JPH11257404A - ロータリダンパ - Google Patents

ロータリダンパ

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JPH11257404A
JPH11257404A JP6379898A JP6379898A JPH11257404A JP H11257404 A JPH11257404 A JP H11257404A JP 6379898 A JP6379898 A JP 6379898A JP 6379898 A JP6379898 A JP 6379898A JP H11257404 A JPH11257404 A JP H11257404A
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JP
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chamber
liquid
annular space
pressure
partition member
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JP6379898A
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Inventor
Mitsuo Sasaki
光雄 佐々木
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Hitachi Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの高騰を招くことなく、リザーバ
の耐久性を高める。 【解決手段】 ダンパハウジング7の外周域に環状空間
44を形成し、この環状空間44の内部を弾性を有する
隔壁部材47によって内周側の液室45と外周側のガス
室46とに隔成する。この液室45を減衰ユニット37
bの低圧部に接続することでリザーバ50を構成する。
リザーバ50がダンパハウジング7内の液体の体積変化
を補償する際には、隔壁部材47が環状空間44内の広
い範囲でもって僅かずつ変形する。隔壁部材47の一部
が局部的に大きく変形しないため、隔壁部材47は劣化
しにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のサスペンシ
ョンリンクの回動軸部等に用いられるロータリダンパに
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のロータリダンパは、ダンパハウ
ジングに略扇形の圧力室が形成され、この圧力室の扇形
状の中心位置に入出力シャフトが回動自在に支持される
と共に、この入出力シャフトに突設された受圧体として
のベーンが圧力室内に摺動自在に収容され、圧力室の内
部がこのベーンによって複数の液室に隔成された構造と
なっている。そして、受圧体の作動に伴って収縮する側
の液室と拡張する側の液室は連通路によって互いに連通
接続されており、この連通路の途中には絞りや減衰弁等
から成る減衰力発生部が設けられている。
【0003】したがって、この種のロータリダンパは、
ダンパハウジングと入出力シャフトが相対的に回動する
と、ベーンの移動に伴って縮小する液室から拡張する液
室に向かって液体が流動し、このときに減衰力発生部に
おいて減衰力を発生する。
【0004】ところで、圧力室に充填した液体は温度変
化や微小隙間からの漏出等によってその体積が増減する
ことが考えられるため、これに対処するものとして特開
平6−200971号公報に示されるようなロータリダ
ンパが従来より案出されている。
【0005】このロータリダンパは、発砲ウレタン等か
ら成るブラダが入出力シャフト内に収容され、このブラ
ダによって液体の体積変化を補償するリザーバが構成さ
れている。即ち、ブラダは、その内部に液体が充填され
ると共に、ダンパハウジング内の低圧部と連通接続さ
れ、圧力室内の液体が増減変化したときにブラダが伸縮
変形することで、その増減変化分の液体を補償するよう
になっている。
【0006】そして、このロータリダンパにおいては、
リザーバをブラダで構成することでダンパハウジング内
の液体が気体と接触しないようにしたため、ダンパハウ
ジング内の液体中に気体が混入する不具合をも回避する
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ロータリダンパにおいては、入出力シャフト内に形成で
きるブラダの収容空間の内径が限られているため、液体
の体積補償のためのブラダの伸縮変形が専らブラダの端
部のみで行われることとなり、ブラダの一部の変形量が
極端に大きくなってしまう。このため、上記従来のロー
タリダンパにあっては、リザーバの耐久性を高めるため
にブラダに高価な材質を用いなければならなかった。
【0008】そこで本発明は、耐久性が高く低コストで
の製造が可能なリザーバを備えたロータリダンパを提供
しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1の発明は、圧力室を備えた
ダンパハウジングに入出力シャフトが回動自在に支持さ
れ、この入出力シャフトに結合支持された受圧体が前記
圧力室内に摺動自在に収容されて、この圧力室の内部が
受圧体によって複数の液室に隔成され、さらに、前記受
圧体の作動に伴って収縮する液室と拡張する液室を連通
する連通路が設けられ、この連通路の途中に液体の流通
時に減衰力を発生する減衰力発生部が設けられると共
に、ダンパハウジング内の液体の体積変化を補償するリ
ザーバが設けられているロータリダンパにおいて、ダン
パハウジングの外周域に環状空間を形成し、この環状空
間の内部を弾性を有する隔壁部材によって内周側の液室
と外周側のガス室とに径方向で隔成して、この液室を前
記連通路内の低圧部に接続することでリザーバを構成し
た。
【0010】この発明の場合、ダンパハウジング内の液
体が温度変化等によって体積変化すると、環状空間内の
隔壁部材が変動してリザーバと連通路の間で液体の入出
が行われ、その結果として液体の体積変化分が補償され
る。隔壁部材はダンパハウジングの外周域の広い範囲に
渡って形成されているため、リザーバと連通路の間で液
体の入出が行われる際にはその全域がほぼ均等に僅かず
つ変形する。
【0011】請求項2の発明は、圧力室を備えたダンパ
ハウジングに入出力シャフトが回動自在に支持され、こ
の入出力シャフトに結合支持された受圧体が前記圧力室
内に摺動自在に収容されて、この圧力室の内部が受圧体
によって複数の液室に隔成され、さらに、前記受圧体の
作動に伴って収縮する液室と拡張する液室を連通する連
通路が設けられ、この連通路の途中に液体の流通時に減
衰力を発生する減衰力発生部が設けられると共に、ダン
パハウジング内の液体の体積変化を補償するリザーバが
設けられているロータリダンパにおいて、ダンパハウジ
ングの軸方向の側部に環状空間を形成し、この環状空間
の内部を弾性を有する隔壁部材によって圧力室側の液室
と逆側のガス室とに軸方向前後で隔成して、この液室を
前記連通路内の低圧部に接続することでリザーバを構成
した。
【0012】この発明の場合、ダンパハウジング内の液
体の体積変化が起こると、環状空間内の隔壁部材が変動
して液体の体積変化分が補償される。隔壁部材はダンパ
ハウジングの側部の環状空間内の広い範囲に渡って形成
されているため、リザーバと連通路の間で液体の入出が
行われる際にはその全域がほぼ均等に僅かずつ変形す
る。
【0013】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、ダンパハウジングを、ハウジング本体と、このハウ
ジング本体の側部を閉塞する封止プレートと、この封止
プレートをハウジング本体に押し付け固定するサイドプ
レートとを備えた構成とし、封止プレートとサイドプレ
ートの間に環状空間を形成して、隔壁部材を前記サイド
プレートと封止プレートの間に挟着固定した。この場
合、隔壁部材はそれを固定するための特別な部材を要す
ることなく、環状空間内に配置固定される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0015】まず、請求項1の発明に対応する実施例を
図1〜図5によって説明する。
【0016】図面において、1は、本発明にかかるロー
タリダンパであり、このロータリダンパ1は、図2に示
すように、自動車のサスペンションアーム2の基部側の
端部に一体に取り付けられ、車体取付側の回動軸部とし
て機能するようになっている。尚、図2は、ホイール3
を上下の平行な2本のアーム2,4で支持するタイプの
サスペンションに適用した例を示し、同図中5は車体、
6はサスペンションスプリングを夫々示す。このロータ
リダンパ1は、そのダンパハウジング7が図3に示すよ
うにサスペンションアーム2の基部に一体に固定される
一方で、入出力シャフト8の両端部がブラケット9とト
ルクアーム10を介して車体5に回動を規制した状態で
結合支持されている。したがって、サスペンションアー
ム2の先端側(ホイール側3)が車体5に対して揺動す
ると、ダンパハウジング7が入出力シャフト8に対して
相対的に回動し、この回動に伴って減衰力を発生する。
【0017】ダンパハウジング7は、厚肉円筒状のハウ
ジング本体11と、このハウジング本体11の一方の側
部に配置されてハウジング本体11との間に1枚の封止
プレート12を挟み込む第1サイドプレート13と、ハ
ウジング本体11の他方の側部に配置されてハウジング
本体11との間に2枚の封止プレート14,15を挟み
込む第2サイドプレート16と、第1サイドプレート1
3と第2サイドプレート16とにまたがって配置される
内外一対の円筒ケース17,18と、から構成されてお
り、入出力シャフト8はハウジング本体11の中心部に
挿入され、両側の第1,第2サイドプレート13,16
に軸受19を介して回動自在に支持されている。
【0018】入出力シャフト8は円筒状のインナシャフ
ト20aとアウタシャフト20bがゴム弾性体21によ
って連結されてなり、主に車体前後方向の振動をこのゴ
ム弾性体21によって吸収するようになっている。そし
て、アウタシャフト20bの軸方向略中央部の外周に
は、受圧体22が一体に嵌着固定されている。受圧体2
2はアウタシャフト20bに嵌合されるボス部23と、
このボス部23から相反方向に延出する一対のベーン2
4a,24bを備えており、この各ベーン24a,24
bの両側の端面から先端面にかけては連続したコ字状の
シール部材25が嵌着され、このシール部材25によっ
て各ベーン24a,24bと後述する圧力室30,31
の間を密閉するようになっている。
【0019】ハウジング本体11は、その内周面に一対
の扇状の凹部27a,27bが中心軸線に対して対称に
形成されており、この両凹部27a,27bに隣接する
一対の円弧壁28a,28bに受圧体22のボス部23
が摺動自在に嵌合されている。尚、各円弧壁28a,2
8bには前記ボス部23に密接するシール部材29が装
着され、このシール部材29によって嵌合隙間からの液
体の漏出を防止するようになっている。そして、前記各
凹部27a,27bは両側の封止プレート12,14と
受圧体22のボス部23との間で夫々扇状の圧力室3
0,31を形成し、これらの各圧力室30,31内に受
圧体22の前記各ベーン24a,24bが摺動自在に収
容されている。ベーン24a,24bは各圧力室30,
31内を夫々二つの液室30aと30b、31aと31
bに隔成し、入出力シャフト8の回動に伴って隣接する
液室30aと30b、31aと31bの間に圧力差を生
じさせるようになっている。尚、以下においては説明の
便宜上、図4中の左上側の液室を上第1室30a、右上
側の液室を上第2室31bと呼び、同図中の右下側の液
室を下第1室31a、左下側の液室を下第2室30bと
呼ぶものとする。
【0020】ここで、第1サイドプレート13の内側端
面には小径の環状溝32と大径の環状溝33が形成さ
れ、封止プレート12には、上第1室30aと環状溝3
2、環状溝32と下第1室31aを夫々連通する連通孔
(図示せず。)と、上第2室31bと環状溝33、環状
溝33と下第2室30bを夫々連通する連通孔(図示せ
ず。)が形成されている。したがって、対角上に位置さ
れる液室30aと31a、30bと31bの相互はこれ
らの連通孔と環状溝32,33を通して導通し、夫々導
通するもの同士が一組の液室として機能するようになっ
ている。
【0021】また、ハウジング本体11の下第1室31
aと下第2室30bの中間位置には、ハウジング本体1
1を軸方向に貫通する第1バルブ孔34aと第2バルブ
孔34bが並列に並んで形成されている。そして、ハウ
ジング本体11の封止プレート12側の側面には、下第
1室31aと第1バルブ孔34aを接続する第1接続溝
35aと、下第2室30bと第2バルブ孔34bを接続
する第2接続溝35bが形成されており、ハウジング本
体11の封止プレート14側の側面には、第1バルブ孔
34aと第2バルブ孔34bを導通させる導通溝36が
形成されている。したがって、下第1室31aと下第2
室30bは、第1接続溝35a、第1バルブ孔34a、
導通溝36、第2バルブ孔34b、第2接続溝35bを
通して互い連通し、これらの溝35a,35b,36と
孔34a,34bが本発明における連通路を構成するよ
うになっている。また、第1バルブ孔34aと第2バル
ブ孔34bには第1減衰ユニット37aと第2減衰ユニ
ット37bが夫々装着されている。この両減衰ユニット
37a,37bは同一構造とされ、本発明の減衰力発生
部を構成するようになっている。
【0022】減衰ユニット37b(37a)は、図5に
示すように、各バルブ孔34b(34a)に嵌合固定さ
れる厚肉円板状のバルブボディ38に軸方向に貫通する
流通孔39,40が形成され、バルブボディ38の接続
溝35b(35a)側(同図中上側)の端面には流通孔
39を開閉するチェックバルブ41が取り付けられ、バ
ルブボディ38の導通溝36側(同図中下側)の端面に
は流通孔40を開閉する減衰バルブ42が取り付けられ
ている。チェックバルブ41は導通溝36から接続溝3
5b(35a)方向の作動液の流通のみを許容し、減衰
バルブ42は逆に接続溝35b(35a)から導通溝3
6方向の作動液の流通のみを許容するようになってい
る。そして、減衰バルブ42は作動液が接続溝35b
(35a)から導通溝36方向に流通するときに作動液
に流通抵抗を付与し、そのときに減衰力を発生する。
【0023】したがって、受圧体22の回動により第1
室30a,31aの組が圧縮されて第2室30b,31
bの組が拡張されると、高圧の作動液が下第1室31a
から第1接続溝35aを通って第1バルブ孔34a内に
導入され、そこで第1減衰ユニット37aの減衰バルブ
42が減衰力を発生する。そして、その減衰バルブ42
で減圧された作動液は導通溝36を通って第2バルブ孔
34b内に導入され、さらに、第2減衰ユニット37b
のチェックバルブ41を開いて第2接続溝35bから下
第2室30bへと導入される。また、第2室30b,3
1bの組が圧縮されて第1室30a,31aの組が拡張
される場合には、作動液は上記と逆方向に流れ、第2減
衰ユニット37bの減衰バルブ42において減衰力を発
生する。
【0024】ところで、第1サイドプレート13と第2
サイドプレート16のハウジング本体11側の外周縁部
には夫々環状の段部43が形成されている。この両者の
段部43の小径面には内側円筒ケース17が嵌着固定さ
れ、大径面には外側円筒ケース18が嵌着固定されてい
る。そして、第1,第2サイドプレート13,16の段
部43の側壁と内側円筒ケース17と外側円筒ケース1
8の間にはハウジング本体11の外周域を囲繞する環状
空間44が形成されている。そして、内側円筒ケース1
7の外周面には、環状空間44の内部を内周側の液室4
5と外周側のガス室46とに径方向で隔成する隔壁部材
47が結合されている。この隔壁部材47は弾性を有す
るゴムまたは樹脂から成る円筒状シートから構成され、
内側円筒ケース17に対しては軸方向の両端部が一対の
バンド48a,48bで締付固定されている。そして、
液室45は前記導通溝36(連通路内の低圧部)と後述
する手段によって連通接続され、ガス室46には第1サ
イドプレート13に設けられたガス封入プラグ49を通
して所定圧のガスが充填されている。この実施例におい
ては、環状空間44、隔壁部材47、液室45、ガス室
46等が、ダンパハウジング7内の液体の体積変化を補
償する本発明におけるリザーバ50を構成している。
【0025】また、ハウジング本体11の外周面には軸
方向に沿う溝状の凹部51が形成されており、この凹部
51内が、内側円筒ケース17に形成された貫通孔52
を通して前記環状空間44の液室45と導通している。
そして、この凹部51は、封止プレート14,15に形
成された通路(図示せず。)を通して導通溝36に接続
されている。この通路は、一方の封止プレート14の凹
部51に対応する位置と、導通溝36に対応する位置に
夫々形成された貫通孔(図示せず。)と、他方の封止プ
レート15にこの両貫通孔を連通させるように形成され
たスリット(図示せず。)とによって構成されている。
【0026】なお、図1中53は、ハウジング本体11
と両側の封止プレート12及び14,15を位置決めす
る位置決めピンである。
【0027】このロータリダンパ1は以上のような構成
であるため、サスペンションアーム2の回動に伴ってダ
ンパハウジング7が入出力シャフト8に対して回動する
と、第1減衰ユニット37aまたは第2減衰ユニット3
7bにおいて減衰力を発生し、この減衰力でもってサス
ペンションアーム2に作用する回動方向の振動や衝撃を
緩衝する。
【0028】そして、両減衰ユニット37a,37b間
に位置されて常時低圧となる導通溝36はリザーバ50
の液室45と連通しているため、温度変化等によってダ
ンパハウジング7内の液体が体積変化すると、リザーバ
50内の隔壁部材47が変動してその体積変化分の液体
を導通溝36を通して補償する。
【0029】このロータリダンパ1の場合、リザーバ5
0を構成する隔壁部材47がダンパハウジング7の外周
域の環状空間44内に配置されているため、液体の体積
補償時の隔壁部材47の変形は広い範囲でもって均一に
僅かずつ行われる。したがって、隔壁部材47の局部的
な大きな変形がないことから、経時使用によっても隔壁
部材47は劣化が生じにくい。このため、隔壁部材47
も高価な特別な材質のもので形成する必要がなく、製造
コストの高騰を抑えることができる。
【0030】つづいて、請求項2,3に対応する実施例
を図6,図7によって説明する。尚、この実施例のロー
タリダンパ101の多くの部分は図1〜図5に示した実
施例のものと同一構造となっているため、図1〜図5に
示した実施例と同一部分には同一符号を付し、重複する
詳細な説明は省略するものとする。
【0031】このロータリダンパ101は、ハウジング
本体11の両側に第1,第2サイドプレート13,16
が配置され、この第1,第2サイドプレート13,16
に入出力シャフト8が回動自在に支持されている点、入
出力シャフト8に一対のベーン24a,24bを備えた
受圧体22が結合され、この受圧体22の各ベーン24
a,24bがハウジング本体11内の二つの圧力室3
0,31の内部を夫々二つの液室30aと30b、31
aと31bに隔成している点、第1減衰ユニット37a
を収容する第1バルブ孔34aと第2減衰ユニット37
bを収容する第2バルブ孔34bが夫々第1接続溝35
aと第2接続溝35bを通して下第1室31aと下第2
室30bに接続され、バルブ孔34a,34b相互が逆
側の端部において導通溝36を通して連通している点等
の基本的な構成は図1〜図5に示したものと同様となっ
ている。
【0032】ただし、このロータリダンパ101の場
合、ハウジング本体11と両側のサイドプレート13,
16は一重の円筒ケース60の内部に収容固定され、ハ
ウジング本体11と第2サイドプレート16の間には厚
肉の一枚の封止プレート61が挟着固定されている。
【0033】第2サイドプレート16の封止プレート6
1側の面には同プレート16の円周に沿うように環状溝
62が形成され、この環状溝62と封止プレート61の
間に環状空間63が形成されている。そして、第2サイ
ドプレート16の封止プレート61側の面には、環状溝
62に連接する内外一対の環状段部64a,64bが形
成されており、この各環状段部64a,64bと封止プ
レート61の間に、弾性を有する孔あき円板状のシート
から成る隔壁部材65が挟着固定されている。この隔壁
部材65は環状空間63内をハウジング本体11側の液
室66と、その逆側のガス室67とに軸方向で隔成して
いる。そして、液室66は封止プレート61に形成され
た連通孔(図示せず。)を通して両バルブ孔34a,3
4b間の導通溝36に連通し、ガス室67には第2サイ
ドプレート16に配設したガス封入プラグ49を通して
所定量のガスが充填されている。この実施例の場合、環
状空間63、隔壁部材65、液室66,ガス室67等に
よって本発明におけるリザーバ68が構成されている。
【0034】このロータリダンパ101は以上のような
構成であるため、ダンパハウジング7内の液体が体積変
化すると、環状空間63内の隔壁部材65が変動するこ
とでダンパハウジング7内の液体の体積変化分を補償す
るようになる。そして、このロータリダンパ101にお
いても、隔壁部材65の変形は環状空間63内の広い範
囲でもって均一に僅かずつ行われるため、隔壁部材65
の一部に局部的な大きな変形が起こることがなく、経時
使用によっても隔壁部材65に劣化が生じにくい。した
がって、このロータリダンパ101の場合にも、隔壁部
材65の材質を高価な特別なものにする必要がなく、そ
の分低コストでの製造が可能である。
【0035】また、この実施例のロータリダンパ101
においては、隔壁部材65を第2サイドプレート16と
封止プレート61で挟み込むことで環状空間63内に配
置固定するようにしているため、隔壁部材65を固定す
るための特別な部材を要しない。このため、部品点数か
少なく組付け作業も容易であり、このことからも低コス
トでの製造が可能となっている。
【0036】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、ダンパ
ハウジングの外周域に環状空間を形成し、この環状空間
の内部を弾性を有する隔壁部材によって内周側の液室と
外周側のガス室とに径方向で隔成して、この液室を連通
路内の低圧部に接続することでリザーバを構成したた
め、リザーバと連通路の間で液体の入出が行われる際に
は、ダンパハウジングの外周域にわたる隔壁部材の全域
がほぼ均等に僅かずつ変形することとなり、その結果、
隔壁部材を高価な特別の材質のもので形成しなくても隔
壁部材の早期劣化を確実に防止することが可能になる。
したがって、この発明によれば、製造コストの増大を招
くことなく、リザーバの耐久性の向上を図ることができ
る。また、この発明によれば、ダンパハウジングの軸方
向の幅を拡げることなく、リザーバを形成することがで
きる。
【0037】請求項2の発明は、ダンパハウジングの軸
方向の側部に環状空間を形成し、この環状空間の内部を
弾性を有する隔壁部材によって圧力室側の液室と逆側の
ガス室とに軸方向前後で隔成して、この液室を連通路内
の低圧部に接続することでリザーバを構成したため、液
体の体積補償時には、ダンパハウジングの側部の環状の
広い範囲にわたって配置された隔壁部材の全域がほぼ均
等に僅かずつ変形することとなり、その結果、隔壁部材
を高価な特別の材質のもので形成しなくても隔壁部材の
早期劣化を確実に防止することが可能になる。よって、
この発明の場合にも、製造コストの増大を招くことな
く、リザーバの耐久性の向上を図ることができる。ま
た、この発明によれば、ダンパハウジングの外径を大き
くすることなく、リザーバを形成することができる。
【0038】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、ダンパハウジングを、ハウジング本体と、このハウ
ジング本体の側部を閉塞する封止プレートと、この封止
プレートをハウジング本体に押し付け固定するサイドプ
レートとを備えた構成とし、封止プレートとサイドプレ
ートの間に環状空間を形成して、隔壁部材を前記サイド
プレートと封止プレートの間に挟着固定したため、隔壁
部材を環状空間内に配置固定するための特別な部材が要
らなくなり、その分部品点数の削減が可能になると共に
組み付け作業も容易になる。したがって、この発明によ
ればより低コストでの製造が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例を示す図4のA−A
線に沿う断面図。
【図2】同実施例を示す断面図。
【図3】同実施例を示す斜視図。
【図4】同実施例を示す図1のB−B線に沿う断面図。
【図5】同実施例を示す拡大断面図。
【図6】請求項2の発明の一実施例を示す図7のC−C
線に沿う断面図。
【図7】同実施例を示す図6のD−D線に沿う断面図。
【符号の説明】
1,101…ロータリダンパ、 7…ダンパハウジング、 8…入出力シャフト、 11…ハウジング本体 16…第2サイドプレート(サイドプレート) 22…受圧体、 30,31…圧力室、 30a,30b,31a,31b…液室、 34a…第1バルブ孔(連通路)、 34b…第2バルブ孔(連通路)、 35a…第1接続溝(連通路)、 35b…第2接続溝(連通路)、 36…導通溝(連通路)、 37a…第1減衰ユニット(減衰力発生部)、 37b…第2減衰ユニット(減衰力発生部)、 44,63…環状空間、 45,66…液室、 46,67…ガス室、 47,65…隔壁部材、 50…リザーバ、 61…封止プレート。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力室を備えたダンパハウジングに入出
    力シャフトが回動自在に支持され、この入出力シャフト
    に結合支持された受圧体が前記圧力室内に摺動自在に収
    容されて、この圧力室の内部が受圧体によって複数の液
    室に隔成され、さらに、前記受圧体の作動に伴って収縮
    する液室と拡張する液室を連通する連通路が設けられ、
    この連通路の途中に液体の流通時に減衰力を発生する減
    衰力発生部が設けられると共に、ダンパハウジング内の
    液体の体積変化を補償するリザーバが設けられているロ
    ータリダンパにおいて、 ダンパハウジングの外周域に環状空間を形成し、この環
    状空間の内部を弾性を有する隔壁部材によって内周側の
    液室と外周側のガス室とに径方向で隔成して、この液室
    を前記連通路内の低圧部に接続することでリザーバを構
    成したことを特徴とするロータリダンパ。
  2. 【請求項2】 圧力室を備えたダンパハウジングに入出
    力シャフトが回動自在に支持され、この入出力シャフト
    に結合支持された受圧体が前記圧力室内に摺動自在に収
    容されて、この圧力室の内部が受圧体によって複数の液
    室に隔成され、さらに、前記受圧体の作動に伴って収縮
    する液室と拡張する液室を連通する連通路が設けられ、
    この連通路の途中に液体の流通時に減衰力を発生する減
    衰力発生部が設けられると共に、ダンパハウジング内の
    液体の体積変化を補償するリザーバが設けられているロ
    ータリダンパにおいて、 ダンパハウジングの軸方向の側部に環状空間を形成し、
    この環状空間の内部を弾性を有する隔壁部材によって圧
    力室側の液室と逆側のガス室とに軸方向前後で隔成し
    て、この液室を前記連通路内の低圧部に接続することで
    リザーバを構成したことを特徴とするロータリダンパ。
  3. 【請求項3】 ダンパハウジングを、ハウジング本体
    と、このハウジング本体の側部を閉塞する封止プレート
    と、この封止プレートをハウジング本体に押し付け固定
    するサイドプレートとを備えた構成とし、封止プレート
    とサイドプレートの間に環状空間を形成して、隔壁部材
    を前記サイドプレートと封止プレートの間に挟着固定し
    たことを特徴とする請求項2に記載のロータリダンパ。
JP6379898A 1998-03-16 1998-03-16 ロータリダンパ Pending JPH11257404A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113544403A (zh) * 2019-04-26 2021-10-22 株式会社松美可管理控股公司 体积变化补偿装置和阻尼装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113544403A (zh) * 2019-04-26 2021-10-22 株式会社松美可管理控股公司 体积变化补偿装置和阻尼装置
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