JPH11272601A - カスケード接続カード、このカードにより構成されるシステムにおけるid割付け方法、及び共通バスのバス使用権優先判定方法 - Google Patents

カスケード接続カード、このカードにより構成されるシステムにおけるid割付け方法、及び共通バスのバス使用権優先判定方法

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JPH11272601A
JPH11272601A JP7551398A JP7551398A JPH11272601A JP H11272601 A JPH11272601 A JP H11272601A JP 7551398 A JP7551398 A JP 7551398A JP 7551398 A JP7551398 A JP 7551398A JP H11272601 A JPH11272601 A JP H11272601A
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cards
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JP7551398A
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Fumihiko Anzai
文彦 安西
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Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カスケード接続した各カードに自動的にID
を割り付けるID割り付け方法、及び共通バスのバス使
用権優先判定方法を提供する。 【解決手段】 各カード10A〜10Dはカスケード接
続されており、その最前段のカード10Aは始端値設定
部2に接続されている。各カード10はID格納部11
と加算器12を有する。まず、カード10Aは始端値設
定部2から出力される所定の始端値(0)を入力して、
この入力値(0)を自己のIDとしてID格納部11に
格納する。また、上記入力値(0)は加算器12にも入
力され、加算器12によって+1加算した値(1)を後
段のカード10Bに出力する。以下、カード10B、1
0C、10Dにおいても同様にして、順次、自己の前段
のカードからの入力値を自己のIDとして取得すると共
に、入力値に+1加算して自己の後段のカードへ出力す
る。また、最後段のカード10Dからの出力値より、接
続したカードの枚数を検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のカードをカ
スケード接続して共通バスを形成するシステムにおける
ID割付け方法、及び共通バスのバス使用権優先判定方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】各々所定の回路を実装した小型基板ボー
ド(以下、カードという)を複数枚用いてシステムを構
築する場合、通常、この複数枚のカードの入出力信号を
インタフェースする共通バスが必要である。従来、共通
バスを実装したベースボード(マザーボード)に各カー
ドを接続する方法と、上記ベースボードを用いずに各カ
ードをカスケード接続することで共通バスを構成する方
法とがある(以下、このカードをカスケード接続カード
ともいう)。
【0003】そして、各カードに識別用のIDをユニー
クに割り付け、このIDを元にして、バス使用権の調停
や、バス上でのアドレスの割り付けを行っている。図7
は、ベースボードを用いる場合の構成の一例を示し、そ
のID割付け方法を説明する為の図である。
【0004】同図において、共通バスを実装したベース
ボード100上には、複数のコネクタ101〜104が
設けられており、予め各コネクタ毎にIDが割り付けら
れている。同図に示す例では、コネクタ101にはID
=1、コネクタ102にはID=2、コネクタ103に
はID=3、コネクタ104にはID=4が割り付けら
れている。これにより、各カード110〜140を(各
コネクタ111〜141により)ベースボード100上
のいずれかのコネクタに接続することによって、そのカ
ードは接続先のコネクタに割り当てられているIDを取
得することができるようになっている。同図に示す例で
は、コネクタ101に接続したカード110は、このコ
ネクタ101に予め割り当てられているID=1を取得
する。同様にして、カード120はID=2、カード1
30はID=3、カード140はID=4をそれぞれ取
得する。
【0005】図8は、カスケード接続カードを用いる場
合の構成の一例を示し、そのID割付け方法を説明する
為の図である。同図において、各カード150〜180
は、各々、バス152〜182を備えており、コネクタ
153〜184によって各カードをカスケード接続して
上記各バスを接続することによって、共通バス190を
構成する。
【0006】各カード150〜180は、各々、ロータ
リースイッチ151〜181を備えており、設計者等が
これらロータリースイッチを操作して各カードのIDを
設定する。
【0007】上記のようにして構築したシステムの動作
時には、上記各カード毎に割り付けられたIDを用い
て、バス使用権の調停等が行われる。バス使用権調停方
法には、バス使用権優先判定を各カード内で行う方法と
カード外で行う方法とがある。
【0008】各カード内でバス使用権優先判定を行う方
法として、MULTIBUS II(IEEE/ANSI1296)が知られてい
る。これは、共通バスを使用してデータの入出力を行い
たいカードが、ワイヤードオアで構成された調停用バス
を用いて、バス使用権の優先判定を行う方法である。こ
の方法では、自らのIDを調停用バスに出力し、このバ
ス上でワイヤードオアを行いながらその値を入力して、
自らのIDと一本ずつ比較し、調停に負けたカードから
ID出力を止めていき、最後までID出力が続いたカー
ドが勝者となって、バスの使用権を得る。この方法で
は、調停用のバスの本数の2のべき乗で表わされるカー
ド数まで接続できる。
【0009】図9は、カード外でバス使用権優先判定を
行う方法を説明する為の図である。同図では、特に図示
していないが、図8の場合と略同様に、各カード210
〜240は内部バスを有しており、各カードをカスケー
ド接続して各内部バスを接続することによって、共通バ
ス190を形成するようになっている。
【0010】図9においては、更に、カード外でバス使
用権優先判定を行う為の優先判定部200を有する。そ
して、各カード毎に、優先判定部200に対する要求線
と応答線とを有する。すなわち、優先判定部200に要
求信号を出力する為の要求線A〜Dと、優先判定部20
0が優先判定結果を各カードに通知する為の応答線E〜
Hを有する。優先判定部200におけるバス使用権優先
判定方法については、種々あるが、ここでは特に説明し
ない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記ID割付け方法に
おいて、ベースボード上の各コネクタに予めIDを割り
付けておく方法では、予め、カードの最大実装枚数に合
わせてベースボードを作っておく必要がある。この為、
特に少ない枚数のカードでシステムを構築する場合であ
っても、ベースボードの大きさで全体の大きさが決まっ
てしまう為、システムを小型化できないという問題があ
った。
【0012】一方、カスケード接続カードでシステムを
構成する場合は、システムの大きさはカードの枚数で決
められるが、予めコネクタにIDを割り付けるようには
できないので、例えば上記のようにスイッチの設定でI
Dを割り付けるようにしていた。この為、スイッチの操
作等を人手で行わなければならず、手間が掛かるうえ
に、人為的ミスによるID重複が起こる虞があった。
【0013】また、バス使用権優先判定方法において、
上記 MULTIBUS IIによる方法では、比較的低速度なワイ
ヤードオアを用いて、一本ずつ調停用のバスの値を判定
する機能が必要となり、回路構成が複雑になってしまう
という問題があった。
【0014】一方、カード外でバス使用権優先判定を行
う方法では、各カード毎に要求線と応答線が1本ずつ必
要である為、接続するカードの枚数の倍の調停用信号線
が必要となってしまう。これは、逆に言えば、調停用の
バスの本数の半分しかカードを接続できないという問題
になっていた。
【0015】本発明の課題は、複数のカードをカスケー
ド接続して共通バスを形成するシステムにおいて、カス
ケード接続した各カードに自動的にIDを割り付けるI
D割り付け方法、及び簡単な構成で各カードの共通バス
使用権の公平な配分が行えるバス使用権優先判定方法を
提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によるカスケード
接続カードは、複数のカードをカスケード接続して共通
バスを形成するシステムにおける前記各カードにおい
て、前段のカードから入力する入力値を、所定の変化規
則に従って変化させ、該変化後の値を後段のカードに出
力する変化手段と、前記入力値または前記変化手段によ
る変化後の値を自己のIDとして格納するID格納手段
とを有する。
【0017】本発明は、上記構成のカスケード接続カー
ドを用いることにより、該カードをカスケード接続して
共通バスを形成するシステムにおいて各カードに自動的
にIDを割り付けるID割り付け方法、及び簡単な構成
で各カードのバス使用権の公平な配分が行えるバス使用
権優先判定方法を実現できる。
【0018】本発明によるID割付け方法は、複数のカ
ードをカスケード接続して共通バスを形成するシステム
におけるID割付け方法であって、カスケード接続され
た最前段のカードに所定の初期値を入力させ、該最前段
のカードにおいて、前記入力した初期値を所定の変化規
則に従って変化させた変化後の値または前記初期値を自
己のIDとして格納すると共に該変化後の値を後段のカ
ードに出力し、最後段のカードに至るまで、各カードに
おいて、順次、前段のカードより入力する値を前記所定
の変化規則に従って変化させた値または前記入力値を自
己のIDとして格納すると共に該変化後の値を後段のカ
ードに出力していくことにより、カスケード接続された
各カードにIDを割り付ける。
【0019】上記ID割付け方法によれば、システムを
小型化できる(ベースボードの大きさに制限されない)
方式であるカスケード接続カードによるシステム構成方
式において、人手によるID設定等を行う必要なく、自
動的に各カードにIDが割付けられる。これより、手間
が掛からずミスが生じないID割付けが行えるようにな
る。
【0020】更に、例えば、前記最後段のカードの出力
値、及び前記初期値と所定の変化規則とに基づいて、前
記カスケード接続されたカードの枚数を自動的に検出す
ることができる。これは、例えば、初期値と所定の変化
規則が分かっていれば、最後段のカードの出力値と接続
枚数との関係を示すテーブル等を格納しておくことによ
り、最後段のカードの出力値を検出して上記テーブル等
を参照すればカード接続枚数が判別できる。
【0021】本発明によるバス使用権優先判定方法は、
複数のカードをカスケード接続して共通バスを形成する
システムにおける該共通バスのバス使用権優先判定方法
であって、バス使用権調停制御手段によって、カスケー
ド接続された最前段のカードに入力する初期値を、所定
の規則に従って所定の周期で変化させることにより、各
カードが保持する値を順次変化させていき、予め定めら
れた所定の値を保持するカスケード接続カードが、その
ときの共通バスのバス使用権を有する。
【0022】上記バス使用権優先判定方法によれば、回
路構成が複雑になってしまうことなく、簡単な回路構成
で各カードにバス使用権の公平は配分が行える。また、
上記バス使用権優先判定方法において、例えば、前記バ
ス使用権調停制御手段は、特定の事象が発生したとき、
該特定の事象に対処する専用の機能を有するカードに共
通バスのバス使用権が渡るように初期値を変化させる。
【0023】上記特定の事象が発生したときとは、例え
ば異常が発生したときであり、この異常に対処する専用
の機能を有するカードに共通バスのバス使用権を一時的
に渡すようにすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
各実施形態について説明する。図1は、本実施形態によ
るID割り付け方法を説明する為の図であり、各カード
をカスケード接続して成るシステムの一例を示してい
る。
【0025】同図では、始端値設定部2にカード10A
が接続され、カード10Aにカード10Bが接続され、
以下同様にカード10C、カード10Dがカスケード接
続されている。
【0026】各カード10A〜10Dは、従来と略同様
に、各々内部バス16を有しており、各コネクタ(コネ
クタ17、18)によって各カード10A〜10Dをカ
スケード接続することによって共通バス1を形成する。
【0027】各カード10A〜10Dは、更に、ID格
納部11、加算器12、入力用コネクタ13、出力用コ
ネクタ14、及び調停バス15を有する。入力用コネク
タ13は、自己の前段のカードの出力用コネクタ14
(最前段のカードのみ始端値設定部2)に接続し、自己
の前段のカード(最前段のカードのみ始端値設定部2)
より出力されるデータを入力するものである。入力され
たデータは、調停バス15を介して、ID格納部11及
び加算器12に入力される。ID格納部11は、自己の
ID格納用の記憶領域であり、ここに格納された値を自
己のIDとして認識するようになっている。加算器12
は、例えばその入力値に+1加算して出力するものであ
り、この加算結果は出力用コネクタ14より後段のカー
ドに出力される。同図では調停バス15(調停バス3)
は2ビットとなっており、最大4枚のカードを接続可能
(ID割付け可能)となっている。調停バス15を3ビ
ットにすれば最大8枚、4ビットにすれば最大16枚の
カードを接続可能にすることができる。
【0028】始端値設定部2は、上記カスケード接続の
最前段のカード(10A)に入力させるべき値(始端
値)が設定/格納され、必要に応じてこの始端値を出力
するものである。
【0029】上記構成において、始端値設定部2より始
端値(例えば‘0’)が出力されカード10Aに入力す
ると、カード10A内においてこの入力値‘0’はID
格納部11に格納される。これより、カード10Aは、
自己のID値として‘0’を取得したことになる。ま
た、上記入力値‘0’は加算器12にも入力される。加
算器12は、この入力値‘0’に対して+1加算する動
作を実行する。この加算処理後の値‘1’は、自己の後
段のカード10Bに出力される。カード10Bにおいて
も、同様にして、そのID格納部11に入力値‘1’を
格納することにより自己のID値として‘1’を取得と
共に、加算器12において入力値‘1’に+1加算した
値‘2’を、後段のカード10Cに出力する。以下、同
様にして、カード10Cは自己のID値として‘2’を
取得し、カード10Dは自己のID値として‘3’を取
得する。
【0030】尚、同図では各カード10内に加算器12
を備えて入力値に+1加算するものとしたが、これに限
るものではなく、例えば加算器12の替わりに減算器を
設けて−1減算するようにしてもよい。要は、入力値を
一定の規則で変化させて(以下、変化規則という)後段
のカードに出力する構成であればよい。また、尚、同図
は、本実施形態の説明に係わる各カードに共通の構成の
み示しているのであり、他の回路等については特に図示
していないだけであり、例えば共通バス1へのアクセス
を行う為のドライバ等も存在する。
【0031】上述したように、本実施形態のID割り付
け方法によれば、各カードをカスケード接続して共通バ
スを形成する構成において、自動的に各カードのID割
付けが行われるようにしたので、システムの大きさがベ
ースボードの大きさによって決まってしまうことなく、
人手による手間が掛からず、人為ミスによるID重複も
生じない。
【0032】また、上述したように、接続可能なカード
の最大枚数を多くしたい場合には、調停バス15のビッ
ト数を増やすだけで対応できるので、とりわけ、例えば
1ビット増やして3ビットとするだけで最大数を上記4
枚から8枚に増やすことができる(2のべき乗で増やす
ことができる)ので、取扱いたいカード数が非常に多く
なってもハードウェア量の増加はほとんど無くて済む。
【0033】上記図1に示す構成において、IDの自動
割付けだけではなく、接続したカードの枚数を検出する
こともできる。すなわち、上記“変化規則”が分かって
いれば、カスケード接続された最後段のカード10の出
力値に基づいて、カード接続枚数を判別することができ
る。これについて、以下に、図2を参照して説明する。
【0034】図2は、カード接続枚数検出方法を説明す
る為の図であり、上記“変化規則”に応じて作成され例
えば不図示の記憶領域に格納される対応テーブルの一例
を示している。同図(a)は変化規則が1加算の場合、
(b)が1減算の場合の例である。尚、同図には、図1
に示す例のように調停バス15が2ビットである場合に
ついて示してある。
【0035】図2(a)に示す対応テーブルは、始端値
設定部2の出力が‘0’であって変化規則が1加算の場
合の例であり、この場合には、最後段のカード10の出
力値(終端値という)がそのままカード接続枚数となっ
ている。但し、接続し得る最大数までカードが接続され
ている場合のみ、終端値は‘0’に戻っているので(始
端値設定部2の出力値と同じ)、終端値‘0’に対応す
るカード接続枚数は‘4’となる。
【0036】図2(b)に示す対応テーブルは、始端値
設定部2の出力が‘0’であって変化規則が1減算の場
合の例である。上記「終端値」を、特に図示しない端末
や、共通バス1に接続されているカード等に入力するこ
とにより、実装されたカード枚数に応じた処理(例えば
内部データの等値化処理等)を行わせるようにすること
ができる。
【0037】また、変化規則に関係なく(加算であって
も減算であっても)、接続し得る最大数までカードが接
続されたとき、終端値は始端値設定部2の出力値と同じ
になる。これを利用して、始端値設定部2の出力値と終
端値を比較して両者が一致したときにはそれ以上カード
を接続させないようにする(警告する等)構成を加える
ようにしてもよい。
【0038】このように、上記カード接続枚数検出方法
によれば、初期値と“変化規則”とに基づいて上記対応
テーブルを作成/格納しておくことで、新たなハードウ
ェアの追加の必要なく、カスケード接続されたカードの
枚数を知ることができる。
【0039】尚、始端値設定部2の出力値、すなわち始
端値は‘0’に限るものではなく、また“変化規則”も
“1加算”、“1減算”に限るものではないので、図2
(a)、(b)に示す対応テーブルはあくまでも一例で
あり、対応テーブルの内容は始端値と“変化規則”とに
応じて設定されるものである。
【0040】図3、図4は、バス使用権優先判定方法を
説明する為の図(その1、その2)である。図3、図4
において、各カード20A〜20Dの構成は、図1のカ
ード10と略同様であるが、各カード20から始端値設
定部4にバス使用中信号5を出力する構成を有する点が
異なる。このバス使用中信号5を出力する構成は、特に
図示しないが、各カード20のいずれかが共通バス1を
使用中であることを始端値設定部4が認識できる構成で
あればよい。例えば、全てのカードの出力を入力する多
入力1出力のORゲートを用いる構成等であればよい。
【0041】始端値設定部4は、各カード20A〜20
Dのいずれも共通バス1を使用していないときには、周
期的に順次その出力値を変化させる。例えば、0→3→
2→1→0→3というように所定周期で「1減算」する
ことで、始端値をサイクリックに変化させていく。尚、
始端値の変化規則は「1減算」に限らず、例えば「1加
算」等であってもよい。そして、いずれかのカード20
によってバス使用中信号5がオンされたときには、上記
始端値の変化動作を一時停止する。そして、バス使用中
信号5がオフになると、次にバス使用中信号5がオンに
なるまでの間、再び始端値をサイクリックに変化させて
いく。
【0042】一方、各カード20A〜20Dは、各々、
前段のカード(または始端値設定部4)からの出力値
を、入力用コネクタ23、調停バス25を介して、ID
格納部21に一時的に格納する。そして、始端値設定部
4によって始端値が変化される毎に、新たな入力値をI
D格納部21に格納/更新する。
【0043】ここで、予め、「共通バスの使用権」を示
す値が設定されており、同図ではこの値は‘0’である
ものとしている。各カード20A〜20Dでは、自己の
ID格納部21に格納された値が‘0’であるとき、自
己に共通バスの使用権がまわってきたものと認識する。
そして、共通バスの使用権があるときにバス使用要求が
発生した場合には、バス使用中信号5をオンすること
で、共通バス使用中であることを始端値設定部4に知ら
せる。
【0044】例えば、図3に示す例では、カード20A
に「共通バスの使用権」が渡っているので、このときカ
ード20Aにおいてバス使用要求が発生していれば、カ
ード20Aは共通バス1を使用することができる。そし
て、カード20Aにおいてバス使用要求がなかったとき
には、図4に示すように始端値設定部4の出力を0から
3に変化させることにより、「共通バスの使用権」はカ
ード20Bに移る。
【0045】尚、勿論、「共通バスの使用権」を示す値
は‘0’に限るものではない。上述した本実施形態のバ
ス使用権優先判定方法によれば、従来の MULTIBUS IIに
よる方法のように回路構成が複雑になってしまうことは
なく、また従来のカード外でバス使用権優先判定を行う
方法のように接続するカードの枚数の倍の調停用信号線
が必要となってしまうようなこともない。
【0046】次に、本実施形態のバス使用権優先判定方
法に係わり、例えば異常発生時等にこの異常に対処する
機能を有する特定のカードに優先的にバス使用権を割り
当てる例について説明する。
【0047】図5、図6は、共通バスでパリティ異常が
生じた場合の対応処理について説明する為の図(その
1、その2)である。尚、ここでは、上記対応処理を行
う特定のカードは、カード30Aであるものとする。
【0048】図5、6に示すシステムにおいて、各カー
ド30A〜30Dの内部構成は、図3、4のカード20
の構成と略同様である。また、始端値設定部41が周期
的にその出力(始端値)を変化させていきバス使用中信
号5がオンされたとき始端値変化を一時停止する構成に
ついても、図3、4に示すシステムと略同様である。
【0049】図5、6のシステムでは、更に、始端値設
定部41がある時点で出力している始端値を一時的に退
避させるスタック42(以下、始端値設定部41、スタ
ック42を含む処理部を始端値一時設定部40という)
と、共通バス1でパリティ異常が生じたことを検知して
始端値一時設定部40に通知する異常通知部50を設け
ている。
【0050】以下、図5、図6を参照しながら、共通バ
ス1でパリティ異常が生じた場合の処理動作について説
明する。まず、最初、図5に示すように、「共通バスの
使用権」はカード30Cが有しており(始端値=2)、
カード30Cが共通バス1を使用中であったものとす
る。そして、この状態において共通バス1でパリティ異
常が生じたものとする。
【0051】異常通知部50は、パリティ異常を検知す
ると、始端値一時設定部40に「異常発生」を通知す
る。通知を受けた始端値一時設定部40では、バス使用
中信号5がオフすると、予め設定された値、すなわち上
記対応処理を行う特定のカードにバス使用権が渡るよう
に予め設定されている値(この例では対応処理はカード
30Aが行うものとしているので、値‘0’)を、始端
値設定部41に書込むと共に、その時の始端値‘2’を
スタック42に退避させる。
【0052】これより、図6に示す状態となり、カード
30Aがバス使用権を得る。カード30Aは、例えばパ
リティ異常時の対応処理を行う為の専用の処理機能を有
するカードであり、パリティ異常時にはバス使用要求が
発生するようになっている。これより、カード30A
は、バス使用権を得ると、バス使用中信号5をオンし
て、上記パリティ異常時の対応処理を実行する。
【0053】そして、カード30Aが、パリティ異常時
の対応処理を完了して、バス使用中信号5をオフする
と、始端値一時設定部40は、スタック42に退避させ
てあった値‘2’を始端値設定部41に復帰させて、バ
ス使用権をカード30Cに戻す。
【0054】尚、上記実施形態では、パリティ異常時の
対応処理完了後にバス使用権をカード30Cに戻すもの
としたが、これに限るものではなく、例えばバス使用権
が次のカード30Dに移るようにしてもよい。
【0055】尚、図1〜図6に示す例では、各カード1
0、20、30は、前段のカード等からの入力値を格納
し(例えば自己のIDとして格納し)、この入力値を所
定の変化規則に従って変化させた値を後段のカードに出
力する構成としたが、これに限るものではなく、例えば
前段のカード等からの入力値を所定の変化規則に従って
変化させた値を(自己のIDとして)格納すると共に後
段のカードへ出力する構成であってもよい。
【0056】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
ID割付け方法によれば、システムを小型化できる(ベ
ースボードの大きさに制限されない)方式であるカスケ
ード接続カードによるシステム構成方式において、人手
によるID設定等は行う必要はなく、自動的に各カード
にIDが割付けられる。これより、手間が掛からずミス
が生じないID割付けが行えるようになる。
【0057】更に、例えば、初期値と変化規則とに基づ
いて終端値とカード接続枚数との対応を示すテーブル等
を格納しておく等することにより、上記ID割付け方法
において、最後段のカードの出力値を検出することでカ
ードの接続枚数を自動的に判別できる。
【0058】また、本発明の共通バスのバス使用権優先
判定方法によれば、回路構成が複雑になってしまうこと
なく、簡単な回路構成で各カードにバス使用権の公平な
配分が行える。更に、接続するカードの枚数の倍の調停
用信号線が必要となってしまうことなく、調停バスの本
数の2のべき乗で表わされる枚数のカードが接続可能に
なる。
【0059】更に、例えば、異常検出時にこの異常に対
処する特定のカードに一時的に共通バスの使用権を与え
るようにすること等もできる。これより、例えば、特権
的な処理を特定のカードに行わせて、他のカードには通
常のアプリケーションの実行を割り当てたシステムを構
築すること等もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ID割り付け方法を説明する為の図である。
【図2】カード接続枚数検出方法を説明する為の図であ
る。
【図3】バス使用権優先判定方法を説明する為の図(そ
の1)である。
【図4】バス使用権優先判定方法を説明する為の図(そ
の2)である。
【図5】共通バスでパリティ異常が生じた場合の対応処
理について説明する為の図(その1)である。
【図6】共通バスでパリティ異常が生じた場合の対応処
理について説明する為の図(その2)である。
【図7】従来のベースボードを用いる構成の一例を示す
図である。
【図8】従来のカスケード接続カードを用いて共通バス
を構成する一例を示す図である。
【図9】従来のカード外でバス使用権優先判定を行う方
法を説明する為の図である。
【符号の説明】
1 共通バス 2 始端値設定部 3 調停バス 4 始端値設定部 5 バス使用中信号 10A〜10D カード 11 ID格納部 12 加算器 13 入力用コネクタ 14 出力用コネクタ 15 調停バス 16 内部バス 17 コネクタ 18 コネクタ 20A〜20D カード 21 ID格納部 22 加算器 23 入力用コネクタ 24 出力用コネクタ 25 調停バス 26 内部バス 27 コネクタ 28 コネクタ 30A〜30D カード 31 ID格納部 32 加算器 33 入力用コネクタ 34 出力用コネクタ 35 調停バス 36 内部バス 37 コネクタ 38 コネクタ 40 始端値一時設定部 41 始端値設定部 42 スタック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカードをカスケード接続して共通
    バスを形成するシステムにおける前記各カードにおい
    て、 前段のカードから入力する入力値を、所定の変化規則に
    従って変化させ、該変化後の値を後段のカードに出力す
    る変化手段と、 前記入力値または前記変化手段による変化後の値を自己
    のIDとして格納するID格納手段と、 を有することを特徴とするカスケード接続カード。
  2. 【請求項2】 複数のカードをカスケード接続して共通
    バスを形成するシステムにおけるID割付け方法であっ
    て、 カスケード接続された最前段のカードに所定の初期値を
    入力させ、 該最前段のカードにおいて、前記入力した初期値を所定
    の変化規則に従って変化させた変化後の値または前記初
    期値を自己のIDとして格納すると共に該変化後の値を
    後段のカードに出力し、 最後段のカードに至るまで、各カードにおいて、順次、
    前段のカードより入力する値を前記所定の変化規則に従
    って変化させた値または前記入力値を自己のIDとして
    格納する共に該変化後の値を後段のカードに出力してい
    くことにより、カスケード接続された各カードにIDを
    割り付けることを特徴とするID割付け方法。
  3. 【請求項3】 前記最後段のカードの出力値、及び前記
    初期値と所定の変化規則とに基づいて、前記カスケード
    接続されたカードの枚数を検出することを特徴とする請
    求項2記載のID割付け方法。
  4. 【請求項4】 複数のカードをカスケード接続して共通
    バスを形成するシステムにおける該共通バスのバス使用
    権優先判定方法であって、 バス使用権調停制御手段によって、カスケード接続され
    た最前段のカードに入力する初期値を、所定の規則に従
    って所定の周期で変化させることにより、各カードが保
    持する値を順次変化させていき、 予め定められた所定の値を保持するカスケード接続カー
    ドが、そのときの共通バスのバス使用権を有することを
    特徴とする共通バスのバス使用権優先判定方法。
  5. 【請求項5】 前記共通バスのバス使用権を有するカー
    ドが共通バスを使用する場合には、該カードは共通バス
    を使用中であることを前記バス使用権調停制御手段に通
    知し、 該バス使用権調停制御手段は、該通知中は、前記初期値
    の変化を停止することを特徴とする請求項4記載の共通
    バスのバス使用権優先判定方法。
  6. 【請求項6】 前記バス使用権調停制御手段は、特定の
    事象が発生したとき、該特定の事象に対処する専用の機
    能を有するカードに共通バスのバス使用権が渡るように
    初期値を変化させることを特徴とする請求項4記載の共
    通バスのバス使用権優先判定方法。
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