JPH1129722A - はっ水塗料およびその製造方法並びに該塗料を用いた塗膜および塗装製品 - Google Patents

はっ水塗料およびその製造方法並びに該塗料を用いた塗膜および塗装製品

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JPH1129722A
JPH1129722A JP9213569A JP21356997A JPH1129722A JP H1129722 A JPH1129722 A JP H1129722A JP 9213569 A JP9213569 A JP 9213569A JP 21356997 A JP21356997 A JP 21356997A JP H1129722 A JPH1129722 A JP H1129722A
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Japan
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water
repellent paint
fine particles
repellent
coupling agent
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JP9213569A
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English (en)
Inventor
Susumu Fujimori
進 藤森
Masaya Takahashi
雅也 高橋
Mamoru Ishitani
守 石谷
Taketoshi Matsuura
武利 松浦
Hisao Tabei
久男 田部井
Yoshimasa Haga
由昌 芳賀
Akira Nohara
瑛 野原
Norihiro Funakoshi
宣博 舩越
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NTT Advanced Technology Corp
NTT Inc
Original Assignee
N T T ADVANCE TECHNOL KK
NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Paints Or Removers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 はっ水性、難着雪性、耐候性に優れたはっ水
塗料およびその製造方法並びにこれを用いた塗膜および
塗装製品を提供すること。 【解決手段】 はっ水塗料は、表面に官能基を持つ微粒
子と、該微粒子の表面の官能基と化学結合できる官能基
を有し、かつその分子内にはっ水性の官能基を持つカッ
プリング剤と、該微粒子を結び付けるバインダ樹脂と、
該バインダ樹脂の溶剤とを含んでなる。このはっ水塗料
を基体10に塗布した塗膜11および塗装品は防汚、雪
害・着氷防止等の建築、土木、乗り物等の塗装用途に広
く利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、はっ水性、雪氷付
着防止性、耐候性に優れたはっ水塗料およびそのような
はっ水塗料を用いた塗膜、ならびに塗装製品に関する。
【0002】本発明のはっ水塗料は高いはっ水性と優れ
た耐侯性を示すので、塗装面の水濡れ、汚れ、腐蝕の防
止に利用できる。さらに雪害・着氷防止等の建築や土木
用途に広く利用できる。
【0003】本発明は、衛星通信・衛星放送用アンテ
ナ、ケーブル、通信用のアンテナドーム、レドーム、航
空管制用アンテナ、八木アンテナ等の各種のアンテナの
水濡れ防止、着雪氷防止のための表面処理に適用でき
る。レーダーの反射板や電波望遠鏡の反射板、さらに、
鉄塔や送電線、住宅、ビルの屋根や外壁等の建築物およ
びその外装品、電車、自動車等や船舶、航空機等のフロ
ントガラスや飛行機の機体等の表面、土木機械用治具、
煙突やストーブなどの換気口や排気口に適用できる。さ
らに、衣類やテント用シート等の繊維製品にも適用でき
る。本発明のはっ水塗料は分散液の形あるいは缶スプレ
ーの形で提供される。
【0004】
【従来の技術】はっ水性およびそれに付随して、雪氷付
着防止性に優れたはっ水塗料が開発されれば、該塗料を
塗布することにより塗装面の水濡れ、汚れ、腐蝕の防
止、さらに雪や氷の付着しにくいアンテナ、ケーブル、
鉄塔、屋根等の実現等、広範な応用が可能となる。その
ため、種々のはっ水塗料が開発されている。
【0005】はっ水性を向上させるためには、フルオロ
アルキル基含有化合物や、シロキサン基含有化合物をガ
ラス表面に塗布したり、フルオロアルキル基含有化合物
の微粒子を分散させるなどして、はっ水性を必要とする
素材の表面エネルギーをできるだけ小さくしようとする
ものである。
【0006】例えば、湿式メッキ処理方法を用いて、ニ
ッケル金属とポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
の微粒子を複合させ、はっ水性の目安である、接触角で
150°以上の材料が開発されている。この方法は湿式
メッキ処理方法を用いているため、屋外にある建造物等
にはメッキ処理できず、適用可能なのは湿式メッキ処理
方法が適用できる材料に限られる。
【0007】最近、これらの課題を解決するはっ水塗料
として、特開平6−122838号公報には、分子量5
00〜20000でかつ末端までフッ素化した低分子量
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の粉末をアク
リルシリコーン樹脂等に混合分散させたはっ水塗料が開
示されている。この塗料を用いた塗装面は初期接触角と
して140°以上が得られ、優れたはっ水性を示すとい
われている。このはっ水塗料は、分子末端までフッ素化
された特殊な低分子量PTFEの粉末を塗料中にはっ水
粉として用いているため、塗料製造原価が高価になり経
済的に提供しにくいため、適用分野が限られる。さらに
低分子量PTFEをはじめとしてフッ素系樹脂は一般に
分子間エネルギーが小さいためにその機械的強度が低
く、それを塗布した塗装面も摩耗や圧縮等に弱く、耐久
性に乏しいため、その適用範囲がさらに限定される。
【0008】特開平7−33480号公報には、ガラス
基板の開口部に低分子量PTFEを含有させた多孔質膜
のはっ水層を形成している例を記載している。この例で
は接触角は110°前後であり、十分なはっ水性能はで
ていない。
【0009】特開平7−138047号公報には、ガラ
ス表面上に金属酸化物とフッ素系樹脂を組み合わせたは
っ水材料が提案されているが、この場合も接触角が11
0°前後であり、十分なはっ水性能は得られていない。
【0010】特開平7−138050号公報には、ガラ
ス基板上に、ゾルゲル反応を応用して金属酸化物の下地
層を作り、その上にフッ素樹脂をコーティングする方法
を用いているが、やはり、接触角は110°程度であ
り、十分な接触角が得られていない。
【0011】また、特開平7−251060号公報に
は、低分子量PTFEを、そのPTFEより機械的強度
の大きい粒子上に被覆したはっ水複合粒子を解砕し、そ
れを基板表面に付着させてはっ水性の表面を得る方法が
開示されている。この方法での接触角は150°以上で
あるが、付着性の乏しい低分子量PTFEを粒子に付着
させたり、潤滑性に優れるはっ水性複合粒子を解砕する
工程が複雑で製造が困難なうえ、低分子量PTFE皮膜
が摩耗等により剥がれやすく、十分な機械的強度を得ら
れない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
はっ水塗料は接触角が不十分なものであるか、接触角が
大きいものは高価であり、かつ製造が困難である等の問
題点を有していた。
【0013】なお、これらの従来技術により得られる塗
膜は一般に白色不透明であり、被塗装物の地色を出せな
いため、適用分野がせばめられてしまうという欠点があ
った。そのため、塗膜を着色するため顔料等の添加を余
儀なくされ、その結果本来持っていたはっ水性を損なっ
てしまうという問題がある。
【0014】本発明の目的は、上記従来技術の有してい
た課題を解決して、はっ水性、防水性、防食性、耐着雪
性および耐候性に優れたはっ水塗料を経済的に提供する
ことにある。
【0015】本発明の別の目的は、さらに透明性を有す
るはっ水塗料を提供することである。
【0016】また、本発明の目的は、そのような透明性
を有するはっ水塗料の製造方法を提供することである。
【0017】本発明のまた別の目的は、そのようなはっ
水塗料を用いた塗膜を提供することにある。
【0018】本発明のさらに別の目的は、そのようなは
っ水塗料を用いた塗装品を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1記載のはっ水塗料は、表面に官能基を持
つ微粒子と、該微粒子の表面の官能基と化学結合できる
官能基を有し、かつその分子内にはっ水性の官能基を持
つカップリング剤と、該微粒子を結び付けるバインダ樹
脂と、該バインダ樹脂の溶剤とを含んでなることを特徴
とする。
【0020】請求項2記載のはっ水塗料は、請求項1記
載のはっ水塗料において、前記微粒子の成分が無機材料
であることを特徴とする。
【0021】請求項3記載のはっ水塗料は、請求項1記
載のはっ水塗料において、前記無機材料がSiO2 ,S
iO2 を含むガラス、シラス、ケイ砂、ゼオライト、シ
リコンカーバイドの単体あるいは複合させたものである
ことを特徴とする。
【0022】請求項4記載のはっ水塗料は、請求項1記
載のはっ水塗料において、前記微粒子の成分が有機材料
であることを特徴とする。
【0023】請求項5記載のはっ水塗料は、請求項4記
載のはっ水塗料において、前記有機材料が架橋したポリ
メタクリル酸メチル、ウレタンの単体あるいは複合させ
たものであることを特徴とする。
【0024】請求項6記載のはっ水塗料は、請求項1記
載のはっ水塗料において、前記微粒子の成分が無機材料
と有機材料を複合させたものであることを特徴とする。
【0025】請求項7記載のはっ水塗料は、請求項6記
載のはっ水塗料において、前記無機材料がSiO2 ,S
iO2 を含むガラス、シラス、ケイ砂、ゼオライト、シ
リコンカーバイドの単体あるいは複合させたものであ
り、前記有機材料が架橋したポリメタクリル酸メチル、
ウレタンの単体あるいは複合させたものであることを特
徴とする。
【0026】請求項8記載のはっ水塗料は、請求項1記
載のはっ水塗料において、前記カップリング剤が、分子
内にはっ水性の基を持つシランカップリング剤、チタン
カップリング剤の単体あるいは複合させたものであるこ
とを特徴とする。
【0027】請求項9記載のはっ水塗料は、請求項1記
載のはっ水塗料において、前記バインダ樹脂が、アクリ
ル樹脂、アクリルシリコン樹脂、アクリルウレタン樹
脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、
フッ素樹脂の単体あるいは複合させたものであることを
特徴とする。
【0028】請求項10記載の透明はっ水塗料は、表面
に官能基を持つ微粒子と、該微粒子の表面の官能基と化
学結合できる官能基を有し、かつ、その分子内にはっ水
性の官能基を持つカップソング剤と、該微粒子を結び付
けるバインダ樹脂と、該バインダ樹脂の溶剤を有効成分
とするはっ水塗料において、前記微粒子の直径が1mm
以下であり、かつ前記微粒子の屈折率と前記バインダ樹
脂の屈折率との差が、微粒子の屈折率を基準として±2
%以内であることを特徴とする。
【0029】請求項11記載の透明はっ水塗料は、請求
項10記載の透明はっ水塗料において、前記微粒子の混
合比が溶剤揮発後の重量分率で10〜90%であること
を特徴とする。
【0030】請求項12記載の透明はっ水塗料の製造方
法は、請求項10または11記載の透明はっ水塗料を製
造する方法であって、微粒子の表面をカップリング剤で
処理する工程を含むことを特徴とする。
【0031】請求項13記載の透明はっ水塗料の製造方
法は、請求項10または11記載の透明はっ水塗料を製
造する方法であって、微粒子とバインダ樹脂の混合を高
速乱流エネルギを用いた装置により行うことを特徴とす
る。
【0032】請求項14記載の透明はっ水塗料の製造方
法は、請求項10または11記載の透明はっ水塗料を製
造する方法であって、微粒子の表面をカップリング剤で
処理する工程と微粒子とバインダ樹脂の混合を高速乱流
エネルギを用いた装置により行う工程を含むことを特徴
とする。
【0033】請求項15記載の塗膜は請求項1〜11の
いずれかに記載のはっ水塗料より得られることを特徴と
する。
【0034】請求項16記載のはっ水性塗装品は、基体
と、塗膜とを備え、前記塗膜が、請求項1〜11のいず
れかに記載のはっ水塗料から得られることを特徴とす
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を具体的に説明する。
【0036】図1は、本実施例の塗膜の上に滴下された
水滴の模式図であり、塗膜1上に水滴2が接している。
図2は水の接触角の測定の模式図である。αは接触角で
ある。
【0037】(1)微粒子の成分 本発明で使用する微粒子の成分の例としては、SiO
2 、SiO2 を含む各種ガラス、シラス、ケイ砂、ゼオ
ライト、シリコンカーバイド(SiC)等の無機材料の
単体あるいは複合させたもの、および架橋したポリメタ
クリル酸メチル、ウレタン等の有機材料の単体あるいは
複合させたものが挙げられる。これらの無機材料と有機
材料を複合させて使用してもよい。該微粉末の混合比と
しては、溶剤揮発後の重量分率で10〜90%となるよ
うに混入分散させることが好ましい。
【0038】なお、後記する実施例では、高分子化合物
の微粒子として、架橋したポリメタクリル酸メチルを例
示したが、ウレタンも、表面に同様な官能基を有してお
り、同様な効果を奏することができる。
【0039】(2)微粒子の粒径 はっ水塗料の成分である微粒子の粒径は、一般に1mm
以下が好ましい。1mmを超えると塗膜表面がざらつ
き、起伏の激しいものとなり、塗膜として機能しなくな
ることがある。また、粒径は、10nm以下になると、
個々の粒子が凝集することなく一様にバインダ中に分散
させることが難しいため、あまり小さくする意味がな
い。従って、10nm〜1mmの範囲の粒径の微粒子で
高性能のはっ水塗料が得られるが、この中で、さらに粒
径100nm〜10μmの範囲のものがもっとも優れた
塗膜性能を示す。
【0040】(3)カップリング剤 また、本発明で使用するカップリング剤の例としては、
分子内にはっ水性の基を持つシランカップリング剤、チ
タンカップリング剤の単体あるいは複合させたものが挙
げられる。該カップリング剤は、重量で1〜50%混入
分散させることが好適である。
【0041】(4)官能基の名称とそれを含むカップリ
ング材料 シランカップリングは、一般に、YRSiX3 と表され
るが、Yの部分がフッ素化されているもの、Rの部分が
短いものがはっ水性の点からは優れている。
【0042】カップリング処理の原理は、例えば、C8
1724 Si(OC253を例にとると、加水
分解により
【0043】
【化1】
【0044】となり、次いで、脱水縮合により
【0045】
【化2】
【0046】のようにカップリングする。カップリング
剤側の反応性官能基としては、−OR,−Cl,−NR
2 (R:アルキル基、たとえば−CH3 ,−C25
が挙げられる。一方、粉末(微粒子)側の反応性官能基
としては、−OHが代表的なものであり、SiO2 およ
びSiO2 を含む、各種ガラス、シラス、ケイ砂等があ
る。
【0047】有機系の微粒子の材料としては、表面にO
H基やCO基の多い組成の粉末であり、たとえば、ポリ
メタクリル酸メチル、ウレタン等がある。
【0048】(5)バインダ樹脂 更に、本発明で使用するバインダ樹脂の例としては、ア
クリル樹脂、アクリルシリコーン樹脂、アクリルウレタ
ン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹
脂、フッ素樹脂の単体あるいは複合させたものが挙げら
れる。
【0049】(6)微粒子とバインダ樹脂の屈折率の差 光透過性に優れたはっ水塗料を目的とする場合、塗料を
構成するバインダ樹脂とその中に含まれる微粒子の屈折
率の値が近いことが望ましい。これは、微粒子とバイン
ダの界面で生ずる光の散乱が不透明の一原因である可能
性があるからである。この散乱を無くするためには微粒
子とバインダ樹脂の間の光学屈折率の差をできるだけ少
なくするのが有効である。微粒子の屈折率を基準として
±2%以内であるのが好ましい。
【0050】(7)添加剤 本はっ水塗料は、微粒子、バインダ材および溶剤を主成
分とするものであるが、その外に、意図する効果を阻害
しない範囲で、一般の塗料で使用される種々の添加剤、
例えばフッ素オイル等の分散剤や潤滑剤、着色のための
顔料、酸化防止剤や紫外線劣化防止のための安定剤等を
添加してもまったく支障がなく、高性能のはっ水塗料と
して機能する。
【0051】(8)溶剤 本発明のはっ水塗料に用いる溶剤としては、酢酸ブチル
等の有機溶剤が例示される。
【0052】(9)製造方法 本発明のはっ水塗料は、一般の塗料と同様にして、製造
することができる。すなわち、ボールミルやサンドミル
等の撹拌混合装置を用いて、微粒子粉末、バインダ樹
脂、バインダ樹脂の溶剤および任意的な添加剤等を撹拌
混合することによって製造することができる。
【0053】この場合、透明性を併せ持つ塗料を得るた
めには、なるべく微粒子が会合せずに分散状態で存在す
るのが望ましい。従来の塗料混合技術では、微粒子の会
合等により個々の微粒子をバラバラにして分散すること
が難しく、見かけ上、サイズが大きくなってしまう。こ
の会合をほどくため、さらに塗料の混合・撹拌を行え
ば、塗料中への気泡等の異物の散乱をまねき、かえって
光を透過しない塗料となるという問題も生ずる。特願平
8−233716号のように、はっ水性を示す微粒子と
してガラスのような透明なアモルファス材料を表面処理
したものを用いても、その塗料は一般に白色不透明にな
ってしまう。これは、微粒子を分散する媒体であるバイ
ンダ樹脂と微粒子の界面において光の散乱が生じるため
と考えられる。
【0054】そこで、塗料中での微粒子の会合をできる
だけなくし、サイズの小さい微粒子として塗料中に効率
的に分散する方法として、本発明では高速乱流エネルギ
を用いた分散・混合技術を用いる。この方法の原理は、
数百μmの穴のあいたジェネレータに粉砕しようとする
粉体を含む流体を注ぎ込んで200〜1500気圧の高
圧をかけると、上記の穴の付近で流体の速度が200〜
300m/sに高まると同時に乱流が生じる。こうした
液体の一連の挙動の中で、衡撃波やキャビテーションが
発生し、粉体を粉砕、混合するものである。この技術を
透明はっ水塗料混合処理に用いることにより、バインダ
樹脂と微粒子を気泡等の異物を含むことなく、溶媒中に
一様に分散、混合することが可能となり、この方法によ
り、光の透過性に優れた塗膜を生じる塗料を得ることが
できる。
【0055】(塗装方法)本発明のはっ水塗料は、溶剤
に分散させた分散液の形で刷毛塗り等の直接塗装に使用
してもよく、あるいは、例えばアルミ製等の缶に挿入し
たスプレー缶として貯蔵し、スプレー塗装に使用するこ
ともできる。塗装方法は特に限定されず、従来の塗装方
法が適用できる。
【0056】(塗装対象)被塗装体としては、屋外に設
置され、あるいは主として屋外で使用される物体であっ
てはっ水性、難着雪性、あるいは難着氷性をもつことが
望まれる任意の物体、例えば建造物、船舶、乗り物等の
表面に適用することができる。大きな構造体の表面でも
あるいはシート状の基体でも同様に適用できる。図3に
本発明のはっ水塗料を用いた塗装品の塗膜を含む構造の
模式的断面図を示す。10は基体、11は本発明のはっ
水塗料を用いた塗膜である。基体はシート状でもよく、
あるいは大きな構造物の表面部分でもよい。
【0057】
【実施例】以下、本発明のはっ水塗料について実施例及
び比較例によって具体的に説明する。なお、実施例に用
いた微粒子の種類、塗膜の接触角等は以下の表1および
説明に示すとおりである。
【0058】なお、各実施例および比較例において、接
触角は次の方法に従って測定した。
【0059】水の接触角測定方法: 協和界面科学
(株)製の自動接触角計CA−Z型を用い、はっ水塗料
の乾燥塗膜面に4マイクロリットルの蒸留水を滴下し
て、接触角を測定した。測定は、室温(23℃)で行
い、測定数5点の平均値を用いた。
【0060】(実施例1)微粒子として、石英ガラスの
粉砕したもの、粒子径として、6μm以下のガラス粉末
を20g、カップリング剤として、2−(n−パーフル
オロオクチル)エチルトリエトキシシラン(n−C8
1724 Si(OC253 〕を10g、バインダ
樹脂として、ゼッフル(ダイキン工業)20g(このう
ち固形分は42wt%)、水lg、溶剤として酢酸ブチ
ル150gを混合し、ボールミルで1時間混合する。こ
のときのボールミルの回転数は200rpmであった。
【0061】十分混合した混合物をスプレーガンでガラ
ス上に塗布する。揮発成分乾燥後の塗膜の膜厚は13μ
mであった。この塗膜の接触角を測定したところ接触角
は156°であった。
【0062】(実施例2)微粒子として、アエロジル
〔日本アエロジル社の200(標準品)、平均粒子径1
2nmのシリカ粉末〕を20g、カップリング剤とし
て、2−(n−パーフルオロオクチル)エチルトリエト
キシシランを10g、バインダ樹脂として、ゼッフル
(ダイキン工業)20g(このうち固形分は42wt
%)、水1g、溶剤として酢酸ブチル150gを混合
し、ボールミルで1時間混合する。このときのボールミ
ルの回転数は200rpmであった。
【0063】十分に混合した混合物をスプレーガンでガ
ラス上に塗布する。揮発成分乾燥後の塗膜の膜厚は15
μmであった。この塗膜の接触角を測定したところ接触
角は153°であった。
【0064】(実施例3)微粒子として、シラス(株式
会社シラックスウ、平均粒子径6μmの火山灰)を50
g使用し、カップリンプ剤として、プレーンアクトFC
−2(アルミニウム化合物、味の素株式会社製)を使用
する。シラスの表面へカップリング剤を作用させる方法
として、カップリング剤10g、エチルアルコール10
0g、水10gの混合溶液を作り、シラスをかき混ぜな
がら、前記混合溶液をスプレーで均一にシラス表面に吹
きかける。前記混合溶液を20g吹きかけ、エチルアル
コール、水を十分に乾燥させ、更に、120℃で1時間
乾操させてシラスのカップリング剤による表面処理を行
う。
【0065】このようにして得られた表面処理を行った
シラス20g、バインダ樹脂として、ゼッフル(ダイキ
ン工業)20g(このうち固形分は42wt%)、溶剤
として酢酸ブチル100gを混合し、ボールミルで1時
間混合する。このときのボールミルの回転数は200r
pmであった。
【0066】十分に混合した混合物をスプレーガンで透
明なガラス上に塗布する。揮発成分乾燥後の塗膜の膜厚
は15μmであった。この塗膜の接触角を測定したとこ
ろ接触角は153°であった。
【0067】(実施例4)微粒子として、シリコンカー
バイド(SiC)を50g使用し、カップリング剤とし
て、2−(n−パーフルオロオクチル)エチルトリエト
キシシランを使用する。シリコンカーバイドの表面へカ
ップリング剤を作用させる方法として、カップリング剤
10g、エチルアルコール100g、水10gの混合溶
液を作り、シリコンカーバイドをかき混ぜながら、前記
混合溶液をスプレーで均一にシリコンカーバイド表面に
吹きかける。前記混合溶液を20g吹きかけ、エチルア
ルコール、水を十分に乾燥させ、更に、120℃で1時
間乾燥させてシリコンカーバイドのカップリング剤によ
る表面処理を行う。
【0068】このようにして得られた表面処理を行った
シリコンカーバイド20g、バインダ樹脂として、ゼッ
フル(ダイキン工業)20g(このうち固形分は42w
t%)、溶剤として酢酸ブチル100gを混合し、ボー
ルミルで1時問混合する。このときのボールミルの回転
数は200rpmであった。
【0069】十分に混合した混合物をスプレーガンで透
明なガラス上に塗布する。揮発成分乾燥後の塗膜の膜厚
は15μmであった。この塗膜の接触角を測定したとこ
ろ接触角は148°であった。
【0070】(実施例5)微粒子として、架橋したポリ
メタクリル酸メチル(平均粒子径5μm以下の粉末)を
15g、カップリング剤として、2−(n−パーフルオ
ロオクチル)エチルトリエトキシシランを10g、バイ
ンダ樹脂として、ゼッフル(ダイキン工業)20g(こ
のうち固形分は42wt%)、水1g、溶剤として酢酸
ブチル130gを混合し、ボールミルで1時間混合す
る。このときのボールミルの回転数は200rpmであ
った。
【0071】十分に混合した混合物をスプレーガンで透
明なガラス上に、揮発成分乾燥後の膜厚で15μmに塗
布した。この塗膜の接触角を測定したところ接触角は1
45°であった。
【0072】(比較例1)微粒子として、アエロジル
〔日本アエロジル社の200、平均粒子径12nmのシ
リカ粉末〕を20g、バインダ樹脂として、ゼッフル
(ダイキン工業)20g(このうち固形分は42wt
%)、溶剤として酢酸ブチル130gを混合し、ボール
ミルで1時間混合する。このときのボールミルの回転数
は200rpmであった。
【0073】十分に混合した混合物をスプレーガンで透
明なガラス上に塗布する。揮発成分乾燥後の塗膜の膜厚
は13μmであった。この塗膜の接触角を測定したとこ
ろ接触角は30°以下であった。
【0074】(比較例2)微粒子として、シラス(株式
会社シラックスウ、平均粒子径6μmの火山灰)20
g、バインダ樹脂として、ゼッフル(ダイキン工業)2
0g(このうち固形分は42wt%、溶剤として酢酸ブ
チル100gを混合し、ボールミルで1時間混合する。
このときのボールミルの回転数は200rpmであっ
た。
【0075】十分に混合した混合物をスプレーガンで透
明なガラス上に塗布する。揮発成分乾燥後の塗膜の膜厚
は15μmであった。この塗膜の接触角を測定したとこ
ろ接触角は30°以下であった。
【0076】上記実施例および比較例の試料について測
定した接触角の値を比較して表1に示す。
【0077】
【表1】
【0078】以上説明したように、本発明のはっ水塗料
は、直径1mm以下の微粒子と、分子内にはっ水性の官
能基を持つカップリング剤と、微粒子を結び付けるバイ
ンダ樹脂と、該バインダ樹脂の溶剤を有効成分として構
成され、はっ水性のカップリング剤の作用と塗膜上に形
成された微粒子による微細な凹凸により、接触角が14
5°以上を示す、超はっ水性の塗膜を提供することがで
きる利点がある。
【0079】上述のように実施例1〜5のはっ水塗料は
接触角が145°以上と大きく、またそれから得られる
塗膜の硬度も高いが、膜厚を薄くし、バインダとの屈折
率を整合させると光透過率が上がる傾向が見られた。
【0080】(実施例6)微粒子として、石英ガラス
(屈折率1.460)の粉砕したもの(平均粒径8μ
m)を50g使用し、カップリング剤として、n−パー
フルオロオクチルエチルトリエトキシシラン(n−C8
1724 Si(OC253 )を使用する。
【0081】石英ガラスの表面へカップリング剤を作用
させる方法として、カップリング剤10g、エチルアル
コール80g、水10gの混合溶液を作り、石英ガラス
(20g)をこの混合溶液中に浸漬し、60分撹拌す
る。その後、ろ過により石英ガラスと混合溶液を分離す
る。ろ過された石英ガラスを十分に乾燥させ、さらに、
120℃で1時間乾燥させて石英ガラスのカップリング
剤による表面処理を行う。
【0082】このようにして得られた、石英ガラス20
g、バインダ樹脂として、ゼッフル(溶剤蒸発タイプ、
屈折率(1.458)、ダイキン工業)20g(このう
ち固形分は42wt%)、溶剤として酢酸ブチル100
gを混合し、ボールミルで1時間予備混合した後、高速
乱流エネルギを使用する混合装置(ミラクル社製ナノメ
ーカー)に投入し微粒子の均一分散を行う。
【0083】十分に混合した混合物をバーコートで透明
なガラス上に塗布する。揮発成分乾燥後の塗膜の膜厚は
5μmであった。この塗膜の接触角は150°、550
nmにおける光透過率は44%であった。この時の、バ
インダ樹脂と微粒子の屈折率の差は0.14%である。
【0084】ちなみに本実施例において、ボールミルで
のみ2時間以上混合した塗料では、光透過率は24%で
あった。
【0085】(実施例7)微粒子として、アエロジル
(日本アエロジル社の200(標準品)、平均粒子径1
2nmのシリカ粉末、屈折率1.460)を50g使用
し、カップリング剤として、チタンカップリング剤を使
用する。アエロジルの表面へカップリング剤を作用させ
る方法として、カップリング剤10g、エチルアルコー
ル80g、水10gの混合溶液を作り、アエロジルをこ
の混合溶液中に浸潰し60分撹拌する。その後、ろ過に
よりアエロジルと混合溶液を分離する。ろ過されたアエ
ロジルを十分に乾燥させ、さらに、120℃で1時間乾
燥させてアエロジルのカップリング剤による表面処理を
行う。
【0086】このようにして得られた、表面処理を行っ
たアエロジル10g、バインダ樹脂として、ゼッフル
(溶剤蒸発タイプ、屈折率(1.458)、ダイキン工
業)20g(このうち固形分は42wt%)、溶剤とし
て酢酸ブチル100gを混合し、ボールミルで1時間予
備混合した後、高速乱流エネルギを使用する混合装置に
投入し微粒子の均一分散を行う。
【0087】十分に混合した混合物をバーコートで透明
なガラス上に塗布する。揮発成分乾燥後の塗膜の膜厚は
5μmであった。この塗膜の接触角は153°、550
nmにおける光透過率は60%であった。このときの、
バインダ樹脂と微粒子の屈折率の差は0.14%であ
る。
【0088】ちなみに本実施例において、ボールミルで
のみ2時間以上混合した塗料では、光透過率は29%で
あった。
【0089】(実施例8)微粒子として、アエロジル
(日本アエロジル社の200(標準品)、平均粒子径1
2nmのシリカ粉末、屈折率1.460)を50g使用
し、カップリング剤として、n−パーフルオロオクチル
トリエトキシシラン(n−C81724Si(OC2
53 )を使用する。
【0090】アエロジルの表面へカップリング剤を作用
させる方法として、カップリング剤10g、エチルアル
コール80g、水10gの混合溶液を作り、アエロジル
をこの混合溶液中に浸漬し60分撹拌する。その後、ろ
過によりアエロジルと混合溶液を分離する。ろ過された
アエロジルを十分に乾燥させ、さらに、120℃で1時
間乾燥させてアエロジルのカップリング剤による表面処
理を行う。
【0091】このようにして得られた、表面処理を行っ
たアエロジル6g、バインダ樹脂として、ゼッフル2
(硬化剤配合タイプ、屈折率(1.453)、ダイキン
工業)20g(このうち固形分は42wt%)、溶剤と
して酢酸ブチル100gを混合し、ボールミルで1時間
予備混合した後、高速乱流エネルギを使用する混合装置
に投入し微粒子の均一分散を行う。
【0092】十分に混合した混合物をバーコートで透明
なガラス上に塗布する。揮発成分乾燥後の塗膜の膜厚は
6μmであった。この塗膜の接触角は152°、550
nmにおける光透過率は68%であった。このときの、
バインダ樹脂と微粒子の屈折率の差は0.48%であ
る。
【0093】ちなみに本実施例において、ボールミルで
のみ2時間以上混合した塗料では、光透過率は31%で
あった。
【0094】(実施例9)微粒子として、シラス(株式
会社シラックスウ、平均粒子径6μmの火山灰、シリカ
分を70%含有、屈折率1.470)を50g使用し、
カップリング剤として、n−パーフルオロオクチルエチ
ルトリエトキシシラン(n−C81724 Si(O
253 )を使用する。
【0095】シラスの表面へカップリング剤を作用させ
る方法として、カップリング剤10g、エチルアルコー
ル80g、水10gの混合溶液を作り、シラスをこの混
合溶液中に浸漬し60分撹拌する。その後、ろ過により
シラスと混合溶液を分離する。シラスを十分に乾燥さ
せ、さらに、120℃で1時間乾燥させてシラスのカッ
プリング剤による表面処理を行う。
【0096】このようにして得られた表面処理を行った
シラスl0g、バインダ樹脂としてゼッフル(溶剤蒸発
タイプ、屈折率(1.458)、ダイキン工業)20g
(このうち固形分は42wt%)、溶剤として酢酸ブチ
ル100gを混合し、ボールミルで1時間予備混合した
後、高速乱流エネルギを使用する混合装置に投入し微粒
子の均一分散を行う。
【0097】十分に混合した混合物をバーコートで透明
なガラス上に塗布する。揮発成分乾燥後の塗膜の膜厚は
8μmであった。この塗膜の接触角は151°、550
nmにおける光透過率は40%であった。このときの、
バインダ樹脂と微粒子の屈折率の差は0.82%であ
る。
【0098】ちなみに本実施例において、ボールミルで
のみ2時間以上混合した塗料では、光透過率は28%で
あった。
【0099】(比較例3)微粒子として、アエロジル
(日本アエロジル社の200(標準品)、平均粒子径1
2nmのシリカ粉未、屈折率1.460)を50g使用
し、カップリング剤として、n−パーフルオロオクチル
トリエトキシシラン(n−C81724Si(OC2
53 )を使用する。
【0100】アエロジルの表面へカップリング剤を作用
させる方法として、カップリング剤10g、エチルアル
コール80g、水10gの混合溶液を作り、アエロジル
をこの混合溶液中に浸漬し60分撹拌する。その後、ろ
過によりアエロジルと混合溶液を分離する。ろ過された
アエロジルを十分に乾燥させ、さらに、120℃でl時
間乾燥させてアエロジルのカップリング剤による表面処
理を行う。
【0101】このようにして得られた、表面処理を行っ
たアエロジル6g、バインダ樹脂として、透明アクリル
樹脂(溶剤蒸発タイプ、屈折率(1.501))20g
(このうち固形分は17wt%)、溶剤として酢酸ブチ
ル100gを混合し、ボールミルで1時間混合する。こ
のときのボールミルの回転数は200rpmであった十
分に混合した混合物をバーコートで透明なガラス上に塗
布する。揮発成分乾燥後の塗膜の膜厚は6μmであっ
た。この塗膜の接触角は150°、550nmにおける
光透過率は8%であった。このときの、バインダ樹脂と
微粒子の屈折率の差は2.8%である。
【0102】(比較例4)微粒子として、アエロジル
(日本アエロジル社の200(標準品)、平均粒子径1
2nmのシリカ粉末、屈折率1.460)を50g使用
し、カップリング剤として、チタンカップリング剤を使
用する。アエロジルの表面へカップリング剤を作用させ
る方法として、カップリング剤10g、エチルアルコー
ル80g、水10gの混合溶液を作り、アエロジルをこ
の混合溶液中に浸漬し60分撹拌する。その後、ろ過に
よりアエロジルと混合溶液を分離する。ろ過されたアエ
ロジルを十分に乾燥させ、さらに、120℃で1時間乾
燥させてアエロジルのカップリング剤による表面処理を
行う。
【0103】このようにして得られた、表面処埋を行っ
たアエロジル6g、バインダ樹脂として、透明ウレタン
樹脂(硬化剤配合タイプ、屈折率(1.508))20
g(このうち固形分は42wt%)、溶剤として酢酸ブ
チルl00gを混合し、ボールミルで1時間予備混合し
た後、高速乱流エネルギを使用する混合装置に投入し微
粒子の均一分散を行う。
【0104】十分に混合した混合物をバーコートで透明
なガラス上に塗布する。揮発成分乾燥後の塗膜の膜厚は
6μmであった。この塗膜の接触角は150°、550
nmにおける光透過率は10%であった。このときの、
バインダ樹脂と微粒子の屈折率の差は3.3%である。
【0105】上記実施例および比較例の試料について測
定した、接触角と550nmにおける光透過率の値を比
較して表2に示す。
【0106】
【表2】
【0107】(実施例10) パラボラアンテナ 実施例1〜9のはっ水塗料を図4に斜視図を示す衛星放
送に用いるパラボラアンテナ21に塗装した。パラボラ
アンテナ22は未塗装である。図4に示すように、塗装
したパラボラアンテナでは雪氷23はいわゆる吹き溜ま
り部に少量付着したのに対して、未塗装のパラボラアン
テナ22では雪氷23の付着が多かった(受信面積の約
50%を越えた)。
【0108】(実施例11) レドーム 実施例1〜9のはっ水塗料を図5に斜視図を示す無線通
信に用いるアンテナのレドーム31に塗装した。レドー
ム32は未塗装である。図5に示すように、塗装したレ
ドーム31では雪氷33は縁辺部に少量付着したのに対
して、未塗装のレドーム32では受信部を覆う部分にも
雪氷33の付着が多かった。
【0109】(実施例12) 八木アンテナ 実施例1〜9のはっ水塗料を図6に斜視図を示す航空管
制等に用いる八木アンテナ41に塗装した。八木アンテ
ナ42は未塗装である。図6に示すように、塗装した八
木アンテナ41では雪氷43はアンテナの枝の結合部4
4に少量付着したのに対して、未塗装の八木アンテナ4
2では雪氷43の付着が全体にわたって多かった。
【0110】(実施例13) 送電線 実施例1〜9のはっ水塗料を図7に斜視図を示す送電線
51に塗装した。送電線52は未塗装である。図7に示
すように、塗装した送電線51では雪氷53は間欠的に
送電線の上側に小量付着したのに対して、未塗装の送電
線52では雪氷53の付着は筒状に送電線52を包み込
み多量に付着した。
【0111】(実施例14) 鉄塔 実施例1〜9のはっ水塗料を図8に斜視図を示す鉄塔6
1に塗装した。図8に示すように、鉄塔の塗装部62に
は雪氷63が角部65に付着したのみであるのに対し
て、未塗装部64では雪氷63の付着は未塗装部64の
大半に厚く付着した。
【0112】(実施例15) ビルディング外壁 実施例1〜9のはっ水塗料を図9に斜視図を示すビルデ
ィング外壁71に塗装した。図9に示すように、塗装部
72では雪氷73は窓の皿板75の隅部に小量付着した
のに対し、未塗装部74では雪氷73は皿板75のほぼ
全面に付着した。
【0113】(実施例16) 住宅の屋根 実施例1〜9のはっ水塗料を図10に斜視図を示す住宅
の屋根81に塗装した。図10に示すように、左側の塗
装部82では雪氷83が小量付着したのに対して、右側
の未塗装部84では雪氷83の付着は屋根全面にわたっ
て50cm程度まで付着した。
【0114】(実施例17) 鉄道用車輌 実施例1〜9のはっ水塗料を図11に斜視図を示す鉄道
用車輌91の下部92に塗装した。図11に示すよう
に、右側の塗装部93では進行方向後方に小量の雪氷9
4の付着がみられたのに対して、未塗装部95ではほぼ
全面にわたって雪氷94が付着した。
【0115】(実施例18) トラック 実施例1〜9のはっ水塗料を図12に斜視図を示すトラ
ック101の外面の進行方向の中心線の片側に塗装し
た。図12に示すように、左側の塗装部102では雪氷
103は実質的に付着しなかったのに対して、未塗装部
104では雪氷103は後方部分に多量に付着した。
【0116】(実施例19) 船舶 実施例1〜9のはっ水塗料を図13に斜視図を示す船舶
111の進行方向の中心線の片側に塗装した。北洋航海
時、図13に示すように、塗装部112では雪氷113
がほとんど付着しなかったのに対して、未塗装部114
では特に外面の喫水線近くまで多量に付着した。
【0117】(実施例20) 信号機 実施例1〜9のはっ水塗料を図14に斜視図を示す信号
機121に塗装した。信号機122は未塗装である。図
14に示すように、塗装した信号機121では雪氷12
3はフード124の一部に小量付着したのに対して、未
塗装の信号機122では雪氷123の付着はフード12
4全体にわたって多量に付着し、フード124から外側
に成長した。
【0118】(実施例21) 道路標識 実施例1〜9のはっ水塗料を図15に斜視図を示す道路
標識131に塗装した。道路標識132は未塗装であ
る。図15に示すように、塗装した道路標識131では
雪氷133は上側に小量付着したのに対して、未塗装の
道路標識132では雪氷133の付着は標識表示面を覆
って多量に付着した。
【0119】(実施例22) 自動車フロントガラス 透明はっ水塗料を図16に示す自動車141のフロント
ガラス外面の中心線の片側に塗装した。膜厚は約3μm
で、塗装部142の光透過率は85%であり、自動車を
安全に運転する上で、支障ないものであった。図16に
示すように、左側の塗装部142では雪氷や雨滴は実質
的に付着しなかったのに対して、未塗装部143では雪
氷や雨滴144が大量に付着した。船舶の運転室のフロ
ントガラス、旅客機の操縦室のフロントガラスについて
も同様の実験を行い、同様に良好な結果が得られた。
【0120】(実施例23) 飛行機の機体 はっ水塗料を図17に示す飛行機の機体151に塗布し
た。膜厚は約30μm、塗膜硬度は鉛筆硬度にして2H
と硬質のものであった。本塗料を塗布した飛行機を北極
経由で東京−ロンドン−東京と実験飛行を行ったとこ
ろ、塗装部152には飛行中、雪氷付着がほとんどなか
ったのに対して、未塗装部153では雪氷154が付着
し、安定な飛行を行うためヒーターにて融解除去させな
ければならなかった。また、飛行後、塗膜表面の状態を
調べたところ、ほとんど損傷がなく、性質も初期のもの
を維持していることがわかった。
【0121】(実施例24) 衣類 はっ水塗料を、衣類の例として化学実験用の白衣、一般
用ジャンパーおよび一般用水着に塗布した。図18は白
衣の例を示す。塗布は、スプレー塗布または塗料中への
浸漬により行った。これらの衣類161に水滴を吹き付
けたところ、塗装部162ではきわめてよく水滴を弾
き、まったく水に濡れないことがわかった。水滴の接触
角は150°以上である。また、塗膜の付着力も優れて
おり、洗濯、クリーニングのプロセスを経ても、水を弾
く性能が劣化することはなかった。これに対して未塗装
部163では顕著な水濡れ164が見られた。
【0122】(実施例25) テント用シート はっ水塗料を図19に示すように、テント用シート17
1に塗布して屋外にテントとして張り、3カ月暴露し
た。本シートは塗装部172が雨による水滴を表面から
よく弾き、まったく濡れないほか、降雪時においても、
表面に雪氷173が付着しないことがわかった。3カ月
後においてもこれらの性能が劣化することはなかった。
これに対して未塗装部174ではかなりの雪氷173が
付着した。
【0123】
【発明の効果】本発明のはっ水塗料は高いはっ水性と優
れた耐侯性を示すので、防汚、雪害・着氷防止等の建築
や土木用途に広く利用できる。
【0124】本発明の用途をさらに詳述すれば、本発明
のはっ水塗料は、衛星通信・衛星放送用アンテナ、通信
用のアンテナドーム、航空管制用アンテナ、八木アンテ
ナ等の各種のアンテナの水濡れ防止、着雪氷防止のため
の表面処理に適用できる。これらのアンテナは、水濡
れ、着雪氷によりノイズが増加し、送受信の品質が劣化
するという問題があるが、本発明の適用により、この問
題を解決できるからである。レーダーの反射板や電波望
遠鏡の反射板に適用しても水濡れや着雪氷によるノイズ
増加がなくなり、高精度の観測が可能となる。さらに、
鉄塔や送電線に適用すれば、着雪氷およびその落下を未
然に防ぐことも可能であり、その下方にある人家や通行
人の危険防止に役立つ。住宅やビルの屋根や外壁に適用
しても同様に有効である。また、電車、自動車等や船
舶、航空機等の表面に適用すれば、水濡れ、着雪氷を防
ぐことができ、危険防止だけでなく燃費の向上にも役立
つ。また、北国での煙突やストーブなどの換気口または
排気口に適用すれば、換気口や排気口などの結氷による
つまりを防止するのにも有効である。
【0125】さらに、本発明の塗料は、一般民生用の缶
スプレーの形で提供することも可能で、あり、経済的で
かつ使いやすいものである。また、本発明の塗料は、そ
の構成成分が混合しやすく、分離しにくいため、最低限
の撹拌をするだけで使用することができ、また、塗料を
着色するために顔料を加える場合も、顔料が塗料中に一
様に分散しやすいため、容易にカラー化した塗膜が得ら
れ、そのカラー品質が優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の塗膜上の水滴の状態を示す
模式図である。
【図2】水の接触角の測定を説明する図である。
【図3】本発明のはっ水塗料を用いた塗装品の一部を模
式的に示す断面図である。
【図4】本発明の実施例に従う塗装アンテナの例を示す
模式的斜視図である。
【図5】本発明の実施例に従う塗装レドームの例を示す
模式的斜視図である。
【図6】本発明の実施例に従う塗装八木アンテナの例を
示す模式的斜視図である。
【図7】本発明の実施例に従う塗装送電線の例を示す模
式的斜視図である。
【図8】本発明の実施例に従う塗装鉄塔の例を示す模式
的斜視図である。
【図9】本発明の実施例に従う塗装建物外壁の例を示す
模式的斜視図である。
【図10】本発明の実施例に従う塗装住宅の例を示す模
式的斜視図である。
【図11】本発明の実施例に従う塗装鉄道の例を示す模
式的斜視図である。
【図12】本発明の実施例に従う塗装トラックの例を示
す模式的斜視図である。
【図13】本発明の実施例に従う塗装船舶の例を示す模
式的斜視図である。
【図14】本発明の実施例に従う塗装信号機の例を示す
模式的斜視図である。
【図15】本発明の実施例に従う塗装標識の例を示す模
式的斜視図である。
【図16】本発明の実施例に従う自動車のフロントガラ
スの例を示す模式的斜視図である。
【図17】本発明の実施例に従う飛行機機体の例を示す
模式的斜視図である。
【図18】本発明の実施例に従う衣類の例を示す模式的
斜視図である。
【図19】本発明の実施例に従うテント用シートを示す
模式的斜視図である。
【符号の説明】
1 塗膜 2 水滴 10 基体 11 塗膜 21 パラボラアンテナ(塗装) 22 パラボラアンテナ(未塗装) 23 雪氷 31 レドーム(塗装) 32 レドーム(未塗装) 33 雪氷 41 八木アンテナ(塗装) 42 八木アンテナ(未塗装) 43 雪氷 44 結合部 51 送電線(塗装) 52 送電線(未塗装) 53 雪氷 61 鉄塔 62 塗装部 63 雪氷 64 未塗装部 65 角部 71 ビルディング外壁 72 塗装部 73 雪氷 74 未塗装部 75 皿板 81 住宅の屋根 82 塗装部 83 雪氷 84 未塗装部 91 鉄道用車輌 92 下部 93 塗装部 94 雪氷 95 未塗装部 101 トラック 102 塗装部 103 雪氷 104 未塗装部 111 船舶 112 塗装部 113 雪氷 114 未塗装部 121 信号機(塗装) 122 信号機(未塗装) 123 雪氷 124 フード 131 道路標識(塗装) 132 道路標識(未塗装) 133 雪氷 141 自動車 142 塗装部 143 未塗装部 144 雪氷または雨滴 151 飛行機の機体 152 塗装部 153 未塗装部 154 雪氷 161 衣類 162 塗装部 163 未塗装部 164 水濡れ 171 テント用シート 172 塗装部 173 雪氷 174 未塗装部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 雅也 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 石谷 守 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 松浦 武利 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 田部井 久男 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 芳賀 由昌 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 野原 瑛 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 舩越 宣博 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に官能基を持つ微粒子と、該微粒子
    の表面の官能基と化学結合できる官能基を有し、かつそ
    の分子内にはっ水性の官能基を持つカップリング剤と、
    該微粒子を結び付けるバインダ樹脂と、該バインダ樹脂
    の溶剤とを含んでなることを特徴とするはっ水塗料。
  2. 【請求項2】 前記微粒子の成分が無機材料であること
    を特徴とする請求項1記載のはっ水塗料。
  3. 【請求項3】 前記無機材料がSiO2 ,SiO2 を含
    むガラス、シラス、ケイ砂、ゼオライト、シリコンカー
    バイドの単体あるいは複合させたものであることを特徴
    とする請求項2記載のはっ水塗料。
  4. 【請求項4】 前記微粒子の成分が有機材料であること
    を特徴とする請求項1記載のはっ水塗料。
  5. 【請求項5】 前記有機材料が架橋したポリメタクリル
    酸メチル、ウレタンの単体あるいは複合させたものであ
    ることを特徴とする請求項4記載のはっ水塗料。
  6. 【請求項6】 前記微粒子の成分が無機材料と有機材料
    を複合させたものであることを特徴とする請求項1記載
    のはっ水塗料。
  7. 【請求項7】 前記無機材料がSiO2 ,SiO2 を含
    むガラス、シラス、ケイ砂、ゼオライト、シリコンカー
    バイドの単体あるいは複合させたものであり、前記有機
    材料がポリメタクリル酸メチル、ウレタンの単体あるい
    は複合させたものであることを特徴とする請求項6記載
    のはっ水塗料。
  8. 【請求項8】 前記カップリング剤が、分子内にはっ水
    性の基を持つシランカップリング剤、チタンカップリン
    グ剤の単体あるいは複合させたものであることを特徴と
    する請求項1記載のはっ水塗料。
  9. 【請求項9】 前記バインダ樹脂が、アクリル樹脂、ア
    クリルシリコーン樹脂、アクリルウレタン樹脂、ポリエ
    ステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂
    の単体あるいは複合させたものであることを特徴とする
    請求項1記載のはっ水塗料。
  10. 【請求項10】 表面に官能基を持つ微粒子と、該微粒
    子の表面の官能基と化学結合できる官能基を有し、か
    つ、その分子内にはっ水性の官能基を持つカップリング
    剤と、該微粒子を結び付けるバインダ樹脂と、該バイン
    ダ樹脂の溶剤を有効成分とするはっ水塗料において、前
    記微粒子の直径が1mm以下であり、かつ前記微粒子の
    屈折率と前記バインダ樹脂の屈折率との差が、微粒子の
    屈折率を基準として±2%以内であることを特徴とする
    透明はっ水塗料。
  11. 【請求項11】 前記微粒子の混合比が溶剤揮発後の重
    量分率で10〜90%であることを特徴とする請求項1
    0記載の透明はっ水塗料。
  12. 【請求項12】 請求項10または11記載の透明はっ
    水塗料を製造する方法であって、微粒子の表面をカップ
    リング剤で処理する工程を含むことを特徴とする透明は
    っ水塗料の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項10または11記載の透明はっ
    水塗料を製造する方法であって、微粒子とバインダ樹脂
    の混合を高速乱流エネルギを用いた装置により行うこと
    を特徴とする透明はっ水塗料の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項10または11記載の透明はっ
    水塗料を製造する方法であって、微粒子の表面をカップ
    リング剤で処理する工程と微粒子とバインダ樹脂の混合
    を高速乱流エネルギを用いた装置により行う工程を含む
    ことを特徴とする透明はっ水塗料の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜11のいずれかに記載のは
    っ水塗料より得られることを特徴とする塗膜。
  16. 【請求項16】 基体と、塗膜とを備え、前記塗膜が、
    請求項1〜11のいずれかに記載のはっ水塗料から得ら
    れることを特徴とするはっ水塗装製品。
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