JPH1127965A - 容量性負荷の駆動装置 - Google Patents

容量性負荷の駆動装置

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JPH1127965A
JPH1127965A JP9174396A JP17439697A JPH1127965A JP H1127965 A JPH1127965 A JP H1127965A JP 9174396 A JP9174396 A JP 9174396A JP 17439697 A JP17439697 A JP 17439697A JP H1127965 A JPH1127965 A JP H1127965A
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power supply
switching
signal
capacitive load
transistor
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JP9174396A
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Tsunemi Gonda
常躬 権田
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Nikon Corp
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 論理回路などに一般に使用されるデジタルI
Cのスイッチング信号により制御されることを可能とす
る容量性負荷駆動装置を提供すること。 【解決手段】 容量性負荷に相互に相補型の第1のスイ
ッチング素子と第2のスイッチング素子を介して高電圧
の駆動電圧を供給し、第1のスイッチング素子は第3の
スイッチング素子によりスイッチング制御され、第2の
スイッチング素子は第3のスイッチング素子と相補型の
第4のスイッチング素子によりスイッチング制御され、
第3のスイッチング素子および第4のスイッチング素子
は、デジタルICの信号レベルでスイッチング制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容量性負荷の駆動
装置、特に振動アクチュエータにおける圧電素子などの
容量性負荷を駆動する駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】弾性体の表面に例えば圧電素子を接合
し、この圧電素子に駆動電圧を印加して弾性体に複数の
振動モードを調和的に発生させ、これにより弾性体表面
に物理的な楕円運動を発生させ、この弾性体に加圧接触
される相対運動部材を駆動する振動アクチュエータが知
られている。この種の振動アクチュエータにおいて、超
音波の振動域を利用したものを超音波振動アクチュエー
タあるいは超音波モータと呼ばれている。
【0003】上記振動アクチュエータを駆動する場合、
一般に駆動用超音波電源は低電位の直流電源を半導体に
よりスイッチング動作をさせ昇圧トランスにより高電圧
に昇圧して供給している。しかし、オープンループであ
りかつスイッチングトランスは巻き線によるインピーダ
ンスを持つために振動アクチュエータの負荷変動等によ
る電流変化が、出力電圧変化を誘導し結果として速度変
動、トルク変動等を来たし振動アクチュエータの各種の
制御性能を低下させる原因となる。
【0004】また、図7に示すように高電圧を直接半導
体素子で制御する容量性負荷駆動装置がある(例えば、
特開平9−9650号公報)。図7の容量性負荷駆動装
置は、差動増幅器501から0Vを中心として上下に変
動する制御信号Veを出力することにより圧電素子であ
る容量性負荷502の充放電動作を行わせるものであ
る。
【0005】動作を簡単に説明すると、差動増幅器50
1からの制御信号Veがグランド端子504に対して+
0.6V程度以上になるとNPNトランジスタ503の
ベース・エミッタ間にベース電流が流れ始め、それに応
じてコレクタ電流が流れる。このコレクタ電流はPNP
トランジスタ505のベース電流となりこのベース電流
に応じてPNPトランジスタ505のコレクタ電流が流
れ、容量性負荷502に正電源506から駆動電圧が供
給される。このとき、PNPトランジスタ507にも制
御信号Veが印加されるが、0.6V程度以上であるの
でベース電流は流れずPNPトランジスタ507は動作
しない。PNPトランジスタ507が動作しないとNP
Nトランジスタ508にもベース電流は流れずNPNト
ランジスタ508はオフ状態である。
【0006】次に、差動増幅器501からの制御信号V
eがグランド端子504に対して−0.6V程度以下に
なるとPNPトランジスタ507のエミッタ・ベース間
にベース電流が流れ、それに応じてコレクタ電流が流れ
る。このコレクタ電流はNPNトランジスタ508のベ
ース電流となりこのベース電流に応じてNPNトランジ
スタ508にコレクタ電流が流れ、容量性負荷502に
充電された電位は負電源509に向けて放電がなされる
と共に逆方向に充電される。すなわち、容量性負荷50
2に負電源509から負の駆動電圧が供給されることに
なる。このとき、NPNトランジスタ503にも制御信
号Veが印加されるが、−0.6V程度以下であるので
ベース電流は流れずNPNトランジスタ503は動作し
ない。NPNトランジスタ503が動作しないとPNP
トランジスタ505にもベース電流は流れずPNPトラ
ンジスタ505はオフ状態である。
【0007】このようにして、低電位の差動増幅器50
1の出力信号により、容量性負荷502に電源506、
509で規定される高電位の電圧を供給することができ
る。トランジスタ等の耐圧にもよるが数100Vの駆動
電圧を制御することができる。従って、この種の容量性
負荷駆動装置を振動アクチュエータに使用すると上述し
た昇圧トランスを使用する必要がなく、昇圧トランスに
よる前記問題点を解決することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、振動アクチュ
エータでは容量性負荷である圧電素子に印加する駆動電
圧は、一定の周波数を有する周期信号である。従って、
その周期信号を制御するには一般のロジック回路に使用
される5V電源等で動作するデジタルICを使用すると
便利である。ところが、上記の図7の回路では、制御信
号を±に振る必要があり、上述した一般のデジタルIC
を使用することが難しい。また、図7の回路は、各トラ
ンジスタの非飽和領域の特性を利用するものであり、デ
ジタルICを利用したデジタル信号によるスイッチング
制御を有効に行うことができない。
【0009】本発明の目的は、論理回路などに一般に使
用されるデジタルICのスイッチング信号により制御さ
れることを可能とする容量性負荷駆動装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】実施の形態を示す図5に
対応づけて本発明を説明する。上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、第1の電源+30Vと第2の電
源−30Vとの間に直列接続された互いに相補型の第1
および第2のスイッチング素子TR1、TR2と、第1
のスイッチング素子TR1を開閉する第3のスイッチン
グ素子TR3と、第3のスイッチング素子TR3と相補
型でありかつ第2のスイッチング素子TR2を開閉する
第4のスイッチング素子TR4とを備え、第1および第
2のスイッチング素子TR1、TR2の接続点23に容
量性負荷を接続する容量性負荷駆動装置に適用され、第
3のスイッチング素子TR3は、第1の電源+30Vと
第2の電源−30Vの間の電位を有し、自己のスイッチ
ングの基準となる第3の電源GNDに接続され、第4の
スイッチング素子TR4は、第1の電源+30Vと第2
の電源−30Vの間の電位を有し、自己のスイッチング
の基準となる第4の電源+5Vに接続され、第3および
第4のスイッチング素子TR3、TR4は、第3の電源
GNDと第4の電源+5Vの電位に基づく信号レベルを
有するスイッチング信号により相補に開閉されるもので
ある。請求項2の発明は、ハイ信号レベルとロー信号レ
ベルとを有するスイッチング信号に応じて容量性負荷の
充放電を行わせる容量性負荷駆動装置に適用され、第1
の電源+30Vにエミッタを接続し容量性負荷にコレク
タを接続する第1のPNPトランジスタTR1と、第2
の電源−30Vにエミッタを接続しコレクタを第1のP
NPトランジスタTR1のコレクタおよび容量性負荷に
接続する第1のNPNトランジスタTR2と、第1のP
NPトランジスタTR1のベースにコレクタを接続し第
3の電源GNDにエミッタを接続しベースに接続される
第1の端子21にスイッチング信号が入力される第2の
NPNトランジスタTR3と、第1のNPNトランジス
タTR2のベースにコレクタを接続し第4の電源+5V
にエミッタを接続しベースに接続される第2の端子22
にスイッチング信号が入力される第2のPNPトランジ
スタTR4と、第1の端子21と第3の電源GNDとの
間に挿入される第2のNPNトランジスタTR3のベー
ス電流を規定する第1の抵抗素子R3と、第2の端子2
2と第4の電源+5Vとの間に挿入される第2のPNP
トランジスタTR4のベース電流を規定する第2の抵抗
素子R6と、第1のPNPトランジスタTR1のベース
と第3の電源GNDとの間に挿入されて、第1のPNP
トランジスタTR1のベース電流を規定する第3の抵抗
素子R4と、第1のNPNトランジスタTR2のベース
と第4の電源+5Vとの間に挿入される第1のNPNト
ランジスタTR2のベース電流を規定する第4の抵抗素
子R7とを備え、第3の電源GNDの電位はスイッチン
グ信号のロー信号レベルの基準となる電位の電源であり
かつ第1の電源+30Vの電位よりも低く、第4の電源
+5Vの電位はスイッチング信号のハイ信号レベルの基
準となる電位の電源でありかつ第2の電源−30Vの電
位よりも高くするものである。請求項3の発明は、請求
項1または2記載の容量性負荷装置において、第4の電
源+5Vはスイッチング信号を生成するために使用され
る論理回路用電源のプラス電位側であり、第3の電源G
NDはこの論理回路用電源のグランド電位側としたもの
である。
【0011】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、分かりやすく説明するため実施の形態の図5と対
応づけたが、これにより本発明が実施の形態に限定され
るものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は振動アクチュエータ1を駆
動する駆動装置の実施の形態の構成図である。図2はこ
の振動アクチュエータ1の概略構成を説明する斜視図で
ある。
【0013】図2において、振動アクチュエータ1は、
弾性体101の表面に2個の圧電素子102、103が
接着接合され、この圧電素子102、103に位相の異
なる駆動電圧を印加することにより弾性体101に複数
の振動モードを調和的に発生させ、駆動力取り出し部1
04、105に物理的な楕円運動を発生させ、この駆動
力取り出し部104、105に不図示の付勢部材により
加圧接触される相対運動部材106を相対運動させて駆
動するものである。107、108は弾性体101の振
動状態をモニタする振動モニタ用圧電素子である。以上
の動作原理は公知であるので詳細な説明は省略する(例
えば特開平8−184769号公報を参照)。
【0014】この振動アクチュエータ1の2個の圧電素
子102、103に印加する駆動電圧を発生させる駆動
装置について、以下図1〜図5を使用して詳細に説明す
る。
【0015】図1は、本発明の第1の実施の形態である
駆動装置の構成を示す構成図である。この駆動装置は、
駆動電圧の周波数を規定する発振回路2と、2個の圧電
素子102、103へ互いに位相の異なる信号を印加す
るために異なる位相信号を生成する移相回路3と、ディ
レイ回路4A、4Bと、半導体素子を用いたスイッチン
グ回路5A、5Bとを備えている。発振回路2で生成さ
れた一定の周波数を有する信号は、移相回路2でπ/2
位相の異なる2つの信号とされる。これらの信号はディ
レイ回路4A、4Bにそれぞれ入力され、スイッチング
回路5A、5Bにおける出力トランジスタのオンが重な
らないように遅延がかけられた上で、スイッチング回路
5A、5Bに入力される。スイッチング回路5A、5B
は、入力された信号に基づき内部の半導体素子を動作さ
せることにより最大値約±30Vの値を持つ駆動電圧を
生成する。
【0016】図3は、発振回路2と移相回路3において
π/2位相が異なる2つの信号が生成される様子を説明
するタイミングチャートである。発振回路2から出力さ
れる一定周波数のパルス信号は、移相回路3を構成する
2個のDタイプフリップフロップ9、10にクロック信
号として入力される。2個のDタイプフリップフロップ
9、10はその出力Q、NQとデータ入力端子Dとがた
すきがけに接続され、図3のQ1、Q2の信号が生成さ
れるように構成されている。すなわち、信号Q1、Q2
は共にクロック4個分で1周期を構成し、信号Q1と信
号Q2は丁度1/4周期分すなわちπ/2位相がずれて
いる。信号Q1はディレイ回路4Aに、信号Q2はXO
Rゲート6を経由してディレイ回路4Bにそれぞれ入力
される。
【0017】ディレイ回路4Aとディレイ回路4Bは、
同一の構成による回路であり、後述するスイッチング回
路5A、5Bの2個の出力トランジスタのオンオフの切
り替わり時において、同時にオンする状態を確実に防止
するためそれぞれの信号にディレイを持たせる回路であ
る。図4は、ディレイ回路4A、4Bの動作を説明する
タイミングチャートである。以下、図1、図4を使用し
て、移相回路3により生成された信号Q1について、デ
ィレイ回路4Aの動作を説明する。信号Q2およびディ
レイ回路4Bは考え方は同様であるのでその説明を省略
する。ディレイ回路4A、4Bに入力される信号D/S
は、本駆動装置をドライブ状態にするかストップ状態に
するかを決める信号であり、ここでの説明では常にドラ
イブ状態すなわちハイ(HIGH)信号が入力されてい
る前提で説明を進める。駆動装置による駆動を止めたい
場合は信号D/Sをロー(LOW)にすればよい。
【0018】3入力のANDゲート7には、この信号D
/S、信号Q1、および信号Q1に対して抵抗R1とコ
ンデンサC1の時定数で規定される時間tのディレイを
持たせた信号QD1が入力される。信号D/Sは常にハ
イ(HIGH)であり、信号Q1と信号QD1のAND
が取られた信号S1が生成される。NANDゲート8に
は、信号D/S、信号Q1の反転信号QN1、および信
号QN1を上記と同様に抵抗R2とコンデンサC2の時
定数で規定される時間tのディレイを持たせた信号QN
D1が入力される。抵抗R1とR2およびコンデンサC
1とC2は同じ値でよい。信号D/Sは常にハイ(HI
GH)であり、信号QN1と信号QND1のNANDが
取られた信号S2が生成される。
【0019】上記により、図4に示す通り、信号S1の
立ち下がり時と信号S2の立ち下がり時および信号S2
の立ち上がり時と信号S1の立ち上がり時両方において
時間tの間隔を有し、信号S1のハイ(HIGH)信号
と信号S2のロー(LOW)信号は確実に重ならないよ
うに生成される。信号S1および信号S2はスイッチン
グ回路5Aに入力される。
【0020】図5はスイッチング回路5Aの原理図であ
る。スイッチング回路5Bも同じ構成である。図5にお
いて、PNPトランジスタTR1のエミッタ端子は+3
0Vの電源に、NPNトランジスタTR2のエミッタ端
子は−30Vの電源にNPNトランジスタTR3のエミ
ッタ端子はGND(接地)に、PNPトランジスタTR
4のエミッタ端子はダイオードを経由して+5V電源
に、それぞれ接続されている。前述の移相回路3および
ディレイ回路4Aで使用されているフリップフロップや
ゲートは一般の論理(ロジック)回路に使用される+5
V電源で動作するデジタルICであり、例えばTTLや
CMOS素子である。従って、ハイ(HIGH)信号は
4V前後の電位を持ち、ロー(LOW)信号は0.5V
前後の電位を有する。
【0021】端子21にディレイ回路4Aから信号S1
のハイ(HIGH)信号が入力されると、NPNトラン
ジスタTR3のベース・エミッタ間に抵抗R3で規定さ
れるベース電流が流れ、NPNトランジスタTR3はオ
ンする。NPNトランジスタTR3がオンするとPNP
トランジスタTR1のエミッタ・ベース間に抵抗R4で
規定されるベース電流が流れPNPトランジスタTR1
はオンする。PNPトランジスタTR1がオンすると端
子23に約+30Vの電圧が供給される。
【0022】端子21に入力する信号S1がハイ(HI
GH)になると、端子22に入力する信号S2も同様に
ハイ(HIGH)信号となる。PNPトランジスタTR
4のベース端子にハイ(HIGH)信号が入力されると
抵抗R5で+5V電源にプルアップされているため、P
NPトランジスタTR4のエミッタ・ベース間にはベー
ス電流が流れず、PNPトランジスタTR4はオフされ
る。PNPトランジスタTR4がオフされているとNP
NトランジスタTR2のベース・エミッタ間のベース電
流も流れず、NPNトランジスタTR2はオフされる。
従って、PNPトランジスタTR1がオンしNPNトラ
ンジスタTR2はオフされるので、端子23には約+3
0Vの電圧が供給される。
【0023】次に、端子21に信号S1のロー(LO
W)信号が入力されると、NPNトランジスタTR3の
ベース・エミッタ間にはオンするだけの十分なベース電
流が流れず、NPNトランジスタTR3はオフ状態であ
る。NPNトランジスタTR3がオフであるとPNPト
ランジスタTR1のエミッタ・ベース間のベース電流も
流れずPNPトランジスタTR1はオフする。
【0024】信号S1にロー(LOW)信号が入力され
ているときは、信号S2にもロー(LOW)信号が入力
されている。PNPトランジスタTR4のベース端子に
ロー(LOW)信号が入力されるとPNPトランジスタ
TR4のエミッタ・ベース間には抵抗R6で規定される
ベース電流が流れ、PNPトランジスタTR4はオンさ
れる。PNPトランジスタTR4がオンするとNPNト
ランジスタTR2のベース・エミッタ間に抵抗R7で規
定されるベース電流が流れ、NPNトランジスタTR2
がオンされる。NPNトランジスタTR2がオンすると
端子23は−30Vの電源と導通状態になる。
【0025】従って、PNPトランジスタTR1がオフ
しNPNトランジスタTR2はオンしているので、端子
23は−30V電源と導通状態になり、約−30Vの電
圧が供給されることになる。
【0026】上記のようにして、5V以下の振幅を有す
るスイッチング信号のハイ(HIGH)/ロー(LO
W)信号により端子23に約±30Vでスイッチングさ
れる高駆動電圧の供給を可能としている。上記におい
て、PNPトランジスタTR1がオンしているときはN
PNトランジスタTR2はオフしており、PNPトラン
ジスタTR1がオフしているときはNPNトランジスタ
TR2はオンしているが、さらに、図4のt時間の間は
両トランジスタとも共にオフとなる。従って、両トラン
ジスタのオンオフの切り替わり時に過度的に両トランジ
スタを貫通する電流が流れることがなく、無駄な電力を
消費せず、また過度な電流によりトランジスタなどの素
子を破壊したり信頼性を低下させたりすることもない。
【0027】上記により生成された約±30Vのスイッ
チングされた駆動電圧は、図1において、スイッチング
回路5AからはA相信号として振動アクチュエータ1の
一つの圧電素子に供給され、スイッチング回路5Bから
はA相信号に対してπ/2位相がずれたB相信号として
振動アクチュエータ1の他の圧電素子に供給される。図
1の信号R/Lは不図示の制御回路から供給される信号
であり、振動アクチュエータの駆動方向を、右方向ある
いは左方向(回転型振動アクチュエータにあっては右回
転か左回転)かを規定するものである。すなわち、信号
R/Lがハイ(HIGH)かロー(LOW)かによっ
て、図3の信号Q2を反転させるかしないかを決め、そ
れによりディレイ回路4Bに入力される信号Q2を信号
Q1に対してπ/2位相を遅らせた信号にするか、π/
2位相を進めた信号にするかを決める。これにより、振
動アクチュエータ1の駆動方向を制御することができ
る。
【0028】図6は、図5の原理図を実際の適用回路に
近い形で表した回路図である。図5におけるPNPトラ
ンジスタTR1およびNPNトランジスタTR2が、そ
れぞれ2段のPNPトランジスタTR5、TR6および
NPNトランジスタTR7、TR8で構成されている。
動作原理としては図5と同様であるのでその説明を省略
する。
【0029】このようにして、出力に昇圧トランスを使
用しなくても圧電素子などの容量性負荷に高電位の駆動
電圧を供給することを可能にするとともに、その制御信
号を論理回路などに一般に使用されるデジタルICによ
り容易に生成して制御することができる。
【0030】なお、上記実施の形態ではNPNトランジ
スタ、PNPトランジスタのバイポーラトランジスタの
実施の形態について説明をしたが、本発明はこれらに限
定される必要はない。これらのバイポーラトランジスタ
をFETトランジスタやIGBTやその他のスイッチン
グ素子に置き換えることもできる。また、スイッチング
信号を制御する回路として+5Vで動作するTTLある
いはCMOSレベルのデジタルICについて説明をした
が、これに限定される必要はない。+3Vで動作するデ
ジタルICやその他の電源で動作するデジタルICにつ
いても適用することができる。また、マイクロプロセッ
サやゲートアレイやその他のLSIにより制御するよう
にしてもよい。さらに、駆動電圧として±30Vの例で
説明をしたがこの値に限定される必要はない。使用する
トランジスタ等の耐圧にもよるが±数100Vの駆動電
圧にも適用できるし、また逆に±30V以下の駆動電圧
にも適用できる。また、駆動電圧は必ずしもプラスマイ
ナス対称の値を有する必要はなく、プラス側マイナス側
がそれぞれ異なる値の電源であってもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成して
いるので、次のような効果を奏する。請求項1の発明
は、第3の電源と第4の電源の電位に基づく信号レベル
を有するスイッチング信号により相補にスイッチング素
子を開閉するようにしているので、出力に昇圧トランス
を使用しなくても接続される容量性負荷に高電位の駆動
電圧を供給することを可能にするとともに、その制御信
号を論理回路などに一般に使用されるデジタルICなど
により容易に生成して制御することができる。請求項2
の発明は、スイッチング素子にバイポーラトランジスタ
を使用して請求項1と同様の効果を奏する。請求項3の
発明は、スイッチング信号を生成するために使用される
論理回路用電源を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動アクチュエータを駆動する駆動装置の実施
の形態の構成図。
【図2】図1の振動アクチュエータの概略構成を説明す
る斜視図。
【図3】発振回路と移相回路においてπ/2位相が異な
る2つの信号が生成される様子を説明するタイミングチ
ャート。
【図4】ディレイ回路の動作を説明するタイミングチャ
ート。
【図5】スイッチング回路の原理図。
【図6】図5の原理図を実際の適用回路に近い形で表し
た回路図。
【図7】高電圧を直接半導体で制御する容量性負荷駆動
装置の従来技術の図。
【符号の説明】
1 振動アクチュエータ 2 発振回路 3 移相回路 4A、4B ディレイ回路 5A、5B スイッチング回路 6 XORゲート 7 ANDゲート 8 NANDゲート 9、10 Dタイプフリップフロップ C1、C2 コンデンサ R1〜R7 抵抗 TR1、TR4、TR5、TR6 PNPトランジスタ TR2、TR3、TR7、TR8 NPNトランジスタ 101 弾性体 102、103 圧電素子 104、105 駆動力取り出し部 106 相対運動部材 107、108 振動モニタ用圧電素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電源と第2の電源との間に直列接続
    された互いに相補型の第1および第2のスイッチング素
    子と、 前記第1のスイッチング素子を開閉する第3のスイッチ
    ング素子と、 前記第3のスイッチング素子と相補型でありかつ前記第
    2のスイッチング素子を開閉する第4のスイッチング素
    子とを備え、前記第1および第2のスイッチング素子の
    接続点に容量性負荷を接続する容量性負荷駆動装置にお
    いて、 前記第3のスイッチング素子は、前記第1の電源と第2
    の電源の間の電位を有し、自己のスイッチングの基準と
    なる第3の電源に接続され、 前記第4のスイッチング素子は、前記第1の電源と第2
    の電源の間の電位を有し、自己のスイッチングの基準と
    なる第4の電源に接続され、 前記第3および第4のスイッチング素子は、前記第3の
    電源と前記第4の電源の電位に基づく信号レベルを有す
    るスイッチング信号により相補に開閉されることを特徴
    とする容量性負荷駆動装置。
  2. 【請求項2】ハイ信号レベルとロー信号レベルとを有す
    るスイッチング信号に応じて容量性負荷の充放電を行わ
    せる容量性負荷駆動装置において、 第1の電源にエミッタを接続し、容量性負荷にコレクタ
    を接続する第1のPNPトランジスタと、 第2の電源にエミッタを接続し、コレクタを前記第1の
    PNPトランジスタのコレクタおよび容量性負荷に接続
    する第1のNPNトランジスタと、 前記第1のPNPトランジスタのベースにコレクタを接
    続し、第3の電源にエミッタを接続し、ベースに接続さ
    れる第1の端子にスイッチング信号が入力される第2の
    NPNトランジスタと、 前記第1のNPNトランジスタのベースにコレクタを接
    続し、第4の電源にエミッタを接続し、ベースに接続さ
    れる第2の端子にスイッチング信号が入力される第2の
    PNPトランジスタと、 前記第1の端子と前記第3の電源との間に挿入される前
    記第2のNPNトランジスタのベース電流を規定する第
    1の抵抗素子と、 前記第2の端子と前記第4の電源との間に挿入される前
    記第2のPNPトランジスタのベース電流を規定する第
    2の抵抗素子と、 前記第1のPNPトランジスタのベースと前記第3の電
    源との間に挿入されて、前記第1のPNPトランジスタ
    のベース電流を規定する第3の抵抗素子と、 前記第1のNPNトランジスタのベースと前記第4の電
    源との間に挿入されて、前記第1のNPNトランジスタ
    のベース電流を規定する第4の抵抗素子とを備え、 前記第3の電源の電位は、スイッチング信号のロー信号
    レベルの基準となる電位の電源でありかつ前記第1の電
    源の電位よりも低く、 前記第4の電源の電位は、スイッチング信号のハイ信号
    レベルの基準となる電位の電源でありかつ前記第2の電
    源の電位よりも高いことを特徴とする容量性負荷駆動装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の容量性負荷装置に
    おいて、 前記第4の電源はスイッチング信号を生成するために使
    用される論理回路用電源のプラス電位側であり、前記第
    3の電源はこの論理回路用電源のグランド電位側である
    ことを特徴とする容量性負荷駆動装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001060834A (ja) * 1999-06-18 2001-03-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発音器音量調整装置
WO2005079824A1 (ja) * 2004-02-25 2005-09-01 Hidemoto Kusaka 竹エキスを主成分とした飲料及び医薬
JP2009038705A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Shindengen Electric Mfg Co Ltd ブランキング回路
US7972636B2 (en) 2004-02-25 2011-07-05 Hidemoto Kusaka Beverage and medicament containing bamboo extract as a main ingredient
CN107769159A (zh) * 2017-10-25 2018-03-06 浙江致威电子科技有限公司 一种漏电保护装置、漏电检测方法及一种充电设备

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