JPH11275861A - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路

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JPH11275861A
JPH11275861A JP7756398A JP7756398A JPH11275861A JP H11275861 A JPH11275861 A JP H11275861A JP 7756398 A JP7756398 A JP 7756398A JP 7756398 A JP7756398 A JP 7756398A JP H11275861 A JPH11275861 A JP H11275861A
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circuit
transistor
winding
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JP7756398A
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Yasuhiro Hori
康裕 堀
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ブロッキング発振回路20の発振電流によっ
て、出力巻線N13およびN14に出力電圧が誘起され
る。出力巻線N13で得られた出力電圧は整流され、出
力電圧検出回路28で検出されるとともに、アナログス
イッチSW11を介して負荷32に与えられる。また、
出力巻線N14で得られた出力電圧は整流され、低圧検
出回路30で検出される。整流回路26の出力電圧がツ
ェナ電圧より小さくなると、ツェナダイオードDZ3は
オフし、バイアス電圧がトランジスタT16に与えられ
る。したがって、マイコン34にはローレベルの信号が
与えられ、マイコン34はアナログスイッチSW11を
オフする。 【効果】 ローレベルの信号に従って負荷を軽減するの
で、スイッチングトランジスタの熱暴走を防止すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスイッチング電源回路
に関し、特にたとえばテレビジョン受像機の安定化電源
回路に適用される、スイッチング電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、従来のこの種のスイ
ッチング電源回路1では、マイコン2と負荷3とは個別
に電源が付与され、マイコン2に与えられる電源はレギ
ュレータ4によって一定に保たれる。また、負荷3に与
えられる電源は、検出回路5で検出された電圧に応じ
て、1次側に設けられた制御回路6がスイッチングトラ
ンジスタT1のオンまたはオフを制御することによって
一定に保たれる。なお、検出回路5と制御回路6とは、
フォトカプラ7によって絶縁的に結合される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このスイッチング電源
回路1では、レギュレータ4によりマイコン2の電源電
圧は一定に保たれるので、交流電源8の電圧が変動して
もマイコン2ではそれを検知することができない。した
がって、交流電源8からの電圧が低下しても負荷を切り
換えるためのスイッチSW1をオフすることができない
ため、1次側に設けられたスイッチングトランジスタT
1の熱暴走を生じてしまっていた。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、ス
イッチングトランジスタの熱暴走を回避できる、スイッ
チング電源回路を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、コンバータ
トランスを有するブロッキング発振回路と、コンバータ
トランスの第1出力巻線に得られる矩形波電圧を整流し
て第1出力を出力する第1整流回路と、第1出力に応じ
てブロッキング発振回路を制御する制御手段とを含むス
イッチング電源回路において、第1出力とは極性の異な
る第2出力を得る第2整流回路、および第2出力が基準
電圧になったとき第1信号を出力する電圧検出回路を備
えることを特徴とする、スイッチング電源回路である。
【0006】
【作用】スイッチング電源回路に交流電源が付与される
と、交流電圧は整流され、直流電圧が生成される。この
直流電圧がコンバータトランスの1次側に形成された入
力巻線に与えられるとともに、起動抵抗および駆動抵抗
を介してスイッチングトランジスタのベースに与えられ
る。したがって、スイッチングトランジスタはオンし、
入力巻線を含むブロッキング発振回路が所定の周波数で
発振する。この発振電流が入力巻線を流れ、2次側に1
次側と2次側との巻線の巻数に比例した出力電圧が発生
する。つまり、コンバータトランスの2次側に形成され
た第1出力巻線には、入力巻線の巻数と第1出力巻線の
巻数との比に比例した第1出力が得られる。
【0007】また、第2整流回路では、第1出力とは極
性が異なる第2出力が整流される。具体的には、コンバ
ータトランスの第2出力巻線に第2整流回路が接続さ
れ、ダイオードによって第2出力巻線に得られる矩形波
電圧の負の部分が取り出される。第1出力は第1整流回
路で整流され、その第1出力に応じて制御手段はブロッ
キング発振回路を制御する。また、電圧検出回路は、第
2出力が基準電圧になったとき、第1信号を出力する。
【0008】第1整流回路と外部負荷との間に設けられ
たスイッチング手段は、この第1信号に応じてオフされ
る。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、第1信号が出力され
たとき外部負荷を軽減するようにすれば、スイッチング
トランジスタの熱暴走を防止することができる。この発
明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図
面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明
らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1を参照して、この実施例のスイッチング
電源回路10はコンバータトランス12を含み、コンバ
ータトランス12の1次側10aには交流電源14が接
続される。交流電源14には整流回路16が接続され、
整流回路16の一方出力端は入力巻線N11の一方端に
接続される。整流回路16と入力巻線N11との接続点
には、起動抵抗R1の一方端および抵抗R2の一方端が
接続される。起動抵抗R1の他方端は、起動抵抗R3お
よび抵抗R4を介してコンデンサC1の一方端に接続さ
れる。また、抵抗R2の他方端は、コンデンサC2を介
してスイッチングトランジスタT11のコレクタに接続
される。コンデンサC2とスイッチングトランジスタT
11との接続点には、入力巻線N11の他方端が接続さ
れる。なお、整流回路16の他方出力端は、スイッチン
グトランジスタT11のエミッタに接続される。
【0011】コンデンサC1の他方端は帰還巻線N12
の一方端に接続され、コンデンサC1と帰還巻線N12
との接続点には、ダイオードD1のアノード、ツェナダ
イオードDZ1のカソードおよびダイオードD2のカソ
ードが接続される。ダイオードD1のカソードはダイオ
ードD3のアノードに接続され、ダイオードD1とダイ
オードD3との接続点は起動抵抗R3と抵抗R4との接
続点に接続される。また、ダイオードD1とダイオード
D3との接続点には、駆動抵抗R5および抵抗R6の一
方端が接続される。駆動抵抗R5の他方端はスイッチン
グトランジスタT11のベースに接続されるとともに、
トランジスタT12のコレクタに接続される。抵抗R6
の他方端はトランジスタT12のベースに接続され、抵
抗R6とトランジスタT12との接続点には、抵抗R7
を介してツェナダイオードDZ1のアノードが接続され
るとともに、抵抗R8を介してダイオードD2のアノー
ドが接続される。また、抵抗R6とトランジスタT12
との接続点には、抵抗R9の一方端およびコンデンサC
3の一方端が接続され、抵抗R9の他方端およびコンデ
ンサC3の他方端は帰還巻線N12の他方端に接続され
る。抵抗R9と帰還巻線N12との接続点には、トラン
ジスタT12のエミッタが接続されるとともに、スイッ
チングトランジスタT11のエミッタが接続される。
【0012】ダイオードD3のカソードは、トランジス
タT13のエミッタに接続されるとともに、抵抗R10
の一方端に接続される。また、ダイオードD3のカソー
ドは、起動抵抗R1と起動抵抗R3との接続点に接続さ
れる。トランジスタT13のコレクタは、トランジスタ
T12のベースに接続されるとともに、フォトカプラ1
8に設けられたフォトトランジスタTP1のエミッタに
接続される。抵抗R10の他方端は、トランジスタT1
3のベースに接続されるとともに、フォトトランジスタ
TP1のコレクタに接続される。
【0013】このスイッチング電源回路10では、1次
側10aにブロッキング発振回路20が形成されてお
り、ブロッキング発振回路20は入力巻線N11、帰還
巻線N12、起動抵抗R1、起動抵抗R3、抵抗R4、
抵抗R5、コンデンサC1、ダイオードD1およびスイ
ッチングトランジスタT11によって構成される。な
お、制御回路(制御手段)22は抵抗R6ないしR1
0、コンデンサC3、ダイオードD2、ツェナダイオー
ドDZ1、トランジスタT12、T14およびフォトト
ランジスタTP1によって構成される。
【0014】また、コンバータトランス12の2次側1
0bは、第1出力巻線としての出力巻線N13、第2出
力巻線としての出力巻線N14、第1整流回路としての
整流回路24、第2整流回路としての第2整流回路2
6、出力電圧検出回路28、電圧検出回路としての低圧
検出回路30およびアナログスイッチSW11を含み、
アナログスイッチSW11を介して負荷(外部負荷)3
2が接続される。また、2次側10bはマイコン34を
含み、マイコン34は低圧検出回路30に接続される。
なお、負荷32はスイッチング電源回路10には含まれ
ない。
【0015】具体的には、巻線N13の一方端(始端)
には並列接続されたダイオードD4およびコンデンサC
4が接続され、その並列回路の他方端には抵抗R11、
R12およびR13の一方端が接続される。なお、出力
巻線N13の他方端は、接地面に接続される。ダイオー
ドD4と抵抗R11との接続点には平滑コンデンサC5
が接続され、平滑コンデンサC5の他方端は接地面に接
続される。なお、ダイオードD4、コンデンサC4およ
び平滑コンデンサC5によって、整流回路24が形成さ
れる。
【0016】抵抗R11の他方端は、可変抵抗R14お
よび抵抗R15を介して接地面に接続されるとともに、
トランジスタT14のベースに接続される。トランジス
タT14のベースは可変抵抗R14の可変部Pに接続さ
れる。抵抗R12の他方端は、ツェナダイオードDZ2
のカソードに接続され、ツェナダイオードDZ2のアノ
ードは接地面に接続される。抵抗R12とツェナダイオ
ードDZ2との接続点には、トランジスタT14のエミ
ッタが接続される。抵抗R13の他方端は、抵抗R16
を介して接地面に接続されるとともに、フォトカプラ1
8内のフォトダイオードDP1のアノードに接続され
る。フォトダイオードDP1のカソードはトランジスタ
T14のコレクタに接続される。なお、抵抗R11ない
しR13、可変抵抗R14、抵抗R15、R16、ツェ
ナダイオードDZ2、フォトダイオードDP1およびト
ランジスタT14によって、出力電圧検出回路28が形
成される。
【0017】また、出力巻線N14の一方端(始端)に
は、ダイオードD5のカソードが接続され、ダイオード
D5のアノードは抵抗R17を介してツェナダイオード
DZ3のアノードに接続される。抵抗R17とツェナダ
イオードDZ3との接続点には抵抗R18の一方端およ
びコンデンサC6の一方端が接続され、抵抗R18の他
方端およびコンデンサC6の他方端は接地面に接続され
る。なお、出力巻線N14の他方端は、接地面に接続さ
れる。また、ダイオードD5、抵抗R17,R18およ
びコンデンサC6によって、整流回路26が形成され
る。
【0018】ツェナダイオードDZ3のカソードは抵抗
R19を介してトランジスタT15のベースに接続さ
れ、トランジスタT15のコレクタは接地面に接続され
る。トランジスタT15のエミッタは、抵抗R20を介
してマイコン34に設けられた出力端子34aに接続さ
れる。トランジスタT15と抵抗R20との接続点には
コンデンサC7の一方端および抵抗R21の一方端が接
続され、コンデンサC7の他方端は接地面に接続され
る。また、抵抗R21の他方端はトランジスタT16の
ベースに接続され、トランジスタT16のエミッタは接
地面に接続される。トランジスタT16のコレクタは、
マイコン34の入力端子30bに接続される。なお、ツ
ェナダイオードDZ3、抵抗R19、R20、R21、
コンデンサC7、トランジスタT15およびT16によ
って、低圧検出回路30が形成される。
【0019】さらに、出力巻線N14の始端には並列接
続されたダイオードD6およびコンデンサC8が接続さ
れ、その並列回路の他方端はレギュレータ38を介して
マイコン34に接続される。ダイオードD6とレギュレ
ータ38との接続点には平滑コンデンサC9の一方端が
接続され、その他方端は接地面に接続される。なお、ダ
イオードD6,コンデンサC8および平滑コンデンサC
9によって、整流回路36が形成される。
【0020】スイッチング電源回路10に交流電源14
が付与されると、整流回路16で交流電圧は平滑および
整流され、直流電圧が得られる。整流回路16からの直
流電圧は、起動抵抗R1、R3および駆動抵抗R5を介
してトランジスタT1のベースに与えられるとともに、
入力巻線N11にも与えられる。このため、スイッチン
グトランジスタT11は導通し、帰還巻線N12に電圧
が誘起され、帰還巻線N12からの誘起電流はコンデン
サC1、抵抗R4および駆動抵抗R5を介してスイッチ
ングトランジスタT11のベースに正帰還される。つま
り、スイッチングトランジスタT11は発振し、ブロッ
キング発振回路20は動作する。このため、発振電流が
入力巻線N11を流れ、入力巻線N11の巻数に比例し
て出力巻線N13および出力巻線N14に出力電圧が発
生する。この実施例では、入力巻線N11とは逆方向に
出力巻線N13およびN14は巻かれている。図では・
を設けて巻線N11ないしN14の巻き始め側を示して
いる。
【0021】出力巻線N13に発生した出力電圧はダイ
オードD4および平滑コンデンサC5によって整流さ
れ、整流された直流電圧が出力電圧検出回路28に与え
られる。出力電圧検出回路28では、可変抵抗R14の
可変部Pの電圧とツェナダイオードDZ2のツェナ電圧
との差によってトランジスタT14はオンまたはオフさ
れる。なお、コンデンサC4は、スイッチングトランジ
スタT11がオフし、発振が停止した後に残留している
発振電流によって出力巻線N13に生じた直流電圧を除
去するために設けられている。コンデンサC4に充電さ
れた直流電圧は、平滑コンデンサC5を介して放電され
る。
【0022】たとえば、直流電圧が上昇し、可変部Pの
電圧がツェナダイオードDZ2のツェナ電圧よりも大き
くなり、トランジスタT14がオンすると、トランジス
タT14のコレクタ電流が増加し、フォトダイオードD
P1の発光量が増加する。フォトダイオードDP1の発
光量が増加すると、フォトトランジスタTP1のコレク
タ電流が増加する。このフォトトランジスタTP1のコ
レクタ電流はトランジスタT13で増幅され、増幅され
た増幅電流はトランジスタT12のベースに与えられ
る。また、帰還巻線N12で発生した矩形波電圧は抵抗
R9およびコンデンサC3によって積分され、積分され
た鋸歯電圧が増幅電流に重畳される。つまり、鋸歯電圧
の電圧値が上昇され、トランジスタT12のベースに与
えられる。したがって、トランジスタT12はオンし、
スイッチングトランジスタT11のベース電流をバイパ
スするため、スイッチングトランジスタT11のオン期
間は短くなり、整流回路24で取り出される直流電圧が
低下する。
【0023】一方、整流回路24で取り出される直流電
圧が低下した場合には、トランジスタT14のベースと
エミッタとの間に順方向の電圧が発生しないので、トラ
ンジスタT14はオンしない。したがって、フォトカプ
ラ18内のフォトダイオードDP1の発光量が減少し、
トランジスタT14のコレクタ電流は減少する。このた
め、フォトトランジスタTP1のコレクタ電流も減少す
る。このコレクタ電流は、トランジスタT13で増幅さ
れてトランジスタT12のベースに与えられる。したが
って、スイッチングトランジスタT11のオン期間は長
くなり、整流回路24で取り出される直流電圧の電圧値
は上昇される。
【0024】このように、整流回路24で取り出される
直流電圧が一定に保たれるように、制御回路22および
出力電圧検出回路28は動作し、一定の電圧がアナログ
スイッチSW11を介して負荷32に与えられる。注目
すべきは、コンバータトランス12の2次側に形成され
た整流回路26および低圧検出回路30であって、これ
らの回路を用いて整流回路24で取り出された直流電圧
が制御回路22の制御範囲内にあるかどうかが検出され
る。その検出結果に基づいて、マイコン34は負荷32
を切り換えるためのアナログスイッチSW11をオンま
たはオフする。なお、出力巻線N14で誘起された電圧
は、整流回路26に与えられるとともに、整流回路36
およびレギュレータ38を介してマイコン34に与えら
れる。つまり、図4に示す従来のスイッチング電源回路
1と同様に、整流された直流電圧が調整され、調整され
た直流電圧(一定電圧)が電源としてマイコン34に与
えられる。また、コンデンサC8は、スイッチングトラ
ンジスタT11がオフし、発振が停止した後に残留して
いる発振電流によって出力巻線N14に生じた直流電圧
を除去するために設けられる。コンデンサC8に充電さ
れた直流電圧は、平滑コンデンサC9を介して放電され
る。
【0025】一方、整流回路で取り出された直流電圧が
制御回路22の制御範囲にない場合には、スイッチング
トランジスタT11は熱暴走する。つまり、交流電圧が
低下すると、帰還巻線N12に発生する矩形波電圧の波
高値が低下し、正帰還されてスイッチングトランジスタ
T11に与えられるベース電流が小さくなる。そして、
トランジスタT11のオン期間よりもトランジスタT1
2のオン期間の方が長くなると、コレクタ電流を最大値
(ベース電流×hfe)まで流しても、出力電圧が一定値
にならない。したがって、フォトトランジスタ18か
ら、信号が出力されない。この状態が制御不能の状態で
ある。また、制御回路22では、スイッチングトランジ
スタT11の制御ができなくなり、スイッチングロスが
非常に大きくなる。したがって、スイッチングトランジ
スタT11には、熱が発生する。
【0026】この制御不能の状態になると、すなわちス
イッチングトランジスタT11のコレクタ電流が最大値
に達すると、スイッチングトランジスタT11はオフす
る。つまり、スイッチングトランジスタT11は飽和状
態となる。スイッチングトランジスタT11がオフする
と、コレクタ電流は減少し始める。コンバータトランス
12の帰還巻線N12では、スイッチングトランジスタ
T11がオンしているときとは逆方向の電圧が生じ、さ
らにベース電圧は減少する。したがって、帰還巻線N1
2による正帰還の作用でスイッチングトランジスタT1
1は急激に遮断状態になる。このとき、入力巻線N11
には大きな誘導起電力が生じて、スイッチングトランジ
スタT11のコレクタ電圧は大きくなる。このときのコ
レクタ電流とコレクタ電圧の積が損失であり、発熱量が
増大する。したがって、損失と発熱の相乗相互作用によ
って、スイッチングトランジスタT11は熱暴走してし
まう。
【0027】しかし、この実施例のスイッチング電源回
路10では、整流回路24で取り出された直流電圧(第
1出力)が制御回路22で制御できる交流電圧の入力の
場合には、ツェナダイオードDZ3はオンにされ、トラ
ンジスタT15もオンされる。したがって、出力端子3
4aから出力される定電圧(バイアス電圧)は抵抗R2
0を介して、トランジスタT15のエミッタに与えられ
る。このとき、トランジスタT15はオンであるため、
トランジスタT16のベースには出力端子34aからの
定電圧は与えられない。つまり、トランジスタT16は
オンせず、入力端子34bには信号(第1信号)は与え
られない。マイコン34では、入力端子34bに信号が
与えられない場合には、整流回路24で取り出されてい
る直流電圧が制御範囲内であると判断し、アナログスイ
ッチSW11をオンする。なお、アナログスイッチSW
11が既にオンの場合には、オンの状態を維持する。
【0028】一方、整流回路24で取り出される直流電
圧が制御範囲よりも低下した場合には、すなわち制御範
囲外の交流電圧の入力の場合には、ダイオードD5はオ
フ状態となり、ツェナダイオードDZ3はオフされる。
つまり、出力巻線N14の出力電圧が基準電圧となり、
従ってトランジスタT15はオフされ、出力端子34a
から出力される定電圧は抵抗R20およびR21を介し
てトランジスタT16のベースに与えられる。このた
め、トランジスタT16はオンし、入力端子34bには
ローレベルの信号が与えられる。マイコン34はローレ
ベルの信号を検出すると、交流電源14の交流電圧が制
御範囲外であると判断し、アナログスイッチSW11を
オフする。つまり、負荷32をオフすることによって、
外部負荷を軽減する。したがって、スイッチングトラン
ジスタT11が熱暴走するのを防止することができる。
なお、交流電源14と整流回路16との間にヒューズ
(または遮断器)を設け、交流電流が異常に上昇した場
合には、ヒューズで交流電源は遮断される。
【0029】この実施例では、出力巻線N14から整流
回路26のダイオードD5によって整流回路24とは逆
極性(負)の直流電圧(第2出力)が取り出される。つ
まり、図2に示すように、矩形波電圧の正の部分はダイ
オードD4で整流され、制御回路22で制御可能である
ため、制御回路22によって略一定値に制御される。一
方、矩形波電圧の負の部分はダイオードD4では整流す
ることができないため、フォトカプラ18で検出するこ
とができない。この矩形波電圧の負の部分は交流電圧を
そのまま反映する大きさであり、負の部分を整流回路2
6で整流し、制御回路22の制御範囲内かどうかを低圧
検出回路30で検出する。
【0030】図3に示すように、他の実施例のスイッチ
ング電源回路10は、低圧検出回路40をさらに含み、
その低圧検出回路からの信号を受ける入力端子34cを
マイコン34に設け、出力電圧検出回路28の出力段に
アナログスイッチSW12を介して負荷(外部負荷)4
2を設けた以外は図1実施例のスイッチング電源回路1
0と同じであるため、重複した説明は省略する。なお、
負荷42もスイッチング電源回路10には含まれない。
また、図1実施例と同様に、マイコン34には出力巻線
N14から整流回路36およびレギュレータ38を介し
て直流電圧が付与されるが、説明の都合上、図面では整
流回路36およびレギュレータ38を省略してある。
【0031】このスイッチング電源回路10では、ツェ
ナダイオードDZ4を接続することによって、ツェナ電
圧を高く設定し、トランジスタT17がオフされるより
も交流電圧が低下した場合にトランジスタT15はオフ
される。つまり、トランジスタT15がオフされるとき
には、トランジスタT17は既にオフされている。した
がって、トランジスタT16およびT18からローレベ
ルの信号が入力端子34bおよび34cに入力される。
マイコン34は入力端子34bおよび34cにローレベ
ルの信号が与えられた場合には、アナログスイッチSW
11およびSW12をオフし、負荷32および負荷42
を切り離すが、入力端子34cにのみローレベルの信号
が与えられた場合には、アナログスイッチSW12のみ
をオフする。たとえば、負荷32をテレビジョン受像機
のCRTのカソードとし、負荷38(カソード)を調整
する制御回路とすると、交流電圧が異常に低下した場合
には、アナログスイッチSW11(カソード)をオフす
る。つまり、マイコン34にのみ電源を付与し、テレビ
ジョン受像機をスタンバイ状態にする。一方、交流電圧
が制御範囲よりも少し低下した場合には、アナログスイ
ッチSW12のみをオフし、すなわちカソードの制御回
路をオフする。したがって、たとえばカソードから放出
される電子ビームの量が減少され、CRTに出力される
画面は暗くなる。
【0032】これらの実施例によれば、交流電圧の変動
を正確に判断し、交流電圧が低下すると負荷を軽減する
ので、スイッチングトランジスタT11が熱暴走するの
を防止することができる。なお、これらの実施例では、
出力巻線N13およびN14を個別に設けるようにした
が、出力巻線N13のみを用いるようにしてもよい。こ
のとき、整流回路26の入力端は出力巻線N13とコン
デンサC4との接続点に接続される。したがって、コン
バータトランス12に設けられたタップを減らすことが
できる。
【0033】また、これらの実施例では、出力電圧の負
の変動として検出するようにしたが、出力巻線N14を
入力巻線N11と同じ方向に巻き、出力電圧をダイオー
ドとコンデンサとの並列回路で整流すれば、正の変動と
して検出することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1実施例に示す出力巻線で取り出される直流
電圧を示す図解図である。
【図3】この発明の他の一実施例を示す回路図である。
【図4】従来のスイッチング電源回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
10 …スイッチング電源回路 12 …コンバータトランス 16,24,26 …整流回路 18 …フォトカプラ 20 …ブロッキング発振回路 22 …制御回路 28 …出力電圧検出回路 30,36 …低圧検出回路 32,38 …負荷 34 …マイコン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンバータトランスを有するブロッキング
    発振回路と、前記コンバータトランスの第1出力巻線に
    得られる矩形波電圧を整流して第1出力を出力する第1
    整流回路と、前記第1出力に応じて前記ブロッキング発
    振回路を制御する制御手段とを含むスイッチング電源回
    路において、 前記第1出力とは極性の異なる第2出力を得る第2整流
    回路、および前記第2出力が基準電圧になったとき第1
    信号を出力する電圧検出回路を備えることを特徴とす
    る、スイッチング電源回路。
  2. 【請求項2】前記コンバータトランスは第2出力巻線を
    含み、前記第2整流回路は前記第2出力巻線の出力を受
    ける、請求項1記載のスイッチング電源回路。
  3. 【請求項3】前記第1整流回路と外部負荷との間に設け
    られ、前記第信号が出力されたときオフされるスイッチ
    ング手段をさらに備える、請求項1または2記載のスイ
    ッチング電源回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7332896B2 (en) 2004-12-28 2008-02-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for controlling supply voltage in multiple interface card
JP2008263666A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Kyocera Mita Corp 電源装置及びこれを備えた画像形成装置

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US7332896B2 (en) 2004-12-28 2008-02-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for controlling supply voltage in multiple interface card
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