JPH1129729A - カラー画像の形成方法 - Google Patents

カラー画像の形成方法

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JPH1129729A
JPH1129729A JP18367197A JP18367197A JPH1129729A JP H1129729 A JPH1129729 A JP H1129729A JP 18367197 A JP18367197 A JP 18367197A JP 18367197 A JP18367197 A JP 18367197A JP H1129729 A JPH1129729 A JP H1129729A
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秀雄 佐野
Masahiro Yamada
昌宏 山田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 耐候性、耐光性、耐水性等の堅牢性、及び色
調の鮮明性、色濃度、相互の演色性等の画像品質が優れ
た記録画像を与える方法を提供する。 【解決手段】 下記(1)〜(3)に例示されるような
マゼンタ(1)、イエロー2、及びシアン3の水性イン
クを使用して、インクジェット方式によりそれらを吐出
し、カラー画像を形成する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像の形成方
法に関し、更に詳しくは、インクジェット方式によりマ
ゼンタ、イエロー、及びシアンの各水性インクを組み合
わせて用いるフルカラー画像の形成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式は、インクの小滴を
種々の方式によりオリフィスから吐出させ被記録材に付
着させ記録するものであり、インクジェット方式に使用
されるインクは、次のような性能が要求される。 (1)被記録材としてオフィスで汎用されている電子写
真用紙、ファンホールド紙、ボンド紙のようなノンコー
ト紙、アート紙あるいはコート紙のようなパルプ紙類の
他、ポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルムの
ような非多孔質フィルム上に形成された水性樹脂あるい
は水性樹脂と有機又は無機系微粒子よりなる皮膜などに
も良好な記録が行えること。 (2)耐水性、耐光性に優れた画像を与えること。 (3)液媒体成分に対する溶解安定性あるいは保存安定
性が高く、吐出オリフィスの目詰まりを生じにくいこ
と。 (4)光学濃度が高く、色調が鮮明で、かつ再現性の良
好な画像を与えること。
【0003】このような厳しい要求を満足させるため、
例えば特開昭54−89811号、特開昭55−543
67号、特開昭57−76071号、特開昭57−16
4170号、特開昭57−195775号、特開昭57
−197191号、特開昭58−12786号、特開昭
58−101171号、特開昭59−75964号、特
開昭59−106989号、特開昭62−197466
号、特開昭62−199665号、特開昭62−199
666号、特開昭62−199667号、特開昭63−
28690号のように多数の特許が出願されているが、
未だ完全なものは得られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記(1)
〜(4)の要求を全てバランス良く十分に満足するイン
クを用い、優れたカラー画像を与えるインクジェット記
録方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、インクに
要求される(1)〜(4)の特性は、インクに含有され
る水溶性色素の特性に大きく左右され、その特定の組み
合わせが、前記(1)〜(4)の全ての特性を満足し、
かつ得られるカラー画像も優秀であるカラー画像形成方
法に好適なインクセットを与えることを見出し、本発明
に至った。
【0006】即ち本発明の要旨は、インクジェット方式
により、マゼンタ、イエロー、及びシアンの水性インク
を吐出し、カラー画像を形成する方法において、該マゼ
ンタインクは、遊離酸の型が下記一般式(I)で表わさ
れる色素の一種以上を含有し、該イエローインクは、カ
ラーインデックス(C.I.)でアシッドイエロー2
3、並びにダイレクトイエロー86、132、142、
及び遊離酸の型が下記一般式(a)で示される化合物か
らなる群から選択される色素の一種以上を含有し、該シ
アンインクは、カラーインデックス(C.I.)でダイ
レクトブルー86、及び199、アシッドブルー9、並
びに遊離酸の型が下記一般式(b)で示される化合物か
らなる群から選択される色素の一種以上を含有すること
を特徴とするカラー画像の形成方法に存する。 一般式(I)
【0007】
【化12】
【0008】〔式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5
びR6 は、それぞれ独立に、置換もしくは非置換の炭素
数1〜9のアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数1
〜9のアルコキシ基、ハロゲン原子、水素原子、ヒドロ
キシル基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、置換
もしくは非置換のスルファモイル基、置換もしくは非置
換のアミノ基、ニトロ基、スルホン酸エステルの基、ス
ルホニル基、カルボキシル基、又はカルボン酸エステル
の基を表わす。m,nはそれぞれ独立に0,1,または
2の数を表わす。X1 ,X2 は夫々独立に、−OR7
示される基を表わし、R7 は、水素原子、炭素数1〜8
のアルキル基、炭素数2又は3のアルケニル基、アリー
ル基、アラルキル基、シクロヘキシル基、または含窒素
複素環基を表わし、これらのうち水素原子以外の基は更
に置換基を有していてもよい。Y1 は下記一般式(II)
〜(IV)で示される基及びA群の基から選ばれる二価の
結合基を示す。 一般式(II)
【0009】
【化13】
【0010】(式中、R8 及びR10はそれぞれ独立に炭
素数1〜8の直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレン基を
表わし、R9 は炭素数1〜12の直鎖状もしくは分岐鎖
状のアルキレン基、又は、下記(イ)式を表わし、pは
0〜20の数を表わす。
【0011】
【化14】
【0012】一般式(III)
【0013】
【化15】
【0014】(一般式(III)中、R11,R12は水素原子
又はメチル基を表わす。) 一般式(IV)
【0015】
【化16】
【0016】(一般式(IV)中、R13,R14は水素原
子、メチル基又はメトキシ基を表わす。) (A群)
【0017】
【化17】
【0018】一般式(a)
【0019】
【化18】
【0020】{式中、Ar、Ar1 はそれぞれ独立にア
リール基又は置換アリール基を表わし、Ar、Ar1
少なくとも一つはCOOH基及びCOSH基から選択さ
れる置換基を少なくとも一つ有し、J、J1 はそれぞれ
独立に下式(i)、(ii)又は(iii)で表わされる連結
基である。
【0021】
【化19】
【0022】〔式中、R19は水素原子、アルキル基、置
換アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、CN基、
ウレイド基及びNHCOR20基から選択され、R20は水
素原子、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置
換アリール基、アラルキル基又は置換アラルキル基であ
り、W1 はアルキル基であり、W2 は水素原子、CN
基、CONR2425基、ピリジニウム基及びCOOH基
から選択され、Qは炭素数2〜8のアルキレン鎖であ
り、W3 は水素原子、アルキル基又はCOOH基であ
り、R24、R25はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基
又は置換アルキル基である。〕。R15、R16、R17、R
18はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、置換アルキ
ル基を表わし、Lは2価の連結基であり、qは0または
1であり、X3 、X4 はそれぞれ独立にカルボニル基又
は下式(iv)、(v)又は(vi)で表わされる連結基で
ある。
【0023】
【化20】
【0024】〔式中、Z1 はOR21、SR21又はNR22
23であり、Y2 は水素原子、塩素原子又はCN基であ
り、Y3 は塩素原子又はCN基であり、R21、R22、R
23はそれぞれ独立に水素原子、アルケニル基、置換アル
ケニル基、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、
置換アリール基、アラルキル基又は置換アラルキル基で
あり、又はR22及びR23はこれらが結合された窒素原子
と一緒に5員環又は6員環を形成する場合がある。〕。
一般式(a)で表わされる化合物がSO3 H基を持たな
い場合は少なくとも2つのCOOH基及びCOSH基か
ら選ばれた基を有し、SO3 H基を持つ場合は、COO
H基及びCOSH基から選ばれた基が少なくともSO3
H基の数と同数である。} 一般式(b)
【0025】
【化21】 Pc(SO3 H)j (SO2 −NR26−L1 −NR27−X4 −NR28−G)k (b)
【0026】{式中、Pcは金属を含有するフタロシア
ニン核であり、R26、R27、R28はそれぞれ独立に水素
原子、アルキル基、置換アルキル基、アルケニル基、置
換アルケニル基、アラルキル基又は置換アラルキル基で
あり、L1 は2価の連結基であり、X4 はそれぞれ独立
にカルボニル基又は下式(vii)、(viii)又は(ix)で表
わされる連結基である。
【0027】
【化22】
【0028】〔式中、Z3 はNR2930、SR31又はO
31であり、Y4 は水素原子、塩素原子、Z3 、SR32
又はOR32であり、Y5 は塩素原子又はCN基であり、
29、R30、R31、R32はそれぞれ独立に水素原子、ア
ルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール
基、アラルキル基又は置換アラルキル基であり、又はR
29及びR30はこれらが結合された窒素原子と一緒に5員
環又は6員環を形成してもよい。〕。GはCOSH基及
びCOOH基から選択された1個又は2個の基によって
置換された無色の有機基であり、(j+k)は3〜4で
ある。一般式(b)で表わされる化合物は少なくとも1
つのSO3 H基を有し、かつCOSH基及びCOOH基
から選択された基をSO3 H基と同数以上有する。}
【0029】
【発明の実施の形態】次に本発明をさらに詳細に説明す
ると、インクジェット方式に用いられる水性インクの色
素としては、種々の性能が要求されるが、特にカラー画
像を形成する場合には、一般的な性能に加えてマゼン
タ、イエロー、及びシアンの各色素の耐光性、耐水性等
の性能が相互にバランスがとれており、かつ相互の演色
関係が良好であることが重要であり、このような特性を
備えた3色の色素の組み合わせを求めることは極めて困
難なことであったが、本発明によって、以下に述べるご
とき一群の特定の色素の組み合わせによって最も優れた
インクジェット方式によるカラー画像の形成方法が実現
されたものである。
【0030】本発明のマゼンタインクに使用される色素
は、遊離酸の型が前記一般式(I)で表されるものであ
る。詳しくは前記一般式(I)において、R1 、R2
3 、R4 、R5 及びR6で表わされる置換基としては
それぞれ独立に置換もしくは非置換の炭素数1〜9のア
ルキル基(例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、トリフロロメチル
基、ジメチルアミノメチル基等)、炭素数1〜9のアル
コキシ基(例えば、メトキシ基、イソプロポキシ基、n
−ブトキシ基等)、ハロゲン原子(例えば、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子等)、水素原子、ヒドロキシル
基、置換もしくは非置換のカルバモイル基(例えば、カ
ルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、フェ
ニルカルバモイル基等)、置換もしくは非置換のスルフ
ァモイル基(例えば、スルファモイル基、N−メチルス
ルファモイル基、N−エチルスルファモイル基、N−エ
チル−N−フェニルスルファモイル基、N,N−ジメチ
ルスルファモイル基、p−カルボキシフェニルスルファ
モイル基等)、置換もしくは非置換のアミノ基(例え
ば、N−メチルアミノ基、カルバモイルアミノ基、N,
N−ジエチルアミノ基、アセチルアミノ基、N−メチル
−N−アセチルアミノ基等)、ニトロ基、スルホン酸エ
ステルの基(例えば、フェノキシスルホニル基等)、ス
ルホニル基(例えば、ヒドロキシエチルスルホニル基等
の置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルキルスルホ
ニル基、例えば、ベンジルスルホニル基等の置換もしく
は非置換の炭素数6〜15のアリールスルホニル基)、
カルボキシル基(COOH基)、及びカルボンエステル
の基(例えば、メトキシカルボニル基等)が挙げられ
る。
【0031】m,nはそれぞれ0,1または2を表す。
1 及びX2 はそれぞれ−OR7 で示される基を表わ
し、R7 で表される置換基としては、それぞれ独立に、
水素原子、置換もしくは非置換の炭素数1〜8のアルキ
ル基(例えば、メチル基、エチル基、n−ブチル基、n
−オクチル基、エチルヘキシル基、イソプロピル基、t
ert−ブチル基、カルボキシルメチル基等)、置換も
しくは非置換の炭素数2又は3のアルケニル基(例え
ば、ビニル基、アリル基等)、置換もしくは非置換のア
リール基(例えば、フェニル基、4−ニトロフェニル
基、4−ブチルフェニル基、4−カルボキシフェニル基
等)、置換もしくは非置換のアラルキル基(例えば、ベ
ンジル基、フェネチル基等)、シクロヘキシル基、含窒
素複素環基(例えば、ピリジル基等)等が挙げられる。
【0032】また、Y1 は一般式(II)〜(IV)で示さ
れる基及びA群から選ばれる二価の結合基をあらわす
が、一般式(II)において、R8 ,R10は炭素数1〜
8、好ましくは2〜4の直鎖状あるいは分岐鎖状のアル
キレン基(例えばエチレン基、プロピレン基、トリメチ
レン基等)を表わし、R9 は炭素数1〜12、好ましく
は2〜8の直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレン基(例
えばエチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレ
ン基等)又は下記(イ)式を表わし、pは好ましくは0
〜10の数を表わす。
【0033】
【化23】
【0034】本発明で使用される色素は一般式(I)で
示される遊離酸型のまま使用してもよいが、塩型でもよ
い。また複数ある酸の基の一部が塩型のものであっても
よく、塩型の色素と遊離酸型の色素が混在していてもよ
い。このような塩型の例としてNa、Li、K等のアル
カリ金属の塩、アルキル基もしくはヒドロキシアルキル
基で置換されていてもよいアンモニウムの塩、又は有機
アミンの塩があげられる。有機アミンの例として、低級
アルキルアミン、ヒドロキシ置換低級アルキルアミン、
カルボキシ置換低級アルキルアミン及び炭素数2〜4の
アルキレンイミン単位を2〜10個有するポリアミン等
があげられる。これらの塩型の場合、その種類は1種類
に限られず複数種混在していてもよい。これ等の色素の
具体例としては、例えば以下のNo.(1)〜(24)
に示す構造の色素が挙げられる。
【0035】
【化24】
【0036】
【化25】
【0037】
【化26】
【0038】
【化27】
【0039】
【化28】
【0040】
【化29】
【0041】
【化30】
【0042】
【化31】
【0043】一般式(I)で示される色素は、周知の方
法に従って製造することができる。例えばNo.(1)
で示される色素は下記(A)〜(B)の工程で製造でき
る。 (A)2−アミノ安息香酸と1−アミノ−8−ヒドロキ
シ−3,6−ナフタレンジスルホン酸(H酸)とから常
法〔例えば細田豊著「新染料化学」(昭和48年12月
21日技報堂発行)第396頁〜409頁参照〕に従っ
て、ジアゾ化カップリング工程を経てモノアゾ化合物を
製造する。
【0044】(B)得られたモノアゾ化合物を塩化シア
ヌル懸濁液にpH4〜6、温度0〜5℃を保持しながら
加えて数時間反応を行う。次いで室温にて弱アルカリ性
でジエチレングリコールビス(3−アミノプロピル)エ
ーテルをモノアゾ化合物に対して0.5モル比加えて縮
合反応を行う。
【0045】次いで25%水酸化ナトリウム水溶液を5
0〜60℃で加え、加水分解反応を行った後、冷却し
て、塩化ナトリウムで塩析することにより、目的の染料
が得られる。本発明においては、イエローインクとし
て、カラーインデックス(CI)のアシッドイエロー2
3、並びにダイレクトイエロー86、132、142、
及び遊離酸の型が前記一般式(a)で示される化合物か
らなる群から選択されるイエロー染料の一種以上を含む
インクが使用される。
【0046】イエローインクに使用される遊離酸の型が
前記一般式(a)で示される化合物の具体例の一例は、
以下に示すようなものが挙げられる。
【0047】
【化32】
【0048】本発明においては、シアンインクとして
C.I.ダイレクトブルー86及び199、アシッドブ
ルー9並びに遊離酸の型が前記一般式(b)で示される
化合物から選ばれる少なくとも1種の色素が使用され
る。一般式(b)で示される化合物の具体例の一例は、
以下に示すようなものが挙げられる。
【0049】
【化33】
【0050】本発明で使用されるこれらの各色の水性イ
ンクは、いずれも水系の溶剤、及び色素を主成分とし、
従来公知の方法で調製される。すなわち各インク中にお
ける上述の特定の色素の含有量としては、インク全量に
対して0.1〜8重量%、特に0.5〜5重量%程度が
好ましい。尚、本発明で使用するマゼンタインクに関し
ては、印字物の濃度や彩度を向上させるため、必要に応
じて下記B群に示すキサンテン系色素を添加するのも好
ましい。その際、上記一般式(I)で示される色素と下
記B群のキサンテン系色素との配合比率は重量比で1/
9〜9/1、好ましくは2/8〜8/2である。
【0051】(B群)いずれもカラーインデックスにお
いて、アシッドレッド50、51、52、87、91、
92、93、94、95、98、及び289、ベイシッ
クレッド1、並びにベイシックバイオレット10本発明
で使用するインクに用いられる溶剤としては、水及び水
溶性有機溶剤として、例えばエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキ
サントリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコ
ール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアル
キレングリコール類;ポリエチレングリコール(重量平
均分子量約190〜400)、ポリプロピレングリコー
ル等のポリアルキレングリコール類;グリセリン;N−
メチル−2−ピロリドン、N−エチルピロリドン;1,
3−ジメチル−2−イミダゾリジノン;チオジエタノー
ル;ジメチルスルホキシド;エチレングリコールモノア
リルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメ
チルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエー
テル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類;2
−ピロリドン;スルホラン;メチルアルコール、エチル
アルコール、n−プロパノール、イソプロパノール、n
−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノ
ール、イソブタノール等の炭素数1〜4のアルキルアル
コール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコール等の
ケトン又はケトンアルコール類;テトラヒドロフラン、
ジオキサン等のエーテル類等を含有しているのが好まし
い。これらの水溶性有機溶剤の中でも、ジエチレングリ
コール等の多価アルコール、トリエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチル
エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテルが
好ましい。これ等の水溶性有機溶剤は、通常インクの全
量に対して1〜50重量%の範囲で使用されるが、好ま
しくは5〜45重量%の範囲である。一方、水はインク
の全量に対して45〜90重量%の範囲で使用される。
【0052】本発明において、インク中にその全量に対
して0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%
の尿素、チオ尿素、ビウレット、セミカルバジドから選
ばれる化合物を添加したり、又0.001〜5.0重量
%の界面活性剤、この他ポリビニルアルコール、セルロ
ース類、水溶性樹脂等の粘度調整剤、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン等の表面張力調整剤、緩衝液
等によるpH調整剤、防黴剤等を添加することによっ
て、インク品質、印字後の速乾性及び印字品位等をより
一層改良することができる。
【0053】本発明の方法では各色インクのpHを、好
ましくは5〜11、より好ましくは6〜10に維持して
用いることで各色インクの保存安定性をさらに改良する
ことができる。本発明は、インクジェット記録方式のプ
リンター用インクとして、上記のような特定のマゼン
タ、イエロー、及びシアンのインクを組み合わせて使用
することによって、良好なフルカラー印刷等のカラー画
像の形成が行えるものである。インクジェット記録方式
のプリンターとしては、電気エネルギーを使用する方
式、又は熱エネルギーを使用する方式、及びオンデマン
ド方式、又はコンティニュアス方式のいずれにも使用で
き、特に限定されない。
【0054】
【実施例】以下本発明を実施例について更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限りこれ等の実施
例に限定されるものではない。尚、下記において、部又
は%とあるのは特に断らない限り、重量基準である。ま
た、色素No.は前示の例示色素のNo.に対応する。
【0055】〔参考例1〕 (インクの調製)下記に示した組成の各成分を混合し、
次いで平均孔径0.45μmのテフロンフィルターで加
圧濾過した後、真空ポンプ及び超音波洗浄機で脱気処理
して、マゼンタ、イエロー、及びシアンの各色の水性イ
ンクを調製した。
【0056】マゼンタインク(1) イエローインク(1) シアンインク(1)
【0057】マゼンタインク(2) イエローインク(2) シアンインク(2)
【0058】マゼンタインク(3) イエローインク(3) シアンインク(3)
【0059】マゼンタインク(4) イエローインク(4) シアンインク(4)
【0060】マゼンタインク(5) イエローインク(5) シアンインク(5)
【0061】〔参考例2〕 (被記録材の調製)基材として厚さ150μmのポリ塩
化ビニルフィルムを用い、インク吸収層としてポリアミ
ド樹脂水溶液(固形分30%)50重量部及び尿素ホル
マリン樹脂12重量部からなる組成物をバーコーターを
用いて乾燥膜厚20μmになるようにフィルム上に塗布
し、これを80℃で10分の条件で乾燥し、被記録材を
得た。
【0062】実施例1 参考例1で得られたマゼンタインク(1)、イエローイ
ンク(1)、及びシアンインク(1)の3色からなる1
セット、マゼンタインク(3)、イエローインク
(3)、及びシアンインク(3)の3色からなる1セッ
ト、マゼンタインク(4)、イエローインク(4)、及
びシアンインク(4)の3色からなる1セット、更にマ
ゼンタインク(5)、イエローインク(5)、及びシア
ンインク(5)の3色からなる1セットとしたインクセ
ットを各々用いて、インクジェットプリンター(商品名
IO−735、シャープ社製品)を用いて、電子写真用
紙(ゼロックス株式会社製品)、ポンド紙、及びストッ
クフォーム用紙(ライオン事務機株式会社製品)の各々
にインクジェット記録を行い、下記(a)、及び(b)
の方法による速乾性及び印字品位の評価を行った。
【0063】(a)速乾性 インクジェット記録後、60秒間放置後、印字部を指で
こすり、画像のずれの有無を目視で判定したところ、い
ずれの場合も画像のずれは観察されなかった。 (b)印字品位 印字された各ドットについて顕微鏡観察し、ドット周辺
のフェザーリング(ヒゲ状の滲み)の有無、及び輪郭の
シャープさを目視により評価したところ、いずれも結果
は良好であった。
【0064】また、下記(c)〜(f)の方法に従っ
て、インクジェット記録に関する評価を行った。 (c)インクの長期保存性 インクをガラス容器に密閉し、0℃と60℃で6ケ月間
保存した後でも、不溶分の析出は認められず、インクの
物性や色調にも変化がなかった。 (d)吐出安定性 室温、5℃、及び40℃での雰囲気中でそれぞれ24時
間の連続吐出を行ったが、いずれの温度でも終始安定し
た高品質の記録が行えた。 (e)吐出応答性 2秒毎の間欠吐出と、2ケ月間放置後の吐出についてオ
リフィス先端での目詰まりを観察したが、いずれも認め
られず、安定で均一な吐出が行えた。 (f)記録画像の品質 記録された画像は、濃度が高く鮮明であった。室内光に
3ケ月間晒した後の濃度の低下率は1%以下であり、ま
た水中に1分間浸漬した後の画像の滲みも極めて僅かで
あった。また、記録されたフルカラーの画像もその色バ
ランスが良好で、原色に近い記録が行えた。
【0065】実施例2 参考例1のマゼンタインク(2)、イエローインク
(2)、及びシアンインク(2)を1セットとして用い
て、参考例2の被記録材上に実施例1と同様にして記録
を行い、(a)〜(f)の評価を行った結果、いずれも
良好であった。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、マゼンタ、イエロー、
及びシアンの3色の水性インクに使用されている色素
は、それぞれがいずれも液媒体中における溶解安定性、
保存安定性、記録特性(信号応答性、液滴形成の安定
性、吐出安定性、長時間の連続記録性、長時間の記録休
止後の吐出安定性)、被記録材への定着性等の諸物性に
優れ、一般のインクジェット方式の水性インクとしての
適性も有しており、特に全てのインクがバランスのとれ
た優れた記録画像の耐候性、耐光性、耐水性、色調の鮮
明性、色濃度、相互の演色性を有するため、優れた品質
のカラー画質を与えることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット方式により、マゼンタ、
    イエロー、及びシアンの水性インクを吐出し、カラー画
    像を形成する方法において、各色インクが、それぞれ下
    記(1)〜(3)の群から選択される色素の一種以上を
    含有することを特徴とするカラー画像の形成方法。 (1)マゼンタインク;遊離酸の型が下記一般式(I)
    で表わされる色素。 一般式(I) 【化1】 〔式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 及びR6 は、そ
    れぞれ独立に、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のア
    ルキル基、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルコ
    キシ基、ハロゲン原子、水素原子、ヒドロキシル基、置
    換もしくは非置換のカルバモイル基、置換もしくは非置
    換のスルファモイル基、置換もしくは非置換のアミノ
    基、ニトロ基、スルホン酸エステルの基、スルホニル
    基、カルボキシル基、又はカルボン酸エステルの基を表
    わす。m,nはそれぞれ独立に0,1,または2の数を
    表わす。X1 ,X2 は夫々独立に、−OR7 で示される
    基を表わし、R7 は、水素原子、炭素数1〜8のアルキ
    ル基、炭素数2又は3のアルケニル基、アリール基、ア
    ラルキル基、シクロヘキシル基、または含窒素複素環基
    を表わし、これらのうち水素原子以外の基は更に置換基
    を有していてもよい。Y1 は下記一般式(II)〜(IV)
    で示される基及びA群の基から選ばれる二価の結合基を
    示す。 一般式(II) 【化2】 (式中、R8 及びR10はそれぞれ独立に炭素数1〜8の
    直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレン基を表わし、R9
    は炭素数1〜12の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキレ
    ン基、又は、下記(イ)式を表わし、pは0〜20の数
    を表わす。 【化3】 一般式(III) 【化4】 (一般式(III)中、R11,R12は水素原子又はメチル基
    を表わす。) 一般式(IV) 【化5】 (一般式(IV)中、R13,R14は水素原子、メチル基又
    はメトキシ基を表わす。) (A群) 【化6】 (2)イエローインク;カラーインデックス(C.
    I.)でアシッドイエロー23、ダイレクトイエロー8
    6、132及び142、並びに遊離酸の型が下記一般式
    (a)で示される色素。 一般式(a) 【化7】 {式中、Ar、Ar1 はそれぞれ独立にアリール基又は
    置換アリール基を表わし、Ar、Ar1 の少なくとも一
    つはCOOH基及びCOSH基から選択される置換基を
    少なくとも一つ有し、J、J1 はそれぞれ独立に下式
    (i)、(ii)又は(iii)で表わされる連結基である。 【化8】 〔式中、R19は水素原子、アルキル基、置換アルキル
    基、アルコキシ基、ハロゲン原子、CN基、ウレイド基
    及びNHCOR20基から選択され、R20は水素原子、ア
    ルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール
    基、アラルキル基又は置換アラルキル基であり、W1
    アルキル基であり、W2 は水素原子、CN基、CONR
    2425基、ピリジニウム基及びCOOH基から選択さ
    れ、Qは炭素数2〜8のアルキレン鎖であり、W3 は水
    素原子、アルキル基又はCOOH基であり、R24、R25
    はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基又は置換アルキ
    ル基である。〕。R15、R16、R17、R18はそれぞれ独
    立に水素原子、アルキル基、置換アルキル基を表わし、
    Lは2価の連結基であり、qは0または1であり、
    3 、X4 はそれぞれ独立にカルボニル基又は下式(i
    v)、(v)又は(vi)で表わされる連結基である。 【化9】 〔式中、Z1 はOR21、SR21又はNR2223であり、
    2 は水素原子、塩素原子又はCN基であり、Y3 は塩
    素原子又はCN基であり、R21、R22、R23はそれぞれ
    独立に水素原子、アルケニル基、置換アルケニル基、ア
    ルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール
    基、アラルキル基又は置換アラルキル基であり、又はR
    22及びR23はこれらが結合された窒素原子と一緒に5員
    環又は6員環を形成する場合がある。〕。一般式(a)
    で表わされる化合物はSO3 H基を持たない場合は少な
    くとも2つのCOOH基及びCOSH基から選ばれた基
    を有し、SO3 H基を持つ場合は、COOH基及びCO
    SH基から選ばれた基が少なくともSO3 H基の数と同
    数である。} (3)シアンインク;カラーインデックス(C.I.)
    でダイレクトブルー86及び199、アシッドブルー
    9、並びに遊離酸の型が下記一般式(b)で示される色
    素。 一般式(b) 【化10】 Pc(SO3 H)j (SO2 −NR26−L1 −NR27−X4 −NR28−G)k (b) {式中、Pcは金属を含有するフタロシアニン核であ
    り、R26、R27、R28はそれぞれ独立に水素原子、アル
    キル基、置換アルキル基、アルケニル基、置換アルケニ
    ル基、アラルキル基又は置換アラルキル基であり、L1
    は2価の連結基であり、X4 はそれぞれ独立にカルボニ
    ル基又は下式(vii)、(viii)又は(ix)で表わされる連
    結基である。 【化11】 〔式中、Z3 はNR2930、SR31又はOR31であり、
    4 は水素原子、塩素原子、Z3 、SR32又はOR32
    あり、Y5 は塩素原子又はCN基であり、R29、R30
    31、R32はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、置
    換アルキル基、アリール基、置換アリール基、アラルキ
    ル基又は置換アラルキル基であり、又はR 29及びR30
    これらが結合された窒素原子と一緒に5員環又は6員環
    を形成してもよい。〕。GはCOSH基及びCOOH基
    から選択された1個又は2個の基によって置換された無
    色の有機基であり、(j+k)は3〜4である。一般式
    (b)で表わされる化合物は少なくとも1つのSO3
    基を有し、かつCOSH基及びCOOH基から選択され
    た基をSO3 H基と同数以上有する。}
  2. 【請求項2】 マゼンタインクが、遊離酸の型が前記一
    般式(I)で示される色素から選ばれる少なくとも一種
    の色素、及び下記B群中に示されるキサンテン色素から
    選ばれる少なくとも一種の色素とを含有するインクであ
    ることを特徴とする請求項1記載のカラー画像の形成方
    法。 〔B群〕カラーインデックス(C.I.)において、ア
    シッドレッド50、51、52、87、91、92、9
    3、94、95、98、及び289、ベイシックレッド
    1、ベイシックバイオレット10
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