JPH11250521A - 光磁気ディスク再生装置 - Google Patents

光磁気ディスク再生装置

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Publication number
JPH11250521A
JPH11250521A JP5111998A JP5111998A JPH11250521A JP H11250521 A JPH11250521 A JP H11250521A JP 5111998 A JP5111998 A JP 5111998A JP 5111998 A JP5111998 A JP 5111998A JP H11250521 A JPH11250521 A JP H11250521A
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JP
Japan
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signal
magneto
optical disk
level
data signal
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JP5111998A
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Inventor
Mitsuharu Fujimiya
光治 藤宮
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁区拡大再生により光磁気ディスクの再生を
行うにあたって、正しいデータ信号の再生が行える光磁
気ディスク再生装置を提供する。 【解決手段】 磁壁移動検出再生においては、発光出力
制御回路11により読み取り光ビームの発光出力を適切
に調整することで、マークエッジ記録に適するように、
データ信号波形のエッジを急峻に維持し、かつ幅を安定
させる。読み取り信号中のデータ信号及びいわゆるゴー
スト信号のレベル及び幅を安定に保ち、フィルタ回路7
によるデータ信号とゴースト信号との分離を確実にす
る。磁区拡大再生においては、発光出力制御回路11に
より、読み取り光ビームの発光出力を適切に調整し、磁
場出力制御回路により、交番磁場の振幅を適切に調整す
ることで、ビット記録に適するように、データ信号波形
出力を安定させ、フィルタ回路7によるデータ信号とデ
ータでない信号との分離を確実にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報信号の記録媒
体である光磁気ディスクに記録された情報信号を再生す
るための光磁気ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記録媒体として種々の
光ディスクが提案されており、情報信号の書き換えが可
能な光ディスクとしては、光磁気(MO)ディスク及び
相変化(PC)ディスクが提案されている。これら光磁
気ディスク及び相変化ディスクについては、より高密度
記録を行うための研究が行われているが、読み取り光ス
ポットよりも小さいマークを読み取るのは困難とされて
いた。
【0003】しかし、光磁気ディスクについては、再生
対象ではないマークをマスクして符号間干渉をなくして
再生対象のマークのみを再生する超解像技術が開発され
ている。
【0004】さらに、最近では、高密度記録された光磁
気ディスクの再生のため、磁区拡大再生(MAMMO
S)や磁壁移動検出(DWDD)が提案されている。
【0005】これら磁区拡大再生や磁壁移動検出のいず
れも、再生時の光スポットよりも小さなマークを、光ス
ポットで誘起された熱分布により、磁区拡大して読み取
る技術である。したがって、読み取り光を発するレーザ
のパワーやメディア感度のバラツキで、磁区の拡大サイ
ズや応答速度が変化すると、再生波形に影響が現れ、デ
ータ検出能力が低下してしまう。そこで、読み取り光を
発するレーザのパワー制御が重要となる。
【0006】磁区拡大再生と磁壁移動検出とを比較する
と、磁壁移動検出は、マークのエッジをきれいに検出で
き、磁区拡大再生では、マークの位置を確実に検出でき
る。したがって、いわゆる「マークエッジ記録」を採用
した光ディスクを再生する場合には、磁壁移動検出のほ
うが適している。磁壁移動検出による再生原理は、孤立
マークを用いて説明すると、図9に示すように、拡大層
1aの磁壁が、レーザで誘起されたキュリー温度以上の
等温領域前端に差し掛かった時、図9中の過程(c)に
おいて、最高温度部分へすばやく移動することを利用し
て、マークがあることを検出するものである。なお、図
9においては、過程(a)乃至過程(j)は、レーザ光
が照射されたレーザスポットに対してマークが移動して
ゆく過程において、光磁気ディスクを構成する拡大層1
a、スイッチング層1c及び記録層1bにおける磁区の
変化を示している。
【0007】また、データをビット単位で記録再生する
用途においては、磁区拡大再生(MAMMOS)が有用
である。磁区拡大再生における再生は、図15及び図1
6に示すように、読み取り光としてレーザ光を照射され
た部分の、記録層1bの記録マーク(図15中(k))
が、熱により拡大層1aに転写され(図15中
(l))、拡大されること(図15中(m))を利用す
る。図15中(k)乃至(o)で示す過程において得ら
れるMO信号は、図16中(k)乃至(o)で示すよう
に、拡大層1aに転写されたマークが存在する期間に対
応して検出される。このような拡大現象は、外部磁界が
なくても起きるが、磁区の磁化と同じ方向の外部磁界を
印加することにより、より大きな現象とすることができ
る。ただし、拡大された磁区を放置すると、次の記録マ
ークの再生の邪魔になるため、信号の検出の直後に、外
部磁界を反転させて、拡大層1aを初期化する必要があ
る。
【0008】磁区拡大再生において交番する外部磁場を
かけた場合には、図17に示すように、記録マークのあ
るところに外部磁界が重なったところだけで、データが
検出される。図17では、H1は、交番磁界の振幅、P
1は、読み出し光のレーザパワー、S4は、磁区検出信
号に対するスライスレベルである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な磁壁移動検出により光磁気ディスクの再生を行うにあ
たっては、図9中の過程(h)に示すように、磁壁が等
温領域の後端に差し掛かった時も、この磁壁が最高温度
部分へすばやく移動する。そのため、磁壁移動検出によ
る読み取り信号(MO信号)には、図10に示すよう
に、データ信号の他に、このデータ信号に対して〔等温
領域長÷線速〕だけの時間遅れて、信号の長さがデータ
信号と同じでレベルがデータ信号よりも小さく、データ
信号とは異なるが信号として確認される信号(いわゆる
ゴースト信号)(以下、ゴースト信号という)が含まれ
る。
【0010】この場合、正しいデータ信号を得るには、
データ信号とゴースト信号とを分離する処理が必要とな
る。また、孤立マークでなく長いマークの再生において
は、読み取り信号は、図11に示すように、データ信号
とゴースト信号との両信号のレベルが重畳された信号と
なる。データ信号のレベルをモニタする場合は、このよ
うなゴースト信号との重畳を避ける必要がある。
【0011】ゴースト信号を消すには、再生用レーザの
パワーを充分に小さくする場合と、該レーザパワーを充
分に大きくする場合の2通りが考えられる。しかし、レ
ーザパワーをゴースト信号が出ない程度に充分に小さく
すると、図12に示すように、磁壁移動現象が起きず、
信号検出感度が劣化してしまう。
【0012】そして、レーザパワーを充分に大きくする
と、キュリー温度以上の等温領域が大きくなり、最高温
度部分がレーザスポットの外に出る可能性がある。この
場合には、図9中の過程(h)乃至過程(j)、すなわ
ち、磁壁が等温領域の後端に差し掛かった時にこの磁壁
が最高温度部分へ移動することが発生せず、図13に示
すように、ゴースト信号が消える可能性がある。
【0013】しかしながら、このようにレーザパワーを
大きくした場合には、消費電力が大きくなり、発熱につ
いても問題となる。さらに、光磁気ディスクに対する情
報信号の書込み(オーバーライト)時のレーザパワーと
同等以上のパワーにすると、光磁気ディスクに記録され
たデータの保持ができなくなる虞れがある。
【0014】したがって、光磁気ディスクの再生時に
は、ゴースト信号が発生することを前提として、最適な
レーザパワーに調整する必要が生ずる。
【0015】さらに、ディスクの回転速度の制御におい
て、CAV(一定角速度の方式)、ZCAV(一つのゾ
ーン内では一定の角速度の方式)、ZCLV(一つのゾ
ーン内では一定の線速度の方式)等を用いると、ディス
ク上の場所によって線速度が異なることになり、図14
に示すように、線速度の違いに応じて熱分布に変化が生
ずる。熱分布の変化は、磁壁移動のタイミングに影響す
るので、データ信号とゴースト信号との出現間隔の変動
や、信号レベルの変動を招き、これらデータ信号及びゴ
ースト信号の分離以後の処理に悪影響を及ぼす。そのた
め、線速度に応じたレーザパワーの制御も必要になる。
【0016】さらに、レーザパワーは、光磁気ディスク
の基板を薄型化した場合には、ディスク基板上のゴミや
傷によっても、最適値が変動する。
【0017】また、磁区拡大再生においては、読み出し
光のレーザパワーが強い(P2>P1)場合、または、
外部磁場が強い(H2>H1)場合は、図18に示すよ
うに、マークのないところでも、信号まがいのものが発
生する。この場合には、磁区検出信号に対するスライス
レベルS5を正確に設定しないと、スライスレベルがS
6になった場合には、信号まがいのものまで全てデータ
として読み取ってしまうことになる。さらに、読み出し
光のレーザパワーが弱い(P3<P1)場合、または、
外部磁場が弱い(H3<H1)場合は、図19に示すよ
うに、信号を再生できない。
【0018】以上より、レーザパワーと外部磁場の強さ
を慎重に調整する必要がある。外部磁場をかけない磁区
拡大再生の場合でも、同様の考察より、レーザパワーを
慎重に調整する必要がある。そして、磁区拡大再生にお
いても、ディスクの線速、メディア感度のばらつき、ご
みや傷の影響がある。
【0019】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、磁壁移動検出、または、磁区拡
大再生により光磁気ディスクの再生を行うにあたって、
正しいデータ信号の再生が行える光磁気ディスク再生装
置を提供しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る光磁気ディスク再生装置は、磁区拡大
光磁気ディスクを再生する光磁気ディスク再生装置であ
って、データクロックの2倍の周波数のクロックを生成
するクロック生成回路と、光磁気ディスクにおいて内外
周単位、ゾーン単位、あるいは、セクタ単位で書込まれ
たレベル検出用のパターンをクロック生成回路により生
成されたクロックを用いて再生したときのデータ信号及
びデータ信号とは異なるが信号として確認される信号の
レベルを検出するレベル検出手段と、読み取り光ビーム
の出力を制御することによりデータ信号とは異なるが信
号として確認される信号のレベルを維持させる発光出力
制御手段と、読み取り磁場の出力を制御することにより
データ信号とは異なるが信号として確認される信号のレ
ベルを維持させる磁場出力制御手段と、読み取り信号か
らデータ信号とは異なるが信号として確認される信号を
除くフィルタ手段とを備えていることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0022】本発明に係る光磁気ディスク再生装置は、
図1に示すように、光磁気(MO)ディスク1が装着さ
れる。この光磁気ディスク1は、スピンドルモータ2に
よって回転操作される。スピンドルモータ2は、スピン
ドル制御回路3により制御されて、光磁気ディスク1を
所定の回転速度で回転させる。回転操作される光磁気デ
ィスク1には、光学ピックアップ4が対向される。この
光学ピックアップ4は、所定のパワーの再生レーザ光を
光磁気ディスク1の信号記録面に照射し、この光磁気デ
ィスク1からの戻り光を受光して、電気信号に変換して
I−V変換マトリクス5に送る。
【0023】I−V変換マトリクス5は、フォーカスエ
ラー信号とトラッキングエラー信号とを生成し、サーボ
コントロール回路6に送る。さらに、I−V変換マトリ
クス5におけるI−V変換後の差信号は、光磁気ディス
ク1からの読み取り信号、すなわち、MO信号となる。
このMO信号は、フィルタ手段となる信号分離回路7に
送られる。信号分離回路7は、MO信号について、デー
タ信号と、データ信号とは異なるが信号として確認され
る信号とを分離する。
【0024】磁壁移動検出(DWDD)においては、デ
ータ信号とは異なるが信号として確認される信号は、ゴ
ースト信号といわれる。以下の説明において、磁壁移動
検出については、データ信号とは異なるが信号として確
認される信号を、ゴースト信号という。
【0025】信号分離回路7で得られたデータ信号は、
データ処理回路8とPLL回路9に送られる。また、信
号分離回路7は、ゴースト信号のレベルを検出し、この
検出結果をレーザパワー制御回路のDSP10に送る。
このDSP10は、光学ピックアップ4の光源の発光出
力をコントロールするレーザパワー制御回路11を制御
する。そして、PLL回路9は、はデータクロックの2
倍の周波数のクロックを発生する。
【0026】レーザパワー制御を行うDSP10では、
送られたゴースト信号レベルに基づき、ゴースト信号が
安定して発生するような、つまり、データ信号のエッジ
が急峻になるような再生レーザ光のパワーを、レーザ制
御回路11に指示する。
【0027】また、DSP10は、アドレスデコード回
路12から供給されるアドレス情報に基づき、光学ピッ
クアップ4の光磁気ディスク1上の半径方向の位置を取
得し、記録トラックの線速を勘案して、再生レーザ光の
パワーの設定に反映させる。アドレスデコード回路12
は、I−V変換マトリクス5から送られる信号に基づい
て、アドレス情報を再生する。
【0028】なお、アドレスの記録方式は、ランド/グ
ルーブの区別がない光磁気ディスクでは、ピット方式が
採用される。ランド/グルーブの区別のある光磁気ディ
スクでは、ピットとウォブルのどちらか一方、または、
これらの組合わせが採用される。図1に示す回路構成に
おいては、ピット方式を採用したものとしている。
【0029】信号分離回路7においては、図2に示すよ
うに、MO信号は、A/Dコンバータ13を経て、デジ
タル信号化されて、レベルL3検出回路14、レベルL
2検出回路15及びレベルL1検出回路16に送られ
る。レベルL3は、データ信号とゴースト信号とが重畳
された信号レベルである。レベルL2は、データ信号の
レベルである。レベルL1は、ゴースト信号のレベルで
ある。
【0030】レベルL3は、スライスレベルS3決定回
路17に送られる。スライスレベルS3決定回路17
は、レベルL3に基づき、データ信号とゴースト信号と
が重畳された信号が存在することを識別するためのスラ
イスレベルS3を決定する。S3は、 L2<S3<L1+L2 である。レベルL2は、スライスレベルS2決定回路1
8に送られる。スライスレベルS2決定回路18は、レ
ベルL2に基づき、データ信号が存在することを識別す
るためのスライスレベルS2を決定する。S2は、 L1<S2<L2 である。レベルL1は、スライスレベルS1決定回路1
9に送られる。スライスレベルS1決定回路19は、レ
ベルL1に基づき、ゴースト信号が存在することを識別
するためのスライスレベルS1を決定する。S1は、 S1<L1 である。
【0031】また、この信号分離回路7において、MO
信号は、S3判別回路20、S2判別回路21及びS1
判別回路22に送られる。S3判別回路20は、スライ
スレベルS3決定回路17より、D/Aコンバータ23
を介して、アナログ信号化されたスライスレベルS3を
供給され、MO信号と比較する。MO≧S3のときは、
比較結果がレベルL3検出回路14及びレベルL2検出
回路15に送られる。S2判別回路21は、スライスレ
ベルS2決定回路18より、D/Aコンバータ24を介
して、アナログ信号化されたスライスレベルS2を供給
され、MO信号と比較する。MO≧S2のときは、比較
結果がレベルL2検出回路15及びレベルL1検出回路
16に送られ、データ信号が出力される。S1判別回路
22は、スライスレベルS1決定回路19より、D/A
コンバータ25を介して、アナログ信号化されたスライ
スレベルS1を供給され、MO信号と比較する。MO≧
S1のときは、比較結果がレベルL1検出回路16に送
られ、このレベルL1検出回路16からゴースト信号が
出力される。
【0032】なお、この信号分離回路7においては、各
A/Dコンバータ、レベル検出回路及びレベル決定回路
には、PLL回路9よりクロック情報が供給されてい
る。
【0033】この信号分離回路7による信号処理過程
は、図5に示すように、(sp1)のようなマークを再
生する際、まず、MO信号(sp2)を再生クロック
(sp10)でサンプリングする。データ信号とゴース
ト信号とが重畳された信号レベルL3を検出するには、
MO信号を、スライスレベルS3で閾値処理し(sp
3)、MO信号がS3以上である間の信号をディジタイ
ズしたMO信号(sp6)のレベルをL3とする。デー
タ信号レベルL2を検出するには、MO信号を、スライ
スレベルSL2で閾値処理する(sp4)。この結果
は、PLL回路9とデータ処理回路8に送られる。MO
信号がS2以上S3未満である間の信号をディジタイズ
したMO信号(sp7)のレベルをL2とする。ゴース
ト信号レベルL1を検出するには、MO信号を、スライ
スレベルSL1で閾値処理し(sp5)、MO信号がS
1以上S2未満である間の信号をディジタイズしたMO
信号(sp8)のレベルをL1とする。このレベル1
は、レーザパワー制御用のDSP10に送られる。
【0034】スライスレベルS3の設定は、レベルL3
とレベルL2とをモニタしながらスライスレベルS3が
レベルL3とレベルL2との間の値になるように設定す
る。スライスレベルS2の設定は、レベルL2とレベル
L1とをモニタしながら、スライスレベルS2がレベル
L2とレベルL1との間の値になるようにする。スライ
スレベルS1の設定は、レベルL1をモニタしながら、
スライスレベルS1がレベルL1より小さい値になるよ
うにする。
【0035】3つのスライスレベルの値を同時に正確に
設定するのは、データエリアで行ってもよいが、困難で
ある場合には、ディスク上に複数の試し書きエリアを設
け、固定されたレベル検出用のパターンを読み書きし、
スライスレベルを設定する。レベル検出用のパターン
は、図3に示すように、マーク前後に長いスペースを確
保した最短マークと最長マークとの組合わせを複数組設
けたものである。マーク前後に長いスペースを確保した
最短マーク(孤立マーク)MSを用いて、スライスレベ
ルS1及びスライスレベルS2を設定する。また、最長
マークMLを用いて、スライスレベルS1とスライスレ
ベルS2を参照しながら、スライスレベルS3を設定す
る。これらレベル検出用のパターンは、光磁気ディスク
1において、内外周単位、ゾーン単位、あるいは、セク
タ単位で書込まれている。
【0036】また、以上の実施の形態では、MO信号を
サンプリングするクロックを安定して発生させる必要が
ある。そこで、いわゆるセルフクロックシステムのみな
らず、光磁気ディスク1上に複数のクロック調整用エリ
アを設ける、いわゆる外部クロックシステムを採用する
こととしてもよい。
【0037】クロック調整エリアは、ランド/グルーブ
の区別がない光磁気ディスクでは、ピットで形成する。
ランド/グルーブの区別がある光磁気ディスクでは、ピ
ットとウォブルのどちらか一方、または、これらの組合
わせで形成する。このようなクロック調整エリアより読
み取られる情報に基づいてPLL回路9においてクロッ
ク情報を生成する方式を外部クロックシステムと称して
いる。
【0038】また、光学ピックアップ4より射出される
再生レーザ光に対する記録トラックの線速の検出にスピ
ンドルモータ2のサーボ情報を用いる場合は、図4に示
すように、スピンドル制御回路3より線速検出回路26
にサーボ情報を送る。線速検出回路26は、サーボ情報
より、記録トラックの線速を検出して、レーザパワー制
御用のDSP10に送る。DSP10は、記録トラック
の線速に基づき、ゴート信号のレベルが安定するよう
に、再生レーザ光のパワーを制御する。
【0039】なお、この光磁気ディスク再生装置におい
て、フィルタ手段となる信号分離回路7は、上述した実
施の形態の如くデジタル信号を処理するものに限定され
ず、MO信号をアナログ信号のままで扱って、レベル検
出やスライスレベルの決定などの処理を行う回路として
もよい。
【0040】また、本発明に係る光磁気ディスク再生装
置においては、光学ピックアップ4に2個の光源を設
け、2本のレーザ光を光磁気ディスク1に照射させ、一
方を先行ビームとし、他方を主ビームとして用いること
としてもよい。
【0041】この場合においては、まず、光磁気ディス
ク1の内外周に、または、ゾーンごとに、あるいは、セ
クタごとに、もしくは、これらの組合わせにおいて、レ
ベル検出用のパターンを書き、このレベル検出用のパタ
ーンを先行ビームによって再生して、ゴースト信号のレ
ベル、データ信号のレベル、ゴースト信号とデータ信号
とが重畳されたレベルを検出する。そして、レベル検出
用のパターンを主ビームによって再生して、ゴースト信
号のレベル、データ信号のレベル、ゴースト信号とデー
タ信号とが重畳されたレベルを検出する。
【0042】そして、先行ビームについてスライスレベ
ルS1,S2,S3を決定する。また、主ビームについ
てのスライスレベルS1,S2,S3を決定する。これ
らレベル検出用のパターンの読み取りにおける主ビーム
出力と先行ビーム出力との比を確認しておく。
【0043】データ信号の再生にあたっては、主ビーム
出力及び先行ビーム出力の比と、先行ビームの出力レベ
ルとに基づいて、主ビームについてのスライスレベルS
1,S2,S3を算出し、フィルタ手段を用いて主ビー
ムについてMO信号の処理をする。このように先行ビー
ムを用いると、レーザ光源の発光出力の変動があって
も、この変動に追随してスライスレベルS1,S2,S
3が変更されるので、セクタ単位などでデータ信号及び
ゴースト信号のレベルのチェックをする必要がない。ま
た、光磁気ディスク1の表面の塵挨や傷に対応した処理
も行えるようになる。
【0044】先行ビームは、専用の光ビームでも、トラ
ッキングサーボ用の光ビーム、例えば、3スポット方式
やDPP方式等を実施するための光ビームと兼用で用い
ることとしてもよい。この場合には、レーザ光源は一つ
であるので、先行ビームの光出力は、主ビームのレーザ
光源の発光出力の変動に追従して変化する。
【0045】なお、この光磁気ディスク再生装置におい
ては、光磁気ディスク1のセクタ単位において、ゴース
ト信号を検出するための信号の他に、AGC情報、外部
クロック位相情報、リードパワーコントローラ情報等を
も書込んでおくことができ、光磁気ディスクの再生にあ
たって各々の所定の情報を得るようにすることができ
る。
【0046】そして、図6に示す光磁気ディスク再生装
置は、図1に示した磁壁移動検出の場合の再生装置に対
して、外部磁場発生用のコイル28と、磁場強さ制御回
路27を追加し、磁区拡大再生(MAMMOS)を行う
ようにしたものである。この光磁気ディスク再生装置に
おいて、上述の図1により示した再生装置と共通の構成
の部分は、上述したと同様の動作をする。ここで、DS
P10には、データ信号ではない信号のレベルが信号弁
別回路7より入力される(なお、磁区拡大再生では、デ
ータ信号ではない信号のことを、ゴースト信号とはいわ
ない)。DSP10は、レーザ制御回路11にパワー制
御信号を送り、また、磁場強さ制御回路27にも制御信
号を出力する。
【0047】同様に、図7に示す光磁気ディスク再生装
置は、図4に示した磁壁移動検出の場合の再生装置に対
して、外部磁場発生用のコイル28と、磁場強さ制御回
路27を追加し、磁区拡大再生を行うようにしたもので
ある。この光磁気ディスク再生装置において、上述の図
4により示した再生装置と共通の構成の部分は、上述し
たと同様の動作をする。DSP10には、データ信号で
はない信号のレベルが信号弁別回路7より入力される。
DSP10は、レーザ制御回路11にパワー制御信号を
送り、また、磁場強さ制御回路27にも制御信号を出力
する。
【0048】これら、磁区拡大再生を行う光磁気ディス
ク再生装置においては、信号弁別回路7は、図18に示
すように、既知の記録マーク、例えば、試し書きエリア
に書き込まれた固定されたレベル検出用のパターンを再
生することによって、スライスレベルS5,S6を設定
する。スライスレベルS5は、記録マークがないところ
での外部磁界のみによる信号のレベルL4よりも高く、
記録マークと外部磁界とが重なったときの信号のレベル
L5よりも低いレベルである。スライスレベルS6は、
記録マークがないところでの外部磁界のみによる信号の
レベルL4よりも低いレベルである。スライスレベルS
5を用いることにより、データ信号のみが取り出され
る。
【0049】信号弁別回路7においては、図8に示すよ
うに、MO信号は、A/Dコンバータ13を経て、デジ
タル信号化されて、レベルL5検出回路15及びレベル
L4検出回路16に送られる。レベルL5は、記録マー
クと外部磁界とが重なったときの信号のレベルである。
レベルL4は、記録マークがないところでの外部磁界の
みによる信号のレベルである。
【0050】レベルL5は、スライスレベルS5決定回
路18に送られる。スライスレベルS5決定回路18
は、レベルL5に基づき、記録マークと外部磁界とが重
なったときの信号が存在することを識別するためのスラ
イスレベルS5を決定する。S5は、 L4<S5<L5 である。レベルL4は、スライスレベルS6決定回路1
9に送られる。スライスレベルS6決定回路19は、レ
ベルL4に基づき、記録マークがないところでの外部磁
界のみによる信号が存在することを識別するためのスラ
イスレベルS6を決定する。S6は、 S6<L4 である。
【0051】また、この信号分離回路7において、MO
信号は、S5判別回路21及びS6判別回路22に送ら
れる。S5判別回路21は、スライスレベルS5決定回
路18より、D/Aコンバータ24を介して、アナログ
信号化されたスライスレベルS5を供給され、MO信号
と比較する。MO≧S5のときは、比較結果がレベルL
5検出回路15に送られ、データ信号が出力される。S
6判別回路22は、スライスレベルS6決定回路19よ
り、D/Aコンバータ25を介して、アナログ信号化さ
れたスライスレベルS6を供給され、MO信号と比較す
る。MO≧S6のときは、比較結果がレベルL4検出回
路16に送られ、このレベルL4検出回路16からデー
タ信号ではない信号が出力される。
【0052】なお、この信号分離回路7においては、各
A/Dコンバータ、レベル検出回路及びレベル決定回路
には、PLL回路9よりクロック情報が供給されてい
る。
【0053】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る光磁気ディ
スク再生装置においては、磁区拡大光磁気ディスクを磁
壁移動検出、または、磁区拡大再生により再生する光磁
気ディスク再生装置であって、発光出力制御手段が読み
取り光ビームの発光出力を調整することにより、マーク
エッジ記録に適するように、データ信号波形のエッジを
急峻に維持し、かつ幅を安定させることができる。そし
て、読み取り信号中のデータ信号とデータ信号とは異な
るが信号として確認される信号とのレベルと幅が安定に
保たれるため、フィルタ手段により、これらデータ信号
とデータ信号とは異なるが信号として確認される信号と
を確実に分離できる。
【0054】すなわち、本発明は、磁壁移動検出、また
は、磁区拡大再生により光磁気ディスクの再生を行うに
あたって、正しいデータ信号の再生が行える光磁気ディ
スク再生装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光磁気ディスク再生装置の磁壁移
動検出(DWDD)用の構成を示すブロック図である。
【図2】上記光磁気ディスク再生装置(磁壁移動検出
用)を構成する信号分離回路を示すブロック図である。
【図3】レベル検出用のパターンを示す平面図及びこの
パターンに対応する波形図である。
【図4】上記光磁気ディスク再生装置の磁壁移動検出用
の構成の他の形態を示すブロック図である。
【図5】上記光磁気ディスク再生装置において読み取ら
れる光磁気ディスク上のマークを示す平面図、このマー
クに対応するMO信号の波形図及び信号分離回路におけ
る信号処理の過程を示す波形図である。
【図6】本発明に係る光磁気ディスク再生装置の磁区拡
大再生(MAMMOS)用の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】上記光磁気ディスク再生装置の磁区拡大再生用
の構成の他の形態を示すブロック図である。
【図8】上記光磁気ディスク再生装置(磁区拡大再生
用)を構成する信号分離回路を示すブロック図である。
【図9】光磁気ディスクの磁壁移動検出において生ずる
磁区拡大現象を発生過程ごとに示す縦断面図である。
【図10】上記光磁気ディスクを再生したときに得られ
るデータ信号及びゴースト信号を示す波形図である。
【図11】データ信号とゴースト信号との一部が重畳さ
れた状態の信号を示す波形図である。
【図12】再生レーザ光のパワーを充分に下げた場合の
データ信号の波形を示す波形図である。
【図13】再生レーザ光のパワーを充分に上げた場合の
データ信号の波形を示す波形図である。
【図14】再生レーザ光のパワーが同一である場合にお
いて、記録トラックの線速が変化した場合の等温領域の
変化を示すグラフである。
【図15】光磁気ディスクの磁区拡大再生において生ず
る磁区拡大現象を発生過程ごとに示す縦断面図である。
【図16】光磁気ディスクの磁区拡大再生において得ら
れるMO信号の波形を示す波形図である。
【図17】上記光磁気ディスク再生装置において読み取
られる光磁気ディスク上のマークを示す平面図、外部磁
界の変化を示す波形図、マークに対応するMO信号の波
形図及び信号分離回路における信号処理の過程を示す波
形図である。
【図18】上記光磁気ディスク再生装置において読み取
られる光磁気ディスク上のマークを示す平面図、外部磁
界の変化を示す波形図、レーザパワーまたは外部磁界が
強い場合のマークに対応するMO信号の波形図及び信号
分離回路における信号処理の過程を示す波形図である。
【図19】上記光磁気ディスク再生装置において読み取
られる光磁気ディスク上のマークを示す平面図、外部磁
界の変化を示す波形図、レーザパワーまたは外部磁界が
弱い場合のマークに対応するMO信号の波形図及び信号
分離回路における信号処理の過程を示す波形図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク、4 光学ピックアップ、5 I−
V変換マトリクス、7信号分離回路、9 PLL回路、
10 DSP、11 レーザ制御回路、27磁場強さ制
御回路、28 外部磁場発生用のコイル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁区拡大光磁気ディスクを再生する光磁
    気ディスク再生装置であって、 データクロックの2倍の周波数のクロックを生成するク
    ロック生成回路と、 内外周単位、ゾーン単位、あるいは、セクタ単位で光磁
    気ディスクに書込まれたレベル検出用のパターンを上記
    クロック生成回路により生成されたクロックを用いて再
    生したときの、データ信号及びデータ信号とは異なるが
    信号として確認される信号のレベルを検出するレベル検
    出手段と、 読み取り光ビームの出力を制御することによりデータ信
    号とは異なるが信号として確認される信号のレベルを維
    持させる発光出力制御手段と、 読み取り磁場の出力を制御することによりデータ信号と
    は異なるが信号として確認される信号のレベルを維持さ
    せる磁場出力制御手段と、 読み取り信号からデータ信号とは異なるが信号として確
    認される信号を除くフィルタ手段とを備えることを特徴
    とする光磁気ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 フィルタ手段は、データ信号とデータ信
    号とは異なるが信号として確認される信号とを信号レベ
    ルの弁別により分離することを特徴とする請求項1記載
    の光磁気ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 フィルタ手段は、データ信号とデータ信
    号とは異なるが信号として確認される信号とを信号のエ
    ッジの位置に基づいて弁別して分離することを特徴とす
    る請求項1記載の光磁気ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 発光出力制御手段は、光磁気ディスクの
    読み取り光ビームに対する線速度に応じて読み取り光ビ
    ームの出力を制御することを特徴とする請求項1記載の
    光磁気ディスク再生装置。
  5. 【請求項5】光磁気ディスクのセクタ単位において、レ
    ベル検出用のパターンの他に、AGC、外部クロック位
    相情報、リードパワーコントローラ情報をも書込んでお
    き、各々の所定の情報を得ることを特徴とする請求項1
    記載の光磁気ディスク再生装置。
  6. 【請求項6】 磁場出力制御手段は、データクロック以
    上のクロックで交番磁場を発生することを特徴とする請
    求項1記載の光磁気ディスク再生装置。
  7. 【請求項7】 磁場出力制御手段は、直流磁場を発生す
    ることを特徴とする請求項1記載の光磁気ディスク再生
    装置。
  8. 【請求項8】 クロック生成回路は、光磁気ディスクに
    書き込まれた外部クロック位相情報に基づいて、クロッ
    ク信号を生成することを特徴とする請求項1記載の光磁
    気ディスク再生装置。
  9. 【請求項9】光磁気ディスクより情報信号の読み取りを
    行うための主ビームに先行して該光磁気ディスクに照射
    される先行ビームを有し、 データ信号とは異なるが信号として確認される信号のレ
    ベルの検出は、上記先行ビームによって行うことを特徴
    とする請求項1記載の光磁気ディスク再生装置。
  10. 【請求項10】先行ビームは、トラッキングサーボ用の
    光ビームとしても使用されることを特徴とする請求項9
    記載の光磁気ディスク再生装置。
JP5111998A 1998-03-03 1998-03-03 光磁気ディスク再生装置 Withdrawn JPH11250521A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005024815A1 (en) * 2003-09-10 2005-03-17 Koninklijke Philips Electronics N.V. Read-out control for use with a domain expansion recording medium
US8872617B2 (en) 2009-02-25 2014-10-28 Kyocera Corporation Data-processing device and data-processing program with bio-authorization function

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WO2005024815A1 (en) * 2003-09-10 2005-03-17 Koninklijke Philips Electronics N.V. Read-out control for use with a domain expansion recording medium
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