JPH11266049A - 発光素子駆動装置 - Google Patents

発光素子駆動装置

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JPH11266049A
JPH11266049A JP10067240A JP6724098A JPH11266049A JP H11266049 A JPH11266049 A JP H11266049A JP 10067240 A JP10067240 A JP 10067240A JP 6724098 A JP6724098 A JP 6724098A JP H11266049 A JPH11266049 A JP H11266049A
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JP
Japan
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signal
unit
emitting element
light emitting
voltage
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Withdrawn
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JP10067240A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Takauji
敏行 高氏
Satoru Matsuyama
哲 松山
Tadao Inoue
忠夫 井上
Akira Ikeuchi
公 池内
Satoshi Ide
聡 井出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/501Structural aspects
    • H04B10/503Laser transmitters
    • H04B10/504Laser transmitters using direct modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光素子駆動装置に関し、最初に入力される
バースト信号の先頭部分での光出力の高速に立ち上げる
一方、最初のバースト信号に続く2番目のバースト信号
以降の光出力を保持時間に関わらず安定に供給できるよ
うにする。 【解決手段】 発光素子を自動光パワー制御を行ないな
がら駆動信号により駆動しうる駆動部3を有し、データ
情報を含む入力電気信号から、定常状態において発光素
子1から所定パワーの光出力を得るための基準電圧を生
成する基準電圧生成部4と、上記発光素子にて出力され
た光信号のパワーに対応したモニタ用の電圧信号を生成
するモニタ電圧生成部5と、基準電圧とモニタ用電圧信
号との比較結果に基づいて、発光素子1からの光出力が
上記所定パワーとなるように駆動部3を離散的制御量で
制御する光パワー制御部6と、上記離散的制御量を有す
る制御信号に、初期値としてのかさ上げ成分を設定する
初期値設定部7とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図22〜図25) 発明が解決しようとする課題(図22,図24〜図2
7) 課題を解決するための手段(図1〜図4) 発明の実施の形態 ・第1実施形態の説明(図5,図6) ・第1実施形態の各変形例の説明(図7〜図15,図2
8,図29) ・第2実施形態の説明(図16,図17) ・第3実施形態の説明(図18,図19) ・その他(図20,図21) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子駆動装置
に関し、特に、発光素子の光出力について自動光パワー
制御(APC制御;Automatic Power Control)を行なう
発光素子駆動装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、光通信分野では、加入者専用光通
信装置の開発が盛んに行なわれている。また、光加入者
システムにて用いられる光通信装置においては、低コス
ト,低消費電力化等の要請により、CMOS型の電界効
果トランジスタによる半導体回路を使用する場合が多
い。
【0004】上述のごとき光加入者系の光通信装置のみ
ならず、基幹系の光伝送装置においても、光信号を光フ
ァイバを介して送信する機能部では、LD(Laser Diod
e)等の発光素子を駆動することにより、例えばバース
ト信号のようなデータ情報を含む信号を送信するように
なっている。このような背景下において、LD(Laser D
iode)等の発光素子を駆動するための発光素子駆動装置
においては、バースト信号対応はもちろんのこと、特
に、長時間のバースト信号間が発生しても正確に光パワ
ーを一定に保持する機能が要求される。このような機能
は発光素子そのものの信頼度を確保するという観点から
も必須である。
【0005】また、光磁気ディスク(MO;Magneto-Opt
ic disc)を駆動する駆動装置や、レーザプリンタにおい
ても、レーザ光を出力する発光素子としてLD等が用い
られるが、このような光磁気ディスク駆動装置やレーザ
プリンタ等においても、長時間のバースト信号間が発生
しても正確に光パワーを一定に保持する機能をそなえる
ことにより、機能向上が期待される。
【0006】図22は従来の自動光パワー制御回路を適
用した発光素子駆動装置を示すブロック図であり、この
図22に示す発光素子100および発光素子駆動装置1
10は、図示しない光ファイバを介して光信号を送受す
る光通信装置に適用しうるものである。ここで、発光素
子100は電気信号を光信号に変換して出力光を図示し
ない光伝送路に供給するとともにモニタ光を出力するも
ので、発光素子駆動装置110は発光素子100にて出
力される光信号の光パワーが一定に保持されるように制
御するものであって、データ受信部101,LD駆動部
102,基準電圧生成部103,受光素子104,モニ
タ電圧変換部105,差電圧生成部106および制御信
号生成部107をそなえて構成されている。
【0007】データ受信部101はデータとクロックと
を受信して発光素子100を駆動する信号を生成するも
のであり、LD駆動部102はデータ受信部101から
の出力を受けて制御信号生成部106が生成する自動光
パワー制御のための制御信号に制御され発光素子(L
D)100を駆動するものであり、これらデータ受信部
101およびLD駆動部102により主信号部108が
構成される。
【0008】また、基準電圧生成部103はデータ受信
部101の出力信号である基準信号から自動光パワー制
御のための基準電圧を生成するもので、受光素子(P
D;Photo Diode)104は発光素子100が出力するモ
ニタ光を再び電気信号に変換するものであり、モニタ電
圧変換部105は受光素子104の出力電流であるモニ
タ信号を電圧変換して自動光パワー制御のためのモニタ
電圧を生成するものである。
【0009】さらに、差電圧生成部106は基準電圧生
成部103とモニタ電圧変換部105の出力電圧の差を
生成するもので、制御信号生成部107は差電圧生成部
106の出力に応じた自動光パワー制御のためのLD駆
動制御信号を生成するものであり、上述の基準電圧生成
部103,モニタ電圧変換部105,差電圧生成部10
6および制御信号生成部107により、自動光パワー制
御部(APC部)109が構成される。
【0010】ところで、上述のLD駆動部102,差電
圧生成部106および制御信号生成部107は、詳細に
は図23に示すような構成を有している。すなわち、差
電圧生成部106は差動増幅器により構成され、制御信
号生成部107は電界効果トランジスタ(T1)107
a,コンデンサ(C1)107b,電界効果トランジス
タ(T2)107cおよび抵抗(R2)107dをそな
えて構成されている。
【0011】電界効果トランジスタ107aは差電圧生
成部106の出力に応じて電流を流すもので、コンデン
サ107bは電界効果トランジスタ107aにコネクタ
107eを介して接続され電界効果トランジスタ107
aの電流を充電するものであり、このコンデンサ107
bの端子電圧をLD駆動部102に対する制御信号とし
て出力されるようになっている。
【0012】さらに、電界効果トランジスタ107cは
送信信号がオンのときに導通状態となるもので、抵抗1
07dは送信信号がオンのときにコンデンサ107bに
チャージされた過剰な電荷を放電させるものである。す
なわち、これら電界効果トランジスタ107aおよびコ
ンデンサ107bにより、差電圧生成部106からの出
力に応じたLD駆動部102に対する制御信号を生成し
ているのである。
【0013】また、LD駆動部102は、3つの電界効
果トランジスタ(T11〜T13)102a〜102c
および抵抗(RL)102dをそなえて構成され、制御
信号生成部107からのAPC制御信号をトランジスタ
102cにて受けるとともに、データ受信部101から
の送信データをトランジスタ102a,102bにて受
信して、自動光パワー制御された駆動電流信号を発光素
子100に供給するようになっている。
【0014】このような構成により、図22に示す発光
素子駆動装置110では、データ受信部101が出力す
る信号から生成される基準電圧と、受光素子104が出
力するモニタ信号から生成されるモニタ電圧の差電圧に
よって発光素子100の駆動電流を制御して、発光素子
100の出力光を一定レベルに制御し、その出力光を光
伝送路に出力する。
【0015】ここで、制御信号生成部107では、電源
投入後〔図24(a)の時点(t1)参照〕、送信信号
(バースト信号)がオン状態(送信状態)のとき〔例え
ば図24(b),(c)の時点(t2)〜(t4)参
照〕、トランジスタ107cがオンするので、LD駆動
部102に対する制御信号VPCNTは、抵抗107dを含
むループゲインの光出力制御に従い制御される〔図24
(d)の時点(t2)〜(t3)参照〕。
【0016】一方、送信信号がオフ状態(非送信状態)
のとき〔例えば図24(b)の時点(t4)〜(t5)
参照〕は、トランジスタ107cがオフするので、送信
中〔図24(b)の時点(t2)〜(t4)参照〕に生
成された制御信号VPCNTは次のバースト送信区間〔図2
4(b)の時点(t5)以降参照〕まで保持される。ま
た、図25はAPCループがディジタル回路により構成
された発光素子駆動装置110Aを示すブロック図であ
り、この図25に示す発光素子駆動装置110Aでは、
発光素子111から後方に射出された光は受光素子11
2に入射し、受光素子112はその光強度に比例した電
流を出力する。この電流は増幅器113により電圧に変
換され、比較器114で図示しない電圧源からの基準電
圧Vrefと比較される。
【0017】また、比較器114の出力電圧は比較器1
14の両入力電圧の大小関係により高レベルまたは低レ
ベルとなる。例えば、増幅器113からの電圧信号が基
準電圧Vrefよりも大きい場合には、比較器114の
出力信号のレベルを低レベルとし、増幅器113からの
電圧信号が基準電圧Vrefよりも小さい場合には、比
較器114の出力信号のレベルを光レベルとすることが
できる。
【0018】エッジ検出部115では、送信切換信号の
エッジを、送信データ(バースト信号)の送信タイミン
グ,非送信タイミングとして検出し、送信データの非送
信タイミング時には後段のアップダウンカウンタ116
をイネーブル状態とする信号を出力する一方、送信デー
タの送信タイミング時にはアップダウンカウンタ116
のイネーブル状態を解除する信号を出力する。
【0019】アップダウンカウンタ116では、データ
送信時に、比較器114からの比較結果を発振器117
からのクロック信号に同期してカウントする。例えば、
増幅器113からの電圧信号が基準電圧Vrefよりも
大きい場合にはカウント値をダウンカウントする一方、
増幅器113からの電圧信号が基準電圧Vrefよりも
小さい場合にはカウント値をアップカウントする。
【0020】例えば、発光素子111からの光強度が基
準値より弱いときには比較器114の出力が低レベルに
なり、アップダウンカウンタ116はアップカウンタと
して動作する状態となる。送信切り換え信号等のタイミ
ング信号T1によりエッジ検出回路115がアップダウ
ンカウンタ116へのイネーブル信号を解除すると、ア
ップダウンカウンタ116は発振器117からのクロッ
ク信号により、その計測値が増加していく。
【0021】このアップダウンカウンタ116の計数出
力はD/A変換器118でアナログ量に変換されて、半
導体レーザ駆動部119に出力される。半導体レーザ駆
動部119では電気信号の送信データを光信号に変換す
るための駆動電流レベルをD/A変換器118の出力に
応じて変化させる。従って、アップダウンカウンタ11
6は、送信データの送信時には、増幅器113からの電
圧信号が基準電圧Vrefよりも大きくなるまで、アッ
プカウンタとして機能し、アップダウンカウンタ116
のカウント値が徐々に増加することにより、発光素子1
11からの光強度は徐々に増加し、増幅器113からの
出力も増加する。
【0022】そして、増幅器113の出力が基準電圧V
refよりも大きくなり、比較器114からの比較結果
信号が低レベルから高レベルに反転すると、エッジ検出
回路115では比較器114の出力の立ち上がりエッジ
を検出してアップダウンカウンタ116にイネーブル信
号を出力する。これにより、アップダウンカウンタ11
6はイネーブル状態になってそのカウント値を保持し、
発光素子111に供給される駆動電流についてもそのま
ま保持される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図22に示すような、MOS素子等を用いたアナログ回
路により光パワーを保持する構成においては、MOS素
子のドレインリーク電流等による性能低下を回避するこ
とが困難である。すなわち、図22に示すような発光素
子駆動装置110では、送信データの非送信時は、電圧
を保持している必要があるにもかかわらず、トランジス
タ107aからのリーク電流〔図24(d)の時点(t
4)〜(t5)参照〕の発生によってコンデンサ107
cがさらに充電される。
【0024】この場合には、次のバースト送信信号の先
頭では必要以上の電流が放電されるために発光素子10
0が過度な電流で駆動され、出力光レベルが基準レベル
よりも高くなってしまうことがある〔図24(f)の時
点(t5)参照〕。このようなリーク電流によるコンデ
ンサ107cの充電は、次のバースト送信信号との間が
長いほど(保持期間が長いほど)顕著になり、次のバー
スト送信信号の先頭におけるパワー変動となり、パルス
・マスクの規格を満足できなくなる場合もある。
【0025】また、上記リーク電流によるパワー変動の
影響を小さくするために、コンデンサ107bの静電容
量を大きくすると、コンデンサ107bへの充電時間が
遅くなり、1バースト目先頭の制御信号生成部107に
よる制御信号VPCNTの初期立ち上がり時間が遅くなって
しまう。そこで、初期立ち上がり時間を速くするために
トランジスタ107aの電流を大きくすることが考えら
れるが、電界効果トランジスタ107aのトランジスタ
・サイズ自体を大きくしなければならないため、結果と
してトランジスタ107aのリーク電流がさらに大きく
なってしまい、次のバースト送信信号先頭のパワー変動
を回避することができない。
【0026】上述したように、図22に示す発光素子駆
動装置110においては、APCループをアナログ回路
により構成しており、制御電圧生成部107から出力さ
れる制御信号に誤差が生じると、直接的に光パワー変動
の発生を招来することになるという課題がある。これに
対し、例えば図25に示す発光素子駆動装置110Aの
ように、APCループをディジタル回路により構成する
ことで、上述のごときAPCループをアナログ回路によ
り構成したことによる光出力パワーの変動を防止するこ
とも考えられる。
【0027】すなわち、上述の図25に示す発光素子駆
動装置110Aにおいては、バースト信号間の駆動電流
の保持制御をディジタル信号で行なうことにより、前述
の図22に示す発光素子駆動装置110のようなリーク
電流による長時間保持後のバースト送信信号の先頭にお
いて発生するパワー変動を回避を図っているのである。
【0028】しかしながら、上述の図25に示すような
発光素子駆動装置110Aにおいても、電源投入後〔図
26(a)の時点(t11)参照〕に、最初のバースト
信号の初期立ち上げ時において、アップダウンカウンタ
116ではクロック信号に同期して1ビットずつしかア
ップカウントを行なわず、D/A変換器118の出力電
圧、即ち、LD駆動制御信号は、D/A変換器118の
分解能(1LSB)ずつしか上昇しないため、任意の光
出力レベルに安定するまでに、不要な時間を要するとい
う課題がある〔図26(d)の時点(t12)〜(t1
3)参照〕。
【0029】また、D/A変換器118の分解能(1L
SB)を大きくし、APC初期立ち上げ時間の高速化を
図ると、APC定常動作時の誤差が大きくなるため、ル
ープ圧縮残差が発生してしまい、パワー変動が生じると
いう課題がある。さらに、アップダウンカウンタ116
を用いたディジタルAPCにおいては、APCループ安
定動作時(収束後)に比較器114の出力が不定になる
ことによる不安定動作が発生する場合があるという課題
がある。
【0030】すなわち、光出力パワーが目標パワーにほ
ぼ一致すると〔図26(e)の時点(t13)〜(t1
4)参照〕、基準電圧Vrefと増幅器113の出力に
ついてもほぼ一致させることができるが、基準電圧Vr
efのオフセットやノイズ等の発生や〔図27(a)の
時点(t13)〜(t14)参照〕、D/A変換器11
8の変換誤差等によって、比較器114の出力電圧が不
安定に高レベルもしくは低レベルになり、バタツキが発
生する場合がある〔図27(b)の時点(t13)〜
(t14)参照〕。
【0031】上述のごとく、光出力パワーが目標パワー
近辺となってAPCループが収束した後において、比較
器114の出力にバタツキが発生すると、アップダウン
カウンタ116では、任意にアップカウント及びダウン
カウントを行なうことになり、動作状態が不定状態にな
る。D/A変換器118の出力信号としての半導体レー
ザ駆動部119に対する制御信号は、分解能(1LS
B)毎に動作するため、アップダウンカウンタ116の
カウント値が不定状態になると、D/A変換回路118
の出力も目標電圧の近傍で変動して〔図27(c)の時
点(t13)〜(t14)参照〕、光パワー変動等の不
安定動作が発生する場合があるのである〔図27(d)
の時点(t13)〜(t14)参照〕。
【0032】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、最初に入力されるバースト信号の先頭部分で
の光出力の高速立ち上げを可能にすると同時に、最初の
バースト信号に続く2番目のバースト信号以降の光出力
を保持時間(バースト信号間の時間)に関わらず安定に
供給しつつ、光出力パワー安定時(APCループ収束
後)においても光パワー変動を防止し安定動作を確保で
きるようにした、発光素子駆動装置を提供することを目
的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図であり、この図1において、1はデータ情報を含
む入力電気信号を光信号に変換しうる発光素子で、2は
発光素子駆動装置であり、この発光素子駆動装置2は、
駆動部3,基準電圧生成部4,モニタ電圧生成部5,光
パワー制御部6および初期値設定部7をそなえて構成さ
れている。
【0034】ここで、駆動部3は発光素子1を自動光パ
ワー制御を行ないながら駆動信号により駆動しうるもの
であり、基準電圧生成部4は上記入力電気信号から定常
状態において発光素子1から所定パワーの光出力を得る
ための基準電圧を生成するものであり、モニタ電圧生成
部5は発光素子1にて出力された光信号のパワーに対応
したモニタ用の電圧信号を生成するものである。
【0035】さらに、光パワー制御部6は、基準電圧生
成部4からの基準電圧とモニタ電圧生成部5からのモニ
タ用電圧信号とを比較し、上記比較結果に基づいて、発
光素子1からの光出力が上記所定パワーとなるように駆
動部3を離散的制御量で制御するものである。また、初
期値設定部7は、上記の光パワー制御部6から駆動部3
に供給される上記離散的制御量を有する制御信号に、初
期値としてのかさ上げ成分を設定するものであり(請求
項1)、この初期値設定部7を、発光素子1の閾値電流
以上であって上記所定パワー未満の光出力を得るための
駆動電流値に相当する電圧信号を、上記初期値として設
定するように構成することもできる(請求項2)。
【0036】さらに、光パワー制御部を、基準電圧生成
部からの基準電圧とモニタ電圧生成部からのモニタ用電
圧信号とを比較する比較部と、比較部からの比較結果に
ついてカウント用クロックに同期してアップカウント/
ダウンカウントを行なうアップダウンカウンタ回路と、
アップダウンカウンタ回路にてアップカウント/ダウン
カウントされたカウント値をアナログ量に変換し、上記
離散的制御量を有する制御信号として出力するディジタ
ル/アナログ変換部とをそなえて構成することができる
(請求項3)。
【0037】また、初期値設定部を、上記初期値となる
電圧信号としてのディジタル信号をアップダウンカウン
タ回路に対して直接プリセットするプリセット部により
構成することもできる(請求項4)。さらに、初期値設
定部を、予め設定された上記初期値となる電圧信号を発
生する電圧発生部と、電圧発生部にて発生された電圧信
号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変
換部とをそなえ、アナログ/ディジタル変換部からの上
記ディジタル信号を、上記の光パワー制御部のアップダ
ウンカウンタ回路に対してプリセットするように構成す
ることもできる(請求項5)。
【0038】また、初期値設定部を、予め設定された上
記初期値となる電圧信号を発生する電圧発生部と、電圧
発生部からの電圧信号を、上記のディジタル/アナログ
変換部から駆動回路に対する上記アナログ量の制御信号
に加算する電圧加算回路とをそなえて構成することもで
きる(請求項6)。この場合においては、電圧発生部
を、互いに異なる電圧信号を発生しうる複数の電圧源
と、上記の複数の電圧源のうちで発光素子の特性に対応
した電圧信号を発生しうる電圧源からの電圧信号を出力
するスイッチとをそなえて構成することもできる(請求
項7)。
【0039】また、該電圧発生部を、上記初期値となる
電圧信号情報をディジタル信号として記憶しておくメモ
リと、該メモリにて記憶されたディジタル信号値をアナ
ログ信号に変換して出力するアナログ/ディジタル変換
部とをそなえて構成してもよい(請求項8)。さらに、
該初期値設定部を、上記初期値となる電圧信号としての
ディジタル信号を記憶しておくメモリにより構成し、メ
モリにより記憶されたディジタル信号を、上記の光パワ
ー制御部のアップダウンカウンタ回路に対してプリセッ
トするように構成してもよい(請求項9)。
【0040】光パワー制御部を、基準電圧生成部からの
基準電圧とモニタ電圧生成部からのモニタ用電圧信号と
を比較する比較部と、比較部からの比較結果についてカ
ウント用クロックに同期してアップカウント/ダウンカ
ウントを行なうアップダウンカウンタ回路と、アップダ
ウンカウンタ回路からのカウント値に応じた電流信号を
生成し、上記離散的制御量を有する制御信号として出力
するカウンタ値/電流値変換回路とをそなえるととも
に、駆動部を、上記データ情報を含む入力電気信号とカ
ウンタ値/電流値変換回路からの電流信号とを用いて、
上記の発光素子に対する駆動信号を生成するように構成
してもよい(請求項10)。
【0041】この場合においては、カウンタ値/電流値
変換回路から出力される電流信号に、初期値としてのか
さ上げ成分を設定しておくことにより、初期値設定部を
構成することができる(請求項11)。また、図2も本
発明の原理ブロック図であり、この図2において、1は
データ情報を含む入力電気信号を光信号に変換しうる発
光素子、2Aは発光素子駆動装置であり、この発光素子
駆動装置2Aは、駆動部3,基準電圧生成部4,モニタ
電圧生成部5,光パワー制御部6および安定識別部8を
そなえて構成されている。
【0042】ここで、駆動部3は、自動光パワー制御を
行ないながら駆動信号により駆動しうるもので、基準電
圧生成部4は、上記入力電気信号から、定常状態におい
て発光素子1から所定パワーの光出力を得るための基準
電圧を生成するもので、モニタ電圧生成部5は、上記発
光素子1にて出力された光信号のパワーに対応したモニ
タ用の電圧信号を生成するものである。
【0043】さらに、光パワー制御部6は、基準電圧生
成部4からの基準電圧とモニタ電圧生成部5からのモニ
タ用電圧信号とを比較し、上記比較結果に基づいて、発
光素子1からの光出力が上記所定パワーとなるように駆
動部3を離散的制御量で制御するものであり、安定識別
部8は、光パワー制御部6による駆動部3に対する駆動
制御の安定度を識別するものである(請求項12)。
【0044】この場合においては、光パワー制御部6
を、基準電圧生成部4からの基準電圧とモニタ電圧生成
部5からのモニタ用電圧信号とを比較する比較部と、比
較部からの比較結果についてカウント用クロックに同期
してアップカウント/ダウンカウントを行なうアップダ
ウンカウンタ回路と、アップダウンカウンタ回路にてア
ップカウント/ダウンカウントされたカウント値をアナ
ログ量に変換し、上記離散的制御量を有する制御信号と
して出力するディジタル/アナログ変換部とをそなえて
構成してもよい(請求項13)。
【0045】さらに、安定識別部8を、モニタ電圧生成
部5からのモニタ用電圧信号について、基準電圧生成部
4からの基準電圧に基づく第1のヒステリシス特性で比
較する第1ヒステリシス比較部と、モニタ電圧生成部5
からのモニタ用電圧信号について、基準電圧生成部4か
らの基準電圧に基づく上記第1のヒステリシス特性と異
なる第2のヒステリシス特性で比較する第2ヒステリシ
ス比較部と、上記の第1ヒステリシス比較部と第2ヒス
テリシス比較部からの比較結果に基づいて、上記の駆動
部3による発光素子1に対する駆動制御が収束したか否
かを判定し、判定結果を上記安定度の識別結果として出
力する判定部とをそなえ、判定部からの上記安定度の識
別結果に基づいて、上記の光パワー制御部6による駆動
部3に対する駆動制御が収束したと判定された場合に
は、光パワー制御部6に入力される上記クロックを停止
すべく構成してもよい(請求項14)。
【0046】また、安定識別部8を、基準電圧生成部4
からの基準電圧とモニタ電圧生成部5からのモニタ用電
圧信号との電位差が、所定の範囲内にあるか否かを判定
し、判定結果を上記安定度の識別結果として出力するウ
ィンドウコンパレータをそなえて構成し、且つ、ウィン
ドウコンパレータからの比較結果に基づいて、上記の光
パワー制御部6による駆動部3に対する駆動制御が収束
したと判定された場合には、光パワー制御部6に入力さ
れる上記クロックを停止すべく構成することもできる
(請求項15)。
【0047】さらに、該安定識別部8を、比較部からの
上記比較結果レベルについて、連続する複数ビット分を
保持するレベル保持部と、比較部からの上記比較結果レ
ベルと該レベル保持部からの上記複数ビット分の比較結
果レベルとに基づき、連続する少なくとも3ビット分の
比較結果レベルが全て同一レベルであるか否かを判定
し、判定結果を上記安定度の識別結果として出力する同
一レベル判定部とをそなえ、同一レベル判定部からの上
記安定度の識別結果に基づいて、上記の連続する少なく
とも3ビット分の比較結果レベルが同一レベルであると
判定された場合には、光パワー制御部に入力される上記
クロックを停止すべく構成することができる(請求項1
6)。
【0048】さらに、図3も本発明の原理ブロック図で
あり、この図3において、1はデータ情報を含む入力電
気信号を光信号に変換しうる発光素子、2Bは発光素子
駆動装置であり、この発光素子駆動装置2Bは、駆動部
3,基準電圧生成部4,モニタ電圧生成部5,光パワー
制御部6およびクロック制御部9をそなえて構成されて
いる。
【0049】ここで、駆動部3は、自動光パワー制御を
行ないながら駆動信号により駆動しうるもので、基準電
圧生成部4は、上記入力電気信号から、定常状態におい
て発光素子1から所定パワーの光出力を得るための基準
電圧を生成するもので、モニタ電圧生成部5は、上記発
光素子1にて出力された光信号のパワーに対応したモニ
タ用の電圧信号を生成するものである。
【0050】さらに、光パワー制御部6は、基準電圧生
成部4からの基準電圧とモニタ電圧生成部5からのモニ
タ用電圧信号とを比較し、上記比較結果に基づいて、発
光素子1からの光出力が上記所定パワーとなるように駆
動部3を離散的制御量で制御するものであり、クロック
制御部9は、上記の光パワー制御部6による発光素子1
に対する駆動制御を安定させるべく、光パワー制御部6
に供給する上記クロックを制御するものである(請求項
17)。
【0051】この場合においては、光パワー制御部6
を、基準電圧生成部4からの基準電圧とモニタ電圧生成
部5からのモニタ用電圧信号とを比較する比較部と、比
較部からの比較結果についてカウント用クロックに同期
してアップカウント/ダウンカウントを行なうアップダ
ウンカウンタ回路と、アップダウンカウンタ回路にてア
ップカウント/ダウンカウントされたカウント値をアナ
ログ量に変換し、上記離散的制御量を有する制御信号と
して出力するディジタル/アナログ変換部とをそなえて
構成することができる(請求項18)。
【0052】また、クロック制御部9を、送信すべきデ
ータ情報の有無を検出するデータ検出部と、データ検出
部において送信すべきデータ情報があると検出された場
合には光パワー制御部6に上記クロックを供給する一
方、データ検出部において送信すべきデータ情報が無い
と検出された場合には、光パワー駆動部3に対する上記
クロックの供給を停止するスイッチ部とをそなえて構成
することができる(請求項19)。
【0053】さらに、図4も本発明の原理ブロック図で
あり、この図4において、1はデータ情報を含む入力電
気信号を光信号に変換しうる発光素子、2Cは発光素子
駆動装置であり、この発光素子駆動装置2Cは、駆動部
3,基準電圧生成部4,モニタ電圧生成部5,光パワー
制御部6,安定識別部8およびクロック制御部9をそな
えて構成されている。
【0054】ここで、駆動部3は、自動光パワー制御を
行ないながら駆動信号により駆動しうるもので、基準電
圧生成部4は、上記入力電気信号から、定常状態におい
て発光素子1から所定パワーの光出力を得るための基準
電圧を生成するもので、モニタ電圧生成部5は、上記発
光素子1にて出力された光信号のパワーに対応したモニ
タ用の電圧信号を生成するものである。
【0055】さらに、光パワー制御部6は、基準電圧生
成部4からの基準電圧とモニタ電圧生成部5からのモニ
タ用電圧信号とを比較し、上記比較結果に基づいて、発
光素子1からの光出力が上記所定パワーとなるように駆
動部3を離散的制御量で制御するものである。また、安
定識別部8は、上記の光パワー制御部6による駆動部3
に対する駆動制御の安定度を識別するものであり、クロ
ック制御部9は、上記の光パワー制御部6による発光素
子1に対する駆動制御を安定させるべく、安定識別部8
からの安定度識別情報および入力されるデータ情報のう
ちの少なくとも一方を用いて、光パワー制御部6に供給
する上記クロックを制御するものである(請求項2
0)。
【0056】この場合には、クロック制御部9を、送信
すべきデータ情報の有無を検出するデータ検出部と、デ
ータ検出部において送信すべきデータ情報があると検出
され且つ安定識別部8からの上記安定度の識別結果に基
づき上記の光パワー制御部6による駆動部3に対する駆
動制御が収束したと判定された場合、または、データ検
出部において送信すべきデータ情報が無いと検出された
場合には、光パワー制御部6に対する上記クロックの供
給を停止するスイッチ部とをそなえて構成することがで
きる(請求項21)。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (a)第1実施形態の説明 図5は本発明の第1実施形態にかかる発光素子駆動装置
を示すブロック図であり、この図5において、20は発
光素子駆動装置であり、この発光素子駆動装置20は、
発光素子としてのレーザダイオード(LD)10を自動
光パワー制御の下で駆動制御するものであり、データ変
換部21,駆動部30,基準電圧生成部40,モニタ電
圧生成部50,ディジタルAPC(Automatic Power Con
trol)部60,初期値設定部70,安定識別部80およ
びクロック制御部90をそなえて構成されている。
【0058】ここで、レーザダイオード10は、データ
情報を含む入力電気信号を光信号に変換するもので、変
換された光信号は、例えば光伝送路を介して伝送するこ
とができるようになっている。また、データ変換部21
は、光信号に変換すべき主信号データをクロックととも
に入力されて、このデータ情報に基づいてレーザダイオ
ード10を駆動するための信号(電圧信号)に変換する
ものであり、駆動部30は、後述する自動光パワー制御
を受けながら、データ変換部21からの出力信号を光信
号に変換するための駆動電流信号を生成し出力するもの
であり、3つのトランジスタ31〜33と抵抗34とを
そなえて構成されている。
【0059】すなわち、駆動部30においては、データ
変換部21からのレーザダイオード10駆動用の電圧信
号がトランジスタ32に入力されるとともに、自動光パ
ワー制御による制御信号(電圧信号;VPCNT)がトラン
ジスタ31に入力され、この制御信号VPCNTによる自動
光パワー制御を受けながら、データ変換部21からの出
力信号を光信号に変換するための駆動電流信号を生成
し、レーザダイオード10に出力するようになってお
り、レーザダイオード10は、この駆動電流信号の値に
応じた光出力パワーで発光するようになっている。
【0060】したがって、上述のデータ変換部21およ
び駆動部30により、主信号に対する信号処理が施され
るようになっている。さらに、基準電圧生成部40は、
データ変換部21からのレーザダイオード10駆動用の
信号(電圧信号)に基づいて、自動光パワー制御のため
の基準電圧V ref 、即ち、定常状態において該発光素子
から所定パワーの光出力を得るための基準電圧を生成す
るものである。
【0061】また、モニタ電圧生成部50は、レーザダ
イオード10にて出力された光信号のパワーに対応した
モニタ用の電圧信号Vmon を生成するものであり、フォ
トダイオード(PD)51およびモニタ電圧変換部52
をそなえている。ここで、フォトダイオード51は、レ
ーザダイオード10から出力されるモニタ光を受光し、
モニタ光のレベルに応じた電圧信号を出力するもので、
モニタ電圧変換部52は、フォトダイオード51から出
力されるモニタ光のレベルを示す電圧信号について、後
段のディジタルAPC部60にて基準電圧生成部40か
らの基準電圧と比較するためのレベル整合を行なうもの
である。
【0062】さらに、ディジタルAPC部(光パワー制
御部)60は、基準電圧生成部40からの基準電圧V
ref とモニタ電圧生成部50からのモニタ用電圧信号V
mon とを比較し、この比較結果に基づいて、レーザダイ
オード10からの光出力が所定パワーとなるように駆動
部30を離散的制御量で制御するもので、比較器61,
アップダウンカウンタ回路62およびD/A変換器63
をそなえて構成されている。
【0063】ここで、比較部としての比較器61は、基
準電圧生成部40からの基準電圧V ref とモニタ電圧生
成部からのモニタ用電圧信号Vmon とを比較するもの
で、アップダウンカウンタ回路62は、比較器61から
の比較結果ampoについてカウント用クロックUDC
LKに同期してアップカウント/ダウンカウントを行な
うものである。
【0064】さらに、D/A変換器(ディジタル/アナ
ログ変換部)63は、アップダウンカウンタ回路62に
てアップカウント/ダウンカウントされたカウント値
〔例えば2進表記でp(p;2以上の整数)ビット〕を
アナログ量に変換し、離散的制御量を有する制御信号と
して出力するものである。すなわち、アップダウンカウ
ンタ回路62では、比較器61からの比較結果をデータ
変換部21に入力されたクロックをカウント用クロック
として用いてカウントするようになっている。例えば、
比較器61においてモニタ用電圧信号Vmo n が基準電圧
ref よりも大きい場合にはカウント値をダウンカウン
トする一方、比較器61においてモニタ用電圧信号V
mon が基準電圧Vref よりも小さい場合にはカウント値
をアップカウントする。
【0065】ところで、アップダウンカウンタ回路62
にてカウントされるカウント値はディジタル値であり、
D/A変換器63では、このようなディジタル値である
カウント値についてアナログ量の電圧信号VPCNTに変換
し、離散的制御量(カウント値に応じて離散的に変化す
るアナログ制御量)を有する制御信号として駆動部30
に出力するようになっているのである。
【0066】さらに、初期値設定部70は、ディジタル
APC部60のD/A変換器63から駆動部30に供給
される離散的制御量を有する制御信号に、初期値として
のかさ上げ成分を設定するものであり、電圧源71とA
/D変換器72とをそなえて構成されている。ここで、
電圧発生部としての電圧源71は、上述のディジタルA
PC部60から駆動部30に供給される制御信号にかさ
上げされる初期値として設定すべき電圧信号を発生する
ものである。
【0067】また、アナログ/ディジタル変換部として
のA/D変換器72は、電圧源71にて発生された電圧
信号をディジタル信号に変換するものであり、このA/
D変換器72にて変換されたディジタル信号について
は、アップダウンカウンタ回路62における初期カウン
ト値としてプリセットされるようになっている。換言す
れば、第1実施形態にかかる発光素子駆動装置20の電
源投入後に、クロック(データ変換部21に入力される
クロックと同一)がA/D変換器72に入力されると、
電圧源71からの電圧信号をディジタル信号に変換し
て、アップダウンカウンタ回路62のプリセット入力に
初期値として与えられるようになっているのである。
【0068】さらに、安定識別部80は、ディジタルA
PC部61による駆動部30に対する駆動制御の安定度
を識別するもので、具体的には、自動光パワー制御が安
定したあとの比較器61出力のバタツキを識別するもの
であり、ヒステリシス比較部81,82およびNAND
回路83をそなえて構成されている。ここで、第1ヒス
テリシス比較部としてのヒステリシス比較部81は、モ
ニタ電圧生成部50からのモニタ用電圧信号Vmon につ
いて、基準電圧生成部40からの基準電圧に基づく第1
のヒステリシス特性で比較するものである。
【0069】具体的には、ヒステリシス比較部81は、
基準電圧Vref に対して正の所定のヒステリシス幅を有
することができ、例えば、モニタ用電圧信号Vmon が上
述のヒステリシス幅内にある場合には「0」を出力する
一方、モニタ用電圧信号Vmo n が上述のヒステリシス幅
を外れた場合には、「1」を出力するようになってい
る。
【0070】また、第2ヒステリシス比較部としてのヒ
ステリシス比較部82は、モニタ電圧生成部50からの
モニタ用電圧信号Vmon について、基準電圧生成部40
からの基準電圧に基づく上述の第1のヒステリシス特性
と異なる第2のヒステリシス特性で比較するものであ
る。具体的には、ヒステリシス比較部82は、基準電圧
ref に対して負の所定のヒステリシス幅を有すること
ができ、例えば、モニタ用電圧信号Vmon が上述のヒス
テリシス幅内にある場合には「0」を出力する一方、モ
ニタ用電圧信号Vmo n が上述のヒステリシス幅を外れた
場合には、「1」を出力するようになっている。
【0071】さらに、NAND回路83は、上述のヒス
テリシス比較部81とヒステリシス比較部82からの比
較結果についてNAND演算を行なうものであり、例え
ばモニタ用電圧信号Vmon が上述の基準電圧Vref に対
する正のヒステリシス幅内または負のヒステリシス幅内
にある場合には、高レベル信号「1」を出力し、正のヒ
ステリシス幅および負のヒステリシス幅のいずれにも含
まれない場合には、低レベル信号「0」を出力するよう
になっている。
【0072】すなわち、NAND回路83は、ヒステリ
シス比較部81とヒステリシス比較部82からの比較結
果に基づいて、駆動部30によるレーザダイオード10
に対する駆動制御の安定度(自動光パワー制御の収束後
にバタツキが発生しているか否か)を判定し、判定結果
を上述のディジタルAPC部61による駆動部30に対
する駆動制御の安定度の識別結果として出力するように
なっており、判定部として機能する。
【0073】さらに、クロック制御部90は、ディジタ
ルAPC部60によるレーザダイオード10に対する駆
動制御を安定させるべく、安定識別部80からの安定度
識別情報および入力されるデータ情報のうちの少なくと
も一方を用いて、ディジタルAPC部60に供給するク
ロックを制御するものであり、ゼロ連検出回路91およ
びスイッチ部92とをそなえて構成されている。
【0074】ここで、データ検出部としてのゼロ連検出
回路91は、光信号に変換すべきデータについて、デー
タ「0」の連続を検出することにより、送信すべきデー
タ情報の有無を検出するもので、検出結果(0det)
はスイッチ部92に出力されるようになっている。ま
た、スイッチ部92は、ゼロ連続回路91からの検出結
果(0det)に基づき、送信すべきデータ情報があり
且つ安定識別部80からの安定度の識別結果に基づきデ
ィジタルAPC部60による駆動部30に対する駆動制
御が収束したと判定された場合、または、ゼロ連検出回
路91において送信すべきデータ情報が無いと検出され
た場合には、ディジタルAPC部60に対するクロック
の供給を停止するものである。
【0075】上述の構成により、本発明の第1実施形態
にかかる発光素子駆動装置20の動作について、図6に
示すタイムチャートを用いて以下に説明する。まず、発
光素子としてのレーザダイオード10を駆動することに
より、データ情報を送信するに先立ち、発光素子駆動装
置20の電源が投入されるが〔図6(a)の時点(t
1)参照〕、この電源投入後、クロック信号が入力され
ると〔図6(c)の時点(t2)参照〕、A/D変換器
72では電圧源71からの電圧値をディジタル信号に変
換して、アップダウンカウンタ回路62に対してプリセ
ット入力しておく。
【0076】これにより、D/A変換器63から駆動部
30へ与えられるLD駆動制御電圧VPCNTは、電源投入
直後においては、プリセットされた値に相当する電圧信
号となる〔図6(i)の時点(t2)参照〕。なお、こ
の初期値として与えられるLD駆動制御電圧VPCNT(即
ち電圧源71から出力される電圧信号)は、レーザダイ
オード10が発光しない程度の駆動電流信号に相当する
値を設定することができる〔図6(j)の時点(t2)
〜(t3)参照〕。
【0077】続いて、電源投入後の最初のバースト信号
(1バースト目の送信信号)が入力されると〔図6
(b)の時点(t3)〜(t5)参照〕、ディジタルA
PC部60による自動光パワー制御が開始される。すな
わち、クロック制御部90のスイッチ部92では、ゼロ
連検出回路91にて電源投入後の最初のバースト信号が
入力されたことが検出された場合には〔図6(d)の時
点(t3)参照〕、安定識別部80のヒステリシス比較
部81,82においてモニタ用電圧信号Vmon が基準電
圧Vref ±ヒステリシス幅に安定することが検出される
までは、アップダウンカウンタ回路62およびD/A変
換器63にクロックUDCLKを供給すべく、入力され
るクロックUDCLKをスイッチングする〔図6(e)
の時点(t3)〜(t4)参照〕。
【0078】ここで、ディジタルAPC部60の比較器
61では、モニタ用電圧信号Vmonと基準電圧Vref
を比較し、上述の最初のバースト信号が入力された時点
ではモニタ用電圧信号Vmon は基準電圧Vref よりも小
さいため、比較器61では低レベル(「0」)の出力電
圧信号ampoが出力される。アップダウンカウンタ回
路62では、入力されるクロックに同期して比較器61
からの比較結果ampoについてカウントする〔図6
(f)〜(h)の時点(t3)〜(t4)参照〕。
【0079】この場合には、アップダウンカウンタ回路
62は、クロック制御部90によるクロック制御に基づ
いて、モニタ用電圧信号Vmon が基準電圧Vref ±ヒス
テリシス幅に安定するまで、アップカウンタとして動作
する。D/A変換器63では、アップダウンカウンタ回
路62からの離散的に変化する値についてアナログ量の
電圧信号VPCNTに変換し、自動光パワー制御信号として
駆動部30に出力する。なお、この場合には、D/A変
換器63は、モニタ用電圧信号Vmon が基準電圧Vref
±ヒステリシス幅に安定するまで、レーザダイオード1
0からの光出力パワーを上昇させるべく制御信号VPCNT
を出力する。
【0080】換言すれば、モニタ用電圧Vmon と基準電
圧Vref がほぼ一致するまで、アップダウンカウンタ回
路62ではアップカウントを行ない、D/A変換部63
から駆動部30に対する出力電圧であるLD駆動制御信
号VPCNTが分解能(1LSB)ずつ離散的に上昇してい
く〔図6(i)の時点(t3)〜(t4)参照〕。これ
により、駆動部30では、光出力パワーが所定レベルに
近づくようにレーザダイオード10を駆動することがで
きる〔図6(j)の時点(t3)〜(t4)参照〕。
【0081】その後、モニタ用電圧信号Vmon が基準電
圧Vref ±ヒステリシス幅に安定すると、安定識別部8
0のNAND回路83では、安定識別結果として、高レ
ベル信号(安定が識別された旨、即ち自動光パワー制御
が収束状態となった旨を示す信号)が出力される。これ
により、クロック制御部90のスイッチ部92では、ア
ップダウンカウンタ回路62およびD/A変換器63へ
のクロックUDCLKの供給を停止して、カウント動作
を停止させる。
【0082】アップダウンカウンタ回路62では、カウ
ント動作は停止してもカウント値については、停止直前
の状態を保持しているので、D/A変換器63から駆動
部30に出力されるLD駆動制御電圧信号VPCNTの値に
ついても保持される。このようにして、APC収束後の
不安定動作を回避している。換言すれば、自動光パワー
制御が収束状態に移行した場合に、仮にアップダウンカ
ウンタ回路62のカウント動作を継続した場合には、比
較器61の出力が不定状態となるため、アップダウンカ
ウンタ回路62のカウント動作も不安定となり、駆動部
30によるレーザダイオード10の駆動制御に対しても
不安定要素となるが、モニタ用電圧Vmon が(Vref ±
ヒステリシス比較部のヒステリシス量)の範囲であれ
ば、アップダウンカウンタ回路62およびD/A変換器
63に与えるクロックUDCLKを止めることでLD駆
動制御電圧VPCNTを保持し、APC収束後の不安定動作
を回避することができるのである〔図6(h)〜(j)
の時点(t4)〜(t5)参照〕。
【0083】ところで、クロック制御部90のゼロ連検
出回路91においては、入力データの符号「0」が所定
ビット以上連続したことを検出することを通じて、外部
信号を用いることなくバースト間(バースト信号が入力
されない区間)であることを識別する。この場合におい
ても、D/A変換部63へのクロック信号を止めて、L
D駆動制御電圧VPCNTを保持する。
【0084】その後、再び送信信号としてのバースト信
号が入力された場合においても、LD駆動制御信号V
PCNTは電圧を保持しているため、光パワー変動を生じる
ことなく、安定な光出力を供給することができる〔図6
(i),(j)の時点(t8)参照〕。このように、本
発明の第1実施形態にかかる発光素子駆動装置20によ
れば、電源投入直後の最初のバースト信号と、最初のバ
ースト信号に続く2番目のバースト信号との時間間隔が
長い場合でも、2番目のバースト信号の先頭で発生光パ
ワー変動を回避して安定な光出力を供給しつつ、初期値
設定部70により、ディジタルAPC部60から駆動部
30に供給される離散的制御量を有する自動光パワー制
御用の制御信号VPCNTに、初期値としてのかさ上げ成分
を設定し、アップダウンカウンタ回路62によるカウン
ト動作を初期値から開始させて、電源投入直後の1バー
スト目の光出力パワーを、高速に立ち上げて安定化させ
ることができる利点がある。
【0085】また、安定識別部80およびクロック制御
部90をそなえたことにより、ディジタルAPC部60
による駆動部30に対する駆動制御の安定度を識別し、
この安定度識別情報および入力されるデータ情報のうち
の少なくとも一方を用いて、ディジタルAPC部60に
供給するクロックを制御することができるので、ディジ
タルAPC部60によるレーザダイオード10に対する
駆動制御を安定させることができ、自動光パワー制御の
収束後に、基準信号およびモニタ信号にノイズ信号等が
発生したとしても、光出力の不安定動作を回避すること
ができる利点がある。
【0086】さらに、クロック制御部90により、バー
スト信号等の送信信号の送信/非送信を識別するための
送信切換信号等を外部から受けずにディジタルAPC部
60へのクロック制御を行なうことができるので、例え
ば発光素子駆動装置20についてIC(Integrated Circ
uit)を用いて実現する際にはピン数の削減を図ることが
できるとともに、送信信号についての信号処理を行なう
信号処理系において送信信号の送信/非送信を識別する
ための信号を生成する必要も無くなり、システム構成を
簡素化させることができる。
【0087】なお、上述の第1実施形態においては、安
定識別部80を、第1ヒステリシス比較部としてのヒス
リシス比較部81と、第2ヒステリシス比較部としての
ヒステリシス比較部82と、判定部としてのNAND回
路83により構成しているが、これに限定されず、上述
の2つのヒステリシス比較部81,82としての機能
を、ウィンドウコンパレータにより実現してもよい。
【0088】すなわち、上述の2つのヒステリシス比較
部81,82における各ヒステリシス幅に相当するウィ
ンドウ(不感帯)が設けられた2つのウィンドウコンパ
レータにより、上述の2つのヒステリシス比較部81,
82としての機能を持たせることができるのである。こ
の場合においては、各ウィンドウコンパレータは、基準
電圧生成部40からの基準電圧とモニタ電圧生成部50
からのモニタ用電圧信号との電位差が、所定の範囲内に
あるか否かを判定し、判定結果を上記安定度の識別結果
として出力するものである。
【0089】さらに、判定部としてのNAND回路83
において、上述のウィンドウコンパレータからの比較結
果に基づいて、ディジタルAPC部60による駆動部3
0に対する駆動制御が収束したと判定された場合には、
ディジタルAPC部60に入力される上記クロックを停
止するようになっている。 (a1)第1実施形態の第1変形例の説明 図7は第1実施形態の第1変形例にかかる発光素子駆動
装置20−1の要部を示すブロック図であり、この図7
に示す発光素子駆動装置20−1は、初期値設定部70
−1の構成が前述の第1実施形態における発光素子駆動
装置20と異なるが、この初期値設定部70−1以外の
構成については基本的に同様であり、その詳細な説明に
ついては省略する。
【0090】なお、図7中においては駆動部30,ディ
ジタルAPC部60および初期値設定部70−1以外の
装置構成については図示を省略し、図7中における図5
と同一の符号は、それぞれ同様の部分を示している。こ
こで、この図7に示す初期値設定部70−1は、レーザ
ダイオード10の閾値電流Ith以上であって設定光パワ
ー未満の光出力を得るための駆動電流値に相当する電圧
信号Vを初期値として、ディジタルAPC部60のアッ
プダウンカウンタ回路62に設定しうるもので、電圧源
としての電圧発生回路71−1およびA/D変換器72
をそなえて構成されている。
【0091】また、電圧発生回路71−1は、電流源7
1aおよびトランジスタ(Tr2)71bをそなえて構成さ
れ、レーザダイオード10が発光しうる最小の駆動電流
(閾値電流Ith)以上であって設定光パワー未満の光出
力を得るための駆動電流値に相当する電圧信号を発生す
るものである。さらに、A/D変換器72は、電圧発生
回路71−1からの電圧信号V(アナログ値)をディジ
タル信号に変換するもので、この変換結果を初期値と
し、ディジタルAPC部60のアップダウンカウンタ回
路62に設定(プリセット)するようになっている。
【0092】上述の構成により、第1実施形態の第1変
形例にかかる発光素子駆動装置20−1では、前述の第
1実施形態の場合と同様、発光素子としてのレーザダイ
オード10を駆動することによりデータ情報を光信号で
送信するに先立ち、発光素子駆動装置20−1の電源が
投入されるが、この電源投入後、クロックが入力される
と、初期値設定部70−1のA/D変換器72では電圧
発生回路71−1からの閾値電流Ith以上であって設定
光パワー未満の光出力を得るための駆動電流値に相当す
る電圧信号Vをディジタル信号に変換して、アップダウ
ンカウンタ回路62に対してプリセット入力しておく。
これにより、1バースト目の光パワーを高速且つ効率的
に所定パワーに立ち上げて、ディジタルAPC部60に
よる自動光パワー制御の安定化を早めている。
【0093】なお、上述の電圧発生回路71−1のトラ
ンジスタ71bと、駆動部30のトランジスタ31とを
同一比のトランジスタサイズとすることにより、プロセ
ス変動等が生じても同一の変動を示すため、ディジタル
APC部60の1バースト目の初期立ち上げ時間を劣化
させることなく動作させることができる。このように、
本発明の第1実施形態の第1変形例にかかる発光素子駆
動装置20−1によれば、初期値設定部70−1をそな
えたことにより、ディジタルAPC部60から駆動部3
0に供給される離散的制御量を有する自動光パワー制御
用の制御信号VPCNTに設定する初期値として、レーザダ
イオード10の閾値電流I th以上であって設定光パワー
未満の光出力を得るための駆動電流値に相当する電圧信
号V(ディジタル値)を設定して、アップダウンカウン
タ回路62によるカウント動作を上述の初期値から開始
させることができ、電源投入直後の1バースト目の光出
力パワーを、高速且つ効率的に立ち上げることができ、
自動光パワー制御機能を飛躍的に向上させることができ
る利点がある。
【0094】(a2)第1実施形態の第2変形例の説明 図8は第1実施形態の第2変形例にかかる発光素子駆動
装置20−2の要部を示すブロック図であり、この図8
に示す発光素子駆動装置20−2は、初期値設定部70
−2の構成が前述の図5または図7に示す発光素子駆動
装置(符号20,20−1参照)と異なるが、この初期
値設定部70−2以外の構成については基本的に同様で
あり、その詳細な説明については省略する。
【0095】なお、図8中においては、アップダウンカ
ウンタ回路62および初期値設定部70−2以外の装置
構成については図示を省略し、図5と同一の符号は、そ
れぞれ同様の部分を示している。ここで、この図8に示
す発光素子駆動装置20−2の初期値設定部70−2
は、前述の第1実施形態の第1変形例と基本的に同様の
A/D変換器72をそなえるとともに、互いに異なる電
圧信号Vを発生しうる複数の電圧源としての電圧発生回
路73−1〜73−n(n;2以上の整数)およびスイ
ッチ74をそなえて構成されている。
【0096】複数の電圧発生回路73−1〜73−nは
それぞれ、レーザダイオード10の特性に応じた電圧信
号を発生しうるもので、後段のスイッチ74により、使
用するレーザダイオード10の特性に応じてこれら複数
の電圧発生回路73−1〜73−nのうちのいずれかで
発生された電圧信号を選択的に出力されるようになって
いる。
【0097】ここで、上述の各電圧発生回路73−1〜
73−nでは、レーザダイオード10の閾値電流特性に
対応した互いに異なる閾値電流Ith以上であって設定光
パワー未満の光出力を得るための駆動電流値に相当する
電圧信号Vを発生するようになっており、それぞれ電流
源75−1〜75−nをそなえるとともに、トランジス
タサイズが互いに異なる負荷Nch(Nチャンネル)トラ
ンジスタとして機能するトランジスタ76−1〜76−
nをそなえて構成されている。
【0098】具体的には、スイッチ74は、上述の電圧
発生回路73−1〜73−nからの電圧信号のうちで、
使用されるレーザダイオード10の特性に応じて、閾値
電流Ith以上であって設定光パワー未満の光出力を得る
ための駆動電流値に相当する電圧信号Vを出力すべく設
定されたものである。例えば、使用するレーザダイオー
ド10の閾値電圧Ithが高ければ、スイッチ74では、
それに応じた電圧信号を出力しうる電圧発生回路73−
1〜73−nが選択される。
【0099】これにより、第1実施形態の第2変形例に
おける初期値設定部70−2においては、スイッチ74
の設定に基づいて、レーザダイオード10の種類によら
ず、閾値電流Ith以上であって設定光パワー未満の光出
力を得るための駆動電流値に相当する電圧信号Vを駆動
部30に出力することができ、これにより、発光素子と
して使用するレーザダイオード10の種類に応じて閾値
電流Ithが異なることに対応できるようになっている。
【0100】上述の構成により、第1実施形態の第2変
形例にかかる発光素子駆動装置20−2では、前述の第
1実施形態の場合と同様、発光素子駆動装置20−2の
電源が投入されて、発光素子としてのレーザダイオード
10を駆動することにより、データ情報を光信号に変換
して送信する。すなわち、上述の電源投入後、クロック
が入力されると、初期値設定部70−2では、スイッチ
74の設定に基づいて、使用されるレーザダイオード1
0の種類に応じて、閾値電流Ith以上であって設定光パ
ワー未満の光出力を得るための駆動電流値に相当する電
圧信号Vをディジタル値としてアップダウンカウンタ回
路62に対してプリセット入力しておく。
【0101】換言すれば、使用されるレーザダイオード
10の閾値電流Ith以上であって設定光パワー未満の光
出力を得るための駆動電流値に相当する電圧信号Vを発
生しうる電圧発生回路73−1〜73−nからの電圧信
号VがA/D変換器72に出力されるように、スイッチ
74を設定しておく。これにより、A/D変換器72に
て上述の電圧信号Vをディジタル値に変換した結果がア
ップダウンカウンタ回路62におけるカウント値にプリ
セットされ、駆動部30では1バースト目の光パワーの
立ち上げ時から電圧信号Vに相当する駆動電流をレーザ
ダイオード10に供給することができる。即ち、アップ
ダウンカウンタ回路62にてプリセット入力された初期
値により、使用されるレーザダイオード10の種類によ
らず、1バースト目の光パワーを高速且つ効率的に所定
パワーに立ち上げている。
【0102】また、レーザダイオード10の特性(種類
や形態更には固体バラツキ)に起因した、ディジタルA
PC部60による光パワーの初期立ち上げ制御の劣化を
防止している。このように、本発明の第1実施形態の第
2変形例にかかる発光素子駆動装置20−2において
も、初期値設定部70−2をそなえたことにより、ディ
ジタルAPC部60から駆動部30に供給される離散的
制御量を有する自動光パワー制御用の制御信号VPCNT
設定する初期値として、使用されるレーザダイオード1
0の種類によらず、閾値電流Ith以上であって設定光パ
ワー未満の光出力を得るための駆動電流値に相当する電
圧信号Vを設定することができるので、送信系システム
を構築する際に、種類や形態更には固体バラツキなどに
かかわらず、任意のレーザダイオードを選択しても、ア
ップダウンカウンタ回路62によるカウント動作を上述
の初期値から開始させて、電源投入直後の1バースト目
の光出力パワーを高速且つ効率的に立ち上げることがで
きるほか、システム構築の際の自由度を高めることがで
きる利点もある。
【0103】(a3)第1実施形態の第3変形例の説明 図9は第1実施形態の第3変形例にかかる発光素子駆動
装置20−3の要部を示すブロック図であり、この図9
に示す発光素子駆動装置20−3は、初期値設定部70
−3の構成が前述の図5,図7または図8に示す発光素
子駆動装置(符号20,20−1,20−2参照)と異
なるが、この初期値設定部70−3以外の構成について
は基本的に同様であり、その詳細な説明については省略
する。
【0104】なお、図9中においては、アップダウンカ
ウンタ回路62および初期値設定部70−3以外の装置
構成については図示を省略し、図5と同一の符号は、そ
れぞれ同様の部分を示している。ここで、この図9に示
す発光素子駆動装置20−3の初期値設定部70−3
は、電圧発生部71−3およびスイッチ77をそなえる
とともに、前述の第1実施形態の第1変形例と基本的に
同様のA/D変換器72をそなえて構成さえている。
【0105】ここで、電圧発生部71−3は、電流源7
1cおよびコンデンサ71dをそなえ、電流源71cか
ら出力される電流を用いてコンデンサ71dを充電させ
ることにより、定電圧の出力信号を得る定電圧源として
機能するようになっている。また、スイッチ77は、発
光素子駆動装置20−3の電源が投入された直後の1バ
ースト目の信号が入力された時(初期立ち上げ時)のみ
スイッチオンとなり、それ以外ではスイッチオフとなる
ように制御されるもので、これにより、上述の初期立ち
上げ時のみ電圧発生部71−3からの電圧値がA/D変
換器72にてディジタル値に変換され、アップダウンカ
ウンタ62にて初期値としてセットされるようになって
いる。
【0106】上述の構成により、第1実施形態の第3変
形例にかかる発光素子駆動装置20−3では、前述の第
1実施形態の場合と同様、発光素子駆動装置20−3の
電源が投入された後に、発光素子としてのレーザダイオ
ード10を駆動することにより、データ情報を光信号に
変換して送信する。すなわち、上述の電源が投入される
とスイッチ77をオン状態に設定する。その後クロック
が入力されると、初期値設定部70−3では、初期設定
値としての電圧信号をディジタル値としてアップダウン
カウンタ回路62に対してプリセット入力しておく。
【0107】D/A変換器63では、アップダウンカウ
ンタ回路62からのカウント値についてアナログ信号に
変換して駆動部30に対する駆動制御信号として出力し
ているため、上述のアップダウンカウンタ回路62にプ
リセット入力されたカウント値に相当する分だけ光パワ
ーの立ち上げを早めることができる。なお、比較器61
出力が安定し、ディジタルAPC部60による駆動部3
0に対する駆動制御が収束すると、スイッチ77がオフ
状態に設定されるが、アップダウンカウンタ回路62に
おけるカウント値を保持するため、次のバースト信号
(2バースト目の信号)が入力されたときにおいては、
保持されたカウント値に基づいて駆動部30に自動光パ
ワー制御信号を供給することで、安定した光出力パワー
でレーザダイオード10を駆動させることができる。
【0108】このように、本発明の第1実施形態の第3
変形例にかかる発光素子駆動装置20−3においても、
初期値設定部70−3をそなえたことにより、前述の第
1実施形態の場合と同様、ディジタルAPC部60から
駆動部30に供給される離散的制御量を有する自動光パ
ワー制御用の制御信号VPCNTに、初期値としてのかさ上
げ成分を設定し、アップダウンカウンタ回路62による
カウント動作を初期値から開始させることで、電源投入
直後の1バースト目の光出力パワーを、高速に立ち上げ
て安定化させることができる利点がある。
【0109】(a4)第1実施形態の第4変形例の説明 図10は第1実施形態の第4変形例にかかる発光素子駆
動装置20−4の要部を示すブロック図であり、この図
10に示す発光素子駆動装置20−4は、前述の図5,
図7〜図9に示す発光素子駆動装置(符号20,20−
1〜20−3参照)と異なる初期値設定部70−4をそ
なえているが、初期値設定部70−4以外の構成につい
ては基本的に同様であり、その詳細な説明については省
略する。
【0110】なお、図10中においては、アップダウン
カウンタ回路62および初期値設定部70−3以外の装
置構成については図示を省略している。ここで、この図
10に示す初期値設定部70−4は、アップダウンカウ
ンタ回路62に対するプリセット入力としてのカウント
値を、自動光パワー制御による制御信号VPCNTがレーザ
ダイオード10の閾値電流以上であって設定光パワー未
満の光出力を得るための駆動電流値に相当する電圧信号
のディジタル値となるように設定するもので、上記初期
値となる電圧信号Vとしてのディジタル信号をアップダ
ウンカウンタ回路62に対して直接プリセットするプリ
セット部として機能する。
【0111】具体的には、初期値設定部70−4は、ア
ップダウンカウンタ回路62におけるカウント値を構成
する各ビットデータを、接地(GND;ビットデータ
「0」を設定)または電圧Vddを供給(ビットデータ
「1」を設定」)することを通じてプリセットするよう
になっている。上述の構成により、第1実施形態の第4
変形例にかかる発光素子駆動装置20−4においても、
前述の第1実施形態の場合と同様、発光素子駆動装置2
0−4の電源が投入された後に、発光素子としてのレー
ザダイオード10を駆動することにより、データ情報を
光信号に変換して送信する。
【0112】すなわち、上述の電源投入後、クロックが
入力されると、プリセット部としての初期値設定部70
−4によりカウント値が初期値設定されたアップダウン
カウンタ回路62から出力されたカウント値データをD
/A変換器63にてアナログ信号に変換されて、自動光
パワー制御による制御信号VPCNTとして駆動部30に出
力される。これにより、駆動部30では、1バースト目
の光パワーを高速且つ効率的に所定パワーに立ち上げる
ように、レーザダイオード10を駆動することができ
る。
【0113】このように、本発明の第1実施形態の第4
変形例にかかる発光素子駆動装置20−4においても、
初期値設定部70−4をそなえたことにより、前述の第
1実施形態の場合と同様、ディジタルAPC部60から
駆動部30に供給される離散的制御量を有する自動光パ
ワー制御用の制御信号VPCNTに、初期値としてのかさ上
げ成分を設定し、アップダウンカウンタ回路62による
カウント動作を、初期値から開始させることで、電源投
入直後の1バースト目の光出力パワーを、高速に立ち上
げて安定化させることができる利点があるほか、初期化
設定部にA/D変換器を設ける必要が無くなり、チップ
面積削減を図ることもできる。
【0114】(a5)第1実施形態の第5変形例の説明 図11は第1実施形態の第5変形例にかかる発光素子駆
動装置20−5を示すブロック図であり、この図11に
示す発光素子駆動装置20−5は、前述の図5,図7〜
図10に示す発光素子駆動装置(符号20,20−1〜
20−4参照)と異なる初期値設定部70−5をそなえ
ているが、この初期値設定部70−5以外の構成につい
ては基本的に同様であり、その詳細な説明については省
略する。
【0115】なお、図11中において、図5と同一の符
号は、同様の部分を示している。ここで、この図11に
示す初期値設定部70−5は、予め設定された初期値と
なる電圧信号を発生する電圧発生部としての電圧源79
aをそなえるとともに、電圧源79aからの電圧信号
を、D/A変換器63から駆動部30に対するアナログ
量の制御信号に加算する電圧加算回路78とをそなえて
構成されている。
【0116】ここで、電圧加算回路78は、6つのトラ
ンジスタ78a〜78fをそなえてなるもので、トラン
ジスタ78aおよびトランジスタ78bによりカレント
ミラー回路が構成され、トランジスタ78cおよびトラ
ンジスタ78dによりカレントミラー回路が構成され、
トランジスタ78fおよび駆動部30のトランジスタ3
1によりカレントミラー回路が構成されるようになって
いる。
【0117】すなわち、トランジスタ78fから出力さ
れる自動光パワー制御用の制御信号VPCNTは、D/A変
換器63から出力されたカウント値相当のアナログ信号
PC NT2 に、電圧源79aからの初期設定値が印加され
ており、これにより、駆動部30に対する自動光パワー
制御に、初期設定値としてのかさ上げ成分を設定するこ
とができるのである。
【0118】上述の構成により、第1実施形態の第5変
形例にかかる発光素子駆動装置20−5においても、前
述の第1実施形態の場合と同様、発光素子駆動装置20
−5の電源が投入された後に、発光素子としてのレーザ
ダイオード10を駆動することにより、データ情報を光
信号に変換して送信する。ここで、上述の電源が投入さ
れると〔図12(a)の時点(t1)参照〕、電圧源7
9aから初期設定値としての電圧信号が発生し、この電
圧信号は電圧加算回路78においてD/A変換器63か
らのLD駆動制御電圧VPCNT2 〔図12(i)参照〕に
印加され、自動光パワー制御用の制御信号VPCNT〔図1
2(j)の時点(t2)以降を参照〕として駆動部30
に出力される。これにより、駆動部30では、1バース
ト目の光パワーを高速且つ効率的に所定パワーに立ち上
げるように、レーザダイオード10を駆動することがで
きる。
【0119】このように、本発明の第1実施形態の第5
変形例にかかる発光素子駆動装置20−5においても、
初期値設定部70−5をそなえたことにより、ディジタ
ルAPC部60から駆動部30に供給される離散的制御
量を有する自動光パワー制御用の制御信号VPCNTに、初
期値としてのかさ上げ成分を設定することができるの
で、電源投入直後の1バースト目の光出力パワーを、高
速に立ち上げて安定化させることができる利点がある。
【0120】(a6)第1実施形態の第6変形例の説明 図13は第1実施形態の第6変形例にかかる発光素子駆
動装置20−6の要部を示すブロック図であり、この図
13に示す発光素子駆動装置20−6は、前述の図5,
図7〜図11に示す発光素子駆動装置(符号20,20
−1〜20−5参照)と異なる初期値設定部70−6を
そなえているが、この初期値設定部70−6以外の構成
については基本的に同様であり、その詳細な説明につい
ては省略する。
【0121】なお、図13中において、D/A変換器6
3,初期値設定部70−6および駆動部30以外の構成
については図示を省略し、図11と同一の符号は、同様
の部分を示している。ここで、この図13に示す初期値
設定部70−6は、前述の図11に示す初期値設定部7
0−5に比して、予め設定された初期値となる電圧信号
を発生する電圧発生部として、電圧発生回路79Aをそ
なえて構成されている点が異なる一方、初期値設定部7
0−5と同様の電圧加算回路78をそなえて構成されて
いる。
【0122】ここで、電圧発生回路79Aは、前述の第
1実施形態の第1変形例における電圧発生回路71−1
と同様に、電流源79b(電流源71aに相当)および
トランジスタ79c(トランジスタ71bに相当)をそ
なえて構成され、レーザダイオード10が発光しない最
大の電流値(閾値電流Ith)以上であって設定光パワー
未満の光出力を得るための駆動電流値に相当する電圧信
号Vを発生するようになっている。
【0123】上述の構成により、第1実施形態の第6変
形例にかかる発光素子駆動装置20−6においても、前
述の第1実施形態の場合と同様、発光素子駆動装置20
−6の電源が投入された後に、発光素子としてのレーザ
ダイオード10を駆動することにより、データ情報を光
信号に変換して送信する。ここで、上述の電源が投入さ
れると、電圧発生回路79Aから初期設定値としてのレ
ーザダイオード10の閾値電流以上設定光パワー未満の
光出力を得るための駆動電流値に相当する電圧信号Vが
発生し、この電圧信号Vは電圧加算回路78においてD
/A変換器63からのLD駆動制御電圧VPCNT2 に印加
され、自動光パワー制御用の制御信号VPCNTとして駆動
部30に出力される。これにより、駆動部30では、1
バースト目の光パワーを高速且つ効率的に所定パワーに
立ち上げるように、レーザダイオード10を駆動するこ
とができる。
【0124】なお、上述の初期値設定部70−6のトラ
ンジスタ78fと、駆動部30のトランジスタ31とを
同一比のトランジスタサイズとすることにより、プロセ
ス変動等が生じても同一の変動を示すため、ディジタル
APC部60の制御による1バースト目の初期立ち上げ
に要する時間を劣化させることなく動作させることがで
きる。
【0125】このように、本発明の第1実施形態の第6
変形例にかかる発光素子駆動装置20−6においても、
初期値設定部70−6をそなえたことにより、ディジタ
ルAPC部60から駆動部30に供給される離散的制御
量を有する自動光パワー制御用の制御信号VPCNTに設定
する初期値としてのかさ上げ成分を、レーザダイオード
10の閾値電流以上であって設定光パワー未満の光出力
を得るための駆動電流値に相当する電圧値に設定するこ
とができるので、電源投入直後の1バースト目の光出力
パワーを、高速且つ効率的に立ち上げて安定化させるこ
とができる利点がある。
【0126】(a7)第1実施形態の第7変形例の説明 図14は第1実施形態の第7変形例にかかる発光素子駆
動装置20−7の要部を示すブロック図であり、この図
14に示す発光素子駆動装置20−7は、前述の図5,
図7〜図11,図13に示す発光素子駆動装置(符号2
0,20−1〜20−6参照)と異なる初期値設定部7
0−7をそなえているが、この初期値設定部70−7以
外の構成については基本的に同様であり、その詳細な説
明については省略する。
【0127】なお、図14中において、D/A変換器6
3,初期値設定部70−7および駆動部30以外の構成
については図示を省略し、図11と同一の符号は、同様
の部分を示している。ここで、この図14に示す初期値
設定部70−7は、前述の図13に示す初期値設定部7
0−6と基本的に同様の電圧加算回路78をそなえる一
方、互いに異なる電圧信号を発生しうる複数の電圧源と
しての電圧発生回路79A−1〜79A−nおよびスイ
ッチ79Bをそなえて構成されている。
【0128】複数の電圧発生回路79A−1〜79A−
nは、レーザダイオード10の特性に対応した電圧信号
を発生しうるものであり、それぞれ電流源79b−1〜
79b−nをそなえるとともに、トランジスタサイズが
互いに異なる負荷Ncトランジスタとして機能するトラ
ンジスタ79c−1〜79c−nをそなえて構成されて
いる。
【0129】ここで、上述の各電圧発生回路79A−1
〜79A−nは、レーザダイオード10の閾値電流特性
に対応した互いに異なる閾値電流Ith以上であって設定
光パワー未満の光出力を得るための駆動電流値に相当す
る電圧信号Vを発生するようになっている。さらに、ス
イッチ79Bは、上述の電圧発生回路79A−1〜79
A−nからの電圧信号のうちで、使用されるレーザダイ
オード10の特性に応じて、閾値電流Ith以上であって
設定光パワー未満の光出力を得るための駆動電流値に相
当する電圧信号Vを出力すべく設定されたものである。
例えば、使用するレーザダイオード10の閾値電圧Ith
が高ければ、スイッチ79Bでは、それに応じた電圧信
号を発生しうる電圧発生回路79A−1〜79A−nが
選択される。
【0130】これにより、第1実施形態の第7変形例に
おける初期値設定部70−7においては、スイッチ79
Bの設定に基づいて、レーザダイオード10の種類によ
らず、閾値電流Ith以上であって設定光パワー未満の光
出力を得るための駆動電流値に相当する電圧信号VをD
/A変換器63からの出力電圧信号VPCNT2 に加算し、
自動光パワー制御信号VPCNTとして駆動部30に出力で
きるようになっている。
【0131】換言すれば、トランジスタ78fから出力
される自動光パワー制御用の制御信号VPCNTは、D/A
変換器63から出力されたカウント値相当のアナログ信
号V PCNT2 にスイッチ79Bからの初期設定値Vを印加
したもので、これにより、駆動部30に対する自動光パ
ワー制御に、初期設定値としてのかさ上げ成分を設定す
ることができるのである。これにより、発光素子として
使用するレーザダイオード10の種類に応じて閾値電流
thが異なることに対応できる。
【0132】上述の構成により、第1実施形態の第7変
形例にかかる発光素子駆動装置20−7においても、前
述の第1実施形態の場合と同様、発光素子駆動装置20
−7の電源が投入された後に、発光素子としてのレーザ
ダイオード10を駆動することにより、データ情報を光
信号に変換して送信する。ここで、上述の電源が投入さ
れると、電圧発生回路79A−1〜79A−nにて発生
される電圧信号のうちのいずれかをスイッチ79Bによ
り選択的に出力することで、使用されるレーザダイオー
ド10の特性に応じた電圧信号を電圧加算回路78に出
力する。
【0133】電圧加算回路78では、上述の電圧信号V
をD/A変換器63からのLD駆動制御電圧VPCNT2
印加して、自動光パワー制御用の制御信号VPCNTとして
駆動部30に出力する。これにより、駆動部30では、
1バースト目の光パワーを高速且つ効率的に所定パワー
に立ち上げるように、レーザダイオード10を駆動する
ことができる。
【0134】また、レーザダイオード10の特性(種類
や形態更には固体バラツキ)に起因した、ディジタルA
PC部60による光パワーの初期立ち上げ制御の劣化を
防止している。このように、本発明の第1実施形態の第
7変形例にかかる発光素子駆動装置20−7において
も、初期値設定部70−7をそなえたことにより、ディ
ジタルAPC部60から駆動部30に供給される離散的
制御量を有する自動光パワー制御用の制御信号VPCNT
設定する初期値としてのかさ上げ成分を、使用するレー
ザダイオード10の閾値電流以上であって設定光パワー
未満の光出力を得るための駆動電流値に相当する電圧値
に設定することができるので、前述の第1実施形態の第
5変形例の場合と同様、電源投入直後の1バースト目の
光出力パワーを高速且つ効率的に立ち上げることができ
るほか、システム構築の際の自由度を高めることができ
る利点もある。
【0135】(a8)第1実施形態の第8変形例の説明 図15は第1実施形態の第8変形例にかかる発光素子駆
動装置20−8の要部を示すブロック図であり、この図
15に示す発光素子駆動装置20−8は、前述の図5,
図7〜図11,図13,図14に示す発光素子駆動装置
(符号20,20−1〜20−7参照)と異なる初期値
設定部70−8をそなえているが、この初期値設定部7
0−8以外の構成については基本的に同様であり、その
詳細な説明については省略する。
【0136】なお、図15中において、D/A変換器6
3,初期値設定部70−8および駆動部30以外の構成
については図示を省略し、図11と同一の符号は、同様
の部分を示している。ここで、この図15に示す初期値
設定部70−8は、電圧発生部79Cおよびスイッチ7
9Dをそなえるとともに、前述の図11に示す初期値設
定部70−5と同様の電圧加算回路78をそなえて構成
されている。
【0137】ここで、電圧発生部79Cは、電流源79
dおよびコンデンサ79eをそなえ、電流源79dから
出力される電流を用いてコンデンサ79eを充電させる
ことにより、定電圧の出力信号を得る定電圧源として機
能するようになっている。また、スイッチ79Dは、発
光素子駆動装置20−8の電源が投入された直後の1バ
ースト目の信号が入力された時(初期立ち上げ時)のみ
スイッチオンとなり、それ以外ではスイッチオフとなる
ように制御されるものである。
【0138】これにより、本変形例にかかる発光素子駆
動装置20−8では、上述の初期立ち上げ時のみ電圧発
生部79Cからの電圧値が初期設定値としてD/A変換
器63からの出力信号VPCNT2 に加算され、自動光パワ
ー制御信号VPCNTとして駆動部30に供給することがで
きる。上述の構成により、第1実施形態の第8変形例に
かかる発光素子駆動装置20−8においても、前述の第
1実施形態の場合と同様、発光素子駆動装置20−8の
電源が投入された後に、発光素子としてのレーザダイオ
ード10を駆動することにより、データ情報を光信号に
変換して送信する。
【0139】ここで、上述の電源が投入されると、電圧
発生部79Cから初期設定値としての電圧値が発生し、
この電圧信号Vは電圧加算回路78においてD/A変換
器63からのLD駆動制御電圧VPCNT2 に印加され、自
動光パワー制御用の制御信号VPCNTとして駆動部30に
出力される。これにより、駆動部30では、1バースト
目の光パワーを高速且つ効率的に所定パワーに立ち上げ
るように、レーザダイオード10を駆動することができ
る。
【0140】このように、本発明の第1実施形態の第8
変形例にかかる発光素子駆動装置20−8においても、
初期値設定部70−8をそなえたことにより、ディジタ
ルAPC部60から駆動部30に供給される離散的制御
量を有する自動光パワー制御用の制御信号VPCNTに設定
する初期値としてのかさ上げ成分を、レーザダイオード
10の閾値電流以上であって設定光パワー未満の光出力
を得るための駆動電流値に相当する電圧値に設定するこ
とができるので、電源投入直後の1バースト目の光出力
パワーを、高速且つ効率的に立ち上げて安定化させるこ
とができる利点がある。
【0141】(a9)第1実施形態の第9変形例の説明 図28は第1実施形態の第9変形例にかかる発光素子駆
動装置20−9の要部を示すブロック図であり、この図
28に示す発光素子駆動装置20−9は、前述の図10
に示す発光素子駆動装置20−4に比して、アップダウ
ンカウンタ回路62におけるカウント値を、初期値設定
部としてのROM(Read Only Memory)70−9に記憶さ
れた値により設定するようになっている点が異なり、そ
の他の構成については前述の第1実施形態の第4変形例
と基本的に同様である。
【0142】なお、このROM70−9としては、LD
等の品種等に応じて閾値電流Ith以上であって設定光パ
ワー未満の光出力を得るための駆動電流値に相当するデ
ィジタル値を記憶しておくものであり、例えばEEPR
OM(Electrically ErasableProgrammable Read Only M
emory)等の電気的に書換え可能なものを使用すること
ができる。
【0143】換言すれば、ROM70−9は、初期値と
なる電圧信号としてのディジタル信号を記憶しておくメ
モリとして機能し、このROM70−9により記憶され
たディジタル信号を、ディジタルAPC部60のアップ
ダウンカウンタ回路62に対してプリセットするように
構成されている。このような構成により、第1実施形態
の第9変形例にかかる発光素子駆動装置20−9では、
前述の第1実施形態の場合と同様、発光素子駆動装置2
0−4の電源が投入された後に、発光素子としてのレー
ザダイオード10を駆動することにより、データ情報を
光信号に変換して送信する。
【0144】すなわち、上述の電源投入後、クロックが
入力されると、ROM70−9によりカウント値が初期
値設定されたアップダウンカウンタ回路62から出力さ
れたカウント値データをD/A変換器63にてアナログ
信号に変換されて、自動光パワー制御による制御信号V
PCNTとして駆動部30に出力される。これにより、駆動
部30では、1バースト目の光パワーを高速且つ効率的
に所定パワーに立ち上げるように、レーザダイオード1
0を駆動することができる。
【0145】このように、本発明の第1実施形態の第9
変形例にかかる発光素子駆動装置20−9においても、
初期値設定部としてのROM70−9をそなえたことに
より、前述の第1実施形態の場合と同様、ディジタルA
PC部60から駆動部30に供給される離散的制御量を
有する自動光パワー制御用の制御信号VPCNTに、初期値
としてのかさ上げ成分を設定し、アップダウンカウンタ
回路62によるカウント動作を、初期値から開始させる
ことで、電源投入直後の1バースト目の光出力パワー
を、高速に立ち上げて安定化させることができる利点が
あるほか、初期化設定部にA/D変換器を設ける必要が
無くなり、チップ面積削減を図ることもできる。
【0146】さらに、初期値設定部としてのROM70
−9が、EEPROM等の電気的に書換え可能なROM
を用いることができるので、例えばLDの品種等に応じ
て最適な初期値となるディジタル値(閾値電流Ith以上
であって設定光パワー未満の光出力を得るための駆動電
流値に相当する)設定することができ、適用するLD毎
の初期値設定を容易なものとすることができる利点があ
る。
【0147】(a10)第1実施形態の第10変形例の
説明 図29は第1実施形態の第10変形例にかかる発光素子
駆動装置20−10の要部を示すブロック図であり、こ
の図29に示す発光素子駆動装置20−10は、前述の
図13に示す発光素子駆動装置20−6に比して、初期
値設定部70−10における電圧発生回路79Aの構成
が異なる。なお、図29中、図13と同一の符号は、同
様の部分を示している。
【0148】ここで、この図29に示す電圧発生回路7
9A′は、ROM79hおよびD/A変換器79iをそ
なえて構成され、レーザダイオード10が発光しうる最
小の電流値(閾値電流Ith)以上であって設定光パワー
未満の光出力を得るための駆動電流値に相当する電圧信
号Vを発生するようになっている。すなわち、ROM7
9hは、レーザダイオード10の種類に応じた閾値電流
値Ith以上であって設定光パワー未満の光出力を得るた
めの駆動電流値に相当する電圧信号のディジタル値を記
憶するものであり、例えばデータを電気的に書換え可能
なEEPROM等により構成されている。換言すれば、
ROM79hは、初期値となる電圧信号情報をディジタ
ル信号として記憶しておくメモリとして機能する。
【0149】また、D/A変換器79iはROM79h
にて記憶されたディジタル信号値をアナログ信号に変換
して出力するものであり、これにより、ROM79hか
らのディジタル値のアナログ変換結果としてD/A変換
器79i出力を、LD駆動制御電圧に印加するための初
期設定値としてトランジスタ78fに出力することがで
きるようになっている。
【0150】上述の構成により、第1実施形態の第10
変形例にかかる発光素子駆動装置20−10において
も、前述の第1実施形態の場合と同様、発光素子駆動装
置20−10の電源が投入された後に、発光素子として
のレーザダイオード10を駆動することにより、データ
情報を光信号に変換して送信する。ここで、上述の電源
が投入されると、初期値設定部70−10の電圧発生回
路79A′からレーザダイオード10の種類に応じて最
適に設定された初期設定値としての電圧信号Vが発生
し、この電圧信号Vは電圧加算回路78においてD/A
変換器63からのLD駆動制御電圧VPCNT2 に印加さ
れ、自動光パワー制御用の制御信号VPCNTとして駆動部
30に出力される。これにより、駆動部30では、1バ
ースト目の光パワーを高速且つ効率的に所定パワーに立
ち上げるように、レーザダイオード10を駆動すること
ができる。
【0151】このように、本発明の第1実施形態の第1
0変形例にかかる発光素子駆動装置20−10において
も、初期値設定部70−10をそなえたことにより、デ
ィジタルAPC部60から駆動部30に供給される離散
的制御量を有する自動光パワー制御用の制御信号VPCNT
に設定する初期値としてのかさ上げ成分を、レーザダイ
オード10の閾値電圧に設定することができるので、電
源投入直後の1バースト目の光出力パワーを、高速且つ
効率的に立ち上げて安定化させることができる利点があ
る。
【0152】さらに、初期値設定部としてのROM70
−10における電圧発生回路79A′に、EEPROM
等の電気的に書換え可能なROM79hを用いて構成す
ることができるので、例えばLDの品種等に応じて最適
な初期値となるディジタル値(閾値電流Ith以上であっ
て設定光パワー未満の光出力を得るための電流値に相当
する)設定することができ、適用するLD毎の初期値設
定を容易なものとすることができる利点がある。
【0153】(b)第2実施形態の説明 図16は第2実施形態にかかる発光素子駆動装置20A
の要部を示すブロック図であり、この図16に示す発光
素子駆動装置20Aは、前述の図5,図7〜図11,図
13〜図15に示す発光素子駆動装置(符号20,20
−1〜20−8参照)と異なるディジタルAPC部60
Aおよび駆動部30Aをそなえて構成されているが、こ
れらディジタルAPC部60Aおよび駆動部30A以外
の構成については基本的に同様であり、その詳細な説明
については省略する。
【0154】なお、図16中において、ディジタルAP
C部60AのD/A変換器63A,および駆動部30A
以外の構成については図示を省略し、図11と同一の符
号は、それぞれ同様の部分を示している。ここで、この
図16に示すディジタルAPC部60Aは、前述の第1
実施形態および第1実施形態の各変形例と同様の比較器
61およびアップダウンカウンタ回路62をそなえると
ともに、前述の第1実施形態および第1実施形態の各変
形例と異なるD/A変換器63Aをそなえて構成されて
いる。
【0155】すなわち、D/A変換器63Aは、アップ
ダウンカウンタ回路62からのpビットのカウント値に
ついてデコードすることを通じてmビットにビット変換
するデコード部63aをそなえるとともに、デコード部
63aにてビット変換されたビット情報に基づいて所定
の電流信号を駆動部30Aに供給する電流供給部63b
をそなえて構成されている。
【0156】また、電流供給部63bは、互いに異なる
電流信号を供給しうるm個のトランジスタ79f−1〜
79f−mをそなえるとともに、各トランジスタ79f
−1〜79f−mに対応して設けられてデコード部63
aからのmビット信号に基づいてオンオフ制御されるス
イッチ79g−1〜79g−mをそなえて構成されてい
る。
【0157】ここで、スイッチ79g−1〜79g−m
のそれぞれは、デコード部63aからの出力信号を構成
するmビット信号を構成する各ビット信号をオンオフ制
御信号として入力され、このスイッチ制御信号に基づい
て、各トランジスタ79f−1〜79f−mからの電流
信号を駆動部30Aに対して供給/非供給を切換制御す
るようになっている。
【0158】また、デコード部63aからの各mビット
の信号のうちで、最上位ビットをオンオフ制御信号とし
て用いるスイッチに接続されるトランジスタから順に値
の大きい電流信号を出力することができ、最下位ビット
をオンオフ制御信号として用いるスイッチに接続される
トランジスタでは最も小さい電流信号を出力することが
できるようになっている。
【0159】換言すれば、各トランジスタ79f−1〜
79f−mにて出力される電流信号値は、制御信号とし
て用いられるビット信号のビット位置に応じた重みが付
されることになる。具体的には、m個のトランジスタ7
9f−1〜79f−mのうちで、出力しうる電流信号値
が最も大きいトランジスタをトランジスタ79f−1と
すると、トランジスタ79f−1に接続されるスイッチ
79g−1は、デコード部63aからのmビット信号の
うちの最上位ビットによりオンオフ制御される。
【0160】同様に、出力しうる電流信号値が最も小さ
いトランジスタをトランジスタ79f−mとすると、ト
ランジスタ79f−mに接続されるスイッチ79g−m
は、デコード部63からのmビット信号のうちの最下位
ビットによりオンオフ制御される。なお、トランジスタ
79f−1〜79f−mおよび各トランジスタ79f−
1〜79f−mに対応して設けられたスイッチ79g−
1〜79g−mは駆動部30Aに対して並列に接続され
ており、これにより、D/A変換器63Aでは、デコー
ド部63aからのmビット情報に基づいて、スイッチ7
9g−1〜79g−mがオンオフ制御されると、オン制
御されたスイッチに対応するトランジスタから供給され
た電流信号の総和の電流信号(離散的な値を有してい
る)を駆動部30Aに供給することができる。
【0161】換言すれば、上述のD/A変換器63Aに
より、アップダウンカウンタ回路62からのカウント値
に応じた電流信号を生成し、離散的制御量を有する制御
信号(電流信号)として出力するカウンタ値/電流値変
換回路としての機能を有している。さらに、第2実施形
態にかかる発光素子駆動装置20Aにおいては、電源投
入直後の最初の信号入力時においては、D/A変換器6
3Aから出力される電流信号に、レーザダイオード10
が発光しない程度の初期値としてのかさ上げ成分を設定
しておくようになっており、これにより、D/A変換器
63Aが初期値設定部として機能することになる。
【0162】具体的には、デコード部63aでは、電源
投入直後は、アップダウンカウンタ回路62からのカウ
ント値が十進表記で「0」であるが、下位数ビットは2
進表記で「1」となるようなデコード処理を行なうこと
により、対応するスイッチをオン制御することにより、
下位数ビットに対応するトランジスタからの電流信号を
初期値として駆動部30Aに供給できるようになってい
る。
【0163】また、駆動部30Aは、トランジスタ3
2,33および抵抗をそなえて構成され、D/A変換器
63Aからの自動光パワー制御による電流信号から、デ
ータ変換部21からの出力信号を光信号に変換するため
の駆動電流信号を生成し出力するものである。換言すれ
ば、駆動部30Aは、データ情報を含む入力電気信号と
D/A変換器63Aからの電流信号とを用いて、レーザ
ダイオード10に対する駆動信号を生成するようになっ
ている。
【0164】換言すれば、駆動部30Aは前述の第1実
施形態における駆動部30におけるトランジスタ31を
設けず、D/A変換器63Aをデコード部63aと電流
供給部63bとにより構成されることで、D/A変換器
63AからのD/A変換結果としてのアナログ信号を、
駆動部30Aに供給する電流信号として用いることがで
きるのである。
【0165】上述の構成により、本発明の第2実施形態
にかかる発光素子駆動装置20Aの動作について、特に
バースト信号を光信号として送信する場合に着目して以
下に説明する。まず、発光素子としてのレーザダイオー
ド10を駆動することにより、データ情報を送信するに
先立ち、発光素子駆動装置20Aの電源が投入される
が、この電源投入後、クロック制御部90による制御に
基づき、最初のバースト信号が入力されるまではアップ
ダウンカウンタ回路62ではカウント動作が停止してお
り、十進表記によるカウント値「0」がデコード部63
aに出力される。
【0166】デコード部63aでは、アップダウンカウ
ンタ回路62からのカウント値が十進表記で「0」であ
っても、少なくとも最下位ビットは2進表記で「1」と
なるようなデコード処理を行なうことにより、トランジ
スタ79f−mからの電流信号を、駆動部30Aに対す
る初期値としてのかさ上げ成分に設定している。なお、
この初期値として与えられる電流信号は、レーザダイオ
ード10が発光しない程度の駆動電流信号に相当する値
を設定することができる。
【0167】続いて、電源投入後の最初のバースト信号
(1バースト目の送信信号)が入力されると、ディジタ
ルAPC部60Aによる自動光パワー制御が開始され
る。すなわち、クロック制御部90のスイッチ部92で
は、ゼロ連検出回路91にて電源投入後の最初のバース
ト信号が入力されたことが検出された場合には、安定識
別部80のヒステリシス比較部81,82においてモニ
タ用電圧信号Vmonが基準電圧Vref ±ヒステリシス幅
に安定することが検出されるまでは、アップダウンカウ
ンタ回路62およびD/A変換器63Aにクロックを供
給すべく、入力されるクロックをスイッチングする。
【0168】ここで、ディジタルAPC部60Aの比較
器61では、モニタ用電圧信号Vmo n と基準電圧Vref
とを比較し、上述の最初のバースト信号が入力された時
点ではモニタ用電圧信号Vmon は基準電圧Vref よりも
小さいため、比較器61では低レベル(「0」)の出力
電圧信号ampoが出力される。アップダウンカウンタ
回路62では、入力されるクロックに同期して比較器6
1からの比較結果についてカウントする。
【0169】この場合には、アップダウンカウンタ回路
62は、クロック制御部90によるクロック制御に基づ
いて、モニタ用電圧信号Vmon が基準電圧Vref ±ヒス
テリシス幅に安定するまで、アップカウンタとして動作
する。D/A変換器63Aのデコード部63aでは、ア
ップダウンカウンタ回路62からの離散的に変化するカ
ウント値(pビット)についてデコード処理を施し、m
ビットのオンオフ制御信号として出力する。各スイッチ
79g−1〜79g−mではデコード部63aからのオ
ンオフ制御信号としてのビット信号に基づいてをオンオ
フ制御されて、オン制御されたスイッチ79g−1〜7
9g−mに対応するトランジスタ79f−1〜79f−
mから出力される電流信号の総和が駆動部30Aに供給
される。
【0170】なお、この場合には、D/A変換器63A
では、モニタ用電圧信号Vmon が基準電圧Vref ±ヒス
テリシス幅に安定するまでレーザダイオード10からの
光出力パワーを上昇させるべく、駆動部30Aに供給す
る電流信号は上昇する。換言すれば、モニタ用電圧V
mon と基準電圧Vref がほぼ一致するまで、アップダウ
ンカウンタ回路62ではアップカウントを行ない、D/
A変換部63Aから駆動部30Aに対して出力される電
流信号は離散的に上昇していく。これにより、駆動部3
0Aでは、光出力パワーが所定レベルに近づくようにレ
ーザダイオード10を駆動することになる。
【0171】なお、前述の第1実施形態の場合と同様
に、安定識別部80において、モニタ用電圧信号Vmon
が基準電圧Vref ±ヒステリシス幅に安定したと判定さ
れた場合には、クロック制御部90により、アップダウ
ンカウンタ回路62およびD/A変換器63Aへのクロ
ックの供給を停止して、アップダウンカウンタ回路62
におけるカウント動作を停止させてその時点でのカウン
ト値を保持させる。
【0172】これにより、D/A変換器63Aでは駆動
部30Aに対して一定の電流信号を供給することがで
き、APCループ収束後の光パワーのバタツキを回避す
ることができる。このように、本発明の第2実施形態に
かかる発光素子駆動装置20Aによれば、初期値設定部
としての機能を有するA/D変換器63Aをそなえたこ
とにより、ディジタルAPC部60Aから駆動部30A
に供給される離散的制御量を有する自動光パワー制御用
の電流信号に初期値としてのかさ上げ成分を設定するこ
とができるので、電源投入直後の1バースト目の光出力
パワーを、高速且つ効率的に立ち上げて安定化させるこ
とができる利点がある。
【0173】(c)第3実施形態の説明 図17は第3実施形態にかかる発光素子駆動装置20B
を示すブロック図であり、この図17に示す発光素子駆
動装置20Bは、前述の各実施形態(変形例を含む)に
かかる発光素子駆動装置(符号20参照)に比して、安
定識別部80としての機能を、保護回路80Bにより実
現している点が異なる。
【0174】なお、保護回路80B以外の構成について
は前述の第1実施形態と基本的に同様であり、その詳細
な説明については省略する。また、図17中において、
図5と同一の符号は、それぞれ同様の部分を示してい
る。ここで、上述の保護回路80Bは、詳細には図18
に示すように、2つのフリップフロップ84,85,O
R回路86,NOT回路87,AND回路88およびO
R回路89をそなえて構成されている。
【0175】フリップフロップ84は、入力される比較
器61からの比較結果ampoの値について、所定の1
クロック周期(データに同期したクロックよりも少なく
とも周期の長いクロック)だけ保持して出力するもので
あり、フリップフロップ85は、フリップフロップ84
にて上述の1クロック周期だけ保持された比較結果信号
をさらに1クロック周期分だけ保持して出力するもので
ある。
【0176】すなわち、フリップフロップ84およびフ
リップフロップ85からの出力信号は、比較器61から
連続して出力された比較結果信号であり、これらの比較
結果信号は、フリップフロップ84に入力される比較結
果信号ampoとあわせて、3クロック分の連続した比
較結果信号としての関係がある。また、OR回路86は
上述の3クロック分の連続した比較結果信号についてO
R演算を施すもので、NOT回路87はOR回路86か
らの演算結果について反転出力するものであり、AND
回路88は上述の3クロック分の連続した比較結果信号
についてAND演算を施すものである。
【0177】OR回路89は、上述のNOT回路87か
らの出力信号とAND回路88からの出力信号とについ
てOR演算を施し、保護回路80B出力HOUT としてス
イッチ部92に出力するものであるが、このOR回路8
9からの出力信号により、3クロック分の連続した比較
結果信号が全て同一であるか否か(3クロック分連続し
て比較結果が「0」または「1」であるか否か)を判定
することができるようになっている。
【0178】具体的には、OR回路89では、3クロッ
ク分の連続した比較結果信号が全て同一である場合には
高レベル信号「1」を出力する一方、3クロック分の連
続した比較結果信号のうちの少なくとも一つが異なる場
合には低レベル信号「0」をクロック制御部90のスイ
ッチ部92に出力することになっており、これにより、
スイッチ部92では、3クロック分の連続した比較結果
信号のうちの少なくとも一つが異なる場合にはアップダ
ンカウンタ回路62およびD/A変換器63に供給する
クロックを停止させるようになっている。
【0179】すなわち、自動光パワー制御が収束した後
に、保護回路80Bによって3ビット分の比較器61の
出力レベルを比較して、すべて同一レベルでない(3ビ
ット分の出力信号のレベルのうちで、少なくとも一つの
出力信号のレベルが異なっている)場合には、スイッチ
部92により、アップダウンカウンタ回路62およびD
/A変換器63に入力するクロックを止めて、D/A変
換器63から出力されるLD駆動制御信号VPCNTを保持
することにより、APCループ収束後の不安定動作を回
避しているのである。
【0180】換言すれば、上述のフリップフロップ8
4,85により、比較器61からの比較結果レベルにつ
いて、連続する複数ビット分を保持するレベル保持部と
して機能するとともに、OR回路86,NOT回路8
7,AND回路88およびOR回路89により、比較器
61からの上記比較結果レベルとフリップフロップ8
4,85からの連続する2ビット分の比較結果レベルと
に基づき、連続する少なくとも3ビット分の比較結果レ
ベルが全て同一レベルであるか否かを判定し、判定結果
を上記安定度の識別結果として出力する同一レベル判定
部として機能する。
【0181】上述の構成により、本発明の第3実施形態
にかかる発光素子駆動装置20Bにおいても、前述の第
1実施形態の場合と同様、発光素子駆動装置20Bの電
源が投入された後に、発光素子としてのレーザダイオー
ド10を駆動することにより、バースト信号等のデータ
情報を光信号に変換して送信する。ここで、上述の電源
が投入されると、初期値設定部70から初期設定値とし
ての電圧値が発生し、ディジタルAPC部60のアップ
ダウンカウンタ回路62のカウント値にプリセットされ
る。これにより、駆動部30では、1バースト目の光パ
ワーを高速且つ効率的に所定パワーに立ち上げるよう
に、レーザダイオード10を駆動させている。
【0182】また、電源投入後の最初のバースト信号
(1バースト目の送信信号)が入力されると、前述の第
1実施形態の場合と同様のディジタルAPC部60によ
る自動光パワー制御が開始される。これにより、クロッ
ク制御部90のスイッチ部92により、保護回路80B
において比較器61出力が安定することが検出されるま
で(モニタ用電圧信号Vmo n が基準電圧Vref に安定す
ることが検出されるまで)は、アップダウンカウンタ回
路62およびD/A変換器63にクロックが供給され
る。
【0183】続いて、自動光パワー制御が収束状態とな
り、比較器61の出力ampoが不定になることに起因
する不安定動作が発生したとしても、保護回路80Bに
おいて3ビット分の比較器61出力のレベルを比較する
ことで、バタツキが発生している場合は〔図19(a)
〜(c)の時点(t21)〜(t23)参照〕、保護回
路80Bでは高レベル信号をスイッチ部92に出力し
〔図19(d)の時点(t21)〜(t23)参照〕、
これを受けたスイッチ部92ではアップダウンカウンタ
回路62およびD/A変換器63に与えるクロックを止
める〔図19(f)の時点(t21)〜(t23)参
照〕。
【0184】アップダウンカウンタ回路62では、カウ
ント動作は停止してもカウント値については停止直前の
状態を保持しているので、D/A変換器63から駆動部
30に出力されるLD駆動制御電圧信号VPCNTの値につ
いても保持される。このようにして、APC収束後の不
安定動作を回避している。なお、保護回路80Bにおい
て3ビット分の比較器61出力のレベルを比較した結
果、バタツキが収束した場合は〔図19(a)〜(c)
の時点(t24)〜(t26)参照〕、保護回路80B
では低レベル信号をスイッチ部92に出力し〔図19
(d)の時点(t24)〜(t26)参照〕、これを受
けたスイッチ部92ではアップダウンカウンタ回路62
およびD/A変換器63にクロックを供給する〔図19
(f)の時点(t24)〜(t26)参照〕。
【0185】換言すれば、自動光パワー制御が収束状態
に移行した場合に、仮にアップダウンカウンタ回路62
のカウント動作を継続した場合には、比較器61の出力
ampoが不定状態となるため、アップダウンカウンタ
回路62のカウント動作も不安定となり、駆動部30に
よるレーザダイオード10の駆動制御に対しても不安定
要素となるが、これに対し、比較器61の比較結果が連
続して3ビット同一でない場合に、アップダウンカウン
タ回路62およびD/A変換器63に与えるクロック信
号を止めることで、LD駆動制御電圧VPCNTを保持し、
APC収束後の不安定動作を回避することができるので
ある。
【0186】このように、本発明の第3実施形態にかか
る発光素子駆動装置20Bによれば、保護回路80Bお
よびクロック制御部90により、前述の第1実施形態の
場合と同様に、ディジタルAPC部60による駆動部3
0に対する駆動制御の安定度を識別し、この安定度識別
情報および入力されるデータ情報のうちの少なくとも一
方を用いて、ディジタルAPC部60に供給するクロッ
クを制御することができるので、ディジタルAPC部6
0によるレーザダイオード10に対する駆動制御を安定
させることができ、自動光パワー制御の収束後に、光出
力の不安定動作を回避することができる利点がある。
【0187】また、保護回路80Bにより、光出力のバ
タツキを抑制し、APCループ収束後の不安定動作を回
避しているのであるできる利点があるほか、クロック制
御部90により、バースト信号等の送信信号の送信/非
送信を識別するための送信切換信号等を外部から受けず
にディジタルAPC部60へのクロック制御を行なうこ
とができるので、例えば発光素子駆動装置20Bについ
てIC(Integrated Circuit)を用いて実現する際にはピ
ン数の削減を図ることができるとともに、送信信号につ
いての信号処理を行なう信号処理系において送信信号の
送信/非送信を識別するための信号を生成する必要も無
くなり、システム構成を簡素化させることができる。
【0188】なお、本発明によれば、第3実施形態にか
かる保護回路80Bを、第1実施形態の各変形例にかか
る発光素子駆動装置20−1〜20−10または第2実
施形態にかかる発光素子駆動装置20Aに適用しても差
し支えない。また、上述の第3実施形態においては、保
護回路80Bのフリップフロップ84,85を2段構成
とし、3ビット分の比較器61からの比較結果信号につ
いて判定しているが、これに限定されず、3段以上のフ
リップフロップ構成とし、4ビット以上の任意のビット
数分の比較結果信号について判定してもよい。
【0189】(d)その他 上述の第1実施形態の第5〜第8変形例および第2実施
形態にかかる発光素子駆動装置20−5〜20−10,
20AのD/A変換器63,63Aの出力形態として、
Nチャンネルの電流吸い込み型について詳述したが、こ
れに限定されず、D/A変換出力の形態を、Nチャンネ
ルトランジスタのカレントミラー回路で折り返すか、ま
たはD/A変換出力にトランジスタ78fを接続するこ
とにより、Pチャンネルの電流吐き出し型とすることで
き、このようにしても上述の第1実施形態の第5〜第1
0変形例および第2実施形態の場合と同様の利点があ
る。
【0190】さらに、上述の各実施形態においては、デ
ィジタルAPC部60として、基準電圧生成部40から
の基準電圧とモニタ電圧生成部50からのモニタ用電圧
信号とを比較する比較器61と、比較器61からの比較
結果ampoについてカウント用クロックに同期してア
ップカウント/ダウンカウントを行なうアップダウンカ
ウンタ回路62と、アップダウンカウンタ回路62にて
アップカウント/ダウンカウントされたカウント値をア
ナログ量に変換し、離散的制御量を有する制御信号とし
て出力するD/A変換器63とをそなえて構成されてい
るが、これに限定されず、比較器61としての機能を差
電圧生成部61Aおよび比較器61Bにより実現するこ
ともでき、このようにしても前述の各実施形態の場合と
同様の利点がある。
【0191】例えば図20に示すように、第1実施形態
における発光素子駆動装置20における比較器61とし
ての機能を差電圧生成部61Aおよび比較器61Bによ
り実現することもできる。なお、図20中、図5と同一
の符号は、同様の部分を示している。すなわち、差電圧
生成部61Aは、基準電圧生成部40からの基準電圧と
モニタ電圧生成部50からのモニタ用電圧信号の差電圧
ampo2〔図21(h)参照〕を生成するもので、比
較器61Bは、差電圧生成部61Aからの差電圧情報
と、D/A変換器63から駆動部30に出力される制御
電圧信号とを比較するものであるが、この比較器61B
による比較結果は前述の各実施形態における比較結果a
mpo〔図21(i)参照〕と同様に用いることができ
るようになっている。
【0192】換言すれば、図20に示すディジタルAP
C部60Aにおいても、モニタ電圧生成部50にて生成
されたモニタ電圧Vmon が、基準電圧生成部40にて生
成された基準電圧Vref に近づくように(差電圧生成部
61Aにて生成された差電圧が「0」となるように)、
駆動部30を制御することができるのである。また、本
発明によれば、上述した各実施形態に関わらず、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが
できる。
【0193】例えば、上述の第1実施形態において、初
期値設定部70,安定識別部80およびクロック制御部
90のうちの少なくとも一つの機能を適用して、発光素
子駆動装置を構成することができる。ここで、上述の第
1実施形態において、初期値設定部70,安定識別部8
0およびクロック制御部90のうちで初期値設定部70
のみを適用して発光素子駆動装置を構成すれば、少なく
ともディジタルAPC部60から駆動部30に供給され
る離散的制御量を有する自動光パワー制御用の制御信号
PCNTに、初期値としてのかさ上げ成分を設定し、アッ
プダウンカウンタ回路62によるカウント動作を初期値
から開始させて、電源投入直後の1バースト目の光出力
パワーを、高速に立ち上げて安定化させることができる
利点がある。
【0194】また、上述の第1実施形態において、初期
値設定部70,安定識別部80およびクロック制御部9
0のうちで安定識別部80のみを適用して発光素子駆動
装置を構成すれば、少なくともディジタルAPC部60
による駆動部30に対する駆動制御の安定度を識別し、
この安定度識別情報および入力されるデータ情報のうち
の少なくとも一方を用いて、ディジタルAPC部60に
供給するクロックを制御すれば、ディジタルAPC部6
0によるレーザダイオード10に対する駆動制御を安定
させることができ、自動光パワー制御の収束後に、光出
力の不安定動作を回避することができる利点がある。
【0195】さらに、上述の第1実施形態において、初
期値設定部70,安定識別部80およびクロック制御部
90のうちでクロック制御部90のみを適用して発光素
子駆動装置を構成すれば、少なくともバースト信号等の
送信信号の送信/非送信を識別するための送信切換信号
等を外部から受けずにディジタルAPC部60へのクロ
ック制御を行なうことができるので、例えば発光素子駆
動装置20についてIC(Integrated Circuit)を用いて
実現する際にはピン数の削減を図ることができるととも
に、送信信号についての信号処理を行なう信号処理系に
おいて送信信号の送信/非送信を識別するための信号を
生成する必要も無くなり、システム構成を簡素化させる
ことができる。
【0196】また、本発明の発光素子駆動装置によれ
ば、光ファイバを介して光信号を送受する光通信装置に
適用することができるほか、光磁気ディスク(MO;Mag
neto-Optic disc)を駆動する駆動装置や、レーザプリン
タにおけるレーザダイオードを駆動する発光素子駆動装
置として用いることもできる。
【0197】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜11記
載の本発明の発光素子駆動装置によれば、初期値設定部
をそなえたことにより、光パワー制御部から駆動部に供
給される離散的制御量を有する光パワー制御用の制御信
号に、初期値としてのかさ上げ成分を設定することによ
り、電源投入直後の最初のバースト信号と続く2番目の
バースト信号との時間間隔が長い場合でも、2番目のバ
ースト信号の先頭で発生光パワー変動を回避して安定な
光出力を供給しつつ、電源投入直後の1バースト目の光
出力パワーを、高速に立ち上げて安定化させることがで
きる利点がある。
【0198】さらに、請求項8,9記載の本発明によれ
ば、初期値設定部としてメモリをそなえたことにより、
上述の利点があるほか、例えばLDの品種等に応じて最
適な初期値となるディジタル値を設定することができ、
適用するLD毎の初期値設定を容易なものとすることが
できる利点がある。また、請求項12〜16,20,2
1記載の本発明の発光素子駆動装置によれば、安定識別
部をそなえたことにより、光パワー制御部による駆動部
に対する駆動制御の安定度を識別することができ、この
安定度識別情報および入力されるデータ情報のうちの少
なくとも一方を用いて、光パワー制御部に供給するクロ
ックを制御すれば、光パワー制御部による発光素子に対
する駆動制御を安定させることができ、電源投入直後の
最初のバースト信号と続く2番目のバースト信号との時
間間隔が長い場合でも、2番目のバースト信号の先頭で
発生光パワー変動を回避して安定な光出力を供給しつ
つ、光パワー制御の収束後に、光出力の不安定動作を回
避することができる利点がある。
【0199】さらに、請求項17〜19記載の本発明の
発光素子駆動装置によれば、クロック制御部をそなえた
ことにより、送信信号の送信/非送信を識別するための
送信切換信号等を外部から受けずに光パワー制御部への
クロック制御を行なうことができるので、例えば発光素
子駆動装置をIC(Integrated Circuit)を用いて構成す
る際にはピン数の削減を図ることができるとともに、送
信信号についての信号処理を行なう信号処理系において
送信信号の送信/非送信を識別するための信号を生成す
る必要も無くなり、システム構成を簡素化させることが
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の原理ブロック図である。
【図3】本発明の原理ブロック図である。
【図4】本発明の原理ブロック図である。
【図5】本発明の第1実施形態にかかる発光素子駆動装
置を示すブロック図である。
【図6】(a)〜(j)はいずれも本発明の第1実施形
態にかかる発光素子駆動装置の動作を説明するためのタ
イムチャートである。
【図7】第1実施形態の第1変形例にかかる発光素子駆
動装置の要部を示すブロック図である。
【図8】第1実施形態の第2変形例にかかる発光素子駆
動装置の要部を示すブロック図である。
【図9】第1実施形態の第3変形例にかかる発光素子駆
動装置の要部を示すブロック図である。
【図10】第1実施形態の第4変形例にかかる発光素子
駆動装置の要部を示すブロック図である。
【図11】第1実施形態の第5変形例にかかる発光素子
駆動装置を示すブロック図である。
【図12】(a)〜(k)はいずれも第1実施形態の第
5変形例にかかる発光素子駆動装置の動作を説明するた
めのタイムチャートである。
【図13】第1実施形態の第6変形例にかかる発光素子
駆動装置の要部を示すブロック図である。
【図14】第1実施形態の第7変形例にかかる発光素子
駆動装置の要部を示すブロック図である。
【図15】第1実施形態の第8変形例にかかる発光素子
駆動装置の要部を示すブロック図である。
【図16】本発明の第2実施形態にかかる発光素子駆動
装置の要部を示すブロック図である。
【図17】本発明の第3実施形態にかかる発光素子駆動
装置を示すブロック図である。
【図18】本発明の第3実施形態にかかる発光素子駆動
装置の要部を示すブロック図である。
【図19】(a)〜(f)はいずれも第3実施形態にか
かる発光素子駆動装置の動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図20】本発明の各実施形態の変形例にかかる発光素
子駆動装置を示すブロック図である。
【図21】(a)〜(k)はいずれも図20に示す発光
素子駆動装置の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図22】従来の自動光パワー制御回路を適用した発光
素子駆動装置を示すブロック図である。
【図23】図22に示す発光素子駆動装置の要部を示す
ブロック図である。
【図24】(a)〜(f)はいずれも図22に示す発光
素子駆動装置の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図25】APCループがディジタル回路により構成さ
れた発光素子駆動装置を示すブロック図である。
【図26】(a)〜(e)はいずれも図25に示す発光
素子駆動装置の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図27】(a)〜(d)はいずれも図25に示す発光
素子駆動装置の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図28】第1実施形態の第9変形例にかかる発光素子
駆動装置の要部を示すブロック図である。
【図29】第1実施形態の第10変形例にかかる発光素
子駆動装置の要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 発光素子 2,2A〜2C 発光素子駆動装置 3 駆動部 4 基準電圧生成部 5 モニタ電圧生成部 6 光パワー制御部 7 初期値設定部 8 安定識別部 9 クロック制御部 10 発光素子 20,20−1〜20−10,20A,20B 発光素
子駆動装置 30,30A 駆動部 31〜33 トランジスタ 34 抵抗 40 基準電圧生成部 50 モニタ電圧生成部 51 フォトダイオード 52 モニタ電圧変換部 60,60A ディジタルAPC部(光パワー制御部) 61,61B 比較器(比較部) 61A 差電圧生成部 62 アップダウンカウンタ回路 63,63A D/A変換器(ディジタル/アナログ変
換部) 63a デコード部 63b 電流供給部 70,70−1〜70−8,70−10 初期値設定部 70−9 ROM(初期値設定部) 71 電圧源(電圧発生部) 71−1 電圧発生回路 71a,71c,75−1〜75−n 電流源 79b,79d,79b−1〜79b−n 電流源 71b,76−1〜76−n,78a〜78f トラン
ジスタ 71d,79e コンデンサ 72 A/D変換器(アナログ/ディジタル変換部) 73−1〜73−n 電圧発生回路 74,77 スイッチ 78 電圧加算回路 79A,79A−1〜79A−n,79A′ 電圧発生
回路 79B,79D,79g−1〜79g−m スイッチ 79C 電圧発生部 79a 電圧源 79c,79c−1〜79c−n,79f−1〜79f
−m トランジスタ 79h ROM 79i D/A変換器 80 安定識別部 80B 保護回路 81 ヒステリシス比較部(第1ヒステリシス比較部) 82 ヒステリシス比較部(第2ヒステリシス比較部) 83 NAND回路(判定部) 84,85 フリップフロップ 86 OR回路 87 NOT回路 88 AND回路 89 OR回路 90 クロック制御部 91 ゼロ連検出回路(データ検出部) 92 スイッチ部 100 発光素子 101 データ受信部 102 LD駆動部 102a〜102c トランジスタ 102d 抵抗 103 基準電圧生成部 104 受光素子 105 モニタ電圧変換部 106 差電圧生成部 107 制御信号生成部 107a,107c トランジスタ 107b コンデンサ 107d 抵抗 107e コネクタ 108 主信号部 109 自動光パワー制御部 110 発光素子駆動装置 111 発光素子 112 受光素子 113 増幅器 114 比較器 115 エッジ検出部 116 アップダウンカウンタ 117 発振器 118 D/A変換器 119 半導体レーザ駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/06 (72)発明者 井上 忠夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 池内 公 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 井出 聡 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ情報を含む入力電気信号を光信号
    に変換しうる発光素子を、自動光パワー制御を行ないな
    がら駆動信号により駆動しうる駆動部を有する発光素子
    駆動装置において、 上記入力電気信号から、定常状態において該発光素子か
    ら所定パワーの光出力を得るための基準電圧を生成する
    基準電圧生成部と、 上記発光素子にて出力された光信号のパワーに対応した
    モニタ用の電圧信号を生成するモニタ電圧生成部と、 該基準電圧生成部からの基準電圧と該モニタ電圧生成部
    からのモニタ用電圧信号とを比較し、上記比較結果に基
    づいて、該発光素子からの光出力が上記所定パワーとな
    るように該駆動部を離散的制御量で制御する光パワー制
    御部と、 上記の光パワー制御部から駆動部に供給される上記離散
    的制御量を有する制御信号に、初期値としてのかさ上げ
    成分を設定する初期値設定部とをそなえて構成されたこ
    とを特徴とする、発光素子駆動装置。
  2. 【請求項2】 該初期値設定部が、該発光素子の閾値電
    流以上であって上記所定パワー未満の光出力を得るため
    の駆動電流値に相当する電圧信号を、上記初期値として
    設定するように構成されたことを特徴とする、請求項1
    記載の発光素子駆動装置。
  3. 【請求項3】 該光パワー制御部が、 該基準電圧生成部からの基準電圧と該モニタ電圧生成部
    からのモニタ用電圧信号とを比較する比較部と、 該比較部からの比較結果についてカウント用クロックに
    同期してアップカウント/ダウンカウントを行なうアッ
    プダウンカウンタ回路と、 該アップダウンカウンタ回路にてアップカウント/ダウ
    ンカウントされたカウント値をアナログ量に変換し、上
    記離散的制御量を有する制御信号として出力するディジ
    タル/アナログ変換部とをそなえて構成されたことを特
    徴とする、請求項1記載の発光素子駆動装置。
  4. 【請求項4】 該初期値設定部が、上記初期値となる電
    圧信号としてのディジタル信号を該アップダウンカウン
    タ回路に対して直接プリセットするプリセット部により
    構成されたことを特徴とする、請求項3記載の発光素子
    駆動装置。
  5. 【請求項5】 該初期値設定部が、 予め設定された上記初期値となる電圧信号を発生する電
    圧発生部と、 該電圧発生部にて発生された電圧信号をディジタル信号
    に変換するアナログ/ディジタル変換部とをそなえ、 該アナログ/ディジタル変換部からの上記ディジタル信
    号を、上記の光パワー制御部のアップダウンカウンタ回
    路に対してプリセットするように構成されたことを特徴
    とする、請求項3記載の発光素子駆動装置。
  6. 【請求項6】 該初期値設定部が、 予め設定された上記初期値となる電圧信号を発生する電
    圧発生部と、 該電圧発生部からの電圧信号を、上記のディジタル/ア
    ナログ変換部から駆動回路に対する上記アナログ量の制
    御信号に加算する電圧加算回路とをそなえて構成された
    ことを特徴とする、請求項3記載の発光素子駆動装置。
  7. 【請求項7】 該電圧発生部が、 互いに異なる電圧信号を発生しうる複数の電圧源と、 上記の複数の電圧源のうちで該発光素子の特性に対応し
    た電圧信号を発生しうる電圧源からの電圧信号を出力す
    るスイッチとをそなえて構成されたことを特徴とする、
    請求項5または6記載の発光素子駆動装置。
  8. 【請求項8】 該電圧発生部が、 上記初期値となる電圧信号情報をディジタル信号として
    記憶しておくメモリと、 該メモリにて記憶されたディジタル信号値をアナログ信
    号に変換して出力するアナログ/ディジタル変換部とを
    そなえて構成されたことを特徴とする、請求項6記載の
    発光素子駆動装置。
  9. 【請求項9】 該初期値設定部が、上記初期値となる電
    圧信号としてのディジタル信号を記憶しておくメモリに
    より構成され、 該メモリにより記憶されたディジタル信号を、上記の光
    パワー制御部のアップダウンカウンタ回路に対してプリ
    セットするように構成されたことを特徴とする、請求項
    3記載の発光素子駆動装置。
  10. 【請求項10】 該光パワー制御部が、 該基準電圧生成部からの基準電圧と該モニタ電圧生成部
    からのモニタ用電圧信号とを比較する比較部と、該比較
    部からの比較結果についてカウント用クロックに同期し
    てアップカウント/ダウンカウントを行なうアップダウ
    ンカウンタ回路と、該アップダウンカウンタ回路からの
    カウント値に応じた電流信号を生成し、上記離散的制御
    量を有する制御信号として出力するカウンタ値/電流値
    変換回路とをそなえるとともに、 該駆動部が、上記データ情報を含む入力電気信号と該カ
    ウンタ値/電流値変換回路からの電流信号とを用いて、
    上記の発光素子に対する駆動信号を生成するように構成
    されたことを特徴とする、請求項1記載の発光素子駆動
    装置。
  11. 【請求項11】 該カウンタ値/電流値変換回路から出
    力される電流信号に、初期値としてのかさ上げ成分を設
    定しておくことにより、該初期値設定部が構成されたこ
    とを特徴とする、請求項10記載の発光素子駆動装置。
  12. 【請求項12】 データ情報を含む入力電気信号を光信
    号に変換しうる発光素子を、自動光パワー制御を行ない
    ながら駆動信号により駆動しうる駆動部を有する発光素
    子駆動装置において、 上記入力電気信号から、定常状態において該発光素子か
    ら所定パワーの光出力を得るための基準電圧を生成する
    基準電圧生成部と、 上記発光素子にて出力された光信号のパワーに対応した
    モニタ用の電圧信号を生成するモニタ電圧生成部と、 該基準電圧生成部からの基準電圧と該モニタ電圧生成部
    からのモニタ用電圧信号とを比較し、上記比較結果に基
    づいて、該発光素子からの光出力が上記所定パワーとな
    るように該駆動部を離散的制御量で制御する光パワー制
    御部と、 上記の光パワー制御部による駆動部に対する駆動制御の
    安定度を識別する安定識別部とをそなえて構成されたこ
    とを特徴とする、発光素子駆動装置。
  13. 【請求項13】 該光パワー制御部が、 該基準電圧生成部からの基準電圧と該モニタ電圧生成部
    からのモニタ用電圧信号とを比較する比較部と、 該比較部からの比較結果についてカウント用クロックに
    同期してアップカウント/ダウンカウントを行なうアッ
    プダウンカウンタ回路と、 該アップダウンカウンタ回路にてアップカウント/ダウ
    ンカウントされたカウント値をアナログ量に変換し、上
    記離散的制御量を有する制御信号として出力するディジ
    タル/アナログ変換部とをそなえて構成されたことを特
    徴とする、請求項12記載の発光素子駆動装置。
  14. 【請求項14】 該安定識別部が、 該モニタ電圧生成部からのモニタ用電圧信号について、
    該基準電圧生成部からの基準電圧に基づく第1のヒステ
    リシス特性で比較する第1ヒステリシス比較部と、 該モニタ電圧生成部からのモニタ用電圧信号について、
    該基準電圧生成部からの基準電圧に基づく上記第1のヒ
    ステリシス特性と異なる第2のヒステリシス特性で比較
    する第2ヒステリシス比較部と、 上記の第1ヒステリシス比較部と第2ヒステリシス比較
    部からの比較結果に基づいて、上記の駆動部による発光
    素子に対する駆動制御が収束したか否かを判定し、判定
    結果を上記安定度の識別結果として出力する判定部とを
    そなえ、 該判定部からの上記安定度の識別結果に基づいて、上記
    の光パワー制御部による駆動部に対する駆動制御が収束
    したと判定された場合には、該光パワー制御部に入力さ
    れる上記クロックを停止すべく構成されたことを特徴と
    する、請求項12記載の発光素子駆動装置。
  15. 【請求項15】 該安定識別部が、該基準電圧生成部か
    らの基準電圧と該モニタ電圧生成部からのモニタ用電圧
    信号との電位差が、所定の範囲内にあるか否かを判定
    し、判定結果を上記安定度の識別結果として出力するウ
    ィンドウコンパレータをそなえて構成され、 且つ、該ウィンドウコンパレータからの比較結果に基づ
    いて、上記の光パワー制御部による駆動部に対する駆動
    制御が収束したと判定された場合には、該光パワー制御
    部に入力される上記クロックを停止すべく構成されたこ
    とを特徴とする、請求項12記載の発光素子駆動装置。
  16. 【請求項16】 該安定識別部が、 該比較部からの上記比較結果レベルについて、連続する
    複数ビット分を保持するレベル保持部と、 該比較部からの上記比較結果レベルと該レベル保持部か
    らの上記連続複数ビット分の比較結果レベルとに基づ
    き、連続する少なくとも3ビット分の比較結果レベルが
    全て同一レベルであるか否かを判定し、判定結果を上記
    安定度の識別結果として出力する同一レベル判定部とを
    そなえ、 該同一レベル判定部からの上記安定度の識別結果に基づ
    いて、上記の連続する少なくとも3ビット分の比較結果
    レベルが同一レベルであると判定された場合には、該光
    パワー制御部に入力される上記クロックを停止すべく構
    成されたことを特徴とする、請求項12記載の発光素子
    駆動装置。
  17. 【請求項17】 データ情報を含む入力電気信号を光信
    号に変換しうる発光素子を、自動光パワー制御を行ない
    ながら駆動信号により駆動しうる駆動部を有する発光素
    子駆動装置において、 上記入力電気信号から、定常状態において該発光素子か
    ら所定パワーの光出力を得るための基準電圧を生成する
    基準電圧生成部と、 上記発光素子にて出力された光信号のパワーに対応した
    モニタ用の電圧信号を生成するモニタ電圧生成部と、 該基準電圧生成部からの基準電圧と該モニタ電圧生成部
    からのモニタ用電圧信号とを比較し、上記比較結果に基
    づいて、該発光素子からの光出力が上記所定パワーとな
    るように該駆動部を離散的制御量で制御する光パワー制
    御部と、 上記の光パワー制御部による発光素子に対する駆動制御
    を安定させるべく、該光パワー制御部に供給する上記ク
    ロックを制御するクロック制御部とをそなえて構成され
    たことを特徴とする、発光素子駆動装置。
  18. 【請求項18】 該光パワー制御部が、 該基準電圧生成部からの基準電圧と該モニタ電圧生成部
    からのモニタ用電圧信号とを比較する比較部と、 該比較部からの比較結果についてカウント用クロックに
    同期してアップカウント/ダウンカウントを行なうアッ
    プダウンカウンタ回路と、 該アップダウンカウンタ回路にてアップカウント/ダウ
    ンカウントされたカウント値をアナログ量に変換し、上
    記離散的制御量を有する制御信号として出力するディジ
    タル/アナログ変換部とをそなえて構成されたことを特
    徴とする、請求項17記載の発光素子駆動装置。
  19. 【請求項19】 該クロック制御部が、 送信すべきデータ情報の有無を検出するデータ検出部
    と、 該データ検出部において送信すべきデータ情報があると
    検出された場合には該光パワー制御部に上記クロックを
    供給する一方、該データ検出部において送信すべきデー
    タ情報が無いと検出された場合には、該光パワー駆動部
    に対する上記クロックの供給を停止するスイッチ部とを
    そなえて構成されたことを特徴とする、請求項17記載
    の発光素子駆動装置。
  20. 【請求項20】 データ情報を含む入力電気信号を光信
    号に変換しうる発光素子を、自動光パワー制御を行ない
    ながら駆動信号により駆動しうる駆動部を有する発光素
    子駆動装置において、 上記入力電気信号から、定常状態において該発光素子か
    ら所定パワーの光出力を得るための基準電圧を生成する
    基準電圧生成部と、 上記発光素子にて出力された光信号のパワーに対応した
    モニタ用の電圧信号を生成するモニタ電圧生成部と、 該基準電圧生成部からの基準電圧と該モニタ電圧生成部
    からのモニタ用電圧信号とを比較し、上記比較結果に基
    づいて、該発光素子からの光出力が上記所定パワーとな
    るように該駆動部を離散的制御量で制御する光パワー制
    御部と、 上記の光パワー制御部による駆動部に対する駆動制御の
    安定度を識別する安定識別部と、 上記の光パワー制御部による発光素子に対する駆動制御
    を安定させるべく、該安定識別部からの安定度識別情報
    および入力されるデータ情報のうちの少なくとも一方を
    用いて、該光パワー制御部に供給する上記クロックを制
    御するクロック制御部とをそなえて構成されたことを特
    徴とする、発光素子駆動装置。
  21. 【請求項21】 該クロック制御部が、 送信すべきデータ情報の有無を検出するデータ検出部
    と、 該データ検出部において送信すべきデータ情報があると
    検出され且つ該安定識別部からの上記安定度の識別結果
    に基づき上記の光パワー制御部による駆動部に対する駆
    動制御が収束したと判定された場合、または、該データ
    検出部において送信すべきデータ情報が無いと検出され
    た場合には、該光パワー制御部に対する上記クロックの
    供給を停止するスイッチ部とをそなえて構成されたこと
    を特徴とする、請求項20記載の発光素子駆動装置。
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