
の熱処理が可能である)。
解をスリット片1に生じさせることで、スリット片1の
歪や反りの矯正を行うことができる。図21はこの場合
の一例を示しており、スリット片1の反りがある部分に
レーザ照射を行って融解させ、この状態で金型等を用い
て反りの矯正を行うのである。レーザ照射で焼き入れを
行う時に歪矯正部分に対して選択的にレーザ照射エネル
ギーを増やすことで、焼き入れ処理と該矯正処理とを組
み合わせることも可能である。
具体例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を
斜視図として、(B)にカミソリ刃材の加熱温度の経時
変化をグラフ図としてそれぞれ示している。この熱処理
方法では、前述した種々の方法において、冷却時にスリ
ット片1をプレス板11,11によって厚さ方向に一定
時間圧縮保持する工程を行っている。一定時間圧縮保持
によって、焼き入れによる歪みなどの矯正が行われ、ま
た、圧延されるなどして靭性が向上する。
度減ずるようにすると靭性向上に効果的である。また、
前記圧縮保持は、カミソリ刃材としてステンレス材を用
いている場合においては、オーステナイトからマルテン
サイトへ変態する前後の温度で行うことによって、焼き
入れ時の歪みを矯正して、熱処理歪みを発生させること
なく焼き入れ処理がなされるので好ましい。
連結部に電極板9,9をそれぞれ配して、スリット片1
に対して一方の電極板9から他方の電極板9へと通電す
ることによって加熱して、焼き入れ処理を施す処理方法
において、スリット片1をプレス板11,11によって
厚さ方向に一定時間圧縮保持する工程を加えたものであ
る。
保持のタイミングは、図24に示すように、電極板9,
9間の通電による加熱が終了してスリット片1の温度が
下降する時点で行うようにすれば、プレス板11には電
流が流れないために、プレス板11として導電性の材料
を用いても支障が生じることはなく、安価な材料のプレ
ス板11を用いることができる。
電極板9,9間の通電中にプレス板11,11による加
圧を開始するようにしてもよい。高温状態のスリット片
1を加圧挟持することで矯正を行うことになるために、
小さい加圧力でスリット片1の変形矯正を行うことがで
きる。また、プレス板11をスリット片1に接触させる
と、プレス板11に熱を奪われて通電終了後のスリット
片1の温度降下が急になりすぎて、焼き割れ等の原因と
なってしまう。このために、図示例のものにおいては、
スリット片1の温度降下中に再度電極板9,9間の通電
を行ってスリット片1に熱を与えることで、急冷を防い
でいる。なお、この場合のプレス板11は非導電性材料
のもの、たとえばセラミック製のものを用いる。
スリット片1を通電加熱する場合にプレス板11,11
による加圧を行う方法を示しており、図中で上型となる
プレス板11にはスリット1a間の各桟部に対応した大
きさのものを、下型となるプレス板11にはスリット片
1の全長に対応した大きさのものを用いる。そして、電
極板9,9間の通電で順次加熱していく桟部の冷却中に
各桟部をプレス板11,11で順次挟持して焼き入れ歪
及び変形の矯正を行う。下型となるプレス板11の平面
度を出しておくことにより、各桟部を個別に矯正するも
のの、スリット片1全体の反り変形を抑えることができ
る。
け、この冷却装置12によって保治具3を冷却してスリ
ット片1を焼き入れ処理する方法を示している。この図
の例では冷却装置12として冷却流体の流路を設けてお
り、冷却流体としてエアーまたは水などを流すようにし
ている。保治具3が冷却されることによって、側片2が
熱処理時の加熱の影響をさらに受けにくくなるものであ
り、側片2が焼き入れされて脆くなることがなく、この
側片2の靭性が確保されて取り付け強度が向上する利点
がある。
示すような温度プロフィールになるような冷却を行うに
あたり、冷却ガスをスリット片1の一部にノズルCGか
ら吹き付けることで、スリット片1に故意に温度分布の
差を発生させて、スリット片1の一部に焼き入れ歪を故
意に生じさせるようにしたものを示している。このよう
にすることで、スリット片1全体の変形を所望の平面度
となるようにすることができる。なお、図ではスリット
片1の加熱を電極板9,9で行っているものを示してい
るが、これに限るものではないことはもちろんである。
ット片1の温度測定を行ってフィードバック制御するよ
うにしてもよい。図29の(A)は温度測定個所Sの例
を示している。フィードバック制御にあたり、加熱を高
周波加熱コイル5で用いるものにおいては、高周波加熱
コイル5に供給する電流値や周波数を制御すればよく、
(B)に示すように、加熱中にスリット片1(の桟部)
の温度を測定して、この測定値と目的とする温度とを比
較し、目的とする温度となるように電流または周波数を
制御することで、焼き入れ硬度を安定させることができ
る。温度測定には放射温度計のような非接触式のもの、
熱電対のような接触式のもののいずれを用いてもよい。
スリット片1の温度を非接触式温度計Tで測定して、こ
の測定値が(B)に示すような所要の温度プロフィール
に一致するように通電加熱用の電源の電圧または電流を
フィードバック制御する場合を示している。制御系とし
てはPID制御などを好適に用いることができる。温度
測定はスリット片1の一部のみでもよいが、数カ所の温
度を測定したほうがスリット片1全体の温度を所望の温
度にすることが可能であり、数カ所で温度測定する場
合、その平均をとってフィードバックするほか、各温度
に重み付けを行い、重みを考慮した値をフィードバック
してもよい。
おいて、温度測定手段を用いることなく、スリット片1
の温度プロフィールを所望のプロフィールにすることが
可能としたものを示しており、電極板9,9への印加電
圧と電流とから通電部(スリット片1)の抵抗値を求め
て、この抵抗値によってスリット片1の温度を推定し、
この温度推定値をもとにフィードバック制御することで
(C)に示すような所望の温度プロフィールとなるよう
に温度管理を行う。
する抵抗値と温度との関係のデータベースを用いても、
あるいは予め抵抗値と温度の関係を測定しておいて
(B)に示すその測定結果を用いてもよい。
具の間隔固定溝に保持して焼き入れしているので、スリ
ット片の形状が安定した状態に維持されて変形が生じに
くく、スリット片にのみ焼き入れ処理が適切に施され
る。また、両側片においては焼き入れ時の加熱処理の影
響を受けにくくなっている。
よる歪みを矯正するための焼戻し処理が不要となるの
で、略コ字型のカミソリ刃におけるスリット片を、十分
に高硬度に、かつ歪みの少ない平面に形成することがで
きるとともに、このカミソリ刃における両側片が十分な
靭性を具備し、間隔が一定に保たれて形状精度が向上
し、電気かみそりなどの装置本体への取り付けが確実に
行われるカミソリ刃が得られる。
ドヘッドとが電気的に接続されて閉ループが形成され
る。そして、このような閉ループには、高周波加熱によ
る渦電流が流れやすいので、この閉ループを形成してい
るスリット片の部分を選択的に確実に加熱することがで
きる。つまり、スライドヘッドを用いることによって、
スリットがあって渦電流を発生させにくくなっているス
リット片に、よりよく渦電流を発生させることができ、
確実にスリット片の加熱を行うことができる。
片の面に略垂直なので、スリットの周囲に形成される閉
ループに渦電流が発生し、スリット片の部分が加熱され
る。また、側片にはその厚み方向に渦電流が発生するこ
とになるが、この渦電流は側片の厚みが薄いために弱
く、ほとんど発熱に寄与することがない。したがって、
スリット片の部分を選択的に確実に加熱することができ
る。
に高周波加熱コイルと逆位相の電流を流すことによっ
て、両側片に発生する高周波加熱コイルによる磁束を打
ち消すことができる。したがって、渦電流を発生させる
磁束はスリット片にのみ作用して、スリット片に選択的
に渦電流を発生させ、このスリット片の部分のみを確実
に加熱することができる。
発生させることによって、この板材に接触しているスリ
ット片の部分を選択的に加熱することができる。この場
合、比較的厚みのある板材を用いるようにすると、薄い
スリット片を直接加熱するよりも、渦電流が発生しやす
く加熱が容易になっている。
加圧によって、スリット片の反り等の変形を冷却時に矯
正することができ、スリット片の形状精度を向上させる
ことができる。
加熱コイルに直流電流を流すことによって発生する一定
強度の磁束を磁歪素子板が受けて伸長しようとするの
で、スリット片がこの磁歪素子板によって挟まれて強力
に圧縮されることになる。このような圧縮力を冷却時に
受けるスリット片は反り等の歪みが矯正されるので、形
状精度を向上させたカミソリ刃を得ることができる。こ
の時、高周波加熱コイルに流す直流電流の強さを調整す
ることで、磁歪素子板による圧縮強度を自由にコントロ
ールすることができるために、適切な強度の圧縮を容易
に行うことができる。
み電流を流すことができるので、スリット片の部分のみ
を確実に、選択的に通電加熱することができる。
リ刃との接触圧を安定させることができ、均一な通電加
熱を行うことができる。
ソリ刃との接触圧を安定させることができ、均一な通電
加熱を行うことができる。
上下から加圧するために、焼き入れと同時に反りの矯正
を行うことができる。
部分のみを選択的に通電加熱することができるととも
に、冷却時においてスリット片が加圧保持されるので、
反り等の歪みが矯正され、形状精度を向上させることが
できる。
用に制御された電圧を受けて、圧電素子板が押さえ込ま
れた方向に伸長しようとするので、スリット片がこの圧
電素子板によって圧縮され、反り等の歪みが矯正され
る。この場合、圧電素子板にかける電圧を調整して、加
圧力を自在にコントロールすることができるので、歪み
を矯正するのに十分適切な強度の加圧を容易に行うこと
ができる。
温度を測定値をもとに加熱動作をフィードバック制御す
るために、スリット片の温度管理を行うことができ、安
定した焼き入れを行うことができる。
流とから通電部の抵抗値を求めて、この抵抗値からスリ
ット片1の温度を推定し、この温度推定値をもとに加熱
動作をフィードバック制御するために、温度測定手段を
必要とすることなく、温度管理を行って安定した焼き入
れを行うことができる。
材で遮って保治具を保護することができるので、保治具
を損傷することなくレーザ加熱による焼き入れ処理を適
確に行うことができる。
射されたレーザによってスリット片の裏面側を加熱する
ことができるので、レーザ加熱を効率よく行うことがで
きる。
いったん融解させてしまうために、スリット片を高硬度
のものとすることができる。
して融解させる部分に少なくともニッケルかクロムの粉
末を加えるために、融解によるクロムやニッケルの分離
を抑えることができ、錆びにくくすることができる。
繰り返し回数によって焼き入れ深さを簡便にかつ確実に
調整することができる。
歪部や変形部をレーザ照射で融解するために、焼き入れ
と同時に歪や反りの矯正を行うことができる。
焼き入れ対象個所の近傍をレーザ照射で融解させること
から、スリット片を融解させるとはいえ、エッジとなる
部分の面粗さを小さくして切れ味をよくすることができ
る。
縮保持によって、焼き入れによる歪みなどを矯正すると
ともに、スリット片が圧延されるなどして、靭性も向上
する。また、この圧縮保持のタイミングを金属材料の組
織の変態が起きる温度以上にすることによって、前記焼
き入れによる歪みの矯正などをより効果的に行うことも
できる。
されることによって、側片が熱処理時の加熱の影響を受
けにくく、この側片が焼き入れされて脆くなることがな
く、この側片2の靭性が確保されて取り何け強度が向上
する。
方法を示す説明図であり、(A)はこの熱処理方法にて
製造されるカミソリ刃を斜視図として示し、(B)は保
治具にカミソリ刃材をセットした状態を斜視図として示
している。
具体例を示す説明図であり、(A)または(B)に工程
中の異なる状態を斜視図として、(C)に断面図として
それぞれ示している。
具体例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を
斜視図として、(B)にスリット片の部分を平面図とし
てそれぞれ示している。
具体例を示す説明図であり、(A)、(B)に工程途中
の状態を斜視図として、(C)に工程途中における加熱
時の状態を断面図としてそれぞれ示している。
具体例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を
斜視図として、(B)に工程途中における加熱時の状態
を断面図として、(C)にカミソリ刃材の加熱温度の経
時変化をグラフ図としてそれぞれ示している。
具体例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を
平面図として、(B)に渦電流の流れを平面図としてそ
れぞれ示している。
具体例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を
斜視図として、(B)に要部を平面図としてそれぞれ示
している。
具体例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を
斜視図として、(B)に要部を平面図としてそれぞれ示
している。
具体例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を
斜視図として、(B)に要部を平面図としてそれぞれ示
している。
の具体例を示す説明図であり、工程途中の状態を平面図
として示している。
の具体例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態
を斜視図として、(B)に要部を平面図としてそれぞれ
示している。
例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を斜視
図として、(B)に工程途中における加熱時の状態を断
面図として、(C)にカミソリ刃材の加熱温度の経時変
化をグラフ図としてそれぞれ示している。
例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を斜視
図として、(B)または(C)に断面図としてそれぞれ
示している。
例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を斜視
図として、(B)に要部を平面図としてそれぞれ示して
いる。
例を示す説明図であり、要部を平面図として示してい
る。
例を示す説明図であり、(A)に要部を平面図として、
(B)に側面図としてそれぞれ示している。
例を示す説明図であり、要部を側面図として示してい
る。
例を示す説明図であり、(A)に要部を断面図として、
(B)及び(C)に拡大断面図としてそれぞれ示してい
る。
例を示す説明図であり、(A)に要部を平面図として、
(B)に断面図としてそれぞれ示している。
例を示す説明図で要部を断面図として示している。
例を示す説明図であり、(A)に要部を側面図として、
(B)に平面図としてそれぞれ示している
例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を斜視
図として、(B)にカミソリ刃材の加熱温度の経時変化
をグラフ図としてそれぞれ示している。
例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を斜視
図として、(B)に断面図としてそれぞれ示している。
例を示す説明図であり、(A)にカミソリ刃材の加熱温
度の経時変化をグラフ図として、(B)に通電加熱と加
圧のタイミングをグラフ図としてそれぞれ示している。
例を示す説明図であり、(A)にカミソリ刃材の加熱温
度の経時変化をグラフ図として、(B)に通電加熱と加
圧のタイミングをグラフ図としてそれぞれ示している。
例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を斜視
図として、(B)に側面図として、(C)に断面図とし
てそれぞれ示している。
例を示す斜視図である。
例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を斜視
図として、(B)にカミソリ刃材の加熱温度の経時変化
をグラフ図としてそれぞれ示している。
例を示す説明図であり、(A)に温度測定位置を平面図
として、(B)に温度制御の経時変化をグラフ図として
それぞれ示している。
例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を斜視
図として、(B)にカミソリ刃材の加熱温度の経時変化
をグラフ図としてそれぞれ示している。
例を示す説明図であり、(A)に工程途中の状態を斜視
図として、(B)に温度と抵抗の関係をグラフ図とし
て、(C)にカミソリ刃材の加熱温度の経時変化をグラ
フ図としてそれぞれ示している。
Claims (24)
- 【請求項1】 髭を切断するスリットを有したスリット
片と、このスリット片の両端部に立設される側片とを有
する断面略コ字型に金属薄板を加工してカミソリ刃材を
形成し、このカミソリ刃材の両側片を保治具の間隔固定
溝に差し込み保持させた状態で、スリット片の部分を加
熱して焼き入れ処理を施すことを特徴とするカミソリ刃
の熱処理方法。 - 【請求項2】 導電性を有する材質でスライドヘッドを
形成し、このスライドヘッド両端部をカミソリ刃材の両
側片内側におけるスリット片側に接触させるとともに、
スライドヘッドを取り巻くようにカミソリ刃材の外側に
高周波加熱コイルを配し、この高周波加熱コイルの発生
する磁束と、スライドヘッドおよびカミソリ刃材が形成
する閉ループとが略直交するようにして、スライドヘッ
ドおよび高周波加熱コイルを移動させながら高周波加熱
による焼き入れ処理をスリット片の略全体に施すことを
特徴とする請求項1記載のカミソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項3】 高周波加熱コイルの発生する磁束に対し
て、スリット片の面が略垂直になるようにカミソリ刃材
を配置して、高周波加熱による焼き入れ処理を施すこと
を特徴とする請求項1記載のカミソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項4】 カミソリ刃材の両側片外側に、高周波加
熱コイルと同方向の磁束を発生する打ち消しコイルを配
し、高周波加熱コイルに流す電流に対して逆位相の電流
を打ち消しコイルに流して、高周波加熱による焼き入れ
処理を施すことを特徴とする請求項3記載のカミソリ刃
の熱処理方法。 - 【請求項5】 スリットを覆い隠した状態に、導電性の
板材をスリット片に接触させて、高周波加熱による焼き
入れ処理を施すことを特徴とする請求項3記載のカミソ
リ刃の熱処理方法。 - 【請求項6】 冷却時に、導電性の板材を表裏に配して
スリット片を挟持加圧することを特徴とする請求項5記
載のカミソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項7】 導電性の板材として磁歪素子板を用い、
この磁歪素子板を表裏に配してスリット片を挟持し、こ
の状態で高周波加熱コイルに高周波電流を流して加熱し
た後、これらの二枚の磁歪素子板が上下方向からスリッ
ト片を押さえ込んだ状態となるように、冷却時に高周波
加熱コイルに直流電流を流すことを特徴とする請求項5
記載のカミソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項8】 スリット片と両側片との連結部に電極板
をそれぞれ配して、スリット片に対して一方の電極板か
ら他方の電極板へと通電することによって加熱して、焼
き入れ処理を施すことを特徴とする請求項1記載のカミ
ソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項9】 電極板におけるカミソリ刃との接触部を
櫛歯状としておくことを特徴とする請求項8記載のカミ
ソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項10】 カミソリ刃における電極板との接触部
に突起を設けておくことを特徴とする請求項8記載のカ
ミソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項11】 スリット片を上下から加圧することを
特徴とする請求項8〜10のいずれかの項に記載のカミ
ソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項12】 スリット片の表裏を電極板で挟持して
通電加熱するとともに、少なくとも冷却時にスリット片
を電極板で加圧保持することを特徴とする請求項1記載
のカミソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項13】 電極板として圧電素子板を用い、冷却
時にこの圧電素子板に加圧用に制御された電圧をかける
ことを特徴とする請求項12記載のカミソリ刃の熱処理
方法。 - 【請求項14】 スリット片の温度を測定してこの温度
測定値をもとに加熱動作をフィードバック制御すること
を特徴とする請求項1〜13のいずれかの項に記載のカ
ミソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項15】 印加電圧と電流とから通電部の抵抗値
を求めて、この抵抗値からスリット片の温度を推定し、
この温度推定値をもとに加熱動作をフィードバック制御
することを特徴とする請求項8〜13のいずれかの項に
記載のカミソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項16】 スリット片と保治具との間にレーザを
遮る保護材を入れた状態で、レーザをスリット片に照射
して加熱することにより焼き入れ処理を施すことを特徴
とする請求項1記載のカミソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項17】 保護材としてレーザの反射材を用いる
ことを特徴とする請求項11記載のカミソリ刃の熱処理
方法。 - 【請求項18】 レーザでスリット片を融解させること
を特徴とする請求項1記載のカミソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項19】 レーザを照射して融解させる部分に少
なくともニッケルかクロムの粉末を加えることを特徴と
する請求項18記載のカミソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項20】 スリット片にレーザの繰り返し照射を
行うことを特徴とする請求項1記載のカミソリ刃の熱処
理方法。 - 【請求項21】 スリット片の歪部や変形部をレーザ照
射で融解することを特徴とする請求項1記載のカミソリ
刃の熱処理方法。 - 【請求項22】 スリット片の焼き入れ対象個所の近傍
をレーザ照射で融解させることを特徴とする請求項1記
載のカミソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項23】 冷却時にスリット片を、厚さ方向に一
定時間圧縮保持する工程を行うことを特徴とする請求項
2,3,4,5,8,16または17のいずれかの項に
記載のカミソリ刃の熱処理方法。 - 【請求項24】 保治具内に冷却装置を設け、この冷却
装置によって保治具を冷却してスリット片を焼き入れ処
理することを特徴とする請求項1〜23のいずれかの項
に記載のカミソリ刃の熱処理方法。
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|---|---|---|---|
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| JP35375397 | 1997-12-22 | ||
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-
1998
- 1998-06-25 JP JP17943298A patent/JP3817909B2/ja not_active Expired - Fee Related
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