JPH11272267A - オルゴール - Google Patents

オルゴール

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JPH11272267A
JPH11272267A JP7442098A JP7442098A JPH11272267A JP H11272267 A JPH11272267 A JP H11272267A JP 7442098 A JP7442098 A JP 7442098A JP 7442098 A JP7442098 A JP 7442098A JP H11272267 A JPH11272267 A JP H11272267A
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JP
Japan
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cylinder
pins
peripheral surface
outer peripheral
music
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Application number
JP7442098A
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English (en)
Inventor
Masataka Yoritatsu
昌孝 寄立
Masayuki Kondo
正幸 近藤
Hiroshi Masuda
浩 増田
Yasuo Osada
靖夫 長田
Yoshihisa Mori
芳久 森
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造を以て任意の曲を演奏し得、演奏
時間の長い曲を演奏し得、しかも、演奏し得る音域を広
くと取ることのできるオルゴールを得る。 【解決手段】 回転シリンダ1の外周面の所定の母線に
沿って設けられた複数の穴1aに、磁性材料からなる複
数のピン2がそれぞれ挿入され、その複数のピンの内の
選択されたピンによって、音階別の複数の振動弁3が選
択的に弾かれ、検出手段によって、回転シリンダの所定
の回転位置を検出し、その検出手段の検出出力及び演奏
する曲に応じて、シリンダの外周面から、複数のピンに
それぞれ対応して設けられた電磁石5によって、その複
数のピンを選択的に突出させて、回転シリンダの回転に
応じて、複数の振動弁を選択的に弾かせ、その複数の電
磁石のいずれかによって突出せしめられたピンを、戻し
手段6によって、そのピンに対応する電磁石の傍に再度
接近するまでに、そのピンに対応する穴の中に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオルゴールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9を参照して、オルゴールの従来例を
説明する。台4上に、矢印で示される1方向に回転自在
に軸支されたシリンダ1の周面に曲に応じて配された多
数のピン2が植立される。1Xはシリンダ1の回転軸で
ある。シリンダ1の回転に応じて、ピン2によって弾か
れる音階に応じて順次長さが異なる複数の振動弁3を備
えた櫛歯状の振動弁板3Mが、ねじ8によって支柱7に
取付けられ、その支柱7は台4上に取付けられている。
尚、ピン2は、シリンダ1の外周面上の各振動弁3に対
応する各円に沿うように、シリンダ1の外周面に植立さ
れている。
【0003】このオルゴールの演奏時間は、シリンダ1
が1回転する時間に相当する。従って、長い曲を演奏す
る場合は、直径の長いシリンダが必要である。
【0004】シリンダの外周面上の振動弁に対応する位
置にピンを植立すると共に、隣接する振動弁間に対応す
る位置にもピンを植立しておき、振動弁に対応する位置
に植立されたピンによって振動弁を弾き、シリンダが1
回転した後は、シリンダをその軸方向に移動させて、隣
接する振動弁間に対応する位置に植立されたピンによっ
て振動弁を弾くようにしたオルゴールもあり、このオル
ゴールによれば、シリンダの直径を長くしなくても、曲
の演奏時間を長くすることができる。しかし、このオル
ゴールは、シリンダの1回転毎に、シリンダをその軸方
向に移動させなければならないので、構造が複雑にな
る。
【0005】上述の従来のオルゴールは、演奏すべき曲
に応じてピンが植立されたシリンダを用いるので、演奏
される曲は殆ど1曲のみで、多くても数曲となる。又、
そのピン2によって弾かれることのない振動弁は設けら
れない。
【0006】そこで、任意の(或いは多数の)曲を演奏
することのできるオルゴールが提案されている。実開平
5−69792号公報の自動演奏オルゴールは、音階別
に配された複数リードをそれぞれ弾く複数の爪をシリン
ダの外周面上の所定母線上に設け、その複数の爪をシリ
ンダの内部に各別に設けたソレノイトによって、曲に応
じてシリンダの外部に突出させたり、内部に引っ込めた
りするようにしている。
【0007】又、特開平9−237086号公報のプロ
グラマブル・オルゴールは、回転円板の半径方向に沿う
ように、、又は、回転シリンダの外周面の母線方向に沿
うように、それぞれ複数のピンを設け、その各ピンを、
形状記憶合金の加熱により、曲に応じて選択的に起立さ
せて、回転円板の面に対向する如く、又は、回転シリン
ダの外周面に対向する如く配された音階別の振動櫛歯部
を弾くようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】実開平5−69792
号公報の自動演奏オルゴールは、リードを弾く爪を駆動
するソレノイドを回転シリンダ内に設けると共に、ソレ
ノイドを駆動する駆動電流や、演奏データを回転シリン
ダ内に伝送しなければならないので、シリンダの構造が
複雑になるという欠点がある。又、リードを弾く爪を駆
動するソレノイドを回転シリンダ内に設けるので、回転
シリンダの外周面の円に沿う爪の本数は、どうしても少
なくなってしまうため、シリンダを高速に回転しないと
演奏速度が遅くなってしまう。
【0009】特開平9−237086号公報のプログラ
マブル・オルゴールは、振動櫛歯部を弾くピンを選択的
に、形状記憶合金の選択的加熱によって、起立させるよ
うにしているため、ピンを選択的に起立させたり、寝か
せたりするのに時間が掛かる。又、このため、回転円板
や回転シリンダの回転速度をあまり速くすることはでき
ず、更に、形状記憶合金の加熱によって、ピンの起立を
制御しているため、隣接する形状記憶合金間の熱的干渉
を回避するために、回転円板の半径方向に沿うピンの間
隔や、回転シリンダの母線方向に沿うピンの間隔をあま
り小さくすることはできないので、ピンの数が減少し、
それに応じて、そのピンによって弾かれる振動櫛歯部の
枚数が減少し、演奏する音域は自ずから狭くなる。
【0010】かかる点に鑑み、本発明は、簡単な構造を
以て任意の曲を演奏することができると共に、演奏時間
の長い曲を演奏することができ、しかも、演奏し得る音
域を広くと取ることのできるオルゴールを提案しようと
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転シリンダ
と、その回転シリンダの外周面の所定の母線に沿って設
けられた複数の穴にそれぞれ挿入された磁性材料からな
る複数のピンと、その複数のピンの内の選択されたピン
によって選択的に弾かれる音階別の複数の振動弁と、回
転シリンダの所定の回転位置を検出する検出手段と、そ
の検出手段の検出出力及び演奏する曲に応じて、シリン
ダの外周面から、複数のピンにそれぞれ対応して設けら
れ、その複数のピンを選択的に突出させて、回転シリン
ダの回転に応じて、複数の振動弁を選択的に弾かせる複
数の電磁石と、その複数の電磁石のいずれかによって突
出せしめられたピンを、そのピンに対応する電磁石の傍
に再度接近するまでに、そのピンに対応する穴の中に戻
す戻し手段とを有するオルゴールである。
【0012】かかる本発明によれば、検出手段によっ
て、回転シリンダの所定の回転位置を検出し、その検出
出力及び演奏する曲に応じて、電磁石によって、シリン
ダの外周面から、複数のピンにそれぞれ対応して設けら
れ、その複数のピンを選択的に突出させて、回転シリン
ダの回転に応じて、複数の振動弁を選択的に弾かせ、戻
し手段によって、その複数の電磁石のいずれかによって
突出せしめられたピンを、そのピンに対応する電磁石の
傍に再度接近するまでに、そのピンに対応する穴の中に
戻す。
【0013】
【発明の実施の形態】第1の本発明は、回転シリンダ
と、その回転シリンダの外周面の所定の母線に沿って設
けられた複数の穴にそれぞれ挿入された磁性材料からな
る複数のピンと、その複数のピンの内の選択されたピン
によって選択的に弾かれる音階別の複数の振動弁と、回
転シリンダの所定の回転位置を検出する検出手段と、そ
の検出手段の検出出力及び演奏する曲に応じて、シリン
ダの外周面から、複数のピンにそれぞれ対応して設けら
れ、その複数のピンを選択的に突出させて、回転シリン
ダの回転に応じて、複数の振動弁を選択的に弾かせる複
数の電磁石と、その複数の電磁石のいずれかによって突
出せしめられたピンを、そのピンに対応する電磁石の傍
に再度接近するまでに、そのピンに対応する穴の中に戻
す戻し手段とを有するようにしたオルゴールである。
【0014】第2の本発明は、第1の本発明のオルゴー
ルにおいて、複数のピンは、回転シリンダの外周面上の
等角間隔の複数本の母線に沿い、且つ、その複数本の母
線と交わる円上に沿って設けられた複数の穴にそれぞれ
挿入されてなり、検出手段は、回転シリンダの母線の本
数に等しい等角間隔の回転位置を検出するようにしたオ
ルゴールである。
【0015】第3の本発明は、第1の本発明のオルゴー
ルにおいて、戻し手段は、シリンダの外周面の母線方向
に延在し、その外周面に摺接する押え板であるオルゴー
ルである。
【0016】第4の本発明は、第1の本発明のオルゴー
ルにおいて、戻し手段は、電磁石のコアに設けたられた
押え部と、回転シリンダの回転に従って、押え部に近づ
く程、その回転シリンダの外周面との間の間隔が次第に
狭くなる、その回転シリンダの外周面の一部と対向する
凹面を備える部材とからなるオルゴールである。
【0017】第5の本発明は、第1の本発明のオルゴー
ルにおいて、検出手段からの検出パルスを計数するカウ
ンタと、音楽データ記憶手段と、カウンタからの計数出
力をアドレス信号として音楽データ記憶手段に供給し
て、音楽データを読み出し、その読出された音楽データ
から、検出手段からの検出パルスに同期した音階信号を
発生する音階信号発生手段と、複数の電磁石のうち、音
階信号発生手段からの音階信号に対応した電磁石に駆動
パルスを供給する電磁石駆動手段とを有するオルゴール
である。
【0018】第6の本発明は、第2の本発明のオルゴー
ルにおいて、検出手段からの検出パルスを計数するカウ
ンタと、音楽データ記憶手段と、カウンタからの計数出
力をアドレス信号として音楽データ記憶手段に供給し
て、音楽データを読み出し、その読出された音楽データ
から、検出手段からの検出パルスに同期した音階信号を
発生する音階信号発生手段と、複数の電磁石のうち、音
階信号発生手段からの音階信号に対応した電磁石に駆動
パルスを供給する電磁石駆動手段とを有するオルゴール
である。
【0019】〔発明の実施の形態の具体例〕以下に、図
面を参照して、本発明の実施の形態のオルゴールの具体
例を説明する。先ず、具体例の断面図を示す図1及び斜
視図を示す図2を参照して、オルゴールの具体例の構造
を説明する。1は非磁性材料からなるシリンダで、例え
ば、モータ(図示せず)(ゼンマイも可)によって、矢
印の方向に一定速度で回転するように、台4上に軸支さ
れている。1Xはこのシリンダの回転軸である。
【0020】このシリンダ1の外周面の所定の母線上に
沿って所定の一定間隔に、ラジアル方向に延在する穴1
aが、例えば、49個穿設されている。これらの穴1a
には、それぞれ磁性材料、例えば、鋼からなるピン2が
それぞれ挿入されている。この場合、ピン2の本数も4
9である。
【0021】これらピン2によって選択的に弾かれる如
く、音階順に並べられた49枚の振動弁(振動板、振動
片)3からなる振動弁板3Mが設けられている。この4
9枚の振動弁3によって、4オクターブ分の音階の音を
カバーする。この振動弁板3Mは、ねじ8によって、支
柱7に取付けられ、その支柱7は台4に取付けられてい
る。
【0022】5は49個の電磁石(棒状のコア5A及び
そのコア5Aに巻装されたコイル5Bからなる)で、台
4上に取付けられたホルダ5aに取付けられて、台4上
の保持部5bの各凹部内に設けられている。49本のピ
ン2がシリンダ1の回転に従って、電磁石5に対応する
位置まで来たとき、電磁石5が選択的に通電され、その
通電された電磁石5によってピン2が引っ張られて、ピ
ン2がその穴1aからシリンダ1の外周面の外部に突出
せしめられる。その後、シリンダ1の回転に従って、シ
リンダ1の外周面から突出したピン2が振動弁3を弾
く。尚、ピン2の突出長さは、電磁石5のコア5Aのシ
リンダ1側の端面と、その端面に対向するシリンダ1の
面との間の距離で決まる。
【0023】ピン2の移動方向は、振動弁3に対し略直
角の方向であるので、ピン2が振動弁3に衝突すると
き、そのピン2が対応する穴1aの中に押し戻されるお
それはない。
【0024】又、ピン2の長さを、その突出長より十分
長くしておくことにより、ピン2が弾性弁3を弾くとき
に、穴1aの口元に対する反力を減少し得ると共に、ピ
ン2の穴1aに対する傾きを小さくすることができる。
【0025】尚、当然ながら、ピン2がその穴1a内に
滞留し、シリンダ1の外周面から突出していないとき
は、シリンダ1が回転しても、そのピン2が振動弁2を
弾くことはない。
【0026】次に、図3の具体例の一部の断面図を参照
して、シリンダ1の回転位置を検出するフォトセンサ1
0を説明する。シリンダ1の穴1aの近傍で、シリンダ
1の外周面の回転の上流側の一部に反射パターン1bを
形成し、それ以外の部分は、例えば、黒に塗って非反射
面とする。シリンダ1の外周面の反射パターン1bに対
向する如く、電磁石5に対しシリンダ1の回転方向の上
流側にフォトセンサ10を設けて、台4上に取り付け
る。尚、その取付け状態は図示を省略する。
【0027】この場合は、シリンダ1の1回転毎に1個
の位置検出パルス(タイミングパルス)が、フォトセン
サ10から得られる。
【0028】図1において、6は、電磁石5によって引
っ張られて、シリンダ1の外周面から突出したピン2
を、穴1aの中に戻す弾性を備えた押え板で、その一端
が台4上に固定され、他端が遊端とされ、その押え板6
がシリンダ1の外周面の母線に摺接するように弾性偏倚
されている。シリンダ1の外周面は、押え板6の根元か
ら遊端に向かって接触しながら回転するので、シリンダ
1の外周面か突出するピン2があっても、押え板6によ
って、穴1a内に押し戻される。
【0029】シリンダ1の連続回転によって、ピン2の
突出、弾弁、穴への押し戻しからなる一連の動作を繰り
返すことによって、連続的な発音が行われる。複数の電
磁石5に同時に通電を行って、異なる音階の振動弁3を
同時に弾くことによって、和音を発生させることができ
る。
【0030】一番短い音符に合わせたシリンダ1の回転
速度を基準にして、シリンダ1の1回転当たりのピン2
の突出回数を減らして、振動弁3を弾く間隔を段階的に
長くすれば、リズムを可変できる。例えば、連続した弾
弁を十六分音符に相当する速さとすれば、シリンダ1の
4回転に1回毎の弾弁は四分音符に相当するリズムにな
る。
【0031】次に、図4の他の具体例の一部の断面図を
説明する。例えば、49×6=294本のピン2を、回
転シリンダ1の外周面上の等角間隔(60°)の6本の
母線に沿い、且つ、その6本の母線と交わる円上に沿っ
て設けられた49×6=294個の穴1aにそれぞれ挿
入するようにする。そして、シリンダ1の6列の穴1a
の近傍で、シリンダ1の回転の上流側の一部の60°置
きの6箇所に反射パターン1bを形成し、その反射パタ
ーン1bを除くシリンダ1の外周面を、例えば、黒に塗
って非反射面とする。その反射パターン1bに対向する
如く、電磁石5に対しシリンダ1の回転方向の上流側に
1個のフォトセンサ10を設けて、台4上に取り付け
る。
【0032】この場合は、シリンダ1の1回転毎に6個
の位置検出パルス(タイミングパルス)が、フォトセン
サ10から得られる。シリンダ1の回転数を、仮に、2
00rpmとすると、弾弁の最小間隔は50msec とな
り、これは1分当たり四分音符♪=150の速さで、三
十二分音符まで弾弁可能である。この具体例では、電磁
石5の個数を変えないで、電磁石5に対する通電の頻度
を高くした場合である。
【0033】次に、図5の断面図を参照して、オルゴー
ルの他の具体例を説明する。この具体例の場合は、シリ
ンダ1の外周面から突出したピン2を、その穴1aの中
に戻す戻し手段を、電磁石5のコア5Aの先端に一体に
設けたられた押え部6′と、シリンダ1の回転に従っ
て、押え部6′に近づく程、そのシリンダ1の外周面と
の間の間隔が次第に狭くなる、その回転シリンダ1の外
周面の一部と対向する凹面16Aを備える部材(シリン
ダ受け台)16とからなる。尚、この受け台16は、図
示を省略するも、台4の上に固定されている。
【0034】この場合、ピン2が、電磁石5のコア5A
に一体に形成した押え部6′から離脱するときのシリン
ダ1と押え部6′との間の距離はかなり短くなるので、
ピン2の電磁石5に対する衝突音が小さくなり、又、ピ
ン2の突出量が短くなるので、電磁石5の吸着力は小さ
くて済み、電磁石5の消費電力は低減される。
【0035】次に、図6のブロック線図を参照して、具
体例のオルゴールの回路を説明する。フォトセンサ10
よりの検出パルス(タイミングパルス)を、カウンタ
(テンポカウンタ)11に供給しで計数させる。又、フ
ォトセンサ10からの検出パルスをCPU(中央処理装
置)(マイクロコンピュータ)13に供給する。このカ
ウンタ11は、CPU13によって、リセット(クリ
ア)することができる。
【0036】12は音楽データメモリで、CPU13の
制御によって、カウンタ11からの計数信号をアドレス
信号としてメモリ12に供給して、その記憶されている
音楽データを読出させて、CPU13に供給させるよう
にする。CPU13では、メモリ12から読出された音
楽データを音階信号に変換して、電磁石選択駆動回路1
4に供給する。
【0037】N個の電磁石5−1、5−2、5−3、‥
‥‥‥‥‥、5−N、N個のピン2−1、2−2、2−
3、‥‥‥‥‥‥2−N及びN個の振動弁3−1、3−
2、3−3、‥‥‥‥‥‥、3−Nを対応させる。ここ
で、Nは、例えば、49である。又、振動弁3−1、3
−2、3−3、‥‥‥‥‥‥、3−Nは、順次に低い音
階のものから、高い音階のものへと配列された、4オク
ターブ分の音域の振動弁である。
【0038】電磁石選択駆動回路14は、N個の電磁石
5−1、5−2、5−3、‥‥‥‥‥‥、5−Nの内、
CPU13からの音階信号に応じて選択した電磁石に駆
動パルスを供給して、N個のピン2−1、2−2、2−
3、‥‥‥‥‥‥2−Nの内の駆動パルスの供給された
電磁石に対応するピンを引っ張って、シリンダ1の外周
面から突出させ、シリンダ1の回転に従って、そのシリ
ンダ1の外周面から突出したピンで、振動弁3−1、3
−2、3−3、‥‥‥‥‥‥3−Nの内のそのピンに対
応する振動弁を弾く。
【0039】次に、図7のフローチャートを参照して、
具体例のオルゴールの動作を説明する。尚、図8の具体
例の動作のタイミングチャートも参照する。ステップS
T−1では、CPU13によって、テンポカウンタ11
をリセットする。ステップST−1の次はステップST
−2に移行する。
【0040】ステップST−2では、フォトセンサ10
からのタイミングパルス(シリンダ1の回転位置検出パ
ルス)(図8A)をカウンタ11に供給して計数させ
る。ステップST−2の次のはステップST−3に移行
する。
【0041】ステップST−3では、カウンタ11から
の計数信号を、読出しアドレス信号として、音楽データ
メモリ12に供給して、その音楽データを読出させて、
CPU13に供給する。ステップST−3の次はステッ
プST−4に移行する。
【0042】ステップST−4では、CPU13によっ
て、メモリ12より読出された音楽データから、フォト
センサ10よりのタイミング信号に同期した音階信号を
発生させる。ステップST−4の次は、ステップST−
5に移行する。
【0043】ステップST−5では、電磁石選択駆動回
路14が、CPU13より受けた音階信号に基づいて、
N個の電磁石5−1、5−2、5−3、‥‥‥‥‥‥、
5−Nの内の選択された電磁石に供給する駆動パルス
(図8BのS1、図8DのS3及び図8EのS3)を発
生する。尚、図8C、Fでは、駆動パルスは発生してい
ない。ステップST−5の次にはステップST−6に移
行する。
【0044】ステップST−6では、駆動パルスが供給
された電磁石5によって、対応するピン2を引っ張っ
て、シリンダ1の外周面から外部に突出せしめる。ステ
ップST−6の次はステップST−7に移行する。
【0045】ステップST−7では、突出したピン2に
よって、対応する振動弁3を弾く。ステップST−7の
次は、ステップST−2に戻って、フォトセンサ10か
らのタイミングパルス(シリンダ1の回転位置検出パル
ス)をカウンタ11に供給して計数させる。
【0046】
【発明の効果】第1の本発明によれば、回転シリンダ
と、その回転シリンダの外周面の所定の母線に沿って設
けられた複数の穴にそれぞれ挿入された磁性材料からな
る複数のピンと、その複数のピンの内の選択されたピン
によって選択的に弾かれる音階別の複数の振動弁と、回
転シリンダの所定の回転位置を検出する検出手段と、そ
の検出手段の検出出力及び演奏する曲に応じて、シリン
ダの外周面から、複数のピンにそれぞれ対応して設けら
れ、その複数のピンを選択的に突出させて、回転シリン
ダの回転に応じて、複数の振動弁を選択的に弾かせる複
数の電磁石と、その複数の電磁石のいずれかによって突
出せしめられたピンを、そのピンに対応する電磁石の傍
に再度接近するまでに、そのピンに対応する穴の中に戻
す戻し手段とを有するので、簡単な構造を以て任意の曲
を演奏することができると共に、演奏時間の長い曲を演
奏することができ、しかも、演奏し得る音域を広くと取
ることのできるオルゴールを得ることができる。
【0047】第2の本発明によれば、第1の本発明のオ
ルゴールにおいて、複数のピンは、回転シリンダの外周
面上の等角間隔の複数本の母線に沿い、且つ、その複数
本の母線と交わる円上に沿って設けられた複数の穴にそ
れぞれ挿入されてなり、検出手段は、回転シリンダの母
線の本数に等しい等角間隔の回転位置を検出するように
したので、第1の本発明の効果に加えて、ピンが振動弁
を弾く最小間隔を短くすることのできるオルゴールを得
ることができる。
【0048】第3の本発明によれば、第1の本発明のオ
ルゴールにおいて、戻し手段は、シリンダの外周面の母
線方向に延在し、その外周面に摺接する押え板であるの
で、第1の本発明の効果に加えて、構成の簡単な戻し手
段を備えたオルゴールを得ることができる。
【0049】第4の本発明によれば、第1の本発明のオ
ルゴールにおいて、戻し手段は、電磁石のコアに設けた
られた押え部と、回転シリンダの回転に従って、押え部
に近づく程、その回転シリンダの外周面との間の間隔が
次第に狭くなる、その回転シリンダの外周面の一部と対
向する凹面を備える部材とからなるので、第1の本発明
の効果に加えて、電磁石のコアに一体に形成した押え部
から離脱するときのシリンダと押え部との間の距離はか
なり短くなり、ピンの電磁石に対する衝突音が小さくな
り、ピンの突出量が短くなるので、電磁石の吸着力は小
さくて済み、このため電磁石の消費電力を低減すること
のできるオルゴールを得ることができる。
【0050】第5の本発明によれば、第1の本発明のオ
ルゴールにおいて、検出手段からの検出パルスを計数す
るカウンタと、音楽データ記憶手段と、カウンタからの
計数出力をアドレス信号として音楽データ記憶手段に供
給して、音楽データを読み出し、その読出された音楽デ
ータから、検出手段からの検出パルスに同期した音階信
号を発生する音階信号発生手段と、複数の電磁石のう
ち、音階信号発生手段からの音階信号に対応した電磁石
に駆動パルスを供給する電磁石駆動手段とを有するの
で、第1の本発明の効果に加えて、記憶手段に記憶した
任意の音楽データを用いて演奏を行うことのできるオル
ゴールを得ることができる。
【0051】第6の本発明によれば、第2の本発明のオ
ルゴールにおいて、検出手段からの検出パルスを計数す
るカウンタと、音楽データ記憶手段と、カウンタからの
計数出力をアドレス信号として音楽データ記憶手段に供
給して、音楽データを読み出し、その読出された音楽デ
ータから、検出手段からの検出パルスに同期した音階信
号を発生する音階信号発生手段と、複数の電磁石のう
ち、音階信号発生手段からの音階信号に対応した電磁石
に駆動パルスを供給する電磁石駆動手段とを有するの
で、第2の本発明の効果に加えて、記憶手段に記憶した
任意の音楽データを用いて演奏を行うことのできるオル
ゴールを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の具体例のオルゴールの構
造を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の具体例のオルゴールの構
造を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態の具体例のオルゴールの一
部を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の他の具体例のオルゴール
の一部を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態の他の具体例を示す断面図
である。
【図6】本発明の実施の形態の具体例のオルゴールの回
路を示すブロック線図である。
【図7】本発明の実施の形態の具体例のオルゴールの動
作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態の具体例のオルゴールの動
作のタイミングチャートである。
【図9】従来のオルゴールを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 シリンダ、2、2−1〜2−N ピン、3、3−1
〜3−N 振動弁、3M 振動弁板、4 台、5 電磁
石、5A コア、5B コイル、5a 電磁石のホル
ダ、5b 電磁石の保持部、6 押え板、6′ 押え
部、7 支柱。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長田 靖夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 森 芳久 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転シリンダと、 該回転シリンダの外周面の所定の母線に沿って設けられ
    た複数の穴にそれぞれ挿入された磁性材料からなる複数
    のピンと、 該複数のピンの内の選択されたピンによって選択的に弾
    かれる音階別の複数の振動弁と、 上記回転シリンダの所定の回転位置を検出する検出手段
    と、 該検出手段の検出出力及び演奏する曲に応じて、上記シ
    リンダの外周面から、上記複数のピンにそれぞれ対応し
    て設けられ、該複数のピンを選択的に突出させて、上記
    回転シリンダの回転に応じて、上記複数の振動弁を選択
    的に弾かせる複数の電磁石と、 該複数の電磁石のいずれかによって突出せしめられたピ
    ンを、該ピンに対応する電磁石の傍に再度接近するまで
    に、該ピンに対応する穴の中に戻す戻し手段とを有する
    ことを特徴とするオルゴール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のオルゴールにおいて、 上記複数のピンは、上記回転シリンダの外周面上の等角
    間隔の複数本の母線に沿い、且つ、該複数本の母線と交
    わる円上に沿って設けられた複数の穴にそれぞれ挿入さ
    れてなり、 上記検出手段は、上記回転シリンダの上記母線の本数に
    等しい等角間隔の回転位置を検出するようにしたことを
    特徴とするオルゴール。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のオルゴールにおいて、 上記戻し手段は、上記シリンダの外周面の母線方向に延
    在し、該外周面に摺接する押え板であることを特徴とす
    るオルゴール。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のオルゴールにおいて、 上記戻し手段は、上記電磁石のコアに設けたられた押え
    部と、上記回転シリンダの回転に従って、上記押え部に
    近づく程、該回転シリンダの外周面との間の間隔が次第
    に狭くなる、該回転シリンダの外周面の一部と対向する
    凹面を備える部材とからなることを特徴とするオルゴー
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のオルゴールにおいて、 上記検出手段からの検出パルスを計数するカウンタと、 音楽データ記憶手段と、 上記カウンタからの計数出力をアドレス信号として上記
    音楽データ記憶手段に供給して、音楽データを読み出
    し、該読出された音楽データから、上記検出手段からの
    検出パルスに同期した音階信号を発生する音階信号発生
    手段と、 上記複数の電磁石のうち、上記音階信号発生手段からの
    音階信号に対応した電磁石に駆動パルスを供給する電磁
    石駆動手段とを有することを特徴とするオルゴール。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載のオルゴールにおいて、 上記検出手段からの検出パルスを計数するカウンタと、 音楽データ記憶手段と、 上記カウンタからの計数出力をアドレス信号として上記
    音楽データ記憶手段に供給して、音楽データを読み出
    し、該読出された音楽データから、上記検出手段からの
    検出パルスに同期した音階信号を発生する音階信号発生
    手段と、 上記複数の電磁石のうち、上記音階信号発生手段からの
    音階信号に対応した電磁石に駆動パルスを供給する電磁
    石駆動手段とを有することを特徴とするオルゴール。
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