JPH11276278A - 突っ張り固定型の収納棚 - Google Patents

突っ張り固定型の収納棚

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JPH11276278A
JPH11276278A JP10100479A JP10047998A JPH11276278A JP H11276278 A JPH11276278 A JP H11276278A JP 10100479 A JP10100479 A JP 10100479A JP 10047998 A JP10047998 A JP 10047998A JP H11276278 A JPH11276278 A JP H11276278A
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Takanao Onishi
孝尚 大西
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Yodogawa Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偶数単位の棚、とくに2単位の棚からなる収
納棚をより少ない棚部品で構成して、棚の構築に要する
コストを減らす。 【解決手段】 独立使用できる棚ユニットA1と、棚ユ
ニットA1に付加設置される保持ユニットA2とを構成
要素にして収納棚を構成する。補助棚ユニットA2は、
端枠35と、棚板36と、端枠35を突っ張り固定する
枠固定具37とで構成する。端枠35は、入れ子状に連
結される中空枠状の上端枠5Aと下端枠6Aとからな
る。枠固定具37は、上端枠5Aに嵌め込み装着される
ベース体38と、ベース体38にねじ込まれる複数のね
じ軸41とを有し、ねじ軸41を天井に押接して、端枠
35を固定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、壁面に沿って配
置されて、天井と床面との間に突っ張った状態で設置固
定される突っ張り固定型の収納棚に関する。この収納棚
は、天井の高さの違いに応じて棚高さを変更できる。
【0002】
【従来の技術】この種類の収納棚は実開平7−3076
3号公報に公知であり、それぞれ断面コ字状に形成され
た上枠および下枠と、上枠の上端に配置した突っ張り機
構と、両枠内に掛止される棚板などで構成してある。上
枠の下部と下枠の上部とは入れ子状に重合接続してあっ
て、全体高さを一定の範囲内で変更調整できる。各枠の
左右の側壁には、棚受具を嵌め込み装着するための掛止
穴が一定間隔置きに前後2列にわたって通設してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の収納棚は、複数
組の棚ユニットを所定間隔をあけて隣接配置し、隣接対
向する側壁の間に棚板を掛け渡すことによって、左右方
向へ連続する3単位の棚を構成できる。問題は、複数単
位の棚を構成する際に、少なくとも2個の棚ユニットを
配置し、両棚ユニット間に棚板を掛け渡す必要があるの
で、棚全体の構築コストが高く付くうえ、棚の単位数が
常に奇数個になる不便がある。もちろん、2個の棚ユニ
ットを左右に密接配置して偶数単位の棚を構築できる
が、コストが嵩む不利を避けられない。また、各枠に設
けた掛止穴に対して内外面の双方から棚受具を掛止でき
ないので、複数単位の棚を構築する場合に、棚板を横一
線状に掛止できない不便がある。
【0004】この発明の目的は、偶数単位の棚、とくに
2単位の棚をより低コストで構築でき、壁面の左右幅が
小さい場合にも、壁面幅に合わせて複数単位の棚を支障
なく構築できる、突っ張り固定型の収納棚を提供するこ
とにある。この発明の他の目的は、独立使用できる棚ユ
ニットと、この棚ユニットに付加設置されて別の棚単位
を構成する補助棚ユニットとで構成してある突っ張り固
定型の収納棚を提供することにある。この発明の更に他
の目的は、複数単位の棚を構築する際に、棚板を上下方
向の任意高さに配置でき、必要があれば棚板を同じ高さ
で横一線状に配置することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の収納棚は、独
立使用できる棚ユニットA1と、この棚ユニットA1に
付加設置されて別の棚単位を構成する補助棚ユニットA
2とで構成してある。棚ユニットA1は、中空枠で形成
した左右一対の側枠1・1と、両側枠1・1に掛止装着
される複数の棚板2と、両側枠1・1の上端間に設けら
れた突っ張り機構Tとを備えている。両側枠1・1は、
上下方向中途部において重合連結される上側枠5と下側
枠6とで、高さ調整可能に構成し、各側枠1・1の内外
側面のそれぞれに、棚受具15を掛止する掛止穴10・
12を一定ピッチで通設する。補助棚ユニットA2は、
棚ユニットA1の側枠1・1と平行に配置される中空枠
からなる端枠35と、該側枠1と端枠35との間に掛止
される複数の棚板36と、端枠35の上端に設けた、ね
じを固定要素とする枠固定具37とで構成する。端枠3
5は、上下方向中途部において高さ調整可能に重合連結
した上端枠5Aと下端枠6Aとで構成されており、上端
枠5Aと下端枠6Aとに棚受具15を掛止する掛止穴1
0・12を一定ピッチでそれぞれ通設してある。
【0006】上記の枠固定具37は、上端枠5Aの上端
に嵌合装着したベース体38と、ベース体38に支持さ
れて上下方向へねじ込み変位できる複数のねじ軸41と
を含んでいる。このベース体38には、ねじ軸41とか
み合う雌ねじ体40と、ねじ軸41の下端側を受け入れ
る逃げ穴44とを3対以上設けることができる。これに
より、ねじ軸41の上端を受け入れる天井ないし段部壁
の奥行寸法に応じて、ねじ軸41のベース体38に対す
るねじ込み位置を前後に位置変更できるようにする。
【0007】ベース体38の前後方向に沿って逃げ穴4
4を長溝状に通設する。逃げ穴44に臨んで配置した雌
ねじ体40は、逃げ穴44に沿って前後スライド自在に
支持し、任意のスライド位置においてスライド不能に締
結固定できるようにする。
【0008】
【作用】独立使用できる棚ユニットA1と、この棚ユニ
ットA1に付加設置される補助棚ユニットA2とで収納
棚を構成するので、偶数単位の棚、とくに2単位の棚を
低コストで構成できる。端枠35と、その上端に設けた
枠固定具37、および棚板36で構成した補助棚ユニッ
トA2は、独立使用できる2組の棚ユニットA1を隣接
配置する場合に比べて、棚の構成部品数を減少できるか
らである。棚ユニットA1の側枠1・1を中空枠で形成
し、側枠1・1の内外側面のそれぞれに掛止穴10・1
2を設けるので、側枠1を挟んで左右に隣接する棚板2
・36を同じ高さに支持できる。
【0009】複数のねじ軸41と、ベース体38とを含
む枠固定具37によれば、端枠35の複数個所をねじ軸
41で突っ張って、端枠35をぐらつきのない状態で強
固に固定できる。建物の構造によって、収納棚を設置す
る壁面と天井との間の隅部に、段部壁が張り出してある
場合がある。段部壁の奥行寸法は大小様々であるが、側
枠1や端枠35の前後幅よりも小さい場合がある。こう
した場合にも、端枠35を強固に突っ張り固定するため
に、ねじ軸41を受け入れる逃げ穴44と、雌ねじ体4
0とを3対以上設け、段部壁の有無やその奥行寸法の大
小に応じてベース体38に組み付けるねじ軸41の位置
を前後に位置変更できるようにしている。
【0010】雌ねじ体40をベース体38で前後スライ
ド自在に支持した枠固定具37によれば、段部壁の奥行
寸法の大小に応じてねじ軸41の前後位置を自由に変更
できるので、より適切な位置でねじ軸41を段部壁に当
てがって、端枠35を確実に固定できる。
【0011】
【実施例】図1ないし図8はこの発明に係る収納棚の実
施例を示す。図1において、収納棚は、それのみで独立
使用できる棚ユニットA1と、この棚ユニットA1に付
加設置されて別の棚単位を構成する補助棚ユニットA2
とで構成する。
【0012】図2において、棚ユニットA1は左右一対
の側枠1・1と、両側枠1・1の間に掛止固定される多
数枚の棚板2と、両側枠1・1の上下両端に設けた天板
3および底板4と、天板3の上部に設けた突っ張り機構
Tなどで構成する。
【0013】側枠1は、上下方向の上半部において、入
れ子状に重合連結される上側枠5と下側枠6とからな
り、両側枠5・6の重さなり量を変更することにより、
棚全体の高さを変更調整できる。出荷時の荷姿をより小
形でコンパクトなものとするために、下側枠6は等長の
2個の枠体7・7を接続して形成してあり、さらに上側
枠5の長さが枠体7と同じ長さに設定されている。
【0014】図3において上側枠5は、左右一対の枠側
壁5a・5aと、両側壁5aの前部どうしを接続する枠
前壁5bと、両側壁5aの後部どうしを接続する枠後壁
5cとを一連に折り曲げ形成した中空枠状の鋼板成形品
からなる。枠後壁5cは、左右の枠側壁5aに連続する
後壁どうしをはぜ折り接合して形成してあり、このはぜ
折り接合部が枠強度を高めるのに役立っている。組み立
て時等に誤って怪我をするのを防ぐために、上側枠5の
上下端は図3(a)に示すように枠内面へ折り返してあ
る。
【0015】一対の枠側壁5aの面壁前後には、それぞ
れ断面コ字形の溝9を内凹み状に対向形成する。これら
4個の溝9は、上側枠5の断面係数を増加して、その構
造強度を増強するのに役立つ。各溝9の溝底壁には、棚
受具15を掛止装着するための掛止穴10が一定ピッチ
ごとに通設してある。掛止穴10は上下方向に長い角溝
状に形成する。
【0016】先に述べたように、下側枠6は上下一対の
枠体7からなる。各枠体7は上枠体5と同様に、一対の
枠側壁7a・7aと枠前壁7bと枠後壁7cとを備えた
類似断面状の中空枠として形成するが、その前後幅およ
び左右幅は、上枠体5の内法前後幅および内法左右幅よ
り僅かに小さく設定して、上枠体5の枠内空間に抜き差
しできるようにする。枠体7の枠後壁7cは上枠体5と
同様にはぜ折り接合する。但し、溝11の前後ピッチは
上枠体の溝9の前後ピッチと一致させてあって、その溝
底壁に棚受具15用の掛止穴12が、先の掛止穴10の
隣接ピッチと同じピッチで通設してある。
【0017】従って、枠体7を上枠体5に重合連結した
状態において、重合部分の掛止穴10・12に棚受具1
5を支障なく掛止できる(図4参照)。図2に示すよう
に上下の枠体7・7は、それぞれの接合部の内面に接続
金具13を内嵌した後、各枠体7の一側外面からボルト
を接続金具13にねじ込んで分離不能に一体化する。接
続金具13にも、先の掛止穴12と同形の穴が同一ピッ
チで形成してある。
【0018】収納棚を組んだ際の枠組み強度を向上する
ために、左右の側枠1・1の上端どうしを天板3で連結
し、さらに下端どうしを底板4で連結する。天板3は上
向きに開口する角箱状のプレス成形品からなり、前後左
右の周側壁の上縁をそれぞれ内向きに折り曲げたうえで
内側へ折り返して、図5に示すように周側壁で規定され
る四角形よりひと回り小さな案内開口17を上面に開口
する。図2に示すように天板3はその左右側壁の前後
に、側枠1の側面外方からボルトをねじ込んで締結する
ことにより、左右の側枠1・1と一体化される。
【0019】底板4は天板3と同幅の、下向きに開口す
る角箱状のプレス成形品からなり、天板3と同様に側枠
1の側面外方からねじ込んだボルトで側枠1と一体化す
る。底板4に隣接する左右の側枠1の下端前後には、プ
ラスチック製のエンドキャップ19が内嵌装着してあ
る。
【0020】棚板2は、下向きに開口する薄い角箱状の
鋼板パネルからなり、図4に示すようにその後縁に落下
防止壁21が立ち上げてある。棚板2の左右側壁の下端
に連続して載置壁22を内向きに折り返し、その前後2
個所に棚受具15で係合支持される係合溝23を通設す
る。
【0021】図4において棚受具15は、掛止穴10・
12に装着される脚片24と、棚板2の係合溝23に内
嵌する爪部25とを直交する状態で一体に折り曲げたプ
レス成形品からなる。脚片24には掛止穴10・12の
下部周縁壁と係合する溝26が設けてある。脚片24に
連続する三角形状の受壁27は、脚片24を掛止穴10
・12に掛止した状態において、溝9・11の開口前後
壁の一方に接当して棚受具15の起立姿勢を維持する。
棚受具15は棚板2を支持する以外に、上側枠5と下側
枠6との重合連結部に位置する下側枠6側の掛止穴12
に掛止されて、上側枠5を下方移動不能に受け止め支持
する固定金具としても利用される。
【0022】図5において突っ張り機構Tは、下向きに
開口する角箱状の押圧体29と、押圧体29を上下操作
するねじ機構とからなる。押圧体29は天板3内に収容
されてその案内開口17で出退自在に案内してある。ね
じ機構は、押圧体29の内面に溶接又は当接したハット
形断面のブラケット30と、ブラケット30の上面左右
2個所に溶接したナット31と、ナット31にねじ込ま
れるボルト32などで構成する。ボルト32のナット3
1に対するねじ込み量の如何に拘らず、ボルト32の操
作頭部33を天板3の下面に位置させるために、そのね
じ軸部を天板3に通設した通口に下面側から挿通し、ね
じ軸部の下端寄りをだるま形のピン34で抜け止め保持
している。
【0023】図6において補助棚ユニットA2は、前記
側枠1と平行に配置される端枠35と、側枠1と端枠3
5との間に掛止される棚板36と、端枠35の上端に設
けた枠固定具37とで構成する。端枠35は側枠1をそ
のまま利用して形成でき、従って2個の枠体7・7およ
び接続金具13とで構成した下側枠6(下端枠6A)
と、下側枠6に対して入れ子状に重合連結した上側枠5
(上端枠5A)とで構成する。上下の両側枠5・6に、
溝9・11や掛止穴10・12が設けてある点も同じで
ある。同様に、棚板36は先に説明した棚板2と同じ構
造に形成する。なお、棚板2・36は、左右幅寸法の違
いに応じて複数種が用意してあり、この実施例では補助
棚ユニットA2の棚板36として大サイズの棚板を適用
した場合を示している。
【0024】図7において枠固定具37は、端枠35の
上端に上方から嵌合装着したベース体38と、ベース体
38の上面前後にビス39で締結固定した2個の雌ねじ
体40と、各雌ねじ体40にねじ込まれたねじ軸41な
どで構成する。
【0025】図7においてベース体38は、下向きに開
口する角枠状のプラスチック成形品からなり、その長手
方向中央部分に上側枠5の内面に嵌まり込む脚ブロック
43を有し、脚ブロック43の前後にねじ軸41を受け
入れる逃げ穴44を備えたボス45を一体に成形する。
脚ブロック43の左右側壁と、前後の各ボス45に連な
る橋絡壁の左右両側には、係合爪46が一体に設けてあ
る。ベース体38を上側枠5に嵌め込んだ状態において
は、図9に示すように合計6個の各係合爪46が上側枠
5の上端の折返し壁5dの下端に係合して、ベース体3
8が上側枠5から抜け出すのを防いでいる。ボス45の
上面には雌ねじ体40を受け入れる組付座47を凹み形
成し、その脚ブロック43側の端部寄りにビス39用の
ねじ下穴48を上下貫通状に形成する。
【0026】雌ねじ体40は、左右一対の脚片を備えた
鋼板製の断面コ字形のプレス成形金具からなり、上面壁
の中央寄りにねじ軸41用のねじ穴50を設け、上面壁
の前後端に断面L字状の掛止片51と、ビス39が挿通
される締結座52を一体に形成する。ねじ穴50はバー
リング加工したボスにタッピング加工を施して形成す
る。掛止片51を前記ボス45に隣接する掛止壁53に
掛止しながら、雌ねじ体40を組付座47に被せ付けた
後、締結座52に挿通したビス39をねじ下穴48にね
じ込むことにより、雌ねじ体40を組付座47から浮き
離れることのない状態でベース体38に固定する。この
固定状態においてねじ穴50が形成されたバーリングボ
スは、逃げ穴44の上部に入り込む。
【0027】ねじ軸41の上部には、六角ナット状の操
作部55を設け、操作部55の上部に逆円錐台状の押接
体56を組む。押接体56はプレス成形金具からなり、
ねじ軸41に対して相対回転自在にかしめ装着してあ
る。
【0028】次に収納棚の組み立て手順を説明する。ま
ず、枠体7・7どうしを連結して左右の下側枠6・6
と、端枠35用の下側枠6とを組む。棚ユニットA1の
下側枠6・6の下端間に底板4を締結し、一対の上側枠
5・5の上端間に天板3と突っ張り機構Tとを組み、押
圧体29を天板3内へ退入させておく。端枠35の上側
枠5の上端には枠固定具37を圧嵌装着しておく。
【0029】上側枠5を下側枠6の上部に外嵌状に差し
込んで仮組みし、下側枠6の下端から押圧体29の上端
までの長さが、天井高さより幾分小さくなる位置で棚受
具15を掛止穴12に掛止する。これにより、上側枠5
は棚受具15で規定された位置より下側へ移動できず、
その下端が棚受具15で受け止められる。この状態の側
枠1を起立して図1に示すように壁に沿わせ、前後およ
び左右方向の位置決めを行う。この後、ボルト32を操
作して押圧体29を天板3の上方に進出させ、その上面
を天井に押し付けて棚枠の全体を突っ張り固定する。さ
らに、棚受具15および棚板2を側枠1・1間に掛止し
て棚ユニットA1を完成する。必要に応じて、落下防止
棒を側枠1・1間に掛止装着する。
【0030】補助棚ユニットA2においても、上記と同
様にして上側枠5を下側枠6に外嵌連結して、端枠35
の全長が天井高さより幾分小さくなるように調整する。
上側枠5は下側枠6に固定した棚受具15で受け止め
る。この状態の端枠35を、棚板36の左右幅分だけ側
枠1から離して起立させ、前後左右方向の位置決めを行
う。この後、ねじ軸41をベース体38から進出する向
きに回転操作して、押接体56を天井に押し付け、端枠
35を突っ張り固定する。最後に、棚受具15を端枠3
5と側枠1のそれぞれに掛止し、両枠1・35間に棚板
36を掛け渡して、補助棚ユニットA2を完成する。必
要に応じて落下防止棒も掛止装着する。
【0031】以上のように、1個の棚ユニットA1と1
個の補助棚ユニットA2とで収納棚を構成することによ
り、2単位の棚を備えた収納棚を低コストで構築でき
る。とくに、上記の実施例では、側枠1をそのまま利用
して端枠35を構成するので、補助棚ユニットA2の製
造コストを減少できる。中空枠で形成した側枠1は、そ
の内外側面のそれぞれに棚受具15を掛止装着できるの
で、側枠1を間にして左右に隣接する棚板2を同じ高さ
位置において横一線状に配置できる。なお、3単位の棚
を備えた収納棚を構成する場合には、2個の棚ユニット
A1の側枠1・1間に適当長さの棚板2を掛止する。こ
の収納棚に補助棚ユニットA2を付加すると、4単位の
棚を備えた収納棚を構成できる。
【0032】建物の構造によっては、収納棚を設置する
壁面と天井との間の隅部に、端枠35の前後寸法より小
さな奥行寸法の段部壁が張り出しており、この場合に
は、ベース体38の前部にねじ込んだねじ軸41を、段
部壁に当てがうことができないことがある。こうした場
合に備えて、図10に示すようにベース体38の前後方
向中央に逃げ穴44を備えたボス45を設け、その上面
に雌ねじ体40をビス39で固定しておくことができ
る。この中央の雌ねじ体40にねじ軸41をねじ込むこ
とにより、ねじ軸41の上端に設けた押接体56を段部
壁に当てがって、端枠35を2個のねじ軸41で確りと
突っ張り固定できる。逃げ穴44および雌ねじ体40を
それぞれ3個以上設けて、ねじ軸41の前後方向のねじ
込み位置をさらに多様に変更することができる。
【0033】図11は枠固定具37のさらに別の実施例
を示す。そこでは一方の雌ねじ体40を断面C字状のプ
レス成形金具で形成して、雌ねじ体40の左右一対のス
ライド爪56をベース体38の左右側面に設けたガイド
溝57で前後スライド自在に案内支持した。雌ねじ体4
0の前後スライド範囲に対応して、逃げ穴44が前後に
長い溝で形成される。逃げ穴44の断面形状は凸字状に
なっており、その内面段部に板ナット58が配置され
る。この板ナット58に、雌ねじ体40に挿通したビス
39をねじ込むことにより、雌ねじ体40を任意のスラ
イド位置でスライド不能に締結固定できる。
【0034】以上のように構成した枠固定具37によれ
ば、ベース体38の前側のねじ軸41の前後位置を自由
に変更できるので、段部壁の奥行寸法が大小に変わる場
合にも支障なく対応でき、前側に設けたねじ軸41の押
接体56を段部壁の前端寄りの適切な位置に当てがうこ
とができる。
【0035】上記の実施例以外に、端枠35はこれ専用
の上端枠5Aと下端枠6Aとで構成することができる。
例えば、側枠1に比べて端枠35の左右厚み寸法を大き
く設定し、その強度を向上できる。なお、側枠1および
端枠35を構成する両側枠5・6は、溝9・11を省略
して、枠側壁5a・7aのそれぞれに掛止穴10・12
を通設することができる。
【0036】
【発明の効果】この発明では、単独で棚組みできる棚ユ
ニットA1と、この棚ユニットA1に付加設置される補
助棚ユニットA2を構成要素にして収納棚を構築できる
ようにするので、独立使用できる棚ユニットだけを構成
要素にして棚組みを行う場合に比べて、偶数組単位の
棚、とくに2単位の棚からなる収納棚を構築する場合の
部品点数を減少して、その分だけ棚の構築に要するコス
トを削減できる。また、偶数単位の棚を構築した場合の
左右幅寸法をより小さくできるので、収納棚を設置しよ
うとする壁面の左右幅が小さい場合にも柔軟に対応で
き、棚設置時の壁面寸法の制約を緩和できる点で有利で
ある。
【0037】棚ユニットA1の側枠1を中空枠状に形成
し、その左右両側に掛止穴10・12を設けて、棚受具
15を側枠の両側に同時に掛止できるようにするので、
複数単位の棚の間に棚板2・36を掛け渡す場合でも、
棚板2・36を横一線状に配置でき、その分だけ棚板2
の配置を自由に行って棚空間を有効に利用できる。
【0038】ねじ軸41のベース体38に対するねじ込
み位置を前後に位置変更できるようにした枠固定具37
によれば、天井と壁面との間に段部壁が張り出してある
ような場合にも、端枠35をぐらつきなく強固に突っ張
り固定できるので、例えば段部壁と天井との間に、ねじ
軸41を受け止めるための専用枠を介装するなどの手間
を掛ける必要もなく、棚の組み立てを容易にしかも迅速
に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納棚の設置例を示す斜視図である。
【図2】棚ユニットの正面図である。
【図3】上側枠の側面図と、A−A線断面図である。
【図4】棚受構造を示す断面図である。
【図5】突っ張り機構の縦断側面図である。
【図6】補助棚ユニットの正面図である。
【図7】枠固定具の分解斜視図である。
【図8】枠固定具の縦断側面図である。
【図9】図8におけるB−B線断面図である。
【図10】枠固定具の別実施例を示す平面図である。
【図11】枠固定具のさらに別実施例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 側枠 2 棚板 3 天板 5 上側枠 5A 上端枠 6 下側枠 6A 下端枠 15 棚受具 35 端枠 36 棚板 37 枠固定具 38 ベース体 40 雌ねじ体 41 ねじ軸 A1 棚ユニット A2 補助棚ユニット T 突っ張り機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立使用できる棚ユニットA1と、この
    棚ユニットA1に付加設置されて別の棚単位を構成する
    補助棚ユニットA2とで構成してある突っ張り固定型の
    収納棚であって、 棚ユニットA1は、中空枠で形成した左右一対の側枠1
    ・1と、両側枠1・1に掛止装着される複数の棚板2
    と、両側枠1・1の上端間に設けられた突っ張り機構T
    とを備えており、 両側枠1・1は、上下方向中途部において重合連結され
    る上側枠5と下側枠6とで、高さ調整可能に構成され
    て、各側枠1・1の内外側面のそれぞれに、棚受具15
    を掛止する掛止穴10・12が一定ピッチで通設されて
    おり、 補助棚ユニットA2は、棚ユニットA1の側枠1・1と
    平行に配置される中空枠からなる端枠35と、該側枠1
    と端枠35との間に掛止される複数の棚板36と、端枠
    35の上端に設けた、ねじを固定要素とする枠固定具3
    7とで構成されており、 端枠35が、上下方向中途部において高さ調整可能に重
    合連結した上端枠5Aと下端枠6Aとで構成されてい
    て、上端枠5Aと下端枠6Aとに棚受具15を掛止する
    掛止穴10・12が一定ピッチでそれぞれ通設してある
    突っ張り固定型の収納棚。
  2. 【請求項2】 枠固定具37が、上端枠5Aの上端に嵌
    合装着したベース体38と、ベース体38に支持されて
    上下方向へねじ込み変位できる複数のねじ軸41とを含
    んでいる請求項1記載の突っ張り固定型の収納棚。
  3. 【請求項3】 ベース体38に、ねじ軸41とかみ合う
    雌ねじ体40と、ねじ軸41の下端側を受け入れる逃げ
    穴44とが、3対以上設けられており、 ねじ軸41の上端を受け入れる天井ないし段部壁の奥行
    寸法に応じて、ねじ軸41のベース体38に対するねじ
    込み位置を前後に位置変更できる請求項2記載の突っ張
    り固定型の収納棚。
  4. 【請求項4】 ベース体38の前後方向に沿って逃げ穴
    44が長溝状に通設されており、 逃げ穴44に臨んで配置した雌ねじ体40が、逃げ穴4
    4に沿って前後スライド自在に支持され、任意のスライ
    ド位置においてスライド不能に締結固定できる請求項2
    又は3記載の突っ張り固定型の収納棚。
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