JPH11302103A - 加熱蒸散方法 - Google Patents
加熱蒸散方法Info
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- JPH11302103A JPH11302103A JP10153517A JP15351798A JPH11302103A JP H11302103 A JPH11302103 A JP H11302103A JP 10153517 A JP10153517 A JP 10153517A JP 15351798 A JP15351798 A JP 15351798A JP H11302103 A JPH11302103 A JP H11302103A
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Abstract
にわたり薬剤を持続して揮散させることができる殺虫マ
ットの加熱蒸散方法を提供することにある。 【解決手段】 薬剤を保持した殺虫マットにおいて、該
マットの薬剤の蒸散面となる面の表面温度が60〜11
0℃となるように加熱することを特徴とする加熱蒸散方
法。
Description
およぶ長い期間にわたり薬剤を持続して揮散させること
ができる殺虫マットの加熱蒸散方法に関する。
たん加熱装置にセットすると7〜8時間程度でその効果
を消失することから、使用頻度が多い夏季では毎日マッ
トを交換しなくてはならず手間がかかるものであった。
このような手間を減らす目的で、加熱装置に一度セット
すればある程度の期間は使用することができるようにし
た殺虫マットが検討されている。例えば、特公昭61−
35966号公報には、アレスリンを有効成分とする電
気蚊取用殺虫剤にアレスリン量の25〜100%量のサ
イネピリン500を配合する殺虫効力持続法が示されて
おり、アレスリンの揮散持続時間を8〜10時間とする
ことが可能であると記載されている。さらにプラレトリ
ンを含有する加熱蒸散用殺虫マットにおいては、0.5
〜10倍量のサイネピリン500を配合することで、一
定量の殺虫成分を長時間、たとえば12時間使用しても
十分な効力をもつように揮散させることができることが
知られている。
ってさらに殺虫マットの使用期間を延ばすことが検討さ
れている。その1つを例示すれば、ポリアミド製容器に
固型製剤の薬剤含有体を収納して、発熱体で薬剤含有体
下面を約110℃となるように加熱蒸散すると、d−ア
レスリンやプラレトリンでは84時間の有効揮散が得ら
れることが知られている。ところが上記の技術をもって
しても薬剤の揮散できる期間は十分とはいえず、また製
剤中の薬剤が収納容器に移行したりして有効量の揮散を
得ることが難しいという問題点を有している。
ことは、上記のような欠点を解消し、従来よりも長い期
間にわたって殺虫マットから薬剤を持続して揮散させる
ための手段を提供することにある。
た結果、殺虫マットの蒸散面となる面の表面温度を特定
の範囲に設定することにより、従来では達成し得なかっ
た約360時間にもおよぶ長い期間にわたり薬剤を持続
して揮散させることができ、それによって上記の課題を
満足することを見いだし本発明に至った。
て、該マットの薬剤の蒸散面となる面の表面温度が60
〜110℃となるように加熱することを特徴とする加熱
蒸散方法。
面となる面の表面温度を60〜110℃とするための手
段を幾つか例示すると、マット基材に厚みを持たせた
り、複数のマット基材を層状とした構造としたり、
マット基材の間に緩衝層を設けたり、マット基材と加
熱装置のヒータとを線及び/又は点で接触させたりする
方法などが挙げられる。これらについて具体的な例を示
すと、においては、基材の一方の面に薬剤を薄膜状に
塗布させたり、印刷などする、においては、マット基
材を複数層として、その最上部の基材に薬剤を保持させ
る、については、マット基材に金属膜や撥水・撥油膜
を挟持させる、については、少なくともヒータと接す
る面に凹凸などを設けて、ヒータとマット基材が点及び
/又は線接触させるなどが挙げられる。
えば耐熱性の容器に収納したり、殺虫マットを挟み込み
状態に保持しうる構造を有する容器に保持させたり、加
熱装置のヒータと殺虫マットとに一定の間隙を設けた
り、ヒータの発熱温度を調整するなどの方法であっても
よい。そしてこれらの方法は状況に応じて、殺虫マット
の蒸散面となる面の表面温度が所定の温度範囲となるよ
うに1つまたは2種以上を組み合わせて用いることがで
きる。
を測定するに際しては、通常は加熱装置のヒータと接し
ない面であって、その面積が最大の面の中央部付近の温
度を熱電対表面温度計で測定すればよい。場合によって
はその周囲、もしくはマット基材の表面より若干内側の
部位を測定してもよい。
ンター、パルプなどの天然繊維:羊毛、綿、絹などの動
植物性繊維:レーヨンなどの再生繊維:アクリル、ポリ
エステルなどの合成繊維:ガラス、石綿などの無機繊維
から得られる紙、不織布、黒鉛、CaCO3、Si
O2、Al2O3、パーライト、白陶土、タルク、セピ
オライト、ベントナイトなどの無機質粉:焼結金属:ポ
リエチレン、ポリフッ化ビニリデンなどのプラスチック
発泡体などが示される。
形態は任意であり、例えば、凹凸状としたり、両面に凹
部を設けたり、層状としたりすることができる。複数の
マット基材を層状とする場合には、加熱装置のヒータと
接するマット基材は、ある程度の熱伝導性を有するもの
が好ましい。熱伝導性が低い基材を選択すると、マット
基材の緩衝作用により薬剤の揮散に必要な熱が達せず薬
剤の揮散が不十分となったり、それを防ぐためにヒータ
の温度を高くする必要があり安全性や経済性等の点から
好ましくはない。
てアルミニウムなどの金属膜、シリコーン系やフッ素系
の撥水・撥油剤(材)などを用いることができる。この
緩衝層の厚みとしては0.01〜1.0mm、好ましく
は0.03〜0.5mmが例示される。これらの緩衝層
は薬剤を保持したマット基材に均一に所望の熱量を供給
するのに有利に働いたり、他のマット基材に薬剤が移行
するのを防止する作用をも有する。この他にも、単にア
ルミニウムをマット基材で挟んだものであってもい。
み合わせて層状とする時には、それぞれをバインダーな
どで結合すればよく、そのようなバインダーとしては、
例えば、カルボキシメチルセルロースなどの各種セルロ
ース誘導体、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポ
リアクリルアミド系重合体、ポリビニルメタクリレー
ト、ポリサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ア
クリル系樹脂、ポリピロピレン、ポリエチレン、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体、フェノール樹脂などが挙げられ
る。
m2の大きさであって、マット基材の厚みとしては、
0.5〜10mm、好ましくは1〜5mmが例示され
る。
成分、殺菌成分、防黴成分などが挙げられる。殺虫成分
としては公知の各種化合物が使用でき、有機リン系化合
物、カーバメイト系化合物、ピレスロイド系化合物など
が挙げられ、これらの中でもピレスロイド系化合物が安
全性が高いことなどから好ましい。その具体例を示す
と、ピナミンフォルテ、バイオアレスリン、エキスリ
ン、プラレトリン、フタルスリン、レスメトリン、フラ
メトリン、ペルメトリン、フェノトリン、フェンバレレ
ート、シペルメトリン、シフェノトリン、エムペントリ
ン、テラレスリン、エトフェンプロックス、トランスフ
ルスリン、イミプロトリンなどが挙げられる。さらにこ
れらの異性体および類縁体を用いてもよい。これらのマ
ット基材での保持量としては、例えば1〜90重量%が
示される。
ルブトキサイド、オクタクロロジプロピルエーテルなど
の共力剤、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノ
ール、ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒロドキシフェニル)プロピオネート、3−t−ブチ
ル−4−ヒロドキシアニソールなどの酸化防止剤、水、
アルコール類、グリコール類、エーテル類、エステル類
などの溶剤、さらには保留剤、香料、染料などをマット
基材に適宜保持させてもよく、必要に応じてインジケー
タ機能を付与してもよい。
めの手段としては、滴下、塗布、浸漬、印刷(蒸散面と
なる面に印刷することが好ましい)などが挙げられる。
本発明の加熱方法は特に制限はされるものではなく、殺
虫マットと熱源とが接触または非接触の何れの状態であ
ってもよい。そして使用できる熱源としては特に制限は
されないが、例えば抵抗ヒータ(ニクロム線など)、半
導体(PTC)などを利用した発熱板や加熱ヒータなど
が汎用性があり、安全性の点から好ましい。この他にも
アルコールやガスなどの燃焼熱を利用したり、触媒反応
によるもの、空気及び/又は水と接触して発熱する物質
を用いたもの、熱風を用いるものなどが挙げられ、これ
らを直接的あるいは間接的に利用することができる。こ
れらの熱源としては、80〜180℃程度のものが好ま
しい。
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
m)とパルプ製のマット基材B(22mm×35mm×
1.8mm)との間にアルミニウムシート(22mm×
35mm×0.08mm)を挟持した3層構造のマット
を作成した。このマット基材Aに殺虫組成物800mg
を滴下して含浸させ殺虫マットを得た。ここで殺虫組成
物としては、プラレトリン300mgを色素と共に加熱
により蒸散する脂肪族系溶剤に溶解させ全量を800m
gとしたものを用いた。
35mm×1.5mm)とした殺虫マットを得た。
35mm×1.3mm)およびアルミニウムシートのサ
イズを(22mm×35mm×0.3mm)とした殺虫
マットを得た。
がヒータと接するように加熱装置に設置し、マット基材
Aの表面温度が約100℃となるように連続して加熱し
た。加熱開始から1日目、10日目および31日目にお
いて、12時間あたりのプラレトリンの揮散量(mg)
を測定した。揮散量の測定は、シリカゲルトラップでプ
ラレトリンを捕集してガスクロマトグラフにて定量し
た。試験の結果、プラレトリンを31日間にわたり持続
して揮散できることが確認された。その結果は表1に示
した。
する殺虫試験を次のとおり実施した。6畳居室の床面中
央に加熱装置を置き、実施例2の殺虫マットのマット基
材Bがヒータと接するように設置し加熱した。そして加
熱開始と同時にアカイエカ(雌成虫)15匹の入ったス
テンレスゲージを床から0.75mおよび1.5mの高
さに2箇所ずつセットし、薬剤の曝露時間の経過にとも
なうアカイエカのノックダウンを観察する。また実施例
3の殺虫マットについても同様に試験を実施した。試験
の結果、十分なノックダウン効果が得られることが確認
できた。この結果は表2に示した。
ぶ長い期間にわたり薬剤を持続して揮散させることがで
きる殺虫マットの加熱蒸散方法を提供することができ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 薬剤を保持した殺虫マットにおいて、該
マットの薬剤の蒸散面となる面の表面温度が60〜11
0℃となるように加熱することを特徴とする加熱蒸散方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15351798A JP4361147B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 加熱蒸散方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15351798A JP4361147B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 加熱蒸散方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11302103A true JPH11302103A (ja) | 1999-11-02 |
| JP4361147B2 JP4361147B2 (ja) | 2009-11-11 |
Family
ID=15564276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15351798A Expired - Fee Related JP4361147B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 加熱蒸散方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4361147B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002293703A (ja) * | 2001-01-29 | 2002-10-09 | Fumakilla Ltd | 加熱蒸散薬剤用インジケータ |
| JP2010531843A (ja) * | 2007-06-29 | 2010-09-30 | ツォベーレ ホールディング ソシエタ ペル アチオニ | 揮発性物質の蒸発のためのタブレット及び装置 |
| JP2016539081A (ja) * | 2013-09-25 | 2016-12-15 | アグロフレッシュ インコーポレイテッド | 揮発性化合物の無溶媒送達のためのシステムおよび方法 |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP15351798A patent/JP4361147B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002293703A (ja) * | 2001-01-29 | 2002-10-09 | Fumakilla Ltd | 加熱蒸散薬剤用インジケータ |
| JP2010531843A (ja) * | 2007-06-29 | 2010-09-30 | ツォベーレ ホールディング ソシエタ ペル アチオニ | 揮発性物質の蒸発のためのタブレット及び装置 |
| JP2016539081A (ja) * | 2013-09-25 | 2016-12-15 | アグロフレッシュ インコーポレイテッド | 揮発性化合物の無溶媒送達のためのシステムおよび方法 |
| JP2020063267A (ja) * | 2013-09-25 | 2020-04-23 | アグロフレッシュ インコーポレイテッド | 揮発性化合物の無溶媒送達のためのシステムおよび方法 |
| US10869473B2 (en) | 2013-09-25 | 2020-12-22 | Agrofresh Inc. | Systems and methods for solvent-free delivery of volatile compounds |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4361147B2 (ja) | 2009-11-11 |
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