JPH11262342A - 人工水草およびその製造方法 - Google Patents
人工水草およびその製造方法Info
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- JPH11262342A JPH11262342A JP10068317A JP6831798A JPH11262342A JP H11262342 A JPH11262342 A JP H11262342A JP 10068317 A JP10068317 A JP 10068317A JP 6831798 A JP6831798 A JP 6831798A JP H11262342 A JPH11262342 A JP H11262342A
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- artificial
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Artificial Fish Reefs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水棲生物の効率的な定着や呼び戻しによる環
境改善の目的で河川や魚礁に設置される人工水草におい
て、水流に対する抵抗が少なく、耐久性、施工性にすぐ
れ、安価に設置できる人工水草を提供する。 【解決手段】 ダブルラッセル機により、ラッセル編組
織からなる表裏の網目状編地(1)を幅5〜50mmの
ポリオレフィンフラットヤーン(5)を連結糸(7)と
して連結して表裏の網目状編地(1)の間隔が100〜
2000mmである三次元網目構造体(6)を形成し、
その連結糸(7)の中間部をカットして、網目状編地
(1)に長さが50〜1000mmのポリオレフィンフ
ラットヤーン(5)を係止した人工水草(10)で、こ
の人工水草(10)の網目状編地(1)を根茎部として
水底に沿って係留し、ポリオレフィンフラットヤーン
(5)を葉部として水中に浮遊させて使用する。
境改善の目的で河川や魚礁に設置される人工水草におい
て、水流に対する抵抗が少なく、耐久性、施工性にすぐ
れ、安価に設置できる人工水草を提供する。 【解決手段】 ダブルラッセル機により、ラッセル編組
織からなる表裏の網目状編地(1)を幅5〜50mmの
ポリオレフィンフラットヤーン(5)を連結糸(7)と
して連結して表裏の網目状編地(1)の間隔が100〜
2000mmである三次元網目構造体(6)を形成し、
その連結糸(7)の中間部をカットして、網目状編地
(1)に長さが50〜1000mmのポリオレフィンフ
ラットヤーン(5)を係止した人工水草(10)で、こ
の人工水草(10)の網目状編地(1)を根茎部として
水底に沿って係留し、ポリオレフィンフラットヤーン
(5)を葉部として水中に浮遊させて使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工水草に関し、
さらに詳しくは、天然の水草や藻類の着床や繁茂が容易
であり、さらに魚介類の産卵や棲息に好適な人工水草に
関する。
さらに詳しくは、天然の水草や藻類の着床や繁茂が容易
であり、さらに魚介類の産卵や棲息に好適な人工水草に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、河川や湖沼あるいは海域の沿岸の
開発に伴い堤防の法面がコンクリートで被覆されるなど
して、その結果水草や藻類が枯渇したり、小動物や魚介
類も棲息が不可能となり自然が破壊されるなど環境の悪
化が問題となっている。また、これらの沿岸における魚
介類の枯渇、減少は水産資源確保の上からも大きな問題
になっており、これらの問題を解消する手段として各種
の人工魚礁や人工草葉が注目されている。
開発に伴い堤防の法面がコンクリートで被覆されるなど
して、その結果水草や藻類が枯渇したり、小動物や魚介
類も棲息が不可能となり自然が破壊されるなど環境の悪
化が問題となっている。また、これらの沿岸における魚
介類の枯渇、減少は水産資源確保の上からも大きな問題
になっており、これらの問題を解消する手段として各種
の人工魚礁や人工草葉が注目されている。
【0003】従来、水草や藻類を付着させる人工漁礁と
してはコンクリートブロック等が利用されてきた。しか
しながら、コンクリートブロック等の人工漁礁では、水
草や藻類が付着するまでには長時間を要し、さらに水草
や藻類が生育した後に小動物や魚介類が棲息を始めて環
境が元に復活するまでには長期間を要するという欠点が
あった。一方、人工草葉としては、例えばラッセル経編
地にプラスチックテープヤーンをパイル糸として編み込
んだ経編地(特開平4−57946号公報)が開示され
ている。このラッセル経編地にパイル糸として係合可能
なパイル長さは20〜30mm前後が限度であり、水草
や藻類の着生や繁茂、魚介類の産卵や棲息に十分な長さ
の草葉とはなり得ない。また、ネット状編地の網目にプ
ラスチックテープヤーンをパイル糸として編み込んだ経
編地からなる人工漁礁(特開平4−53433号公報)
が開示されているが、これはパイル糸の長さが不十分で
あることや、ラッセル編地部分が柔軟性に欠け水流に対
して抵抗が大きく、人工水草や人工漁礁として十分な効
果は得られない。
してはコンクリートブロック等が利用されてきた。しか
しながら、コンクリートブロック等の人工漁礁では、水
草や藻類が付着するまでには長時間を要し、さらに水草
や藻類が生育した後に小動物や魚介類が棲息を始めて環
境が元に復活するまでには長期間を要するという欠点が
あった。一方、人工草葉としては、例えばラッセル経編
地にプラスチックテープヤーンをパイル糸として編み込
んだ経編地(特開平4−57946号公報)が開示され
ている。このラッセル経編地にパイル糸として係合可能
なパイル長さは20〜30mm前後が限度であり、水草
や藻類の着生や繁茂、魚介類の産卵や棲息に十分な長さ
の草葉とはなり得ない。また、ネット状編地の網目にプ
ラスチックテープヤーンをパイル糸として編み込んだ経
編地からなる人工漁礁(特開平4−53433号公報)
が開示されているが、これはパイル糸の長さが不十分で
あることや、ラッセル編地部分が柔軟性に欠け水流に対
して抵抗が大きく、人工水草や人工漁礁として十分な効
果は得られない。
【0004】また、水中養殖場表面材として、基布にプ
ラスチックテープヤーンなどからなるパイル糸をタフテ
イングしたタフテッドパイル布帛からなる水中養殖場表
面材(特開平5−344830号公報)も開示されてい
るが、基布およびパイル糸の密度が高く、水流に対して
抵抗が大きく、パイル糸が抜けて流失してしまうなどの
問題があった。あるいはまた、浮上性のプラスチックひ
も状体を支持杭等に取り付けて河川の流れにそって浮遊
状態にした人工水草(特開平7−171589号公報)
が開示されているが、ひも状体の浮遊状態において密度
が不均一で、その効果は不十分であり、さらに、ひも状
体を水中に取り付けるために多数束ねたり、折り曲げた
りして抜け防止するなど、取り扱い上の不便性があっ
た。
ラスチックテープヤーンなどからなるパイル糸をタフテ
イングしたタフテッドパイル布帛からなる水中養殖場表
面材(特開平5−344830号公報)も開示されてい
るが、基布およびパイル糸の密度が高く、水流に対して
抵抗が大きく、パイル糸が抜けて流失してしまうなどの
問題があった。あるいはまた、浮上性のプラスチックひ
も状体を支持杭等に取り付けて河川の流れにそって浮遊
状態にした人工水草(特開平7−171589号公報)
が開示されているが、ひも状体の浮遊状態において密度
が不均一で、その効果は不十分であり、さらに、ひも状
体を水中に取り付けるために多数束ねたり、折り曲げた
りして抜け防止するなど、取り扱い上の不便性があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の現状に鑑み、人工水草に水中微生物が容易に付着
し、ついで水草類や藻類などの水生植物の群体が生育
し、生育した水生植物の間で魚貝類の産卵や生育が効率
良く行われることが可能な人工水草を見いだし、かつこ
の人工水草が、水流に対する抵抗値も小さく、耐久性に
すぐれ、施工性がよく、安価に設置できるものであるこ
とを目的とする。
技術の現状に鑑み、人工水草に水中微生物が容易に付着
し、ついで水草類や藻類などの水生植物の群体が生育
し、生育した水生植物の間で魚貝類の産卵や生育が効率
良く行われることが可能な人工水草を見いだし、かつこ
の人工水草が、水流に対する抵抗値も小さく、耐久性に
すぐれ、施工性がよく、安価に設置できるものであるこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、ラッセル編組織からなる四角また
は六角形状の網目の1辺の長さが20〜100mmであ
る網目状編地において、鎖編組織に幅が5〜50mm、
長さが100mm以上のポリオレフィンフラットヤーン
を係止してなることを特徴とする人工水草を提供するこ
とにより、上記課題を解消する。
してなされたもので、ラッセル編組織からなる四角また
は六角形状の網目の1辺の長さが20〜100mmであ
る網目状編地において、鎖編組織に幅が5〜50mm、
長さが100mm以上のポリオレフィンフラットヤーン
を係止してなることを特徴とする人工水草を提供するこ
とにより、上記課題を解消する。
【0007】また、ダブルラッセル機により、ラッセル
編組織からなる四角または六角形状の網目の1辺の長さ
が20〜100mmである表裏の網目状編地を幅5〜5
0mmのポリオレフィンフラットヤーンを連結糸として
連結して表裏の網目状編地の間隔が100〜2000m
mである三次元網目構造体を形成し、その連結糸の中間
部をカットして得られることを特徴とする人工水草の製
造方法を提供することにより、上記課題を解消する。
編組織からなる四角または六角形状の網目の1辺の長さ
が20〜100mmである表裏の網目状編地を幅5〜5
0mmのポリオレフィンフラットヤーンを連結糸として
連結して表裏の網目状編地の間隔が100〜2000m
mである三次元網目構造体を形成し、その連結糸の中間
部をカットして得られることを特徴とする人工水草の製
造方法を提供することにより、上記課題を解消する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明においてラッセル編により形成
される網目状編地(1)を示している。(イ)は鎖編組
織(2)同士を鎖糸(3)および挿入糸(4)で短く結
節し四角形状を形成した網目状編地(1)、(ロ)は鎖
編組織(2)同士を鎖糸(3)および挿入糸(4)で長
く結節して六角形状を形成した網目状編地(1)、
(ハ)は鎖編組織(2)を鎖糸(3)および挿入糸
(4)が交流し四角形状を形成した無結節の網目状編地
(1)である。本発明においては、(ハ)鎖編組織
(2)を鎖糸(3)および挿入糸(4)が交流し四角形
状を形成した無結節の網目状編地(1)が好ましい。
明する。図1は、本発明においてラッセル編により形成
される網目状編地(1)を示している。(イ)は鎖編組
織(2)同士を鎖糸(3)および挿入糸(4)で短く結
節し四角形状を形成した網目状編地(1)、(ロ)は鎖
編組織(2)同士を鎖糸(3)および挿入糸(4)で長
く結節して六角形状を形成した網目状編地(1)、
(ハ)は鎖編組織(2)を鎖糸(3)および挿入糸
(4)が交流し四角形状を形成した無結節の網目状編地
(1)である。本発明においては、(ハ)鎖編組織
(2)を鎖糸(3)および挿入糸(4)が交流し四角形
状を形成した無結節の網目状編地(1)が好ましい。
【0009】上記無結節の網目状編地(1)を編成する
方法としては、隣り合った二条の鎖編組織(2)間を鎖
糸(3)および挿入糸(4)が往き戻りすることにより
交流し、交流した鎖糸(3)および挿入糸(4)が結節
を形成することなく所定長さを保持して一辺を形成する
ことにより、鎖編組織(2)からなる二辺と鎖糸(3)
および挿入糸(4)からなる二辺とから四辺を構成する
ものである。鎖糸(3)は緯方向の強力を与えるために
一条の鎖編組織に対して複数本用いてもよく、挿入糸
(4)は経方向の強力を与えるために一条の鎖編組織に
対して複数本用いてもよい。また、鎖編組織は並行に編
成する数条の鎖編組織からなるテープ状であっても差し
支えない。
方法としては、隣り合った二条の鎖編組織(2)間を鎖
糸(3)および挿入糸(4)が往き戻りすることにより
交流し、交流した鎖糸(3)および挿入糸(4)が結節
を形成することなく所定長さを保持して一辺を形成する
ことにより、鎖編組織(2)からなる二辺と鎖糸(3)
および挿入糸(4)からなる二辺とから四辺を構成する
ものである。鎖糸(3)は緯方向の強力を与えるために
一条の鎖編組織に対して複数本用いてもよく、挿入糸
(4)は経方向の強力を与えるために一条の鎖編組織に
対して複数本用いてもよい。また、鎖編組織は並行に編
成する数条の鎖編組織からなるテープ状であっても差し
支えない。
【0010】図2は、本発明の人工水草(10)の一部
を拡大して示した図である。網目状編地はラッセル編組
織であって、隣接する鎖編組織(2)を鎖糸(3)およ
び挿入糸(4)が交流し四角形状を形成した無結節の網
目状編地(1)である。
を拡大して示した図である。網目状編地はラッセル編組
織であって、隣接する鎖編組織(2)を鎖糸(3)およ
び挿入糸(4)が交流し四角形状を形成した無結節の網
目状編地(1)である。
【0011】上記網目状編地(1)は、網目の一辺の長
さ(a)または(b)が20〜100mmであることが
好ましく、30〜70mmがさらに好ましい。網目の一
辺の長さが20mm未満では、後述するように網目状編
地(1)を根部として水底に係留した場合に、水流に対
して抵抗が大きくなるとともに、水中の浮遊物が絡み付
くなどの問題があり、また、経済的でない。100mm
を超えると、根部としての強度が不十分であるとともに
水草としての密度が小さくなり効果が劣る。
さ(a)または(b)が20〜100mmであることが
好ましく、30〜70mmがさらに好ましい。網目の一
辺の長さが20mm未満では、後述するように網目状編
地(1)を根部として水底に係留した場合に、水流に対
して抵抗が大きくなるとともに、水中の浮遊物が絡み付
くなどの問題があり、また、経済的でない。100mm
を超えると、根部としての強度が不十分であるとともに
水草としての密度が小さくなり効果が劣る。
【0012】上記網目状編地(1)を形成する糸条とし
ては、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ
エチレン等の熱可塑性樹脂からなる長繊維が好ましく、
特に根部として水中に静置するためには比重が1より大
きく、耐候性にすぐれ、圧縮弾性性能にすぐれたナイロ
ンが好ましい。
ては、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ
エチレン等の熱可塑性樹脂からなる長繊維が好ましく、
特に根部として水中に静置するためには比重が1より大
きく、耐候性にすぐれ、圧縮弾性性能にすぐれたナイロ
ンが好ましい。
【0013】上記糸条の形態としては、マルチフィラメ
ント、モノフィラメント、フラットヤーン、スプリット
ヤーン等いずれも採用可能であるが、柔軟性があり編成
効率にすぐれたマルチフィラメントが特に好適に使用さ
れる。
ント、モノフィラメント、フラットヤーン、スプリット
ヤーン等いずれも採用可能であるが、柔軟性があり編成
効率にすぐれたマルチフィラメントが特に好適に使用さ
れる。
【0014】上記糸条の太さとしては、総繊度が100
〜5000デニールが好ましく、500〜2000デニ
ールがさらに好ましい。総繊度が100デニール未満で
は強度が不十分で水流に対して耐久性が劣り、5000
デニールを超えると柔軟性が失われ編成効率が劣るので
好ましくない。
〜5000デニールが好ましく、500〜2000デニ
ールがさらに好ましい。総繊度が100デニール未満で
は強度が不十分で水流に対して耐久性が劣り、5000
デニールを超えると柔軟性が失われ編成効率が劣るので
好ましくない。
【0015】上記網目状編地(1)にポリオレフィンフ
ラットヤーン(5)を係止して、網目状編地(1)は根
茎部を形成し、ポリオレフィンフラットヤーン(5)は
葉部を形成して人工水草(10)として使用されるもの
である。
ラットヤーン(5)を係止して、網目状編地(1)は根
茎部を形成し、ポリオレフィンフラットヤーン(5)は
葉部を形成して人工水草(10)として使用されるもの
である。
【0016】ポリオレフィンフラットヤーン(5)は網
目状編地(1)の鎖編組織(2)に編み込んで係止され
るが、ポリオレフィンフラットヤーン(5)を編み込む
頻度は、鎖編組織(2)上において、組織点および/ま
たは鎖編組織(2)上の任意の点において編み込みは可
能であり、人工水草(10)の使用目的により適宜選択
される。
目状編地(1)の鎖編組織(2)に編み込んで係止され
るが、ポリオレフィンフラットヤーン(5)を編み込む
頻度は、鎖編組織(2)上において、組織点および/ま
たは鎖編組織(2)上の任意の点において編み込みは可
能であり、人工水草(10)の使用目的により適宜選択
される。
【0017】ポリオレフィンフラットヤーン(5)とし
ては、幅が5〜50mm、好ましくは10〜30mmで
あることが重要である。幅が5mm未満では、人工水草
(10)の葉部として使用される際に、水中微生物が容
易に付着し、ついで水草類や藻類などの水生植物の群体
が生育し、生育した水生植物の間で魚貝類の産卵や生育
が効率良く行われることが困難となり、50mmを超え
ると、水流に対する抵抗が大きく好ましくない。
ては、幅が5〜50mm、好ましくは10〜30mmで
あることが重要である。幅が5mm未満では、人工水草
(10)の葉部として使用される際に、水中微生物が容
易に付着し、ついで水草類や藻類などの水生植物の群体
が生育し、生育した水生植物の間で魚貝類の産卵や生育
が効率良く行われることが困難となり、50mmを超え
ると、水流に対する抵抗が大きく好ましくない。
【0018】ポリオレフィンフラットヤーン(5)の長
さは100mm以上、好ましくは300〜1000mm
であることが重要である。長さが100mm未満では、
葉部の長さが不十分で魚礁としての効果に劣り、200
0mmを超えると編成効率が低下して好ましくない。
さは100mm以上、好ましくは300〜1000mm
であることが重要である。長さが100mm未満では、
葉部の長さが不十分で魚礁としての効果に劣り、200
0mmを超えると編成効率が低下して好ましくない。
【0019】上記ポリオレフィンフラットヤーン(5)
のポリオレフィンとしては、とくに限定されるものでは
ないが、延伸効果があり高強力のポリプロピレン、高密
度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンなどが好適
に用いられる。ポリオレフィンフラットヤーンの形状と
してはとしては、合成樹脂製フィルムをスリットして得
られるフラットヤーンや、フラットヤーンを割繊して得
られるスプリットヤーンなどを包含するものである。
のポリオレフィンとしては、とくに限定されるものでは
ないが、延伸効果があり高強力のポリプロピレン、高密
度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンなどが好適
に用いられる。ポリオレフィンフラットヤーンの形状と
してはとしては、合成樹脂製フィルムをスリットして得
られるフラットヤーンや、フラットヤーンを割繊して得
られるスプリットヤーンなどを包含するものである。
【0020】上記ポリオレフィンフラットヤーン(5)
を形成する方法は、特に限定されるものではなく、原料
ポリオレフィンを用いて形成したフィルムをスリットし
延伸したフラットヤーンを形成する。上記フラットヤー
ンを形成する方法は、押出機にてTダイ法またはインフ
レーション法にてフィルムを成形し、スリットした後延
伸し、次いで熱処理してフラットヤーンを形成する。延
伸はポリオレフィンの融点以下、軟化点以上の温度下で
行われる。延伸倍率は好ましくは3〜15倍、より好ま
しくは5〜10倍である。こうしたフラットヤーンの厚
みは20〜50μmで、フラットヤーン繊度としては5
00〜5000デニールが好ましい。
を形成する方法は、特に限定されるものではなく、原料
ポリオレフィンを用いて形成したフィルムをスリットし
延伸したフラットヤーンを形成する。上記フラットヤー
ンを形成する方法は、押出機にてTダイ法またはインフ
レーション法にてフィルムを成形し、スリットした後延
伸し、次いで熱処理してフラットヤーンを形成する。延
伸はポリオレフィンの融点以下、軟化点以上の温度下で
行われる。延伸倍率は好ましくは3〜15倍、より好ま
しくは5〜10倍である。こうしたフラットヤーンの厚
みは20〜50μmで、フラットヤーン繊度としては5
00〜5000デニールが好ましい。
【0021】本実施例の人工水草(10)は、ダブルラ
ッセル機により編成することができる。すなわち、図3
に示すように、網目状構造をなす表裏の網目状編地
(1)と、この表裏の網目状編地(1)をポリオレフィ
ンフラットヤーン(5)を連結糸(7)として用いて連
結して三次元網目構造体(6)を形成し、その連結糸
(7)の中間部をカットして得ることができる。連結糸
(7)を編み込む頻度は、鎖編組織(2)上において、
組織点および/または鎖編組織(2)上の任意の点にお
いて編み込みは可能であり、人工水草(10)の使用目
的により適宜選択される。
ッセル機により編成することができる。すなわち、図3
に示すように、網目状構造をなす表裏の網目状編地
(1)と、この表裏の網目状編地(1)をポリオレフィ
ンフラットヤーン(5)を連結糸(7)として用いて連
結して三次元網目構造体(6)を形成し、その連結糸
(7)の中間部をカットして得ることができる。連結糸
(7)を編み込む頻度は、鎖編組織(2)上において、
組織点および/または鎖編組織(2)上の任意の点にお
いて編み込みは可能であり、人工水草(10)の使用目
的により適宜選択される。
【0022】上記人工水草(10)は、図4に示すよう
に、網目状編地(1)を根茎部として水底に沿って係留
して用いる。係留方法はとくに限定されるものではない
が、網目状編地(1)の網目の1辺を支持杭(9)で係
留するか、あるいは他の係留物にロープ等で係留しても
差し支えない。網目状編地(1)を水底に沿って係留し
ないで、網目状編地(1)の一部が水中に浮遊すると、
網目に水中の浮遊物が絡み付くなどの問題が生じるので
好ましくない。このように網目状編地(1)を水底に係
留することにより、網目状編地(1)の鎖編組織(2)
に係止されたポリオレフィンフラットヤーン(5)は、
比重が1よりも小さいので水中に浮遊して水底の水草や
海底のコンブのようにゆらめいて魚礁として好適に作用
するものである。
に、網目状編地(1)を根茎部として水底に沿って係留
して用いる。係留方法はとくに限定されるものではない
が、網目状編地(1)の網目の1辺を支持杭(9)で係
留するか、あるいは他の係留物にロープ等で係留しても
差し支えない。網目状編地(1)を水底に沿って係留し
ないで、網目状編地(1)の一部が水中に浮遊すると、
網目に水中の浮遊物が絡み付くなどの問題が生じるので
好ましくない。このように網目状編地(1)を水底に係
留することにより、網目状編地(1)の鎖編組織(2)
に係止されたポリオレフィンフラットヤーン(5)は、
比重が1よりも小さいので水中に浮遊して水底の水草や
海底のコンブのようにゆらめいて魚礁として好適に作用
するものである。
【0023】本発明の網目状編地(1)およびポリオレ
フィンフラットヤーン(5)には、水質浄化作用を有す
るセラミック系浄化材を配合することが好ましい。セラ
ミック系浄化材は珪素とアルミニウムを主成分とし、ア
ルカリ金属および/またはアルカリ土類金属を含有する
酸化物系の天然鉱石を粒径10μm以下に微粉砕し、1
000℃以上の温度域で焼結処理したものである。
フィンフラットヤーン(5)には、水質浄化作用を有す
るセラミック系浄化材を配合することが好ましい。セラ
ミック系浄化材は珪素とアルミニウムを主成分とし、ア
ルカリ金属および/またはアルカリ土類金属を含有する
酸化物系の天然鉱石を粒径10μm以下に微粉砕し、1
000℃以上の温度域で焼結処理したものである。
【0024】本発明に用いられる熱可塑性樹脂には、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲において、顔料、無機充填
材、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、滑剤、帯電
防止剤、難燃剤、発泡剤、核剤等の通常用いられる添加
剤を配合してもよい。
発明の趣旨を逸脱しない範囲において、顔料、無機充填
材、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、滑剤、帯電
防止剤、難燃剤、発泡剤、核剤等の通常用いられる添加
剤を配合してもよい。
【0025】
【実施例】ダブルラッセル機(カールマイヤ製14G)
を使用し、表裏の網目状編地(1)はナイロン240d
/48fを用いて表裏とも各2枚の筬で鎖編組織(2)
を鎖糸(3)および挿入糸(4)が往き戻りして交流し
て一辺が50mmの4角形状の網目を有する編地を編成
し、連結糸(7)としては、幅35mm、繊度1000
dのポリプロピレンフラットヤーン(5)を用いて表裏
の網目状編地(1)の組織点の100%および鎖編組織
(2)の組織点の中間点を連結して三次元網目構造体
(6)を得た。表裏の網目状編地(1)の間隔は100
0mmであった。
を使用し、表裏の網目状編地(1)はナイロン240d
/48fを用いて表裏とも各2枚の筬で鎖編組織(2)
を鎖糸(3)および挿入糸(4)が往き戻りして交流し
て一辺が50mmの4角形状の網目を有する編地を編成
し、連結糸(7)としては、幅35mm、繊度1000
dのポリプロピレンフラットヤーン(5)を用いて表裏
の網目状編地(1)の組織点の100%および鎖編組織
(2)の組織点の中間点を連結して三次元網目構造体
(6)を得た。表裏の網目状編地(1)の間隔は100
0mmであった。
【0026】次に、センターカット機(カールマイヤ
製)を使用し、連結糸(7)の中間部を網目状編地
(1)に平行にセンターカット(両断)して、表裏の網
目状編地(1)の鎖編組織(2)にそれぞれ500mm
のポリオレフィンフラットヤーン(5)を係止した人工
水草(10)を得た。
製)を使用し、連結糸(7)の中間部を網目状編地
(1)に平行にセンターカット(両断)して、表裏の網
目状編地(1)の鎖編組織(2)にそれぞれ500mm
のポリオレフィンフラットヤーン(5)を係止した人工
水草(10)を得た。
【0027】このようにして得られた人工水草(10)
を、網目状編地(1)を根茎部として水底に沿って配置
し、網目状編地(1)の鎖編組織(2)に支持杭(9)
を打ち込んで水底に固定し、ポリオレフィンフラットヤ
ーン(5)を葉部として水中に浮遊状態にして使用した
ところ、水草類や藻類などの水生植物の群体が順調に生
育し効果的なことが確認できた。
を、網目状編地(1)を根茎部として水底に沿って配置
し、網目状編地(1)の鎖編組織(2)に支持杭(9)
を打ち込んで水底に固定し、ポリオレフィンフラットヤ
ーン(5)を葉部として水中に浮遊状態にして使用した
ところ、水草類や藻類などの水生植物の群体が順調に生
育し効果的なことが確認できた。
【0028】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明は所定
形状の網目状編地の網目に、所定形状のポリオレフィン
フラットヤーンを編み込んだ網目状編地からなる人工水
草であって、耐久性み富み施工性がよく安価に設置でき
るもので、擬似的水草としても水流に対する抵抗が少な
く水深にも対応できる長さの葉部を有しているから、人
工水草に水中微生物が容易に付着し、ついで水草類や藻
類などの水生植物の群体が生育し、生育した水生植物の
間で魚貝類の産卵や生育が効率良く行われという充分な
効果が認められる人工水草となる。
形状の網目状編地の網目に、所定形状のポリオレフィン
フラットヤーンを編み込んだ網目状編地からなる人工水
草であって、耐久性み富み施工性がよく安価に設置でき
るもので、擬似的水草としても水流に対する抵抗が少な
く水深にも対応できる長さの葉部を有しているから、人
工水草に水中微生物が容易に付着し、ついで水草類や藻
類などの水生植物の群体が生育し、生育した水生植物の
間で魚貝類の産卵や生育が効率良く行われという充分な
効果が認められる人工水草となる。
【図1】本発明においてラッセル編による網目状編地を
示す図である。
示す図である。
【図2】本発明の人工水草の一例の要部拡大図である。
【図3】本発明の三次元網目構造体およびその連結糸の
中間部をカットする状態の説明図である。
中間部をカットする状態の説明図である。
【図4】本発明の人工水草の網目状編地を根茎部として
水底に係留して使用した状態の説明図である。
水底に係留して使用した状態の説明図である。
1 網目状編地 2 鎖編組織 3 鎖糸 4 挿入糸 5 フラットヤーン 6 三次元網目構造体 7 連結糸 8 連結糸のカット位置 9 支持杭 10 人工水草
Claims (2)
- 【請求項1】 ラッセル編組織からなる四角または六角
形状の網目の一辺の長さが20〜100mmである網目
状編地において、鎖編組織に幅が5〜50mm、長さが
100mm以上のポリオレフィンフラットヤーンを係止
してなることを特徴とする人工水草。 - 【請求項2】 ダブルラッセル機により、ラッセル編組
織からなる四角または六角形状の網目の1辺の長さが2
0〜100mmである表裏の網目状編地を幅5〜50m
mのポリオレフィンフラットヤーンを連結糸として連結
して表裏の網目状編地の間隔が100〜2000mmで
ある三次元網目構造体を形成し、その連結糸の中間部を
カットして得られることを特徴とする人工水草の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10068317A JPH11262342A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 人工水草およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10068317A JPH11262342A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 人工水草およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11262342A true JPH11262342A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13370333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10068317A Pending JPH11262342A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 人工水草およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11262342A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100396119B1 (ko) * | 2001-06-25 | 2003-08-27 | 서광석 | 다층 망식 어초 |
| JP2011045797A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Nippon Solid Co Ltd | 汚水の処理用浄化膜 |
| CN105060501A (zh) * | 2015-07-29 | 2015-11-18 | 韩启峰 | 一种人工水草及使用该人工水草的水环境生态修复方法 |
| CN114847204A (zh) * | 2022-05-13 | 2022-08-05 | 山东滨海新材料科技有限公司 | 一种底播海参养殖网箱 |
-
1998
- 1998-03-18 JP JP10068317A patent/JPH11262342A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100396119B1 (ko) * | 2001-06-25 | 2003-08-27 | 서광석 | 다층 망식 어초 |
| JP2011045797A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Nippon Solid Co Ltd | 汚水の処理用浄化膜 |
| CN105060501A (zh) * | 2015-07-29 | 2015-11-18 | 韩启峰 | 一种人工水草及使用该人工水草的水环境生态修复方法 |
| CN114847204A (zh) * | 2022-05-13 | 2022-08-05 | 山东滨海新材料科技有限公司 | 一种底播海参养殖网箱 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061010 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070306 |