JPH11262904A - ベニヤレース及び単板の製造方法 - Google Patents
ベニヤレース及び単板の製造方法Info
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- JPH11262904A JPH11262904A JP6897898A JP6897898A JPH11262904A JP H11262904 A JPH11262904 A JP H11262904A JP 6897898 A JP6897898 A JP 6897898A JP 6897898 A JP6897898 A JP 6897898A JP H11262904 A JPH11262904 A JP H11262904A
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- veneer
- cutting
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 原木からの単板の切削を、生産性を低下させ
ることなく行う。 【解決手段】 原木1の両端面を該原木1の軸芯を支点
に回転可能な状態で保持するスピンドル装置2と、原木
1の外周面を把持するように設けられ、各々の自転によ
り該原木1を回転させるバックアップロール9及びディ
スクロール24と、原木1に対し刃先を向けたナイフ3
が設けられ、各ロールにて回転させられる原木1に向か
って前進しつつ該原木1の外周部から連続的に単板7を
切削する鉋台8と、ナイフ3の刃先に対し、先端部が原
木1から切削される単板7を挟んで刃口間隔Hを空け対
向する第1の位置とノーズバー5の先端部がナイフ3の
刃先に対し該ナイフ3の刃先の寸前で対向する第2の位
置とに定位するよう進退移動自在なノーズバー5とを具
備するベニヤレースを提供し、単板7の切削終了時に、
剥芯46に繋がっている単板7の終端部を、ナイフ3に
より確実に切断する。
ることなく行う。 【解決手段】 原木1の両端面を該原木1の軸芯を支点
に回転可能な状態で保持するスピンドル装置2と、原木
1の外周面を把持するように設けられ、各々の自転によ
り該原木1を回転させるバックアップロール9及びディ
スクロール24と、原木1に対し刃先を向けたナイフ3
が設けられ、各ロールにて回転させられる原木1に向か
って前進しつつ該原木1の外周部から連続的に単板7を
切削する鉋台8と、ナイフ3の刃先に対し、先端部が原
木1から切削される単板7を挟んで刃口間隔Hを空け対
向する第1の位置とノーズバー5の先端部がナイフ3の
刃先に対し該ナイフ3の刃先の寸前で対向する第2の位
置とに定位するよう進退移動自在なノーズバー5とを具
備するベニヤレースを提供し、単板7の切削終了時に、
剥芯46に繋がっている単板7の終端部を、ナイフ3に
より確実に切断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原木を回転させつ
つ切削を行って所望の単板を得るベニヤレース及び単板
の製造方法に関する。
つ切削を行って所望の単板を得るベニヤレース及び単板
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ベニヤレースは単板の切削における主力
機械であり、一般には原木を回転させつつ切削を行うロ
ータリー式のベニヤレースが主に用いられている。この
ロータリー式のベニヤレースは、原木の両端面を保持し
回転する一対のスピンドル装置と、ナイフが設けられた
鉋台(knife carriage)とを備えており、鉋台が有する
ナイフの刃先が原木の外周面に常に接触するよう、原木
1回転につき、鉋台を所望の単板厚分だけ原木の径方向
に前進させ、単板を連続的に切削する機構となってい
る。鉋台はナイフが取り付けられたナイフバー(knife
BAR )と、このナイフの刃先に対し、先端が、所定の間
隔を空けて対向する位置となるように組み込まれるノー
ズバー(nose bar)を備えたプレッシャーバー(pressu
re bar)とからなる。ノーズバーは原木を切削するとき
単板に生ずる割れを防止するとともに、原木がナイフ側
にひきつけられる傾向を抑制し正確な切削が行われるよ
うにする重要な機能を有している。このようなベニヤレ
ースにおける単板の切削終了後の動作としては、スピン
ドルの回転を停止させ、さらに剥芯の両端面を保持して
いるスピンドルを当該剥芯の両端面から後退させること
で、原木から切削された単板の終端部と剥芯とが繋がっ
ている部分を、剥芯の自重によりナイフの刃先で切り離
しつつ該剥芯を自然落下させ、次の切削対象の原木を当
該ベニヤレースにセッティングし単板の製造を行ってい
た。
機械であり、一般には原木を回転させつつ切削を行うロ
ータリー式のベニヤレースが主に用いられている。この
ロータリー式のベニヤレースは、原木の両端面を保持し
回転する一対のスピンドル装置と、ナイフが設けられた
鉋台(knife carriage)とを備えており、鉋台が有する
ナイフの刃先が原木の外周面に常に接触するよう、原木
1回転につき、鉋台を所望の単板厚分だけ原木の径方向
に前進させ、単板を連続的に切削する機構となってい
る。鉋台はナイフが取り付けられたナイフバー(knife
BAR )と、このナイフの刃先に対し、先端が、所定の間
隔を空けて対向する位置となるように組み込まれるノー
ズバー(nose bar)を備えたプレッシャーバー(pressu
re bar)とからなる。ノーズバーは原木を切削するとき
単板に生ずる割れを防止するとともに、原木がナイフ側
にひきつけられる傾向を抑制し正確な切削が行われるよ
うにする重要な機能を有している。このようなベニヤレ
ースにおける単板の切削終了後の動作としては、スピン
ドルの回転を停止させ、さらに剥芯の両端面を保持して
いるスピンドルを当該剥芯の両端面から後退させること
で、原木から切削された単板の終端部と剥芯とが繋がっ
ている部分を、剥芯の自重によりナイフの刃先で切り離
しつつ該剥芯を自然落下させ、次の切削対象の原木を当
該ベニヤレースにセッティングし単板の製造を行ってい
た。
【0003】ところで、このようなベニヤレースにおい
ては、材料の歩留まりを向上させるために原木をより小
さい径まで切削できるようにした構造のものが開発され
ており、原木の両端面を保持するスピンドルを、軸芯が
中空の直径の太い大スピンドルと直径の細い小スピンド
ルとからなる2軸構造とし、大スピンドルの軸芯の中空
部分に小スピンドルの外径を嵌合させ、原木の両端面に
対し各スピンドルを進退自在な構造としたものがある。
すなわち、この2軸スピンドル式のベニヤレースは、原
木径が太いうちは大小の各スピンドルで原木を保持して
切削を行い、切削が進んで原木径が細くなってきたとこ
ろで小径のスピンドルのみで原木を保持してさらに切削
を続けることにより、小スピンドルの直径付近まで原木
の切削を行って材料の歩留まりを向上させるようにした
ものである。また、スピンドルを2軸構造としたもの
は、原木が小径となるまで厚薄の少ない良質な単板を切
削し続けることができるようにするため、小スピンドル
が原木をチャックしてからは、原木の外周面を複数の駆
動ロールにより把持し、各駆動ロールを自転させ原木を
回転させるようにしていた。
ては、材料の歩留まりを向上させるために原木をより小
さい径まで切削できるようにした構造のものが開発され
ており、原木の両端面を保持するスピンドルを、軸芯が
中空の直径の太い大スピンドルと直径の細い小スピンド
ルとからなる2軸構造とし、大スピンドルの軸芯の中空
部分に小スピンドルの外径を嵌合させ、原木の両端面に
対し各スピンドルを進退自在な構造としたものがある。
すなわち、この2軸スピンドル式のベニヤレースは、原
木径が太いうちは大小の各スピンドルで原木を保持して
切削を行い、切削が進んで原木径が細くなってきたとこ
ろで小径のスピンドルのみで原木を保持してさらに切削
を続けることにより、小スピンドルの直径付近まで原木
の切削を行って材料の歩留まりを向上させるようにした
ものである。また、スピンドルを2軸構造としたもの
は、原木が小径となるまで厚薄の少ない良質な単板を切
削し続けることができるようにするため、小スピンドル
が原木をチャックしてからは、原木の外周面を複数の駆
動ロールにより把持し、各駆動ロールを自転させ原木を
回転させるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな2軸スピンドル式のベニヤレースにおいては、剥芯
径が細く、剥芯の重量が軽くなることから、剥芯の両端
面を保持しているスピンドルを当該剥芯の両端面から後
退させても、剥芯と切削された単板の終端部とが繋がっ
たままでありこの部分がナイフの刃先に食い込んで剥芯
が自重により落下しないという問題があった。このた
め、ナイフの刃先に食い込んでいる剥芯を人為的に取り
除く作業、或はベニヤレース以外の他の機構を設け剥芯
を取り除く工程が必要となり、単板製造における生産性
の低下を招いていた。
うな2軸スピンドル式のベニヤレースにおいては、剥芯
径が細く、剥芯の重量が軽くなることから、剥芯の両端
面を保持しているスピンドルを当該剥芯の両端面から後
退させても、剥芯と切削された単板の終端部とが繋がっ
たままでありこの部分がナイフの刃先に食い込んで剥芯
が自重により落下しないという問題があった。このた
め、ナイフの刃先に食い込んでいる剥芯を人為的に取り
除く作業、或はベニヤレース以外の他の機構を設け剥芯
を取り除く工程が必要となり、単板製造における生産性
の低下を招いていた。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、原木からの単板の切削を、生産
性を低下させることなく行えるベニヤレース及び単板の
製造方法を提供しようとするものである。
になされたものであり、原木からの単板の切削を、生産
性を低下させることなく行えるベニヤレース及び単板の
製造方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のベニヤレースは、請求項1に記載されてい
るように、原木の両端面を、該原木の軸芯を支点に回転
可能な状態で保持する保持部材と、前記原木の外周面を
把持するように複数設けられ、各々の自転により該原木
を軸芯を支点に回転させる駆動ロールと、前記原木に対
し刃先を向けた刃物が設けられ、前記駆動ロールにて回
転させられる該原木に向かって前進しつつ該原木の外周
部から連続的に単板を切削する鉋台と、前記鉋台での単
板の切削による原木径の減少に伴って前記各駆動ロール
を前記原木の外周面を把持する位置に移動する駆動ロー
ル移動手段と、前記鉋台に設けられた刃物の刃先に対
し、先端部の位置が、前記原木から切削される単板を挟
んで所定の間隔を空け対向する第1の位置と該刃物の刃
先の寸前で対向する第2の位置とに定位するよう進退移
動自在な切削補助部材とを具備することを特徴とする。
に、本発明のベニヤレースは、請求項1に記載されてい
るように、原木の両端面を、該原木の軸芯を支点に回転
可能な状態で保持する保持部材と、前記原木の外周面を
把持するように複数設けられ、各々の自転により該原木
を軸芯を支点に回転させる駆動ロールと、前記原木に対
し刃先を向けた刃物が設けられ、前記駆動ロールにて回
転させられる該原木に向かって前進しつつ該原木の外周
部から連続的に単板を切削する鉋台と、前記鉋台での単
板の切削による原木径の減少に伴って前記各駆動ロール
を前記原木の外周面を把持する位置に移動する駆動ロー
ル移動手段と、前記鉋台に設けられた刃物の刃先に対
し、先端部の位置が、前記原木から切削される単板を挟
んで所定の間隔を空け対向する第1の位置と該刃物の刃
先の寸前で対向する第2の位置とに定位するよう進退移
動自在な切削補助部材とを具備することを特徴とする。
【0007】また、本発明のベニヤレースは、請求項2
に記載されているように、原木の両端面を保持しつつ該
原木を軸芯を支点に回転させる原木回転部材と、前記原
木に対し刃先を向けた刃物が設けられ、前記原木回転部
材にて回転させられる前記原木に向かって前進しつつ該
原木の外周から単板を切削する鉋台と、前記鉋台に設け
られた刃物の刃先に対し、先端部の位置が、前記原木か
ら切削される単板を挟んで所定の間隔を空け対向する第
1の位置と該刃物の刃先の寸前で対向する第2の位置と
に定位するよう進退移動自在な切削補助部材とを具備す
ることを特徴とする。
に記載されているように、原木の両端面を保持しつつ該
原木を軸芯を支点に回転させる原木回転部材と、前記原
木に対し刃先を向けた刃物が設けられ、前記原木回転部
材にて回転させられる前記原木に向かって前進しつつ該
原木の外周から単板を切削する鉋台と、前記鉋台に設け
られた刃物の刃先に対し、先端部の位置が、前記原木か
ら切削される単板を挟んで所定の間隔を空け対向する第
1の位置と該刃物の刃先の寸前で対向する第2の位置と
に定位するよう進退移動自在な切削補助部材とを具備す
ることを特徴とする。
【0008】さらに、本発明のベニヤレースは、請求項
3に記載されているように、請求項1又は2記載のベニ
ヤレースにおいて、記鉋台での単板の切削により前記原
木が所定の直径以下になったときに前記切削補助部材の
先端部の位置を前記第2の位置に定位させるように制御
する制御手段をさらに具備することを特徴とする。
3に記載されているように、請求項1又は2記載のベニ
ヤレースにおいて、記鉋台での単板の切削により前記原
木が所定の直径以下になったときに前記切削補助部材の
先端部の位置を前記第2の位置に定位させるように制御
する制御手段をさらに具備することを特徴とする。
【0009】また、本発明の単板の製造方法は、請求項
4に記載されているように、原木の両端面を、該原木の
軸芯を支点に回転可能な状態で保持する工程と、前記原
木の外周面を把持するように設けられた複数の駆動ロー
ルを各々自転させ該原木を軸芯を支点に回転させる工程
と、前記原木に対し刃先を向けた刃物が設けられた鉋台
を、回転している該原木に向けて前進させつつ該原木の
外周から単板を切削する工程と、前記原木から切削され
る前記単板の表面を押さえる該切削補助部材の先端部の
位置を、前記刃物の刃先に対し、切削される単板を挟ん
で所定の間隔を空け対向する第1の位置に定位させる工
程と、前記鉋台での単板の切削による前記原木径の減少
に伴い前記各駆動ロールを前記原木の外周面を把持する
位置に移動する工程と、前記原木に向かう前記鉋台の前
進を停止する工程と、前記切削補助部材の先端部の位置
を、前記刃物の刃先に対し該刃先の寸前で対向する第2
の位置に定位させる工程とを有することを特徴とする。
4に記載されているように、原木の両端面を、該原木の
軸芯を支点に回転可能な状態で保持する工程と、前記原
木の外周面を把持するように設けられた複数の駆動ロー
ルを各々自転させ該原木を軸芯を支点に回転させる工程
と、前記原木に対し刃先を向けた刃物が設けられた鉋台
を、回転している該原木に向けて前進させつつ該原木の
外周から単板を切削する工程と、前記原木から切削され
る前記単板の表面を押さえる該切削補助部材の先端部の
位置を、前記刃物の刃先に対し、切削される単板を挟ん
で所定の間隔を空け対向する第1の位置に定位させる工
程と、前記鉋台での単板の切削による前記原木径の減少
に伴い前記各駆動ロールを前記原木の外周面を把持する
位置に移動する工程と、前記原木に向かう前記鉋台の前
進を停止する工程と、前記切削補助部材の先端部の位置
を、前記刃物の刃先に対し該刃先の寸前で対向する第2
の位置に定位させる工程とを有することを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の単板の製造方法は、請求
項5に記載されているように、原木の両端面を保持しつ
つ該原木を軸芯を支点に回転させる工程と、前記原木に
対し刃先を向けた刃物が設けられた鉋台を、回転してい
る該原木に向けて前進させつつ該原木の外周部から単板
を切削する工程と、前記原木から切削される単板の表面
を押さえる該切削補助部材の先端部の位置を、前記刃物
の刃先に対し、切削される単板を挟んで所定の間隔を空
け対向する第1の位置に定位させる工程と、前記原木に
向かう前記鉋台の前進を停止する工程と、前記切削補助
部材の先端部の位置を、前記刃物の刃先に対し該刃先の
寸前で対向する第2の位置に定位させる工程とを有する
ことを特徴とする。
項5に記載されているように、原木の両端面を保持しつ
つ該原木を軸芯を支点に回転させる工程と、前記原木に
対し刃先を向けた刃物が設けられた鉋台を、回転してい
る該原木に向けて前進させつつ該原木の外周部から単板
を切削する工程と、前記原木から切削される単板の表面
を押さえる該切削補助部材の先端部の位置を、前記刃物
の刃先に対し、切削される単板を挟んで所定の間隔を空
け対向する第1の位置に定位させる工程と、前記原木に
向かう前記鉋台の前進を停止する工程と、前記切削補助
部材の先端部の位置を、前記刃物の刃先に対し該刃先の
寸前で対向する第2の位置に定位させる工程とを有する
ことを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の単板の製造方法は、請求
項6に記載されているように、請求項4又は5記載の単
板の製造方法において、前記鉋台での単板の切削により
前記原木が所定の直径以下になったときに前記切削補助
部材の先端部の位置を前記第2の位置に定位させること
を特徴とする。
項6に記載されているように、請求項4又は5記載の単
板の製造方法において、前記鉋台での単板の切削により
前記原木が所定の直径以下になったときに前記切削補助
部材の先端部の位置を前記第2の位置に定位させること
を特徴とする。
【0012】本発明によれば、ベニヤレース等による例
えば原木からの単板の切削終了時において、刃物を有す
る鉋台の原木への前進を停止させた状態で、且つ鉋台に
設けられた刃物の刃先と切削補助部材の先端部との間
隔、すなわち刃口間隔が極端に狭くなった状態で、原木
を軸芯を支点に回転させることができるので、徐々に単
板の切削厚を薄くして行くことができ、その後原木の剥
芯に繋がっている単板の終端部を刃物により確実に切断
することが可能である。これにより、原木から単板切削
の行われた剥芯が、直径が細く重量の軽いものであって
も、スピンドル等を剥芯の両端面から後退させるだけ
で、当該剥芯を自然落下させることができるので、剥芯
を取り除くための特別な工程等を必要とせず、単板の生
産性を向上させることができる。
えば原木からの単板の切削終了時において、刃物を有す
る鉋台の原木への前進を停止させた状態で、且つ鉋台に
設けられた刃物の刃先と切削補助部材の先端部との間
隔、すなわち刃口間隔が極端に狭くなった状態で、原木
を軸芯を支点に回転させることができるので、徐々に単
板の切削厚を薄くして行くことができ、その後原木の剥
芯に繋がっている単板の終端部を刃物により確実に切断
することが可能である。これにより、原木から単板切削
の行われた剥芯が、直径が細く重量の軽いものであって
も、スピンドル等を剥芯の両端面から後退させるだけ
で、当該剥芯を自然落下させることができるので、剥芯
を取り除くための特別な工程等を必要とせず、単板の生
産性を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
に基づき説明する。
【0014】図1は、本発明の実施形態にかかるベニヤ
レースを示す側面の断面図、図2は、その正面図であ
る。
レースを示す側面の断面図、図2は、その正面図であ
る。
【0015】これらの図に示すように、このベニヤレー
スは、原木1の両端面を保持し保持した該原木を回転さ
せるスピンドル装置2と、ナイフ3を備えたナイフバー
4、及びナイフ3近傍の原木1の外周面を押圧する切削
補助部材としてのノーズバー5を備えたプレッシャーバ
ー6からなって、原木1を切削し単板7を得る鉋台8
と、鉋台8に対して原木1を挟んで対向する位置に配置
され原木1を圧接しつつ回転させる一対のバックアップ
ロール9と、スピンドル装置2及び鉋台8等の動作を統
括して制御するレース制御装置10とにより構成されて
いる。
スは、原木1の両端面を保持し保持した該原木を回転さ
せるスピンドル装置2と、ナイフ3を備えたナイフバー
4、及びナイフ3近傍の原木1の外周面を押圧する切削
補助部材としてのノーズバー5を備えたプレッシャーバ
ー6からなって、原木1を切削し単板7を得る鉋台8
と、鉋台8に対して原木1を挟んで対向する位置に配置
され原木1を圧接しつつ回転させる一対のバックアップ
ロール9と、スピンドル装置2及び鉋台8等の動作を統
括して制御するレース制御装置10とにより構成されて
いる。
【0016】スピンドル装置2には、図2に示すよう
に、回転駆動するホーロー軸11の中空部に大スピンド
ル12及び小スピンドル13が同軸的に配設されてお
り、これらのスピンドルは、ホーロー軸11の両端部に
取り付けられるブッシュ等を介して挿着されている。こ
のホーロー軸11は、主要な機構部分を把持する各フレ
ーム14に両端を軸支された伝導軸15の回転と同期し
て回転駆動させられる。なお、伝導軸15は両端部に設
けられた軸継手16を介し主電動機17によって回転駆
動させられるものであり、主電動機17の駆動力が、伝
導軸15本体に固着されているチェーンホイール18を
介して伝達され、さらにチェーン19を通じて、ホーロ
ー軸11の中央部外周に固着されたチェーンホイール2
0を介しホーロー軸11を回転駆動する。
に、回転駆動するホーロー軸11の中空部に大スピンド
ル12及び小スピンドル13が同軸的に配設されてお
り、これらのスピンドルは、ホーロー軸11の両端部に
取り付けられるブッシュ等を介して挿着されている。こ
のホーロー軸11は、主要な機構部分を把持する各フレ
ーム14に両端を軸支された伝導軸15の回転と同期し
て回転駆動させられる。なお、伝導軸15は両端部に設
けられた軸継手16を介し主電動機17によって回転駆
動させられるものであり、主電動機17の駆動力が、伝
導軸15本体に固着されているチェーンホイール18を
介して伝達され、さらにチェーン19を通じて、ホーロ
ー軸11の中央部外周に固着されたチェーンホイール2
0を介しホーロー軸11を回転駆動する。
【0017】大スピンドルl2は、ホーロー軸11とキ
−溝21を介して係合されており、ホーロー軸11の回
転駆動に伴い一体となって回転する。一方、小スピンド
ル13は、大スピンドルl2の中空部に挿入されている
ものの、特に大スピンドルl2とは係合されていないこ
とから、ホーロー軸11の回転に伴って大スピンドルl
2が回転しても、小スピンドル13の外径と大スピンド
ルlaの内径とが摺動するだけで小スピンドル13は回
転しない構造となっている。また、大スピンドルl2及
び小スピンドルl3の先端には、原木1の両端を保持す
るための爪としてしチャック12a、13aがそれぞれ
植設されている。さらに、大スピンドル12及び小スピ
ンドル13は、それぞれ、流体シリンダ22、23によ
って、原木1の両端面に対し進退自在となっており、原
木1の保持、非保持が自在なものとなっている。
−溝21を介して係合されており、ホーロー軸11の回
転駆動に伴い一体となって回転する。一方、小スピンド
ル13は、大スピンドルl2の中空部に挿入されている
ものの、特に大スピンドルl2とは係合されていないこ
とから、ホーロー軸11の回転に伴って大スピンドルl
2が回転しても、小スピンドル13の外径と大スピンド
ルlaの内径とが摺動するだけで小スピンドル13は回
転しない構造となっている。また、大スピンドルl2及
び小スピンドルl3の先端には、原木1の両端を保持す
るための爪としてしチャック12a、13aがそれぞれ
植設されている。さらに、大スピンドル12及び小スピ
ンドル13は、それぞれ、流体シリンダ22、23によ
って、原木1の両端面に対し進退自在となっており、原
木1の保持、非保持が自在なものとなっている。
【0018】このようなスピンドル装置2は、レース制
御装置10を介し原木1の直径の変化に応じて該原木1
の保持状態が切り替えられるものとなっており、原木1
の直径が大スピンドル12の直径より充分大きい時は、
大スピンドルl2及び小スピンドル13はともに原木1
の両端面に対し前進状態となり、各々の先端のチャック
22、23にて原木1を保持する。切削が進んで行くに
つれ原木1の直径が細くなり大スピンドル12の直径に
近くなると、大スピンドルl2のみが原木1の両端面か
ら後退し、小スピンドル13のみで原木1を保持するも
のとなる。この小スピンドル13のみで原木1を保持し
ているときは、小スピンドル13が回転力を有していな
いことから、各バックアップロール9とプレッシャーバ
ー6に設けられた後述するディスクロール24とによ
り、原木1は回転させられることとなる。
御装置10を介し原木1の直径の変化に応じて該原木1
の保持状態が切り替えられるものとなっており、原木1
の直径が大スピンドル12の直径より充分大きい時は、
大スピンドルl2及び小スピンドル13はともに原木1
の両端面に対し前進状態となり、各々の先端のチャック
22、23にて原木1を保持する。切削が進んで行くに
つれ原木1の直径が細くなり大スピンドル12の直径に
近くなると、大スピンドルl2のみが原木1の両端面か
ら後退し、小スピンドル13のみで原木1を保持するも
のとなる。この小スピンドル13のみで原木1を保持し
ているときは、小スピンドル13が回転力を有していな
いことから、各バックアップロール9とプレッシャーバ
ー6に設けられた後述するディスクロール24とによ
り、原木1は回転させられることとなる。
【0019】鉋台8は、前述したようにナイフバー4と
プレッシャーバー6とから構成されている。ナイフバー
4には、上方の先端部に、ナイフ3が、原木1の長手方
向全体に渡って設けられており、このナイフ3は、ナイ
フホルダ25と単板送出部26とによって挟持され所定
の取付角度にて固定されている。プレッシャーバー6
は、ナイフバー4の上方に配置され、ノーズバー5の先
端とナイフバー4のナイフ3の刃先とを相対峙させ、所
望の切削単板厚を得るための水平方向における間隔、い
わゆる刃口間隔を空けて取り付けられている。また、ノ
ーズバー5の近傍には、外周面に例えば小突起等を有す
る薄肉円板状に形成されたディスクロール24が、原木
1の長手方向全体に渡って原木1の外周面と摺動する位
置に複数設けられている。このディスクロール24は、
ディスクロール用支軸27に直接、又は取付フランジ等
を介して間接的に嵌装されており、ディスクロール用支
軸27の軸受28が設けられたノーズバーホルダ29を
介し、ディスクロール24とノーズバー5とが係合する
ようにプレッシャーバー6の本体に組み込まれている。
ディスクロール24は、ディスクロール用電動機30の
駆動力によりチェーン31を介して回転させられるとと
もに、ディスクロール用エンコーダ31aに検知された
例えば鉋台8が有するナイフ3の位置等に基づきディス
クロール用シリンダ31bにより原木1の軸芯方向に移
動させられるものとなっており、切削された単板7は、
ディスクロール24の回転力により、ナイフバー4の単
板送出部26の傾斜を利用しつつ送り出される。
プレッシャーバー6とから構成されている。ナイフバー
4には、上方の先端部に、ナイフ3が、原木1の長手方
向全体に渡って設けられており、このナイフ3は、ナイ
フホルダ25と単板送出部26とによって挟持され所定
の取付角度にて固定されている。プレッシャーバー6
は、ナイフバー4の上方に配置され、ノーズバー5の先
端とナイフバー4のナイフ3の刃先とを相対峙させ、所
望の切削単板厚を得るための水平方向における間隔、い
わゆる刃口間隔を空けて取り付けられている。また、ノ
ーズバー5の近傍には、外周面に例えば小突起等を有す
る薄肉円板状に形成されたディスクロール24が、原木
1の長手方向全体に渡って原木1の外周面と摺動する位
置に複数設けられている。このディスクロール24は、
ディスクロール用支軸27に直接、又は取付フランジ等
を介して間接的に嵌装されており、ディスクロール用支
軸27の軸受28が設けられたノーズバーホルダ29を
介し、ディスクロール24とノーズバー5とが係合する
ようにプレッシャーバー6の本体に組み込まれている。
ディスクロール24は、ディスクロール用電動機30の
駆動力によりチェーン31を介して回転させられるとと
もに、ディスクロール用エンコーダ31aに検知された
例えば鉋台8が有するナイフ3の位置等に基づきディス
クロール用シリンダ31bにより原木1の軸芯方向に移
動させられるものとなっており、切削された単板7は、
ディスクロール24の回転力により、ナイフバー4の単
板送出部26の傾斜を利用しつつ送り出される。
【0020】ところで、この鉋台8は、原木1の径方向
に対し進退移動自在であることは勿論、プレッシャーバ
ー6も単独で原木1の径方向に対し進退移動自在な構造
となっている。すなわち、鉋台8の本体には、所望の切
削厚の単板7を得るために原木1の径方向に鉋台8を移
動する歩送り動作、及び歩送り動作以外の鉋台8の原木
1の径方向への進退動作を鉋台用送りネジ32を介して
行わせるサーボモータ33が設けられている。一方、プ
レッシャーバー6には、鉋台8本体より単独で原木1の
径方向に対するプレッシャーバー6の進退動作を、プレ
ッシャーバー用送りネジ34を介して行わせるプレッシ
ャーバー用モータ35が設けられている。このような鉋
台8の歩送り動作を含む進退動作及びプレッシャーバー
6の進退動作は、例えば鉋台8に設けられたナイフ3の
位置等を検知する鉋台用エンコーダ36及びプレッシャ
ーバー用エンコーダ37や、スピンドルの回転数等を検
知するため例えば原木1の両端近傍に設けらているスピ
ンドル用エンコーダ(図示せず)等から発信される各検
知信号に基づいて、レース制御装置10により統括して
制御されている。また、プレッシャーバー6に設けられ
ているディスクロール24の回転速度も、これらの検知
信号が取り込まれるレース制御装置10により制御され
ている。
に対し進退移動自在であることは勿論、プレッシャーバ
ー6も単独で原木1の径方向に対し進退移動自在な構造
となっている。すなわち、鉋台8の本体には、所望の切
削厚の単板7を得るために原木1の径方向に鉋台8を移
動する歩送り動作、及び歩送り動作以外の鉋台8の原木
1の径方向への進退動作を鉋台用送りネジ32を介して
行わせるサーボモータ33が設けられている。一方、プ
レッシャーバー6には、鉋台8本体より単独で原木1の
径方向に対するプレッシャーバー6の進退動作を、プレ
ッシャーバー用送りネジ34を介して行わせるプレッシ
ャーバー用モータ35が設けられている。このような鉋
台8の歩送り動作を含む進退動作及びプレッシャーバー
6の進退動作は、例えば鉋台8に設けられたナイフ3の
位置等を検知する鉋台用エンコーダ36及びプレッシャ
ーバー用エンコーダ37や、スピンドルの回転数等を検
知するため例えば原木1の両端近傍に設けらているスピ
ンドル用エンコーダ(図示せず)等から発信される各検
知信号に基づいて、レース制御装置10により統括して
制御されている。また、プレッシャーバー6に設けられ
ているディスクロール24の回転速度も、これらの検知
信号が取り込まれるレース制御装置10により制御され
ている。
【0021】バックアップロール9は、軸受38にて軸
支された支軸39を回転中心とし原木1の長手方向全体
に渡って複数個に分割されたかたちで設けられており、
外周面は例えばゴム等の比較的軟らかい材質により被覆
されている。このバックアップロール9は支軸39とキ
ー溝等を介して一体化されており、電動機40の駆動力
がチェーン41を介して支軸39に伝達され、原木1の
直径に応じた所定の回転速度で回転する。また、バック
アップロール9には、原木1に対する圧接状態が維持さ
れるように、切削される原木1の直径の減少に伴って、
バックアップロール9を原木の1軸芯に向けて歩進さ
せ、切削終了後バックアップロール9を原木1から後退
させるバックアップロール歩進装置42が設けられてい
る。このバックアップロール歩進装置42は、鉋台8と
の相対的な位置関係等を検知するためのバックアップロ
ール用エンコーダ43と、バックアップロール9を送り
ネジ44を介し原木1の軸芯方向に歩進させるためのサ
ーボモータ45とから主に構成されている。このバック
アップロール9の歩進動作を含む進退動作、及びバック
アップロール9の回転速度等の制御は、バックアップロ
ール用エンコーダ43から発信される検知信号に基づい
て、レース制御装置10により統括して制御されてい
る。
支された支軸39を回転中心とし原木1の長手方向全体
に渡って複数個に分割されたかたちで設けられており、
外周面は例えばゴム等の比較的軟らかい材質により被覆
されている。このバックアップロール9は支軸39とキ
ー溝等を介して一体化されており、電動機40の駆動力
がチェーン41を介して支軸39に伝達され、原木1の
直径に応じた所定の回転速度で回転する。また、バック
アップロール9には、原木1に対する圧接状態が維持さ
れるように、切削される原木1の直径の減少に伴って、
バックアップロール9を原木の1軸芯に向けて歩進さ
せ、切削終了後バックアップロール9を原木1から後退
させるバックアップロール歩進装置42が設けられてい
る。このバックアップロール歩進装置42は、鉋台8と
の相対的な位置関係等を検知するためのバックアップロ
ール用エンコーダ43と、バックアップロール9を送り
ネジ44を介し原木1の軸芯方向に歩進させるためのサ
ーボモータ45とから主に構成されている。このバック
アップロール9の歩進動作を含む進退動作、及びバック
アップロール9の回転速度等の制御は、バックアップロ
ール用エンコーダ43から発信される検知信号に基づい
て、レース制御装置10により統括して制御されてい
る。
【0022】ここで、レース制御装置10によって行わ
れる単板の切削終了時の制御について詳述する。
れる単板の切削終了時の制御について詳述する。
【0023】各エンコーダから発信される検知信号によ
り、レース制御装置10が、原木1が所定の直径以下と
なったことを認識すると、バックアップロール9の回転
及び歩進動作、及びディスクロール24の回転及び歩進
動作は引き続き行われるものの、鉋台8の歩送りが停止
させられる。次に、鉋台8のノーズバー5を有するプレ
ッシャーバー6が、図3、図4に示すように、刃口間隔
Hがほとんどなくなる位置、すなわち、ノーズバー5の
先端とナイフ3の刃先とが接触する寸前の位置まで、剥
芯46(原木1)の径方向に前進させられる。これによ
り、ナイフ3の原木1への前進が停止された状態で、且
つ刃口間隔Hが極端に狭くなった状態で、原木1を軸芯
を支点に回転させることができるので、徐々に単板7の
切削厚を薄くして行くことができ、その後原木1の剥芯
46に繋がっている単板7の終端部をナイフ3により確
実に切断することが可能となる。
り、レース制御装置10が、原木1が所定の直径以下と
なったことを認識すると、バックアップロール9の回転
及び歩進動作、及びディスクロール24の回転及び歩進
動作は引き続き行われるものの、鉋台8の歩送りが停止
させられる。次に、鉋台8のノーズバー5を有するプレ
ッシャーバー6が、図3、図4に示すように、刃口間隔
Hがほとんどなくなる位置、すなわち、ノーズバー5の
先端とナイフ3の刃先とが接触する寸前の位置まで、剥
芯46(原木1)の径方向に前進させられる。これによ
り、ナイフ3の原木1への前進が停止された状態で、且
つ刃口間隔Hが極端に狭くなった状態で、原木1を軸芯
を支点に回転させることができるので、徐々に単板7の
切削厚を薄くして行くことができ、その後原木1の剥芯
46に繋がっている単板7の終端部をナイフ3により確
実に切断することが可能となる。
【0024】次に、このように構成されたベニヤレース
を用いて実際に原木から単板を切削する場合について説
明する。
を用いて実際に原木から単板を切削する場合について説
明する。
【0025】まず、原木1がほぼ円柱状になるまでは、
いわゆる上剥単板の切削が行われる。この際、バックア
ップロール9は、原木1の外周面に接触させられず、ス
ピンドル装置2とデイスクロール24とによって原木1
が回転駆動させられ切削が行われる。原木1の外周がほ
ぼ円柱状になると、バックアップロール9が原木1の外
周面に接触させられ、スピンドル装置2及びデイスクロ
ール24とともに原木1を回転させる。原木1の切削が
進んで行くにつれ、直径が細くなって大スピンドル12
の直径に近くなると、大スピンドル12が、原木1の両
端面から後退させられ、原木1の両端面は小スピンドル
13のみで保持されるようになる。これにより、小スピ
ンドル13は、回転力を有していないことから、バック
アップロール9とディスクロール24とにより、原木1
は回転させられることとなる。さらに、原木1の切削が
進んで行って小スピンドル13の直径に近くなり、各エ
ンコーダから発信される検知信号により、レース制御装
置10が、原木1が所定の直径以下となったことを認識
すると、バックアップロール9の回転及び歩進動作、及
びディスクロール24の回転及び歩進動作は引き続き行
われるものの、鉋台8の歩送りが停止させられる。次
に、鉋台8のノーズバー5が設けられたプレッシャーバ
ー6が、図3、図4に示すように、刃口間隔Hがほとん
どなくなる位置、すなわち、ノーズバー5の先端とナイ
フ3の刃先とが接触する寸前の位置まで、剥芯46(原
木1)の径方向に前進させられる。この際、ナイフ3の
原木1への前進が停止された状態で、且つ刃口間隔Hが
極端に狭くなった状態で、原木1を軸芯を支点に回転さ
せることができるので、徐々に単板7の切削厚を薄くし
て行くことができ、その後原木1の剥芯46に繋がって
いる単板7の終端部をナイフ3により確実に切断するこ
とが可能となる。次いで、ノーズバー5を有するプレッ
シャーバー6及びバックアップロール9が、剥芯46か
ら後退した後、小スピンドル13が剥芯46の両端面か
ら後退すると、剥芯46が自重で落下することとなる。
いわゆる上剥単板の切削が行われる。この際、バックア
ップロール9は、原木1の外周面に接触させられず、ス
ピンドル装置2とデイスクロール24とによって原木1
が回転駆動させられ切削が行われる。原木1の外周がほ
ぼ円柱状になると、バックアップロール9が原木1の外
周面に接触させられ、スピンドル装置2及びデイスクロ
ール24とともに原木1を回転させる。原木1の切削が
進んで行くにつれ、直径が細くなって大スピンドル12
の直径に近くなると、大スピンドル12が、原木1の両
端面から後退させられ、原木1の両端面は小スピンドル
13のみで保持されるようになる。これにより、小スピ
ンドル13は、回転力を有していないことから、バック
アップロール9とディスクロール24とにより、原木1
は回転させられることとなる。さらに、原木1の切削が
進んで行って小スピンドル13の直径に近くなり、各エ
ンコーダから発信される検知信号により、レース制御装
置10が、原木1が所定の直径以下となったことを認識
すると、バックアップロール9の回転及び歩進動作、及
びディスクロール24の回転及び歩進動作は引き続き行
われるものの、鉋台8の歩送りが停止させられる。次
に、鉋台8のノーズバー5が設けられたプレッシャーバ
ー6が、図3、図4に示すように、刃口間隔Hがほとん
どなくなる位置、すなわち、ノーズバー5の先端とナイ
フ3の刃先とが接触する寸前の位置まで、剥芯46(原
木1)の径方向に前進させられる。この際、ナイフ3の
原木1への前進が停止された状態で、且つ刃口間隔Hが
極端に狭くなった状態で、原木1を軸芯を支点に回転さ
せることができるので、徐々に単板7の切削厚を薄くし
て行くことができ、その後原木1の剥芯46に繋がって
いる単板7の終端部をナイフ3により確実に切断するこ
とが可能となる。次いで、ノーズバー5を有するプレッ
シャーバー6及びバックアップロール9が、剥芯46か
ら後退した後、小スピンドル13が剥芯46の両端面か
ら後退すると、剥芯46が自重で落下することとなる。
【0026】このように、本実施形態のベニヤレースに
よれば、原木1からの単板7の切削終了時において、ナ
イフ3の原木1への前進が停止された状態で、且つ刃口
間隔Hが極端に狭くなった状態で、原木1を軸芯を支点
に回転させることができるので、徐々に単板7の切削厚
を薄くして行くことが可能となり、その後原木1の剥芯
46に繋がっている単板7の終端部をナイフ3により確
実に切断することができる。これにより、小スピンドル
13のチャック23に両端面を保持されている剥芯46
が、直径が細く重量の軽いものであっても、スピンドル
13を剥芯46の両端面から後退させるだけで、当該剥
芯46を自然落下させることができるので、剥芯46を
取り除くための特別な工程等を必要とせず、単板7の生
産性を向上させることができる。
よれば、原木1からの単板7の切削終了時において、ナ
イフ3の原木1への前進が停止された状態で、且つ刃口
間隔Hが極端に狭くなった状態で、原木1を軸芯を支点
に回転させることができるので、徐々に単板7の切削厚
を薄くして行くことが可能となり、その後原木1の剥芯
46に繋がっている単板7の終端部をナイフ3により確
実に切断することができる。これにより、小スピンドル
13のチャック23に両端面を保持されている剥芯46
が、直径が細く重量の軽いものであっても、スピンドル
13を剥芯46の両端面から後退させるだけで、当該剥
芯46を自然落下させることができるので、剥芯46を
取り除くための特別な工程等を必要とせず、単板7の生
産性を向上させることができる。
【0027】なお、本実施形態では、単板の切削終了時
において、剥芯46を保持しているスピンドルを、単板
7の終端部が切断された後に、剥芯46の両端面から後
退させるように制御していたが、単板7の生産効率或は
剥芯46からの単板7の切断効果等の状況を考慮した上
で、単板7の終端部が切断される前に、スピンドルを剥
芯46の両端面から後退させるようにしてもよい。
において、剥芯46を保持しているスピンドルを、単板
7の終端部が切断された後に、剥芯46の両端面から後
退させるように制御していたが、単板7の生産効率或は
剥芯46からの単板7の切断効果等の状況を考慮した上
で、単板7の終端部が切断される前に、スピンドルを剥
芯46の両端面から後退させるようにしてもよい。
【0028】また、本実施形態のベニヤレースは、単板
の切削終了時において、鉋台に設けられたノーズバー5
の先端をナイフ3の刃先に極端に近付け、単板7の終端
部の切断を行い易いものとしていたが、本発明はこの構
造に限定されるものではなく、ノーズバー5の代わり
に、単板の切削終了時において、ナイフ3の刃先に近付
けられる専用の部材を他に設けてもよい。
の切削終了時において、鉋台に設けられたノーズバー5
の先端をナイフ3の刃先に極端に近付け、単板7の終端
部の切断を行い易いものとしていたが、本発明はこの構
造に限定されるものではなく、ノーズバー5の代わり
に、単板の切削終了時において、ナイフ3の刃先に近付
けられる専用の部材を他に設けてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベニヤレース等による例えば原木からの単板の切削終了
時において、刃物を有する鉋台の原木への前進を停止さ
せた状態で、且つ鉋台に設けられた刃物の刃先と切削補
助部材の先端部との間隔、すなわち刃口間隔が極端に狭
くなった状態で、原木を軸芯を支点に回転させることが
できるので、徐々に単板の切削厚を薄くして行くことが
でき、その後原木の剥芯に繋がっている単板の終端部を
刃物により確実に切断することが可能である。これによ
り、原木から単板切削の行われた剥芯が、直径が細く重
量の軽いものであっても、スピンドル等を剥芯の両端面
から後退させるだけで、当該剥芯を自然落下させること
ができるので、剥芯を取り除くための特別な工程等を必
要とせず、単板の生産性を向上させることができる。
ベニヤレース等による例えば原木からの単板の切削終了
時において、刃物を有する鉋台の原木への前進を停止さ
せた状態で、且つ鉋台に設けられた刃物の刃先と切削補
助部材の先端部との間隔、すなわち刃口間隔が極端に狭
くなった状態で、原木を軸芯を支点に回転させることが
できるので、徐々に単板の切削厚を薄くして行くことが
でき、その後原木の剥芯に繋がっている単板の終端部を
刃物により確実に切断することが可能である。これによ
り、原木から単板切削の行われた剥芯が、直径が細く重
量の軽いものであっても、スピンドル等を剥芯の両端面
から後退させるだけで、当該剥芯を自然落下させること
ができるので、剥芯を取り除くための特別な工程等を必
要とせず、単板の生産性を向上させることができる。
【図1】本発明の実施形態にかかるベニヤレースを示す
側面の断面図
側面の断面図
【図2】図1のベニヤレースを示す正面図
【図3】図1のベニヤレースにおいて、剥芯から単板を
切断する前のノーズバーの位置を詳細に示す図
切断する前のノーズバーの位置を詳細に示す図
【図4】図1のベニヤレースにおいて、剥芯から単板を
切断するときのノーズバーの動作を詳細に示す図
切断するときのノーズバーの動作を詳細に示す図
1……原木 2……スピンドル装置 3……ナイフ 4……ナイフバー 5……ノーズバー 6……プレッシャーバー 7……単板 8……鉋台 9……バックアップロール 10……レース制御装置 11……ホーロー軸 12……大スピンドル 13……小スピンドル 22、23……スピンドル装置の流体シリンダ 24……ディスクロール 31a……ディスクロール用エンコーダ 31b……ディスクロール用シリンダ 34……プレッシャーバー用送りネジ 35……プレッシャーバー用モータ 46……剥芯 H……刃口間隔
Claims (6)
- 【請求項1】 原木の両端面を、該原木の軸芯を支点に
回転可能な状態で保持する保持部材と、 前記原木の外周面を把持するように複数設けられ、各々
の自転により該原木を軸芯を支点に回転させる駆動ロー
ルと、 前記原木に対し刃先を向けた刃物が設けられ、前記駆動
ロールにて回転させられる該原木に向かって前進しつつ
該原木の外周部から連続的に単板を切削する鉋台と、 前記鉋台での単板の切削による原木径の減少に伴って前
記各駆動ロールを前記原木の外周面を把持する位置に移
動する駆動ロール移動手段と、 前記鉋台に設けられた刃物の刃先に対し、先端部の位置
が、前記原木から切削される単板を挟んで所定の間隔を
空け対向する第1の位置と該刃物の刃先の寸前で対向す
る第2の位置とに定位するよう進退移動自在な切削補助
部材とを具備することを特徴とするベニヤレース。 - 【請求項2】 原木の両端面を保持しつつ該原木を軸芯
を支点に回転させる原木回転部材と、 前記原木に対し刃先を向けた刃物が設けられ、前記原木
回転部材にて回転させられる前記原木に向かって前進し
つつ該原木の外周部から単板を切削する鉋台と、 前記鉋台に設けられた刃物の刃先に対し、先端部の位置
が、前記原木から切削される単板を挟んで所定の間隔を
空け対向する第1の位置と該刃物の刃先の寸前で対向す
る第2の位置とに定位するよう進退移動自在な切削補助
部材とを具備することを特徴とするベニヤレース。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のベニヤレースにお
いて、 前記鉋台での単板の切削により前記原木が所定の直径以
下になったときに前記切削補助部材の先端部の位置を前
記第2の位置に定位させるように制御する制御手段をさ
らに具備することを特徴とするベニヤレース。 - 【請求項4】 原木の両端面を、該原木の軸芯を支点に
回転可能な状態で保持する工程と、 前記原木の外周面を把持するように設けられた複数の駆
動ロールを各々自転させ該原木を軸芯を支点に回転させ
る工程と、 前記原木に対し刃先を向けた刃物が設けられた鉋台を、
回転している該原木に向けて前進させつつ該原木の外周
から単板を切削する工程と、 前記原木から切削される前記単板の表面を押さえる該切
削補助部材の先端部の位置を、前記刃物の刃先に対し、
切削される単板を挟んで所定の間隔を空け対向する第1
の位置に定位させる工程と、 前記鉋台での単板の切削による前記原木径の減少に伴い
前記各駆動ロールを前記原木の外周面を把持する位置に
移動する工程と、 前記原木に向かう前記鉋台の前進を停止する工程と、 前記切削補助部材の先端部の位置を、前記刃物の刃先に
対し該刃先の寸前で対向する第2の位置に定位させる工
程とを有することを特徴とする単板の製造方法。 - 【請求項5】 原木の両端面を保持しつつ該原木を軸芯
を支点に回転させる工程と、 前記原木に対し刃先を向けた刃物が設けられた鉋台を、
回転している該原木に向けて前進させつつ該原木の外周
部から単板を切削する工程と、 前記原木から切削される単板の表面を押さえる該切削補
助部材の先端部の位置を、前記刃物の刃先に対し、切削
される単板を挟んで所定の間隔を空け対向する第1の位
置に定位させる工程と、 前記原木に向かう前記鉋台の前進を停止する工程と、 前記切削補助部材の先端部の位置を、前記刃物の刃先に
対し該刃先の寸前で対向する第2の位置に定位させる工
程とを有することを特徴とする単板の製造方法。 - 【請求項6】 請求項4又は5記載の単板の製造方法に
おいて、 前記鉋台での単板の切削により前記原木が所定の直径以
下になったときに前記切削補助部材の先端部の位置を前
記第2の位置に定位させることを特徴とする単板の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6897898A JPH11262904A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | ベニヤレース及び単板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6897898A JPH11262904A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | ベニヤレース及び単板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11262904A true JPH11262904A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13389279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6897898A Pending JPH11262904A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | ベニヤレース及び単板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11262904A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114800740A (zh) * | 2022-04-29 | 2022-07-29 | 千年舟新材科技集团股份有限公司 | 小型刨片机 |
-
1998
- 1998-03-18 JP JP6897898A patent/JPH11262904A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114800740A (zh) * | 2022-04-29 | 2022-07-29 | 千年舟新材科技集团股份有限公司 | 小型刨片机 |
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