JPH1124217A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH1124217A
JPH1124217A JP18148797A JP18148797A JPH1124217A JP H1124217 A JPH1124217 A JP H1124217A JP 18148797 A JP18148797 A JP 18148797A JP 18148797 A JP18148797 A JP 18148797A JP H1124217 A JPH1124217 A JP H1124217A
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修 高橋
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 色相と色像堅牢性にともに優れたシアン色素
像を形成するハロゲン化銀感光材料を提供する。 【解決手段】 本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材
料は、乳剤層に、下記一般式(1)で表されるシアン色
素形成カプラーの少なくとも1種と、一般式(A)で表
される化合物の少なくとも1種及び一般式(B)の化合
物の少なくとも1種を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の属する技術分野】本発明はハロゲン化銀感光
材料に関するものであり、特に、耐拡散性シアン色素形
成カプラーをハロゲン化銀乳剤層に内蔵し、カラー現像
主薬を含有する発色現像薬で処理後、色再現性と色像堅
牢性に優れるカラー画像を形成するハロゲン銀カラー写
真感光材料及びカラー画像形成法に関るものである。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀カラー写真感光材料におい
て、露光されたハロゲン化銀を酸化剤として、酸化され
た芳香族第一級アミン系カラー現像主薬とカプラーが反
応して、インドフェノール、インドアニリン、インダミ
ン、アゾメチン、フェノキサジン、フェナジン等の色素
ができ、画像が形成されることはよく知られている。こ
の写真方式においては、減色法が用いられており、イエ
ロー、マゼンタ、シアン色素によって色画像が形成され
る。
【0003】これらのうち、シアン色素画像を形成する
ためには、従来、フェノール、又はナフトール系カプラ
ーが用いられている。しかしながら、これらのカプラー
から形成される色素は、イエローからマゼンタの領域に
も吸収を有するため、色再現性上好ましくなく、改良が
望まれている。
【0004】この問題を解決する手段として、米国特許
第4,728,598号、同4,873,183号、欧
州特許第0249453A2号等に記載のヘテロ環化合
物が提案されている。しかしこれらのカプラーは、カッ
プリング活性が低かったり、色素の堅牢性が極めて悪い
等の欠点を有している。
【0005】これらの問題を克服したカプラーとして、
米国特許第5,256,526号、欧州特許第0545
300号にピロロトリアゾールカプラーが提案されてい
る。これらの特許に記載のカプラーは、色相、カップリ
ング活性と言う点で優れている。しかしながら生成色素
画像の堅牢性は必ずしも充分ではなく、特に光堅牢性が
従来のフェノール系カプラーより劣っており、強く改良
が望まれていた。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目
的は、色相と色像堅牢性にともに優れたシアン色素像を
形成するハロゲン化銀感光材料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
の結果、以下の感光材料及び画像形成法により上記目的
が達成されることを見い出した。即ち、 1)支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を
有するハロゲン化銀写真感光材料において、該乳剤層
に、下記一般式(1)で表されるシアン色素形成カプラ
ーの少なくとも1種と、一般式(A)で表される化合物
の少なくとも1種及び一般式(B)の化合物の少なくと
も1種を含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー
写真感光材料。 一般式(1)
【0008】
【化7】
【0009】(一般式(1)中、R1 、R1 は、それぞ
れハメットの置換基定数のσp値が、0.20以上の電
子吸引基を表し、R1 、R2 のσp値の和は、0.65
以上である。R3 は、置換基を表し、Xは、水素原子ま
たは、芳香族第一級アミンカラー現像薬の酸化体とのカ
ップリング反応により離脱する基を表し、Yは、水素原
子もしくは、置換基を表す。) 一般式(A)
【0010】
【化8】
【0011】(一般式(A)中、Lは、単結合または、
アリーレン基を表す。Ra1は、アルキル基、アルケニル
基、アリール基またはヘテロ環基を表し、Lが単結合の
場合、更に、ラジカル(・)を表す。Ra2はアルキル
基、アルケニル基、アリール基またはヘテロ環基を表
す。Ra3は、アルキル基、アルケニル基、アリール基、
ヘテロ環または、水素原子を表す。Ra1とL、Ra2
L、Ra3とL、Ra1とRa2、Ra1とRa3及びRa2とRa3
は互いに結合して5〜7員環を形成してもよい。) 一般式(B)
【0012】
【化9】
【0013】(一般式(B)中、Rb1、Rb2は、それぞ
れ脂肪族基、芳香族基もしくは、ヘテロ環基を表し、R
b3は、置換基を表す。m、nは、0〜5の整数値を表
す。但し、m+n≦5である。Rb1とRb2は、互いに連
結して、環を形成してもよい。) 2)支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を
有するハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀カラー
写真感光材料を画像情報に基づいて変調した光ビームに
より走査露光した後に現像処理する画像形成方法におい
て、該乳剤層に、上記一般式(1)で表されるシアン色
素形成カプラーの少なくとも1種と、一般式(A)で表
される化合物の少なくとも1種、及び一般式(B)の化
合物の少なくとも1種を含有することを特徴とするハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料。
【0014】
【発明の実施の態様】以下、本発明の化合物について詳
しく述べる。
【0015】本発明のカプラーは、強い電子吸引性基の
導入によりシアンカプラーとして優れた性能を有するも
のである。R1 とR2 のσp値の和としては、好ましく
は0.70以上であり、上限としては1.8程度であ
る。
【0016】R1 、R2 は、それぞれ、ハメットの置換
基定数σp値が、好ましくは0.35以上の電子吸引基
であり、更に好ましくは、σpが0.6以上の電子吸引
基である。上限としては、1.0以下の電子吸引基であ
る。ハメット則はベンゼン誘導体の反応又は平衡に及ぼ
す置換基の影響を定量的に論ずるために1935年に
L.P.Hamettにより提唱された経験則である
が、これは今日広く妥当性が認められている。ハメット
則によりもとめられた置換基定数にはσp値とσm値が
あり、これらの値は多くの一般的な成書に記載がある
が、例えば、J.A.Dean編「Lange’s H
andbook of Chemistry」第12
版、1979年(McGraw−Hi11)や「化学の
領域増刊」、122号、96〜103頁、1979年
(南江堂)Chemica1 Reviews,91
巻、165頁〜195頁、1991年に詳しい。
【0017】本発明においてR1 及びR2 は、ハメット
の置換基定数σp値により規定されるが、これらの成書
に記載の文献既知の値がある置換基にのみ限定されると
いう意味ではなく、その値が文献未知であってもハメッ
ト則に基づいて測定した場合にその範囲内に含まれる限
り包含されることは勿論である。
【0018】σp値が0.20以上1.0以下の電子吸
引性基であるR1 、R2 の具体例としては、アシル基、
アシルオキシ基、カルバモイル基、脂肪族オキシカルボ
ニル基、アリールオキシカルボニル基、シアノ基、ニト
ロ基、ジアルキルホスホノ基、ジアリールホスホノ基、
ジアリールホスフイニル基、アルキルスルフィニル基、
アリールスルフィニル基、アルキルスルホニル基、アリ
ールスルホニル基、スルホニルオキシ基、アシルチオ
基、スルファモイル基、チオシアネート基、チオカルボ
ニル基、少なくとも2つ以上のハロゲン原子で置換され
たアルキル基、少なくとも2つ以上のハロゲン原子で置
換されたアルコキシ基、少なくとも2つ以上のハロゲン
原子で置換されたアリールオキシ基、少なくとも2つ以
上のハロゲン原子で置換されたアルキルアミノ基、少な
くとも2つ以上のハロゲン原子で置換されたアルキルチ
オ基、σp値0.20以上の他の電子吸引性基で置換さ
れたアリール基、複素環基、塩素原子、臭素原子、アゾ
基、又はセレノシアネート基があげられる。これらの置
換基のうち更に置換基を有することが可能な基は、後述
するR3 で挙げるような置換基を更に有してもよい。
【0019】代表的なσp値が0.2以上1.0以下の
電子吸引性基のσp値を挙げると、臭素原子(0.2
3)、塩素原子(0.23)、シアノ基(0.66)、
ニトロ基(0.78)、トリフルオロメチル基(0.5
4)、トリブロモメチル基(0.29)、トリクロロメ
チル基(0.33)、カルボキシル基(0.45)、ア
セチル基(0.50)、ベンゾイル基(0.43)、ア
セチルオキシ基(0.31)、トリフルオロメタンスル
ホニル基(0.92)、メタンスルホニル基(0.7
2)、ベンゼンスルホニル基(0.70)、メタンスル
フィニル基(0.49)、カルバモイル基(0.3
6)、メトキシカルボニル基(0.45)、エトキシカ
ルボニル基(0.45)、フェノキシカルボニル基
(0.44)、ピラゾリル基(0.37)、メタンスル
ホニルオキシ基(0.36)、ジメトキシホスホリル基
(0.60)、スルファモイル基(0.57)などであ
る。
【0020】R1 、R2 として好ましいものとしては、
アシル基、アシルオキシ基、カルバモイル基、アルコキ
シカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、シアノ
基、ニトロ基、アルキルスルフィニル基、アリールスル
フィニル基、アルキルスルフォニル基、アリールスルフ
ォニル基、スルファモイル基、ハロゲン化アルキル基、
ハロゲン化アルキルオキシ基、ハロゲン化アルキルチオ
基、ハロゲン化アリールオキシ基、ハロゲン化アリール
基、2個以上のニトロ基で置換されたアリール基及び複
素環基を挙げることができる。更に好ましくは、アシル
基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、ニトロ基、シアノ基、アリールスルホニル基、カ
ルバモイル基及びハロゲン化アルキル基である。より好
ましくは、シアノ基、アルコキシカルボニル基、アリー
ルオキシカルボニル基、ハロゲン化アルキル基である。
特に好ましくは、シアノ基、アルコキシカルボニル基、
または、アリールオキシカルボニル基である。
【0021】R1 、R2 の組み合わせとして好ましく
は、R1 がシアノ基かつR2 が直鎖、分岐鎖若しくは環
状のアルコキシカルボニル基であり、環状のアルコキシ
カルボニル基が更に好ましい。
【0022】R2 として特に好ましくは、下記一般式
(2)で表わされる、脂肪族オキシカルボニル基であ
る。
【0023】一般式(2)
【0024】
【化10】
【0025】式中、R'1、R'2は、脂肪族基を表わし、
例えば炭素数1〜36の、直鎖または分岐鎖アルキル
基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シク
ロアルキル基、シクロアルケニル基で、詳しくは、例え
ばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチ
ル、t−アミル、t−オクチル、トリデシル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシルを表わし、好ましくはアルキル
基(t−ブチルなど)やシクロヘキシル基である。
'3、R'4、R'5は、水素原子又は、脂肪族基を表わ
す。脂肪族基としては、先にR'1、R'2で挙げた基が挙
げられる。R'3、R'4、R'5は好ましくは水素原子であ
る。
【0026】Zは、5〜8員環を形成するのに必要な、
非金属原子群を表わし、この環は置換されていてもよい
し、飽和環であっても不飽和結合を有していてもよい。
好ましい非金属原子としては、窒素原子、酸素原子、イ
オウ原子又は炭素原子が挙げられ、更に好ましくは、炭
素原子である。
【0027】Zで形成される環としては、例えばシクロ
ペンタン環、シクロヘキサン環、シクロヘブタン環、シ
クロオクタン環、シクロヘキセン環、ピペラジン環、オ
キサン環、チアン環等が挙げられ、Zは、後述するR3
で表わされるような置換基で置換されていてもよい。
【0028】Zで形成される環として好ましくは、置換
されてもよいシクロヘキサン環であり、特に好ましく
は、4位が炭素数1〜36のアルキル基(後述のR3
表わされるような置換基で置換されていてもよい)で置
換されたシクロヘキサン環である。
【0029】R3 は置換基を表わし、例えば、ハロゲン
原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子)、脂肪
族基(例えば、炭素数1〜36の直鎖または分岐鎖アル
キル基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
シクロアルキル基、シクロアルケニル基で、詳しくは例
えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブ
チル、トリデシル、t−アミル、t−オクチル、2−メ
タンスルホニルエチル、3−(3−ペンタデシルフェノ
キシ)プロピル、3−{4−{2−〔4−(4−ヒドロ
キシフェニルスルホニル)フェノキシ〕ドデカンアミ
ド}フェニル}プロピル、2−エトキシトリデシル、ト
リフルオロメチル、シクロペンチル、3−(2,4−ジ
−t−アミルフェノキシプロピル)、アリール基(炭素
数6〜36のアリール基であり例えば、フェニル、4−
t−ブチルフェニル、2,4−ジ−t−アミルフェニ
ル、4−テトラデカンアミドフェニル、2−メトキシフ
ェニル)、ヘテロ環基(炭素数1〜36のヘテロ環基で
あり例えば、2−フリル、2−チエニル、2−ピリミジ
ニル、2−ベンゾチアゾリル)、シアノ基、ヒドロキシ
ル基、ニトロ基、カルボキシ基、アミノ基、アルコキシ
基(炭素数1〜36の直鎖、分岐鎖または環状のアルコ
キシ基であり例えば、メトキシ、エトキシ、ブトキシ、
2−メトキシエトキシ、2−ドデシルオキシエトキシ、
2−メタンスルホニルエトキシ)、アリールオキシ基
(炭素数6〜36のアリールオキシ基であり例えば、フ
ェノキシ、2−メチルフェノキシ、4−t−ブチルフェ
ノキシ、3−ニトロフェノキシ、3−t−ブチルオキシ
カルバモイルフェノキシ、3−メトキシカルバモイルフ
ェノキシ)、アリールカルボニルオキシ基(炭素数7〜
37のアリールオキシ基であり、例えばフェニルカルボ
ニルオキシ)、アシルアミノ基(炭素数2〜36のアシ
ルアミノ基であり例えば、アセトアミド、ベンズアミ
ド、テトラデカンアミド、2−(2,4−ジ−t−アミ
ルフェノキシ)ブタンアミド、4−(3−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェノキシ)ブタンアミド、2−{4−
(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ}デ
カンアミド)、アルキルアミノ基(炭素数1〜36のア
ルキルアミノ基であり例えば、メチルアミノ、ブチルア
ミノ、ドデシルアミノ、ジエチルアミノ、メチルブチル
アミノ)、アニリノ基(炭素数6〜36のアニリノ基で
あり例えば、フェニルアミノ、2−クロロアニリノ、2
−クロロ−5−テトラデカンアミノアニリノ、2−クロ
ロ−5−ドデシルオキシカルボニルアニリノ、N−アセ
チルアニリノ、2−クロロ−5−{2−(3−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェノキシ)ドデカンアミド}アニ
リノ)、ウレイド基(炭素数2〜36のウレイド基であ
り例えば、フェニルウレイド、メチルウレイド、N,N
−ジブチルウレイド)、スルファモイルアミノ基(炭素
数1〜36のスルファモイルアミノ基であり例えば、
N,N−ジプロピルスルファモイルアミノ、N−メチル
−N−デシルスルファモイルアミノ)、アルキルチオ基
(炭素数1〜36のアルキルチオ基であり例えば、メチ
ルチオ、オクチルチオ、テトラデシルチオ、2−フェノ
キシエチルチオ、3−フェノキシプロピルチオ、3−
(4−t−ブチルフェノキシ)プロピルチオ)、アリー
ルチオ基(炭素数6〜36のアリールチオ基であり例え
ば、フェニルチオ、2−ブトキシー5−t−オクチルフ
ェニルチオ、3−ペンタデシルフェニルチオ、2−カル
ボキシフェニルチオ、4−テトラデカンアミドフェニル
チオ)、アルコキシカルボニルアミノ基(炭素数2〜3
6のアルコキシカルボニルアミノ基であり例えば、メト
キシカルボニルアミノ、テトラデシルオキシカルボニル
アミノ)、スルホンアミド基(炭素数1〜36のアルキ
ル及びアリールスルホンアミド基であり例えば、メタン
スルホンアミド、ブタンスルホンアミド、オクタンスル
ホンアミド、ヘキサデカンスルホンアミド、ベンゼンス
ルホンアミド、p−トルエンスルホンアミド、オクタデ
カンスルホンアミド、2−メトキシ−5−t−ブチルベ
ンゼンスルホンアミド)、カルバモイル基(炭素数1〜
36のカルバモイル基であり例えば、N−エチルカルバ
モイル、N,N−ジブチルカルバモイル、N−(2−ド
デシルオキシエチル)カルバモイル、N−メチル−N−
ドデシルカルバモイル、N−{3−(2,4−ジ−t−
アミルフェノキシ)プロピル}カルバモイル)、スルフ
ァモイル基(炭素数1〜36のスルファモイル基であり
例えば、N−エチルスルファモイル、N,N−ジプロピ
ルスルファモイル、N−(2−ドデシルオキシエチル)
スルファモイル、N−エチル−N−ドデシルスルファモ
イル、N,N−ジエチルスルファモイル)、スルホニル
基(炭素数1〜36のアルキル及びアリールスルホニル
基であり例えば、メタンスルホニル、オクタンスルホニ
ル、ベンゼンスルホニル、トルエンスルホニル)、アル
コキシカルボニル基(炭素数2〜36のアルコキシカル
ボニル基であり例えば、メトキシカルボニル、ブチルオ
キシカルボニル、ドデシルオキシカルボニル、オクタデ
シルオキシカルボニル)、ヘテロ環オキシ基(炭素数1
〜36のヘテロ環オキシ基であり例えば、1−フェニル
テトラゾール−5−オキシ、2−テトラヒドロピラニル
オキシ)、アゾ基(例えば、フェニルアゾ、4−メトキ
シフェニルアゾ、4−ピバロイルアミノフェニルアゾ、
2−ヒドロキシ−4−プロパノイルフェニルアゾ)、ア
シルオキシ基(炭素数2〜36のアシルオキシ基であり
例えば、アセトキシや複素環アシルオキシ)、カルバモ
イルオキシ基(炭素数1〜36のカルバモイルオキシ基
であり例えば、N−メチルカルバモイルオキシ、N−フ
ェニルカルバモイルオキシ)、シリルオキシ基(炭素数
3〜36のシリルオキシ基であり例えば、トリメチルシ
リルオキシ、ジブチルメチルシリルオキシ)、アリール
オキシカルボニルアミノ基(炭素数7〜36のアリール
オキシカルボニルアミノ基であり例えば、フェノキシカ
ルボニルアミノ)、イミド基(炭素数4〜36のイミド
基であり例えば、N−スクシンイミド、N−フタルイミ
ド、3−オクタデセニルスクシンイミド)、ヘテロ環チ
オ基(炭素数1〜36のヘテロ環チオ基であり例えば、
2−ベンゾチアゾリルチオ、2,4−ジーフェノキシー
1,3,5−トリアゾール−6−チオ、2−ピリジルチ
オ)、スルフィニル基(炭素数1〜36のスルフィニル
基であり例えば、ドデカンスルフィニル、3−ペンタデ
シルフェニルスルフィニル、3−フェノキシプロピルス
ルフィニル)、アルキル、アリール若しくは複素環オキ
シカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、ブトキ
シカルボニル、ドデシルオキシカルボニル、オクタデシ
ルオキシカルボニル、フェニルオキシカルボニル、2−
ペンタデシルオキシカルボニル)、アルキル、アリール
若しくは、複素環オキシカルボニルアミノ基(例えば、
メトキシカルボニルアミノ、テトラデシルオキシカルボ
ニルアミノ、フェノキシカルボニルアミノ、2,4−ジ
−tert−ブチルフェノキシカルボニルアミノ)、ス
ルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド、ヘキ
サデカンスルホンアミド、ベンゼンスルホンアミド、p
−トルエンスルホンアミド、オクタデカンスルホンアミ
ド、2−メトキシ−5−tert−ブチルベンゼンスル
ホンアミド)、カルバモイル基(例えば、N−エチルカ
ルバモイル、N,N−ジブチルカルバモイル、N−(2
−ドデシルオキシエチル)カルバモイル、N−メチル−
N−ドデシルカルバモイル、N−〔3−(2,4−ジ−
tert−アミルフェノキシ)プロピル〕カルバモイ
ル)、スルファモイル基(例えば、N−エチルスルファ
モイル、N,N−ジプロピルスルファモイル、N−(2
−ドデシルオキシエチル)スルファモイル、N−エチル
−N−ドデシルスルファモイル、N,N−ジエチルスル
ファモイル)、ホスホニル基(炭素数1〜36のホスホ
ニル基であり例えば、フェノキシホスホニル、オクチル
オキシホスホニル、フェニルホスホニル)、スルファミ
ド基(例えば、ジプロピルスルファモイルアミノ)、イ
ミド基(例えば、N−サクシンイミド、ヒダントイニ
ル、N−フタルイミド、3−オクタデセニルスクシイミ
ド)、アゾリル基(例えばイミダゾリル、ピラゾリル、
3−クロロ−ピラゾール−1−イル、トリアゾリル)、
ヒドロキシ基、シアノ基、カルボキシ基、ニトロ基、ス
ルホ基、無置換のアミノ基等が挙げられる。
【0030】R3 として好ましくは、アルキル基、アリ
ール基、ヘテロ環基、シアノ基、ニトロ基、アシルアミ
ノ基、アリールアミノ基、ウレイド基、スルファモイル
アミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルコキ
シカルボニルアミノ基、スルホンアミド基、カルバモイ
ル基、スルファモイル基、スルホニル基、アルコキシカ
ルボニル基、アリールオキシカルボニル基、ヘテロ環オ
キシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アリ
ールオキシカルボニルアミノ基、イミド基、ヘテロ環チ
オ基、スルフィニル基、ホスホニル基、アゾリル基を挙
げることができる。
【0031】更に好ましくは、アルキル基、アリール基
であり、より好ましくは、置換したアリール基である。
【0032】Xは、水素原子若しくは、該カプラーが芳
香族第一級アミンカラー現像主薬の酸化体と反応したと
き、離脱する基(離脱基)を表わし、該離脱基は、ハロ
ゲン原子、アリールオキシ基、アルキル、アリール、置
換アミノ若しくは複素環アシルオキシ基、アルキル、ア
リール若しくは複素環スルホニルオキシ基、ジアルキル
若しくはジアリールホスホノオキシ基、アルコキシカル
ボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ基、
複素環オキシカルボニルオキシ基、ガルバモイルオキシ
基、アルキル、アリール若しくは複素環スルホニル基、
アルキル・アリール若しくは複素環スルフィニル基、ア
ルキル、アリール若しくは複素環チオ基、イミド基、ア
ゾ基、窒素原子でカップリング位と結合する5員若しく
は6員の含窒素複素環基などが挙げられる。これらの離
脱基に含まれるアルキル部位、アリール部位若しくは複
素環部位は、R3 で挙げた置換基で置換されていてもよ
く、これらの置換基が2つ以上のときは同一でも異なっ
ていてもよく、これらの置換基がR3 で挙げた置換基を
有していてもよい。
【0033】離脱基は、詳しくは、以下が挙げられる。
フッ素原子、塩素原子、臭素原子、炭素数6〜30のア
リールオキシ基(例えば、4−メチルフェノキシ、4−
クロロフェノキシ、4−メトキシフェノキシ、2−メト
キシフェノキシ、4−エトキシカルボキシフェノキシ、
3−アセチルアミノフェノキシ)、炭素数2〜30のア
ルキル若しくは複素環アシルオキシ基(例えば、アセト
キシ、テトラデカノイルオキシ、モルホリノカルボニル
オキシ)、炭素数1〜30のアルキル、アリール若しく
は複素環スルホニルオキシ基(例えば、メタンスルホニ
ルオキシ、トルエンスルホニルオキシ)、炭素数1〜3
0のジアルキル若しくはジアリールホスホノオキシ基
(例えば、ジエチルホスホノオキシ、ジフェニルホスホ
ノオキシ)、炭素数2〜30のアルコキシカルボニルオ
キシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ、(i)−
ブトキシカルボニルオキシ)、炭素数6〜40のアリー
ルカルボニルオキシ基(例えば、ベンゾイルオキシ、
2,6−ジクロロベンゾイルオキシ、4−オクタデシル
オキシベンゾイルオキシ)、炭素数6〜40のアリール
オキシカルボニルオキシ基(例えば、フェノキシカルボ
ニルオキシ)、炭素数1〜30のカルバモイルオキシ基
(例えば、ジエチルカルバモイルオキシ、ジアリルカル
バモイルオキシ)、炭素数1〜30のアルキル、アリー
ル若しくは複素環スルホニル基(例えば、メタンスルホ
ニルオキシ、トルエンスルホニルオキシ)、炭素数1〜
30のアルキル、アリール若しくぱ複素環スルフィニル
基(例えば、フェニルスルフィニル)、炭素数1〜30
のアルキル、アリール若しくは複素環チオ基(例えば、
エチルチオ、2−ブトキシー5−t−オクチルフェニル
チオ、テトラゾリルチオ)、複素環オキシ基(ピリミジ
ノオキシ、トリアジノオキシ)、イミダゾリル、ピラゾ
リル、トリアゾリル、2−ジヒドロー2−オキソー1−
ピリジル、フェニルアゾ、4−メトキシフェニルアゾが
挙げられる。離脱基は、現像抑制剤、現像促進剤など写
真的有用基を含んでいてもよい。
【0034】好ましいXは、水素原子、ハロゲン原子、
アリールオキシ基、複素環アシルオキシ基、ジアルキル
ホスホノオキシ基、アリールカルボニルオキシ基、アリ
ールスルホニルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ
基又はカルバモイルオキシ基である。Xはさらに好まし
くは水素原子、ハロゲン原子、複素環アシルオキシ、ア
リールカルボニルオキシ基、カルバモイルオキシ基で、
特に好ましくは複素環アシルオキシ、アリールカルボニ
ルオキシ基とカルバモイルオキシ基である。
【0035】Yは、水素原子もしくは、置換基を表し、
置換基として好ましいものは、現像主薬と反応した後に
脱離するもので、例えば、Yが表す置換基としては、特
開昭61−228444号公報等に記載されている様な
アルカリ条件下で、離脱しうる基や特開昭56−133
734号公報に記載されている様な現像主薬との反応に
より、カップリングオフする置換基が挙げられるが、好
ましくはYは、水素原子の場合である。
【0036】一般式(1)で表わされるシアンカプラー
は、R1 、R2 、R3 または、Xの基が一般式(1)で
表わされるシアンカプラー残基を含有していて二量体以
上の多量体を形成していたり、R1 、R2 、R3 又はX
の基が高分子鎖を含有していて単独重合体若しくは共重
合体を形成していてもよい。高分子鎖を含有している単
独重合体若しくは共重合体とは一般式(1)で表される
カプラー残基を有するエチレン型不飽和化合物の単独も
しくは共重合体(付加重合体)が典型例である。この場
合、一般式(1)で表されるシアンカプラー残基を有す
るシアン発色繰り返し単位は重合体中に1種類以上含有
されていてもよく、共重合成分としてアクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、マレイン酸エステル類の如
き芳香族一級アミン現像薬の酸化生成物とカップリング
しない非発色性のエチレン型モノマーの1種または1種
以上を含む共重合体であってもよい。
【0037】以下に、本発明のカプラーの具体例を示す
が、これらに限定されるものでぱない。
【0038】
【化11】
【0039】
【化12】
【0040】
【化13】
【0041】
【化14】
【0042】
【化15】
【0043】
【化16】
【0044】
【化17】
【0045】
【化18】
【0046】
【化19】
【0047】
【化20】
【0048】
【化21】
【0049】
【化22】
【0050】
【化23】
【0051】本発明の一般式(1)で表される化合物
は、公知の方法、例えば、特開昭5−255333号、
同5−202004号、同7−48376号に記載の方
法にて合成することができる。
【0052】以下に本発明の化合物の具体的合成例を示
す。
【0053】合成例1 例示化合物(C−1)の合成
【0054】
【化24】
【0055】化合物(b)の合成 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルシクロヘキサノー
ル、17g(75mmo1)のアセトニトリル200m
1溶液に、0℃にて無水トリフルオロ酢酸、10.6m
l(75mmol)を滴下し引き続き、化合物(a)、
15.6g(60.4mmol)をゆっくり添加した。
反応液を室温にて2時間攪拌した後、水300m1、酢
酸エチル300mlを加え、抽出した。有機層を重曹
水、水、食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウム
で乾燥後、溶媒を減圧留去し、アセトニトリルで再結晶
する事により、(b)を19.6g得た。
【0056】化合物(c)の合成 19.6gの(b)の酢酸エチル200m1溶液に、ピ
リジン5m1を加え、ブロミンを水冷下、滴下した。1
時間攪拌した後、水300ml、酢酸エチル300ml
を加え、抽出した。抽出後、酢酸エチル層を硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣にアセトニトリル
を加え、再結晶した。(c)を18.0g得た。
【0057】化合物(d)の合成 シアノ酢酸メチル2.2gのジメチルアセトアミド20
m1溶液に、0℃にて水素化ナトリウム0.8gをゆっ
くり加え、室温にて30分攪拌した。(溶液S) ジメチルアセトアミド50m1に溶解した10.0gの
(c)を、氷冷下、(溶液S)にゆっくり滴下した。1
時間攪拌した後、反応液に、水20mlに溶解した水酸
化ナトリウム4g、メタノール20m1を添加し、反応
温度を50℃に保ち、1時間攪拌した。反応後、酢酸エ
チルを200m1加え、塩酸水にて、中和した。水洗浄
した後、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧下、溶媒を留去し、粗化合物(d)を得た。
【0058】例示化合物(C−1)の合成 得られた粗化合物8.0gをジメチルアセトアミド40
ml、ピリジン6m1に溶解し、0℃にて、モルホリノ
カルバモイルクロリドを4.3g添加した。室温にて2
時間攪拌した後、希塩酸水200m1に注加し、酢酸エ
チル200mlで抽出した。有機相を水洗し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、減圧下、溶媒を留去し、残渣に
ヘキサンを加え、晶析する事により、例示化合物(c−
1)を6.0g得た。融点は、256℃〜257℃。合成例2 例示化合物(C−25)の合成 化合物(C−1)の合成において、モルホリノカルバモ
イルクロリドの代わりにジアリルカルバモイルクロリド
を4.5g添加し、室温にて、2時間攪拌した。反応
後、希塩酸水200mlに注加し、酢酸エチル200m
lで抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧下、溶媒を留去し、残渣にヘキサンを加え、晶
析する事により目的の例示化合物(C−25)を5.5
g得た。融点は、219℃〜220℃。他の化合物も同
様に合成できる。
【0059】一般式(A)で表される化合物を詳細に説
明する。Lは単結合またはアリーレン基(例えばフェニ
レン、ナフチレン)を表わす。Ra1、Ra2およびRa3
同一でも異なっていてもよく、それぞれアルキル基(直
鎖、分岐または環状のアルキル基で、例えばメチル、エ
チル、イソプロピル、t−ブチル、シクロヘキシル、オ
クチル、sec−オクチル、t−オクチル、デシル、ド
デシル、i−トリデシル、テトラデシル、ヘキサデシ
ル、オクタデシル)、アルケニル基(直鎖、分岐または
環状のアルケニル基で、例えばビニル、アリル、シクロ
ヘキセニル、オレイル)、アリール基(例えば、フェニ
ル、ナフチル)、またはヘテロ環基(好ましくは環構成
ヘテロ原子として、N、O、S、Pの少なくとも1つを
含む5〜7員ヘテロ環基で、例えばチエニル、フリル、
ピラニル、ピロールイル、イミダゾリル、インドリル、
クロマニル、ピペリジニル)を表わす。Ra3はさらに水
素原子を表わす。Ra1はLが単結合の場合、更にラジカ
ル(・)を表わす。Ra1とL、Ra2とL、Ra3とL、R
a1とRa3およびRa2とRa3は互いに結合して5〜7員環
を形成してもよい。
【0060】一般式(A)における各基は、更に置換基
で置換されていてもよく、これらの置換基としては、例
えばアルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環
基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシル
基、アルコキシ基、アルケノキシ基、アリールオキシ
基、ヘテロ環オキシ基、アルキルチオ基、アルケニルチ
オ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、アミノ基、ア
ルキルアミノ基、アルケニルアミノ基、アリールアミノ
基、ヘテロ環アミノ基、アシルアミノ基、スルホンアミ
ド基、アシル基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニ
ル基、アルケノキシカルボニル基、アリールオキシカル
ボニル基、ヘテロ環オキシカルボニル基、スルホニル
基、スルフィニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、
アルケノキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカル
ボニルアミノ基、ヘテロ環オキシカルボニルアミノ基、
カルバモイル基、スルファモイル基、ウレイド基、スル
ホニルオキシ基、カルバモイルオキシ基、スルファモイ
ルオキシ基、シリルオキシ基、ホスホリルオキシ基およ
びシリルオキシ基などが挙げられる。
【0061】一般式(A)において、Lは単結合または
フェニレン基が好ましく、さらに好ましくは単結合のも
のである。Ra1、Ra2およびRa3はいずれもがアルキル
基またアルケニル基であるものが好ましい。また、
a1、Ra2、Ra3、Lの炭素数の総和が10以上のもの
が好ましく、15以上だと更に好ましい。
【0062】一般式(A)において、更に好ましいもの
は、下記の一般式(A−1)で表わすことができる。
【0063】
【化25】
【0064】一般式(A−1)において、Ra4は一般式
(A)のRa1と同じである。Za1はNと結合する2つの
原子がいずれも炭素原子である2価の基で、かつNとと
もに5〜7員環を形成するのに必要な非金属原子群を表
わす。La1は単結合またはフェニレン基を表わす。
【0065】一般式(A−1)で表される化合物のう
ち、最も好ましくは下記一般式(A−2)で表わすこと
ができる。
【0066】
【化26】
【0067】一般式(A−2)において、Ra4は一般式
(A)のRa1と同じである。Ra4はアルキル基、アルケ
ニル基、またはラジカル(・)を表わし、Za2は6員環
を形成するのに必要な非金属原子群を表わす。一般式
(A−2)においては、Za2がピペリジン環を形成する
のに必要な基である場合が好ましい。
【0068】以下に、本願発明の化合物の具体例を示す
が、これによって本願発明が制限されるものではない。
【0069】
【化27】
【0070】
【化28】
【0071】
【化29】
【0072】
【化30】
【0073】
【化31】
【0074】本発明の一般式(A)の化合物は、例え
ば、特開平1−132562号、特開平1−11336
8号、米国特許第4,921,962等に記載の方法に
準じて容易に合成できる。
【0075】以下に一般式(B)で表される化合物につ
いて詳しく述べる。
【0076】Rb1、Rb2は、それぞれ脂肪族基、芳香族
基もしくは、ヘテロ環基を表す。Rb1、Rb2が、脂肪族
基である時、直鎖状、分岐鎖状、環状のいずれでもよ
く、また、飽和でも、不飽和であってもよく、更に置換
されていても、無置換であってもよい。例えば、炭素数
1〜36の、直鎖または分岐鎖アルキル基、アラルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、
シクロアルケニル基で、詳しくは、例えば、メチル、エ
チル、アリル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、
t−アミル、イソアミル、ヘキシル、t−オクチル、2
−エチルヘキシル、イソノニル、ドデシル、トリデシ
ル、クロロメチル、トリフルオロメチル、メトキシエチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシルを表す。Rb1、R
b2として好ましいのは、炭素数3〜10の脂肪族基また
は、炭素数3〜8のシクロアルキル基である。更に好ま
しく、Rb1とRb2が同じである炭素数5〜10の脂肪族
基または、炭素数3から8のシクロアルキル基である。
【0077】Rb1、Rb2が、芳香族基を表す時、芳香族
基は置換されていても、無置換でもよく、単環でも、縮
合環でも良いが、炭素数6〜36のものが好ましく、更
に単環がより好ましい。具体例としては、フェニル、4
−t−ブチルフェニル、2−メチルフェニル、2,4,
6−トリメチルフェニル、2−メトキシフェニル、4−
メトキシフェニル、2,6−ジクロロフェニル、2−ク
ロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル等が挙げられ
る。
【0078】Rb1、Rb2がヘテロ環基を表す時、ヘテロ
環基としては、窒素原子、酸素原子、またはイオウ原子
を有する5〜8員環で炭素数1〜36のものが好まし
い。更に好ましくは、窒素原子で結合した5員環または
6員環が特に好ましい。これらのヘテロ環の具体例とし
て、イミダゾール、ピラゾール、トリアゾール、ラクタ
ム化合物、ピペリジン、ピリジン、ピロール、モルホリ
ン、ピラゾリジン、チアゾリジン、ピラゾリンなどが挙
げられる。
【0079】一般式(B)において、Rb3は、置換基を
表す。置換基としては、アリール基(好ましくは、炭素
数6〜36)、アルキル基(好ましくは、炭素数1〜3
6)、水酸基、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、
臭素)、カルバモイル基(例えば、エチルカルバモイ
ル、ジメチルカルバモイル)、アルコキシカルボニル基
(例えば、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボ
ニル)、アシルアミノ基(例えば、アセチルアミノ)、
スルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド、p
−トルエンスルホンアミド)、ウレイド基(例えば、メ
チルウレイド、ジメチルウレイド)、アルキルアミノ基
(例えば、メチルアミノ、ジエチルアミノ)、アルコキ
シ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、アリールオキシ
基(例えば、フェノキシ、o−メトキシフェニル)、ア
ルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ)、ア
リールチオ基(例えば、フェニルチオ)、ニトロ基、シ
アノ基、スルファモイル基(例えば、メチルスルファモ
イル)、スルフォニル基(例えば、メタンスルフオニ
ル)、カルボキシル基、ホスホノ基である。これらの基
は、可能な場合には、同様の置換基を有しても良い。
m、nは、0〜5の整数を表し、好ましくは、mは、0
〜2の整数を、nは、1〜3の整数を表す。
【0080】以下に一般式(B)で表される本発明の化
合物の具体例を示すが、本発明は、これらに限定される
ものではない。
【0081】
【化32】
【0082】
【化33】
【0083】
【化34】
【0084】
【化35】
【0085】
【化36】
【0086】
【化37】
【0087】以下に本発明の化合物の具体合成例を示
す。
【0088】合成例1 例示化合物(b−5)の合成 下記ルートにより、例示化合物(b−5)を合成した。
【0089】100gのイソフタロイルクロリドをアセ
トニトリル1000m1に溶解し、362gのジシクロ
ヘキシルアミンを室温下、ゆっくり滴下した。反応後、
酢酸エチルを500m1添加し、充分攪拌後、塩を濾過
した。濾液を濃縮後、アセトニトリル500mlを加
え、冷却した。析出した結晶を濾過する事により、目的
の例示化合物(b−5)を165g得た。融点は、15
7−158℃であった。他の例示化合物も同様に合成し
た。
【0090】本発明のシアンカプラー、一般式(A)の
化合物、一般式(B)の化合物をハロゲン化銀感光材料
に導入するには、高沸点有機溶媒を用いる水中油滴分散
方法、ラテックス分散方法、あるいは、Researc
h Disc1osure,February199
5,Item37038などに記載の油溶性ポリマーと
共乳化するポリマー分散法等の公知の分散方法を用いる
ことが出来る。
【0091】水中油滴分散方法において、全使用カプラ
ー重量に対する高沸点有機溶媒の重量比は任意にとり得
るが、好ましくは0.1以上8.0以下であり、更に好
ましくは0.3以上6.0以下、最も好ましくは0.5
以上4.0以下である。また、高沸点有機溶媒を全く使
用しないで用いることも可能である。
【0092】本発明で用いる高沸点有機溶媒は、融点が
100℃以下、沸点が140℃以上の水と非混和性の化
合物で、カプラーの良溶媒であれば使用できる。高沸点
有機溶媒の融点は好ましくは80℃以下である。高沸点
有機溶媒の沸点は、好ましくは160℃以上であり、よ
り好ましくは170℃以上である。これらの高沸点有機
溶媒の詳細については、特開昭62−215272号公
開明細書の第137頁右下欄〜144頁右上欄に記載さ
れている。
【0093】また本発明には公知のポリマーを用いた分
散法を用いても良い。その一つとしてのラテックス分散
法の工程、効果、含浸用のラテックスの具体例は、米国
特許第4,199,363号、西独特許出願第(OL
S)2,541,274号、同第2,541,230
号、特公昭53−41091号及び、欧州特許公開第0
29,104号等に記載されており、また水不溶性かつ
有機溶媒可溶性ポリマーによる分散法については、PC
T国際公開番号W088/00723号明細書、欧州特
許公開324,476号、米国特許第4,857,44
9号、同第4,857,449号及び同第5,006,
453号等に記載されており、特にこのような有機溶媒
可溶性ポリマーによる分散法が好ましい。
【0094】水中油滴分散方法や上記のポリマー分散法
においてはシアンカプラー、前記の一般式(A)および
(B)の化合物として必要に応じてその他の写真有用化
合物を有機溶媒中に溶解させ、親水性コロイド中、好ま
しくはゼラチン水溶液中に、界面活性剤等の分散剤と共
に超音波、コロイドミル、ホモジナイザー、マントンゴ
ーリン、高速ディゾルバー等の公知の装置により微粒子
状に乳化分散することができる。
【0095】また、カプラーを溶解する際に更に補助溶
媒を用いることが出来る。ここで言う補助溶媒とは、乳
化分散時に有効な有機溶媒で、塗布時の乾燥工程後には
実質上感光材料から除去されるものをいい、例えば、酢
酸エチル、酢酸ブチルのごとき低級アルコールのアセテ
ート、プロピオン酸エチル、2級ブチルアルコール、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、6−エト
キシエチルアセテート、メチルセロソルブアセテート、
メチルカルビトールアセテート、メチルカルビトールプ
ロピオネートやシクロヘキサノン等が挙げられる。
【0096】更には必要に応じ、水と完全に混和する有
機溶媒、例えば、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、アセトン、テトラヒドロフランやジメチルホルムア
ミド等を一部併用する事が出来る。またこれらの有機溶
媒は2種以上を組み合わせて用いることもできる。
【0097】また、乳化分散物状態での保存時の経時安
定性改良、ハロゲン化銀乳剤と混合した塗布用最終組成
物での写真性能変化の抑制・経時安定性の改良等の観点
から必要に応じて乳化分散物から、減圧蒸留、ヌードル
水洗あるいは限外ろ過などの方法により補助溶媒の全て
又は一部を除去することができる。
【0098】本発明で用いるカプラーを含有する親油性
微粒子の平均粒子サイズは特に制限はないが、発色性向
上の点からは、0.05μm〜0.8μmにすることが
好ましく、0.05μm〜0.4μmが更に好ましく、
最も好ましいのは、0.05μm〜0.3μmである。
一般的に親油性微粒子の平均粒子サイズを小さくするた
めには、界面活性剤の種類の選択、界面活性剤の使用量
を増やすこと、親水性コロイド溶液の粘度を上げるこ
と、親油性有機層の粘度を低沸点有機溶媒の併用などで
低下させること、あるいは乳化装置の撹枠羽根の回転を
上げる等の勇断力を強くしたり、乳化時間を長くするこ
と等によって達成される。この様にして得られた親油製
微粒子の平均粒子サイズは、コールターサブミクロン粒
子アナライザーmodel N4(英国コールターエレ
クトロニクス社製)等を用いて測定できる。
【0099】本発明に用いる一般式(A)及び一般式
(B)の化合物の使用量は、一般式(A)の化合物と一
般式(B)の化合物の総重量が、本発明のシアンカプラ
ーの重量に対し、0.2〜4.0が好ましく、より好ま
しくは、0.5〜3.0であり、更に好ましくは、0.
8〜2.5である。一般式(A)の化合物に対する一般
式[B]の化合物の使用重量比率は、1/20〜5/1
が好ましく、より好ましくは、1/10〜2/1であ
る。
【0100】本発明のシアンカプラーの使用量は、離脱
基が水素原子である4当量カプラーの場合は、0.35
mmo1/m2〜0.80mmo1/m2が好ましく、よ
り好ましくは、0.4mmo1/m2〜0.6mmo1
/m2である。2当量カプラーの場合には、0.18m
mo1/m2〜0.4mmo1/m2が好ましく、より好
ましくは、0.20mmo1/m2〜0.35mmo1
/m2である。
【0101】本発明に使用する支持体は、ガラス、紙、
プラスチックフィルムなど写真乳剤層相を塗布できる支
持体ならいかなる支持体でもかまわないが、最も好まし
いのは反射支持体である。反射型支持体は複数のポリエ
チレン層やポリエステル層でラミネートされ、このよう
な耐水性樹脂層(ラミネート層)の少なくとも一層に酸
化チタン等の白色顔料を含有する反射支持体が好まし
い。
【0102】更に前記の耐水性樹脂層刺こは蛍光増白剤
を合有するのが好ましい。また、蛍光増白剤は感材の親
水性コロイド層中に分散してもよい。蛍光増白剤とし
て、好ましくは、ベンゾオキサゾール系、クマリン系、
ピラゾリン系が用いる事ができ、更に好ましくは、ベン
ゾオキサゾリルナフタレン系及びベンゾオキサゾリルス
チルベン系の蛍光増白剤である。使用量は、特に限定さ
れないが、好ましくは1〜mg/m2100mg/m2
ある。耐水性樹脂に混合する場合の混合比は、好ましく
は樹脂に対して0.0005重量%〜3重量%であり、
更に好ましくは0.001重量%〜0.5重量%であ
る。
【0103】また、反射型支持体としては、上記のよう
な反射型支持体上に、白色顔料を合育する親水性コロイ
ド層を塗設したものでもよい。また、反射型支持体は、
鏡面反射性または第2種拡散反射性の金属表面をもつ支
持体であってもよい。前記の反射型支持体やハロゲン化
銀乳剤、更にはハロゲン化銀乳剤の保存安定剤またはカ
ブリ防止剤、分光増感法(分光増感剤)、シアン、マゼ
ンタ、イエローカプラーおよびその乳化分散法、色像保
存性改良剤(ステイン防止剤や退色防止剤)、染料(着
色層)、ゼラチン種、感材の層構成や感材の被膜pHな
どについては、表1〜2の特許に記載のものが本発明に
好ましく適用できる。
【0104】
【表1】
【0105】
【表2】
【0106】本発明に用いうるシアン、マゼンタおよび
イエローカプラーとしては、その他、特開昭62−21
5272号の第91頁右上欄4行目〜121頁左上欄6
行目、特開平2−33144号の第3頁右上欄14行目
〜18頁左上欄末行目と第30頁右上欄6行目〜35頁
右下欄11行目や、EP0,355,660A2号の第
4頁15行目〜27行目、5頁30行目〜28頁末行
目、45頁29行目〜31行目、47頁23行目〜63
頁50行目に記載のカプラーも有用である。
【0107】本発明に用いうる防菌・防徴剤としては特
開昭63−271247号に記載のものが有用である。
【0108】本発明に係わる感光材料は、通常のネガプ
リンターを用いたプリントシステムに使用される以外に
ガスレーザー、発光ダイオード、半導体レーザー、半導
体レーザーあるいは半導体レーザーを励起光源に用いた
固体レーザーと非線形光学結晶を組合わせた第二高調波
発生光源(SHG)を使用することが好ましい。特にコ
ンパクトで、安価、更に寿命が長く安定性が高い装置を
設計するためには半導体レーザーの使用が好ましく、露
光光源の少なくとも一つは半導体レーザーを使用するこ
とが好ましい。
【0109】このような走査露光光源を使用する場合、
本発明の感光材料の分光感度極大波長は使用する走査露
光用光源の波長により任意に設定することができる。半
導体レーザーを励起光源に用いた固体レーザーあるいは
半導体レーザーと非線形光学結晶を組み合わせて得られ
るSHG光源では、レーザーの発振波長を半分にできる
ので、青色光、緑色光が得られる。従って、感光材料の
分光感度極大は通常の青、緑、赤の3つの波長領域に持
たせることが可能である。
【0110】このような走査露光における露光時間は、
画素密度を400dpiとした場合の画素サイズを露光
する時間として定義すると、好ましい露光時間としては
10-4秒以下、更に好ましくは10-6秒以下である。
【0111】本発明に適用できる好ましい走査露光方式
については、前記の表に掲示した特許に詳しく記載され
ている。
【0112】また、本発明に係わる感光材料を処理する
には、特開平2−207250号の第26頁右下欄1行
目〜34頁右上欄9行目、及び特開平4−97355号
の第5頁左上欄17行目〜18頁右下欄20行目に記載
の処理素材や処理方法が好ましく適用できる。また、こ
の現像液に使用する保恒剤としては、前記の表に掲示し
た特許に記載の化合物が好ましく用いられる。
【0113】
【実施例】以下に、実施例を使って本発明を具体的に説
明するが、もちろん本発明はこれに限定されるものでは
ない。
【0114】(実施例1)ポリエチレンで両面ラミネー
トした紙支持体表面にコロナ放電処理を施した後、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含むゼラチン下塗
層を設け、更に、種々の写真構成層を塗布して、以下に
示す層構成の多層カラー印画紙(101)を作製した。
【0115】塗布液は下記のようにして調製した。
【0116】第五層塗布液調製 一般式(I)のシアンカプラー(C−1)10gを、溶
媒(So1v−9)13g、溶媒(SA−1)2g、競
争化合物(Cpd−13)2.8g、色像安定剤(Cp
d−20)1g、色像安定剤(Cpd−21)1g、色
像安定剤(Cpd−7)5g、色像安定剤(Cpd−1
8)6g、色像安定剤(Cpd−19)10.1g、色
像安定剤(Cpd−14)0.05g、ステイン防止剤
(Cpd−8)7.9gとともに、酢酸エチル50m1
に溶解し、この溶液を界面活性剤(Cpd−12)3.
2gを含む12%ゼラチン水溶液400gに乳化分散さ
せて平均粒子サイズが0.15μmの乳化分散物Cを調
製した。
【0117】一方、塩臭化銀乳剤C(立方体、平均粒子
サイズ0.50μmの大サイズ乳剤Cと0.41μmの
小サイズ乳剤Cとの1:4混合物(銀モル比)。粒子サ
イズ分布の変動係数はそれぞれ0.09と0.11。各
サイズ乳剤とも臭化銀0.8モル%を、塩化銀を基体と
する粒子表面の一部に局在含有させた)を調製した。こ
の乳剤には、下記に示す赤感性増感色素G、Hを銀1モ
ル当たり大サイズ乳剤Cに対しては、それぞれ5.0×
10-5モル、また、小サイズ乳剤Cに対しては、それぞ
れ8.0×10-5モル添加した。更に、添加剤Xをハロ
ゲン化銀1モル当たり、2.6×10-3モル添加した。
この乳剤の化学熟成は硫黄増感剤と金増感剤を添加して
最適に行われた。
【0118】前記の乳化分散物Cとこの塩臭化銀乳剤C
とを渥合溶解し、以下に示す組成となるように第五層塗
布液を調製した。乳剤塗布量は銀量換算塗布量を示す。
【0119】第一層から第七層用の塗布液も第五層塗布
液と同様の方法で調製した。これらの塗布液は調製後1
5分で塗布した。各層のゼラチン硬膜剤としては1−オ
キシ−3,5−ジクロロ−S−トリアジンナトリウム塩
を用いた。
【0120】また、各層にAS−1、AS−2、AS−
3及びAS−4をそれぞれ全量が15.0mg/m2
6・0mg/m2、5・0mg/m2及び10.0mg/
2となるように添加した。
【0121】
【化38】
【0122】各感光性乳剤層の塩臭化銀乳剤には下記の
分光増感色素をそれぞれ用いた。
【0123】青感性乳剤層
【0124】
【化39】
【0125】(ハロゲン化銀1モル当たり、大サイズ乳
剤に対してはそれぞれ1.4×10−4モル、また小サ
イズ乳剤に対してはそれぞれ1.7×10−4モル添加
した。) 緑感性乳剤層
【0126】
【化40】
【0127】(増感色素Dをハロゲン化銀1モル当た
り、大サイズ乳剤に対しては、3.0×10-4モル、ま
た小サイズ乳剤に対しては3.6×10-4モル、また、
増感色素Eをハロゲン化銀1モル当たり、大サイズ乳剤
に対しては4.0×10-5モル、また、小サイズ乳剤に
対しては7.0×10-5モル、また、増感色素Fをハロ
ゲン化銀1モル当たり、大サイズ乳剤に対しては2.0
×10-4モル、また、小サイズ乳剤に対しては2.8×
10-4モル添加した。) 赤感性乳剤層
【0128】
【化41】
【0129】(ハロゲン化銀1モル当たり、大サイズ乳
剤に対してはそれぞれ5.0×10−5モル、また小サ
イズ乳剤に対してはそれぞれ8.0×10−5モル添加
した。) 更に、下記の化合物をハロゲン化銀1モル当たり、2.
6×10-3モル添加した。
【0130】
【化42】
【0131】また、青感性乳剤層、緑感性乳剤層及び赤
感性乳剤層に対し、1−(5−メチルウレイドフェニ
ル)−5−メルカプトテトラゾールをそれぞれハロゲン
化銀1モル当たり3.3×10-4モル、1.0×10-3
モル及び5.9×10-4モル添加した。
【0132】更に、第二層、第四層、第六層及び第七層
にもそれぞれ0.2mg/m2、0.2mg/m2、0.
6mg/m2、0.1mg/m2となるよう添加した。
【0133】また、青感性乳剤層と緑感性乳剤層に対
し、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−
テトラザインデンをそれぞれハロゲン化銀1モル当た
り、1.0×10-4モルと2×10-4モル添加した。
【0134】また、イラジェーション防止水溶性染料と
して、下記に示す化合物を第二、第四および第六層に分
割して添加した。
【0135】
【化43】
【0136】(層構成)以下に各層の組成を示す。数字
は塗布量(g/m2)を表す。ハロゲン化銀乳剤は銀換
算塗布量を表す。
【0137】 支持体 ポリエチレンラミネート紙 (第一層側のポリエチレンに白色顔料(TiO2 含有率15重量%)と青味染料 (群青)を含む) 第一層(青感性乳剤層) 塩臭化銀乳剤A(立方体、平均粒子サイズ、0.88μmの大サイズ乳剤Aと 0.70μmの小サイズ乳剤Aとの3:7混合物(銀モル比)。粒子サイズ分布 の変動係数をそれぞれ0.08と0.10。各サイズ乳剤とも臭化銀0.3モル %を塩化銀を基体とする粒子表面の一部に局在含有させた。)0.26 ゼラチン 1.4 イエローカプラー(ExY) 0.64 色像安定剤(Cpd−1) 0.078 色像安定剤(Cpd−2) 0.038 色像安定剤(Cpd−3) 0.085 色像安定剤(Cpd−5) 0.020 色像安定剤(Cpd−9) 0.005 溶媒(So1v−1) 0.11 溶媒(So1v−6) 0.11 第二層(混色防止層) ゼラチン 1.0 混色防止剤(Cpd−4) 0.11 溶媒(Solv−1) 0.06 溶媒(Solv−2) 0.22 溶媒(Solv−3) 0.08 溶媒(Solv−7) 0.01 紫外線吸収剤(UV−B) 0.07 第三層(緑感性乳剤層) 塩臭化銀乳剤(立方体、平均粒子サイズ0.55μmの大サイズ乳剤Bと0. 39μmの小サイズ乳剤Bとの1:3混合物(銀モル比)。粒子サイズ分布の変 動係数をそれぞれ0.10と0.08。各サイズ乳剤とも臭化銀0.7モル%を 塩化銀を基体とする粒子表面の一部に局在含有させた。) 0.11 ゼラチン 1.3 マゼンタカプラー(ExM) 0.13 紫外線吸収剤(UV−A) 0.12 色像安定剤(Cpd−2) 0.010 色像安定剤(Cpd−5) 0.020 色像安定剤(Cpd−6) 0.010 色像安定剤(Cpd−7) 0.080 色像安定剤(Cpd−8) 0.030 色像安定剤(Cpd−10) 0.002 溶媒(Solv−3) 0.15 溶媒(So1v−4) 0.22 溶媒(Solv−5) 0.11 第四層(混色防止層) ゼラチン 1.0 混色防止剤(Cpd−4) 0.20 溶媒(Solv−1) 0.03 溶媒(So1v−2) 0.11 溶媒(So1v−3) 0.04 溶媒(So1v−7) 0.01 紫外線吸収剤(UV−B) 0.04 第五層(赤感性乳剤層) 塩臭化銀乳剤(立方体、平均粒子サイズ0,55μmの大サイズ乳剤と、0, 42μmの小サイズ乳剤との1:4混含物(銀モル比)。粒子サイズ分布の変動 係数は、それぞれ0.09と0.11、各サイズ乳剤とも臭化銀0.8モル%を 塩化銀を基体とする粒子表面の一部に局在含有させた。) 0.086 界面活性剤(Cpd−12) 0.032 ゼラチン 0.79 本発明のシアンカプラー(例示化合物1) 0.15 溶媒(Solv−9) 0.13 色像安定剤(Cpd−17) 0.01 色像安定剤(Cpd−18) 0.01 色像安定剤(Cpd−7) 0.05 色像安定剤(Cpd−15) 0.06 色像安定剤(Cpd−13) 0.18 色像安定剤(Cpd−16) 0.101 色像安定剤(Cpd−14) 0.05 色像安定剤(Cpd−6) 0.008 色像安定剤(Cpd−8) 0.079 第六層(紫外線吸収層) ゼラチン 0.63 紫外線吸収剤(UV−C) 0.35 色像安定剤(Cpd−7) 0.050 溶媒(So1v−9) 0.050 第七層(保護層) 酸処理ゼラチン 1.0 ポリビニルアルコールのアクリル変性共重合体(変性度17%) 0.043 流動パラフィン 0.020 界面活性剤(Cpd−11) 0.026
【0138】
【化44】
【0139】
【化45】
【0140】
【化46】
【0141】
【化47】
【0142】
【化48】
【0143】
【化49】
【0144】
【化50】
【0145】
【化51】
【0146】
【化52】
【0147】以上のように作製した感光材料101に対
して、下記表Aに示すように第五層の組成を変更した以
外は全く同様にして、感光材料102〜127を作製し
た。これらの変更に際しては一般式(1)のカプラーは
等モルで変更した。また、これらの試料を作製する際に
調製したカプラー含有親油性微粒子の平均粒子サイズ
は、全て0.13〜0.15μmの範囲にあった。この
様にして得られた塗布試料は、室温で14日保存した後
に以下に述べる評価を行った。
【0148】まず、感光材料104を塗布銀量の約30
%が現像されるような像様露光後、ぺーパー処理機を用
いて、下記処理工程にてカラー現像液がタンク容量の2
倍量補充されるまで連続処理を行なった。
【0149】 処理工程 温度 時間 補充量 タンク容量 カラー現像 38.5℃ 45 秒 73 ml 500 ml 漂白定着 30〜35℃ 45 秒 60 ml 500 ml リンス(1) 30〜35℃ 20 秒 ─── 500 ml リンス(2) 30〜35℃ 20 秒 ─── 500 ml リンス(3) 30〜35℃ 20 秒 370 ml 500 ml 乾燥 70〜80℃ 60 秒 ─── ─── (補充量は感光材料1m2あたり) (リンスは(3)→(1)の3タンク向流方式とした) 各処理液の組成は以下の通りである。
【0150】 カラー現像液 タンク液 補充液 水 700m1 700m1 トリイソプロピレン(β)スルホン酸 ナトリウム 0.1g 0.1g エチレンジアミン四酢酸 3.0g 3.0g 1,2−ジヒドロキシベンゼン−4,6− ジスルホン酸2ナトリウム塩 0.5g 0.5g トリエタノールアミン 12.0g 12.0g 塩化カリウム 6.5g ─── 臭化カリウム 0.03g ─── 炭酸カリウム 27.0g 27.0g 蛍光増白剤(WHITEX 4、住友化学製) 1.0g 3.0g 亜硫酸ナトリウム 0.1g 0.1g ジエチルヒドロキシルアミン 1.0g 1.0g ジナトリウム−N,N−ビス(スルホナート エチル)ヒドロキシルアミン 10.0g 13.0g N−エチル−N−(3−メタンスルホンアミドエチル) −3−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩 5.0g 11.5g ────────────────────────────────── 水を加えて 1000ml 1000ml pH(25℃) 10.0 10.0 漂白定着液(タンク液と補充液は同じ) 水 600ml チオ硫酸アンモニウム(700g/リットル) 100ml 亜硫酸アンモニウム 40g エチレンジアミン四酢酸鉄(III )アンモニウム 55g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 5g 臭化アンモニウム 40g 硝酸(67%) 30g ────────────────────────────────── 水を加えて 1000ml pH(25℃)(酢酸及びアンモニア水にて) 4・8 リンス液(タンク液と補充液は同じ) イオン交換水(カルシウム、マグネシウムは各々3ppm以下) 次に、各試料に感光計(富士写真フイルム株式会社製、
FWH型、光源の色温度3200°K)を用いて、セン
シトメトリー用三色分解光学ウエッジで階調露光を与え
た。この時の露光は0.1秒の露光時間で250CMS
の露光量になるように行った。露光済みの試料はぺーパ
ー処理機を用いて、前記のランニング液で処理を行っ
た。
【0151】評価1。(色相) 処理済みの各試料のシアン発色部(赤色露光部)のシア
ン濃度2.0の点におけるマゼンタ濃度(D R(M) )を
測定した。このD R(M) の値が低い程、シアン発色部の
マゼンタ成分が少なく色再現性に優れていることを意味
する。
【0152】評価2。(光堅牢性) 処理後の試料に対し、20万ルックスの光照度のキセノ
ン間歇光照射器を用いて、8日間光照射した。照射時に
は、420nmでの光透過率が50%である紫外線カッ
トフィルター〔X〕を通して照射した場合(紫外線成分
が少ない場合)と300nmでの光透過率が50%であ
る紫外線カットフィルター〔Y〕(紫外線成分が多い場
合)を通して照射した場合について、光照射前のシアン
濃度が1.5の点の光照射後のシアン濃度残存率(%)
を評価した。評価結果を表3〜表5に示す。
【0153】
【表3】
【0154】
【表4】
【0155】
【表5】
【0156】一般式〔1〕のシアンカプラーに対し、一
般式〔A〕の化合物を、一般式〔B〕の化合物と併用せ
ず添加すると、確かにUV光の多い光(フィルター
〔Y〕)に対する光堅牢性改良効果があるが、その程度
は小さい。また、UV光の少ない光(フィルター
〔X〕)に対する光堅牢性は、少量添加では効果ある
が、増量するとむしろ悪化する挙動が見られた。また、
増量すると、マゼンタ成分が増加し、色相上の欠点も有
している。一方、一般式〔B〕の化合物を、一般式
〔A〕の化合物と併用せず添加すると、光堅牢性がむし
ろ悪化する。しかるに、本発明である一般式〔A〕の化
合物と一般式〔B〕の化合物の組み合わせによれば、超
加成性的な併用効果により、色相にも優れ、且つ、紫外
光から可視光にわたる広い波長の光に対し、堅牢性にも
優れるシアン色像が得られることが分かる。
【0157】
【発明の効果】一般式〔A〕の化合物と一般式〔B〕の
化合物を併用することによって、色相にも優れ、且つ、
紫外光から可視光にわたる広い波長の光に対し、堅牢性
にも優れるシアン色像が得られる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
    銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、
    該乳剤層に、下記一般式(1)で表されるシアン色素形
    成カプラーの少なくとも1種と、一般式(A)で表され
    る化合物の少なくとも1種及び一般式(B)の化合物の
    少なくとも1種を含有することを特徴とするハロゲン化
    銀カラー写真感光材料。 一般式(1) 【化1】 (一般式(1)中、R1 、R2 は、それぞれハメットの
    置換基定数のσp値が、0.20以上の電子吸引基を表
    し、R1 、R2 のσp値の和は、0.65以上である。
    3 は、置換基を表し、Xは、水素原子または、芳香族
    第一級アミンカラー現像薬の酸化体とのカップリング反
    応により離脱する基を表し、Yは、水素原子もしくは、
    置換基を表す。) 一般式(A) 【化2】 (一般式(A)中、Lは、単結合または、アリーレン基
    を表す。Ra1は、アルキル基、アルケニル基、アリール
    基またはヘテロ環基を表し、Lが単結合の場合、更に、
    ラジカル(・)を表す。Ra2はアルキル基、アルケニル
    基、アリール基またはヘテロ環基を表す。Ra3は、アル
    キル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環または、
    水素原子を表す。Ra1とL、Ra2とL、Ra3とL、Ra1
    とRa2、Ra1とRa3及びRa2とRa3は互いに結合して5
    〜7員環を形成してもよい。) 一般式(B) 【化3】 (一般式(B)中、Rb1、Rb2は、それぞれ脂肪族基、
    芳香族基もしくは、ヘテロ環基を表し、Rb3は、置換基
    を表す。m、nは、0〜5の整数値を表す。但し、m+
    n≦5である。Rb1とRb2は、互いに連結して、環を形
    成してもよい。)
  2. 【請求項2】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
    銀乳剤層を有するハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン
    化銀カラー写真感光材料を画像情報に基づいて変調した
    光ビームにより走査露光した後に現像処理する画像形成
    方法において、該乳剤層に、下記一般式(1)で表され
    るシアン色素形成カプラーの少なくとも1種と、一般式
    (A)で表される化合物の少なくとも1種、及び一般式
    (B)の化合物の少なくとも1種を含有することを特徴
    とするカラー画像形成法。 一般式(1) 【化4】 (一般式(1)中、R1 、R2 は、それぞれハメットの
    置換基定数のσp値が、0.20以上の電子吸引基を表
    し、R1 、R2 のσp値の和は、0.65以上である。
    3 は、置換基を表し、Xは、水素原子または、芳香族
    第一級アミンカラー現像薬の酸化体とのカップリング反
    応により離脱する基を表し、Yは、水素原子もしくは、
    置換基を表す。) 一般式(A) 【化5】 (一般式(A)中、Lは、単結合または、アリーレン基
    を表す。Ra1は、アルキル基、アルケニル基、アリール
    基またはヘテロ環基を表し、Lが単結合の場合、更に、
    ラジカル(・)を表す。Ra2はアルキル基、アルケニル
    基、アリール基またはヘテロ環基を表す。Ra3は、アル
    キル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環または、
    水素原子を表す。Ra1とL、Ra2とL、Ra3とL、Ra1
    とRa2、Ra1とRa3及びRa2とRa3は互いに結合して5
    〜7員環を形成してもよい。) 一般式(B) 【化6】 (一般式(B)中、Rb1、Rb2は、それぞれ脂肪族基、
    芳香族基もしくは、ヘテロ環基を表し、Rb3は、置換基
    を表す。m、nは、0〜5の整数値を表す。但し、m+
    n≦5である。Rb1とRb2は、互いに連結して、環を形
    成してもよい。)
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US6391175B1 (en) * 2000-11-21 2002-05-21 Dade Behring Inc. Carbonate ionophore with improved selectivity

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