JPH11273097A - フォーカスサーボ回路および光ディスク記録再生装置 - Google Patents

フォーカスサーボ回路および光ディスク記録再生装置

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JPH11273097A
JPH11273097A JP10067493A JP6749398A JPH11273097A JP H11273097 A JPH11273097 A JP H11273097A JP 10067493 A JP10067493 A JP 10067493A JP 6749398 A JP6749398 A JP 6749398A JP H11273097 A JPH11273097 A JP H11273097A
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focus
signal
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optical disk
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泰三 滝口
Yoshimasa Sato
禎昌 佐藤
Kozo Kashima
浩三 加島
Kenji Yamazaki
健二 山崎
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    • GPHYSICS
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    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最適なフォーカスサーボ信号を設定できる。 【解決手段】テストパターンデータを記録すると共に、
隣接トラックにこれとは別のデータが記録され、フォー
カスバイアスを変えながらテストパターンデータを再生
したときの最小ジッタ量となるフォーカスバイアス値を
求める。このフォーカスバイアスによるフォーカスサー
ボのときジャストフォーカスする。テストパターンデー
タを再生するとき、隣接トラックにもテストパターンデ
ータとは異なるタイプのパターンデータが記録されてい
るため、この隣接トラックのデータも同時に再生される
ことになる。特に、デフォーカスしているようなときに
はビーム形が歪んでいるためにクロストーク量も多い。
ジッタ量を基準にするとデフォーカス状態をジャストフ
ォーカスと誤って判断するような間違いがなくなる。つ
まり、正確にジャストフォーカスするフォーカスサーボ
信号を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はフォーカスサーボ
回路および光ディスク記録再生装置に関する。詳しく
は、フォーカスサーボ信号決定用としてテストパターン
を記録すると共に、これの隣接トラックにも別のデータ
を記録し、テストパターンデータを再生したときにこの
別のデータの漏れ込み量を加味してフォーカスサーボ信
号を決定するようにすることによって、より正確なフォ
ーカスバイアス信号が得られるようにしたもので、特に
高密度記録での再生特性の向上を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスクなどの光ディスク記録再
生装置では、光ディスクに対する光ピックアップのフォ
ーカス調整を行いながらデータの再生を行っている。こ
のとき最適な再生特性とするため、データを再生する直
前に最適なフォーカスサーボを行えるようにするための
最適フォーカスサーボ信号の決定処理を行っている。
【0003】そのため、従来では特定のデータ領域に記
録した特定のパターンデータを、フォーカスバイアス値
を変えながら再生し、その再生出力のうち最も振幅が大
きくなったときのフォーカスがジャストフォーカスと判
断して、そのときのフォーカスバイアス値でのフォーカ
スサーボ信号を、その光ディスクでの最適フォーカスサ
ーボ信号とするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高密度記録
用の光ディスクを使用する場合には、トラックピッチが
狭くなるので隣接トラックからの信号の漏れ込み(クロ
ストーク)を考慮する必要がある。にも拘わらず従来で
はこのクロストークを全く考慮しないで最適フォーカス
サーボ信号を決定している。つまり特定のトラックに特
定のデータをフォーカスサーボ用として記録するもの
の、これに隣接するトラックにはデータがなにも記録さ
れていない。
【0005】記録密度が高くなると隣接トラックからの
クロストーク量もデフォーカスによって変わってくる。
これは後述するように、光ピックアップ系の非点収差に
よるビームスポットの形状変形によるものである。
【0006】このようにデフォーカスした状態でも、隣
接トラックからのクロストークがあると、再生信号の振
幅が大きくなることがあり、単純に振幅レベルが最も大
きいときがジャストフォーカス点であると判断できな
い。したがって従来ではジャストフォーカスするための
フォーカスサーボ信号を正確には決定できていないのが
実状である。
【0007】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、隣接トラックからのクロスト
ークを考慮しながら最適なフォーカスサーボ信号を決定
できるようにしたフォーカスサーボ回路および光ディス
ク記録再生装置を提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため請求項1に記載したこの発明に係るフォーカスサー
ボ回路では、テストパターンデータを記録すると共に、
隣接トラックにこれとは別のデータが記録され、フォー
カスバイアスを変えながら上記テストパターンデータを
再生したときに得られるジッタ量からジャストフォーカ
スとなるフォーカスサーボ信号を得るようにしたことを
特徴とする。
【0009】この発明では、テストパターンデータを再
生するとき、隣接トラックにもテストパターンデータと
は異なるタイプのパターンデータが記録されているた
め、この隣接トラックのデータも同時に再生されること
になる。特に、デフォーカスしているようなときにはビ
ームスポットの形状が歪んでいるためにクロストーク量
も多い。
【0010】このようにクロストーク量が多くなると、
そのときの再生レベルは高くなるものもジッタ成分も増
えるため、ジッタ量を基準にするとデフォーカス状態を
ジャストフォーカスと誤って判断するような間違いがな
くなる。つまり、正確にジャストフォーカスするフォー
カスサーボ信号を得ることができる。
【0011】請求項5に記載したこの発明に係る光ディ
スク記録再生装置では、光ディスクのテストパターン領
域に設けられたトラックのうち、中央のトラックにテス
トパターンデータが記録され、その隣接トラックに別の
データが記録されると共に、上記中央トラックからはフ
ォーカスバイアス値を変えながら上記テストパターンデ
ータが再生され、再生されたデータがPLL回路に供給
され、このPLL回路より得られる位相エラー信号がジ
ッタ量演算器に供給されて、フォーカスバイアス信号に
対応したジッタ量が算出され、算出されたジッタ量が制
御部に供給されるようになされると共に、上記再生デー
タより生成されたフォーカスエラー信号が上記制御部に
供給され、この制御部には、上記フォーカスエラー信号
と上記フォーカスバイアス信号との差分をとり、その差
分をフォーカスサーボ信号として出力するフォーカスサ
ーボ制御手段が設けられ、このフォーカスサーボ信号が
フォーカスコイルに供給されるようになされたことを特
徴とする。
【0012】この発明ではフォーカスバイアスを変えな
がら再生信号のジッタ量を計測する。再生信号にはクロ
ストーク分も含まれている。そしてそのジッタ量のうち
最小となるジッタ量を見つける。最小のジッタ量である
ときジャストフォーカスしていることになる。そのとき
のフォーカスバイアス値が最適なフォーカスバイアス値
であり、これにフォーカスエラー信号を加えたフォーカ
スサーボ信号が最適フォーカスサーボ信号となる。この
ように前調整したフォーカスサーボ信号で信号を再生す
ればそのときのエラーレートが改善されるため、光ディ
スクの再生特性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係るフォーカ
スサーボ回路および光ディスク記録再生装置の一実施形
態を図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1はこの発明が適用されている光ディス
ク記録再生装置の一実施形態を示す要部の系統図であ
る。同図において、レーザ11から発光された光が光ピ
ックアップ手段を構成するビームスプリッタ(BS)1
2によりその進行方向が分離され、一部が発光パワーを
モニタするための光検出器(MPD)13に入光し、そ
の他が反射ミラー14および対物レンズ15を介して光
ディスク16の盤面上に照射される。
【0015】光検出器13によって検出された発光パワ
ーが電流(Im)に変換され、発光パワーコントロール
用の誤差アンプ(APCアンプ)21に供給される。一
方レーザパワーコントローラ(LPC)21からは、発
光パワーの基準になる電流Ioutが誤差アンプ21に入
力され、そのアンプ出力で制御トランジスタ25のイン
ピーダンスが制御される。これによって発光パワーが常
にIm=Ioutとなるようにレーザ11に流す電流が調
整されて、レーザパワーが一定に制御される。レーザパ
ワーコントローラ22から出力される基準電流Iout
は、メインの制御部(MPU構成)30からの指示によ
ってコントローラ22の内部に設けられたレジスタ等を
書き換えることができるから、基準電流波形としてはさ
まざまな値を持った波形を出力することができる。これ
によって例えば、消去モード、記録モード、再生モード
にそれぞれ応じたレーザパワーとなるように制御するこ
とができる。
【0016】光ディスクで反射されたレーザ光は、ビー
ムスプリッタ12を介して信号再生用の光検出器(P
D)20に入光する。光検出器20は4分割された光検
出素子で構成され、それぞれの光検出信号が第1の電流
・電圧変換器(IV)24に供給される。この電流・電
圧変換器24から複数のサーボ信号が生成される。図の
例ではフォーカスエラー信号FESO、トラッキングエラー
信号TESOおよび4つの光検出素子の全てを加算した信号
である合成信号SUMが生成される。
【0017】フォーカスエラー信号FESOおよびトラッキ
ングエラー信号TESOは、発光パワーによりその値が変化
するのを避けるため、AGC回路25,26に供給され
て合成信号SUMによってそれぞれが正規化される。正規
化されたフォーカスエラー信号FESはA/D変換器2
7によってディジタル信号に変換された後、MPU構成
の制御部30に供給される。
【0018】制御部30では最適なフォーカスサーボ信
号(フォーカスサーボ信号)が生成され、これがD/A
変換器31でアナログ信号に変換された後、フォーカス
コイル29のドライバ28に供給されて、対物レンズ1
5のディスク盤面に対する間隙が調整されて、フォーカ
ス調整が行われる。つまりフォーカスサーボがかけられ
る。したがってAGC回路25や制御部30を含むドラ
イバ28までの回路系はフォーカスサーボ制御手段とし
て機能する。このフォーカスサーボ制御手段としての詳
細は後述する。
【0019】光ディスク16のトラッキング方向に対し
てもフォーカスと同様に制御され、常に光ディスク16
のトラック上に集光されるように、トラッキングエラー
信号TESを利用してトラッキングサーボがかけられ
る。その構成は割愛する。
【0020】光検出器20の出力は第2の電流・電圧変
換器32に供給されて、アドレス信号を含んだデータ信
号に変換される。このデータ信号は可変ゲインアンプ
(VGA)33によってその振幅を最適化した後、等価
フィルター(可変ゲインアンプ33に含まれているもの
とする)を通してからスライサー34に供給され、基準
電圧35でスライスされることによって2値化(デジタ
ル化)される。
【0021】2値化されたディジタル信号はPLL回路
40に供給される。このPLL回路40は、位相比較器
41、電圧可変発振器(VCO)42およびローパスフ
ィルタ44を有し、ディジタル信号は電圧可変発振器4
2より出力されたリードクロック信号RCと位相比較器
41で位相比較され、その位相誤差がローパスフィルタ
44で電圧に変換されて位相エラー信号が得られる。こ
の位相エラー信号で電圧可変発振器42の発振周波数が
制御されてディジタル信号に同期したリードクロック信
号RCが得られる。
【0022】抽出されたこのリードクロック信号RCが
ディジタル信号と共にフリップフロップ回路43に供給
されて、リードクロック信号RCに完全に同期したリー
ドデータ信号RDが生成される。
【0023】リードデータ信号RDとリードクロック信
号RCが光ディスクコントローラーブロック(ODC)
50に供給される。光ディスクコントローラブロック5
0にはアドレスデコーダ51が設けられ、ここに上述し
たリードデータ信号RDとリードクロック信号RCとを
与えることによって、アドレス信号がデコードされる。
【0024】リードデータ信号RDとリードクロック信
号RCとはさらにデータデコーダ52にも供給され、デ
コードされたアドレス信号に基づいてアドレス管理を行
いながら再生データのデコード処理が行われる。デコー
ドされた再生データはリードバッファ回路53を経てS
CSIコントローラ等のインターフェース54に供給さ
れてホスト側端末に出力される。
【0025】一方データを光ディスク16に記録する場
合は、メインの制御部30からのパワーセッテング信号
に基づいてコントローラ22では最適なライトパワーが
セットされる。またホスト側から記録すべきデータや記
録すべきアドレス情報を受け取り、これをライトバッフ
ァ回路55を介してデータエンコーダ56でエンコード
処理しておく。記録すべきアドレスをレーザが走査して
いるとき、光ディスクコントローラブロック50に設け
られたゲート信号発生器58からそのタイミング信号
(ライトゲート)WGが出力される。これに同期してライ
トデータWDとデータ同期用クロックであるライトクロ
ック信号WCがそれぞれコントローラ22に供給され
る。
【0026】したがってコントローラ22ではそのタイ
ミングで記録データが記録電流Ioutに変換される。レ
ーザ11はこの記録電流で変調され、光ディスク16上
にピットが形成される。光ディスク16として相変化型
ディスクを使用する場合には、レーザパワーの変調のみ
でデータを記録することができる。光ディスク16とし
て光磁気ディスクを使用する場合には、データの記録に
外部磁界をも同時に使用するので、外部マグネットを用
いて外部磁界を発生させる必要がある。
【0027】データを消去する場合にも同様に制御部3
0からの指令に基づいてイレーズ処理が実行される。ま
ず制御部30からの指令でコントローラ22ではイレー
ズモード(イレーズパワー)にセットされる。そして、
光ディスクコントロールブロック50からターゲットと
なるアドレスがきたときに、ライトゲートのタイミング
をもとに、指定されたイレーズパワーが光ディスク16
上に照射されてデータの消去が行われる。光ディスク1
6として光磁気ディスクを使用する場合には、上述した
ように外部マグネットも同時に制御することになる。
【0028】さて、この発明では最適なフォーカスバイ
アス値を見つけて、最適なフォーカスサーボ信号による
フォーカスサーボを実現したものである。そしてこの発
明では隣接トラックからのクロストーク量を考慮できる
ように、テストパターンデータの他に、このテストパタ
ーンデータが記録されたトラックの少なくとも片側、好
ましくは両側のトラックにパターンデータ(例えば、テ
ストパターンデータとは別のパターンデータ)を記録す
る。
【0029】次に、隣接トラックからのクロストーク分
が再生信号中に混入したときにはジッタ成分も多くなる
ことから、ジッタ量を監視すればクロストークを考慮し
た状態での最適フォーカスサーボ点、つまりジャストフ
ォーカス点を見つけだすことができる。
【0030】ここで、クロストークの有無によるジッタ
への影響を図2を参照して説明する。同図曲線Laはテ
ストパターンデータのみが記録され、隣接トラックには
全くデータが記録されていないときのジッタ量を示す。
同図曲線Lbは隣接する両トラックにテストパターンデ
ータとは異なるパターンデータを記録したときのジッタ
量を示す。
【0031】曲線Laからも明らかなように、隣接トラ
ックからのクロストークが全くないときには、フォーカ
ス位置が光ディスク16の盤面に対して、−1.5μm
から+0.5μmの間では、殆どジッタ量が変化しな
い。ここに、プラス(+)の値はディスク盤の表面に対
してジャストフォーカス点が手前側(光ピックアップ
側)のことであり、したがってマイナス(−)の値はデ
ィスク盤面よりも奥側にジャストフォーカス点が存在す
ることを意味する。したがってそのときのフォーカスバ
イアス値としては、−Faから+Fa′の間の値であれ
ば、殆ど再生特性に影響がないと言える。フォーカスバ
イアス値Foがジャストフォーカスであるから、それ以
外は全てデフォーカス領域である。
【0032】これに対して隣接トラックにデータが記録
されている場合には、クロストークによる影響が顕著に
現れ、このクロストークによって元々のジッタ量が大き
く変化するばかりでなく、フォーカスポイントによって
もジッタ量が大きく変化することが判る。
【0033】このようにクロストークによってジッタ量
が変化したり、デフォーカス状態でもジッタ量が大きく
変化するのは、おおむね次のような物理現象によるもの
と考えられる。
【0034】図3はフォーカスを変えたときの光ディス
ク16上に集光したビームスポット状態を模式的に示
す。トラックT1〜T3はテストパターンを記録できる
トラックとして光ディスクの最外周側に3トラック分用
意されている。このうち中央のトラックT2にテストパ
ターンデータが記録され、隣接トラックT1,T3には
データが全く記録されていない。これは従来例に相当す
る。
【0035】同図Aがジャストフォーカスのときの例で
あり、ビーム形(スポット形)はほぼ円形である。これ
に対し、同図Bは対物レンズ15が光ディスク16に対
して手前側(near側)にデフォーカスしたときであり、
ビームスポットは進行方向を長辺とする楕円状になる。
この状態はフォーカスバイアスが弱い状態のときに起き
る。
【0036】同図Cは逆に光ディスク16の奥側(far
側)にデフォーカスしたときであり、このときはフォー
カスバイアスが強すぎる場合であって、進行方向と直交
する方向を長辺とする楕円状のビームスポットとなる。
【0037】ビームスポットが楕円状になるのは、レー
ザ11や対物レンズ15などの光学系を含めた光ピック
アップ系に非点収差が存在するためである。これらの場
合のジッタ量は図2曲線Laの示す通りであり、隣接ト
ラックからのクロストークがないためジッタはあまり悪
化しない。
【0038】一方、図4は隣接する両側のトラックにパ
ターンデータが記録されている場合で、図3と対応関係
にある。図4Aがジャストフォーカス時、同図およびC
はデフォーカス時のトラックとビームスポットとの関係
を示す。
【0039】同図Aはジャストフォーカスしているので
ビームスポットは円形となり、ビーム進行方向に対する
解像度が高く、隣接トラックからのクロストークも余り
影響を与えない。そのためこの場合にはジッタ量は最小
になる。
【0040】ところが、光ディスク16に対して手前側
(近い側)にデフォーカスした場合(同図B)や奥側
(遠い側)にデフォーカスした場合(同図C)では、何
れも長辺の異なる楕円状になり、読み取り方向やこれと
直交する方向に対してビームスポットが広がり、その結
果読み取り解像度が下がり、ジッタ量も多くなる。ジッ
タ量は同図Cの方が多くなることがそのビームスポット
の形状によって判る。
【0041】そこで、この発明では予めクロストークを
考慮してフォーカスサーボを決定するもので、読み取り
方向の解像度とクロストークとのバランスで一番よいフ
ォーカスポイントを探すものである。
【0042】この発明では図4に示すように、テストパ
ターンを記録できる3つのトラックを利用して、中央ト
ラックT2にはテストパターンデータを記録する。この
テストパターンデータとは順次マーク長が長くなるよう
なインクリメントパターンデータである。インクリメン
トパターンデータは全ての長さのマーク長を含む。
【0043】トラックT2に隣接するトラックT1やT
3にはこれとは別のパターンデータが記録される。具体
的にはトラックT2への漏れ込み量が多いようなパター
ンデータであって、例えば6Tパターンデータなどが考
えられる。6Tパターンデータ以外でも例えばライトパ
ワーを通常よりも大きくして記録すれば同じような漏れ
込み量を期待できる。
【0044】これらパターンデータは何れも光ディスク
コントロールブロック50に設けられたパターン発生器
59からのパターン信号が利用され、どのタイミングに
出力するかは制御部30から指令される。
【0045】このようにそれぞれのトラックにパターン
データを記録したのち、中央トラックT2のデータを再
生する。そのため、図1に示すように、AGC回路25
より出力されたフォーカスエラー信号FESがA/D変
換器27でディジタル信号に変換されたのち制御部30
に供給される。
【0046】図5はこの制御部30の一部構成を示すも
ので、MPU80に接続されたバス81を介してメモり
82が接続され、このメモリ82には図2に示す複数の
フォーカスバイアス値(−Fa〜+Fb)がストアされ
ている。バス81を介して取り込まれたフォーカスエラ
ー信号FESとメモリ82から取り出されたフォーカス
バイアス値からその差分が求められ、その差分が同じく
バス81を介してディジタルフィルタ83に供給されて
フィルタリングされたのち、制御部30外に設けられた
D/A変換器31でアナログのフォーカスサーボ信号F
Sに変換される。
【0047】したがって対物レンズ15はフォーカスバ
イアス値に対応したフォーカスサーボ信号によってフォ
ーカスサーボがかけられる。このときの再生データより
ジッタ量が算出され、算出されたジッタ量はバス81を
介してメモり82のジッタストアエリアに、フォーカス
バイアス値と共にストアされる。
【0048】この処理をフォーカスバイアス値が+Fb
となるまでフォーカスバイアス値をインクリメントしな
がら行い、そのときのフォーカスバイアス値とジッタ量
がそれぞれストアされる。
【0049】フォーカスバイアス値を階段状にスイープ
させてデータの再生を行いながら、それぞれでのジッタ
量を計測し終えると、ジッタ量の最小値が求められる。
この最初のジッタ量となったフォーカスバイアス値での
フォーカスサーボ信号が以後最適なフォーカスサーボ信
号として使用される。
【0050】図6はジッタ量計測装置であるジッタ量演
算器70の具体例である。このジッタ量演算器70はい
わゆる2乗平均の考え方に基づいて構成されている。
【0051】図6において、A/D変換器61によりリ
ードクロック信号RCのタイミングでサンプリングされ
てディジタル化された位相エラー信号は2乗器71でデ
ジタル的に2乗処理される。ディジタル位相エラー信号
を2乗するのは符号の処理をなくすためであるから、絶
対値をとって平均化しても構わない。
【0052】2乗されたディジタル位相エラー信号は加
算器72に供給されて、メモリ73の出力との積算処理
が行われる。2乗器71,加算器72およびメモリ73
はすべてリードクロック信号RCのタイミングで動作す
る。
【0053】一方カウンタ75によってリードクロック
の回数がカウントされ、このカウント出力とメモリ73
からの積算データがレベルシフタ76に供給されて、リ
ードクロックのカウント数分だけ積算データがシフトさ
れて平均化される。その後、平方根演算器77に供給さ
れて平均化出力が平方根処理される。この平方根処理さ
れた値が求めようとするジッタ量である。
【0054】カウンタ75、メモリ73はゲート発生器
58(図1参照)からのリードゲートパルスの立ち下が
りでクリアされる。レベルシフタ76はリードゲートパ
ルスの立ち上がりでカウンタ75からのカウント出力分
だけシフトするように制御される。上述の平方根処理や
正規化処理は省略することも可能である。
【0055】最適なフォーカスサーボ信号の基となるフ
ォーカスバイアス値を求める処理の一例を図7を参照し
て説明する。この処理のための制御プログラムはMPU
80に内蔵されている。最適フォーカスバイアス処理は
光ディスク記録再生装置に光ディスク16が装填される
たびに行うこととする。
【0056】まず、トラックT2にテストパターン(イ
ンクリメントパターン)を記録し(ステップ91)、同
様に隣接トラックT1,T3にも6Tパターンデータを
記録する(ステップ92,93)。次にフォーカスバイ
アスを−Faにセットしてそのときのフォーカスサーボ
状態でトラックT2のデータを再生してジッタ量を計測
する(ステップ94,95)。計測したジッタ量とその
ときのフォーカスバイアス値がメモリ82のテーブル内
にストアされる(ステップ96)。
【0057】次に、フォーカスバイアス値をΔFだけイ
ンクリメントしたフォーカスサーボ状態でデータの再生
が行われそのときのジッタ量とフォーカスバイアス値と
がストアされる(ステップ97,98,95)。このよ
うにフォーカスバイアス値を変えながらフォーカスバイ
アス値が+Fbとなるまで継続され、+Fbになるとジ
ッタ量計測モードを終了する。
【0058】その後、最小ジッタ量となるフォーカスバ
イアス値を求め、このフォーカスバイアス値を最適なフ
ォーカスバイアス値として、つまり以後の基準フォーカ
スバイアス値として利用できるようにメモり82内にス
トアして、一連の最適フォーカスバイアス設定処理を終
了する(ステップ99,100)。
【0059】ステップ99で求める最適フォーカスバイ
アス値は、得られたジッタ量を元に二次曲線を近似し、
近似された二次曲線のボトム値を最適フォーカスバイア
ス値として設定することもできる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るフ
ォーカスサーボ回路では、テストパターンデータを再生
するとき、隣接トラックにもテストパターンデータとは
異なるタイプのパターンデータを記録するようにしたも
のである。
【0061】これによれば隣接トラックのデータも同時
に再生されることになるので、デフォーカスしているよ
うなときには再生レベルが高くなる反面、クロストーク
量も多くなるから、ジッタ成分も増えるため、ジッタ量
を基準にするとデフォーカス状態をジャストフォーカス
と誤って判断するような間違いがなくなる。つまり、正
確にジャストフォーカスするフォーカスサーボ信号を得
ることができる。
【0062】また、この発明に係る光ディスク記録再生
装置では、再生データより生成されたフォーカスエラー
信号とフォーカスバイアス信号との差分をとり、その差
分をフォーカスサーボ信号として出力すると共に、ジッ
タ量の最小となるフォーカスバイアス値を最適フォーカ
スバイアスとして選ぶようにしたものである。
【0063】これによれば前調整したフォーカスサーボ
信号で信号を再生すればそのときのエラーレートが改善
されるため、光ディスクの再生特性を向上させることが
できる。したがってこの発明は光磁気ディスクなどを使
用した光ディスク記録再生装置に適用して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るディスク記録再生装置の一実施
形態を示す要部の系統図である。
【図2】クロストークとジッタ量との関係を示す図であ
る。
【図3】隣接トラックにデータが記録されていないとき
のデフォーカスとビームスポットとの関係を示す図であ
る。
【図4】隣接トラックにデータが記録されているときの
デフォーカスとビームスポットとの関係を示す図であ
る。
【図5】フォーカスサーボ制御手段を構成する制御部の
一部の構成を示す図である。
【図6】ジッタ量計測装置であるジッタ量演算器の一実
施形態を示す系統図である。
【図7】最適フォーカスバイアスを設定するための一例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・ディスク記録再生装置、11・・・レーザ、
16・・・光ディスク、20・・・光検出器、22・・
・レーザパワーコントローラ、30・・・制御部、40
・・・PLL回路、44・・・ローパスフィルタ、50
・・・光ディスクコントロールブロック、61・・・A
/D変換器、70・・・ジッタ量演算器、71・・・2
乗器、72・・・加算器、73・・・メモリ、75・・
・カウンタ、76・・・シフタ
フロントページの続き (72)発明者 山崎 健二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テストパターンデータを記録すると共
    に、隣接トラックにこれとは別のデータが記録され、 フォーカスバイアスを変えながら上記テストパターンデ
    ータを再生したときに得られるジッタ量からジャストフ
    ォーカスとなるフォーカスサーボ信号を得るようにした
    ことを特徴とするフォーカスサーボ回路。
  2. 【請求項2】 ジッタ量が最小となるフォーカスバイア
    ス信号をその光ディスクの最適フォーカスバイアス信号
    とし、 この最適フォーカスバイアス信号に基づいてフォーカス
    サーボを行うようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のフォーカスサーボ回路。
  3. 【請求項3】 上記テストパターンデータは、記録され
    るマーク長が漸増するようなインクリメントパターンデ
    ータであることを特徴とする請求項1記載のフォーカス
    サーボ回路。
  4. 【請求項4】 上記隣接トラックに記録されるデータ
    は、漏れ込み量が最も多くなるように、データによって
    形成されるマーク長が最も長くなるデータであることを
    特徴とする請求項1記載のフォーカスサーボ回路。
  5. 【請求項5】 光ディスクのテストパターン領域に設け
    られたトラックのうち、中央のトラックにテストパター
    ンデータが記録され、その隣接トラックに別のデータが
    記録されると共に、 上記中央トラックからはフォーカスバイアス値を変えな
    がら上記テストパターンデータが再生され、 再生されたデータがPLL回路に供給され、 このPLL回路より得られる位相エラー信号がジッタ量
    演算器に供給されて、フォーカスバイアス信号に対応し
    たジッタ量が算出され、 算出されたジッタ量が制御部に供給されるようになされ
    ると共に、 上記再生データより生成されたフォーカスエラー信号が
    上記制御部に供給され、 この制御部には、上記フォーカスエラー信号と上記フォ
    ーカスバイアス信号との差分をとり、その差分をフォー
    カスサーボ信号として出力するフォーカスサーボ制御手
    段が設けられ、 このフォーカスサーボ信号がフォーカスコイルに供給さ
    れるようになされたことを特徴とする光ディスク記録再
    生装置。
  6. 【請求項6】 上記制御部には順次に可変されるフォー
    カスバイアス信号と、そのときに得られるジッタ量とが
    それぞれメモりされ、 メモリされたジッタ量が最小となる上記フォーカスバイ
    アス信号に基づいてフォーカスサーボが行われるように
    なされたことを特徴とする請求項5記載の光ディスク記
    録再生装置。
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