JPH11245513A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH11245513A
JPH11245513A JP10052405A JP5240598A JPH11245513A JP H11245513 A JPH11245513 A JP H11245513A JP 10052405 A JP10052405 A JP 10052405A JP 5240598 A JP5240598 A JP 5240598A JP H11245513 A JPH11245513 A JP H11245513A
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mainly composed
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leuco dye
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JP10052405A
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Katsumi Moronuki
克己 諸貫
Keiji Sasaki
恵二 佐々木
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、金属光沢を有する、あるいは
任意の色彩の金属光沢を備えた感熱記録体を提供するこ
とにある。 【解決手段】支持体の片面に金属粉末および酸性物質を
主成分とする層を設けた後、該層上にロイコ染料を主成
分とする層を設けた感熱記録体。該ロイコ染料を主成分
とする層上に水溶性高分子およびまたは合成樹脂エマル
ジョンを主成分とした保護層または紫外線硬化型樹脂を
主成分とした保護層を設けた感熱記録体。該ロイコ染料
を主成分とする層上に水溶性高分子およびまたは合成樹
脂エマルジョンを主成分とした保護層を設け、更に紫外
線硬化型樹脂を主成分とした第2の保護層を設けた感熱
記録体。さらに、該金属粉末および有機酸を主成分とす
る層、ロイコ染料を主成分とする層、水溶性高分子およ
びまたは合成樹脂エマルジョンを主成分とした保護層、
または紫外線硬化型樹脂を主成分とした保護層の少なく
ともいずれか1層に有色の染料または顔料を含ましめた
感熱記録体とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱記録方式によ
って画像を記録しうる感熱記録体に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱記録体は、一般に、支持体と該支持
体上に形成した感熱発色層とからなり、感熱発色層を熱
ヘッド、熱ペン、レーザ光等で加熱することにより、感
熱発色層中の発色剤を瞬時に反応させ、記録画像を形成
するものであり、例えば、特公昭43−4160号公報
や特公昭45−14039号公報等により、ロイコ染料
と酸性物質との発色反応を利用した感熱記録体は、従来
から広く知られているものである。
【0003】かかる感熱記録体は、比較的簡単な装置に
よって記録画像を形成することができ、しかも、保守が
容易であり、また、記録時に騒音の発生が無い等の利点
を有することから、例えば、ファクシミリ、計測用レコ
ーダー、コンピュター等の端末プリンター、自動券売
機、バーコードラベルなど広範囲の分野に応用されてい
る。
【0004】特に近年においては、各種チケット用、レ
シート用、銀行のATM用、ガスや電気の検針用などに
も感熱記録体の用途が拡大して来ており、このため、感
熱記録体に対して従来では必要とされなかった特性が要
求され始めている。その1つとして意匠性および高級感
を出すために地肌部分に金属光沢を付与したいという要
求が出てきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
金属光沢を有する、あるいは任意の色彩の金属光沢を備
えた感熱記録体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の感熱記録体は支
持体の片面に金属粉末および酸性物質を主成分とする層
を設けた後、該層上にロイコ染料を主成分とする層を設
けることにより得られる。
【0007】本発明者らの検討したところでは、金属光
沢を出すために、金属蒸着、スパッタリング、CVDな
どの手段で金属薄層を支持体に設けるような構成では金
属薄層上に設けた感熱発色層側から金属薄層を見るため
金属光沢を出すことができなかった。本目的のため種々
実験した結果、金属光沢を出す層が光を乱反射すること
が必要であるとの知見を得た。
【0008】また、あらかじめ酸性物質を含まず金属粉
末のみを主成分とする層を設けた後、感熱発色層を設け
ても、金属光沢は出るものの、感熱発色層にロイコ染料
と酸性物質を共存せしめるため記録層の厚さが厚くな
り、金属光沢のレベルが低下したり地肌かぶりが生じや
すくなるという問題があった。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を構成する各要素につ
いて更に詳しく説明する。本発明の金属粉末と酸性物質
とを主成分とする層を構成する素材である金属粉末とし
ては、アルミニウム、亜鉛、すず、銀、金、等の粉末が
例示されるが、経済性、安定性などの点からアルミニウ
ムが特に好適である。
【0010】アルミニウム粉末顔料および支持体に塗布
する形態としてのアルミニウムペースト(アルミニウム
粉末を含有する塗料)としては、JIS K5906−
1991、コンバーテック1995年8月号第46頁〜
49頁などに詳細な記載があり、公知の技術が採用でき
る。
【0011】このような目的に使用されるアルミニウム
ペーストの具体的商品名としては東洋アルミニウム株式
会社製溶剤系ペーストTD120T、TD180T、T
D200T、TD280T、水性ペースト93−207
0、93−2071、93−2072、93−207
3、93−2074、旭化成工業株式会社製HR、CR
―808CM、SF−808C、AW−7000R、A
W−808C等がある。
【0012】酸性物質は常温で個体であり、加熱により
溶融し、ロイコ染料化合物と接触して顕色剤となる物質
であって、フェノール誘導体、芳香族カルボン酸誘導
体、N,N'-ジアリールチオ尿素誘導体、有機化合物の
亜鉛塩などの多価金属塩を用いることができる。
【0013】具体的には、4,4’−イソプロピリデン
ビスフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス(o
−メチルフェノール)、4,4’−セカンダリ−ブチリ
デンビスフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス
(2−ターシャリ−ブチルフェノール)、4,4’−シ
クロヘキシリデンジフェノール、4,4’−イソプロピ
リデンビス(2−クロロフェノール)、2,2’−メチ
レンビス(4−エチル−6−ターシャリブチルフェノー
ル)、4,4’−ブチリデンビス(6−ターシャリブチ
ル−2−メチルフェノール)、
【0014】4,4’−ジフェノールスルホン、4−イ
ソプロポキシ−4’−ヒドロキシフェニルスルホン、4
−ベンジロキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホ
ン、4,4’−ジフェノールスルホキシド、2,2−ビ
ス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、
p−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、p−ヒドロキシ
安息香酸ベンジル、プロトカキテン酸ベンジル、没食子
酸ステアリル、没食子酸ラウリル、没食子酸オクチル、
【0015】1,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチ
オ)−3,5−ジオキサヘプタン、1,5−ビス(4−
ヒドロキシフェニルチオ)−3−オキサペンタン、1,
3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−プロパン、
1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−2−ヒ
ドロキシプロパン、N,N’−ジフェニルチオ尿素、
N,N’−ジ(m−クロロフェニル)チオ尿素、
【0016】サリチルアニリド、5−クロロ−サリチル
アニリド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸、2−ヒド
ロキシ−1−ナフトエ酸、1−ヒドロキシ−2−ナフト
エ酸、ヒドロキシナフトエ酸の亜鉛、アルミニウム、カ
ルシウム等の金属塩、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
酢酸メチルエステル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
酢酸ベンジルエステル、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)酢酸ブチルエステル、
【0017】1,3−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベ
ンゼン、1,4−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼ
ン、2,4’−ジフェノ−ルスルホン、3,3’−ジア
リル−4,4’−ジフェノールスルホン、α,α−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)α−メチルトルエン、チオ
シアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、テトラブロモビスフ
ェノールA、テトラブロモビスフェノールS等が使用さ
れる。
【0018】金属粉末と酸性物質とを主成分とする層を
支持体上に固着させるための結着剤については、水性の
塗料とする場合は水性結着剤を用いるが、デンプン類、
ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、ポリビ
ニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、スチレン
−無水マレイン酸共重合体、エチレン−無水マレイン酸
共重合体などの水溶性バインダー、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、
アクリル酸メチル−ブタジエン共重合体などの疎水性樹
脂エマルジョンなどがあげられる。
【0019】溶剤系塗料とする場合はキシレン、トルエ
ン、イソプロピルアルコール、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、ミネラルスピリット、ソルベン
トナフサなどの有機溶剤に可溶な樹脂を用いることがで
きる。塩ビ・酢ビ共重合体、塩ビ・酢ビ・マレイン酸共
重合体、ポリウレタン、飽和ポリエステル、ポリエステ
ルポリウレタン、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ニト
ロセルロース、メラミン樹脂、塩素化ポリエチレン、等
が挙げられ、架橋剤としてポリイソシアネート等が用い
られる。
【0020】本発明では、金属粉末と酸性物質とを主成
分とする層、ロイコ染料を主成分とする層、水溶性高分
子およびまたは合成樹脂エマルジョンを主成分とした保
護層、または紫外線硬化型樹脂を主成分とした保護層の
少なくともいずれか1層に各種の着色染料・顔料を添加
することにより、任意の色彩に着色された金属光沢を有
する感熱記録体を得る部材とすることができる。ここで
用いる着色染料・顔料には特段の制限はなく、製紙もし
くは印刷の分野で通常使用されるものから選択すれば良
い。
【0021】本発明の金属粉末と酸性物質を主成分とす
る層を設ける方法としては、ロッドコーター、ブレード
コーターなどの塗工方式、グラビア印刷、凸版印刷、平
版印刷などの印刷方法などが挙げられる。これらは層を
構成する塗料またはインクの性状により使い分けられ
る。
【0022】本発明の金属粉末と酸性物質を主成分とす
る層の上に設けるロイコ染料を主成分とする層に使用す
るロイコ染料としては、従来公知のものが用いられるが
以下にその例を示す。ロイコ染料は無色ないし淡色であ
って酸性物質と反応して発色する物質であり、
【0023】(1) トリアリールメタン系化合物 例えば、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)
−6−ジメチルアミノフタリド(クリスタル・バイオレ
ット・ラクトン)、3−(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)
フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−
(2−フェニルインドール−3−イル)フタリド、3,
3−ビス−(p−エチルカルバゾール−3−イル)−3
−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニ
ルインドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリ
ド等;
【0024】(2) ジフェニルメタン系化合物 例えば、4,4−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリン
ベンジルエーテル、N−ハロフェニルロイコオーラミ
ン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラ
ミン等;
【0025】(3) キサンテン系化合物 例えば、ローダミンB−アニリノラクタム、3−ジエチ
ルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−ブチルアミノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3
−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−エチル−トリルアミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−シクロヘキシル−メチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−6−クロロ−7−(β−エトキシエチル)アミ
ノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−
(γ−クロロプロピルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−6−クロロ−7−アニリノフルオラン、3−N
−シクロヘキシル−N−メチルアミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−フェ
ニルフルオラン、3−(N−イソアミル−N−エチルア
ミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ
ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
等;
【0026】(4) チアジン系化合物 例えば、ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロ
ベンゾイルロイコメチレンブルー等; (5) スピロ系化合物、 例えば、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、3−エ
チル−スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジルスピロ−
ジナフトピラン、3−メチルナフト−(3−メトキシ−
ベンゾ)−スピロピラン等; 感熱記録紙の分野で公知
の化合物である。さらには、これらの混合物が利用さ
れ、用途に応じて所望される特性を考慮して適宜選択さ
れる。
【0027】本ロイコ染料を主成分とする層で使用する
結着剤としては前述の金属粉末と酸性物質とを主成分と
する層に用いる水系の結着剤を用いることができる。
【0028】ロイコ染料を主成分とする層には必要に応
じて他の添加剤、例えばクレー、炭酸カルシウム、合成
シリカ、水酸化アルミニウム、タルク、酸化チタン、酸
化亜鉛等の無機又は有機顔料、保存安定の為の酸化防止
剤、紫外線吸収剤、耐水性向上の為の耐水化剤、界面活
性剤、従来から使用されているワックス類、高級脂肪酸
の金属塩等を添加することが出来る。
【0029】発色性を促進させる目的で、金属粉末と酸
性物質とを主成分とする層またはおよびロイコ染料を主
成分とする層にまたは2層の間に以下の熱可融性物質を
添加してもよい。
【0030】例えばステアリン酸、ベヘン酸等の脂肪酸
類、ステアリン酸アミド、p−ベンジルビフェニル、タ
ーフェニル、トリフェニルメタン、p−ベンジルオキシ
安息香酸ベンジル、β−ベンジルオキシナフタレン、β
−ナフトエ酸フェニルエステル、1−ヒドロキシ−2−
ナフトエ酸フェニルエステル、1−ヒドロキシ−2−ナ
フトエ酸メチルエステル、ジフェニルカーボネート、テ
レフタル酸ジベンジルエステル、1,4−ジメトキシナ
フタレン、1,4−ジエトキシナフタレン、1,4−ジ
ベンジルオキソイナフタレン、1,2−ビス(フェノキ
シ)エタン、1,2−(3−メチルフェノキシ)エタ
ン、1,2−ビス(4−メチルフェノキシ)エタン、
1,4−ビス(フェノキシ)ブタン、1,4−ビス(フ
ェノキシ)−2−ブテン、ジベンゾイルメタン、1,4
−ビス(フェニルチオ)ブタン、1,4−ビス(フェニ
ルチオ)−2−ブテン、
【0031】1,3−ビス(2−ビニルオキシエトキ
シ)ベンゼン、1,4−ビス(2−ビニルオキシエトキ
シ)ベンゼン、p−(2−ビニルオキシエトキシ)ビフ
ェニル、p−アリールオキシビフェニル、p−プロパギ
ルオキシビフェニル、ジベンゾイルオキシメタン、1,
3−ジベンゾイルオキシプロパン、ジベンジルジスルフ
ィド、1,1−ジフェニルエタン、1,1−ジフェニル
プロパノール、p−(ベンジルオキシ)ベンジルアルコ
ール、1,3−ジフェノキシ−2−プロパノール、N−
オクタデシルカルボニル−p−メトキシカルボニルベン
ゼン、N−オクタデシルカルバモイルベンゼン等が例示
される。
【0032】ロイコ染料を主成分とする層上に、PV
A、変性PVA、澱粉、その他この分野で公知のオーバ
ーコート剤となる水溶性高分子およびまたは合成樹脂エ
マルジョンを主成分とした保護層または紫外線硬化型樹
脂を主成分とした保護層を設けることにより、より安定
な記録体が得られるので好ましい。
【0033】更にその水溶性高分子およびまたは合成樹
脂エマルジョンを主成分とした保護層上に、紫外線硬化
型樹脂を主成分とした第2の保護層を設けることによ
り、光沢がありかつ機械的圧力に対して影響を受けない
優れた感熱記録体を得ることができ、好ましい。
【0034】紫外線硬化型樹脂は「大成社刊:光・放射
線硬化技術」など既刊の本、雑誌などに詳しく解説が述
べられているが、簡単に言えば光重合性のモノマー、プ
レポリマー、又はポリマー類と光重合開始剤が必須の成
分として含まれる紫外線硬化型樹脂組成物に紫外線を照
射することにより重合せしめることにより得られる。
【0035】モノマーとプレポリマー又はポリマーは相
溶性をもち、かつ共重合性を有するものである。プレポ
リマーとしては不飽和ポリエステル、エポキシ、アクリ
ル、各種ポリエステルなどが使用でき、モノマーには各
種エチレン誘導体が挙げられる。
【0036】本発明に用いられる支持体は格別の限定は
無く、例えば、上質紙、再生紙、片艶紙、耐油紙、コー
ト紙、アート紙、キャストコート紙、微塗工紙、樹脂ラ
ミネート紙、ポリオレフィン系合成紙、合成繊維紙、合
成樹脂フィルム等を適宜使用できる。
【0037】支持体上に金属粉末と酸性物質とを主成分
とする層、ロイコ染料を主成分とする層、水溶性高分子
およびまたは合成樹脂エマルジョンを主成分とした保護
層を形成する方法は、公知の塗工機、例えばエアーナイ
フコーター、各種ブレードコーター、ロールコーター、
カーテンコーターなどが使用でき、ロイコ染料を主成分
とする層の塗布量は特に限定されないが、概ね乾燥重量
で1〜15g/m2、好ましくは2〜10g/m2程度の
範囲で塗工される。保護層は1〜10g/m2、好まし
くは2〜5g/m2程度の範囲で塗工される。塗工後に
スーパーカレンダーなどで平滑化処理することも画質を
向上させる意味で有効である。
【0038】紫外線硬化型樹脂を主成分とした保護層
は、フレキソ、オフセット、グラビアなどの印刷方式で
設けるのが一般的である。塗布量としては概ね0.5〜
7g/m 2程度、好ましくは1〜4g/m2とするのが良
い。
【0039】
【実施例】以上の材料を用いて形成する本発明の感熱記
録体の構成を概念的に例示するとは図1〜3のごとくで
ある。すなわち図1において1は支持体、2は金属粉末
と酸性物質を主成分とする層、3はロイコ染料を主成分
とする層である。図2は、図1に4の保護層を付与した
構成である。図3は、図2に5の紫外線効果型樹脂保護
層を付与した構成である。
【0040】本発明を製造例により更に具体的に説明す
る。部や%は固型分または有効成分あるいは所定濃度の
液量の重量基準の値を示す。 (実施例1) 「金属粉末と酸性物質を主成分とする層」の作成 溶剤系アルミペースト(東洋インキ工業製 TD120T)…50部 ビス−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)−スルフォン…10部 トルエン…30部 を混合し塗布液を作成し、米坪60g/m2のポリオレ
フィン系合成紙に乾燥後の塗布量が5g/m2となるよ
うに塗布・乾燥して金属粉末と酸性物質を主成分とする
層を設けた。
【0041】 「ロイコ染料を主成分とする層」の作成 ロイコ染料液の調整 3−ジ(N−ブチルアミノ)−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン…10 部 20%ポリビニルアルコール液(クラレポバール105、クラレ製)…10部 水… 20部 この組成物をサンドミルで平均粒子径が0.8μmとな
るまで粉砕した。これに20%ポリビニルアルコール液
(クラレポバール105、クラレ製)30部、シリカ
(P−527 水沢化学製)5部、30%ステアリン酸
亜鉛分散液(D−523 中京油脂製) 5部、を混合攪
拌しロイコ染料液を得た。得られた塗液を金属粉末と酸
性物質を主成分とする層上に乾燥重量が2g/m2とな
るように塗布・乾燥して設けた。以上のようにして実施
例1のサンプルを得た。
【0042】(実施例2)実施例1のロイコ染料液組成
からシリカ、ステアリン酸亜鉛を除いた以外は実施例1
と全く同一にして記録体Aを得、さらにその上に以下の
保護層の形成を行った。
【0043】保護層の形成 10%カルボキシ変性ポリビニルアルコール液(日本合
成株式会社製 T−215)400部、シリカ(P−5
27 水沢化学製)10部、30%ステアリン酸亜鉛分
散液(D−523 中京油脂製)30部、グリオキザー
ル10部、水200部を混合攪拌し、保護層用塗液を得
た。 得られた塗液を記録体A上に乾燥重量が2g/m2とな
るように塗布・乾燥し実施例2のサンプルを得た。
【0044】(実施例3)実施例2の記録体の上に更に
紫外線硬化型樹脂(日本化薬株式会社製 N−181
5)を1g/m2塗布・紫外線照射して実施例3のサン
プルを得た。
【0045】 (実施例4) 実施例1のTD120Tに代えて 水系アルミニウムペースト(東洋アルミニウム株式会社製 93−2072)… …30部 ビス−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)−スルフォン …10部 ジョンソンポリマー株式会社製 アクリルエマルジョン ジョンクリル711… 50部 エタノール…10部 水…10部 よりなる水性塗布液を作成し、乾燥後の塗布量が3g/
2となるように塗布・乾燥することにより金属粉末と
酸性物質とを主成分とする層を得た以外は実施例1と同
様にして実施例4のサンプルを得た。
【0046】(実施例5)実施例4の水性塗布液に水性
染料(日本化薬製カヤフェクトバイオレット)を0.5
部添加した以外は実施例4と同様にして実施例5のサン
プルを得た。
【0047】(印字試験)以上のようにして作成した感
熱記録体に、市販のラベルプリンター(日清紡製XP−
6250)で印字を行った。実施例1〜5で得られたサ
ンプルはいずれも鮮やかな金属光沢を有する面に黒色の
明瞭な印字が行えたことが確認された。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明の構成を取ること
により金属光沢を有する意匠性のある感熱記録体が容易
に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感熱記録体の概念的1構成図である。
【図2】図1の感熱記録体に保護層を設けた例である。
【図3】図2の感熱記録体に紫外線硬化型樹脂による第
2の保護層を設けた例である。
【符号の説明】
1:支持体 2:金属粉末と酸性物質とを主成分とする層 3:ロイコ染料を主成分とする層 4:保護層 5:紫外線硬化型樹脂層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体の片面に金属粉末および酸性物質を
    主成分とする層を設けた後、該層上にロイコ染料を主成
    分とする層を設けたことを特徴とする感熱記録体。
  2. 【請求項2】該ロイコ染料を主成分とする層上に水溶性
    高分子およびまたは合成樹脂エマルジョンを主成分とし
    た保護層または紫外線硬化型樹脂を主成分とした保護層
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の感熱記録体。
  3. 【請求項3】該ロイコ染料を主成分とする層上に水溶性
    高分子およびまたは合成樹脂エマルジョンを主成分とし
    た保護層を設け、更に紫外線硬化型樹脂を主成分とした
    第2の保護層を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    感熱記録体。
  4. 【請求項4】該金属粉末および有機酸を主成分とする
    層、ロイコ染料を主成分とする層、水溶性高分子および
    または合成樹脂エマルジョンを主成分とした保護層、ま
    たは紫外線硬化型樹脂を主成分とした保護層の少なくと
    もいずれか1層に有色の染料または顔料を含ましめたこ
    とを特徴とする請求項1、2、または3記載の感熱記録
    体。
JP10052405A 1998-03-04 1998-03-04 感熱記録体 Pending JPH11245513A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011224817A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Ricoh Co Ltd 感熱記録材料およびその製造方法

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JP2011224817A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Ricoh Co Ltd 感熱記録材料およびその製造方法

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