JPH1127447A - フィルムスキャナ装置 - Google Patents

フィルムスキャナ装置

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JPH1127447A
JPH1127447A JP9176122A JP17612297A JPH1127447A JP H1127447 A JPH1127447 A JP H1127447A JP 9176122 A JP9176122 A JP 9176122A JP 17612297 A JP17612297 A JP 17612297A JP H1127447 A JPH1127447 A JP H1127447A
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film
exposure
image
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JP9176122A
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English (en)
Inventor
Yoichiro Okumura
洋一郎 奥村
Shinichi Kodama
晋一 児玉
Tetsuya Toyoda
哲也 豊田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルム撮影時の状態に合ったストロボ発光に
よる白トビや露出アンダーのない最適な露出の画像とし
て読み込むことができるフィルムスキャナ装置を提供す
る。 【解決手段】このフィルムスキャナ装置では、フィルム
撮影時でのストロボ発光の有無,EE連動とストロボ発
光連動状態,像面露光量ずれ量等の撮影情報が記録され
ている現像済みのフィルムを装填し、磁気読み取り装置
21により上記撮影情報が読み取られる。そして、画像
読み取り装置22によりフィルムの画像を読み取る場
合、標準露出値に対して上記撮影情報に基づいて補正さ
れた露出値を求め、その露出値により画像を読み取り、
適正露光での画像データを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影時に撮影情報
を磁気データとして記録される磁気記録部を有する現像
済みのフィルムを適用するフィルムスキャナ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、現像済みフィルムを用いてプリン
トを行う装置として特開平5−333427号公報に開
示されたプリント装置は、撮影時の撮影倍率情報をフィ
ルムに記録しておき、現像後フィルムのプリント時に上
記フィルムに記録された上記情報に応じて、プリント時
にフィルム画像の測光を行って露出を決めるか、改めて
上記測光を行わず、所定の露出値でプリントするかを切
り換えるようにしたものである。
【0003】また、特開平5−346627号公報、特
開平5−346628号公報、および、特開平6−37
54号公報に開示された露光量決定装置は、多数色に分
解して測光するセンサによりカラーペーパーに近くなる
ように分光感度との差を補正し、プリント時の露光量を
求めるようにしたものである。
【0004】また、特開平6−308632号公報、特
開平6−160996号公報に開示された露光制御方法
は、多数のプリント情報を集め、さまざまなシーンに分
類した情報を蓄積しておき、それに基づいて補正量を決
めるようにしている。さらに、特開平3−41428号
公報に開示の情報記録カメラは、ストロボ光と自然光の
それぞれの露出量の割合を求めて記録しておき、ラボで
のプリント時に補正してカラーバランスの良好な再現を
可能したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の特開
平5−333427号公報に開示のプリント装置では、
撮影倍率情報により、画面中の被写体の占有率を求め、
それに応じて、プリント時の測光を行うかどうかを切り
換えているが、ストロボ発光により撮影されたフィルム
であるかどうかの判別は行われていない。
【0006】また、上述の特開平5−346627号公
報、特開平5−346628号公報、特開平6−375
4号公報に開示の露光量決定装置では、多数色に分解す
る測光センサが必要となり、露光量を決定する迄のアル
ゴリズムが複雑化するという不具合があった。
【0007】また、特開平3−308632号公報、特
開平6−160996号公報に開示の露光制御方法で
は、情報量が膨大となり、処理するアルゴリズムも複雑
となるという不具合があった。さらに、特開平3−41
428号公報に開示の情報記録カメラでは、カラーバラ
ンスについて述べてあるが、露出量については触れてい
ない。
【0008】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたものであって、フィルム上に記録された情報に
基づいて、撮影時のストロボ発光等による白飛びや露出
アンダを防止できるフィルムスキャナ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
フィルムスキャナ装置は、撮影情報を磁気データとして
記録可能なフィルムを用いるフィルムスキャナ装置にお
いて、上記フィルムに記録された磁気データを読み出す
データ読み出し手段と、フィルム画像に対応した電気信
号を出力する画像読み取り手段と、上記読み出された磁
気データに基づいて上記画像読み取り手段の露光量に関
する動作条件を設定する動作条件設定手段とを具備す
る。上記フィルムスキャナ装置においては、動作条件設
定手段によって設定された動作条件で画像読み取り手段
によるフィルム画像を読み取り、上記フィルム画像に対
応するの電気信号が出力される。
【0010】本発明の請求項2記載のフィルムスキャナ
装置は、請求項1記載のフィルムスキャナ装置におい
て、上記動作条件設定手段は、フィルムの磁気データの
うち、露光量に関する情報とストロボ撮影に関する情報
とに基づいて、上記画像読み取り手段の露光量を標準値
から±1Ev の範囲内で設定する。
【0011】本発明の請求項3記載のフィルムスキャナ
装置は、撮影情報を磁気データとして記録可能なフィル
ムを用いるフィルムスキャナ装置において、装填したフ
ィルムに記録された露光情報に基づいて、標準値から所
定量の範囲内でフィルム画像読み取り時の露光量を設定
する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態
としてのフィルムスキャナ装置(以下、フィルムスキャ
ナと記載する)20のブロック構成図である。また、図
2は、上記フィルムスキャナ装置で読み取り可能なフィ
ルムの撮影を行うカメラ15のブロック構成図である。
【0013】本フィルムスキャナ20は、上記カメラ1
5で撮影され、撮影情報が磁気的に記録されたフィルム
の現像済みのものを利用し、そのフィルムの画像を内蔵
する撮像素子で読み取り、電気的画像情報としてメモリ
等に記憶、または、パソコン(以下、パソコンと記載す
る)等に出力する装置である。そして、上記フィルムの
画像を撮像素子で読み取る場合、上記フィルムに記録さ
れた撮影情報に基づき、現像済み画像に対して適切な露
出値、すなわち、露光量を設定して画像の読み取りが行
われる。さらに、上記フィルムスキャナ20にはパーソ
ナルコンピュータ26が接続されており、フィルムスキ
ャナ20に対する動作指示情報をパソコン26を操作す
ることによって読み込み、その情報がパソコン26のモ
ニタ画面上に表示される。そして、フィルムスキャナ2
0は、上記パソコン26の画面上の指示に従って画像読
み込みが行われる。
【0014】上記フィルムスキャナ装置の詳細な説明に
先立って、まず、図2に示す上記カメラ15の構成およ
び撮影処理の説明を行う。上記カメラ15は、主にカメ
ラ全体の制御を司るマイクロコンピュータ(以下、マイ
コンと記載する)3と、被写界の輝度を検出し、輝度情
報を出力する測光回路1と、主要被写体迄の距離を求
め、距離情報を出力する測距回路2と、カメラの電源を
オン/オフするパワースイッチ10と、カメラの撮影実
行を指示するレリーズスイッチ11と、撮影モード、シ
ャッター秒時、絞り値などの撮影情報を表示する表示回
路8と、ストロボ発光を行うストロボ発光回路4と、露
出を制御する露出装置5と、磁気的に撮影情報を記録す
る磁気記録装置6と、フィルムを給送するフィルム給送
装置7とで構成されている。なお、上記カメラ15に適
用されるフィルムは、磁気記録装置6により撮影情報デ
ータを記録するための磁気記録部である磁気記録トラッ
クを有するフィルムである。
【0015】上記カメラ15においては、マイコン3の
制御の下で上記測光回路1と測距回路2からの情報に基
づき、撮影に最適なシャッター秒時、絞り値、ストロボ
発光が必要な時でのストロボ発光量が演算される。スト
ロボ発光時にはストロボ発光要求信号に基づき、ストロ
ボ発光回路4を制御して、露出時に上記算出したストロ
ボ発光量の発光が行われる。
【0016】また、上記マイコン3によりパワースイッ
チ10、レリーズスイッチ11の操作信号が検出された
ら、撮影するために測距回路2より得られる距離情報に
基づいて焦点調節装置9を制御し、不図示の撮影レンズ
の焦点調節を行ない、その後、上記算出されたシャッタ
ー秒時、絞り値に基づいて露出装置5を制御し、露出が
行われる。
【0017】露出後、フィルム給送装置7を制御して、
フィルム給送させるが、その給送中、磁気記録装置6に
制御信号を出力し、フィルム上に撮影情報の磁気的記録
が行われる。また、同時に撮影情報を表示回路8にも送
り、撮影モード、シャッター秒時、絞り値などの撮影情
報が表示される。
【0018】次に、上記カメラ15のメインルーチンで
ある撮影シーケンスの処理を図3のフローチャートを用
いて説明するが、その説明に先立って撮影情報としての
シャッタースピードTv値と絞りAv値と発光量Gv
値、また、ストロボオフモード、または、ストロボオー
トモードでの制御等について詳しく説明する。
【0019】表1は、距離L(m)とDv値、表2は、
ストロボガイドナンバGN0(ISO100基準)とGv
値、表3は、絞りFNO. とAv値、表4は、シャッター
スピードSSとTv値のそれぞれの関係を示す表であ
る。
【0020】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0021】図4は、ストロボオフモードでのプログラ
ム線図の一例である。本カメラ15の例では、図4に示
すようにシャッター秒時の2秒から1/2000秒の範
囲で、絞り値はFNO. 5.6から、FNO. 22迄変化
し、露出量Ev値4〜20の範囲で連動する。ここで、
露出量Ev値は、被写体輝度Bv値と、フィルム感度S
v値を加えた値となる。
【0022】図5は、本カメラ15におけるEE制御
(自動露出制御)動作時における露出量Ev値に対する
露光量のずれ量ΔEvの変化を示した線図である。な
お、上記ずれ量ΔEvは、被写体像面の適正露光量から
ずれ量をEv値で示したものである。図5に示すように
EE連動範囲(自動露出制御可能な範囲)は、露出量E
v値4から20の範囲である。したがって、露出量Ev
値4を下回ると、露出量Ev値が1Evだけ下がる毎に像
面露光量は、露光量のずれ量ΔEvとして1Evずつアン
ダーとなる。また、露出量Ev値20を上回ると、露出
量Ev値が1Ev増える毎に、像面露光量は1Evずつオー
バーとなる。
【0023】一般に、EE連動範囲は、測光素子、回路
等の測光範囲と、良く使われるフィルム感度、例えば、
ISO100、または、ISO200を基準として設定
されることが多く、極端にフィルム感度の低いフィルム
や高いフィルム使って撮影すると、EE連動範囲を超え
る場合も発生する。
【0024】図6は、ストロボオートモードでのプログ
ラム線図の一例である。この例では図5のようにシャッ
ター秒時は1/60秒から1/2000秒の範囲で、絞
り値は、FNO. 5.6からFNO. 22の範囲で変化し、
Ev値11からEv値20の範囲はEEが連動する。E
v値11以下でのシャッタ秒時は、1/60秒までとす
る。これは、撮影時に手振れ写真にならないように考慮
したことによる。
【0025】輝度がEv値12より大きい場合には、シ
ャッタ秒時が、ストロボ同調秒時を超える為、ストロボ
は発光せずに撮影が行われる。Ev値12以下でストロ
ボを発光させて撮影を行う。なお、シャッタがフォーカ
ルプレーンシャッタの場合には、一般にX秒時と呼ばれ
るストロボ同調秒時があり、例えば、この例では1/1
25秒である。
【0026】図7は、ストロボ発光制御によって適正露
光が得られる範囲であるストロボ連動範囲を説明する図
であり、例えば、ストロボの発光ガイドナンバが最大が
GNO. 14(ISO100基準)であるストロボを使っ
て撮影する場合のフラッシュマチック演算によりストロ
ボ連動範囲を求め、横軸に被写体距離L(m)分の1を
取り、縦軸に絞りFNO. を取ると、ストロボ光のみの像
面露光量のずれ量であるΔEv2に対して、上記図7に示
すような範囲が得られる。
【0027】ΔEv2=0の曲線がストロボの光量が適正
となる線であるが、公知の技術により、ストロボの発光
光量を制御することにより、適正となる上記のΔEV2=
0の線より下側の範囲をストロボ連動範囲とすることが
できる。
【0028】図8は、上記図7を縦軸をAv値、横軸を
Dv値に置き換えて表現した線図であり、ΔEv2=0の
線の左下側がストロボ連動範囲となる。図6のプログラ
ム線図より、ストロボ発光時の絞り値は、FNO. 5.6
であるので、上記ストロボ連動範囲は、ISO100の
フィルムを使った場合、被写体距離Lが2.5m以近の
範囲となる。
【0029】図9は、本カメラ15におけるストロボオ
ートモードでの被写体像面露光量のずれ量を表す線図で
ある。なお、図9の点線で示すずれ量ΔEv1は、ストロ
ボ発光を行わない場合のEE連動のみの像面露光量のず
れ量を示し、Ev値11を下回ると、像面露光量はアン
ダーとなることがわかる。
【0030】また、Ev値12以下になるとシャッタ秒
時がストロボ同調秒時範囲となるため、ストロボが発光
し、被写体には、被写体を取り巻く周辺光量の他にスト
ロボの光量が加わり、フィルム面での被写体の像面露光
量は適正より1Evオーバーになることがわかる。
【0031】EE連動時とストロボ発光時との適正露光
量からの被写体像面露光量のずれ量ΔEv(Ev値表
示)は、次式により求める。すなわち、 ΔEv=log2(2ΔEv1 +2ΔEv2 ) ……(1) 但し、ΔEv1は、前述したようにEE連動時のみの適正
露光量からの像面露光量のずれ量(Ev値表示)であ
り、ΔEv2は、前述したようにストロボ光のみの適正露
光量からの像面露光量のずれ(Ev値表示)である。
【0032】表5は、各Ev値として対応して被写体距
離を1m,2m,4m,8mを変化させた時の像面露光
量のずれ量ΔEvを求めた表である。上記図9の線図
は、表5をプロットした線図である。
【0033】
【表5】
【0034】図4より被写体距離1m,2mは、ストロ
ボ連動範囲内にあるため、EE連動範囲を下回るにつれ
て、適正露光に限りなく近づいていることがわかる。し
かし、被写体距離4m,8mは、ストロボ連動範囲外に
あるため、EE連動範囲を下回るにつれて適正露光から
アンダーになっていることがわかる。このように、EE
連動範囲の内外とストロボ連動範囲の内外の条件により
被写体のフィルム面での像面露光量が適正であるか不適
正であるか、更に、不適正の場合のオーバー量である
か、アンダー量であるかは、演算により求めることが可
能である。
【0035】ここで、図3のフローチャートにより上記
カメラ15の撮影シーケンスについて説明する。まず、
カメラ15のシステムの電源が投入されると、マイコン
3は、パワーオンリセットされる。そして、ステップS
1にて、マイコン3ではI/Oポートの初期化、およ
び、メモリの初期化が行われる。
【0036】ステップS2において、パワースイッチ7
の状態を判断する。パワースイッチ7が“オフ”の場合
は、マイコン3は、本ルーチンの待機ループを繰返す。
パワースイッチ7が“オン”の場合は、ステップS3へ
移行する。
【0037】次いでステップS3にて、測光回路1から
出力される輝度データと、フィルムの感度データに基づ
いて、マイコン3によってシャッタスピードTv値と、
絞りAv値と、さらに、ストロボ発光が必要な場合には
発光量Gv値が算出される。そして、ステップS4に
て、算出されたシャッタースピードTv値と絞りAv値
とが表示回路8に表示される。
【0038】ステップS5において、マイコン3でレリ
ーズスイッチ11の状態が判断される。ここで、レリー
ズスイッチ11に変化がない場合は、ステップS2へ戻
り、上記の動作が繰返される。一方、レリーズスイッチ
11が“オン”の場合は、ステップS6に移行して、マ
イコン3により、測距回路2から出力されるデータに基
づいて被写体までの距離(被写体距離)Lが算出され
る。
【0039】そして、ステップS7にて、上記被写体距
離Lのデータに基づいて焦点調節装置9が制御され、焦
点調整が行われる。更に、ステップS8にて、すでに算
出されたTv値、Av値に基づいて、露出装置5の制御
が行われ、また、ストロボ発光が必要な条件では、すで
に算出されたGv値に基づいて、ストロボ発光回路4が
制御されて、フィルムの露出が行われる。
【0040】上記露出動作が終了すると、ステップS9
にて、マイコン3によってフィルムの磁気記録領域へ記
録されるデータが作成される。表6に上記磁気記録領域
へ記録されるデータの項目を示す。
【0041】
【表6】
【0042】表6に示すように記録されるデータは、撮
影したときの年月日時分の他に、カメラから被写体迄の
距離のDv値、被写界輝度のBv値、シャッタスピード
のTv値、絞り値のAv値、ストロボ発光時の発光量G
v値である。但し、発光しなかった時は、あり得ない大
きな値、例えば、「100」とか、16進数での「FF
H」を表す「255」を入れておく。さらに、EE連動
範囲からのずれ量ΔEv1、ストロボ発光量の連動範囲か
らのずれ量ΔEv2、ΔEv1とΔEv2のトータルのずれ量
ΔEvが記録されるデータとなる。
【0043】その後、ステップS10において、1駒巻
上げが実行されるが、その給送中に磁気記録装置6によ
り上記ステップS9で作成された記録データがフィルム
上に磁気記録される。上記ステップS10でフィルムが
巻上げられた後には、再びステップS2に戻り、本メイ
ンルーチンの処理が繰返される。
【0044】次に、本発明の一実施の形態であるフィル
ムスキャナ20の構成および作用について説明する。上
記フィルムスキャナ20は、図1のブロック構成図に示
すように主にスキャナ装置全体の制御を司り、画像読み
取り手段の動作を設定する動作条件設定手段を内蔵する
マイクロコンピュータ(マイコン)23と、データ読み
出し手段である磁気読み取り装置21と、画像読み取り
手段である画像読み取り装置22と、フィルムの給送を
行うフィルム給送装置24と、上記パソコン26とのデ
ータの授受を指示する入出力装置25とで構成されてい
る。
【0045】上記磁気読み取り装置21は、現像済みフ
ィルムに記録された磁気情報を検出し、情報を読み込
み、マイコン23に情報を出力する装置である。画像読
み取り装置22は、撮像素子を内蔵し、マイコン23か
らの制御情報に基づいて、現像済みフィルムから上記撮
影情報に基づいて画像情報を読み取り、電位的画像情報
として出力する装置である。
【0046】上記マイコン23は、上記磁気読み取り装
置21からの情報に基づいて、上記現像済みフィルムの
画像情報を読み取る際の撮像素子の露出時間、すなわ
ち、積分時間を設定し、上記画像読み取り装置22によ
る画像読み取りの制御を行う。さらに、マイコン23
は、入出力装置25を介して、上記パソコン26と情報
を授受を行い、その情報により画像読み取り処理を行
う。また、マイコン23は、フィルム給送装置24を制
御し、装填されたフィルムを必要に応じて給送駆動を行
う。
【0047】次に、上述のように構成された本実施の形
態のフィルムスキャナ20の画像読み取り処理を図10
を用いてフィルムスキャナ20の動作説明を行う。な
お、フィルムスキャナ20に装填されるフィルムは、前
述したように、図2で説明したシーケンスに基づいてカ
メラ15で撮影され、現像所にて現像処理が施されたも
のとする。
【0048】まず、ステップS21にてマイコン23に
よる初期設定が行われる。ここでは、マイコン23によ
るI/Oポートの初期化、メモリの初期化、パソコン2
6との通信を行う入出力装置25の初期化、および、パ
ソコン26と入出力装置25によるデータのやりとりが
行われる。
【0049】上記パソコン26ではフィルムスキャナ2
0を制御するためのアプリケーションソフトが同時に起
動されており、ユーザーは、パソコン画面を見ながら、
パソコン26と対話しながらパソコン26を通じて、フ
ィルムスキャナー20を操作することになる。
【0050】次に、ステップS22でパソコン26から
のスキャン開始指示信号を受信するまで待機する。入出
力装置25によりパソコン26からのスキャン開始指示
信号を受信するとステップS23へ移行する。
【0051】ステップS23でパソコン26から入出力
装置25との通信で指示された駒位置迄、装填されたフ
ィルムを給送装置24により給送する。ステップS24
で上記指示された駒に磁気記録された情報を磁気読み取
り装置21により読み取る。
【0052】続いて、ステップS25で上記該当するフ
ィルムが読み取った上記磁気記録情報に基づいて撮影時
にストロボ発光されたかものかどうかを判断する。この
ストロボ発光の有無は、ストロボ発光光量データ(発光
光量Gv)から判断できる。例えば、ストロボ発光光量
データが有り得ない値であった場合、例えば、「10
0」とか「255」であった場合にはストロボは発光し
なかったと判断する。逆に、例えば、「−4〜11」の
間の値が入っていた場合には、その値にてストロボ発光
したと判断する。
【0053】ストロボ発光しなかったと判断した場合に
は、ステップS26へ移行し、ストロボ発光した場合に
は、ステップS30へ移行する。上記ステップS26以
降、または、ステップS30以降では上記磁気記録情報
に基づいて撮影時のEE連動の範囲内外、ストロボの連
動範囲内外等の撮影条件を判別し、さらに、それぞれの
条件に適応したフィルムスキャナ20の露出値が設定さ
れる。表7は、上記各撮影条件に対応するフィルムスキ
ャナで設定すべき露出値を示す表の一例である。
【0054】
【表7】
【0055】表7を見るとわかるように、フィルムスキ
ャナ20の露出値として、ストロボ発光しない場合でE
E連動した時のみ標準露出値を選択し、EE連動外で
は、標準露出値−ΔEv1を選択し、また、ストロボ発光
した場合には、全て、標準露出値−ΔEvを選択してス
キャナの露出値を設定する。
【0056】しかし、カメラ15側でΔEvを計算する
には対数計算をしなければならず、カメラ内に演算性能
の高いマイコン3を搭載している場合には、さほど処理
スピードは問題にならないが、演算性能の低いマイコン
である場合には、処理スピードが遅くなったり、演算精
度も悪くなる等の悪影響が出ることがある。
【0057】そこで、本実施の形態の場合、表8に基づ
いて露出値を設定するものとする。この場合、カメラ1
5側でΔEv1とΔEv2だけを求め、その値をフィルムに
記録して、フィルムスキャナー20に渡してやる。この
ようにΔEv1とΔEv2を求めることだけであれば、E
v値とTv値、Av値の加減算と、Gv値、Sv値、D
v値の加減算により求められるので、性能の低いマイコ
ン3でも演算が可能となり、処理速度上、また、コスト
上も有利となる。
【0058】
【表8】
【0059】なお、高輝度でのEE連動範囲外のずれを
除けば、上述のようなシーンは減多にないので、簡易的
に処理する方法もある。
【0060】上記表8に示す方法で露出値を決定するも
のとし、以下のステップの処理を説明すると、ストロボ
発光しなかったと判断した場合には、ステップS26へ
移行するが、ステップS26では、ストロボ発光を行わ
ず、EE制御のみで撮影していることから、EE制御の
連動範囲かどうかが判断される。EE連動したかどうか
は、EE連動のずれ量(ΔEv1)が0であるか否かで判
断できる。ΔEv1が0であった場合は、EE連動したと
判断し、ステップS27へ移行し、ΔEv1が0でなかっ
た場合は、EE連動範囲外と判断し、ステップS28へ
移行する。
【0061】ステップS27では、EE連動しているこ
とから撮影されたフィルムは、適正露光である確率が非
常に高い、そのため、フィルムの画像情報を読み込む際
の露出値を適正露光フィルムに対して最適化された標準
露出値に設定し、ステップS39へ進む。
【0062】ステップS28へ移行した場合、ΔEv1の
上下限処理を行う。ここで、上記ΔEv1の値は、露出ア
ンダーの写真に対しては負の値を示すので、実際には標
準露出値よりもオーバーになるように露出が決められ
る。さらに、ΔEv1が+2〜−5Ev位の範囲で設定され
ていると、フィルムスキャナ20の露出値の補正範囲の
限界を超えてしまうため、例えば、+1〜−1Evの範囲
の上下限リミッターをかける必要がある。この処理がス
テップS28のΔEv1の上下限処理である。なお、この
処理を行わない場合、極端にスキャン速度が遅くなった
り、画質が荒くなってしまう。
【0063】上記ステップS28の後、ステップS29
で標準露出値からΔEv1を補正した値を露出値として設
定する。その後、ステップS39に進む。
【0064】一方、上記ステップS25で該当フィルム
がストロボ発光により撮影が行われたものと判断された
場合、ステップS30に進むが、そのステップS30以
降、読み出された撮影情報に基づいてストロボ連動範囲
内、または、外、さらに、EE連動範囲内、または、外
等の判断を行って、それぞれの条件に対して表8の露出
値を選択し、設定する。
【0065】上記露出値設定後、ステップS39へ進
む。このステップS39では、上記ステップS25〜ス
テップS38の処理で設定された露出値のもとでフィル
ムの画像を画像読み取り装置22にて取り込み、次のス
テップS40において、取り込まれた画像データは、パ
ソコン26に画像を表示させるため、入出力装置25を
介して転送される。パソコン26では転送された画像デ
ータをパソコン26のモニタ画面に表示する。
【0066】上述の処理を繰り返すことにより、フィル
ムスキャナー20に装填されたフィルムの画像が画像情
報として読み込まれ、パソコン26のモニタ画面上に映
し出される。
【0067】以上、説明したように本実施の形態のフィ
ルムスキャナ20においては、カメラ15にてフィルム
に記録された撮影情報がフィルムスキャナ20側に伝達
される。そして、フィルムスキャナ20では、上記撮影
情報に基づいて、ストロボ発光のありの場合を含めて、
特に撮影時の像面露光量データに基づいてフィルムをス
キャンする時の適切な露出条件を決定するようにしたの
で、ストロボ発光による白トビや露出アンダーを防止で
き、最適な露出の画像を自動的に読み込むことができ
る。
【0068】(付記)上述の本発明の実施の形態に基づ
いて、以下に示す構成を有するフィルムスキャナ装置を
提案することができる。すなわち、 (1) 撮影情報を磁気データとして記録可能なフィル
ムを装填するフィルムスキャナ装置において、上記フィ
ルムの撮影時にカメラにより記録された磁気データを読
み取る磁気読み取り手段と、上記フィルムの現像処理後
の光学画像を読み取り、それを電気信号に変換した画像
信号を出力する画像読み取り手段と、上記磁気読み取り
手段により読み取った上記磁気データの中からフィルム
撮影時の露出に関する情報を抽出すると共に、この露出
情報に基づいて上記画像読み取り手段の適正作動条件を
設定する手段と、を具備することを特徴とするフィルム
スキャナ装置。
【0069】(2) 上記露出情報は、EE連動情報、
もしくは、ストロボ連動情報の少なくともいずれか一方
を含むことを特徴とする付記(1)記載のフィルムスキ
ャナ装置。
【0070】(3) 上記露出情報は、上記フィルムの
撮影時の像面露光量情報であることを特徴とする付記
(1)記載のフィルムスキャナ装置。
【0071】(4) 上記EE連動情報は、上記磁気デ
ータに含まれる被写体輝度、フィルム感度、シャッタ秒
時、および、絞り値に基づいて算出し、上記ストロボ関
連情報は、ストロボ装置のガイドナンバー、絞り値、お
よび、被写体距離に基づいて算出することを特徴とする
付記(2)記載のフィルムスキャナ装置。
【0072】(5) 上記適正条件設定手段は、上記E
E連動情報、ならびに、ストロボ連動情報に基づいて、
上記画像読み取り手段の露光量を標準量から±1Ev の
範囲で補正することを特徴とする付記(2)記載のフィ
ルムスキャナ装置。
【0073】
【発明の効果】上述したように、本発明の請求項1記載
のフィルムスキャナ装置によると、フィルムに記録され
た磁気データを読み出し、その磁気データに基づいて画
像読み取り手段を動作条件を設定するようにしたので、
フィルム撮影時の状態に合ったストロボ発光による白ト
ビや露出アンダーのない最適な露出の画像を読み込むこ
とができる。
【0074】本発明の請求項2記載のフィルムスキャナ
装置によると、請求項1記載のフィルムスキャナ装置の
効果に加えて、露光量を標準値から所定量以内に設定す
ることからフィルムスキャナ装置の露出値の補正範囲の
限界を超えることなく、最適な露出の画像を読み込むこ
とができる。
【0075】本発明の請求項3記載のフィルムスキャナ
装置によると、露光量を標準値から所定量以内に設定す
ることからフィルムスキャナ装置の露出値の補正範囲の
限界を超えることなく、最適な露出の画像を読み込むこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態としてのフィルムスキャ
ナ装置の主要ブロック構成図。
【図2】図1のフィルムスキャナ装置に装着可能なフィ
ルムに撮影可能なカメラの主要ブロック構成図。
【図3】図2のカメラにおける撮影シーケンス処理のフ
ローチャート。
【図4】図2のカメラにおけるストロボオフモードでの
プログラム線図。
【図5】図2のカメラにおけるEE制御動作時における
露出量Ev値に対する像面露光量のずれ量ΔEvの変化
を示した線図。
【図6】図2のカメラにおけるストロボオートモードで
のプログラム線図
【図7】図2のカメラにおけるストロボ連動範囲を示す
図。
【図8】図2のカメラにおけるストロボ連動範囲をEv
値で示した図。
【図9】図2のカメラにおけるストロボオートモードで
の被写体像面露光量のずれ量を表す線図。
【図10】図1のフィルムスキャナにおける画像読み取
り処理のフローチャート。
【符号の説明】
21……磁気読み取り装置(データ読み出し手段) 22……画像読み取り装置 23……マイクロコンピュータ(動作条件設定手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影情報を磁気データとして記録可能な
    フィルムを用いるフィルムスキャナ装置において、 上記フィルムに記録された磁気データを読み出すデータ
    読み出し手段と、 フィルム画像に対応した電気信号を出力する画像読み取
    り手段と、 上記読み出された磁気データに基づいて上記画像読み取
    り手段の露光量に関する動作条件を設定する動作条件設
    定手段と、 を具備することを特徴とするフィルムスキャナ装置。
  2. 【請求項2】 上記動作条件設定手段は、フィルムの磁
    気データのうち、露光量に関する情報とストロボ撮影に
    関する情報とに基づいて、上記画像読み取り手段の露光
    量を標準値から所定量の範囲内で設定することを特徴と
    する請求項1記載のフィルムスキャナ装置。
  3. 【請求項3】 撮影情報の磁気データを記録可能なフィ
    ルムを用いるフィルムスキャナ装置において、 装填された上記フィルムに記録された露光情報に基づい
    て、標準値から所定量の範囲内でフィルム画像読み取り
    時の露光量を設定することを特徴とするフィルムスキャ
    ナ装置。
JP9176122A 1997-07-01 1997-07-01 フィルムスキャナ装置 Withdrawn JPH1127447A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251926A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Nissan Motor Co Ltd 直射光検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251926A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Nissan Motor Co Ltd 直射光検出装置

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