JPH11271521A - カラーフィルター用オーバーコート剤およびカラーフィルター - Google Patents
カラーフィルター用オーバーコート剤およびカラーフィルターInfo
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- JPH11271521A JPH11271521A JP7775598A JP7775598A JPH11271521A JP H11271521 A JPH11271521 A JP H11271521A JP 7775598 A JP7775598 A JP 7775598A JP 7775598 A JP7775598 A JP 7775598A JP H11271521 A JPH11271521 A JP H11271521A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、耐擦傷性,耐汚染性,耐溶剤性,
表面平滑性,透明電極であるインジウムチンオキサイド
(以下、ITOと略す)との密着性に優れたカラーフィ
ルター用オーバーコート剤および該オーバーコート剤を
用いたカラーフィルターを提供する。 【解決手段】 下記一般式で示される有機金属化合物
(A)および/またはその加水分解縮合物、 R1mM(OR2)n (A) (式中Mは金属元素、 R1は同一または異なっていても
よく、水素原子、低級アルキル基、不飽和脂肪族残基を
表し、R2は同一または異なっていてもよく、水素原
子、低級アルキル基またはアシル基を表し、mは0また
は正の整数、nは1以上の整数で、かつm+nは金属元
素Mの原子価と一致する。) 極性基含有ポリマー(B) および溶媒を含有することを特徴とするカラーフィルタ
ー用オーバーコート剤。
表面平滑性,透明電極であるインジウムチンオキサイド
(以下、ITOと略す)との密着性に優れたカラーフィ
ルター用オーバーコート剤および該オーバーコート剤を
用いたカラーフィルターを提供する。 【解決手段】 下記一般式で示される有機金属化合物
(A)および/またはその加水分解縮合物、 R1mM(OR2)n (A) (式中Mは金属元素、 R1は同一または異なっていても
よく、水素原子、低級アルキル基、不飽和脂肪族残基を
表し、R2は同一または異なっていてもよく、水素原
子、低級アルキル基またはアシル基を表し、mは0また
は正の整数、nは1以上の整数で、かつm+nは金属元
素Mの原子価と一致する。) 極性基含有ポリマー(B) および溶媒を含有することを特徴とするカラーフィルタ
ー用オーバーコート剤。
Description
【0001】本発明は、耐擦傷性,耐汚染性,耐溶剤
性,表面平滑性,透明電極であるインジウムチンオキサ
イド(以下、ITOと略す)との密着性に優れたカラー
フィルター用オーバーコート剤および該オーバーコート
剤を用いたカラーフィルターに関するものである。
性,表面平滑性,透明電極であるインジウムチンオキサ
イド(以下、ITOと略す)との密着性に優れたカラー
フィルター用オーバーコート剤および該オーバーコート
剤を用いたカラーフィルターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーフィルターは、ガラス基板に赤
(R),緑(G),青(B)の3原色画素からなる層を
設け、液晶と組み合わせることにより、液晶ディスプレ
イにカラー表示機能を付与する働きをもつ。
(R),緑(G),青(B)の3原色画素からなる層を
設け、液晶と組み合わせることにより、液晶ディスプレ
イにカラー表示機能を付与する働きをもつ。
【0003】カラーフィルター基板は、図―1に示した
ように、ガラス基板,RGB層からなる画素,ブラック
マトリックス,オーバーコート層,透明電極層から形成
される。このうち、オーバーコートに求められる特性と
しては、耐熱性,耐薬品性,平滑性,透明性,耐擦傷
性,塗工性,透明電極基板であるITOとの密着性等が
要求される。
ように、ガラス基板,RGB層からなる画素,ブラック
マトリックス,オーバーコート層,透明電極層から形成
される。このうち、オーバーコートに求められる特性と
しては、耐熱性,耐薬品性,平滑性,透明性,耐擦傷
性,塗工性,透明電極基板であるITOとの密着性等が
要求される。
【0004】従来のオーバーコート剤としては、アクリ
ル系,ウレタン系,エポキシ系等の有機系樹脂やシリカ
系無機コート剤等が知られている。しかし、有機系樹脂
は耐熱性,耐薬品性やITOとの密着性が不十分であ
り、無機系コート剤は、膜化温度が非常に高温であった
り、膜の平滑性が十分でないなど塗工性に問題があっ
た。
ル系,ウレタン系,エポキシ系等の有機系樹脂やシリカ
系無機コート剤等が知られている。しかし、有機系樹脂
は耐熱性,耐薬品性やITOとの密着性が不十分であ
り、無機系コート剤は、膜化温度が非常に高温であった
り、膜の平滑性が十分でないなど塗工性に問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐擦傷性,
耐汚染性,耐溶剤性,表面平滑性,ITOとの密着性に
優れたカラーフィルター用オーバーコート剤および該オ
ーバーコート剤を用いたカラーフィルターを提供するこ
とを目的とする。
耐汚染性,耐溶剤性,表面平滑性,ITOとの密着性に
優れたカラーフィルター用オーバーコート剤および該オ
ーバーコート剤を用いたカラーフィルターを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のカラーフィルタ
ー用オーバーコート剤は、下記一般式で示される有機金
属化合物(A)および/またはその加水分解縮合物、 R1mM(OR2)n (A) (式中Mは金属元素、 R1は同一または異なっていても
よく、水素原子、低級アルキル基、不飽和脂肪族残基を
表し、R2は同一または異なっていてもよく、水素原
子、低級アルキル基またはアシル基を表し、mは0また
は正の整数、nは1以上の整数で、かつm+nは金属元
素Mの原子価と一致する。) 極性基含有ポリマー(B) および溶媒を含有することを特徴とする。
ー用オーバーコート剤は、下記一般式で示される有機金
属化合物(A)および/またはその加水分解縮合物、 R1mM(OR2)n (A) (式中Mは金属元素、 R1は同一または異なっていても
よく、水素原子、低級アルキル基、不飽和脂肪族残基を
表し、R2は同一または異なっていてもよく、水素原
子、低級アルキル基またはアシル基を表し、mは0また
は正の整数、nは1以上の整数で、かつm+nは金属元
素Mの原子価と一致する。) 極性基含有ポリマー(B) および溶媒を含有することを特徴とする。
【0007】また、本発明は、上記オーバーコート層を
有するカラーフィルターも含まれる。
有するカラーフィルターも含まれる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のオーバーコート剤は、有
機金属化合物の3次元架橋構造と極性基含有ポリマーの
可とう性,成膜性により、優れた耐擦傷性,耐汚染性,
耐溶剤性,表面平滑性,ITOとの密着性を得ることが
可能となる。以下詳細に説明する。
機金属化合物の3次元架橋構造と極性基含有ポリマーの
可とう性,成膜性により、優れた耐擦傷性,耐汚染性,
耐溶剤性,表面平滑性,ITOとの密着性を得ることが
可能となる。以下詳細に説明する。
【0009】本発明の有機金属化合物は下記一般式
(A)で示される。
(A)で示される。
【0010】R1mM(OR2)n (A) (式中Mは金属元素、 R1は同一または異なっていても
よく、水素原子、低級アルキル基、不飽和脂肪族残基を
表し、R2は同一または異なっていてもよく、水素原
子、低級アルキル基またはアシル基を表し、mは0また
は正の整数、nは1以上の整数で、かつm+nは金属元
素Mの原子価と一致する。) 金属元素は、Si,Ti,Zr,Alが好ましく、この
中でも汎用性の面からSiが望ましい。具体的には、M
がSiであるテトラメトキシシラン,メチルトリメトキ
シシラン,エチルトリメトキシシラン,n−プロピルト
リメトキシシラン,ジメチルジメトキシシラン,トリメ
チルメトキシシラン,テトラエトキシシラン,メチルト
リエトキシシラン,エチルトリエトキシシラン,n−プ
ロピルトリエトキシシラン,ジメチルジエトキシシラ
ン,テトライソプロポキシシラン,テトラn−ブトキシ
シラン等のアルコキシシラン類、テトラヒドロキシシラ
ン,トリメチルシラノール,テトラアセトキシシラン、
MがTiであるチタニウムエトラエトキシド,チタニウ
ムテトライソプロポキシド,チタニウムテトラブトキシ
ドやアセチルアセトン等で安定化された錯体化合物、M
がZrであるジルコニウムテトラエトキシド,ジルコニ
ウムテトライソプロポキシド,ジルコニウムテトラブト
キシドやアセチルアセトン等で安定化された錯体化合
物、MがAlであるアルミニウムトリエトキシド,アル
ミニウムトリイソプロポキシド,アルミニウムトリブト
キシドやアセチルアセトン等で安定化された錯体化合物
等が例としてあげられ、これらの1種または2種以上を
用いることができる。
よく、水素原子、低級アルキル基、不飽和脂肪族残基を
表し、R2は同一または異なっていてもよく、水素原
子、低級アルキル基またはアシル基を表し、mは0また
は正の整数、nは1以上の整数で、かつm+nは金属元
素Mの原子価と一致する。) 金属元素は、Si,Ti,Zr,Alが好ましく、この
中でも汎用性の面からSiが望ましい。具体的には、M
がSiであるテトラメトキシシラン,メチルトリメトキ
シシラン,エチルトリメトキシシラン,n−プロピルト
リメトキシシラン,ジメチルジメトキシシラン,トリメ
チルメトキシシラン,テトラエトキシシラン,メチルト
リエトキシシラン,エチルトリエトキシシラン,n−プ
ロピルトリエトキシシラン,ジメチルジエトキシシラ
ン,テトライソプロポキシシラン,テトラn−ブトキシ
シラン等のアルコキシシラン類、テトラヒドロキシシラ
ン,トリメチルシラノール,テトラアセトキシシラン、
MがTiであるチタニウムエトラエトキシド,チタニウ
ムテトライソプロポキシド,チタニウムテトラブトキシ
ドやアセチルアセトン等で安定化された錯体化合物、M
がZrであるジルコニウムテトラエトキシド,ジルコニ
ウムテトライソプロポキシド,ジルコニウムテトラブト
キシドやアセチルアセトン等で安定化された錯体化合
物、MがAlであるアルミニウムトリエトキシド,アル
ミニウムトリイソプロポキシド,アルミニウムトリブト
キシドやアセチルアセトン等で安定化された錯体化合物
等が例としてあげられ、これらの1種または2種以上を
用いることができる。
【0011】また、本発明における有機金属化合物は、
成膜性や膜の均一性の面からあらかじめ加水分解縮合を
行い高分子量化して使用することが好ましい。この場合
の加水分解縮合は公知の酸,塩基等の触媒を用いること
ができ、もちろん、有機金属化合物を2種以上使用する
ことも可能である。
成膜性や膜の均一性の面からあらかじめ加水分解縮合を
行い高分子量化して使用することが好ましい。この場合
の加水分解縮合は公知の酸,塩基等の触媒を用いること
ができ、もちろん、有機金属化合物を2種以上使用する
ことも可能である。
【0012】本発明に用いられる極性基含有ポリマー
(B)は、極性基を分子内に有するポリマーであれば特
に限定されないが、具体例としては、ポリビニルアルコ
ール,エチレン-ビニルアルコールコポリマー,2−ヒ
ドリキシエチル(メタ)アクリレート等の水酸基含有
(メタ)アクリレートの(共)重合体等の水酸基含有ポ
リマー: 日本触媒社製の「エポミンシリーズ」(エポ
ミンSP−003,エポミンSP−006,エポミンS
P−012,エポミンSP−018,エポミンSP−1
03,エポミンSP−110,エポミンSP−200,
エポミンSP−300,エポミンSP−1000,エポ
ミンSP−1020)等のポリエチレンイミン類,日東
紡績社製の「PAA−L」,「PAA−H」等のポリア
リルアミン類、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アク
リレート等のアミノ基含有(メタ)アクリレートの
(共)重合体等のアミノ基含有ポリマー: ポリアクリ
ルアミド等のアミド基含有ポリマー: ポリ(メタ)ア
クリル酸,(メタ)アクリル酸共重合体等のカルボキシ
ル基含有ポリマー等が例として挙げられる。
(B)は、極性基を分子内に有するポリマーであれば特
に限定されないが、具体例としては、ポリビニルアルコ
ール,エチレン-ビニルアルコールコポリマー,2−ヒ
ドリキシエチル(メタ)アクリレート等の水酸基含有
(メタ)アクリレートの(共)重合体等の水酸基含有ポ
リマー: 日本触媒社製の「エポミンシリーズ」(エポ
ミンSP−003,エポミンSP−006,エポミンS
P−012,エポミンSP−018,エポミンSP−1
03,エポミンSP−110,エポミンSP−200,
エポミンSP−300,エポミンSP−1000,エポ
ミンSP−1020)等のポリエチレンイミン類,日東
紡績社製の「PAA−L」,「PAA−H」等のポリア
リルアミン類、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アク
リレート等のアミノ基含有(メタ)アクリレートの
(共)重合体等のアミノ基含有ポリマー: ポリアクリ
ルアミド等のアミド基含有ポリマー: ポリ(メタ)ア
クリル酸,(メタ)アクリル酸共重合体等のカルボキシ
ル基含有ポリマー等が例として挙げられる。
【0013】本発明のシランカップリング剤(C)は、
具体例としては、γ―アミノプロピルトリメトキシシラ
ン,γ―アミノプロピルトリエトキシシラン,γ―アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン,γ―アミノプロピ
ルメチルジエトキシシラン,N−β(アミノエチル)―
γ―アミノプロピルトリメトキシシラン, N−β(アミ
ノエチル)―γ―アミノプロピルトリエトキシシラン,
N−β(アミノエチル)―γ―アミノプロピルメチルジ
メトキシシラン, N−β(アミノエチル)―γ―アミノ
プロピルメチルジエトキシシラン,N−フェニル−γ―
アミノプロピルトリメトキシシラン, N−フェニル−
γ―アミノプロピルトリエトキシシラン等のアミノ基含
有シランカップリング剤、γ―グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン,γ―グリシドキシプロピルトリエト
キシシラン,γ―グリシドキシプロピルメチルジメトキ
シシラン,γ―グリシドキシプロピルメチルジエトキシ
シラン,β―(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチ
ルトリメトキシシラン,β―(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリエトキシシラン等のエポキシ基含
有シランカップリング剤、γ―(メタ)アクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン,γ―(メタ)アクリロキシ
プロピルトリエトキシシラン,γ―(メタ)アクリロキ
シプロピルメチルジメトキシシラン,γ―(メタ)アク
リロキシプロピルメチルジエトキシシラン等の(メタ)
アクリル基含有シランカップリング剤、γ―イソシアノ
プロピルトリエトキシシラン,γ―イソシアノプロピル
トリエトキシシラン等のイソシアネート基含有シランカ
ップリング剤、ビニルトリメトキシシラン,ビニルトリ
エトキシシラン,γ―メルカプトプロピルトリメトキシ
シランやγ―クロロプロピルトリメトキシシランが例と
してあげられる。
具体例としては、γ―アミノプロピルトリメトキシシラ
ン,γ―アミノプロピルトリエトキシシラン,γ―アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン,γ―アミノプロピ
ルメチルジエトキシシラン,N−β(アミノエチル)―
γ―アミノプロピルトリメトキシシラン, N−β(アミ
ノエチル)―γ―アミノプロピルトリエトキシシラン,
N−β(アミノエチル)―γ―アミノプロピルメチルジ
メトキシシラン, N−β(アミノエチル)―γ―アミノ
プロピルメチルジエトキシシラン,N−フェニル−γ―
アミノプロピルトリメトキシシラン, N−フェニル−
γ―アミノプロピルトリエトキシシラン等のアミノ基含
有シランカップリング剤、γ―グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン,γ―グリシドキシプロピルトリエト
キシシラン,γ―グリシドキシプロピルメチルジメトキ
シシラン,γ―グリシドキシプロピルメチルジエトキシ
シラン,β―(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチ
ルトリメトキシシラン,β―(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリエトキシシラン等のエポキシ基含
有シランカップリング剤、γ―(メタ)アクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン,γ―(メタ)アクリロキシ
プロピルトリエトキシシラン,γ―(メタ)アクリロキ
シプロピルメチルジメトキシシラン,γ―(メタ)アク
リロキシプロピルメチルジエトキシシラン等の(メタ)
アクリル基含有シランカップリング剤、γ―イソシアノ
プロピルトリエトキシシラン,γ―イソシアノプロピル
トリエトキシシラン等のイソシアネート基含有シランカ
ップリング剤、ビニルトリメトキシシラン,ビニルトリ
エトキシシラン,γ―メルカプトプロピルトリメトキシ
シランやγ―クロロプロピルトリメトキシシランが例と
してあげられる。
【0014】本発明で用いられるシランカップリング剤
(C)は、得られる皮膜の均一性や平滑性、耐クラック
や耐ピンホール性を付与する効果がある。シランカップ
リング剤(C)は、極性基含有ポリマー(B)の官能基
と反応する官能基を有することが、得られる皮膜の均一
性や耐薬品性の面から好ましい。
(C)は、得られる皮膜の均一性や平滑性、耐クラック
や耐ピンホール性を付与する効果がある。シランカップ
リング剤(C)は、極性基含有ポリマー(B)の官能基
と反応する官能基を有することが、得られる皮膜の均一
性や耐薬品性の面から好ましい。
【0015】ITOとの密着性や成膜性の面から本発明
で用いられる極性基含有ポリマー(B)としては、アミ
ノ基含有ポリマーが好ましく、シランカップリング剤
(C)としては、エポキシ基含有シランカップリング剤
が好ましい。
で用いられる極性基含有ポリマー(B)としては、アミ
ノ基含有ポリマーが好ましく、シランカップリング剤
(C)としては、エポキシ基含有シランカップリング剤
が好ましい。
【0016】本発明で用いられるシランカップリング剤
(C)は、使用量が多すぎると、得られる皮膜の耐薬品
性や耐擦傷性が低下するため、有機金属化合物に対し
て、5〜300重量%、好ましくは10〜100重量
%、さらに好ましくは20〜80重量%であることが望
ましい。5重量%より少ないと成膜性に劣り、クラック
が発生することがある。
(C)は、使用量が多すぎると、得られる皮膜の耐薬品
性や耐擦傷性が低下するため、有機金属化合物に対し
て、5〜300重量%、好ましくは10〜100重量
%、さらに好ましくは20〜80重量%であることが望
ましい。5重量%より少ないと成膜性に劣り、クラック
が発生することがある。
【0017】本発明のオーバーコート剤は溶媒に溶解し
た状態になっている。溶媒に溶解することにより、加水
分解反応の制御がしやすく、また粘度や成膜温度調整が
容易であり、均一で平滑な皮膜を得ることが可能にな
る。溶媒としては特に限定されないが、メタノール,エ
タノール,2−プロパノール,ブタノール等のアルコー
ル類やエチレングリコール,ジエチレングリコールおよ
びそのメチルやエチルエーテル類、アセトン,メチルエ
チルケトン,メチルイソブチルケトン等のケトン類、ト
ルエン,ベンゼン,キシレン等の芳香族類、ヘキサン,
ヘプタン,オクタン等の炭化水素類、酢酸エチル,酢酸
ブチル等のエステル類、その他、テトラヒドロフラン,
水等が例として挙げられ、これらの1種または2種以上
を混合して用いることもできる。
た状態になっている。溶媒に溶解することにより、加水
分解反応の制御がしやすく、また粘度や成膜温度調整が
容易であり、均一で平滑な皮膜を得ることが可能にな
る。溶媒としては特に限定されないが、メタノール,エ
タノール,2−プロパノール,ブタノール等のアルコー
ル類やエチレングリコール,ジエチレングリコールおよ
びそのメチルやエチルエーテル類、アセトン,メチルエ
チルケトン,メチルイソブチルケトン等のケトン類、ト
ルエン,ベンゼン,キシレン等の芳香族類、ヘキサン,
ヘプタン,オクタン等の炭化水素類、酢酸エチル,酢酸
ブチル等のエステル類、その他、テトラヒドロフラン,
水等が例として挙げられ、これらの1種または2種以上
を混合して用いることもできる。
【0018】本発明では、選られたオーバーコート剤に
特性を損なわない範囲で、各種有機,無機添加剤を加え
ることも可能である。
特性を損なわない範囲で、各種有機,無機添加剤を加え
ることも可能である。
【0019】本発明のオーバーコート剤を塗工する方法
としては特に限定されないが、スプレー法,スピンコー
ト法,ダイコート法,ロールコート法,印刷法,バーコ
ート法等を採用することが可能である。
としては特に限定されないが、スプレー法,スピンコー
ト法,ダイコート法,ロールコート法,印刷法,バーコ
ート法等を採用することが可能である。
【0020】また、本発明では、予めポリウレタン等の
公知のアンダーコート剤で処理した後、本発明のオーバ
ーコート剤を塗工することも可能である。
公知のアンダーコート剤で処理した後、本発明のオーバ
ーコート剤を塗工することも可能である。
【0021】オーバーコート剤は塗工した後、乾燥させ
て皮膜を形成させる。この時の乾燥温度は、80〜20
0℃とすると、緻密な膜を形成できるので好ましい。
て皮膜を形成させる。この時の乾燥温度は、80〜20
0℃とすると、緻密な膜を形成できるので好ましい。
【0022】オーバーコート皮膜の厚みは、乾燥後で
0.1〜10μmが好ましく、より好ましくは0.3〜
5μm、さらに好ましくは1〜3μmである。皮膜が
0.1より薄いと耐ピンホール性や耐薬品性が十分でな
い可能性があり、10μmより厚いと耐クラック性に劣
ることがある。
0.1〜10μmが好ましく、より好ましくは0.3〜
5μm、さらに好ましくは1〜3μmである。皮膜が
0.1より薄いと耐ピンホール性や耐薬品性が十分でな
い可能性があり、10μmより厚いと耐クラック性に劣
ることがある。
【0023】
【実施例】以下実施例によって本発明を更に詳述する
が、下記実施例において本発明を制限するものではな
い。なお、実施例で用いた特性の評価方法は下記のとお
りである。
が、下記実施例において本発明を制限するものではな
い。なお、実施例で用いた特性の評価方法は下記のとお
りである。
【0024】[鉛筆硬度]形成されたオーバーコート皮
膜に対して、JIS K5400に従って行った。
膜に対して、JIS K5400に従って行った。
【0025】[耐擦傷性]#000のスチールウールで
形成されたオーバーコート皮膜をこすり、傷つき状態を
観察し、皮膜に変化がなかったものを○、傷がついた
ものを×とした。
形成されたオーバーコート皮膜をこすり、傷つき状態を
観察し、皮膜に変化がなかったものを○、傷がついた
ものを×とした。
【0026】[コバン目試験]形成されたオーバーコー
ト皮膜に対し、ゴバン目セロテープ剥離を行い、剥離の
ない ものを○、剥離 が認められたものを×とした。
ト皮膜に対し、ゴバン目セロテープ剥離を行い、剥離の
ない ものを○、剥離 が認められたものを×とした。
【0027】[耐薬品性]20℃でγ-ブチロラクトン
に形成されたオーバーコート皮膜を5分間浸漬し、皮膜
に 変化がないもの を○、剥離や白濁等の変化があっ
たものを×とした。
に形成されたオーバーコート皮膜を5分間浸漬し、皮膜
に 変化がないもの を○、剥離や白濁等の変化があっ
たものを×とした。
【0028】[ITOとの密着性]形成されたオーバー
コート皮膜にITOを成膜し、ITO膜のゴマン目試験
を行った。剥離のないものを○、剥離 が認められたも
のを×とした。 実施例1 35gのテトラメトキシシラン、分子量2万のポリアク
リル酸10g、水200g、1N塩酸0.5gを混合
し、室温で攪拌しながら24時間熟成してオーバーコー
ト剤1を得た。このオーバーコート剤1をカラーフィル
ター上にスピンコーターでコートし、170℃で1時間
乾燥硬化してコート厚2μmのオーバーコート層を形成
した。このオーバーコート層の特性試験結果を表―1に
示した。用いたカラーフィルターは、ガラス板上に蒸着
クロムを含有するブラックマトリクスとイミド系樹脂を
分散バインンダーとして、顔料を分散して得られたRG
B画像を形成させることによって得た。
コート皮膜にITOを成膜し、ITO膜のゴマン目試験
を行った。剥離のないものを○、剥離 が認められたも
のを×とした。 実施例1 35gのテトラメトキシシラン、分子量2万のポリアク
リル酸10g、水200g、1N塩酸0.5gを混合
し、室温で攪拌しながら24時間熟成してオーバーコー
ト剤1を得た。このオーバーコート剤1をカラーフィル
ター上にスピンコーターでコートし、170℃で1時間
乾燥硬化してコート厚2μmのオーバーコート層を形成
した。このオーバーコート層の特性試験結果を表―1に
示した。用いたカラーフィルターは、ガラス板上に蒸着
クロムを含有するブラックマトリクスとイミド系樹脂を
分散バインンダーとして、顔料を分散して得られたRG
B画像を形成させることによって得た。
【0029】実施例2〜5 有機金属化合物、極性基含有ポリマー、乾燥硬化条件を
変更した以外は実施例1と同様にして、オーバーコート
剤およびカラフィルター上に処理したオーバーコート層
を得た。これらのオーバーコート層の特性試験結果を表
―1に併記した。
変更した以外は実施例1と同様にして、オーバーコート
剤およびカラフィルター上に処理したオーバーコート層
を得た。これらのオーバーコート層の特性試験結果を表
―1に併記した。
【0030】実施例6 35gのポリエチレンイミン(「エポミンSP-018」日本
触媒社製)に、メタノール100gとγ-グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン15gを加え、窒素雰囲気
で攪拌しながら65℃で3時間反応させた。この液を室
温まで冷却した後、メタノール40gと水3gを加え、
室温で1時間攪拌しながら熟成した。さらに、メタノー
ル30gとテトラメトキシシランオリゴマー(「Mシリ
ケート51」多摩化学社製)60gを加え、1時間攪拌
しながら熟成し、オーバーコート剤6を得た。このオー
バーコート剤6を実施例1と同様にして、カラーフィル
ター上に処理したオーバーコート層を得た。特性試験結
果は表―2に示した。
触媒社製)に、メタノール100gとγ-グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン15gを加え、窒素雰囲気
で攪拌しながら65℃で3時間反応させた。この液を室
温まで冷却した後、メタノール40gと水3gを加え、
室温で1時間攪拌しながら熟成した。さらに、メタノー
ル30gとテトラメトキシシランオリゴマー(「Mシリ
ケート51」多摩化学社製)60gを加え、1時間攪拌
しながら熟成し、オーバーコート剤6を得た。このオー
バーコート剤6を実施例1と同様にして、カラーフィル
ター上に処理したオーバーコート層を得た。特性試験結
果は表―2に示した。
【0031】実施例7〜11 表―2に示したように代えた以外は、実施例6と同様に
してオーバーコート剤およびカラフィルター上に処理し
たオーバーコート層を得た。特性試験結果は表―2に併
記した。
してオーバーコート剤およびカラフィルター上に処理し
たオーバーコート層を得た。特性試験結果は表―2に併
記した。
【0032】また、表−3に、表−1、表−2の中で用
いた化合物の略称とその化合物名を示した。また、図1
にカラーフィルターの代表的な構造とオーバーコート層
を示した。
いた化合物の略称とその化合物名を示した。また、図1
にカラーフィルターの代表的な構造とオーバーコート層
を示した。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【発明の効果】本発明のオーバーコート剤で処理したカ
ラーフィルターは、耐擦傷性,耐汚染性,耐溶剤性,表
面平滑性,透明電極であるインジウムチンオキサイド
(以下、ITOと略す)との密着性に優れたオーバーコ
ート層を有している。
ラーフィルターは、耐擦傷性,耐汚染性,耐溶剤性,表
面平滑性,透明電極であるインジウムチンオキサイド
(以下、ITOと略す)との密着性に優れたオーバーコ
ート層を有している。
【図1】 実施例で処理したカラーフィルターの構造
と、本発明のオーバーコート剤を含有するオーバーコー
ト層の構造との関係を説明するための図である。
と、本発明のオーバーコート剤を含有するオーバーコー
ト層の構造との関係を説明するための図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記一般式で示される有機金属化合物
(A)および/またはその加水分解縮合物、 R1mM(OR2)n (A) (式中Mは金属元素、 R1は同一または異なっていても
よく、水素原子、低級アルキル基、不飽和脂肪族残基を
表し、R2は同一または異なっていてもよく、水素原
子、低級アルキル基またはアシル基を表し、mは0また
は正の整数、nは1以上の整数で、かつm+nは金属元
素Mの原子価と一致する。) 極性基含有ポリマー(B) および溶媒を含有することを特徴とするカラーフィルタ
ー用オーバーコート剤。 - 【請求項2】 極性基含有ポリマー(B)と反応し得る
官能基を分子内に有するシランカップリング剤(C)を
含有するものである請求項1に記載のカラーフィルター
用オーバーコート剤。 - 【請求項3】 極性基含有ポリマー(B)の極性基が、
水酸基,カルボキシル基,アミノ基,アミド基から選択
される少なくとも1種を有するものである請求項1また
は2に記載のカラーフィルター用オーバーコート剤。 - 【請求項4】 極性基含有ポリマー(B)がポリエチレ
ンイミン類で、シランカップリング剤(C)がエポキシ
基含有シランカップリング剤である請求項1〜3に記載
のオーバーコート剤。 - 【請求項5】 請求項1〜4に記載されているオーバー
コート層が形成されているカラーフィルター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7775598A JPH11271521A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | カラーフィルター用オーバーコート剤およびカラーフィルター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7775598A JPH11271521A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | カラーフィルター用オーバーコート剤およびカラーフィルター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11271521A true JPH11271521A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13642760
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7775598A Pending JPH11271521A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | カラーフィルター用オーバーコート剤およびカラーフィルター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11271521A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7649041B2 (en) | 2004-06-30 | 2010-01-19 | Dic Corporation | Aqueous coating composition |
| JP2017120387A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | Jsr株式会社 | カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、表示素子および保護膜形成用樹脂組成物 |
| WO2017126562A1 (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | 信越化学工業株式会社 | 新規イソシアニド化合物及びヒドロシリル化反応触媒 |
-
1998
- 1998-03-25 JP JP7775598A patent/JPH11271521A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7649041B2 (en) | 2004-06-30 | 2010-01-19 | Dic Corporation | Aqueous coating composition |
| JP2017120387A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | Jsr株式会社 | カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、表示素子および保護膜形成用樹脂組成物 |
| WO2017126562A1 (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | 信越化学工業株式会社 | 新規イソシアニド化合物及びヒドロシリル化反応触媒 |
| CN108473514A (zh) * | 2016-01-22 | 2018-08-31 | 信越化学工业株式会社 | 新型异腈化合物和氢化硅烷化反应催化剂 |
| JPWO2017126562A1 (ja) * | 2016-01-22 | 2018-10-04 | 信越化学工業株式会社 | 新規イソシアニド化合物及びヒドロシリル化反応触媒 |
| KR20180108656A (ko) * | 2016-01-22 | 2018-10-04 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 신규 아이소사이아나이드 화합물 및 하이드로실릴화 반응 촉매 |
| US10829504B2 (en) | 2016-01-22 | 2020-11-10 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Isocyanide compound and hydrosilylation reaction catalyst |
| TWI712608B (zh) * | 2016-01-22 | 2020-12-11 | 日商信越化學工業股份有限公司 | 新穎異腈化合物及矽氫化反應觸媒 |
| CN108473514B (zh) * | 2016-01-22 | 2021-08-31 | 信越化学工业株式会社 | 新型异腈化合物和氢化硅烷化反应催化剂 |
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