JPH11263222A - 鉄道車両用ドア及びその製作方法 - Google Patents
鉄道車両用ドア及びその製作方法Info
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- JPH11263222A JPH11263222A JP10069796A JP6979698A JPH11263222A JP H11263222 A JPH11263222 A JP H11263222A JP 10069796 A JP10069796 A JP 10069796A JP 6979698 A JP6979698 A JP 6979698A JP H11263222 A JPH11263222 A JP H11263222A
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- Japan
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- door
- railway vehicle
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、部品点数を削減し、高精度で製作が
容易な鉄道車両用ドアを提供することを目的としたもの
である。 【解決手段】平板状の金属板をプレス絞り加工及びヘミ
ング加工を行って、折返し部1b,2b及びフランジ部
1c,2cを内板1及び外板2に一体に構成しており、
前記内板1と外板2を芯材3を挟んで組合せ、前記フラ
ンジ部1c,2cを重ねてリベット等により接合した構
造となっている。
容易な鉄道車両用ドアを提供することを目的としたもの
である。 【解決手段】平板状の金属板をプレス絞り加工及びヘミ
ング加工を行って、折返し部1b,2b及びフランジ部
1c,2cを内板1及び外板2に一体に構成しており、
前記内板1と外板2を芯材3を挟んで組合せ、前記フラ
ンジ部1c,2cを重ねてリベット等により接合した構
造となっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両用ドア及
びその製作方法に係り、特に二枚の板材と芯材を積層し
たパネルを用いたものに好適な鉄道車両用ドア及びその
製作方法に関するものである。
びその製作方法に係り、特に二枚の板材と芯材を積層し
たパネルを用いたものに好適な鉄道車両用ドア及びその
製作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道車両用ドア(以下、単にドア
という)は、特開平1ー96370号公報や特開平3ー
85217号のようにドア外周及び窓部周囲に、アルミ
合金製型材又は平板状の金属板を塑性加工によりコ字形
あるいはL字形に加工した各骨組と所定形状に成形され
た二枚の板材を溶接によって組み立てる構成となってい
た。前記板材の間には芯材を配置し、ドアの表及び裏を
なす前記各板材と前記骨組はスポット溶接あるいはネジ
止めにより接合されていた。前記芯材と板材とは接着に
よって接合される構造となっていた。
という)は、特開平1ー96370号公報や特開平3ー
85217号のようにドア外周及び窓部周囲に、アルミ
合金製型材又は平板状の金属板を塑性加工によりコ字形
あるいはL字形に加工した各骨組と所定形状に成形され
た二枚の板材を溶接によって組み立てる構成となってい
た。前記板材の間には芯材を配置し、ドアの表及び裏を
なす前記各板材と前記骨組はスポット溶接あるいはネジ
止めにより接合されていた。前記芯材と板材とは接着に
よって接合される構造となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ドアは、構成する
部品の点数が多く、それぞれの部材を溶接によって組み
立てられているため、溶接による熱影響のためにドア全
体が変形してしまい、寸法精度の低下が予想される。ま
た、部品点数が多いため、各部材の位置決め、溶接によ
る接合、組立作業が煩雑であり、ドア自体の重量が重く
なることが予想される。
部品の点数が多く、それぞれの部材を溶接によって組み
立てられているため、溶接による熱影響のためにドア全
体が変形してしまい、寸法精度の低下が予想される。ま
た、部品点数が多いため、各部材の位置決め、溶接によ
る接合、組立作業が煩雑であり、ドア自体の重量が重く
なることが予想される。
【0004】本発明の目的とするところは、部品点数を
削減して、製作時の作業性を向上した鉄道車両用ドア及
びその製作方法を提供することにある。
削減して、製作時の作業性を向上した鉄道車両用ドア及
びその製作方法を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、寸法精度及び組立精
度の高い鉄道車両用ドアを提供することにある。
度の高い鉄道車両用ドアを提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、腰部に屈曲部を備え
たドアにおいても適用可能な鉄道車両用ドア及びその製
作方法を提供することにある。
たドアにおいても適用可能な鉄道車両用ドア及びその製
作方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、二枚の板材と
前記二枚の板材の間に設置される芯材とを接合した鉄道
車両用ドアにおいて、前記各板材は、その周縁部に折返
し部を形成しており、前記各板材の縁を各板材の向かい
合う面に配置しており、前記板材の縁にフランジ部を形
成したことを特徴とするものである。
前記二枚の板材の間に設置される芯材とを接合した鉄道
車両用ドアにおいて、前記各板材は、その周縁部に折返
し部を形成しており、前記各板材の縁を各板材の向かい
合う面に配置しており、前記板材の縁にフランジ部を形
成したことを特徴とするものである。
【0008】本発明は、二枚の板材と前記板材の間に設
置される芯材とを接合したの積層パネルにおいて、少な
くとも一方の前記板材は、その周縁部に折返し部を形成
しており、前記板材の縁を各板材の向かい合う面に配置
しており、前記折返し部が前記芯材よりもパネルの外側
へ突出していること特徴としたものである。
置される芯材とを接合したの積層パネルにおいて、少な
くとも一方の前記板材は、その周縁部に折返し部を形成
しており、前記板材の縁を各板材の向かい合う面に配置
しており、前記折返し部が前記芯材よりもパネルの外側
へ突出していること特徴としたものである。
【0009】本発明は、二枚の板材を準備し、前記各板
材の縁部に折返し部を形成し、二枚の前記板材の間に芯
材を配置して、各板材及び芯材を接合することを特徴と
したものである。
材の縁部に折返し部を形成し、二枚の前記板材の間に芯
材を配置して、各板材及び芯材を接合することを特徴と
したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につい
て、図1乃至図6を用いて説明する。図1は本発明によ
る鉄道車両用ドアの一実施例の正面図であり、図2は図
1のA−A部断面図、図3は図1のB−B部断面図であ
る。図4はドアを構成する板材の下降工程を示した斜視
図であり、図5及び図6は板材によって構成する内板及
び外板を示した斜視図である。図7及び図8は、内板及
び外板のフランジ部に形成された切り欠き部を示した斜
視図である。
て、図1乃至図6を用いて説明する。図1は本発明によ
る鉄道車両用ドアの一実施例の正面図であり、図2は図
1のA−A部断面図、図3は図1のB−B部断面図であ
る。図4はドアを構成する板材の下降工程を示した斜視
図であり、図5及び図6は板材によって構成する内板及
び外板を示した斜視図である。図7及び図8は、内板及
び外板のフランジ部に形成された切り欠き部を示した斜
視図である。
【0011】同図において、ドアは、金属製の板材によ
って構成された内板1及び外板2と、前記内板1及び外
板2の間に配置される芯材3によって構成されている。
前記内板1及び外板2は、矩形のドアを構成する場合、
ほぼ矩形の板材から構成される。矩形の板材の上辺及び
下辺にはヘミング曲げ加工によって折り返される部分が
予め板取り時点で考慮して構成されている。すなわち、
完成したドアの外周よりも折り返す部分を余分に板取り
している。また、板材の両側辺にもヘミング曲げ加工に
よって折り返される部分が予め板取りされている。した
がって、板材はドアよりもその外周が一回り、すなわ
ち、折返し部の幅寸法だけ大きな寸法となっている。内
板1及び内板2の折返し部1b及び2bは、板材の上
辺、下辺及び両側辺のほぼ全周に形成されている。
って構成された内板1及び外板2と、前記内板1及び外
板2の間に配置される芯材3によって構成されている。
前記内板1及び外板2は、矩形のドアを構成する場合、
ほぼ矩形の板材から構成される。矩形の板材の上辺及び
下辺にはヘミング曲げ加工によって折り返される部分が
予め板取り時点で考慮して構成されている。すなわち、
完成したドアの外周よりも折り返す部分を余分に板取り
している。また、板材の両側辺にもヘミング曲げ加工に
よって折り返される部分が予め板取りされている。した
がって、板材はドアよりもその外周が一回り、すなわ
ち、折返し部の幅寸法だけ大きな寸法となっている。内
板1及び内板2の折返し部1b及び2bは、板材の上
辺、下辺及び両側辺のほぼ全周に形成されている。
【0012】さらに、内板1及び外板2の板材の縁は、
互いに向き合う面に折り返され、該板材の厚さ方向に直
立したフランジ部1c及び2cを構成している。この内
板1のフランジ部1cと外板2のフランジ部2cは、該
内板1と外板2を組み合わせた際に、フランジ部1cが
外側となってフランジ部2cが重なり合うように構成さ
れている。そして、前記フランジ部1c及びフランジ部
2cはリベット或いはねじ止めによって接合される。こ
の時、内板1と外板2との間には、芯材3が配置されて
おり、該芯材3と内板1及び外板2とは接着材によって
接着される。
互いに向き合う面に折り返され、該板材の厚さ方向に直
立したフランジ部1c及び2cを構成している。この内
板1のフランジ部1cと外板2のフランジ部2cは、該
内板1と外板2を組み合わせた際に、フランジ部1cが
外側となってフランジ部2cが重なり合うように構成さ
れている。そして、前記フランジ部1c及びフランジ部
2cはリベット或いはねじ止めによって接合される。こ
の時、内板1と外板2との間には、芯材3が配置されて
おり、該芯材3と内板1及び外板2とは接着材によって
接着される。
【0013】前記ドアの側辺の戸先側には、内板1及び
外板2の前記折返し部を板材の厚さ方向に折り曲げて、
互いに向き合うようにフランジ部1d及び2dが構成さ
れている。このフランジ部1d及び2dは、戸先ゴム5
を保持するために、形成されている。
外板2の前記折返し部を板材の厚さ方向に折り曲げて、
互いに向き合うようにフランジ部1d及び2dが構成さ
れている。このフランジ部1d及び2dは、戸先ゴム5
を保持するために、形成されている。
【0014】前記内板1及び外板2には、窓開口部が構
成されており、該窓開口部の縁はプレス成形によって絞
り成形部1a及び2aが形成されている。この絞り成形
部1a及び絞り成形部2aは、その深さがドアの厚さの
半分に相当しており、内板1及び外板2を組み合わせた
際に、双方の窓開口部の縁が重なるように構成されてい
る。
成されており、該窓開口部の縁はプレス成形によって絞
り成形部1a及び2aが形成されている。この絞り成形
部1a及び絞り成形部2aは、その深さがドアの厚さの
半分に相当しており、内板1及び外板2を組み合わせた
際に、双方の窓開口部の縁が重なるように構成されてい
る。
【0015】前記内板1及び外板2の製作状況を、内板
1を例に図4によって説明する。内板1の基材となる金
属板は、例えば0.8mm〜1.0mm程度の板厚を有
するステンレス鋼鈑、または、1.0mm〜2.0mm
程度の板厚を有するアルミ合金板を用いる。本実施例で
は、内板1と外板2の基材は、同種の金属板を用いるこ
とを前提に説明するが、内板一と外板2の材質を異なる
組合せとしても良い。例えば、前記ドアを客室とデッキ
との間に設ける引き戸とした場合、デッキ側にステンレ
ス鋼鈑を配置して傷或いは汚れの付着を防止し、客室側
に塗装或いは化粧シートを貼ったアルミ合金板を用い
て、客室内の内装に一致した装飾を行う構造としても良
い。
1を例に図4によって説明する。内板1の基材となる金
属板は、例えば0.8mm〜1.0mm程度の板厚を有
するステンレス鋼鈑、または、1.0mm〜2.0mm
程度の板厚を有するアルミ合金板を用いる。本実施例で
は、内板1と外板2の基材は、同種の金属板を用いるこ
とを前提に説明するが、内板一と外板2の材質を異なる
組合せとしても良い。例えば、前記ドアを客室とデッキ
との間に設ける引き戸とした場合、デッキ側にステンレ
ス鋼鈑を配置して傷或いは汚れの付着を防止し、客室側
に塗装或いは化粧シートを貼ったアルミ合金板を用い
て、客室内の内装に一致した装飾を行う構造としても良
い。
【0016】図4(a)に示すように、基材はほぼ矩形
に形成されており、ドアに設けられる窓開口部の穴明け
加工及び外周の切断をプレス加工等により行う。さら
に、窓開口部の縁部に図4(b)に示すように専用また
は汎用の金型を用いて、プレス絞り成形により窓開口部
の縁部に張り出し加工を行う。
に形成されており、ドアに設けられる窓開口部の穴明け
加工及び外周の切断をプレス加工等により行う。さら
に、窓開口部の縁部に図4(b)に示すように専用また
は汎用の金型を用いて、プレス絞り成形により窓開口部
の縁部に張り出し加工を行う。
【0017】次に、板材の上辺部及び下辺部の折返し加
工は、上辺部、下辺部をそれぞれ別に加工する。先ず、
内板1の上辺部の縁を曲げてフランジ部1cを形成す
る。次に、上辺部の折返し部のヘミング加工を行い、ヘ
ミング曲げ部すなわち折返し部1bを形成する。ヘミン
グ曲げ部を一度鋭角に曲げ加工した後に、板材の縁部分
が二枚重なり合うように曲げ加工を3工程で行う。した
がって、内板1の上辺部及び下辺部で合計6工程で加工
が行われる。板材の縁は、内板1の場合、外板2に面し
た側に該内板1の縁を折り曲げる。
工は、上辺部、下辺部をそれぞれ別に加工する。先ず、
内板1の上辺部の縁を曲げてフランジ部1cを形成す
る。次に、上辺部の折返し部のヘミング加工を行い、ヘ
ミング曲げ部すなわち折返し部1bを形成する。ヘミン
グ曲げ部を一度鋭角に曲げ加工した後に、板材の縁部分
が二枚重なり合うように曲げ加工を3工程で行う。した
がって、内板1の上辺部及び下辺部で合計6工程で加工
が行われる。板材の縁は、内板1の場合、外板2に面し
た側に該内板1の縁を折り曲げる。
【0018】なお、この加工については、専用または汎
用金型を用いて、上辺部及び下辺部をそれぞれ別にヘミ
ング曲げ部を一度に加工する2工程、上辺部及び下辺部
を合わせて合計4工程で加工するか、或いは、専用また
は汎用金型を用いてヘミング曲げ部すなわち折返し部1
bとフランジ部1cを同時に1工程で行い、合計2工程
の加工としても良い。前記フランジ部1cは、板材の板
厚方向に直立するように構成されている。内板1と外板
2の各フランジ部1c,2cは、該内板1と外板2を組
み合わせた際に、前記フランジ部1cとフランジ部2c
が重なるように、一方のフランジ部の板厚分ずらした位
置に形成されるように加工される。
用金型を用いて、上辺部及び下辺部をそれぞれ別にヘミ
ング曲げ部を一度に加工する2工程、上辺部及び下辺部
を合わせて合計4工程で加工するか、或いは、専用また
は汎用金型を用いてヘミング曲げ部すなわち折返し部1
bとフランジ部1cを同時に1工程で行い、合計2工程
の加工としても良い。前記フランジ部1cは、板材の板
厚方向に直立するように構成されている。内板1と外板
2の各フランジ部1c,2cは、該内板1と外板2を組
み合わせた際に、前記フランジ部1cとフランジ部2c
が重なるように、一方のフランジ部の板厚分ずらした位
置に形成されるように加工される。
【0019】また、専用または汎用金型を用いて、上辺
部及び下辺部のフランジ曲げ加工を同時に行い、1工程
または2工程或いは3工程で加工しても良い。
部及び下辺部のフランジ曲げ加工を同時に行い、1工程
または2工程或いは3工程で加工しても良い。
【0020】次に、ドアの戸先部及び戸尻部の曲げ加工
を前記加工手順のように加工を行う。戸先部において
は、前記加工手順のように加工を行った後、フランジ部
1dの加工を専用または汎用金型を用いて加工する。こ
のフランジ部1dは内板1の外板2側へ縁を折り曲げ
る。なお、外板2も同様に、内板1側へ縁を折り曲げ
る。
を前記加工手順のように加工を行う。戸先部において
は、前記加工手順のように加工を行った後、フランジ部
1dの加工を専用または汎用金型を用いて加工する。こ
のフランジ部1dは内板1の外板2側へ縁を折り曲げ
る。なお、外板2も同様に、内板1側へ縁を折り曲げ
る。
【0021】前記戸先フランジ部1dの加工は、ヘミン
グ曲げ部1bの加工時と同時に加工を行うか、または、
ヘミング曲げ部1bとフランジ部1cの加工と同時に行
っても良い。
グ曲げ部1bの加工時と同時に加工を行うか、または、
ヘミング曲げ部1bとフランジ部1cの加工と同時に行
っても良い。
【0022】平板の状態からヘミング曲げ加工を行うこ
とで、内板1及び外板2の上辺部及び下辺部、側辺部の
戸先部及び戸尻部の折返し部1b,2bにおいては、金
属板を二枚重ねた構造となることから、平板状態よりも
強度向上を図ることができる。また、フランジ部1c,
2cを構成することにより、内板1及び外板2の上辺
部、下辺部及び両側辺部の面外剛性をさらに向上させる
ことができる。
とで、内板1及び外板2の上辺部及び下辺部、側辺部の
戸先部及び戸尻部の折返し部1b,2bにおいては、金
属板を二枚重ねた構造となることから、平板状態よりも
強度向上を図ることができる。また、フランジ部1c,
2cを構成することにより、内板1及び外板2の上辺
部、下辺部及び両側辺部の面外剛性をさらに向上させる
ことができる。
【0023】さらに、ドアの縦方向中間部分の腰部に屈
曲部を有するドアの内板1及び外板2は、図7及び図8
に示すように、各内板1及び外板2の平板部に対して板
厚方向に垂直に配置されたフランジ部1c,2cの前記
屈曲位置に対応した部分に、切り欠きまたはスリット1
e、2eを設けている。この切り欠き1e,2e或いは
スリットを設けた部分で、内板1を屈曲させる成形を行
う。但し、内板1及び外板2を屈曲させる際に、フラン
ジ部に座屈を生じさせない程度の曲げ加工であれば、前
記内板1及び外板2に切り欠きまたはスリットを設ける
必要はない。
曲部を有するドアの内板1及び外板2は、図7及び図8
に示すように、各内板1及び外板2の平板部に対して板
厚方向に垂直に配置されたフランジ部1c,2cの前記
屈曲位置に対応した部分に、切り欠きまたはスリット1
e、2eを設けている。この切り欠き1e,2e或いは
スリットを設けた部分で、内板1を屈曲させる成形を行
う。但し、内板1及び外板2を屈曲させる際に、フラン
ジ部に座屈を生じさせない程度の曲げ加工であれば、前
記内板1及び外板2に切り欠きまたはスリットを設ける
必要はない。
【0024】以上のように内板1は製作され、外板2に
ついても同様にして製作される。ところで、図4に示す
加工手順の(a)と(b)、(c)と(d)が逆とな
り、また、(c)を(e)のあとに行って良い。
ついても同様にして製作される。ところで、図4に示す
加工手順の(a)と(b)、(c)と(d)が逆とな
り、また、(c)を(e)のあとに行って良い。
【0025】このようにして製作した内板1を図5に示
し、外板2を図6に示している。この内板1と外板2と
の間に芯材3を配置して、該内板1と外板2をフランジ
部を重ね合わせて、ねじ或いはリベットによって結合し
て、ドアを構成する。この時、芯材3と内板1及び外板
2は接着材によって接合される。
し、外板2を図6に示している。この内板1と外板2と
の間に芯材3を配置して、該内板1と外板2をフランジ
部を重ね合わせて、ねじ或いはリベットによって結合し
て、ドアを構成する。この時、芯材3と内板1及び外板
2は接着材によって接合される。
【0026】次に、本発明の他の実施例を図9乃至図1
3を用いて説明する。図9は本実施例のドアの正面図を
示し、図10は図9のC−C断面図、図11は図9のD
−D断面図を示している。図12は本実施例の内板の斜
視図、図13は本実施例の外板の斜視図を示している。
同図において、本実施例においてはドアの上辺部及び下
辺部に当たる内板31及び外板32の折返し部の曲げ加
工を行わない構造となっている。折返し部を形成しない
代わりに、上辺部及び下辺部にアルミ合金製型材或いは
平板状の金属板を塑性加工によりコ字型或いはL字型に
成形した上骨6及び下骨7を設置する。すなわち、前記
上骨6及び下骨7は、前記内板31と外板32の間で、
ドアの上辺部及び下辺部の縁部分に設置されており、芯
材3及び内板31、外板32に対して接着剤或いはリベ
ット、ねじ等によって接合される。
3を用いて説明する。図9は本実施例のドアの正面図を
示し、図10は図9のC−C断面図、図11は図9のD
−D断面図を示している。図12は本実施例の内板の斜
視図、図13は本実施例の外板の斜視図を示している。
同図において、本実施例においてはドアの上辺部及び下
辺部に当たる内板31及び外板32の折返し部の曲げ加
工を行わない構造となっている。折返し部を形成しない
代わりに、上辺部及び下辺部にアルミ合金製型材或いは
平板状の金属板を塑性加工によりコ字型或いはL字型に
成形した上骨6及び下骨7を設置する。すなわち、前記
上骨6及び下骨7は、前記内板31と外板32の間で、
ドアの上辺部及び下辺部の縁部分に設置されており、芯
材3及び内板31、外板32に対して接着剤或いはリベ
ット、ねじ等によって接合される。
【0027】前記内板31及び外板32の製作方法は、
前記一実施例の図4の(c)に当たる上辺部及び下辺部
の曲げ加工を除いた手順となる。
前記一実施例の図4の(c)に当たる上辺部及び下辺部
の曲げ加工を除いた手順となる。
【0028】このように、内板31、外板32と上骨
6、下骨7及び芯材3によってドアを構成することによ
り、プレス加工及び曲げ加工を前記一実施例に比べて少
なくできるため、塑性加工時間を短縮することができ
る。但し、上骨6及び下骨7を用いることにより、部品
点数が増えるが、最小限にして組み立て作業の効率化を
図る。なお、側辺部に設けたフランジ部2cの上下端部
に、前記上骨6及び下骨7を受ける切欠き部(図示省
略)を設けて、これらドア構成部材の組立作業の簡略化
を図っている。
6、下骨7及び芯材3によってドアを構成することによ
り、プレス加工及び曲げ加工を前記一実施例に比べて少
なくできるため、塑性加工時間を短縮することができ
る。但し、上骨6及び下骨7を用いることにより、部品
点数が増えるが、最小限にして組み立て作業の効率化を
図る。なお、側辺部に設けたフランジ部2cの上下端部
に、前記上骨6及び下骨7を受ける切欠き部(図示省
略)を設けて、これらドア構成部材の組立作業の簡略化
を図っている。
【0029】本発明のその他の実施例を図14乃至図1
8によって説明する。図14は本実施例のドアの正面
図、図15は図14のE−E部断面図、図16は図14
のF−F部断面図である。図17は本実施例の内板の斜
視図、図18は本実施例の外板の斜視図である。同図に
おいて、内板41及び外板42はドアの戸先部及び戸尻
部の折返し部の曲げ加工を行わない構成としている。こ
の内板41及び外板42の構造によって、各製作工程で
側辺部の曲げ加工を省略することができる。前記折返し
部を設けない代わりに、アルミ合金製型材或いは平板状
の金属板を塑性加工によりコ字型或いはL字型に成形し
た前骨8、後骨9を用いる。前記内板41、外板42、
芯材3及び前骨8、後骨9を接着またはリベット、また
は、ネジによって接合してドアを構成する。
8によって説明する。図14は本実施例のドアの正面
図、図15は図14のE−E部断面図、図16は図14
のF−F部断面図である。図17は本実施例の内板の斜
視図、図18は本実施例の外板の斜視図である。同図に
おいて、内板41及び外板42はドアの戸先部及び戸尻
部の折返し部の曲げ加工を行わない構成としている。こ
の内板41及び外板42の構造によって、各製作工程で
側辺部の曲げ加工を省略することができる。前記折返し
部を設けない代わりに、アルミ合金製型材或いは平板状
の金属板を塑性加工によりコ字型或いはL字型に成形し
た前骨8、後骨9を用いる。前記内板41、外板42、
芯材3及び前骨8、後骨9を接着またはリベット、また
は、ネジによって接合してドアを構成する。
【0030】このような構成によれば、屈曲したドアの
場合、内板41及び外板42とは別の部材である前骨8
及び後骨9を予め必要な位置を曲げ加工しておくことに
より、この前骨8及び後骨9に沿わせて前記内板1及び
外板2、芯材3を配置することができるため、組立時の
各部材の位置決め作業の簡略化が図れる。また、前記一
実施例に比べて、側辺部にフランジ部を形成していない
ため、内板41及び外板42を曲げる際に、無用な座屈
が発生することがない。したがって、作業性の向上及び
歩留まりの向上を図ることができる。
場合、内板41及び外板42とは別の部材である前骨8
及び後骨9を予め必要な位置を曲げ加工しておくことに
より、この前骨8及び後骨9に沿わせて前記内板1及び
外板2、芯材3を配置することができるため、組立時の
各部材の位置決め作業の簡略化が図れる。また、前記一
実施例に比べて、側辺部にフランジ部を形成していない
ため、内板41及び外板42を曲げる際に、無用な座屈
が発生することがない。したがって、作業性の向上及び
歩留まりの向上を図ることができる。
【0031】次に、腰部が屈曲したドアを構成する芯材
の加工方について、芯材の一例を示した図19によって
説明する。芯材53は、その基材として例えばコルゲー
ト板を使用する場合、該芯材53には強度を持たせるた
めに、長手方向沿って凸部3aが成形されている。した
がって、ドアの屈曲部に沿わせて成形する際に、前記凸
部3aに座屈が発生するため、この座屈を吸収する凹リ
ブ3を構成している。
の加工方について、芯材の一例を示した図19によって
説明する。芯材53は、その基材として例えばコルゲー
ト板を使用する場合、該芯材53には強度を持たせるた
めに、長手方向沿って凸部3aが成形されている。した
がって、ドアの屈曲部に沿わせて成形する際に、前記凸
部3aに座屈が発生するため、この座屈を吸収する凹リ
ブ3を構成している。
【0032】このように芯材53をドアの屈曲に追従し
易い構造とすることにより、作業性の向上或いは部品の
歩留まりを向上させることができる。
易い構造とすることにより、作業性の向上或いは部品の
歩留まりを向上させることができる。
【0033】次に、図20乃至図22に前記実施例の各
構成部材によって構成したドアの一例である。図におい
て、窓開口部にはパッキン1を介して窓ガラス4が設置
されており、窓ガラス4の周囲にはシール剤が充填され
ている。また、内板1の下方の表面には巾木13が設置
されている。さらに、戸先部には戸先ゴム5が設置さ
れ、戸尻部には風止めゴム14がライナー16を介して
設置されている。
構成部材によって構成したドアの一例である。図におい
て、窓開口部にはパッキン1を介して窓ガラス4が設置
されており、窓ガラス4の周囲にはシール剤が充填され
ている。また、内板1の下方の表面には巾木13が設置
されている。さらに、戸先部には戸先ゴム5が設置さ
れ、戸尻部には風止めゴム14がライナー16を介して
設置されている。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、部
品点数を削減して、製作時の作業性を向上した鉄道車両
用ドアを提供することができる。また、板材を複数の工
程に分けて塑性加工することにより、製作が容易に行え
る。
品点数を削減して、製作時の作業性を向上した鉄道車両
用ドアを提供することができる。また、板材を複数の工
程に分けて塑性加工することにより、製作が容易に行え
る。
【0035】さらに、内板及び外板は組立る前に塑性加
工によって成形されていることから、組立精度を高め、
完成したドアの寸法精度を向上させることができる。
工によって成形されていることから、組立精度を高め、
完成したドアの寸法精度を向上させることができる。
【0036】また、腰部に屈曲部を備えたドアを容易
に、かつ、精度良く製作することができる
に、かつ、精度良く製作することができる
【図1】本発明の一実施例のドアの正面図である。
【図2】図1のA−A部断面図である。
【図3】図1のB−B部断面図である。
【図4】図1に示した内板の製作工程を示した斜視図で
ある。
ある。
【図5】図1に示したドアを構成する内板の斜視図であ
る。
る。
【図6】図1に示したドアを構成する外板の斜視図であ
る。
る。
【図7】図1に示したドアを構成する内板の屈曲部を拡
大した斜視図である。
大した斜視図である。
【図8】図1に示したドアを構成する外板の屈曲部を拡
大した斜視図である。
大した斜視図である。
【図9】本発明の他の実施例のドアを示す正面図であ
る。
る。
【図10】図9のC−C部断面図である。
【図11】図9のD−D部断面図である。
【図12】図9に示したドアを構成する内板の斜視図で
ある。
ある。
【図13】図9に示したドアを構成する外板の斜視図で
ある。
ある。
【図14】本発明のさらに他の実施例のドアの正面図で
ある。
ある。
【図15】図14のE−E部断面図である。
【図16】図14のF−F部断面図である。
【図17】図14に示したドアを構成する内板の斜視図
である。
である。
【図18】図14に示したドアを構成する外板の斜視図
である。
である。
【図19】芯材の一例を示した斜視図である。
【図20】本発明を適用したドアの一例を示した正面図
である。
である。
【図21】図20のドアのG−G部断面図である。
【図22】図20のドアのH−H部断面図である。
1…内板、2…外板、3…芯材、1a,2a…絞り成形
部、1b,2b…折返し部、1c,2c…フランジ部、
1d,2d……フランジ部。
部、1b,2b…折返し部、1c,2c…フランジ部、
1d,2d……フランジ部。
Claims (11)
- 【請求項1】二枚の板材と前記二枚の板材の間に設置さ
れる芯材とを接合した鉄道車両用ドアにおいて、 前記各板材は、その周縁部に折返し部を形成しており、
前記各板材の縁を各板材の向かい合う面に配置してお
り、前記板材の縁にフランジ部を形成したことを特徴と
する鉄道車両用ドア。 - 【請求項2】請求項1に記載の鉄道車両用ドアにおい
て、両方の前記板材の縁にフランジ部を形成しており、
各板材のフランジ部を重ねて接合したことを特徴とする
鉄道車両用ドア。 - 【請求項3】請求項1に記載の鉄道車両用ドアにおい
て、前記ドアは矩形をなしており、前記板材の上辺及び
下辺に前記折返し部を形成したことを特徴する鉄道車両
用ドア。 - 【請求項4】請求項1に記載の鉄道車両用ドアにおい
て、前記ドアは矩形をなしており、前記折返し部をドア
の側辺に形成したことを特徴する鉄道車両用ドア。 - 【請求項5】請求項1に記載の鉄道車両用ドアにおい
て、前記折返し部を折り曲げてフランジ部を形成したこ
とを特徴する鉄道車両用ドア。 - 【請求項6】請求項1に記載の鉄道車両用ドアにおい
て、前記各板材に窓用開口部を形成しており、前記板材
の窓用開口部の縁部は、対向した板材を重ね合わせてい
ることを特徴とした鉄道車両用ドア。 - 【請求項7】請求項4に記載の鉄道車両用ドアにおい
て、前記各板材の側辺の縁のフランジ部を径を計差記し
ており、前記フランジ部のドアの屈曲部に一致した位置
に切り欠部を設けたことを特徴とする鉄道車両用ドア。 - 【請求項8】二枚の板材と前記板材の間に設置される芯
材とを接合したの積層パネルにおいて、少なくとも一方
の前記板材は、その周縁部に折返し部を形成しており、
前記板材の縁を各板材の向かい合う面に配置しており、
前記折返し部が前記芯材よりもパネルの外側へ突出して
いることを特徴する積層パネル。 - 【請求項9】請求項8に記載の積層パネルにおいて、前
記折返し部を折り曲げてフランジ部を形成したことを特
徴する積層パネル。 - 【請求項10】請求項9に記載の積層パネルにおいて、
前記各板材の縁を各板材の向かい合う面に配置してお
り、前記板材の縁にフランジ部を形成したことを特徴す
る積層パネル。 - 【請求項11】二枚の板材を準備し、 前記各板材の縁部に折返し部を形成し、 二枚の前記板材の間に芯材を配置して、各板材及び芯材
を接合することを特徴とした鉄道車両用ドアの製作方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10069796A JPH11263222A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 鉄道車両用ドア及びその製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10069796A JPH11263222A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 鉄道車両用ドア及びその製作方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11263222A true JPH11263222A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13413076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10069796A Pending JPH11263222A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 鉄道車両用ドア及びその製作方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11263222A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009502639A (ja) * | 2005-08-01 | 2009-01-29 | クノル−ブレムゼ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ドアパネル |
| CN104986167A (zh) * | 2015-06-19 | 2015-10-21 | 长春轨道客车装备有限责任公司 | 将双层铁路客车塞拉门改造成宽幅折页门的方法 |
| CN105584494A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-05-18 | Ife-威奥轨道车辆门系统(青岛)有限公司 | 用于轨道车辆的车辆门以及包括该车辆门的轨道车辆 |
| DE102016108637B3 (de) * | 2016-05-10 | 2017-10-12 | Knorr-Bremse Gesellschaft Mit Beschränkter Haftung | Schiebetüre für ein Schienenfahrzeug |
| JP2023062745A (ja) * | 2021-10-22 | 2023-05-09 | アルナ輸送機用品株式会社 | 車両用扉 |
| DE102022132224A1 (de) * | 2022-12-05 | 2024-06-06 | Knorr-Bremse Gesellschaft Mit Beschränkter Haftung | Türblatt für ein schienenfahrzeug und verfahren zum herstellen eines türblattes |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP10069796A patent/JPH11263222A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009502639A (ja) * | 2005-08-01 | 2009-01-29 | クノル−ブレムゼ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ドアパネル |
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| EP4406807A1 (de) * | 2022-12-05 | 2024-07-31 | Knorr-Bremse Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Türblatt für ein schienenfahrzeug und verfahren zum herstellen eines türblattes |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |