JPH11248559A - トルク検出装置 - Google Patents

トルク検出装置

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JPH11248559A
JPH11248559A JP10047520A JP4752098A JPH11248559A JP H11248559 A JPH11248559 A JP H11248559A JP 10047520 A JP10047520 A JP 10047520A JP 4752098 A JP4752098 A JP 4752098A JP H11248559 A JPH11248559 A JP H11248559A
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JP
Japan
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torque
reaction force
magnetic body
magnetic
present
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JP10047520A
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English (en)
Inventor
Yutaka Mizuno
裕 水野
Nobuo Hara
延男 原
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が単純で強度的に強く、小型軽量化及び
コストダウンが可能で、高いフィーリング感が得られる
とともに、取り扱い及び調整が容易で移動用に適するト
ルク検出装置を提供すること。 【構成】 トルク伝達系においてトルクによって生じる
駆動部の反力を直接受ける磁性体2と、該磁性体2の磁
気特性の変化を利用して磁性体2に作用する反力Pをイ
ンダクタンス変化として取り出す検出コイル3を含んで
検出部(トルク検出装置)1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクによって生
じる駆動部の荷重を直接受ける磁性体等の磁気特性の変
化をコイルのインダクタンス変化として取り出すことに
よってトルクを電磁気的に検出するトルク検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】回転トルクを検出する手段としては従来
からポテンショメータが知られている。このポテンショ
メータは、回転トルクによって生じる荷重による駆動部
の変位を電気抵抗の変化に変換し、この電気抵抗に伴う
電流(電圧)変化を検出することによってトルクを検出
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポテン
ショメータによるトルクの検出では駆動部の変位を伴う
ためにダイレクト感及びフィーリング性が悪く、又、駆
動部をスプリングによって弾性的に支持するためにトル
クの伝達損失が生じるとともに、ヒステリシスが大きい
という問題がある。
【0004】又、ポテンショメータを用いたトルク検出
装置は構造が複雑化して小型軽量化には限界があり、コ
ストアップを免れないという問題があった。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、構造が単純で強度的に強く、
小型軽量化及びコストダウンが可能で、高いフィーリン
グ感が得られるとともに、取り扱い及び調整が容易で移
動用に適するトルク検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、トルク伝達系においてトル
クによって生じる駆動部の反力を直接受ける磁性体と、
該磁性体の磁気特性の変化を利用して磁性体に作用する
反力をインダクタンス変化として取り出す検出コイルを
含んでトルク検出装置を構成したことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記反力による回転変位を伴わないことを
特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記反力を受ける箇所を複数設け、少なく
とも1箇所の磁気特性変化を検出することを特徴とす
る。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記反力の大きさをリンク又はてこによっ
て増減させる反力調整機構を設けたことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記磁性体は変位を伴わない圧電材料から
成る荷重検出素子で構成されることを特徴とする。
【0011】従って、本発明によれば、トルクによって
生じる駆動部の反力を直接受ける磁性体の磁気特性の変
化を利用して該磁性体に作用する反力を検出コイルのイ
ンダクタンス変化として取り出すことによってトルクを
検出するようにしたため、装置の構造が単純化して高い
強度が得られ、小型軽量化及びコストダウンが可能とな
り、取り扱いが容易となって移動用に適したものとな
る。
【0012】又、検出に変位を伴うことがないため、高
いダイレクト感とフィーリング性が得られ、調整が容易
となってヒステリシスを小さく抑えることができ、スプ
リング等を使用しないために高いトルク伝達効率を確保
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0014】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係るトルク検出装置の基本構成を示す断面図であ
る。
【0015】図1において、1は本発明に係るトルク検
出装置を構成する検出部であり、これは棒状の磁性体2
とその周囲に配された検出コイル3を磁性材料から成る
磁気シールドケース4内に収納して構成されている。こ
こで、磁性体2は、鉄系、鉄クロム系、鉄ニッケル系、
鉄コバルト系、純鉄、鉄ケイ素系、鉄アルミニウム系、
パーマロイ材等の磁性材料、軟磁性材料又は超磁歪材料
によって構成されている。
【0016】又、20は遊星ギヤ機構であって、これは
回転軸21に結着されたサンギヤ22と、大径のリング
ギヤ23及びサンギヤ22とリングギヤ23に噛合して
自転しながらサンギヤ22の周りを公転する複数(図示
例では5個)の遊星ギヤ24を含んで構成されている。
そして、リングギヤ23からはアーム25が接線方向に
一体に延出しており、該アーム25の先端球形部25a
は図示のように間に緩衝材5を介して検出部1の前記磁
性体2の上端部に当接している。尚、緩衝材5は磁気遮
断材を兼ねている。
【0017】而して、回転軸21が所定の速度で回転駆
動されると、その回転はサンギヤ22を介して遊星ギヤ
24に伝達されるが、リングギヤ23から一体に延出す
るアーム25はその先端球形部25aが検出部1の磁性
体2に当接しているためにリングギヤ23は事実上固定
されて回転しない。従って、複数の遊星ギヤ24は自転
しながらサンギヤ22の周りを公転し、これらの遊星ギ
ヤ24に取り付けられた不図示のキャリアが遊星ギヤ2
4と共に回転駆動される。
【0018】ところで、遊星ギヤ機構20においては、
リングギヤ23には回転軸21から伝達されるトルクの
大きさに比例した反力Pが発生し、この反力Pは緩衝材
5を介して検出部1の磁性体2によって受けられるた
め、該磁性体2には軸方向に圧縮荷重Pが作用する。
【0019】上述のように検出部1の磁性体2に軸方向
の圧縮荷重Pが作用すると、磁歪効果によって磁性体2
の透磁率が減少してインダクタンス変化が生じ、このイ
ンダクタンス変化によって検出コイル3の両端の電圧V
が巻数比に比例して変化する。尚、磁歪効果は、超磁歪
材の場合は数100〜数1000ppm、その他は10
ppm以下である。
【0020】而して、上記検出コイル3の電圧変化Vは
不図示の信号処理回路に伝達され、信号処理回路は圧縮
荷重Pによって生じた検出コイル3の電圧変化Vを出力
信号として増幅処理し、出力信号は演算手段としての不
図示のCPUに入力され、CPUは入力された出力信号
に基づいて回転軸21から伝達されるトルクの大きさを
算出する。
【0021】以上において、本実施の形態に係るトルク
検出装置は、トルクによって生じる反力(圧縮荷重)P
を直接受ける磁性体2の磁気特性の変化を利用して反力
Pを検出コイル2のインダクタンス変化として取り出す
ことによってトルクを検出するようにしたため、装置の
構造が単純化して高い強度が得られ、小型軽量化及びコ
ストダウンが可能となり、取り扱いが容易となって移動
用に適したものとなる。
【0022】又、検出に変位を伴うことがないため、高
いダイレクト感とフィーリング性が得られ、調整が容易
となってヒステリシスを小さく抑えることができ、スプ
リング等を使用しないために高いトルク伝達効率を確保
することができる。
【0023】更に、本発明に係るトルク検出装置の検出
部1においては、磁性体2と検出コイル3は磁気シール
ドケース4によって磁気的にシールドされているため、
検出結果が磁気的な影響を受けにくく、トルクを高精度
に検出することができる。
【0024】尚、本実施の形態においては検出コイル3
のみを用いたが、検出コイル3と磁気的に結合した励磁
コイルを併用しても良い(以下の実施の形態においても
同様である)。
【0025】又、図2に示すように、アーム25の球形
部25aを挟んで検出部1とは反対側にボルト26を配
し、このボルト26によってアーム25にプリセット荷
重を付与すれば、該アーム25の振動を抑えることがで
きる。
【0026】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図3に基づいて説明する。尚、図3は本実施の形
態に係るトルク検出装置の基本構成を示す断面図であ
り、本図においては図1に示したと同一要素には同一符
号を付しており、以下、それらについての説明は省略す
る。
【0027】本実施の形態では、遊星ギヤ機構20のア
ーム25の球形部25aを挟んでこれの上下に検出部1
1,1をそれぞれ配したものであって、両検出装置1
1,1の各磁性体12,2にはボルト26によってプリ
セット荷重が付与されている。尚、上側の検出部11は
磁性体12とその周囲に配された検出コイル13を磁性
材料から成る磁気シールドケース14内に収納して構成
されており、磁性体12は緩衝材5を介してアーム25
の球形部25aに当接している。
【0028】而して、回転軸21の回転が遊星ギヤ機構
20によって不図示のキャリアに伝達される過程におい
てアーム25から下側の検出部1の磁性体2に反力(圧
縮荷重)が作用すると、該磁性体2には大きな圧縮力が
作用し、上側の検出部11の磁性体12に作用する圧縮
力は小さくなるため、各検出部1,11の検出コイル
3,13におけるインダクタンス変化に差が生じ、この
インダクタンス変化の差によって各検出コイル3,13
発生する電圧V1,V2も互いに異なる値を示す。
【0029】ところで、各検出コイル3,13に発生す
る電圧V1,V2は環境条件(温度や湿度)等の影響を
受けるが、本実施の形態に係るトルク検出装置において
は、電圧V1,V2の差(V1−V2)を差動出力ΔV
として検出することによってトルク検出の感度を高める
ことができるとともに、環境条件等の影響を受けること
なくトルクを高精度に検出することができる。
【0030】その他、本実施の形態においても前記実施
の形態1と同様の効果が得られるが、高精度であるため
に増幅率を大きく取ることが可能となり、磁性体2,1
2として高価な超磁歪材料の代わりに安価な汎用材料を
使用することができるため、トルク検出装置の一層のコ
ストダウンを図ることができる。
【0031】尚、図4に示すように一体化された1つの
磁気シールドケース4内に磁性体2,12と検出コイル
3,13を収納しても良く、或は図5に示すように1つ
の磁性体2の中間部にアーム25の端部球形部25aを
連結しても良い。このように構成することによって、ト
ルク検出装置を一層小型軽量化することができ、部品点
数とコストを削減することができる。
【0032】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図6に基づいて説明する。尚、図6は本実施の形
態に係るトルク検出装置の基本構成を示す断面図であ
り、本図においても図1において示したと同一要素には
同一符号を付している。
【0033】本実施の形態においては、遊星ギヤ機構2
0のアーム25をトルク検出装置の磁性体として兼用し
ており、トルク検出装置の検出部1は磁性体としてのア
ーム25とこれの周囲に配された検出コイル3及び該検
出コイル3を収納する磁気シールドケース4によって構
成されている。
【0034】而して、アーム25の球形部25aは固定
されており、アーム25に作用する反力によって該アー
ム25が変形してこれに歪が発生すると、この歪に応じ
て該アーム25の透磁率が変化して検出コイル3のイン
ダクタンス変化が発生し、このインダクタンス変化によ
って検出コイル3に電圧が生じるため、前記と同様に回
転軸21から伝達されるトルクが検出され、本実施の形
態においても前記実施の形態1と同様の効果が得られ
る。
【0035】尚、図7に示すようにアーム25を平行な
二股状とし、或は図8に示すように所定角度αを有する
二股状としてそれぞれに検出コイル3,13を配置すれ
ば、反力によって一方25Aには圧縮力が作用し、他方
25Bには引張力が作用するため、前記実施の形態2と
同様に差動検出が可能となり、トルク検出精度を高める
ことができる。
【0036】又、図9に示すように、磁性体として機能
するアーム25の近傍に変位を伴わない磁性材料のコア
及びコイルから成る非接触型の荷重検出素子7と検出コ
イル3を配してトルクによって発生するアーム25の磁
気特性の変化を非接触で検出するようにしても良い。
【0037】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形
態4を図10及び図11に基づいて説明する。尚、図1
0及び図11は本実施の形態に係るトルク検出装置の基
本構成図である。
【0038】図10に示す例では、遊星ギヤ機構20に
おいて反力を受けるリングギヤ23をトルク検出装置の
磁性体として構成し、その外周に固定部23aを設け、
固定部23a部分に検出コイル3を配してこれらを磁気
シールドケース4で覆って検出部1としている。
【0039】而して、遊星ギヤ機構20においてリング
ギヤ23の固定部23aに作用する反力によって該固定
部23aの透磁率が変化して検出コイル3のインダクタ
ンス変化が発生し、このインダクタンス変化によって検
出コイル3に電圧変化が生じるため、前記と同様に回転
軸21から伝達されるトルクが検出され、本実施の形態
においても前記実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0040】又、図11に示す例では、固定部23aの
代わりに、ケースに固定されたストッパ100を用いて
おり、効果は同様である。更に、各検出コイル3に発生
する電圧の変化は固定部23a又はストッパ100の前
後で異なるため、各検出コイル3に発生する電圧の差分
を検出することによって回転軸21によって伝達される
トルクを高精度に検出することができる。
【0041】尚、図12に示すようにリングギヤ23の
一部に固定部23aを設け、該固定部23aを挟んでリ
ングギヤ23の周囲に図9に示したと同様の非接触型の
荷重検出素子7を配置すれば、リングギヤ23に作用す
る反力によって固定部23aを境として一方の領域には
圧縮力が作用し、他方の領域には引張力が作用するた
め、各検出コイル3に発生する電圧の差分を検出するこ
とによって回転軸21によって伝達されるトルクを高精
度に検出することができる。
【0042】<実施の形態5>次に、本発明の実施の形
態5を図13に基づいて説明する。尚、図13は本実施
の形態に係るトルク検出装置の基本構成を示す断面図で
ある。
【0043】本実施の形態においては、遊星ギヤ機構2
0のリングギヤ23に発生する反力によってアーム25
の球形部25aに作用する荷重Pをプレート8を介して
2つの検出部1で分散して受けるようにしたものであ
る。尚、図13に示す各検出部1において、2は磁性
体、3は検出コイル、4は磁気シールドケース、5は緩
衝材である。
【0044】而して、本実施の形態によれば、前記実施
の形態1と同様の効果が得られる他、各検出部1の磁性
体2に作用する荷重の大きさを半減させることができる
ために該磁性体2の強度と感度の調整が可能となるとと
もに、磁性体2として小径のものを使用することができ
るために励磁周波数を上げて感度と応答性を高めること
ができ、更には材料費を削減してコストダウンを図るこ
とができるという効果が得られる。
【0045】尚、図14に示すように、アーム25の球
形部25aに作用する荷重Pをプレート8を介して複数
の固定部材9と1つの検出部1によって受けるようにす
れば、検出部1の磁性体2に作用する荷重を更に軽減す
ることができる。
【0046】<実施の形態6>次に、本発明の実施の形
態6を図15に基づいて説明する。尚、図15は本実施
の形態に係るトルク検出装置の基本構成を示す断面図で
あり、本図においては図13及び図14に示したと同一
要素には同一符号を付している。
【0047】本実施の形態では、遊星ギヤ機構20のア
ーム25の球形部25aに作用する荷重Pをリンク10
によって分配して検出部1に受けさせるようにしてい
る。
【0048】ここで、リンク10はその一端が軸27に
よって回動可能に枢着されており、軸には荷重P1が作
用し、検出部1の磁性体2には荷重P2が作用するもの
とすれば、力の釣合から次式が成立する。
【0049】 P=P1+P2 … (1) 又、荷重Pの作用点から荷重P1,P2の作用点までの
距離を図示のようにそれぞれL1,L2とすると、荷重
Pの作用点周りのモーメントの釣合から次式が成立す
る。
【0050】 P1・L1=P2・L2 … (2) 上記(1),(2)式より荷重Pは荷重P2及びL1,
L2を用いて次式によって求められる。
【0051】 P=(L1+L2)P2/L1 … (3) 従って、検出部1に作用する荷重P2を検出すれば荷重
Pが上記(3)式によって求められるため、トルクTを
次式によって算出することができる。
【0052】 T=P・r … (4) ここに、r:回転軸21の中心から荷重Pの作用点まで
の距離従って、本実施の形態によれば、検出部1に作用
する荷重P2を任意に増減させることができる。
【0053】<応用例>次に、本発明に係るトルク検出
装置の応用例を図16及び図17に基づいて説明する。
尚、図16は電動自転車の側面図、図17は同電動自転
車のトルク検出部の断面図である。
【0054】先ず、図16に示す電動自転車30の概略
構成について説明する。
【0055】電動自転車30において、31はハンド
ル、32は前輪、33はダウンチューブ、34はシート
チューブ、35はシート(サドル)、36は後輪、37
はホイールスプロケットであり、車体の略中央下部には
パワーユニット38が配設されている。
【0056】上記パワーユニット38は、人力による駆
動系と電動モータ39による補助動力系を並設して構成
され、乗員の人力(踏力)と補助動力を合成して出力す
るものであって、これにはクランク軸40が回転自在に
支承されている。そして、クランク軸40の左右にはク
ランク41が取り付けられており、各クランク41の端
部にはペダル42が回転自在に軸支されている。尚、パ
ワーユニット38には、人力によってクランク軸40に
入力されるトルクの大きさに応じて電動モータ39の出
力(補助動力)を制御するためのコントローラ43が設
けられている。
【0057】又、前記シート35の下方であって、シー
トチューブ34と後輪36とで囲まれる空間にはバッテ
リボックス44が着脱可能に装着されており、このバッ
テリボックス44内にはシュリンクパックされた複数の
単電池で構成される不図示のNi−Cdバッテリが収納
されている。
【0058】而して、乗員がペダル42を漕いでクラン
ク軸40を回転駆動すると、このクランク軸40に入力
されるトルクが図17に示すトルク検出装置によって検
出され、前述のようにコントローラ43は検出されたト
ルクの大きさに応じて電動モータ39の出力(補助動
力)を制御する。従って、パワーユニット38において
は人力とこれに比例する補助動力が合力されて不図示の
チェーンを介してホイールスプロケット37に伝達さ
れ、該ホイールスプロケット37と後輪36が回転駆動
されるため、電動自転車30は人力とこれに比例した補
助動力によって走行する。
【0059】ところで、乗員によってクランク軸40に
入力されるトルクは実施の形態1と同様のトルク検出装
置によって検出される。
【0060】即ち、図17において、45はパワーユニ
ットのハウジング、25は遊星ギヤ機構の不図示のリン
グギヤに結着されたアームであり、その先端部はローラ
46及び緩衝材5を介してトルク検出装置の検出部1を
構成する磁性体2に当接している。尚、検出部1は、棒
状の磁性体2とその周囲に配された検出コイル3を磁性
材料から成る磁気シールドケース4内に収納して構成さ
れている。
【0061】而して、遊星ギヤ機構のリングギヤにはク
ランク軸40から伝達されるトルクの大きさに比例した
反力が発生し、この反力はローラ46及び緩衝材5を介
して検出部1の磁性体2によって受けられるため、該磁
性体2には軸方向に圧縮荷重が作用するが、この圧縮荷
重によって生じた検出コイル3の電圧変化は出力信号と
して前記コントローラ43(図16参照)に入力され
る。すると、コントローラ43は入力された検出信号に
基づいて伝達トルクの大きさを算出し、前述のようにト
ルクの大きさに応じて電動モータ39の出力(補助動
力)を制御する。
【0062】尚、図18に示すように、ハウジング45
の上面に螺着されたボルト26によってアーム25にプ
リセット荷重を付与すれば、該アーム25の振動を抑え
ることができる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、トルクによって生じる駆動部の反力を直接受け
る磁性体の磁気特性の変化を利用して該磁性体に作用す
る反力を検出コイルのインダクタンス変化として取り出
すことによってトルクを検出するようにしたため、装置
の構造が単純化して高い強度が得られ、小型軽量化及び
コストダウンが可能となり、取り扱いが容易となって移
動用に適したものとなる。
【0064】又、本発明によれば、検出に変位を伴うこ
とがないため、高いダイレクト感とフィーリング性が得
られ、調整が容易となってヒステリシスを小さく抑える
ことができ、スプリング等を使用しないために高いトル
ク伝達効率を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るトルク検出装置の
基本構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るトルク検出装置の
変形例を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係るトルク検出装置の
基本構成を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係るトルク検出装置の
変形例を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係るトルク検出装置の
変形例を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係るトルク検出装置の
基本構成を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係るトルク検出装置の
変形例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係るトルク検出装置の
変形例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係るトルク検出装置の
変形例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態4に係るトルク検出装置
の基本構成図である。
【図11】本発明の実施の形態4に係るトルク検出装置
の基本構成図である。
【図12】本発明の実施の形態4に係るトルク検出装置
の変形例を示す基本構成図である。
【図13】本発明の実施の形態5に係るトルク検出装置
の基本構成を示す断面図である。
【図14】本発明の実施の形態5に係るトルク検出装置
の変形例を示す断面図である。
【図15】本発明の実施の形態6に係るトルク検出装置
の基本構成を示す断面図である。
【図16】本発明に係るトルク検出装置の応用例を示す
電動自転車の側面図である。
【図17】本発明に係るトルク検出装置の応用例を示す
電動自転車のトルク検出部の断面図である。
【図18】本発明に係るトルク検出装置の応用例を示す
電動自転車のトルク検出部の変形例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1,11 検出部 2,12 磁性体 3,13 検出コイル 4,14 磁気シールドケース 5,15 緩衝材 7 荷重検出素子 10 リンク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルク伝達系においてトルクによって生
    じる駆動部の反力を直接受ける磁性体と、該磁性体の磁
    気特性の変化を利用して磁性体に作用する反力をインダ
    クタンス変化として取り出す検出コイルを含んで構成さ
    れることを特徴とするトルク検出装置。
  2. 【請求項2】 前記反力による回転変位を伴わないこと
    を特徴とする請求項1記載のトルク検出装置。
  3. 【請求項3】 前記反力を受ける箇所を複数設け、少な
    くとも1箇所の磁気特性変化を検出することを特徴とす
    る請求項1記載のトルク検出装置。
  4. 【請求項4】 前記反力の大きさをリンク又はてこによ
    って増減させる反力調整機構を設けたことを特徴とする
    請求項1記載のトルク検出装置。
  5. 【請求項5】 前記磁性体は変位を伴わない圧電材料か
    ら成る荷重検出素子で構成されることを特徴とする請求
    項1記載のトルク検出装置。
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