JPH11264210A - 建物におけるスプリンクラー設備の設置構造 - Google Patents
建物におけるスプリンクラー設備の設置構造Info
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- JPH11264210A JPH11264210A JP10069600A JP6960098A JPH11264210A JP H11264210 A JPH11264210 A JP H11264210A JP 10069600 A JP10069600 A JP 10069600A JP 6960098 A JP6960098 A JP 6960098A JP H11264210 A JPH11264210 A JP H11264210A
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- floor slab
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 天井工事の工期短縮とコスト低減とを図り、
また無駄な天井裏スペースを削減してその分、室内空間
の拡大等を行えるようにする。 【解決手段】 上階11と下階12とが上階11の床版
20によって仕切られた複数階の建物におけるスプリン
クラー設備30の設置構造10であって、床版20が、
その下面20bが下階の天井面となるように設けられて
いる。また、床版20の下面20bには、溝状の凹部2
1aが形成されているとともにこの凹部21aを覆う覆
部21bが開閉可能に設けられ、凹部21a内にスプリ
ンクラー設備30が設置された構成となっている。
また無駄な天井裏スペースを削減してその分、室内空間
の拡大等を行えるようにする。 【解決手段】 上階11と下階12とが上階11の床版
20によって仕切られた複数階の建物におけるスプリン
クラー設備30の設置構造10であって、床版20が、
その下面20bが下階の天井面となるように設けられて
いる。また、床版20の下面20bには、溝状の凹部2
1aが形成されているとともにこの凹部21aを覆う覆
部21bが開閉可能に設けられ、凹部21a内にスプリ
ンクラー設備30が設置された構成となっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物におけるスプ
リンクラー設備の設置構造に関し、特に高層マンション
等の高層の共同住宅に適用される建物におけるスプリン
クラー設備の設置構造に関する。
リンクラー設備の設置構造に関し、特に高層マンション
等の高層の共同住宅に適用される建物におけるスプリン
クラー設備の設置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、共同住宅はますます高層化、大規
模化、多様化してきている。一方、共同住宅での火災に
よる死者の数が増加する傾向にあり、消防設備等の基準
がそぐわなくなってきている。そのため最近、消防法施
工規則が改正され、この改正によって高層の共同住宅に
おいてスプリンクラー設備が必要となるケースが増えて
いる。
模化、多様化してきている。一方、共同住宅での火災に
よる死者の数が増加する傾向にあり、消防設備等の基準
がそぐわなくなってきている。そのため最近、消防法施
工規則が改正され、この改正によって高層の共同住宅に
おいてスプリンクラー設備が必要となるケースが増えて
いる。
【0003】ところで、スプリンクラー設備は、将来の
点検やメンテナンス等を容易とする等の理由から、共同
住宅等の複数階の建物において床コンクリート版(スラ
ブ)内に設置することが許可されていない。そこで従来
では、例えば図5に示すように、上階の床コンクリート
版51の下方に下階の天井板53を、床コンクリート版
51の下面と天井板53との間に所定寸法の天井裏スペ
ース52を設けた状態で敷設する。そして、天井板53
にスプリンクラー設備30のヘッド31部分を取り付け
るとともに、天井板裏スペース52にスプリンクラー設
備30の配管(以下、スプリンクラー配管と記す)32
を設けている。
点検やメンテナンス等を容易とする等の理由から、共同
住宅等の複数階の建物において床コンクリート版(スラ
ブ)内に設置することが許可されていない。そこで従来
では、例えば図5に示すように、上階の床コンクリート
版51の下方に下階の天井板53を、床コンクリート版
51の下面と天井板53との間に所定寸法の天井裏スペ
ース52を設けた状態で敷設する。そして、天井板53
にスプリンクラー設備30のヘッド31部分を取り付け
るとともに、天井板裏スペース52にスプリンクラー設
備30の配管(以下、スプリンクラー配管と記す)32
を設けている。
【0004】このように複数階の建物では天井が、スプ
リンクラー設備30を設置するために床コンクリート版
51の下面と天井板53との二重天井となっている。な
お、天井裏スペース52の高さ寸法は、例えば30cm
程度となっている。
リンクラー設備30を設置するために床コンクリート版
51の下面と天井板53との二重天井となっている。な
お、天井裏スペース52の高さ寸法は、例えば30cm
程度となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように従来の複数階の建物では、スプリンクラー設備
を設置するのに二重天井を形成する必要があるため、天
井工事の工期が長い。また二重天井にすることから、床
コンクリート版以外に天井板等の材料が必要である。そ
の結果、人件費や材料費等が嵩むこととなって、天井工
事がコスト高になるという不都合が生じている。
たように従来の複数階の建物では、スプリンクラー設備
を設置するのに二重天井を形成する必要があるため、天
井工事の工期が長い。また二重天井にすることから、床
コンクリート版以外に天井板等の材料が必要である。そ
の結果、人件費や材料費等が嵩むこととなって、天井工
事がコスト高になるという不都合が生じている。
【0006】また、天井板裏のスペースには、スプリン
クラー配管が設けられるだけであるため、スプリンクラ
ー配管が設けられていない箇所では天井裏スペースが非
常にムダなスペースとなっている。しかも、天井裏スペ
ースが必要な分、天井面が下がって下階の天井高さが低
くなり、室内空間が狭くなって圧迫感を与えるという難
点もある。さらに、床コンクリート版と天井板との共鳴
現象によって、上階と下階との間の遮音効果が下がるこ
ともある。
クラー配管が設けられるだけであるため、スプリンクラ
ー配管が設けられていない箇所では天井裏スペースが非
常にムダなスペースとなっている。しかも、天井裏スペ
ースが必要な分、天井面が下がって下階の天井高さが低
くなり、室内空間が狭くなって圧迫感を与えるという難
点もある。さらに、床コンクリート版と天井板との共鳴
現象によって、上階と下階との間の遮音効果が下がるこ
ともある。
【0007】最近、天井裏スペースが不要なスプリンク
ラー設備の設置構造として、壁にスプリンクラー設備を
設置して壁から横方向に散水する構造も提案されている
が、横方向の散水による消火効果に問題があり、消防設
備として認可されていない状態となっている。しかも、
この構造ではスプリンクラー配管のために壁を二重にす
る必要があるため、上記と同様に、壁工事の工期が長く
なるとともに壁の形成材料が多く必要であり、コストの
上昇を招いてしまう。また室内空間も狭くなる難点も有
している。
ラー設備の設置構造として、壁にスプリンクラー設備を
設置して壁から横方向に散水する構造も提案されている
が、横方向の散水による消火効果に問題があり、消防設
備として認可されていない状態となっている。しかも、
この構造ではスプリンクラー配管のために壁を二重にす
る必要があるため、上記と同様に、壁工事の工期が長く
なるとともに壁の形成材料が多く必要であり、コストの
上昇を招いてしまう。また室内空間も狭くなる難点も有
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、上階と下階とが上階の床版によっ
て仕切られた複数階の建物におけるスプリンクラー設備
の設置構造であって、上記床版が、その下面が下階の天
井面となるように設けられ、床版の下面に、溝状の凹部
が形成されているとともにこの凹部を覆う覆部が開閉可
能に設けられ、凹部内にスプリンクラー設備が設置され
た構成となっている。
するために本発明は、上階と下階とが上階の床版によっ
て仕切られた複数階の建物におけるスプリンクラー設備
の設置構造であって、上記床版が、その下面が下階の天
井面となるように設けられ、床版の下面に、溝状の凹部
が形成されているとともにこの凹部を覆う覆部が開閉可
能に設けられ、凹部内にスプリンクラー設備が設置され
た構成となっている。
【0009】本発明では、上階の床版の下面に溝状の凹
部が形成され、この凹部内にスプリンクラー設備が設置
されているため、スプリンクラー設備のスプリンクラー
ヘッドやスプリンクラー配管を設けるための天井裏スペ
ースが不要である。また天井裏スペースが不要であると
ともに床版の下面がそのまま天井面となるたため、天井
板も不要である。さらに、天井面となる床版の下面に、
凹部を覆う状態で覆部が開閉可能に設けられているとと
もに、この凹部内にスプリンクラー設備が設置されてい
るため、覆部を開けば、下階にスプリンクラー設備が露
出した状態となって、スプリンクラー設備の点検やメン
テナンス等も容易に行える。また覆部を閉じれば、床版
にスプリンクラー設備が内蔵された状態になって下階に
スプリンクラー設備が露出しないため、下階における天
井の外観も損なわれない。
部が形成され、この凹部内にスプリンクラー設備が設置
されているため、スプリンクラー設備のスプリンクラー
ヘッドやスプリンクラー配管を設けるための天井裏スペ
ースが不要である。また天井裏スペースが不要であると
ともに床版の下面がそのまま天井面となるたため、天井
板も不要である。さらに、天井面となる床版の下面に、
凹部を覆う状態で覆部が開閉可能に設けられているとと
もに、この凹部内にスプリンクラー設備が設置されてい
るため、覆部を開けば、下階にスプリンクラー設備が露
出した状態となって、スプリンクラー設備の点検やメン
テナンス等も容易に行える。また覆部を閉じれば、床版
にスプリンクラー設備が内蔵された状態になって下階に
スプリンクラー設備が露出しないため、下階における天
井の外観も損なわれない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る建物における
スプリンクラー設備の設置構造の実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1、図2および図3はそれぞれ、本発
明に係る建物におけるスプリンクラー設備の設置構造の
一実施形態を示す要部断面図であり、図1はスプリンク
ラー設備のスプリンクラーヘッド付近、図2はスプリン
クラー設備のスプリンクラー配管付近、図3は建物の下
がり壁付近を示している。
スプリンクラー設備の設置構造の実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1、図2および図3はそれぞれ、本発
明に係る建物におけるスプリンクラー設備の設置構造の
一実施形態を示す要部断面図であり、図1はスプリンク
ラー設備のスプリンクラーヘッド付近、図2はスプリン
クラー設備のスプリンクラー配管付近、図3は建物の下
がり壁付近を示している。
【0011】実施形態に係るスプリンクラー設備の設置
構造(以下、スプリンクラー設置構造と記す)10は、
高層の共同住宅等の複数階の建物におけるものである。
この建物では、図1〜図3に示すように上階の部屋(以
下、単に上階と記す)11と下階の部屋(以下、単に下
階と記す)12とが上階11の床版20で仕切られてい
る。その際、床版20は、その上面20aが上階11の
床面、下面20bが下階12天井面となるように設けら
れている。
構造(以下、スプリンクラー設置構造と記す)10は、
高層の共同住宅等の複数階の建物におけるものである。
この建物では、図1〜図3に示すように上階の部屋(以
下、単に上階と記す)11と下階の部屋(以下、単に下
階と記す)12とが上階11の床版20で仕切られてい
る。その際、床版20は、その上面20aが上階11の
床面、下面20bが下階12天井面となるように設けら
れている。
【0012】この実施形態においては、床版20は、例
えば、下階12側に設けられた第1床版21と、第1床
版21上に積層した状態で設けられた第2床版22とか
ら一体的に構成されている。そして、第1床版21の下
面によって床版20の下面20b、つまり下階の天井面
が形成され、第2床版22の上面によって、床版20の
上面20a、つまり上階の床面が形成されている。第1
床版21は例えば、予め工場等で作製されたプレキャス
トコンクリート版で形成されており、第2床版22は例
えば、現場にて打設されたコンクリート版で形成されて
いる。
えば、下階12側に設けられた第1床版21と、第1床
版21上に積層した状態で設けられた第2床版22とか
ら一体的に構成されている。そして、第1床版21の下
面によって床版20の下面20b、つまり下階の天井面
が形成され、第2床版22の上面によって、床版20の
上面20a、つまり上階の床面が形成されている。第1
床版21は例えば、予め工場等で作製されたプレキャス
トコンクリート版で形成されており、第2床版22は例
えば、現場にて打設されたコンクリート版で形成されて
いる。
【0013】これら第1床版21および第2床版22
は、床版20を構成した場合に所定の強度を保持する厚
みに形成されている。なお図1では、第1床版21、第
2床版22のそれぞれが、床版20の約1/2程度の厚
みに形成されている例が示されているが、上記のごとく
床版20を構成した場合に所定の強度を保持する厚みに
形成されていればよく、この例に限定されない。例え
ば、第1床版21の厚みよりも第2床版22を厚く形成
してもよく、第1床版21、第2床版22の構成材料
等、種々の要因によって様々に設定される。また、第1
床版21は、その下面に後述するごとく形成する凹部2
1aの深さよりも厚く形成されている。
は、床版20を構成した場合に所定の強度を保持する厚
みに形成されている。なお図1では、第1床版21、第
2床版22のそれぞれが、床版20の約1/2程度の厚
みに形成されている例が示されているが、上記のごとく
床版20を構成した場合に所定の強度を保持する厚みに
形成されていればよく、この例に限定されない。例え
ば、第1床版21の厚みよりも第2床版22を厚く形成
してもよく、第1床版21、第2床版22の構成材料
等、種々の要因によって様々に設定される。また、第1
床版21は、その下面に後述するごとく形成する凹部2
1aの深さよりも厚く形成されている。
【0014】第1床版21の下面(床版20の下面20
b)には、スプリンクラー設備30を設置するための溝
状の凹部21aが形成されている。この凹部21aは、
第1床版21の下面において、スプリンクラー設備30
のスプリンクラーヘッド31の設置位置から、スプリン
クラー配管32の設置経路に従い、例えば水の供給管が
埋設された下階12の壁等の方向に延びて形成されてい
る。また第1床版21の下面には、凹部21aを覆う覆
部21bが開閉可能に設けられている。そして、凹部2
1a内に、スプリンクラーヘッド31およびスプリンク
ラー配管32を備えたスプリンクラー設備30が設置さ
れている。
b)には、スプリンクラー設備30を設置するための溝
状の凹部21aが形成されている。この凹部21aは、
第1床版21の下面において、スプリンクラー設備30
のスプリンクラーヘッド31の設置位置から、スプリン
クラー配管32の設置経路に従い、例えば水の供給管が
埋設された下階12の壁等の方向に延びて形成されてい
る。また第1床版21の下面には、凹部21aを覆う覆
部21bが開閉可能に設けられている。そして、凹部2
1a内に、スプリンクラーヘッド31およびスプリンク
ラー配管32を備えたスプリンクラー設備30が設置さ
れている。
【0015】この実施形態では、火災の発生時に散水を
行うスプリンクラーヘッド31が、床版20の下面20
bから下階12の部屋側に若干突出した状態で凹部21
a内に設けられており、スプリンクラーヘッド31ごと
凹部21aを覆うように、覆部21bが設けられてい
る。またその際、スプリンクラーヘッド31は、下階で
の火災の熱を即座に感知して散水を開始するように、そ
の先端部が覆部21bを貫通して下階12の部屋に臨む
ように設置されている。一方、スプリンクラーヘッド3
1から延びたスプリンクラー配管32は、凹部21a内
を凹部21aの長さ方向に沿って設置されている。
行うスプリンクラーヘッド31が、床版20の下面20
bから下階12の部屋側に若干突出した状態で凹部21
a内に設けられており、スプリンクラーヘッド31ごと
凹部21aを覆うように、覆部21bが設けられてい
る。またその際、スプリンクラーヘッド31は、下階で
の火災の熱を即座に感知して散水を開始するように、そ
の先端部が覆部21bを貫通して下階12の部屋に臨む
ように設置されている。一方、スプリンクラーヘッド3
1から延びたスプリンクラー配管32は、凹部21a内
を凹部21aの長さ方向に沿って設置されている。
【0016】また、例えば図3に示すように、押し入れ
等を設けるために下階12に設けられた下り壁13付近
では、凹部21aが下り壁13よりも下り壁13の内側
に延びて形成される。そして、凹部21a内に設置され
たスプリンクラー配管32は、下り壁13の内側にて凹
部21aから引き出されて第1床版21の下面に沿って
配管され、所定の給水管に接続されている。
等を設けるために下階12に設けられた下り壁13付近
では、凹部21aが下り壁13よりも下り壁13の内側
に延びて形成される。そして、凹部21a内に設置され
たスプリンクラー配管32は、下り壁13の内側にて凹
部21aから引き出されて第1床版21の下面に沿って
配管され、所定の給水管に接続されている。
【0017】上記したスプリンクラー設置構造10の構
築方法としては、例えば以下のような方法が例として挙
げられる。まず、予め、工場等で第1床版21を作製
し、現場にて建物の梁に架け渡した状態で第1床版21
を敷設する。次いで、第1床版21の凹部21aを形成
する位置、すなわちスプリンクラー設備30に設置位置
に細長い箱を打ち込んで、この打ち込んだ箱からなる凹
部21aを形成する。これとともに、第1床版21を型
枠として用いて第1床版21上にコンクリートを打設す
ることにより第2床版22を形成し、第1床版21と第
2床版22とからなる床版20を得る。また第1床版2
1の凹部21a内にスプリンクラー設備30を設置し、
凹部21aを覆部21bで覆う。
築方法としては、例えば以下のような方法が例として挙
げられる。まず、予め、工場等で第1床版21を作製
し、現場にて建物の梁に架け渡した状態で第1床版21
を敷設する。次いで、第1床版21の凹部21aを形成
する位置、すなわちスプリンクラー設備30に設置位置
に細長い箱を打ち込んで、この打ち込んだ箱からなる凹
部21aを形成する。これとともに、第1床版21を型
枠として用いて第1床版21上にコンクリートを打設す
ることにより第2床版22を形成し、第1床版21と第
2床版22とからなる床版20を得る。また第1床版2
1の凹部21a内にスプリンクラー設備30を設置し、
凹部21aを覆部21bで覆う。
【0018】あるいは、第1床版21における凹部21
aの形成位置が予め分かっている場合には、工場等で第
1床版21を作製する際、第1床版21の型枠にコンク
リートを打設するとともに、凹部21aを形成する位置
に細長い箱を打ち込んで凹部21aを形成し、この凹部
21aを有する第1床版21を用いてスプリンクラー設
置構造10を構築する。
aの形成位置が予め分かっている場合には、工場等で第
1床版21を作製する際、第1床版21の型枠にコンク
リートを打設するとともに、凹部21aを形成する位置
に細長い箱を打ち込んで凹部21aを形成し、この凹部
21aを有する第1床版21を用いてスプリンクラー設
置構造10を構築する。
【0019】このようなスプリンクラー設置構造10で
は、上階11の床版20の下面20bに溝状の凹部21
aが形成され、この凹部21a内にスプリンクラー設備
30が設置されているので、スプリンクラー設備30の
スプリンクラーヘッド31やスプリンクラー配管32を
設けるための天井裏スペースを設ける必要がない。その
結果、従来のように上階11の床版20の下方に天井板
を設けて二重天井とする必要がないため、天井工事が簡
易になって工期の短縮を図れるとともに、天井板等の材
料も削減することができる。したがって、人件費や材料
費等を低減できるため、天井工事を低コストで行うこと
ができる。
は、上階11の床版20の下面20bに溝状の凹部21
aが形成され、この凹部21a内にスプリンクラー設備
30が設置されているので、スプリンクラー設備30の
スプリンクラーヘッド31やスプリンクラー配管32を
設けるための天井裏スペースを設ける必要がない。その
結果、従来のように上階11の床版20の下方に天井板
を設けて二重天井とする必要がないため、天井工事が簡
易になって工期の短縮を図れるとともに、天井板等の材
料も削減することができる。したがって、人件費や材料
費等を低減できるため、天井工事を低コストで行うこと
ができる。
【0020】また床版20の下面20bがそのまま下階
12の天井面となるため、従来設けていたスプリンクラ
ー配管を設置するための天井裏スペースの分だけ天井面
を高くすることができる。よって、天井高さが高くなる
ので下階12に広々とした室内空間を形成することがで
きる。もしくは、天井板が不要であることから、梁成を
偏平にすれば、1階(1フロアー)の階高を天井裏スペ
ースの分だけ低くできるため、つまり上階の床版20を
天井裏スペースの分だけ低くできるため、超高層の共同
住宅等の建物に本実施形態のスプリンクラー設置構造1
0を適用することにより、従来と同じ軒高で建物の階数
(フロアー数)を増加させることができる。
12の天井面となるため、従来設けていたスプリンクラ
ー配管を設置するための天井裏スペースの分だけ天井面
を高くすることができる。よって、天井高さが高くなる
ので下階12に広々とした室内空間を形成することがで
きる。もしくは、天井板が不要であることから、梁成を
偏平にすれば、1階(1フロアー)の階高を天井裏スペ
ースの分だけ低くできるため、つまり上階の床版20を
天井裏スペースの分だけ低くできるため、超高層の共同
住宅等の建物に本実施形態のスプリンクラー設置構造1
0を適用することにより、従来と同じ軒高で建物の階数
(フロアー数)を増加させることができる。
【0021】さらに、上階11の床版20の下方に天井
板を設けないため、上階11の床版20とその下方に設
けた天井板との共鳴現象が起こらず、この共鳴現象によ
る上階11と下階12との間の遮音効果の低下も防止す
ることができる。
板を設けないため、上階11の床版20とその下方に設
けた天井板との共鳴現象が起こらず、この共鳴現象によ
る上階11と下階12との間の遮音効果の低下も防止す
ることができる。
【0022】また床版20の下面20bに形成した凹部
21a内には、スプリンクラー配管32の他にその他の
空調等の配管や配線等を配設することができる。この
際、凹部21aに覆部21bが覆われていない状態で
は、凹部21aが下階12に露出しているため、凹部2
1a内へのスプリンクラー設備30等の設置を容易に行
うことができる。
21a内には、スプリンクラー配管32の他にその他の
空調等の配管や配線等を配設することができる。この
際、凹部21aに覆部21bが覆われていない状態で
は、凹部21aが下階12に露出しているため、凹部2
1a内へのスプリンクラー設備30等の設置を容易に行
うことができる。
【0023】また凹部21aを覆う状態で覆部21bが
開閉可能に設けられているため、覆部21bを開くこと
で、下階12にスプリンクラー設備30を簡単に露出さ
せることができ、容易に点検やメンテナンス等を行うこ
とができる。また覆部21bを閉じれば、床版20にス
プリンクラー設備30が内蔵された状態になって下階1
2にスプリンクラー設備30が露出しないため、天井の
外観も良好なものとすることができる。
開閉可能に設けられているため、覆部21bを開くこと
で、下階12にスプリンクラー設備30を簡単に露出さ
せることができ、容易に点検やメンテナンス等を行うこ
とができる。また覆部21bを閉じれば、床版20にス
プリンクラー設備30が内蔵された状態になって下階1
2にスプリンクラー設備30が露出しないため、天井の
外観も良好なものとすることができる。
【0024】さらにこの実施形態では、第1床版21と
第2床版22とから床版20が形成されているため、例
えば第1床版21に床版構成材としては強度的に弱い材
料を用いても、第2床版22によって床版20の強度を
維持することができる。よって、第1床版21にプレキ
ャストコンクリート版よりも強度的に弱いものの、凹部
21aの加工がより容易なその他の材料を用いることが
できるので、加工条件や施工条件等に非常に柔軟に対応
して床版20を形成できる。例えば、この実施形態で
は、第1床版21がプレキャストコンクリート版からな
る例を述べたが、第1床版21への凹部21aの形成に
よって第1床版21に断面欠損が生じさせたくない場合
には、発砲スチロール等の凹部の形成が容易な材料で形
成することもできる。
第2床版22とから床版20が形成されているため、例
えば第1床版21に床版構成材としては強度的に弱い材
料を用いても、第2床版22によって床版20の強度を
維持することができる。よって、第1床版21にプレキ
ャストコンクリート版よりも強度的に弱いものの、凹部
21aの加工がより容易なその他の材料を用いることが
できるので、加工条件や施工条件等に非常に柔軟に対応
して床版20を形成できる。例えば、この実施形態で
は、第1床版21がプレキャストコンクリート版からな
る例を述べたが、第1床版21への凹部21aの形成に
よって第1床版21に断面欠損が生じさせたくない場合
には、発砲スチロール等の凹部の形成が容易な材料で形
成することもできる。
【0025】また本実施形態では、第1床版21と第2
床版22とから床版20が形成されているため、本実施
形態のように第1床版21をプレキャストコンクリート
版、第2床版22を現場打ちコンクリート版とする場
合、第1床版21を型枠の一つとして用いることができ
るため、型枠の設置工程を削減できるといった効果も得
られる。
床版22とから床版20が形成されているため、本実施
形態のように第1床版21をプレキャストコンクリート
版、第2床版22を現場打ちコンクリート版とする場
合、第1床版21を型枠の一つとして用いることができ
るため、型枠の設置工程を削減できるといった効果も得
られる。
【0026】なお、上記の実施形態では本発明における
床版が第1床版と第2床版とからなる場合を述べたが、
床版の構造はこの例に限定されない。例えば、図4に示
す他の実施形態のスプリンクラー設置構造40のよう
に、床版20が単一の材料で構成されていてもよい。こ
こで、図4において上記実施形態と同一の構成要素には
同一の符号を付してある。
床版が第1床版と第2床版とからなる場合を述べたが、
床版の構造はこの例に限定されない。例えば、図4に示
す他の実施形態のスプリンクラー設置構造40のよう
に、床版20が単一の材料で構成されていてもよい。こ
こで、図4において上記実施形態と同一の構成要素には
同一の符号を付してある。
【0027】このような構造40では、床版20を例え
ばコンクリート版で構成する場合、床版20を形成する
ための型枠にコンクリートを打設するとともに、凹部2
1aを形成する位置に細長い箱を打ち込むことにより凹
部21aを有する床版20を形成することができる。よ
って、床版20のコンクリート打設と同時に凹部21a
を形成できるため、さらに天井工事を簡易とすることが
できるとともに天井板等の材料もより削減することがで
き、したがって天井工事に要するコストを一層低下させ
ることができる。
ばコンクリート版で構成する場合、床版20を形成する
ための型枠にコンクリートを打設するとともに、凹部2
1aを形成する位置に細長い箱を打ち込むことにより凹
部21aを有する床版20を形成することができる。よ
って、床版20のコンクリート打設と同時に凹部21a
を形成できるため、さらに天井工事を簡易とすることが
できるとともに天井板等の材料もより削減することがで
き、したがって天井工事に要するコストを一層低下させ
ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の建物におけ
るスプリンクラー設備の設置構造によれば、上階の床版
の下面に形成された凹部内にスプリンクラー設備が設置
されて、従来のように二重天井とせずに、床版の下面を
そのまま天井面とする構成としたので、天井工事を簡易
に行うことができ、工期の短縮および天井板等の材料の
削減を図ることができる。したがって、天井工事を低コ
ストで行うことができる。また天井板が不要であること
により、床版と天井板との共鳴現象の発生を防止できる
ため、上階と下階との遮音効果も維持することができ
る。また、従来設けていたスプリンクラー配管を設置す
るための天井裏スペースの分だけ天井面を高くすること
ができるので、下階に広々とした室内空間を形成するこ
とができる。さらに天井面となる床版の下面に、凹部を
覆う状態で覆部が開閉可能に設けられているので、覆部
の開閉によりスプリンクラー設備の点検も容易に行うこ
とができ、かつ覆部によって天井の外観も維持すること
ができる。
るスプリンクラー設備の設置構造によれば、上階の床版
の下面に形成された凹部内にスプリンクラー設備が設置
されて、従来のように二重天井とせずに、床版の下面を
そのまま天井面とする構成としたので、天井工事を簡易
に行うことができ、工期の短縮および天井板等の材料の
削減を図ることができる。したがって、天井工事を低コ
ストで行うことができる。また天井板が不要であること
により、床版と天井板との共鳴現象の発生を防止できる
ため、上階と下階との遮音効果も維持することができ
る。また、従来設けていたスプリンクラー配管を設置す
るための天井裏スペースの分だけ天井面を高くすること
ができるので、下階に広々とした室内空間を形成するこ
とができる。さらに天井面となる床版の下面に、凹部を
覆う状態で覆部が開閉可能に設けられているので、覆部
の開閉によりスプリンクラー設備の点検も容易に行うこ
とができ、かつ覆部によって天井の外観も維持すること
ができる。
【図1】本発明の建物におけるスプリンクラー設備の設
置構造の一実施形態を示す要部断面図(その1)であ
り、スプリンクラーヘッド付近を示した図である。
置構造の一実施形態を示す要部断面図(その1)であ
り、スプリンクラーヘッド付近を示した図である。
【図2】本発明の建物におけるスプリンクラー設備の設
置構造の一実施形態を示す要部断面図(その2)であ
り、スプリンクラー配管付近を示した図である。
置構造の一実施形態を示す要部断面図(その2)であ
り、スプリンクラー配管付近を示した図である。
【図3】本発明の建物におけるスプリンクラー設備の設
置構造の一実施形態を示す要部断面図(その3)であ
り、建物の下り壁付近を示した図である。
置構造の一実施形態を示す要部断面図(その3)であ
り、建物の下り壁付近を示した図である。
【図4】本発明の建物におけるスプリンクラー設備の設
置構造の他の実施形態を示す要部断面図であり、スプリ
ンクラー配管付近を示した図である。
置構造の他の実施形態を示す要部断面図であり、スプリ
ンクラー配管付近を示した図である。
【図5】従来のスプリンクラー設備の設置構造の一例を
示す説明図である。
示す説明図である。
10、40…スプリンクラー設置構造、11…上階、1
2…下階、20…床版、20a…上面、20b…下面、
21…第1床版、21a…凹部、21b…覆部、22…
第2床版、30…スプリンクラー設備
2…下階、20…床版、20a…上面、20b…下面、
21…第1床版、21a…凹部、21b…覆部、22…
第2床版、30…スプリンクラー設備
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 建物におけるスプリンクラー設備の設
置構造
置構造
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物におけるスプ
リンクラー設備の設置構造に関し、特に高層マンション
等の高層の共同住宅に適用される建物におけるスプリン
クラー設備の設置構造に関する。
リンクラー設備の設置構造に関し、特に高層マンション
等の高層の共同住宅に適用される建物におけるスプリン
クラー設備の設置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、共同住宅はますます高層化、大規
模化、多様化してきている。一方、共同住宅での火災に
よる死者の数が増加する傾向にあり、消防設備等の基準
がそぐわなくなってきている。そのため最近、消防法施
工規則が改正され、この改正によって高層の共同住宅に
おいてスプリンクラー設備が必要となるケースが増えて
いる。
模化、多様化してきている。一方、共同住宅での火災に
よる死者の数が増加する傾向にあり、消防設備等の基準
がそぐわなくなってきている。そのため最近、消防法施
工規則が改正され、この改正によって高層の共同住宅に
おいてスプリンクラー設備が必要となるケースが増えて
いる。
【0003】ところで、スプリンクラー設備は、将来の
点検やメンテナンス等を容易とする等の理由から、共同
住宅等の複数階の建物において床コンクリート版(スラ
ブ)内に設置することが許可されていない。そこで従来
では、例えば図4に示すように、上階の床コンクリート
版51の下方に下階の天井板53を、床コンクリート版
51の下面と天井板53との間に所定寸法の天井裏スペ
ース52を設けた状態で敷設する。そして、天井板53
にスプリンクラー設備30のヘッド31部分を取り付け
るとともに、天井板裏スペース52にスプリンクラー設
備30の配管(以下、スプリンクラー配管と記す)32
を設けている。
点検やメンテナンス等を容易とする等の理由から、共同
住宅等の複数階の建物において床コンクリート版(スラ
ブ)内に設置することが許可されていない。そこで従来
では、例えば図4に示すように、上階の床コンクリート
版51の下方に下階の天井板53を、床コンクリート版
51の下面と天井板53との間に所定寸法の天井裏スペ
ース52を設けた状態で敷設する。そして、天井板53
にスプリンクラー設備30のヘッド31部分を取り付け
るとともに、天井板裏スペース52にスプリンクラー設
備30の配管(以下、スプリンクラー配管と記す)32
を設けている。
【0004】このように複数階の建物では天井が、スプ
リンクラー設備30を設置するために床コンクリート版
51の下面と天井板53との二重天井となっている。な
お、天井裏スペース52の高さ寸法は、例えば30cm
程度となっている。
リンクラー設備30を設置するために床コンクリート版
51の下面と天井板53との二重天井となっている。な
お、天井裏スペース52の高さ寸法は、例えば30cm
程度となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように従来の複数階の建物では、スプリンクラー設備
を設置するのに二重天井を形成する必要があるため、天
井工事の工期が長い。また二重天井にすることから、床
コンクリート版以外に天井板等の材料が必要である。そ
の結果、人件費や材料費等が嵩むこととなって、天井工
事がコスト高になるという不都合が生じている。
たように従来の複数階の建物では、スプリンクラー設備
を設置するのに二重天井を形成する必要があるため、天
井工事の工期が長い。また二重天井にすることから、床
コンクリート版以外に天井板等の材料が必要である。そ
の結果、人件費や材料費等が嵩むこととなって、天井工
事がコスト高になるという不都合が生じている。
【0006】また、天井板裏のスペースには、スプリン
クラー配管が設けられるだけであるため、スプリンクラ
ー配管が設けられていない箇所では天井裏スペースが非
常にムダなスペースとなっている。しかも、天井裏スペ
ースが必要な分、天井面が下がって下階の天井高さが低
くなり、室内空間が狭くなって圧迫感を与えるという難
点もある。さらに、床コンクリート版と天井板との共鳴
現象によって、上階と下階との間の遮音効果が下がるこ
ともある。
クラー配管が設けられるだけであるため、スプリンクラ
ー配管が設けられていない箇所では天井裏スペースが非
常にムダなスペースとなっている。しかも、天井裏スペ
ースが必要な分、天井面が下がって下階の天井高さが低
くなり、室内空間が狭くなって圧迫感を与えるという難
点もある。さらに、床コンクリート版と天井板との共鳴
現象によって、上階と下階との間の遮音効果が下がるこ
ともある。
【0007】最近、天井裏スペースが不要なスプリンク
ラー設備の設置構造として、壁にスプリンクラー設備を
設置して壁から横方向に散水する構造も提案されている
が、横方向の散水による消火効果に問題があり、消防設
備として認可されていない状態となっている。しかも、
この構造ではスプリンクラー配管のために壁を二重にす
る必要があるため、上記と同様に、壁工事の工期が長く
なるとともに壁の形成材料が多く必要であり、コストの
上昇を招いてしまう。また室内空間も狭くなる難点も有
している。
ラー設備の設置構造として、壁にスプリンクラー設備を
設置して壁から横方向に散水する構造も提案されている
が、横方向の散水による消火効果に問題があり、消防設
備として認可されていない状態となっている。しかも、
この構造ではスプリンクラー配管のために壁を二重にす
る必要があるため、上記と同様に、壁工事の工期が長く
なるとともに壁の形成材料が多く必要であり、コストの
上昇を招いてしまう。また室内空間も狭くなる難点も有
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明の建物におけるスプリンクラー設備の
設置構造は、上階と下階とが上階の床版によって仕切ら
れた複数階の建物にて、上記床版が、その下面が下階の
天井面となるように設けられ、床版の下面に、溝状の凹
部が形成されているとともにこの凹部を覆う覆部が開閉
可能に設けられ、凹部内には、スプリンクラー設備を構
成するスプリンクラーヘッドおよびスプリンクラー配管
が設置された構造であって、上記床版が、下階側に設け
られた第1床版と、第1床版上に積層した状態で設けら
れた第2床版とからなり、上記床版の下面となる第1床
版の下面に、上記凹部が形成された構成となっている。
するために本発明の建物におけるスプリンクラー設備の
設置構造は、上階と下階とが上階の床版によって仕切ら
れた複数階の建物にて、上記床版が、その下面が下階の
天井面となるように設けられ、床版の下面に、溝状の凹
部が形成されているとともにこの凹部を覆う覆部が開閉
可能に設けられ、凹部内には、スプリンクラー設備を構
成するスプリンクラーヘッドおよびスプリンクラー配管
が設置された構造であって、上記床版が、下階側に設け
られた第1床版と、第1床版上に積層した状態で設けら
れた第2床版とからなり、上記床版の下面となる第1床
版の下面に、上記凹部が形成された構成となっている。
【0009】本発明では、上階の床版の下面に溝状の凹
部が形成され、この凹部内にスプリンクラー設備が設置
されているため、スプリンクラー設備のスプリンクラー
ヘッドやスプリンクラー配管を設けるための天井裏スペ
ースが不要である。また天井裏スペースが不要であると
ともに床版の下面がそのまま天井面となるため、天井板
も不要である。さらに、天井面となる床版の下面に、凹
部を覆う状態で覆部が開閉可能に設けられているととも
に、この凹部内にスプリンクラー設備が設置されている
ため、覆部を開けば、下階にスプリンクラー設備のスプ
リンクラーヘッドやスプリンクラー配管が露出した状態
となって、これらの点検やメンテナンス等も容易に行え
る。また覆部を閉じれば、床版にスプリンクラー設備が
内蔵された状態になって下階にスプリンクラー設備が露
出しないため、下階における天井の外観も損なわれな
い。
部が形成され、この凹部内にスプリンクラー設備が設置
されているため、スプリンクラー設備のスプリンクラー
ヘッドやスプリンクラー配管を設けるための天井裏スペ
ースが不要である。また天井裏スペースが不要であると
ともに床版の下面がそのまま天井面となるため、天井板
も不要である。さらに、天井面となる床版の下面に、凹
部を覆う状態で覆部が開閉可能に設けられているととも
に、この凹部内にスプリンクラー設備が設置されている
ため、覆部を開けば、下階にスプリンクラー設備のスプ
リンクラーヘッドやスプリンクラー配管が露出した状態
となって、これらの点検やメンテナンス等も容易に行え
る。また覆部を閉じれば、床版にスプリンクラー設備が
内蔵された状態になって下階にスプリンクラー設備が露
出しないため、下階における天井の外観も損なわれな
い。
【0010】また床版が、下階側に設けられた第1床版
と、第1床版上に積層した状態で設けられた第2床版と
からなり、上記床版の下面となる第1床版の下面に、上
記凹部が形成されていることから、第1床版に床版構成
材としては強度的に弱い材料を用いても第2床版によっ
て床版の強度を維持することが可能となる。よって、床
版構成材として強度的に弱いものの凹部の加工が容易な
材料を第1床版の材料として利用可能となる。
と、第1床版上に積層した状態で設けられた第2床版と
からなり、上記床版の下面となる第1床版の下面に、上
記凹部が形成されていることから、第1床版に床版構成
材としては強度的に弱い材料を用いても第2床版によっ
て床版の強度を維持することが可能となる。よって、床
版構成材として強度的に弱いものの凹部の加工が容易な
材料を第1床版の材料として利用可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る建物における
スプリンクラー設備の設置構造の実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1、図2および図3はそれぞれ、本発
明に係る建物におけるスプリンクラー設備の設置構造の
一実施形態を示す要部断面図であり、図1はスプリンク
ラー設備のスプリンクラーヘッド付近、図2はスプリン
クラー設備のスプリンクラー配管付近、図3は建物の下
がり壁付近を示している。
スプリンクラー設備の設置構造の実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1、図2および図3はそれぞれ、本発
明に係る建物におけるスプリンクラー設備の設置構造の
一実施形態を示す要部断面図であり、図1はスプリンク
ラー設備のスプリンクラーヘッド付近、図2はスプリン
クラー設備のスプリンクラー配管付近、図3は建物の下
がり壁付近を示している。
【0012】実施形態に係るスプリンクラー設備の設置
構造(以下、スプリンクラー設置構造と記す)10は、
高層の共同住宅等の複数階の建物におけるものである。
この建物では、図1〜図3に示すように上階の部屋(以
下、単に上階と記す)11と下階の部屋(以下、単に下
階と記す)12とが上階11の床版20で仕切られてい
る。その際、床版20は、その上面20aが上階11の
床面、下面20bが下階12天井面となるように設けら
れている。
構造(以下、スプリンクラー設置構造と記す)10は、
高層の共同住宅等の複数階の建物におけるものである。
この建物では、図1〜図3に示すように上階の部屋(以
下、単に上階と記す)11と下階の部屋(以下、単に下
階と記す)12とが上階11の床版20で仕切られてい
る。その際、床版20は、その上面20aが上階11の
床面、下面20bが下階12天井面となるように設けら
れている。
【0013】床版20は、下階12側に設けられた第1
床版21と、第1床版21上に積層した状態で設けられ
た第2床版22とから一体的に構成されている。そし
て、第1床版21の下面によって床版20の下面20
b、つまり下階の天井面が形成され、第2床版22の上
面によって、床版20の上面20a、つまり上階の床面
が形成されている。第1床版21は例えば、予め工場等
で作製されたプレキャストコンクリート版で形成されて
おり、第2床版22は例えば、現場にて打設されたコン
クリート版で形成されている。
床版21と、第1床版21上に積層した状態で設けられ
た第2床版22とから一体的に構成されている。そし
て、第1床版21の下面によって床版20の下面20
b、つまり下階の天井面が形成され、第2床版22の上
面によって、床版20の上面20a、つまり上階の床面
が形成されている。第1床版21は例えば、予め工場等
で作製されたプレキャストコンクリート版で形成されて
おり、第2床版22は例えば、現場にて打設されたコン
クリート版で形成されている。
【0014】これら第1床版21および第2床版22
は、床版20を構成した場合に所定の強度を保持する厚
みに形成されている。なお図1では、第1床版21、第
2床版22のそれぞれが、床版20の約1/2程度の厚
みに形成されている例が示されているが、上記のごとく
床版20を構成した場合に所定の強度を保持する厚みに
形成されていればよく、この例に限定されない。例え
ば、第1床版21の厚みよりも第2床版22を厚く形成
してもよく、第1床版21、第2床版22の構成材料
等、種々の要因によって様々に設定される。また、第1
床版21は、その下面に後述するごとく形成する凹部2
1aの深さよりも厚く形成されている。
は、床版20を構成した場合に所定の強度を保持する厚
みに形成されている。なお図1では、第1床版21、第
2床版22のそれぞれが、床版20の約1/2程度の厚
みに形成されている例が示されているが、上記のごとく
床版20を構成した場合に所定の強度を保持する厚みに
形成されていればよく、この例に限定されない。例え
ば、第1床版21の厚みよりも第2床版22を厚く形成
してもよく、第1床版21、第2床版22の構成材料
等、種々の要因によって様々に設定される。また、第1
床版21は、その下面に後述するごとく形成する凹部2
1aの深さよりも厚く形成されている。
【0015】第1床版21の下面(床版20の下面20
b)には、スプリンクラー設備30を設置するための溝
状の凹部21aが形成されている。この凹部21aは、
第1床版21の下面において、スプリンクラー設備30
のスプリンクラーヘッド31の設置位置から、スプリン
クラー配管32の設置経路に従い、例えば水の供給管が
埋設された下階12の壁等の方向に延びて形成されてい
る。また第1床版21の下面には、凹部21aを覆う覆
部21bが開閉可能に設けられている。そして、凹部2
1a内に、スプリンクラーヘッド31およびスプリンク
ラー配管32を備えたスプリンクラー設備30が設置さ
れている。
b)には、スプリンクラー設備30を設置するための溝
状の凹部21aが形成されている。この凹部21aは、
第1床版21の下面において、スプリンクラー設備30
のスプリンクラーヘッド31の設置位置から、スプリン
クラー配管32の設置経路に従い、例えば水の供給管が
埋設された下階12の壁等の方向に延びて形成されてい
る。また第1床版21の下面には、凹部21aを覆う覆
部21bが開閉可能に設けられている。そして、凹部2
1a内に、スプリンクラーヘッド31およびスプリンク
ラー配管32を備えたスプリンクラー設備30が設置さ
れている。
【0016】この実施形態では、火災の発生時に散水を
行うスプリンクラーヘッド31が、床版20の下面20
bから下階12の部屋側に若干突出した状態で凹部21
a内に設けられており、スプリンクラーヘッド31ごと
凹部21aを覆うように、覆部21bが設けられてい
る。またその際、スプリンクラーヘッド31は、下階で
の火災の熱を即座に感知して散水を開始するように、そ
の先端部が覆部21bを貫通して下階12の部屋に臨む
ように設置されている。一方、スプリンクラーヘッド3
1から延びたスプリンクラー配管32は、凹部21a内
を凹部21aの長さ方向に沿って設置されている。
行うスプリンクラーヘッド31が、床版20の下面20
bから下階12の部屋側に若干突出した状態で凹部21
a内に設けられており、スプリンクラーヘッド31ごと
凹部21aを覆うように、覆部21bが設けられてい
る。またその際、スプリンクラーヘッド31は、下階で
の火災の熱を即座に感知して散水を開始するように、そ
の先端部が覆部21bを貫通して下階12の部屋に臨む
ように設置されている。一方、スプリンクラーヘッド3
1から延びたスプリンクラー配管32は、凹部21a内
を凹部21aの長さ方向に沿って設置されている。
【0017】また、例えば図3に示すように、押し入れ
等を設けるために下階12に設けられた下り壁13付近
では、凹部21aが下り壁13よりも下り壁13の内側
に延びて形成される。そして、凹部21a内に設置され
たスプリンクラー配管32は、下り壁13の内側にて凹
部21aから引き出されて第1床版21の下面に沿って
配管され、所定の給水管に接続されている。
等を設けるために下階12に設けられた下り壁13付近
では、凹部21aが下り壁13よりも下り壁13の内側
に延びて形成される。そして、凹部21a内に設置され
たスプリンクラー配管32は、下り壁13の内側にて凹
部21aから引き出されて第1床版21の下面に沿って
配管され、所定の給水管に接続されている。
【0018】上記したスプリンクラー設置構造10の構
築方法としては、例えば以下のような方法が例として挙
げられる。まず、予め、工場等で第1床版21を作製
し、現場にて建物の梁に架け渡した状態で第1床版21
を敷設する。次いで、第1床版21の凹部21aを形成
する位置、すなわちスプリンクラー設備30に設置位置
に細長い箱を打ち込んで、この打ち込んだ箱からなる凹
部21aを形成する。これとともに、第1床版21を型
枠として用いて第1床版21上にコンクリートを打設す
ることにより第2床版22を形成し、第1床版21と第
2床版22とからなる床版20を得る。また第1床版2
1の凹部21a内にスプリンクラー設備30のスプリン
クラーヘッド31およびスプリンクラー配管32を設置
し、凹部21aを覆部21bで覆う。
築方法としては、例えば以下のような方法が例として挙
げられる。まず、予め、工場等で第1床版21を作製
し、現場にて建物の梁に架け渡した状態で第1床版21
を敷設する。次いで、第1床版21の凹部21aを形成
する位置、すなわちスプリンクラー設備30に設置位置
に細長い箱を打ち込んで、この打ち込んだ箱からなる凹
部21aを形成する。これとともに、第1床版21を型
枠として用いて第1床版21上にコンクリートを打設す
ることにより第2床版22を形成し、第1床版21と第
2床版22とからなる床版20を得る。また第1床版2
1の凹部21a内にスプリンクラー設備30のスプリン
クラーヘッド31およびスプリンクラー配管32を設置
し、凹部21aを覆部21bで覆う。
【0019】あるいは、第1床版21における凹部21
aの形成位置が予め分かっている場合には、工場等で第
1床版21を作製する際、第1床版21の型枠にコンク
リートを打設するとともに、凹部21aを形成する位置
に細長い箱を打ち込んで凹部21aを形成し、この凹部
21aを有する第1床版21を用いてスプリンクラー設
置構造10を構築する。
aの形成位置が予め分かっている場合には、工場等で第
1床版21を作製する際、第1床版21の型枠にコンク
リートを打設するとともに、凹部21aを形成する位置
に細長い箱を打ち込んで凹部21aを形成し、この凹部
21aを有する第1床版21を用いてスプリンクラー設
置構造10を構築する。
【0020】このようなスプリンクラー設置構造10で
は、上階11の床版20の下面20bに溝状の凹部21
aが形成され、この凹部21a内にスプリンクラー設備
30が設置されているので、スプリンクラー設備30の
スプリンクラーヘッド31やスプリンクラー配管32を
設けるための天井裏スペースを設ける必要がない。その
結果、従来のように上階11の床版20の下方に天井板
を設けて二重天井とする必要がないため、天井工事が簡
易になって工期の短縮を図れるとともに、天井板等の材
料も削減することができる。したがって、人件費や材料
費等を低減できるため、天井工事を低コストで行うこと
ができる。
は、上階11の床版20の下面20bに溝状の凹部21
aが形成され、この凹部21a内にスプリンクラー設備
30が設置されているので、スプリンクラー設備30の
スプリンクラーヘッド31やスプリンクラー配管32を
設けるための天井裏スペースを設ける必要がない。その
結果、従来のように上階11の床版20の下方に天井板
を設けて二重天井とする必要がないため、天井工事が簡
易になって工期の短縮を図れるとともに、天井板等の材
料も削減することができる。したがって、人件費や材料
費等を低減できるため、天井工事を低コストで行うこと
ができる。
【0021】また床版20の下面20bがそのまま下階
12の天井面となるため、従来設けていたスプリンクラ
ー配管を設置するための天井裏スペースの分だけ天井面
を高くすることができる。よって、天井高さが高くなる
ので下階12に広々とした室内空間を形成することがで
きる。もしくは、天井板が不要であることから、梁成を
偏平にすれば、1階(1フロアー)の階高を天井裏スペ
ースの分だけ低くできるため、つまり上階の床版20を
天井裏スペースの分だけ低くできるため、超高層の共同
住宅等の建物に本実施形態のスプリンクラー設置構造1
0を適用することにより、従来と同じ軒高で建物の階数
(フロアー数)を増加させることができる。
12の天井面となるため、従来設けていたスプリンクラ
ー配管を設置するための天井裏スペースの分だけ天井面
を高くすることができる。よって、天井高さが高くなる
ので下階12に広々とした室内空間を形成することがで
きる。もしくは、天井板が不要であることから、梁成を
偏平にすれば、1階(1フロアー)の階高を天井裏スペ
ースの分だけ低くできるため、つまり上階の床版20を
天井裏スペースの分だけ低くできるため、超高層の共同
住宅等の建物に本実施形態のスプリンクラー設置構造1
0を適用することにより、従来と同じ軒高で建物の階数
(フロアー数)を増加させることができる。
【0022】さらに、上階11の床版20の下方に天井
板を設けないため、上階11の床版20とその下方に設
けた天井板との共鳴現象が起こらず、この共鳴現象によ
る上階11と下階12との間の遮音効果の低下も防止す
ることができる。
板を設けないため、上階11の床版20とその下方に設
けた天井板との共鳴現象が起こらず、この共鳴現象によ
る上階11と下階12との間の遮音効果の低下も防止す
ることができる。
【0023】また床版20の下面20bに形成した凹部
21a内には、スプリンクラー配管32の他にその他の
空調等の配管や配線等を配設することができる。この
際、凹部21aに覆部21bが覆われていない状態で
は、凹部21aが下階12に露出しているため、凹部2
1a内へのスプリンクラー設備30等の設置を容易に行
うことができる。
21a内には、スプリンクラー配管32の他にその他の
空調等の配管や配線等を配設することができる。この
際、凹部21aに覆部21bが覆われていない状態で
は、凹部21aが下階12に露出しているため、凹部2
1a内へのスプリンクラー設備30等の設置を容易に行
うことができる。
【0024】また凹部21aを覆う状態で覆部21bが
開閉可能に設けられているため、覆部21bを開くこと
で、下階12にスプリンクラー設備30のスプリンクラ
ーヘッド31およびスプリンクラー配管32を簡単に露
出させることができ、これらの点検やメンテナンス等を
容易に行うことができる。また覆部21bを閉じれば、
床版20にスプリンクラー設備30が内蔵された状態に
なって下階12にスプリンクラー設備30が露出しない
ため、天井の外観も良好なものとすることができる。
開閉可能に設けられているため、覆部21bを開くこと
で、下階12にスプリンクラー設備30のスプリンクラ
ーヘッド31およびスプリンクラー配管32を簡単に露
出させることができ、これらの点検やメンテナンス等を
容易に行うことができる。また覆部21bを閉じれば、
床版20にスプリンクラー設備30が内蔵された状態に
なって下階12にスプリンクラー設備30が露出しない
ため、天井の外観も良好なものとすることができる。
【0025】さらに、第1床版21と第2床版22とか
ら床版20が形成されているため、例えば第1床版21
に床版構成材としては強度的に弱い材料を用いても、第
2床版22によって床版20の強度を維持することがで
きる。よって、第1床版21にプレキャストコンクリー
ト版よりも強度的に弱いものの、凹部21aの加工がよ
り容易なその他の材料を用いることができるので、加工
条件や施工条件等に非常に柔軟に対応して床版20を形
成できる。例えば、この実施形態では、第1床版21が
プレキャストコンクリート版からなる例を述べたが、第
1床版21への凹部21aの形成によって第1床版21
に断面欠損が生じさせたくない場合には、発砲スチロー
ル等の凹部の形成が容易な材料で形成することもでき
る。
ら床版20が形成されているため、例えば第1床版21
に床版構成材としては強度的に弱い材料を用いても、第
2床版22によって床版20の強度を維持することがで
きる。よって、第1床版21にプレキャストコンクリー
ト版よりも強度的に弱いものの、凹部21aの加工がよ
り容易なその他の材料を用いることができるので、加工
条件や施工条件等に非常に柔軟に対応して床版20を形
成できる。例えば、この実施形態では、第1床版21が
プレキャストコンクリート版からなる例を述べたが、第
1床版21への凹部21aの形成によって第1床版21
に断面欠損が生じさせたくない場合には、発砲スチロー
ル等の凹部の形成が容易な材料で形成することもでき
る。
【0026】また、第1床版21と第2床版22とから
床版20が形成されているため、本実施形態のように第
1床版21をプレキャストコンクリート版、第2床版2
2を現場打ちコンクリート版とする場合、第1床版21
を型枠の一つとして用いることができるため、型枠の設
置工程を削減できるといった効果も得られる。
床版20が形成されているため、本実施形態のように第
1床版21をプレキャストコンクリート版、第2床版2
2を現場打ちコンクリート版とする場合、第1床版21
を型枠の一つとして用いることができるため、型枠の設
置工程を削減できるといった効果も得られる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の建物におけ
るスプリンクラー設備の設置構造によれば、上階の床版
の下面に形成された凹部内にスプリンクラー設備が設置
されて、従来のように二重天井とせずに、床版の下面を
そのまま天井面とする構成としたので、天井工事を簡易
に行うことができ、工期の短縮および天井板等の材料の
削減を図ることができる。したがって、天井工事を低コ
ストで行うことができる。また天井板が不要であること
により、床版と天井板との共鳴現象の発生を防止できる
ため、上階と下階との遮音効果も維持することができ
る。また、従来設けていたスプリンクラー配管を設置す
るための天井裏スペースの分だけ天井面を高くすること
ができるので、下階に広々とした室内空間を形成するこ
とができる。さらに天井面となる床版の下面に、凹部を
覆う状態で覆部が開閉可能に設けられているので、覆部
を開くだけでスプリンクラー設備のスプリンクラーヘッ
ドやスプリンクラー配管の点検も容易に行うことがで
き、かつ覆部で閉じることによって天井の外観も維持す
ることができる。
るスプリンクラー設備の設置構造によれば、上階の床版
の下面に形成された凹部内にスプリンクラー設備が設置
されて、従来のように二重天井とせずに、床版の下面を
そのまま天井面とする構成としたので、天井工事を簡易
に行うことができ、工期の短縮および天井板等の材料の
削減を図ることができる。したがって、天井工事を低コ
ストで行うことができる。また天井板が不要であること
により、床版と天井板との共鳴現象の発生を防止できる
ため、上階と下階との遮音効果も維持することができ
る。また、従来設けていたスプリンクラー配管を設置す
るための天井裏スペースの分だけ天井面を高くすること
ができるので、下階に広々とした室内空間を形成するこ
とができる。さらに天井面となる床版の下面に、凹部を
覆う状態で覆部が開閉可能に設けられているので、覆部
を開くだけでスプリンクラー設備のスプリンクラーヘッ
ドやスプリンクラー配管の点検も容易に行うことがで
き、かつ覆部で閉じることによって天井の外観も維持す
ることができる。
【0028】また床版が、下階側に設けられた第1床版
と、第1床版上に積層した状態で設けられた第2床版と
からなり、床版の下面となる第1床版の下面に凹部が形
成されている構成により、床版構成材として強度的に弱
いものの凹部の加工が容易な材料を第1床版の材料とし
て利用でき、かつこのような材料で第1床版を構成して
も第2床版によって床版の強度を維持することができ
る。よって、加工条件や施工条件等に非常に柔軟に対応
して床版を形成することができる。また、第1床版をプ
レキャストコンクリート版とすると、第2床版を現場打
ちコンクリート版とする場合に、第1床版を型枠の一つ
として用いることができるため、型枠の設置工程を削減
できる効果も得られる。
と、第1床版上に積層した状態で設けられた第2床版と
からなり、床版の下面となる第1床版の下面に凹部が形
成されている構成により、床版構成材として強度的に弱
いものの凹部の加工が容易な材料を第1床版の材料とし
て利用でき、かつこのような材料で第1床版を構成して
も第2床版によって床版の強度を維持することができ
る。よって、加工条件や施工条件等に非常に柔軟に対応
して床版を形成することができる。また、第1床版をプ
レキャストコンクリート版とすると、第2床版を現場打
ちコンクリート版とする場合に、第1床版を型枠の一つ
として用いることができるため、型枠の設置工程を削減
できる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物におけるスプリンクラー設備の設
置構造の一実施形態を示す要部断面図(その1)であ
り、スプリンクラーヘッド付近を示した図である。
置構造の一実施形態を示す要部断面図(その1)であ
り、スプリンクラーヘッド付近を示した図である。
【図2】本発明の建物におけるスプリンクラー設備の設
置構造の一実施形態を示す要部断面図(その2)であ
り、スプリンクラー配管付近を示した図である。
置構造の一実施形態を示す要部断面図(その2)であ
り、スプリンクラー配管付近を示した図である。
【図3】本発明の建物におけるスプリンクラー設備の設
置構造の一実施形態を示す要部断面図(その3)であ
り、建物の下り壁付近を示した図である。
置構造の一実施形態を示す要部断面図(その3)であ
り、建物の下り壁付近を示した図である。
【図4】従来のスプリンクラー設備の設置構造の一例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【符号の説明】 10…スプリンクラー設置構造、11…上階、12…下
階、20…床版、20a…上面、20b…下面、21…
第1床版、21a…凹部、21b…覆部、22…第2床
版、30…スプリンクラー設備、31…スプリンクラー
ヘッド、32…スプリンクラー配管
階、20…床版、20a…上面、20b…下面、21…
第1床版、21a…凹部、21b…覆部、22…第2床
版、30…スプリンクラー設備、31…スプリンクラー
ヘッド、32…スプリンクラー配管
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図3】
Claims (2)
- 【請求項1】 上階と下階とが上階の床版によって仕切
られた複数階の建物におけるスプリンクラー設備の設置
構造であって、 前記床版は、その下面が下階の天井面となるように設け
られ、 前記床版の下面には、溝状の凹部が形成されているとと
もに該凹部を覆う覆部が開閉可能に設けられ、 前記凹部内には、スプリンクラー設備が設置されてなる
ことを特徴とする建物におけるスプリンクラー設備の設
置構造。 - 【請求項2】 前記床版は、前記下階側に設けられた第
1床版と、該第1床版上に積層した状態で設けられた第
2床版とからなり、 前記第1床版は、プレキャスト材で形成されていること
を特徴とする請求項1記載の建物におけるスプリンクラ
ー設備の設置構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10069600A JP2984738B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 建物におけるスプリンクラー設備の設置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10069600A JP2984738B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 建物におけるスプリンクラー設備の設置構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11264210A true JPH11264210A (ja) | 1999-09-28 |
| JP2984738B2 JP2984738B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=13407502
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10069600A Expired - Fee Related JP2984738B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 建物におけるスプリンクラー設備の設置構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2984738B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100557478B1 (ko) | 2005-04-06 | 2006-03-10 | 한국아치스판 주식회사 | 아치지붕구조와 이를 이용한 아치지붕의 시공방법 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP10069600A patent/JP2984738B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100557478B1 (ko) | 2005-04-06 | 2006-03-10 | 한국아치스판 주식회사 | 아치지붕구조와 이를 이용한 아치지붕의 시공방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2984738B2 (ja) | 1999-11-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |