JPH11246236A - プラズマディスプレーパネル用誘電体ペースト - Google Patents

プラズマディスプレーパネル用誘電体ペースト

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JPH11246236A
JPH11246236A JP10116080A JP11608098A JPH11246236A JP H11246236 A JPH11246236 A JP H11246236A JP 10116080 A JP10116080 A JP 10116080A JP 11608098 A JP11608098 A JP 11608098A JP H11246236 A JPH11246236 A JP H11246236A
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JP
Japan
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display panel
dielectric paste
plasma display
weight
parts
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Application number
JP10116080A
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English (en)
Inventor
Yoshiro Morita
芳郎 森田
Kanekazu Fukushima
謙和 福嶋
Hiromitsu Watanabe
広光 渡辺
Masahiko Ouchi
雅彦 應治
Kazuo Hatano
和夫 波多野
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Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一括コート法により、平滑で均一な膜厚の塗
布層が形成可能なプラズマディスプレーパネル用誘電体
ペーストを提供する。 【解決手段】 ガラス粉末、可塑剤及び溶剤からなり、
ガラス粉末100重量部に対し、可塑剤が6〜50重量
部、溶剤が30〜60重量部含有されてなり、150〜
700ポイズの粘度を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマディスプレー
パネル用誘電体ペーストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレーパネルの前面ガラ
ス板には、プラズマ放電用の電極が形成され、その上に
放電維持のための誘電体層が形成される。この誘電体層
には、高い耐電圧を有すること及び透明性に優れている
ことが要求される。
【0003】従来、このような誘電体層を形成する方法
として、ガラス粉末をペースト化した誘電体形成材料を
スクリーン印刷し、焼成する方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記方法
の場合、誘電体層として十分な膜厚(約30〜40μ
m)を得るためには印刷を3〜10回程度繰り返さなけ
ればならず作業効率が悪い。
【0005】そこでスクリーン印刷の代わりに、1回の
塗布によって所望の膜厚の塗布層を形成する、いわゆる
一括コート法が検討されている。
【0006】本発明の目的は、この一括コート法によ
り、平滑で均一な膜厚の塗布層が形成可能なプラズマデ
ィスプレーパネル用誘電体ペーストを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマディス
プレーパネル用誘電体ペーストは、ガラス粉末、可塑剤
及び溶剤からなり、ガラス粉末100重量部に対し、可
塑剤が6〜50重量部、溶剤が30〜60重量部含有さ
れてなり、150〜700ポイズの粘度を有することを
特徴とする。
【0008】
【作用】本発明のペーストは、ガラス粉末、可塑剤及び
溶剤を主成分として含有する。
【0009】ガラス粉末は、高い耐電圧を有する誘電体
層を形成するための成分である。ガラス粉末としては、
重量百分率でPbO 50〜75%(好ましくは55〜
70%)、B23 2〜30%(好ましくは5〜25
%)、SiO2 2〜35%(好ましくは3〜31
%)、ZnO+CaO 0〜20%(好ましくは0〜1
0%)の組成を有するガラスや、重量百分率でPbO
30〜55%(好ましくは40〜50%)、B23
10〜40%(好ましくは15〜35%)、SiO2
1〜15%(好ましくは2〜10%)、ZnO 0〜3
0%(好ましくは10〜30%)、BaO+CaO+B
23 0〜30%(好ましくは3〜20%)の組成
を有するガラスや、重量百分率でZnO 25〜45%
(好ましくは30〜40%)、Bi23 15〜35
%(好ましくは20〜30%)、B23 10〜30
%(好ましくは17〜25%)、SiO2 0.5〜8
%(好ましくは3〜7%)、CaO+SrO+BaO
8〜24%(好ましくは10〜20%)の組成を有する
ガラスが、500〜600℃の焼成で良好な流動性を示
し、また絶縁特性に優れるとともに安定であるために好
適である。
【0010】可塑剤は、乾燥速度をコントロールし、ま
た乾燥後の塗布層に柔軟性を持たせるための成分であ
る。一括コートを行う場合、形成される塗布層の膜厚が
厚くなるため、乾燥時にひび割れや皺が生じないように
することが重要であり、そのためにガラス粉末100重
量部に対して6〜50重量部、好ましくは10〜35重
量部の可塑剤を必要とする。可塑剤が6重量部より少な
いと乾燥速度が速くなりすぎ、また柔軟性が不足するた
めにひび割れや皺が生じ、一括コートによって平滑で均
一な膜厚の塗布層を形成できなくなる。逆に50重量部
より多くなると焼成後に多量の泡を内包してしまい、誘
電体層の耐電圧が低下する。可塑剤としてはジメチルフ
タレート、ジエチルフタレート、ブチルベンジルフタレ
ート、ジオクチルフタレート、ジイソオクチルフタレー
ト、ジカプリルフタレート、ジブチルフタレート、アジ
ピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、セバシン
酸ジベンジル、セバシン酸ジオクチル、リン酸トリフェ
ニル、リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、リン
酸オクチルジフェニル、トリアセチン、塩素化パラフィ
ン、ショウノウ、ヒマシ油等が使用可能であり、これら
を単独あるいは混合して使用する。上記可塑剤中、特に
ブチルベンジルフタレート、ジオクチルフタレート、ジ
イソオクチルフタレート、ジカプリルフタレート、及び
ジブチルフタレートを単独又は混合して使用することが
好ましい。
【0011】溶剤は、ペーストの粘度を調整するための
成分であり、その含有量はガラス粉末100重量部に対
し、30〜60重量部、特に35〜55重量部の範囲に
あることが好ましい。溶剤が30重量部より少ないとペ
ーストの粘度が高くなりすぎて平滑で均一な膜厚を有す
る塗布層が得にくくなり、60重量部より多いとペース
トの粘度が低くなりすぎて所望の膜厚を得ることができ
なくなる。溶剤には、沸点が150℃以上のものを使用
することが好ましい。これは、一括コートによって形成
された塗布層の乾燥が約80〜120℃で実施されるた
め、150℃以下の沸点を有する溶剤では乾燥が早くな
り過ぎて、塗布層にひび割れや皺が生じ易くなるためで
ある。このような溶剤として、例えばターピネオール、
ターピニルアセテート、ジヒドロターピネオール、ジエ
チレングリコールモノブチルエーテルアセテート、2,
2,4−トリメチル−1,3−ペンタジオールモノイソ
ブチレート等を単独又は混合して使用することができ
る。
【0012】さらに塗布層に柔軟性を付与し、乾燥後の
膜の平滑性を維持するために熱可塑性樹脂を添加するこ
とが好ましい。熱可塑性樹脂の添加量は、ガラス粉末1
00重量部に対して0〜30重量部、特に5〜25重量
部であることが望ましい。なお熱可塑性樹脂が30重量
部より多いと焼成後に多量の泡を内包してしまう。熱可
塑性樹脂としてはポリブチルメタアクリレート、ポリビ
ニルブチラール、ポリメチルメタアクリレート、ポリエ
チルメタアクリレート、エチルセルロース等が使用可能
であり、これらを単独あるいは混合して使用することが
できる。
【0013】なお、上記成分以外にも、例えばペースト
の流動性、焼結性或いは熱膨張係数を調整するためにセ
ラミック粉末を添加することができる。
【0014】また本発明のプラズマディスプレーパネル
用誘電体ペーストは、150〜700ポイズ、好ましく
は200〜500ポイズの粘度を有することを特徴とす
る。ペーストの粘度をこの範囲に調整することにより、
一括コート法によって膜厚30〜500μmの塗布層を
均一に形成することができる。粘度が150ポイズ未満
の場合、一回の塗布で所望の膜厚を有する塗布層を形成
することが困難になるため、一括コート法を採用するこ
とができず、一方、700ポイズを超えると平滑で均一
な膜厚の塗布層を形成することが困難になってしまう。
なお本発明でいう粘度とは、23℃、ずり速度5.7/
秒の条件で測定したときの値である。
【0015】次に本発明のプラズマディスプレーパネル
用誘電体ペーストを用いて、誘電体層を形成する方法を
説明する。
【0016】まず、プラズマディスプレーパネルに用い
られる前面ガラス板を用意する。次に本発明のペースト
を一括コート法により塗布し、膜厚30〜500μmの
塗布層を形成する。なお前面ガラス板には予め電極が形
成されており、ペーストの塗布はその上に行う。続いて
塗布層を80〜120℃程度の温度で乾燥させる。その
後、500〜600℃で5〜15分間焼成することによ
り、膜厚20〜100μmの誘電体層を形成することが
できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
する。
【0018】(実施例1)表1は、本発明の実施例(試
料No.1)及び比較例(試料No.2)を示してい
る。
【0019】
【表1】
【0020】ガラス粉末は以下のようにして作製した。
まず重量%でPbO 65%、SiO2 25%、B2
3 5%、CaO 5%の組成となるようにガラス原
料を調合し、均一に混合した後、白金ルツボに入れ、1
250℃で2時間溶融し、成形した。これらを粉砕、分
級し、50%粒子径が約3μmの粒度分布を有するガラ
ス粉末を得た。
【0021】次にこれらのガラス粉末と、可塑剤(ジブ
チルフタレートとジオクチルフタレートの混合物)、溶
剤(ターピネオールとジエチレングリコールモノブチル
エーテルアセテートの混合液)、及び熱可塑性樹脂(エ
チルセルロース)を混練し、表に示す粘度を有するよう
に調製した。なお表中、可塑剤、溶剤及び熱可塑性樹脂
はガラス粉末100重量部に対する含有量を示してい
る。
【0022】こうして得られた各試料をガラス板上に一
括コートし、焼成後のガラス膜の平均膜厚、表面粗さ、
及び膜厚の均一性について評価した。なお図1に表面粗
さ計で測定した試料No.1の表面形状を、図2に試料
No.2の表面形状を示す。また評価結果を表に示す。
【0023】表から明らかなように、本発明の実施例で
あるNo.1の試料は、焼成後のガラス膜の平均膜厚が
35μm、表面粗さRaが0.12μm以下であった。
またガラス膜は表面形状が良好であり、均一な膜厚を有
していた。これに対して比較例である試料No.2は、
平均膜厚が25μmのガラス膜が得られたものの、表面
粗さが0.90μmと粗かった。しかも表面形状が悪
く、膜厚が不均一であった。
【0024】なお試料の粘度はハーケ社製回転粘度計を
用い、23℃、ずり速度5.7/秒の条件で測定した。
ガラス膜の形成は、バーコーターを用い、膜厚250μ
mの塗布層が得られるように各試料をガラス板の表面に
一括コートし、120℃で30分間乾燥後、590℃で
10分間焼成することによって行った。ガラス膜の平均
膜厚、表面粗さ及び膜厚の均一性は、触針式表面粗さ計
(東京精密社製表面粗さ形状測定機)を用いて測定し、
評価した。
【0025】(実施例2)表2及び表3は、本発明の実
施例(試料No.3〜10)及び比較例(試料No.1
1)を示している。
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】No.3〜11の各試料は、実施例1と同
様にして作製した。
【0029】次に各試料について、実施例1と同様にし
て、焼成後のガラス膜の平均膜厚、表面粗さ、及び膜厚
の均一性について評価した。結果を表に示す。
【0030】表から明らかなように、本発明の実施例で
あるNo.3〜10の各試料は、焼成後のガラス膜の平
均膜厚が20〜50μm、表面粗さRaが0.25μm
以下であった。またガラス膜は、試料No.1と同等の
表面形状を有しており、膜厚が均一であった。これに対
して比較例である試料No.11は、平均膜厚が40μ
mのガラス膜が得られたものの、表面粗さが0.58μ
mと粗く、しかも形成されたガラス膜は、表面形状が悪
く、膜厚が不均一であった。
【0031】
【発明の効果】本発明のプラズマディスプレーパネル用
誘電体ペーストを用いれば、1回の塗布で所望の膜厚の
塗布層を形成する、いわゆる一括コートが可能となり、
従来の材料のように印刷、乾燥を繰り返す必要がないた
め、作業性を著しく向上させることができる。
【0032】またスクリーン印刷を用いた場合、印刷後
にスクリーンメッシュの跡が残って平滑な表面が得難
い、泡が多数残存する等の問題が生じ易いが、本発明の
ペーストは一括コート法で塗布できるためにこれらの問
題が生じ難く、平滑で均一な膜厚の塗布層を形成するこ
とができ、耐電圧が高く、十分な透明性を有する誘電体
層を形成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面粗さ計を用いて測定した試料No.1の表
面形状である。
【図2】表面粗さ計を用いて測定した試料No.2の表
面形状である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 應治 雅彦 滋賀県大津市晴嵐2丁目7番1号 日本電 気硝子株式会社内 (72)発明者 波多野 和夫 滋賀県大津市晴嵐2丁目7番1号 日本電 気硝子株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス粉末、可塑剤及び溶剤からなり、
    ガラス粉末100重量部に対し、可塑剤が6〜50重量
    部、溶剤が30〜60重量部含有されてなり、150〜
    700ポイズの粘度を有することを特徴とするプラズマ
    ディスプレーパネル用誘電体ペースト。
  2. 【請求項2】 可塑剤が、ブチルベンジルフタレート、
    ジオクチルフタレート、ジイソオクチルフタレート、ジ
    カプリルフタレート、及びジブチルフタレートから選ば
    れる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1
    のプラズマディスプレーパネル用誘電体ペースト。
  3. 【請求項3】 溶剤が、ターピネオール、ターピニルア
    セテート、ジヒドロターピネオール、ジエチレングリコ
    ールモノブチルエーテルアセテート、及び2,2,4−
    トリメチル−1,3−ペンタジオールモノイソブチレー
    トから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とす
    る請求項1のプラズマディスプレーパネル用誘電体ペー
    スト。
  4. 【請求項4】 ガラス粉末100重量部に対し、熱可塑
    性樹脂が0〜30重量部添加されてなることを特徴とす
    る請求項1のプラズマディスプレーパネル用誘電体ペー
    スト。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂が、ポリブチルメタアクリ
    レート、ポリビニルブチラール、ポリメチルメタアクリ
    レート、ポリエチルメタアクリレート、及びエチルセル
    ロースから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴
    とする請求項4のプラズマディスプレーパネル用誘電体
    ペースト。
  6. 【請求項6】 電極が形成されたガラス板上に一括コー
    トされることを特徴とする請求項1〜5のプラズマディ
    スプレーパネル用誘電体ペースト。
JP10116080A 1998-01-05 1998-04-09 プラズマディスプレーパネル用誘電体ペースト Pending JPH11246236A (ja)

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JP1216298 1998-01-05
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