JPH1126207A - 非直線抵抗体の製造方法 - Google Patents
非直線抵抗体の製造方法Info
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- JPH1126207A JPH1126207A JP9175620A JP17562097A JPH1126207A JP H1126207 A JPH1126207 A JP H1126207A JP 9175620 A JP9175620 A JP 9175620A JP 17562097 A JP17562097 A JP 17562097A JP H1126207 A JPH1126207 A JP H1126207A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 焼結体の抵抗値のバラツキを少なくすること
により、放電耐量特性や課電寿命特性に優れた大型・大
容量の非直線抵抗体を製造する。 【解決手段】 原料を、高速で回転するアームと衝撃板
を備えた円筒容器に投入し、原料を高速で回転させなが
ら衝撃板に衝突させ、原料を粉砕する(粉砕工程)。得
られた粉体を、攪拌翼を備えた円筒容器に入れて、攪拌
翼を回転させ、強制的に粉体を流動させることにより、
粉体を混合する(混合工程)。所定の混合状態が得られ
た後、粉体を流動状態に保ちながら、所定量の結合剤を
粉体に噴霧することにより添加する。その結果、粉体は
凝集して、所定の粒度のほぼ球状の顆粒が得られる(凝
集工程)。続いて、成型工程、焼成工程、高抵抗層形成
工程、および電極形成工程を順次行うことにより、焼結
体1、高抵抗層2、および電極3からなる非直線抵抗体
が得られる。
により、放電耐量特性や課電寿命特性に優れた大型・大
容量の非直線抵抗体を製造する。 【解決手段】 原料を、高速で回転するアームと衝撃板
を備えた円筒容器に投入し、原料を高速で回転させなが
ら衝撃板に衝突させ、原料を粉砕する(粉砕工程)。得
られた粉体を、攪拌翼を備えた円筒容器に入れて、攪拌
翼を回転させ、強制的に粉体を流動させることにより、
粉体を混合する(混合工程)。所定の混合状態が得られ
た後、粉体を流動状態に保ちながら、所定量の結合剤を
粉体に噴霧することにより添加する。その結果、粉体は
凝集して、所定の粒度のほぼ球状の顆粒が得られる(凝
集工程)。続いて、成型工程、焼成工程、高抵抗層形成
工程、および電極形成工程を順次行うことにより、焼結
体1、高抵抗層2、および電極3からなる非直線抵抗体
が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、避雷器、サージア
ブソーバ等に用いられる酸化亜鉛を主成分とした非直線
抵抗体の製造方法に関する。
ブソーバ等に用いられる酸化亜鉛を主成分とした非直線
抵抗体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電力系統や電子機器回路におけ
る異常電圧を抑制し、電力系統や電子機器を保護するた
めに、避雷器やサージアブソーバが用いられている。そ
して、この避雷器やサージアブソーバには、正常な電圧
で絶縁特性を示し、異常電圧が印加されたときに低抵抗
特性を示すことにより、系統や回路を保護するための非
直線抵抗体が採用されている。
る異常電圧を抑制し、電力系統や電子機器を保護するた
めに、避雷器やサージアブソーバが用いられている。そ
して、この避雷器やサージアブソーバには、正常な電圧
で絶縁特性を示し、異常電圧が印加されたときに低抵抗
特性を示すことにより、系統や回路を保護するための非
直線抵抗体が採用されている。
【0003】この非直線抵抗体の製造方法の概略は、以
下の通りである。まず、原料については、ZnOを主成
分とし、少なくとも電圧電流非直線特性を発現させる副
成分として、例えば、特開平5−234716号公報に
記載されているように、Bi2 O3 ,Sb2 O3 ,Co
O,NiO,Mn2 O3 等を加えている。そして、これ
らの原料を水および有機バインダーと共に十分混合した
後、スプレードライヤーなどで造粒し、形成および焼結
する。この後、焼結体の側面に沿面閃絡を防止するため
の高抵抗物質を塗布し、再焼成して高抵抗層を形成す
る。最終的に、焼結体の両端面を研磨し、電極を取り付
けて、非直線抵抗体を完成する。
下の通りである。まず、原料については、ZnOを主成
分とし、少なくとも電圧電流非直線特性を発現させる副
成分として、例えば、特開平5−234716号公報に
記載されているように、Bi2 O3 ,Sb2 O3 ,Co
O,NiO,Mn2 O3 等を加えている。そして、これ
らの原料を水および有機バインダーと共に十分混合した
後、スプレードライヤーなどで造粒し、形成および焼結
する。この後、焼結体の側面に沿面閃絡を防止するため
の高抵抗物質を塗布し、再焼成して高抵抗層を形成す
る。最終的に、焼結体の両端面を研磨し、電極を取り付
けて、非直線抵抗体を完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、電力
系統は送電コスト低減のため大容量化が進んでいる。こ
のような大容量の避雷器に使用される非直線抵抗体に
は、極めて大きなサージエネルギーを処理することが要
求されるため、非直線抵抗体の大容量化・並列接続枚数
の増加等の手段で対応している。
系統は送電コスト低減のため大容量化が進んでいる。こ
のような大容量の避雷器に使用される非直線抵抗体に
は、極めて大きなサージエネルギーを処理することが要
求されるため、非直線抵抗体の大容量化・並列接続枚数
の増加等の手段で対応している。
【0005】これらの手段のうち、並列接続枚数の増加
は、電流分担のアンバランスを招き易い等の特性上の問
題から上限があるため、必然的に非直線抵抗体の大容量
化が求められることになる。この大容量化の要求に対し
て、現状の製造方法で得られる非直線抵抗体の寸法は、
直径が80〜120mm、厚さが20〜50mmにもな
るが、このような大型の非直線抵抗体には、次のような
問題がある。
は、電流分担のアンバランスを招き易い等の特性上の問
題から上限があるため、必然的に非直線抵抗体の大容量
化が求められることになる。この大容量化の要求に対し
て、現状の製造方法で得られる非直線抵抗体の寸法は、
直径が80〜120mm、厚さが20〜50mmにもな
るが、このような大型の非直線抵抗体には、次のような
問題がある。
【0006】すなわち、大型の非直線抵抗体に使用され
る焼結体においては、焼結時の部分的な焼成温度の不均
一等の影響により、ZnO結晶粒子の異常粒成長が起こ
り、抵抗値のバラツキが生じ易くなる。さらに、抵抗の
低い部分に電流が集中し、耐量特性の低下を招くといっ
た問題もある。
る焼結体においては、焼結時の部分的な焼成温度の不均
一等の影響により、ZnO結晶粒子の異常粒成長が起こ
り、抵抗値のバラツキが生じ易くなる。さらに、抵抗の
低い部分に電流が集中し、耐量特性の低下を招くといっ
た問題もある。
【0007】上記のように、従来の製造方法で大型の非
直線抵抗体を作製した場合には、焼結体に部分的な抵抗
値のバラツキが生じ、放電耐量特性や課電寿命特性が低
下するといった問題を生じてしまう。
直線抵抗体を作製した場合には、焼結体に部分的な抵抗
値のバラツキが生じ、放電耐量特性や課電寿命特性が低
下するといった問題を生じてしまう。
【0008】本発明は、上記の点を考慮してなされたも
のであり、その目的は、焼結体の抵抗値のバラツキを少
なくすることにより、放電耐量特性や課電寿命特性に優
れた大型・大容量の非直線抵抗体を製造可能な、優れた
製造方法を提供することである。
のであり、その目的は、焼結体の抵抗値のバラツキを少
なくすることにより、放電耐量特性や課電寿命特性に優
れた大型・大容量の非直線抵抗体を製造可能な、優れた
製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1および2に記載の非直線抵抗体の製造方法
は、酸化亜鉛を主成分とし、少なくとも電圧電流非直線
特性を発現させる副成分を含む非直線抵抗体を製造する
方法において、成形・焼結する前の原料の処理を改良し
たことを特徴としている。
に、請求項1および2に記載の非直線抵抗体の製造方法
は、酸化亜鉛を主成分とし、少なくとも電圧電流非直線
特性を発現させる副成分を含む非直線抵抗体を製造する
方法において、成形・焼結する前の原料の処理を改良し
たことを特徴としている。
【0010】すなわち、請求項1に記載の方法は、原料
を乾燥状態で粉砕する粉砕工程、粉体を乾燥状態で混合
する混合工程、乾燥状態にある粉体に液体状の材料を噴
霧することにより粉体を凝集させる凝集工程、の中から
選択された少なくとも一つ以上の工程を含むことを特徴
としている。
を乾燥状態で粉砕する粉砕工程、粉体を乾燥状態で混合
する混合工程、乾燥状態にある粉体に液体状の材料を噴
霧することにより粉体を凝集させる凝集工程、の中から
選択された少なくとも一つ以上の工程を含むことを特徴
としている。
【0011】また、請求項2に記載の方法は、原料を乾
燥状態で粉砕する粉砕工程と、この粉砕工程で得られた
粉体を乾燥状態で混合する混合工程と、この混合工程で
混合されて乾燥状態にある粉体に液体状の材料を噴霧す
ることにより粉体を凝集させる凝集工程を含むことを特
徴としている。
燥状態で粉砕する粉砕工程と、この粉砕工程で得られた
粉体を乾燥状態で混合する混合工程と、この混合工程で
混合されて乾燥状態にある粉体に液体状の材料を噴霧す
ることにより粉体を凝集させる凝集工程を含むことを特
徴としている。
【0012】以上のような構成を有する請求項1または
2に記載の方法によれば、次のような作用が得られる。
まず、原料を乾燥状態で粉砕する粉砕工程においては、
スラリー状の原料を粉砕する場合に比べて、水の緩衝に
起因する粉砕力の低下を生じることがなく、大きな粉砕
力が得られるため、均一で細かな粉体が得られる。そし
て、このような粉体を用いて造粒することにより、結果
的に、成分の偏在のない均一な顆粒を得ることができ
る。
2に記載の方法によれば、次のような作用が得られる。
まず、原料を乾燥状態で粉砕する粉砕工程においては、
スラリー状の原料を粉砕する場合に比べて、水の緩衝に
起因する粉砕力の低下を生じることがなく、大きな粉砕
力が得られるため、均一で細かな粉体が得られる。そし
て、このような粉体を用いて造粒することにより、結果
的に、成分の偏在のない均一な顆粒を得ることができ
る。
【0013】また、粉体を乾燥状態で混合する混合工程
においては、スラリー状の原料を混合する場合に比べ
て、水中での沈降等の支障を生じることがなく、粉体全
体に十分な混合力を与えることができるため、粉体を均
一に混合することができる。そして、このように混合さ
れた粉体を用いて造粒することにより、結果的に、成分
の偏在のない均一な顆粒を得ることができる。
においては、スラリー状の原料を混合する場合に比べ
て、水中での沈降等の支障を生じることがなく、粉体全
体に十分な混合力を与えることができるため、粉体を均
一に混合することができる。そして、このように混合さ
れた粉体を用いて造粒することにより、結果的に、成分
の偏在のない均一な顆粒を得ることができる。
【0014】さらに、乾燥状態にある粉体を凝集させる
凝集工程においては、スラリー状の原料を吹き付け乾燥
する場合に比べて、水に対する濡れ性の低い成分が表面
近くに偏在することがないため、均一な球状の顆粒を得
ることができる。
凝集工程においては、スラリー状の原料を吹き付け乾燥
する場合に比べて、水に対する濡れ性の低い成分が表面
近くに偏在することがないため、均一な球状の顆粒を得
ることができる。
【0015】したがって、請求項1に記載の方法によれ
ば、選択された工程に応じて、少なくともこのうちのい
ずれか一つの作用を得ることができるため、いずれの場
合にも、成分の偏在のない均一な顆粒を得ることがで
き、優れた放電耐量特性を持つ非直線抵抗体を作製する
ことができる。そして、2つ以上の工程を含む場合に
は、相乗効果が得られる。また、請求項2に記載の方法
によれば、粉砕工程、混合工程、凝集工程の3つの工程
を全て含むため、上記の3つの均一性の相乗効果によ
り、より優れた放電耐量特性を持つ非直線抵抗体を作製
することができる。
ば、選択された工程に応じて、少なくともこのうちのい
ずれか一つの作用を得ることができるため、いずれの場
合にも、成分の偏在のない均一な顆粒を得ることがで
き、優れた放電耐量特性を持つ非直線抵抗体を作製する
ことができる。そして、2つ以上の工程を含む場合に
は、相乗効果が得られる。また、請求項2に記載の方法
によれば、粉砕工程、混合工程、凝集工程の3つの工程
を全て含むため、上記の3つの均一性の相乗効果によ
り、より優れた放電耐量特性を持つ非直線抵抗体を作製
することができる。
【0016】請求項3に記載の方法は、請求項1または
2に記載の方法において、粉砕工程の具体的な手順に特
徴を有するものである。すなわち、請求項3に記載の方
法は、粉砕工程において、予め設定した粒度より小さな
粉体は被粉砕物として取り出し、それより粒度の大きな
粉体については再度粉砕することを特徴としている。こ
の手順によれば、所定の粒度より小さな粉体を取り出し
て、粒度の大きな粉体のみを再度粉砕することにより、
粒度の小さな粉体による粉砕力の低下を防止できるた
め、粉砕効率を向上することができる。
2に記載の方法において、粉砕工程の具体的な手順に特
徴を有するものである。すなわち、請求項3に記載の方
法は、粉砕工程において、予め設定した粒度より小さな
粉体は被粉砕物として取り出し、それより粒度の大きな
粉体については再度粉砕することを特徴としている。こ
の手順によれば、所定の粒度より小さな粉体を取り出し
て、粒度の大きな粉体のみを再度粉砕することにより、
粒度の小さな粉体による粉砕力の低下を防止できるた
め、粉砕効率を向上することができる。
【0017】請求項4および5に記載の方法は、請求項
1〜3のいずれか一つに記載の方法において、粉砕工程
の具体的な粉砕方式に特徴を有するものである。まず、
請求項4に記載の方法は、粉砕工程において、原料を高
速回転させて衝撃板に衝突させることにより、原料を粉
砕することを特徴としている。また、請求項5に記載の
方法は、粉砕工程において、高圧気体を用いて原料を衝
突させることにより、原料を粉砕することを特徴として
いる。いずれの方式においても、原料を直接衝突させる
ことにより、大きな粉砕力が得られるため、原料を効率
良く粉砕することができ、均一で細かな粉体が得られ
る。
1〜3のいずれか一つに記載の方法において、粉砕工程
の具体的な粉砕方式に特徴を有するものである。まず、
請求項4に記載の方法は、粉砕工程において、原料を高
速回転させて衝撃板に衝突させることにより、原料を粉
砕することを特徴としている。また、請求項5に記載の
方法は、粉砕工程において、高圧気体を用いて原料を衝
突させることにより、原料を粉砕することを特徴として
いる。いずれの方式においても、原料を直接衝突させる
ことにより、大きな粉砕力が得られるため、原料を効率
良く粉砕することができ、均一で細かな粉体が得られ
る。
【0018】請求項6および7に記載の方法は、請求項
1〜5のいずれか一つに記載の方法において、混合工程
の具体的な混合方式に特徴を有するものである。まず、
請求項6に記載の方法は、混合工程において、粉体を高
速回転させて粉体を流動させることにより、粉体を混合
することを特徴としている。また、請求項7に記載の方
法は、混合工程において、高圧気体を用いて粉体を流動
させることにより、粉体を混合することを特徴としてい
る。いずれの方式においても、粉体を流動状態で混合さ
せることにより、粉体全体に十分な混合力を与えること
ができるため、粉体を均一に混合することができる。
1〜5のいずれか一つに記載の方法において、混合工程
の具体的な混合方式に特徴を有するものである。まず、
請求項6に記載の方法は、混合工程において、粉体を高
速回転させて粉体を流動させることにより、粉体を混合
することを特徴としている。また、請求項7に記載の方
法は、混合工程において、高圧気体を用いて粉体を流動
させることにより、粉体を混合することを特徴としてい
る。いずれの方式においても、粉体を流動状態で混合さ
せることにより、粉体全体に十分な混合力を与えること
ができるため、粉体を均一に混合することができる。
【0019】請求項8に記載の方法は、請求項1〜7の
いずれか一つに記載の方法において、凝集工程の具体的
な凝集方式に特徴を有するものである。すなわち、請求
項8に記載の方法は、凝集工程において、粉体を乾燥状
態で流動させると共に、この流動している粉体に結合剤
を噴霧することにより粉体を凝集させることを特徴とし
ている。この方式によれば、乾燥状態でかつ流動状態に
ある粉体に結合剤を噴霧することにより、顆粒内での成
分の偏在を防止することができ、均一な球状の顆粒を得
ることができる。
いずれか一つに記載の方法において、凝集工程の具体的
な凝集方式に特徴を有するものである。すなわち、請求
項8に記載の方法は、凝集工程において、粉体を乾燥状
態で流動させると共に、この流動している粉体に結合剤
を噴霧することにより粉体を凝集させることを特徴とし
ている。この方式によれば、乾燥状態でかつ流動状態に
ある粉体に結合剤を噴霧することにより、顆粒内での成
分の偏在を防止することができ、均一な球状の顆粒を得
ることができる。
【0020】請求項9および10に記載の方法は、請求
項1〜8のいずれか一つに記載の方法において、凝集工
程における副成分の添加方式に特徴を有するものであ
る。まず、請求項9に記載の方法は、凝集工程におい
て、粉体を乾燥状態で流動させると共に、この流動して
いる粉体に副成分を溶液にして噴霧することを特徴とし
ている。また、請求項10に記載の方法は、請求項9に
記載の方法において、副成分が、アルミニウム、ホウ
素、銀の中から選択された材料を含むことを特徴として
いる。
項1〜8のいずれか一つに記載の方法において、凝集工
程における副成分の添加方式に特徴を有するものであ
る。まず、請求項9に記載の方法は、凝集工程におい
て、粉体を乾燥状態で流動させると共に、この流動して
いる粉体に副成分を溶液にして噴霧することを特徴とし
ている。また、請求項10に記載の方法は、請求項9に
記載の方法において、副成分が、アルミニウム、ホウ
素、銀の中から選択された材料を含むことを特徴として
いる。
【0021】このような請求項9および10に記載の方
法においては、副成分を溶液にして噴霧することによ
り、粉体に対して副成分を均一に分散させることができ
る。すなわち、アルミニウム、ホウ素、または銀等の材
料を副成分としてそのまま添加する場合には、これらの
材料の含有量が比較的少ないことから均一な分散が困難
であるが、溶液にして添加することにより、均一な分散
が可能となる。
法においては、副成分を溶液にして噴霧することによ
り、粉体に対して副成分を均一に分散させることができ
る。すなわち、アルミニウム、ホウ素、または銀等の材
料を副成分としてそのまま添加する場合には、これらの
材料の含有量が比較的少ないことから均一な分散が困難
であるが、溶液にして添加することにより、均一な分散
が可能となる。
【0022】
【実施例】以下には、本発明に係る非直線抵抗体の製造
方法を適用した複数の実施例について、図面を参照して
具体的に説明する。
方法を適用した複数の実施例について、図面を参照して
具体的に説明する。
【0023】[第1の実施例]まず、請求項4、6、8
に記載の各発明を適用した第1の実施例について説明す
る。ZnOを主成分とし、副成分として、Bi2 O3 、
Sb2 O3 を各1mol%、CoO、NiO、Mn3 O
4 を各0.5mol%秤量し、原料とする。この原料
を、高速で回転するアームと衝撃板を備えた円筒容器に
投入し、原料を高速で回転させながら衝撃板に衝突さ
せ、原料を粉砕する(粉砕工程)。得られた粉体を、攪
拌翼を備えた円筒容器に入れて、攪拌翼を回転させ、強
制的に粉体を流動させることにより、粉体を混合する
(混合工程)。所定の混合状態が得られた後、同じ円筒
容器内で攪拌翼を回転して粉体を流動状態に保ちなが
ら、所定量の結合剤、例えば、3%PVA溶液を粉体量
の5%使用して、粉体に噴霧することにより添加する。
続けて攪拌翼を回転して粉体を流動状態に保つ間に、粉
体は凝集し、所定の粒度、例えば100μmのほぼ球状
の顆粒を得ることができる(凝集工程)。
に記載の各発明を適用した第1の実施例について説明す
る。ZnOを主成分とし、副成分として、Bi2 O3 、
Sb2 O3 を各1mol%、CoO、NiO、Mn3 O
4 を各0.5mol%秤量し、原料とする。この原料
を、高速で回転するアームと衝撃板を備えた円筒容器に
投入し、原料を高速で回転させながら衝撃板に衝突さ
せ、原料を粉砕する(粉砕工程)。得られた粉体を、攪
拌翼を備えた円筒容器に入れて、攪拌翼を回転させ、強
制的に粉体を流動させることにより、粉体を混合する
(混合工程)。所定の混合状態が得られた後、同じ円筒
容器内で攪拌翼を回転して粉体を流動状態に保ちなが
ら、所定量の結合剤、例えば、3%PVA溶液を粉体量
の5%使用して、粉体に噴霧することにより添加する。
続けて攪拌翼を回転して粉体を流動状態に保つ間に、粉
体は凝集し、所定の粒度、例えば100μmのほぼ球状
の顆粒を得ることができる(凝集工程)。
【0024】次に、この顆粒を金型に入れて加圧し、円
板等の所定の形状、例えば直径100mm、高さ25m
mに成形することで成形体を得る(成形工程)。こうし
て得られた成形体は、添加した結合剤を除去するために
空気中で例えば500℃で焼成し、さらに空気中で12
00℃で2時間で焼成する(焼成工程)。これにより、
図1に示すような焼結体1を得ることができる。そし
て、焼結体1の側面に焼成して高抵抗となる絶縁物を塗
布した後に、これを焼成して高抵抗層2が形成される
(高抵抗層形成工程)。この後、焼結体1の両端面を研
磨し、この両端面にアルミニウムを溶射することにより
電極3が形成される(電極形成工程)。このようにし
て、図1に示すような非直線抵抗体を得ることができ
る。
板等の所定の形状、例えば直径100mm、高さ25m
mに成形することで成形体を得る(成形工程)。こうし
て得られた成形体は、添加した結合剤を除去するために
空気中で例えば500℃で焼成し、さらに空気中で12
00℃で2時間で焼成する(焼成工程)。これにより、
図1に示すような焼結体1を得ることができる。そし
て、焼結体1の側面に焼成して高抵抗となる絶縁物を塗
布した後に、これを焼成して高抵抗層2が形成される
(高抵抗層形成工程)。この後、焼結体1の両端面を研
磨し、この両端面にアルミニウムを溶射することにより
電極3が形成される(電極形成工程)。このようにし
て、図1に示すような非直線抵抗体を得ることができ
る。
【0025】以上のようにして得られた非直線抵抗体の
電気特性について、図2を参照して説明する。ここで、
図2は、本実施例に係る非直線抵抗体の放電耐量特性A
1と、従来方法によって作製した非直線抵抗体の放電耐
量特性Bとを比較して示すグラフである。より詳細に
は、図2は、雷インパルス(4/10)電流をその電流
値を順次増加させながら印加するという条件において、
本実施例と従来例に係る各50個の非直線抵抗体につい
て放電耐量試験を行い、電流値に耐えた非直線抵抗体の
割合を合格率として放電耐量特性を求めた結果を示して
いる。
電気特性について、図2を参照して説明する。ここで、
図2は、本実施例に係る非直線抵抗体の放電耐量特性A
1と、従来方法によって作製した非直線抵抗体の放電耐
量特性Bとを比較して示すグラフである。より詳細に
は、図2は、雷インパルス(4/10)電流をその電流
値を順次増加させながら印加するという条件において、
本実施例と従来例に係る各50個の非直線抵抗体につい
て放電耐量試験を行い、電流値に耐えた非直線抵抗体の
割合を合格率として放電耐量特性を求めた結果を示して
いる。
【0026】この図2に示すように、従来例Bにおいて
は、インパルス電流が100kAまで増加すると、合格
率が100%から低下し始め、120kAのインパルス
電流に対しては合格率が55%程度まで低下しているの
に対し、本実施例A1においては、130kAのインパ
ルス電流に対しても、100%の合格率を示している。
明らかに、本実施例の非直線低抗体の放電耐量特性は従
来例に比べて大幅に改善されている。
は、インパルス電流が100kAまで増加すると、合格
率が100%から低下し始め、120kAのインパルス
電流に対しては合格率が55%程度まで低下しているの
に対し、本実施例A1においては、130kAのインパ
ルス電流に対しても、100%の合格率を示している。
明らかに、本実施例の非直線低抗体の放電耐量特性は従
来例に比べて大幅に改善されている。
【0027】このように、本実施例において、従来例に
比べて放電耐量特性が改善される理由は、次のように考
えられる。
比べて放電耐量特性が改善される理由は、次のように考
えられる。
【0028】すなわち、従来は、原料粉に水と結合剤を
加え、スラリーとして原料の粉砕と混合を行っていた。
そのため、粉砕時には、水が緩衝して粉砕を妨げてしま
い、混合時には、原子量の大きな成分が沈降し、十分な
混合ができなかった。また、造粒時には、スラリー状の
原料を吹き付け乾燥していたため、水に対する濡れ性の
低い成分は表面近くに偏在していた。
加え、スラリーとして原料の粉砕と混合を行っていた。
そのため、粉砕時には、水が緩衝して粉砕を妨げてしま
い、混合時には、原子量の大きな成分が沈降し、十分な
混合ができなかった。また、造粒時には、スラリー状の
原料を吹き付け乾燥していたため、水に対する濡れ性の
低い成分は表面近くに偏在していた。
【0029】これに対して、本実施例において、原料を
衝撃板に直接衝突させているので、大きな粉砕力を得る
ことができるため、均一で細かな粉体が得られる。ま
た、粉体を回転させながら流動運動させているので、流
体全体に十分な混合力を与えることができ、流体を均一
に混合することができる。さらに、粉体を流動させなが
ら球状に凝集させているため、顆粒内での成分の偏在を
防ぐことができる。
衝撃板に直接衝突させているので、大きな粉砕力を得る
ことができるため、均一で細かな粉体が得られる。ま
た、粉体を回転させながら流動運動させているので、流
体全体に十分な混合力を与えることができ、流体を均一
に混合することができる。さらに、粉体を流動させなが
ら球状に凝集させているため、顆粒内での成分の偏在を
防ぐことができる。
【0030】以上の理由により、本実施例においては、
成分の偏在のない均一な顆粒を得ることができるため、
均一な非直線低抗体が得られ、部分的な抵抗値のバラツ
キを生じることもなく、放電耐量特性を向上させること
ができるものと考えられる。これに伴い、図示していな
いが、課電寿命特性もまた向上させることができる。
成分の偏在のない均一な顆粒を得ることができるため、
均一な非直線低抗体が得られ、部分的な抵抗値のバラツ
キを生じることもなく、放電耐量特性を向上させること
ができるものと考えられる。これに伴い、図示していな
いが、課電寿命特性もまた向上させることができる。
【0031】[第2の実施例]次に、請求項3、4、
6、8に記載の各発明を適用した第2の実施例について
説明する。この第2の実施例は、前述した第1の実施例
において、粉砕工程の具体的な手順を変更したものであ
る。
6、8に記載の各発明を適用した第2の実施例について
説明する。この第2の実施例は、前述した第1の実施例
において、粉砕工程の具体的な手順を変更したものであ
る。
【0032】本実施例においては、まず、第1の実施例
と同様に、原料を秤量する。次に、高速で回転するアー
ムと衝撃板と所定の粒度、例えば1μm未満の粉体を分
ける装置を備えた円筒容器を用いて、粉砕工程を行う。
すなわち、この円筒容器に原料を投入し、原料を高速で
回転させながら衝撃板に衝突させ、原料を粉砕する。こ
の粉砕工程において、所定の粒度より小さな粉体は被粉
砕物として取り出し、所定の粒度より大きな粉体につい
ては、粉砕容器に再度戻すことにより、さらに粉砕す
る。以上のような粉砕工程の後は、第1の実施例と同様
の後続する各工程、すなわち、混合工程、凝集工程、成
形工程、焼成工程、高抵抗層形成工程、および電極形成
工程を順次行うことにより、図1に示すような非直線低
抗体を得ることができる。
と同様に、原料を秤量する。次に、高速で回転するアー
ムと衝撃板と所定の粒度、例えば1μm未満の粉体を分
ける装置を備えた円筒容器を用いて、粉砕工程を行う。
すなわち、この円筒容器に原料を投入し、原料を高速で
回転させながら衝撃板に衝突させ、原料を粉砕する。こ
の粉砕工程において、所定の粒度より小さな粉体は被粉
砕物として取り出し、所定の粒度より大きな粉体につい
ては、粉砕容器に再度戻すことにより、さらに粉砕す
る。以上のような粉砕工程の後は、第1の実施例と同様
の後続する各工程、すなわち、混合工程、凝集工程、成
形工程、焼成工程、高抵抗層形成工程、および電極形成
工程を順次行うことにより、図1に示すような非直線低
抗体を得ることができる。
【0033】以上のようにして得られた非直線低抗体の
放電耐量特性について、図3を参照して説明する。ここ
で、図3は、本実施例に係る非直線抵抗体の放電耐量特
性A2と、従来方法によって作製した非直線抵抗体の放
電耐量特性B、および前記第1の実施例に係る非直線抵
抗体の放電耐量特性A1を比較して示すグラフである。
なお、試験条件および試料数は、前記第1の実施例につ
いて述べた通りである。
放電耐量特性について、図3を参照して説明する。ここ
で、図3は、本実施例に係る非直線抵抗体の放電耐量特
性A2と、従来方法によって作製した非直線抵抗体の放
電耐量特性B、および前記第1の実施例に係る非直線抵
抗体の放電耐量特性A1を比較して示すグラフである。
なお、試験条件および試料数は、前記第1の実施例につ
いて述べた通りである。
【0034】この図3に示すように、第1の実施列A1
においては、インパルス電流が140kAまで増加する
と、合格率が55%程度まで低下しているのに対し、本
実施例A2においては、140kAのインパルス電流に
対しても、90%を越える高い合格率を示している。明
らかに、本実施例の非直線低抗体の放電耐量特性は、前
述した第1の実施例に比べて、さらに改善されている。
においては、インパルス電流が140kAまで増加する
と、合格率が55%程度まで低下しているのに対し、本
実施例A2においては、140kAのインパルス電流に
対しても、90%を越える高い合格率を示している。明
らかに、本実施例の非直線低抗体の放電耐量特性は、前
述した第1の実施例に比べて、さらに改善されている。
【0035】このように、本実施例において、第1の実
施例に比べて放電耐量特性がさらに改善される理由は、
次のように考えられる。
施例に比べて放電耐量特性がさらに改善される理由は、
次のように考えられる。
【0036】すなわち、一般的に、粉砕工程において、
より細かな粒子が共存している場合、その細かな粒子は
より大きな粒子の粉砕を緩衝するため、結果として、粉
砕の妨げとなる。これに対して、本実施例では、所定の
粒度より細かな粒子を被粉砕粉として取り出しているた
め、より大きな粒子の粉砕効率を上げることができる。
より細かな粒子が共存している場合、その細かな粒子は
より大きな粒子の粉砕を緩衝するため、結果として、粉
砕の妨げとなる。これに対して、本実施例では、所定の
粒度より細かな粒子を被粉砕粉として取り出しているた
め、より大きな粒子の粉砕効率を上げることができる。
【0037】このような理由により、本実施例において
は、第1の実施例に比べて、より均一な顆粒を得ること
ができるため、非直線低抗体の微細組織も均一となり、
部分的な抵抗値のバラツキを生じることもなく、放電耐
量特性を向上させることができるものと考えられる。こ
れに伴い、図示していないが、課電寿命特性もまた向上
させることができる。
は、第1の実施例に比べて、より均一な顆粒を得ること
ができるため、非直線低抗体の微細組織も均一となり、
部分的な抵抗値のバラツキを生じることもなく、放電耐
量特性を向上させることができるものと考えられる。こ
れに伴い、図示していないが、課電寿命特性もまた向上
させることができる。
【0038】[第3の実施例]次に、請求項5、6、8
に記載の各発明を適用した第3の実施例について説明す
る。この第3の実施例は、前述した第1の実施例におい
て、具体的な粉砕方式を変更したものである。
に記載の各発明を適用した第3の実施例について説明す
る。この第3の実施例は、前述した第1の実施例におい
て、具体的な粉砕方式を変更したものである。
【0039】本実施例においては、まず、第1の実施例
と同様に、原料を秤量する。次に、高圧空気を内部に噴
射する装置と空気の噴射に沿って原料を供給する装置を
備えた容器を用いて、粉砕工程を行う。すなわち、この
容器の噴射されている空気流中に原料を投入し、原料同
士を衝突させることにより、粉砕する。この粉砕工程の
後は、第1の実施例と同様の後続する各工程、すなわ
ち、混合工程、凝集工程、成形工程、焼成工程、高抵抗
層形成工程、および電極形成工程を順次行うことによ
り、図1に示すような非直線低抗体を得ることができ
る。
と同様に、原料を秤量する。次に、高圧空気を内部に噴
射する装置と空気の噴射に沿って原料を供給する装置を
備えた容器を用いて、粉砕工程を行う。すなわち、この
容器の噴射されている空気流中に原料を投入し、原料同
士を衝突させることにより、粉砕する。この粉砕工程の
後は、第1の実施例と同様の後続する各工程、すなわ
ち、混合工程、凝集工程、成形工程、焼成工程、高抵抗
層形成工程、および電極形成工程を順次行うことによ
り、図1に示すような非直線低抗体を得ることができ
る。
【0040】以上のようにして得られた非直線低抗体の
放電耐量特性について、図4を参照して説明する。ここ
で、図4は、本実施例に係る非直線抵抗体の放電耐量特
性A3と、従来方法によって作製した非直線抵抗体の放
電耐量特性Bとを比較して示すグラフである。なお、試
験条件および試料数は、前記第1の実施例について述べ
た通りである。
放電耐量特性について、図4を参照して説明する。ここ
で、図4は、本実施例に係る非直線抵抗体の放電耐量特
性A3と、従来方法によって作製した非直線抵抗体の放
電耐量特性Bとを比較して示すグラフである。なお、試
験条件および試料数は、前記第1の実施例について述べ
た通りである。
【0041】この図4に示すように、従来例Bにおいて
は、インパルス電流が100kAまで増加すると、合格
率が100%から低下し始め、120kAのインパルス
電流に対しては合格率が55%程度まで低下しているの
に対し、本実施例A3においては、130kAのインパ
ルス電流に対しても、100%の合格率を示している。
明らかに、本実施例の非直線低抗体の放電耐量特性は、
前記第1の実施例と同様に、従来例に比べて大幅に改善
されている。
は、インパルス電流が100kAまで増加すると、合格
率が100%から低下し始め、120kAのインパルス
電流に対しては合格率が55%程度まで低下しているの
に対し、本実施例A3においては、130kAのインパ
ルス電流に対しても、100%の合格率を示している。
明らかに、本実施例の非直線低抗体の放電耐量特性は、
前記第1の実施例と同様に、従来例に比べて大幅に改善
されている。
【0042】このように、本実施例において、従来例に
比べて放電耐量特性が改善される理由は、第1の実施例
とほぼ同様に考えられる。
比べて放電耐量特性が改善される理由は、第1の実施例
とほぼ同様に考えられる。
【0043】すなわち、第1の実施例においては原料を
衝撃板に直接衝突させることによって大きな粉砕力を得
ているが、本実施例では、原料同士を直接衝突させるこ
とにより、同様に十分に大きな粉砕力を得ることができ
る。また、粉体を回転させながら流動運動させることに
より流体全体を十分混合できる点や、粉体を流動させな
がら球状に凝集させることにより、顆粒内での成分の偏
在を防ぐことができる点は、第1の実施例と全く同様で
ある。
衝撃板に直接衝突させることによって大きな粉砕力を得
ているが、本実施例では、原料同士を直接衝突させるこ
とにより、同様に十分に大きな粉砕力を得ることができ
る。また、粉体を回転させながら流動運動させることに
より流体全体を十分混合できる点や、粉体を流動させな
がら球状に凝集させることにより、顆粒内での成分の偏
在を防ぐことができる点は、第1の実施例と全く同様で
ある。
【0044】したがって、本実施例においても、第1の
実施例と同様に、成分の偏在のない均一な顆粒を得るこ
とができるため、均一な非直線低抗体が得られ、部分的
な抵抗値のバラツキを生じることもなく、放電耐量特性
を向上させることができるものと考えられる。これに伴
い、図示していないが、課電寿命特性もまた向上させる
ことができる。
実施例と同様に、成分の偏在のない均一な顆粒を得るこ
とができるため、均一な非直線低抗体が得られ、部分的
な抵抗値のバラツキを生じることもなく、放電耐量特性
を向上させることができるものと考えられる。これに伴
い、図示していないが、課電寿命特性もまた向上させる
ことができる。
【0045】[第4の実施例]次に、請求項4、7、8
に記載の各発明を適用した第4の実施例について説明す
る。この第4の実施例は、前述した第1の実施例におい
て、混合と凝集のための具体的な流動方式を変更したも
のである。
に記載の各発明を適用した第4の実施例について説明す
る。この第4の実施例は、前述した第1の実施例におい
て、混合と凝集のための具体的な流動方式を変更したも
のである。
【0046】本実施例においては、まず、第1の実施例
と同様に、原料を秤量し、粉砕する(粉砕工程)。次
に、この粉砕工程により得られた粉体を混合する。すな
わち、高圧空気を下から吹き上げる装置を備えた容器に
粉体を投入し、粉体を高圧空気により粉体を浮遊させ、
流動させながら混合する(混合工程)。所定の混合状態
が得られた後、同じ容器内で粉体を流動状態に保ちなが
ら、所定量の結合剤、例えば、3%PVA溶液を粉体量
の5%を噴霧しながら添加する。続けて高圧空気を吹き
上げて粉体を流動状態に保つ間に、粉体は凝集し、所定
の粒度、例えば100μmのほぼ球状の顆粒を得ること
ができる(凝集工程)。この凝集工程の後は、第1の実
施例と同様の後続する各工程、すなわち、成形工程、焼
成工程、高抵抗層形成工程、および電極形成工程を順次
行うことにより、図1に示すような非直線低抗体を得る
ことができる。
と同様に、原料を秤量し、粉砕する(粉砕工程)。次
に、この粉砕工程により得られた粉体を混合する。すな
わち、高圧空気を下から吹き上げる装置を備えた容器に
粉体を投入し、粉体を高圧空気により粉体を浮遊させ、
流動させながら混合する(混合工程)。所定の混合状態
が得られた後、同じ容器内で粉体を流動状態に保ちなが
ら、所定量の結合剤、例えば、3%PVA溶液を粉体量
の5%を噴霧しながら添加する。続けて高圧空気を吹き
上げて粉体を流動状態に保つ間に、粉体は凝集し、所定
の粒度、例えば100μmのほぼ球状の顆粒を得ること
ができる(凝集工程)。この凝集工程の後は、第1の実
施例と同様の後続する各工程、すなわち、成形工程、焼
成工程、高抵抗層形成工程、および電極形成工程を順次
行うことにより、図1に示すような非直線低抗体を得る
ことができる。
【0047】以上のようにして得られた非直線抵抗体の
放電耐量特性について、図5を参照して説明する。ここ
で、図5は、本実施例に係る非直線抵抗体の放電耐量特
性A4と、従来方法によって作製した非直線抵抗体の放
電耐量特性Bとを比較して示すグラフである。なお、試
験条件および試料数は、前記第1の実施例について述べ
た通りである。
放電耐量特性について、図5を参照して説明する。ここ
で、図5は、本実施例に係る非直線抵抗体の放電耐量特
性A4と、従来方法によって作製した非直線抵抗体の放
電耐量特性Bとを比較して示すグラフである。なお、試
験条件および試料数は、前記第1の実施例について述べ
た通りである。
【0048】この図5に示すように、従来例Bにおいて
は、インパルス電流が100kAまで増加すると、合格
率が100%から低下し始め、120kAのインパルス
電流に対しては合格率が55%程度まで低下しているの
に対し、本実施例A4においては、130kAのインパ
ルス電流に対しても、100%の合格率を示している。
明らかに、本実施例の非直線低抗体の放電耐量特性は、
前記第1の実施例と同様に、従来例に比べて大幅に改善
されている。
は、インパルス電流が100kAまで増加すると、合格
率が100%から低下し始め、120kAのインパルス
電流に対しては合格率が55%程度まで低下しているの
に対し、本実施例A4においては、130kAのインパ
ルス電流に対しても、100%の合格率を示している。
明らかに、本実施例の非直線低抗体の放電耐量特性は、
前記第1の実施例と同様に、従来例に比べて大幅に改善
されている。
【0049】このように、本実施例において、従来例に
比べて放電耐量特性が改善される理由は、第1の実施例
とほぼ同様に考えられる。
比べて放電耐量特性が改善される理由は、第1の実施例
とほぼ同様に考えられる。
【0050】すなわち、本実施例では、第1の実施例と
同様に、原料を衝撃板に直接衝突させることによって大
きな粉砕力を得ることができる。また、第1の実施例で
は、粉体を回転させながら流動運動させているが、本実
施例では、高圧空気によって粉体を浮遊状態に保ちなが
ら流動運動させているので、同様に流体全体を十分混合
できると共に、粉体を流動させながら球状に凝集させる
ことができ、顆粒内での成分の偏在を防ぐことができ
る。
同様に、原料を衝撃板に直接衝突させることによって大
きな粉砕力を得ることができる。また、第1の実施例で
は、粉体を回転させながら流動運動させているが、本実
施例では、高圧空気によって粉体を浮遊状態に保ちなが
ら流動運動させているので、同様に流体全体を十分混合
できると共に、粉体を流動させながら球状に凝集させる
ことができ、顆粒内での成分の偏在を防ぐことができ
る。
【0051】したがって、本実施例においても、第1の
実施例と同様に、成分の偏在のない顆粒を得ることがで
きるため、均一な非直線抵抗体が得られ、部分的な抵抗
値のバラツキを生じることもなく、放電耐量特性を向上
させることができるものと考えられる。これに伴い、図
示していないが、課電寿命特性もまた向上させることが
できる。
実施例と同様に、成分の偏在のない顆粒を得ることがで
きるため、均一な非直線抵抗体が得られ、部分的な抵抗
値のバラツキを生じることもなく、放電耐量特性を向上
させることができるものと考えられる。これに伴い、図
示していないが、課電寿命特性もまた向上させることが
できる。
【0052】[第5〜第7の実施例]次に、請求項4、
6、8、10に記載の各発明を適用した第5〜第7の実
施例について説明する。この第5〜第7の実施例は、前
述した第1の実施例で説明した製造工程のうち、凝集工
程において、さらに、アルミニウム、ホウ素、銀をそれ
ぞれ添加したものである。
6、8、10に記載の各発明を適用した第5〜第7の実
施例について説明する。この第5〜第7の実施例は、前
述した第1の実施例で説明した製造工程のうち、凝集工
程において、さらに、アルミニウム、ホウ素、銀をそれ
ぞれ添加したものである。
【0053】第5〜第7の実施例においては、まず、第
1の実施例と同様に、原料を秤量し、同様の粉砕工程お
よび混合工程を行って所定の混合状態が得られた後、同
じ円筒容器内で攪拌翼を回転して粉体を流動状態に保ち
ながら、アルミニウム、ホウ素、および銀のうちのいず
れか一つの材料を、水溶液の状態で噴霧することにより
添加する。具体的には、アルミニウムについては硝酸ア
ルミニウム水溶液の状態で所定量、例えば、Al2 O3
に換算して0.005mol%、ホウ素についてはホウ
酸水溶液の状態で所定量、例えばB2 O3 に換算して
0.005mol%、銀については硝酸銀水溶液の状態
で所定量、例えばAg2 Oに換算して0.005mol
%を噴霧することにより添加する。続いて、第1の実施
例と同様に、粉体を流動状態に保ちながら、3%PVA
溶液を粉体に噴霧することにより添加して、ほぼ球状の
顆粒を得る。この凝集工程の後は、第1の実施例と同様
の後続する各工程、すなわち、成形工程、焼成工程、高
抵抗層形成工程、および電極形成工程を順次行うことに
より、図1に示すような非直線低抗体を得ることができ
る。
1の実施例と同様に、原料を秤量し、同様の粉砕工程お
よび混合工程を行って所定の混合状態が得られた後、同
じ円筒容器内で攪拌翼を回転して粉体を流動状態に保ち
ながら、アルミニウム、ホウ素、および銀のうちのいず
れか一つの材料を、水溶液の状態で噴霧することにより
添加する。具体的には、アルミニウムについては硝酸ア
ルミニウム水溶液の状態で所定量、例えば、Al2 O3
に換算して0.005mol%、ホウ素についてはホウ
酸水溶液の状態で所定量、例えばB2 O3 に換算して
0.005mol%、銀については硝酸銀水溶液の状態
で所定量、例えばAg2 Oに換算して0.005mol
%を噴霧することにより添加する。続いて、第1の実施
例と同様に、粉体を流動状態に保ちながら、3%PVA
溶液を粉体に噴霧することにより添加して、ほぼ球状の
顆粒を得る。この凝集工程の後は、第1の実施例と同様
の後続する各工程、すなわち、成形工程、焼成工程、高
抵抗層形成工程、および電極形成工程を順次行うことに
より、図1に示すような非直線低抗体を得ることができ
る。
【0054】以上のようにして得られた第5〜第7の実
施例に係る各非直線抵抗体の電気特性について、図6〜
図8を参照して説明する。ここで、図6〜図8は、第5
〜第7の実施例に係る各非直線抵抗体の放電耐量特性A
5〜A7と、同種、同量の副成分を粉砕工程段階から含
有させて作製した非直線抵抗体の放電耐量特性A11〜
A13とを比較して示すグラフである。すなわち、図6
は、同量のアルミニウムをそれぞれ添加した第5の実施
例および比較例の各放電耐量特性A5,A11を比較し
て示すグラフ、図7は、同量のホウ素をそれぞれ添加し
た第6の実施例および比較例の各放電耐量特性A6,A
12を比較して示すグラフ、図8は、同量の銀を添加し
た第7の実施例および比較例の各放電耐量特性A7,A
13を比較して示すグラフである。なお、各比較例は、
第5〜第7の実施例と同じ副成分を粉砕工程段階から原
料として含有させる点以外については、前記第1の実施
例と全く同様の方法によって作製したものである。
施例に係る各非直線抵抗体の電気特性について、図6〜
図8を参照して説明する。ここで、図6〜図8は、第5
〜第7の実施例に係る各非直線抵抗体の放電耐量特性A
5〜A7と、同種、同量の副成分を粉砕工程段階から含
有させて作製した非直線抵抗体の放電耐量特性A11〜
A13とを比較して示すグラフである。すなわち、図6
は、同量のアルミニウムをそれぞれ添加した第5の実施
例および比較例の各放電耐量特性A5,A11を比較し
て示すグラフ、図7は、同量のホウ素をそれぞれ添加し
た第6の実施例および比較例の各放電耐量特性A6,A
12を比較して示すグラフ、図8は、同量の銀を添加し
た第7の実施例および比較例の各放電耐量特性A7,A
13を比較して示すグラフである。なお、各比較例は、
第5〜第7の実施例と同じ副成分を粉砕工程段階から原
料として含有させる点以外については、前記第1の実施
例と全く同様の方法によって作製したものである。
【0055】この図6〜図8に示すように、比較例A1
1〜A13においては、いずれも、インパルス電流が1
40kAまで増加すると、合格率が55%程度まで低下
しているのに対し、第5〜第7の実施例A5〜A7にお
いては、140kAのインパルス電流に対して、90%
を越える高い合格率を示している。明らかに、第5〜第
7の実施例の非直線低抗体の放電耐量特性は、前述した
第1の実施例に準ずる比較例に比べて、さらに改善され
ている。
1〜A13においては、いずれも、インパルス電流が1
40kAまで増加すると、合格率が55%程度まで低下
しているのに対し、第5〜第7の実施例A5〜A7にお
いては、140kAのインパルス電流に対して、90%
を越える高い合格率を示している。明らかに、第5〜第
7の実施例の非直線低抗体の放電耐量特性は、前述した
第1の実施例に準ずる比較例に比べて、さらに改善され
ている。
【0056】このように、第5〜第7の実施例におい
て、比較例に比べて放電耐量特性がさらに改善される理
由は、次のように考えられる。
て、比較例に比べて放電耐量特性がさらに改善される理
由は、次のように考えられる。
【0057】すなわち、アルミニウム、ホウ素、また
は、銀の添加量が他の副成分に比べて少ないため、この
材料を粉砕工程段階から単純に添加した比較例では、均
一に分散することが困難であるのに対し、第5〜第7の
実施例では、水溶液として添加しているため、より均一
に分散させることができ、これらの副成分の偏在を防ぐ
ことができる。
は、銀の添加量が他の副成分に比べて少ないため、この
材料を粉砕工程段階から単純に添加した比較例では、均
一に分散することが困難であるのに対し、第5〜第7の
実施例では、水溶液として添加しているため、より均一
に分散させることができ、これらの副成分の偏在を防ぐ
ことができる。
【0058】このような理由により、第5〜第7の実施
例においては、第1の実施例に準ずる比較例に比べて、
より均一な構造を有する非直線抵抗体を得ることがで
き、部分的な抵抗値のバラツキを生じることもなく、放
電耐量特性を向上させることができるものと考えられ
る。これに伴い、課電寿命特性もまた向上させることが
できる。
例においては、第1の実施例に準ずる比較例に比べて、
より均一な構造を有する非直線抵抗体を得ることがで
き、部分的な抵抗値のバラツキを生じることもなく、放
電耐量特性を向上させることができるものと考えられ
る。これに伴い、課電寿命特性もまた向上させることが
できる。
【0059】[他の実施例]なお、本発明は、上記の各
実施例に限定されるものではなく、他にも多種多様な変
形例が実施可能である。例えば、前記第1〜第7の実施
例においては、原料として酸化物を用いたが、これに限
定されるものではなく、焼成し、酸化物になるものであ
ればよく、例えば、水酸化物、炭酸化物、シュウ酸化物
であっても、同様の効果を得ることができる。また、使
用する材料やその具体的な組成等は適宜選択可能であ
り、成形体および焼結体の大きさも適宜選択可能であ
る。
実施例に限定されるものではなく、他にも多種多様な変
形例が実施可能である。例えば、前記第1〜第7の実施
例においては、原料として酸化物を用いたが、これに限
定されるものではなく、焼成し、酸化物になるものであ
ればよく、例えば、水酸化物、炭酸化物、シュウ酸化物
であっても、同様の効果を得ることができる。また、使
用する材料やその具体的な組成等は適宜選択可能であ
り、成形体および焼結体の大きさも適宜選択可能であ
る。
【0060】さらに、本発明に係る粉砕工程、混合工
程、凝集工程の具体的な手順や方式、条件等は、自由に
選択し、自由に組み合わせることが可能であり、具体的
に使用する装置等も適宜選択可能である。同様に、これ
らの工程に後続する各工程の具体的な手順や方式、条件
等も適宜選択可能である。
程、凝集工程の具体的な手順や方式、条件等は、自由に
選択し、自由に組み合わせることが可能であり、具体的
に使用する装置等も適宜選択可能である。同様に、これ
らの工程に後続する各工程の具体的な手順や方式、条件
等も適宜選択可能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
酸化亜鉛を主成分とし、少なくとも電圧電流非直線特性
を発現させる副成分を含む非直線抵抗体を製造する方法
において、原料を乾燥状態で粉砕する粉砕工程、粉体を
乾燥状態で混合する混合工程、乾燥状態にある粉体に液
体状の材料を噴霧することにより粉体を凝集させる凝集
工程、の中から選択された少なくとも一つ以上の工程を
含むことにより、成分の偏在のない顆粒を得ることがで
き、焼結体の抵抗値のバラツキを少なくできるため、従
来に比べて放電耐量特性や課電寿命特性に優れた大型・
大容量の非直線抵抗体を提供することができる。
酸化亜鉛を主成分とし、少なくとも電圧電流非直線特性
を発現させる副成分を含む非直線抵抗体を製造する方法
において、原料を乾燥状態で粉砕する粉砕工程、粉体を
乾燥状態で混合する混合工程、乾燥状態にある粉体に液
体状の材料を噴霧することにより粉体を凝集させる凝集
工程、の中から選択された少なくとも一つ以上の工程を
含むことにより、成分の偏在のない顆粒を得ることがで
き、焼結体の抵抗値のバラツキを少なくできるため、従
来に比べて放電耐量特性や課電寿命特性に優れた大型・
大容量の非直線抵抗体を提供することができる。
【0062】また、粉砕工程において、予め設定した粒
度より小さな粉体は被粉砕物として取り出し、それより
粒度の大きな粉体については再度粉砕することにより、
粒度の小さな粉体による粉砕力の低下を防止して粉砕効
率を向上することができるため、より優れた特性を持つ
非直線抵抗体を提供することができる。
度より小さな粉体は被粉砕物として取り出し、それより
粒度の大きな粉体については再度粉砕することにより、
粒度の小さな粉体による粉砕力の低下を防止して粉砕効
率を向上することができるため、より優れた特性を持つ
非直線抵抗体を提供することができる。
【0063】さらに、粉体を乾燥状態で流動させると共
に、この流動している粉体に結合剤や副成分の溶液を噴
霧することにより添加しているため、顆粒内での成分の
偏在をより防止してより均一な顆粒を得ることができ、
より優れた特性を持つ非直線抵抗体を提供することがで
きる。
に、この流動している粉体に結合剤や副成分の溶液を噴
霧することにより添加しているため、顆粒内での成分の
偏在をより防止してより均一な顆粒を得ることができ、
より優れた特性を持つ非直線抵抗体を提供することがで
きる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る非直線抵抗体を示
す断面図。
す断面図。
【図2】本発明の第1の実施例に係る非直線抵抗体の放
電耐量特性を示すグラフ。
電耐量特性を示すグラフ。
【図3】本発明の第2の実施例に係る非直線抵抗体の放
電耐量特性を示すグラフ。
電耐量特性を示すグラフ。
【図4】本発明の第3の実施例に係る非直線抵抗体の放
電耐量特性を示すグラフ。
電耐量特性を示すグラフ。
【図5】本発明の第4の実施例に係る非直線抵抗体の放
電耐量特性を示すグラフ。
電耐量特性を示すグラフ。
【図6】本発明の第5の実施例に係る非直線抵抗体の放
電耐量特性を示すグラフ。
電耐量特性を示すグラフ。
【図7】本発明の第6の実施例に係る非直線抵抗体の放
電耐量特性を示すグラフ。
電耐量特性を示すグラフ。
【図8】本発明の第7の実施例に係る非直線抵抗体の放
電耐量特性を示すグラフ。
電耐量特性を示すグラフ。
1…焼結体 2…高抵抗層 3…電極
Claims (10)
- 【請求項1】 酸化亜鉛を主成分とし、少なくとも電圧
電流非直線特性を発現させる副成分を含む非直線抵抗体
を製造する方法において、 原料を乾燥状態で粉砕する粉砕工程、粉体を乾燥状態で
混合する混合工程、乾燥状態にある粉体を凝集させる凝
集工程、の中から選択された少なくとも一つ以上の工程
を含むことを特徴とする非直線抵抗体の製造方法。 - 【請求項2】 酸化亜鉛を主成分とし、少なくとも電圧
電流非直線特性を発現させる副成分を含む非直線抵抗体
を製造する方法において、 原料を乾燥状態で粉砕する粉砕工程と、この粉砕工程で
得られた粉体を乾燥状態で混合する混合工程と、この混
合工程で混合されて乾燥状態にある粉体を凝集させる凝
集工程を含むことを特徴とする非直線抵抗体の製造方
法。 - 【請求項3】 前記粉砕工程において、予め設定した粒
度より小さな粉体は被粉砕物として取り出し、それより
粒度の大きな粉体については再度粉砕することを特徴と
する請求項1または2記載の非直線抵抗体の製造方法。 - 【請求項4】 前記粉砕工程において、原料を高速回転
させて衝撃板に衝突させることにより、原料を粉砕する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載
の非直線抵抗体の製造方法。 - 【請求項5】 前記粉砕工程において、高圧気体を用い
て原料を衝突させることにより、原料を粉砕することを
特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の非直
線抵抗体の製造方法。 - 【請求項6】 前記混合工程において、粉体を高速回転
させて粉体を流動させることにより、粉体を混合するこ
とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の
非直線抵抗体の製造方法。 - 【請求項7】 前記混合工程において、高圧気体を用い
て粉体を流動させることにより、粉体を混合することを
特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の非直
線抵抗体の製造方法。 - 【請求項8】 前記凝集工程において、粉体を乾燥状態
で流動させると共に、この流動している粉体に結合剤を
噴霧することにより粉体を凝集させることを特徴とする
請求項1乃至7のいずれか一つに記載の非直線抵抗体の
製造方法。 - 【請求項9】 前記凝集工程において、粉体を乾燥状態
で流動させると共に、この流動している粉体に副成分を
溶液にして噴霧することを特徴とする請求項1乃至8の
いずれか一つに記載の非直線抵抗体の製造方法。 - 【請求項10】 前記副成分は、アルミニウム、ホウ
素、銀の中から選択された材料を含むことを特徴とする
請求項9に記載の非直線抵抗体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9175620A JPH1126207A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 非直線抵抗体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9175620A JPH1126207A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 非直線抵抗体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1126207A true JPH1126207A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15999279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9175620A Pending JPH1126207A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 非直線抵抗体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1126207A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011071433A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Toshiba Corp | 電流−電圧非直線抵抗体およびその製造方法 |
-
1997
- 1997-07-01 JP JP9175620A patent/JPH1126207A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011071433A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Toshiba Corp | 電流−電圧非直線抵抗体およびその製造方法 |
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