JPH11279018A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPH11279018A
JPH11279018A JP10203298A JP10203298A JPH11279018A JP H11279018 A JPH11279018 A JP H11279018A JP 10203298 A JP10203298 A JP 10203298A JP 10203298 A JP10203298 A JP 10203298A JP H11279018 A JPH11279018 A JP H11279018A
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JP
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skin
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hydroxycholesterol
preparation
pref
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JP10203298A
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English (en)
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Nao Maruyama
菜生 丸山
Seiji Nishiyama
聖二 西山
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 しわ改善、予防効果及び肌荒れ、フケ等の改
善効果に優れた皮膚外用剤を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 角化抑制剤を一種又は二種以上と金属イ
オン封鎖剤から選ばれる一種又は二種以上とを含む皮膚
外用剤を提供することにより上記課題を解決することを
見出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角化抑制剤を含有
する皮膚外用剤に関し、さらに詳しくは、角化抑制剤を
安定に配合する皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】表皮は加齢に伴って経皮水分蒸発量が減
少し、角質層水分量や水分保持能も低下する。また、表
皮中のエネルギー代謝系酸素活性が低下し、表皮ターン
オーバー速度も低下する。したがって表皮は萎縮し、角
質層の重層化したドライスキン状態になる。一方で、真
皮も加齢と共に菲薄化し、乳頭層が扁平化して表皮−真
皮の接着力が低下する。このように皮膚は加齢に伴っ
て、柔軟性や弾力性の低下などが起こるが、これらのし
わ形成に直接関与する皮膚の物性変化は、真皮の結合組
織特にコラーゲンや弾性繊維などの細胞外マトリクス成
分の量的及び質的変化によるものばかりか、表皮、特に
角質層の変化も重要である。加齢に伴う皮膚表面の形態
変化をみると、皮溝数が減少し、皮溝皮丘が不鮮明にな
り、皮溝の均一性が乱れ、皮溝がある一定方向にそろう
傾向か認められる。
【0003】例えば、表皮基底細胞の増殖機能低下によ
る皮膚の萎縮(表皮ターンオーバー速度の低下)、及び
それに伴う角質層の重層化、水分保持機能の低下、肌荒
れの発生などの表皮の変化も、しわ形成の初期段階にお
いて重要な要因となる。すなわち、乾燥による角質層の
変化により皮膚表面の粘弾性か低下し、小じわが発生し
やすくなるのである。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】これらの問題を解決す
るため、角質層の乾燥を防ぐ目的で保温剤を添加した皮
膚外用剤がしわ改善のために用いられてきた。特に有効
な保湿剤としてアミノ酸若しくはその誘導体、及びムコ
多糖類などが用いられてきたが、その作用は弱く、少量
の配合で十分な効果を引き出すことは困難であった。ま
た、これらの保湿剤を多量に配合した場合には、相対的
に他の成分が少なくなるため製品として十分なものを提
供できず、さらに、アミノ酸の配合による経時による変
臭、ムコ多糖類によるべたつき等の問題が生じてしま
う。
【0005】したがって、これらの保湿剤のみを用いた
のでは、十分なしわ改善効果を得ることはできず、しわ
改善効果の優れた皮膚外用剤が望まれている。本発明は
前記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目
的は、しわ改善、予防効果と共に、優れた肌荒れ、フケ
などの改善効果を有するとともに安定性の高い皮膚外用
剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、角化抑制効果
を有する物質に金属イオン封鎖剤を配合することによ
り、角化抑制剤が安定に配合できるとともに、角化抑制
剤の単独配合より優れたしわの改善効が得られることを
見出し、本発明の完成に至った。
【0007】すなわち、本発明にかかる皮膚外用剤は、
角化抑制剤と、金属イオン封鎖剤を配合することを特徴
とする。
【0008】また、角化抑制剤がオキシステロール類に
属し、コレステロール構造上に又はその誘導体構造上3
の位置のヒドロキシル基以外に含酸素置換基を少なくと
も1個有するステロール及び6−ニトロコレステロール
からなる群から一種または二種以上選択されることが好
適である。なお、角化抑制剤が25一ハイドロキシコレス
テロール、26−ハイドロキシコレステロール、19一ハイ
ドロキシコレステロール、22- ケトコレステロールオキ
シム、6 一ケトコレステロール及び7 −ケトコレステロ
ール若しくはこれらの誘導体の一種又は二種以上から選
択されることがより好適であり、特に25一ハイドロキシ
コレステロールが最適である。なお、本発明にかかる皮
膚外用剤には、角化抑制剤を0.001 〜10重量%、金属イ
オン封鎖剤を0.001 〜10重量%配合することが好適であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
てさらに詳細に説明する。本発明で使用する角化抑制剤
は、角質軟化効果を有する物質を意味し、オキシステロ
ール類に属し、コレステロール構造上に又はその誘導体
構造上3の位置のヒドロキシル基以外に含酸素置換基が
少なくとも1個存在するステロール及び6−ニトロコレ
ステロールのうちから選択されることを特徴とする。こ
れらの物質は、加齢し重量化した角質層を正常レベルに
戻し、最終的に角質を軟化する作用を有する。
【0010】本発明で使用する角化抑制剤としては、例
えば、25一ハイドロキシコレステロール、26一ハイドロ
キシコレステロール、19一ハイドロキシコレステロー
ル、22一ケトコレステロールオキシム、6一ケトコレス
テロール、7−ケトコレステロールなどか挙げられる。
なお、これらの物質の3位若しくはその他のヒドロキシ
ル基がエステル化等により修飾された誘導体も用いるこ
とが可能である。これらのうち特に25ーハイドロキシコ
レステロールは角化抑制効果が高く、これを用いること
が特に好ましい。
【0011】本発明における角化抑制剤の配合量は、好
ましくは皮膚外用剤全量中の0.001〜10重量%であり、
より好ましくは0.01〜3重量%である。0.001 重量%以
下では、十分な効果を引き出すことはできず、一方、10
重量%以上としても、それ以上のしわ改善効果を得るこ
とはできない。
【0012】本発明で使用する金属イオン封鎖剤として
は、例えば1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホ
ン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸
四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナ
トリウム、エデト酸四ナトリウム、エチレンジアミンヒ
ドロキシエチル三酢酸三ナトリウム、クエン酸ナトリウ
ム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グ
ルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク
酸、エデト酸等が挙げられる。
【0013】本発明における金属イオン封鎖剤の配合量
は、好ましくは皮膚外用剤全量中の0.001 〜10重量%で
あり、より好ましくは0.001 〜0.2 重量%である。0.00
1 以下では十分な安定性を得ることはできず、一方10重
量%以上でもそれ以上の安定性を得ることはできず、基
剤臭が生じ好ましくない。
【0014】本発明に係る皮膚外用剤には紫外線吸収剤
を配合することができる。具体的には、ベンゾフェノン
系紫外線吸収剤、p−アミノ安息香酸系紫外線吸収剤、
メトキシ桂皮酸系紫外線吸収剤、ジベンゾイルメタン系
紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤であり、かか
る紫外線吸収剤の代表的な化合物を例示すれば以下の通
りである。
【0015】(1)ベンゾフェノン系紫外線吸収剤 2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジ
ヒドロキシ−4,4’一ジメトキシベンゾフェノン、
2,2’,4,4’一テトラヒドロキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’一メチルベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−
5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾノン、2−エチ
ルヘキシル−4' 一フェニル−ベンゾフェノン−2−カ
ルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシ
ベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベン
ゾフェノン。
【0016】(2)p−アミノ安息香酸系紫外線吸収剤 p−アミノ安息香酸( 以下PABAと略す) 、PABA
モノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシPAB
Aエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエチル
エステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、
N,N−ジメチルPABAブチルエステル、N,N−ジ
メチルPABAアミルエステル、N,N−ジメチルPA
BAオクチルエステル。
【0017】(3)メトキシ桂皮酸系紫外線吸収剤 桂皮酸オクチルエステル、4−イソプロピル桂皮酸エチ
ルエステル、2,5−ジイソプロピル桂皮酸メチルエス
テル、2,4−ジイソプロピル桂皮酸エチルエステル、
2,4−ジイソプロピル桂皮酸メチルエステル、p−メ
トキシ桂皮酸プロピルエステル、p−メトキシ桂皮酸イ
ソプロピルエステル、p−メトキシ桂皮酸イソアミルエ
ステル、p−メトキシ桂皮酸オクチルエステル(p−メ
トキシ桂皮酸2 −エチルヘキシルエステル) 、p−メト
キシ桂皮酸2−エトキシエチルエステル、p−メトキシ
桂皮酸シクロヘキシルエステル、p−メトキシ桂皮酸ナ
トリウム、p−メトキシ桂皮酸カリウム、ジ−p−メト
キシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル。
【0018】(4)ジベンゾイルメタン系紫外線吸収剤 4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、
4−メトキシ−4’−メトキシジベンゾイルメタン、4-
イソプロピルジベンゾイルメタン。
【0019】(5)サリチル酸系紫外線吸収剤 サリチル酸アミルエステル、サリチル酸メンチルエステ
ル、サリチル酸ホモメンチルエステル、サリチル酸オク
チルエステル、サリチル酸フェニルエステル、サリチル
酸ベンジルエステル、サリチル酸エチレングリコール、
サリチル酸ジプロピレングリコール、4−メトキシサリ
チル酸。
【0020】本発明の皮膚外用剤に配合される紫外線吸
収剤の配合量にはとくに限定はないが、一般には皮膚外
用剤全量に対して0.05〜10.0重量%、好ましくは0 .5〜
8.0重量%配合する。この配合量が少なすぎると、日焼
けを予防することができず好ましくなく、逆に多過ぎる
と皮膚外用剤の安定性を損なう傾向にあるので好ましく
ない。
【0021】本発明に係る皮膚外用剤にはシリコーンを
配合することが可能である。たとえば、ジメチルポリシ
ロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイ
ドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オ
クタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロ
ペンタシロキサン、3次元網目構造を形成しているシリ
コン樹脂、シリコンゴム等が挙げられる。
【0022】これらのシリコーンは、皮膚外用剤中に0.
1 〜20重量%、好ましくは0.5 〜15重量%の割合で配合
される。
【0023】なお、本発明の皮膚外用剤は通常の皮膚外
用剤であり、例えば、水溶液系、可溶化系、乳化系、粉
末分散系、水一油2層系、水−油−粉末3層系などの広
い範囲の基剤として使用可能である。また、本発明の皮
膚外用剤の用途も、化粧水、乳液、クリーム、パックな
どの基礎化粧料、口紅、アイシャドー、ファンデーンョ
ンなどのメーキャップ化粧料、シャンプー、リンス、ヘ
アトニックなどの頭髪化粧料、ボディー化粧料、芳香化
粧料、洗浄料、軟膏等の化粧料の他、医薬品、医薬部外
品など多岐にわたり用いることが可能である。
【0024】また、本発明の皮膚外用剤は本発明の効果
を損なわない範囲において、前記必須成分及び追加成分
の他、通常化粧料及び医薬料に配合される成分、例え
ば、アルコール、油分、界面活性剤、紫外線吸収剤、紫
外線遮蔽剤、その他の保湿剤、増粘剤、防腐剤、無機粉
末、有機粉末、着色料、香料、薬剤等を配合することが
可能である。
【0025】
【実施例】本発明のさらに具体的な具体例を用いて本発
明をさらに詳細に説明する。なお、本発明はこれにより
限定されるものではない。また、配合量は重量%で示
す。
【0026】25−ハイドロキシコレステロール安定性試
験 下記の表1 の処方によりクリームを調整し、25−ハイド
ロキシコレステロールの安定性の検討を行った。
【0027】
【表1】 ──────────────────────────────────── 実施例 比較例 1 2 3 1 ──────────────────────────────────── A.油相 セタノール 0.5 0.5 0.5 0.5 ワセリン 2.0 2.0 2.0 2.0 スクワラン 7.0 7.0 7.0 7.0 自己乳化型モノステアリン 酸ク゛リセリン 2.5 2.5 2.5 2.5 ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛タンモノステアリン 酸エステル(20E.O) 1.5 1.5 1.5 1.5 パントテニルエチルエーテル 0.5 0.5 0.5 0.5 ホホバ油 5.0 5.0 5.0 5.0 25一ハイドロキシコレステロール 2.0 2.0 2.0 2.0 B.水相 プロピレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0 グリセリン 5.0 5.0 5.0 5.0 モンモリロナイト 5.0 5.0 5.0 5.0 エデト酸二ナトリウム 0.05 − 0.05 − クエン酸ナトリウム − 0.05 0.05 − アスコルビン酸 0.05 0.05 0.05 0.05 水酸化カリウム 0.3 0.3 0.3 0.3 水 残余 残余 残余 残余 ──────────────────────────────────── (製法)A(油相)とB(水相)それぞれ70℃に加熱し
完全に溶解する。AをBに加えて、乳化機で乳化する。
乳化物をを熱交換機を用いて冷却してクリームを得た。
【0028】25−ハイドロキシコレステロールの安定性
試験の評価は以下の方法に従って行った。 [評価方法]各試料に対して、50〜ー5℃にて1 ヶ月保存
した後、0℃保存品に対する各温度保存品の安定性を評
価した。
【0029】[判断基準] (色) ◎:変化なし。 ○:ごくわずかに変色。 △:やや変色。 ×:強く変色。
【0030】(匂い) ◎:変化なし。 ○:ごくわずかに変臭。 △:やや変臭。 ×:強く変臭。
【0031】
【表2】 ──────────────────────────────────── 実施例 比較例 1 2 3 1 ──────────────────────────────────── 1日後 色 ◎ ◎ ◎ △ 匂い ◎ ◎ ◎ ○ 30日後 色 ○ △ ○ × 匂い △ ○ ○ △ ────────────────────────────────────
【0032】上記結果より明らかなように、角化抑制剤
に金属イオン封鎖剤を配合することにより、安定性の高
い皮膚外用剤を得ることが可能である。
【0033】しわ改善効果の検討
【表1 】
【0034】上記実施例1〜3及び比較例1を用いて、
しわ改善効果の評価を行った。 [評価方法]女性パネラーの顔面の皮膚表面形態をシリ
コン樹脂によるレプリカ法を用いて肌のレプリカをと
り、顕微鏡(17倍)にて観察した。この結果、皮膚の
しわ状態から下記判断基準に基づき、1若しくは2と判
断されたパネラー20名を対象に検討を行った。18名のパ
ネラーを3群に分け(各群6名)顔面の半々に上記表1
のクリームを1日2回塗布した。なお各群に適用するク
リームを表3に示す。4週間後再びレプリカをとり、肌
の状態を観察し、下記の判断基準にしたがって再度評価
を行った。 [判断基準] 1:太く深いしわが2本以上存在する。 2:太く深いしわが存在する。 3:しわがある 4:しわ予備群が存在する。 5:しわはほとんどない。 なお、しわ予備群とは、皮溝、皮丘か発達したもので、
はっきりとしたしわではないが将来しわになると予測さ
れるものを意味する。
【0035】
【表3】 ───────────────────────────────── 左半面 右半面 ───────────────────────────────── 1群 実施例1 実施例2 2群 実施例1 実施例3 3群 実施例1 比較例1 ─────────────────────────────────
【0036】結果を表4に示す。
【表4】 ───────────────────────────────── 1群 2群 3群 評価 左 右 左 右 左 右 ───────────────────────────────── 1 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 3 1 1 1 0 1 3 4 2 1 2 2 2 1 5 3 4 3 4 3 2 ─────────────────────────────────
【0037】上記結果より明らかなように、角化抑制剤
と金属イオン封鎖剤とを配合した皮膚外用剤は、角化抑
制剤単独で配合した皮膚外用剤と同等あるいはより優れ
たしわ改善効果を有する。
【0038】肌質改善効果の検討 さらに、本発明者らは、上記実施例1〜3及び比較例1
を用いて、使用による肌質の改善効果について検討を行
った。評価は以下の基準により行った。 [評価基準] (肌のハリ) 著 効:肌のハリが大変ました 有 効:肌のハリかました やや有効:肌のハリがややました 無 効:肌のハリに変化はない (肌の潤い) 著 効:肌の潤いが増し、大変みずみずしくなった 有 効:肌の潤いが増し、みずみずしくなった やや有効:肌の潤いに変化はなく、乾燥していない 無 効:肌の潤いが減少し、乾燥している [判定基準] ◎:被験者のうち若効及び有効を示すものが80%以上 ○:被験者のうち若効及び有効を示すものが50〜60% △:被験者のうち若効及び有効を示すものが30〜50% ×:被験者のうち著効及び有効を示すものか30%以下
【0039】結果を表5に示す。
【表5】 ───────────────────────────────── 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 肌のハリ ◎ ◎ ◎ ◎ 肌の潤い ◎ ◎ ◎ ○ 翌朝の肌の潤い ◎ ○ ◎ △ ─────────────────────────────────
【0040】上記結果より明らかなように、本発明の実
施例1〜3によれば、肌のハリ、潤いとも優れ、しかも
翌朝の肌の潤いも感じられる。すなわち、金属イオン封
鎖剤を配合した場合に高い使用性が示される。
【0041】以下、本発明のさらに具体的な配合例を示
す。なお、本発明はこれに限定されるものではない。ま
た、配合量は重量%で示す。
【0042】配合例1 クリーム A.油相 ステアリン酸 10.0重量% ステアリルアルコール 4.0 ステアリン酸ブチル 8.0 ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.0 25−ハイドロキシコレステロール 10.0 香料 0.4 防腐剤 適量 B.水相 ヒアルロン酸ナトリウム 0.5 グリセリン 4.0 水酸化カリウム 0.4 エデト酸三ナトリウム 0.05 精製水 残余 (製法)A.油相と、B.水相をそれぞれ70℃に過熱し完全
に溶解する。A をB に加えて乳化機で乳化する。乳化物
を熱交換機を用いて冷却しクリームを得た。
【0043】配合例2 クリーム A.油相 セタノール 4.0 重量% ワセリン 7.0 イソプロピルミリステート 8.0 スクワラン 15.0 ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.2 POE (20)ソルビタンモノステアレート 2.8 25一ハイドロキシコレステロール 2.0 香料 0.3 酸化防止剤 適量 防腐剤 適量 B.水相 グリセリン 10.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.02 ジプロピレングリコール 4.0 エデト酸二ナトリウム 0.05 精製水 残余 (製法)配合例1 に準じてクリームを得た。
【0044】配合例3 クリーム A.油相 スクワラン 5.0 重量% オレイルオレート 3.0 ワセリン 2.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20EO) 1.2 25一ハイドロキシコレステロール 0.03 香料 0.3 防腐剤 適量 B.水相 1,3 ブチレングリコール 4.5 エタノール 3.0 カルボキシビニルポリマー 0.2 水酸化カリウム 0.1 へキサメタリン酸ナトリウム 0.05 精製水 残余 (製法)配合例1に準じてクリームを得た。
【0045】配合例4 ファンデーション A.油相 セタノール 3.5 重量% 脱臭ラノリン 4.0 ホホバ油 5.0 ワセリン 2.0 スクワラン 6.0 ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.5 POE (6O)硬化ヒマシ油 1.5 POE (20)セチルエーテル 1.O 25一ハイドロキシコレステロール 0.1 香料 0.3 防腐剤 適量 B.水相 プロピレングリコール 10.0 調合粉末 12.0 エデト酸三ナトリウム 0.2 精製水 残余 (製法)配合例1 に準じてファンデーションを得た。
【0046】配合例5 化粧水 A.アルコール相 エタノール 5.0 重量% POE オレイルアルコールエーテル 2.0 2 一エチルヘキシル-P- ジメチルアミノベンゾエート 0.18 25一ハイドロキシコレステロール 0.2 香料 0.05 B.水相 1,3 ブチレングリコール 9.5 クエン酸 0.05 クエン酸ナトリウム 0.07 ヒアルロン酸ナトリウム 0.5 グリセリン 5.0 精製水 残余 (製法)A.アルコール相をB.水相に添加し、可溶化
して化粧水を得た。
【0047】配合例6 パック (1)ポリビニルアルコール 10.0重量% (2)ポリエチレングリコール(分子量400 ) 0.4 (3)グリセリン 3.0 (4)エタノール(95%) 8.0 (5)25一ハイドロキシコレステロ「ル 0.5 (6)ヒアルロン酸ナトリウム 0.5 (7)グルコン酸 0.05 (8)防腐剤 0.1 (9)香料 0.1 (10)精製水 適量 (製法)室温で(4)、(8)、(9)を混合溶解し、
(1)、(2)、(3)及び(5)、(6)、(7)、
(10)を80℃で混合溶解した中に撹洋添加した後、室温
まで放冷してパックを得た。
【0048】配合例7 ロ紅 (1)ヒマシ油 20.0重量% (2)セチルアルコール 20.0 (3)ミツロウ 5.0 (4)キャンデリラロウ 30.0 (5)ヒアルロン酸ナトリウム 0.5 (6)スクワラン 13.0 (7)カルナバロウ 5.0 (8)顔料 5.0 (9)25一ハイドロキシコレステロール 0.01 (10) エデト酸二ナトリウム 0.05 (11) 香料 適量 (製法)(1)〜(10)を80℃にて溶解し、型に流し込
んで室温まで放冷した後、型から取り出して、棒状口紅
を得た。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の皮膚外用
剤は、25一ヒドロキシコレステロール等の角化抑制剤と
金属イオン封鎖剤を配合することにより、経時安定性が
高まるとともに、しわ改善、予防効果に優れた皮膚外用
剤を得ることが可能である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角化抑制剤と、金属イオン封鎖剤を配合
    することを特徴とする皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の皮膚外用剤において、
    角化抑制剤がオキシステロール類に属し、コレステロー
    ル構造上に又はその誘導体構造上3の位置のヒドロキシ
    ル基以外に含酸素置換基を少なくとも1 個有するステロ
    ール及び6−ニトロコレステロールからなる群から一種
    または二種以上選択されることを特徴とする皮膚外用
    剤。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の皮膚外用剤において、
    角化抑制剤が25−ハイドロキシコレステロール、26−ハ
    イドロキシコレステロール、19一ハイドロキシコレステ
    ロール、22一ケトコレステロールオキシム、6−ケトコ
    レステロール及び7一ケトコレステロール若しくはこれ
    らの誘導体の一種または二種以上から選択されることを
    特徴とする皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の皮膚外用剤において、
    角化抑制剤が25一ハイドロキシコレステロールであるこ
    とを特徴とする皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の皮膚外
    用剤において、角化抑制剤を0.001 〜10重量%、金属イ
    オン封鎖剤を0.001 〜10重量%配合することを特徴とす
    る皮膚外用剤。
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