JPH11246662A - ポリオルガノシロキサンの製造方法 - Google Patents

ポリオルガノシロキサンの製造方法

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JPH11246662A
JPH11246662A JP35149898A JP35149898A JPH11246662A JP H11246662 A JPH11246662 A JP H11246662A JP 35149898 A JP35149898 A JP 35149898A JP 35149898 A JP35149898 A JP 35149898A JP H11246662 A JPH11246662 A JP H11246662A
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alcohol
polyorganosiloxane
organochlorosilane
producing
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JP35149898A
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Inventor
Kazuhiro Yoshida
一浩 吉田
Kyoichi Ayama
亨一 阿山
Nobumasa Otake
伸昌 大竹
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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    • C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04—Polysiloxanes
    • C08G77/06—Preparatory processes
    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C07—ORGANIC CHEMISTRY
    • C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00—Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02—Silicon compounds
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    • C07F7/0834—Compounds having one or more O-Si linkage
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オルガノクロロシランを加水分解・縮合させる
ことにより、分子量が低く、かつ保存安定性に優れたポ
リオルガノシロキサンを、高率で、ゲル化することな
く、しかも安価に製造する方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも1種以上のアルコールと水と
を少なくとも含む均一混合液に、オルガノクロロシラン
を添加してオルガノクロロシランを加水分解縮合反応を
させる。アルコールは炭素数1〜4のものが好ましい。
均一混合液中のアルコールの配合量は、オルガノクロロ
シランの1〜30容積倍が好ましい。混合液中の含水量
はオルガノトリクロロシランの全−Cl基を加水分解す
るために必要な理論量の水の1〜30倍量(メチルトリ
クロロシランの場合は1〜3倍量)が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリマ−変性材料と
して好適な、例えばポリシルセスキオキサン構造等を構
造単位として有する、ポリオルガノシロキサンの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリシルセスキオキサンを主たる構成単
位とするポリオルガノシロキサンは、機械的特性、耐熱
性、電気絶縁性が高いので、電子部品や半導体の保護
膜、層間絶縁材料、感光性材料、塗料材料として、広く
利用されている。
【0003】上記ポリオルガノシロキサンの製造方法と
しては、オルガノクロロシランまたはオルガノアルコキ
シシランの1種、または2種以上を加水分解・縮合する
方法が一般的である。しかし、オルガノアルコキシシラ
ンはオルガノクロロシランから製造されているので、オ
ルガノクロロシランを製造原料とした方がポリオルガノ
シロキサンを安価に製造できることは自明のことであ
る。
【0004】オルガノクロロシランからポリオルガノシ
ロキサンを製造する技術は数多く報告されており、R.
H.Baneyら;Chem.Rev.95,1409
−1430(1995)には総説が掲載されている。こ
の総説には、例えばBrownらが、またAdachi
らがフェニルトリクロロシランを原料として、平均分子
量1万〜数万のポリフェニルシロキサンを合成したこと
が記載されている。またメチルトリクロロシランからポ
リメチルシロキサンを合成する技術は、特公昭60−1
7214号、USP4399266号、EP04069
11A1号等に開示され、平均分子量が1万から数万の
ポリメチルシロキサンが得られたことが記載されてい
る。
【0005】一方、特開平8−157605号等には、
メチルトリクロロシランあるいはビニルトリクロロシラ
ンからポリオルガノシロキサンを合成する場合、及びメ
チルトリクロロシランあるいはビニルトリクロロシラン
と他のトリクロロシランを共重合させてポリシロキサン
を合成する場合、合成中にゲル化を起こし易いこと、ま
たゲル化を回避できても、得られるポリオルガノシロキ
サンは極めて不安定であることが述べられている。
【0006】ポリシルセスキオキサンを主たる構成単位
とするポリオルガノシロキサンは、樹脂改質剤として、
また塗料用原料として用いる場合には、扱い易さの点か
ら、粘度が低く、またシラノ−ルや官能基などの反応性
基の濃度が高く、かつ溶剤への溶解のし易さなどの理由
から、低分子量タイプのポリオルガノシロキサンが好ま
しい。特開平3−227321号、あるいは特開平8−
157605号に開示されているように、分子量が数千
のものが製造されている例があるが、これらの技術は水
相と有機相からなる二相系界面反応を用いるものであ
る。従って、反応に際しては、水層と有機層を乱さない
様に撹拌する必要があることから、操作上の制約があ
る。また中和剤としてアルカリ金属カルボン酸塩を大量
に必要とするので、生産コスト上の問題がある。またさ
らに、アルキル基を有するシラン化合物と芳香族基を有
するシラン化合物との混合割合に制限がある等の問題も
ある。このため、さらに技術上の改善が望まれるもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、メチル
トリクロロシランやビニルトリクロロシランを出発原料
として用いて、低分子量で、保存安定性に優れたポリオ
ルガノシロキサンを製造する方法を鋭意検討した。その
結果、水とアルコールの均一混合液中に該クロロシラン
を添加することで、上記課題が解決されることを見出し
たものである。更に、この新規な技術は、上述した以外
のクロロシランにおいても、また単独のクロロシランで
も、複数のクロロシランの混合物においても同様に適用
できることを見出した。本発明は、上記知見に基づいて
完成させるに至ったものである。
【0008】従って本発明の目的とするところは、オル
ガノクロロシラン、特にオルガノトリクロロシランの1
種または複数を加水分解縮合することにより、分子量が
低く、かつ保存安定性に優れたポリオルガノシロキサン
を、高率で、ゲル化することなく、しかも安価に製造す
る方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、以下に記載するものである。
【0010】〔1〕 少なくとも1種以上のアルコール
と水とを少なくとも含む均一混合液に、オルガノクロロ
シランを添加してオルガノクロロシランを加水分解縮合
反応をさせることを特徴とするポリオルガノシロキサン
の製造方法。
【0011】〔2〕 アルコールが炭素数1〜4の直鎖
状又は分岐状のアルコールである前記〔1〕に記載のポ
リオルガノシロキサンの製造方法。
【0012】〔3〕アルコールが炭素数1〜3の直鎖状
又は分岐状のアルコールである前記〔1〕に記載のポリ
オルガノシロキサンの製造方法。
【0013】〔4〕 均一混合液中のアルコールの配合
量が、オルガノクロロシランの1〜30容積倍である前
記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載のポリオルガノシロ
キサンの製造方法。
【0014】〔5〕均一混合液が、1種以上のアルコー
ルと、水とのみからなる前記〔1〕〜〔4〕のいずれか
に記載のポリオルガノシロキサンの製造方法。
【0015】〔6〕 オルガノクロロシランが下記式
(1)
【0016】
【化2】 R1−Si(Cl)3 (1) [(ここでR1は炭素数2〜30の直鎖状の飽和又は不
飽和炭化水素基、炭素数3〜30の分岐状の飽和または
不飽和炭化水素基、フェニル基、シクロヘキシル基、炭
素数3〜15のハロゲン化炭化水素基、アクリルオキシ
プロピル基、又はメタアクリルオキシプロピル基を示
す。]で示されるオルガノトリクロロシランであって、
水とアルコ−ルとを少なくとも含む均一混合液中の含水
量がオルガノトリクロロシランの全−Cl基を加水分解
するために必要な理論量の水の1〜30倍量である前記
〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載のポリオルガノシロキ
サンの製造方法。
【0017】〔7〕 オルガノクロロシランがメチルト
リクロロシランであって、水とアルコールからなる均一
混合液中の含水量がメチルトリクロロシランの全−Cl
基を加水分解するために必要な理論量の水の1〜3倍量
である前記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載のポリオル
ガノシロキサンの製造方法。
【0018】〔8〕 加水分解縮合反応終了後、反応液
を水洗する事により塩酸を除去する前記〔1〕〜〔7〕
のいずれかに記載のポリオルガノシロキサンの製造方
法。
【0019】
〔9〕 メチルトリクロロシランのケイ素
に結合している3個の−Cl基を完全に加水分解するの
に必要な理論量の水の1〜3倍量の水とメチルトリクロ
ロシランの1〜30容積倍量のアルコールとを少なくと
も含む均一混合液に、メチルトリクロロシランを−30
〜35℃の温度範囲で添加し、添加したメチルトリクロ
ロシランを加水分解縮合するポリオルガノシロキサンの
製造方法。
【0020】〔10〕 均一混合液が、アルコ−ルと水
のみで構成される前記
〔9〕に記載のポリオルガノシロ
キサンの製造方法。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は、オルガノクロロシラン
を、所定濃度の水とアルコールの均一混合液に添加して
加水分解縮合することを特徴とする。
【0022】本発明製造方法において使用するオルガノ
クロロシランとしては、下記式(1)で示されるオルガ
ノトリクロロシラン、式(2)で示されるオルガノジク
ロロシラン、式(3)で示されるオルガノモノクロロシ
ラン、及びオルガノテトラクロロシラン等が好ましい。
【0023】
【化3】 ここで、R1、R2、R3は独立に、炭素数1〜30の直
鎖状の飽和炭化水素基、炭素数2〜30の直鎖状の不飽
和炭化水素基、炭素数3〜30の分岐状の飽和炭化水素
基、炭素数3〜30の分岐状の不飽和炭化水素基、フェ
ニル基、シクロヘキシル基、炭素数3〜15のハロゲン
化炭化水素基、アクリルオキシプロピル基、又はメタア
クリルオキシプロピル基を示す。
【0024】上記炭化水素基としては、特に炭素数1〜
18のものが入手し易さの理由で好ましいものである。
更に好ましい炭化水素基は炭素数1〜6のものである。
ハロゲン化炭化水素基としてはクロロプロピル、トリク
ロロプロピル、(パーフルオロ−n−ブチル)エチル、
(パーフルオロ−n−ヘキシル)エチル、(パーフルオ
ロ−n−ドデシル)エチル等が例示できる。
【0025】オルガノトリクロロシランの具体例を挙げ
ると、メチルトリクロロシラン、エチルトリクロロシラ
ン、n−プロピルトリクロロシラン、n−ブチルトリク
ロロシラン、i−ブチルトリクロロシラン、t−ブチル
トリクロロシラン、ペンチルトリクロロシラン、ヘキシ
ルトリクロロシラン、n−ヘプチルトリクロロシラン、
n−オクチルトリクロロシラン、i−オクチルトリクロ
ロシラン、ノニルトリクロロシラン、n−デシルトリク
ロロシラン、ビニルトリクロロシラン、アリルトリクロ
ロシラン、フェニルトリクロロシラン、ベンジルトリク
ロロシラン、シクロヘキシルトリクロロシラン、(3−
アクリロキシプロピル)トリクロロシラン、メタクリル
オキシプロピルトリクロロシラン、3−クロロプロピル
トリクロロシラン等がある。
【0026】前述のように、上記のオルガノトリクロロ
シランに必要に応じて、オルガノジクロロシランあるい
はオルガノモノクロロシランを混合して使用してもよ
い。オルガノジクロロシラン又はオルガノモノクロロシ
ランを例えばターミネータとして用いる場合は、その添
加量は製造しようとするポリオルガノシロキサンの化学
構造、分子量等に応じて適宜決定される。この添加量自
体は当業者に公知のものである。
【0027】オルガノジクロロシランとしては、ジメチ
ルジクロロシラン、ジエチルジクロロシラン、ジイソプ
ロピルジクロロシラン、ジ−n−ブチルジクロロシラ
ン、ジビニルジクロロシラン、ジアリルジクロロシラ
ン、ジフェニルジクロロシラン、ジシクロヘキシルジク
ロロシラン等が例示できる。
【0028】オルガノモノクロロシランとしては、トリ
メチルクロロシラン、トリエチルクロロシラン、トリ−
n−プロピルクロロシラン、トリ−n−ブチルクロロシ
ラン、トリビニルクロロシラン、トリフェニルクロロシ
ラン、トリベンジルクロロシラン等が例示できる。
【0029】特に本発明においては、オルガノクロロシ
ランとして上記式(1)で示されるオルガノトリクロロ
シランを単独で、又は主成分として用い、更に必要によ
りオルガノモノクロロシラン、オルガノジクロロシラ
ン、テトラクロロシラン等を適宜添加して加水分解・縮
合反応させることにより、ポリシルセスキオキサンを製
造することができる。このポリシルセスキオキサン化合
物は保護膜や塗料材料として産業上有用なものである。
【0030】本発明においては、所定の含水量の水とア
ルコールの均一混合液に、上記オルガノクロロシランを
添加するものである。
【0031】本発明に於いて用いる水とアルコールとの
均一混合液は、水とアルコールとが相互に完全に溶解し
て1相になっているものである。水又はアルコールの何
れか一方が過剰に存在するため両者が互いに完全に溶解
することができず、その結果2相に分離している不均一
混合液は本発明に於いては使用できない。2相に分離し
ている不均一混合液は、プロピルアルコール以上の高級
アルコールを用いる場合に、時として観察される。不均
一混合液を用いてポリオルガノシロキサンを製造する場
合は、生成するポリオルガノシロキサンの分子量に再現
性が無く、更にゲル化し易い。
【0032】オルガノクロロシランを均一混合液に添加
する添加方法は特に限定されないが、オルガノクロロシ
ランを水とアルコールの均一混合液に短時間内に投入す
るのではなく、比較的長い時間をかけて、徐々にオルガ
ノクロロシランの少量ずつを水とアルコールの均一混合
液に添加する方法が好ましい。このような添加方法を採
用することにより、平均分子量が低く、分子量分布が狭
く、保存安定性等に優れたポリオルガノシロキサンを得
ることができる。具体的には、滴下したり、少量ずつ連
続的に注入する等の添加方法がある。オルガノクロロシ
ランを添加する際は、攪拌を行うことが好ましい。
【0033】使用するアルコ−ルは直鎖状、または分岐
状のアルコ−ルである。特に好ましくは、炭素数1〜4
のアルコ−ルである。具体的にはメチルアルコール、エ
チルアルコール、n−プロピルアルコール、i−プロピ
ルアルコール、n−ブチルアルコール、i−ブチルアル
コール、t−ブチルアルコール等が挙げられる。炭素数
が1〜3のアルコールは水との相溶性が高いので最も好
ましいものである。
【0034】炭素数が5以上のアルコ−ルを用いて反応
を行っても良いが、この様なアルコ−ルは水の溶解度が
低く、オルガノクロロシランの加水分解反応において均
一な水とアルコールの混合液を調製できにくい場合があ
る。また、反応系によっては、炭素数が5以上のアルコ
ールを使用した場合、生成するポリオルガノシロキサン
の分子量を再現性よく制御しにくい場合もある。
【0035】均一混合物中のアルコールの量は、添加す
るオルガノクロロシランの1〜30倍量(容積基準)が
好ましく、特に2〜8倍量が好ましい。
【0036】アルコールの使用量が、添加するオルガノ
クロロシランの1倍量(容積基準)未満の場合、生成す
るポリオルガノシロキサンはゲル化し易い。また、アル
コールの使用量が30倍量(容積基準)を超える場合
は、特に問題は生じない。しかし、多量のアルコールの
使用は不経済である。
【0037】均一混合液中の水の量は、オルガノクロロ
シランのケイ素に結合している全塩素基(−Cl基)を
加水分解するために必要な理論量の水の0.5〜30倍
量が好ましい。
【0038】ここで例えば、前記式(1)で示されるオ
ルガノトリクロロシランの全−Cl基を加水分解するた
めに必要な理論量の水は、下記反応式(A)に従って、
化学量論的に算出できる。式(4)はポリオルガノシロ
キサンを示す。
【0039】
【化4】 nR1Si−(Cl)3 + (3/2)nH2O (1) → nR1SiO3/2+3nHCl (A) (4) 均一混合液中の水の量は、オルガノクロロシランのケイ
素に結合している全塩素基(−Cl基)を加水分解する
ために必要な理論量の水よりもやや少ない場合でも、後
述する次工程の水洗により完全に加水分解されるので、
添加する水の割合に特に制限は無い。しかし、水の添加
量が極端に少ない場合、反応工程でオルガノクロロシラ
ンが充分に加水分解されないまま水洗を行うことにな
り、この場合は得られるポリオルガノシロキサンの分子
量分布にばらつきが発生し、品質の安定化が図れない等
の問題が生じる場合がある。
【0040】また、均一混合液中の水の量の上限は特に
無い。しかし、水の量が多すぎると製造効率が低下する
こと、また特に分子量の大きいアルコ−ルを溶媒とする
場合には水が完全に溶解せず、層分離した溶媒系となる
ため、得られるポリオルガノシロキサンの品質の安定化
が図れない等の問題が生じる。このため、添加する水の
量はオルガノクロロシランのケイ素に結合している全塩
素基(−Cl基)を加水分解するために必要な理論量の
水の0.5〜30倍量程度が好ましい。より好ましくは
1〜20倍量である。
【0041】更に言及すれば、トリクロロシランR1S
i(Cl)3の場合、R1の分子量が小さいほど、水の添
加量を多くすると生成物であるポリオルガノシロキサン
の分子量が高くなる。特にR1がメチル基である場合に
は、水の添加量がある値を超すと、ゲル化することが見
出された。従って、R1がメチル基である場合のアルコ
ールに添加する好適な水の割合は、メチルトリクロロシ
ランのケイ素に結合している3個の塩素基(−Cl)を
完全に加水分解するのに必要な理論量の水の1〜3倍量
であって、特に好適な水の割合は1〜2倍量である。
【0042】オルガノクロロシランの加水分解反応過程
においては、塩酸が発生する。しかし、後工程として水
洗工程を付加する場合は、この工程において簡単、かつ
確実に塩酸を除去できるので、中和剤は特に使用する必
要が無い。また、後工程である水洗時にも中和剤を使用
する必要が無い。中和剤を水洗時に使用しても差し支え
無いが、製造コストを低くするために使用しない方が好
ましい。
【0043】中和剤を使用する場合は、中和剤として水
酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の
アルカリ金属水酸化物、水酸化カルシウム、水酸化バリ
ウム等アルカリ土類金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、ジメチルアミン、
ジエチルアミン、トリエチルアミン等のアミン類、ピリ
ジン等の有機アミン類およびアンモニア等の塩基を例示
することができる。
【0044】中和剤に関して特に注意すべき事項は、オ
ルガノクロロシランがメチルトリクロロシラン(R1S
i−(Cl)3で、R1がメチル基)である場合には、反
応工程、水洗工程の何れかの工程において中和剤を使用
すると、生成物の分子量が大きくなったり、ゲル化する
などの問題が起き易い。従って、本発明に従って上記メ
チルトリクロロシラン用いてポリメチルシロキサンを製
造する場合には、中和剤は使用しないことが特に好まし
い。
【0045】本発明の製造方法は、前述のようにオルガ
ノクロロシランを加水分解・縮合させるものであるが、
この場合使用原料は最低限オルガノクロロシラン、アル
コ−ル、水のみがあれば良い。これらの使用原料のみを
用いてオルガノクロロシランを加水分解・縮合させるだ
けで、分子量分布が狭く、平均分子量が低く、保存安定
性の優れたポリオルガノシロキサンを得ることができ、
何らこれらの成分以外の原料、添加剤、中和剤等を添加
しなくても、効率よく反応を進行させることができる。
【0046】勿論、適宜中和剤や他の有機溶剤を併用す
ることは差し支え無いが、上述の様に、中和剤を使用す
る場合には、R1Si−(Cl)3のR1がメチル基以外
の場合が望ましい。また、有機溶剤をアルコールと併用
する場合は、アルコ−ルと有機溶媒と水とが完全に均一
になる組成を選ぶ。
【0047】反応は、反応温度、オルガノクロロシラン
の種類によっても異なるが、比較的短時間に終了する。
【0048】本発明においては、加水分解・縮合反応終
了後、反応液を水洗する工程を付加することが好まし
い。この操作は加水分解反応で生成した塩酸を反応液か
ら除去するものである。水洗は中性になるまで数回行
う。通常反応液に対して0.3〜5倍量の水を使用して
水洗することが好ましい。水洗回数は4回程度で良く、
この操作により反応液はほぼ中性になる。水洗の際、乳
化して水と生成物の層分離を行い難い時は、テトラヒド
ロフラン、トルエン、ヘキサン、イソプロピルアルコー
ル等の有機溶剤を加えたり、さらには食塩を添加するこ
とにより、容易に層分離を行うことができる。
【0049】加水分解反応温度は−40〜120℃が好
ましく、特に−30〜80℃が好ましい。反応温度が1
20℃を超える場合は、生成するポリオルガノシロキサ
ンの分子量が大きくなったり、ゲル化を起こしたりする
ことがある。また、反応温度が−40℃未満の場合は、
加水分解が充分進行しない等の問題がある。また、R 1
Si−(Cl)3のR1がメチル基の場合には、上記問題
はより顕著に現れる。このため、メチルトリクロロシラ
ンの加水分解・縮合反応温度は−30〜35℃が好まし
い。
【0050】上記のようにして水洗した反応液は、次い
で必要により乾燥、溶媒の留去、精製等の通常採用する
公知の処理を施し、これにより目的化合物であるポリオ
ルガノシロキサンを得ることができる。
【0051】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではな
い。
【0052】(実施例1) メチルトリクロロシランか
らポリオルガノシロキサンの製造 加水分解・縮合反応 温度計、還流冷却器、滴下ロート、撹拌装置を取り付け
た200mlの四つ口フラスコに、i−プロピルアルコ
ール50g、純水3.6g(0.20モル、メチルトリ
クロロシラン中の全−Cl基を加水分解するのに必要な
理論量の水の1.0倍量)を仕込んだ。氷浴で冷却して
フラスコ内液温度を0〜8℃に保ちながら、メチルトリ
クロロシラン20g(0.13モル)を90分間かけて
滴下した。その後、前記温度を保持しながら3時間撹拌
した。
【0053】水洗 得られた反応液にトルエン50g、純水30gを投入し
て撹拌した。フラスコの内容物を分液ロートに移して静
置後、水層を除去した。続いて、純水各100gで4回
有機層を洗浄すると、洗浄液が中性になった。その後、
有機層を濾過し、エバポレーターを用いて60℃、減圧
下で溶剤、水等を留去し、これにより無色透明なポリメ
チルシロキサンを8.3g得た。
【0054】このポリメチルシロキサンはトルエン、テ
トラヒドロフラン、クロロホルムに可溶であった。GP
C(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)測定し
たところ標準ポリスチレン換算でMn=980,Mw=
1230,Mw/Mn=1.25であった。
【0055】(実施例2) メチルトリクロロシランか
らポリオルガノシロキサンの製造 実施例1と同様の装置に、i−プロピルアルコール50
g、純水3.6gを仕込んだ。氷浴で冷却してフラスコ
内液温度を20〜28℃に保ちながらメチルトリクロロ
シラン20gを25分かけて滴下し、その後室温で3時
間撹拌した。
【0056】得られた反応液を実施例1と同様にして、
水洗、及び後処理し、ポリメチルシロキサンを9.3g
得た。GPC測定の結果、Mn=1210,Mw=191
0,Mw/Mn=1.58であった。
【0057】(実施例3) メチルトリクロロシランか
らポリオルガノシロキサンの製造 実施例1と同様の装置に、メチルアルコール50g、純
水3.6gを仕込んだ。氷浴で冷却してフラスコ内液温
度を0〜8℃に保ちながら80分かけて、メチルトリク
ロロシラン20gを滴下し、その後0℃で3時間撹拌し
た。
【0058】得られた反応液を実施例1と同様にして、
水洗、及び後処理し、ポリメチルシロキサンを7.8g
得た。GPC測定の結果Mn=1020,Mw=134
0,Mw/Mn=1.32であった。
【0059】(実施例4) メチルトリクロロシランか
らポリオルガノシロキサンの製造 実施例1と同様の装置に、i−ブチルアルコール50
g、純水3.6gを仕込んだ。氷浴で冷却してフラスコ
内液温度を0〜8℃に保ちながら120分かけてメチル
トリクロロシラン20gを滴下し、その後0℃で3時間
撹拌した。
【0060】得られた反応液を実施例1と同様にして水
洗および後処理し、ポリメチルシロキサンを7.7g得
た。
【0061】GPC測定の結果Mn=1670,Mw=3
460,Mw/Mn=2.08であった。
【0062】(実施例5) エチルトリクロロシランか
らポリオルガノシロキサンの製造 エチルトリクロロシラン20g、純水3.3g(エチル
トリクロロシランの全−Cl基を加水分解するのに必要
な理論量の水の1.0倍量)、i−プロピルアルコール
50gを使用し、実施例1と同様の操作でポリエチルシ
ロキサンを11.0g得た。GPC測定の結果Mn=6
80,Mw=730,Mw/Mn=1.08であった。
【0063】(実施例6) エチルトリクロロシランか
らポリオルガノシロキサンの製造 実施例1と同様の装置に純水22g(1.2モル、エチ
ルトリクロロシランの全−Cl基を加水分解するのに必
要な理論量の水の6.8倍量)、i−プロピルアルコー
ル50gを仕込んだ。氷浴で冷却してフラスコ内液温度
を5〜25℃に保ちながら、エチルトリクロロシラン2
0g(0.12モル)を30分かけて滴下した。その
後、温度を5℃に保持しながら3時間撹拌した。
【0064】得られた反応液にトルエン50g、純水3
0gを投入して撹拌した。フラスコの内容物を分液ロー
トに移して静置し、分離した水層を除去した。次いで、
4重量%水酸化ナトリウム水溶液で反応液を洗浄し、加
水分解反応で発生した塩化水素を中和した後、水層を除
去した。更に純水各30gを用いて3回有機層を洗浄す
ると、洗浄液が中性になった。洗浄した有機層を濾過
後、エバポレーターを用いて60℃、減圧下で有機層中
の溶剤、水等を留去し、無色透明のポリエチルシロキサ
ンを9.8g得た。GPC測定の結果Mn=1150,
Mw=2040,Mw/Mn=1.78であった。
【0065】(実施例7)エチルトリクロロシランから
ポリオルガノシロキサンの製造 実施例1と同様の装置に純水22g、メチルアルコール
50gを仕込み、室温で撹拌しながらエチルトリクロロ
シラン20gを15分間かけて滴下した。このときフラ
スコ内液温度は70℃まで上昇した。滴下終了後、室温
で1時間撹拌した。更に2時間78℃で反応させた後、
室温まで冷却した。
【0066】得られた反応液を実施例6と同様にして水
洗、及び後処理し、ポリエチルシロキサンを10.3g
得た。GPC測定の結果Mn=1160,Mw=225
0,Mw/Mn=1.94であった。
【0067】(実施例8) ビニルトリクロロシランか
らポリオルガノシロキサンの製造 ビニルトリクロロシラン20g、純水3.6g(ビニル
トリクロロシランの全−Cl基を加水分解するのに必要
な理論量の水の1.0倍量)、i−プロピルアルコール
50gを使用した。実施例1と同様の操作を行い、ポリ
ビニルシロキサンを9.6g得た。GPC測定の結果M
n=790,Mw=900,Mw/Mn=1.14であっ
た。
【0068】(実施例9)ビニルトリクロロシランから
ポリオルガノシロキサンの製造 ビニルトリクロロシラン20g、純水22.0g(ビニ
ルトリクロロシラン中の全−Cl基を加水分解するのに
必要な理論量の水の6.4倍量)、i−プロピルアルコ
ール50gを使用した。実施例1と同様の操作を行い、
ポリビニルシロキサンを9.4g得た。GPC測定の結
果Mn=1200,Mw=3690,Mw/Mn=3.0
7であった。
【0069】(実施例10) メタクリルオキシプロピ
ルトリクロロシランからポリオルガノシロキサンの製造 メタクリルオキシプロピルトリクロロシラン20g、純
水2.1g(メタクリルオキシプロピルトリクロロシラ
ン中の全−Cl基を加水分解するのに必要な理論量の水
の1.0倍量)、i−プロピルアルコール50gを使用
した。実施例1と同様の操作を行い、ポリメタクリルオ
キシプロピルシロキサンを12.7g得た。GPC測定
の結果Mn=870,Mw=920,Mw/Mn=1.0
5であった。
【0070】(実施例11) n−プロピルトリクロロ
シランからポリオルガノシロキサンの製造 n−プロピルトリクロロシラン20g、純水3.1g
(n−プロピルトリクロロシラン中の全−Cl基を加水
分解するのに必要な理論量の水の1.0倍量)、i−プ
ロピルアルコール50gを使用した。実施例1と同様の
操作を行い、ポリ(n−プロピル)シロキサン12.8
gを得た。GPC測定の結果Mn=750,Mw=80
0,Mw/Mn=1.07であった。
【0071】(実施例12) メチルトリクロロシラン
とメタクリルオキシプロピルトリクロロシランとからポ
リオルガノシロキサンの製造 メチルトリクロロシラン14.9g、メタクリルオキシ
プロピルトリクロロシラン5.2g、純水3.2g(両
トリクロロシラン中の全−Cl基を加水分解するのに必
要な理論量の水の1.0倍量)、i−プロピルアルコー
ル50gを使用した。実施例1と同様の操作を行い、ポ
リメチル(メタクリルオキシ)シロキサン9.3gを得
た。GPC測定の結果Mn=950,Mw=1100,M
w/Mn=1.16であった。
【0072】(実施例13) n−プロピルトリクロロ
シランからポリオルガノシロキサンの製造 加水分解・縮合反応 温度計、還流冷却器、滴下ロート、撹拌装置を取り付け
た200mlの四つ口フラスコに、メチルアルコール1
00g(126ml、比重0.791)、純水40g
(n−プロピルトリクロロシラン中の全−Cl基を加水
分解するのに必要な理論量の水の2.0倍量)を仕込ん
だ。氷浴で冷却してフラスコ内液温度を0〜8℃に保ち
ながら、n−プロピルトリクロロシラン130g(11
0ml、比重1.185)を90分間かけて滴下した。
その後、前記温度を保持しながら3時間撹拌した。
【0073】水洗 得られた反応液にトルエン50g、純水30gを投入し
て撹拌した。フラスコの内容物を分液ロートに移して静
置後、水層を除去した。次に、i−プロピルアルコール
30gと、純水100gを分液ロートに加え、有機層を
水洗した。更に、純水各100gで4回有機層を洗浄す
ると、洗浄液が中性になった。その後、有機層を濾過
し、エバポレーターを用いて60℃、減圧下で溶剤、水
等を留去し、これにより無色透明なポリプロピルシロキ
サンを83g得た。
【0074】このポリプロピルシロキサンはトルエン、
テトラヒドロフラン、クロロホルムに可溶であった。G
PC測定したところ、標準ポリスチレン換算でMn=1
260,Mw=1530,Mw/Mn=1.21であっ
た。
【0075】なお、メチルアルコール(ml)/n−プ
ロピルトリクロロシラン(ml)=1.15である。
(試験例1)保存安定性試験 実施例2で製造したポリメチルシロキサンをテトラヒド
ロフランで25重量%に希釈し、40℃の恒温槽に12
0時間入れて保存安定性試験を行った。表1に示すよう
に、平均分子量および分子量分布に変化はなかった。即
ち、本発明方法で製造したポリメチルシロキサンは保存
安定性が高いものであった。
【0076】
【表1】 (試験例2)メチルトリクロロシラン20g、純水3.
6g、i−プロピルアルコール50gを使用して実施例
1と同様に加水分解・縮合反応を行った。得られた混合
物を分液ロートに移して水層を除去した後、4重量%水
酸化ナトリウム水溶液を加え中和を行ったところ、ゲル
化物を生成した。 (比較例1)i−プロピルアルコール50gの代わり
に、テトラヒドロフラン(THF)50gを使用した以
外は実施例1と同様に操作した。得られたポリメチルシ
ロキサンはゲル化したものであった。
【0077】(比較例2)i−プロピルアルコール50
gの代わりに、アセトン50gを使用した以外は実施例
1と同様に操作した。得られたポリメチルシロキサンは
ゲル化したものであった。
【0078】(比較例3)純水を24g(メチルトリク
ロロシラン1モル中の全−Cl基を加水分解するのに必
要な理論量の水の3.4量倍)使用した以外は、実施例
1と同様に操作した。得られたポリオルガノシロキサン
はゲル化したものであった。
【0079】(比較例4)n−プロピルトリクロロシラ
ン130g(110ml、比重1.185)、i−ブチ
ルアルコール100g(124.5ml、比重0.80
3)、純水40g(n−プロピルトリクロロシラン中の
全−Cl基を加水分解するのに必要な理論量の水の2.
0倍量)を用いて、実施例1と同様の操作を行った。
【0080】i−ブチルアルコール100gと純水40
gとの混合液は完全に溶け合った均一混合液ではなく、
白濁した不透明な懸濁液であった。
【0081】反応終了後、フラスコの内壁に多量のゲル
が付着していることが認められた。ポリn−プロピルシ
ロキサンの収量は62gと少なかった。GPC測定の結
果、Mn=2180、Mw=4900,Mw/Mn=
2.25であった。
【0082】なお、i−ブチルアルコール(ml)/n
−プロピルトリクロロシラン(ml)=1.13であ
る。
【0083】(比較例5)比較例4と同一の操作を繰返
した。ポリn−プロピルシロキサンの収量は73gであ
った。GPC測定の結果、Mn=1660、Mw=21
10,Mw/Mn=1.27であり、再現性が悪かっ
た。
【0084】再現性の悪い原因として、i−ブチルアル
コール100gと、純水40gとの混合液は完全に溶け
合わない不透明な不均一混合液であったことが考えられ
る。この不均一混合液は、水がi−ブチルアルコール中
に懸濁した2相混合液であった。この2相混合液は攪拌
状態の変化に応じて微妙に懸濁状態が変化し、このため
n−プロピルトリクロロシランの加水分解縮合反応が、
水とi−ブチルアルコールとの懸濁状態の変化に影響さ
れたことが考えられた。即ち、この2相混合液における
加水分解縮合反応は再現性に劣る。
【0085】
【発明の効果】本発明の製造方法においては、ゲル化等
を起こすことなく、分子量分布が狭く、平均分子量が低
く、保存安定性に優れたポリオルガノシロキサンを製造
できる。更に、オルガノクロロシランの加水分解縮合反
応に際し、使用原料をオルガノクロロシラン、アルコ−
ル、水のみで構成してもよい。この場合にあっても、樹
脂改質剤として、また塗料用原料として好適に用いられ
るポリオルガノシロキサンを低コストで製造できる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種以上のアルコールと水と
    を少なくとも含む均一混合液に、オルガノクロロシラン
    を添加してオルガノクロロシランを加水分解縮合反応を
    させることを特徴とするポリオルガノシロキサンの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 アルコールが炭素数1〜4の直鎖状又は
    分岐状のアルコールである請求項1に記載のポリオルガ
    ノシロキサンの製造方法。
  3. 【請求項3】 アルコールが炭素数1〜3の直鎖状又は
    分岐状のアルコールである請求項1に記載のポリオルガ
    ノシロキサンの製造方法。
  4. 【請求項4】 均一混合液中のアルコールの配合量が、
    オルガノクロロシランの1〜30容積倍である請求項1
    乃至3のいずれかに記載のポリオルガノシロキサンの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 均一混合液が、1種以上のアルコール
    と、水とのみからなる請求項1乃至4のいずれかに記載
    のポリオルガノシロキサンの製造方法。
  6. 【請求項6】 オルガノクロロシランが下記式(1) 【化1】 R1−Si(Cl)3 (1) [(ここでR1は炭素数2〜30の直鎖状の飽和又は不
    飽和炭化水素基、炭素数3〜30の分岐状の飽和または
    不飽和炭化水素基、フェニル基、シクロヘキシル基、炭
    素数3〜15のハロゲン化炭化水素基、アクリルオキシ
    プロピル基、又はメタアクリルオキシプロピル基を示
    す。]で示されるオルガノトリクロロシランであって、
    水とアルコ−ルとを少なくとも含む均一混合液中の含水
    量がオルガノトリクロロシランの全−Cl基を加水分解
    するために必要な理論量の水の1〜30倍量である請求
    項1乃至5のいずれかに記載のポリオルガノシロキサン
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 オルガノクロロシランがメチルトリクロ
    ロシランであって、水とアルコールからなる均一混合液
    中の含水量がメチルトリクロロシランの全−Cl基を加
    水分解するために必要な理論量の水の1〜3倍量である
    請求項1乃至5のいずれかに記載のポリオルガノシロキ
    サンの製造方法。
  8. 【請求項8】 加水分解縮合反応終了後、反応液を水洗
    する事により塩酸を除去する請求項1乃至7のいずれか
    に記載のポリオルガノシロキサンの製造方法。
  9. 【請求項9】 メチルトリクロロシランのケイ素に結合
    している3個の−Cl基を完全に加水分解するのに必要
    な理論量の水の1〜3倍量の水とメチルトリクロロシラ
    ンの1〜30容積倍量のアルコールとを少なくとも含む
    均一混合液に、メチルトリクロロシランを−30〜35
    ℃の温度範囲で添加し、添加したメチルトリクロロシラ
    ンを加水分解縮合するポリオルガノシロキサンの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 均一混合液が、アルコ−ルと水のみで
    構成される請求項9に記載のポリオルガノシロキサンの
    製造方法。
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