JPH11263016A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH11263016A
JPH11263016A JP6830698A JP6830698A JPH11263016A JP H11263016 A JPH11263016 A JP H11263016A JP 6830698 A JP6830698 A JP 6830698A JP 6830698 A JP6830698 A JP 6830698A JP H11263016 A JPH11263016 A JP H11263016A
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JP
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ink
substrate
ink jet
recording
recording medium
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Application number
JP6830698A
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English (en)
Inventor
Hiroko Nomura
裕子 野村
Kazushi Nagato
一志 永戸
Yasuo Hosaka
靖夫 保坂
Shuzo Hirahara
修三 平原
Hideyuki Nakao
英之 中尾
Koichi Ishii
浩一 石井
Teruo Murakami
照夫 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】文字や画像の記録媒体上への記録を安定かつ良
好に行うことを可能とするインクジェット記録装置を提
供すること。 【解決手段】本発明のインクジェット記録装置1は、記
録ヘッド2に設けた個別電極9に所定の電圧を印加する
ことにより形成される静電場により記録媒体3へ向けて
インク6を飛翔させるものであって、インクガイド部1
0の基板8から保持手段4側に突出した部分の高さd1
と、保持手段4に保持された記録媒体3と基板8との間
の距離d2 とが下記不等式に示す関係を満たすことを特
徴とする。 d2 /4≦d1 ≦2d2 /3

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を飛翔さ
せて記録を行うインクジェット記録装置に係り、特に、
記録ヘッドに設けた個別電極に所定の電圧を印加するこ
とにより形成される静電場によりインク滴を吐出するイ
ンクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、他の記録方
式と比べて騒音が少ない、及び現像や定着などの処理が
不要である等の利点を有しており、普通紙記録技術とし
て注目されている。インクジェット記録方式に関して
は、現在までに数多くの研究がなされている。その代表
的なものとしては、(a)発熱体の熱により発生する蒸
気の圧力を利用してインク滴を飛翔させる方式(特公昭
56−9429号公報及び特公昭61−59911号公
報等)や、(b)圧電素子によって発生する機械的な圧
力パルスを利用してインク滴を飛翔させる方式(特公昭
53−12138号公報等)が挙げられる。
【0003】インクジェット記録装置に使用される記録
ヘッドとしては、シリアル走査型ヘッドが実用化されて
いる。シリアル走査型ヘッドは、キャリッジに搭載され
て、記録紙の搬送方向(副走査方向)に対して直交する
方向(主走査方向)に移動しながらインク滴を飛翔させ
ることにより記録を行うものである。しかしながら、こ
のシリアル走査型ヘッドは記録速度を高めることが困難
である。
【0004】より高速での記録を可能とする記録ヘッド
として、ライン走査型ヘッドが期待されている。ライン
走査型ヘッドは記録紙の幅と同じサイズの長尺ヘッドで
ある。したがって、これを用いたインクジェット記録装
置においては、シリアル走査型ヘッドを用いた場合とは
異なり、記録の際にヘッドを主走査方向に移動させる必
要がないため、高速記録が可能である。ところが、ライ
ン走査型ヘッドを実用化するには以下に示す困難が存在
する。
【0005】通常、インクジェット記録方式において
は、インクとして、溶媒中に色剤成分を分散させたもの
が用いられる。このようなインクは溶媒の蒸発や揮発に
より容易に濃縮される。そのため、インクジェット記録
方式は、記録ヘッド先端に設けられたノズルの目詰まり
を本質的に生じ易い。
【0006】上記ノズルの目詰まりの発生は、以下に示
す理由により促進される。例えば、インクジェットの形
成に蒸気の圧力を利用する場合、インクの熱的な或いは
化学的な反応により不溶物を生ずる。この不溶物はノズ
ルに設けられた流路或いはノズル先端部への付着を生じ
易い。そのため、上記目詰まりの発生が促進される。一
方、インクジェットの形成に圧電素子による圧力を利用
する場合、インク流路等の構造が複雑となる。そのた
め、インクジェットの形成に圧電素子による圧力を利用
した場合においても、上記目詰まりの発生が促進され
る。
【0007】上述したノズルの目詰まりは、シリアル型
ヘッドを用いた場合に比べ、ライン走査型ヘッドを用い
た場合においてより深刻である。すなわち、シリアル型
ヘッドではノズルの数は数十から百数十程度であるが、
ライン走査型ヘッドではノズルの数は数千にも達する。
そのため、シリアル型ヘッドに比べ、ライン走査型ヘッ
ドにおいては、格段に高い頻度で目詰まりが発生し、信
頼性の点で大きな問題となるのである。
【0008】また、ライン走査型ヘッドを用いた場合、
上述したノズルの目詰まりの他に、解像度の向上を図り
にくいという問題を生ずる。例えば、インクジェットの
形成に蒸気の圧力を利用するライン走査型ヘッドにおい
ては、粒径が20μm(このインク滴の粒径は、記録紙
上における直径50数μmの記録ドットに相当する)以
下のインク滴を形成することは困難である。また、イン
クジェットの形成に圧電素子による圧力を利用する場
合、インク流路等の構造が複雑となるため、解像度の高
い記録ヘッドを製造することは加工技術上難しい。
【0009】上記問題を克服するものとして、複数の薄
膜状の個別電極(アレイ電極)が配列された基板を用
い、このアレイ電極に電圧を印加することにより形成さ
れる静電場を利用して、インク液面からインク或いはそ
の中に含有される色剤成分をインク滴として飛翔させる
インクジェット記録方式(特開昭49−62024号公
報及び特開昭56−4467号公報等)が提案されてい
る。また、上記アレイ電極を用いた記録方式として、帯
電した色剤成分を含有するインクを用い、インク中の色
剤成分の濃度を高めることによりインク滴を飛翔させる
記録方式(WO93/11866:PCT/AU92/
00665:特表平7−502218号公報)等も提案
されている。
【0010】これら記録方式において、インク滴の飛翔
を制御する個別電極は記録ヘッドの先端に設けられる。
そのため、これら表示方式によると、個々のドット毎に
ノズルやインク流路を形成する必要がない。したがっ
て、ノズルの形状を、開口部がスリット状に形成された
スリット状とすること、或いは、記録ヘッドをノズルレ
スとすることができる。
【0011】このように記録ヘッドを構成した場合、上
述したノズルの目詰まりを防止することができる。ま
た、例え、ノズルの目詰まりが生じたとしても、容易に
復旧可能である。さらに、ノズルレスとした場合、非常
に小さな粒径のインク滴を安定して飛翔させることが可
能であるため、高解像度化も可能である。
【0012】しかしながら、記録ヘッドをノズルレスと
した場合、記録ヘッドの先端部においてインクが主走査
方向に自由に移動可能であるため、インク滴の吐出位置
が不安定となるという問題を生ずる。また、上記記録方
式は、色剤の帯電極性と同極性の電圧を個別電極に印加
することによりインク滴を飛翔させるため、個別電極と
色剤との間の電気的反発により、色剤成分を吐出位置に
安定に供給することができないという問題も有してい
る。
【0013】そのため、従来のインクジェット記録装置
によると、インク滴を所望のサイズで飛翔させること、
及びインク滴を記録ヘッドの所望の位置から飛翔させる
ことが困難であり、文字や画像の記録媒体上への記録を
安定かつ良好に行うことができなかった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
みてなされたものであり、文字や画像の記録媒体上への
記録を安定かつ良好に行うことを可能とするインクジェ
ット記録装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、 a)複数の開口部を有する基板と、前記基板の一方の主
面上に、前記複数の開口部をそれぞれ囲むように配置さ
れた複数の電極と、前記基板の他方の主面側から、前記
複数の開口部のそれぞれに色剤成分と溶媒とを含有する
インクを供給するインク供給手段と、前記基板面に対し
て実質的に垂直に、前記複数の開口部をそれぞれ貫通し
て配置され、前記複数の開口部の開口径よりも小さい径
を有する複数のインクガイド部を備えたインクガイド手
段とを有する記録ヘッド、 b)前記記録ヘッドの複数の電極が形成された面に対向
して配置され、記録媒体を保持する保持手段、及び c)前記複数の電極のそれぞれに所定の電圧を印加する
電圧印加手段を具備し、前記インクガイド部の前記基板
から前記保持手段側に突出した部分の高さd1 と、前記
保持手段に保持された記録媒体と前記基板との間の距離
2 とが下記不等式に示す関係を満たすことを特徴とす
るインクジェット記録装置を提供する。 d2 /4≦d1 ≦2d2 /3
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
しながらより詳細に説明する。図1に、本発明の実施形
態に係るインクジェット記録装置の断面形状を概略的に
示す。図1において、インクジェット記録装置1は、記
録ヘッド2、記録ヘッド2と対向して配置され、記録媒
体3を保持する保持手段4、及び電圧印加手段5を有し
ている。
【0017】上記インクジェット記録装置1において、
保持手段4は、紙やOHPシート等の記録媒体3を記録
ヘッド2に対して一定の間隙を隔てて保持可能であれば
特に制限はない。保持手段4は、例えば、ドラム状或い
は板状等とすることができる。保持手段4をドラム状或
いは板状とした場合、記録媒体3を保持する保持面を導
電体で構成してもよい。この場合、保持面に所定の電圧
を印加可能とする、或いは保持面をアースすることがで
きる。さらに、保持面を絶縁体で構成し、所定の電位に
帯電可能としてもよい。
【0018】記録ヘッド2において、インク6を収容す
るインクタンク7の一面は、複数の開口部(インク吐出
口)が形成された基板8で構成されている。なお、上記
インクジェット記録装置1において、インクタンク7は
インク供給手段として設けられている。
【0019】基板8上には、複数の電極9が開口部を囲
むように配置されている。インクタンク7内には、イン
ク6の他に、複数の突起部(インクガイド部)10が形
成された板状体がインクガイド手段11として収容され
ている。このインクガイド手段11は、例えば樹脂等の
絶縁体で構成され、複数のインクガイド部10の先端が
基板8に形成された複数の開口部からそれぞれ突出する
ように配置される。
【0020】上記インクガイド部10は、通常、柱状に
形成される。インクガイド部10を柱状に形成した場
合、基板面にほぼ垂直なスリット等を設けることが好ま
しい。これにより、毛細管現象を利用して、インクタン
ク7からインクガイド部10の先端にインクを供給する
ことができる。
【0021】インクガイド部10にスリットを形成する
場合、スリットの幅wを10μm〜100μmの範囲内
とすることが好ましい。スリット幅wが10μm未満の
場合、スリット内に供給されるインク量が少なくなるた
め、記録媒体3上に大きなサイズの画点を形成すること
ができない。また、スリット内におけるインクの濃縮に
よる目詰まりが発生し易くなる。
【0022】一方、スリット幅wが100μmを超える
場合、スリット内のメニスカスが大きくなるため、記録
媒体3上に小さなサイズの画点を形成することができな
い。また、スリット先端におけるインク面が低くなるた
め、インク滴の飛翔が困難となる。
【0023】それに対し、スリットの幅wを10μm〜
100μmの範囲内とした場合、インクガイド部10の
先端のインク量を常に一定に保つことができる。また、
この場合、上記電極9に印加する信号電圧のパルス幅を
変えることにより、記録媒体3上に形成される画点径の
変調が可能となる。すなわち、良好な階調画像を形成す
ることが可能となる。
【0024】なお、図1において、基板8に形成される
開口部は3つのみ示されているが、実際には遥かに多い
数の開口部が一列に配列される。また、図1において、
インクタンク7内にはインク6及びインクガイド手段1
1のみが描かれているが、多孔質体や繊維等が収容され
ていてもよい。インクタンク7内を多孔質体や繊維等で
充填した場合、毛細管現象により、基板8に形成された
開口部等に対するインク面の位置を常に一定に保つこと
ができる。また、インクタンク7内を多孔質体や繊維等
で充填しない場合は、インク面の位置を一定に保つ維持
機構を別途設けることが好ましい。
【0025】上記インクタンク7の一端には配管15が
接続され、他端には配管16が接続されている。配管1
5,16は、それぞれインク還流機構17に接続されて
おり、インクタンク7内のインク6を循環させることが
できる。
【0026】基板8上に形成された複数の電極9は、電
圧印加手段5とそれぞれ電気的に接続されている。な
お、図1において、複数の電極9の1つのみが電圧印加
手段5と電気的に接続されているが、実際には、全ての
電極9が電圧印加手段5と電気的に接続される。また、
この場合、所望の電極9に対して選択的に電圧印加可能
であることが必要である。
【0027】電圧印加手段5は、基板8上に形成された
電極9等に対してバイアス電圧Vbを印加可能である。
上述したように、インクガイド部10に設けたスリット
先端へのインク6の供給には毛細管現象が利用される
が、電極9等に対してバイアス電圧Vb を印加すること
により形成される電場も利用可能である。
【0028】また、電圧印加手段5は、基板8上に形成
された電極9等に対して信号電圧Va を印加可能であ
り、これにより、インクガイド部10の先端から記録媒
体3へ向けてインク滴が飛翔される。
【0029】なお、実際に駆動する際には、上記信号電
圧Va はバイアス電圧Vb に重畳させて電極9に印加す
る。すなわち、電圧印加手段5を、例えば、基板8上に
形成された電極9に対して常にバイアス電圧Vb を印加
し、画像情報に対応して信号電圧Va を重畳可能とす
る。これにより、インク滴の飛翔を制御することができ
る。
【0030】また、保持手段4の保持面を導電体で構成
し、保持面に対して逆バイアス電圧−Vb を印加し、電
極9に対しては信号電圧Va のみを印加可能としてもよ
い。さらに、保持手段4の保持面を絶縁体で構成し、保
持面を帯電器等により−Vbに帯電させ、電極9に対し
ては信号電圧Va のみを印加可能とすることもできる。
【0031】以上のように構成されるインクジェット記
録装置1においては、上述のようにインクガイド手段1
1が用いられる。このインクガイド手段11を用いるこ
とにより、記録ヘッド2の所望の位置からインク滴を吐
出することが可能となる。また、インクガイド部先端へ
のインクの供給に毛細管現象を利用することが可能であ
るため、吐出点に対してインクを安定して供給すること
ができる。
【0032】また、上記インクジェット記録装置1にお
いて、インクガイド部10の基板8から保持手段4側に
突出した高さd1 と、保持手段4に保持される記録媒体
3と基板8との間の距離d2 とは、下記不等式に示す関
係を満たしている。
【0033】d2 /4≦d1 ≦2d2 /3 d1 がd2 /4未満の場合、インクガイド部10と基板
9との間に形成されるメニスカスが、記録媒体3上への
画点の形成に寄与してしまうため、インク滴の飛翔が不
安定となり、滲んだ大きな径の画点が形成され易くな
る。一方、d1 が2d2 /3を超える場合、地カブリが
生じたり、インク滴の飛翔が不可能となる場合がある。
【0034】それに対し、d1 及びd2 が上記不等式に
示す関係を満たす場合、カブリの発生を防止し、かつ記
録媒体3上の所望の位置に画点を形成することが可能と
なる。すなわち、上記インクジェット記録装置1による
と、文字や画像の記録媒体3上への記録を安定かつ良好
に行うことが可能である。
【0035】上記d1 は200μm〜250μmである
ことが好ましく、d2 は300μm〜400μmである
ことが好ましい。d1 ,d2 が上記範囲内にある場合、
上記効果がより顕著となる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1に示すインクジェット記録装置1の記録特性等につい
て、以下に示す方法により調べた。なお、本実施例にお
いては、インクガイド部10からのインク滴の飛翔は、
基板8上に形成された電極9に対して常にバイアス電圧
b を印加し、画像情報に対応して信号電圧Va を重畳
することにより制御した。
【0037】まず、インクガイド部10の基板8から保
持手段4側に突出した高さd1 、及び保持手段4に保持
される記録媒体3と基板8との間の距離d2 を様々に変
えて、記録媒体3上に形成される画像を評価した。な
お、インクガイド部10は直径160μmの柱状に形成
し、その先端には幅w=40μmのスリットを設けた。
その結果を図2に示す。
【0038】図2は、本発明の実施例に係るインクジェ
ット記録装置において、良好な画像を形成することが可
能な条件を示すグラフである。図中、横軸はインクガイ
ド部10の基板8から保持手段4側に突出した高さd1
を示し、縦軸は保持手段4に保持される記録媒体3と基
板8との間の距離d2 を示している。また、図中、カブ
リを生じることなく良好な画像が形成された条件につい
てのみ黒丸で示している。
【0039】図2に示すように、d1 がd2 /4〜2d
2 /3の範囲内にある場合、すなわち領域(b)内の条
件下では、カブリを生じることなく良好な画像が形成さ
れた。それに対し、d1 がd2 /4未満の場合、すなわ
ち領域(a)内の条件下では記録ギャップが広くなった
ため、インクが飛翔しにくくなり、信号通りに記録でき
なくなった。一方、d1 が2d2 /3を超える場合、す
なわち領域(c)内の条件下では、記録ギャップが狭い
ためインク滴の飛翔が不安定となり、地カブリ等を生じ
た。
【0040】次に、電極9に印加する電圧のパルス幅を
変調させ、記録媒体3上に形成される画点の径の変化を
調べた。その結果を図3に示す。図3は、本発明の実施
例に係るインクジェット記録装置の階調画像を形成する
能力を示すグラフである。図中、横軸は電極9に印加す
る電圧のパルス幅を示し、縦軸は記録媒体3上に形成さ
れる画点の径を示している。また、直線20〜22は、
それぞれスリット幅wを60μm、40μm及び20μ
mとした場合に得られたデータを示している。
【0041】図3に示すように、スリット幅wが60μ
mである場合、パルス幅を制御することにより、画点を
小さなサイズから大きなサイズまで所望のサイズで形成
することができた。また、スリット幅wを40μm、2
0μmと順次狭くすると、形成可能な画点の最大径が次
第に小さくなり、その結果、パルス幅を大幅に変えても
画点径の変化が少なくなった。スリット幅wをさらに狭
くしたところ、10μm未満とした場合に、スリット内
での目詰まりが生じ易くなることが分かった。
【0042】また、スリット幅wを広くしたところ、よ
り大きなサイズで画点を形成することができた。しかし
ながら、その反面で、インク6のメニスカスが大きくな
るため、パルス幅が狭い場合にはインク滴の飛翔を均一
に生じさせることが不可能となり、小さなサイズの画点
を形成することが困難となった。スリット幅wをさらに
広くしたところ、100μmを超えると、インクガイド
部10の先端においてインク面が低下し、パルス幅が広
い場合においてもインク滴の飛翔を生じさせることが困
難となった。
【0043】以上示したように、上記インクジェット記
録装置1によると、インクガイド部10の基板8から保
持手段4側に突出した高さd1 と、保持手段4に保持さ
れる記録媒体3と基板8との間の距離d2 とが所定の関
係を満たすため、カブリの発生を防止し、かつ記録媒体
3上の所望の位置に画点を形成することが可能となる。
すなわち、上記インクジェット記録装置1によると、文
字や画像の記録媒体3上への記録を安定かつ良好に行う
ことが可能である。
【0044】また、上記インクジェット記録装置1のイ
ンクガイド部10に所定の幅のスリットを形成すること
により、インクガイド部10の先端のインク量を常に一
定に保つこと、及び良好な階調画像を形成することが可
能となる。
【0045】
【発明の効果】上述のように、本発明のインクジェット
記録装置は、インクガイド部の基板から保持手段側に突
出した高さd1 と、保持手段に保持される記録媒体と基
板との間の距離d2 とが所定の関係を満たす。したがっ
て、カブリの発生を防止し、かつ記録媒体3上の所望の
位置に画点を形成することが可能となる。すなわち、本
発明によると、文字や画像の記録媒体上への記録を安定
かつ良好に行うことが可能なインクジェット記録装置が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインクジェット記録装
置を概略的に示す断面図。
【図2】本発明の実施例に係るインクジェット記録装置
において、良好な画像を形成することが可能な条件を示
すグラフ。
【図3】本発明の実施例に係るインクジェット記録装置
の階調画像を形成する能力を示すグラフ。
【符号の説明】
1…インクジェット記録装置 2…記録ヘッド 3…記録媒体 4…保持手段 5…電圧印加手段 6…インク 7…インクタンク 8…基板 9…電極 10…インクガイド部 11…インクガイド手段 15,16…配管 17…インク還流機構 20〜22…直線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平原 修三 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 中尾 英之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 石井 浩一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 村上 照夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)複数の開口部を有する基板と、 前記基板の一方の主面上に、前記複数の開口部をそれぞ
    れ囲むように配置された複数の電極と、 前記基板の他方の主面側から、前記複数の開口部のそれ
    ぞれに色剤成分と溶媒とを含有するインクを供給するイ
    ンク供給手段と、 前記基板面に対して実質的に垂直に、前記複数の開口部
    をそれぞれ貫通して配置され、前記複数の開口部の開口
    径よりも小さい径を有する複数のインクガイド部を備え
    たインクガイド手段とを有する記録ヘッド、 b)前記記録ヘッドの複数の電極が形成された面に対向
    して配置され、記録媒体を保持する保持手段、及び c)前記複数の電極のそれぞれに所定の電圧を印加する
    電圧印加手段を具備し、 前記インクガイド部の前記基板から前記保持手段側に突
    出した部分の高さd1と、前記保持手段に保持された記
    録媒体と前記基板との間の距離d2 とが下記不等式に示
    す関係を満たすことを特徴とするインクジェット記録装
    置。 d2 /4≦d1 ≦2d2 /3
  2. 【請求項2】 前記インクガイド部の先端に、実質的に
    基板面に垂直なスリットが10μm〜100μmの幅で
    形成されたことを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット記録装置。
JP6830698A 1998-03-18 1998-03-18 インクジェット記録装置 Pending JPH11263016A (ja)

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