JPH11287797A - ポリビニルアセタール樹脂の相溶性評価方法及び合わせガラス用中間膜組成物 - Google Patents
ポリビニルアセタール樹脂の相溶性評価方法及び合わせガラス用中間膜組成物Info
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- JPH11287797A JPH11287797A JP9003498A JP9003498A JPH11287797A JP H11287797 A JPH11287797 A JP H11287797A JP 9003498 A JP9003498 A JP 9003498A JP 9003498 A JP9003498 A JP 9003498A JP H11287797 A JPH11287797 A JP H11287797A
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- acetal resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来と比較して、より少量のポリビニルアセ
タール樹脂及び可塑剤を用い、より短時間でこれらの相
溶性を評価することが可能なポリビニルアセタール樹脂
と可塑剤との相溶性評価方法を提供する。 【解決手段】 可塑剤100重量部に対し、1〜15重
量部のポリビニルアセタール樹脂を添加、溶解させて溶
液を調製した後、10〜30℃の雰囲気中で上記溶液の
温度を降下させ、上記溶液の一部が曇り始める温度を測
定することにより、ポリビニルアセタール樹脂と可塑剤
との相溶性を評価する相溶性評価方法。
タール樹脂及び可塑剤を用い、より短時間でこれらの相
溶性を評価することが可能なポリビニルアセタール樹脂
と可塑剤との相溶性評価方法を提供する。 【解決手段】 可塑剤100重量部に対し、1〜15重
量部のポリビニルアセタール樹脂を添加、溶解させて溶
液を調製した後、10〜30℃の雰囲気中で上記溶液の
温度を降下させ、上記溶液の一部が曇り始める温度を測
定することにより、ポリビニルアセタール樹脂と可塑剤
との相溶性を評価する相溶性評価方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリビニルアセタ
ール樹脂と可塑剤との相溶性評価方法及び該評価方法に
より規定される合わせガラス用中間膜組成物に関する。
ール樹脂と可塑剤との相溶性評価方法及び該評価方法に
より規定される合わせガラス用中間膜組成物に関する。
【0002】自動車、航空機等の前面には、いわゆるフ
ロントガラスとして風防ガラスが用いられている。この
ような風防ガラスには、通常、2枚の対向する板状のガ
ラスと、その間に挟まれた合わせガラス用の中間膜とで
構成された合わせガラスが用いられている。
ロントガラスとして風防ガラスが用いられている。この
ような風防ガラスには、通常、2枚の対向する板状のガ
ラスと、その間に挟まれた合わせガラス用の中間膜とで
構成された合わせガラスが用いられている。
【0003】この合わせガラス用の中間膜として、通
常、ポリビニルブチラール樹脂等のポリビニルアセター
ル樹脂、可塑剤及びその他の添加剤からなる合わせガラ
ス用中間膜組成物が使用されている。この合わせガラス
用中間膜組成物においては、ポリビニルアセタール樹脂
と可塑剤との相溶性が大きな問題となる。
常、ポリビニルブチラール樹脂等のポリビニルアセター
ル樹脂、可塑剤及びその他の添加剤からなる合わせガラ
ス用中間膜組成物が使用されている。この合わせガラス
用中間膜組成物においては、ポリビニルアセタール樹脂
と可塑剤との相溶性が大きな問題となる。
【0004】すなわち、ポリビニルアセタール樹脂と可
塑剤との相溶性が不良であると、シートを形成した際
に、シート表面から可塑剤が滲み出る、いわゆるブリー
ドという現象が発生したり、シートが白化する等の問題
が発生し、合わせガラス用の中間膜としての特性を損な
うといった問題があった。上記ポリビニルアセタール樹
脂と可塑剤との相溶性は、可塑剤の種類、及び、ポリビ
ニルアセタール樹脂のアセタール化率等により異なるた
め、可塑剤の種類を変えたり、ポリビニルアセタール樹
脂のアセタール化度を変えたりして、上記相溶性を評価
することが行われていた。
塑剤との相溶性が不良であると、シートを形成した際
に、シート表面から可塑剤が滲み出る、いわゆるブリー
ドという現象が発生したり、シートが白化する等の問題
が発生し、合わせガラス用の中間膜としての特性を損な
うといった問題があった。上記ポリビニルアセタール樹
脂と可塑剤との相溶性は、可塑剤の種類、及び、ポリビ
ニルアセタール樹脂のアセタール化率等により異なるた
め、可塑剤の種類を変えたり、ポリビニルアセタール樹
脂のアセタール化度を変えたりして、上記相溶性を評価
することが行われていた。
【0005】この相溶性の評価方法としては、例えば、
特開昭56−36432号公報に開示されているよう
に、ポリビニルアセタール樹脂と可塑剤とを混合した
後、混合物を成形してシートを作製し、このシートが白
化するか否か、シート表面からブリードが発生するか否
かを評価する方法が一般的であった。
特開昭56−36432号公報に開示されているよう
に、ポリビニルアセタール樹脂と可塑剤とを混合した
後、混合物を成形してシートを作製し、このシートが白
化するか否か、シート表面からブリードが発生するか否
かを評価する方法が一般的であった。
【0006】しかしながら、この相溶性評価方法では、
ポリビニルアセタール樹脂と可塑剤との混合物を成形し
てシートを作製する必要があるため、多量にポリビニル
アセタール樹脂や可塑剤が必要になり、しかも、評価に
時間がかかるという問題があった。
ポリビニルアセタール樹脂と可塑剤との混合物を成形し
てシートを作製する必要があるため、多量にポリビニル
アセタール樹脂や可塑剤が必要になり、しかも、評価に
時間がかかるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑み、従来と比較して、より少量のポリビニルアセター
ル樹脂及び可塑剤を用い、より短時間でこれらの相溶性
を評価することが可能なポリビニルアセタール樹脂の可
塑剤との相溶性評価方法及び該評価方法により規定され
る、優れた相溶性を有する合わせガラス用中間膜組成物
を提供することを目的とする。
鑑み、従来と比較して、より少量のポリビニルアセター
ル樹脂及び可塑剤を用い、より短時間でこれらの相溶性
を評価することが可能なポリビニルアセタール樹脂の可
塑剤との相溶性評価方法及び該評価方法により規定され
る、優れた相溶性を有する合わせガラス用中間膜組成物
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のポリビニルアセ
タール樹脂と可塑剤との相溶性評価方法は、可塑剤10
0重量部に対し、1〜15重量部のポリビニルアセター
ル樹脂を添加、溶解させて溶液を調製した後、10〜3
0℃の雰囲気中で上記溶液の温度を降下させ、上記溶液
の一部が曇り始める温度を測定することにより、ポリビ
ニルアセタール樹脂と可塑剤との相溶性を評価すること
を特徴とするものである。
タール樹脂と可塑剤との相溶性評価方法は、可塑剤10
0重量部に対し、1〜15重量部のポリビニルアセター
ル樹脂を添加、溶解させて溶液を調製した後、10〜3
0℃の雰囲気中で上記溶液の温度を降下させ、上記溶液
の一部が曇り始める温度を測定することにより、ポリビ
ニルアセタール樹脂と可塑剤との相溶性を評価すること
を特徴とするものである。
【0009】また、本発明の合わせガラス用中間膜組成
物は、ポリビニルアセタール樹脂100重量部に対し、
可塑剤が20〜60重量部添加された合わせガラス用中
間膜組成物であって、上記可塑剤100重量部に対し、
8重量部の上記ポリビニルアセタール樹脂を添加して溶
液を調製した後、上記相溶性評価方法を用いて評価を行
った際、上記溶液の一部が曇り始める温度(以下、曇点
ともいう)が、50〜120℃であることを特徴とする
ものである。以下に本発明を詳述する。
物は、ポリビニルアセタール樹脂100重量部に対し、
可塑剤が20〜60重量部添加された合わせガラス用中
間膜組成物であって、上記可塑剤100重量部に対し、
8重量部の上記ポリビニルアセタール樹脂を添加して溶
液を調製した後、上記相溶性評価方法を用いて評価を行
った際、上記溶液の一部が曇り始める温度(以下、曇点
ともいう)が、50〜120℃であることを特徴とする
ものである。以下に本発明を詳述する。
【0010】本発明のポリビニルアセタール樹脂と可塑
剤との相溶性評価方法においては、可塑剤100重量部
に対し、1〜15重量部のポリビニルアセタール樹脂を
添加、溶解させて溶液を調製する。上記相溶性評価方法
の対象となるポリビニルアセタール樹脂及び可塑剤は特
に限定されず、例えば、従来から用いられているもの等
を対象とすることができる。中でも、ポリビニルアセタ
ール樹脂としては、ポリビニルブチラール樹脂が好まし
い。
剤との相溶性評価方法においては、可塑剤100重量部
に対し、1〜15重量部のポリビニルアセタール樹脂を
添加、溶解させて溶液を調製する。上記相溶性評価方法
の対象となるポリビニルアセタール樹脂及び可塑剤は特
に限定されず、例えば、従来から用いられているもの等
を対象とすることができる。中でも、ポリビニルアセタ
ール樹脂としては、ポリビニルブチラール樹脂が好まし
い。
【0011】可塑剤にポリビニルアセタール樹脂を添
加、溶解させて溶液を調製する際には、通常、加熱を行
うことにより溶解させ、溶液を調製する。ポリビニルア
セタール樹脂の添加量が1重量部未満であれば、上記溶
液の温度を低下させたときの曇点がわかりにくくなり、
15重量部を超えると、粘度が高くなりすぎるか、又
は、ゲル状になる等の問題が発生し、曇点を測定するの
が難しくなるため、上記範囲に限定される。上記加熱の
条件は特に限定されるものではないが、150℃以上に
なるまで、オイルバス等で加熱するのが好ましい。
加、溶解させて溶液を調製する際には、通常、加熱を行
うことにより溶解させ、溶液を調製する。ポリビニルア
セタール樹脂の添加量が1重量部未満であれば、上記溶
液の温度を低下させたときの曇点がわかりにくくなり、
15重量部を超えると、粘度が高くなりすぎるか、又
は、ゲル状になる等の問題が発生し、曇点を測定するの
が難しくなるため、上記範囲に限定される。上記加熱の
条件は特に限定されるものではないが、150℃以上に
なるまで、オイルバス等で加熱するのが好ましい。
【0012】溶液調製後、10〜30℃の雰囲気中で上
記溶液の温度を降下させ、曇点を測定することにより、
ポリビニルアセタール樹脂と可塑剤との相溶性を評価す
る。すなわち、溶液の温度を降下させていくうちに、ポ
リビニルアセタール樹脂と可塑剤との分離現象が発生
し、溶液が曇り始めるので、この曇り始める温度、すな
わち曇点を読み取る。
記溶液の温度を降下させ、曇点を測定することにより、
ポリビニルアセタール樹脂と可塑剤との相溶性を評価す
る。すなわち、溶液の温度を降下させていくうちに、ポ
リビニルアセタール樹脂と可塑剤との分離現象が発生
し、溶液が曇り始めるので、この曇り始める温度、すな
わち曇点を読み取る。
【0013】溶液の温度を降下させるときの降下速度が
余り速すぎると、溶液内の温度が不均一となり、曇点が
はっきりしなくなり、一方、上記降下速度を余り遅くす
ると、測定に時間がかかりすぎるため、10〜30℃の
雰囲気中で上記溶液の温度を降下させる。
余り速すぎると、溶液内の温度が不均一となり、曇点が
はっきりしなくなり、一方、上記降下速度を余り遅くす
ると、測定に時間がかかりすぎるため、10〜30℃の
雰囲気中で上記溶液の温度を降下させる。
【0014】曇り状態の判定については、通常は、極め
て分かり易いため、目視により充分に測定可能である
が、そのほかにも、例えば、ヘーズメータを用い、温度
降下の際に、所定時間毎にヘーズを測定していく方法
や、最初に5段階程度の限度見本を作製しておき、目視
の際に、この見本と見比べて曇り状態を判断する方法等
が挙げられる。
て分かり易いため、目視により充分に測定可能である
が、そのほかにも、例えば、ヘーズメータを用い、温度
降下の際に、所定時間毎にヘーズを測定していく方法
や、最初に5段階程度の限度見本を作製しておき、目視
の際に、この見本と見比べて曇り状態を判断する方法等
が挙げられる。
【0015】本発明の上記相溶性の測定方法によれば、
ごく少量のポリビニルアセタール樹脂及び可塑剤を用
い、極めて短時間でこれらの相溶性を的確に評価するこ
とができる。
ごく少量のポリビニルアセタール樹脂及び可塑剤を用
い、極めて短時間でこれらの相溶性を的確に評価するこ
とができる。
【0016】本発明の合わせガラス用中間膜組成物は、
ポリビニルアセタール樹脂100重量部に対し、可塑剤
が20〜60重量部添加された合わせガラス用中間膜組
成物であって、上記可塑剤100重量部に対し、8重量
部の上記ポリビニルアセタール樹脂を添加して溶液を調
製した後、上記相溶性評価方法により評価を行った際、
上記曇点が、50〜120℃であることを特徴とするも
のである。
ポリビニルアセタール樹脂100重量部に対し、可塑剤
が20〜60重量部添加された合わせガラス用中間膜組
成物であって、上記可塑剤100重量部に対し、8重量
部の上記ポリビニルアセタール樹脂を添加して溶液を調
製した後、上記相溶性評価方法により評価を行った際、
上記曇点が、50〜120℃であることを特徴とするも
のである。
【0017】本発明において用いられるポリビニルアセ
タール樹脂としては特に限定されず、例えば、いわゆる
沈殿法により得られるもの等が挙げられる。上記沈殿法
を用い、例えば、ポリビニルブチラール樹脂を作製する
場合には、ポリビニルアルコール(PVA)を温水に溶
解し、得られた水溶液を所定の温度、例えば、0〜95
℃に保持し、酸触媒及びブチルアルデヒドを添加してブ
チラール反応を進行させる。次いで、反応温度を上げる
ことにより熟成して反応を完結させた後、中和処理を行
うことにより沈殿物を生成させ、該沈殿物を水洗、乾燥
することによりポリビニルブチラール樹脂を製造する。
タール樹脂としては特に限定されず、例えば、いわゆる
沈殿法により得られるもの等が挙げられる。上記沈殿法
を用い、例えば、ポリビニルブチラール樹脂を作製する
場合には、ポリビニルアルコール(PVA)を温水に溶
解し、得られた水溶液を所定の温度、例えば、0〜95
℃に保持し、酸触媒及びブチルアルデヒドを添加してブ
チラール反応を進行させる。次いで、反応温度を上げる
ことにより熟成して反応を完結させた後、中和処理を行
うことにより沈殿物を生成させ、該沈殿物を水洗、乾燥
することによりポリビニルブチラール樹脂を製造する。
【0018】上記沈殿法において用いられるポリビニル
アルコールは、平均重合度が、500〜3000のもの
が好ましく、1000〜2500のものがより好まし
い。平均重合度が500未満では、合わせガラスの耐貫
通性が低下することがあり、平均重合度が3000を超
えると、樹脂膜の製造が難しくなる。
アルコールは、平均重合度が、500〜3000のもの
が好ましく、1000〜2500のものがより好まし
い。平均重合度が500未満では、合わせガラスの耐貫
通性が低下することがあり、平均重合度が3000を超
えると、樹脂膜の製造が難しくなる。
【0019】上記ポリビニルアルコールのケン化度は、
透明性や耐熱性の点から70mol%以上のものが好ま
しい。更に、上記ポリビニルブチラール樹脂の平均ブチ
ラール化度は、一般に、40〜75mol%が好まし
い。平均ブチラール化度が40mol%未満では、可塑
剤との相溶性が低下し、平均ブチラール化度が75mo
l%を超えると、ポリビニルブチラール樹脂の製造に長
時間を要するようになるため好ましくない。
透明性や耐熱性の点から70mol%以上のものが好ま
しい。更に、上記ポリビニルブチラール樹脂の平均ブチ
ラール化度は、一般に、40〜75mol%が好まし
い。平均ブチラール化度が40mol%未満では、可塑
剤との相溶性が低下し、平均ブチラール化度が75mo
l%を超えると、ポリビニルブチラール樹脂の製造に長
時間を要するようになるため好ましくない。
【0020】本発明における可塑剤としては特に限定さ
れず、例えば、トリエチレングリコール、テトラエチレ
ングリコール、トリプロピレングリコール等のグリコー
ルと、酪酸、イソ酪酸、カプロン酸、2−エチル酪酸、
n−オクチル酸、2−エチルヘキシル酸等の一塩基酸と
のジエステル等が挙げられる。上記ジエステルのなかで
は、トリエチレングリコールジ2−エチルブチレート、
トリエチレングリコールジ2−エチルヘキソエート、ト
リエチレングリコールジ2−メチルプロパノエート、ト
リエチレングリコールジカプリレート、トリエチレング
リコールジn−オクトエート等が好適に使用される。
れず、例えば、トリエチレングリコール、テトラエチレ
ングリコール、トリプロピレングリコール等のグリコー
ルと、酪酸、イソ酪酸、カプロン酸、2−エチル酪酸、
n−オクチル酸、2−エチルヘキシル酸等の一塩基酸と
のジエステル等が挙げられる。上記ジエステルのなかで
は、トリエチレングリコールジ2−エチルブチレート、
トリエチレングリコールジ2−エチルヘキソエート、ト
リエチレングリコールジ2−メチルプロパノエート、ト
リエチレングリコールジカプリレート、トリエチレング
リコールジn−オクトエート等が好適に使用される。
【0021】上記ポリビニルブチラール樹脂100重量
部に対する上記可塑剤の添加量が20重量部未満では、
得られる合わせガラスの貫通性が低下し、上記可塑剤の
添加量が60重量部を超えると、ブリード現象が発生し
て中間膜の透明性が低下するため上記範囲に限定され
る。
部に対する上記可塑剤の添加量が20重量部未満では、
得られる合わせガラスの貫通性が低下し、上記可塑剤の
添加量が60重量部を超えると、ブリード現象が発生し
て中間膜の透明性が低下するため上記範囲に限定され
る。
【0022】また、上記曇点が120℃を超えるもの
は、極めて相溶性が悪く、成形によりシート等を作製し
ても、直ぐにブリード現象が発生してしまい、一方、曇
点が50℃未満であると、可塑化効果が非常に大きいた
め、耐ブロッキング性が悪いか、又は、柔軟すぎて目標
とする機械的な特性が得られず、耐貫通性が悪い等の問
題が発生するため上記範囲に限定される。
は、極めて相溶性が悪く、成形によりシート等を作製し
ても、直ぐにブリード現象が発生してしまい、一方、曇
点が50℃未満であると、可塑化効果が非常に大きいた
め、耐ブロッキング性が悪いか、又は、柔軟すぎて目標
とする機械的な特性が得られず、耐貫通性が悪い等の問
題が発生するため上記範囲に限定される。
【0023】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0024】実施例1 可塑剤として、トリエチレングリコールジ2−エチルヘ
キサノエート(3GO)、トリエチレングリコールジ2
−エチルブタノエート(3GH)、トリエチレングリコ
ールジ2−メチルプロパノエート(3GB)を使用し、
ポリビニルブチラール樹脂として、ブチラール化度が、
65mol%、70mol%のもの(平均重合度:17
00、ケン化度99%のPVAを使用し、沈殿法により
製造)を使用した。
キサノエート(3GO)、トリエチレングリコールジ2
−エチルブタノエート(3GH)、トリエチレングリコ
ールジ2−メチルプロパノエート(3GB)を使用し、
ポリビニルブチラール樹脂として、ブチラール化度が、
65mol%、70mol%のもの(平均重合度:17
00、ケン化度99%のPVAを使用し、沈殿法により
製造)を使用した。
【0025】まず、ガラス試験管に可塑剤10gを入
れ、次に、ポリビニルブチラール樹脂0.8gを添加
し、170℃に加熱して溶解させた。その後、上記溶液
の温度を熱電対で測定しながら、攪拌・冷却し、溶液の
一部が曇り出した温度を観察した。その結果を下記の表
1に示した。
れ、次に、ポリビニルブチラール樹脂0.8gを添加
し、170℃に加熱して溶解させた。その後、上記溶液
の温度を熱電対で測定しながら、攪拌・冷却し、溶液の
一部が曇り出した温度を観察した。その結果を下記の表
1に示した。
【0026】
【表1】
【0027】実施例2 上記実施例1の場合と同様の可塑剤及びポリビニルブチ
ラール樹脂を用い、ポリビニルブチラール樹脂100重
量部に対して、40重量部の可塑剤を添加したものを、
ラボプラストミルにより混合して合わせガラス用中間膜
組成物とし、厚さ800μmのシート状に成形し、下記
する相溶性評価とブロッキング性評価とを行った。
ラール樹脂を用い、ポリビニルブチラール樹脂100重
量部に対して、40重量部の可塑剤を添加したものを、
ラボプラストミルにより混合して合わせガラス用中間膜
組成物とし、厚さ800μmのシート状に成形し、下記
する相溶性評価とブロッキング性評価とを行った。
【0028】評価方法 (1) 相溶性評価 得られたシート状成形体を、23℃、湿度25%の雰囲
気中に置いた後、吸い取り紙で表面にブリードした可塑
剤を吸い取り、シミの状態で相溶性を評価した。得られ
た結果を下記の表2に示した。
気中に置いた後、吸い取り紙で表面にブリードした可塑
剤を吸い取り、シミの状態で相溶性を評価した。得られ
た結果を下記の表2に示した。
【0029】(2)ブロッキング性評価 得られたシート状成形体を、10mm×25mmの長方
形に裁断して二枚重ね、その上に2kgの重量物を置い
て荷重を加え、25時間放置した後、引っ張り試験機を
用いて180度ピール剥離力を測定した。この測定は3
回行い、その平均値より、以下のように判定した。得ら
れた結果を下記の表3に示した。 100kgf/cm未満:ブロッキング性良好 100kgf/cm以上:ブロッキング性不良
形に裁断して二枚重ね、その上に2kgの重量物を置い
て荷重を加え、25時間放置した後、引っ張り試験機を
用いて180度ピール剥離力を測定した。この測定は3
回行い、その平均値より、以下のように判定した。得ら
れた結果を下記の表3に示した。 100kgf/cm未満:ブロッキング性良好 100kgf/cm以上:ブロッキング性不良
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】上記表1及び表2の結果より明らかなよう
に、本発明の上記相溶性評価方法により得られた結果
と、従来の相溶性評価方法により得られた結果との間
に、はっきりとした相関関係が存在し、曇点が120℃
を超えるものは、ブリード現象がみられた。
に、本発明の上記相溶性評価方法により得られた結果
と、従来の相溶性評価方法により得られた結果との間
に、はっきりとした相関関係が存在し、曇点が120℃
を超えるものは、ブリード現象がみられた。
【0033】また、上記表1及び表3の結果より明らか
なように、本発明の上記相溶性評価方法により得られた
結果と、従来のブロッキング性評価法により得られた結
果との間に、はっきりとした相関関係が存在し、曇点が
50〜120℃の範囲外のものは、ブロッキング性が不
良であった。
なように、本発明の上記相溶性評価方法により得られた
結果と、従来のブロッキング性評価法により得られた結
果との間に、はっきりとした相関関係が存在し、曇点が
50〜120℃の範囲外のものは、ブロッキング性が不
良であった。
【0034】また、上記表1〜表3に示した結果より明
らかなように、本発明の合わせガラス用中間膜組成物
は、本発明の相溶性評価方法により、曇点が50〜12
0℃の範囲内にあり、合わせガラス用中間膜組成物とし
て好適なものであった。
らかなように、本発明の合わせガラス用中間膜組成物
は、本発明の相溶性評価方法により、曇点が50〜12
0℃の範囲内にあり、合わせガラス用中間膜組成物とし
て好適なものであった。
【0035】
【発明の効果】本発明のポリビニルアセタール樹脂と可
塑剤との相溶性評価方法は、上述の構成からなるので、
ごく少量のポリビニルアセタール樹脂及び可塑剤を用
い、極めて短時間でこれらの相溶性を的確に評価するこ
とができる。また、本発明の合わせガラス用中間膜組成
物は、上述の構成からなるので、合わせガラス用中間膜
組成物として好適なものである。
塑剤との相溶性評価方法は、上述の構成からなるので、
ごく少量のポリビニルアセタール樹脂及び可塑剤を用
い、極めて短時間でこれらの相溶性を的確に評価するこ
とができる。また、本発明の合わせガラス用中間膜組成
物は、上述の構成からなるので、合わせガラス用中間膜
組成物として好適なものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 可塑剤100重量部に対し、1〜15重
量部のポリビニルアセタール樹脂を添加、溶解させて溶
液を調製した後、10〜30℃の雰囲気中で前記溶液の
温度を降下させ、前記溶液の一部が曇り始める温度を測
定することにより、ポリビニルアセタール樹脂と可塑剤
との相溶性を評価することを特徴とするポリビニルアセ
タール樹脂と可塑剤との相溶性評価方法。 - 【請求項2】 ポリビニルアセタール樹脂がポリビニル
ブチラール樹脂であることを特徴とする請求項1記載の
相溶性評価方法。 - 【請求項3】 ポリビニルアセタール樹脂100重量部
に対し、可塑剤が20〜60重量部添加された合わせガ
ラス用中間膜組成物であって、前記可塑剤100重量部
に対し、8重量部の前記ポリビニルアセタール樹脂を添
加して溶液を調製した後、請求項1記載の相溶性評価方
法により評価を行った際、溶液の一部が曇り始める温度
が、50〜120℃であることを特徴とする合わせガラ
ス用中間膜組成物。 - 【請求項4】 ポリビニルアセタール樹脂がポリビニル
ブチラール樹脂であることを特徴とする請求項3記載の
合わせガラス用中間膜組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9003498A JPH11287797A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | ポリビニルアセタール樹脂の相溶性評価方法及び合わせガラス用中間膜組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9003498A JPH11287797A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | ポリビニルアセタール樹脂の相溶性評価方法及び合わせガラス用中間膜組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11287797A true JPH11287797A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=13987387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9003498A Pending JPH11287797A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | ポリビニルアセタール樹脂の相溶性評価方法及び合わせガラス用中間膜組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11287797A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013163640A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-08-22 | Sekisui Chem Co Ltd | 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス |
| JP2019023153A (ja) * | 2017-07-24 | 2019-02-14 | 積水化学工業株式会社 | 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス |
-
1998
- 1998-04-02 JP JP9003498A patent/JPH11287797A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013163640A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-08-22 | Sekisui Chem Co Ltd | 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス |
| CN103748053A (zh) * | 2012-01-13 | 2014-04-23 | 积水化学工业株式会社 | 夹层玻璃用中间膜及夹层玻璃 |
| US10226912B2 (en) | 2012-01-13 | 2019-03-12 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Intermediate film for laminated glass, and laminated glass |
| US11141957B2 (en) | 2012-01-13 | 2021-10-12 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Intermediate film for laminated glass, and laminated glass |
| JP2019023153A (ja) * | 2017-07-24 | 2019-02-14 | 積水化学工業株式会社 | 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス |
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