JPH11253142A - 食品保存用水溶液組成物及びその製造方法 - Google Patents

食品保存用水溶液組成物及びその製造方法

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JPH11253142A
JPH11253142A JP5858298A JP5858298A JPH11253142A JP H11253142 A JPH11253142 A JP H11253142A JP 5858298 A JP5858298 A JP 5858298A JP 5858298 A JP5858298 A JP 5858298A JP H11253142 A JPH11253142 A JP H11253142A
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JP
Japan
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component
aqueous solution
lauryl sulfate
composition
food
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Pending
Application number
JP5858298A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Uemura
弘 植村
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MEIYUU SANGYO KK
Original Assignee
MEIYUU SANGYO KK
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Publication date
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】食品保存効果に優れるとともに、低温でも安定
かつ透明な食品保存用水溶液組成物を提供することを主
な目的とする。 【解決手段】チアミンラウリル硫酸塩及びマルトシルサ
イクロデキストリンを含む食品保存用水溶液組成物、及
びその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な食品保存用
水溶液組成物及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】チアミンラウリル硫酸塩は、ビタミンB
1補給の栄養剤として用いられており、また食品の日持
ち剤としても使用されている。特に、カビ、酵母等の静
菌効果に優れ、これらの発生しやすい食品の日持ち剤と
して有効である。ところが、チアミンラウリル硫酸塩の
水への溶解性は約0.0025%(20℃)と低いた
め、チアミンラウリル硫酸塩の液体品は濁りや沈殿が生
じやすく、安定性に欠ける。また、たとえ、濁り、沈殿
物等が品質に影響を与えなくても、外観が損なわれるこ
とにより商品価値を低下させる結果となる。作業性、効
能等の点から液体製剤として用いるのが好ましいが、上
記のような問題からチアミンラウリル硫酸塩は粉末製剤
として使用されるのが一般的である。
【0003】チアミンラウリル硫酸塩の液体製剤とし
て、高濃度の酢酸あるいはこれと高濃度のエチルアルコ
ールを主溶媒としたものが知られているものの、酢酸
臭、酢酸エチル臭等が残るという問題がある。この点に
おいても、チアミンラウリル硫酸塩を食品保存用の液体
製剤として用いるにはさらなる改善が必要である。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】以上のように、いずれ
の従来技術においても、チアミンラウリル硫酸塩から安
定で透明な液体製剤をつくることが困難である。
【0005】従って、本発明は、食品保存効果に優れる
とともに、低温でも安定かつ透明な食品保存用水溶液組
成物を提供することを主な目的とする。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明者は、従来技術の問題点
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、上記目的を達
成できる新規な組成物を得ることに成功し、ついに本発
明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、下記の食品保存用水
溶液組成物及びその製造方法に係るものである。
【0008】1.チアミンラウリル硫酸塩及びマルトシ
ルサイクロデキストリンを含む食品保存用水溶液組成
物。
【0009】2.チアミンラウリル硫酸塩をマルトシル
サイクロデキストリンの存在下で水に溶解させることを
特徴とする食品保存用水溶液組成物の製造方法。
【0010】
【発明の実施の形態】チアミンラウリル硫酸塩として
は、市販品をそのまま使用することができる。また、い
ずれの製法によって得られたものも使用することができ
る。チアミンラウリル硫酸塩は、主として本発明組成物
における保存効果等に寄与する。
【0011】本発明にいうマルトシルサイクロデキスト
リンは、サイクロデキストリン(以下「CD」ともい
う)にマルトースが結合したものである。具体的には、
α−サイクロデキストリン、β−サイクロデキストリ
ン、γ−サイクロデキストリン等にマルトース1分子が
α−1,6結合したものであり、本発明ではいずれも用
いることができる。また、本発明では、単独のもの及び
各化合物の2種以上の混合物のいずれであっても使用で
きる。
【0012】また、これらマルトシルサイクロデキスト
リンは、いずれの製法によって得られたものも使用でき
る。例えば、サイクロデキストリンとマルトースとを特
定条件下でプルラナーゼ(酵素)を用いて反応させるこ
とにより得たものを使用できる。
【0013】また、本発明では、マルトシルサイクロデ
キストリンは、市販品も使用することができる。市販品
としては、例えば「イソエリート」(商標名、大洋漁業
(株)、塩水港精糖(株)製、マルトシルα−CD:マ
ルトシルβ−CD:マルトシルγ−CD=6:3:1
(重量比)の混合品)を好適に用いることができる。
【0014】本発明組成物において、マルトシルサイク
ロデキストリンは、主として可溶化安定成分としての機
能を果たし、これが欠けるとチアミンラウリル硫酸塩を
有効に低温で安定して溶解させることが困難となる。
【0015】各成分の割合は、添加する食品の種類、最
終製品の用途・目的、用いるマルトシルサイクロデキス
トリンの種類等に応じて適宜設定することができる。チ
アミンラウリル硫酸塩は、本発明水溶液組成物中、通常
0.1〜3重量%程度、好ましくは0.3〜2重量%と
すれば良い。マルトシルサイクロデキストリンは、本発
明水溶液組成物中、通常1〜70重量%程度、好ましく
は3〜50重量%とすれば良い。
【0016】チアミンラウリル硫酸塩とマルトシルサイ
クロデキストリンとの割合は、用いるマルトシルサイク
ロデキストリンの種類等によって適宜設定すれば良く、
通常はマルトシルサイクロデキストリン/チアミンラウ
リル硫酸塩(重量比)で7以上、好ましくは10以上と
すれば良い。なお、上限については、特に制限されず、
コスト的に不利にならない範囲内で適宜設定すれば良
い。
【0017】これら必須成分以外にも、本発明の効果を
妨げない範囲であれば、その他の公知の食品添加剤等を
必要に応じて併用することができる。例えば、pH調整
のために、酢酸、リンゴ酸、クエン酸、アジピン酸、フ
マル酸、コハク酸、グルコン酸、酒石酸等の有機酸又は
これらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩等)を添加する
ことも可能である。
【0018】本発明の水溶液組成物は、チアミンラウリ
ル硫酸塩をマルトシルサイクロデキストリンの存在下で
水に溶解させることにより調製することができる。ここ
にいう水は、水のほか、予め他の成分が溶解している場
合は水溶液をいう。但し、本発明では、他の成分を添加
する前に、チアミンラウリル硫酸塩をマルトシルサイク
ロデキストリンの存在下で水に溶解させることが好まし
い。
【0019】各成分の配合順序は、各成分を溶解できる
限りは特に制限されない。例えば、各成分を同時に水に
溶解させても良く、また予め調製したマルトシルサイク
ロデキストリン水溶液にチアミンラウリル硫酸塩等を溶
解させても良い。なお、他の成分(有機酸等)を添加す
る場合は、チアミンラウリル硫酸塩をマルトシルサイク
ロデキストリンの存在下で水に溶解させて得た水溶液に
有機酸等を添加することが好ましい。
【0020】本発明の食品保存用水溶液組成物は、あら
ゆる食品に適用することが可能であり、またその調理前
又は調理後のいずれの時点で添加しても有効な効果を得
ることができる。また、その添加量は、所定の効果が得
られるように、食品の種類、調理方法等に応じて適宜設
定すれば良い。
【0021】
【発明の効果】本発明は、チアミンラウリル硫酸塩とと
もに、主に可溶化安定成分として機能するマルトシルサ
イクロデキストリンを配合することにより、低温でも安
定で透明な食品保存用水溶液組成物(低温安定性食品保
存用水溶液組成物)を提供することができる。すなわ
ち、組成物自体の保存安定性に優れており、常に有効な
保存効果(日持ち効果、静菌効果等)を得ることができ
る。
【0022】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特
徴をより具体的に説明する。
【0023】実施例1〜18及び比較例1〜6 表1〜表5に示す組成及び配合割合で試料をそれぞれ調
製した。各試料について、調製後の25℃における液状
を観察した。さらに、各成分が完全に溶解した試料につ
いては、1ヶ月経過後の液状を観察した。これらの結果
も各表に併せて示す。
【0024】なお、表中、「○」は濁りがなく透明であ
るもの、「×」は完全に溶解せずに濁り及び沈殿物が認
められたものを示し、「イソエリートP」及び「G2−
β−CD」はいずれもマルトシルサイクロデキストリン
混合物(塩水港精糖(株)製)を示し、「VB1L」は
チアミンラウリル硫酸塩を示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】以上の結果より、本発明の水溶液組成物
は、各成分が完溶して透明となり、しかも低温安定性に
優れていることがわかる。
【0031】試験例1 米320gを水で3回といだ後、実施例17及び実施例
18の各試料4.8gを水に溶解させた水溶液400m
lに40分間浸漬して放置した後、電気釜にてそれぞれ
炊飯した。15分間熟成した後、容器に移して30分間
室内に開放したまま放置した。その後、容器に蓋をして
30℃の恒温室に保管し、腐敗臭、腐敗の進行状態等を
それぞれ観察した。その結果も表7に示す。
【0032】表7中、「−」はカビ、腐敗臭等が全く認
められなかったものを示す。「+」はカビ、腐敗臭等が
認められたものを示し、記号の数が多いほどカビ、腐敗
臭等の度合いが大きいことを示す。
【0033】なお、表7には、比較のため、無添加(何
も添加しなかったもの)、比較試料1(クエン酸1.4
重量%水溶液)及び比較試料2(リンゴ酸1.4重量%
水溶液)の結果も併せて示す。
【0034】
【表6】
【0035】表6の結果より、本発明の水溶液組成物
が、優れた食品保存効果を発揮することがわかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チアミンラウリル硫酸塩及びマルトシルサ
    イクロデキストリンを含む食品保存用水溶液組成物。
  2. 【請求項2】チアミンラウリル硫酸塩をマルトシルサイ
    クロデキストリンの存在下で水に溶解させることを特徴
    とする食品保存用水溶液組成物の製造方法。
JP5858298A 1998-03-10 1998-03-10 食品保存用水溶液組成物及びその製造方法 Pending JPH11253142A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007297355A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Okuno Chem Ind Co Ltd チアミンラウリル硫酸塩含有水溶液製剤
JP2008113625A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Ueno Fine Chem Ind Ltd 食品保存剤および食品の保存方法

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007297355A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Okuno Chem Ind Co Ltd チアミンラウリル硫酸塩含有水溶液製剤
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