JPH11241123A - 鋼帯の脱炭またはブルーイング焼鈍の制御装置 - Google Patents
鋼帯の脱炭またはブルーイング焼鈍の制御装置Info
- Publication number
- JPH11241123A JPH11241123A JP4792898A JP4792898A JPH11241123A JP H11241123 A JPH11241123 A JP H11241123A JP 4792898 A JP4792898 A JP 4792898A JP 4792898 A JP4792898 A JP 4792898A JP H11241123 A JPH11241123 A JP H11241123A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- dew point
- setting
- annealing
- abnormality
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Control Of Heat Treatment Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 露点検出手段に異常が発生しても品質異常を
発生させることなく脱炭焼鈍またはブルーイング焼鈍を
行う。 【解決手段】 減算器56は露点設定回路55からの露
点目標値と、露点検出装置14からの露点検出値との偏
差を求める。制御回路57は、前記偏差を時間について
積分し、積分値を偏差に加え合せ、その結果を導出す
る。異常検出回路58は、制御回路57の出力信号が予
め定める範囲内から外れ、かつ範囲外にある時間が予め
定める時間以上継続したとき異常検出信号を出力する。
設定回路59は、異常検出時における水蒸気発生源11
からの水蒸気供給流量を予め定める値に設定する。切換
回路60は、異常検出時に設定回路59の出力を制御回
路57の出力から切換えて水蒸気発生源11に与える。
異常検出時には制御信号が切換えられるので、品質異常
の発生を防止することができる。
発生させることなく脱炭焼鈍またはブルーイング焼鈍を
行う。 【解決手段】 減算器56は露点設定回路55からの露
点目標値と、露点検出装置14からの露点検出値との偏
差を求める。制御回路57は、前記偏差を時間について
積分し、積分値を偏差に加え合せ、その結果を導出す
る。異常検出回路58は、制御回路57の出力信号が予
め定める範囲内から外れ、かつ範囲外にある時間が予め
定める時間以上継続したとき異常検出信号を出力する。
設定回路59は、異常検出時における水蒸気発生源11
からの水蒸気供給流量を予め定める値に設定する。切換
回路60は、異常検出時に設定回路59の出力を制御回
路57の出力から切換えて水蒸気発生源11に与える。
異常検出時には制御信号が切換えられるので、品質異常
の発生を防止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露点の高い雰囲気
ガス中で行われる鋼帯の脱炭またはブルーイング焼鈍の
制御装置に関し、特に熱処理中、露点検出手段に異常が
発生したときに好適に用いることのできる焼鈍制御装置
に関する。ここで、脱炭焼鈍は鋼帯中の炭素を除去する
焼鈍であり、ブルーイング焼鈍は鋼帯に青色の酸化膜を
形成させる焼鈍である。
ガス中で行われる鋼帯の脱炭またはブルーイング焼鈍の
制御装置に関し、特に熱処理中、露点検出手段に異常が
発生したときに好適に用いることのできる焼鈍制御装置
に関する。ここで、脱炭焼鈍は鋼帯中の炭素を除去する
焼鈍であり、ブルーイング焼鈍は鋼帯に青色の酸化膜を
形成させる焼鈍である。
【0002】
【従来の技術】従来から、脱炭焼鈍またはブルーイング
焼鈍はコイル状に巻かれた鋼帯、たとえば冷延鋼帯を層
間に間隔をあけた状態でバッチ式焼鈍炉に装入し、装入
後、露点の高い雰囲気ガス中で熱処理することによって
行われる。雰囲気ガスの露点は、雰囲気ガスに水蒸気を
混合することによって調整され、露点は露点検出手段に
よって検出される。水蒸気は、たとえば電気ヒータで水
を加熱することによって得られる。
焼鈍はコイル状に巻かれた鋼帯、たとえば冷延鋼帯を層
間に間隔をあけた状態でバッチ式焼鈍炉に装入し、装入
後、露点の高い雰囲気ガス中で熱処理することによって
行われる。雰囲気ガスの露点は、雰囲気ガスに水蒸気を
混合することによって調整され、露点は露点検出手段に
よって検出される。水蒸気は、たとえば電気ヒータで水
を加熱することによって得られる。
【0003】図7は、従来の脱炭焼鈍方法を説明するた
めのタイムチャートである。図7中の曲線1は、冷延鋼
帯の加熱温度の時間的推移を示す推移曲線であり、曲線
2は雰囲気ガスの露点の時間的推移を示す推移曲線であ
り、曲線3は水蒸気の供給流量に対応する値である電気
ヒータの出力の時間的推移を示す推移曲線である。電気
ヒータの出力は、フル出力を100%とする相対値で表
す。また図7中の直線4は、雰囲気ガスの露点目標値を
示す直線である。時刻t1では、炉内に装入された冷延
鋼帯の加熱が雰囲気ガス中で開始される。時刻t2で
は、冷延鋼帯の加熱温度が予め定める温度、たとえば7
00℃に到達し、水蒸気を混合した雰囲気ガスが炉内に
供給される。時刻t2以後、冷延鋼帯の加熱温度は一定
に保持され、雰囲気ガスの露点は後述のような方法で予
め定める露点目標値、たとえば+50℃になるように制
御される。この間、電気ヒータの出力は露点制御の制御
信号に応じて変動する。この変動は当初大きいけれど
も、時間経過とともに小さくなり、電気ヒータの出力は
一定値に収束する。時刻t5では、冷延鋼帯の保持時間
が予め定める時間、たとえば20時間に到達し、冷延鋼
帯の冷却が開始される。また、雰囲気ガス中への水蒸気
の供給は停止される。時刻t6では、冷却が完了し、脱
炭焼鈍が終了する。
めのタイムチャートである。図7中の曲線1は、冷延鋼
帯の加熱温度の時間的推移を示す推移曲線であり、曲線
2は雰囲気ガスの露点の時間的推移を示す推移曲線であ
り、曲線3は水蒸気の供給流量に対応する値である電気
ヒータの出力の時間的推移を示す推移曲線である。電気
ヒータの出力は、フル出力を100%とする相対値で表
す。また図7中の直線4は、雰囲気ガスの露点目標値を
示す直線である。時刻t1では、炉内に装入された冷延
鋼帯の加熱が雰囲気ガス中で開始される。時刻t2で
は、冷延鋼帯の加熱温度が予め定める温度、たとえば7
00℃に到達し、水蒸気を混合した雰囲気ガスが炉内に
供給される。時刻t2以後、冷延鋼帯の加熱温度は一定
に保持され、雰囲気ガスの露点は後述のような方法で予
め定める露点目標値、たとえば+50℃になるように制
御される。この間、電気ヒータの出力は露点制御の制御
信号に応じて変動する。この変動は当初大きいけれど
も、時間経過とともに小さくなり、電気ヒータの出力は
一定値に収束する。時刻t5では、冷延鋼帯の保持時間
が予め定める時間、たとえば20時間に到達し、冷延鋼
帯の冷却が開始される。また、雰囲気ガス中への水蒸気
の供給は停止される。時刻t6では、冷却が完了し、脱
炭焼鈍が終了する。
【0004】雰囲気ガスの露点制御は、予め設定された
露点目標値と、露点検出手段によって測定された露点検
出値との偏差を求め、前記偏差に偏差の微分値と積分値
とを一定の率で加え合せる演算を行い、前記演算結果を
制御信号として雰囲気ガスに混合される水蒸気流量、換
言すれば電気ヒータの投入電力を制御することによって
行われる。前記制御は、比例積分微分制御、いわゆるP
ID制御と呼ばれている。前記露点制御を精度よく行う
ためには、露点検出手段によって雰囲気ガスの露点を正
確に検出する必要がある。露点検出手段は、たとえば露
点計と、露点計に雰囲気ガスを導く管路と、露点計を保
温する恒温槽と、管路を保温する保温ヒータとを含んで
構成される。また露点計によって検出された露点検出値
が予め定める規定範囲内から外れたときには警報等で異
常を知らせるように構成されている。露点計および管路
は、雰囲気ガス中の水蒸気の結露を防止するために恒温
槽および保温ヒータによってそれぞれ露点以上の温度に
保温されている。
露点目標値と、露点検出手段によって測定された露点検
出値との偏差を求め、前記偏差に偏差の微分値と積分値
とを一定の率で加え合せる演算を行い、前記演算結果を
制御信号として雰囲気ガスに混合される水蒸気流量、換
言すれば電気ヒータの投入電力を制御することによって
行われる。前記制御は、比例積分微分制御、いわゆるP
ID制御と呼ばれている。前記露点制御を精度よく行う
ためには、露点検出手段によって雰囲気ガスの露点を正
確に検出する必要がある。露点検出手段は、たとえば露
点計と、露点計に雰囲気ガスを導く管路と、露点計を保
温する恒温槽と、管路を保温する保温ヒータとを含んで
構成される。また露点計によって検出された露点検出値
が予め定める規定範囲内から外れたときには警報等で異
常を知らせるように構成されている。露点計および管路
は、雰囲気ガス中の水蒸気の結露を防止するために恒温
槽および保温ヒータによってそれぞれ露点以上の温度に
保温されている。
【0005】脱炭焼鈍における水蒸気混合前の雰囲気ガ
スの成分は、たとえば75%H2−N2(以後、AXガス
と呼ぶ)であり、水蒸気を混合した雰囲気ガスの露点
は、たとえば+50℃である。このように、脱炭焼鈍に
おける雰囲気ガスは、露点が高いので脱炭性であり、か
つ水素濃度が高いので還元性である。したがって、冷延
鋼帯中の炭素は、適正な加熱温度、たとえば700℃の
もとで水蒸気と反応してC0ガスとして脱炭され、かつ
冷延鋼帯の表面には酸化膜が形成されない。
スの成分は、たとえば75%H2−N2(以後、AXガス
と呼ぶ)であり、水蒸気を混合した雰囲気ガスの露点
は、たとえば+50℃である。このように、脱炭焼鈍に
おける雰囲気ガスは、露点が高いので脱炭性であり、か
つ水素濃度が高いので還元性である。したがって、冷延
鋼帯中の炭素は、適正な加熱温度、たとえば700℃の
もとで水蒸気と反応してC0ガスとして脱炭され、かつ
冷延鋼帯の表面には酸化膜が形成されない。
【0006】ブルーイング焼鈍は、脱炭焼鈍と同様の方
法で熱処理され、露点制御も同様の方法で行われる。ブ
ルーイング焼鈍における水蒸気混合前の雰囲気ガスの成
分は、たとえば12%H2−N2(以後、HNガスと呼
ぶ)であり、水蒸気を混合した雰囲気ガスの露点は、た
とえば+40℃である。このように、ブルーイング焼鈍
における雰囲気ガスは高露点で、かつ低水素濃度である
ので酸化性雰囲気ガスであり、冷延鋼帯の表面には適正
な加熱温度、たとえば450℃のもとで青色の酸化膜が
形成される。また、冷延鋼帯中の炭素は酸化膜によって
拡散を阻止されるので、高露点であっても脱炭されな
い。なお、以後水蒸気を混合した雰囲気ガスを高露点雰
囲気ガスと呼ぶことがある。
法で熱処理され、露点制御も同様の方法で行われる。ブ
ルーイング焼鈍における水蒸気混合前の雰囲気ガスの成
分は、たとえば12%H2−N2(以後、HNガスと呼
ぶ)であり、水蒸気を混合した雰囲気ガスの露点は、た
とえば+40℃である。このように、ブルーイング焼鈍
における雰囲気ガスは高露点で、かつ低水素濃度である
ので酸化性雰囲気ガスであり、冷延鋼帯の表面には適正
な加熱温度、たとえば450℃のもとで青色の酸化膜が
形成される。また、冷延鋼帯中の炭素は酸化膜によって
拡散を阻止されるので、高露点であっても脱炭されな
い。なお、以後水蒸気を混合した雰囲気ガスを高露点雰
囲気ガスと呼ぶことがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、脱炭ま
たはブルーイング焼鈍における高露点雰囲気ガスの露点
制御は、PID制御によって行われているので、露点検
出値が露点目標値に合致するように精度よく制御されて
いる。しかしながら、熱処理中に露点検出手段に異常が
発生したときには、たとえば恒温槽の故障による雰囲気
ガス中の水蒸気の結露、保温ヒータの故障による配管内
での結露および露点計自体の故障などの異常が発生した
ときには、正確な露点の測定が困難になることがある。
このうち、配管内での結露が発生したときには、管路が
閉鎖されるので、露点の検出値はその時点の検出値から
殆ど変動しなくなり、以後ほぼ一定の値に保持される。
この場合、露点検出値は、見かけ上前記規定範囲内に入
っているので、警報が発令されない。したがって、異常
の発生を認識することが困難であり、そのまま異常と認
識しないで熱処理を継続してしまうことになる。
たはブルーイング焼鈍における高露点雰囲気ガスの露点
制御は、PID制御によって行われているので、露点検
出値が露点目標値に合致するように精度よく制御されて
いる。しかしながら、熱処理中に露点検出手段に異常が
発生したときには、たとえば恒温槽の故障による雰囲気
ガス中の水蒸気の結露、保温ヒータの故障による配管内
での結露および露点計自体の故障などの異常が発生した
ときには、正確な露点の測定が困難になることがある。
このうち、配管内での結露が発生したときには、管路が
閉鎖されるので、露点の検出値はその時点の検出値から
殆ど変動しなくなり、以後ほぼ一定の値に保持される。
この場合、露点検出値は、見かけ上前記規定範囲内に入
っているので、警報が発令されない。したがって、異常
の発生を認識することが困難であり、そのまま異常と認
識しないで熱処理を継続してしまうことになる。
【0008】また、露点検出値がほぼ一定の値を示すの
で、露点目標値と露点検出値との偏差もほぼ一定とな
る。したがって、前記図7の曲線2に示すように、たと
えば時刻t3において露点検出手段に異常が発生し、そ
の時点の露点検出値が直線4で示す露点目標値よりも大
きいときには、雰囲気ガスに混合される水蒸気流量、す
なわち電気ヒータの出力を減少させる制御信号が時刻t
3以後継続的に発信される。さらに、PID制御におい
て偏差が一定のときには、積分値が時間経過とともに直
線的に増加するので、前記制御信号は時間経過とともに
増大する。したがって、図7に示すように時刻t3以降
曲線3で表される電気ヒータの出力は急速に減少し、最
終的には、時刻t4において零になる。この結果、露点
が非常に低くなり、脱炭不足またはブルーイング不良等
の品質異常が発生する。
で、露点目標値と露点検出値との偏差もほぼ一定とな
る。したがって、前記図7の曲線2に示すように、たと
えば時刻t3において露点検出手段に異常が発生し、そ
の時点の露点検出値が直線4で示す露点目標値よりも大
きいときには、雰囲気ガスに混合される水蒸気流量、す
なわち電気ヒータの出力を減少させる制御信号が時刻t
3以後継続的に発信される。さらに、PID制御におい
て偏差が一定のときには、積分値が時間経過とともに直
線的に増加するので、前記制御信号は時間経過とともに
増大する。したがって、図7に示すように時刻t3以降
曲線3で表される電気ヒータの出力は急速に減少し、最
終的には、時刻t4において零になる。この結果、露点
が非常に低くなり、脱炭不足またはブルーイング不良等
の品質異常が発生する。
【0009】本発明の目的は、前記問題を解決し、露点
検出手段に異常が発生しても品質異常を発生させること
なく熱処理することのできる鋼帯の脱炭またはブルーイ
ング焼鈍の制御装置を提供することである。
検出手段に異常が発生しても品質異常を発生させること
なく熱処理することのできる鋼帯の脱炭またはブルーイ
ング焼鈍の制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、雰囲気ガスと
水蒸気とを熱処理炉内に供給して鋼帯を熱処理し、水蒸
気と雰囲気ガスとの混合ガスの露点が予め定める露点目
標値になるように水蒸気供給流量を制御する鋼帯の脱炭
またはブルーイング焼鈍の制御装置において、水蒸気を
流量可変に発生して熱処理炉内に供給する水蒸気発生源
と、雰囲気ガスの露点を検出する露点検出手段と、雰囲
気ガスの前記露点目標値を設定する露点設定手段と、露
点設定手段および露点検出手段の出力偏差を求める減算
手段と、減算手段の出力を時間について積分し、積分値
を減算手段の出力に加え合せ、その結果を導出する制御
手段と、制御手段の出力に応答し、制御手段の出力が予
め定める範囲内から外れ、かつ範囲外にある時間が予め
定める時間以上継続したとき、異常を検出したことを表
す信号を出力する異常検出手段と、水蒸気発生源の予め
定める水蒸気供給流量を設定する設定手段と、異常検出
手段の出力に応答し、設定手段の出力を制御手段の出力
から切換えて水蒸気発生源に与える切換え手段とを含む
ことを特徴とする鋼帯の脱炭またはブルーイング焼鈍の
制御装置である。
水蒸気とを熱処理炉内に供給して鋼帯を熱処理し、水蒸
気と雰囲気ガスとの混合ガスの露点が予め定める露点目
標値になるように水蒸気供給流量を制御する鋼帯の脱炭
またはブルーイング焼鈍の制御装置において、水蒸気を
流量可変に発生して熱処理炉内に供給する水蒸気発生源
と、雰囲気ガスの露点を検出する露点検出手段と、雰囲
気ガスの前記露点目標値を設定する露点設定手段と、露
点設定手段および露点検出手段の出力偏差を求める減算
手段と、減算手段の出力を時間について積分し、積分値
を減算手段の出力に加え合せ、その結果を導出する制御
手段と、制御手段の出力に応答し、制御手段の出力が予
め定める範囲内から外れ、かつ範囲外にある時間が予め
定める時間以上継続したとき、異常を検出したことを表
す信号を出力する異常検出手段と、水蒸気発生源の予め
定める水蒸気供給流量を設定する設定手段と、異常検出
手段の出力に応答し、設定手段の出力を制御手段の出力
から切換えて水蒸気発生源に与える切換え手段とを含む
ことを特徴とする鋼帯の脱炭またはブルーイング焼鈍の
制御装置である。
【0011】本発明に従えば、制御手段は露点目標値と
露点検出値との偏差を時間について積分し、積分値を偏
差に加え合せてその結果を導出する。異常検出手段は、
制御手段の出力が予め定める範囲内から予め定める時間
以上外れると異常検出信号を出力する。切換手段は、異
常検出信号が発令されると設定手段の出力を制御手段の
出力から切換えて水蒸気発生源に与える。これによっ
て、異常が検出されると制御手段の出力に代って設定手
段の出力が水蒸気発生源に切換えて与えられるので、異
常発生に伴う従来技術のような不具合の発生を回避する
ことができる。すなわち、従来技術では露点検出手段に
異常、たとえば結露による配管詰まりなどが発生して前
記偏差が一定に保持されるときには、積分値が時間経過
とともに増大するので、制御手段の出力が時間経過とと
もに増大し、それに伴って水蒸気発生源の出力が時間経
過とともに継続的に増大または減少するけれども、本発
明では前記切換えによってこのような不具合の発生を回
避することができる。したがって水蒸気発生源の出力が
過大になったり過小になったりすることがない。
露点検出値との偏差を時間について積分し、積分値を偏
差に加え合せてその結果を導出する。異常検出手段は、
制御手段の出力が予め定める範囲内から予め定める時間
以上外れると異常検出信号を出力する。切換手段は、異
常検出信号が発令されると設定手段の出力を制御手段の
出力から切換えて水蒸気発生源に与える。これによっ
て、異常が検出されると制御手段の出力に代って設定手
段の出力が水蒸気発生源に切換えて与えられるので、異
常発生に伴う従来技術のような不具合の発生を回避する
ことができる。すなわち、従来技術では露点検出手段に
異常、たとえば結露による配管詰まりなどが発生して前
記偏差が一定に保持されるときには、積分値が時間経過
とともに増大するので、制御手段の出力が時間経過とと
もに増大し、それに伴って水蒸気発生源の出力が時間経
過とともに継続的に増大または減少するけれども、本発
明では前記切換えによってこのような不具合の発生を回
避することができる。したがって水蒸気発生源の出力が
過大になったり過小になったりすることがない。
【0012】また本発明の前記水蒸気発生源は、水を貯
留する水タンクと、水タンク内の水を加熱して蒸発させ
る電気ヒータと、切換手段からの制御信号に応答し、そ
の信号の表す水蒸気供給流量に対応して電力を電気ヒー
タに与えて駆動する電力駆動手段とを含むことを特徴と
する。
留する水タンクと、水タンク内の水を加熱して蒸発させ
る電気ヒータと、切換手段からの制御信号に応答し、そ
の信号の表す水蒸気供給流量に対応して電力を電気ヒー
タに与えて駆動する電力駆動手段とを含むことを特徴と
する。
【0013】本発明に従えば、水蒸気発生源は電気ヒー
タによって水を蒸発させるように構成されているので、
簡単な構成で確実に水蒸気を発生させることができる。
タによって水を蒸発させるように構成されているので、
簡単な構成で確実に水蒸気を発生させることができる。
【0014】また本発明の前記異常検出手段は、制御手
段の出力の第1しきい値を設定する第1設定回路と、制
御手段の出力の第2しきい値を設定する第2設定回路
と、制御手段の出力に応答し、制御手段の出力が第1し
きい値および第2しきい値の範囲内から外れるとき、範
囲内から外れたことを表す信号を発信する比較回路と、
比較回路の出力に応答し、制御手段の出力が前記範囲外
を外れてからの経過時間を計測し、経過時間が予め定め
る時間以上になると、異常検出信号を発信するタイマ手
段とを含むことを特徴とする。
段の出力の第1しきい値を設定する第1設定回路と、制
御手段の出力の第2しきい値を設定する第2設定回路
と、制御手段の出力に応答し、制御手段の出力が第1し
きい値および第2しきい値の範囲内から外れるとき、範
囲内から外れたことを表す信号を発信する比較回路と、
比較回路の出力に応答し、制御手段の出力が前記範囲外
を外れてからの経過時間を計測し、経過時間が予め定め
る時間以上になると、異常検出信号を発信するタイマ手
段とを含むことを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、異常検出手段は比較回路
によって制御手段の出力と予め定める第1および第2し
きい値とを比較し、制御手段の出力が予め定める第1お
よび第2しきい値の範囲内から外れるとタイマ手段によ
って前記範囲外にある継続時間を計測し、継続時間が予
め定める時間以上になると異常検出信号を発生するよう
に構成されているので、外乱による一時的な制御手段の
出力変動があっても誤判定をする恐れがない。
によって制御手段の出力と予め定める第1および第2し
きい値とを比較し、制御手段の出力が予め定める第1お
よび第2しきい値の範囲内から外れるとタイマ手段によ
って前記範囲外にある継続時間を計測し、継続時間が予
め定める時間以上になると異常検出信号を発生するよう
に構成されているので、外乱による一時的な制御手段の
出力変動があっても誤判定をする恐れがない。
【0016】また本発明の前記設定手段は、脱炭焼鈍用
水蒸気供給流量を予め定める値に設定する第3設定回路
と、ブルーイング焼鈍用水蒸気供給流量を予め定める値
に設定する第4設定回路と、第3および第4設定回路の
出力を切換えて前記切換え手段に与える切換え設定手段
とを含むことを特徴とする。
水蒸気供給流量を予め定める値に設定する第3設定回路
と、ブルーイング焼鈍用水蒸気供給流量を予め定める値
に設定する第4設定回路と、第3および第4設定回路の
出力を切換えて前記切換え手段に与える切換え設定手段
とを含むことを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、設定手段は脱炭焼鈍用水
蒸気供給流量とブルーイング焼鈍用水蒸気供給流量とを
切換えて設定できるので、脱炭焼鈍に対してもブルーイ
ング焼鈍に対しても迅速かつ容易に水蒸気供給流量を設
定することができる。
蒸気供給流量とブルーイング焼鈍用水蒸気供給流量とを
切換えて設定できるので、脱炭焼鈍に対してもブルーイ
ング焼鈍に対しても迅速かつ容易に水蒸気供給流量を設
定することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態である焼鈍制御装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。焼鈍制御装置7は、脱炭焼鈍またはブルーイング
焼鈍における高露点雰囲気ガスの露点を制御するための
装置であり、たとえば図2に示すような熱処理設備8に
設けられる。熱処理設備8は、図2に示すようにバッチ
式熱処理炉9と、雰囲気ガス発生源10と、水蒸気発生
源11と、混合器13と、露点検出手段である露点検出
装置14とを含んで構成される。
態である焼鈍制御装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。焼鈍制御装置7は、脱炭焼鈍またはブルーイング
焼鈍における高露点雰囲気ガスの露点を制御するための
装置であり、たとえば図2に示すような熱処理設備8に
設けられる。熱処理設備8は、図2に示すようにバッチ
式熱処理炉9と、雰囲気ガス発生源10と、水蒸気発生
源11と、混合器13と、露点検出手段である露点検出
装置14とを含んで構成される。
【0019】バッチ式熱処理炉9は、鋼帯16を載置す
るベース17と、鋼帯16およびベース17を覆う内カ
バー18と、内カバー18を覆う外カバー19と、ベー
スに設けられるベースファン20と、外カバー19に設
けられるガスバーナ21とを含んで構成される。鋼帯1
6は、たとえば普通鋼冷延鋼帯であり、層間に間隔をあ
けてコイル状に巻かれている。雰囲気ガス発生源10
は、前記AXガスを発生する第1雰囲気ガス発生源23
と、前記HNガスを発生する第2雰囲気ガス発生源24
とから成る。AXガスおよびHNガスは、いずれも低露
点ガスであり、第1管路35を介して混合器13に供給
される。第1管路35には、第1バルブ36、第2バル
ブ37および第3バルブ38が設けられており、各バル
ブ36,37,38は第1管路35を開閉してAXガス
またはHNガスのいずれか一方を選択的に混合器13に
供給する。
るベース17と、鋼帯16およびベース17を覆う内カ
バー18と、内カバー18を覆う外カバー19と、ベー
スに設けられるベースファン20と、外カバー19に設
けられるガスバーナ21とを含んで構成される。鋼帯1
6は、たとえば普通鋼冷延鋼帯であり、層間に間隔をあ
けてコイル状に巻かれている。雰囲気ガス発生源10
は、前記AXガスを発生する第1雰囲気ガス発生源23
と、前記HNガスを発生する第2雰囲気ガス発生源24
とから成る。AXガスおよびHNガスは、いずれも低露
点ガスであり、第1管路35を介して混合器13に供給
される。第1管路35には、第1バルブ36、第2バル
ブ37および第3バルブ38が設けられており、各バル
ブ36,37,38は第1管路35を開閉してAXガス
またはHNガスのいずれか一方を選択的に混合器13に
供給する。
【0020】水蒸気発生源11は、図3に示すように水
を貯留する水タンク26と、水タンク26内の水を加熱
して蒸発させる電気ヒータ27と、電力駆動手段である
電力駆動装置28とを含んで構成される。電力駆動装置
28は、たとえばサーボモータとすべり変圧器とから成
る。サーボモータは、後述のようにライン61からの制
御信号に応答し、すべり変圧器を駆動して交流電源の電
圧を変圧する。これによって、制御信号の表す水蒸気供
給流量に対応する電力が電気ヒータ27に与えられる。
水タンク26には、給水管33と排水管34とが設けら
れており、水タンク26内の水量を一定に保つ。電気ヒ
ータ27には、電力計39が設けられており、電気ヒー
タ27の出力電力を検出する。
を貯留する水タンク26と、水タンク26内の水を加熱
して蒸発させる電気ヒータ27と、電力駆動手段である
電力駆動装置28とを含んで構成される。電力駆動装置
28は、たとえばサーボモータとすべり変圧器とから成
る。サーボモータは、後述のようにライン61からの制
御信号に応答し、すべり変圧器を駆動して交流電源の電
圧を変圧する。これによって、制御信号の表す水蒸気供
給流量に対応する電力が電気ヒータ27に与えられる。
水タンク26には、給水管33と排水管34とが設けら
れており、水タンク26内の水量を一定に保つ。電気ヒ
ータ27には、電力計39が設けられており、電気ヒー
タ27の出力電力を検出する。
【0021】発生した水蒸気は、第2管路41を介して
混合器13に供給される。第2管路41には、蒸気バル
ブ43が設けられており、蒸気バルブ43は第2管路4
1を開閉して水蒸気の混合器13への供給/停止を行
う。このように、水蒸気発生源11は、電気ヒータ27
によって水を蒸発させるように構成されているので、簡
単な構成で確実に水蒸気を発生させることができる。混
合器13は、蒸気バルブ43が開放されているときには
雰囲気ガス発生源10からの低露点雰囲気ガスと水蒸気
発生源11からの水蒸気とを混合して混合ガスである高
露点雰囲気ガスを生成する。これに対して、蒸気バルブ
43が閉じられているときには、混合器13は雰囲気ガ
ス発生源10からの雰囲気ガスをそのまま通過させる。
混合器13からの雰囲気ガスは、第3管路44を介して
内カバー18の内部空間45に供給される。なお、低露
点雰囲気ガスと高露点雰囲気ガスとを総称するときに
は、単に雰囲気ガスと呼ぶ。
混合器13に供給される。第2管路41には、蒸気バル
ブ43が設けられており、蒸気バルブ43は第2管路4
1を開閉して水蒸気の混合器13への供給/停止を行
う。このように、水蒸気発生源11は、電気ヒータ27
によって水を蒸発させるように構成されているので、簡
単な構成で確実に水蒸気を発生させることができる。混
合器13は、蒸気バルブ43が開放されているときには
雰囲気ガス発生源10からの低露点雰囲気ガスと水蒸気
発生源11からの水蒸気とを混合して混合ガスである高
露点雰囲気ガスを生成する。これに対して、蒸気バルブ
43が閉じられているときには、混合器13は雰囲気ガ
ス発生源10からの雰囲気ガスをそのまま通過させる。
混合器13からの雰囲気ガスは、第3管路44を介して
内カバー18の内部空間45に供給される。なお、低露
点雰囲気ガスと高露点雰囲気ガスとを総称するときに
は、単に雰囲気ガスと呼ぶ。
【0022】露点検出装置14は、図4に示すように露
点計47と、恒温槽48と、第4管路49とを含んで構
成される。露点計47は、たとえば雰囲気ガス中の水分
をセンサ素子に吸着させ、そのときのインピーダンス変
化を測定して露点を検出する検出器である。恒温槽48
は、温水で囲まれた収納空間50を有する容器であり、
収納空間50には露点計47が収納される。恒温槽48
には、給水管51と蒸気吹込管53とが設けられてお
り、温水の温度は吹込まれる蒸気量によって調整され
る。収納空間50の温度は、温水温度を調整することに
よって予め定める露点目標値以上の温度に保温される。
点計47と、恒温槽48と、第4管路49とを含んで構
成される。露点計47は、たとえば雰囲気ガス中の水分
をセンサ素子に吸着させ、そのときのインピーダンス変
化を測定して露点を検出する検出器である。恒温槽48
は、温水で囲まれた収納空間50を有する容器であり、
収納空間50には露点計47が収納される。恒温槽48
には、給水管51と蒸気吹込管53とが設けられてお
り、温水の温度は吹込まれる蒸気量によって調整され
る。収納空間50の温度は、温水温度を調整することに
よって予め定める露点目標値以上の温度に保温される。
【0023】第4管路49は、前記第3管路44から分
岐され、第3管路44からの雰囲気ガスを恒温槽48の
収納空間50に導く。第4管路49の直径は、第3管路
44の直径よりも小径に構成されているので、雰囲気ガ
スの放散量を少なくすることができる。第4管路49
は、予め定める露点目標値以上の温度に保温されてい
る。雰囲気ガスは、第4管路49を介して恒温槽48の
収納空間50に導入され、露点計47によって露点の測
定が行われる。第4管路49および収納空間50は、前
述のように保温されているので、雰囲気ガス中の水蒸気
の結露が防止される。第3管路44から内カバー18内
の内部空間45に供給された雰囲気ガスは、ベースファ
ン20によって送風され、鋼帯16の層間の間隙を通過
して内部空間45内を循環する。ガスバーナ21は、内
カバー18を加熱し、内カバー18は雰囲気ガスを加熱
し、雰囲気ガスは鋼帯16を加熱する。なお、鋼帯16
の温度は図示しない熱電対によって測定される。
岐され、第3管路44からの雰囲気ガスを恒温槽48の
収納空間50に導く。第4管路49の直径は、第3管路
44の直径よりも小径に構成されているので、雰囲気ガ
スの放散量を少なくすることができる。第4管路49
は、予め定める露点目標値以上の温度に保温されてい
る。雰囲気ガスは、第4管路49を介して恒温槽48の
収納空間50に導入され、露点計47によって露点の測
定が行われる。第4管路49および収納空間50は、前
述のように保温されているので、雰囲気ガス中の水蒸気
の結露が防止される。第3管路44から内カバー18内
の内部空間45に供給された雰囲気ガスは、ベースファ
ン20によって送風され、鋼帯16の層間の間隙を通過
して内部空間45内を循環する。ガスバーナ21は、内
カバー18を加熱し、内カバー18は雰囲気ガスを加熱
し、雰囲気ガスは鋼帯16を加熱する。なお、鋼帯16
の温度は図示しない熱電対によって測定される。
【0024】焼鈍制御装置7は、図1に示すように前記
露点検出装置14と、露点設定手段である露点設定回路
55と、減算手段である減算器56と、制御手段である
制御回路57と、異常検出手段である異常検出回路58
と、設定手段である設定回路59と、切換手段である切
換回路60とを含んで構成される。露点検出装置14
は、前述のように構成されており、雰囲気ガスの露点を
検出して減算器56に送る。露点設定回路55は、たと
えばポテンショスタットによって実現される回路であ
り、高露点雰囲気ガスの露点目標値を設定して減算器5
6に送る。前記露点目標値は、脱炭焼鈍に対しては+5
0℃であり、ブルーイング焼鈍に対しては+40℃であ
る。減算器56は、露点目標値と露点検出値との偏差を
求め、前記求めた偏差信号を制御回路57に送る。
露点検出装置14と、露点設定手段である露点設定回路
55と、減算手段である減算器56と、制御手段である
制御回路57と、異常検出手段である異常検出回路58
と、設定手段である設定回路59と、切換手段である切
換回路60とを含んで構成される。露点検出装置14
は、前述のように構成されており、雰囲気ガスの露点を
検出して減算器56に送る。露点設定回路55は、たと
えばポテンショスタットによって実現される回路であ
り、高露点雰囲気ガスの露点目標値を設定して減算器5
6に送る。前記露点目標値は、脱炭焼鈍に対しては+5
0℃であり、ブルーイング焼鈍に対しては+40℃であ
る。減算器56は、露点目標値と露点検出値との偏差を
求め、前記求めた偏差信号を制御回路57に送る。
【0025】制御回路57は、たとえば微分・積分回路
によって実現され、比例要素と積分要素と微分要素とを
備えた伝達関数を有する。伝達関数は、回路の出力信号
と入力信号との比によって定義される関数である。前記
比例要素の伝達関数G1は、比例ゲインをKとすれば
(1)式で表され、前記積分要素の伝達関数G2はsを
微分演算子、Cを定数とすると(2)式で表され、前記
微分要素の伝達関数G3はLを定数とすると(3)式で
表される。ここで1/sは積分演算子を表す。
によって実現され、比例要素と積分要素と微分要素とを
備えた伝達関数を有する。伝達関数は、回路の出力信号
と入力信号との比によって定義される関数である。前記
比例要素の伝達関数G1は、比例ゲインをKとすれば
(1)式で表され、前記積分要素の伝達関数G2はsを
微分演算子、Cを定数とすると(2)式で表され、前記
微分要素の伝達関数G3はLを定数とすると(3)式で
表される。ここで1/sは積分演算子を表す。
【0026】
【数1】
【0027】制御回路57の伝達関数Gは、(1)〜
(3)式の和であるので(4)式で表される。また制御
回路57の出力信号をxo、その入力信号である前記偏
差信号をxiとすると、伝達関数Gの定義から(5)式
が成立する。
(3)式の和であるので(4)式で表される。また制御
回路57の出力信号をxo、その入力信号である前記偏
差信号をxiとすると、伝達関数Gの定義から(5)式
が成立する。
【0028】
【数2】
【0029】制御回路57は、(5)式に示すように減
算器56の出力である偏差信号xiを時間について積分
および微分し、積分値および微分値を一定の率で偏差信
号xiに加え合せ、その演算結果を出力信号xoとして
導出する。制御回路57の出力信号xoは、切換回路6
0および異常検出回路58に送られる。切換回路60に
送られた制御回路57の出力信号xoは、ライン61を
介して水蒸気発生源11の電力駆動装置28のサーボモ
ータに制御信号として与えられる。これによって、前述
のように制御信号の表す水蒸気供給流量に対応する電力
が電気ヒータ27に投入されるので、雰囲気ガスの露点
が露点目標値になるように精度よく制御される。このよ
うに、制御回路57は偏差信号の現在値に着目するだけ
でなく、偏差信号の時間変化にも着目して露点制御を行
うように構成されているので、高精度の露点制御を行う
ことができる。このような制御は、前述のようにPID
制御と呼ばれている。
算器56の出力である偏差信号xiを時間について積分
および微分し、積分値および微分値を一定の率で偏差信
号xiに加え合せ、その演算結果を出力信号xoとして
導出する。制御回路57の出力信号xoは、切換回路6
0および異常検出回路58に送られる。切換回路60に
送られた制御回路57の出力信号xoは、ライン61を
介して水蒸気発生源11の電力駆動装置28のサーボモ
ータに制御信号として与えられる。これによって、前述
のように制御信号の表す水蒸気供給流量に対応する電力
が電気ヒータ27に投入されるので、雰囲気ガスの露点
が露点目標値になるように精度よく制御される。このよ
うに、制御回路57は偏差信号の現在値に着目するだけ
でなく、偏差信号の時間変化にも着目して露点制御を行
うように構成されているので、高精度の露点制御を行う
ことができる。このような制御は、前述のようにPID
制御と呼ばれている。
【0030】しかしながら、PID制御には露点検出装
置14に異常が発生すると、前述のように水蒸気発生源
11の電気ヒータ27の出力が時間経過とともに継続的
に増大または減少を続けるという問題がある。すなわ
ち、たとえば露点検出装置14の第4管路49が保温不
良による水蒸気の結露などによって閉塞した場合、露点
検出値が変動しなくなり、それによって偏差信号が一定
値のまま保持されることがある。このようなときには、
微分値は零になるものの積分値は時間経過とともに増大
または減少するので、制御回路57の出力は時間経過と
ともに継続的に増大または減少し、前述のような不具合
が発生する。本実施の形態の焼鈍制御装置7は、後述の
ようにこのような不具合の発生を効果的に防止できるよ
うに構成されている。
置14に異常が発生すると、前述のように水蒸気発生源
11の電気ヒータ27の出力が時間経過とともに継続的
に増大または減少を続けるという問題がある。すなわ
ち、たとえば露点検出装置14の第4管路49が保温不
良による水蒸気の結露などによって閉塞した場合、露点
検出値が変動しなくなり、それによって偏差信号が一定
値のまま保持されることがある。このようなときには、
微分値は零になるものの積分値は時間経過とともに増大
または減少するので、制御回路57の出力は時間経過と
ともに継続的に増大または減少し、前述のような不具合
が発生する。本実施の形態の焼鈍制御装置7は、後述の
ようにこのような不具合の発生を効果的に防止できるよ
うに構成されている。
【0031】異常検出回路58は、第1設定回路63
と、第2設定回路64と、比較回路65と、タイマ66
とを含んで構成される。第1および第2設定回路63,
64は、たとえばポテンショスタットによって実現され
る回路であり、前記制御回路57の出力信号の第1しき
い値および第2しきい値を予め定める値にそれぞれ設定
する。前記第1および第2しきい値は、制御回路57の
出力信号の変動範囲から外れた値に設定され、かつ脱炭
焼鈍に対してもブルーイング焼鈍に対しても同一の設定
値に設定される。
と、第2設定回路64と、比較回路65と、タイマ66
とを含んで構成される。第1および第2設定回路63,
64は、たとえばポテンショスタットによって実現され
る回路であり、前記制御回路57の出力信号の第1しき
い値および第2しきい値を予め定める値にそれぞれ設定
する。前記第1および第2しきい値は、制御回路57の
出力信号の変動範囲から外れた値に設定され、かつ脱炭
焼鈍に対してもブルーイング焼鈍に対しても同一の設定
値に設定される。
【0032】比較回路65は、たとえば2個の演算増幅
器によって実現される回路であり、制御回路57の出力
に応答して制御回路57の出力信号が第1しきい値を超
えるとき、または第2しきい値を下まわるときに制御回
路の出力信号が第1および第2しきい値の範囲内から外
れたことを表す信号を発信する。比較回路65の出力信
号は、オア回路67を経てタイマ66に送られる。タイ
マ66は、たとえばトランジスタタイマであり、比較回
路65の出力信号に応答し、制御回路57の出力が第1
および第2しきい値の範囲内を外れてからの経過時間を
計測し、経過時間が予め定める時間以上になると異常検
出信号を発信して切換回路60および警報器68に送
る。警報器68は、たとえばブザーであり、異常検出回
路58の出力に応答して、露点検出装置14に異常が発
生していることを作業者に報知する。
器によって実現される回路であり、制御回路57の出力
に応答して制御回路57の出力信号が第1しきい値を超
えるとき、または第2しきい値を下まわるときに制御回
路の出力信号が第1および第2しきい値の範囲内から外
れたことを表す信号を発信する。比較回路65の出力信
号は、オア回路67を経てタイマ66に送られる。タイ
マ66は、たとえばトランジスタタイマであり、比較回
路65の出力信号に応答し、制御回路57の出力が第1
および第2しきい値の範囲内を外れてからの経過時間を
計測し、経過時間が予め定める時間以上になると異常検
出信号を発信して切換回路60および警報器68に送
る。警報器68は、たとえばブザーであり、異常検出回
路58の出力に応答して、露点検出装置14に異常が発
生していることを作業者に報知する。
【0033】前述のように、露点検出装置14に異常が
発生すると、制御回路57の出力信号が時間経過ととも
に継続的に増大または減少するので、このように制御回
路57の出力信号と予め定める第1および第2しきい値
とを比較することによって露点検出装置14の異常を検
出することができる。また、異常検出回路58は、制御
回路57の出力信号が予め定める第1および第2しきい
値の範囲内から外れ、かつ範囲外にある継続時間が予め
定める時間以上であるときに露点検出装置14が異常で
あると判定するように構成されているので、制御回路5
7の出力信号に外乱による一時的な変動があっても誤判
定する恐れがない。
発生すると、制御回路57の出力信号が時間経過ととも
に継続的に増大または減少するので、このように制御回
路57の出力信号と予め定める第1および第2しきい値
とを比較することによって露点検出装置14の異常を検
出することができる。また、異常検出回路58は、制御
回路57の出力信号が予め定める第1および第2しきい
値の範囲内から外れ、かつ範囲外にある継続時間が予め
定める時間以上であるときに露点検出装置14が異常で
あると判定するように構成されているので、制御回路5
7の出力信号に外乱による一時的な変動があっても誤判
定する恐れがない。
【0034】設定回路59は、たとえば第3設定回路6
9と、第4設定回路70と、切換え設定手段である手動
切換スイッチ71とを含んで構成される。設定回路59
は、たとえばポテンショスタットによって実現される回
路であり、前記異常検出時における水蒸気発生源11か
らの水蒸気供給流量、すなわち電気ヒータ27への投入
電力を予め定める値に設定する。設定回路59の出力
は、切換回路60に送られる。第3設定回路69は、脱
炭焼鈍用の設定値を設定する回路であり、脱炭焼鈍時に
手動切換スイッチ71によって切換回路60と接続され
る。第4設定回路70は、ブルーイング焼鈍用の設定値
を設定する回路であり、ブルーイング焼鈍時に手動切換
スイッチ71によって切換回路60と接続される。
9と、第4設定回路70と、切換え設定手段である手動
切換スイッチ71とを含んで構成される。設定回路59
は、たとえばポテンショスタットによって実現される回
路であり、前記異常検出時における水蒸気発生源11か
らの水蒸気供給流量、すなわち電気ヒータ27への投入
電力を予め定める値に設定する。設定回路59の出力
は、切換回路60に送られる。第3設定回路69は、脱
炭焼鈍用の設定値を設定する回路であり、脱炭焼鈍時に
手動切換スイッチ71によって切換回路60と接続され
る。第4設定回路70は、ブルーイング焼鈍用の設定値
を設定する回路であり、ブルーイング焼鈍時に手動切換
スイッチ71によって切換回路60と接続される。
【0035】切換回路60は、自動切換スイッチ73
と、固定端子74aと、個別端子74b,74cとを含
んで構成され、異常検出回路58の出力に応答して回路
間の接続を切換える。すなわち、切換回路60は通常操
業時には、固定端子74aとつながっている自動切換ス
イッチ73と個別端子74bとを接触させ、制御回路5
7と水蒸気発生源11とを接続する。これに対して異常
検出時には、自動切換スイッチ73と個別端子74bと
を接触させ、接続を切換えて設定回路59と水蒸気発生
源11とを接続する。これによって、異常検出時には設
定回路59の出力信号の表す水蒸気供給流量に対応する
電力が電気ヒータ27に与えられるので、前述のような
不具合の発生がなく、脱炭不足などの品質異常の発生を
防止することができる。
と、固定端子74aと、個別端子74b,74cとを含
んで構成され、異常検出回路58の出力に応答して回路
間の接続を切換える。すなわち、切換回路60は通常操
業時には、固定端子74aとつながっている自動切換ス
イッチ73と個別端子74bとを接触させ、制御回路5
7と水蒸気発生源11とを接続する。これに対して異常
検出時には、自動切換スイッチ73と個別端子74bと
を接触させ、接続を切換えて設定回路59と水蒸気発生
源11とを接続する。これによって、異常検出時には設
定回路59の出力信号の表す水蒸気供給流量に対応する
電力が電気ヒータ27に与えられるので、前述のような
不具合の発生がなく、脱炭不足などの品質異常の発生を
防止することができる。
【0036】図5は本発明に係わる脱炭焼鈍方法を説明
するためのタイムチャートであり、図6は図1に示す焼
鈍制御装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。図5中の曲線75は、鋼帯16の加熱温度の時間的
推移を示す推移曲線であり、曲線76は雰囲気ガスの露
点の時間的推移を示す推移曲線であり、曲線77は制御
回路57の出力信号に対応する値である電気ヒータ27
の出力の推移を示す推移曲線である。電気ヒータ27の
出力(以後、ヒータ出力と呼ぶ)は、出力されるフル電
力を100%とする相対値で表している。また図5中の
直線78は、雰囲気ガスの露点目標値、たとえば+50
℃を表す基準線であり、直線79はヒータ出力の上限値
を表す限界線であり、直線80はヒータ出力の下限値を
表す限界値である。ヒータ出力の上下限値は、前記制御
回路57の出力信号の第1および第2しきい値に対応す
る値に予め定められている。脱炭焼鈍に供される鋼帯1
6は、普通鋼冷延鋼帯であり、その炭素含有率はたとえ
ば0.05%である。また鋼帯16の寸法は、たとえば
板厚:1.0mm,板幅:914mmであり、その重量
は15トンである。
するためのタイムチャートであり、図6は図1に示す焼
鈍制御装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。図5中の曲線75は、鋼帯16の加熱温度の時間的
推移を示す推移曲線であり、曲線76は雰囲気ガスの露
点の時間的推移を示す推移曲線であり、曲線77は制御
回路57の出力信号に対応する値である電気ヒータ27
の出力の推移を示す推移曲線である。電気ヒータ27の
出力(以後、ヒータ出力と呼ぶ)は、出力されるフル電
力を100%とする相対値で表している。また図5中の
直線78は、雰囲気ガスの露点目標値、たとえば+50
℃を表す基準線であり、直線79はヒータ出力の上限値
を表す限界線であり、直線80はヒータ出力の下限値を
表す限界値である。ヒータ出力の上下限値は、前記制御
回路57の出力信号の第1および第2しきい値に対応す
る値に予め定められている。脱炭焼鈍に供される鋼帯1
6は、普通鋼冷延鋼帯であり、その炭素含有率はたとえ
ば0.05%である。また鋼帯16の寸法は、たとえば
板厚:1.0mm,板幅:914mmであり、その重量
は15トンである。
【0037】脱炭焼鈍の開始に先立って、鋼帯16は軸
線を鉛直方向に向けてベース17上に載置され、内カバ
ー18によって覆われる。内カバー18の内部空間45
には、低露点AXガスが送り込まれ、空気のパージが行
われる。低露点AXガスは、パージ完了後も継続して送
り込まれる。さらに内カバー18には外カバー19がか
ぶせられ、脱炭焼鈍の準備が完了する。図5(1)を参
照して時刻t11では、ガスバーナ21が点火され、鋼
帯16の加熱が低露点AXガス中で開始される。時刻t
12では、鋼帯16の加熱温度が予め定める温度、たと
えば700℃に到達し、蒸気バルブ43が開けられる。
これによって、水蒸気が混合器13に送り込まれ、低露
点AXガスと混合されるので、高露点AXガスが生成す
る。生成した高露点AXガスは、内カバー18の内部空
間45に供給される。
線を鉛直方向に向けてベース17上に載置され、内カバ
ー18によって覆われる。内カバー18の内部空間45
には、低露点AXガスが送り込まれ、空気のパージが行
われる。低露点AXガスは、パージ完了後も継続して送
り込まれる。さらに内カバー18には外カバー19がか
ぶせられ、脱炭焼鈍の準備が完了する。図5(1)を参
照して時刻t11では、ガスバーナ21が点火され、鋼
帯16の加熱が低露点AXガス中で開始される。時刻t
12では、鋼帯16の加熱温度が予め定める温度、たと
えば700℃に到達し、蒸気バルブ43が開けられる。
これによって、水蒸気が混合器13に送り込まれ、低露
点AXガスと混合されるので、高露点AXガスが生成す
る。生成した高露点AXガスは、内カバー18の内部空
間45に供給される。
【0038】図6を参照してステップa1では、高露点
AXガスの露点が露点検出装置14によって検出され
る。ステップa2では、露点目標値と露点検出値との偏
差が減算器56によって求められる。ステップa3で
は、制御回路57の出力信号xoが前記(5)式によっ
て演算され、それに基づいて電気ヒータ27への投入電
力がPID制御される。これによって、時刻t12以
降、露点は+50℃を中心とする小さな変動幅内に制御
される。また、曲線77で表されるヒータ出力は、制御
回路57の出力信号xoに応じて変動する。この変動は
始めは大きいものの時間経過とともに小さくなり、ヒー
タ出力は一定値に収束する。さらに、鋼帯16の加熱温
度は700℃に保持される。
AXガスの露点が露点検出装置14によって検出され
る。ステップa2では、露点目標値と露点検出値との偏
差が減算器56によって求められる。ステップa3で
は、制御回路57の出力信号xoが前記(5)式によっ
て演算され、それに基づいて電気ヒータ27への投入電
力がPID制御される。これによって、時刻t12以
降、露点は+50℃を中心とする小さな変動幅内に制御
される。また、曲線77で表されるヒータ出力は、制御
回路57の出力信号xoに応じて変動する。この変動は
始めは大きいものの時間経過とともに小さくなり、ヒー
タ出力は一定値に収束する。さらに、鋼帯16の加熱温
度は700℃に保持される。
【0039】時刻t13では、露点検出値が変動しなく
なり、たとえば+52℃で以後一定に保たれる。これ
は、前述のように露点検出装置14の第4管路49に詰
まりなどが生じたときに起きる現象である。これによっ
て、制御回路57の出力信号xoは前述のように時間経
過とともに増大するので、ヒータ出力は時刻t13以
降、時間経過とともに継続的に低下する。ステップa4
では、制御回路57の出力信号xoが前記第1および第
2しきい値の範囲内であるか否かが判断される。前記出
力信号xoの第1しきい値は、ヒータ出力の上限値に対
応するしきい値であり、たとえば電気ヒータ27のフル
出力の90%(ヒータ出力90%と表す)である。前記
出力信号xoの第2しきい値は、ヒータ出力の下限値に
対応するしきい値であり、たとえばヒータ出力40%で
ある。この判断が肯定であれば、前記出力信号xoが範
囲内であると判断され、再度ステップa1に戻る。この
ステップa1からステップa4を巡る処理は、ステップ
a4における判断が否定になるまで繰り返される。ステ
ップa4における判断が否定であれば、時刻t14にお
いて前記出力信号xoが前記範囲外であると判断され、
ステップa5に進む。
なり、たとえば+52℃で以後一定に保たれる。これ
は、前述のように露点検出装置14の第4管路49に詰
まりなどが生じたときに起きる現象である。これによっ
て、制御回路57の出力信号xoは前述のように時間経
過とともに増大するので、ヒータ出力は時刻t13以
降、時間経過とともに継続的に低下する。ステップa4
では、制御回路57の出力信号xoが前記第1および第
2しきい値の範囲内であるか否かが判断される。前記出
力信号xoの第1しきい値は、ヒータ出力の上限値に対
応するしきい値であり、たとえば電気ヒータ27のフル
出力の90%(ヒータ出力90%と表す)である。前記
出力信号xoの第2しきい値は、ヒータ出力の下限値に
対応するしきい値であり、たとえばヒータ出力40%で
ある。この判断が肯定であれば、前記出力信号xoが範
囲内であると判断され、再度ステップa1に戻る。この
ステップa1からステップa4を巡る処理は、ステップ
a4における判断が否定になるまで繰り返される。ステ
ップa4における判断が否定であれば、時刻t14にお
いて前記出力信号xoが前記範囲外であると判断され、
ステップa5に進む。
【0040】ステップa5では、出力信号xoが前記範
囲外にある継続時間が予め定める基準時間、たとえば
0.2hr以上であるか否かが判断される。この判断が
否定であれば、一時的な変動であると判断され、再度ス
テップa1に戻る。このステップa1からステップa5
を巡る処理は、ステップa5における判断が肯定になる
まで繰り返される。ステップa5における判断が肯定で
あれば、時刻t15において異常が発生していると判断
され、ステップa6に進む。ステップa6では、図5
(2)に示すように異常検出信号が発令され、ブザーが
鳴らされる。
囲外にある継続時間が予め定める基準時間、たとえば
0.2hr以上であるか否かが判断される。この判断が
否定であれば、一時的な変動であると判断され、再度ス
テップa1に戻る。このステップa1からステップa5
を巡る処理は、ステップa5における判断が肯定になる
まで繰り返される。ステップa5における判断が肯定で
あれば、時刻t15において異常が発生していると判断
され、ステップa6に進む。ステップa6では、図5
(2)に示すように異常検出信号が発令され、ブザーが
鳴らされる。
【0041】ステップa7では、異常検出信号に応答し
て電気ヒータ27の電力駆動装置28に対する制御信号
が切換えられる。すなわち、制御回路57からの出力信
号xoに代わって、第3設定回路69からの出力信号が
電気ヒータ27の電力駆動装置28に制御信号として与
えられる。これによって時刻t15以降、ヒータ出力は
増大し、第3設定回路69の設定出力、たとえばヒータ
出力70%に到達するとその値に保持される。時刻t1
6では、鋼帯の加熱温度での保持時間が予め定める時
間、たとえば20hrに到達し、脱炭反応が終了する。
したがって、蒸気バルブ43が閉じられ、水蒸気の供給
が停止される。時刻t17では鋼帯の加熱処理が終了
し、冷却が開始される。これによって、焼鈍制御装置7
の一連の動作が完了する。時刻t18では、冷却が完了
し、脱炭焼鈍が終了する。
て電気ヒータ27の電力駆動装置28に対する制御信号
が切換えられる。すなわち、制御回路57からの出力信
号xoに代わって、第3設定回路69からの出力信号が
電気ヒータ27の電力駆動装置28に制御信号として与
えられる。これによって時刻t15以降、ヒータ出力は
増大し、第3設定回路69の設定出力、たとえばヒータ
出力70%に到達するとその値に保持される。時刻t1
6では、鋼帯の加熱温度での保持時間が予め定める時
間、たとえば20hrに到達し、脱炭反応が終了する。
したがって、蒸気バルブ43が閉じられ、水蒸気の供給
が停止される。時刻t17では鋼帯の加熱処理が終了
し、冷却が開始される。これによって、焼鈍制御装置7
の一連の動作が完了する。時刻t18では、冷却が完了
し、脱炭焼鈍が終了する。
【0042】このように、焼鈍制御装置7は異常検出回
路58によって露点検出装置14の異常発生を検出し、
異常検出時には、雰囲気ガスの露点制御を制御回路57
によるPID制御から第3設定回路69の設定出力に基
づく固定制御に切換えて行うように構成されているの
で、ヒータ出力が下限値未満にある滞留時間を短くする
ことができる。したがって脱炭不足などの品質異常の発
生を確実に防止することができる。
路58によって露点検出装置14の異常発生を検出し、
異常検出時には、雰囲気ガスの露点制御を制御回路57
によるPID制御から第3設定回路69の設定出力に基
づく固定制御に切換えて行うように構成されているの
で、ヒータ出力が下限値未満にある滞留時間を短くする
ことができる。したがって脱炭不足などの品質異常の発
生を確実に防止することができる。
【0043】以上のように、本実施の形態では主として
脱炭焼鈍について説明しているけれども、ブルーイング
焼鈍についても同様に行うことができる。すなわち、ブ
ルーイング焼鈍を行うときには、次のような条件で行え
ばよい。加熱温度:450℃,雰囲気ガス:HNガス,
雰囲気ガスの露点目標値:+40℃,異常検出時におけ
る第4設定回路70の設定出力:ヒータ出力65%。な
お、その他の条件は脱炭焼鈍の場合と同一である。
脱炭焼鈍について説明しているけれども、ブルーイング
焼鈍についても同様に行うことができる。すなわち、ブ
ルーイング焼鈍を行うときには、次のような条件で行え
ばよい。加熱温度:450℃,雰囲気ガス:HNガス,
雰囲気ガスの露点目標値:+40℃,異常検出時におけ
る第4設定回路70の設定出力:ヒータ出力65%。な
お、その他の条件は脱炭焼鈍の場合と同一である。
【0044】本発明の第2の実施の形態として、異常検
出回路への入力信号を次のようにしてもよい。すなわ
ち、前記第1の実施の形態では、異常検出回路58に制
御回路57の出力信号xoが入力されるように構成され
ているけれども、制御回路57の出力信号xoに代わっ
て電気ヒータ27に設けられた電力計39の出力信号を
入力するように構成してもよい。この場合には、電力計
39の出力信号が第1および第2しきい値、すなわちヒ
ータ出力の上限値および下限値と比較され、電力計39
の出力信号が前記上下限値の範囲内から外れ、かつ範囲
外にある時間が予め定める時間以上継続したとき異常検
出信号が出力される。これによって、本実施の形態の異
常検出回路は、第1の実施の形態の異常検出回路58と
同様に確実に露点検出装置14の異常発生を検出するこ
とができる。本実施の形態のその他の構成は、前記第1
の実施の形態と同一であるので説明を省略する。
出回路への入力信号を次のようにしてもよい。すなわ
ち、前記第1の実施の形態では、異常検出回路58に制
御回路57の出力信号xoが入力されるように構成され
ているけれども、制御回路57の出力信号xoに代わっ
て電気ヒータ27に設けられた電力計39の出力信号を
入力するように構成してもよい。この場合には、電力計
39の出力信号が第1および第2しきい値、すなわちヒ
ータ出力の上限値および下限値と比較され、電力計39
の出力信号が前記上下限値の範囲内から外れ、かつ範囲
外にある時間が予め定める時間以上継続したとき異常検
出信号が出力される。これによって、本実施の形態の異
常検出回路は、第1の実施の形態の異常検出回路58と
同様に確実に露点検出装置14の異常発生を検出するこ
とができる。本実施の形態のその他の構成は、前記第1
の実施の形態と同一であるので説明を省略する。
【0045】本発明の第3の実施の形態として、水蒸気
発生源を次のように構成してもよい。すなわち、本実施
の形態の水蒸気発生源はバーナを備えるボイラと、流量
制御弁と、開度調整手段とを含んで構成される。本実施
の形態のその他の構成は、前記第1の実施の形態または
前記第2の実施の形態と同一である。流量制御弁は、バ
ーナに燃料を導く管路に設けられ、バーナに供給される
燃料、たとえばブタンガスの流量を制御する。開度調整
手段は、たとえばサーボモータであり、切換回路60か
らの制御信号に応答してその信号の表す燃料流量を供給
するように流量制御弁の開度を調整する。前記制御信号
は、所要の水蒸気供給流量に対応した燃料流量を表して
いるので、これによって水蒸気供給流量を制御すること
ができる。
発生源を次のように構成してもよい。すなわち、本実施
の形態の水蒸気発生源はバーナを備えるボイラと、流量
制御弁と、開度調整手段とを含んで構成される。本実施
の形態のその他の構成は、前記第1の実施の形態または
前記第2の実施の形態と同一である。流量制御弁は、バ
ーナに燃料を導く管路に設けられ、バーナに供給される
燃料、たとえばブタンガスの流量を制御する。開度調整
手段は、たとえばサーボモータであり、切換回路60か
らの制御信号に応答してその信号の表す燃料流量を供給
するように流量制御弁の開度を調整する。前記制御信号
は、所要の水蒸気供給流量に対応した燃料流量を表して
いるので、これによって水蒸気供給流量を制御すること
ができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の本発明によ
れば、異常が検出されると制御手段の出力に代わって設
定手段の出力が水蒸気供給源に与えられるので、水蒸気
発生源の出力が過大になったり、過小になったりするこ
とがない。この結果、水蒸気発生源の出力が過小な場合
における脱炭不足またはブルーイング不良などの品質異
常の発生を防止することができる。また、水蒸気発生源
の出力が過大な場合における水蒸気発生源の寿命低下を
防止することができる。
れば、異常が検出されると制御手段の出力に代わって設
定手段の出力が水蒸気供給源に与えられるので、水蒸気
発生源の出力が過大になったり、過小になったりするこ
とがない。この結果、水蒸気発生源の出力が過小な場合
における脱炭不足またはブルーイング不良などの品質異
常の発生を防止することができる。また、水蒸気発生源
の出力が過大な場合における水蒸気発生源の寿命低下を
防止することができる。
【0047】また請求項2記載の本発明によれば、水蒸
気発生源は電気ヒータによって水を蒸発させるように構
成されているので、簡単な構成で確実に水蒸気を発生さ
せることができる。
気発生源は電気ヒータによって水を蒸発させるように構
成されているので、簡単な構成で確実に水蒸気を発生さ
せることができる。
【0048】また請求項3記載の本発明によれば、露点
検出手段の異常判定は、制御手段の出力が予め定める第
1および第2しきい値の範囲内から外れ、かつ範囲外に
ある継続時間が予め定める時間以上であるときに行われ
るので、外乱による一時的な制御手段の出力変動があっ
ても誤判定をする恐れがない。
検出手段の異常判定は、制御手段の出力が予め定める第
1および第2しきい値の範囲内から外れ、かつ範囲外に
ある継続時間が予め定める時間以上であるときに行われ
るので、外乱による一時的な制御手段の出力変動があっ
ても誤判定をする恐れがない。
【0049】また請求項4記載の本発明によれば、設定
手段は脱炭焼鈍用水蒸気供給流量とブルーイング焼鈍用
水蒸気供給流量とを切換えて設定できるので、脱炭焼鈍
に対してもブルーイング焼鈍に対しても迅速かつ容易に
水蒸気供給流量を設定することができる。
手段は脱炭焼鈍用水蒸気供給流量とブルーイング焼鈍用
水蒸気供給流量とを切換えて設定できるので、脱炭焼鈍
に対してもブルーイング焼鈍に対しても迅速かつ容易に
水蒸気供給流量を設定することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態である焼鈍制御装置
の電気的構成を示すブロック図である。
の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す焼鈍制御装置を好適に適用すること
のできる熱処理設備の構成を簡略化して示す系統図であ
る。
のできる熱処理設備の構成を簡略化して示す系統図であ
る。
【図3】図1に示す水蒸気発生源の構成を簡略化して示
す系統図である。
す系統図である。
【図4】図1に示す露点検出装置の構成を簡略化して示
す系統図である。
す系統図である。
【図5】本発明に係わる脱炭焼鈍方法を説明するための
タイムチャートである。
タイムチャートである。
【図6】図1に示す焼鈍制御装置の動作を説明するため
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図7】従来の脱炭焼鈍方法を説明するためのタイムチ
ャートである。
ャートである。
7 焼鈍制御装置 9 バッチ式熱処理炉 10 雰囲気ガス発生源 11 水蒸気発生源 13 混合器 14 露点検出装置 27 電気ヒータ 43 蒸気バルブ 47 露点計 48 恒温槽 55 露点設定回路 56 減算器 57 制御回路 58 異常検出回路 59 設定回路 60 切換回路 63 第1設定回路 64 第2設定回路 65 比較回路 66 タイマ 68 警報器 69 第3設定回路 70 第4設定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C21D 11/00 C21D 11/00 C23C 8/14 C23C 8/14
Claims (4)
- 【請求項1】 雰囲気ガスと水蒸気とを熱処理炉内に供
給して鋼帯を熱処理し、水蒸気と雰囲気ガスとの混合ガ
スの露点が予め定める露点目標値になるように水蒸気供
給流量を制御する鋼帯の脱炭またはブルーイング焼鈍の
制御装置において、 水蒸気を流量可変に発生して熱処理炉内に供給する水蒸
気発生源と、 雰囲気ガスの露点を検出する露点検出手段と、 雰囲気ガスの前記露点目標値を設定する露点設定手段
と、 露点設定手段および露点検出手段の出力偏差を求める減
算手段と、 減算手段の出力を時間について積分し、積分値を減算手
段の出力に加え合せ、その結果を導出する制御手段と、 制御手段の出力に応答し、制御手段の出力が予め定める
範囲内から外れ、かつ範囲外にある時間が予め定める時
間以上継続したとき、異常を検出したことを表す信号を
出力する異常検出手段と、 水蒸気発生源の予め定める水蒸気供給流量を設定する設
定手段と、 異常検出手段の出力に応答し、設定手段の出力を制御手
段の出力から切換えて水蒸気発生源に与える切換え手段
とを含むことを特徴とする鋼帯の脱炭またはブルーイン
グ焼鈍の制御装置。 - 【請求項2】 前記水蒸気発生源は、 水を貯留する水タンクと、 水タンク内の水を加熱して蒸発させる電気ヒータと、 切換手段からの制御信号に応答し、その信号の表す水蒸
気供給流量に対応して電力を電気ヒータに与えて駆動す
る電力駆動手段とを含むことを特徴とする請求項1記載
の鋼帯の脱炭またはブルーイング焼鈍の制御装置。 - 【請求項3】 前記異常検出手段は、 制御手段の出力の第1しきい値を設定する第1設定回路
と、 制御手段の出力の第2しきい値を設定する第2設定回路
と、 制御手段の出力に応答し、制御手段の出力が第1しきい
値および第2しきい値の範囲内から外れるとき、範囲内
から外れたことを表す信号を発信する比較回路と、 比較回路の出力に応答し、制御手段の出力が前記範囲外
を外れてからの経過時間を計測し、経過時間が予め定め
る時間以上になると、異常検出信号を発信するタイマ手
段とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の
鋼帯の脱炭またはブルーイング焼鈍の制御装置。 - 【請求項4】 前記設定手段は、 脱炭焼鈍用水蒸気供給流量を予め定める値に設定する第
3設定回路と、 ブルーイング焼鈍用水蒸気供給流量を予め定める値に設
定する第4設定回路と、 第3および第4設定回路の出力を切換えて前記切換え手
段に与える切換え設定手段とを含むことを特徴とする請
求項1〜3のいずれかに記載の脱炭またはブルーイング
焼鈍の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4792898A JPH11241123A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 鋼帯の脱炭またはブルーイング焼鈍の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4792898A JPH11241123A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 鋼帯の脱炭またはブルーイング焼鈍の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11241123A true JPH11241123A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12789041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4792898A Withdrawn JPH11241123A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 鋼帯の脱炭またはブルーイング焼鈍の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11241123A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102520701A (zh) * | 2011-12-29 | 2012-06-27 | 中冶南方(武汉)自动化有限公司 | 多条钢铁连续退火生产线共享配液中心的控制方法 |
| JP2012132061A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Nisshin Steel Co Ltd | ブルーイング金属帯の製造方法 |
| JP2019173144A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 株式会社神戸製鋼所 | 竪型連続焼鈍炉及び焼鈍方法 |
| WO2020128598A1 (en) * | 2018-12-21 | 2020-06-25 | Arcelormittal | Steel strip annealing furnace with humidity control device |
| EP3608437A4 (en) * | 2017-03-31 | 2020-12-23 | Nippon Steel Corporation | PROCESS AND DEVICE FOR MANUFACTURING A STEAM TREATED PRODUCT |
| US11326223B2 (en) | 2017-03-31 | 2022-05-10 | Nippon Steel Nisshin Co., Ltd. | Method and device for manufacturing steam-treated products |
-
1998
- 1998-02-27 JP JP4792898A patent/JPH11241123A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012132061A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Nisshin Steel Co Ltd | ブルーイング金属帯の製造方法 |
| CN102520701A (zh) * | 2011-12-29 | 2012-06-27 | 中冶南方(武汉)自动化有限公司 | 多条钢铁连续退火生产线共享配液中心的控制方法 |
| EP3608437A4 (en) * | 2017-03-31 | 2020-12-23 | Nippon Steel Corporation | PROCESS AND DEVICE FOR MANUFACTURING A STEAM TREATED PRODUCT |
| US11326223B2 (en) | 2017-03-31 | 2022-05-10 | Nippon Steel Nisshin Co., Ltd. | Method and device for manufacturing steam-treated products |
| JP2019173144A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 株式会社神戸製鋼所 | 竪型連続焼鈍炉及び焼鈍方法 |
| WO2020128598A1 (en) * | 2018-12-21 | 2020-06-25 | Arcelormittal | Steel strip annealing furnace with humidity control device |
| CN113195756A (zh) * | 2018-12-21 | 2021-07-30 | 安赛乐米塔尔公司 | 具有湿度控制装置的钢带退火炉 |
| JP2022514388A (ja) * | 2018-12-21 | 2022-02-10 | アルセロールミタル | 湿度制御装置を伴う製鋼炉 |
| US11827951B2 (en) | 2018-12-21 | 2023-11-28 | Arcelormittal | Steelmaking furnace with humidity control device |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7435929B2 (en) | Methods for monitoring or controlling the ratio of hydrogen to water vapor in metal heat treating atmospheres | |
| US8153017B2 (en) | Substrate treating method | |
| JP5534629B2 (ja) | 熱処理方法および熱処理装置、並びに熱処理システム | |
| KR20130111395A (ko) | 열처리 시스템, 열처리 방법 및 기록 매체 | |
| JPH11241123A (ja) | 鋼帯の脱炭またはブルーイング焼鈍の制御装置 | |
| JPH09145265A (ja) | 電気炉の温度制御方法および装置 | |
| US8694167B2 (en) | Method for controlling vacuum pumps in an industrial furnace complex | |
| US2815305A (en) | Method of and apparatus for heat treating metal parts | |
| TWI269386B (en) | Film forming method | |
| TW201615845A (zh) | 熱處理爐 | |
| EP0177615B1 (en) | Keyed pid control apparatus | |
| JP5316765B2 (ja) | 熱処理炉の雰囲気制御方法 | |
| JP4474918B2 (ja) | 制御装置 | |
| US3625421A (en) | System for controlling furnace temperatures without overshoot | |
| RU2310802C1 (ru) | Установка для каталитического газового азотирования сталей и сплавов | |
| JPH1180831A (ja) | 還元雰囲気炉通板材の着色防止方法および装置 | |
| JPH09184658A (ja) | 給湯器の給湯制御装置 | |
| JP2005076986A (ja) | 熱処理炉の雰囲気制御方法 | |
| JP2619044B2 (ja) | 温度制御装置 | |
| JPS6217011B2 (ja) | ||
| JPH10102133A (ja) | 極低炭素鋼の脱炭制御方法 | |
| JPS59100227A (ja) | 熱処理炉における炉内温度制御方法 | |
| JPH102681A (ja) | 密閉式雰囲気熱処理炉の空気侵入防止装置 | |
| KR100286651B1 (ko) | 연속아연도금라인 직화로내 판온제어방법 | |
| KR101941689B1 (ko) | 가열로 제어 장치 및 가열로 제어 방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |