JPH1126271A - 鉄心積み装置 - Google Patents

鉄心積み装置

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JPH1126271A
JPH1126271A JP18244397A JP18244397A JPH1126271A JP H1126271 A JPH1126271 A JP H1126271A JP 18244397 A JP18244397 A JP 18244397A JP 18244397 A JP18244397 A JP 18244397A JP H1126271 A JPH1126271 A JP H1126271A
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守 佐渡
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義之 松岡
Yasutaka Kanamori
康孝 金森
Takeshi Kurosaki
猛 黒崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量機器の鉄心片を自動で確実に積層す
る、スペースが小さくて済む鉄心積み装置を得る。 【解決手段】 脚鉄を形成する左右仕分け積み装置11
4と、継鉄を形成する後方積み揃え装置117と、これ
らを同期制御する制御装置とを備えるとともに、後方積
み揃え装置117は、鉄心片を継鉄の位置へ積み揃える
継鉄積み揃え手段116と、その上方に配置されて鉄心
片の向きを90度変換する鉄心片方向変換手段115と
を備え、左右仕分け積み装置114の第9、第10コン
ベア59、60は脚鉄端部上方まで進入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変圧器やリアク
トルなどの鉄心を目的の形状の積層体に積み上げる鉄心
積み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、三相内鉄形変圧器の鉄心の積層を
例にとって説明する。図9に示すように、各脚鉄1、
2、3の一端間を各継鉄4、5で接続し、各脚鉄1〜3
にそれぞれコイル6、7、8を配置してから、各脚鉄1
〜3の他端を別の継鉄(後述の9、10)で接続して組
み立てる。各脚鉄1〜3の断面は図10に示すように、
各鉄心片の幅の異なるものを積層してほぼ円形状になる
ように構成してある。各脚鉄1〜3、各継鉄4、5、
9、10は図11の(a)および(b)に示すように帯
状の鉄心部材を45度または90度の角度で切断したも
ので構成されている。即ち、脚鉄1、3はパンチ穴11
a、12a、13a、14aを有する各鉄心片11、1
2、13、14を、脚鉄2はパンチ穴15a、16aを
有する各脚鉄心15、16を、継鉄4、5はパンチ穴1
7a、18a、19a、20aを有する各鉄心片17、
18、19、20を、そして継鉄9、10はパンチ穴2
1a、22a、23a、24aを有する各鉄心片21、
22、23、24をそれぞれ図12〜図14のように積
層して構成されている。図12に示したものの上に図1
3のものを重ねて、図14に示すように積層する。
【0003】図15は、例えば特公昭63−47325
号公報に示された従来の鉄心積み装置を示す正面図であ
る。図15において、25は目的積層体、26は水平に
配置された鉄心積層用の積層台車、27は積層台車26
を跨ぐように配置された門型の支持台車で、走行用の車
輪27aを有する。28は積層台車26を支持した支持
棒で、図示されないジャッキで積層台車26を上下移動
させる。29a、29bは積層台車26にはめ合わされ
たピンで、各鉄心片11〜20のパンチ穴11a〜20
aがはめ合わされる。30は支持台車27に吊架され、
支持台車27の進行方向に対して左右方向に移動可能な
搬送台車で、吊架台車31を吊っている。32は吊架台
車31に付けられた第1のコンベアである。33は第2
のコンベア、34は鉄心片を種類によってその流れを上
下に仕分け、次に述べる第3、第5のコンベア35、3
7に送る仕分けフラップ、35、36、39〜41は継
鉄4、5用の鉄心片17〜20を搬送する第3、第4、
第6〜第8のコンベア、37は脚鉄1〜3用の鉄心片1
1〜16を搬送する第5のコンベア、38は第1と第5
のコンベア32、37の間の案内、42は反転装置、4
3は摩擦ローラ、44は位置決めテーブル、45は鉄心
片のストッパ、46は天吊型のロボット、47はロボッ
トハンドである。48は作業者用の作業台である。
【0004】従来の鉄心積み装置による積み方は、以下
の通りである。図15において、図示外の連続切断機に
よって切断され、第2のコンベア33によって搬送され
てきた鉄心片を仕分けフラップ34によって仕分ける。
下方に仕分けられた脚鉄用の鉄心片11〜16は、第5
のコンベア37を通って、吊架台車31に付けられた第
1のコンベア32に搬送される。鉄心片11〜16を永
久磁石(図示せず)で吸着し、所定の位置に位置決めし
た吊架台車31は、搬送台車30によって搬送方向に対
して垂直な左右方向に横移動され、さらに、鉄心片11
〜16を後方に送り出しながら、永久磁石を上方に上げ
ることにより、鉄心片11〜16を落下させ、積層体2
5の上に積む。仕分けフラップ34で上方に仕分けられ
た継鉄用の鉄心片17〜20は、第3、第4、第6〜第
8のコンベア35、36、39〜41を通って搬送さ
れ、反転装置42に送られる。反転装置42で進行方向
および、表裏を反転された鉄心片17〜20は、位置決
めテーブル44の上に出てくる。摩擦ローラ43でテー
ブル44上を搬送された鉄心片17〜20はストッパ4
5に当たって位置決めされ停止する。ロボット46のロ
ボットハンド47に取り付けられた吸着パッド47aに
より吸着された鉄心片17〜20は、指定のプログラム
によって水平に90度回転されて目的積層体25の指定
位置に積載される。なお、継鉄用の鉄心片21〜24は
図示されない前工程の切断ラインの後部で自動的に既に
取り出されている。
【0005】ここで、変圧器が大容量の場合は、鉄心片
17〜20の寸法が大きくて、反転装置42、ロボット
46、ロボットハンド47等スペース的に設置が困難と
なるので、その場合の積み方法は、第6〜第8のコンベ
ア39〜41で搬送されてきた継鉄用鉄心片17〜20
を途中で取り出し、作業台48上に乗った人間の手で指
定場所に積む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来では上記で述べた
ように継鉄部鉄心を自動で積むには、積み位置後部で真
っ直ぐに鉄心片を反転させ位置決めし、ロボットで水平
に90度回転させて積載している。この方法では、鉄心
片が大きくなるとその進行方向の長さが大きくなるか
ら、反転装置を設置するため、およびロボットハンドに
より鉄心片を旋回させるために、積み部後部に大きなス
ペースを必要とする等の問題があった。結局、従来では
大容量変圧器の継鉄用の鉄心の積みは手作業となってい
たので、多くの時間、人手がかかるとともに、鉄心片の
飛び出し等により手を切らないように注意を要するとい
う安全上の問題点があった。また、各鉄心片の取扱時に
歪を与えて鉄損の増大を招く等の欠点があった。また、
従来は、干渉が生じることなしに継鉄用鉄心の積み位置
を確保するために、図16の(a)(b)に示したよう
に第1のコンベア32および永久磁石62は、脚鉄鉄心
積み位置先端よりも手前に位置し、鉄心片11を後方に
押し出していた。大容量変圧器鉄心の場合、相対的に継
鉄鉄心の積み位置が第1のコンベア32および永久磁石
62より後方に位置することになるため、図16の
(a)のように脚鉄用鉄心先端が自らの重みで後下方に
垂れやすく、図16の(c)のように既に積層してある
継鉄用鉄心片を外へ押し出す不具合が生じることがあっ
た。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、大容量機器の鉄心片を自動で確
実に積層する、スペースが小さくて済む鉄心積み装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る鉄心積み
装置は、脚鉄を形成する左右仕分け積み装置、継鉄を形
成する後方積み揃え装置、およびこれらを同期制御する
制御装置を備えるとともに、後方積み揃え装置は、鉄心
片を継鉄の位置へ積み揃える継鉄積み揃え手段と、継鉄
積み揃え手段の上方に配置されて鉄心片の向きを90度
変換する鉄心片方向変換手段とを備えたものである。
【0009】請求項2に係る鉄心積み装置は、左右仕分
け積み装置が脚鉄端部の上方まで進入する脚鉄鉄心片位
置決めコンベアを備え、脚鉄鉄心片位置決めコンベアは
鉄心片を保持するベルトと、ベルト端部まで延在する磁
石とを備えたものである。請求項3に係る鉄心積み装置
は、左右仕分け積み装置が2台の脚鉄鉄心片位置決めコ
ンベアを備え、それぞれが独立して鉄心片の搬送方向、
およびそれと垂直な方向に移動可能としたものである。
請求項4に係る鉄心積み装置は、継鉄積み揃え手段が鉄
心片の幅方向に偏って明けられたパンチ穴をセンサで検
出して鉄心片の位置決めをするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1〜図8はこの発明の実施の形態1を
示す図であり、三相内鉄形変圧器の鉄心を積層する場合
について示す。図1は実施の形態1における鉄心積み装
置を示す正面図、図2は図1のII−II線に沿った断面
図、図3は図2の部分詳細図、図4は図1の旋回コンベ
ア72を示す平面図、図5は図4のV−V線に沿った断
面図、図6は図1のVI−VI線に沿った断面図、図7は図
6の第13のコンベア87を示す平面図、図8は図7の
VIII−VIII線に沿った断面図である。なお、本明細書に
おいて、方向の説明については特に断らない限り、前後
方向とは図1における左右方向を指し、また左右方向と
は図1における奥行方向を指すものとする。また、前方
(手前)とは図1における右方を指し、後方とは図1に
おける左方を指すものとする。
【0011】以下、図9〜図14に示した三相内鉄形変
圧器の鉄心をE形状に積層する例をとって説明する。図
1において、25は目的積層体(三相変圧器鉄心)、2
6は水平に配置された鉄心積層用の積層台車、27は積
層台車26を跨ぐように配置された門型の支持台車で、
走行用の車輪27aを有し、前後方向に移動可能になっ
ている。28は積層台車26を支持した支持棒で、図示
されないジャッキで積層台車26を上下移動させる。2
9a、29bは積層台車26にはめ合わされたピンで、
ピン29aには継鉄用の鉄心17〜20のパンチ穴17
a〜20aが、そしてピン29bには脚鉄用の鉄心片1
1〜16のパンチ穴11a〜16aがはめ合わされる。
49は支持台車27に吊架され、支持台車27の進行方
向(図1において左右方向)に対して左右方向(図1に
おいて奥行方向)に移動可能な搬送台車である。33は
第2のコンベア、34は鉄心を種類によってその流れを
上下に仕分け、次に述べる第3、第5のコンベア35、
37に送る仕分けフラップ、35、36は継鉄4、5、
9、10用の鉄心片17〜24を搬送する第3、第4の
コンベア、37は脚鉄1〜3用の鉄心片11〜16を搬
送する第5のコンベア、38は第1と第5のコンベア3
2、37の間の案内である。
【0012】図2は、図1のII−II線に沿った断面で右
方を見た図であり、50は搬送台車49を駆動するため
のサーボモータ、51は減速機である。52は搬送台車
49に取り付けられたフレーム、53は搬送台車49に
吊架され、支持台車27の進行方向に対して左右方向に
移動可能な吊架台車である。フレーム52と吊架台車5
3との間隔は図示されない駆動装置で調整される。5
4、55はそれぞれ、フレーム52および吊架台車53
に装荷された台車で支持台車27の進行方向に移動可能
である。
【0013】図3の(a)および(b)は、図2の右方
から見た図であり、図1と同方向から見た図である。た
だし、()付の符号は吊架台車53およびそれに付いた
部材の符号を示す。図3(a)において、56はフレー
ム52、吊架台車53に取り付けられた図示されない駆
動装置のピニオンで、台車54、55に取り付けられた
ラック57と組み合わせて台車54、55を前後方向に
移動させる。58は台車54、55に取り付けられたリ
ニアガイドである。59、60は脚鉄端部まで進入して
鉄心片の位置決めをする脚鉄鉄心片位置決めコンベアを
構成するものであり、59はフレーム54に取り付けら
れた第9のコンベア、60は台車55に取り付けられた
第10のコンベアである。61は第9、第10のコンベ
ア59、60のベルトで、回転することによりその下面
に吸着された鉄心片11を後方に搬送する。62はベル
ト61の内側(上面側)に配置されて鉄心片11をベル
ト61へ吸着する永久磁石で、ベルト61に沿ってその
左端部から右方へ延在し、図示されないシリンダにより
上下される。なお、永久磁石に代えて電磁石を用いても
よい。63は鉄心片11が第9、第10のコンベア5
9、60内に搬送されてきたことを検出する第1のセン
サ、64は鉄心片先端を検出する第2のセンサである。
65、66は第2のセンサ64を鉄心送り方向に前後移
動させるためのハンドル、および送りねじである。以上
の49〜66により、脚鉄1〜3を形成する左右仕分け
積み装置114を構成している。
【0014】図1へ戻り、67は継鉄用の鉄心片17〜
20と21〜24とを仕分ける昇降コンベア、68、6
9は昇降コンベア67の昇降用のシリンダ、および駆動
用のモータ、70は継鉄用鉄心片17〜20を搬送する
第11のコンベア、71はそれを駆動するモータ、72
は継鉄用鉄心片17〜20を搬送、位置決めし、水平に
90度回転する旋回コンベアである。図4は旋回コンベ
ア72を示す平面図、図5は図4のV−V線に沿った断
面図である。これらの図において、73は旋回コンベア
72駆動用のモータ、74は旋回コンベア72を継鉄用
の鉄心片の受入方向とそれに水平に90度方向との間で
旋回させるためのシリンダ、75は旋回コンベア72の
ベルト、76、77は鉄心片の両側端を位置決めするた
めの位置決めピン、78、79はそれぞれの位置決めピ
ン76、77を駆動するためのモータ、80は旋回コン
ベア72上での鉄心片の垂れ防止用の受け板、81は鉄
心搬送速度減速用の第3のセンサ、82は停止用の第4
のセンサである。以上の72〜82により、鉄心片の向
きを90度変換する鉄心片方向変換手段115を構成し
ている。
【0015】図6は図1のVI−VI線に沿った断面で左方
を見た図であり、83、85は継鉄用の鉄心片17〜2
0を搬送するための第12のコンベアおよび反転コンベ
ア、84、86はそれぞれ第12のコンベア83と反転
コンベア85の駆動用のモータである。87は継鉄用の
鉄心片17〜20を最終的に位置決めする第13のコン
ベアである。図7は第13のコンベア87を示す平面
図、図8は図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。
これらの図において、88は摩擦ローラ、89は摩擦ロ
ーラ88駆動用のモータ、90、91は鉄心片の両側端
を位置決めするための位置決めガイド、92、93はそ
れぞれの位置決めガイドを駆動するためのモータ、94
は第13のコンベア87上での鉄心片の垂れ防止用の受
け板、95は鉄心片侵入確認用の第5のセンサ、96は
継鉄用の鉄心片18、20減速用の第6のセンサ、97
は鉄心片18、20停止、位置決め用の第7のセンサ、
98は継鉄用の鉄心片17、19減速用の第8のセン
サ、99は鉄心片17、19停止、位置決め用の第9の
センサである。
【0016】図6へ戻り、100は継鉄用の鉄心片1
7、19を所定の目的積層体25に積むための昇降、前
後移動可能な第1の移載機、101は継鉄用の鉄心片1
8、20を積むための第2の移載機である。102、1
03はそれぞれ第1、2の移載機を前後に移動するため
のガイドである。以上の87〜103により、鉄心片1
8、20の位置決めをして継鉄4、5の位置へ積み揃え
る継鉄積み揃え手段116を構成するとともに、鉄心片
方向変換手段115と継鉄積み揃え手段116とで後方
積み揃え装置117を構成している。104はフレー
ム、105は作業者用の作業足場である。図1に戻り、
106は足場105を昇降させるためのチェーンブロッ
ク、107は継鉄用の鉄心片21〜24を後方に搬送す
るための第14のコンベア、108は継鉄用の鉄心片2
1〜24の位置決めのための第15のコンベア、109
は第3の移載機、110は第3の移載機109搬送用の
フレーム、111は継鉄用の鉄心片21〜24を積むた
めの積層台である。以上の108〜111により、継鉄
9、10のための継鉄仮積み装置118を構成するとと
もに、後方積み揃え装置117と継鉄仮積み装置118
とで後方積み装置112を構成している。
【0017】次に動作について説明する。図1〜図8に
おいて、前工程の切断および穴明けライン(図示せず)
で加工された鉄心片17、21、11が順に本積み装置
側へ送られてくる。継鉄用の鉄心片17、21は後方積
み装置112に送られる(鉄心片17、21の処理につ
いては後述)。次に、脚鉄用の鉄心片11が仕分けフラ
ップ34へ送られてくる。この時、フラップ34が下方
へ作動しており、鉄心片11はコンベア37の上面を送
られて脚鉄鉄心位置決め用の第9のコンベア59のベル
ト61の下面に受け渡される。そして、鉄心片11の先
端が第1のセンサ63を通過すると第9のコンベア59
を駆動しているサーボモータ(図示せず)が所定の減速
度で停止過程に入る。この時、鉄心片11も同様に減速
され図3(a)に示す様に所定位置へ停止する。第9の
コンベア59が停止すれば搬送台車49が距離aだけ図
2において左方向、つまり矢印の方向に横移動し、脚鉄
鉄心位置決め用の第10のコンベア60が中央に位置す
る。この寸法aは、図9および図14に示すように各脚
鉄1〜3間のピッチに等しい。そして、搬送台車49の
横移動が完了すれば、第9のコンベア59は、図3
(b)に示したように、ピニオン56が回転して台車5
4が矢印の方向(左方)にシフト移動する。
【0018】同時に、鉄心片11は第9のコンベア59
の回転により低速の位置決め速度で後方に送られる。そ
して、パンチ穴11aが第2のセンサ64に検知される
と、第9のコンベア59は停止し、鉄心片11も所定の
位置で停止する。鉄心片11が所定の位置で停止する
と、第9のコンベア59の永久磁石62が上昇する。す
ると鉄心片11と永久磁石62との間に間隙が生じて吸
着力が減少し、鉄心片11は自重で第9のコンベア59
からはがれる様に落下して、鉄心片11のパンチ穴11
aが2本のピン29b(うち1本は図3右方図示外)に
入って所定の位置に積層される。この際、第9のコンベ
ア59は継鉄用の鉄心片17の上、図において左端部ま
で位置していて、永久磁石62が第9のコンベア59の
左端部まで位置しているので、鉄心片11の先端部が垂
れ下がることがない。このため、従来のように既に積ん
だ継鉄用の鉄心片17を押し出すことはない。パンチ穴
11aをピン29b上に位置決めさせるように、予めハ
ンドル65を回して第2のセンサ64を移動することに
より調整している。鉄心片11が落下したことの確認
は、第1のセンサ63および第2のセンサ64で行い、
落下を確認すれば、搬送台車49の横移動が可能にな
る。
【0019】次に切断側から送られてきた継鉄用の鉄心
片22、18を後方積み装置112側に搬入(鉄心片2
2、18の処理については後述)した後、中央部の脚鉄
2用の鉄心片15がコンベア37内に流れてくる。鉄心
片11が搬送台車49によって第2図において左方への
前述の横移動が完了した時点から、鉄心片15の搬入が
可能になる。高速で第2のコンベア60内に搬入された
鉄心片15は前述の鉄心片11の時と同様、図3(a)
のようにコンベア内に停止する。停止が完了すると、第
10のコンベア60は後方(図1において左方)へ一定
量シフト移動し、同時に第9のコンベア60も低速で回
転して、鉄心片15の位置決めが完了すると、鉄心片1
5が落下する。すなわち、脚鉄2用の鉄心片15の場合
は横移動がないだけで他の動作は全て鉄心片11と同じ
である。図11のように連続切断機で連続的に切断さ
れ、搬送されてくる脚鉄1、2、3用の鉄心片11、1
5、12を上記の要領で一定のピッチaで平行に、次々
に図9の如く積んでいく。
【0020】先に継鉄用の鉄心片17が切断側から搬送
されてきた時、仕分けフラップ34は上方へ作動してお
り、鉄心片17は第3、第4のコンベア35、36を通
って後方積み装置112へ搬送される。この時昇降コン
ベア67は上方に作動しており、鉄心片17はさらに第
11のコンベア70を通って旋回コンベア72内のベル
ト75上に達する。その時、旋回コンベア72はその長
手方向が鉄心片17の送り方向と一致している。そし
て、鉄心片17の先端が第3のセンサ81を通過すると
ベルト75を駆動しているモータ73が所定の減速度で
低速回転になる。この時、同時に旋回コンベア72内の
位置決めピン76、77が鉄心片17の幅に合わせるよ
うに位置決め動作に入る。また同時にシリンダ74が伸
びて、鉄心片17が流れてきた向きと水平に90度、図
4において反時計方向に旋回コンベア72を旋回させ始
める。鉄心片17が図4の矢印の方向に流れていき、先
端が第4のセンサ82を通過するとベルト75の回転は
停止する。鉄心片17が停止し、位置決めピン76、7
7が鉄心片17の幅に合わせて位置決めが完了し、同時
にシリンダ74が伸びて旋回コンベア72の90度旋回
が完了するとベルト75は再び回転を開始し、鉄心片1
7を第12のコンベア83に送り出す。
【0021】鉄心片17は第12のコンベア83、反転
コンベア85を通って最終の位置決め用の第13のコン
ベア87内に搬入される。第13のコンベア87に入っ
た鉄心片17が第5のセンサ95を通過すると、幅ガイ
ド90、91が鉄心片17の幅に合わせて、鉄心片のパ
ンチ穴17aが真ん中に来るように位置決めを開始す
る。ここで、鉄心片17の位置決め用のパンチ穴17a
は一般に幅方向に中央には明けられていないので幅ガイ
ド90、91の両端からの移動量は同じではない。鉄心
片17が第13のコンベア87の摩擦ローラ88の回転
に合わせ、図7の矢印の方向に流れていき先端が第8の
センサ98を通過すると摩擦ローラ88は減速し、第9
のセンサ99が検知すると停止する。幅ガイド90、9
1が鉄心片17の幅位置決めを完了するとパンチ穴17
aはコンベアの中心線上にあるので、ここで再び摩擦ロ
ーラ88が低速回転を始めて第9のセンサ99がパンチ
穴17aを検知すると、鉄心片17は第13のコンベア
87上で最終位置決めされる。
【0022】鉄心片17が第13のコンベア87上で最
終位置決め完了すると、第1の移載機100が下降を始
める。第1の移載機100の図示されない下限リミット
が働くと第1の移載機100に付いた吸着パッド113
が真空引きを開始し、鉄心片17を吸引する。吸着パッ
ド113が鉄心片17を吸着完了すると第1の移載機1
00は上昇し図1の矢印の方向、つまり手前方向に移動
を開始する。設定された目的積層体25の上空に達する
と第1の移載機100の前後移動は停止し、同時に鉄心
17を積載するために下降を開始する。記憶された目的
積層体25の積み高さに達すると第1の移載機100の
吸着パッド113は真空を破壊し、鉄心片17は目的積
層体25の所定の位置に落下、積み込まれる。鉄心片1
7の積み込みが完了すると、第1の移載機100は再び
上昇し、位置決め用の第13のコンベア87上空に戻
る。
【0023】なお、第1、第2の移載機100、101
の目的積層体25方向への前後移動動作と、前述の脚鉄
積載用の第9、第10のコンベア59、60とのシフト
移動動作は互いに干渉するので片方の動作を行っている
間はもう片方の装置は直前の位置で停止しているよう
に、図示外の制御装置によりインタロック制御されてい
る。継鉄5用の鉄心片18も同様の一連の動作で目的積
層体25の上に積層されるがこの場合、鉄心片18のパ
ンチ穴18aが位置決め用の第13のコンベア87を第
7のセンサ97に検知されると位置決め完了する。そし
て、第2の移載機101を使用して目的積層体25上に
積み込まれる。なお、脚鉄用の鉄心片11、12、15
と継鉄用の鉄心片17、18の目的積層体25への積み
動作は図12の1層毎に行われる。つまり、図12の1
1、12、15、17、18の5枚の鉄心片が全て上述
の積み動作を完了しなければ次の層の鉄心片は切断され
ても積み動作は行われない。
【0024】継鉄9、10用の鉄心片21〜24の鉄心
は目的積層体25とは別の積層台111上で積まれる。
つまり、継鉄用の鉄心片21が切断側から搬送されてき
た時、仕分けフラップ34は上方へ作動しており、鉄心
片21は第3、第4のコンベア35、36を通って後方
積み装置112へ搬送される。この時昇降コンベア67
は下方に作動しており、鉄心片21はさらに第14のコ
ンベア107を通って位置決め用の第15のコンベア1
08上に達する。第15のコンベア108の動作は位置
決め用の第13のコンベア87の動作と同様である。第
15のコンベア108の上で位置決めされた鉄心片21
は第3の移載機109で吸着され、所定位置に積まれ
る。第3の移載機109の動作は第1、第2の移載機1
00、101の動作と同様であるが、第3の移載機10
9は1基のみで鉄心21〜24の形状毎にその積み位置
を変える。積層台車26および積層台111は積み位置
を一定にするために鉄心枚数に応じて自動的に一定量下
降する。
【0025】なお、幅の大きい鉄心片が用いられ、変圧
器の鉄心の冷却を良くする必要がある場合、鉄心片の積
層間にオイルダクトと称する凹凸のあるプレート(図示
せず)を挿入し、この凹凸により冷却媒体を流すための
間隙を形成することがある。このような場合や、鉄心片
の積層状態、すなわちE形の各寸法が正確であるか等を
各段毎にチェックする場合、あるいは作業中に装置に故
障が起きた場合には、支持台車27を図1の右方に移動
させ、作業員が作業足場105の上に乗って作業を行
う。所定の積層体25が生産完了すると積層台車26を
下限まで下降し、作業足場105を上昇させる。積層台
車26は図示されない車輪が付いておりフレーム10
4、積層台111の下部を通って次工程に送られる。次
工程で積層体25が起こされて、脚鉄1〜3にコイル6
〜8が挿入された後、鉄心片21〜24が挿入される。
【0026】実施の形態2.実施の形態1では継鉄用の
鉄心片21〜24をE形の目的積層体25より後方に搬
送し取り出している。前工程の切断および、穴明けライ
ンと仕分けフラップ34の間には、第2のコンベア33
など比較的長い中間搬送部がある。その中間搬送部のコ
ンベアの上下いずれかの空間に、108〜111の部材
から成る継鉄仮積み装置118を設け、中間搬送部のコ
ンベアに継鉄用の鉄心片21〜24を仕分ける機構を付
け、継鉄用の鉄心片21〜24を前方の切断側で取り出
すようにすれば装置全体の全長は短くなる。さらに、昇
降コンベア67が固定式でよく、第14のコンベア10
7が不要となる分、全高さも短くなり、スペースを節約
できる。
【0027】ところで、実施の形態1および2では三相
内鉄形変圧器の鉄心の積層を例にとって説明したが単相
変圧器の鉄心でも適用でき、さらにリアクトルなど、磁
性体であれば他の電磁機器用の鉄心にも適用できる。
【0028】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、脚鉄を形
成する左右仕分け積み装置と継鉄を形成する後方積み装
置とこれらを同期制御する制御装置とを備えるととも
に、鉄心片の向きを90度変換する鉄心片方向変換手段
を継鉄積み揃え手段の上方に配置したので、装置設置ス
ペースを小さくでき、したがって大形の鉄心片でも比較
的小さなスペースで、脚鉄および継鉄を自動的に積層す
ることができる。
【0029】請求項2に係る発明によれば、脚鉄端部の
上方まで進入する脚鉄鉄心片位置決めコンベアを備え、
この脚鉄鉄心片位置決めコンベアが、ベルト端部まで延
在する磁石を備えたので、鉄心片を確実に保持し、した
がって鉄心片の先端が垂れ下がって既に積層済みの鉄心
片を押し出すようなことがなく、確実な積層を行うこと
ができる。請求項3に係る発明によれば、2台の脚鉄鉄
心片位置決めコンベアを備え、それぞれ独立に移動可能
としたので、能率良く自動積層を行うことができる。請
求項4に係る発明によれば、継鉄積み揃え手段が、鉄心
片の偏ったパンチ穴をセンサで検出して鉄心片の位置決
めをするので、継鉄用の鉄心片のパンチ穴の偏りの如何
にかかわらず位置決めをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における鉄心積み装
置を示す正面図である。
【図2】 図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】 図2の部分詳細図である。
【図4】 図1の旋回コンベアを示す平面図である。
【図5】 図4のV−V線に沿った断面図である。
【図6】 図1のVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】 図6の第13のコンベアを示す平面図であ
る。
【図8】 図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】 三相内鉄形鉄心の積層を示す平面図である。
【図10】 図9の脚鉄を示す断面図である。
【図11】 各鉄心片を示す平面図である。
【図12】 鉄心片の積層配置を示す平面図である。
【図13】 鉄心片の積層配置を示す平面図である。
【図14】 鉄心片の積層配置を示す平面図である。
【図15】 従来の鉄心積み装置を示す正面図である。
【図16】 従来の鉄心積み装置による鉄心積み状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
1〜3 脚鉄、4,5 継鉄、11〜24 鉄心片、1
1a〜24a パンチ穴、59,60 第9、第10のコ
ンベア、61 ベルト、62 永久磁石、95 第5の
センサ、114 左右仕分け積み装置、115 鉄心片
方向変換手段、116 継鉄積み揃え手段、117 後
方積み揃え装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒崎 猛 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の鉄心片を積層して、脚鉄と継鉄と
    から成る電磁機器用の鉄心を形成する鉄心積み装置にお
    いて、上記鉄心片を積み揃えて脚鉄を形成する左右仕分
    け積み装置、上記鉄心片の供給側から上記左右仕分け積
    み装置の上方を越えて搬送された上記鉄心片の向きを9
    0度変換して積み揃え、継鉄を形成する後方積み揃え装
    置、および上記左右仕分け積み装置と後方積み揃え装置
    の動作の手順を同期制御する制御装置を備えるととも
    に、上記後方積み揃え装置は、上記鉄心片の位置決めを
    して上記継鉄の位置へ積み揃える継鉄積み揃え手段と、
    この継鉄積み揃え手段の上方に配置されて上記鉄心片の
    向きを90度変換して上記継鉄積み揃え手段に供給する
    鉄心片方向変換手段とを備えたことを特徴とする鉄心積
    み装置。
  2. 【請求項2】 左右仕分け積み装置は、鉄心片の搬送方
    向の脚鉄端部の上方まで進入して脚鉄用の鉄心片の位置
    決めをする脚鉄鉄心片位置決めコンベアを備え、この脚
    鉄用鉄心片搬送コンベアは下面側に上記鉄心片を保持す
    るベルトと、このベルトの上面側で、上記鉄心片の搬送
    方向の上記ベルト端部まで延在して上記ベルトに上記鉄
    心片を保持させる磁石とを備えたことを特徴とする請求
    項1記載の鉄心積み装置。
  3. 【請求項3】 左右仕分け積み装置は、2台の脚鉄鉄心
    片位置決めコンベアを備え、これらの脚鉄鉄心片位置決
    めコンベアがそれぞれ独立して水平に、鉄心片の搬送方
    向、および上記鉄心片の搬送方向に垂直な方向に移動可
    能であることを特徴とする請求項2記載の鉄心積み装
    置。
  4. 【請求項4】 継鉄積み揃え手段は、鉄心片の幅方向中
    央から偏って明けられたパンチ穴をセンサで検出して上
    記鉄心片の位置決めをすることを特徴とする請求項1か
    ら請求項3のいずれかに記載の鉄心積み装置。
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