JPH11255778A - シリルチオアルケン化合物及びその製造方法 - Google Patents

シリルチオアルケン化合物及びその製造方法

Info

Publication number
JPH11255778A
JPH11255778A JP10062575A JP6257598A JPH11255778A JP H11255778 A JPH11255778 A JP H11255778A JP 10062575 A JP10062575 A JP 10062575A JP 6257598 A JP6257598 A JP 6257598A JP H11255778 A JPH11255778 A JP H11255778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrocarbon group
group
compound
general formula
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10062575A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2942824B1 (ja
Inventor
Ritsuhiyou Kan
立彪 韓
Masato Tanaka
正人 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP10062575A priority Critical patent/JP2942824B1/ja
Priority to US09/261,387 priority patent/US5977394A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2942824B1 publication Critical patent/JP2942824B1/ja
Publication of JPH11255778A publication Critical patent/JPH11255778A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/12Organo silicon halides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 精密化学品分野における合成用試薬として有
用な新規なシリルチオアルケン類及びその製造方法を提
供する。 【解決手段】 白金錯体触媒の存在下、シリルスルフィ
ドとアセチレン類、又はジスルフィド化合物とジシラン
化合物とアセチレン類とを反応させて、新規なシリルチ
オアルケン類を製造し、所望に応じさらに炭化水素カル
ボニウムイオン発生剤又は脱ハロゲン化水素剤の存在下
にアルコールを反応させて、新規なシリルチオアルケン
類を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケイ素原子と硫黄
原子とを含み、各種化合物の製造原料として有用な新規
なシリルチオアルケン化合物及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】シリルチオアルケン化合物は、シリル基
と硫黄原子を含むため、これを用いて触媒の存在下で有
機ハロゲン化合物とを位置及び立体選択的カップリング
反応させることにより、炭素−炭素結合を容易に形成さ
せ、硫黄原子を含む化合物を得ることができるし、オス
ミウム酸化などにより硫黄原子を含むジオールやエノー
ルエーテルを生成しうるので、医薬、農薬のような各種
化合物の製造原料又は合成中間体として広く利用されて
いる。
【0003】ところで、これまで、シリルチオアルケン
化合物は一般に、例えばラジカル開始剤の存在下又は光
照射下に、シリルアルキン化合物をチオール化合物と反
応させる方法、触媒の存在下でシリルアルケニルハライ
ド化合物とスタニルスルフィドとのカップリング反応な
どが提案されていたが、これらの方法に用いるシリル基
含有出発物質自体の製造が困難であって、工業的に有利
な方法とはいえない。したがって、炭化水素から直接に
得られるシリルチオアルケン化合物が要望されていた
が、これまで、このようなものは知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、精密化学品分野における合成試薬などと
して有用な新規なシリルチオアルケン化合物を、入手が
容易な原料を用い、効率よく、かつ工業的に有利に提供
することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、各種有用
化合物の原料又は合成中間体として重要なシリル基及び
チオ基を有する新規なアルケン化合物を製造するため
に、鋭意研究を重ねた結果、アセチレン又はジアセチレ
ン化合物にシリルスルフィドを又はジスルフィドとジシ
ラン化合物とを反応させることにより、新規のシリルチ
オアルケン化合物を容易に製造しうることを見出し、こ
の知見に基づいて本発明をなすに至った。
【0006】すなわち、本発明は、一般式
【化8】 (式中のnは1又は2、Rはnが1の場合は水素原子、
炭化水素基又は置換炭化水素基、nが2の場合は二価の
炭化水素基、Arは芳香族炭化水素基又は核置換芳香族
炭化水素基、Xはハロゲン原子、炭化水素基又は炭化水
素オキシ基である)で表わされるシリルチオアルケン化
合物を提供すること、及びこのシリルチオアルケン化合
物を、白金錯体触媒の存在下、一般式 R−(C≡CH)n (II) (式中のn及びRは前記と同じ意味をもつ)で表わされ
るアセチレン又はジアセチレン化合物に、一般式 ArS−SiX3′(III) (式中のArは芳香族炭化水素基又は核置換芳香族炭化
水素基、X′はハロゲン原子である)で表わされるシリ
ルスルフィドを反応させる方法(以下本発明第一方法と
いう)、あるいは白金錯体触媒の存在下、一般式 ArS−SAr (IV) (式中のArは前記と同じ意味をもつ)で表わされるジ
スルフィド化合物と、一般式 X′3Si−SiX′3(V) (式中のX′は前記と同じ意味をもつ)で表わされるジ
シラン化合物と、一般式 R−(C≡CH)n (VI) (式中のn及びRは前記と同じ意味をもつ)で表わされ
るアセチレン又はジアセチレン化合物を反応させる方法
(以下本発明第二方法という)、あるいは一般式
【化9】 (式中のn、R、Ar及びX′は前記と同じ意味をも
つ)で表わされるハロゲノシリルチオアルケン化合物
に、炭化水素カルボニウムイオン発生剤を反応させる方
法(以下本発明第三方法という)又は上記のハロゲノシ
リルチオアルケン化合物に、脱ハロゲン化水素の存在
下、 R′−OH (VIII) (式中のR′は炭化水素基又は置換炭化水素基である)
で表わされるヒドロキシル化合物を反応させる方法(以
下本発明第四方法という)によって製造することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】前記一般式(I)で表わされるシ
リルチオアルケン化合物は、文献未載の新規化合物であ
る。そして、nが1の場合は、一般式
【化10】 (式中のRは水素原子、炭化水素基又は置換炭化水素基
であり、Ar及びXは前記と同じ意味をもつ)で表わさ
れるシリルチオアルケン化合物であり、nが2の場合
は、一般式
【化11】 (式中のRは二価の炭化水素基であり、Ar及びXは前
記と同じ意味をもつ)で表わされるビス(シリルチオア
ルケン)化合物である。
【0008】前記一般式(I′)においてRで示される
炭化水素基の例としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基のようなアルキル基や、エテニル基、プ
ロペニル基、ブテニル基のようなアルケニル基や、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘキセニル基
のようなシクロアルキル基又はシクロアルケニル基や、
フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基のよう
なアリール基や、ベンジル基、フェネチル基のようなア
ラルキル基を挙げることができる。
【0009】また、置換炭化水素基の例としては、例え
ば2‐クロロエチル基、3‐クロロプロピル基、4‐ブ
ロモブチル基、2‐メトキシエチル基、3‐アミノプロ
ピル基、2‐シアノエチル基、3‐シアノプロピル基、
4‐ニトロブチル基、トリブロモジメチルスルホニルブ
チル基、第三ブチルカルボニルオキシエチル基、p‐ク
ロロフェニル基、p‐アセチルフェニル基などのハロゲ
ノ基、アルコキシ基、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、
アルキルカルボニルオキシ基、アシル基などで置換され
た炭化水素基を挙げることができる。
【0010】また、Arで示される芳香族炭化水素基又
は置換芳香族炭化水素基の例としては、フェニル基、4
‐クロロフェニル基、4‐ブロモフェニル基、4‐メト
キシフェニル基などを挙げることができる。
【0011】次に、Xで示されるハロゲン原子として
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子があ
り、炭化水素基としては、メチル基、プロピル基のよう
なアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基の
ようなシクロアルキル基、フェニル基、トリル基のよう
なアリール基、ベンジル基のようなアラルキル基などが
ある。また、炭化水素オキシ基の例としては、メトキシ
基、プロポキシ基、シクロヘキシルオキシ基、フェノキ
シ基、ベンジルオキシ基などを挙げることができる。
【0012】他方、一般式(I″)においてRで示され
る二価の炭化水素基は、メチレン基、テトラメチレン
基、ペンタメチレン基のようなアルキレン基、フェニレ
ン基、ナフタレン基のようなアリーレン基などであり、
これらは場合により官能基で置換されていてもよい。こ
の一般式(I″)中のAr及びXで示される基の例とし
ては、一般式(I′)の場合と同じものを挙げることが
できる。
【0013】これらの一般式(I′)及び(I″)で表
わされる化合物は、前記した本発明第一方法ないし本発
明第四方法に従って製造することができる。本発明第一
方法においては、前記一般式(II)で表わされるアセ
チレン又はジアセチレン化合物を原料として用い、これ
に前記一般式(III)で表わされるシリルスルフィド
を反応させる。
【0014】この際に用いる一般式(II)のアセチレ
ン化合物の例としては、アセチレン、ブチン、オクチ
ン、フェニルアセチレン、プロパルギルエーテル、シク
ロヘキセニルアセチレンなどを、またジアセチレン化合
物の例としては、1,4‐ペンタジイン、1,8‐ノナ
ジイン、ジエチニルベンゼンなどをそれぞれ挙げること
ができる。また、これらのアセチレン又はジアセチレン
化合物と反応させる一般式(III)のシリルスルフィ
ドの例としては、(トリクロロシリル)フェニルスルフ
ィド、(トリブロモシリル)フェニルスルフィド、(ト
リフルオロシリル)フェニルスルフィドなどがある。
【0015】次に、本発明第二方法においては、前記の
一般式(II)のアセチレン又はジアセチレン化合物
に、前記一般式(IV)で表わされるジスルフィド化合
物と前記一般式(V)で表わされるジシラン化合物を同
時に反応させる。この際に用いる一般式(IV)のジス
ルフィドの例としては、ジフェニルジスルフィド、ビス
(4‐クロロフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐ブロ
モフェニル)ジスルフィド、ビス(4‐メトキシフェニ
ル)ジスルフィドなどを、また一般式(V)のジシラン
化合物の例としては、ヘキサクロロジシラン、ヘキサフ
ルオロジシラン、ヘキサブロモジシランなどをそれぞれ
挙げることができる。
【0016】本発明第一方法及び第二方法において用い
られる白金錯体触媒としては、いわゆる低原子価の白金
錯体、特に三級ホスフィンやホスファイトを配位子とす
るゼロ価錯体が好ましいが、その他の白金錯体も用いる
ことができる。また、反応系中で容易にゼロ価白金錯体
に変換される適当な前駆錯体を用いることもできる。さ
らに、三級ホスフィンやホスファイトを含まない適当な
白金化合物と三級ホスフィンやホスファイトを反応系中
で混合し、三級ホスフィン又は三級ホスファイトを配位
子とする低原子価白金錯体を生成させてそのまま触媒と
して用いるのも有利である。これらの白金錯体におい
て、有利な性能を発揮する配位子としては、種々の三級
ホスフィンやホスファイトを挙げることができるが、い
わゆる電子供与性が極度に強いものは反応速度面で必ず
しも有利ではない。好適な配位子としては、例えばトリ
フェニルホスフィン、トリス(4‐クロロフェニル)ホ
スフィン、トリス(4‐フルオロフェニル)ホスフィ
ン、トリトリルホスフィン、ジフェニルメチルホスフィ
ン、フェニルジメチルホスフィン、ジフェニルシクロヘ
キシルホスフィン、フェニルジシクロヘキシルホスフィ
ン、1,4‐ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、ト
リメチルホスファイト、トリフェニルホスファイトなど
が挙げられる。これらの配位子は単独で導入してもよい
し、2種以上を組み合わせて導入してもよい。
【0017】このような三級ホスフィンやホスファイト
を配位子として含まない錯体としては、ビス(1,5‐
シクロオクタジエン)白金、ビス(ジベンジリデンアセ
トン)白金などが挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。また、好適に用いられるホスフィン又はホ
スファイト錯体としては、テトラキス(トリフェニルホ
スフィン)白金、トリス(トリフェニルホスフィン)白
金、(エチレン)ビス(トリフェニルホスフィン)白金
などが挙げられる。本発明においては、この白金錯体触
媒を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用
いてもよい。
【0018】この本発明第一方法及び第二方法において
は、必ずしも反応溶媒を必要としないが、必要に応じ
て、溶媒中で反応を実施することができる。この溶媒と
しては通常、炭化水素系溶媒やエーテル系溶媒が用いら
れるがこれに限られることはない。また、白金錯体触媒
の使用量は、いわゆる触媒量でよく、一般的には、原料
のアセチレン化合物又はジアセチレン化合物に対して、
20モル%以下で十分である。
【0019】本発明第一方法においては、アセチレン化
合物又はジアセチレン化合物とシリルスルフィドとを反
応させ、本発明第二方法においては、アセチレン化合物
又はジアセチレン化合物とジスルフィド化合物とジシラ
ン化合物とを反応させるが、各原料は、一般に、化学量
論的な割合で用いるのが有利である。もちろん、化学量
論的な割合を逸脱しても、反応の生起を阻害するもので
はない。反応温度は、あまりに低温では反応が有利な速
度で進行せず、あまりに高温では触媒が分解するので、
一般的には、室温ないし300℃の範囲から選ばれ、好
ましくは50〜150℃の範囲で実施される。
【0020】この反応は、酸素に敏感であり、反応の実
施は、窒素やアルゴン、メタンなどの不活性ガス雰囲気
下で行うのが好ましい。反応混合物からの生成物の分離
は、クロマトグラフィー、蒸留又は再結晶などによって
容易に達成される。このようにして、前記一般式(I)
で表わされるハロゲノシリルチオアルケン又はビス(ハ
ロゲノシリルチオアルケン)が得られる。
【0021】次に本発明第三方法によれば、本発明第一
方法又は第二方法で得られた、前記一般式(VII)の
ハロゲノシリルチオアルケンに、カルボニウムイオン発
生剤を反応させることにより、そのハロゲン原子を炭化
水素基又は置換炭化水素基に変換することができる。こ
の際用いられるカルボニウムイオン発生剤としては、メ
チルリチウム、エチルリチウム、ブチルリチウム、フェ
ニルリチウムなどの有機リチウム化合物、又はメチルグ
リニャール、エチルグリニャール、ブチルグリニャー
ル、フェニルグリニャールなどの有機グリニャール化合
物などが用いられる。このカルボニウムイオン発生剤と
の反応は、通常エーテル系溶媒中において、−20〜2
0℃程度の温度で実施される。
【0022】また、本発明第四方法によれば、前記した
一般式(VII)のハロゲノシリルチオアルケンに、前
記一般式(VIII)のヒドロキシル化合物を反応させ
ることにより、そのハロゲン原子を炭化水素オキシ基に
変換することができる。この際用いられるヒドロキシル
化合物の例としては、メチルアルコール、エチルアルコ
ール、プロピルアルコール、ブチルアルコール、フェノ
ール、ベンジルアルコールなどを挙げることができる。
この方法においては、脱ハロゲン化水素剤を用いること
が必要であるが、この脱ハロゲン化水素剤としては、ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジンのような
有機塩基が好ましい。この方法は、通常炭化水素系溶媒
やエーテル系溶媒中において、−20℃ないし20℃の
温度で行われる。
【0023】本発明第三方法及び第四方法における反応
混合物から目的化合物を分離するには、クロマトグラフ
ィー、蒸留、再結晶など慣用の分離方法を用いて行うこ
とができる。このようにして、前記一般式(I′)及び
(I″)で表わされるシリルチオアルケン化合物及びビ
ス(シリルチオアルケン)化合物を得ることができる。
本発明化合物の同定は、常法に従い、元素分析や核磁気
共鳴スペクトル(1H−NMR、13C−NMR)、赤外
吸収スペクトル(IR)、マススペクトルなどの測定に
よって行うことができる。
【0024】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。
【0025】実施例1 トルエン 1ミリリットルに、(トリクロロシリル)フ
ェニルスルフィド 1ミリモル、1‐オクチン 1ミリモ
ル、触媒として(エチレン)ビス(トリフェニルホスフ
ィン)白金(5モル)%を加え、窒素雰囲気下、110
℃で24時間反応させた。反応液を濃縮し、減圧下で蒸
留することにより、(Z)‐2‐フェニルチオ‐1‐ト
リクロロシリル‐1‐オクテンが67%の収率で得られ
た。この化合物は文献未載の新規物質であり、そのスペ
クトルデータ及び元素分析値は以下のとおりである。1 H−NMR(C66):δ 7.21−7.24(m,
2H),6.87−6.94(m,3H),5.78
(s,1H),1.96(t,2H,J=7.4H
z),0.95−1.24(m,8H),0.79
(t,3H,J=7.2Hz)13 C−NMR(C66):δ 166.6,133.
0,129.4,128.5,127.2,123.
4,38.9,31.6,28.5,28.4,22.
7,14.2 IR(液膜):2960,2936,2862,156
2,1479,1439,1069,1025,74
3,690cm-1 元素分析値:C1419Cl3SSiとしての 計算値:C,47.53;H,5.41 実測値:C,47.41;H,5.47 HRMS(EI,70eV): 計算値:352.0041 実測値:352.0062
【0026】実施例2 トルエン 3ミリリットルに、ヘキサクロロジシラン
1.5ミリモル、ジフェニルジスルフィド 1.5ミリ
モル、1‐オクチン 3ミリモル、触媒として(エチレ
ン)ビス(トリフェニルホスフィン)白金(硫黄に対
し、1.5モル%)を加え、窒素雰囲気下、110℃で
12時間反応させた。反応液を濃縮し、減圧下で蒸留す
ることにより、(Z)‐2‐フェニルチオ‐1‐トリク
ロロシリル‐1‐オクテンが63%の収率で得られた。
得られた化合物のスペクトルは実施例1で得られたもの
と一致した。
【0027】実施例3 トルエン 3ミリリットルに、ヘキサクロロジシラン
1.5ミリモル、ジフェニルジスルフィド 1.5ミリ
モル、1‐オクチン 3ミリモル、触媒として(エチレ
ン)ビス(トリフェニルホスフィン)白金(硫黄に対
し、1.5モル%)を加え、窒素雰囲気下、110℃で
12時間反応させた。NMRにより、(Z)‐2‐フェ
ニルチオ‐1‐トリクロロシリル‐1‐オクテンが73
%の収率で生成した。
【0028】実施例4 実施例3により生成した(Z)‐2‐フェニルチオ‐1
‐トリクロロシリル‐1‐オクテンの反応溶液にエーテ
ル 30ミリリットルを加え、0℃でメチルリチウム
(1モル/リットルのエーテル溶液)9ミリモルと0.
5時間反応させた。次いで、水 10ミリリットルを加
え、反応液をエーテルで抽出し、溶媒を減圧下で除去し
たのち、残留物を蒸留することにより、(Z)‐2‐フ
ェニルチオ‐1‐トリメチルシリル‐1‐オクテンが6
5%の収率で得られた。この化合物は文献未載の新規物
質であり、そのスペクトルデータは、以下のとおりであ
る。1 H−NMR(C66):δ 7.32−7.35(m,
2H),6.92−7.03(m,3H),6.03
(s,1H),2.26(t,2H,J=7.1H
z),1.11−1.55(m,8H),0.81
(t,3H,J=6.9Hz),0.34(s,9H)13 C−NMR(C66):δ 153.5,135.
9,135.4,130.8,129.2,126.
7,40.2,32.0,28.9,28.8,22.
9,14.2,0.1229 Si−NMR(C66):−9.9 HRMS(EI,70eV):C1728SSiとしての 計算値:292.1661 実測値:292.1659
【0029】実施例5 トルエン 3ミリリットルに、ヘキサクロロジシラン
1.5ミリモル、ビス(4‐クロロフェニル)ジスルフ
ィド 1.5ミリモル、1‐オクチン 3ミリモル、触媒
として(エチレン)ビス(トリフェニルホスフィン)白
金(硫黄に対し、1.5モル%)を加え、窒素雰囲気
下、110℃で12時間反応させた。NMRにより、
(Z)‐2‐(4‐クロロフェニルチオ)‐1‐トリク
ロロシリル‐1‐オクテンが93%の収率で生成した。
【0030】実施例6 実施例5により生成した(Z)‐2‐(4‐クロロフェ
ニルチオ)‐1‐トリクロロシリル‐1‐オクテンの反
応溶液に、エーテルを30ミリリットル加え、0℃でト
リエチルアミン 10ミリモル、エチルアルコール 10
ミリモルを加え、0.5時間反応させた。沈殿物をろ過
により除去したのち、反応液を濃縮し、液体クロマトグ
ラフィーにより単離精製すると、(Z)‐2‐(4‐ク
ロロフェニルチオ)‐1‐トリエトキシシリル‐1‐オ
クテンが83%の収率で得られた。この化合物は文献未
載の新規物質であり、そのスペクトルデータ及び元素分
析値は以下のとおりである。1 H−NMR(C66):δ 7.11−7.15(m,
2H),6.92−6.97(m,2H),5.94
(s,1H),3.97(q,6H,J=7.0H
z),2.13(t,2H,J=7.4Hz),1.2
7−1.43(m,2H),1.25(t,9H,J=
7.0Hz),1.05−1.21(m,6H),0.
81(t,3H,J=6.8Hz)13 C−NMR(C66):δ 157.0,133.
6,133.4,133.0,129.3,126.
3,58.8,39.6,31.8,28.8,28.
6,22.8,18.6,14.229 Si−NMR(C66):−61.1 IR(液膜):2976,2930,1580,147
7,1390,1168,1083,961,820,
774cm-1 元素分析値:C2033ClO3SSiとしての 計算値 C,57.60;H,7.97 実測値:C,57.61;H,7.80 HRMS(EI,70eV): 計算値:416.1606 実測値:416.1496
【0031】実施例7 出発原料としてベンジルアセチレンを用い、これにヘキ
サクロロジシラン及びビス(4‐クロロフェニル)ジス
ルフィドとを実施例5と同じようにして反応させたの
ち、実施例6と同様にしてエチルアルコールを反応させ
ることにより、(Z)‐2‐(4‐クロロフェニルチ
オ)‐3‐フェニル‐1‐トリエトキシシリル‐1‐プ
ロペンを76%の収率で得た。この化合物は文献未載の
新規物質であり、そのスペクトルデータ及び元素分析値
は以下のとおりである。1 H−NMR(CDCl3):δ 7.20−7.33
(m,7H),6.99−6.02(m,2H),5.
65(s,1H),3.90(q,6H,J=7.0H
z),3.45(s,2H),1.24(t,9H,J
=7.0Hz)13 C−NMR(CDCl3):δ 156.2,137.
9,133.7,133.6,132.4,129.
1,129.0,128.4,126.6,125.
7,58.7,45.6,18.329 Si−NMR(CDCl3):−60.8 IR(液膜):2976,2926,2888,158
2,1477,1390,1168,1083,101
3,961,822,754,698cm-1 元素分析値:C2127ClO3SSiとしての 計算値:C,59.62;H,6.43 実測値:C,59.55;H,6.42 HRMS(EI,70eV): 計算値:422.1137 実測値:422.1154
【0032】実施例8 ベンジルアセチレンの代りにフェニルアセチレンを用
い、実施例7と同様にして、(Z)‐1‐(4‐クロロ
フェニルチオ)‐1‐フェニル‐2‐トリエトキシシリ
ルエテンを62%の収率で得た。このもののスペクトル
データ及び元素分析値は以下のとおりである。1 H−NMR(C66):δ 7.46−7.49(m,
2H),6.73−7.02(m,7H),6.41
(s,1H),3.98(q,6H,J=7.0H
z),1.26(t,9H,J=7.0Hz)13 C−NMR(C66):δ 154.2,140.
4,134.3,132.5,131.3,130.
7,129.3,128.9,128.5,128.
1,59.0,18.6 IR(液膜):2976,2888,1555,147
7,1446,1390,1168,1081,96
3,777,756cm-1 HRMS(EI,70eV):C2025ClO3SSi
としての計算値:408.0981 実測値:408.1064
【0033】実施例9 ベンジルアセチレンの代りに、4‐クロロフェニルアセ
チレンを用い、実施例7と同様に反応させることによ
り、(Z)‐1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐(4‐
クロロフェニルチオ)‐2‐トリエトキシシリルエテン
を65%の収率で得た。このもののスペクトルデータ及
び元素分析値は以下のとおりである。1 H−NMR(CDCl3):δ 7.45−7.48
(m,2H),7.15−7.18(m,2H),7.
07−7.08(m,4H),6.17(s,1H),
3.92(q,6H,J=7.1Hz),1.25
(t,9H,J=7.1Hz)13 C−NMR(CDCl3):δ 153.1,138.
5,134.7,133.3,132.5,131.
1,129.1,128.9,128.8,128.
3,58.9,18.329 Si−NMR(CDCl3):δ −61.9 IR(液膜):2976,2928,2890,159
3,1574,1555,1477,1392,116
8,1094,1013,963,816,775cm
-1 元素分析値:C2024Cl23SSiとしての 計算値 C,54.17;H,5.45;S,7.23 実測値:C,54.47;H,5.39;S,7.51 HRMS(EI,70eV): 計算値:442.0591 実測値:442.0492
【0034】実施例10 ベンジルアセチレンの代りに、4‐メチルフェニルアセ
チレンを用い、実施例7と同様に反応させることによ
り、(Z)‐1‐(4‐クロロフェニルチオ)‐1‐
(4‐メチルフェニル)‐2‐トリエトキシシリルエテ
ンを60%の収率で得た。このもののスペクトルデータ
及び元素分析値は以下のとおりである。1 H−NMR(C66):δ 7.44−7.46(m,
2H),6.97−7.01(m,2H),6.75−
6.79(m,4H),6.46(s,1H),4.0
0(q,6H,J=7.0Hz),1.89(s,3
H),1.22(t,9H,J=7.0Hz)13 C−NMR(C66):δ 154.0,138.
9,137.5,134.6,132.4,131.
2,129.2,129.1,128.9,128.
1,59.0,20.9,18.629 Si−NMR(C66):−61.4 IR(液膜):2976,2926,2888,155
7,1506,1477,1390,1168,108
3,963,903,812,772cm-1 元素分析値:C2127ClO3SSiとしての 計算値:C,59.62;H,6.43 実測値:C,59.85;H,6.32 HRMS(EI,70eV): 計算値:422.1136 実測値:422.1135
【0035】実施例11 ベンジルアセチレンの代りに、5‐クロロペンチン‐1
を用い、実施例7と同様に反応させることにより、
(Z)‐5‐クロロ‐2‐(4‐クロロフェニルチオ)
‐1‐トリエトキシシリル‐1‐ペンテンを79%の収
率で得た。このもののスペクトルデータ及び元素分析値
は以下のとおりである。1 H−NMR(CDCl3):δ 7.25−7.32
(m,4H),5.74(s,1H),3.88(q,
6H,J=7.1Hz),3.42(t,2H,J=
6.5Hz),2.34(t,2H,J=7.2H
z),1.87−1.93(m,2H),1.23
(t,9H,J=7.1Hz)13 C−NMR(CDCl3):δ 155.5,133.
6,133.1,132.3,129.2,125.
6,58.7,43.8,36.2,30.9,18.
29 Si−NMR(CDCl3):−61.4 IR(液膜):2976,2928,2890,158
0,1477,1444,1390,1294,116
8,1083,1013,963,820,764cm
-1. 元素分析値:C1726Cl23SSiとしての 計算値:C,49.87;H,6.40 実測値:C,49.52;H,6.10 HRMS(EI,70eV): 計算値:408.0747 実測値:408.0746
【0036】実施例12 ベンジルアセチレンの代りに、5‐シアノペンチン‐1
を用い、実施例7と同様に反応させることにより、
(Z)‐5‐シアノ‐2‐(4‐クロロフェニルチオ)
‐1‐トリエトキシシリル‐1‐ペンテンを81%の収
率で得た。このもののスペクトルデータ及び元素分析値
は以下のとおりである。1 H−NMR(C66):δ 6.93−7.03(m,
4H),5.76(s,1H),3.92(q,6H,
J=7.0Hz),1.91(t,2H,J=7.3H
z),1.36(t,2H,J=6.8Hz),1.1
5−1.25(m,2H),1.21(t,9H,J=
7.0Hz)13 C−NMR(C66):δ 154.2,133.
8,133.0,132.7,129.5,128.
1,118.8,58.9,37.8,24.0,1
8.6,15.5.29 Si−NMR(C66):−61.9 IR(液膜):2976,2928,2890,225
0,1580,1477,1441,1390,116
8,1081,1013,963,820,777cm
-1 元素分析値:C1826ClNO3SSiとしての 計算値:C,54.05;H,6.55;N,3.50 実測値:C,53.87;H,6.59;N,3.59 HRMS(EI,70eV): 計算値:399.1090 実測値:399.1097
【0037】実施例13 ベンジルアセチレンの代りに、6‐(t‐ブチルジメチ
ルシロキシ)‐1‐ヘキシンを用い、実施例7と同様に
反応させることにより、(Z)‐6‐(t‐ブチルジメ
チルシロキシ)‐2‐(4‐クロロフェニルチオ)‐1
‐(トリエトキシシリル)‐1‐ヘキセンを72%の収
率で得た。このもののスペクトルデータ及び元素分析値
は以下のとおりである。1 H−NMR(CDCl3):δ 7.23−7.32
(m,4H),5.68(s,1H),3.86(q,
6H,J=7.0Hz),3.51(t,2H,J=
6.4Hz),2.18(t,2H,J=7.4H
z),1.21−1.25(m,4H),1.23
(t,9H,J=7.0Hz),0.86(s,9
H),0.00(s,6H)13 C−NMR(CDCl3):δ 157.5,133.
4,133.1,132.8,129.1,123.
9,62.8,58.6,38.9,31.9,25.
9,24.7,18.3,18.2,−5.329 Si−NMR(CDCl3):18.5,−60.7 IR(液膜):2932,2139,1257,116
8,1083,1013,961,835,777cm
-1 元素分析値:C2443ClO4SSi2としての 計算値:C,55.51;H,8.35;S,6.17 実測値:C,55.58;H,8.41;S,6.40
【0038】実施例14 ベンジルアセチレンの代りに、4‐第三ブチルカルボニ
ルオキシブチン‐1を用い、実施例7と同様に反応させ
ることにより、(Z)‐4‐(t‐ブチルカルボニルオ
キシ)‐2‐(4‐クロロフェニルチオ)‐1‐(トリ
エトキシシリル)‐1‐ブテンを87%の収率で得た。
このもののスペクトルデータ及び元素分析値は以下のと
おりである。1 H−NMR(CDCl3):δ 7.24−7.32
(m,4H),5.78(s,1H),4.12(t,
2H,J=6.3Hz),3.86(q,6H,J=
7.1Hz),2.49(t,2H,J=6.3H
z),1.21(t,9H,J=7.1Hz),1.1
4(s,9H)13 C−NMR(CDCl3):δ 178.3,152.
5,133.5,132.8,132.4,129.
3,127.8,61.9,58.6,38.7,3
8.2,27.1,18.229 Si−NMR(CDCl3):−61.8 IR(液膜):2976,2930,1731,158
4,1477,1392,1286,1156,108
7,963,822,772cm-1 元素分析値:C2133ClO5SSiとしての 計算値:C,54.70;H,7.21 実測値:C,54.54;H,7.27 HRMS(EI,70eV): 計算値:460.1504 実測値:460.1449
【0039】実施例15 ベンジルアセチレンの代りに、n‐ノナ‐1,8‐ジイ
ンを用い、かつヘキサクロロジシラン及びビス(4‐ク
ロロフェニル)ジスルフィドの量をそれぞれ3ミリモル
に変えるほかは、実施例7と同様にして、(Z,Z)‐
1,3‐ビス(トリエトキシシリル)‐2,7‐ビス
(4‐クロロフェニルチオ)‐ノナ‐1,8‐ジエンを
69%の収率で得た。このもののスペクトルデータ及び
元素分析値は以下のとおりである。1 H−NMR(CDCl3):δ 7.23−7.29
(m,8H),5.63(s,2H),3.87(q,
12H,J=6.9Hz),2.09(t,4H,J=
7.5Hz),1.34−1.39(m,4H),1.
23(t,18H,J=6.9Hz),1.02−1.
05(m,2H)13 C−NMR(CDCl3):δ 157.4,133.
4,133.0,132.7,129.1,123.
9,58.6,39.0,28.1,27.9,18.
29 Si−NMR(CDCl3):−60.8 IR(液膜):2976,2930,1580,147
7,1441,1390,1294,1168,107
7,1013,961,820,777,745cm-1 元素分析値:C3350Cl262Si2としての 計算値:C,54.00;H,6.87 実測値:C,54.32;H,6.70
【0040】実施例16 ベンジルアセチレンの代りに、シクロヘキセン‐1‐イ
ルアセチレンを用い、実施例7と同様に反応させること
により、(Z)‐1‐(4‐クロロフェニルチオ)‐1
‐(1‐シクロヘキセンイル)‐2‐トリエトキシシリ
ルエテンを51%の収率で得た。このもののスペクトル
データ及び元素分析値は以下のとおりである。1 H−NMR(C66):δ 6.92−7.05(m,
4H),6.36(bs,1H),6.24(s,1
H),3.90(q,6H,J=7.0Hz),1.9
8−2.00(m,2H),1.74−1.76(m,
2H),1.20(t,9H,J=7.0Hz),1.
11−1.31(m,4H)13 C−NMR(C66):δ 154.4,136.
3,136.2,132.0,131.8,130.
1,128.9,127.2,58.9,27.3,2
6.0,22.9,21.9,18.529 Si−NMR(C66):−60.9 IR(液膜):2976,2928,1549,147
7,1390,1168,1093,963,774,
714cm-1 元素分析値:C2029ClO3SSiとしての 計算値:C,58.16;H,7.08 実測値:C,58.34;H,7.05 HRMS(EI,70eV): 計算値:412.1294 実測値:412.1395
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、同一分子内にシリル基
とチオ基を有し、精密化学品分野における合成用試薬と
して有用な新規なシリルチオアルケン類を、簡単なプロ
セスで、しかも分離精製が容易である上、安全かつ効率
よく提供することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 (式中のnは1又は2、Rはnが1の場合は水素原子、
炭化水素基又は置換炭化水素基、nが2の場合は二価の
炭化水素基、Arは芳香族炭化水素基又は核置換芳香族
炭化水素基、Xはハロゲン原子又はアルコキシ基であ
る)で表わされるシリルチオアルケン化合物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】すなわち、本発明は、一般式
【化8】 (式中のnは1又は2、Rはnが1の場合は水素原子、
炭化水素基又は置換炭化水素基、nが2の場合は二価の
炭化水素基、Arは芳香族炭化水素基又は核置換芳香族
炭化水素基、Xはハロゲン原子又はアルコキシ基であ
る)で表わされるシリルチオアルケン化合物を提供する
もの、及び白金錯体触媒の存在下、一般式 R−(C≡CH) (II) (式中のn及びRは前記と同じ意味をもつ)で表わされ
るアセチレン又はジアセチレン化合物に、一般式 ArS−SiX′(III) (式中のArは芳香族炭化水素基又は核置換芳香族炭化
水素基、X′はハロゲン原子である)で表わされるシリ
ルスルフィドを反応させるか(以下本発明第一方法とい
う)、あるいは白金錯体触媒の存在下、一般式 ArS−SAr (IV) (式中のArは前記と同じ意味をもつ)で表わされるジ
スルフィド化合物と、一般式 X′3Si−SiX′(V) (式中のX′は前記と同じ意味をもつ)で表わされるジ
シラン化合物と、一般式 R−(C≡CH) (VI) (式中のn及びRは前記と同じ意味をもつ)で表わされ
るアセチレン又はジアセチレン化合物を反応させるか
(以下本発明第二方法という)、あるいは一般式
【化9】 (式中のn、R、Ar及びX′は前記と同じ意味をも
つ)で表わされるハロゲノシリルチオアルケン化合物
に、炭化水素カルボニウムイオン発生剤を反応させるか
(以下本発明第三方法という)又は上記のハロゲノシリ
ルチオアルケン化合物に、脱ハロゲン化水素の存在下、 R′−OH (VIII) (式中のR′は炭化水素基又は置換炭化水素基である)
で表わされるヒドロキシル化合物を反応させる(以下本
発明第四方法という)ことにより、シリルチオアルケン
化合物を製造する方法を提供するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】次に、Xで示されるハロゲン原子として
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子があ
り、アルコキシ基としては、メトキシ基、プロポキシ
基、シクロヘキシルオキシ基などがある。また、一般式
(III)及び(V)におけるX′で示されるハロゲン
原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ
素原子を挙げることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中のnは1又は2、Rはnが1の場合は水素原子、
    炭化水素基又は置換炭化水素基、nが2の場合は二価の
    炭化水素基、Arは芳香族炭化水素基又は核置換芳香族
    炭化水素基、Xはハロゲン原子、炭化水素基又は炭化水
    素オキシ基である)で表わされるシリルチオアルケン化
    合物。
  2. 【請求項2】 白金錯体触媒の存在下、一般式 R−(C≡CH)n (式中のnは1又は2、Rはnが1の場合は水素原子、
    炭化水素基又は置換炭化水素基、nが2の場合は二価の
    炭化水素基である)で表わされるアセチレン又はジアセ
    チレン化合物に、一般式 ArS−SiX′3 (式中のArは芳香族炭化水素基又は核置換芳香族炭化
    水素基、X′はハロゲン原子である)で表わされるシリ
    ルスルフィドを反応させることを特徴とする、一般式 【化2】 (式中のn、R、Ar及びX′は前記と同じ意味をも
    つ)で表わされるハロゲノシリルチオアルケン化合物の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 白金錯体触媒の存在下、一般式 ArS−SAr (式中のArは芳香族炭化水素基又は核置換芳香族炭化
    水素基である)で表わされるジスルフィド化合物と、一
    般式 X′3Si−SiX′3 (式中のX′はハロゲン原子である)で表わされるジシ
    ラン化合物と、一般式 R−(C≡CH)n (式中のnは1又は2、Rはnが1の場合は水素原子、
    炭化水素基又は置換炭化水素基、nが2の場合は二価の
    炭化水素基である)で表わされるアセチレン又はジアセ
    チレン化合物とを反応させることを特徴とする、一般式 【化3】 (式中のn、R、Ar及びX′は前記と同じ意味をも
    つ)で表わされるハロゲノシリルチオアルケン化合物の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 一般式 【化4】 (式中のnは1又は2、Rはnが1の場合は水素原子、
    炭化水素基又は置換炭化水素基、nが2の場合は二価の
    炭化水素基、Arは芳香族炭化水素基又は核置換芳香族
    炭化水素基、X′はハロゲン原子である)で表わされる
    ハロゲノシリルチオアルケン化合物に、炭化水素カルボ
    ニウムイオン発生剤を反応させることを特徴とする 一般式 【化5】 (式中のR′は炭化水素基又は置換炭化水素基、n、R
    及びArは前記と同じ意味をもつ)で表わされるシリル
    チオアルケン化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】 脱ハロゲン化水素剤の存在下、一般式 【化6】 (式中のnは1又は2、Rはnが1の場合は水素原子、
    炭化水素基又は置換炭化水素基、nが2の場合は二価の
    炭化水素基、Arは芳香族炭化水素基又は核置換芳香族
    炭化水素基、X′はハロゲン原子である)で表わされる
    ハロゲノシリルチオアルケン化合物に、一般式 R′−OH (式中のR′は炭化水素基又は置換炭化水素基である)
    で表わされるヒドロキシル化合物を反応させることを特
    徴とする、一般式 【化7】 (式中のn、R、Ar及びR′は前記と同じ意味をも
    つ)で表わされるシリルチオアルケン化合物の製造方
    法。
JP10062575A 1998-03-13 1998-03-13 シリルチオアルケン化合物及びその製造方法 Expired - Lifetime JP2942824B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10062575A JP2942824B1 (ja) 1998-03-13 1998-03-13 シリルチオアルケン化合物及びその製造方法
US09/261,387 US5977394A (en) 1998-03-13 1999-03-03 Silyl thioalkene compound and method for the preparation thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10062575A JP2942824B1 (ja) 1998-03-13 1998-03-13 シリルチオアルケン化合物及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2942824B1 JP2942824B1 (ja) 1999-08-30
JPH11255778A true JPH11255778A (ja) 1999-09-21

Family

ID=13204254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10062575A Expired - Lifetime JP2942824B1 (ja) 1998-03-13 1998-03-13 シリルチオアルケン化合物及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5977394A (ja)
JP (1) JP2942824B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008155201A (ja) * 2006-11-29 2008-07-10 Kyoto Univ 新規ルテニウム系触媒およびそれを用いた1,1−ジチオ−1−アルケンの製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11349594A (ja) * 1998-06-08 1999-12-21 Shin Etsu Chem Co Ltd 短鎖ポリスルフィドシラン混合物の製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5387685A (en) * 1993-07-16 1995-02-07 American Cyanamid Co MDR reversal agents
DE19530565A1 (de) * 1994-08-27 1996-02-29 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von siliciumhaltigen Vinylethern und Vinylthioethern

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008155201A (ja) * 2006-11-29 2008-07-10 Kyoto Univ 新規ルテニウム系触媒およびそれを用いた1,1−ジチオ−1−アルケンの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5977394A (en) 1999-11-02
JP2942824B1 (ja) 1999-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Flood et al. Preparation, resolution, and sulfur dioxide insertion reactions of chiral iron alkyl complexes
CN108976255A (zh) 新型卤代锗化物及其制备方法
Félix et al. Regiospecific Synthesis of Mono‐and Polyiodo Derivatives of Benzene
CA1327209C (en) Synthesis of silyl ketene acetal from allyl 2-organoacrylates
JP2942824B1 (ja) シリルチオアルケン化合物及びその製造方法
JPH0637503B2 (ja) t−アルキルジメチルハロゲノシランの製造方法
JP6707668B2 (ja) カチオン性ケイ素(ii)化合物およびその製造方法
Mirza-Aghayan et al. Stereoselective synthesis of new hetero (P, Si, Ge, Sn) cyclic derivatives from zirconium diyne and diene complexes
JPH07330786A (ja) 光学活性3級ホスフィン化合物、これを配位子とする遷移金属錯体およびこれを用いる製造法
EP0238826A1 (en) 1,1-Dichloro-1,2,2-trimethyl-2-phenyldisilane and method for producing the same
Sukata Efficient synthesis of silyl azides using sodium azide impregnated on amberlite XAD resin
JPS6259114B2 (ja)
US6087521A (en) Silicon compounds containing silamethylene bonds and method for their preparation
SU792888A1 (ru) Способ одновременного получени трис(триметилсилил)=антимонита и триметилфенилсилана
RU2724877C1 (ru) Способ получения тетраалкинилсиланов
JP2676001B2 (ja) 1,2―ビスシリルエチレン誘導体の製造方法
JP4863258B2 (ja) リン化合物およびその製造方法
EP0234412A1 (en) 1,2-dichloro-1,2,2-trimethyl-1-phenyldisilane and method for producing the same
JP2019182793A (ja) 第三級炭化水素基を有するハロシラン化合物の製造方法
JP7131109B2 (ja) 有機シリコン化合物の製造方法、アミノアリール基含有有機シリコン化合物の製造方法および有機シリコン化合物
JPH0627197B2 (ja) ポリ(シリビニレン)及びその製造方法
Russell et al. Synthesis and characterisation of two new binaphthyl trisilanes
JP2611186B2 (ja) 有機ゲルマニウム化合物
JP2018145119A (ja) アルケニルシランの製造方法
JPH0748387A (ja) tert−ブチルジアルコキシシラン及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term