JPH11280027A - 岩石崩落等の危険表示装置付き防護工 - Google Patents

岩石崩落等の危険表示装置付き防護工

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JPH11280027A
JPH11280027A JP10104001A JP10400198A JPH11280027A JP H11280027 A JPH11280027 A JP H11280027A JP 10104001 A JP10104001 A JP 10104001A JP 10400198 A JP10400198 A JP 10400198A JP H11280027 A JPH11280027 A JP H11280027A
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文信 松本
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 随時に施工して岩石崩落等の危険を現場で表
示し遠隔監視を可能にする。 【解決手段】 岩石S1と法面や崖G等に打設した複数
のアンカー2と、各アンカーに連結又は連通しアンカー
2して張設したワイヤロープ1a,1bと、各ロープ側
部に取り付けてロープ張力が所定値に高まると作動する
複数の着脱式ロープ張力検出器10と、法面や崖等に建
て込み各ロープ張力検出器に作動線19を介して連結し
前記の作動により危険表示に切り変わる危険表示器20
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、法面や崖等におい
て崩落等の恐れがある大規模な岩石に施工して防護する
とともに、崩落等の危険を検知して施工現場近くで表示
し、また遠隔地でも監視可能にした岩石崩落等の危険表
示装置付き防護工に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、落石等の恐れがある法面には、通
常、法面に多数のワイヤロープを縦横間隔をおき配置し
て、各ワイヤロープをアンカーしロープ交差部をクリツ
プ等で結合するなどしてネツト状に張設し、又は、法面
に金網を敷き詰め、多数のワイヤロープを同様にネツト
状に張設して落石等を長期にわたり抑止して防護する落
石等防護工が施工されている。この落石等防護工は、長
期にわたる浮石等の移動等によつてロープ張力が次第に
増加し崩落等の危険が生じる恐れがあるため定期的に検
査する必要がある。また、予め歪ゲージを介装したワイ
ヤロープを張設して、歪ゲージによつて検出したロープ
張力の検出信号に基づき、落石等の危険を遠隔地で監視
する遠隔監視装置(テレビ等)が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の落石等防護工
は、法面の落石等を支保してその移動等を長期にわたり
抑止して防護する防護工としては効果的な手段である
が、比較的に大規模な岩石が移動すると、ロープ張力が
過大になつて局部的に破損し崩落等の恐れが生じる課題
がある。また、前記の遠隔監視装置は、予めワイヤロー
プ中に介装した歪ゲージの検出に基づき崩落等の危険を
遠隔地で長期にわたつて監視する構造になつているた
め、施工後に歪ゲージ等を随時に取り付けたり取り替え
交換するのが難しく危険作業になる。長期使用により腐
食等して信頼性が低下する。施工現場近くで崩落等の危
険を直接的に表示できないなどの課題がある。
【0004】本発明は、前記のような課題を解決するた
めに開発されたものであり、その目的とする処は、各ワ
イヤロープをアンカーして岩石を支保し、ロープ側部に
着脱式ロープ張力検出器を取り付けて危険表示器を建て
込み、又は歪ゲージ付き張線器をを介装して遠隔監視装
置を連結するなど、随時に施工して岩石崩落等の危険を
施工現場近くで表示したり遠隔監視も可能にするなど、
施工性とともに岩石崩落等の防護機能及び現場近くの危
険表示性能や遠隔監視性能、信頼性を向上した岩石崩落
等の危険表示装置付き防護工を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、法面や崖等の
岩石に打設した複数のアンカーと、各アンカーに連結又
は連通し外端部を法面や崖等にアンカーして張設したワ
イヤロープと、ロープ側部に着脱可能に取り付けてロー
プ張力が所定値に高まると作動する複数の着脱式ロープ
張力検出器と、法面や崖等に建て込み各ロープ張力検出
器に作動線を介して連結し前記の作動によつて危険表示
に切り変わる危険表示器とを具備した岩石崩落等の危険
表示装置付き防護工に特徴を有し、岩石及び法面や崖等
にアンカーして岩石を支保した複数のワイヤロープと、
各ロープ側部に着脱する着脱式ロープ張力検出器、及び
法面や崖等に建て込み連結する危険表示器等からなる複
数組により、比較的に少数の部材で随時に岩石を支保し
たり取り替え交換や撤去も容易とし優れた施工性を有す
る。岩石を支保してその移動等を抑止する防護工として
機能し、着脱式ロープ張力検出器及び危険表示器は、腐
食等による不作動が回避されロープ張力を直接に検出し
て機械的に作動し、岩石近くの複数箇所で岩石崩落等の
危険を表示するなど、岩石崩落等の危険表示性能、信頼
性を効果的に高めている。
【0006】また、前記のロープ張力検出器は、ロープ
側部に間隔をおき着脱される一対のガイドロールと、両
ガイドロール間のワイヤロープを着脱可能に支持してロ
ープ張力に抗しワイヤロープを引き込み湾曲させる張力
検出部材と、張力検出部材をバネ付勢してワイヤロープ
とともに引き込みロープ張力が所定値に高くなると作動
する作動手段とを具備したことに特徴を有し、その一対
のガイドロール及び張力検出部材によつて、ロープ側部
への着脱や取り替え交換、撤去を容易とし、その張力検
出部材及び作動手段によつて、ロープ張力の検出及び作
動を機械的に高めるなど、施工性とともに作動及び検出
の信頼性等をさらに高めている。
【0007】各着脱式ロープ張力検出器に、作動スイツ
チ及び作動線を介して連結した危険監視手段付き遠隔監
視装置を付設したことに特徴を有し、この危険監視手段
により、岩石崩落等の危険等を遠隔地でも監視可能にし
ている。
【0008】着脱式ロープ張力検出器及び危険表示器の
少なくとも一部に代えて、少なくとも一部のワイヤロー
プに歪ゲージ付き張線器を介装して、各歪ゲージ付き張
線器に信号線を介して連結した危険監視手段付き遠隔監
視装置を連設したことに特徴を有し、歪ゲージ付き張線
器をワイヤロープに介装したままで容易に施工し又は取
り替え交換や撤去を可能として、施工性や遠隔監視性能
を高めている。
【0009】法面に施工した落石等防護工によつて支保
した岩石に、前記の危険表示装置付き防護工を付設した
ことに特徴を有し、岩石崩落等の防護性能とともに落石
等防護工自体の防護性能、信頼性をさらに高めるなど、
総合的に優れた施工性とともに岩石崩落等の危険表示さ
らには遠隔監視性能、信頼性が得られる。従って、岩石
崩落等の危険を察知して緊急の退避や補修等の対応が容
易となる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に本発明の岩石崩落等の危険
表示装置付き防護工の第1実施例、図2にその第2実施
例、図3に第3実施例、図4に着脱式ロープ張力検出器
の一実施例、図5に危険表示器の一実施例、図6にアン
カーの一実施例、図7に他のアンカーの実施例、図8に
ロープ交差部のクリツプの一実施例を示している。図中
Gは法面や崖等、S,S1は崩落等の恐れがある浮石等
や大規模の岩石、1は法面に施工した落石等防護工、1
a,1bは縦横に張設したワイヤロープ、2,3はワイ
ヤロープの端部や中間部のアンカー、5はロープ交差部
のクリツプ、6は金網、10はガイドローラ15や張力
検出部材16及び作動手段17等を備えた着脱式ロープ
張力検出器、20は法面や崖等に建て込む危険表示器、
30は歪ゲージ35付き張線器、40は信号線42で連
結した遠隔監視装置、50a,50b,50cは各実施
例の危険表示装置付き防護工、F,F1はバネ付勢とロ
ープ張力である。
【0011】図示の実施例は、法面や崖G等の岩石S1
に打設した複数のアンカー2と、各アンカーに連結又は
連通し外端部を法面や崖等にアンカー2して張設したワ
イヤロープ1a,1bと、各ワイヤロープの側部に着脱
可能に取り付けてロープ張力F1が所定値に高まると作
動する複数の着脱式ロープ張力検出器10と、法面や崖
等に建て込み各ロープ張力検出器に作動線19を介して
連結し前記の作動によつて危険表示に切り変わる危険表
示器20とを具備したことを特徴とする岩石崩落等の危
険表示装置付き防護工になつている。
【0012】前記の岩石崩落等の危険表示装置付き防護
工において、着脱式ロープ張力検出器10は、ワイヤロ
ープ1a,1bの側部に間隔をおき着脱される一対のガ
イドロール15と、両ガイドロール間のワイヤロープを
着脱可能に支持してロープ張力F1に抗しワイヤロープ
を引き込み湾曲させる張力検出部材16と、張力検出部
材をバネ付勢Fしてワイヤロープとともに引き込みロー
プ張力が所定値に高くなると作動する作動手段17とを
具備したことを特徴とする岩石崩落等の危険表示装置付
き防護工になつている。
【0013】また、各着脱式ロープ張力検出器10に、
作動スイツチ41及び作動線42を介し連結した危険監
視手段44付き遠隔監視装置40を付設したことを特徴
とする岩石崩落等の危険表示装置付き防護工になつてい
る。
【0014】また、着脱式ロープ張力検出器10及び危
険表示器20少なくとも一部に代えて、少なくとも一部
のワイヤロープに歪ゲージ35付き張線器30を介装し
て、各歪ゲージ付き張線器に信号線42を介し連結した
危険監視手段44付き遠隔監視装置40を付設したこと
を特徴とする岩石崩落等の危険表示装置付き防護工にな
つている。
【0015】また、法面Gに施工した落石等防護工1に
よつて支保された岩石S1に、前記の危険表示装置付き
防護工50a,50bを付設したことを特徴とする岩石
崩落等の危険表示装置付き防護工になつている。
【0016】さらに詳述すると、各実施例の岩石崩落等
の危険表示装置付き防護工50a,50b,50cは、
図示のように大規模な岩石S1が崩落等の恐れのある法
面や崖Gに施工され、岩石S1の崩落等に対応した所要
の強靭な耐力を有する複数のワイヤロープ1a,1b
と、岩石上及び法面や崖等に打設する複数のアンカー2
と、ロープ側部に着脱される複数の着脱式ロープ張力検
出器10と、法面や崖等に建て込み各着脱式ロープ張力
検出器に連結する複数の危険表示器20と、又はワイヤ
ロープに介装する複数の歪ケージ35付き張線器30
と、さらには各着脱式ロープ張力検出器又は各歪ケージ
付き張線器に連結する危険監視手段44付き遠隔監視装
置40等によつて施工される。また、図3に示すように
法面に施工した落石等防護工1にも付設される。
【0017】危険表示装置付き防護工に適用するアンカ
ー2は、例えば図6のようにアンカーロツド2aの頭部
に鍔部2bや環部2c等を備えたアンカーを適用し、岩
石S1や崖G等に適宜の手段で穿穴してアンカーロツド
を挿入して膨脹系充填材jを充填したり、比較的に軟弱
な法面Gでは例えば支持盤2dを嵌装してアンカーロツ
ドを打ち込み膨脹系充填材を充填するなどしてアンカー
力を高めて打設し、その環部2cにワイヤロープ1a,
1bの先端部を適宜の手段で連結し又は中間部を挿通し
て外端部を環部2cに連結し、適宜のロープ張力F1を
かけて張設する構造になつている。図3に示す落石防護
工1では、ロープ端部の連結に前記のアンカー2を適用
し、ロープ中間部の連結には、例えば図7のようにアン
カーロツド3aと、そのボルト部3bに嵌装する対のロ
ープ溝付き挟持板3cと、連結ボルト3d及び複数のナ
ツト3e等からなるアンカー3等を適用し、アンカーロ
ツド3aを法面Gに適宜の手段で打ち込み適宜の膨脹性
充填材jを充填するなどしてアンカー力を高め、ボルト
部3bに両挟持板3cと連結ボルト3dを嵌挿しナツト
2eで締め込むことにより、両挟持板でワイヤロープを
挟持する構造のアンカー3を適用する。また、ロープ交
差部の結合には、例えば図8のようにロープ溝付き支持
板5aと、対のU字状部材5b,5bと、複数のナツト
5c等からなるクリツプ5等を適用し、ロープ交差部に
装着してナツトで締め込み支持板及びU字状部材で挟持
して結合する構造の結合手段になつている。これらのア
ンカー及びクリツプは、図示例に限らずさらに多様な構
造が適用される。
【0018】着脱式ロープ張力検出器10は、図4に示
すように複数のボルト・ナツト12やスペーサー13等
で所定の間隔に組み立てた一対の本体11を有し、本体
の一側部間に一対の溝付きガイドロール15を適度の相
互間隔で回転可能に軸支し、両本体の中央部間にボルト
・ナツト12で固設した一方のバネ受け17aに挿通し
たガイド扞16b付きの挟持部材16aと、挟持部材に
ネジ16dで取り付けてワイヤロープ1a,1bを挟持
する他方の挟持部材16c等からなる張力検出部材16
を設け、さらに、張力検出部材16のガイド扞16bに
嵌装又は螺合した圧縮バネ17bや他方のバネ受け17
c、ナツト17d、及び挟持本体16aに突設して作動
線19のインナー線19aに連結した作動扞17e等か
らなる作動手段17等を備えた着脱式の構造になつてい
る。
【0019】着脱式ロープ張力検出器10は、張設した
ワイヤロープ1a,1bの側部に両ガイドロール15を
当接し、張力検出部材16でガイドロール間のワイヤロ
ープを挟持し、ナツト17dを適度に締め込み割りピン
等で回り止めして、圧縮バネ17bのバネ付勢Fを所要
値にセツトすることにより、両ガイドロール15で支持
したワイヤロープの中間部を張力検出部材16でロープ
張力F1に抗し適度に引き込み湾曲させて支持するな
ど、張設したワイヤロープの所要位置の側部に随時かつ
容易に着脱可能に取り付けて使用する(図1,2A,3
A参照)。岩石S1の移動等によつてロープ張力F1が
適度に高くなると、張力検出部材16がワイヤロープと
ともにバネ付勢Fに抗して図示下方(図3A参照)に移
動し、ロープ張力が所定値に達すると挟持部材16aに
付設した作動扞17e及び作動線19のインナーワイヤ
19aを介して危険表示器20を危険表示に切り変え
る。また、作動扞17eにより作動スイッチ(開閉スイ
ッチ等)41が作動して信号線42を閉路し遠隔監視装
置40を作動する。バネ付勢Fは、ロープ張力F1がワ
イヤロープの耐力に達する前に作動するように設定す
る。また、着脱式ロープ張力検出器10に付設した適宜
の逆止手段(図示省略)によつてその作動状態が継続さ
れる。図示の張力検出部材16は、必要に応じワイヤロ
ープを掛けて引き込み支持するフツク等の構造も適用さ
れる。バネ付勢Fの方向を逆にしてワイヤロープの湾曲
を逆方向にした構造に改変することも可能である(図示
省略)。
【0020】危険表示器20は、図5に示すように法面
や崖G等の適所に建て込むロッド21と、このロッド頭
部にバンド22aやボルト・ナツト22b等で取り付け
るカバー23と、カバーの表面板24と、カバーに内臓
しバネ26等で図示上方にバネ付勢される表面板の内側
に対設した危険表示板25、及び危険表示板の下部に突
設し作動線19のインナーワイヤ19aに連結した作動
杆27等を備え、例えば表面板24に適宜幅の透明部2
4aや白色部24bを多数交互に形成し、危険表示板2
5に適宜幅の白色部25aや黄色又は赤色の危険警戒色
部25b(必要に応じ蛍光塗料を使用して夜間の遠視を
可能にする)を多数交互に形成して、通常は危険表示板
25がバネ付勢で図示上方に配置されて各白色部25a
が表面板24の透明部24aに整合し、表面板24の全
面が白色の安全表示となり、着脱式ロープ張力検出器1
0が作動すると、作動線19のインナーワイヤ19aを
介し危険表示板25の危険警戒色部25bが表面板24
の透明部24aに整合し、危険表示に自動切り変わる構
造になつている。必要に応じ危険表示板25の下降後の
再上昇を阻止する適宜の逆止手段を付設する(図示省
略)。この表面板24と危険表示板25による表示手段
は、図示例に限らず遠くから容易に遠視可能な多様な構
造を適用できる。
【0021】歪ゲージ35付き張線器30は、図2Bに
示すように本体31と、本体の左右に螺合した連結環部
34付きボルト32及び33と、ボルト33の基部に嵌
着した歪ゲージ35、及び歪ゲージに連結した信号線4
2等からなり、連結環部34をワイヤロープ1a,1b
の端部に連結し又は中間部に介装し、他方の連結環部部
34をアンカー2の頭部に連結するなどしてワイヤロー
プに介装し、本体31にボルト32及び33を捩じ込み
張設することによりワイヤロープに適度な張力F1をか
けて、このロープ張力F1によつて生じるボルト33部
の応力を歪ゲージ35によつて検出し、この歪ゲージ3
5による検出信号を信号線42を介し危険監視装置40
に入力する構造になつている。
【0022】危険監視装置40は、例えば図1等に示す
ように着脱式ロープ張力検出器10に付設した作動スイ
ッチ41(開閉スイッチ等)及び作動スイッチに連結し
た信号線42、又は張線器30の歪ゲージ35に連結し
た信号線42と、信号線に連結したコントローラー43
と、コンローラーに連結して作動されるテレビ等の危険
表示器44や、記録器45、警報機46等からなり、信
号線42による検出信号に基づきコンローラー43が作
動し、コンローラーによつて表示器44はロープ張力検
出器10や歪ゲージ付き張線器30ごとの崩落等の危険
を表示し、記録器45に具体的に記録される。また、警
報機46で警報(赤色ランプやブザー)されるなど、岩
石S1あるいはまた落石等防護工1の部分的な危険状態
を遠隔地で監視する構造になつている。
【0023】図1に示す岩石崩落等の危険表示装置付き
防護工50aは(第1実施例)、崩落する恐れがある大
規模な岩石S1において、この岩石S1上に複数の穿穴
を設けアンカー2を挿入し膨脹系充填材jを充填し、岩
石S1の周囲の法面や崖G等に適宜の間隔をおき複数の
アンカー2を同様に打設して、縦方向のワイヤロープ1
aの先端部を岩石S1上のアンカー2に連結し、横方向
のワイヤロープ1bの中間部を岩石S1上のアンカー2
に挿通して、各ワイヤロープの外端部をアンカー2に連
結し適度の張力F1をかけて張設するとともに、各ワイ
ヤロープの外端部近くの側部に着脱式ロープ張力検出器
10を両ガイドロール15及び張力検出部材16で着脱
可能に取り付け、法面や崖Gの適所に危険表示器20を
建て込み作動線19で着脱式ロープ張力検出器10を連
結することにより、各ワイヤロープに着脱式ロープ張力
検出器10及び危険表示器20を付設して複数組とし、
また、必要に応じさらに各着脱式ロープ張力検出器10
の信号線42に危険監視装置40を連結するなどして、
岩石崩落等の危険表示装置付き防護工50aとして随時
に施工される。
【0024】前記の岩石崩落等の危険表示装置付き防護
工50aは、崩落等の恐れがある岩石S1において、比
較的に少数の部材により必要に応じ随時に付設して施工
される。即ち、ワイヤロープ1a,1bのアンカー2に
よる張設や、着脱式ロープ張力検出器10と危険表示器
20の組み付け建て込み連結、及び遠隔監視装置40の
連結等により随時にかつ容易に施工されて、取り替え交
換や撤去も容易であるなど優れた施工性を有する。ま
た、張設した複数のワイヤロープによつて岩石S1を支
保して移動等を抑止する防護機能を有する。さらに、着
脱式ロープ張力検出器10は、張設したワイヤロープの
側部に随時に付設されて交換も容易であり腐食等による
格別な悪影響もなく、ロープ張力F1を直接に感知して
機械的に作動するなど優れた信頼性が得られる。各危険
表示器20は、法面や崖G等に建て込みロープ張力検出
器10に連結して近くの所要地に配置され、岩石S1の
崩落等の危険状態を施工現場近くで直接的に表示し、監
視人や通行人が現場近くで岩石崩落等の危険を容易に視
て確認することができる。危険監視装置40の危険表示
手段44等により、その危険状態を遠隔地で確認する監
視も可能であるなど、優れた危険表示性能さらには遠隔
確認性能が得られる。さらにまた、前記のような岩石崩
落等の危険に対応して退避等の対策が可能となり、補修
するなどして岩石崩落等を防止するなどの対応が可能に
なる。
【0025】図2に示す岩石崩落等の危険表示装置付き
防護工50bは(第2実施例)、崩落の恐れがある大規
模な岩石S1において、第1実施例の着脱式ロープ張力
検出器10及び危険表示器20の少なくとも一部に代え
て、少なくとも一部のワイヤロープ1a,1bに予め歪
ゲージ35付き張線器30を介装し、第1実施例と同様
に複数のワイヤロープ1a,1bを岩石S1上及びその
周囲の法面や崖Gにアンカー2して張設するとともに、
図示例では一部のワイヤロープ1bに着脱式ロープ張力
検出器10と危険表示器20を第1実施例のように組み
付け及び建て込み、各歪ゲージ35付き張線器30の信
号線42を介して危険監視装置40を連結し、また、必
要に応じ着脱式ロープ張力検出器10も信号線42を介
して危険監視装置40を連結するなど、岩石崩落等の危
険表示装置付き防護工として施工している。この危険表
示装置付き防護工50bは、基本的に第1実施例と同様
な作用、効果を有する。さらに、ワイヤロープに歪ゲー
ジ35付き張線器30を介装することにより、歪ゲージ
付き張線器30とともにワイヤロープ1a,1bの張設
や取り替え交換、撤去も随時にかつ容易になるなど、少
なくとも施工性がさらに高められる利点がある。
【0026】図3に示す岩石崩落等の危険表示装置付き
防護工50cは(第3実施例)、落石S等(大規模な岩
石S1を含む)の恐れがある法面Gに落石等防護工1を
施工した場合の実施例であり、法面Gに縦横間隔をおき
配置した多数のワイヤロープ1a,1bをアンカー2,
3してロープ交差部をクリツプ5等で結合するなどして
ネツト状に張設したり、法面に金網6を敷き詰め、多数
のワイヤロープを同様にネツト状に張設して落石等を長
期にわたり抑止して防護する落石等防護工1が施工され
ている。さらに、前記の第2実施例と同様な岩石崩落等
の危険表示装置付き防護工50bを付設している。ま
た、必要に応じ第1実施例と同様な岩石崩落等の危険表
示装置付き防護工50aの付設も可能である(図示省
略)。必要に応じ落石等防護工1のワイヤロープ1a,
1bの所要位置に着脱式ロープ張力検出器10に連結し
て危険表示器20を建て込み連結したり、さらに危険監
視装置40を連結することも可能である(図示省略)。
この危険表示装置付き防護工50cは、各ワイヤロープ
が比較的に長尺になるため、好ましくはワイヤロープの
中間部をさらに法面Gにアンカー2する。
【0027】前記の岩石崩落等の危険表示装置付き防護
工50cは、落石等防護工1を施工した法面Gにおい
て、崩落等の恐れがある岩石S1に岩石崩落等の危険表
示装置付き防護工50a又は50aを施工して付設した
構造になつており、基本的には第1実施例又は第2実施
例と同様な作用、効果を有する。さらに、岩石S1に付
設したこの危険表示装置付き防護工は、岩石崩落等の防
護性能を直接に高めるとともに、落石等防護工1自体の
防護性能を補強して高めるなど、総合的な防護性能をさ
らに高めている。
【0028】前記の各実施例において、そのワイヤロー
プ自体や本数、アンカーの構造や個数、構造さらに配置
等は、図示例に限らず岩石S1の規模などに対応させて
多様に構成される。前記の第1実施例及び第2実施例
は、法面や崖等の岩石S1に随時に付設される。
【0029】
【発明の効果】本発明は、前述のように構成され法面や
崖等の岩石において、岩石及び法面や崖等にアンカーし
て岩石を支保した複数のワイヤロープと、各ロープ側部
に着脱する着脱式ロープ張力検出器、及び法面や崖等に
建て込み連結する危険表示器等からなる複数組により、
比較的に少数の部材で随時に施工して岩石を支保したり
取り替え交換や撤去も容易であるなど優れた施工性を有
する。岩石を直接に支保してその移動等を抑止する防護
工として機能し、着脱式ロープ張力検出器及び危険表示
器は、腐食等による不作動が回避されロープ張力を直接
に検出して機械的に作動し、岩石近くの複数箇所で岩石
崩落等の危険を表示するなど、危険表示性能、信頼性を
著しく向上している。
【0030】また、前記のロープ張力検出器の一対のガ
イドロール及び張力検出部材によつて、ロープ側部への
着脱や取り替え交換、撤去を容易とし、さらに作動手段
によつてロープ張力の検出及び作動を機械的に高めるな
ど、施工性とともに作動及び検出の信頼性等をさらに高
めている。各着脱式ロープ張力検出器に、作動スイツチ
及び作動線を介して連結した危険監視手段付き遠隔監視
装置の付設によつて、岩石崩落等の危険等を遠隔地でも
監視可能にしている。着脱式ロープ張力検出器及び危険
表示器の少なくとも一部に代えて、少なくとも一部のワ
イヤロープに歪ゲージ付き張線器を介装し、各歪ゲージ
付き張線器に信号線を介して連結した危険監視手段付き
遠隔監視装置を付設したことにより、歪ゲージ付き張線
器をワイヤロープに介装したままで容易に施工し又は取
り替え交換や撤去も容易にして、施工性や遠隔監視性能
を高めている。さらに、法面に施工した落石等防護工に
よつて支保した岩石に、前記の危険表示装置付き防護工
を付設したことにより、岩石崩落等の防護とともに落石
等防護工自体の防護性能、信頼性をさらに高めるなど、
総合的に施工性とともに岩石崩落等の危険表示さらには
遠隔監視性能、信頼性を効果的に向上している。従っ
て、岩石崩落等の危険を察知して緊急の退避や補修等の
対応を容易にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】岩石崩落等の危険表示装置付き防護工の第1実
施例を示す平面視機構図(A)及び側視図(B)
【図2】その第2実施例を示す平面視機構図(A)及び
その歪ゲージ付き張線器の側視図(B)
【図3】その第3実施例を示す平面視機構図
【図4】ロープ張力検出器の側視機構図(A)と平面図
(B)及びそのX−X部分の断面図(C)
【図5】危険表示器の正面図(A)と上部の縦断面図
(B)及びその側視図(C)
【図6】アンカーの一実施例を示す縦断面図(A)及び
その側視図(B)
【図7】アンカーの他の実施例を示す側視図(A)及び
その平面図(B)
【図8】クリツプの一実施例を示す正面図(A)及びそ
の側視図(B)である。
【符号の説明】
G 法面 S1 岩石 1 落石等防護工 1a,1b ワイヤロープ 2,3 アンカー 6 金網 10 着脱式ロープ張力検出器 15 ガイドロール 16 張力検出部材 17 作動手段 19 作動線 20 危険表示器 30 張線器 35 歪ゲージ 40 遠隔監視装置 41 作動スイツチ 42 信号線 44 監視手段 F バネ付勢 F1 ロープ張力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G08B 21/00 G08B 21/00 Z G09F 19/22 G09F 19/22 P

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 法面や崖等の岩石に打設した複数のアン
    カーと、各アンカーに連結又は連通し外端部を法面や崖
    等にアンカーして張設したワイヤロープと、各ワイヤロ
    ープの側部に着脱可能に取り付けてロープ張力が所定値
    に高まると作動する複数の着脱式ロープ張力検出器と、
    法面や崖等に建て込み各ロープ張力検出器に作動線を介
    して連結し前記の作動によつて危険表示に切り変わる危
    険表示器とを具備したことを特徴とする岩石崩落等の危
    険表示装置付き防護工。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の岩石崩落等の危険表示装
    置において、着脱式ロープ張力検出器は、ワイヤロープ
    の側部に間隔をおき着脱される一対のガイドロールと、
    両ガイドロール間のワイヤロープを着脱可能に支持して
    ロープ張力に抗しワイヤロープを引き込み湾曲させる張
    力検出部材と、張力検出部材をバネ付勢してワイヤロー
    プとともに引き込みロープ張力が所定値に高くなると作
    動する作動手段とを具備したことを特徴とする岩石崩落
    等の危険表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の岩石崩落等
    の危険表示装置付き防護工において、各着脱式ロープ張
    力検出器に、作動スイツチ及び作動線を介して連結した
    危険監視手段付き遠隔監視装置を連設したことを特徴と
    する岩石崩落等の危険表示装置付き防護工。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2又は請求項3記載の
    岩石崩落等の危険表示装置付き防護工において、着脱式
    ロープ張力検出器及び危険表示器の少なくとも一部に代
    えて、少なくとも一部のワイヤロープに歪ゲージ付き張
    線器を介装して、各歪ゲージ付き張線器に信号線を介し
    て連結した危険監視手段付き遠隔監視装置を連設したこ
    とを特徴とする岩石崩落等の危険表示装置付き防護工。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2、請求項3又は請
    求項4記載の岩石崩落等の危険表示装置付き防護工にお
    いて、法面に施工した落石等防護工によつて支保された
    岩石に、前記の危険表示装置付き防護工を付設したこと
    を特徴とする岩石崩落等の危険表示装置付き防護工。
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