JPH11248065A5 - - Google Patents

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JPH11248065A5
JPH11248065A5 JP1998054580A JP5458098A JPH11248065A5 JP H11248065 A5 JPH11248065 A5 JP H11248065A5 JP 1998054580 A JP1998054580 A JP 1998054580A JP 5458098 A JP5458098 A JP 5458098A JP H11248065 A5 JPH11248065 A5 JP H11248065A5
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【書類名】 明細書

【発明の名称】 フランジ付パイプの製造方法
【特許請求の範囲】
【請求項1】 パイプの先端部分の周壁外面に、凸部または凹部の一方を形成、一対の割型を閉じてフランジを成形するためのキャビティを形成するとともにこのキャビティ内にパイプの先端部分を位置させ、この状態においてキャビティ内に溶融したプラスチック材料を送り込んでフランジを形成し、パイプに凸部が形成されている場合はこの凸部フランジに埋入し、パイプに凹部が形成されている場合は、この凹部にフランジの一部を入り込ませ、 フランジにパイプを結合するフランジ付パイプの製造方法。
【請求項2】 凸部または凹部の形状が、断面円形状である請求項1記載のフランジ付パイプの製造方法。
【請求項3】 凸部または凹部の形状が、断面縦長の長方形である請求項1記載のフランジ付パイプの製造方法。
【請求項4】 凸部または凹部の形状が、環状である請求項1記載のフランジ付パイプの製造方法。
【請求項5】 パイプの先端部分が、先端に行くにしたがって段階的に拡管された受け口部となされている請求項1記載のフランジ付パイプの製造方法。
【請求項6】 一対の割型は、前後の割型よりなり、前の割型は、フランジの外形の前半分を形成する前凹部と、前凹部から下方に伸びる後方開口溝とを有し、後の割型は、フランジの外形の後半分を形成する後凹部と、後凹部から下方に伸びる前方開口溝とを有している請求項1記載のフランジ付パイプの製造方法。
【請求項7】 一対の割型を閉じて前後の凹部によってフランジを成形するためのキャビティを形成し、同時にキャビティ内にパイプの先端部分を位置せしめるとともに、前後の溝にパイプ の先端部分より下側を嵌め入れて割型によりパイプ を狭持する請求項6記載のフランジ付パイプの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フランジ付パイプの製造方法に関する。詳しくは、自動車などのエアコンディショナの配管に用いられるフランジ付パイプの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
エアコンディショナなどの配管に用いられるフランジ付パイプは、アルミニウムまたはプラスチック材料製のフランジを備えているのが通常である。このようなフランジ付パイプの製造方法として特開平7−269750に記載されたものがある。このフランジ付パイプの製造方法においては、フランジを、これを2分割した形状の構成部材を接合することにより構成している。そして、両構成部材の接合部には、パイプ嵌入溝が形成されており、両嵌入溝にパイプが嵌め入れられた状態で、両構成部材が互いに固定されてフランジとパイプとが組み合わされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のフランジ付パイプの製造方法においては、構成部材を互いに正しく位置決めして固定する必要があるため、各構成部材の接合部の形状が複雑になり、構成部材の製造に手間がかかるとともにできあがったフランジ付パイプが高価になるという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、上記課題を解決した、手間がかかることがなく、安価にフランジ付パイプを製造できるフランジ付パイプの製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によるフランジ付パイプの製造方法は、パイプの先端部分の周壁外面に、凸部または凹部の一方を形成、一対の割型を閉じてフランジを成形するためのキャビティを形成するとともにこのキャビティ内にパイプの先端部分を位置させ、この状態においてキャビティ内に溶融したプラスチック材料を送り込んでフランジを形成し、パイプに凸部が形成されている場合は、この凸部フランジ内に埋入、パイプに凹部が形成されている場合はこの凹部にフランジの一部を入り込ませ、 フランジにパイプを結合するものである
【0006】
請求項2の発明は、請求項1記載のフランジ付パイプの製造方法において、凸部または凹部の形状が、断面円形状であるものである。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1記載のフランジ付パイプの製造方法において、凸部または凹部の形状が、断面縦長の長方形である請求項1記載のフランジ付パイプの製造方法ものである。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1記載のフランジ付パイプの製造方法において、凸部または凹部の形状が、環状であるものである。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1記載のフランジ付パイプの製造方法において、パイプの先端部分が、先端に行くにしたがって段階的に拡管された受け口部となされているものである。
【0010】
請求項6の発明は、請求項1記載のフランジ付パイプの製造方法において、一対の割型は、前後の割型よりなり、前の割型は、フランジの外形の前半分を形成する前凹部と、前凹部から下方に伸びる後方開口溝とを有し、後の割型は、フランジの外形の後半分を形成する後凹部と、後凹部から下方に伸びる前方開口溝とを有しているものである。
【0011】
請求項7の発明は、請求項6記載のフランジ付パイプの製造方法において、一対の割型を閉じて前後の凹部によってフランジを成形するためのキャビティを形成し、同時にキャビティ内にパイプの先端部分を位置せしめるとともに、前後の溝にパイプ の先端部分より下側を嵌め入れて割型によりパイプ を狭持するものである。
【0012】
上記のようにパイプに形成するのは凸部および凹部のいずれであってもよいが、凹部の方が形成は容易であり、パイプの加工コストが安くなる。また、凸部および凹部の形状は、特に限定せられないが、環状の凸部または凹部を形成すれば、パイプがフランジに対して回転する状態でフランジにパイプを取り付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の1実施形態について説明する。なお、以下の説明において上下左右は図1についての上下左右をいうものとする。
【0014】
図1の下側に、本発明の方法により製造される雌型フランジ付パイプが示されている。さらに、図1の上側に、これに接続される雄型フランジ付パイプが示されている。
【0015】
雌型フランジ付パイプは、左右に間隔をおいて設けられた上下方向に伸びる大小2つのアルミニウム製パイプ(1)(2)と、両パイプ(1)(2)の上端部すなわち先端部が挿入された貫通孔(3a)(3b)を有するプラスチック材料製フランジ(3) とを備えている。
【0016】
両パイプ(1)(2)の先端部は、先端に行くにしたがって段階的に拡管された受け口部(1a)(2a)となされている。また、パイプ(1)(2)の受け口部(1a)(2a)の下側には図3(a)(b)に示すように2個の凹部(1b)(2b)が形成されている。
【0017】
凹部(1b)(2b)にフランジ(3)の貫通孔(3a)(3b)の周壁に形成された凸部(3d)(3e)が入り込んでフランジ(3)にパイプ(1)(2)が取り付けられている。なお、フランジ(3)のパイプ(1)(2)間には、上下に伸びるねじ穴(3c)が形成されている。
【0018】
雄型フランジ付パイプは、左右に間隔をおいて設けられた上下方向に伸びる大小2つのアルミニウム製パイプ(4)(5)と、両パイプ(4)(5)の先端部が挿入された貫通孔(6a)(6b)を有するプラスチック材料製フランジ(6)とを備えている。パイプ(4)(5)の下端部はフランジ(6)より下方に突出しており、突出部分にビーディング加工が施されて環状凸部(4a)(5a)がそれぞれ形成されている。フランジ(6) のパイプ(4)(5)間には、上下に伸びる貫通穴(6c)が形成されている。
【0019】
上記のように形成された雄型および雌型のフランジ付パイプにおいては、後者の大径のパイプ(1)に前者の大径のパイプ(4)を、後者の小径のパイプ(2)に前者の小径のパイプ(5)を、それぞれ環状凸部(4a)(5a)が、後者のパイプ(1)(2)の内に位置するまでそれぞれ差し込んで両フランジ(3)(6)を合わせる。受け口部(1a)(2a)そして、後者のフランジ(6) の貫通孔(6c)から前者のフランジ(3) のねじ穴(3c)にボルト(図示略)をねじ入れて両フランジ(3)(6)を互いに固定する。
【0020】
以下、図2を参照して本発明のフランジ付パイプの製造方法について説明する。なお、図2においては紙面表側が左、紙面裏側が右になり、左が前、右が後になる。すなわち、図2は、図1における左方からパイプ(1) を見た図であり、大径のパイプ(1) の向こう側に小径のパイプ(2) が位置している。
【0021】
図2には、フランジ(3) を成形するための一対の前後の割型(7)(8)が示されている。前後の割型(7)(8)は、それぞれフランジの外形の前半分および後半分を形成する凹部(7a)(8a)と、前の凹部(7a)(8a)から下方に伸びる後方開口溝(7b)および後の凹部(7a)(8a)から下方に伸びる前方開口溝(8b)を有している。なお、後の割型(8) には、凹部(8a)と連通するゲート(8c)が設けられている。また、溝(7b)(8b)の横断面形状は、大径のパイプ(1) をこれの軸線において前後に分割した形状すなわち半円状をなしている。また、図示は省略したが、前の割型(7) における後方開口溝(7b)および後の割型(8) における前方開口溝(8b)の右方には、小径のパイプ(2)をこれの軸線において前後に分割した形状すなわち半円状をなしている後方開口溝および前方開口溝がそれぞれ形成されている。
【0022】
上記のような前後の割型(7)(8)を閉じて前後の凹部(7a)(8a)によってフランジ(3)を成形するためのキャビティを形成する。このさい前後の凹部(7a)(8a)によって形成されたキャビティ内に大径のパイプ(1)の先端部分を位置させるとともに溝(7b)(8b)に大径のパイプ(1) の先端部分より下側を嵌め入れて前後の割型(7)(8)により大径のパイプ(1)を狭持する。
【0023】
大径のパイプ(1)は、前後の割型(7)(8)に狭持される前に、先端に受け口部(1a)および凹部(1b)が適当な加工により形成されている。
【0024】
なお、図示は省略したが大径のパイプ(1)の右方には同パイプ(1)と同じ加工が施された小径のパイプ(2) が位置し、大径のパイプ(1)と同様に凹部(7a)(8a)によって形成されたキャビティ内に小径のパイプ(2) の先端部分が位置させられているとともに前記溝に小径のパイプ(2) の先端部分より下側が嵌め入れられて前後の割型(7)(8)により小径のパイプ(2)が狭持されている。
【0025】
そして、この状態においてゲート(8c)からキャビティ内に溶融したプラスチック材料(P) を高圧で送り込む。溶融したプラスチック材料(P) がキャビティ内に送り込まれるとプラスチック材料(P) は、キャビティ内に広がり、大径のパイプ(1) の凹部(1b)や小径のパイプ(2) の凹部(2b)に入り込む凸部(3d)(3e)が形成されつつ大径のパイプ(1) および小径のパイプ(2) の周囲にフランジ(3) が成形される。
【0026】
次にプラスチック材料(P) の温度が下がってから、前後の割型(7)(8)を開き、フランジ(3) のバリやゲート(8c)のプラスチック材料(P) を取り除いてメンガタ雌型のフランジ付パイプを得る。このフランジ付パイプにおいては、フランジが大径のパイプおよび小径のパイプと一体化するように成形されるのでフランジを組み立てる手間がかからない
【0027】
なお、大径のパイプ(1) および小径のパイプ(2) に形成される凹部(1b)(2b)の形状は上記のような断面円形状に限るものではなく、例えば図4(a)(b)に示した凹部(11b) のように上下に伸びる断面縦長の長方形のものでもよく図5(a)(b)に示した凹部(12b)のように環状であってもよい。また、凹部の数も図3(b)に示されているような2個のものに限らず、図4(a)(b)に示したように4個であってもよく、さらには図5(a)(b)に示したように1個でもよい。また、必ずしも凹部形成する必要はく、凸部形成してもよい。
【0028】
本発明の方法により製造されるフランジ付パイプは、上記のように雌型すなわち受け口部を有し、雄型フランジ付パイプが差し入れられるものに限られることはなく、受液器などに形成されたフランジにフランジ付パイプのフランジがボルト、ナットを用いて取り付けられるものであってもよい。
【0029】
例えば、必ずしもパイプの先端に受け口を設ける必要はなく、拡管加工を行わず、一定の径を有するパイプの先端部に凸部または凹部を形成し、このパイプの周囲にフランジを形成してもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明のフランジ付パイプの製造方法によれば、パイプの先端部分の周壁外面に、凸部または凹部の一方を形成、一対の割型を閉じてフランジを成形するためのキャビティを形成するとともにこのキャビティ内にパイプの先端部分を位置させ、この状態においてキャビティ内に溶融したプラスチック材料を送り込んでフランジを形成、パイプに凸部が形成されている場合はこの凸部フランジに埋入し、パイプに凹部が形成されている場合は、この凹部にフランジの一部を入り込ませ、 フランジにパイプを結合するので、フランジ付パイプを、フランジとパイプとを組み合わせる工程を経ることなく、フランジの成形と同時に容易かつ安価に製造することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明のフランジ付パイプの製造方法により製造されたフランジ付パイプの使用状態を示す断面図である。
【図2】
図2(a)(b)は、同方法の過程を示す断面図である。
【図3】
図3(a)は、同方法により製造されるフランジ付パイプのパイプにおける一部の拡大図、(b)は、図3(a)におけるb−b線に沿う断面図である。
【図4】
図4(a)は、同方法により製造される他のフランジ付パイプにおけるパイプ
の一部の拡大図、(b)は、図4(a)におけるb−b線に沿う断面図である。

【図5】
図5(a)は、同方法により製造されるさらに他のフランジ付パイプにおけるパイプの一部の拡大図、(b)は、図5(a)におけるb−b線に沿う断面図である。
【符号の説明】
(1) 大径のパイプ
(2) 小径のパイプ
(1b)(2b) パイプの凹部
(3) フランジ
(3d)(3e) フランジの凸部
(7) 前の割型
(8) 後の割型
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