JPH11283322A - 記録ディスク駆動装置 - Google Patents
記録ディスク駆動装置Info
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- JPH11283322A JPH11283322A JP9999898A JP9999898A JPH11283322A JP H11283322 A JPH11283322 A JP H11283322A JP 9999898 A JP9999898 A JP 9999898A JP 9999898 A JP9999898 A JP 9999898A JP H11283322 A JPH11283322 A JP H11283322A
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Landscapes
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡便な手段により、ΔRROやΔLDRMを
所定値に抑えてモータの回転を高精度に維持することを
可能にする。 【解決手段】 ロータハブ16の軸受12との接合部分
に形成された複数の接着溝34a,34bのうち、少な
くとも1つを他より溝断面を大きく形成し、軸受12の
接着固定時に接着剤のはみ出しをなくし、はみ出した接
着剤がその熱膨張による歪みにより軸受12に悪影響を
与えると言った不具合をなくす。
所定値に抑えてモータの回転を高精度に維持することを
可能にする。 【解決手段】 ロータハブ16の軸受12との接合部分
に形成された複数の接着溝34a,34bのうち、少な
くとも1つを他より溝断面を大きく形成し、軸受12の
接着固定時に接着剤のはみ出しをなくし、はみ出した接
着剤がその熱膨張による歪みにより軸受12に悪影響を
与えると言った不具合をなくす。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク等
の円盤状記録ディスクをスピンドルモータにより回転す
る駆動装置に係り、特に、軸受とロータハブの接着力を
所定値に調整して記録ディスクの回転を高精度に維持す
るに好適な記録ディスク駆動装置に関する。
の円盤状記録ディスクをスピンドルモータにより回転す
る駆動装置に係り、特に、軸受とロータハブの接着力を
所定値に調整して記録ディスクの回転を高精度に維持す
るに好適な記録ディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の記録ディスク駆動装置を
示したものである。駆動装置のベースに固定される円形
フレーム2には、中心孔4及びこれと同心の環状凹部6
が形成され、中心孔4に固定軸8の基部が嵌合固定さ
れ、フレーム2の環状凹部6の内周側壁面にステータ1
0が外嵌固定され、これらフレーム2,固定軸8及びス
テータ10とにより固定部材が構成されている。固定軸
8には一対の軸受12,14を介して非磁性材料製のロ
ータハブ16が回転自在に支持されており、ロータハブ
16の下部外周に形成された鍔状のディスク載置部18
に、記録ディスクとしてのハードディスク20が複数枚
積層載置される。ロータハブ16のディスク載置部18
の下面には、円筒状ロータヨーク22が固着され、この
ロータヨーク22の内周面にロータマグネット24が装
着され、これがステータ10に僅かな径方向隙間を介し
て対向している。上側軸受12の直上におけるロータハ
ブ16の内周面には、固定軸8の外周面との間に微小ギ
ャップを形成する円環状のラビリンスキャップ26が接
着固定され、ラビリンスシールを構成し、軸受12,1
4等からの汚損粒子がモータ外部に流出するのを防止し
ている。
示したものである。駆動装置のベースに固定される円形
フレーム2には、中心孔4及びこれと同心の環状凹部6
が形成され、中心孔4に固定軸8の基部が嵌合固定さ
れ、フレーム2の環状凹部6の内周側壁面にステータ1
0が外嵌固定され、これらフレーム2,固定軸8及びス
テータ10とにより固定部材が構成されている。固定軸
8には一対の軸受12,14を介して非磁性材料製のロ
ータハブ16が回転自在に支持されており、ロータハブ
16の下部外周に形成された鍔状のディスク載置部18
に、記録ディスクとしてのハードディスク20が複数枚
積層載置される。ロータハブ16のディスク載置部18
の下面には、円筒状ロータヨーク22が固着され、この
ロータヨーク22の内周面にロータマグネット24が装
着され、これがステータ10に僅かな径方向隙間を介し
て対向している。上側軸受12の直上におけるロータハ
ブ16の内周面には、固定軸8の外周面との間に微小ギ
ャップを形成する円環状のラビリンスキャップ26が接
着固定され、ラビリンスシールを構成し、軸受12,1
4等からの汚損粒子がモータ外部に流出するのを防止し
ている。
【0003】ここで、ロータハブ16の内周部には、両
軸受12,14間距離を規定するために環状段部28が
形成されており、両軸受12,14のそれぞれの外輪1
2a,14aの向かい合う端面を環状段部28に当接す
ることにより両軸受12,14が位置決めされる。図8
は、図7における上側軸受12回りの拡大図であり、ロ
ータハブ16の内周面の軸受12の外輪12aに対応す
る位置に接着剤保持用の2条の接着溝30a,30bが
環状に形成されている。なお、下側軸受14の外輪14
aに対応するロータハブ16の内周面にも接着剤保持用
の接着溝30cが環状に形成されている。環状段部28
の上下端面における隅部にはアンダーカット32a,3
2bが形成されている。
軸受12,14間距離を規定するために環状段部28が
形成されており、両軸受12,14のそれぞれの外輪1
2a,14aの向かい合う端面を環状段部28に当接す
ることにより両軸受12,14が位置決めされる。図8
は、図7における上側軸受12回りの拡大図であり、ロ
ータハブ16の内周面の軸受12の外輪12aに対応す
る位置に接着剤保持用の2条の接着溝30a,30bが
環状に形成されている。なお、下側軸受14の外輪14
aに対応するロータハブ16の内周面にも接着剤保持用
の接着溝30cが環状に形成されている。環状段部28
の上下端面における隅部にはアンダーカット32a,3
2bが形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7に示したようなハ
ードディスク駆動装置にあっては、ハードディスクに対
する高精度な回転が要求され、ΔRROやΔLDRMの
値を小さくすることが要求される。ここで、ΔRRO
は、常温時のRRO(Repeatable Runo
ut:モータ回転時の半径方向繰り返し振れ精度)の値
と60℃におけるRROの値との差であり、また、ΔL
DRMは、常温時におけるLDRM(Lowerd R
ocking Mode:モータ回転時の低周波数側ロ
ッキングモード)の値と60℃におけるLDRMの値と
の差であり、これらの値はいずれも小さく抑える必要が
ある。なお、ロッキングモードとは重心に対する軸方向
の振れ振動をいう。
ードディスク駆動装置にあっては、ハードディスクに対
する高精度な回転が要求され、ΔRROやΔLDRMの
値を小さくすることが要求される。ここで、ΔRRO
は、常温時のRRO(Repeatable Runo
ut:モータ回転時の半径方向繰り返し振れ精度)の値
と60℃におけるRROの値との差であり、また、ΔL
DRMは、常温時におけるLDRM(Lowerd R
ocking Mode:モータ回転時の低周波数側ロ
ッキングモード)の値と60℃におけるLDRMの値と
の差であり、これらの値はいずれも小さく抑える必要が
ある。なお、ロッキングモードとは重心に対する軸方向
の振れ振動をいう。
【0005】ΔRROおよびΔLDRMの値は、軸受の
嵌め合い部における接着剤の選定が大きく影響すること
が発明者らの研究により判明している。すなわち、ΔR
ROは、軸受の嵌め合いがきついほど小さくなり、接着
剤のガラス転移点が低いほど大きくなる。また、LDR
Mの値は、モータの回転数が高い程、軸受の嵌め合いが
きつい程低く、ΔLDRMの値は軸受の嵌め合いがきつ
い程、接着剤のガラス転移点が低い程大きくなる。従っ
て、接着剤としてはガラス転移点の高いものがΔRRO
およびΔLDRMを良好に保つ上で重要な要因であり、
このような接着剤の選定が要求される。
嵌め合い部における接着剤の選定が大きく影響すること
が発明者らの研究により判明している。すなわち、ΔR
ROは、軸受の嵌め合いがきついほど小さくなり、接着
剤のガラス転移点が低いほど大きくなる。また、LDR
Mの値は、モータの回転数が高い程、軸受の嵌め合いが
きつい程低く、ΔLDRMの値は軸受の嵌め合いがきつ
い程、接着剤のガラス転移点が低い程大きくなる。従っ
て、接着剤としてはガラス転移点の高いものがΔRRO
およびΔLDRMを良好に保つ上で重要な要因であり、
このような接着剤の選定が要求される。
【0006】しかしながら、接着剤を選定して上述の対
策を施したものでも、ΔRROおよびΔLDRMが飛び
抜けて大きくなることがある。これは、シャフト,ロー
タハブ間における軸受のすわりが悪いことや、接着剤の
はみ出しによるものと推測される。接着剤のはみ出しに
ついては、図8に示すように、ロータハブ16の内周面
に接着剤を塗布して軸受12を挿入した際、その外輪に
よりロータハブ16の接着剤がしごかれて接着位置から
はみ出し、環状段部28の上面と軸受12の外輪下端面
との間に接着剤が介在されてしまい、その接着剤の熱膨
張による歪みにより軸受12へ悪影響を与えていると推
測される。
策を施したものでも、ΔRROおよびΔLDRMが飛び
抜けて大きくなることがある。これは、シャフト,ロー
タハブ間における軸受のすわりが悪いことや、接着剤の
はみ出しによるものと推測される。接着剤のはみ出しに
ついては、図8に示すように、ロータハブ16の内周面
に接着剤を塗布して軸受12を挿入した際、その外輪に
よりロータハブ16の接着剤がしごかれて接着位置から
はみ出し、環状段部28の上面と軸受12の外輪下端面
との間に接着剤が介在されてしまい、その接着剤の熱膨
張による歪みにより軸受12へ悪影響を与えていると推
測される。
【0007】軸受のすわりの問題に対しては、軸受の装
着,圧入等の組立治具や部材自身の精度を上げることで
解消することが可能であり、組立工程途中における検査
で概ね保証することが可能である。しかし、接着剤のは
み出しに関しては、これを外部より検証することはでき
ず、ΔRROおよびΔLDRMの値を満足するモータを
安定的に提供することが実質上困難な問題があり、しか
も、接着剤のはみ出しを極力抑えるために接着剤の塗布
位置、量、粘度、軸受圧入スピード等の管理が必要にな
る問題を有する。
着,圧入等の組立治具や部材自身の精度を上げることで
解消することが可能であり、組立工程途中における検査
で概ね保証することが可能である。しかし、接着剤のは
み出しに関しては、これを外部より検証することはでき
ず、ΔRROおよびΔLDRMの値を満足するモータを
安定的に提供することが実質上困難な問題があり、しか
も、接着剤のはみ出しを極力抑えるために接着剤の塗布
位置、量、粘度、軸受圧入スピード等の管理が必要にな
る問題を有する。
【0008】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、簡便な手段により、ΔRROやΔLDRMを
所定値に抑えてモータの回転を高精度に維持することが
可能な記録ディスク駆動装置を提供することにある。
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、簡便な手段により、ΔRROやΔLDRMを
所定値に抑えてモータの回転を高精度に維持することが
可能な記録ディスク駆動装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、固定部材に対し、記録ディスク
を保持するロータハブを、内外輪の一方及び他方がそれ
ぞれ固定部材及びロータハブに接着固定される軸受を介
して回転自在に支持してなる記録ディスク駆動装置であ
って、少なくとも固定部材又はロータハブの軸受との接
合部分に、接着剤保持用の環状の接着溝を複数条形成
し、これら複数条の前記接着溝のうち少なくとも1つの
接着溝を、他の接着溝に対し、溝断面が大きく形成する
ことを特徴とするものである。この場合、複数条の接着
溝のうちの少なくとも1つの接着溝は、その溝深さを他
のものより深く、或いはその溝幅を他のものより広くす
ることができる。
に、本発明にあっては、固定部材に対し、記録ディスク
を保持するロータハブを、内外輪の一方及び他方がそれ
ぞれ固定部材及びロータハブに接着固定される軸受を介
して回転自在に支持してなる記録ディスク駆動装置であ
って、少なくとも固定部材又はロータハブの軸受との接
合部分に、接着剤保持用の環状の接着溝を複数条形成
し、これら複数条の前記接着溝のうち少なくとも1つの
接着溝を、他の接着溝に対し、溝断面が大きく形成する
ことを特徴とするものである。この場合、複数条の接着
溝のうちの少なくとも1つの接着溝は、その溝深さを他
のものより深く、或いはその溝幅を他のものより広くす
ることができる。
【0010】軸固定タイプのモータの場合、固定軸が固
定部材の一部を構成し、この固定軸に軸受を介してロー
タハブが回転自在に支持される。この場合、軸受の内輪
が固定部材としての固定軸に接着固定され、外輪がロー
タハブに接着固定される。また、軸回転タイプのモータ
の場合は、軸受支持筒が固定部材の一部を構成し、この
軸受支持筒の内側に軸受を介してロータハブの回転軸が
回転自在に支持される。この場合、軸受の内輪がロータ
ハブの一部である回転軸に接着固定され、外輪が固定部
材としての軸受支持筒に接着固定される。
定部材の一部を構成し、この固定軸に軸受を介してロー
タハブが回転自在に支持される。この場合、軸受の内輪
が固定部材としての固定軸に接着固定され、外輪がロー
タハブに接着固定される。また、軸回転タイプのモータ
の場合は、軸受支持筒が固定部材の一部を構成し、この
軸受支持筒の内側に軸受を介してロータハブの回転軸が
回転自在に支持される。この場合、軸受の内輪がロータ
ハブの一部である回転軸に接着固定され、外輪が固定部
材としての軸受支持筒に接着固定される。
【0011】外輪の嵌着されるロータハブの内面或いは
固定部材の内面に形成された複数条の接着溝は、そのう
ちの少なくとも1つの接着溝がその溝深さや溝幅を違え
て他の接着溝より溝断面が大きくされている。ロータハ
ブ或いは固定部材の内面に接着剤を塗布して軸受を挿入
すると、接着剤の一部が軸受によりしごかれるが、溝断
面が大きく形成された接着溝に接着剤が収容され、接着
剤のはみ出しを生じることなくロータハブ或いは固定部
材の内面と軸受との間を接着固定することが可能とな
る。接着溝の条数や溝深さおよび溝幅の値は、記録ディ
スク駆動装置の容量,形状等に対応して実験的,経験的
に決められる。
固定部材の内面に形成された複数条の接着溝は、そのう
ちの少なくとも1つの接着溝がその溝深さや溝幅を違え
て他の接着溝より溝断面が大きくされている。ロータハ
ブ或いは固定部材の内面に接着剤を塗布して軸受を挿入
すると、接着剤の一部が軸受によりしごかれるが、溝断
面が大きく形成された接着溝に接着剤が収容され、接着
剤のはみ出しを生じることなくロータハブ或いは固定部
材の内面と軸受との間を接着固定することが可能とな
る。接着溝の条数や溝深さおよび溝幅の値は、記録ディ
スク駆動装置の容量,形状等に対応して実験的,経験的
に決められる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の記録ディスク駆動
装置の実施の形態を図面を参照して詳述する。図1及び
図2は、前記従来技術で説明した図7と同様の軸固定タ
イプのスピンドルモータに適用した場合を示し、図7と
同一符号のものは同一若しくは相当するものを示すもの
とする。
装置の実施の形態を図面を参照して詳述する。図1及び
図2は、前記従来技術で説明した図7と同様の軸固定タ
イプのスピンドルモータに適用した場合を示し、図7と
同一符号のものは同一若しくは相当するものを示すもの
とする。
【0013】図1に示す具体例において、固定部材の一
部を構成する固定軸8には、一対の軸受12,14を介
してロータハブ16が回転自在に支持されている。両軸
受12,14のそれぞれの内輪12b、14bは固定軸
8の外周面に接着固定され、それぞれの外輪12a,1
4aはロータハブ16の内周面に、互いに向かい合う端
面をそれぞれロータハブ16の環状段部28の上下面に
当接させて接着固定されている。上側軸受12の外輪1
2aが接合するロータハブ16の内面には複数条(具体
例では2条)の接着溝34a,34bが環状に形成され
ている。アンダーカット32a側の接着溝34bは従来
より使用されている通常の形状(溝深さ及び溝幅)の環
状溝であるが、他の接着溝34aは、接着溝34bに比
べて溝深さ及び溝幅が共に大きく、特に溝深さは十分深
く形成されている。
部を構成する固定軸8には、一対の軸受12,14を介
してロータハブ16が回転自在に支持されている。両軸
受12,14のそれぞれの内輪12b、14bは固定軸
8の外周面に接着固定され、それぞれの外輪12a,1
4aはロータハブ16の内周面に、互いに向かい合う端
面をそれぞれロータハブ16の環状段部28の上下面に
当接させて接着固定されている。上側軸受12の外輪1
2aが接合するロータハブ16の内面には複数条(具体
例では2条)の接着溝34a,34bが環状に形成され
ている。アンダーカット32a側の接着溝34bは従来
より使用されている通常の形状(溝深さ及び溝幅)の環
状溝であるが、他の接着溝34aは、接着溝34bに比
べて溝深さ及び溝幅が共に大きく、特に溝深さは十分深
く形成されている。
【0014】このような構成においては、ロータハブ1
6の内周面における軸受12の接合位置に接着剤を塗布
し、軸受12をロータハブ上面側から挿入すると、接着
剤の一部が軸受12の外輪12aによりしごかれるが、
この接着剤は深溝の接着溝34aに収容され、しごかれ
て環状段部28側に押し込まれる接着剤の量が従来の場
合に比べて大幅に減少し、外輪12aの挿入完了時点で
は、接着剤がアンダーカット32aにはみ出ることが防
止される。この結果、外輪12aの端面が環状段部28
の上面に周方向一様に当接し、接着剤の熱膨張による歪
みが軸受12に悪影響を及ぼすことが防がれる。
6の内周面における軸受12の接合位置に接着剤を塗布
し、軸受12をロータハブ上面側から挿入すると、接着
剤の一部が軸受12の外輪12aによりしごかれるが、
この接着剤は深溝の接着溝34aに収容され、しごかれ
て環状段部28側に押し込まれる接着剤の量が従来の場
合に比べて大幅に減少し、外輪12aの挿入完了時点で
は、接着剤がアンダーカット32aにはみ出ることが防
止される。この結果、外輪12aの端面が環状段部28
の上面に周方向一様に当接し、接着剤の熱膨張による歪
みが軸受12に悪影響を及ぼすことが防がれる。
【0015】図1において、下側の軸受14に対応する
ロータハブ16の内周面に形成された1条の環状接着溝
34cも従来のものよりも溝深さが大きくされている。
従って、ロータハブ16の内面に予め塗布された接着剤
が軸受14の外輪14aのロータハブ16への挿入時に
おいてしごかれても、この接着剤は深溝の接着溝34c
に収容され、環状段部28の下面にはみ出ることはな
く、上述と同様に、接着剤の熱膨張による歪みが軸受1
4に悪影響を及ぼすことが防がれる。なお、図1及び図
2においては図示していないが、固定軸8の外周面にお
ける軸受12,14の内輪12b,14bの接合位置に
おいても、複数条の接着溝が形成されているものであ
る。
ロータハブ16の内周面に形成された1条の環状接着溝
34cも従来のものよりも溝深さが大きくされている。
従って、ロータハブ16の内面に予め塗布された接着剤
が軸受14の外輪14aのロータハブ16への挿入時に
おいてしごかれても、この接着剤は深溝の接着溝34c
に収容され、環状段部28の下面にはみ出ることはな
く、上述と同様に、接着剤の熱膨張による歪みが軸受1
4に悪影響を及ぼすことが防がれる。なお、図1及び図
2においては図示していないが、固定軸8の外周面にお
ける軸受12,14の内輪12b,14bの接合位置に
おいても、複数条の接着溝が形成されているものであ
る。
【0016】図3は本発明の他の実施の形態を示すもの
である。ロータハブ16の内周面における軸受12の接
合位置には、2条の環状接着溝36a,36bが形成さ
れている。下側の接着溝36bは通常のものと同様であ
るが、上側の接着溝36aは軸方向の溝幅が広く形成さ
れている。この接着溝36aの溝深さは他の接着溝36
bとほぼ同じであるが、溝幅が大きい分だけ溝断面が大
きくなっている。従って、前述の場合と同様に、ロータ
ハブ16の内周面に塗布した接着剤が軸受12の挿入時
にしごかれてもその一部が接着溝36aに収容されるの
で、接着剤のはみ出しの生じることが防がれる。
である。ロータハブ16の内周面における軸受12の接
合位置には、2条の環状接着溝36a,36bが形成さ
れている。下側の接着溝36bは通常のものと同様であ
るが、上側の接着溝36aは軸方向の溝幅が広く形成さ
れている。この接着溝36aの溝深さは他の接着溝36
bとほぼ同じであるが、溝幅が大きい分だけ溝断面が大
きくなっている。従って、前述の場合と同様に、ロータ
ハブ16の内周面に塗布した接着剤が軸受12の挿入時
にしごかれてもその一部が接着溝36aに収容されるの
で、接着剤のはみ出しの生じることが防がれる。
【0017】ここで、図1〜図3の両具体例において、
2条の接着溝34a,34b,36a,36bのうち環
状段部28に近い側の接着溝を深溝或いは幅広に形成す
ることもできる。この場合は、軸受12の挿入時にしご
かれた接着剤のほとんどを深溝或いは幅広の接着溝に都
合よく収容することができ、より効果的である。
2条の接着溝34a,34b,36a,36bのうち環
状段部28に近い側の接着溝を深溝或いは幅広に形成す
ることもできる。この場合は、軸受12の挿入時にしご
かれた接着剤のほとんどを深溝或いは幅広の接着溝に都
合よく収容することができ、より効果的である。
【0018】図4に示す実施の形態は、ロータハブ16
の内面における軸受12の接合位置に3条の接着溝38
a,38b,38cを形成すると共に、これら接着溝の
溝幅を環状段部28側に向かって順に大きくなるように
設定したものである。本具体例においても前記と同様な
作用効果を奏するのは明白である。
の内面における軸受12の接合位置に3条の接着溝38
a,38b,38cを形成すると共に、これら接着溝の
溝幅を環状段部28側に向かって順に大きくなるように
設定したものである。本具体例においても前記と同様な
作用効果を奏するのは明白である。
【0019】図5は別の実施の形態を示すものである。
ロータハブ16の内面における軸受12の接合位置に3
条の接着溝40a,40b,40cを形成すると共に、
これら接着溝の溝深さを環状段部28側に向かって順に
深くなるように設定したものである。本具体例において
も前記と同様な作用効果を奏するのは明白である。
ロータハブ16の内面における軸受12の接合位置に3
条の接着溝40a,40b,40cを形成すると共に、
これら接着溝の溝深さを環状段部28側に向かって順に
深くなるように設定したものである。本具体例において
も前記と同様な作用効果を奏するのは明白である。
【0020】図6は更に別の実施の形態を示すもので
る。ロータハブ16の内面における軸受12の接合位置
に3条の接着溝42a,42b,42cを形成すると共
に、これら接着溝の溝幅及び溝深さを個々に違えたもの
である。すなわち、3条の接着溝42a,42b,42
cのうち、上側の接着溝42aはその溝深さを他より深
く形成し、中央の接着溝42bはその溝幅を他より大き
く形成したものである。従って、本具体例においても前
記と同様な作用効果を奏する。
る。ロータハブ16の内面における軸受12の接合位置
に3条の接着溝42a,42b,42cを形成すると共
に、これら接着溝の溝幅及び溝深さを個々に違えたもの
である。すなわち、3条の接着溝42a,42b,42
cのうち、上側の接着溝42aはその溝深さを他より深
く形成し、中央の接着溝42bはその溝幅を他より大き
く形成したものである。従って、本具体例においても前
記と同様な作用効果を奏する。
【0021】以上の実施の形態は、本発明のいくつかの
実施の形態を代表的に示すものであり、接着溝の条数や
溝形状は以上のものに限定するものではない。また、前
記実施の形態では、軸固定タイプのスピンドルモータを
用いて説明したが、軸回転タイプのモータに同様に適用
することができる。この場合、固定部材の軸受支持筒の
内側に軸受を介してロータハブの回転軸が支持される
が、軸受支持筒の内周面における接着溝に本発明を適用
することにより、上述と同様の効果を得ることができ
る。勿論、軸固定タイプ及び軸回転タイプにおいて、軸
受の内輪と固定軸或いは回転軸との接合部に上述した接
着溝構造を適用することもできる。
実施の形態を代表的に示すものであり、接着溝の条数や
溝形状は以上のものに限定するものではない。また、前
記実施の形態では、軸固定タイプのスピンドルモータを
用いて説明したが、軸回転タイプのモータに同様に適用
することができる。この場合、固定部材の軸受支持筒の
内側に軸受を介してロータハブの回転軸が支持される
が、軸受支持筒の内周面における接着溝に本発明を適用
することにより、上述と同様の効果を得ることができ
る。勿論、軸固定タイプ及び軸回転タイプにおいて、軸
受の内輪と固定軸或いは回転軸との接合部に上述した接
着溝構造を適用することもできる。
【0022】また、上述した具体例では、非磁性材料製
のロータハブを使用し、且つ軸受等からの汚損粒子の流
出をラビリンスタイプのシール手段により防止するよう
にしたスピンドルモータを説明したが、ロータハブとし
て磁性材料製のものを使用したものや、シール手段とし
て磁性流体シールを用いたスピンドルモータにも同様に
適用することができるのは勿論である。
のロータハブを使用し、且つ軸受等からの汚損粒子の流
出をラビリンスタイプのシール手段により防止するよう
にしたスピンドルモータを説明したが、ロータハブとし
て磁性材料製のものを使用したものや、シール手段とし
て磁性流体シールを用いたスピンドルモータにも同様に
適用することができるのは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の記録ディ
スク駆動装置にあっては、以下に記載する効果を奏す
る。ロータハブ或いは固定部材の軸受との接合部分に形
成された複数の接着溝のうち、少なくとも1つを他より
溝断面を大きく形成するようにしたので、軸受の接着固
定時に接着剤のはみ出しがなくなり、はみ出した接着剤
がその熱膨張による歪みにより軸受に悪影響を与えると
言った不具合をなくすことができる。従って、接着剤の
選定と本構造を採用することによりΔRROおよびΔL
DRMの値を小さく抑えることが可能になり、モータの
回転を高精度に維持して記録ディスクの安定した回転を
得ることができる。
スク駆動装置にあっては、以下に記載する効果を奏す
る。ロータハブ或いは固定部材の軸受との接合部分に形
成された複数の接着溝のうち、少なくとも1つを他より
溝断面を大きく形成するようにしたので、軸受の接着固
定時に接着剤のはみ出しがなくなり、はみ出した接着剤
がその熱膨張による歪みにより軸受に悪影響を与えると
言った不具合をなくすことができる。従って、接着剤の
選定と本構造を採用することによりΔRROおよびΔL
DRMの値を小さく抑えることが可能になり、モータの
回転を高精度に維持して記録ディスクの安定した回転を
得ることができる。
【図1】本発明の記録ディスク駆動装置の実施の形態を
示すスピンドルモータの半断面図である。
示すスピンドルモータの半断面図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】本発明の別の実施の形態を示す要部の断面図で
ある。
ある。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す要部の断面図で
ある。
ある。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態を示す要部の断
面図である。
面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す要部の断面図で
ある。
ある。
【図7】従来の記録ディスク駆動装置を示すスピンドル
モータの半断面図である。
モータの半断面図である。
【図8】図7の一部の拡大図である。
2 ブラケット 8 固定軸 12、14 軸受 12a,14a 外輪 12b,14b 内輪 16 ロータハブ 20 ハードディスク 34a,34b 接着溝 36a,36b 接着溝 38a,38b,38c 接着溝 40a,40b,40c 接着溝 42a,42b,42c 接着溝
Claims (3)
- 【請求項1】 固定部材に対し、記録ディスクを保持す
るロータハブを、内外輪の一方及び他方がそれぞれ前記
固定部材及び前記ロータハブに接着固定される軸受を介
して回転自在に支持してなる記録ディスク駆動装置であ
って、 少なくとも前記固定部材又は前記ロータハブの前記軸受
との接合部分には、接着剤保持用の環状の接着溝が複数
条形成されており、これら複数条の前記接着溝のうち少
なくとも1つの接着溝が、他の接着溝に対し、溝断面が
大きく形成されていることを特徴とする記録ディスク駆
動装置。 - 【請求項2】 前記複数条の接着溝のうちの少なくとも
1つの接着溝の溝深さが、他のものより深いものである
請求項1に記載の記録ディスク駆動装置。 - 【請求項3】 前記複数条の接着溝のうちの少なくとも
1つの接着溝の溝幅が他のものより広いものである請求
項1に記載の記録ディスク駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9999898A JPH11283322A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 記録ディスク駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9999898A JPH11283322A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 記録ディスク駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11283322A true JPH11283322A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=14262290
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9999898A Withdrawn JPH11283322A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 記録ディスク駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11283322A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020049066A (ko) * | 2000-12-19 | 2002-06-26 | 이형도 | 디스크 플레이어용 스핀들 모터 |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP9999898A patent/JPH11283322A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020049066A (ko) * | 2000-12-19 | 2002-06-26 | 이형도 | 디스크 플레이어용 스핀들 모터 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |