JPH11273593A - 陰極線管装置 - Google Patents
陰極線管装置Info
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- JPH11273593A JPH11273593A JP7925298A JP7925298A JPH11273593A JP H11273593 A JPH11273593 A JP H11273593A JP 7925298 A JP7925298 A JP 7925298A JP 7925298 A JP7925298 A JP 7925298A JP H11273593 A JPH11273593 A JP H11273593A
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- Japan
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- deflection
- electron beam
- horizontal
- ray tube
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Abstract
(57)【要約】
【課題】走査線の傾きを容易に補正することができ、切
れ目や重複のない画像を表示可能な陰極線管装置を提供
することにある。 【解決手段】 ファンネルの外側に設けられた偏向装置
20は、水平偏向コイル23および垂直偏向コイル25
を有している。水平偏向コイルは、その対称軸27が水
平方向Xに対して角度θだけ傾いた状態に配置されてい
る。そして、水平および垂直偏向コイルは、水平偏向コ
イルの偏向方向27と垂直偏偏向コイルの偏向方向28
とがなす角度が直角から角度θずれて配置されている。
れ目や重複のない画像を表示可能な陰極線管装置を提供
することにある。 【解決手段】 ファンネルの外側に設けられた偏向装置
20は、水平偏向コイル23および垂直偏向コイル25
を有している。水平偏向コイルは、その対称軸27が水
平方向Xに対して角度θだけ傾いた状態に配置されてい
る。そして、水平および垂直偏向コイルは、水平偏向コ
イルの偏向方向27と垂直偏偏向コイルの偏向方向28
とがなす角度が直角から角度θずれて配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は陰極線管装置に関
し、特に、複数個の電子銃から射出される電子ビームに
より共通の蛍光体スクリーンを複数の領域に分割して走
査し、形成された複数の小画面を繋げて1つの画面を形
成する方式の陰極線管装置に関する。
し、特に、複数個の電子銃から射出される電子ビームに
より共通の蛍光体スクリーンを複数の領域に分割して走
査し、形成された複数の小画面を繋げて1つの画面を形
成する方式の陰極線管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高品位放送用あるいはこれに伴う
大画面をもつ高解像度陰極線管が望まれており、そのス
クリーン表示性能については一段と厳しい性能が要望さ
れている。これらの要望を達成するためには、スクリー
ン面の平坦化、高解像度化、偏向収差低減が必須であ
り、同時に、陰極線管の軽量、薄型化も図る必要があ
る。
大画面をもつ高解像度陰極線管が望まれており、そのス
クリーン表示性能については一段と厳しい性能が要望さ
れている。これらの要望を達成するためには、スクリー
ン面の平坦化、高解像度化、偏向収差低減が必須であ
り、同時に、陰極線管の軽量、薄型化も図る必要があ
る。
【0003】このような要望を満たす陰極線管として、
特開平5−36363号公報には、平坦なフェースプレ
ートの内面に形成された一体構造の蛍光体スクリーン
を、複数個の電子銃から射出される電子ビームを複数個
の偏向装置により偏向し、複数個の領域に分割して走査
するようにした陰極線管装置が示されている。
特開平5−36363号公報には、平坦なフェースプレ
ートの内面に形成された一体構造の蛍光体スクリーン
を、複数個の電子銃から射出される電子ビームを複数個
の偏向装置により偏向し、複数個の領域に分割して走査
するようにした陰極線管装置が示されている。
【0004】この陰極線管装置によれば、側壁を介して
対向配置された平坦なフェースプレートおよび平坦なリ
アプレートを有する真空外囲器を備え、真空外囲器に加
わる大気圧荷重を支えるために、フェースプレートとリ
アプレートとの間に複数個の支持体が配置されている。
この方式により陰極線管の軽量、薄型化、スクリーン面
の平坦化が達成できる。また、薄型化により、電子銃か
ら蛍光体スクリーンまでの距離が短縮されるので電子レ
ンズの倍率を小さくでき、その結果、蛍光体スクリーン
上の電子ビームスポットを小さくし高解像度化を図るこ
とができる。更に、電子銃の数を増やすほど真空外囲器
の奥行きを変えずに1本の電子ビームに対する偏向角を
小さくする事が可能となり、偏向収差も低減できる。
対向配置された平坦なフェースプレートおよび平坦なリ
アプレートを有する真空外囲器を備え、真空外囲器に加
わる大気圧荷重を支えるために、フェースプレートとリ
アプレートとの間に複数個の支持体が配置されている。
この方式により陰極線管の軽量、薄型化、スクリーン面
の平坦化が達成できる。また、薄型化により、電子銃か
ら蛍光体スクリーンまでの距離が短縮されるので電子レ
ンズの倍率を小さくでき、その結果、蛍光体スクリーン
上の電子ビームスポットを小さくし高解像度化を図るこ
とができる。更に、電子銃の数を増やすほど真空外囲器
の奥行きを変えずに1本の電子ビームに対する偏向角を
小さくする事が可能となり、偏向収差も低減できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような陰極線管
装置は、蛍光体スクリーンを複数個の領域に分割して走
査する方式であるため、走査される各領域に描かれる小
画像は、電子銃や各電子銃に対応して装着された偏向装
置に供給される信号により繋がり蛍光体スクリーンの全
域にわたって切れ目や重複のない画像として再生されな
ければならない。
装置は、蛍光体スクリーンを複数個の領域に分割して走
査する方式であるため、走査される各領域に描かれる小
画像は、電子銃や各電子銃に対応して装着された偏向装
置に供給される信号により繋がり蛍光体スクリーンの全
域にわたって切れ目や重複のない画像として再生されな
ければならない。
【0006】このような画像を得るためには、最低限、
小画面間で走査線が連続的に繋がらなければならず、こ
の際、以下のような問題を解決する必要がある。一般
に、電子ビームは水平偏向を行う間、垂直方向にも僅か
に走査されるため、各走査線は水平方向に対して僅かに
傾きを持つことになる。すなわち、画面の左右両端にお
いて、走査線の垂直方向の位置は、ほぼ隣合う走査線間
の間隔分だけずれていることになる。このような走査線
の傾きは非常に小さいため、通常の陰極線管では全く問
題とはならない。しかし、上述した複数の電子銃を有す
る陰極線管装置の場合、隣合う小画面間で画像が不連続
になってしまうことになる。従って、このような陰極線
管装置では、僅かな走査線の傾きを補正し、走査線を高
精度で水平にすることが必要になる。
小画面間で走査線が連続的に繋がらなければならず、こ
の際、以下のような問題を解決する必要がある。一般
に、電子ビームは水平偏向を行う間、垂直方向にも僅か
に走査されるため、各走査線は水平方向に対して僅かに
傾きを持つことになる。すなわち、画面の左右両端にお
いて、走査線の垂直方向の位置は、ほぼ隣合う走査線間
の間隔分だけずれていることになる。このような走査線
の傾きは非常に小さいため、通常の陰極線管では全く問
題とはならない。しかし、上述した複数の電子銃を有す
る陰極線管装置の場合、隣合う小画面間で画像が不連続
になってしまうことになる。従って、このような陰極線
管装置では、僅かな走査線の傾きを補正し、走査線を高
精度で水平にすることが必要になる。
【0007】ところで、一般に、上述したタイプの陰極
線管装置では、精度良く画像の歪みやコンバージェンス
を補正するための補正手段が設けられている。具体的に
は、例えば、複数のネック部の各々に補助コイルを設
け、これらの補正コイルに電子ビームの軌道を微調整す
るための補正電流を流すことにより、走査線の傾きを補
正することが可能である。
線管装置では、精度良く画像の歪みやコンバージェンス
を補正するための補正手段が設けられている。具体的に
は、例えば、複数のネック部の各々に補助コイルを設
け、これらの補正コイルに電子ビームの軌道を微調整す
るための補正電流を流すことにより、走査線の傾きを補
正することが可能である。
【0008】しかしながら、走査線の間隔は、1mm以
上になる場合もあり、このような大きな量の補正を行う
ためには補正レンジを大きくすることが必要となる。そ
の結果、消費電力の増加、それに伴う発熱の増加につな
がり、実用上好ましくない。また、余分な回路を追加す
ることになり、システムを複雑化し、製造コストの増加
を招く。
上になる場合もあり、このような大きな量の補正を行う
ためには補正レンジを大きくすることが必要となる。そ
の結果、消費電力の増加、それに伴う発熱の増加につな
がり、実用上好ましくない。また、余分な回路を追加す
ることになり、システムを複雑化し、製造コストの増加
を招く。
【0009】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、走査線の傾きを容易に補正することが
でき、切れ目や重複のない画像を表示可能な陰極線管装
置を提供することにある。
で、その目的は、走査線の傾きを容易に補正することが
でき、切れ目や重複のない画像を表示可能な陰極線管装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る受像管装置は、電子銃と、上記電子銃
から放出された電子ビームを走査する偏向装置と、を有
するユニッ卜を複数個配列し、上記複数のユニットと対
向した共通の蛍光体スクリーンを設け、上記複数のユニ
ットによって蛍光体スクリーン上に形成された複数の小
画面を繋げて1つの画像を形成する陰極線管装置におい
て、上記各偏向装置は、垂直偏向部および水平偏向部を
有し、上記小画面間の境界での走査線が連続するよう
に、上記水平偏向部による電子ビームの偏向方向と垂直
偏向部による電子ビームの偏向方向とがなす角度を直角
から所定角度ずらしたことを特徴としている。
め、本発明に係る受像管装置は、電子銃と、上記電子銃
から放出された電子ビームを走査する偏向装置と、を有
するユニッ卜を複数個配列し、上記複数のユニットと対
向した共通の蛍光体スクリーンを設け、上記複数のユニ
ットによって蛍光体スクリーン上に形成された複数の小
画面を繋げて1つの画像を形成する陰極線管装置におい
て、上記各偏向装置は、垂直偏向部および水平偏向部を
有し、上記小画面間の境界での走査線が連続するよう
に、上記水平偏向部による電子ビームの偏向方向と垂直
偏向部による電子ビームの偏向方向とがなす角度を直角
から所定角度ずらしたことを特徴としている。
【0011】また、この発明に係る陰極線管装置は、内
面に蛍光体スクリーンが形成されたフェースプレート
と、上記フェースプレートに対向配置されたリアプレー
トと、上記リアプレートから外方に延出した複数のファ
ンネルと、上記ファンネルのネック内にそれぞれ設けら
れ、上記蛍光体スクリーンに向けて電子ビームを放出す
る複数の電子銃と、上記各ファンネルの外側に設けら
れ、上記電子銃から放出された電子ビームを偏向して上
記蛍光体スクリーンを複数の領域に分割して走査する複
数の偏向装置と、を備え、上記各偏向装置は、電子ビー
ムを垂直方向に偏向する垂直偏向部と、電子ビームを水
平方向に偏向する水平偏向部と、を有し、上記垂直偏向
部および水平偏向部は、水平偏向部による電子ビームの
偏向方向と垂直偏向部による電子ビームの偏向方向との
なす角度が直角から所定角度ずれるように配置されてい
ることを特徴としている。
面に蛍光体スクリーンが形成されたフェースプレート
と、上記フェースプレートに対向配置されたリアプレー
トと、上記リアプレートから外方に延出した複数のファ
ンネルと、上記ファンネルのネック内にそれぞれ設けら
れ、上記蛍光体スクリーンに向けて電子ビームを放出す
る複数の電子銃と、上記各ファンネルの外側に設けら
れ、上記電子銃から放出された電子ビームを偏向して上
記蛍光体スクリーンを複数の領域に分割して走査する複
数の偏向装置と、を備え、上記各偏向装置は、電子ビー
ムを垂直方向に偏向する垂直偏向部と、電子ビームを水
平方向に偏向する水平偏向部と、を有し、上記垂直偏向
部および水平偏向部は、水平偏向部による電子ビームの
偏向方向と垂直偏向部による電子ビームの偏向方向との
なす角度が直角から所定角度ずれるように配置されてい
ることを特徴としている。
【0012】上記陰極線管において、上記所定角度を
θ、上記電子ビームによる走査線の形成方向の偏向振幅
をA、走査線間の間隔をsとした場合、上記所定角度θ
は、 |θ|=arctan(s/A) で表されることを特徴としている。
θ、上記電子ビームによる走査線の形成方向の偏向振幅
をA、走査線間の間隔をsとした場合、上記所定角度θ
は、 |θ|=arctan(s/A) で表されることを特徴としている。
【0013】上記構成の陰極線管装置によれば、偏向装
置の水平偏向部あるいは垂直偏向部を所定角度だけ傾け
て配置するだけの簡単な構成により、走査線の傾きを補
正し、隣合う領域間の走査線の不連続を大幅に低減する
ことができる。従って、特別な補正手段を設けることな
く、つなぎ目の目立たない良好な画像を表示可能な陰極
線管装置を安価に提供することができる。
置の水平偏向部あるいは垂直偏向部を所定角度だけ傾け
て配置するだけの簡単な構成により、走査線の傾きを補
正し、隣合う領域間の走査線の不連続を大幅に低減する
ことができる。従って、特別な補正手段を設けることな
く、つなぎ目の目立たない良好な画像を表示可能な陰極
線管装置を安価に提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態に係る陰極線管装置について詳細に説
明する。図1および図2に示すように、陰極線管は真空
外囲器5を備え、この真空外囲器は、実質的に矩形状の
平坦なフェースプレート1と、このフェースプレート1
の周縁部に接合され、フェースプレート1に対して実質
的に垂直に延在する枠状の側壁2と、側壁2に接合され
フェースプレート1と平行に対向配置された実質的に矩
形状の平坦なリアプレート3と、リアプレート3に接合
された複数個のファンネル4と、を有している。
発明の実施の形態に係る陰極線管装置について詳細に説
明する。図1および図2に示すように、陰極線管は真空
外囲器5を備え、この真空外囲器は、実質的に矩形状の
平坦なフェースプレート1と、このフェースプレート1
の周縁部に接合され、フェースプレート1に対して実質
的に垂直に延在する枠状の側壁2と、側壁2に接合され
フェースプレート1と平行に対向配置された実質的に矩
形状の平坦なリアプレート3と、リアプレート3に接合
された複数個のファンネル4と、を有している。
【0015】リアプレート3には、複数個、例えば、2
0個の矩形状の開孔6が形成され、マトリックス状に並
んで、例えば、縦5列、横4列に並んで設けられてい
る。複数個のファンネル4は、それぞれ対応する開孔6
を囲むようにリアプレート3の外面に接合され、水平方
向(X方向)に5個、垂直方向(Y方向)に4個、計2
0個設けられている。
0個の矩形状の開孔6が形成され、マトリックス状に並
んで、例えば、縦5列、横4列に並んで設けられてい
る。複数個のファンネル4は、それぞれ対応する開孔6
を囲むようにリアプレート3の外面に接合され、水平方
向(X方向)に5個、垂直方向(Y方向)に4個、計2
0個設けられている。
【0016】フェースプレート1の内面には、青、緑、
赤に発光する垂直方向に延びたストライプ状の3色蛍光
体層と、この3色蛍光体層間に設けられたブラックスト
ライプと、を有する一体構造の蛍光体スクリーン8が形
成されている。
赤に発光する垂直方向に延びたストライプ状の3色蛍光
体層と、この3色蛍光体層間に設けられたブラックスト
ライプと、を有する一体構造の蛍光体スクリーン8が形
成されている。
【0017】真空外囲器5内には、蛍光体スクリーン8
に対向して、平坦なシャドウマスク9が配置されてい
る。このシャドウマスク9は、後述するように電子ビー
ムにより分割して走査される蛍光体スクリーン8の複数
個の領域R1〜R20に対応する複数の有効部を有し、
各有効部には多数の電子ビーム通過孔が形成されてい
る。
に対向して、平坦なシャドウマスク9が配置されてい
る。このシャドウマスク9は、後述するように電子ビー
ムにより分割して走査される蛍光体スクリーン8の複数
個の領域R1〜R20に対応する複数の有効部を有し、
各有効部には多数の電子ビーム通過孔が形成されてい
る。
【0018】また、シャドウマスク9は、蛍光体スクリ
ーン8の領域の水平方向の分割数に対応して、水平方向
に分割され、各分割マスクは複数個のマスク支持部材1
8を介してリアプレート3上に支持されている。フェー
スプレート1とリアプレート3との間には、これらフェ
ースプレート1およびリアプレート3に加わる大気圧荷
重を支える複数個の金属柱からなるプレート支持部材1
1が配置されている。各プレート支持部材11は、その
基端がリアプレート3に固定され、先端が蛍光体スクリ
ーン8のブラックストライプに当接している。
ーン8の領域の水平方向の分割数に対応して、水平方向
に分割され、各分割マスクは複数個のマスク支持部材1
8を介してリアプレート3上に支持されている。フェー
スプレート1とリアプレート3との間には、これらフェ
ースプレート1およびリアプレート3に加わる大気圧荷
重を支える複数個の金属柱からなるプレート支持部材1
1が配置されている。各プレート支持部材11は、その
基端がリアプレート3に固定され、先端が蛍光体スクリ
ーン8のブラックストライプに当接している。
【0019】複数個のファンネル4に設けられた各ネッ
ク12内には、電子ビームを放出する電子銃13が配設
されている。更に、各ネック12の外側には偏向装置2
0が装着されている。電子銃13から放出される電子ビ
ームは、偏向装置20の発生する磁界により水平方向お
よび垂直方向に偏向され、シャドウマスク9を介して蛍
光体スクリーン8を複数個の領域、図示例では水平方向
に5個、垂直方向に4個、計20個の領域R1〜R20
に分割して走査する。そして、この分割走査によって蛍
光体スクリーン8上に描かれる画像は、電子銃13や偏
向装置20に印加される信号により繋がり、蛍光体スク
リーン8の全面に切れ目のない1つの大きな画像を再生
する。
ク12内には、電子ビームを放出する電子銃13が配設
されている。更に、各ネック12の外側には偏向装置2
0が装着されている。電子銃13から放出される電子ビ
ームは、偏向装置20の発生する磁界により水平方向お
よび垂直方向に偏向され、シャドウマスク9を介して蛍
光体スクリーン8を複数個の領域、図示例では水平方向
に5個、垂直方向に4個、計20個の領域R1〜R20
に分割して走査する。そして、この分割走査によって蛍
光体スクリーン8上に描かれる画像は、電子銃13や偏
向装置20に印加される信号により繋がり、蛍光体スク
リーン8の全面に切れ目のない1つの大きな画像を再生
する。
【0020】図3に示すように、各偏向装置20は、合
成樹脂により形成されファンネル4のネック12側とな
る小径端部およびコーン部側となる大径端部を有するラ
ッパ状のセパレータ22と、セパレータ22の内面側に
左右対称に配設されたー対のサドル型の水平偏向コイル
23と、セパレータ22の外面を取り囲む筒状のコア2
4と、このコア24に巻き付けられて、セパレータ22
の外面側に上下対称に配設された一対のトロイダル型の
垂直偏向コイル25と、を備えている。
成樹脂により形成されファンネル4のネック12側とな
る小径端部およびコーン部側となる大径端部を有するラ
ッパ状のセパレータ22と、セパレータ22の内面側に
左右対称に配設されたー対のサドル型の水平偏向コイル
23と、セパレータ22の外面を取り囲む筒状のコア2
4と、このコア24に巻き付けられて、セパレータ22
の外面側に上下対称に配設された一対のトロイダル型の
垂直偏向コイル25と、を備えている。
【0021】水平偏向コイル23は、電子銃13から放
出された電子ビームを水平方向に偏向する水平偏向部と
して機能し、垂直偏向コイル25は、電子ビームを垂直
方向に偏向する垂直偏向部として機能する。そして、偏
向装置20は、電子ビームを偏向することにより、蛍光
体スクリーン上に水平方向Xに延びる走査線を形成す
る。なお、水平、垂直偏向コイル23、25は、図示の
いわゆるサドル−トロイダルコイルに限らず、他のタイ
プの偏向コイルを用いてもよい。
出された電子ビームを水平方向に偏向する水平偏向部と
して機能し、垂直偏向コイル25は、電子ビームを垂直
方向に偏向する垂直偏向部として機能する。そして、偏
向装置20は、電子ビームを偏向することにより、蛍光
体スクリーン上に水平方向Xに延びる走査線を形成す
る。なお、水平、垂直偏向コイル23、25は、図示の
いわゆるサドル−トロイダルコイルに限らず、他のタイ
プの偏向コイルを用いてもよい。
【0022】図4は、偏向装置20を蛍光体スクリーン
側から見た断面図を概略的に示すもので、水平および垂
直偏向コイル23、25は、水平偏向コイル23の偏向
方向と垂直偏向コイル25の偏向方向とが直角から所定
角度θだけずれるように設けられている。
側から見た断面図を概略的に示すもので、水平および垂
直偏向コイル23、25は、水平偏向コイル23の偏向
方向と垂直偏向コイル25の偏向方向とが直角から所定
角度θだけずれるように設けられている。
【0023】詳細に述べると、水平偏向コイル23は、
偏向装置20の中心Oを通る対称軸27を有し、この対
称軸27は水平偏向コイルの偏向方向に一致している。
そして、水平偏向コイル23は、水平方向Xに対して対
称軸27が角度θだけ傾いた状態で配置されている。
偏向装置20の中心Oを通る対称軸27を有し、この対
称軸27は水平偏向コイルの偏向方向に一致している。
そして、水平偏向コイル23は、水平方向Xに対して対
称軸27が角度θだけ傾いた状態で配置されている。
【0024】垂直偏向コイル25は、偏向装置20の中
心Oを通る対称軸28を有し、この対称軸28は垂直偏
向コイルの偏向方向に一致している。そして、垂直偏向
コイル25は、対称軸28が垂直方向Yと一致した状態
に配置されている。
心Oを通る対称軸28を有し、この対称軸28は垂直偏
向コイルの偏向方向に一致している。そして、垂直偏向
コイル25は、対称軸28が垂直方向Yと一致した状態
に配置されている。
【0025】このように水平偏向コイル23を傾けて配
置することにより、中心Oにおける水平偏向磁界BHは
垂直方向Yに対して角度θをなし、水平偏向時、電子ビ
ームは、水平方向Xに対して角度θだけ斜め上方向の力
FHを受けることになる。これにより、走査線の傾きを
補正することができる。なお、図4において、角度θは
誇張して示してあるが、通常、1.5°以下に設定され
ている。
置することにより、中心Oにおける水平偏向磁界BHは
垂直方向Yに対して角度θをなし、水平偏向時、電子ビ
ームは、水平方向Xに対して角度θだけ斜め上方向の力
FHを受けることになる。これにより、走査線の傾きを
補正することができる。なお、図4において、角度θは
誇張して示してあるが、通常、1.5°以下に設定され
ている。
【0026】水平偏向コイル23の傾き角度θは、以下
のようにして決定する。いま、水平方向の電子ビームの
偏向振幅をAH、走査線の間隔をSとすると、水平偏向
コイルを傾けていない場合、走査線の傾きφは、 φ=−arctan(s/AH) により与えられる。
のようにして決定する。いま、水平方向の電子ビームの
偏向振幅をAH、走査線の間隔をSとすると、水平偏向
コイルを傾けていない場合、走査線の傾きφは、 φ=−arctan(s/AH) により与えられる。
【0027】この場合、図5に示すように、フェースパ
ネル1の隣合う領域、例えば、R8、R9に描写される
画像は、これらの境界の領域で不連続をなってしまう。
図5において、符号30A、31A、32A、33A、
および30B、31B、32B、33Bはそれぞれ走査
線を示し、走査線の傾きφにより、領域の境界34の位
置で走査線間の間隔s分だけ、走査線の不連続が発生す
る。
ネル1の隣合う領域、例えば、R8、R9に描写される
画像は、これらの境界の領域で不連続をなってしまう。
図5において、符号30A、31A、32A、33A、
および30B、31B、32B、33Bはそれぞれ走査
線を示し、走査線の傾きφにより、領域の境界34の位
置で走査線間の間隔s分だけ、走査線の不連続が発生す
る。
【0028】そこで、本実施の形態によれば、水平偏向
コイル23を角度θ=−φだけ傾けることにより、走査
線の傾きを補正している。これにより、図6に示すよう
に、各走査線は水平となり、隣合う領域R8、R9で連
続した状態となる。なお、図5および図6において、説
明を容易にするため、走査線数は4本と非常に少なくし
ている。
コイル23を角度θ=−φだけ傾けることにより、走査
線の傾きを補正している。これにより、図6に示すよう
に、各走査線は水平となり、隣合う領域R8、R9で連
続した状態となる。なお、図5および図6において、説
明を容易にするため、走査線数は4本と非常に少なくし
ている。
【0029】なお、走査方式としては、一般に、順次走
査と飛び越し走査とがあるが、飛び越し走査の場合、上
記の走査線間隔sは、フィールドについての値、つま
り、フレームについての値の2倍となる。また、陰極線
管装置によっては、電子ビームの垂直偏向を通常と逆の
方向、つまり、下から上に行う場合もありうるが、この
場合には、水平偏向コイル25の傾ける方向を逆にす
る。
査と飛び越し走査とがあるが、飛び越し走査の場合、上
記の走査線間隔sは、フィールドについての値、つま
り、フレームについての値の2倍となる。また、陰極線
管装置によっては、電子ビームの垂直偏向を通常と逆の
方向、つまり、下から上に行う場合もありうるが、この
場合には、水平偏向コイル25の傾ける方向を逆にす
る。
【0030】更に、上記実施の形態では、走査線の形成
方向を水平方向Xとしたが、走査線の形成方向を垂直方
向Yとした陰極線管装置の場合、水平偏向コイル23に
代えて、垂直偏向コイル25を垂直方向Yに対して所定
角度θだけ傾けて配置すればよい。
方向を水平方向Xとしたが、走査線の形成方向を垂直方
向Yとした陰極線管装置の場合、水平偏向コイル23に
代えて、垂直偏向コイル25を垂直方向Yに対して所定
角度θだけ傾けて配置すればよい。
【0031】従って、水平偏向コイル23の偏向方向と
垂直偏向コイル25の偏向方向とのなす角度を90°+
θとした場合、走査線の偏向振幅をA、走査線間隔をs
とすると、 |θ|=arctan(s/A) で表すことができる。
垂直偏向コイル25の偏向方向とのなす角度を90°+
θとした場合、走査線の偏向振幅をA、走査線間隔をs
とすると、 |θ|=arctan(s/A) で表すことができる。
【0032】通常、偏向コイルにおいては水平偏向コイ
ル23と垂直偏向コイル25との直交性が重要視され
る。両者が直交していないと、いわゆるクロストークと
呼ばれる、垂直偏向コイルに水平偏向磁界による誘導電
流が流れる現象が起こる。これにより、走査線に望まし
くないうねりが発生してしまう。
ル23と垂直偏向コイル25との直交性が重要視され
る。両者が直交していないと、いわゆるクロストークと
呼ばれる、垂直偏向コイルに水平偏向磁界による誘導電
流が流れる現象が起こる。これにより、走査線に望まし
くないうねりが発生してしまう。
【0033】そこで、本実施の形態のように、水平偏向
コイル23と垂直偏向コイル25との直交性をずらした
場合、クロストークにより走査線にうねりが生じる恐れ
があるが、これは、偏向コイルの端子間に抵抗を設ける
などの手法により抑制することができる。
コイル23と垂直偏向コイル25との直交性をずらした
場合、クロストークにより走査線にうねりが生じる恐れ
があるが、これは、偏向コイルの端子間に抵抗を設ける
などの手法により抑制することができる。
【0034】なお、実際には、偏向コイルの製造上のば
らつきなどにより、偏向磁界にはわずかに非対称成分が
存在するため、走査線の傾きも場所により異なることが
ある。この場合、陰極線管全体として走査線の傾きを最
適化するようにすればよい。
らつきなどにより、偏向磁界にはわずかに非対称成分が
存在するため、走査線の傾きも場所により異なることが
ある。この場合、陰極線管全体として走査線の傾きを最
適化するようにすればよい。
【0035】また、走査線数の異なる映像システムを映
し出す必要がある場合は、適宜対応すればよい。例え
ば、HDTV方式の走査線間隔はNTSC方式の走査線
間隔の半分程度である。両者に対応する必要がある場
合、いずれか一方の方式に重点を置いて傾きθを決定
し、他方の方式については、別の補正手段により補正す
るように構成しても、あるいは、補正量を両者の平均的
な値にとってもよい。
し出す必要がある場合は、適宜対応すればよい。例え
ば、HDTV方式の走査線間隔はNTSC方式の走査線
間隔の半分程度である。両者に対応する必要がある場
合、いずれか一方の方式に重点を置いて傾きθを決定
し、他方の方式については、別の補正手段により補正す
るように構成しても、あるいは、補正量を両者の平均的
な値にとってもよい。
【0036】以上のように、上記構成の陰極線管装置に
いよれば、偏向装置における水平偏向コイルあるいは垂
直偏向コイルを傾けて配置するだけの簡単な構成によ
り、特別な補正手段を設けることなく、走査線の傾きを
補正し、隣合う領域間の走査線の不連続を大幅に低減す
ることができる。これにより、つなぎ目の目立たない良
好な画像を表示可能な陰極線管装置を安価に提供するこ
とができる。
いよれば、偏向装置における水平偏向コイルあるいは垂
直偏向コイルを傾けて配置するだけの簡単な構成によ
り、特別な補正手段を設けることなく、走査線の傾きを
補正し、隣合う領域間の走査線の不連続を大幅に低減す
ることができる。これにより、つなぎ目の目立たない良
好な画像を表示可能な陰極線管装置を安価に提供するこ
とができる。
【0037】この発明は上述した実施の形態に限定され
ることなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。
例えば、偏向装置は、コイルを用いた電磁偏向によるも
のに限ることはなく、偏向板を用いた静電偏向によるも
の、あるいは両者を組み合わせたものを用いることも可
能である。
ることなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。
例えば、偏向装置は、コイルを用いた電磁偏向によるも
のに限ることはなく、偏向板を用いた静電偏向によるも
の、あるいは両者を組み合わせたものを用いることも可
能である。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、複数の電子銃と偏向装置を有し、蛍光体スクリーン
を複数の領域に分割して走査する陰極線管装置におい
て、走査線の傾きによる、小画面の境界での走査線の不
連続を容易に補正でき、つなぎ目の目立たない画像を表
示可能な陰極線管装置を提供することができる。
ば、複数の電子銃と偏向装置を有し、蛍光体スクリーン
を複数の領域に分割して走査する陰極線管装置におい
て、走査線の傾きによる、小画面の境界での走査線の不
連続を容易に補正でき、つなぎ目の目立たない画像を表
示可能な陰極線管装置を提供することができる。
【図1】この発明の実施の形態に係る陰極線管装置を示
す斜視図。
す斜視図。
【図2】図1における線A−Aに沿った断面図。
【図3】上記陰極線管装置の偏向装置を示す側面図。
【図4】図3の線B−Bに沿った断面図。
【図5】走査線の傾きにより小画面間で走査線の不連続
が生じた状態を概略的に示す図。
が生じた状態を概略的に示す図。
【図6】走査線の傾きを補正することにより、走査線が
連続している状態を概略的に示す図。
連続している状態を概略的に示す図。
1…フェースプレート 3…リアプレート 4…ファンネル 5…真空外囲器 8…蛍光体スクリーン 12…ネック 13…電子銃 20…偏向装置 23…水平偏向コイル 25…垂直偏向コイル 27、28…対称軸
Claims (5)
- 【請求項1】電子銃と、上記電子銃から放出された電子
ビームを走査する偏向装置と、を有するユニッ卜を複数
個配列し、上記複数のユニットと対向した共通の蛍光体
スクリーンを設け、上記複数のユニットによって蛍光体
スクリーン上に形成された複数の小画面を繋げて1つの
画像を形成する陰極線管装置において、 上記各偏向装置は、垂直偏向部および水平偏向部を有
し、上記小画面間の境界での走査線が連続するように、
上記水平偏向部による電子ビームの偏向方向と垂直偏向
部による電子ビームの偏向方向とがなす角度を直角から
所定角度ずらしたことを特徴とする陰極線管装置。 - 【請求項2】内面に蛍光体スクリーンが形成されたフェ
ースプレートと、上記フェースプレートに対向配置され
たリアプレートと、上記リアプレートから外方に延出し
た複数のファンネルと、上記ファンネルのネック内にそ
れぞれ設けられ、上記蛍光体スクリーンに向けて電子ビ
ームを放出する複数の電子銃と、上記各ファンネルの外
側に設けられ、上記電子銃から放出された電子ビームを
偏向して上記蛍光体スクリーンを複数の領域に分割して
走査する複数の偏向装置と、を備え、 上記各偏向装置は、電子ビームを垂直方向に偏向する垂
直偏向部と、電子ビームを水平方向に偏向する水平偏向
部と、を有し、上記垂直偏向部および水平偏向部は、水
平偏向部による電子ビームの偏向方向と垂直偏向部によ
る電子ビームの偏向方向とのなす角度が直角から所定角
度ずれるように配置されていることを特徴とする陰極線
管装置。 - 【請求項3】上記所定角度をθ、上記電子ビームによる
走査線の形成方向の偏向振幅をA、走査線間の間隔をs
とした場合、上記所定角度θは、 |θ|=arctan(s/A) で表されることを特徴とする請求項1又は2に記載の陰
極線管装置。 - 【請求項4】上記電子ビームによる走査線の形成方向を
水平方向とし、上記所定角度をθ、上記水平方向に沿っ
た電子ビームの偏向振幅をAH、走査線間の間隔をsと
した場合、上記所定角度θは、 |θ|=arctan(s/AH) で表されることを特徴とする請求項1又は2に記載の陰
極線管装置。 - 【請求項5】上記垂直偏向部は、垂直方向に延びる対称
軸を有する垂直偏向コイルを備え、上記水平偏向部は、
水平方向に対して上記所定角度θだけ傾斜して延びた対
称軸を有する水平偏向コイルを備えていることを特徴と
する請求項4に記載の陰極線管装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7925298A JPH11273593A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 陰極線管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7925298A JPH11273593A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 陰極線管装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11273593A true JPH11273593A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13684672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7925298A Pending JPH11273593A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 陰極線管装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11273593A (ja) |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP7925298A patent/JPH11273593A/ja active Pending
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