JPH11257155A - 外燃式熱ガス機関の起動方法 - Google Patents

外燃式熱ガス機関の起動方法

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JPH11257155A
JPH11257155A JP6562398A JP6562398A JPH11257155A JP H11257155 A JPH11257155 A JP H11257155A JP 6562398 A JP6562398 A JP 6562398A JP 6562398 A JP6562398 A JP 6562398A JP H11257155 A JPH11257155 A JP H11257155A
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JP
Japan
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low
temperature side
temperature
piston
gas engine
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Application number
JP6562398A
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English (en)
Inventor
Izumi Okamoto
泉 岡本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
    • F25B9/14Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the cycle used, e.g. Stirling cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B25/00Machines, plants or systems, using a combination of modes of operation covered by two or more of the groups F25B1/00 - F25B23/00
    • F25B25/005Machines, plants or systems, using a combination of modes of operation covered by two or more of the groups F25B1/00 - F25B23/00 using primary and secondary systems

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動トルク低減のために特別な構造を施すこ
となく、起動モータを小型化、軽量化できるようにする
こと。 【解決手段】 クランクシャフト10に連結されたスタ
ータモータ9を駆動させて運転を起動させる外燃式熱ガ
ス機関1の起動方法において、低温側ディスプレーサピ
ストン3を、低温側シリンダ44に対するピストンスト
ロークの略中央位置Cに位置付けるべくクランクシャフ
トを回転させ、次に、低温側ディスプレーサピストンを
ピストンストロークの上記略中央位置に所定時間位置付
けて、低温側シリンダ及び低温側ディスプレーサピスト
ンにより画成される低温室15とクランク室47との内
部圧力の圧力差ΔPを零とし、その後、スタータモータ
を駆動させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷暖房装置や給湯
装置などの冷温熱源として好適な外燃式熱ガス機関をス
タータモータを用いて起動させる外燃式熱ガス機関の起
動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷暖房や給湯を行う装置として、
外燃式熱ガス機関たるヴィルミエサイクルを利用したヒ
ートポンプ(Vuilleumier Cycle Heat Pump )が開発さ
れている。この外燃式熱ガス機関は、封入媒体(作動ガ
ス)としてのHe(ヘリウム)ガスの温度分布変化のみ
により圧力変化を引起し、ダイレクトに冷暖房・給湯を
可能とするものである(例えば、特公平5−65777
号公報または特開平4−113170号公報等参照)。
【0003】この外燃式熱ガス機関は、高温側ディスプ
レーサピストンが高温側圧力容器の高温側シリンダ内
に、低温側ディスプレーサピストンが低温側圧力容器の
低温側シリンダ内に、それぞれ往復移動可能に収容さ
れ、両ディスプレーサピストンがそれぞれピストンロッ
ド及びコンロッドを介してクランクシャフトに連結さ
れ、両圧力容器内に作動ガスが充填封入されたものであ
る。
【0004】この種の外燃式熱ガス機関は、運転起動時
には、スタータモータによりクランクシャフトが強制回
転され、これにより高温側ディスプレーサピストン及び
低温側ディスプレーサピストンが往復移動されるが、同
時に、燃焼器が点火され、高温側圧力容器内の高温室に
連通する加熱器が加熱されて、外燃式熱ガス機関は自立
運転する。
【0005】上述の外燃式熱ガス機関によると、理論的
には、高温側及び低温側のピストンロッドの直径が小さ
くても自立回転するが、実際の機関では、各熱交換器
(加熱器、中温熱交換器、低温熱交換器、高温再生器、
低温再生器)で圧力損失があるため、高温側及び低温側
のピストンロッドの直径が小さくては自立回転しない。
そこで、実際の機関では、通常、低温側のピストンロッ
ドの直径を大きくして、各熱交換器(加熱器、中温熱交
換器、低温熱交換器、高温再生器、低温再生器)の圧力
損失が大きくても自立回転できるように製作する。
【0006】ところが、高温側及び低温側のピストンロ
ッドの直径が大きくなると、高温側及び低温側のピスト
ンロッドの動作分の圧縮、膨張により、作動室(高温
室、中温室及び低温室)と上記クランクシャフトを収納
するクランク室とに圧力差が生じる。このため、高温側
及び低温側のピストンロッドの直径が大きいほど、大き
な起動トルクが必要となる。
【0007】従来、上述の外燃式熱ガス機関を起動させ
るために、この熱ガス機関の起動時に必要とされる起動
トルクを発生する大容量のスタータモータを設置したり
(第1従来技術)、上記中温室等とクランク室等を連通
可能とするバイパス通路を設け、このバイパス通路に、
外燃式熱ガス機関の起動時にのみ開弁する開閉弁を設置
して起動トルクを低減するもの(第2従来技術)が提案
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1従
来技術の如く大容量のスタータモータを採用した場合に
は、スタータモータが大型化し重量が増大して、外燃式
熱ガス機関の全体の重量も増大してしまう。
【0009】また、第2従来技術の如く、中温室とクラ
ンク室との間に、開閉弁を備えたバイパス通路を設けた
場合には、起動トルク低減のために特別な構造を施すこ
とになり、コストの上昇が避けられない。
【0010】本発明の課題は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、起動トルク低減のために特別な構造
を施すことなく、起動モータを小型化、軽量化できる外
燃式熱ガス機関の起動方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
高温側ディスプレーサピストンが高温側シリンダ内に、
低温側ディスプレーサピストンが低温側シリンダ内にそ
れぞれ往復移動可能に収容され、これらの両ディスプレ
ーサピストンがピストンロッドを介して、クランク室内
に配設されたクランクシャフトに連結され、上記低温側
ディスプレーサピストン側の上記ピストンロッドが、上
記高温側ディスプレーサピストン側の上記ピストンロッ
ドよりも大径に形成され、上記クランクシャフトに連結
されたスタータモータを駆動させて運転を起動させる外
燃式熱ガス機関の起動方法において、上記低温側ディス
プレーサピストンを、上記低温側シリンダに対するピス
トンストロークの略中央位置に位置づけるべく上記クラ
ンクシャフトを回転させ、次に、上記低温側ディスプレ
ーサピストンを上記ピストンストロークの上記略中央位
置に所定時間位置づけて、上記低温側シリンダ及び上記
低温側ディスプレーサピストンにより画成される作動室
と前記クランク室との内部圧力の差を零とし、その後、
上記スタータモータを駆動させるものである。
【0012】請求項1に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0013】低温側ディスプレーサピストンを、低温側
シリンダに対するピストンストロークの略中央位置に位
置付けるべく上記クランクシャフトを所定角度回転さ
せ、次に、上記低温側ディスプレーサピストンを上記ピ
ストンストロークの略中央位置に所定時間位置付けて、
低温側シリンダ内の作動室とクランク室との内部圧力の
差を零とし、その後、上記スタータモータを駆動させる
ことから、低温側ディスプレーサピストンを上記ピスト
ンストロークの略中央位置から上死点側又は下死点側へ
移動させるときの低温側シリンダ内における作動室のピ
ストンロッドの出入による容積変化は、低温側ディスプ
レーサピストンを他の位置から上死点側又は下死点側へ
移動させる場合に比べて小さい。このため、低温側シリ
ンダ内の作動室とクランク室との内部圧力の差も、低温
側ディスプレーサピストンを上記ピストンストロークの
略中央位置から上死点又は下死点側へ移動させるときの
方が、低温側ディスプレーサピストンを他の位置から上
死点側又は下死点側へ移動させる場合よりも小さい。こ
の結果、上記内部圧力の差に基づき決定される、起動時
のクランクシャフト回転のために必要とされる起動トル
クも、低温側ディスプレーサピストンを上記ピストンス
トロークの略中央位置から上死点側又は下死点側へ移動
させるときの方が、低温側ディスプレーサピストンを他
の位置から上死点側又は下死点側へ移動させる場合によ
りも小さい。ゆえに、起動時にクランクシャフトを回転
させる起動モータを小型化でき、軽量化できる。
【0014】また、運転起動時に、低温側ディスプレー
サピストンの位置を低温側シリンダに対するピストンス
トロークの略中央位置に位置付け、この位置に所定時間
待機させるだけで、運転起動時に必要とされる起動トル
クを低減できるので、起動トルク低減のために特別な構
造を施す必要がなく、コストの上昇を招くことがない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明に係る外燃式熱ガス機関の
起動方法の一実施の形態を実施する外燃式熱ガス機関が
装備されたヒートポンプ式空気調和装置の冷温水回路を
示す回路図である。
【0017】外燃式熱ガス機関1は互いに直交配置され
た高温側ディスプレーサピストン2と低温側ディスプレ
ーサピストン3とを備えており、これらがヘリウム等の
作動ガスを封入した後述の容器に収納されている。容器
内部は、高温室12と、中温室13,14と、低温室1
5とに区画されている。また、高温室12の端部には加
熱器16を有しており、加熱器16は、燃焼器11によ
り加熱される。
【0018】両ディスプレーサピストン2,3は、互い
に90°位相をずらして動作するべく、それぞれピスト
ンロッド2a、3a等を介しクランクシャフト10に連
結されている。高温側ディスプレーサピストン2と低温
側ディスプレーサピストン3とが動作すると、封入され
た作動ガスが、高温再生器4と低温再生器7を通って高
温室12と中温室13,中温室14と低温室15間を移
動する。そして、作動ガスは、これら再生器4,7を通
過する際に、加熱あるいは冷却されることになり、密閉
容器内が昇圧あるいは減圧されることになる。
【0019】例えば、高温室12の作動ガスが高温再生
器4を通って中温室13に移動する際には、作動ガスの
熱エネルギーが高温再生器4に蓄えられ、作動ガスの圧
力は低下する。逆に、作動ガスが中温室13から高温室
12に環流する際には、高温再生器4に蓄えられた熱エ
ネルギーが作動ガスに放出され、作動ガスの圧力は上昇
する。また、低温室15の作動ガスが低温再生器7を通
って中温室13に移動する際には、作動ガスに低温再生
器7の熱エネルギーが供給され、作動ガスの圧力も上昇
する。逆に、作動ガスが中温室14から低温室15に環
流する際には、作動ガスの熱エネルギーが低温再生器7
にて吸収され、作動ガスの圧力は低下する。
【0020】また、外部との熱エネルギーのやり取り
は、加熱器16と、中温室13,14にそれぞれ連通さ
れる中温熱交換器5,6と、低温室15に連通される低
温熱交換器8とが行う。
【0021】例えば、加熱器16が高温室12の作動ガ
スに熱エネルギーを与えると、中温室13,14内の作
動ガスが中温熱交換器5,6を介して外部熱媒体に熱エ
ネルギーを放出すると共に、低温室15内の作動ガスが
低温熱交換器8を介して外部熱媒体から熱エネルギーを
吸収する。
【0022】すなわち、本実施形態の外燃式熱ガス機関
1では、低温熱交換器8と低温室15とは吸熱部を構成
する一方で、中温熱交換器5,6と中温室13,14と
が放熱部を構成し、この外燃式熱ガス機関1の低温熱交
換器8および中温熱交換器5,6を利用して空気調和装
置100が構成される。空気調和装置100は、外燃式
熱ガス機関1と室内機200と室外機300とからなっ
ている。
【0023】室内機200内には室内熱交換器201が
配設され、室外機300内には室外熱交換器301が配
設されている。203は室内ファン、303は室外ファ
ンである。低温熱交換器8と室内熱交換器201は、管
路21と四方弁36と管路22とによりつながれ、さら
に室内熱交換器201と低温熱交換器8は、管路23と
四方弁37と管路24とによりつながれている。
【0024】また、中温熱交換器5と室外熱交換器30
1は、管路31と四方弁36と管路32とによりつなが
れ、さらに室外熱交換器301と中温熱交換器6は、管
路33と四方弁37と管路34とによりつながれてい
る。また、中温熱交換器5と6は、管路35とによりつ
ながれている。管路を循環する外部熱媒体としては、水
(以下、液冷媒と記す)が用いられている。
【0025】ここで、符号9はスタータモータであり、
外燃式熱ガス機関1の起動時にクランクシャフト10を
強制回転させて、高温側ディスプレーサピストン2及び
低温側ディスプレーサピストン3を強制的に往復移動さ
せる。このスタータモータ9による外燃式熱ガス機関1
の起動中に燃焼器11を点火させて外燃式熱ガス機関1
を自立運転させ、その後、スタータモータ9を停止させ
る。
【0026】冷房運転時には、燃焼器11の点火により
熱ガス機関1が作動し、中温熱交換器5,6を介して作
動ガスの熱エネルギーが液冷媒に放出される一方で、低
温熱交換器8を介して液冷媒の熱エネルギーが作動ガス
に吸収される。この際、四方弁36,37は図1で実線
で示すように切り替えられており、低温熱交換器8で熱
エネルギーを放出した液冷媒は、管路21、四方弁3
6、管路22を経由して室内熱交換器201に流れる。
室内機200内では、低温となった室内熱交換器201
に室内ファン203からの送風が行われ、室内に冷風が
送り出され(冷房が行われ)、室内機200の熱エネル
ギーを吸収した液冷媒は管路23、四方弁37、管路2
4を経由して低温熱交換器8に環流する。
【0027】このとき、中温熱交換器5で熱エネルギー
を吸収した液冷媒は、管路31、四方弁36、管路32
を通じて室外熱交換器301に流れ、そこで室外ファン
303からの送風により冷却された後、管路33、四方
弁37、管路34を通じて中温熱交換器6に流れ、さら
に管路35を通じて中温熱交換器5に環流する。
【0028】また、暖房運転時にも、燃焼器11の点火
により熱ガス機関1が作動し、中温熱交換器5,6を介
して作動ガスの熱エネルギーが液冷媒に吸収される一方
で、低温熱交換器8を介して液冷媒の熱エネルギーが作
動ガスに放出されるが、この際には四方弁36,37が
図1で点線で示すように切り替えられている。
【0029】この場合、中温熱交換器5,6で熱エネル
ギーを吸収した液冷媒は、管路31、四方弁36、管路
22を経由して室内熱交換器201に流れる。
【0030】室内機200内では、比較的高温となった
室内熱交換器201に室内ファン203からの送風が行
われ、室内に温風が送り出される(暖房が行われる)一
方で、室内に熱エネルギーを放出した液冷媒は管路2
3、四方弁37、管路34を経由して中温熱交換器5,
6に環流する。
【0031】このとき、低温熱交換器8で熱エネルギー
を放出した液冷媒は、管路21、四方弁36、管路32
を通じて室外熱交換器301に流れ、そこで室外ファン
303からの送風により外気の熱エネルギーを吸収した
後、管路33、四方弁37、管路24を経由して低温熱
交換器8に環流する。
【0032】ここで、前記外燃式熱ガス機関1の構造
を、図1及び図2を用いて更に詳説する。
【0033】高温側ディスプレーサピストン2は高温側
圧力容器40内に、また、低温側ディスプレーサピスト
ン3は低温側圧力容器41内に、前述の如く、それぞれ
往復移動可能に収容される。また、クランクシャフト1
0は、前述の如く、ピストンロッド2a、3aおよびコ
ンロッド2b、3bを介して高温側ディスプレーサピス
トン2、低温側ディスプレーサピストン3にそれぞれ連
結され、クランクケース42のクランク室47内に回転
可能に収容される。このクランクケース42に、上記高
温側圧力容器40及び低温側圧力容器41が直交状態で
ボルト固定される。
【0034】高温側圧力容器40は、高温側ディスプレ
ーサピストン2を摺接して往復移動させる高温側シリン
ダ43を備え、この高温側シリンダ43の外側に高温再
生器4及び中温熱交換器5が配設される。また、高温側
シリンダ43および高温側圧力容器40内は、高温側デ
ィスプレーサピストン2によって高温室12と中温室1
3とに区画される。
【0035】低温側圧力容器41は、低温側ディスプレ
ーサピストン3を摺接して往復移動させる低温側シリン
ダ44を備え、この低温側シリンダ44の外側に低温再
生器7が配設され、低温側シリンダ44の外側の低温再
生器7の両側に中温熱交換器6、低温熱交換器8がそれ
ぞれ配設される。また、低温側シリンダ44および低温
側圧力容器41内は、低温側ディスプレーサピストン3
によって中温室14と低温室15とに区画される。
【0036】上記高温室12、中温室13、中温室1
4、低温室15、高温再生器4、中温熱交換器5、中温
熱交換器6、低温再生器7及び低温熱交換器8内に作動
ガスが充填封入される。高温側圧力容器40の中温室1
3側と低温側圧力容器41の中温室14側とを連結する
連結ダクト45により、中温室13及び中温熱交換器5
内の作動ガスと、中温室14及び中温熱交換器6内の作
動ガスとの移動が可能とされる。
【0037】また、上記クランクケース42には、クラ
ンク室47と高温側圧力容器40側の中温室13とを仕
切る隔壁48が、更に、クランク室47と低温側圧力容
器41側の中温室14とを仕切る隔壁49がそれぞれボ
ルト固定されている。そして、これらの隔壁48、49
には、それぞれ高温側ディスプレーサピストン2側のピ
ストンロッド2a、低温側ディスプレーサピストン3側
のピストンロッド3aの外周面に摺接するシール材50
が装着されている。このシール材50は、外燃式熱ガス
機関1の運転時に、中温室13、14内の作動ガスがク
ランク室47内へ漏洩することを防止して、中温室1
3、14、クランク室47内の圧力が適正化される。但
し、外燃式熱ガス機関1の運転停止時には、中温室1
3、14及びクランク室47内の作動ガスがシール材5
0を介して流出入して、これら中温室13、14及びク
ランク室47内の圧力が均一化される。
【0038】上記低温側ディスプレーサピストン3側の
ピストンロッド3aの外径は、高温側ディスプレーサピ
ストン2側のピストンロッド2aの外径よりも大径に設
けられて、ピストンロッド3aの出入による中温室14
の容積変化を増大させ、これにより、外燃式熱ガス機関
1の自立回転を可能ならしめている。
【0039】さて、クランクシャフト10に連結された
スタータモータ9を駆動させて、外燃式熱ガス機関1を
起動させる起動方法を以下に述べる。
【0040】この起動方法の説明の前に、低温室15内
の圧力P1とクランク室47内の圧力P2との圧力差Δ
P(ΔP=P1−P2)を図3を用いて、又、この圧力
差ΔPに基づき決定される、クランクシャフト10の回
転のために必要とされる外燃式熱ガス機関1の起動トル
クTを図4を用いてそれぞれ説明する。
【0041】図3に示すように、クランク室47内の圧
力P2は、外燃式熱ガス機関1の運転時及び運転停止時
において一定である。また、低温室15内の圧力P1
は、外燃式熱ガス機関1の運転停止時には、隔壁49の
シール材50からの作動ガスの漏洩によってクランク室
47内の圧力P2と等しくなり、従って、外燃式熱ガス
機関1の起動前の圧力差ΔPは零となる。外燃式熱ガス
機関1の運転時(スタータモータ9による起動時も含
む)には、低温側ディスプレーサピストン3の往復移動
によりピストンロッド3aが中温室14へ出入し、これ
により中温室14の容積が変化するので、この中温室1
4に連通する低温室15内の圧力P1は変動し、従っ
て、圧力差ΔPも変動する。
【0042】この圧力差ΔPは、図5に示すように、外
燃式熱ガス機関1の起動時における低温側ディスプレー
サピストン3のピストンストローク位置、つまりクラン
クシャフト10の回転停止位置により異なる。つまり、
外燃式熱ガス機関1の起動時に低温側ディスプレーサピ
ストン3が上死点位置Aにある場合(クランクシャフト
10がクランク角0度位置aにある場合)には、低温側
ディスプレーサピストン3が下死点位置B(クランクシ
ャフト10がクランク角180度位置bにある場合)へ
移動するまでの、中温室14のピストンロッド3aの出
入による容積変化が大きいので、圧力差ΔPは、図5の
細実線α1に示すように、起動時には零であるが、低温
側ディスプレーサピストン3が上死点位置Aと下死点位
置Bとの略中央位置C(クランクシャフト10がクラン
ク角90度位置c位置にある場合)へ移動したときに約
−2(無次元量)となり、下死点位置Bへ移動したとき
に約−4(無次元量)となる。
【0043】これに対し、外燃式熱ガス機関1の起動時
に低温側ディスプレーサピストン3が上死点位置Aと下
死点位置Bとの略中央位置C(クランクシャフト10が
クランク角90度位置cにある場合(図2の低温側ディ
スプレーサピストン3位置))には、低温側ディスプレ
ーサピストン3が上死点位置Aまたは下死点位置Bへ移
動するまでの、中温室14のピストンロッド3aの出入
による容積変化が最も小さいので、圧力差ΔPは、図5
の太実線β1に示すように、起動時には零であるが、低
温側ディスプレーサピストン3が下死点位置B(クラン
クシャフト10がクランク角180度位置bにある場
合)へ移動したときに、約−2(無次元量)となる。
【0044】外燃式熱ガス機関1の起動時に、低温側デ
ィスプレーサピストン3が上死点位置Aと上記略中央位
置Cとの間にある場合(例えばクランクシャフト10が
クランク角30度位置、またはクランク角60度位置に
ある場合)には、低温側ディスプレーサピストン3が下
死点位置Bへ移動するまでの、中温室14のピストンロ
ッド3aの出入による容積変化は、起動時に低温側ディ
スプレーサピストン3が上記略中央位置Cにある場合よ
りも大きいので、圧力差ΔPは、それぞれ図5の破線γ
1、一点鎖線δ1の如く、太実線β1の場合よりも大と
なる。
【0045】次に、図4を用いて外燃式熱ガス機関1の
起動トルクTを説明する。低温側ディスプレーサピスト
ン3に作用する力Fは、低温室15内の圧力P1とクラ
ンク室47内の圧力P2との圧力差ΔPに、ピストンロ
ッド3aの横断面積Sを乗じた値として次式(1)によ
り算出される。
【0046】
【数1】
【0047】従って、外燃式熱ガス機関1の起動時に、
上記力Fに抗してクランクシャフト10を回転させるた
めに必要な起動トルクTは、次式(2)により算出され
る。
【0048】
【数2】
【0049】ここで図4から幾何学的に、
【0050】
【数3】
【0051】となる。ここで、lはコネクティングロッ
ド3bの長さ、rはクランクシャフト10の回転半径、
θはクランクシャフト10のクランク角をそれぞれ示
す。
【0052】従って、式(2)に式(1)及び式(3)
を代入すると、起動トルクTは、図6に示すように、外
燃式熱ガス機関1の起動時における低温側ディスプレー
サピストン3のピストンストローク位置(クランクシャ
フト10の回転停止位置)によって異なる値となる。つ
まり、外燃式熱ガス機関1の起動時にクランクシャフト
10がクランク角0度位置a(低温側ディスプレーサピ
ストン3が上死点位置Aの場合)、クランクシャフト1
0がクランク角30度位置、クランクシャフト10がク
ランク角60度位置、クランクシャフト10がクランク
角90度位置c(低温側ディスプレーサピストン3が上
死点位置Aと下死点位置Bとの略中央位置Cの場合)に
あるときに、起動トルクTは、図6のそれぞれ細実線α
2、破線γ2、一点鎖線δ2、太実線β2の如く変化
し、外燃式熱ガス機関1の起動時に、クランクシャフト
10がクランク角90度位置c(低温側ディスプレーサ
ピストン3が上死点位置Aと下死点位置Bとの略中央位
置Cの場合)にあるときに最も小さい値となる(図6で
はT=0.7(無次元量))。
【0053】従って、スタータモータ9を駆動させて外
燃式熱ガス機関1を起動させる起動方法としては、ま
ず、スタータモータ9を徐々に駆動させてクランクシャ
フト10を微少角度づつ回転させ、低温側ディスプレー
サピストン3を上死点位置Aと下死点位置Bとの略中央
位置Cに位置させるべく、クランクシャフト10を所定
角度回転させてクランク角90度位置cに位置付ける。
このクランクシャフト10の位置付けは、例えば、クラ
ンクシャフト10にマグネット51(図2)を設置し、
クランクケース42に磁気センサ52を設置し、磁気セ
ンサ52がマグネット51の磁気を検出したときに、ク
ランクシャフト10の上記位置付けが完了するように構
成すればよい。
【0054】次に、低温側ディスプレーサピストン3を
上述の上死点位置Aと下死点位置Bとの略中央位置C
に、つまりクランクシャフト10をクランク角90度位置c
に所定時間(2,3秒)位置付けて、隔壁49のシール
材50の漏洩により、中温室14及び15内の圧力P1
とクランク室47内の圧力P2との圧力差ΔPが零とな
るまで待機する。
【0055】その後、スタータモータ9を連続的に回転
駆動させて、クランクシャフト10を連続回転させ、外
燃式熱ガス機関1を起動させる。
【0056】従って、上記実施の形態によれば、次の効
果及びを奏する。
【0057】低温側ディスプレーサピストン3を、低
温側シリンダ44に対するピストンストロークの略中央
位置Cに位置付けるべくクランクシャフト10を所定角
度回転させ、次に、低温側ディスプレーサピストン3を
ピストンストロークの略中央位置Cに所定時間位置付け
て、低温室15及び中温室14の圧力P1とクランク室
47内の圧力P2との圧力差ΔPを零とし、その後、ス
タータモータ9を連続回転駆動させることから、低温側
ディスプレーサピストン3をピストンストロークの略中
央位置Cから上死点位置A側又は下死点位置B側へ移動
させるときの、中温室14のピストンロッド3aの出入
による容積変化は、低温側ディスプレーサピストン3を
他の位置(例えば上死点位置A)から上死点位置A側又
は下死点位置B側へ移動させる場合に比べて小さい。こ
のため、中温室14及び15の圧力P1とクランク室4
7の圧力P2との圧力差ΔPも、低温側ディスプレーサ
ピストン3をピストンストロークの略中央位置Cから上
死点位置A側又は下死点位置B側へ移動させるときのほ
うが、低温側ディスプレーサピストン3を他の位置(例
えば上死点位置A)から上死点位置A側又は下死点位置
B側へ移動させる場合よりも小さい。この結果、上記圧
力差ΔPに基づき決定される、起動時のクランクシャフ
ト10の回転のために必要とされる起動トルクTも、低
温側ディスプレーサピストン3をピストンストロークの
略中央位置Cから上死点位置A側又は下死点位置B側へ
移動させるときのほうが、低温側ディスプレーサピスト
ン3を他の位置(例えば上死点位置A)から上死点位置
A側又は下死点位置B側へ移動させる場合よりも小さ
い。ゆえに、外燃式熱ガス機関1の起動時にクランクシ
ャフト10を回転させるスタータモータ9を小型かで
き、軽量化できる。
【0058】外燃式熱ガス機関1の運転起動時に、低
温側ディスプレーサピストン3の位置を低温側シリンダ
44に対するピストンストロークの略中央位置Cに位置
付け、この位置に所定時間待機させるだけで、外燃式熱
ガス機関1の運転起動時に必要とされる起動トルクTを
低減できるので、起動トルクT低減のために特別な構造
(例えば第2従来技術の開閉弁を備えたバイパス通路)
を施す必要がなく、コストの上昇を招く事がない。
【0059】以上、一実施の形態に基づいて本発明を説
明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例
えば、上記実施の形態では、外燃式熱ガス機関1の起動
時にクランクシャフト10をクランク角0度位置aに位
置付けて所定時間待機させるものを述べたが、外燃式熱
ガス機関1の起動時にクランクシャフト10をクランク
角270度位置d(図3)に位置付けて所定時間待機さ
せるものでよい。
【0060】また、上記実施の形態では、クランクシャ
フト10をクランク角90度位置cに位置付けるときに
スタータモータ9を駆動させる場合を述べたが、例えば
手動でクランクシャフト10を回転させてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る外燃式熱ガ
ス機関の起動方法によれば、低温側ディスプレーサピス
トンを、低温側シリンダに対するピストンストロークの
略中央位置に位置付けるべくクランクシャフトを回転さ
せ、次に、低温側ディスプレーサピストンをピストンス
トロークの略中央位置に所定時間位置付けて、低温側シ
リンダ及び低温側ディスプレーサピストンにより画成さ
れる作動室とクランク室との内部圧力の差を零とし、そ
の後スタータモータを駆動させることから、外燃式熱ガ
ス機関の起動時において、低温側シリンダ及び低温側デ
ィスプレーサピストンにより画成される作動室の容積変
化を最も小さく設定でき、この結果、外燃式熱ガス機関
の起動トルクを最小化できるので、起動トルク低減のた
めに特別な構造を施すことなく起動モータを小型化、軽
量化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外燃式熱ガス機関の起動方法の一
実施の形態を実施する外燃式熱ガス機関が装備されたヒ
ートポンプ式空気調和装置の冷温水回路を示す回路図で
ある。
【図2】図1及び図2の外燃式熱ガス機関を示す側断面
図である。
【図3】図1及び図2の外燃式熱ガス機関の低温側ディ
スプレーサピストンとクランクシャフト等を概念的に示
す模式図である。
【図4】図1及び図2のクランクシャフトを回転させる
ために必要な起動トルクを求めるための模式図である。
【図5】図1及び図2の低温室とクランク室との圧力差
を示すグラフである。
【図6】図1及び図2のクランクシャフトを回転させる
ために必要な起動トルクを示すグラフである。
【符号の説明】
1 外燃式熱ガス機関 2 高温側ディスプレーサピストン 3 低温側ディスプレーサピストン 2a、3a ピストンロッド 9 スタータモータ 10 クランクシャフト 14 中温室 15 低温室 43 高温側シリンダ 44 低温側シリンダ 47 クランク室 P1、P2 圧力 ΔP 圧力差 A 上死点位置 B 下死点位置 C 上死点位置と下死点位置との略中央位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温側ディスプレーサピストンが高温側
    シリンダ内に、低温側ディスプレーサピストンが低温側
    シリンダ内にそれぞれ往復移動可能に収容され、 これらの両ディスプレーサピストンがピストンロッドを
    介して、クランク室内に配設されたクランクシャフトに
    連結され、上記低温側ディスプレーサピストン側の上記
    ピストンロッドが、上記高温側ディスプレーサピストン
    側の上記ピストンロッドよりも大径に形成され、 上記クランクシャフトに連結されたスタータモータを駆
    動させて運転を起動させる外燃式熱ガス機関の起動方法
    において、 上記低温側ディスプレーサピストンを、上記低温側シリ
    ンダに対するピストンストロークの略中央位置に位置づ
    けるべく上記クランクシャフトを回転させ、 次に、上記低温側ディスプレーサピストンを上記ピスト
    ンストロークの上記略中央位置に所定時間位置づけて、
    上記低温側シリンダ及び上記低温側ディスプレーサピス
    トンにより画成される作動室と前記クランク室との内部
    圧力の差を零とし、 その後、上記スタータモータを駆動させることを特徴と
    する外燃式熱ガス機関の起動方法。
JP6562398A 1998-03-16 1998-03-16 外燃式熱ガス機関の起動方法 Pending JPH11257155A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013044247A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Toyota Motor Corp スターリングエンジンの制御装置

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JP2013044247A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Toyota Motor Corp スターリングエンジンの制御装置

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